未来かたるが語る

今日の市況

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2014年12月30日

12/30

かたる:この時期のテレビ番組は、今年一年を振り返るものも多く、特番はあまり面白いものがありません。でもかみさんは、どちらかと言えば…馬鹿番組を観ます。くだらない番組を観る傾向にあり、おばあちゃんは何故か…韓流ものを好むようです。珍しいですね。たぶんあの年代は、朝鮮人と言って、彼らを馬鹿にして毛嫌いをする人が多い筈ですが…。アンケートを観ると、韓国や中国を良く思っていない人が多いですね。でも聖徳太子の頃、日本は韓国から中国文化を多く仕入れています。あの当時は大陸の技術を学び、「渡来人」と言い、知識階級に朝鮮の人を招き入れ、文化を発展させていましたね。

カタルは昔、黒岩重吾が好きで、彼の作品をよく読みました。彼の前半はホステスの立身出世物語が多く、後半は聖徳太子の時代を描いていました。天皇家を巡る争いなど…彼ほどジャングルが変わった作家は、珍しいと思います。どちらも面白いですよ。まぁ、カタルのしつこさは、韓国の血が先祖に交じっているんじゃないか…と思う事が良くあります。今年のカタル銘柄の3馬鹿トリオは、鳴かず飛ばずで年末を迎えました。ごめんなさい。

先ほど今年の人気株を観ていたら…値上がり率第一位はアドテック・プラズマ・テクノロジー(6668)と言う会社で、広島県の会社だそうです。来年の広島カープは良いですね。黒田君が加わります。何故か、カタルは彼が好きです。プラズマ高周波電源装置で世界第3位と書いてあり、おそらく半導体絡みの装置が好調だったのでしょう。この株も昨年は割安銘柄だったのですね。昨年末は170円で、BPSは280円ですからね。そうして2013年8月は赤字で、一気に黒字化し、復配を達成しています。好条件ですが…まさか3475円まで買われるとは…。その後は日本通信同様に下げ続け、現在は1317円ですね。考えてみると…今年のパターンは日本通信型に尽きます。年中央に高値を付け下げるパターンです。このパターンが多いですね。上位10位の内、みんな小型株ですが…カタルが取り上げたのは、5位のラオックスと4位の日本通信の2銘柄でした。どちらもマズマズの力の入れようでした。

2013年の昨年は、カタルが新興御三家と馬鹿にしたアドウェイズが第一位でした。10位にコロプラが登場していましたね。カタルの記憶によれば…昨年は、年末に掛け尻上がりの展開だったように記憶しています。昨年末も、カタルはケネディクスを買い増ししていました。昨年の12月30日は551円まであり、541円で大納会を終えたのですね。2300万株台の出来高でした。今年は562円から始まり今は559円と560円の繰り返しです。考えてみると昨年末と全く変わらない水準なのですね。おかしいですね。現実の実態は良くなっているのにトホホ…。まさにケネディクスは今の日本株を象徴しているような株ですね。「デフレ脱却の星」と位置づけ、再三取り上げていますが…今年1年間、抜け出せそうで抜け出せない「流動性の罠」に嵌ったままの状態だったのですね。

故に…、このように内部留保を拡充する企業が、多く存在するわけです。東洋経済にネットキャッシュの上位企業が発表されており、1位はファナックで8804億円だそうです。この会社の売り上げ予想は6882億円ですよ。実に売り上げ規模以上のキャッシュを積み上げています。まぁ、オーナー企業ですからね。だから許されるかもしれませんが、でも2代目ですからね。やはりROE経営に変えるべきですね。株主は黙っているのでしょうか…。今の方針を継続させたいなら、無借金でもありMBOで上場廃止にすべきでしょう。上場している意味がありません。でも許されるのは、この会社の生産基地は、日本だけだと思いますね。確か…。販売代理店は世界にありますが…。そうして今年、栃木県壬生町に大規模な投資を、決定していましたね。でも無人化なのであまり雇用に貢献していません。でも税金は払っているから、「まぁ、良し」とするか…。でも2位の任天堂は赤字を垂れ流し…で、いくらオーナー系とは言え、許されませんね。山内さんの娘養子ですからね。岩田さんは…。キャノンは配当も良く、自社株買いも、確か…していましたよね。この記事は此方です。

基本的に、何故、経営者が、設備投資や自社株買いなどに踏み切らないかと言えば…未来への信頼感が欠けるからですね。デフレ脱却の主眼は、この「未来への希望」を、抱かせることが出来るかどうか…なのです。来年のポイントは、此処にあります。豊富なキャッシュを、投資などに向かわせることが出来るかどうかです。個人金融資産は1600兆円です。1割を株式投資に向かわせるだけで、大変な大相場になりますね。だっておかしいでしょう。1%以下の金利で貯蓄をしているなんて…。定期預金などは0.2%台ですね。国債は0.3%台、何故、配当利回りが3%台の株式投資に資金が向かわないのでしょう。証券マンの力不足に尽きます。証券会社幹部は、猛反省をせねばなりませんね。みずほ株をガンガン現物で沈めなさい。何も、カタル銘柄のデフレ脱却の星、ケネディクスを買え…とは言いません。

三菱UFJでも、みずほでも…大手金融株は、どれも利回り採算に合っています。だから定期が満期になったら、銀行員は系列店を通して、自社の株式投資を薦めればいいのです。このような地道な作業を経営トップが指導しないから、いつまでも流動性の罠と言う泥沼に、どっぷり嵌っているのです。本当に高額収入を貰っている経営者なのかどうか…。サラリーマン社長のアホばかりですね。野村幹部は、自らサウジに飛び、王様を説得してケネディクスに、TOBを掛ければいいのですね。馬鹿ですね。みんな仕事が3流です。豊富なキャッシュ、眠れる個人金融資産を活用する事が、来年の見所です。昨日は積み上がる日銀当座預金の推移を観ましたね。皆さんは、あのグラフを観て…何も、感じないのでしょうか?

わが国のGDPは500兆円余り、それなのに…当座預金に170兆円ですよ。この意味が理解できないなら、株式投資をやめた方が良いですね。個人の金融資産は1600兆円ですよ。今日の新聞にも、東京スター銀行に次いで…みずほが自宅担保の老後の生活資金融資を始めるそうですね。それぞれ、皆、流れは一つに繋がっていますね。だから日経新聞は、ファナックのような矛盾がある現実を、恥ずかしく思わねばなりません。この東洋経済のキャッシュリッチ企業の実態を観て…自分のペンの力を恥ずかしく思わないなら…記者など辞めるべきですね。明日早速、辞表を書いて新聞記者を辞めて転職すべきです。記者を続けるなら…自分達の姿勢を、猛反省しなくてはなりませんね。

何故、日本村論理を長く放置し…日本の政策を誤らせたか? これはメディアの責任ですね。自分達が変化するグローバル論理を、しっかり伝えてなかったから…、いつまでも、いつまでも、「流動性の罠」に嵌ったままなのです。失われた時代を作ったのは、メディアの責任ですね。それを大衆迎合し、目先の視聴率の為に、嘘の報道をする姿勢を…平然と続けているのです。呆れるばかりですね。是非、論理的な行動がとれるような風潮に変えて欲しいものです。イールド・スプレッドの意味を、もう一度、考えましょうね。正常な経済なら、必ず金利裁定は起るのです。

ここが、来年の見所ですよ。デフレ脱却の星、ケネディクスが輝きを取り戻す事が出来るか…。それとも今年の様に、雲に隠れたまま、雨模様に変化するか…。それはメディアの姿勢次第です。日経さん、ROE経営の特集を、楽しみにしています。それでは…また来年。明日から、正月3日までお休みの予定です。でも暇人だから、書くかもしれません。まだ、1年を総括していませんからね。やはり、明日は時間があれば…コラムにて、カタルの反省をせねば、ならないかなぁ~。今の所、白紙です。書かないかもしれないから…皆さん良いお年を…1年のご愛読をありがとうございました。

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2014年12月29日

12/29

かたる:僕らはいつもメディアに騙されて行動している様に感じますね。メディアは事件があると象徴的な現象を大きくクローズアップして、全体像を語りますが、実際に取り上げられる事例は、特別のケースのものが多く存在します。一般的な平均値は違うけれど…極端なケースを統計上は外すのがセオリーですが、メディアは違いますね。飛び抜けた特殊ケースを大きく画面に写し、さもそれが、全体像の様に語ります。嘘ではありませんが、事実とはかけ離れています。体操などのジャッジを観ると、最高点と最低点を外し、他の平均値でその選手の評価をします。本来はそうあるべきなのでしょう。

日経新聞社の意向もあり、日経平均株価指数が、メディアでは、この指数を用い株価が上がったとか、下がったとか…よく表現されますが、僕らの実感は違いますね。一昨日の株式教室で見たように…、僕らの実感は日経平均株価ではなく、むしろ東証一部上場株の単純平均値です。この指数はドル換算の日経平均株価に近いものです。ここ5年程度の動きを掲載しておきます。今はようやくアベノミクス第二幕が始まるかどうか…。政府筋の賃上げ要請は2年目になりますが、昨年は消費税の引上げでしたが、今年は円安による原材料費高の転嫁が、来年初めに一斉に始まります。先日、牛丼チェーンの吉野家が値上げを発表していました。

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僕らは、実質的な物価で生活をしている訳ではなく、名目の世界で生活をしています。普段から食べ慣れている牛丼が値上がりすると…物価が上がったなぁ~と感じるし、来年はカタルの好きなインスタントラーメンも上がるそうですね。残念ながら、最近一緒に暮らし始めたおばあちゃんが、日本蕎麦やラーメンが好きではなく、もっぱら、マルちゃんの焼きそばやピザばかりになっていますが…何故か、蕎麦は好きですね。話しを戻さないとなりません。

小麦粉などの材料費が上がっても、製品価格に転嫁される分はそう多くありません。でも基礎的な原材料費と言うものがあります。電力やガスですね。電気料金はどの産業でも使用しますから影響力は大きいですね。菅直人の馬鹿な選択のせいで、ただでさえ高い水準なのに、更に電力料金が上がるのが当たり前の構造になっています。しかしここに来て電力以上に、大きな影響力を占める原油価格が大きく下がっています。原油はエネルギーだけでなく、全ての素材の元になっていますからね。この影響力は消費税の引き上げ分に見合う額だという事が、先日の調べで確認されました。原発も再稼働し…我が国にとって大きなプラス要因になります。それなのに…何故か、日経平均株価が訳の分からない理由でハローウィン緩和を帳消しにする下げになりました。おかしな現象ですね。

カタルはスムーズに中央銀行が補った資本が民間資本に置き換わるかどうか…が、来年もっとも重要なキーポイントだろうと考えています。でも基本的に、中国の様に、一度市場原理に取り込まれた新興国の市場は成長を続けている訳で、日本の経営者が真のグロバリゼーションに目覚め、真のROE基準に目覚めると…崩れかかった村論理が一気に変化を迎えますね。最も大切な事は、日本人の意識変化です。アベノミクスの成否は、このマインドコントロールに掛かっています。清貧思想にどっぷりと嵌った日本人をやる気のある社会に構造変化させることが出来るかどうかなのです。充分な背景と力を有しているのですが…指導者の力不足や認識不足が「失われた時代」を築いたのですね。だから何度の述べている様に、日経新聞が年末年始の特集でROE経営の意味を連載する価値があるのですね。

無駄な資本を使わず、効率的なお金の配分を考える為に、ROEの考え方の定着は、是非、必要なのです。新聞屋魂に、是非、火を付けて欲しいものです。株屋は株屋らしく…利回り裁定をお客様に訴えればいいのです。PBR1倍以下で配当利回りが2%、3%になっている銘柄に、眠っている資金を振り向けるのですね。常識的ですね。0.3%の世界から2%~3%の商品に資金を移動させるのです。この裁定取引を行う事が「流動性の罠」から抜け出し、泥沼のデフレに、サヨナラを言うことに成ります。僕らはメディアの甘言に騙されず、自分自身でデータを分析して、そのデータに基づいた行動をとる賢い投資家を目指しましょうね。このようなくり返しが、割安銘柄を市場からなくすのですね。割安だったNSWも、いつしか水準訂正をしましたね。

金曜日の相場は、なかなかでした。基本概念は、あの相場ですね。でも金曜日の日経平均株価は冴えなかったでしょう。僕らの感覚は、非常に良い相場の内容だったのに…。まぁ、僕の場合、ケネディクスが上がれば良い相場なのですが…。でも一般的な個人投資家は、あの日は良い相場だと感じたはずです。でも日経平均株価は、僅か10円の値上がりに過ぎなかったのに…。僕らの相場の実感は、やはり単純平均株価の推移に尽きます。

さて…今年も残すところ、あと僅かで…、明日で今年の取引も終わりですね。今年の皆さんの成果は、如何でしたでしょうか? 残念ながら、カタルは単純平均株価と同様の鳴かず飛ばず…です。今年は1―3月に株価急落に遭い、追証懸念からスタートし、5月から6月頃が、相場としては一番、良かったようです。そこから8月に向け下げ、少し回復したと思ったら、再び下落、そうしてハローウィン緩和で、ウハウハ状態に突入かと期待したら…、再び、はしごを外された印象です。なかなか「デフレ脱却」のスローガン通りの相場展開になりませんね。大手銀行株の相場を観ていると、金利裁定と言う基本的な経済活動が働いていませんね。所謂、「流動性の罠」と言う泥沼に嵌ったまま、抜け出せないでいます。折角、日銀が日本国債をガンガン買っているのに…なかなか資金移動が始まりません。

カタルは、やはりハローウィン緩和の時に付利金利の撤廃か、マイナス金利にして当座預金に眠る資金を動かすべきだったのだろうと、今でも思っています。黒田さんの失政でしょう。何故なら、金利水準より資金を動かすことにエネルギーを使うべきだからです。おそらくこれが、折角の緩和効果が、充分に市場に反映されない理由でしょうね。折角、日銀が国債を買い入れても、当座預金にお金が眠っているのです。その様子は此方のグラフです。

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さて難しい話は止めて…既に2015年相場は始まっています。通常の心理では年末年始の休みが終われば、来年初めの株式相場は高く始まり、暫くは上昇相場が期待されるのでしょう。果たして、今年の失敗を、来年は生かせるかどうか…。1度や2度の失敗は許容範囲ですが、何度も続けば、馬鹿だと言われます。株式相場の鉄則は安くなったら買い、高くなったら売ることですからね。でも相変わらず、高くなると買っているカタル君は、想像以上の馬鹿ですね。今日も持ち高を下げた分を買い入れています。こんな調子で本当に大丈夫なのでしょうか? 戻り高値669円を抜くのは、何時の日か? でもカタルは基本的に619円の壁を、一度、綺麗に抜いたので…、そう遠くない日に、また戻り高値を更新できると信じています。それでは、また明日。

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2014年12月26日

12/26

かたる:原油安を受け、好調な筈の世界経済と日本、何故か、株価の動きは鈍いのです。目に見えない、表面化していない悪材料がある可能性は、やはり否定できませんね。カタル銘柄が思い通りに行かない時、過去の事例では、必ず、全体相場が下落していました。ただ今回は年末なので、個人投資家特有の節税意識の問題で、この所の現象は説明できますが…果たして、実態はどうなのでしょう。

日経新聞には、確か…報道されていなかったと思いますが、本日ネットを見ていたら、FCAが6行が、外国為替市場操作の不正に対し、罰金を43億ドル払う事に合意したとされていました。11月の話だそうですね。この記事の中で、米銀と欧州のトップ22の銀行が2009年から2300億ドルを支払う事を余儀なくされていると言います。やはり大きな金額ですね。日経新聞には、この関係の報道はありませんでしたね。詳細はこちらのサイトです。

カタルは、オバマ政権の清貧思想を疑っていましたが、やはり…そうだな。と考えていますね。確かに金融デリバティブ商品の販売に於いて、説明責任を果たさずに販売したケースも多くあったのでしょうが…それにしても大きな金額ですね。ドルですから120円で、27兆円規模になります。この金融商品を拡大させない為に、現在では金融規制が強化されています。世界経済の日本化現象が疑われる…所以ですね。日本でも金融庁は、過度の対応を実施してきました。「倍返し」のドラマは、事実ですよ。故に1937年問題の宿題は、やはり気になる課題です。金融機能が元気にならない限り、経済の活性化は望めません。

論理的に考えれば…金利以上に儲かるなら、借り入れを起こし事業を拡大し、売り上げを伸ばす事が、ROEを高めることに繋がります。借金をして財務レバレッジを上げるわけですね。ソフトバンクの様に…。効率化を求め、資産の回転率を高めるのです。この考え方は、良くアナリスト試験に出ると言われ、叩き込まれました。営業利益率と資産回転率に財務レバレッジですね。米国の化学メーカー、デュポンが開発した財務式です。資本回転率を高める為に、投下資本を減らし、自社株買いをするとROEが上がるのです。

だから、世界ではアップルなどの儲かっている企業が、内部留保を超えた分を自社株買いに充てるのです。世界一になったトヨタが、為替の不労所得で膨らんだ利益を、どう使うか注目されますが、日経新聞には…その手の報道がないですね。新聞は経営者の意識改革を促さねばなりません。カタルはメディアが、日本の世の中を悪くしたと…再三、述べています。テレ朝などの大衆迎合主義は、代表事例です。CMを獲得するために視聴率が優先され、報道機関の使命感と言うモラルが忘れ去られたのです。だから朝日新聞の誤報などの事故が生まれた背景が、やはり存在するのでしょう。メディアの昔の正義感は、何処に消えたのでしょう。

原稿を書いていたら…あらら…NSWの株価が飛んでいますね。市場の素人化はこのNSWを見ると分かります。四季報を調べれば誰でも安く感じ、未来の夢がありますからね。ジオフェンス絡みの材料は、なかなか見当たりませんが…実はリクルートは、この材料で先行していますね。既に熱海での実験を終え、採算を精査しているのと思います。でもカタルは同じ小型なら、利益の出ていない007やJ・TECの方に、軍配が上がると考えています。この辺りの時間感覚が、市場とカタルの潜在意識がズレているので…、いつも2年も待たされるのです。もっとカタルの体内時間を、遅らせる必要があるのでしょう。でも…これは難しいのです。

皆さんはいい加減に「飽き」が、来ているのでしょうね。多くの人は懐が浅く短絡的ですからね。本格的な投資を体験したことがないのでしょう。ヤフーを上場から、5年程度、持ち続けていたら…大変なお金が残りましたね。カタルは007やJ・TECに同様の夢を感じています。最近、上場したクラウドワークスだったかな? このスタイルにも興味がありますね。みんな赤字の会社です。でもNSWのような利益を上げていると…カタルは、何故か、興味が半減します。何故なのでしょう。NSWもこれからなのに…。やはり性根が博打好きなのでしょう。他人が惹かれない所に…惹かれる性格なのでしょうね。カタルだって…数百億円も預かっていれば、やはり大型株投資をするでしょうね。今なら、大手銀行株を中心のファンドを、組成しているでしょう。だって今朝の国債金利は、0.3%だそうですね。3%を超える配当利回り商品がゴロゴロしているのに…何故、本格的な裁定活動が起らないのでしょう。安く買って高く売るのは、市場経済の鉄則ですね。

この答えは…おそらく、誰もアベノミクスが成功するとは、考えていないからですね。しかし、東京に来てカタルは政策の重要性を学びましたね。僅かな風向きの読み違いが、投資の機会損失を生むのです。安倍政権は、毎日のように…デフレ脱却に向けた政策を、次々に発動していますね。この政策支援が、企業の利益を押し上げ…内需株の成長を促すのでしょう。昔、大昔の話ですが…内需振興が叫ばれ、なかなか実現できなかったのです。土光さんの時代ですね。構造改革が進まなかったのです。未曽有のデフレ環境が、時代の変遷に合った体質に企業を変えようとしています。ROE経営は、まさにその表面化している現象の一つですね。日立に続き、東レも、重工も、続々と日本を代表する会社が変化の兆しを示しています。この流れをGPIFの運用担当者は、何故、理解できないのでしょうか? 今でもリーマン級の金融危機が来たら…株式投資の損害が○○兆円規模…などと新聞に文字が踊りますね。あのような観測記事を、日経に描かせるなんて…官僚の狡賢い所です。

