未来かたるが語る

今日の市況

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2015年02月23日

02/23

本日からは新しいサイトでの更新のみになります。此方です。

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2015年02月20日

02/20

かたる:日経新聞には株高の文字が躍っていますが…少しマインドが改善した程度のようなイメージしかありません。新高値を更新し続ける個人好みの人気株が、なかなか生まれませんね。確かにファナックやソニーも上がり、所謂、一流領域の水準訂正は大きく進みました。更にここに来て、出遅れていた邦銀株が急速に水準訂正をしています。しかし全体の水準がまんべんなく押し上げられているイメージが、やはり強いですね。この事は25日線乖離が26週線乖離を上回らない、適度の調整と言うか…上げのパターンが要因と思われます。ETFの買いが断続的に入っている為に、押し目らしい押し目を形成せずに、新高値に躍り出ましたが…、何故か、スター株が誕生していません。つまり個人で参加している人は、あまり潤って居らず、大きなファンドは、好成績を甘受しているのでしょう。まさに年金好みの株式相場です。

本日の日経新聞には、イールドスプレッドの事が載っていましたね。所謂、金利裁定と言う現象を解説していたわけです。年末年初にカタルは、邦銀や商社株などを取り上げ、個人金融資産1654兆円の資金移動の観測を打ち立てました。企業の現預金はROE経営により、自社株買いなどで株主へ、利益還元に回されつつあります。昨年末から、何度も、企業経営者のマインド転換を促すために、日経新聞の報道姿勢を取り上げていましたね。ようやく、その流れが生まれつつあります。だから日経平均株価38915円の奪還に向かうのです。この構想が理解できないようでは、株式投資の意味を理解していませんね。

バブルの絶頂期に、カタルはサラリーマン生活を辞め、田舎から上京し、歩合生活に入りました。ようやく安倍政権になり、初めて、市場原理に適った政策実行がなされている訳です。もともと資産効果を無視した実質GDP重視の政策は、間違いだと…何度も政策批判を続けてきましたが、ようやく、その誤りが正されようとしているのです。世間の常識です。日銀券が劣化すれば、株式と土地は上がり続けます。イギリスの事例を観るまでもなく、間もなく日本でも、持ち家の人と賃貸の人との差は開くばかりでしょう。オリンピックを控え、労働者不足から移民を受け入れるかどうか分かりませんが、曖昧な形の研修生制度でも同じことですね。日本と言う国が開かれれば、海外から多くの資本が流入し、日本を拠点にアジア開発を進めます。アジアは世界で、一番、魅力が溢れる地域なのです。昨年、アップルが技術拠点を日本で設けると発表しましたが、世界のトップ・グローバル企業は、日本を拠点にアジアに目を向けますね。その布石として、労働改革などが行われている訳です。

安倍政権には、安全保障などを含め、多少の違和感を抱いています。歴史認識もそうですね。日本は今のイランの様に追い込まれたとはいえ、戦争の引き金を選択したのです。慰安婦問題などで、籾井NHK会長も責められていますが、やはり真摯に反省すべき点は、反省すべきでしょう。南京大虐殺も…行われたことは事実なのでしょうから、やはり真摯な態度が必要なのでしょうね。やられた方は、いつまでも記憶に残っていると言いますからね。その通りでしょう。それじゃ、原爆投下はどうなんだ。…との反論もあるでしょうが、敗戦国ですからね。無条件降伏に道理はありません。だから沖縄の人の言い分も分かりますが…仕方ないのが現状なのでしょう。沖縄はもともと米国の支配下だったのです。米国は戦後、形は違っても日本の経済成長に大きな貢献をしてきましたからね。中国に対する日本の経済援助と同等です。ひも付きとは言え、我が国の経済援助も、かなりの額です。あれを戦争賠償と、すればよかったとも思いますが…面白いものですね。

まぁ、こんな話しは、どうでも良いですね。ここに来てようやく三菱UFJを中心に異次元緩和時の高値を奪還し、二段上げ入りしたと認識していいのでしょう。先日、名目が実質上回るGDPデフレーターの推移を、2日間連続で取り上げ解説しました。この意味は非常に重要です。日銀批判が渦巻いていましたが、ようやく量的緩和が実際の経済に効き出している現象ですからね。だから紙芝居の話をしたのです。正義の味方、月光仮面の登場なのです。「1300兆円の逆襲」ですね。あと半年か、1年程度で、皆さんにもカタルの話が実感として認識されると思います。カタルは何度も三菱UFJの割安感を、ずっと指摘し続けてきました。でも多くの人は、またカタルの法螺が始まったと思っていたのでしょう。

2012年秋、カタルは資金調達の為に、奔走しました。その時に借金をして株を買うのだから、やはり三菱UFJだな…と考えていました。10万株を買いたかったのですね。当時の株価は350円前後で推移していましたね。マネタリーベースが上昇を始め…必ず株は上がると考えていました。それから黒田さんの就任が決まり、翌年の4月に異次元緩和が実施されます。しかし2013年8月から、500円を割れたケネディクスを見て再推奨をしてから、鳴かず飛ばず…1年半のブランクを余儀なくされました。

やはり外人は円安を梃子にした業績向上に目を向け、どちらかと言えば、カタルの苦手なハイテク株中心の相場でした。しかし本筋は、それではなくデフレ脱却なのですね。JA改革など含め、徐々に…ではありますが、日本村は、初めてグローバル転換しつつあります。企業経営者のROE経営への転換で、代表事例として、カタルは何度も、日立を取り上げていました。重工も最近、様々な条件が揃っており、4桁奪還は間近に迫っていると考えています。年金ファンドの皆さんは、留意して、置かれると良いと思います。

でも本命は、やはり土地資本の上昇ですね。デフレ脱却の本命なのです。非常にスケールの大きな相場になると考えています。まぁ、経営者は3流域のようですが、条件は揃っていますからね。なかなか孫氏のような人物は居ませんからね。彼も今は苦労しているようです。今回はスプリントの減損会計をせずに、この判断が正しいのかどうか…。サラリーマンなら、アリババを売却してでも、減損処理するかもしれませんね。ケネディクスのノンリコースの採用は、サラリーマン的な判断なのです。折角の収益機会を、僅かですが失っていますね。必要がない保険料を払っています。まぁ、何度も高値を買って、安値を投げて、保険料を積み立てているカタル君が、批判する話しではありませんが…。

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何処で、始まるか分かりませんが、いつでも発射オーライなのですね。その様子を三菱UFJの株価と比較すると分かります。今日は、ケネディクスの月足チャートと、三菱UFJの月足と並べてみました。似ているでしょう。これは当たり前なのですね。同じ環境下で、活躍する同じグループだからですね。日銀の異次元緩和からハローウィンは、必ず、日銀に軍配が上がるのですね。日銀批判をしている人が大勢いますが…みんな歴史も知らないし、経済も理解してないように、カタルには思えます。あれで良く高給を貰っていますね。日本株は、1989年に付けた38915円の奪還に向かうのですね。その原動力は、企業経営者の意識改革なのです。

日本の企業は、非常に無駄が多いですね。東陽町には、大通りから1本外れますが、広大なNTTの東陽町支店かな?…が、稼働せずに遊んでいます。あの建物を賃貸マンションに建て替えたら…どれだけの収益がプラスになるのでしょう。NTT都市開発とケネディクスは提携をしましたが、商業リートなどに回る物件は、山のように眠っていますね。日本郵政もそうです。都市銀行もそうですね。資産の有効活用をしていませんね。ROE経営は資産の無駄を省くのです。名目重視の政策転換になっていますから、当然、邦銀だけでなく、資産運用を手掛ける、保険の第一生命も、野村証券も新高値を更新し続けるのです。年金運用の人は、経済指標に沿った運用を心掛けてくださいね。少しぐらい国債金利が上がったから、利鞘が減ったので、リートは売りだ!との馬鹿な解説は、あり得ないのですね。

相場環境が好転すれば、今まで重荷になっていた信用買い残が、逆に売り物があるという事で、狙う筋が大勢、存在すると考えています。早く仕掛けた人の勝ちだと思うのですが…カタルのGDP統計の読み方は、間違っているのでしょうか? どっちにしても、今年の年末までには、大勢は判明するのでしょうカタルは、やはり春に爆発すると考えています。果たして、どうかな? さて…来週から、此方のサイトでは、新しい原稿が更新されません。故に、既に新しいサイトに移行していますから、ブックマークをトップページに変更して置いて下さいね。新しいサイトは、スマフォ対応にも改善されています。それでは、また明日。

カタルは、名目GDP重視のスター株が、必ず誕生すると思っています。日銀の量的緩和の効果を、思い知ればいいのですね。バブル崩壊以来、26年間の…証券マンの積年の恨みを晴らす番の到来です。

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2015年02月19日

02/19

かたる:昨日に続き本日も邦銀株の水準訂正が主流のようです。何度も言いますが、まだまだ割安の一言なのです。ようやく利食いになったから、ヤレヤレと売るような愚かな真似は止めてくださいね。証券マンの人は利食いと言う安易なセールスをせずに、買い乗せをさせるのですね。それが未来の手数料に響きます。多くの証券マンが手数料を上げるのに苦労するのは、お客様の資産を増やさないからですね。お客様に儲けさせれば、何れ、みんな二つ返事で、「宜しくお願いします。」と回答するようになります。そうして中元やお歳暮は近所に配るようになります。ようやくデフレ脱却が認知され始めたところですね。国債金利の上昇はこれからです。2%の壁を、破ってからが本番と思って下さい。

そんなに株が上がる筈がないと…、既にPER18倍だぞ…国際水準から言って、日本株が突出する道理がない…と否定される方が居るかもしれません。しかし昨年8月に経産省から伊藤レポートが発行されていると…今日のスマフォのニュースで知りました。まだ読んでいませんが、きっとカタルの意見を、代弁しているのでしょう。日本は村論理を優先するあまり、雇用の確保が経営者の第一命題だったわけです。しかしグローバルに変化し、世界競争にさらされ、市場経済に目覚めると、その考え方がおかしいと変わる訳です。だからスチュワードシップコードや社外取締役、更に労働改革など…世界標準の流れに安倍政権下で、急速に改革が進んでいるのです。基本的にGPIFの株式運用重視も、その流れなのですよ。何も株価対策ではないのです。そのレポートは此方です。あとで時間があれば読んで見てください。だぶん、カタルがいつも述べている事と同じことが…見方は違うかもしれませんが、書かれている筈です。

効率を重視すると、売り上げ至上主義と言う総資産経営が陳腐化します。急速に日本企業の利益率が上がりますね。効率化が進むわけです。産業革新機構によるジャパンディスプレイ再建などの行動は、競争原理を歪める話だと…気付きますね。野村証券は詐欺ですよ。無理に上場を優先させるから、あのような結果になるのです。まだまだ日本村の世界ですね。しかし、最近は自社株買いが増えてきたのも…その事例ですね。トヨタはどうするのでしょう。賃上げも、また昨年に続き保守的なのでしょうか?

