今日の市況(2010年07月15日)
中国の1-6月期のGDP成長率は11.1%増でCPIは2.6%増だと言います。不動産は規制を掛けるほど上がるし良い国ですね。過去の日本も終身雇用や年功序列の仕組みを称えられ「ジャパンNO1」といわれた時期があったのですが…何年もデフレで苦しむとは…本当に応用力のない日本銀行の無策振りです。みんなの党の渡辺代表は日銀法を改正して、インフレターゲット論を導入しようと主張しているとか…。キャスティングボートを握っているから、政策実現の可能性が無いわけではありません。実現できれば嬉しいな。株や土地を日銀が買えば簡単にハッピーになります。
理論的には公認会計士が間違ってなければ…あるいはデフレが加速しなければ、今の株価は異常に安い水準です。NY市場は7連騰です。日本人はなかなか株を買わないから、残念ですがNY市場の株価の動向に、日本株も大きく影響を受けますね。現在25日線が10150ドルラインですから、たとえ休んでも、この水準を大きく割り込まずに切り返せば先高観が強くなりますね。4月から3ヶ月間下がりっぱなしだから、そろそろ売り厭き気分が蔓延しているのでしょう。
どうしても最初の戻りの場面は、既に投資心理が変わっているから売り物が出てきます。僅かな売りでも、なかなか消化されないから動きは鈍いですね。下げの最後の場面は、下がり方は加速しながら早くなるので、投資心理が弱気に傾いてしまいます。しかしNY市場は一本調子の7連騰ですからね。検索していませんが、このように連騰している株式に注目すると良いですね。連騰する株は注意が必要です。一度、25日線から実線が顔を出すと多くの場合株価は休みますが、この次の上昇は参加者が増えます。だから株価の真空地帯なら値幅効果の期待が持てるのです。次の上げは値幅効果が得られます。
やはり6月30日、7月1日、2日辺りで、安値を形成した銘柄が多く、その後、株価が連騰しており、業績の改善が期待されるものは注目されます。問題は株価が、どの程度業績の動向を織り込んでいるか? 決算数字発表前に株価が下げていれば、業績数字の如何により再び上昇するものもあるでしょうし、期待以下ならば、そこから加速して下がることも考えられます。4-6月期は好調です。問題は7-9月期から10-12月期の数字の推移です。
2番底を警戒する人は、金融規制の強化から融資が厳格化され景気が後退するとか…、政策支援の補助金政策の期間切れの影響を心配しています。しかしインテルの見通しをみても設備投資額の推移を見ても分かるように、かなり2番底回避が有望のようです。この金融規制も抜け道が多いと言われています。8月にも投資が再開されると言う読みも市場に存在し、事実、そのようなスケジュールで株価は動いているようです。ただ欧州のストレステスト発表延期をドイツは求めているとか…、読売新聞は報じていましたね。
まぁ、当たらぬ予想をしても仕方ありません。あと10日間もすれば方向性がハッキリするのでしょう。例えばNY市場の株価を観てもわかるように、下値を切り下げており、尚且つ、200日線上(10374ドル)の下に株価は位置しているので、まだ底入れになるかどうか分かりません。

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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2010年07月15日 17:13