報道のスタイルは、様々、記者は官僚筋に借りがあり、アドバルーン記事を良く書きます。そうして世間の反応を探る訳です。自民党組織もそうですね。今は年末で自民税調が幅を利かせていますが、基本は政府税調の筈、二つの組織があり、知らないと自民税調の意向が、決定の様に思い込みます。株式投資を長く繰り返すと…新聞に騙され、損失を受けるので、その痛みが、やがて経験となり体に染みついていきます。だからカタルは、データの元を探り、新聞で掲載されたグラフを、自分なりに調べ作り直し、観察するのですね。自分で原稿を書いてみると、よく分かります。もうこのサイトも15年程度が続き、継続してレポートを書いていると、その辺の呼吸が…自然と分るのです。だから皆さんも騙されないように…賢い投資家を目指してくださいね。カタルの意見が正しい訳じゃないのです。未来は誰にでもわかりません。

ただ、ここに来ての原油安は、日本経済にとって、まさに蒙古襲来以来の神風的な価値を有しているのです。ボーナスも上がり来年発表される経済指標は、かなり大きく改善されるのでしょう。さっきネットで見たら、あの卵ボールで有名な竹田和平さんは、来年、日経平均株価の2万1000円乗せ…が、あるとみているそうです。カタルの予想もそうなのです。異次元緩和からハローウィンで加速された金融の流れは…必ず信用創造機能を復活させると考えています。株を、枕に越年だ。ケネディクス…。

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2014年12月25日

12/25

かたる:市場との絶妙な駆け引きが要求される、中央銀行や政策筋の一体化はやはり必要なのでしょう。更に市場との…阿吽の関係は、より政策を効率的にさせるためには、策略が必要なのでしょう。日銀の市場予測を無視したフランイング〈ハローウィン緩和〉は、今の所、期待された効果を、生んでないように見えます。一方、安倍政権は経済最優先を掲げ、様々な手を打っていますが、市場の反応は、今一です。指数による上下だけで、今年の個人投資家は儲かってないと思います。まぁ、僕だけの話かもしれませんが…。ITバブル期の年末年始から2月にかけての急騰をイメージしていただけに、ここに来てガックリ来ています。市場のテーマは、選挙戦で焦点になった「デフレ脱却」の筈ですが、相変わらず、流動性の罠に嵌ったままの越年です。

何故、適度のインフレが、望ましいのか?
実質成長率などより、名目成長率重視の政策が正しいのか…。その一つは国の借金を減らす政策だからですね。デフレ下での借金返済は不可能です。もう一つが、日本人に失われた「明日への希望」です。モチベーションは、人間の能力を大きく引き上げます。「明日は僕も…」と希望に燃えて、目標にチャレンジする姿は美しいものです。チャレンジは、何も若者の特権ではありませんね。

80歳を超えた三浦雄一郎さんが、エベレストにチャレンジした姿に、カタルは驚嘆さえ覚えます。手厚いサポートがあったとしても…たいしたものです。日本の年寄りに希望を与えましたね。老後の時間は長く、意味のない時間を送っている年寄りは、大勢います。まさに国民栄誉賞ものでしょう。若者がチャレンジするのは当たり前ですが…。山が好きな僕は、富士山ぐらいしか登ったことはありませんが…高度が全然、違いますからね。凄いおじいちゃんです。その後のメディアの扱い方を見ると…何故か冷淡ですね。何か他に原因があるのかもしれません。もっとCMなどに利用されても良いように感じます。

カタル銘柄も、年末は鳴かず飛ばず。ケネディクスの期待は大きいですが…、何故か、信用買い残は減りません。この理由はサッパリ理解できませんね。だから、いきなり急騰するパターンが最も正しいと思い、上がれば買うスタイルを貫きましたが…期待通りに進まず、いつも狼少年です。007も背景にある材料は、ピカ一クラスですが…、何故か、最近は蚊帳の外ですね。J・TECも下値のままです。ただジオフェンス絡みのNSWは、高値圏で推移しており、やはり市場関係者は見えない利益より、分かりやすいテーマが好きなのかな…とも考えています。何か日本の市場は、子供化しているイメージです。

目先の材料に過敏に反応し、思った以上に株価が揺れますね。昔は、このような幼稚な市場心理を逆手に取った仕手株が、よく賑わったものですが…最近はネットトレーダーが跋扈するつまらない相場になっている様に感じます。株価操作を疑われるからなのでしょうか?でも役人様が、主張する株価操作なんか…市場が成熟していれば出来るものではありませんね。昔、兼松日産が、馬鹿高値を付けたことがありましたが…何故、親会社の兼松が全株、売らなかったのか? 不思議でなりません。その後、兼松は金融支援を受けるわけです。馬鹿社長ですね。サラリーマン社長の度量の無さは、何も兼松に限った事ではありません。野村の凋落は、仕事の出来ない人間が、上にあがったことです。自分より出来の悪い人間が、自分より上のポストを掴み、右往左往させられるのは…部下にとって、堪ったものではありません。サラリーマン生活が嫌になるのですね。だからできる人間は皆、外に出ます。案の定、その後の野村は低迷を続けています。

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今の市場は、演出家が不在ですね。折角の…豊富な資金の流れを作れないでいます。昔は国策銘柄が市場を賑わしたものです。国家戦略に乗った流れが、市場で感じられないのは寂しい限りです。これじゃ、スマートコミュニティーに必要な資金も、循環が生まれませんね。007の増資は、ぜひ成功させたいと思いますが…どうなるのでしょう。演出家が不在の相場など…絵に描いた餅です。指数だけ上下させ、マスターベーションをしている偽物の世界ですね。その様子はドル建ての日経平均株価を見ると良く分かります。アベノミクスが泥沼に陥っている様に見えます。彼は僕と同様、三流大学のアホでしょうが…僕の評価は、ここ20年間で、一番、高い評価です。

日銀との一体政策は、困難な中、次々に打たれていますね。ただ不思議なのは、何故、この政策に、市場がなかなか反応しないか?…と言う事です。何か、僕が消化していない爆弾を抱えているのかどうか…。最近のNY市場の上下は、早いですね。昨年5月、バーナンキ時代に、QE3の解除から一度大きく揺れ、更に8月、そうして、ここに来て再び沈みました。この感覚は僕だけでなく、他にも、同様の恐怖感を抱いているアナリストは居るようです。今日のロイターに、この観測と…同様の記事が掲載されていましたね。詳細は此方です。基本は、自分が考えている通りに、市場が動かない時に、どう対処するか…。

今日は、年内最終日なのかな? キャノンなどは配当取りの最終日だそうですね。勿論、復配が予想されるケネディクスも、3円ですがその部類です。12日の565円を22日に抜き、昨日は572円までありました。一応、チャート上は横這いか、上昇だろうと思われますが、再び506円の安値を割ると、途端に嫌な感じになりますね。失敗するケースは、利益が計上されても、株価が上に行かないパターンです。来春を予定していますが、通常は、前倒しの見えない利益の内に、株価が動くのがセオリーですね。明日からは新しい期に入りますが、2月には、今期の最終数字が分かります。年末間際に損出しの発表を前倒しで発表し、同時に利益は先送りしていました。この材料にも株価は反応せず、日本株を手掛けているヘッジファンドは、低迷していると思われますね。

先ずは海外組から、撤退するのがセオリーですからね。この手の規模を動かせないようじゃ…、とても、とても…「デフレ脱却」などは、絵に描いた餅になりそうです。一部で噂される最悪の「魔の循環」がスタートする可能性も否定できません。指数の上下に、一喜一憂する市場を抜け出すスター株が、誕生するかどうか…。相場の見所は、当面は、ここに尽きるでしょう。過小資本のIPO銘柄などで、お茶を濁す理由は…知らない何かがある可能性が、否定できませんね。大型上場のリクルートは、目先の業績は悪いですが、見所のある会社で、切り口は豊富な筈ですが…この低迷です。日銀の緩和資金は何処に消えているのでしょう。不思議ですね。桜が散った日本通信などを、動かしているようじゃ…葉桜の…寂しさを感じざる得ませんね。それでは、また明日。

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2014年12月24日

12/24

かたる:米国株はジェットコースターのような展開を歩んでいます。基本的に板は薄いのでしょう。慎重派はマネタリーベースの縮小からの展開を見越し、ポジションを減らし、場合によれば売りに回るのでしょう。問題はFRBの動向ですね。2015年の市場経済は米国のイエレンさんの動向次第という所でしょう。もう一つの展開がICTの活用が一気に進み、クラウド環境などの組み入れにより、実体経済の成長率が一気に上がることですね。この可能性もあります。先進国の引き離しですね。スマートコミュニティー化が実現する展開です。現在のシナリオは、この二通り。

そう言えば…ジム・ロジャーズが日経新聞のインタビューに応えていました。彼は日本が好きで、何度も来日しており親日家です。ジョージ・ソロスと共にファンドを起こし、大儲けして旅に出たのですね。一次産品、金を始めとする資源高を見越し、早くから、これらへの投資を推奨し、自らも投資して大儲けている筈です。カタルも彼の考え方に近く、概ね本日の内容は、納得できるものです。

市場経済で起きている金融危機後の流動性を中央銀行などが補い、どうにか経済は息を吹き返してきました。基本は出口戦略を急ぐかどうか…に尽きます。中央銀行が補ってきた流動性を民間金融機関が埋めることが出来るかどうか…。しかし今は金融規制も掛けられない有様です。先日のボルガールールの順延が、その実態ですね。これからもロシアを始め新興国の不安材料は、度々登場すると思います。市場経済はその様な多くの材料で上下を繰り返しながら、問題を消化するわけです。多くのネット・トレイダー達は、値動きに魅せられ株式投資をしますが、経済の流れに乗るのが一番だと思っています。日本の課題は明らかで、「流動性の罠」から抜け出し、企業が抱える豊富なキャッシュや個人金融資産を実体経済に置き換える作業ですね。だから子供や孫への資金贈与が緩和されているのです。

本日も日本を代表する重工の宮永社長がROE10%~12%の目標を掲げていました。まだ少し、分かっていませんね。売上高5兆円に拘っている規模の拡大を述べていたようです。先ずは不採算部門の構造改革ですね。設計の失敗で多額の損失を計上した商船部門の改革など…やるべきことが多くありますね。きっと、重工は昔ながらのスタイルなのでしょう。ICTを活用すれば、もっと時間短縮が出来ると思っています。日本の企業がROEを高める為に、必要なことはクラウド環境など…劇的に変化しているICT分野への転進ですね。大企業には無駄が溢れています。重工は非常に恵まれた環境下に位置している会社です。通常の経営をしていても、株価は4ケタを目指すのでしょう。アジアの発展は、昔ながらの重電など…重厚長大産業の活躍時期でもありますね。MRJは政府の応援を受け大きく伸びる素地があります。GPIFは大手金融を始め、このような銘柄を多く組み込むべきでしょう。

ROEの基本は、無駄なキャッシュを持たない事でもあります。仮にROEが10%以上なら、それ以下の稼がない部門は排除され、高い利益率の分野を更に伸ばすことに成ります。何より、豊富なキャッシュは無駄な投資になりますね。必要のないお金を持たないのが経営戦略の一つになります。当然、アップルの様に自社株買いをすることに成りますね。だからカタルは、2015年はトヨタにも注目しています。為替で労せず儲けたお金をどう使うか…注目されますね。

さて米国株高を受け日本株も高いですが、基本的にまだ広がりは見えませんね。指数による株価上昇と言うイメージです。おそらく来年は大手銀行株が意外に好調な成果を挙げると考えています。場合によれば…3割程度の上昇はあるのでしょう。不動産の税制優遇の延期も報道されていましたね。「金貸し」が儲からなくては経済が潤う筈がありません。おそらく三菱UFJは、毎年少ない金額でしょうが、自社株買いを実施する筈です。PBR1倍以下の株価なら…論理的に自社株買いは有効な経営手段です。米国もそうですが…金融株の動向は弱く、株価は冴えません。それはオバマ政権の清貧思想の影響です。多額の制裁金をかけていましたからね。説明責任と言うのは判断が難しいですね。プロ同士の契約に制裁を加えるのは、妬みにしか見えません。

安倍政権の成否は「デフレ脱却が出来るかどうか…」貨幣乗数効果が広がりを見せるかどうかです。現状はいくら日銀が緩和を続けても、実態経済は、なかなか稼働しませんね。デフレマインドが色濃く残っているためです。日産のマーチの移転時分の話ですから、あそこに追い込まれる前に、手を打つべきだったのですね。金融危機と同時進行の日銀の金融引き締めが、過度の円高を生んだのです。日銀は引き締めなどしていないと言うでしょうが…、マネタリーベースは、前年比で落ち込んでいますからね。日本の問題点は此処にありました。しかしようやく安倍政権下で、日銀もデフレ脱却を目指している訳です。車輪が回り始めてきているのですが…、ケネディクスの株価を見れば分かるように…、歩みが遅く感じられるわけですね。でも、もう大丈夫ですが…。

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その様子は、上のグラフからも感じられます。マネタリーベースの出口戦略を急ぐあまり、前年比でマイナス22.3%までお金の量を落とすわけです。2006年11月の話ですね。2006年に入り一貫して日銀はお金の量を絞っています。此処に、金融危機が重なり一気に円高が進んだのでしょう。悲鳴を上げたのは自動車産業ですね。雇用確保で頑張っていたのに…仕方なく、日本で生産する分も海外に移転したのです。カタルが考えるのは、この過度の移転分が、来年から順次、回帰すると思っている訳です。今は米国の好調分を補う生産増加ですが…、この動きが来年は更に広がると考えています。この考えは非常に重要なのです。ポイントを良く抑えておいてほしい訳です。そうしないと…次に主力となる銘柄の良さが理解できません。今は、まだ早いのです。まぁ、ケネディクスを仕上げ…、環境が整えば…、次に移行するテーマの一つの候補に過ぎません。米国も来年は、2006年の日銀と同様の…失敗を行う可能性があるのですね。だからカタルはポール・クルーグマン教授の米国の利上げはないと言う仮説は、正しいと思っているので、度々、これを紹介している訳です。

仮に…、この出口戦略を急ぐと、世界の流動性は失われ、今年後半に起きている株価急落が本格的に、実現することに成ります。だから空売りを考える人も居るのでしょう。この辺りが来年の焦点になるのですね。このカタルのレポートと本日の日経新聞一面のジム・ロジャーズのインタビューを合わせると、理解が進みますね。所詮、みんな仮説なのですよ。でもこのような仮説を考えて、実体経済を観ることが大切なのですね。ポイントを押さえておかないと…ロシア危機などの揺れに惑わされ…振り落されるのです。

さて難しい事ばかり書いていると…読者はドンドン、つまらなくなり、離れますね。でも3流大学出のカタル君が理解できる程度の話しですから、そう難しくはないでしょう。来年の焦点が、この所の解説で少しずつ現実化していると思います。皆さんは気付いていますか? 例えばJ・TECのように…板状況を見ると、誰かが玉を拾っている様に感じられますね。静かに沈めているように見えます。007はまだ分かりませんが、そろそろ、その手の動きが見え始めても良い頃ですね。このような過小資本銘柄は、皆が買うときは、大概は終わりなのですね。人が見向きもしないから、ポツポツ入れるのです。

あとは配当取りの動きが…年が明けると始まると思います。個人金融資産は1600兆円もあるのです。10%も買えば大変ですよ。国債金利は0.3%台ですね。株式の配当利回りは3%近くになっているものは、多くあります。PBR1倍以下で、資産が都心にあるもので、配当利回りが高いものは、下値が限られますね。日銀は国債を大量買いしており、行き場を失った資金は、リートや株式に向かうのですね。日銀がリートやETFを買っている様に…道を示しています。よく背景を知っていれば、株価動向に一喜一憂する事はありませんね。目先の株価の上下は、どうでも良いのです。基本をしっかり捉えることが大切なのでしょう。それでは…また明日。

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2014年12月22日

12/20

かたる:日本は端境期に位置していると思っています。明治維新のような混乱期を乗り越え、新しい時代が動いているのでしょう。経済界も世代交代が進み、考え方が変化しています。「アラブの春」と言うチュニジアで発生した動きは、独裁者の世代交代だけでなく、日本のような異文化にも同様の変化が起こっている訳です。やはりインターネットからの情報革命が、様々な変化の源になっていますね。クルミア半島に端を発する火薬庫のウクライナ情勢は、時代の揺り戻し現象に過ぎないのでしょう。地震と同じで余震は続くのでしょう。カタルの推論が間違っているとは思っていません。新興国から先進国への変化の波が訪れている訳です。SFの映画をよく見る人は分かると思います。火星探査もその現象。ソフトバンクがペッパー君の開発に傾斜しているのは、本来はNECなどの日本を代表する会社が開発するべきと考えますが…経産省を始め日本の制度疲労が生んだ現象なのでしょう。経営者のセンスが時代の変遷ではものをいいます。

明治の時もそうですが…今の時期も劇的変化の為に下剋上が起りやすいのでしょうね。今、生まれている企業が、今後、50年、100年後に大企業に育っているかもしれませんね。日本の場合、カタルが信用創造を第一と考えているのは、折角の金融資産が活用されずに眠っているので、進歩が生まれません。失われた時代と言いますが、実際は活動を停止したお金なのですね。先頃、日銀の資金循環統計が発表されましたが、1654兆円の個人金融資産は銀行預金などに眠り、その銀行預金の大半は国債投資に向けられているのですね。この国債を日銀が強引に買っており、この資金が活動資金に向かうかどうか…。あるいは海外に逃避するか…。それとも日本の産業資本に入れ替わり、新しいうねりを迎えられるかどうか…。この受け皿が株式市場なのですね。だから株価は必然的に上がります。問題はスピードですね。

だから日本の経営者のROEに関する考え方が、非常に重要だと述べているのです。3%成長などと低い目標を掲げるのではなく、7%、8%と中国の成長を上回る伸びを目指せると考えています。その為には先ず、日本の経営者の意識改革を促さないとなりません。確実に儲かるからと…、太陽光発電に資金を向けているようじゃ、とてもとても…新しい時代の波に乗れませんね。新時代の成長は倍々ゲームの筈です。クラウド環境を使用した効率化経営の波は既に始まっています。タブレットを利用したセールスは既に一般化し始めていますね。社内マニュアルなど、仕事の効率化をまとめた熟練工のノウハウの蓄積など…農業分野もそうですね。貴重なソフト資産です。1600兆円の資金を、如何に活用するか…。敗戦から立ち上がった日本経済は、再び、アジア圏の豊かな市場を抱え、世界で一番、恵まれた環境下に位置しています。原油安で米国のシャールガス効果は薄れていますからね。

日本は世界の中で、最も恵まれた条件下にあるのです。この時代の波を活用しないでは…日本はお終いですよ。原理を突き詰めて考えて行くと、来年は素晴らしい条件が揃った環境になります。何より、ようやく政権当局がデフレ脱却を主眼に、政策運営しますからね。日本の経営者も、日立の歩みは遅いですが…基本的に効率化を目指しています。この流れをより一層、確かで、力強いものにする必要性があります。だから日経新聞の記者の責任は重大なのです。年末年始は「ROE経営」の真髄を突くレポートを期待する次第です。GEが何故、唯一のNYダウ採用銘柄として、時代の変遷の中でも残っているのか? この辺りにヒントがあるように考えています。

ルーブル危機は峠を超えますね。もともと外貨準備などから見て、直ぐに、どうのこうのと言う問題ではありません。これからも調整の材料として使われるでしょうが…爆発と言う訳ではありませんね。米国も馬鹿ではないですから、直ぐにロシアを追い込むような真似はしませんね。市場と言うのは先ずは警告を発し、その間に様々な現象を市場に織り込んでいくのです。もともとFRBがQE3を止めたところで、この辺りの資金の流れは、容易に想像が付くものだったのです。事前に勘のいい人は察知しており、準備された現象ですね。米国のマネタリベースの現象は、様々な動きを併発させます。予兆に過ぎませんね。この警告で改善が進むのです。これが市場原理です。