インバウンド消費需要に沸く日本で、ラオックスが賑わっていますが、何時もの如く、カタルは既に興味を失っています。先ほど調べたら、昨年の10月のさくらリポートで興味を持ったのですが、その時の株価は160円だったのですね。10月からで4か月で2倍以上になりましたね。この程度ではカタル銘柄の採用になりませんでしたが、マズマズでした。相場が悪い時に賑わっている銘柄は、その後、大きくなるケースを実感できたかと思います。何と言っても昨年は日本通信ですね。3月の下旬から株価が加速しましたが…あの時もカタルは100円台からの指摘で…度々、レポートに登場させていました。

本命のケネディクスの株価は上がりませんが、よく当たっていますね。今回の邦銀株の上昇も、的を得ていました。まぁ、銀行は毎度のことで、今に始まった事ではありませんが…、カタルの金融株狂いは異常ですからね。何しろ証券マンです。一般の人は理解できないのですね。100万が1億、10億になることを実感できる人は少ないのです。しかしたとえスタートは僅かな金額でも、確り、狙いを外さない限り、必ず、カタルは言っている通りになると考えています。心配は無縁ですよ。株価が低迷している007もJTECもそうですからね。

カタルはケネディクスの評価を落としましたが…、依然、最右翼に位置する銘柄である事には違いありません。現在は銀行を主軸に外人は買っているようですが…この理由は自社株買いなどが効いています。だって三菱UFJは、もともともの原価は4ケタ保障なのです。それが756円ですね。えっ? ちょっと…待ってね。ほら…、一昨年、異次元緩和を実施した高値を、今日、抜きましたね。あの時は750円だったのです。少し、もたつく場面があるかもしれませんが、一直線に4ケタに向かうシナリオを念頭に置いて行動すると良いのでしょう。デフレ脱却相場が始まっているのですね。土地資本も同じことですよ。銀行は両方を兼ねています。株式の含み利益も、都銀は一等地に土地を持っていますからね。両方のメリットを受けます。昨日も触れましたが…Qレシオと言う考え方がバブル期に生まれたから否定されましたが、今のような「1300兆円の逆襲」と言う底値圏でも、効果を発揮します。要するに政策なのですね。この意味を良く咀嚼しなくてはなりません。

今日の日経新聞に期間の長いデータが載っていましたが、2007年当時の賃料は2万円を超えていたのですね。今は、17109円と、ようやく上昇が加速するかどうか…と言う段階のようです。国債金利が上がると、リートとの鞘が失われ、妙味が薄れるという指摘がありましたが…このデータをみるとそんなバカな論理がおかしいことに気付きます。当然、オフィスビルの賃料も上がりますからね。2万円を超えるという事は、現在の位置から2割上昇することになりますね。デフレ脱却とは地価も同時に上昇するのですね。カタルは元に戻るだけで1300兆円の上昇が見込まれると…述べているのです。

ケネディクスのAUMは1兆5千億円ほどですね。これが倍以上になるのですね。この事をピケティは、述べているのですよ。r>gと言う事を、実感して欲しいと思っています。ケネディクスを買って置けば、多少、経営者はアホでも…大丈夫だと述べています。あの10年計画と言うのはザルだという事がわかると思います。まぁ、前提条件を聞いてないから、何とも判断は付きませんが…日本の歴史をみると良く分かりますね。日本人は本来、百姓なのです。百姓は自分の土地を大切にします。この意味が分かる人は何人いるか…。

僅かな預かり資産で、伊達に、毎月手数料を1000万以上も稼げませんね。カタルは一応、証券マンとしては3流でしたが、一流域を覗き見しました。飾り窓から眺めるだけでしたが…今度は本番と思っています。資本家になる訳ですからね。まだ資本家などと、おこがましくて言えませんが…100億円程度まで運用するお金が増えれば、そう言っても良いかな? いつになったら実現するやら…。その前にチクタクと死の足音が聴こえなければ良いのですね。こればかりは天命ですからね。ようやくカタルの考えている相場の景色になり…内心、ウハウハなのです。銀行株の上昇は何を意味するか? 先が見える人が何人いるのでしょう。

銘柄を当てることは、誰にでも良くあります。しかし自分で実際に大金をはたいて勝負できる人は多くありません。全財産をかき集めて勝負する人は本当に限られます。そうして自分の力量を遙かに超える勝負を出来るかどうか…。これが勝敗の分かれ目ですね。しかし喩え勝負が出来たとしても、あとは運がなくてはなりません。予期せぬ、事態が勃発する事がありますからね。北朝鮮が日本にミサイルを、ある日、突然打ち込んだから…一発でオジャンですからね。様々な試練を超えて成り立つのですね。果たしてそうなれるかどうか…。皆さんは眺めていてくださいね。一応、証券マンを30年以上も実戦して、サラリーマンを辞めて歩合セールスをやってきて、税務署に追われた男の話です。予定納税をするくらいだから、この経験のある人は、どんな世界か分かるでしょう。税金は毎月払うのです。それも半端じゃないのですよ。毎月、200万ぐらい払い続ける世界です。それでも足りずに…僕はサラ金から借金をして、1000万近い税金を納めたのです。その借金が残り、手痛い失敗を犯すのですが…そんな個人的な話は、どうでも良いですね。

さて銀行株の上昇は、そんな苦い思い出を…打ち消す好材料ですね。デフレ脱却の始まりです。今日はJTECにも、玉集めの動きが見られますね。人間面白いもので…自分だけだと不安になるのです。自分の考えは絶対だと思っていても…誰かが賛同すると、その動きに拍車がかかりますね。実際に相場を手掛けた事がある人は、この意味を理解するでしょう。よっちゃんは、最初、提灯を付けるつもりで株を買っていたら、いつの間にか…本尊にされちゃったのですね。この意味は、非常に味のある経験談なのですね。多くの示唆を含んでいます。彼はその為に出世路線から外れ、歩合に身を落とします。人生は実に面白いものですね。

3週目に突入しましたが、やはり気になる動きですね。何故、2日間もストップ高したのでしょう。でもこの手の株は、遊びの範疇で…やはり、おもいきって大きく株を買う事は出来ませんからね。昔、ミサワバンと言う会社に、ミサワが出資する時の内部情報を利用し、金持ちに成るチャンスを逸した仲間が居ましたね。何かなければ…通常は2日間連続のストップ高はしませんからね。やはり気になる存在ですね。高値圏で乖離調整をしているのですから…。昔から、株価は全てを知っていると言います。果たして、本当はどうなのでしょう。それじゃ、また明日。

まもなく、このサイトをリニューアルします。今日の市況をブックマークにしている方はトップページに変えてくださいね。此方です。http://www.irnet.co.jp/

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2015年02月18日

02/18

かたる:先日、国債利回りが急低下した後、急上昇したことを述べましたが、本日の日経新聞に、20年物国債と言う市場性のない国債の相場動向が載っていましたが、この動きも昨日、解説したGDPデフレーターの動きを補完するものですね。銀行株中心に上昇する現象と言い、日銀批判はありますが、確実に「デフレ脱却」を示す、いくつかの指標が表面化してきたわけです。本来、株式市場はこの動きを先取りし、他人が気付かないうちに仕掛けるから、強弱感が対立して空売りが入る訳です。今ならシャープにも、その可能性があります。まったく先が見えませんからね。しかしシャープが本来、持つ力は大きく、株価が200円台なら投資妙味がある訳です。市場が未来を先取りし、その動向に軍配を挙げるのです。誰も見えない時に、未来を推測するのです。これが本来の市場ですね。

今の日本の主眼は、安倍政権が公約し、選挙の焦点になった「デフレ脱却」が、日本の焦点です。故に国債金利の反転から始まった銀行株の上昇は、未だに配当狙いの可能性もありますが、本来、「主流の流れ」なのです。デフレ脱却を先取る市場の動きなのです。実に17年ぶりと言うより、良く調べれば分かりますが、バブル崩壊後、初めての現象です。実質成長率を名目成長率が上回るという現象は、資産効果を成長力に換え、経済成長を早める働きをします。それを宮澤喜一は、年収の5倍で家が持てるように…と、年収を上げる政策ではなく、地価を下げる政策を実行するわけです。バブル状態になっていた金融機関は、その対策が出来ておらず、もろに逆風を受けます。これがバブル崩壊ですね。折しも、プラザ合意で円高不況を乗り切るために、日銀は超金融緩和を実施し、貸し出し競争の最中で…、なにが東大法科のエリートだ。馬鹿そのものですね。もともと橋本総理も馬鹿でしたが…。

自分で調べてみれば分かりますね。1985年は2.2%、それから徐々に下落し、日銀が緩和政策を実施、再びデフレーターは上昇し、1989年バブルが破たんします。1993年から、ずっと1%を割れるのですね。これじゃ…世界競争に勝てる訳がありません。ずっとマイナス状態です。エルピーダの坂本さんが沈むわけです。昨年は消費税の引き上げのせいじゃないか?…との疑問をお持ちの方もいると思います。1997年も3%~5%の消費税の引き上げで、一時的にデフレーターは上昇しましたからね。確かに、その可能性は否めません。しかし消費税の引き上げが沈静化する10月~12月期に0.5%上昇していますからね。四半期別の動きを掲載しておきますね。このグラフを見ると分かりますが、明らかに日銀の異次元緩和は、効いているようにカタルには見えます。

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この事は資産効果が生まれることを、示すのですよ。カタルは、サラ金規制は行き過ぎだと最高裁の今井判事の判決を、あの時に批判しました。法律が成立する前まで、遡って適用するやり方は、法治国家として…おかしいと思ったのです。その為に大手サラ金も全滅ですね。アコムだって三菱が救わねば、倒産ですよ。武富士は独自カラーが強く、引当金の積み立ては、大手では一番、厚く積み立てていましたが、それでも倒産に追い込まれました。国が自ら、一つの産業を潰す国が、何処にあるのでしょう。それほどの清貧思想です。よって必ず、怨念の相場が生まれると…カタルは考え、残ったサラ金株を推奨していましたね。アイフル好きは、その為です。しかし、もっともよかったのは「Jトラスト」でしたね。27円から4560円で…、しかも株式分割をしていましたね。1:2の分割だったから、実際に安値で買って、高値で売れば337倍になったわけです。まさに怨念相場に相応しい残存者利益です。

土地も同じですよ。カタルがここに来て「1300兆円の逆襲」と再三述べているのは、バブル期から失った我が国の土地の資産価値なのですね。政策が転換した以上、これが逆回転をするのです。本当は、カタルの好きな金子さんの会社を取り上げたかったのですが、途中で金融庁の査定によって潰されました。その怨念相場が、同業のケネディクスに生まれるとカタルは考えています。だから「1300兆円の逆襲」なのですね。GDPデフレーターがマイナスの状態で、設備投資をしろと言うのは、無理があります。工場を建てた瞬間から資産価格が劣化するのです。操業率が落ちれば、直ぐに減損会計です。これじゃ、誰が設備投資をするものですか…。当たり前の理屈ですね。カタルが、昨日、ようやく、おまちどうさま…と述べた意味の理解が、進んだでしょうか? これで、必ず、PBR1倍以下の株式は、市場から消えます。

銀行の株が上がっている背景は、その様な意味がある…とカタルは考えています。市場には様々な意見があり、反対論もあるでしょう。どうぞ、反論をして下さいね。いつでもメールをください。でもカタルは、そう考えていますね。だから中越パルプの2日間ストップ高の現象も、材料は褒められたものではありませんが、PBRの修正の目玉株とも考えられますね。故に、一度はリバウンドがあると思ったのです。場合によれば、再び市場人気を得ることもあるでしょう。それは全体の相場によりますね。国の政策がデフレ脱却なら…、だって、日銀はETFを買い、リートを買っているのですよ。株価が上がり、地価が上がりますね。故に野村証券も上がります。1兆円以上もAUM残高があるケネディクスは、宝物になりますね。だいたい採算利回りに合う不動産を、新たに確保する事は大変なのです。

あおぞら銀行が、新たにリートの世界に参入するようですが、利回り採算に合う物件を、どうやって集めるのでしょう。やはりケネディクスは、デフレ脱却の最右翼に位置しています。この手の株を一株利益で判断する人がいますが…、Qレシオの歴史を知りませんね。もう一度、その意味を、勉強し直した方が良いでしょう。黒田さんの心が折れない限り…必ず、株と土地は、上がり続けるのです。GDPデフレーターの意味を、もう少し勉強した方が良いのでしょう。6000万株の信用買い残は、相場が悪いと重荷になります。しかし市況が好転すると…、今度は逆に、売り物があるから良いのですね。プロの証券マンなら、この意味が解るでしょう。

世界のヘッジファンドは、何を、しているのでしょう。サードポイントの様にファナックを買っている場合じゃありませんね。日本の政策を買う本手の筋が、参入するべきタイミングだと思っています。ブラックストーンさん、あなたなら簡単に株価を持ち上げられますね。仕掛け人の登場が待ち望まれます。早くやるから…強弱感が対立し、相場妙味が増すのです。仕掛け人の参入が、待たれるのです。この銀行を中心とするデフレ脱却の後に訪れるのが…007やJ・TECと言う未来型企業のスマートコミュニティーを押し上げる産業です。故に、もう少しに辛抱ですね。先日、J・TECには、何処かのファンドが新たに参加していましたね。このタンミングで参入するのは、カタルの見方そのものです。どっち道、株が上がるのは決まっています。問題はタイミングですが、安く買えるうちに買って置かないと、人気が付くと玉が揃いませんね。今は静かに下値を拾えばいいのです。

自信満々に原稿を書いていますが、本当に大丈夫かな? いつも、目一杯の勝負しているようじゃ…、一度ぐらい、大きなヒットがないと…生活もままなりませんね。保険料ばかり積み立てているようじゃ、話になりません。果たして今回は本物かどうか…神のみぞ知る限りです。チャート的には、何度も言いますが…、前の二つの山を取らないと、上昇波動の確認になりません。つまり1/28の556円、12月26日、29日の575円ですね。この二つの山をクリアしてからの参加でも良いのですね。此処からの売り板は、しばらく厚いのです。アイフルが483円ですね。やはりケネディクスは、相場のスピード感から言って、100円上の位置の筈ですね。だから今頃は583円が正当な株価位置の筈です。それでは、また明日。

