未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年05月13日)

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少し意外な印象を持ちました。日産自動車の決算数字です。
良いことはいいのですが、中国はあまり儲からないかも…。もっとも価格の安い車が売れていたのでしょう。今、奇端汽車などの躍進企業は在庫整理に追われ、生産を落とすそうですね。マイナスではありませんが破竹の勢いが減速している数字でした。ただGMなどの海外勢は好調さを継続しているようです。価格の高い車の売れ行きはそう落ちてない。…とも読めます。やはり1600CC以下の税制優遇処置が切れた影響かもしれません。今年は中国以上に米国が注目されます。200万円以上の車が主流の国ですから、粗利は高いはずです。今年度の設備投資の変化率はマツダが一番高かったですね。しかし今まで抑制していたから簡単に比較できませんが…。日産も設備投資が増え収益を圧迫するのかもしれません。週末にでも決算数字の分析をする事になるかな? 今日のツガミはどうだったのでしょう? 

米国の株価は予想外に強く、ようやく日本の弱気心理が改善し始めています。
しかし本日は指数によるインデックス買いのようですね。個別銘柄でこれは…と思うのはサプライズ決算だったアルプスかな? これは読める動きだったのです。私はどちらかと言えばDENAのほうに興味をそそられます。でも多くの銘柄は好決算でも一時的で普通は売られるものです。通常は事前に知っているケースが多いですから…。むしろ面白いのは赤字決算で上がる株ですね。前回のツガミがそうですね。サンケン電気もそうでした。エレクトロンの好決算の影響か? 東京精密も上げていました。設備投資株の数字は変化率が命です。

さてまだ株式相場は安心できませんよ。
今日の株価が高いのでホッとしている人が多いと思いますが、悲観をすることはありませんが楽観は禁物です。AIGの仕組み債取り引きを調査していると言いますね。武富士がメリルを相手に訴訟を起こしましたね。果たして、ちゃんと説明責任を果たしていたかどうか? 最近のこのような一連の動きの背景にあるのは、オバマ大統領の金融改革に対する情熱です。確かにシステム不安を起こしたのですから行き過ぎていたので、金融規制は必要でしょうが、このさじ加減がなかなか見えてきません。だから大きな株価上昇を望むのは無理があります。霧が晴れないと航海はできませんね。

この辺りの見方により、相場のシナリオが決まるわけですね。ヘッジファンドのグループが銘柄を選別する時は業績の向上は当たり前ですが、世の中の流れを捉えないと上手く行きません。スマートグリッドがどうなるのか? 環境問題を考え、車もHVからEVへ向うのか?…とか、中国のゴミ処理問題でタクマなどのごみ焼却炉メーカーの業績が関心を持たれたり…水ならば、多くの人は荏原を連想しますが業績が今一だから、条件に合わないとか…。なかなか世の中の動きと業績動向が合う株が見つかるかどうか?

仮に見つかっても、今度は仕掛け人の力量が問題になります。例えば私は商船三井を、ずっと狙っており売り買いを続けていましたが、誰の目にも明らかに業績改善が分かるようになった今は、面白みに欠けるのです。やはり昨年の相場の弱い時に、バルチック海運株指数が下がっている時に、仕掛ければ面白かったのですね。ツガミのように仕手化していた筈です。旬を逸した株は面白くありませんね。これからマツダの業績が大きく改善します。だから早めに仕掛けたほうが、相場として面白いのですね。年末近くの業績の伸びが確認できる段階では、もう旬を逸する可能性があります。赤字の時にやるのが面白いのです。あとで買ってくれる人が出てきますからね。最初は空売りを仕掛けた人達が高値を買ってくれ、最後は一般の機関投資家が、リスクがなくなるから上値を買ってくれます。

この速度計算が難しいのです。今日は飛行機のジャムコを利食いしましたが、何れ1000円以上になる株なのです。ただあまり早くやり過ぎても駄目なのですね。難しいですね速度計算は…。

今日も時間がないし明日もありません。ごめんなさいね。下値固めには時間が掛かります。直ぐに上値を買い始めるわけではないでしょう。何度も下値を確かめる作業をして、やがてなかなか下値が買えなくなります。そうなると発射オーライですね。この調整が終盤になると出来高が増え、次に少なくなってきても株価が下がらなければ下値を固めている証拠です。分かりますか? 重要なヒントを述べています。それでも有り金を全部使って、一度に買ってはいけません。打診を繰り返します。やがて出来高を伴って上値を取り始めてから、追撃買いをしても良いのですね。株価より出来高の推移が重要なのですね。
頑張ってね。


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投稿者 kataru : 2010年05月13日 20:09