カタルが懸念していたG20からの金融規制は、先ごろのボルガールールの順延で改善が進んだわけですね。市場が動揺したから順延したのです。米国金融大手の進捗状況が重要なのです。先日、カタルはJPモルガンの金融デリバティブ部門の縮小を伝えていました。これではFRBが支える屋根を、民間金融が肩代わりできませんね。だからノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン博士は、米国の2015年の利上げはないと…おおかたの予測に反した観測をしているのでしょう。

じゃ、具体的にお前はどう行動するのだ?…と問われますね。理屈はどうでも良いと…皆さんは考えるのでしょう。メディアに登場するエコノミストは、みんな、具体論を掲げませんね。それは分からないからです。もし分かれば、さっさと現役の解説などやめて、自分で投資をする筈です。カタルは年収1千万の仕事を辞めて、自分で投資をしたように…でも残念ながら、2年、早かったのです。まぁ、いつもの事ですが…トホホ。借金を返すために投資の世界に入ったのに…なかなか思うように行きませんね。今回も折角、買った玉を外す羽目になりました。また積み木を一から作り直しですね。今日は早速、又、玉を増やし始めました。先頃の最高持ち株株数を、いつ戻せるか? なにしろ、貧乏人だからね。今日は再び、年末の損切りをやり直しです。こんなに見通しが悪いのでは、いつまで経っても3流域ですね。

良くアドバイスを求められますが…、基本はドル平均法で、株が下がれば…どんどん買い下がって行けばいいのです。デフレでない限り、好業績銘柄は基本的に株価が上昇して行きます。今回のショック安などは…絶好のチャンスなのですね。このようなチャンスの局面で、カタルの様に追証懸念で売らざる得なくなるようじゃ…失敗なのですね。株が上がるのは既に確定している訳です。問題はどのポジションまで冒険をするか? その力量の話しなのです。だから個別の事情により、それぞれ判断が分かれるのです。そんな常識的な事を理解してないようじゃ…株式投資をする資格はありません。何故、カタルが転勤のない歩合の世界に入ったか? お客様の性格や信用力を探るためには時間が掛かります。お客様それぞれの力量に合わせたセールスをせねばなりません。だから転勤のない歩合なのです。お客様と共に儲けようと思ったのです。でも大失敗しましたが…。まさか…の政策の連発でしたからね。呆れます。

でも今は、素晴らしい環境ですよ。まだ火種は、辛うじて残っていますからね。何しろ個人金融資産は公的債務を超えて保持している訳です。まだ残り時間はあるのです。だから1300兆円の逆襲なのですね。多少、株価がブレたと言っても、僅かな振幅です。もともとカタルはハイリスク派…と明言をしています。だからケネディクスが怖い人は、三菱UFJでも同じことです。投資家それぞれが、自分の力量の範囲で選択すれば良いだけの話ですね。この事が理解されてないから…自分の間違いを、他人に転嫁するのです。最後に選択するのは他の誰でもないのです。自分自身なのですね。日本人は、みんな自分で自分の道を選択できない人間ばかり…だからイワシ民族と揶揄されるのです。イワシは先頭の魚が右に行けば右、左に行けば左と追随する「群れ」なのだそうです。

原理をカタルは解説している訳で、反論して頂ければ、嬉しいのです。自分の考えが正しい訳ではないですからね。間違いを指摘されれば、修正が出来ます。でも残念ながら、なかなか居ませんね。年末年始の急騰劇があるのかどうか…。残すところ、正味1週間ですね。ストップ高1日で、ほぼ新高値に届きますね。ITバブルの時はすごかったですね。あのソニーが、連日ストップ高したのです。ソフトバンクの急騰劇も凄かったですね。カタルは強気を貫き、買い増しあるのみです。それではまた明日。

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2014年12月19日

12/19

かたる:株式市場は、奥が深く面白いですね。昨日は震源元のプーチン大統領が会見していました。きっと彼も、原油価格がこれほど下がるとは考えてなかったのでしょう。基本的にカタルが日揮を推奨した時に、原油は新しい動きに入りました。あれは1999年前後の話しでしたね。原油価格の上昇をみて、大幅な損失を抱え苦しんでいたプラント輸出は、復活すると読んでいました。日揮だけでなくあの時は千代化も凄かったですね。流石、三菱系です。金曜会の力は絶大ですね。三菱自動車の時もそうでしたね。実はこの原油推移のグラフを作る為に苦労しました。何しろ英語なので…何処にデータがあるのか探すのに手間取りました。元データはIMFの資料です。

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前回の原油の急落は、金融危機ですから参考になりませんが…今回は明らかに、マネタリベースを背景にする世界の潮流変化による現象でしょう。カタルは、少し前に1937年の宿題を掲げ…同時に、時間はズレますが、ドバイの不思議を掲げています。産油国は働かない公務員を雇い、遊んで暮らす時代が、何故、長く続くのか…。疑問を抱いています。イスラエルとアラブの関係など、複雑な力学が働くのでしょう。今回もロシアとイランの関係を叩いているようです。似ているでしょう。三国同盟の世界大戦以前の環境に…だから1937年の宿題なのですが…。問題は、技術革新の「波」が、間に合うかどうか…、だろうと考えています。

最近は人工知能の話題が増えてきましたね。ソフトバンクのペッパー君に、日本IBMのワトソンが繋がり、大きな成果を挙げていますが、同時にホーキング博士などは、警告を発していますね。まるでSFの映画を見ているような…現実が進んでいます。カタルは先ずは、信用創造、それからスマートコミュニティーだと述べています。この背後には、新興国から先進国への回帰というテーマも存在します。新興国が先進国に追い付き、今度は先進国が、再びスマートコミュニティーの進展で、引き離す「時代の革新」がやってくると思っているのです。だからクラウドサービスなのですね。先日、社名を間違えていましたね。ここで改めて訂正します。クラウドワークス(3900)と言う社名でしたね。新規上場なので、非常に危険ですが、同時に、この経営スタイルに魅力も感じています。実は良く調べてないのですが…イメージは好感を持てるのです。

今年も新興企業の上場ラッシュに沸き、日本の成長が促されることに期待します。どんどん小さな企業は、折角の上場ですから、お金を手にして挑戦すればいいのです。007の増資は、ぜひ成功させたいものです。普通は、確かな計画が見えないとメリルも増資を引き受けませんね。ひょっとすれば…一括引き受けも、あり得ます。カタルは、この資金の使い方が、詳細に発表されてないので、どう使うか分かりませんが…、売上10億円程度の赤字会社に、同規模も資金を与えることは、まさに生きている経済の証です。実は非常に…楽しみなのです。故に、買い増し方向で考えています。実際、この下げ過程で、持ち株を、貧乏人なりに…少し増やしました。来年は飛躍の年になるように、この資本提携を活用して欲しいと願っています。

実際、米国ヤフーやソフトバンクは、アリババの無名時代に、多額の資金を引き受けたから大儲けできたのです。アリババのジャック・マー(馬雲)氏が優秀だったから、これほどの成功をおさめたのでしょうが…。お金がなくては、アイディアだけでは何もできませんからね。お金があれば、多少の冒険は出来るのです。つまり、この10億程度の資金の使い方次第で…、007の企業業績は、激変する可能性も存在し、宝くじも買わずに、007に投資した次第です。確率は…、どの程度か。でもこの会社は利益を上げていませんが、惹かれる魅力を有しています。投資って、こんなものだと考えています。1000株で100万円程度ですからね。金持ちが、一晩、銀座のクラブで遊ぶお金です。この100万が1億になるかもしれないものね。相変わらず、ノー天気のカタル君ですね。

さてスイスがマイナス金利を採用したとか…。この現象はお金が逃避しているのでしょう。同時にNY市場は、何故か、大幅高、原因は色々あるのでしょうが…、年末の決算対策に向けた動き、おそらくケネディクス同様に売り物が切れたのでしょうね。重要な点は、ボルガールールの延期です。実質的には、米国は共和党政権に移行し、過度の金融規制が見直される方向性にあります。カタルはFRBの文言うんぬんより…こちらも金融規制の延期の方が、大きな影響を与えたのだろうと考えています。レイムダック化したオバマは、移民問題やキューバなど…。何故か、菅直人や野田元首相に、イメージが重なって見えます。このような重要なパーツは、何を暗示するのか? 実は、消化が出来ていません。カタルなりの仮説が、なかなか成り立たないのです。きっと、まだパーツが不足しているのでしょうね。

シャープは、シャオミ―(小米)のインド進出が拒まれたことが影響しているのか…昨日は出来高が膨らんでいました。実はシャープに関心があり、現在はウオッチ銘柄なのですね。任天堂のゲーム機に、新規採用が決まったようでもあり、経営の仕方次第で…ソニー同様に、スター株に復活する器ですからね。昨日、掲げた資生堂も、その候補です。しかし何れも大型資本なので…、それにカタルは時々ですが…長期成長株も掲げていますね。沢井製薬も大成功だし…ピジョンもそうです。年金ファンドの運用者向けにも、時々、銘柄を提示しています。現在は、相変わらず、年金向けに大手金融株ですが…。公開する以上、カタル好みの銘柄ばかりでなく、証券マンでしたから、色んなニーズに対応できるように銘柄を掲げているのです。

でも現在はケネディクス、007ことユビキタス(3858)に、J・TEC(7774)の3銘柄に留めています。でも今年だって、かなりヒットを連発していますね。日本通信に富士通に始まり、化工機にNSW、そうして最近では…ラオックスにリクルートですね。このリクルートの出来は、今一ですが…でもカタルは気に入っています。だから読者それぞれが、自分のニューズに合った銘柄を採用すればいいのです。昨日も友達の証券マンから、何か、いい銘柄がありませんか?…と聞かれましたが、もう、売り買いが商売ではないですからね。

そんなに…カタル君は自動販売機ではないのです。良い銘柄が次々に見つかる訳がありません。でも一応、クラウドワークスの話をしました。カタルは、この手の株が世界を変える可能性があると思っているのです。まさに博打です。でも必ず上場人気は、下火になります。その時に、再び考えればいいのですね。打診程度なら構いませんが…。新規上場株など…90%程度の銘柄は、必ず沈みます。確率は低いですよ。IPOが何故、人気になるのか…カタルには分かりませんね。むしろ、007の方が…余程、面白いね。きっと、来年は、カタルレポートのスター株になっているかもしれませんね。

さて現在、注力中のケネディクス、やはりピカピカに見えますね。なかなか色褪せません。むしろ輝きがドンドン増すから不思議です。NTT都市開発の共同開発や、今度はアジア圏だそうです。やはり100円台の利益は確定しているんじゃないかとも考えています。何故なら、政策動向が、その動きですからね。舛添都知事は、行動的に仕事の出来るタイプです。つまり世界の都市の中で、魅力が総合的に上がる筈、国際金融都市構想を掲げ、スマートコミュニティーがマッチして、アジア地区のキー都市に発展しますね。故に、アップルも日本に進出するのでしょう。その中で、兆円単位の不動産を抱える会社は、他に見当たりません。地所や三井不動は投資対象になりませんね。既に立ち位置が確立されています。のり代が大きなケネディクスは、来年5000億円増の2兆円の目標に向け邁進する筈ですね。このAUM目標が、過大とは言えません。既に1兆5000億円のAUMを抱えていますからね。

在庫がなくては、いくら市況が好調でも…利益を計上する種がありません。しかし…ケネディクスは違いますね。今回の利益先送りの材料は、水面下で豊富に存在するのです。だって在庫は、1兆4700億円ですからね。在庫が2割の上昇で3000億円ですもの…。それで時価総額は1460億円程度なのです。やはり10倍の器ですね。故に「デフレ脱却」のスター株なのですね。だから株数勝負なのですが、なかなかパンデミック(比喩方法が間違っているかな?)が、訪れませんね。でもカタルは勝手に…そう解釈しています。読者が、どう感じようと…カタルの考えは変わりません。

昨日のNY市場の動きなどは、何故か、気持ち悪いですね。何か掉尾の一振と言う言葉が、相応しいような…末路もイメージしました。やはり金融規制が行き過ぎているのですね。だから、このような乱高下になるのです。プログラム売買などの規制が、必要かもしれません。先物の証拠金を上げればいいのですね。そうして類似商品の規制ですね。日経レバレッジファンドなどの影響は、大きいと考えています。投資家がネットのおかげで…素人化しているというか…、値動きに右往左往している様に感じています。

まぁ、僕の考えが正しい訳でもないし…。カタルの妄想かも知れませんが…ね。だから40億円も飛ばすわけです。この所、政策動向に過敏なのは、やはり建玉が増えたためなのですね。故にロスカットなどを、するしかなかったのです。自分には、それだけの精神力しか、なかったのでしょう。最後にカタルは、述べています。所詮、株式投資の成否は、自分自身の人間としての「器」の問題なのですね。故に自分の心の声を良く聴き、無理をしないことです。それでは…また、明日。

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2014年12月18日

12/18

かたる:やはり不思議ですね。カタルは1937年問題を宿題として、ドバイの不思議を以前、書いたことがあります。産油国が労せず暮らせる時代が長く続くのは不思議であると…述べました。結局、カタルが感じた不思議は、現実になっているのですね。この発想は本日、読んだレポートにも関連していますね。その原稿は此方です。(現代ビジネスへ「原油価格急落は米国経済にどのような影響を与えるのか?」)

加えて昨日の日経夕刊の十字路「世界のデフレ化」を読まれておくと良いでしょう。ただこのレベルの知識は、少しカタルの読者層には、レベルが高いかもしれません。難しければ…飛べせば、良いのですね。カタルもそうしています。「習うより、慣れろ」です。接すことが肝要だと思っています。

世界のヘッジファンドのマネージャーは、常に新聞や雑誌などを爆食して考えるわけです。時代の流れを追う事に、神経を使っていますね。企業業績を追うことなどしません。株価は確かに企業業績により動くのですが、その元は時代の流れが決めるわけです。考えても分かりませんからね。例えばカタルはケネディクスの今期の一株利益を30円に弾き、来期の予測を60円としてきました。しかしこんな数字は経営者の好みで決まります。

昨日、発表されていましたね。今期に損失を計上し、来期に利益を先送りしていますね。しかし多くの投資家は、目先の数字しか見ていませんから、この辺りのマジックを利用するのはヘッジファンドなどのプロですね。彼らがどう考え動くか? こんな事は、他人の心を読むので分かりませんね。分からないことをアレコレと想像しても仕方がない事です。この発表で、たぶん年内は数字を固めるのでしょう。AUMの増額により大幅な利益計上が見られると考えていますが、その増加分を減らしているのでしょう。でも予想より大幅に上にぶれると思いますが…。実態は来年の2月に分かります。しかし通常は数字の事前発表が、何処かで行われるはずですね。

昨日の日経を読むと…ロシアルーブルが、何故、これほど売られるのか? 理解に苦しみますね。外貨準備は充分にあり、返済に窮する事はないのです。問題はロシア国民の動向ですね。明日は「我が身」ですからね。良く日本人は、考えておいた方が良いのです。カタルはアベノミクスが失敗すると、最後はガラガラポンの時代が来ると宣言しています。円の150円などは、チャンチャンらおかしい…とも述べています。300円時代になるかもしれませんね。それは日銀の財政ファイナンスの問題です。ハッキリ言って手遅れに近いのですね。もともとマーチの生産移管の前に、手を加えるべきだったのです。東大法学部は馬鹿ぞろいですね。

さて今は、必死になって、この水準訂正を計っている訳です。基本は金融株の水準ですね。世界で一番クリアな銀行などの株価が、正常な水準に戻ることが出来るかどうかで…デフレ脱却の成否が、決まるのですね。この背景は信用創造の復権が、市場経済に必要不可欠だからですね。あまりに官僚の官僚統制が行き過ぎたツケを払っている訳です。清貧思想など糞食らえ!です。バブルが、何故、悪いのか? 教えて欲しいですね。文化も科学も人類の成長は、全てバブルにより支えられているのです。中国の文化革命のような清貧思想で、人類の成長は生まれませんね。あの反動があるから…現在の中国の高度成長があるのですね。分かりますか? 全ての事象は、関連性があるのです。まさにカオスの世界です。少し難しいかな? かたるは1300兆円の逆襲は、必ず起こると述べているのです。だから、その際に位置しているケネディクスは、歴史的な大相場に発展する可能性を秘めていますね。ITバブルの光通信並みかな…と漠然と考えています。だから645円でも平気で買えるのですね。カタルは4ケタまで買い増しを続けると述べています。

この辺りの背景を、しっかり掴まないと…カタルの考えが理解できませんね。一度、読んでない方は、是非、ユン・チアンの「ワイルドスワン」を読むことをお奨めします。中国の文化大革命時代が描かれています。平和ボケしている日本人にとって、必須の課題図書でしょう。国家は、平気で国民を騙すのですね。この辺りは…移民政策の小説が良いですね。稲垣涼介の「ワイルド・ソウル」ですね。ワイルドが…重なりましたね。

昨日、NHKの深夜にSONGSで「テスラ―・スウィフト」の特集を放送していました。どうして観たい人は1月9日金曜日(午前1:30~)再放送があるそうです。代表曲は此方だそうです。「We Are Never Ever Getting Back Together」をユーチューブでどうぞ…。

何故、ここで取り上げたかと言うと、彼女が誕生した1989年は、カタルが希望に燃えて上京した年なのです。歩合セールスを目指し、デフレと闘ってきたからですね。日本経済の曲がり角でした。でもよく考えれば…買いで入らずに、空売りで対処しておれば、大儲けできたのです。しかし株屋の宿命ですね。彼女の活躍を観て、無駄な25年間だったのか…と感傷に耽りながら、彼女の歌を聴いていたのです。若いって素晴らしいですね。大きな失敗も、社会は温かく見守ってくれます。

さてそんな事より、昨日に続き本日も、日経新聞では、ロシアルーブルに紙面を割いていました。きっと、峠を越えたのでしょうね。一般化すれば…もう恐いものはありません。FRBは「相当な期間」の文言を削りながら、市場に配慮を示し利上げを急がないと述べていたようです。絶妙ですね。文言を削除したのです。削除しなければ、再び憶測が生じる隙を与えますからね。この辺りの配慮は、たいしたものです。イエレン女史はなかなかの人物ですかね。ロシアのエリヴィラ・ナビウリナさんとは、経験の違いでしょうかね。日本の事例を見れば分かりますが、金融政策で為替をコントロールできると、考えるのは浅はかです。知らなかったのでしょうか? プラザ合意からの円高を懸念し、日銀は低金利金融政策を実行し、不動産バブルを生んだのですね。その点、中国は賢いね。世界から批判されている問題を、上手くコントロールしています。

さて今日は、いくつかの客観論を述べ、少し分かり辛い解説だったかもしれません。しかしカタルにとって、今日のレポートは、なかなか色んな視点を含んで解説していると思っています。誰も褒めないから自画自賛です。でも選挙結果と言うのは、投票率が低いとメディアは言いますが、意外に良く、世情を反映している様に思いますね。株価と似ていますね。やはり市場だから…同じ原理なのでしょうか? 発想がポンポン飛ぶから、読者には分かり辛いでしょうが…カタルの見方は、一貫しています。やはり1300兆円の逆襲は、1600兆円の個人金融資産の力で、大きな修正過程に突入したのでしょうね。あれは1987年かな…野村証券は、値嵩株だったのですね。今は、氏家体制の弊害で、体たらくしている実態ですが、ソロソロ優秀な経営者が出現しても良い時期ですね。

同じブランドでも、世界競争に負けている花王ですが…どうにか成長し、順調に株価は上昇していますが、一方、同じ環境下でも、条件を活かせない資生堂、経営者が変わり、復権できるかどうか見ものです。カタルが年金ファンドの運用者なら、間違いなく…資生堂を買って見たいと考えますね。野村も条件は整っていますね。それでは、また明日。