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2015年02月17日

02/17

かたる:先ずは、お知らせです。近々、IRNETのホームページをリニューアルします。その為に、この「今日の市況」をブックマークにしている方が多いと思いますが、トップページの「http://www.irnet.co.jp/」を、ブックマークにして変えて下さい。お願いします。考えてみれば…時代も変わり、スマフォ対応にもしていませんでしたから、この度、久しぶりに変更することにしました。若干の広告収入がありますから、そのお金でお願いすることにしました。尚、メールはいつもと同じです。[kataru@irnet.co.jp]ですね。

さて相場ですが、昨日は内閣府からGDP統計が発表されています。相場と関連しますから、その事を指摘しておきます。予想数字は3.8%とか言われていましたが、実際は2.2%でしたね。それにも拘らず、昨日は銀行株中心に株価が上がりました。一般的には海外で稼ぐ力が増えたとか…的を外している解説を多く観ました。しかし、この統計値をみると色々分かります。本来の政策目的外の円安効果から輸出が伸び、消費は期待値に大きく届かず低迷し、設備投資も停滞していましたね。しかしカタルは、この統計値を見て、なるほど…と、昨日の相場付きに納得しました。今日の4面だったかな? 日経新聞にも解説がありましたが、17年ぶりに「名実」の正常化が伝えられていました。名目成長が実質を大きく上回る現象ですね。これが正しい成長の形なのです。だから銀行株は上がっているのですよ。この辺りの解説が、もう少し必要ですね。

もともとピクテの指摘通りに、市場経済の伸びを支えるのは資産効果なのですね。しかし日本は宮澤喜一の悪政により、この資本主義の基本原理を否定し続けてきたのです。その為に国民の財産である地価を下げ、毎年、生み続ける労働所得で、この資産の下落を補ってきたのです。しかしようやく、この動きが大きく変わっているのです。何度もカタルが述べている文化大革命が終了し、「富める者から豊かに成れ」という鄧小平の述べた資本原理が、日本でも動き出すのですね。だから銀行株の水準訂正が本格的に始まったのです。それを…馬鹿が多く、困ったことです。GDP統計値の意味も理解してない人が、メディアに多く存在しますね。お待ちどうさまでした。ケネディクスの「1300兆円の逆襲」相場のスタートですね。いよいよ異次元緩和の100円から800円の第一段上げに続き、500円から4000円の2段上げの相場に向け、スタートを切ることに成ります。実に1年6か月遅れで、カタルが前から述べている相場が、スタートするのでしょう。

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グラフを見ると分かりますが、1993年には、この下駄が1%を割ります。1997年に、確か山一證券の倒産の年だと思いますが、その時分に、一度、0.6%のプラスに戻りますが…再び沈みますね。所謂、失われた時代です。この1997年に、おそらく、我が国の土地資産は「収益還元法価格」と言う金利裁定の世界に入り、採算に合うようになったのですね。だからダヴィンチやケネディクスが、この時期に創業をしたのですね。しかし、その後も失政が続き、安倍総理と黒田総裁の誕生により、ようやく日本は方向転換をします。GDP統計は、数字上もようやくデフレ脱却を意味するのですね。

銀行株の上昇は「デフレ脱却」を意味している訳です。だから保険会社、第一生命もようやく追い風になりますね。当然、野村証券もそうです。何も銀行株だけではありませんよ。時代が株価を押し上げるのです。予てから申していた信用創造機能の復権が成し遂げられるのです。おそらく市場は一気に、水準訂正を行うのでしょう。…ヤレヤレ、ようやく買値を上回ったなどと…僅かな利益で利食いをしてはなりません。逆ですね。20年にも及ぶ悪政から、ようやく解き放たれる訳です。故に、積極的な買い増しが功を奏するのでしょう。今回のGDP速報の意味は、そういう事です。

基本構想がしっかり把握できていれば、あとは…それに沿った対応をすればいいのです。雑音に耳を貸さずに、粛々と…自分が考えたシナリオに沿い行動するだけですね。まぁ、見ていてください。ようやく始まり、始まり…紙芝居の始まりです。はい坊ちゃんお嬢ちゃん、5円を出して水飴を買ってくださいね。お金の無い人はあっちに行き、遠くから眺めていてください。とトン、トントン。本命銘柄、ケネディクスの登場です。月光仮面は正義の味方なのです。真打はいつも「とり」に登場しますから、今日も後場からの活躍でしょう。今は安いですね。538円です。

割安銘柄の代表格、中越パルプは切り返し、280円を付けていますね。やがてPBR1倍以下の銘柄は、市場から消えるでしょうね。株価材料は兎も角、中越パルプの活躍はPBRの修正を意味しているのでしょう。GDPデフレーターの解消は、その事を意味しています。PBR1倍以下の株式は、市場からなくなります。リスクを取れる人、取れない人と様々ですから、自分の力量に合った銘柄の選択をすると良いのでしょう。ただ決して、割安感が出てきたからと言って、車などのグローバル銘柄を選択するのは…どうでしょうか? 米国は非常に危ういのです。FRBの選択次第で…マネタリベースを減らした日本同様に、2007年頃と同じ失敗を、犯す可能性がありますね。金融機関が疲弊しているのに…急いで利上げをすると、その圧力に耐え切れない可能性もあるのです。たぶん大丈夫だと思いますが…まだ分かりませんからね。

日本通信のような二番煎じには、目もくれず、ただ本命のみに猪突猛進です。それではまた明日。もう一度、近々、リニューアルをしますから、トップページにブックマークを選択して置いて下さいね。

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2015年02月16日

02/16

かたる:今日は…久しぶりに好条件が揃い、リスクを取りやすい環境になっているようです。(でも本当は、米国金融の自己資本比率の改定による、ポジション調整が主因なのですが…。)ギリシャの戦争賠償と言う「奇想天外」な要求も飛び出し…ドイツとの駆け引きが見ものです。もともとユーロ統一は枠組みに無理があり、色んな歪みが出ている訳で、GDP統計を見ても分かるように、ドイツは「漁夫の利」を得ている訳です。ギリシャはドラクマに戻れば苦労はない訳です。故に、ある意味では正当な請求とも見えますが、もともとはギリシャが債務を隠し、ユーロ圏に参加した「騙し」が原因ですからね。それにしても暖かい国は、やはり何処か楽天的です。まるでカタル君のようですね。

ようやく、前から述べている「デフレ脱却」の相場が、鮮明になって来ました。配当狙いだけで、これほどの大型株が、綺麗に上昇波動を描く訳はありませんね。最近、三菱UFJはTICK回数に於いても、トップに輝く日が増えています。カタルは米国の金融危機後、一貫して銀行株を買い下がりました。最初に買った株価は800円前後だったように記憶しています。だから、まだ戻っていませんね。その後500円割れの段階では、必死になって買っていました。でもその努力が、ようやく華が開く段階になって来ましたね。あれから7年程でしょうか? 東電2万株だったか、3万株だったか…、原発事故前の東電を売り、全て三菱UFJに変えたお客様はどうしたでしょうか? 本来なら感謝されますね。

まぁ、4ケタ奪回からが勝負でしょうが…、喩え、4ケタになっても、やはり割安の一言です。でも株は基本的に割安株に投資をしているようでは、所詮は、負け組ですからね。常に、割高の株を狙わねばなりません。だんだんケネディクスもその割安の範疇に入ります。他人が気付く前に、仕掛けるから株価妙味が増すわけですね。しかし時間が経過し、一般人にも業績動向が明らかになってからでは…株価の妙味はなくなります。リクルートの日経新聞の書き方は好意的でしたね。環境からすれば、業績は、決して褒められたものではありませんが(今日は久々に好業績を発表したフルキャストも人気になっていますね。)…リクルートの魅力は、何しろ豊富な人材ですからね。

日本のベンチャーの多くは、リクルートの出身でもあり、この人材のパイプが、何れ生きますね。このような表面上では、決して現れない企業の歴史は、株価の魅力の一つです。しかし何も高値圏になってから、買えと述べている訳ではありませんからね。カタルはリクルートと言う会社が、以前から好きでした。ファナックも大好きです。稲葉さんは独創的でしたからね。今では富士通と資本関係はなくなりましたが…親を超える子供も多く存在します。

全体の株価ボリューム(売買代金の増加)が上がると…、売り物がある株が求められるようになります。6000万株の信用買い残を抱えるケネディクスは株価妙味が増しますが、環境が改善しての株価上昇では魅力は掠れますね。JVCKWのように…弱い時にスタートするのが良いのですね。その点、休んでいる中越パルプの仕掛け人たちは、単発のままとは考えづらく、相当、大がかりな仕掛けなのでしょうか? 何か背景に見えない材料があるのでしょうかね。カタルには分かりませんが…。アイフルと言い、最近は仕掛け玉の残る銘柄の復活が見られますね。問題は、ソニーやシャープの株価動向ですね。両者とも再生ですが…カタルには、未だに先は見えません。ソニーなどはリストラをしているだけの様にしか見えませんからね。先人の遺産を食いつぶしているだけの会社に見えます。でもカタル同様に考える輩は多く、空売りが増えている様で、相場妙味は増していますね。もともとハイテクでは、出遅れの部類です。本来なら、既に5ケタの水準でも不思議はありません。つまり他のグローバル銘柄は、既に、その範疇に株価が到達しています。だからソニーは割安銘柄とも言えますね。

ただここからの株価上昇は、未来が見えなければ…あり得ませんからね。カタルがいつも述べている潜在成長率と言う話です。ケネディクスには「リートはPFI」との見方が存在しますから…高値に株価を放り上げてからも、魅力が増すのですね。ただ経営者に、その意図がなければ駄目です。カタルがここに来て、ケネディクスの評価を、若干下げたのは…この考え方の表明がないからですね。関空の入札は、あまりに条件は厳しく、現在はオリックスと東急グループの共同入札が話題になっていますが、「コンセッション」の考え方は、日本では重要なのです。その為に関空は入札条件を引き下げ、もう少し参入障壁を引き下げる必要性があるかもしれません。期間が長すぎると…大変な金額になります。国の資産を民間に移管させ、借金を減らし小さな政府の樹立を急がねばなりません。現状では財政ファイナンスの指摘が、当たっているように見えますからね。

あまりに早い指摘の…カタルの構想である「1300兆円の逆襲」と言うテーマが、邦銀株が上がることによって、皆さんにも、実感として湧き上がる筈です。銀行株が上がると…デフレ脱却の本命株として、ケネディクスが宝物に見えてきますね。だから株価が何処かで上昇角度を上げ離陸します。今のままでは…いつまでも滑走路を走っているようなものです。宇宙に羽ばたけるかどうかは…「リートはPFI」と言う考え方が、世の中に生まれないと駄目なのですね。いつまでも空想のままでは…株価に未来はありません。宮島さん、経営者はロマンを追い求める少年なのですね。孫氏のような壮大な夢を語るから、面白いのです。AUM残高100兆円と言うスケールで、ものを考えて欲しいものです。関空は確か…45年で、2兆2000億円でしたかね。今の水準では、せいぜい3000億円程度の話です。確か…介護リートの水準は、その程度が目標でしたね。

昔は…相場をリードする大手ディーラーマンが存在しましたが、野村証券の株価操作以来、相場妙味に欠ける展開が、一般的になりました。目先論理ばかりではなく、ロマンを語れる相場に発展して欲しいと願っています。そうして相場が政策を後押しし、市場が求める方向性に政策を誘導するのですね。グリーンスパンが市場との対話と言うマジックを利用し、信用創造を膨らませ過ぎたとの批判は免れませんが…、市場は常に時代をリードする存在でないと市場経済の発展はありません。ある意味で、株の世界は実験のようなものです。

カタルが「1300兆円の逆襲」から「リートはPFI」との夢を語り、その方向性が実現されるのなら、本当に、その政策が実現され、社会が変わるのです。市場と実態経済は、常に表裏一体の関係であり、市場は実体経済の鏡なのですね。ケネディクスに1万円台の株価が付くなら…財政ファイナンスの危機は遠退き、国の資産は円滑に民間に移管され、日本は成長を遂げるのでしょう。逆に株価が2000円程度まで届かないようでは…「1300兆円の逆襲」は幻に終わり、財政ファイナンスの弊害が生まれ、ガラガラポンの世界に突入することに成ります。そうなると…大変ですよ。

昨日の日経新聞に、電力料金が上がり理想を語るのは簡単ですが…現実の対応となると大変だという事が、実感できるかと思われるレポートが、一面に掲載されていましたね。原発ゼロは誰もが語る理想論、しかし現実は高騰する電力料金で産業を育てることも、生活する事も四苦八苦する有様です。安易にメディアは、国民を翻弄する報道を控えねばなりません。朝日系列の報道が批判されていますが、久米宏以来、大嫌いです。視聴率の観点からか、大衆に媚を売る姿勢が分からなくありませんが、報道には、やはりポリシーが必要なのでしょう。メディアの成長を望む次第です。

