未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年06月03日)

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本日の日経平均株価の310円高は今年最大の上げ幅だと言います。
「今日の市況」では予てから底入れを示唆していました。25日から27日の3日間とその後の上げ、そうして何より昨日の下値が27日の安値を下回らずに、本日の株価は9914円となり、8日、31日の高値9831円を上回ったので底値を確認したチャートに見えます。上げ方は未知数です。昨年12月のパターンもありえますが、私は2月のパターンを想定して動いています。相場観とは単なる推理です。当たらないことを前提に、毎日、修正すれば良いのでしょう。

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どの回復パターンを歩むか?…により相場の強さが見えます。
今日の日経新聞の空売り比率を考え、大きなマイナス乖離などを考慮してチャートの形をみると、一気に75日線上の10558円近辺まで戻ってもなんら不思議はありません。しかし米国の金融規制の行方やEUの銀行ストレステスト動向などを考えると、スケジュール的に25日線上の10218円までの戻りで、若干の調整後上昇すると言うパターンを考える人もいるでしょう。どちらにしても、追証などを含めたポジション調整は終了し、戻り相場の展開になるのでしょう。底入れ後の株価の動きは、追証などの投げ物である待ったなしの売りがないです。利食いは時間的なゆとりがあり、急ぐ売りは少なくなりますから、当然、需給バランスは改善されます。

本日は円安論者の菅総理誕生期待で輸出株中心に先物から大きく戻ったようです。更に亀井金融相の退陣観測から、サラ金規制緩和の読みに繋がり、この観測を背景にノンバンクも上がっていました。先日来、人気になっていたアルプスは新高値、かたる注目のDENAも新値を更新しています。DENAは2940円分割前の上場来高値です。あと僅かですね。

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今日は相場論を少し展開しましょう。
かたるが商船三井にご執心だったことは周知の事実ですが、最近、折角、コンテナ船市況も回復しバルチック指数も高く、業績の見通しが良いにも拘らず、あまり採り上げないのは…面白さに欠けるからです。昨年の今頃に相場になれば大きくなる期待があり、参加していましたが業績が見えるようでは先が知れています。故に、IRNETでは、あまり採り上げなくなりました。

株は「強弱観が命」なのです。
今はマツダなのです。しかし年末に近付けばマツダも相場妙味は徐々になくなります。業績は好調なのですが、数字が見えるようになるからです。今は為替の見通しも分かりませんから、当然、強弱観が対立しますね。だから面白いのですね。007も同じなのですよ。分からないから面白いし、知りたくなるのが人間と言う動物ですね。商船三井とマツダの違いは業績の進行度なのです。

当面は戻り売りを浴びますから、相場の上値は限られ勢いはありません。だから新高値銘柄に人気が集まります。DENAのような上場来高値挑戦銘柄なら、尚、良いのです。同じ新高値ですが、アルプスより魅力がありますね。まぁ、かたる流の見方ですから、当たっているかどうか…当然、分かりません。でもこの考え方は非常に重要なのですね。銘柄選別において、業績が良いものを買うんじゃないのです。株式を買うのは変化率を買うのです。だから業態が変化して、急成長する企業は、当然、注目されますね。

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投稿者 kataru : 2010年06月03日 09:16