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2014年12月17日

12/17

かたる:このようなレポートを書いていると、様々な知識層の読者が居り、何処の焦点を合わせるかというのが、難しいのですね。その意味でメールの反応は、一応の目安になります。基本的に、このレポートはカタルが自分の相場観を纏めるための資料作りのイメージがあります。同時に、いつも負け続ける個人投資家に、カタルの失敗を通して、成長して欲しいと願っています。言うまでもありませんが、カタルが正しい訳じゃありませんよ。こんな事は常識なのに…困ったレベルの読者も居るわけです。イワシ民族と卑下される所以ですね。当初から、カタルは株式市場を通じて、日本を考えてもらいたいから、最初のページのタイトルが「株式市場 日本を考える」だったのです。この時代を知る読者層も居ますが、最近、購読された方もいるようなので…改めて告知しておきます。少し株が下がると…素人は動揺しますが、この程度は、通常の調整範囲ですね。自分の対処が問題なのでしょう。

カタルは貧乏人で、昨日は、初めて損切りのロスカットをしました。本当は逆なのですね。株が下がる時は、ドル平均法で、どんどん買い下がればいいのです。基本見通しさえ、間違ってなければ、大儲けできますね。問題は、終わった株を買わないことです。昨年末、カタルは新興御三家を批判しました。エナリス、アドウェイズ、コロプラですね。1年経過した株価は、どうなったでしょう。良く見てくださいね。一方、失敗しているカタル銘柄も似たような展開のものはありますが、基本は大丈夫ですね。一番怖いのは、利益が出ており割安に見える株が下がることですね。割高株は、基本的に怖くありません。矛盾しているかな…。表現は難しいですからね。

何故、間違ったのか…、ヘッジファンドの動向が、読めなかったのですね。最近の年末評価で、多くのファンドの成績不振が言われています。どうもその為に、年末に掛け売り切りのファンドが多かったようですね。この背景は何度も言っていますが、G20などの金融規制です。先日、話したようにJPモルガンクラスで、金融デリバティブ部門を減らすのですね。昨日のNY市場は、乱高下だったようですね。朝方は安く始まり200ドル以上の高く推移したようですが、引けにかけ再び失速したようです。でも日経新聞を見ても分かるように…一面トップ報道ですからね。そろそろ次の準備が始まりますね。此処から、確りしている株価の銘柄が、来年前半のリード銘柄でしょう。ケネディクスはどうでしょう。昨日は仕掛け筋の動きが見られたようですが…お気づきになったでしょうか? 510円の攻防の所ですね。板を観ていれば、勘のいい人なら分かりますね。如何にも、作為的です。

…と言う事は、昨日、貧乏人のカタル君が、泣く泣くロスカットした瞬間が、今回の底値でしょうか? 今回は500円割れかな?…と漠然と考えていましたが、昨日が底値だった可能性も否定しきれません。でも貧乏人はまだ動いては駄目です。建玉を現引きでき、尚且つ、買い増しできるなら話は別ですが…。株式投資は、いつも金持ちが勝つのですね。貧乏人は、時間で勝負するしかありません。007の様に…じっくり育つまで我慢すればいいのですね。馬鹿は、どうしても目先しか見ませんからね。

さて…いろんな情報を読んでいると、日銀批判が出てきましたね。問題は此処なのですね。日銀は絶対なのですが…、この批判に黒田総裁が負けると…とんでもないことに成ります。
(ロシアの6.5%の利上げはどうなのでしょう。為替に目を向けてばかりいると…実体経済を傷める可能性もありますね。日本のバブル形成の逆ですね。)黒田さんは、批判を恐れずに、粛々と行動しなくてはなりません。デフレ脱却は道半ばなのですね。ケネディクスを中心に解説していますが、大手銀行株でも同じことなのです。だいたいPBRが1倍以下と言う評価がおかしいのです。しかも配当利回りも3%近いのですからね。絶対にあり得ないことが起っている、馬鹿さ加減。本来は金利裁定機能が働くのに…。正常に裁定機能が働かないから、未だにデフレ状態なのですね。(=流動性の罠。)

これでケネディクスは300円割れ、400円割れ、今回はまだ分かりませんが…このようにスイングするうちは、まだまだ相場は、序盤なのですね。基本的に最後は大きく伸びます。今年のカタルのヒット株に、「日本通信」があります。1万円台、つまり100円台からの推奨ですが…500円を超えたところで、カタルは仕上がり宣言をしました。ところが、なんと…1268円ですからね。驚きます。これは過小資本銘柄の事例ですが…マツダでも良いのですよ。おそらくケネディクスは、マツダクラスの動きになると思っています。場合によれば、最も成功した日揮のような事例になるかもしれません。今後、10年以上、上昇を続ける可能性も、否定できませんね。なにしろ25年も沈んでいる日本なのです。

最近、1時間近くスマフォで、布団の中でニュースをチェックするのが習慣になりつつあります。未だに日経を読んでいませんが…このスマフォのニュースは早いですね。ナッツリターンも、一般の報道に比べ、3日程度、早かったように感じています。ニュースの伝達と言う点では、興味深い現象ですね。よくカタルが書いたレポートと、同じ内容の視点のレポートが登場します。カタルは公言をしています。どんどん利用して下さいと…。日経新聞社の様に、たいした記事でもないのに、著作権などを主張はしませんからね。主張するぐらいなら有料会員制にするか…公開でレポートを書きませんね。これは実験のレポートなのです。

今でも残念なのですが…あの日経報道の仕手株評価が、正しかったのです。カタルは、もともとケネディクスの最後は、100円台の一株利益がでると考えていますから、仕手株の評価ではないのですが…一般的には、日経報道なのですね。むかし…ソフトバンクの孫氏も、そう言う評価でした。孫さんはアリババのような投資を、含み利益と表現していましたが、世間はそれを認めませんでしたね。でも時代が推移し、やがて現実になると…世間の評価が変わります。日本の社会は、どうしても、東電のような村論理を優先しますね。

こんな事を書いていると、紙面がなくなりますね。宿題のケネディクスの四季報のカタルなりの解答を、昨日、述べるのを忘れました。ごめんなさい。次の四季報で変わるのかな?株主構成ですね。ステートストリートのような米国企業年金と思われる買いが増えて行き、日証金などの短期筋が姿を消していきます。カタルが減らない信用買い残に、疑問を抱いているのは、時代の変化なのか…。それともカタルが、何度も書き続けている影響か?分かりませんが…不思議なのですね。なかなか信用買い残が減らないのです。故にカタルはヘッジファンドの信用買いを疑っているのです。

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東証や日証金は、基本的に、決済機能が出来なくなることを最も恐れています。むかし、買ったはずの現物の株を調達できずに、信用で買った人は、折角、株が上がったのに、売り決済を出来ない事件がありました。買い戻しも…決済ができない異常事態ですね。故に、取り組みが拮抗すると、直ぐに信用規制が発動されるようになっています。役人が自己防衛をするのです。

最近、地方自治体なども…、先日は木曾の御嶽山の噴火で気象庁が非難対象にされましたね。それからの対応を見れば…分かりますね。東証や日証金は、先ずは市場のルール通りに、受け渡しが円滑に進むことに、最大の注意を払うのですね。故に、最近は即日規制などもありますね。だからヘッジファンドも、最近は色んな手法を用いていると考えているのです。全体の信用買い残は減らないのに…、日証金の持ち株は半分以下になっています。このケネディクスの事例では、977万から430万になっていますね。でも全体の信6用買い残は、依然、変わらずの5000万台です。不思議ですね。経験則では、横ばいが続けば、買い残はかなり減るのです。通常は、1年もこのような状態は続きませんね。

カタルが、多少、企業業績の伸びの考え方を公開しているから…、このような現象かな?とも考えていますが、読者層の購読は6000~8000人程度で、こんな様になるものでしょうか? そんな影響力はないか…。仮にあれば、007の評価は、もっと高いですものね。でもカタルは自分の見通しに、絶対的な自信を持っていますね。最も危ないパターンです。だから40億円も飛ばしたわけです。昨日は、ロングタームキャピタルの破たんを伝えましたが、世の中に絶対なものなど、ないのですね。ある日、突然、日本人の預金封鎖だって、あり得るのです。だから金持ちは間違いなく、外貨預金をしており、それも外資系の米国資本に、現金を移すわけです。こんな事は常識ですよ。世界には、金持ちなら国籍を取れる国は、たくさんあります。グリーカード規制が厳しい米国も、一般の人は駄目ですが…中村教授などは、既に米国籍を取得していますからね。

ほら、こんな事を書いていたら、全体がプラスになって来ました。ただ貧乏人は無理をしないことです。折角、無理をして残高を増やし続けたら…信用分を利食いした神主さんの方が、正解でしたからね。株の世界は分からないものです。当分はG20の規制が背後にあり、流動性が失われ、乱高下をする市場を覚悟しなくてはなりませんね。ただ来年後半になれば…大丈夫だろうと思いますが…。この年末年始高を想定していたのに、魔坂の売り切りと思われる売り玉が出るとは…ね。それぞれのヘッジファンドには、個別事情がありますからね。仕方がない事なのでしょう。金持ちは良いね。粛々と下値を拾えばいいのです。早くカタル君も金持ちに成りたいものです。でも大金持ちは、余程でないと株式投資などもしなくなりますね。だってお金が使い切れないし…お金など必要ないからね。それより人を育てた方が、余程、面白のです。

たぶん大丈夫だとは思いますが…魔坂の下げと言うのは、良くあります。此処から更に急落するようなら、出来高が大きく膨らみます。そのようになれば間違いありません。買い出動ですね。しかしこのような下げがなく、反転する事もありますね。前回の400円割れは、もう少し下を考えていましたが、実際は反転しました。打診買いだけでしたね。問題は此処なのです。貧乏人だから、株価の動向に心が揺れるのです。もし金持ちなら…株がドンドン下がれば、嬉しいのです。だって、わざわざカタルの様に645円で買わなくても、100円以上も下の株価で、いくらでも買えるのですからね。トホホ…貧乏はしたくないものです。でも、貧乏人のカタル君は、ソロソロ反転して欲しいけれどね。今の水準では…今年の株式投資の儲けは、殆どないのです。下手糞ですね。こんなに良い相場なのに…。なかなか、3流域からの脱出は難しい。それでは、また明日。

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2014年12月16日

12/16

かたる:ハローウィン緩和での喜びも、ぬか喜びに終わり…ケネディクスだけでなく、野村証券なども31日の窓埋めを完了しました。日経平均株価は、値嵩株の輸出企業の影響を受けることもあり、未だに16533円の窓を埋めていません。今日の安値は、今の所、16770円ですね。自社株買いを発表した三菱UFJは、もともと31日の窓を、その後の展開で埋めています。一応、目安として掲示すると31日の高値は636円で、現在は665円ですね。野村の680円に比較すると…自社株買い効果か、若干、上に株価は位置しています。一方、輸出企業の代表格のトヨタの31日の高値は6525円で、此方は窓を埋めておらず、現在は7200円絡みの展開です。

ハローウィン緩和の評価は、今の所、市場では円安から輸出企業のプラスに働き、内需のデフレ脱却のスローガンは、意気消沈と言う有様です。アベノミクスの主眼は、基本的にデフレ脱却なのですが…、株式市場の評価は及第点に値するかどうか…の厳しいものです。昨日かな? 菅野内閣官房長官の談話で、株高は一般庶民にとって関係ないという事はないと…年金基金効果を指摘しており、安倍政権は、流石に良く知っていると思っています。デフレによる株安は、年金の積み立て不足を生み、その評価損を埋める為に、企業は疲弊してきた歴史がありますからね。

でも…不思議ですね。カタルは、選挙後は高いと踏んでいました。しかし世界景気の状態を受け株安になっています。それも輸出企業が売られるなら、分かるのです。しかし円安効果でグローバル企業は、ハローウィン緩和より上に位置していますが…、肝心のデフレ脱却のスローガンの内需株の株価は冴えません。まぁ、日本人はイワシ民族なので、奇妙な現象が続くとも考えられます。例えば…昨日、株価が3日ぶりに入った不動産産業のビーロット(3452)は公開価格2100円に対し、なんと10500円の初値なのです。現在は14280円となっています。おかしいですね。目一杯に利益を計上し、上場を果たしたビーロットが人気になり、利益を隠しているケネディクスは、目先の高値から23%も安いのです。本来、カタルは短期の乖離調整と思っていましたが、昨日は、折角買ったのに、意に反し再びロスカットを強いられました。カタルの見込み違いですね。

ただ昨日辺りから、再び強弱感が対立し始めている動きを感じています。本日も安いですが、同様の動きが見られるようです。最初は仕掛け売りかと思いましたが…。どうも決算期末を控えたファンドの利食い売りの様に、見えてきましたね。おそらく、この売り物は12月9日で切れたと思うのですが…。今年は、世界のヘッジファンドの成績は、芳しくなく苦労しているようですね。アップルを組み入れなかったファンドは、散々の結果で、不人気の半導体などを持っていたファンドが好調だとか…。

理屈上の原油安は、日本にとっては有利なのですが…、現在の動きはおかしな展開です。カタルはハローウィン緩和を観て、原油安と円安が相殺され、内需企業にとって好環境と考えてきましたが…実態は、散々の結果です。まぁ、まだ新しい動きが始まったばかりで…ロシアルーブルの動向が気になるし、ロシア危機で、本来は完璧な仕組み債が、理論通りに行かず、ロング・ターム・キャピタルの破たんは、記憶に新しいですから…ね。魔坂の天才学者ファンドの破たんです。その連想があるのかもしれません。このロシアルーブルは通貨防衛の為、6.5%の利上げとか…。10.5%から、いきなり17%ですからね。このようなジャンク債は、投資家にとって…魅力的な条件です。レイムダック化しているオバマは決められないので、問題が長引く可能性は否定できませんね。しかし共和党政権下になれば、もっと難航するかもしれず、妥協点を模索すると思うのですが…。プーチンは、どんな選択をするのでしょう。安倍さんの出番なのですが…どうかな?

ただ同時に、NATOとの緊張も生まれているようですね。ロシア国民は物価高に揺れている訳です。問題はこの辺りの緊張状態は、未だに市場で消化されていないところにあります。G20の金融規制強化も背景にあり、金融市場の流動性は、かなり脆弱化している様子です。FRBの発表文に「かなりの期間」の文言が外れるかどうかで…、市場の注目を集めているようですが…ノーベル賞学者のクルーグマン氏は、2015年に米国の利上げはないと報じられていましたね。カタルもインフレ率が上昇しない限り、利上げは必要ないと思っています。むしろ急ぐべきではないでしょう。1937年の宿題ですね。

今日は12月16日であり、今週が最後の山場…。(先週もそう言っていたかな?)しかし通常は、大半のヘッジファンドは、既に決算対策は終わっており、来年に向け、新しいポジション作成に入る筈ですね。どっちにしても、来週は急展開を迎える可能性が高いと思っています。相変わらず…ですね。ロスカットを強いられても、カタルはノー天気ですね。だって…論理的に、おかしな動きですものね。作戦としか…考えられません。読者からの相談メールらしきものが届き、投資家の不安定な心理状態が分かります。何度も言っていますが、株なんて、簡単なのですね。要するに自分の力量問題なのです。常に自分との戦いですね。どんなスポーツもそうです。横綱に成れない稀勢の里も、心理面が弱いのですね。その点、スケートの羽生君は、たいしたものです。あのスポーツもメンタル面が重要なのでしょうね。テニスもそうだし…みんなそうですよ。基本は自分との戦いなのですね。

まぁ物理的に売らされるのは、仕方ないとしても…。本当に楽観論を続けて、良いものかどうか…カタルには嫌な経験がありますからね。こんな展開の時に、表面化していないCDSの混乱を見逃し、40億を飛ばしたわけです。サブプライムローンだけならまだしも…と読んでいたら、だから、原油安は景気にプラスだが…、シェールガス関連投資のジャンク債の混乱が、広がる可能性もあるのかも…。でも常識的に考え、その程度では大きな金額ではないでしょう。しかし流石に、ロシアルーブルは、過去の事例があるだけに気になります。所詮は、市場を無視した政策の選択は、成り立たないのです。世界中、どこでもそうですね。

だから中国はシャドウバンキング問題から、市場原理化を進めている訳です。失われた時代のデフレ環境で、日本はドンドン置かれていきます。中国が日本のGDPを抜いたのは、つい最近の事です。2010年かな…。それが70%になり、今では50%程度だと言いますからね。まさにトホホですよ。単一民族が、内部分裂している場合ではありませんね。時間がない訳です。ケネディクスが下がるシナリオは考えられないのですね。仮に黒田さんが失敗しても、円はどんどん売られますが…不動産の価値は、世界標準なのです。どの国も、土地と株は重要な資産運用先です。今では東京の物件は、外資の餌食になっていますね。あなたが入っているビルのオーナーは、中国人かも知れませんね。先ずは、デフレ脱却が「一丁目一番地の政策」なのです。

こんな理屈は小学生でもわかりますね。チャンスですね。やはり500円割れ程度なのでしょうかね…。今年3月は300円割れ、前回は400円割れ、100円ずつ切り上がっていますね。つまりこの辺りは、下値圏と言う訳なのでしょう。カタルは、いつものように1年半早かったけれど…。この辺りは難しいですね。株の場合は、未来を先取りしますからね。金融相場と同じで、その先取りに割高感を感じ空売りが入り、株価が仕手化します。今から、気が早いですが…強弱感が対立し、株価がドンドン飛ぶようになり、取り組みが拮抗したら…それで妙味は、半減ですからね。最後は利益が表面化したら、もう株を買ってはなりません。やはりカタルは、今のスバルやマツダの様になると…思っています。

じゃ、いつなの?…と問われそうですが、そんな事は分かれば、苦労はしませんね。まだカタルは年末年始の急騰の希望を捨てている訳じゃないのです。他の株に先駆して下げていましたからね。19日ですから、間もなく1カ月ですね。まさにトホホです。一体、何をやっているのか、もっと上手い立ち回り方があったはずなのに…。まぁ、良いか…。あの時、619円を抜けた時は、本当に、一気に行くと思ったのです。今から考えると、645円の買いは、まさにアホの極みでしたね。2月は企業業績発表の絶対期日です。この意味は、今期の数字は隠せないからです。通常は、そろそろ数字が出るのでしょう。いつ増額修正の発表があっても、不思議ではありませんね。この辺りはヘッジファンドとの繋がりが問題になり…発表時期を決めるのでしょうが…。

ほら、カタルはノー天気でしょう。追証に追い込まれ、ロスカットを強いられているのに…この楽観ぶりは、やはり天性のものですね。それでなければ、未曽有のデフレ環境で歩合セールスなどやっていられません。あの時、和光の常務から、正社員の打診があったのに…。それを断り歩合セールスを希望したのです。やはり天性の楽天家ですね。でも本当にそう考えています。アベノミクスは成功し、デフレ脱却は、もう直ぐ表面化すると思っています。だって全ての政策が、その路線を歩んでいるのです。これが見えないようじゃ…証券マンは失格です。

さて少し、この話題から離れて…、世界経済の問題は、オランダの税制問題等…グローバル企業の租税問題ですね。此処が焦点になると思っています。原油問題などは、間もなく収束でしょう。基本的に市場経済において、僕ら末端の人間が、得られる情報はカスです。そのカスの情報に、踊らされるのは馬鹿ばかりなり…。株の世界は基本的に、知ったらお終いなのですね。だから、そろそろ新しい動きが見られるはずです。このような環境で強い株の動きを示すのが、次のリーダーなのですね。カタルは、赤字のクラウドワークスなどに触手が動きますが…今は、流石にユトリがないですからね。この手の株は、まさに博打です。今は赤字企業のカタル銘柄、007とJTECだけで充分ですね。

さてそろそろアップの時間ですが…全体は、やや沈んでいますね。現在は313円安の16785円ですね。ケネディクスは510円を割れ508円まで入っていますね。出来高が膨らみ始め1406万株ですね。昨日は1900万です。そろそろ反転して欲しいのですが、まだなのかな…トホホ。今日でロスカットは、お終いですね。明日からの下げは…再び、買い増しだ。そんな風に資金を、再び用意できるかどうか…。今回の下げは、予期してないのです。所詮は、貧乏人だから…ね。それでは、また明日。

