未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年06月09日)

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最初に菅総理が述べた「最小不幸社会の実現」には唖然としました。
時代を象徴した人が総理になられたような、失われた時代を転換できない日本か…。高杉晋作は倒幕のために奇兵隊を興し戦うのですが、奇兵隊内閣の戦う相手は既得権力社会なのでしょうか? 一体、念頭にある対象は何処なのでしょう。官僚嫌いが有名ですが、最近は変化しているようなのです。だから消費税の話しを持ち出しています。

しかし…確かに時間がないのですが。別にどっちでも良いのです。国債金利は1%台で自前の調達資金が切れるまでに、あと2年以上の余裕があるのでしょう。どうせ最後は嫌でも円安でインフレ社会が到来しますから…。財務大臣をなさっていたので洗脳されているのでしょう。借金が悪だと考えていますね。まだ日本は捨てたものではありません。出だしは疑問ばかりが目立つ新総理ですが、荒井大臣が述べたように「デフレ克服」に力を注ぐようです。実は日銀金融政策決定会合に出席することもある財務副大臣に、池田元久氏が就任と報じられたことが市場の関心事になっています。

報道によれば、彼は『民主党内でインフレ目標の導入などを主張している「デフレ脱却議員連盟」の顧問を務めている。4月16日にロイターが配信したインタビューでは、日銀の追加緩和について、「不十分だ。自ら積極的に動いておらず、日本経済の長期低迷状態と戦う意識が薄い」と明言。「政府が物価などの数値目標を設定し、日銀がその目標の達成に努める。手段は日銀が決めるが、結果については説明責任を負うという枠組みを作ることが重要」「金融緩和に壁を作るような(長期国債買い入れの銀行券)ルールは撤廃すべき。それだけでもアナウンスメント効果が期待できる」と述べていた。』となっていました。

確かに皆さんの投資心理は弱いのでしょう。
昨日は割れないと考えていた9878ドルの壁を、NYダウは一時割れ、反発しましたが予断を許せません。日本株も僅かな外人売りを消化できずに、新安値まで株は下げています。しかし新政権がデフレを克服する為に頑張るなら株は上がりますね。方法は簡単なことです。土地担保融資を復活させれば良いのです。朝日新聞では預貸比率の話が報じられており150兆円のお金が余り、国債を買っていることが報じられていました。150兆円もお金があるのに…過剰な清貧思想が跋扈して、金融を監督する当局の馬鹿げた規制が矛盾を生んでいます。振興銀行が叩かれています。詳しい内容は分かりませんが、最後の貸し手が虐められています。この預貸率の低下で150兆円の金余りを有効に使えば良いのです。

気になる金融規制の行方で…GSがまた叩かれていました。
米議会の金融危機調査委員会はGSに対し書類の提出命令を出したと発表しました。資料の提出や社員らへの事情聴取を再三要請したにもかかわらず、GSが適切に対応しなかったためと言います。何しろ前に25億ページもの膨大な電子データを提出したそうで、これが時間稼ぎと見られたようです。更に英金融大手バークレイズのロバート・ダイヤモンド社長は8日、米議会で最終法案の作成が進められている金融制度改革法案について「米国の銀行からデリバティブを扱う部門を奪えば米国の金融機関は不利な状況に追い込まれる」との見方を示したとか…。FRB議長は2番底懸念を否定したけれど、世界の株価はその方向性に動いているようにも見えますね。

中国の所得倍増論は内需拡大を意味します。
確かに3割もの賃上げを余儀なくされた台湾の鴻海精密工業の郭台銘会長は「われわれは分岐点に達した。今後は中国の安価な労働力に頼ることはできない」と述べたそうです。同社も労働争議に見舞われ、一部の労働者の賃金を2倍に引き上げると発表したそうですから…。今日は中国の自動車販売のブレーキを嫌気して、自動車株が下げていましたが伸びているのですよ。確かに1600CC以下のクラスは在庫があるようですが…本日の此方の記事を見ればマツダは有望ですね。流線型の車の形が中国では好まれておりマツダの車が紹介されていました。

ポジティブな米国は、中国は消費大国になるから所得倍増論を歓迎していますが、日本はネガティブな捉え方をしていますね。良く考えればプラスですね。あと2日ですね。オプションに絡んだ動きはきっと背景にあるのでしょう。年金基金が少し買えば大丈夫なのに運用担当者に人がいませんね。最近、何故、私がマスコミ批判を繰り返すのか?と言えば、就任した早々、荒井国家戦略局大臣の事務所費問題を読売新聞は3面記事トップ扱いでした。妬みで叩く社会を作っているのはマスコミでしょう。折角、新しい芽が出てきて日本にも動きがあったのです。ライブドアの堀江氏に、グッドウィルの折口氏、そうしてダヴィンチの金子氏など。僕は頑張る人間を応援したいですね。

官僚批判をずいぶん述べましたが、最近はかたる君も考え方が変わってきました。彼らもがんばっています。仕分け作業などの一連の動きを見て、それを含め方向転換すべきだと最近は考えています。どうしたら良い国を作ることが出来るのか? その建設的な方針を大切にして新聞は論評を展開すべきでしょう。頑張れ!菅内閣。


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投稿者 kataru : 2010年06月09日 17:21