今日はケネディクスも高いですね。果たして…市場は実体経済の未来を先取ることが出来るのかどうか…。相場妙味は事前に構想を考え、その動きを眺めることにあるのですね。事前に、カタルは日本の未来を語り、相場論を展開していますから、その辺りを汲んでレポートを読んでくださいね。銘柄を当てるとか…外すとかの次元の話ではありません。それでは、また明日。

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2015年02月13日

02/13

かたる:カタルが「さくらリポート」(日銀)を見てインバンウンド消費に注目し、ラオックスに関心を抱いたのは昨年10月の話で、株価は200円を割れていました。ただカタルはそんなに強気になれず、300円を超えたところで卒業宣言をしました。HISに関心を抱いたのも同様の理由によるものです。しかし所詮はカタル銘柄になりえない「しろもの」です。夢が感じられません…からね。好業績の背景は分かりますが、伸びた後の成長が全く見えませんからね。潜在成長率と言う期待インフレ率のような考え方の夢が見えないのです。株は、未来の「夢」を買うものです。昨日の原稿の様に、今は、まだはっきりしませんが、ケネディクスの評価を下げているのは、経営が保守的だからですね。「コンセッション」に絡めば、日本の方向性であり時代の流れがあります。今の不動産リートの成長だけでは、せいぜいPERでの評価は高くても30~50止まりです。

今期の会社予想は明らかに低めで下駄をはいています。潜在的な稼げる不動産の上昇率は年率20%程度ですからね。前期は利益を隠しての数字、既に1Qは今回の商業リートのインセンティブが高額設定の為に、利益の大幅増が確定しています。会計士の方は瞬時に分かりますね。昨日、久しぶりに成功している友達から電話を貰い、ケネディクスの事を話したら、彼は電話の最中に調べたらしく、直ぐにその事に気付いたようです。僕は彼の話を聞いて、この原稿を書いているので自分で調べていませんが、彼は1.2%はリートでは高額の部類と判断していたようです。彼は、もともと不動産や再生に絡んではプロ中のプロです。当然、公認会計士資格も持っています。

ただ株は、所詮、仕掛け人が存在しなくては、いくら素質があると言っても株価は上昇しません。眉唾材料でも仕掛け人が居れば、株価は上がります。ただ天井は低いですけれど…。せいぜい、ラオックス程度のクラスです。株価が2倍以上、上昇しないと、証券マンの感覚から言って、お客様は儲かりません。何故なら、証券マンとお客様の間には、心理的なギャップがあります。大概、人間心理は、株価が上昇しないと買わないものです。あれほど、カタルは邦銀株を主軸に、「デフレ脱却」のシナリオを語っていましたが、多くの人は疑心暗鬼ですからね。200円を割れるみずほ株はおかしい…と述べていましたね。三菱UFJが4ケタ以下なのは論理的におかしいのです。

本日の日経新聞によれば、ROEが8%水準ならPBRの1倍以下はなくなると…青山商事のケースで説明していましたが、三菱UFJのBPSは900円台もあり、ROEは8%ですね。間もなくBPS1000円に乗りますね。どうして株価が700円を割れるのでしょう。中越パルプのROEは低くPBR1倍を割れていましたが、先ごろ人気化し、2日間連続でストップ高しました。この株は偽物の材料でしょうが、BPSは437円もあり配当をしていますね。故に、初押しであり、相場になっても不思議ではありませんね。300円以下なら、どこを買っても大丈夫でしょう。ただし、高値を追っては駄目です。

機関投資家のスチュワートシップコードの採用は、社外取締役の法令化を含め、企業の株式持ち合いの村論理を打ち砕くものですね。つまり株式を公開している以上、私物化は出来ない訳です。新日鉄の三村さん、フジテレビの日枝さんのような論理は否定されます。その内、決算報告書によく載る安定配当を実施するためと言う「言い訳発言」が消えますね。ファナックの株主にサードポイントが登場し、自社株買いを求めていると言います。カタルは前からファナックが大好きです。ゲンコツロボットの映像を、以前、紹介したことがあります。優等生のファナックも資本論理にさらされる訳ですね。その点、120%のフル回転をしているソフトバンクの孫さんは、此方がハラハラするほど、効率経営をめざし経営に取り組んでいます。少々、眉唾の法螺を語りますが、好きですね。今、スプリントは大変ですね。でもラジオジャックの利用など…やはり発想は素晴らしいね。

もともと、アップルやグーグルの利益の源泉は、ソフト技術ですね。でも本来は携帯電話会社が享受すべき利益ですね。ここで007などの組立ソフトの評価が輝くのですね。日本では、このようなソフト開発者の評価は低いですが…本来は高付加価値銘柄です。カタルは、QBが画期的と…思い、惚れこみ、既に5年が経ちます。なかなか開発に見合うフィーが得られませんが、IVIが主流になれば、その価値が増すのでしょう。小さな会社だから、いろんな開発を同時進行できませんからね。その意味で、僕らは今回の10億円程度の資金を供給しなければなりませんが…市場の反応は鈍いようです。カタルは歩合セールスになる切っ掛けの一つになったホトニクスは、ようやく光技術が徐々に評価され株価も高株価になって来ましたが…トヨタが出資してから、何年、経ったことか…たしか1800円での資金提供でしたね。折角、独自カラーの強い魅力ある会社があるので、何とか、市場も目先論理ばかりではなく、評価して欲しいと願っています。

前回述べましたが、日経採用銘柄のPERが18倍から14倍に低減したのですね。その理由は期末が近付き、下駄をはくことを修正して増額修正したことと、自社株買いの評価を変えたことにあるようです。最近、ROEに対する企業経営者の行動が、先ほど話したような理由により、前向きに変化してきました。だから日本は長らく総資産経営と言う売り上げ至上主義で行動してきましたが、今度は、儲かってなんぼ…と言う考え方に変化しますね。債務超過から「NTTぷらら」が変身したとするレポートを最近読みましたが、これがROE経営ですね。その記事は此方です。分かりますか? 日本企業は村論理だったために無駄が多いのです。その為に、どの大企業にも社内失業者がいます。働かない中高年を食わしている訳です。

今回こそは…本物相場の可能性が高いのです。日経平均株価が1989年に付けた38915円を奪回するプログラムのスタートを切ったのでしょう。その原動力が国際基準の受け入れのROE経営ですね。まさに「デフレ脱却」のシナリオがスタートしました。それが邦銀株の上昇であり、ケネディクスの相場になりますね。カタルはやや評価を下げていますが、依然、ケネディクスは、デフレ脱却のスター株に違いありません。経営能力が100%でなくても、時代の流れは1兆5000億円のAUMを押し上げますね。故に先ほども言ったように高額のフィーが実現できるのです。

新規に参入するあおぞら銀行のようなものは、蓄積がないから駄目ですね。ファンドの組成が出来る訳がありません。競争に勝てませんね。金融庁の過酷な査定と言う壁を乗り越えたものだけが有する資格なのですね。3流故、大手不動産に比べ遅れていますが、そのギャップは開くばかりです。この言葉の意味が解る読者が何人いるか…。分からなくても良いですよ。毎日読んでいれば、難しい考え方もやがてわかるようになります。毎日原稿を書くおかげで、馬鹿のカタル君もある程度まで成長できました。まだ成功者には程遠いですが…その内、継続すれば、何れ、限定1%グループの仲間入り…と思って努力しています。まぁ、ゴールより、棺桶が近いかもしれませんが…。それでも人間はあきらめないのです。

今の流れは、本物相場の邦銀を中心とするデフレ脱却相場、勿論、本命はケネディクスです。そうして眉唾のソニーやJVCKWのような仕掛け人が存在する仕掛け銘柄、春節と言う目先のインバウンド消費を含めた材料株ですね。同じ材料株でも中越パルプはPBR1倍割れと言う背景があります。ワンタッチですが…。でも世界の中央銀行の量的緩和の流れの意味は…スマートコニュティーへの入り口なのですね。この意味をしっかり理解してないと…相場に見極めに、迷うことに成りますよ。007やJ・TECは価値の高いカタル銘柄です。それでは…また明日。

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2015年02月12日

02/12

かたる:本日も底流に流れているのは「デフレ脱却」の是非ですね。しかしこの時期は分かり辛く、配当狙いの動きもありますからね。もともとカタルは邦銀株の上昇から、デフレ脱却の相場を頭に描いており、1300兆円の逆襲説を打ちたてています。そのスター株は、様々な条件が揃っているケネディクスと言う訳です。しかしその好環境に置かれているケネディクスも保守的なイメージは拭えません。宮島さんと言う経営者は、折角の歴史的な好条件を活かす器にあるのか? どうしても疑問符が付きます。ソニーもそうですね。折角、ネットテレビと言う成長分野がありながら、条件が揃っているにも拘らず、その条件を活かせずに推移しています。株価は上がったじゃん。…と言われそうですが、カタルイメージからは程遠い存在です。

ケネディクスも期が変わり、23%増益予想の22円の一株利益に、1円の増配の4円配当となり、期中の増額修正は確定していますから、PER30倍程度の評価が妥当なのでしょうが、残念ながら、カタルの目指すイメージではありません。その理由は、昨日、見て貰ったように不動産向け融資状態からも、垣間見られますね。今回は2003年からの立ち上がり期に見られるように、急激な不動産開発競争は見られず、あのイメージの上昇角度の半分程度のイメージです。しかしその分、今回は本物なのでしょうね。既に株価の4桁は確定しています。しかしコンセッションへの取り組み度合いやノンリコースを多用したり、共同投資だったりする経営スタイルから見れば、カタルのイメージする2000円から4000円、更に1万円と言うV字の急成長ではなく、他よりマシと言う程度の30%成長程度のイメージです。今のイメージでは、仮に仕掛け人が登場し仕掛けても…せいぜい4倍程度の株価2000円止まりが限度でしょう。

これじゃ、カタル銘柄の意味合いが薄れますね。2倍から5倍程度なら…大きくリスクを取って仕掛ける意味があるのかどうか。昨年末に折角のハローウィン緩和と言うチャンスを棒に振ったのは、やはり頂けませんね。やはり仕掛けはベストタイミングでないと…相場の面白味が失われます。しかし、これで下値不安がなくなったのも事実です。もう400円割れなどと言う事態を、想定する事もありませんね。今期は前期に比べ負の遺産を抱えた所謂レガシー・アセットはなく、商業リートや介護リートと言う二大受け皿の登場で、利益の上乗せは確定していますが…カタルの期待度からは、少し劣化しています。ただ、もし邦銀が大きく伸びるような外人投資家の見直しがあるとすれば、ケネディクスも一気に人気化します。だから観ている銘柄の中で、未だに最右翼の位置にいるのは違いありません。でも…ね。株価10倍のイメージが湧かないようでは…、カタルの興味度は薄れてしまいます。それとも何処かで、「コンセッション」への取り組みが始まるかどうか…

今日は大和証券でしたかね。バイオベンチャー投資を始めると日経に載っていましたが…基本的に金融機能が発展すると、アイディアの勝負になります。資産投資はリートなどのメザニンローンが受け持ちますからね。そうすると、一気にスマートコミュニティーへの世界が加速しますね。ケネディクスには、独創的な金融アイディアを期待している訳です。宮島さん、分かるでしょうか? ハッキリ言ってダヴィンチの金子さんからみると、宮島さんはソコソコなのですね。早く一流域に飛び出して欲しいと願っています。株価は低迷していますが、その点、現在、苦しんでいるグリーの田中君の方を、カタルは関心を持って眺めています。でも現状は駄目ですが…。企業は、やはり人なのです。ソフトバンクの孫氏やユニクロの柳内氏など…世界に飛び出す人間は、やはり素晴しいものね。

最近はアップルからイーロンに憧れて、テスラなどに優秀な人材が流れていると報道されていました。所詮、お金は二の次になりますからね。あっても困りませんが、別にお金で動いている訳じゃありません。マネーセレブなんて…かっこ悪いですからね。お金は使うものであって、お金に使われている訳ではありません。やはり黒田君のような選択が正しい道なのでしょう。もう直ぐ開幕ですね。今年は日本のプロ野球も大谷君もいるし…少しは面白いかな?