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2014年12月15日

12/15

かたる:選挙と言うのは面白ものと言いますか…世間はやはり、よく分析していると思っています。基本的に、最低の投票率が示すように組織票の力を発揮し公明党が議席を伸ばし、野党は分裂の自滅政党から、共産などに分散され、300議席乗せが期待されていた自民も、アベノミクス批判を多少は配慮した結果になったようです。しかし保守は326かな?…を確保し、これからの政策運営に、責任を持たされる格好になりました。国民は現状維持で時間を与えた格好です。果たして、「デフレ脱却」が成るか? まさに正念場の相場ですね。この行方を決める銘柄が、ケネディクスです。デフレ脱却の星ですね。基本的に内需株が期待されます。銀行、証券、不動産から建設と…金融相場の延長線上に相場の焦点はある訳です。

一方、輸出動向は世界経済の動向に左右されます。基本的に円安による利益をバックに株価は大きく修正しましたが、これからの変化率は、当然、大きく落ちます。米国の自動車販売は落ち込むことはありませんが、どんどん伸びる状況にはないし…、為替水準もガラガラポンを除き、一般的には、上限が見えています。故に好業績は続きますが…その利益率の変化と言う点では、妙味が消えますね。株価を観るうえで、重要なのは変化率なのですね。利益の水準ではありません。人々が驚くから…株を買う気になるのです。良い会社だから、株を買うのと違いますね。此処は素人が間違う所です。

日銀の政策に、過度の負担が掛かっていることは仕方がありません。多くの識者は既に国債の流動性が失われ、これ以上の緩和政策は取れないと思っているかもしれませんが…インフレにすることは、日銀にとって、そう難しい事ではありません。批判を恐れずにやろうと思えばいくらでもやり方はあるのです。スマートシティー構想を、以前、日銀が中心となったファンドで、実行しろと述べた事もあります。やり方は、無限の選択肢がありますね。あとは「やる気」だけの問題です。日本の個人金融資産1645兆円を、有効活用すればいいのですね。1177兆円の借金があると言っても、まだ十分にユトリがあります。お金を動かす政策を実行する事が大切ですね。何より「希望」を生むような政策が必要なのです。だから「1300兆円の逆襲」なのですが…、なかなか市場にはこの動きが浸透しませんね。

まぁ、三菱UFJも株価は2倍になり、浸透し始めていると言えば、言えますが不満です。市場からの信任と言う点では、マダマダですよね。現状の市場はグローバル企業の信認に留まって居ますからね。僕らは名目の世界で生きている様に、海外で生活しているのではなく、国内で生活をしていますからね。やはり内需振興なのでしょう。浜松の松菱のような事例が、日本中の至る所でドンドン生まれ、日本全体がスマートコミュニティーの世界に突入するのは、何時になるのでしょう。アベノミクスは民意の信認を受け、外人投資家も日本の変化を、固唾を飲んで見守っています。TPP交渉も雑音がなくなり、「錦の御旗」を得た安倍政権の政策運営の…今後のスピードアップに、期待がかかる訳ですね。

先ずは、日本の金融力を活用しなくては、絵に描いた餅ですね。金利がドンドン下がる構図が間違っているのですね。この金利安を活用する人達が…日銀の資金供給スピードに負けてはならないのです。故に、国債金利に敏感になってくださいね。0.3%なんて…考えられないデフレの「極み」でしょう。こんな歴史的なチャンスを生かす事が出来ないなんて…能力のない国民です。イワシ民族は…与えられた餌だけを食っている家畜なのでしょうか? 

1645兆円は大変なお金ですね。この現金を資産に換え、どんどん膨らますのですね。そうして信用を拡大させ、経済成長率を上げるわけです。007の増資の様に…、売り上げと同規模の増資を引き受け助けることにより、一気にIVIなどのスマートコミュニティーへの世界に時代を進める事が出来るのです。この増資資金は、日本の未来の生活を変えるわけです。IVIは渋滞をなくし、運搬効率を上げます。何れトラックなどは、皆…無人運転になるでしょう。通信と融合するクラウドを利用するためには、007の技術は欠かせなくなります。お金が時代のスピードを更に上げるわけですね。分かるかな?お金は貯めるものではなく…如何に使うか…なのですね。

使い方を誤ると…、日本のような停滞を生みます。掘っては埋める公共事業や耕作放置地に補助金を与えるわけです。死に金の供給です。固定資本形成の比率が高い中国も、無駄な投資があるから経済成長率が落ちているのです。代表的な事例は高炉でしょう。過剰生産設備の存在は、計画の無さを示しています。鉄鋼は相当量が余っていると言います。

J・TECは、再生医療の日本のトップ企業ですね。まだ利益が出てないから市場から評価されていませんが、富士フィルムは10月30日に、新たに1900円でJ・TECの株を360万株取得したのです。如何にもフェアな会社ですね。フィルムの評価が高いのが頷けますね。その好業績の企業より、今、J・TECの株を買えば、我々は安く買えるわけですね。

こんな理屈は、小学生でもわかります。親会社が相場より、遙かに高い株価で購入する意図は何処にあるのでしょう。少しは道理を考えて株式投資をやればいいのです。論理的に割高な株を値動きだけで追う展開ではなく、賢い投資を実行してくださいね。3年程度持っていれば、おそらく株価は2倍から3倍でしょう。お金がなくても信用力があるなら、銀行から融資を得て、株式投資をすれば3年以内に投下資本は回収でき、利益分は残りますね。007も同様でしょう。1カ月とか、2か月の目先投資より、ずっと時代に貢献できますね。

その希望、信用力を支えるのが、先ずは、ケネディクスなのでしょう。他に群を抜く銘柄は見当たりませんね。NY市場が大幅安しても…、ほら、三菱UFJはプラス転換してきました。この意味は、先ずは信用創造機能の復権なのですね。常識的に時代の現象を積み上げて行けば…相場の未来は、見えるようになります。今の日本の焦点は、デフレ脱却なのです。先ずは信用創造であり、それからスマートコミュニティーの時代推進なのですね。いよいよ…お約束の年末年始の到来です。ケネディクスの相場が、もっとも面白い場面がやって来ます。1年半、待たされましたね。ようやく爆発高する条件が揃ってきました。

理由は、四季報をよく見てくださいね。皆さんの観察力が、どの程度か…。明日、カタルが考える解答を示します。段々、準備が出来ている様子を実感できるでしょう。長岡の花火は、場内放送があります。「まもなく…大型スターマインの打ち上げ開始でございます。」一応、カタル君も有言実行で、金曜日に続き、今日の寄り付きで少しケネディクスを買ってみました。どうなりますか…。それでは、また明日。

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2014年12月12日

12/12

かたる:前回も感じたことですが…、今回も指数による上昇の影響を受け、個別株はあまり上がっていませんね。前回同様に、今回も短期調整を入れました。昨日の日経225平均は、25日移動平均線を下回り、一応、ハローウィン緩和の調整を終えた格好になるのでしょう。この日曜日は、日本の行く末を決める大事な選挙のイベントがあります。新聞各紙は自民有利を報道し、天候も左右するので、組織票の公明効果もあり、自民は300議席に乗せる見通しとの報道ですが…。こればかりは、蓋を開けないと分かりません。結果を観てから動けばいいのでしょう。ただカタルは下落を警戒しすぎた可能性もあり、ここに来て余分に外し過ぎた分を…、今日は少し買い戻しました。貧乏人は相場観に関係なく、物理的な原理で、玉を売らされます。この追証懸念と言うのが、デフレ現象ですね。信用創造の復権、つまり資産効果とは…株価が上がると儲かるので、どんどん建玉も増えて行きますね。これが市場原理の経済拡大です。

本来、人間は、もっと豊かな生活をめざし、良いものを買うのですね。誰も軽自動車なんかに、好き好んで乗りません。お金があれば1000万円程度の高級車に乗りたいですからね。田舎を走れば分かります。高級車は、東京と比べ格段に減りますね。日本の自動車販売がエコカー減税で増えても、みんな小さな車です。もし1989年以降、バブルの処理を的確に実行できていれば…こんな結果になりませんでした。ところがあの時は、大手金融機関を救う時に、メディアから反対の声が上がりましたね。「どうして税金で金融機関を救うのだ」…と、テレ朝の様な大衆迎合主義の報道が間違った方向に、日本を誘導しました。政治家も反対を押し切る度胸がないのです。その結果、初動対策を怠ったために、より悲惨な結果になったのです。

一方、米国はCDSの震源元であるAIGを政府が救済し、サブプライムに揺れるファニーメイやフレディーマックなどのGSEを、早期に救済しました。えらい違いですね。その後も違います。折角、日本は2003年から立ち直り始めたのに…、米国の金融危機を受けた後も、その一時的な落ち込みを基準に、厳格な資産査定を行い、清貧思想を広げたのですね。おかげで株や土地が下がるデフレの嵐です。ダヴィンチも藻屑に消えました。追証が継続する中で、経済を、どうして拡大できるのでしょう。企業は疑心暗鬼になります。よって内部留保が積み上がりましたが、なかなか国内投資が起らないのです。しかしようやく、安倍政権になり「デフレ脱却」の旗印です。

昨日のNHKのニュースで、浜松の老舗百貨店の「松菱」の再開発が決まったと言います。安倍さんは、アップルの生産拠点が横浜に出来ることを、選挙の応援演説で述べていましたが、この松菱の再開発も、大きな材料ですね。経過を見ると2001年11月に、松菱は自己破綻します。そうして2年後の2003年12月にアサヒコーポレーションが開発事業者に決定しました。松菱の債権処理が完了しアサヒ社が2004年9月に取得したのです。その後、大丸の出店話しも立ち消え、ようやく、この度、10年ぶりに、再開発がスタートするのだそうです。10年間、デフレで眠っていた資産が、ようやく動くのですね。デフレの脱却は、このようにして日本全体に広がって行きます。この松菱の事例は氷山の一角ですね。全国で都心から地方に広がるのです。

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この背景は、日銀が異次元緩和を実施し、マネタリベースを増やし、国債から高利回り商品への資金転換を促しているからですね。ハローウィンにより、更に加速されます。来年、大手企業は、再び従業員の賃上げに踏み切ります。最初は名目賃金が上がるのですね。そうして、やがて実質賃金も上がってくるのです。「明日は僕も…」希望が生まれると前向きな行動に転換します。もう少しですね。昨日は不動産開発のビーロットと言う会社が、マザーズに上場したそうです。その業績推移が、此方のイメージ図です。(会社説明会資料より…)分かりますか? 今の日本の不動産産業のイメージは、こんな感じです。この会社の経常利益は、前々期78百万円、前期1億82百万円、そうして今期予想の12月は、2億95百万円だそうです。まさに倍々のイメージですね。

一方、ケネディクスは評価損失の表面化もあり、実際の利益の出方は少ないですが…内容は、このビーロットと同じ推移を辿っている訳です。昨日は名古屋の日本商業開発の業績推移を見なさいとも…述べています。だからケネディクスは復配するわけですが…、ビーロットの倍々ゲームの増え方と、内容は遜色がない筈なのです。ビーロットは上場だから、精一杯、背伸びをした数字を作っています。一方、ケネディクスは、利益をひたすら内部留保に回し隠すのですね。この違いです。300議席を獲得して、一気にデフレ脱却の星に、輝いて欲しいですね。「ストップ高」の声が聞きたいものです。

昨日、指摘した日経(10日の朝刊)の米国の介護リートの規模が10兆円と…14年で24倍に拡大したとなっていますが…。カタルは政府の資産移転にも、リートは活用できると考えています。電力、ガス、水道などの一般的な生活基盤全般から、物流の倉庫から港湾設備、空港や高速道路まで…。市場原理により使用料が定められ、採算に合うなら、政府資産がリートの形に変化し、国の借金が減らせると思っているのですね。その為には信用創造機能の復権、つまり資産価格の適度の上昇が必要になります。これは政策でコントロールできますね。このような考え方が広がると「リートはPFI」と言う認識が広がり、ケネディクスは一気に、成長株認識に変化します。PER100倍の世界ですね。よって、可能性としては、やはり1万円の株価もあり得ます。

当たらない予想をしても仕方ありませんが、セオリーからすれば、もう一段安を期待したいところです。前回は400円割れから、更なる下の株価も想定していましたが…公約通り400円割れを買ったら、下落はそこで止まりました。今回は単純に500円割れかな?と考えていましたが…、この529円からの反発もあるかもしれませんね。相場が成熟すると、段々、押しが小さくなり、上値の伸びが大きくなりますからね。分からない話を、アレコレ考えても仕方ありませんが、貧乏人は貧乏人らしく、市場の動きに付いていくだけの話ですね。トホホ…。いつになったら、もっと大規模に、株を買える日が来るのかどうか…。

やはり、FRBの金融規制の動きは、気になりますね。でもカタルが知っている材料は、一般化した面だけの話です。誰がどんな目的で、株を売ったり買ったりするかは…当事者でなければ、分かりませんからね。分かるのは日本が置かれた経済的な環境だけです。日本の政策の旗印は、「デフレ脱却」なのですね。浜松の「松菱」の事例を見れば分かります。もう直ぐ、イワシ民族の日本国民も、信用創造の意味を実感できるようになるでしょう。

明日は、選挙後の証券マンの商売の仕方を解説しようと思います。みんな小粒ですね。バブル期は1000万株単位で、大手金融株などを買ったのですね。今の環境なら、その様な大きな商売が出来ます。何故なら、論理的に合うからですね。今、僕が大手証券マンなら、いくらでも、手数料が上がるでしょうね。2000万や3000万は当たり前の数字だろうと思いますね。どうしたら、その数字を確保できるか…明日、解説します。

神主さんは、みずほを買ったのでしょうか? 
先日、友達の証券マンに、みずほの話をしたら、「動きが重くて…とても商売になりません」と言っていましたが、僕は、違うと思っています。それでは、また明日。たった1000株の555円の今日の買いは、未来の高級車に変わるかな? 笑ってください。証券マンらしい発想でしょう。

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2014年12月11日

12/11

かたる:それにしても…イワシ民族は、いつまで経っても自立が出来ない国民なのでしょうね。この改革は、教育制度の問題ですから、時間が掛かります。現在、様々な検討が進んでいます。記憶力を勝負する時代から、カタルのような馬鹿が浮上する時代でもあります。でも東京に出てきて、出来る人間に接すると…やはり皆、高学歴です。東大から早慶など、所謂、一流と呼ばれている連中と付き合うようになります。カタルの知り合いのキャリアは流石でしたね。記憶の玉手箱…と言うか、僅かな記憶でも呼び戻す事が出来るので…会話のスピードが上がるのですね。現在、東京都知事の舛添さんも、かなり優秀らしいですね。深い付き合いがあったキャリアの話です。先日、感じたのは…、維新の会の橋下さんとどっかの右翼の会話だと思いますが…橋下さんは正論ですが、やはり「出」は隠せませんね。俗に…3代、掛かると言いますが、これが現代社会の構図でしょう。1代目で財を築き、2代で成熟し、3代で世に認められる…と言うイメージでしょうかね。貴族出は、やはり高貴なのです。ソフトバンクの孫さんも優秀ですが、彼の孫の時代から…でしょうね。

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さて冒頭から、変なスタートですが…、このスタートは昨日のメディアの解説にありますね。表面上は、上海総合株価指数の急落と、ギリシャの大統領選前倒しの不安など…ですね。しかしそれだけでなく、ロシアのルーブルの下落は過酷ですね。一気に物価が2倍です。日本どころの比では、ありませんね。さらに、この資源安で経常収支も危うくなります。為替介入をしているようですが、自国通貨安には対応できません。円高対応の時なら日銀が介入できるのですよ。しかしジョージ・ソロスとイギリスの事例でも明らかなように…自国通貨安には、敵いませんね。更に、昨日、NY市場が下げている原因の原油安。これにFRBが発表すると言われている自己資本比率強化ですね。JPモルガンは対応に追われていますね。更にこの影響で金融市場の流動性が失われている問題です。乱高下しやすくなりますね。

日本でも、そうなのです。松井証券がネット売買を開始し、目先の手数料安さに、素人投資家が誕生し、ITバブルが発生しました。証券マンを通していれば…下手でもプロですから保険が掛かります。手数料など安いものです。このITバブル時の高値を、未だに米国は抜けていません。ナスダックの高値は5048ドルでした…かね。もう14年になります。日本でもヤフーは抜けましたが、ソフトバンクも、光通信も抜けませんね。ネット族が、値動きだけに群がる動きは…今も健在です。しかし短絡的ですね。自分自身の価値観を持っていません。株が何故、上がるか? その背景を…考えたことがないからですね。論理派が、儲かる訳ではありませんが…株高を支えるのは、最後は企業業績の背景が必要になります。

いいですか…株を上げることは、誰にでも、お金があればできるのです。しかしその高値に放り上げた株を、誰が買うか…なのですね。昨年末に人気になった新興御三家のエナリスは悲惨ですね。でもカタルの評価は、現在では、マズマズです。アドウェイズもそうですね。しかしコロプラは、ゲームの利益が在るから、辛うじて、あの高値圏を維持できています。でも高値より、だいぶ下押しされていますが…ね。要するに時代を先取りして、見えない利益の内に仕掛け、見える利益になったら逃げるのが、株式投資のセオリーです。現在のスバルやマツダは、既に普通の株に成りましたね。もう魅力の欠片もありません。むしろ空売り候補の銘柄ですよ。まだ…早いけれどね。

株価が赤字の時に…未来を見つめ、株式投資を仕掛けるのです。赤字から黒字へ…さらに復配をする時に、「株価妙味」が存在するのです。こんな事は小学生でもわかる理屈です。みんなが良いと言うようになったら、株は、お終いです。疑心暗鬼だから面白のですね。今回のケネディクスの下げで、カタルの所にもメールが来ていますが、きっと読者は、内心、不安だから…なのでしょうね。カタルは貧乏人だから、売らされたのです。折角、645円まで買い進んだのに…。昨日は寄り付きの532円で、売りたくもないのに売らされたのですね。でも、神主さんは良いですね。お金持ちが勝つのが、株の世界です。なんぼでも、株価が下がればいいのです。株なんか、下がっている時ほど、キラキラと輝くのですね。昨日、久しぶりの4ケタ割れでしたね。007は…。キラキラ星に、カタルには見えますが…付和雷同組は、どうなのでしょう。イワシ民族は株が下がれば…騒ぎ、日経平均株価が上がれば…騒ぎ、背景を理解しようとしませんね。

…と言う枕の為に、冒頭の書き出しになったのです。前回も述べましたが…最も恐いのはマネタリーベースの縮小現象であり、民間が中央銀行の役割を肩代わりできるかどうか…なのですね。しかしJPモルガンは自己資本比率を積み増すようですね。つまりデリバティブの撤退に繋がり、流動性が不足し始めているから、市場が乱高下するのです。米国のシェールガス効果が、サウジの戦略で軽減し、米国は総体的に減速します。FRBの手腕が来年には、試されますね。急ぐべきではありませんね。だから…かたるは、宿題である1937年なのです。難しいかな? 歴史を知らないと分からないからね。昨日、述べた「斎藤隆夫」を調べた人が、何人いるかどうか…。活躍が同じ時期なのですね。

株式相場を理解するためには、キャリアが必要になります。素人には理解できない背景を知らないとなりませんからね。カタルがサブプライム・ローンは大丈夫と…あの時、解説していましたが、実際はCDSの膨大な蓄積が、背景にあったのです。日経新聞も、事故があって…初めて報道するのですね。現場の一部の人間しか知りえない情報があるのです。だから世界のヘッジファンドは、現役を引退した政府高官を、法外な給料で雇うのです。情報の為に…。ヤンキースの黒田君以上の年棒を払うのですね。10億では効かないでしょうね。

今の所、日本は大丈夫ですよ。昨日のNISAの拡充など…政策支援は続いています。皆さんは、分からないでしょうが…このような背景があるから、信用創造が復権するのですね。デフレ脱却がスローガンなのですね。故に、ようやく政策が効き始めています。三菱UFJは、4ケタ奪回に向かっていますよ。JPモルガンは資本拡充をするのに…三菱UFjは自社株買いですからね。みずほだって、増配だそうですから…。これはまだ確定していませんが、配当性向を30%維持するので、増配になる可能性があるのだそうです。野村はNISAの拡充で忙しいですね。日銀から、GPIFから、個人まで、みんな信用創造に走っています。バラ色相場はやってくる。300議席を確保できるかどうかなのですね。JAや医師会などの村論理で食っている連中を、やっつける為に…必要な数字があるのです。バスケット見れば、分かりますね。日本の村論理の際に居る現象です。格好悪いですね。

何故、高齢者に、金融資産が偏るの? 何故、医療費の自己負担が1割なのでしょうか?3割にすればいいのです。苦しい人は自己申告させ、別の形で救えばいいのですね。最終的には、生活保護制度もあるのです。働く若者が「明日は僕も…」と希望が持てる社会を築かねばなりませんね。その為の第一歩が、デフレ脱却なのですね。つまり信用創造機能の復権です。一丁目一番地は、誰が考えてもケネディクスなのです。残念ながら、金子さんのダヴィンチは、村論理に消えました。本当は…ダヴィンチをやりたかったのです。昨日、データを観ていたら…日本商業開発(3252)と言う名古屋の会社が、挙がって来ましたね。残念ながら…名古屋なので流動性の観点から除外ですが…この四季報の業績推移を見て御覧なさい。おそらくケネディクスのイメージは、既に、こんな感じなのですね。昨日の日経新聞17面に、米国の介護リート市場の事が書かれていましたね。分かりますか?

