未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年05月12日)

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海外は落ち着き始めているようですが日本市場は浮き草のような展開でした。一つはみずほの増資の観測記事からの警戒と同時に、朝日新聞社の三井住友の発行株式枠の増加報道などが、更なる自己資本調達を連想させます。金融規制が実現すると総資産を縮小するか?自己資本を増やすしかないわけです。しかし世界の流れは金融規制強化の方向性です。ただ影の金融システムにより、支えられた経済が流動性不足に影響されないか? 
この点を私は懸念しているのです。

日本はバブル崩壊の処理を誤り悪戯に時間を費やしました。今日はその責任論の話が日経新聞に載っていましたね。旧住専損失の追加負担の記事で…最大3600億円の負担増加になるという記事でした。民主党政権の失敗ではありませんが、失政のツケを民間企業の負わせるとは…私には理解できません。

一方、期待する成長戦略の一つであるブロードバンド構想の方は、あまり大きな扱いになっておらず、基地問題と同じくドタバタ運営の民主党の政策への期待度は低いようです。イギリスでは43歳のキャメロン首相が就任されました。確実に世界は変わっています。ユーロのドタバタ劇は統一通貨だけでなく、他の分野の統合を示唆しているのでしょうか? この辺りまで問題が波及していくのかどうか…判断は難しいですね。まだかなり早いと思うのですが。統一通貨の矛盾(通貨と財政を含めた政策の不一致)と金融規制が大きな懸念材料でしょう。日経夕刊には金融規制をデリバティブ取引に広げる話が載っていましたね。この辺の見かたは、非常に難しいのです。

情報の乏しい、あるいは収拾能力の乏しい人は、テレビなどの一般的なニュースに投資心理が左右されます。最近流れているのはヘッジファンドの6月決算説ですね。45日ルールを用いて解約の申し込み懸念を材料に掲げる人もいます。しかし今年の運用成績は好調で楽しい時に手を引ける人はいませんね。何故、こんな見方が浮上するのか理解に苦しみます。よってかたる君は2月の安値を下回らない短期調整説を念頭において行動をしています。だから今の安値は買っています。しかし今回のショック安でポジション整理を強いられているのは事実です。好調に思えた勝ち組みも9倍まで膨らんだ成績が4倍までダウンしました。トホホ。

非常に高いハイリスク投資を採用するから、あっという間に3倍、5倍、10倍とお金は増えますが、逆に的確な判断を間違えると、手を広げている分、大きな損失を受けます。何処までレバレッジを拡大させるか難しい判断です。今は非常に難しい場面ですね。だからこそ逆に成功した暁には、その報酬も高いものになりますが、当然のことですが、失敗すれば痛手も大きなものになります。私はお客様には原則として2週間、あるいはもう少し長くなるかもしれませんが、自重をお願いしています。これは証券マンとしての方針です。

しかしかたる君はハイリスク派ですからね。やはり毎日の挑戦を考えます。今日の相場をみても物色意欲は衰えていませんが、なかなか人気株が育ちませんね。期待している銘柄が短期の休養で駆け上がる展開を望んでいるわけです。誰にも将来上がる銘柄を簡単に判別できます。しかし時間が分かりません。赤字から黒字に転換する企業を買い続ければ簡単に儲かるのですね。例えば今期も赤字予想のルネサンス・エレクトロニクスは非常に高い成長分野を持っています。しかし経営者次第ですね。現在は買っていませんが、やはりこのような銘柄は興味がそそられます。

かたる君はネットトレイダーなら、たぶん今日は日産自動車を買ったでしょうね。そうして明日の寄り付きに売ります。どんな決算が発表されたのでしょうか? 自動車は好業績の筈で、特に部品が面白いのですね。例えばニッパツなどは新高値でしたね。簡単に値鞘稼ぎが出来る相場展開ですが、そんな投資は面白くありませんね。やはり自分が投資した会社が世界的なスター企業の育つ投資をしたいものです。100万円が二年後に1000万円になる。そんな投資です。

今日の100万円が明日の105万になる。しかし次の日は105万円の投資が99万円になり、次の日は99万円が107万になるようなシーソーゲームの目先投資より、現物取引でどんどん持ち株を増やすような投資が理想です。目先は売り買いをしながら、儲けでどんどん株式を増やすのが理想なのですね。最初は1株でも、やがて5株、10株、100株とどんどん現物株を増やして行くのです。上げ続ける株はありません。どんなに大きくなる相場の株でも、途中は上下しながら上がっていくのです。頑張ってね。


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投稿者 kataru : 2010年05月12日 19:52