さて決算悪も表面化し条件は揃っていますが、このまま終わりなのでしょうか? そうです。先日、2日間ストップ高し、休んでいる中越パルプの話です。もともと日本株はPBR1倍以下の銘柄が多く存在します。このような状態は、本来あってはならない話です。公認会計士の力量が失われているのですね。このような現象をみると、日本は流動性の罠にどっぷり嵌ったままだと思うのです。だってそうですよね。もし世界基準の様に資産価格が、適度にインフレ化するなら、純資産価値以下に評価されることが、おかしな理屈になります。だからPBR1倍以下の中越パルプは、ある意味で材料は偽物のようなものですが…、株価の水準訂正が起っても、不思議ではありません。ただしワンタッチですからね。通常は1週間程度の休みなのです。それとも、よほど大きな仕掛けなのか…。この辺りは分かりませんね。この水準なら買えますが、株価が上がると買えなくなります。

なかなか、新たなカタル銘柄を打ち出せませんね。昨年の後半は、準候補として化工機とNSWを打ち出しただけでしたね。前半は日本通信にミクシィーを検討しましたが…。まぁ、偽物でも、ソコソコ上がる銘柄なら…いつくか見出していますが…どれも帯にタスキなのですね。早く仕掛けるならケネディクスに、その素質が濃厚なのですが…6000万程度の信用残に怯んでいるようじゃ、日本の未来は感じられませんね。それともカタルの認識が早すぎているのか? この後、カタルがイメージする波がやってくるのかどうか…。まぁ、目黒の雅叙園の短期売買を見ていれば、お金の流入は感じられますが…。肝心の宮島さんが、夢であるコンセッションに未だに言及してない事が…カタルの評価を落としている所です。でも今の水準は下値圏でしょう。期が変わりましたからね。

トヨタが利益を4兆円台に膨らます事は考え辛く、微増でしょう。だからグローバル銘柄の選択は論外です。期待されるのは、邦銀に代表される内需でしょうが…V字と言うか、角度が2倍、3倍に見えるのは、なかなかありません。シャープは芽があるのですが…なかなか見えないのですね。ケネディクスは株数勝負に持ち込め、買い増しが出来るのですが、中越パルプなどは遊びの範疇で、高値を買い進むことはできません。大型株なら、前から述べている「リクルート」が候補ですが…今は業績の大きな伸びが期待できないのでしょう。でも素質はなかなかですよ。だから年金ファンドは、核に据えるべきなのです。

邦銀株の動きから見ると、比較感からケネディクスの動きは鈍く感じられ、訂正波動がまもなく発生しそうですね。ようやく下値固めも…終了、トンネルの出口が見えてきました。でも…ね。今の状態だと、株価が1万円の成長株のイメージが見えませんからね。早く行動してほしいものですね。日本国を救うのは、官の資産が民に移行するパターンなのですね。そうすれば、世界から叩かれることもなくなります。スター株が誕生しないと相場も面白くありませんね。毎日が同じことの繰り返しでは…人間、飽きが来ます。救いはROE経営に目覚めている日本の経営者の姿勢変化ですね。

それでは…また明日。

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2015年02月10日

02/10

かたる:今日は安いけれど…実に巧みな演出ですね。JVCKWの話です。完全に仕掛けファンドの手に収まってきたように見えます。繰延税金資産のマジックを使い、強弱感が演出されています。一方、ソニーはまだ分かりませんが、複数のファンドが絡んでいるのは明らかですね。値動きを毎日、追っていれば、勘の良い人なら、気付くのが仕掛け人の有無です。しかしこの仕掛け人たちも分らないのが、市場の人気、うまく市場の流れを取り込めるかどうか…。その時の市場規模にもよりますし、時代の流れに大きな影響を受けます。市場と言うのは、時代環境により、市場規模が変わるから、不思議な存在です。今、市場に存在している資金の質が問題になります。この辺りは、実際に参加してないと分かり辛い所です。大型株が活躍する時や小型現物株が活躍する時、それぞれ市場に存在するマネーの性格が変わるのです。この表現が理解できると良いのですが…。だから証券マンは、銘柄選別にあたり、どの程度の規模の会社が、市場人気を奪う事が出来るか? 銘柄選別にあたり考えるわけですね。

ソニーが相応しいのか? それとも…JVCKWか?と、どちらを選択するか選ぶわけです。ソニーは大型株です。JVCKWは仕手性もあり、どちらかと言えば小型の部類ですね。しかし…偽物の匂いがします。同時にナビからIVIへの移行期であり、可能性もあります。だから意見が対立し、強弱感が生まれますね。JVCKWは、もともとファンドの会社、故に仲間からの内部情報も入りやすいのでしょう。昨年夏ごろから仕掛けはじめたようですね。カタルが選択したのは、そのずっと前です。たしか2013年の春だと思います。300円を割れた段階から注目していたわけですね。しかしいつも様に株価は下がり200円台を割れます。昨年秋に一度人気になりましたが、直ぐに失敗し手を抜き、次のチャンス、今回、再び仕掛けが入っている訳です。

素質があるから、カタルも一度は選択をしたのですが…、ケネディクス、J・TEC、007と比較すると、大きく劣りますね。なかなかカタル銘柄のような素質がある株は少ないのですね。しかし素質があっても、実際に会社側が業績の立て直しにもたつくことがあります。シャープの事例を考えると分かりやすいかな? なかなか、現実はシナリオ通りに行かないものです。日産自動車や日揮、千代化などのケースと比較すると分かります。シャープも魅力がありますね。でもカタルには、現時点では見えないのですね。今、人気のソニーも2000円を割れていた時分は、ずいぶん魅力がありました。でも業績の角度が信用できないから、なかなか、カタルの心は動きません。この企業業績の回復角度が、最近では劇的に変化したケースが、「ミクシィー」です。昨年のカタルが一度解説しましたね。覚えていますか? 公募資金をCMなどに使ったのです。これが効果を発揮したようです。まさに博打です。赤字から一気に黒字、それも大幅な回復です。しかし所詮はゲームですからね。利益の質が問われます。

その点、マツダの方が安定感はありましたね。円安の恩恵が追い風になったから、一気に人気を博したのです。やっているときに条件が、追い風になるのが時代変化ですね。この時代の流れを、常に感じてないとなりません。JAの改革は、NHKも、日経新聞も「60年ぶりの快挙」の様に報道していますが…、内部を見れば明らかですが、村論理そのものの痛み分けであり、農業改革の展開もスピード感が見られません。故に、外人投資家は日銀批判を信じる人も多いのでしょう。

実はこの話がケネディクスの相場にも、影響を与えます。時代は確実に1300兆円の逆襲を支持していますが…この流れを信じられない人たちも存在するのです。今日はケネディクスの決算発表のようですが、通常、数字が予想より大きく変動するなら、事前に修正しなくてはなりません。事前修正がないという事は、既に会社発表の数字通りの数字に、まとめたという事でしょう。本来、年末年始の相場が、確りと演出されているようなら、期待感もあったのですが…。現状は、再び手を抜いている有様です。不動産の利益などは、どうにでも操作が可能ですからね。しかし外部環境から見て、カタルの事前予想通りの展開が続いている様に感じています。今日の目黒の雅叙園の転売話は、市場が動いていることを物語っています。分かりますか?

娘がロンドンに住んでおり、住宅価格の高騰の影響を受けています。二人で住む住宅の家賃が25万円程度らしいのです。これじゃ、生活も大変でしょう。ロンドンは住むところを持っている人と、持ってない人との差が劇的に広がっています。例のピクテの「格差は広がる」という話です。r>gですね。中央銀行が緩和政策を採用し、移民を受け入れている為に、ここ5年ほどで、4割程度上昇しているようです。観光の町ですからね。そう言えば京都の「町屋」も意外に人気が高いですね。京都も観光の町で建物制限がありますね。ただ違うのは移民問題です。

007の人気は完全に失われていますが、既にIVI開発のソフトに採用は決まっていると思われます。IOTという全てのものをインターネットと結び情報を活用するクラウド環境に欠かせない技術を持っています。今は赤字なので評価が低いですが…カタルは天井は低いと切り捨てていますが、JVCKWもその点は、可能性は高い訳です。この強弱感が仕手性に繋がる訳です。繰り延べ税金資産の組み入れなどと馬鹿にしていると…持って行かれる可能性もあります。夢と言うのは人間を魅了するのですね。昨年の新興御三家をカタルは批判し続けていましたが、あれほどの人気になりましたからね。日本通信もそうです。思いのほか、大きくなりました。

シャープもある意味で、現状は駄目なのですが…駄目だから、かえって素質を持っている訳です。皆さんは勘違いしていますね。証券マンの多くもそうです。株式投資は基本的に変化率を競うゲームと考えた方が良いのです。会社の内容が良いから、優良企業だから将来株価が上がる訳ではないのですね。変化率のギャップが大きな銘柄を選択するわけです。この辺りが認識できるようになれば…かなりの腕前になれます。しかしカタルの様に…何年も待つことが良くあります。カタルは基本的に、未来を過剰に信じる傾向がありますからね。だから何年も待つことがあります。開花しないことも、中には存在します。

本日上場されたケネディクスの商業リートの役員をみると、大蔵官僚が監査役に選ばれていますね。実に「村論理」です。ダヴィンチにこの配慮があれば、あの時期にお目こぼしがあり、延命されていたかもしれません。僅かな期間ですからね。今では正常な環境になっていますからね。時代の流れとは、恐いものです。ケネディクスは、三菱とも密接に繋がっていますからね。明日は休みなので米国の雇用統計を見て、日本の銀行貸し出しを調べてみたいと思っていますが…どうかな? 何しろナマケモノですからね。

やはり世の出る一流域の人は、皆よく働きます。まさに激戦です。寝る時間なんか気にしないで時間に追われていますね。それもかなりのスピードで仕事を消化するわけです。かたるも僅か1億円のレベルでしたが…、証券マンの上位の頃は、立会時間中、休む暇なくペロ、つまり注文伝票を書き通しでした。相場が終るとぐったりしたものです。だから10億とか100億とかと言うレベルの人は、相当の激務なのでしょう。やはり30代までに世の出ないと…負け組なのでしょうね。

相場を実際に張るようになり、もう直ぐ5年になりますが、なかなか難しいですね。時間の感覚をもっと磨かないとなりません。日馬富士のような小兵でもスピード感だけで横綱になれるわけです。だからディーリングを馬鹿にしちゃ…駄目かも…と最近のテーマはテクニカル面のタイミングを見極める技術を身に付けたいと考えています。故に試行錯誤の実験が続くのですが…物になるかどうか。これまでも数々の独自指標を開発していますが…精度がね。例えばこのJVCKWの「σレシオ」と命名したグラフを提示しておきますね。馬鹿も馬鹿なりの努力をしているのです。でもなかなか開花しませんね。

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2015年02月09日

02/09

かたる:まさに…相場は、想定通りの展開になって来ていますが、この正常パターンが続くのかどうか。邦銀株の上昇は、正常な姿を映す「日本の鏡」なのです。何故なら、基本的に「デフレ脱却」は金利上昇を生み、本来の貸し出し業務の利鞘が拡大し、収益に寄与しますからね。もう一つが、本来は金利裁定が起こる訳です。低い利回りの国債から、株式投資へ向かう為の…充分な金利差があります。配当利回り3%台のみずほ株は、その格好の投資の的です。個人金融資産1654兆円の受け皿として、相応しい投資規模(大型株)です。小さな会社では資金が吸収できませんからね。

最近は、少子化から利便性のない住宅が安値で流通している現象は、まさに「陰の極」。期待インフレ率が、全くないことが証明されています。ゴルフ場の高値高騰が起ったのは、何時の時代なのでしょう。株だって売る人が居なくなれば…底値を叩くのが常識です。その不動産、所謂、資産価格の上昇が資本主義経済の源なのです。アメリカンドリームと言う「期待感」こそが、人々を前向きに行動させる原動力です。これが資産価格の上昇なのですね。株と不動産はセットです。何故、「収益還元法」と言う不動産から上がる収益で利回り採算が合うのに…それを下回る価格で強制的に減価償却をさせるのでしょう。カタルはダヴィンチが消える時に、この国は完全に冒されていると思いました。

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世の中の常識では、時代の流れは必ず振幅します。大きく一方に振れれば、その反動も大きくなって、時代に現れると考えています。それが「1300兆円の逆襲」です。わが国の不動産価値と言う国民の財産を、失政の繰り返しで失っています。ようやく黒田総裁や安倍首相を迎え、デフレ脱却が主眼に据えられ、政策運営がなされています。この動向を市場経済である鏡の株式市場が、反映しない訳がありません。その主軸が、利回り裁定で儲かる収益還元法価格に下がった不動産を、商売にしているリートなどを運営している会社ですね。故にカタルは、わが国最大の不動産組成会社の「ケネディクス」を採り上げています。