地銀は国債を売り、ハイリスク商品にお金をシフトさせています。異次元緩和からハローウィンは、そういう事なのですね。メディアの影響で、為替ばかりに、目が行っているようですが…、実際は三菱UFJも、みずほも、別格の動きになっていますね。良く自分で考えればいいのです。株価の行方を聞かれても…誰にでもわかりませんよ。誰が株を持っていて、誰が、いつ売るかなど…誰にも分からないのです。そんな次元の低い話は止めてくださいね。自分自身の問題なのです。自分との戦いなのですね。でも無理をする事はないのです。カタルのような貧乏人は、背伸びをせずに、粛々と市場の動きに従うだけなのです。金持ちに成り、300億程度のお金が動かせるようになれば…ある程度の配慮が必要になります。10億未満の貧乏人は、市場の動きに連動するしか道はないのです。

しがない元証券マンの「ぼやき」でした。トホホ…。コンチクショウ。自分の見通しの悪さに腹を立てているのです。でも馬鹿は、馬鹿なりに…いつまでも馬鹿をやり抜くことが大切だと思っています。馬鹿と天才は、紙一重と言いますからね。それじゃ、また、明日。

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2014年12月10日

12/10

かたる:さて、どうやって信じるかどうか…。カタルは以前、散々な目に遭って来ました。MSCBの双日などは可愛いものです。武富士の倒産から新興企業の数々に騙され…、その度に、損失を計上してきた経験があります。「お前の懐は痛まないから…関係ないじゃないか?」と証券マン時代に、良く言われました。でも違いますね。お金がある時は、それなりに自分でも現物投資するので、株を買って来ました。スッ高値圏のベンチャリを給料の中から1万株、535円前後だったように記憶しています。それでまでに…確か既に4万を保有しており、お客様に薦める以上、自分も…と考え、買い増ししていましたね。全部で5万がパーですね。そんな事はザラにありました。まぁ、5万で2500万程度の損害ですが…違うな、最初の買い値は100円台だからね。まぁ、兎も角、公言通りに動いてきました。だから金融庁の清貧思想は大嫌いでしたね。バブル期ならいざ知らず、デフレ環境の中でさらに厳格な指導をするのは、おかしいと考えてきました。ベンチャリは無借金だったのです。最後は銀行借り入れも出来ないのですね。しかしその後を観てみれば…時代はベンチャリの方向性を支持していますね。保険販売もそうですが…みんな、ソコソコの成長です。何故、金融が実体経済の足を引っ張るのか? 甚だ疑問でした。

今回、カタルは信用創造の確立を指摘し、その後に来るスマートコミュニティー社会のへの転換が、日本を助けると述べています。その為に、先ずはケネディクスを信用創造機能の復権から選び、同時に赤字のJ・TECと007(ユビキタス)を、スマートコミュニティーの代表的なカタル銘柄として掲げています。昨日、007の発表文を読み、カタルは疑心暗鬼ですが…、ケネディクスを仕上げたら、来年、再び007に取り組もうかと考えています。大企業が公募などをするのは反対です。しかしベンチャーは上場を活かし、資金調達をドンドンすべきですね。よって昨日は、期日が近い事もあり、若干、持ち株を減らしましたが、ケネディクスばかりを、ガンガン追うのではなく、007も買い増し方針に転換することにします。

理由は株価位置が安く、黒字が見えるからですね。ブツブツが述べています。株価が下がることが最大の好材料だと…。IVIと通信の融合は確定しています。果たして競争に勝てるかどうか分かりません。しかし…賭けてみたい気がしてきたのです。頼みの綱は、株価が、僕が買うまで…上がらないことです。1500円程度までなら、買い増しを続けようと考えています。どんどん、メリルは売ればいいのです。ひょっとすれば…、この玉を欲しい、第三者が現れるかもしれませんね。労せず、10%以上の株を手に出来るのです。この株を買い集めるのは、難しいですからね。

更に今日は、神主さんから、電話を貰いました。人が眠っているのに…、でも8:30なので…布団の中で、スマフォでニュースをチェックしていたのです。今朝は、まだ日経新聞も読んでいませんね。きっとケネディクス・ファンは動揺しているんじゃないかと思いましたので…原稿のアップを優先しています。

神主さんは現物の2万を保有し続け、3万の信用分は利食いしたと言うのです。そうして女房に内緒で信用取引をしているらしいのです。昔、彼は信用取引で大損をしたらしいのですね。彼の性格は慎重なのですが…やはり株屋、もともと大胆ですね。カタルはケネディクスの買いを相談され、ここから500円割れ程度まで買い下がればいいんじゃないの?…と応え、彼の年齢を考慮し、みずほのような配当利回り株でも充分でしょう。…と述べました。果たして、彼はどうしたか…。

一方、貧乏人のカタル君、この時期の休みは想定していましたが、魔坂の2割下げ…。追証懸念で持ち株を、上がると分かっていても…減らさざる得ませんでした。折角、利食いもほとんどせずに買い増し続けたのに…。まさにコンチクショウですね。汚い言葉でごめんね。本当は買い場だと思っているのですが…自分には、それを許容する力量がないのですね。金のない人間が女房以外の女を作ってはいけない理屈と同じですね。浮気した女に子供が出来たら…生ませてあげたいですからね。幸せに出来ないなら…最初からやるべきではない理屈と同じです。実際、二つも家庭があれば、お金はかかります。大学までの教育費など…馬鹿に出来ませんからね。松坂君の奥さんが、日本への帰国を渋っていると言います。彼女は家賃が月に400万、教育費など含めると月に1000万円掛かると言います。本当かいな…と思いますが、松坂が不振の理由が、分かるような気もしますね。カタル君は貧乏すると、女房は働いていますからね。えらい違いです。トホホ…哀しい現実です。いつになれば、この貧乏から脱出する事が出来るのかどうか…。

きっと読者の人は笑っているのでしょう。でも必ず…大丈夫だと思っています。ようやく政策が効いてきていますからね。株式市場はトンチンカンの動きを見せていますが、先ずは「デフレ脱却」なのです。安倍首相は、カタル以上に、経済を良く世の中を知っている可能性がありますね。嫌いな部分もあるのですよ。秘密保護法は執行され、昔の軍部の独走をイメージさせる面もあるのです。軍部のクーデターである2.26事件は有名ですが、斎藤隆夫のテレビを、先日、観ましたが…あの時代から、戦争への悲劇を繰り返すわけに行きませんからね。でも今の時代、どうしても独創的な手腕がないと…この局面を打破できないと考えています。この度の選挙における、JAの踏み絵の背景をみれば…村論理が根強いことが分かります。

だからこそ、絶対数の270の確保は当たり前、300乗せを実現させ、一気に局面打開が…正しい道だと考えています。約束通り、選挙後は「デフレ脱却の旗頭」のケネディクスのストップ高が、反騰の狼煙になると信じています。その為の事前の布石には…、予期していた事とは言え…若干、驚きですね。これじゃ、日経新聞の仕手株評価が正しかったことに成りますね。仕手株の初動波動の押しは、絶好の買い場と…、今日は神主さんに述べたばかりです。昔から「初押しは買い向かえ」…と言いますからね。ハローウィン緩和後の初押しです。でも貧乏人はカタルの様に投げれば良いし、金持ちは神主さんのように買えば良いのでしょう。所詮は、現実の世界は、金持ちがいつも有利なのです。

今日は原稿のアップを急ぎました。でも669円かな? これを抜けてからでも充分ですね。こんな事を…先日も述べていましたね。これまでは619円の高値を抜いてから買い向かえと述べていましたね。まぁ、こんな押しは、まだ可愛いものです。こんな風に、悠長に構えていられるかどうか…。信用取引は、基本的に現引き対応が出来なければ、やるべきではありませんね。プロであっても…まさかの坂は、たくさん存在します。今年3月は300円割れ、前回は、もう少しの下げも対処していましたが、打診買いをした400円割れで止まりました。今回は500円割れ程度なのでしょうか? それとも…。こんな事が分かれば、大金持ちだものね。分からないことを、あれこれ想像しても仕方がない事です。無理をしないことですね。貧乏人は文句なしに…投げなさい。カタルの様に…。金持ちは買えば良いのです。神主さんの様に…。

それでは、また明日。今日も良い天気ですね。今日は早めにお散歩でもするかな…。

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2014年12月09日

12/09

かたる:昨日は反省の弁を述べましたが…、本日も同じように反省をせねばなりません。007がMSCBを発行すると言うのです。村田やロームなど…いくらでも儲かっている企業は周りに存在するのに、何故、MSCBなのか…サッパリ理解できませんね。佐野さんと言う人は、出来る人物かと考えていましたが、疑問符が付くようになっています。それともV字型が既に確定しているのでしょうか? カタルが社長なら、まず考えるのは取引先の優良企業への第3者割当増資です。おそらく時価が論理価格より高い為に、この方法が採用できなかったのかもしれません。それなら転換社債でも良いように思いますね。あるいは銀行借り入れを採用しますね。

MSCBは論理的には公平なのですが、運用の仕方により、結果は変わりますからね。双日で痛い目に遭っており、あの時は、野村のやり方には不信感を抱きました。今回は幹事の野村ではなくメリルの選択です。佐野さんの個人的な繋がりなのかどうか…。それとも佐野さんは山師なのか…? 既に好業績の見通しが既に立っており、メリルと組んだ蓄財との見方もあり得ます。株屋は常に、色んなケースを想像しますからね。まぁ、当面は様子を見るしかありません。折角、買い増しをし始めていましたが…今日は期日が近く、余分に買った分のロスカットのトリガーが発動され、売らされました。トホホ…。

さて見通しを誤ったケネディクスは相変わらずの展開で、明らかに売り仕掛けが入っています。強引に見えますが、ヘッジファンドは、成績を左右する実現利益も欲しいのかもしれませんね。そうして年末に掛け、一気に持ち上げる作戦かな? どうせなら…一気に514円の窓埋めを敢行すればいいのです。 現在は545円ですから、あと30円です。この時期なら、まだ、どうにでも株価を動かせますからね。来年2月になればアウトです。これじゃ、追証の対処をしないとなりませんね。こっちもトホホです。簡単に儲けさせてはくれませんね。折角、買い増しをしたのに…既に100円もやられています。

しかし株って言うのは…本当に面白いですね。知れば知るほど不思議です。カタルは意のままに株価を動かせるほどの資金を握ったことはありませんが…ケネディクスのやり方を観ていると、巧妙に仕掛けられていますね。何度も揺さぶる訳ですね。天井が高い株は面白いように…途中で利益が抜けるのでしょうね。ただ流石に、昨日は強弱感が対立し始めている様で…いくつかの点で変化が見られています。先ずは出来高ですね。この水準では儲かる人は少ない筈。カタルが追証を懸念するほどですからね。確かに高値でも買い増しはしていますが、全体の平均買値は、この水準だろうと思われます。此処から叩くのは大変ですね。ヘッジファンドの技量拝見と…暢気に構えていられるかどうか。叩く方も第三者が買う場合もありますからね。買いたいのに…売る訳ですから、そのタイミングを見ているのでしょう。

今日は、日経にβ値の話が載っていましたね。要するに、株価が指数で動く限界を感じていると言う事ですね。相場の流れが変わる可能性を示しているのです。ユニクロなどは、注意が必要でしょう。ソフトバンクは個人投資家の年末の損出しの対象になっている様で、既に株価は下がっていますから影響はないでしょうが…。指数絡みの銘柄は、日銀のETFの買いもあり、割高になっていますからね。カタルも選挙期間中にケネディクスは、調整と考えていたのですが、その形を、最も強い形と踏んだことが、間違いの元でしたね。まだ市場参加者は、成熟してないのですね。あれほど、背景を解説しているにも拘わらず…。

今週は、どちらにしても正念場でしょう。昨年2月に株価を上げる前に、一度、下げていますね。185円で止まっていますが…。それから一気に800円台ですが…。今回も、似たような動きになるかもしれませんね。あの時も3週間の休みでした。昨日は後場からかなり強弱感が拮抗し、日証金残も増えていましたが、同時に返済も進んでいました。今の株価は549円(10:23)ですが、オーバーの売り物は489万、買い物は260万です。買い物が、なかなか減りませんね。プロは常に板を確認していますからね。売れなくなれば…買うしかなくなります。本当は買いたいのです。買うために売る訳ですね。こんなテクニックは、世の中の常識ですからね。だから必ず…どの大相場も、大きな手が入る時は、先ずは売りから入ってきますね。

昨日のケネディクスの動きを観て、カタルは今日の午前中が買い場かな…と漠然と考えています。ただ貧乏人は645円では買えるのに…549円では買えないのですね。これは貧乏人の宿命です。やはり、株は金持ちがやるものなのですね。昔、株価が暴落すると、NHKなどのニュースが大きく報道しますね。その時に、必ず買いにくる個人投資家のお客さんが居ましたね。買うのは決まって優良株です。トヨタやキャノンなどの有名な会社ですね。業界を代表するトップ企業です。こんな積み重ねが…億単位の資産を生みます。

新聞が輸出企業の好調を伝え、スバルは高値に放り上げられましたが…、カタルは、自動車は危ういと考えています。企業業績は2年から3年程度は良い状態でしょうが…、株価としては、もう腐り始めていますね。だって労せず、売り上げが5割も増える外部環境は、もう望めません。120円が150円になっても2割程度です。旬を過ぎた株は腐ったのも同然です。株の世界は、常に変化率が最優先なのです。だから007に捨てきれない魅力を、ずっと抱いていたわけです。資金需要があると言う事は、ある意味、変化があると言う事ですが…やり方が気に入らないだけです。どんな背景があるのか…部外者には分かりませんからね。数字の推移を見るしか…ないのです。

でも株価は正直ですね。先日、買ったばかりなのに、この結果です。でもカタルは、また上がれば、きっと買うでしょうね。株価が2000円でも3000円でも、見通しがあるなら高値でも買い続けます。ケネディクスと同じですね。でもスバルも、マツダもそうですが、利益が、皆に見えるようになれば…。見えない利益が、見える利益に変化すれば、もう、どんなに好調でも魅力は感じなくなります。普通の株など、ごまんとありますからね。最初は「5万」と書こうとしましたが、調べたら、語源は「巨万」だそうです。面白いですね。言葉は兎も角、この考え方は、非常に重要ですからね。素人が引っ掛かる所です。

そう言えば…「みずほ」に、増配の話が浮上していましたね。選挙後、最も強いシナリオは、一気に金融株の水準訂正が行われる展開です。三菱UFjは4ケタの実力なのです。みずほだって、200円と言う事はないですね。やはり300円の水準が、最低ラインでしょう。あるいは500円程度は…と考えています。カタルはケネディクスを選択していますが、同じことなのですよ。野村証券でも構いません。日本再生が軌道に乗るなら…間違いなく修正されます。それからスマート・コミュニティーなのですね。007は意外に宝物かも知れません。しかし確信が持てないだけですね。動きを観ていれば…分かります。

MSCB=双日を連想する人が居るかもしれませんが…あの時と今では金融環境がガラッと違いますからね。よくその点を理解して下さいね。今日は、カタルは仕方なく売らされましたが…余裕があれば、また買い増しをします。先ずはケネディクスに注力しているだけの話です。昨日の日経新聞を読みましたか? カタルはあの記事から、未来の国内回帰を予想しているのです。だいたいおかしいのですね。昨日も大手企業は設備投資が始まっているが…中小企業の動きが鈍いとの報道がされていました。おそらく…間もなく日本の中小企業も元気になるのでしょうね。頑張って、生き残った企業には、最後は残存者利益があるのが世間の道理です。この解説と昨日の滝田レポートを合わせて、カタルの考えが読めたら、読者はたいしたものです。まぁ、ケネディクスが来春に大きく伸びて…それからの話なので…今は、どうでも良いのですが…。当たらない予想を、いろいろ考えている訳ですね。それでは…また明日。

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2014年12月08日

12/08

かたる:「日経平均株価は、また上がっているのね。」と、かみさんに言われるとゾッとしますね。その言葉の裏には「ずいぶん…と、儲かっているのでしょうね。」…と言われている様で、内心、あまり、いい気持ちではありませんね。会社を辞める時は1000万の所得はあった訳で、今の相場だと…1億は無理かもしれませんが、数千万の所得はあったのでしょう。如何に、自分が無能なのか…。と問われている様に、感じるのです。これは…僕だけじゃないですよね。どうも昔から指数が上がる相場は苦手です。何しろ、お金持ちに成ったことがなく、値嵩株とは縁がありませんからね。株式投資をしていると…貧乏人の悲哀を感じますね。お金があれば…追証の心配などは無縁だし、買いたい時に株を買えますからね。貧乏人は、買いたいと思っても、持っている株が売れないと株を買えませんからね。トホホ…。

確かに…良い相場です。持っている株が下がりませんからね。儲けにはなりませんが下がりもしません。考えてみると…1年前と何も変わっていませんね。今、期日が到来するケネディクスは、昨年末の12月29日に買ったものが多くありました。株価はあの当時となにも変わってないのです。つまりハローウィン緩和により、ようやくカタルの頭の中身と現実の時間が一致したに過ぎませんね。何故、1年も空白が生まれたのでしょう。考えられるのは消費税のイベントですね。だからカタルは1%ずつ、毎年、引き上げれば良いと述べたのです。しかし今回は半年順延の2%引き上げを述べていますね。理由は異次元緩和が効いているからですね。今度は8%に対し2%です。前回は5%に対し3%ですからね。60%の引上げと、25%の引上げでは…大きな違いですね。人間と言うのは、やはり感情で動くのです。この心理変化を政策に取り入れないと負けになりますね。

いつも自分が正しいと思い、原稿を書いていますが…こうして間違っていることも多く、常に反省を強いられるわけです。今週には、損をした玉の整理も終わりますね。今年は儲かりもしませんが、損もしない相場と言うイメージですね。何しろ前半がひどかったですからね。ケネディクスは、300円を割れたのですよ。3月下旬の話ですね。今の水準で買って、300円割れですからね。本当に自分の馬鹿さ加減に呆れます。何故、これほど読みが外れたのでしょうね。カタルは昔から理想論を追い求めますからね。現実の選択が違うとギャップが生じます。それなら現実に頭の中身を、現実に合わせれば良いのですが、政策批判はしますが…実際の行動は、常に理想論です。このギャップを埋め、行動認識を改めねば、勝者には程遠い存在ですね。

例えば、今回もそうです。「休みが必要」と頭では分かっていたのですが…、最高の調整スタイルを思い描き行動していました。ところが実際は…普通の形ですね。25日線にタッチするために、株価を下げて調整を促しました。最も強い株なら複数の参加者が居り、順番に買いの手が入ります。株数を揃える為に…買うのですね。その動きを観て連鎖が生じ、高値で下値を切り上げる形と…読んでいました。ところが…値段を下げての調整です。確かに、選挙投票前に乖離調整は終わりましたが…。不満は残りますね。何しろカタル君は645円まで買っているのです。そうして月末に期日を迎える玉があり、604円を切ったのでトリガーの発動で、売らされたのですね。意に反しての行動です。まさにコンチクショウです。持ち株を減らされるのは…身を切る思いです。

皆さんの多くは600円を割れているのだから…売って正解じゃん。と言うかもしれませんが…内心は、そうでもないのですね。こんな事が分かっているなら、順次売り上がり、買い増しは600円を割れてから、スタートさせれば良かったわけです。これが現実に則した正解ですが…僕の頭の構造と、世間の動きは違う訳ですね。同じ理屈の三菱UFJは自社株買いの影響もあるのでしょうが…順調に株価を切り上げています。同様に野村も早くも切り返しですね。同じ理屈なのですよ。「信用創造の復権」です。つまり669円と今の株価585円の84円の差は、何処かで一気に修正されるのでしょうね。それにしても…ギャフンです。まだ下値を切り下げていますね。今は584円ですね。585円の指値買いは、これで買えましたね。しかし580円は、どうかな?