この考え方は正しいとカタルは信じていますが…、ただいつ、その現象が起こるか?こればかりは分からないのです。故に既に1年半も待たされています。カタルの頭の中では、とっくに市場は先行して、この動向を感知している筈ですが…。何故か、現実は遅れていますね。まさにトホホ…のカタル君です。この日本の失われた時代の中で、世界では、この資産効果を生かし中国は躍進を続け、米国だって資産価格の劣化を認めていませんね。宮澤首相ぐらいのものです。年収の5倍で家を買うために、地価を下げようという悪政を実行したのは…。彼は東大法科のエリート官僚でしたが…カタルに言わせれば、とんだ曲者です。学歴主義が生んだ弊害の一つでしょう。所詮、大将の器ではなく、参謀どまりだったのでしょうね。スケールの大きな人間が求められるわけですね。

日本は世界競争から、一歩も二歩も遅れたのは、資本原理を清貧思想によって否定したわけです。株で儲けたお金を、悪銭は身に付かずとか…不労所得と蔑む社会が狂っています。ピクテが人気になっていますが、r>gなのですね。これが資本主義経済の原則です。この加速度合いを、どうやって配分するかが、政策の腕の見せ所なのです。何故、稼げないお荷物の高齢者の医療費が、働く若者より負担率が低いのでしょう。おかしな配分は見直すべきです。少し言葉は過ぎましたが、公平な配分にすべきですね。重税感は若者のやる気を削いでいますね。社会保障の負担率など…やはりよく考えるべきですね。だから年金生活者から実質可処分所得を奪うインフレが…、物価の上昇が正しい道なのです。物価も上がり給料も上がる…のですね。2年目を迎える賃金の上昇が、世論を変え始めると考えています。トヨタは2014年下期に続き、2015年上期も下請け叩きを止めるそうですね。しかしこれで充分とは言えません。自社株買いを実施すべきでしょう。

日経新聞社は自社株買いの株を、一株利益に反映させると報道し、この影響が大きいのか…ROE経営に目覚める経営者が増えているようです。この3Qは、本来、期末ではありませんが、自社株買いを発表する企業は多いですね。自然と一株利益は増え、PERは低下します。この流れが加速すると、日経平均株価が論理的に3万円台に向かう条件が揃ってきますね。何しろ企業の余剰資金は大きいのですね。240兆円もあるのです。三菱UFJに続く、三井住友銀行の僅かな自社株買いは、それなりに効果は絶大ですね。利回り裁定は、早い者勝ちです。

さて今日の相場は…どうでしょう。増額したミクシィーは売られ、ソニーも安いようですね。さてどうなりますか…。邦銀などの内需をやれないとすれば…仕手株の選択になります。更に、それも無理だとすると小型現物株の登場になりますね。此処で浮上するのが休みを終えた中越パルプの存在、更に春節を迎え話題性があるインバウンド需要のラオックスやHISなどの選択でしょうか? どれも…触手が大きく動きません。でも如いて挙げるなら、やはり初押しの中越パルプは割安銘柄ですかね。割安銘柄の先導役として人気になっても良いのかもしれません。何しろ、BPSは437円で、5円配当の予想です。ただし、切り返し始めたら…深追いをせずに、程々にせねばなりません。

やはりカタルには、ケネディクスが一番に見えますが…信用買い残が重石になり、やる筋が居ない事には、相場になりませんからね。仕掛け人の登場が待ち望まれます。「りそな」の自己株が、第一生命や日本生命に割り当てられ、バブルの後遺症の清算が進みそうですね。日本村らしい調和を重んじる村論理です。時間をかけ、調和を求める訳ですね。JA改革もその動きです。一気に新しいスタイルと言う訳に行かないのでしょう。この調和論理と言うか、村論理が、失われた時代を永遠に長引かせたわけです。ようやく、この構造調整も、「りそな」に見られるように終焉を迎えます。

この辺りの動きがケネディクスにも影響を与え、1年半も先延ばしをさせられている訳ですね。増額が目立っている建設ですが…、やはり天井は、やはり限られますからね。GPIF中心に、邦銀株を上に放り上げるのが…筋論のような気がしますが…。果たして、実現するかどうか…。もう少し時間が必要なら、中越パルプのような仕手株の活躍になるし…ただアイフルなどの動きをみると、やはり少しずつ新しい動きが、見られ始めていますね。だから調整局面も終わり、前向きな対応が必要なのかもしれません。

また騙されてみるか…どうしようか…、思案のしどころですね。経験則では…待ち時間が2年になると、流石に、継続する馬鹿は少なくなります。今年の夏と言うことに…なるかもしれません。「いい加減にせい!」と怒鳴られそうです。皆さんの選択はどうなのでしょう。それでは、また明日。因みにカタルは、初押しの中越パルプを選択してみました。さて今週の結果は、どうなるかな?

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2015年02月06日

02/06

かたる:最近は便利なもので…市場で言われている噂と言うか、解説が、一般の人にも簡単に手に入るようになっています。この解説は、間違っていることが多いと感じています。日経新聞を始め、NHKなどのニュースも間違いだらけの解説をしています。その中で、今朝、読んだ記事で「先物主導で株価が動いていると解説されているが、これは間違っている」との主張を興味深く読みました。皆さんにも紹介したかったのですが、あまりに多くのデータを読んでいる為に、メモるのを忘れ、何処の解説か忘れたので紹介できません。ゴメンね。でもこの主張は裁定買い残が減っており、外人の売り動向なども解説していました。カタルが最近考えている空売り動向や、好転率の指標面から、カタルの考えている仮説と一致する部分が多く、同じことを考えている人も居るんだな…と思った次第です。

2月3日の相場の解説で、国債金利が上がり、リートがスプレッドが減り売られ、ケネディクスが下がりましたね。でもカタルは金利が2%程度まで上がるのが道理であると説き、不動産も上昇を続けるので、利回り差だけでリートを判断するのは間違いだと不動産の値上がり効果の方が、ずっと大きな影響があると…一昨日だったかな? 書いたと思います。昨日はその影響か、そんな事はないのですが、カタルが語る邦銀株の上昇、ケネディクスも反発となっていました。全体株が下がる中…での現象でしたね。かたるは日経平均株価の二段上げの主軸は内需だと考えています。グローバル銘柄は円安を切っ掛けに高評価になっています。

ところが異次元緩和の副作用の円安は評価したのに…、主眼であるデフレ脱却は全く評価していません。邦銀株の横這いがその事を示していますね。流動性の罠から、なかなか抜け出せない現実を、市場は示しています。カタルは1300兆円の逆襲と言う資産効果を相場の核に据えています。日銀が必死になっても、なかなか世間は信じてくれませんね。そればかりか、日銀批判が大々的に報じられています。必ず、インフレは起ります。問題は国債の償還を再び日銀が買う、財政ファイナンスの危険ですね。そうです。カタルが以前から語っている「ガラガラポン」のリスクです。この事をジム・ロジャーズも指摘していますね。その記事は此方…。カタルの以前からの主張とそっくりです。株式投資か、外債投資が正解で、既に金持ちは海外逃避をしているとカタルは以前から述べています。

本来、地方再生などの財政拡大より、政府予算を絞るべきなのです。ジム・ロジャーズは僕同様に株屋らしく大げさに表現していますが、彼の主張はその可能性が高いのですね。遅れれば遅れるほど、時間切れを迎えます。だから…カタルは、百姓の友達を大切にしようと以前から述べています。しかし最近の空売り比率など…の動向からみても、間もなく、日経平均株価の二段上げが始まる可能性が高いのです。その需給バランスのコラムも紹介できれば良かったのですが…。基本はカタルが述べている様に、日銀がガンガン株を買っているので、外人は怯んでいるのですね。空売り比率の上昇はその事を示しています。僅かですが、三菱UFJに続き、三井住友が自社株買いに踏み切った効果は絶大なのです。この事は以前、述べました。

昨日の相場、そうして今日の相場は、カタルの考えている通りの動きを示し始めています。ソニー株を批判する訳じゃありませんが…単に割安株の水準訂正の一環との認識です。もともとソニーは優良資産を抱えていたのです。シャープに比較すれば懐は深いのです。でも混迷するシャープは、カタルの好きな会社です。応援したいのですね。でも現状は…。まだ先が見えません。他の家電メーカから見て、財政がきつく、リストラが進んでいませんからね。

そうそう、東芝を始め、家電各社はテレビの生産をやめ、EMSを利用すると言います。カタルが、プラザ合意が日本凋落の転機と述べている理由が分かりますね。モリス・チャンが1987年に独立して、台湾でTSMCを興しますね。遅れること約30年近いのです。パナソニックもそうです。官僚が自分達の仲間が天下りしている為に、その業界を守ろうと抵抗するわけです。だからジャッパン・ディスプレイ―などへの出資を、カタルは批判している訳です。ただカタルの意見が正しいかどうかは分かりません。日本はどうしても売り上げ至上主義に陥るのです。カタルが述べている総資産経営ですね。今日の日経新聞のスクランブルにも…あれは富国生命でした? 売り上げが伸びてないから相場に対し疑心暗鬼の表現でしたね。確かに成長株は売り上げが伸びて利益も伸びるのが本来の姿ですが…いま日本に求められているのは、効率化なのです。だからROE経営なのですね。不採算部門から撤退し、自社株買いをしたり、儲かっている所に更に投資をするのです。JTがそうやって利益を伸ばしています。

少子高齢化で、移民を受け入れずにやるとすれば、スマートコミュニティーへ早く移行すべきですね。昨日のNHKクローズアップ現代では、3D地図の情報公開を米国は始めていると述べています。新しいインフラ投資、カタルが何度も準天頂衛星整備の前倒しを主張しているのは、その一環です。電子カルテも、キャッシュレス社会もそうです。振り込め詐欺対策で、後手後手に回り…本当に馬鹿です。その第一歩が金融機能の回復なのです。その為に資産効果を促さないとお金が動かないのですね。だからケネディクスであり、1300兆円の逆襲なのです。もしジム・ロジャーズの言うように、あと2年も3年も遅れるようでは、それこそ、ガラガラポンのリスクがドンドン増加します。時間がないのです。早く、市場は未来を先取りしなくてはなりません。そうして金融機能を正常化させ、一気にスマートコミュニティーへ資金を投入すれば、少子高齢化でもGDPは伸び、一人あたりの取り分も増えます。

今日は今の所、カタルの理想通りの動き…気分が良いですね。また買い増しをしたくなってきたのです。でも買っては投げの繰り返しでは…、いい加減に保険料が膨らむばかりで…。生活費も失われますからね。どうなることか…。ヘッジファンドは、何故、動かないのでしょう。まぁ、彼らも日本を信じていないんだよね。馬鹿にされている訳です。だから空売り比率が上昇しているのですね。確かに好転率がなかなか解消されず、日銀依存の官製相場の様相ですが…、まもなく二段上げがスタートする兆候はありますね。2月4日は三菱UFJが大幅高し、TICK回数でトップになったのです。久しぶりに人気を獲得しました。表は三菱UFJなどの邦銀株、裏はケネディクスですね。当然、ハイリスクの方がリターンの大きいですが、同時にリスクも大きいのですね。6000万近い信用残は全体市況に異変があると、株価が100円処ではなく、半値程度まで急落する可能性があります。300円を割れる可能性だってあるのです。だから無理をしないことです。

例えば、習金平体制で粛清の動きが強化されており、不満分子は大勢います。共産党一党体制が、突然、崩壊する事もあります。その様なショック状態になると、日経平均株価も大きく下がりますね。株式市場は、一寸先が闇なのですね。いつでも売れるとタカをくくっていると…スカイマークの様になることもあるのです。それこそ、無理をして株に投資している破産ですね。だから絶対の自信なんて…眉唾です。でもようやく米国金融のポジション整理も終わったようで、明るく感じているのはカタルだけでしょうか?

後場から、バロメーターの一つ、中越パルプの動向も気になりますね。何故か、背景は乏しいのですが…気になる存在です。明日か明後日はJ・TECの決算に触れますね。数字は悪いですが、カタルは余裕があれば、買い増ししたいと考えました。その根拠を語る予定です。かたるが「騙る」にならないように…心掛けていますが、判断するのは読者の責任ですからね。それでは、また明日。

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2015年02月05日

02/05

かたる:市場はギリシャ問題、原油価格、ソ連のルーブルといろんな問題を抱えていますが、少し前の中国のシャドーバンキング問題同様に、大きな問題には発展はしないのでしょう。カタルは、ソ連がどう対応するのか…この辺りが見えない部分ですね。ウクライナは激化しているようです。ギリシャ問題などは、イタリアやスペインに波及しない限り、大きな問題ではありませんからね。だからECBの国債買い入れの量的緩和は大きいのですね。原油価格が反発し、安心感から株価は大きく戻ったようですが、基本はヘッジファンドのポジション調整の終了を、意味するものだと思っています。原油安は消費国にとってプラスですからね。原油が下がり、株全般が下がるのは、資源関連株以外はおかしな話です。三菱商事でさえ、大きな株価の動きはありません。要するに、一見すると素人には分かり辛いのでしょうが、ヘッジファンドのポジション問題なのでしょう。

この動きに関するのは、S&Pの格付け問題ですが、15億ドルの支払いで決着したそうです。未だに金融危機の問題が尾を引いているのです。今、米国の金融界は早期の幕引きを図る為に、上訴をせずに和解の方向で動いています。たしか…バフェットもFRBの年内利上げは、困難だと発言していたようです。カタルは前からこの主張ですね。しかしブラックロックは9月と言う説です。基本はマネタリーベースで、ただでさえ、前年度比の伸び率は下がります。この動きを民間が補う訳ですが、S&Pは金融機関ではありませんが、金融制裁への流れに違いありませんね。

通常、人口が増加する米国は、もう少し強めの指標が出ても良いように感じています。消費者信頼感指数だけをみれば、歴史的な好調を示すもの。故に消費動向は強いのでしょうが、設備投資は25%と言ったかな? その30%は石油関連だそうで、この減額分がGDPに影響を与えるという見方は強いようです。一方、日本ですが、昨日かな? 発表された厚生労働省の18カ月連続の実質賃金下落と言うのを材料に、昨日、国会答弁で民主の前原さんが、黒田総裁に質問をしていましたね。2年と発言したターゲットインフレ発言を、必要以上に攻めていました。黒田さんは苦しい答弁をしており…しかし自説を曲げませんね。しかし安倍さんは、流石、大人の答弁でした。

三菱UFJが、昨日は反発していましたが、この動きを月足推移でみると、横ばいを続けており、ケネディクス同様に苦しい展開です。基本は流動性に罠から、抜け出せない現実を株価が感じ取っている訳です。本来ならオリンピック需要もあり、ムードもあるので、もっと資産効果が生まれる筈ですね。しかし現実は横這いです。期待インフレ率が生まれない以上、なかなか投資活動に、火がつかない現実が垣間見られます。しかしリートを日銀が買い続けていますから、昨日、見たように東証のリート指数は右肩上がりを示しており、2013年の春の高値を抜いています。しかしケネディクスは、未だに抜いていませんね。この辺りは綱引きを示していますね。

一方、需給の株価チャートを見ると、一旦は619円の戻り高値をハローウィン緩和で抜き、本来はリート指数と同じような動きに、ケネディクスは新高値を更新するだろうとカタルは考え、あの時は、高値にも拘らず、株数勝負を挑んだわけです。ところがヘッジファンドと思われる連中は、買い増しをせずに、利食いを先行させたのですね。しかし邦銀の決算を見ても分かるように、海外の利益とは言え、空前の利益の蓄積になって来ました。日本は前から述べている様に、明らかに世界で一番先行しているのですね。金融が元気なら、日本は長い時間経過した「流動性に罠」から脱出する事が出来ます。この辺りの動きを市場は、いつ読み始めるのか?

今日はソニーが人気のようですが、基本構造はあまり褒められたものではありません。JVCKWと同様に、天井が低いと思われます。良いものを持っていますが、未だに未来がカタルには見えません。グリー同様ですね。市場の需給の力具合を見る中越パルプの動向はどうなのでしょう。通常は初押しは買いの筈です。しかし株価は262円とカタルが予測した278円を下回って推移していますね。この銘柄は当初から述べている様に、日本通信やラオックスと、比較すると筋が悪いですね。時代背景がありません。単に夢だけじゃ…。余程、大きなグループが参入するのかどうか…。株価は、所詮、仕掛け人の実力で決まります。しかし大きくなるかどうかは、時代性がないと、腕力だけで株価を動かしても…所詮は、行く末は決まっていますね。

カタルは文化大革命に匹敵する、長いデフレ環境からの脱出と言うテーマを選び、1300兆円の逆襲で、ケネディクスに取り組んでいますが、みんな信用買い残を前に「びびる」ばかり…。骨のあるファンドが存在しないようです。あと2000万株程だと思うのです。カタルは昨年まで、減らない信用残に対する見解は、ファンドの演出だと考えていました。しかし折角の仕掛けチャンスをふいにしましたからね。故に、この信用買い残は、一般のものなのでしょう。カタルの影響と言う訳ではないと思っています。チャート論では、一旦、619円を抜いていますから、未だに上昇波動の途上ですが、目先は苦しそうに見えます。なにかサプライズが欲しい所です。リート指数同様の動きを、カタルは本来、想定していました。だから、今頃、株価は4ケタを奪回し、仕手化している筈ですが…どうもG20から生まれた金融規制が響いていたらしいのですね。

早めに仕掛けるから、株は面白いのですね。赤字の段階で…。まぁ、小野薬を見てもらえばわかります。業績は悪いのに株価が上がるから仕手化します。誰が先の業績を読み、先行して仕掛けるか?ここに相場の妙味があるのです。JVCKWは、明らかに演出のように見えます。税金の戻し入れと言う見せかけの利益じゃ、相場になりませんね。故に逃げているのでしょう。しかし…株は分からないのですね。自分達が逃げていると思っていても、株は、他の誰かが買い上がり続けることがあります。そうすると、こんなバカな…と仕掛け人本体が、今度は、その上がり続ける株を、純空(売り)する事があります。そうすると、大相場になります。完全な仕手株になりますね。だから相場は魔物なのです。本当は駄目なのですが…株は上がり続けることがあるのです。

カタルは、その素質がケネディクスにあると思っていますが、素質があっても仕掛け人が不在では相場になりませんね。はたしてどうなのか…。黒田さんの苦しい国会答弁を市場は救う事が出来るのかどうか…。全てはデフレ脱却に掛かっている訳です。だから金利が少しぐらい上がったから、リート指数が調整したのを見て株価が下がるのはおかしな話し、金利は2%を超えるのが、日本の正しいデフレ脱却の方向性ですね。2%を超えない限り、市場は正常化したとは言えません。今の相場を見て御覧なさい。グローバル銘柄ばかり…。それも今年は、もうグローバル銘柄に上値がありませんね。日経平均株価が2万円の大台を超え、3万円を目指すのは、先ずは流動性に罠から抜け出し、国債金利が2%を超えて、スマートコミュニティーへ、資金が回らないと駄目なのですね。今は子供の遊びです。やはり邦銀株の正常な株価が前提条件になりますね。三菱UFJの4ケタ奪回が、今年中に達成しないと、黒田さんは、また「嘘つき」呼ばわりされます。岩田さんも苦しい弁明をしているようです。

日銀は絶対に負けません。ただし政策運用者に不退転の決意がある限りなのですね。どう判断しているのでしょう。黒田さんは明らかに、市場との対話に失敗しましたね。イエレンさんの様に…及第点とは言えないでしょう。ハローウィン緩和からのケネディクスの株価下落を見ていると、市場は、さらに何かを求めているように見えます。昨年同様にNY市場は危機を脱したように見えますが、残念ながら、日本は人気株の調整は終わったはずなのに冴えませんね。有力な相場心を知る仕掛け人が居ないからでしょうね。指数だけが上下に揺れているようじゃ…なかなか人間の心は惹かれませんね。景気は、人間の心を動かすものですからね。サプライズが欲しいですね。アララ…。切り捨てたソニーは、人気が継続しています。それでは、また明日。

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2015年02月04日

02/04

かたる:どうも新聞各紙、市場の話題を観ていると論理的に矛盾を感じることが多いですね。最近の事例では原油価格安に対する市場の見方です。基本的に原油安は消費国に対し、広範囲のプラス効果を与えます。一方、マイナス面もあり、特に米国ではシェールガス産出企業、並び設備投資の関連ですね。パイプの需要を含めマイナス面がありますが、基本的にプラス効果が大きいのですね。先頃、米国のGDPが予測を下回り、設備投資関連中心に伸び率を欠いていましたが、消費者信頼感指数が示すように、大丈夫だとカタルは述べていました。ようやく昨晩のWBSでも同様のコメントを聴きました。自動車販売をみても分かりますね。でも株価的には、もうお終いですが…。

昨日もそうです。国債相場の入札不調から先物が売られ金利が上昇し、リート指数が下がったと大きく報道されていました。でも考えてみれば分かるのですが…、三井住友銀行は異次元緩和を受け、長期国債を先行して処分しました。(この行動が本来は正しいのです。)この時の指標国債の利回りは、確か0.5%近く上昇したのです。その様子を示したのが下のグラフです。もし日銀の物価目標が達成されるなら、金利は確実に2%近くまで上昇しますね。株価の上昇と金利上昇は、ある意味でセットと考えてください。本来、景気が過熱して行けば資金調達コストは上がるのです。

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つまり金利低下中は、金融相場の色彩が強いのですね。この辺りは解説が必要かな? 景気がなかなか自律回復しないと、金融政策が強化され金利を下げます。そうして投資活動を促すのです。今はそれでも駄目なので、量的緩和を実施している訳です。日本は、日銀が金利を下げましたが、金融庁が貸し出し基準の厳格化や強化を実施してきました。ホラ…「倍返し」のドラマで、金融庁の役人が出てくるシーンを思い出してくださいね。あれは実話を元に製作されています。

UFJ銀行が消えた背景ですが、銀行は不良債権と認識してないが、金融庁は不良債権扱いにして、その資料を隠ぺいしたので処分され消えたのです。通常は役員の首が飛ぶ程度の話しなのに…UFJ本体が消えたのです。故に、折角、日銀が金融緩和を実施しても無駄だったわけです。政策に一貫性を欠きました。その為に「流動性の罠」と言う泥沼が、更に深くなったのです。傷は浅い内に治療して救わねばなりませんが(住専処理の時期だったのでしょう)、どんどんと実態経済を政策ミスで追いやったのですね。ようやく安倍政権下で、その方向性が是正されつつあるのです。この間に大量の自殺者を日本は生んでいます。カタルの仲間も自殺に追い込まれました。本当の話ですよ。今のギリシャもそうですね。ひどい話ですが、国家の選択は多くの命を奪うのです。

今はJAが注目の的になっていますが、日本村論理ですね。JALは、結局、ゾンビの様に復活しています。だから全日空は反発し、国土交通省に文句を言ったので羽田の発着枠が優遇され日本村の感覚が存在します。今回のシャープもそうですよ。小米を巡るジャパンディスプレイとの競争ですね。産業革新機構が2000億円かな? 国のお金を投じていますね。その煽りをシャープは受けた訳です。日本村論理ですね。元を辿れば、金利面などの条件闘争で、民間企業は勝てる道理がありませんね。国債金利は低いのです。過剰な政府系機関が跋扈し、民間企業の運営を妨げているとも言えるかもしれません。見方は人それぞれです。カタルは小さな政府を求めており、このように日本は官の力が強すぎるから、ある意味で「維新の会」の主張に賛成しています。江田憲司さんは橋本総理の秘書でした。その当時、カタルは彼からメールをもらったことがあります。彼は改革派ですね。通産官僚だから、出来は今一なのでしょうが…。彼なりに頑張っているようです。

水面下の政策決定の動きには駆け引きがあり、なかなか思い通りには運びませんからね。首相でもそうです。だから選挙の禊が必要なのです。国民の支持ですね。故に選挙には必ず行かねばなりません。たとえ、ブツブツの様に白紙投票でも…。ブツブツは、どの政党も駄目と…白紙投票が長く続いていました。株屋は長い時間、文化大革命の被害者だったのです。野村証券株をみれば、分かりますね。政策の選択が如何に大切か…。株価を通じて、皆さんにも、一度、考えて欲しいのです。単に儲かるとか、損をした問題とは、株式投資は本質が違うのです。株価が正しいのです。必ず、株価は政策に反応します。これが市場原理ですね。そうして市場を通じて、伸ばす産業を選択するのです。投資の王道は、皆が、人類が、豊かになる所にお金を集めることなのですね。

今日は少し硬い、建前論を展開しましたが、株式投資の背景を理解して欲しいのです。だから金利が上がるという事は、ケネディクスも邦銀株を上がることを意味しています。確かに一見すると、目先的にはリートと国債のスプレッドが減りますが、それは目先論理ですね。金利だけに目を向けた近視眼的な見方です。中長期的には、リートが持っている不動産の売却利益が得られます。金利が上がるという事は、積極的な経済活動になり、資産効果があるのですね。ピケティの21世紀の資本論です。r>gと言う公式ですね。