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理屈上、異次元緩和での高値は73円から849円で…、更にハローウィンなので、天井はドンドン高くなっていますね。今回の起点は、3月の289円なのでしょう。今週が限界点だと思いますが…、現実は、どうなるのでしょうね。僕は三菱UFJ型を、当初から想定していたわけです。この形が、最も強いパターンですね。悪くても野村型かな…と思っていたのです。まぁ乖離があったから、仕方がないと言えば、仕方がないのですが…。それにしても、読みは完全に外れた訳です。

さて自己反省は、この程度に留め、イタリア国債の格下げだそうですね。来年は難しいですね。米国のマネタリベースの減少がありますから、どのように経済が反応するのか…。もともと民間資本の肩代わりを中央銀行がしてきたのですね。民間資本が中央銀行の減少分を補い、更にペースを上げお金を供給出来れば、問題ありませんが、G20の指摘の様に自己資本比率の上積みを求められています。米国は日本と同じで大丈夫ですが、欧州は完全に周回遅れですからね。最近は単一民族の日本でも、多様な意見があり論点が割れていますからね。移民を受け入れる多民族国家になると…さらに大変ですね。

上海総合株価指数は上がっているので、最も…心配していた粛清による経済縮小が懸念された中国は、順調に市場経済化に移行しているように思います。一時、話題になったシャドーバンキング問題なども…含めてですね。ロシアのウクライナへの思いは分からないではありませんが…、巣立つ子供に、いちいち指図をしている様で…原油価格の下落と通貨の下落は、国内経済に打撃を与えますからね。プーチンの国内人気は高くても、貧乏をすれば…日本同様に、やがて批判は訪れ55年体制が崩壊したように混乱が生じます。やはり欧州の動きなどの…注意は怠れませんね。

今日の日経新聞4面の滝田さんのレポートには、カタルが、次に考えている構想のヒントが掲載されていましたね。カタルには直ぐにピンと来たのですが…、皆さんは気付いたでしょうか? あっ、580円も買えましたね。トホホ…意外に参加者は少ないのですね。まぁ、セオリー通りとは言え、やはり貧乏人には、気持ちが悪いですね。3週目に入った調整局面の試練場がやって来ます。振り落されないで買い続けることが出来るかどうか…誰も未来は分かりませんからね。無理をすることはありませんよ。619円で止まらないことを見て、今回の下げは自然なのですね。通常、少しの売り物を出して下がるようなら、買う必要はサラサラありません。仕掛け人ではありませんからね。コツン…と来てからで、充分ですね。株価の音を聞け! それでは、また明日。

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2014年12月05日

12/05

かたる:今日は出かけるので…時間が来れば原稿を打ち切りますね。なるべくいつも通り…と考えています。ざっと日経を読んだけれど、「ニトリ」はすごいですね。円安不況と言っていますが、本当は違いますね。ニトリは海外工場から輸入で対応していますから、円高はプラスで、円安はマイナスです。だからデフレ銘柄としてユニクロと共に栄えました。しかし見事に対応している訳です。つまり円安を理由に競争に負ける企業は努力が足りない事を物語っている訳です。逆に今、空前の好景気に沸く輸出企業は努力がなくても売り上げが5割も嵩上げされます。この為替利益は全部が儲けになる訳ですね。この原資をどう利用するか…ですね。ソフトバンクと…先日、M&Aを発表した大塚HDでは、ドルの価値が5割も違うのですね。大丈夫かな…と、老婆心ながら考えますね。サントリーはまだ容認できますが、ベンチャー企業に投資する大塚HDは、買収先が本物なのかどうか…焦りは失敗を生みますからね。

株式投資を観ると…、いつもの事ですが、好調な時に落とし穴が潜んでいます。通常、ハローウィン緩和から1カ月が経過し、そろそろ水準訂正は終わりますね。先駆したケネディクスのピークは、11月19日でした。輸出企業は昨日120円を突破したので利益がかさ上げされていますが…こんな事は、外人投資家は異次元緩和からの読みきりですからね。通常はハローウィンで売りに傾き、本当に日本がこの壁を乗り越えられるか…、観察する場面のような気がします。昨日も、「財政ファイナンス」批判が、何処かのサイトでありましたね。調べている時間がないからリンクを貼れずゴメンね。基本的にデフレ脱却が出来るか、どうか難しいのですよ。単に円安になれば、デフレ状態から脱却できると言うものではありません。日本人の心の変化が必要なのですね。みんなが未来に希望を持てるかどうか…。選挙を通じても分かりますね。アベノミクスへの批判は当然あるでしょう。何しろ、これしかない、一か八かの政策なのです。劇薬ですよ。

コントロールを失いますよ。為替が150円程度なら、言い訳もできますが…200円台になると大変ですからね。まぁ、おそらく様子見になると思っていますが…、問題は、やはり信用創造だろうと思います。日産マーチの話を良く出しますが、大衆車までタイに生産移管したのです。一旦、火種が消えると、この火をおこすのは至難の業です。ライターなんかがあれば簡単ですが、木などを使い摩擦熱で火をおこすのは大変ですからね。長引くデフレマインドを打消し、正常な名目成長に戻すのは大変です。カタルはまだ間に合うと思っていますが…ケネディクスの株価を観ていれば、分かります。この株が沈むようでは、明らかに日本は沈没で、ガラガラポンの世界です。年金生活者の皆さん、公務員のみなさん、ご苦労さん、今の水準から5割カットの実質生活は免れません。

今、ここで踏ん張れば…何とか再び、成長軌道に乗せることが出来るのでしょう。財政ファイナンスが疑われている程なので…瀬戸際政策なのですよ。この意味を、多くの国民が理解していませんね。先日、安倍首相が何処かの討論会で、特別会計に言及し、いくつ減らした…と、実績を述べていました。官僚が自分達で使う税金の事です。このような二重建ての意味も、理解していない国民ばかりですからね。昨日はテレ朝で、低年金所得者への対応を、手厚くやれと言っていました。大衆迎合も甚だしいのです。だいたい久米さんの時代からそうですね。だから日本はおかしくなって行くのです。米国はティーパーティーのような勢力が存在します。健康保険も共和党は反対していますね。自己責任だと言っている訳です。

ない袖は、振れませんからね。どうやって国民の財産を政府に移管させるか…カタルはドンドン国の資産管理を止めて、民間に移譲させるべきですね。JR九州や日本郵政が上場されますが、道路も空港、港湾なども、みんな民営化すべきです。官から民への大移動ですね。破産状態になれば、先ずは、資産を切り売り、借金を減らしますね。同じことです。こんな暗い話を展開しても、しょうがありません。今回、自民党は日本の実態を良く知っている可能性がありますね。だから「これしかない…」と、述べているのでしょう。果たしてケネディクスは、見事に上がるかどうか…。この銘柄に日本の運命は掛かっていると言っても過言ではないと思います。

このケネディクスは、25日線乖離が縮まり、ようやくタッチしそうです。現在の25日線は589円ですね。此処での調整はセオリー通りですが、しかし…本当に強いなら640円台での保ち合いの筈…。ところが下降波動になる辺りは、新規の参入者は少ないのですね。玉はある程度は吸い上がっているようですが…なかなか綺麗な形になりませんね。昨日は事前に設定していた、魔坂のトリガーが発動され、持ち株を減らされました。コンチクショウ!ですね。下手糞です。こんな事が、事前に分かっているなら高値で売り待つべきでしたね。もともと調整は仕方ないと…考えていたのです。乖離がありましたからね。しかし意外に、上がる株なのに…参加者が少ないのですね。みんな目先筋が多く…僅かな日計り組の売りも吸収できないのですからね。

2月には増額された数字が明らかになりますから…、それまでの時間の…株価の読みですね。さらに来春には、新規のリート募集の期待があります。この絶好のタイミングをヘッジファンドは見逃さないと思っています。何しろハローウィン緩和ですからね。その後も続くのですよ。三菱UFJが4ケタになるまで、ケネディクスの株高も続くのがセオリーですね。円安が続けばマツダも、スバルも上がる理屈と同じですね。環境が変化すればアウトですが…時代環境は、追い風なのです。

年末になると…儲かっている個人投資家は、損出しのクロスをします。あるいは売り切りますね。税金の還付を受ける為に…。その影響があり、日経新聞の報道になっているのでしょう。カタルも007は損出しを実行しました。同時に買いましたから、持ち株は同じことですが…年がら年中、言い続けているので高値の買いもありますからね。ブツブツの言葉を想い出し、ここに来て、若干の買い増しをしています。株価が安くなることが最大の好材料ですからね。

そんな訳で…多少、儲かっているので、本来なら資金を引き上げるのですが…、資金は現状維持で、下がっている株の買い増しを実行しています。実に危険ですね。本来なら投下資本を減らすべきなのですね。何しろ、指数買いの偽物相場です。最近の動きは、少し変ですね。選挙後は上がると思っていましたが…最近は疑心暗鬼になっています。カタルの印象は指数だけが、上がっている様に感じているのです。個別株は大きく上がっていませんね。全体が、まんべんなく買われているだけのような気がしています。

まぁ、ケネディクスが弱いので、そう感じているだけなのかもしれませんが…どの株も上に行きそうで、行きませんからね。日本通信の様に上に行けない株を仕掛けているようじゃ…先は知れています。むしろラオックスに、軍配は上がりますね。でもカタルは300円を超えた段階でパスなのですが…。カタルはもう直ぐ、年末の処理が終わります。おそらく、皆も同じ時間推移だと思いますね。休む時は休めばいいのですね。悪戯に仕掛けては駄目ですね。前回もそうでしたが…、なかなか綺麗に株価を読めないものですね。トホホ…。こんな中途半端なところで動かない方が良いですよ。時期を窺う場面でしょう。でも買いたいですね。この貧乏人根性が治らないようでは…お金持ちに成れませんね。本当は下がるうちは、売りから入るべきなのでしょう。何処かでコツンと来ますから…それから買うのですね。それでは…また明日。

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2014年12月04日

12/04

かたる:今日の新聞各紙は、一斉に自民党有利を報道しており、相場がそれを織り込んでの動きに見えます。しかし選挙は魔物ですからね。結果を観てからの方が良いのでしょう。往々にして、貧乏人は「待つ」事が出来ません。この時間と言う考え方は、非常に大切ですね。よっちゃんの弁護士のお客様は、良い事を言っていました。「人間は時間の経過には勝てないから、難しい案件は、時間をかけて処理をすれば良い。」というものですね。この弁護士さんは若い頃、悪いこともして大金持ちに成りました。その辺に転がっている弁護士とはランクが違います。良い言葉ですね。時間の経過には、人間心理は勝てないのです。相場もそうですね。

何故、今、「デフレ脱却」か? 25年に及ぶ清貧思想に、日本人、自らが嫌気を感じているからですね。ようやく…今日の日経新聞の「大機小機」にも、「縮み志向はそろそろやめよう」となっています。民主などが代表的に述べている、アベノミクス批判として、実質賃金と名目賃金の話を、多くの政治家が持ち出していますが、まるで経済を知りませんね。順番として、まずは名目賃金が上がらなくては、実質も追い付いて行きません。成長率の高い頃を思い出してみればいいのです。物価高に苦しんで成長してきたのです。こんな事は常識ですね。本当に、この国の指導者は知っていて国民を騙そうとしているのか…それとも馬鹿なのか…サッパリ理解できません。借金を返すのにデフレ下では増えるばかりなのですね。先ずは名目の数字をあげ、貨幣価値を下げるのです。海外から見れば…日本の借金は為替が円安になり、1000兆円で為替が80円だと12兆5000億ドルですね。それが120円になると…8兆ドルに減りますね。

あらら…こんな話を考えていたら、ケネディクスのトリガーが発動され、自動的に決済されました。トホホ…こんな安値で売らされるとは、これも運命です。仕方がありませんね。割れないと思っていた604円を割ったのです。まぁ、利食いには違いありませんが…。貧乏人は、常に保険を掛けないと駄目ですからね。生贄ですね。折角、ここまで順調に株数を増やし645円まで買っているのに…。この水準で売らされるとは…。一体、何をやっているのでしょう。仕方ありません。何しろ貧乏が悪いのです。買いたいのに売るなんて…。

先ほどの弁護士の言葉が、甦りますね。人間は、時間推移には勝てないのですね。だから昨日も弱く推移し、引けにかけての僅かな日計り組の売り玉を吸収できないのです。出来高は減ったので玉は吸い上がっているようですが、やはりカタルのような馬鹿は、少ないのでしょう。ヘッジファンドの連中も、安く買えるのなら、それに越したことはありませんからね。場合によれば、増額修正を確認してから仕掛けても良いのですね。残り時間は迫っていますが、何も、高値圏にある選挙後に、敢えて仕掛けなくても、後でも良いと言う理屈もありますからね。トホホ…いつになったら理想的な形になるのでしょう。

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ええと…、なんの話しだっけ…。外貨の話ですね。すべてはグローバルの中で、決まっているのですね。今日は、ドル換算の日経平均株価を見ましょうね。こんな感じです。まったく…日本株は高値のボックス圏で推移しています。大手銀行株が上げっているとは言え、依然、鈍い動きですからね。カタルは述べています。デフレ脱却の星は、ケネディクスであり、大手銀行株だと…前から言い続けていますね。実は、三菱UFJは800円を割れた頃から買い続け、500円を割れた時は天世の買い場だと思い、全てのお客様、全員に薦めていたのです。それが300円台ですからね。まったく驚きますよ。日本人の清貧思想ぶりは…。

もし選挙が、報道各社の予想通りに自民党が圧勝するなら、安倍政権は雑音を排除でき、より一層、政策運営が楽になりますね。未だに…ここまで追い込まれても気付かない輩が大勢いることに驚きますね。日銀が「財政ファイナンス」をしている意味を、全く理解していませんね。通貨が円安になるのは、当然の帰結ですよ。こんなもんじゃないですからね。最後はガラガラポンなのです。360円の世界に戻りたいのでしょうか?

あらら…。今度はプラスで620円だって、トリガーを高く設定しすぎたかな…。まぁ、保険料だからね。これで、640円台の揉み合いに入れれば良いのですが…どんなものでしょうね。今度は645円以上で買わされる羽目になるのかどうか…。なかなか上手く行きませんね。目先張りをしているつもりはないのですが…、こうやって上げる前には、色んな動揺を誘い、ロケットの発射準備を整えるのですね。カタル君も、見事に引っ掛かったのです。何故か? それは貧乏だからですね。貧乏でなければ…どんどん買い進めばいいのです。最後は会社を、丸ごと買えば良いのですね。たかが1600億円程度の話しなのです。TOBをかければ良いのですよ。だって、労せずに1兆5000億円もの不動産を支配下に置けるのですからね。重要なのは政策ですね。だから安倍政権が議席を失っては駄目なのですね。

JAなどの反対がなければ…、全部自由になり、もうすぐタイの生産設備の償却期間も終わります。まだ投資分を回収していませんからね。輸出が伸びないのは訳があります。この辺りの理屈も分からずに、とやかく言う人も居ますからね。金融庁様の指針では稼働率が落ちた工場は、強制的に減損会計に追い込まれるのですね。その為に必要のない在庫を積み増さねばならないこともあります。経営判断でない違う次元の問題も、生まれますね。本当に…馬鹿な論理ですよ。政策の意図が、まったく感じられませんね。でも役人様ですからロボットですね。この判断は、政治家が、してあげないとなりません。その政治家は…まぁ、こんな話はどうでも良いですね。想像の域を出ませんから、意味のない話です。

相場は強いのですが…指数買いなので、実感が、個人投資家には伝わらないと思います。勿論、証券マンにもね。営業資産が多くないと…こんな総花的な相場は、証券マンにとって絵に描いた餅と同じです。でも…今日も、高いのですね。中にはフィンテック(8789)のようなバカ株がありますからね。人間と言う動物は…浅ましい限りです。目先に、心が揺れる人は大勢居り、これが一般的なのでしょう。何度も述べている様に、上がる銘柄は、上がる前から決まっているのですね。時代の流れの条件に合う銘柄を絞って行き、企業業績の変化率の高い株を、手掛ければいいのです。とくに赤字からドラスティックに変化する株ですね。昨日はスバルのチャートを掲げましたね。皆さんの中で企業業績の推移を調べた人は、何人いるのでしょう。多くの人はカタル原稿をヒントにして、自分の考えを発展させませんね。ほんの数年前は、リーマン危機の影響で、当たり前ですが…赤字でしたね。

でもあの時に、米国の平均的な自動車購買数の推移を見ていれば、買い控えが、やがて爆発買いを生むことは、容易に想像できましたね。年間1600万台が1000万近くまで落ちたので、この買い控え分が、後で上乗せされるのです。この事は、清ちゃん(山本清治)も述べていました。カタルもマツダを推奨する時に、米国の実力の話をしていると思います。2010年頃の話ですね。此処に異次元緩和がぶつかり円安になり、カタルは、最初、ホンダを掲げていました。ホンダは、昔は米国で強かったのです。しかし今回は本田が沈み、スバルでしたね。

この自動車の理屈と同じことなのですね。「1300兆円の逆襲」の意味は…。「デフレ脱却」と…安倍さんが謳って、選挙をしている以上、ケネディクスは、スター株の座が確定しているのです。カタルは、何度も述べていますね。背景にある業績の理屈も述べ、何故、株価が上がるかも解説しています。同じことなのです。年金生活者はリスクを軽減させ、「三菱UFJ」でも良いのですね。来年は4ケタになるかもしれません。この政策運営が続くなら、間違いなく安倍政権の任期中には、三菱UFJの株価は2倍以上にはなるでしょう。野村証券でも良いのですよ。デフレ脱却は、そういう事ですね。

そうして出番が来ます。スマート・コミュニティーへの時代が到来するのです。昨日は「はやぶさ2」の打ち上げが実施され、探査衛星が戻ってくる2020年には、カタルは大金持ちに成っているかどうかを考えながら、あのロケットの打ち上げをテレビで見ていました。2020年には、1億、2億の世界を、遙かに上回る所得を獲得できているでしょうか? 株式投資は、貧乏人には向いていませんからね。僅かな金額の追証を気にするようじゃ…、どうしようもないですね。貧乏人だから保険料を払わされるわけです。金持ちは保険などに入りませんからね。今日の与太も、この辺で終了です。読む方も疲れますからね。それでは、また明日。頑張れ!自民党。