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不動産の売却収入は一時的なものですが、金利以上に大きな収益の柱になります。リート指数をみれば分かります。ケネディクスの株価と完全に波動が連動してないことがね。でも本質は同じなのです。リート指数のグラフも合わせて提示しておきます。このグラフに連動しているのが、本来のケネディクスの姿とも言えます。ところが一致していませんね。何処かで、この開いたギャップは埋まるのでしょうが…、カタルには時期は分かりません。リート指数では、既に2013年の新高値を更新していますからね。ギャップが大きく開いているという事は、どこかで、急速に訂正波動が生まれるのでしょう。やはり信用残の問題なのでしょう。1500万株程度、多いのかもしれません。ハローウィン緩和の意義をカタルが読み違え、現在に至りますね。

カタルは今日も投げていますが、物理的な問題なのです。カタルは貧乏人なので相場観に関係なく、自分の力量の見極めが出来てないから、折角、買ったのに投げているのです。株式投資で、最も大切なのはこの事です。相場観より、自分の性格を含めた自分自身の力量をどう考えるか? 自分を自制できるかどうかで…投資収益が大きく変わります。早く金持ちに成りたいですね。折角の株価の下げを活かせないなんて…。さて今日の相場はどうでしょうね。邦銀株が上がっていますね。珍しいね。ほら先ほど書いた原稿の通りですね。あとは…目先の解説もしても良いが…所詮は推測ですからね。

果たして中越パルプは目先の高値を奪回できるのでしょうか? 高くなって買っても駄目ですからね。富士通も上昇していますが、簡単に高値を奪回できないと思っています。でも日本通信同様に、調整波動は終わったのでしょうが…。やはり、どの株も仕掛け人の力量が、ものを言うのでしょう。相場心の分かるリーダー的な存在が、市場にも必要なようです。ETFの指数買いだけでは、相場に味が生まれませんね。それでは、また明日。

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2015年02月03日

02/03

かたる:しかし…市場と言うのは、理解がしにくい存在ですね。眉唾と思われる銘柄が上がったり、本筋だと思っている株が下がったりしますね。昨日、上昇したJVCKWですが、何処かのグループが手掛けているのでしょうが、今回の増額修正は、主に繰り延べ税金資産の戻し入れと言う話です。米国工場の減損会計を損金として計上していたものが、稼働率が上がり正常資産になったので、損金計上分を戻しいれたというもので、実際の活動が大幅に良くなったという評価が正しいかどうか…。もともとカタルが、以前、注目したのは、一つは仕手性があるという面と、財務内容の良いビクターを入れた為に、その評価が不足していたというものです。

パナソニックのやり方を見ていると、お坊ちゃん企業ですね。自分は手を汚さずに、汚いリストラなどの作業は、他にやらせるのでしょう。その為に支度金を付けて売却したのです。三洋電機と言い、パナソニックは立ち直ったとは言え、あまり褒められたものではありません。故にJVCKWが普通の経営をしていれば、車の生産回復で躍進できると思っていました。しかし中国などへ生産移転してもカツカツ、今度はその投資分がお荷物になり始めている印象です。IVIへの期待はありますが、開発はどうなのでしょう。所詮、ファンドの餌食になっている印象が拭えませんね。だから株価は大きく育たないのでしょう。カタルは昔から見ているので、素質はあったと思っていましたが、ものにならない部類なのかもしれません。まぁ、確かに200円割れから、株価は見れば上がっているが…。トホホの部類でしょう。

ケネディクスの昨日の動きは、組織的でしたね。いよいよか…とも思わせる内容ですが、本当に仕掛けるのかどうか、ケネディクス本体の素質は高いのですが、経営者は前回の失敗に懲りてノンリコースを多用している様に、本格上昇期なのに、共同開発が多く単独部分が少ないですね。経営が消極的に見えます。でも最近はユトリがあるようで海外展開など新規分野へ、手を広げています。急騰型を想定していましたが、やる筋が存在するのかどうか…。本来なら早めに仕掛けるのが筋ですね。利益が出ないうちに仕掛けるから、株は面白いのです。昨日の動きはいろんな推測が成り立ちますが、貧乏人には関係ありません。株価が下げれば整理を強行しなくてはなりませんからね。最近は暫く様子を見て、新高値を取ってから仕掛けようかとも考えています。いい加減に、期待して買っては投げている自分がアホらしく思えます。この時間による淘汰と言うのは…人間にとって、もっとも弱いですからね。

2日間ストップ高した中越パルプ、今日は274円ですね。昨日は、なんと268円。高値の376円から100円以上も下なのですね。眉唾材料では上がることが出来ないのか? セオリーでは初押しは買いです。カタルが証券マンなら、間違いなく買っています。自分でもユトリがあれば、遊びで買うかもしれません。でも今は追証との戦いです。

インバウンド消費に絡む銘柄は堅調ですが、カシオやシチズンもその範疇ですよ。でもね。こんなものは劇的な株価変化を期待できませんからね。みんなソコソコなのです。ラオックスが良い事例ですね。HISもそうでしょう。この関連と言うか、KNTCTと言うも良さそうかな…と、考えたことがありましたが…、みんな、なかなか触手が動かないのが実情ですね。

そうそう流石、一流新聞社の記者です。段舎利とは面白い表現でしたね。この記事とあれは「スクランブル」かな? 邦銀の株式持ち合いの話を合わせると、ROEの意味が理解されますね。日経225のROEは現在は8%台でしょうが、この水準が10%台に向かいます。だから邦銀株は変化率が高いのですね。保ち合いなど止め、自社株買いを合わせ、ROEを高めればいいわけです。最近、三菱UFJの動向が、積極的になり始めていますね。積極的に株式運用も手掛けているようです。

別に企業経営者の意識変化を株高の主要因にしているのは、カタルだけではないようです。GSのアナリストかな? キャッシー松井さんと言うのは…。彼女も、かたると同じようなことを指摘している記事を、今日、読みましたね。だから38915円の奪還も眉唾とは、一概に言えませんね。時間はかかりますが…。毎年2%以上、3%ずつ効率を上げれば、やがて世界トップ水準に変化しますね。国債金利をみると、この「凄い評価」の意味が分かると思います。所詮、お金は裁定の流れで動いているのです。ものを安く買って高く転売することもそうですね。原料を買い、製品を作り高く売ることもそうです。全ての経済活動が裁定行為なのです。邦銀株の株価水準は異常値なのですよ。流動性の罠のバロメーター的な存在ですね。

世界の投資ファンドは、日本の経営者の意識変化に気付いているのでしょうか? 何も日銀やGPIFの買いだけで、日本株が上がるなんて言っていませんね。それは無理です。確りした背景がないと認められないのです。昨日大きく上がった富士通も、目先の値幅は狙えません。サイバーエージェントも…そう考えます。みんなソコソコ止まりの銘柄ばかりで…なかなか異次元状態のサプライズ銘柄が新規に誕生しません。日本株の二段上げは「デフレ脱却」が主眼の筈ですが…カタルの思うような展開にはなっていませんからね。指数だけが強い相場は、そろそろ転換すると可能性が高いと述べていましたが、スター株が生まれないと…なかなか個人投資家が潤う環境になりません。

今日もボヤキが出そうですね。ケネディクスが下がると、いつもぼやきです。トホホ…。立春とは言うものの…心の中は、冬将軍。また明日。

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2015年02月02日

02/02

かたる:先ずは三井住友銀行の自社株買いに付いて、語らねばならないのでしょう。金額は僅か200億円ですが、実施する事に意味があります。三菱UFJは少ないですが、それでも1000億円でした。配当性向は三菱UFJが37%で、みずほが30%、三井住友は25%だとロイターで報道されていました。この自社株買いの意味は、自己資本比率の新基準をクリアできるという銀行側のメッセージであり、米銀の様に新基準に適応できてないと思われる水準から、邦銀は一歩リードしている訳ですね。欧州は論外です。経済の要は金融機能です。皆さんが認識している以上に、大きな事なのですね。景気動向はお金の流れで決まります。今は日本化現象と呼ばれる「流動性の罠」から抜け出せるかどうか…の人々の意識改革に、景気動向は掛かっているのですね。

この現象で見逃せないのは…わが国では官僚組織を真似て、民間機能が創られてきました。終身雇用や年功序列は、その仕組みですね。銀行は民間企業の指導的な役割を担っています。経営指導ですね。つまり銀行自らが自社株買いをしたいという意思表示を感じてくださいね。やがて民間企業全般に、この動きが広がることを意味しています。つまり現状の日経225では、ROEは8%程度ですが、企業には無駄が多く、ROEは経営者の意識改革で、効率的な企業に変貌できます。日本企業は成長の「のりしろ」が大きいのです。潜在成長率と言う言葉に、置き換えても良いですね。だから銀行自らが変わるという事は、時間の問題ですが、やがて日本にもROEの効率化が根付くことを示しています。そうなると日経平均株価の38915円の奪回も、夢ではありません。今は論理的に株価の上昇が限られていますが、日本中の経営者に効率化意識が芽生えると…株価の上値は大きくなりますね。

例えばリコーは、この度、日本村論理に縛られていた三愛をワコールに売却するそうです。事務機のリコーが、水着を傘下に持つ必要があるのかどうか…甚だ疑問の案件でしたが、ようやく過去の呪縛から解放される訳です。こんなのはリコーだけに留まりません。ROE経営は、利益率が低ければ、全て売却の対象になりますね。そうして売上高営業利益率の高い産業を伸ばすわけです。このように企業が努力すると、やがて日本全体の効率化が進みます。ずいぶん古い話になりますが、ゴルフ好きの社長が自らゴルフ場開発に乗りだし、経営を危なくしましたね。ストッキングのアツギです。カタルが養命酒の太陽光発電を批判したことが分かるかと思います。

つまり三井住友銀行のたとえ僅かな金額、200億円の自社株買いでも、大きな意味を持つ材料だとカタルは考えています。このように全ての事象は、それぞれ意味を持ちます。シャープの計画変更もそうですね。この時期だからこそ、注目されます。エルピーダの時代と違い、今は政策がデフレ脱却で、基本的に円安方向です。更に先進国の国内回帰現象も始まっていますね。だから株価が注目されます。一見すれば、非常に厳しい環境下にあります。アップルが競争企業に、有利に働く行動を許したことから見て、かなりシャープは苦しいのでしょね。株価は全てを語る訳です。

同じように事前指摘していたように、今日はアイフルがこの環境下でも株価が高いですね。400円台を回復したようです。この株価回復も前から述べている一環ですね。アドウェイズもその株価位置でしょうし、今日、材料を受け株価が高くなっている富士通も同じことですね。基本的に株価は需給バランスが命です。地相場になれば、どの株も反発局面を迎えます。やはり注目されるのは、新規に人気を集める銘柄の動向でしょう。中越パルプはどちらかと言えば、嫌いな部類の材料株、日本通信の様になるとは思っていませんが、相場のエネルギーを計るバロメーター的な存在には違いないでしょう。カタルが証券マンなら、今日は買いますね。290円を割れており今日は279円まであります。カタルは当初278円と予測をしていました。数字は少し違いますが、今日は届いていますね。ただし深追いは禁物です。

今日はJVCKWも買収計画の発表で高いようです。注目されるソフトバンクは、どうにか株価を保っていますね。要するに、どの株も時間の経過から見て、調整過程が終わったと感じられるケースが散見される訳です。だから人気株が生まれやすい環境になっていますね。株は、仕掛け人の登場を待っていると言っても良いのでしょう。果たしてケネディクスはどうなのでしょうね。今日は524円から513円までで、現在は518円ですね。近々、存在感をアピールして欲しいものです。ただ残念ながら、多くの株は…つまり、手あかのついた株が、新高値を取るケースは非常に確率が低いと思ってくださいね。内容が激変しない限り、新高値挑戦への切符は手に入りません。

カタルは三井住友銀行の自社株買いを受けて、ある意味で「二段上げ」の確信を持ち始めていますね。先日、調べた空売り比率と言い、国際収支と言い、全ての事象は日本が長いデフレ環境から脱出する事を示していますね。問題はスマートコミュニティーへの対応が鈍く感じられることです。電子カルテの整備など…待ったなしの改革ですね。政府が指導しないと、なかなか業界の統一基準が確立されません。この関連企業の中で、現在は株価が調整過程にあるソフトMA3671など…まだ株価は割高圏ですが、頑張らないとなりませんね。時代の流れから見て…必要な産業は伸ばさねばなりません。007もそうですね。増資を応援できる力が欲しいものです。

あらら511円が入りました。頑張ってね。ケネディクス。今日は株価が安く元気はなく、ボヤキが入りそうなので、この辺にしようかな。米国のGDP統計は消費者信頼感指数の好転から見て、そんなに気にすることはないのでしょう。GDPの70%を占める消費動向は、原油安の恩恵を受ける筈ですね。それでは、また明日。

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