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2014年12月03日

12/03

かたる:それにしても…すごい相場ですね。考えてみれば売り上げが労せずに5割も増えるのですから、輸出企業はウハウハの状態と言えます。これは企業努力とは違いますね。スバルなどは既に10倍ですからね。スバルクラスで10倍なので凄いことが起きている訳ですが、何故か、トヨタは国内生産を減産すると言います。日本は、既に「ものづくり」に適した国とは言えないことを示していますね。カタルが注目していたマツダは8倍ですね。完成メーカーでも、このクラスの成績ですからね。国内が主力の村田やファナックを始め、アルプスなども好景気に沸いているのでしょう。最近は半導体も凄いですね。エレクトロンなどは好きな企業でした。

でもカタル君は、どちらかと言えば…一般的な銘柄を、昔から手掛けませんね。今回はETFなどの指数が主導しています。その為に指数関連銘柄は割高感が生まれていますね。通常は二番手、三番手の割安株に広がりが見られるはずですが…、未だに指数が主力になっています。その為に奇妙な現象が生まれていますね。まんべんなく買われている為に、人気株が生まれ辛いのですね。個人は値動きが信条ですからね。何か…1989年の相場を連想しますね。この事は以前も述べました。やはりデフレ脱却が出来ていない為に大手銀行などはなかなか戻りません。内容も悪くないと思いますが…変化率に乏しい為か…なかなか大きく買われませんね。そりゃ、株価は上がっているのですが些か不満なのです。

大塚HDが米国のアバニアを買収すると言います。4200億円でベンチャーの文字が躍っていますが…大丈夫なのかな?と思いますが…これも三菱なのでしょう。モルガンとの総資産経営ならでは…の案件なのでしょう。カタルは割高感が見え始める日本株に潜在成長力があると思っているのです。だからROE経営に…と何度も述べてきました。もし日本が村論理からグローバルな効率主義に変化すると利益率は大きく上がると思います。最近、優等生グループの日立も軋轢が見え始めてきましたね。家電の関連企業が労働組合活動を活発化させていますね。

好きだった生活の党の小沢氏は、時代錯誤の公約を掲げていました。共産党などは政党助成金を貰わずに立派ですが、金持ちと大企業から税金をと述べており、チンプンカンプンです。大企業も金持ちもみんな海外に脱出しますからね。今でも金持ちはシンガポールなどに移住しています。維新の会の江田さんは嫌いじゃありませんが…給料カットなどはデフレの清貧思想の発想ですね。民主党は代案を示さないし…みんな真剣に未来を考えているのかどうか…疑わしいですね。まぁ、「これしかない道」の選択まで追い込まれ…ガラガラポンの道を、同時に歩んでいますね。まもなく120円になりますが…こんなもんじゃないですね。ソフトバンクは日本の利益を米国に移転させ、競争を始めました。半値だそうですね。彼らしいギリギリの戦いを挑んでいるイメージですね。

先日、自然光発電でソフトバンクを擁護と書きましたが、今は見えないけれど戦略を感じるからですね。東電の小売り分野を、いつか変えるのでしょう。東電が消えソフトバンクの世話に、未来は成るかもしれません。だって東電は、どうしても耐えられませんからね。原発の損失をどう処理するのか…全く見えませんね。だから1兆から2兆の、有限責任すれば良かったのです。電力コストが高いと全ての産業が影響を受けます。東邦チタンがサウジに行くように世界の最適化地域で操業するようになります。

この円安の一時的な利益が時間を与えている間に、国内の仕組みを立て直さないと駄目なのですね。先ずはデフレ脱却が最重要課題なのです。次がスマート・コミュニティーなのですね。この二つの路線に沿って、日本を走らせねばなりません。この道しかないのです。少子高齢化で低い次元で移民政策を求める声がありますが、治安が悪化し将来の紛争の元になりますね。今度、「バンクーバーの朝日」と言う映画が上映されるようですが…移民は迫害を受けますからね。12月20日に公開されるそうです。この移民政策を日本は採用しブラジルなどに、多くの日本人を騙して送りました。真実を伝えないで…。確か…「ワイルド・ソウル」と言う垣根涼介さんの書いた小説が良いと思います。彼の本は、なかなか面白いですね。好きです。

だからデフレ脱却で信用創造を成し遂げ、ロボットなどのスマート・コミュニティーへの移行が正しい道でしょう。007は株価が低迷していますが…カタルは好きです。来年は輝く時を迎えますね。多くの読者は近視眼的すぎます。スバルだって…2年以上は掛かっていますね。スバルの様になると…相場は既に完成されており終わりです。赤字の段階が一番、投資妙味があるのですね。しかしスバルは環境に恵まれましたね。赤字から一気に黒字になり利益が溢れるわけです。赤字の段階でこの一株利益を予想できたでしょうか?ケネディクスは100円台は見えていますね。まぁ、何れ分かることです。

さて今日も日経平均株価は大幅高ですね。当たり前です。日銀様がETFを買うのですね。需給バランスがひっ迫しているときに、更に拡大させたわけです。外人投資家が株を売るのは何時でしょう。懸念はその時ですね。それまでにROEの経営感覚を日本に浸透させておかないと…株価が持ちませんよ。日経新聞さん、あなたの責任ですからね。経営者は日経新聞を必ず読んでいます。だからROE基準に動く企業を取材し、世界と比較すればいいのですね。アジアをどう取り込むか…日本の成長は成長するアジアの取り込みを確立させることですね。JAなどの既得権勢力を一掃させるためには、選挙にJA組織は必要ないと見せつける必要性があります。「錦の御旗」を掲げることが出来るかどうか…第三の矢は、なかなか効果を上げませんよ。村論理との戦いですからね。

貧乏人が、あっちこっちの銘柄を解説しても、所詮は資金量が限られており無駄な努力ですからしません。いくつか見ている銘柄はみんな順調に行っているようですが、買いたいと思っても資金がある訳じゃないからね。トホホ…もう少しの我慢です。あと営業日数で10日程ですからね。640円台の揉み合いに入るようになれば…急がねばなりませんね。どれだけ貯めることが出来るか、どうかで…勝敗は決するのです。今日も良い天気です。営業資産の少ない証券マンは総花的の指数買いでは、なかなか手数料が上がりません。大体、この水準までスバルを手掛けている輩は居ませんからね。3000円台の揉み合いから既に5割高だもんね。利益は、いったい何処まで…膨れるのかなぁ~? 今は華やかですが…3000円台の揉み合いの時は、皆、痺れが切れたのですね。だから10月初めの動きになったのです。でも、それからが…早いでしょう。高値保ち合いと言う調整はチーズの熟成期間ですね。

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2014年12月02日

12/02

かたる:ムディーズが日本国債の格付けを引き下げたと言います。それにしても不思議なタイミングですね。消費税の引き上げを1年半見送ったので引き下げたのでしょうが…。本来なら、異次元緩和の実施やハローウィンの追加で、財政ファイナンスを懸念しての格下げなら意味は理解できます。わが国の消費額は292兆円程ですから、消費税2%の引上げによる税収増は6兆円ほどです。経済活動を鈍らせ景気後退に貶めれば…遙かに大きな減収になるのでしょう。だから景気にプラスなら消費税の引き上げの先延ばしを、格下げのタイミングにするのは、奇妙な行為に映ります。エンロンの事例といい、いい加減な組織が存在するものです。彼らは自らの失敗の責任を取る訳ではありませんからね。

しかしムディーズに指摘されるまでもなく、日本は正念場には違いありません。長引く清貧思想を打破できるかどうか…分かりませんからね。異次元緩和は効果抜群でしたが…ハローウィン効果は、今の所は冷酒の印象です。三菱UFJの株価はなかなか上昇しませんからね。日本経済の立ち直りの第一歩は、デフレ脱却を確実にしなくてはなりません。そうしないと賃上げも軌道に乗りませんからね。まだ景気の本格的な上昇は実感できていません。ようやく軌道に乗るかどうか…の瀬戸際に違いありません。故に、選挙と言う禊(みそぎ)は、どうしても必要不可欠になりますね。財務省も、自民党内の反対派への説得にも必要になります。まさに「錦の御旗」なのです。

この前門の虎と言うか…「デフレ脱却」は、最低限の必要条件ですからね。ケネディクスの株価が、なかなか持ち上がらなかったのも、日本人の清貧思想が根強い為なのでしょう。ハローウィン緩和によりアクセルが加速され、ストップ高した意義は非常に大きいのですが…この現実の意味を、どれだけの人が理解しているか…。株価を観ていれば、色んなことが分かりますね。急騰を受けてのモタツキですが…当然の帰結です。5000万株を超える信用買い残を抱えていたわけで、1日100万株なら50日間、この玉消化に時間がかかります。幸い出来高が大きく増えており、順調に消化されているのでしょう。

些か、テクニカル面の話になりますが…昨日の出来高は、株価が上に放り上げられ、初めて2000万株の水準になっています。604円の下げ過程では、3300万株でしたね。果たして、この安値を切るかどうか…。それとも出来高が減っても604円より、株価は上で切り返すか? この辺りは、非常に重要なのですね。カタルが思うには、玉は吸い上がっている筈です。故に今日の安値辺りが…当面の下値。本当は、昨日も述べたように強ければ、高値圏での下値切り上げ型になります。理想は640円絡みの揉み合い…と、昨日、解説しましたが、その方が強いのですね。更に今日は、昨日の出来高より少なく、株価を維持できれば打ち返しの玉が(利食い玉)が枯れてきていることを意味していると考えています。つまり追加の買い増しを、急ぐ必要が出てきますね。

カタルは年末年始高を、前から予想しており、選挙後の爆発高から一気に人気株、スター株の座を射止めることが出来ると考えていますが、見方は色々ありますからね。もともとカタルは、読みが早過ぎる帰来があります。でも世界のヘッジファンドは、どう考えてもこんな好条件を見逃す事はありませんからね。だって日銀様が自分達の玉を肩代わりしてくれるのです。お金を増やす絶好の機会ですね。GPIFも順次、組み入れるわけです。それにしては…大手銀行株の動きは、鈍く映りますね。このように動きが鈍いから、かえって本番到来と言う訳かも知れません。急騰する相場より、じわじわ上がる相場の方が、実弾が入っており、一番、強い上げ方ですからね。

しかし、人間と言うは…感情で動きますからね。どうしても華やかな相場に、目が行きがちです。相場になる訳がない日本通信が、昨日はストップ高しましたが…でも、まだ整理が終わっておらず、戻っても上値は知れています。このように上下を繰り返し、底入れ確認から、新しい株価位置が決まっていくのですね。グリーなどもそうですね。シャープもその段階でしょう。順番的には、むしろ昨年末に賑わったアドウェイズの方が仕掛けは効くと思いますが…。一体、何が、アドウェイズを、あの相場に発展させたのか…? サッパリ理解が出来ていません。通常は此処まで下がりませんからね。マツダを見れば分かりますね。業績面で裏付けがあるなら、マツダの様に高値圏で調整が進むのです。

ケネディクスは、今、売り仕掛けが入っているようです。610円の30万を売りましたね。これで株価が崩れるかどうか…興味がある所です。玉の吸い上げが進んでいるなら、先頃の604円を割れない筈です。果たして…どうでしょうね。楽しみですね。このように休んでいる最中の値動きにも、見所があるのですね。プロは自分が手掛けている銘柄を必ず見ています。その感触で自分自身の投資行動を決めるわけですね。通常は売り仕掛けが決まらないとなれば…玉が集まりませんから、上を買うしかなくなります。でもまだまだ早いですね。公示がされたばかりです。あと2週間もあるからね。

そう言えば…昨日はアップルの下げが話題になっていましたね。カタルが懸念しているマネタリーベースの話を、誰もが考えています。高値圏で新しい動きは注目に値します。しかし直ぐに始まる訳ではありませんね。今から指摘するのは早過ぎますが…、常に相場はあらゆる展開を考えておく必要があります。カタルもそうなのですが…意外に、この年末年始は期日が多いですね。カタルは基本方針を変えません。007の様に損をするものは現引きをしており、年末に損を計上し、買い直す損出しのクロスをすることに成りますね。今年は大きく儲かっている訳ではありませんが、多少の利益はありますから…税金の還付を受ける為に損をしているものは売るつもりです。でも同時に買うので、自分のポジションは変わりません。

ケネディクスに比べ、007やJ・TECは負けているかもしれません。でもカタルは、どちらかと言えば玉数を増やしていますね。まぁ、カタルの動向が参考になる訳ではありませんが…基本的にカタルは企業業績の推移から株価を追っています。ケネディクスの2月に発表される数字は、やはり、どこかで増額修正になると考えています。おそらく株価が上がっているときに、好材料を出し上値を買わせる作戦でしょうが…環境推移をみれば企業業績の推移は、事前に読めますからね。もともと素質を秘めている会社は限られるのです。

全体相場がデフレでなければ…儲けるのは簡単ですね。素質のある株を下値圏の時に仕込めばいいのです。あとは上がるのを待つだけですね。そうして観察していれば、動く前兆は必ずわかります。その時に一緒に、追随買いをすればいいのです。資金力があるなら、自分で下値の玉を全て買えば良いのですが…。カタルは幾つか…そのような銘柄の推移を追っています。でも昨年末のケネディクスの様に、500円台後半を買い、仕掛けても失敗し、300円割れまで叩かれる訳ですね。問題は、この時の行動ですね。この時に更に買えれば問題はないのですが…資金力がなく投げさせられると、トホホ…となります。だから自分自身の力量を知ることが、一番大切なのです。こればかりはアドバイスのしようがありませんね。

良く銘柄相談をメール受けますが、ケ-ス・バイ・ケースなのです。お金さえあれば、株式投資は絶対に負けません。倒産しない限り、下がれば下がった分、ドル平均法で買い下がればいいのです。ところが多くの人は下がると買わないどころか…売るのですね。大概その時は、悪材料が表面化しています。此処で、ブツブツの格言と言うか…「株価が下がることが、どんな材料より最大の好材料だ」と言う言葉を、想い出せばいいのです。つまり悪材料が表面化すれば、株価が下値圏なら…買いだと言う事ですね。逆に高値圏にある株が好材料を出したら…同じように最大の悪材料なのです。だから売らねばなりません。株式投資は禅問答のようなところがありますから、捉えどころが難しいですね。

自分は株式投資が下手だと思っているのが、良いのでしょう。今度は、ケネディクスは買い仕掛けが入っているようです。618円まで戻していますね。でも追随が見られませんね。良い傾向です。下値の板がガラガラです。今は621円です。依然、下値板はガラガラ、良い傾向ですね。やはりカタルなら640円台で玉を集めますね。筋はどう動くのでしょう。それでは、また明日。

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2014年12月01日

12/01

かたる:日銀の黒田さんの思い(消費税の引き上げ)は泡と消えたけれど、ハローウィン緩和は確実にデフレ脱却の第二エンジンに火を付けたイメージですね。その証拠に、これまで動かなかった大手金融株が上がって来ています。「三菱UFJ」の4ケタ奪回は、軌道に乗り始めたと考えています。遅れていた「みずほ」も同様に動くのでしょう。しかしハローウィンにも拘わらず、株価の動きは今一です。どうして…こう単純な考え方が、市場から支持されないのでしょう。それともカタルの考え方の何処かが間違っているのでしょうか?

カタルは、もっとドラスティックに、三菱UFJなどが上がるものと考えていました。野村証券もそうです。やはり大型増資の影響で需給面のバランスが崩れており、なかなか結果が付いてこないのかもしれません。経済の基本は国の方針ですが、民間企業では銀行が変化する事で、国全体の流れが変わりますね。銀行は企業の経営指南の役目も果たしているからです。だから三菱UFJの自社株買いの意味は、僅かな金額ですが、非常に意義があるのです。一つはカタルが、もっと懸念していた自己資本の拡充ですね。G20で打ち出されていた新基準にも対応できると言う読みがなくては、自社株買いは出来ません。劣後債も自己資本扱いに成り、対応が容易になったからでしょう。さらに自社株買いはROEを高めます。割安だとのアナウンスメント効果を発揮していますね。

世界の金融機関の中では金融庁様の影響もあり、邦銀は、一番健全です。ただデリバティブ商品への応用が鈍く、利益率の観点から米銀との差は、開くばかりですね。兎に角、総資産経営的な面が否めません。サントリーのジムビーム買収は、単独の貸し出しでは利益よりリスクが高過ぎますね。モルガンから来るM&Aの手数料から、買収後のユニオンバンクの業務拡大を考慮した総合的な貸し出しなのでしょう。このような経営スタイルが変化をみせるかどうか…世界競争の壁になるのでしょう。増資不安が消えたにもかかわらず、株価の動きは意外に鈍いですよね。不思議です。それに引き換え、日経225銘柄の割高感は否めません。日銀などのETFの買いが継続している面もあるのでしょう。

昔、バブル期の話ですが…このように値嵩株だけが上がり、日経平均株価がおよそ1万円程度嵩上げされました。バブル期の相場は、実質的には1988年に終了していましたね。金融株の多くは前年の1987年に天井を付けています。しかし1988年から1989年の1年は、外人投資家の仕掛けです。先物を買い上がり、一部の値嵩株だけが上昇して行きました。そうしてご承知のように、今度は逆に先物から値下がりが続き、日本の持ち合い株式構造が崩れて行ったのです。

機関投資家は企業の行動規範をチェックする「スチュワード・シップ・コード」を採用しています。金融庁もこの動きを支持していますね。本当に村社会下で変身できるのか…。先の三菱UFJの総合的な取引重視の姿勢を観ると…お題目に成りそうですが…、曲がりなりにもスタートしています。先ずは金融機関自らが襟を正さねばなりません。三菱UFJの自社株買いは、様々な意味を秘めていますね。投資でも同じなのですね。オーナー企業は自分の会社のイメージを強く持っていますが、上場した以上、公器なのです。

安倍政権になってから、様々な日本の問題点が浮き彫りになり、意見対立が表面化しています。何も原発だけではありません。本来はこの選択が欠かせなかったのですが、今までは問題の先送りを中心に、玉虫色の決着を好んできました。痛み分けです。しかしこの折衷案ではグローバル化に対応できないのでしょう。故に、集団的自衛権などの様々な法案が、強引に通過しているのです。デフレ脱却は、村論理からの脱却でもあります。上手い話などありません。誰が被災者の経済力を負担するか? 自分で税金を払わないから分からないのですね。周りを眺め…震災被災者が家賃を払わず支援を受け3年以上が経過しています。東京では一月15万円程度でしょう。この家賃の3年分で540万円の経済的な援助をしている訳ですね。他にも様々な特権があります。確かに不幸な災害で可哀そうだとは思います。しかし自立させるべきですね。NHKの大衆迎合の姿勢は、やはりおかしいと考えます。

これから、みんなの余裕がなくなり、どれを優先するかに成ります。財政再建団体に転落した夕張の現実を、もっと特集を組んで報道すべきでしょう。「黄色いハンカチ」の再放送を観て思いましたね。あの時代は、衰退していても、まだ、あんなに賑わっていたのですね。残された時間は…余りないですからね。早く信用創造機能を復活させ、スマート・コミュニティーに邁進しないとなりません。かなりスピードを上げないと…失われた25年の空白は埋められませんね。今日は、硬い書き出しでしたね。

さて今日は…日本郵政から「日本通信」に動きが見られますね。株価は下値圏ですが…今、仕掛けても、相場に成りませんね。他には、やはり為替絡みの増額修正が狙える自動車が確りしています。幾つかの銘柄には、仕掛け筋と思われる動きが出ています。しかしどれもピンと来ませんね。やはりカタルには「ケネディクス」が一番に見えます。ただケネディクスも、今は株価を上げる必要は、サラサラありません。行けそうで行けないボックス相場が理想的な展開です。出来れば…620円ラインではなく、もう少し高い方が理想ですね。カタルなら640円前後でコントロールします。まだ公示前ですからね。あと2週間ですね。じっくりと値固めをすれば良いのでしょう。

どっちにしても…大きな動きは出にくいと考えています。ただ、いくつかの狙っている銘柄が動意づいており、資金力の無さが悔やまれます。上がると分かっていても、あっちこっちを証券マン時代の様に、手掛けることは出来ませんからね。まぁ、此処は、じっと我慢ですね。貧乏人は貧乏人らしく…振る舞わねばなりません。トホホ…買いたい株はあるのに仕方ありません。それでは…また明日。

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