未来かたるが語る

今日の市況

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2014年03月31日

03/31

かたる:3月1日に株式教室で「分岐点で人気株は生まれる」とレポートを書きました。ミクシィは今の所、単なる増資価格引き上げの為の演出だったようですが…日本通信は見事に育ってきましたね。この株の背景は総務省の意向で、イオンが日本通信を利用する低価格料金の携帯を発売するとの事で、再び人気が過熱しているようです。でも少し人気になるとストップ高するようじゃ…、リーダーに相応しくありませんね。おそらく日経新聞の裏部隊が背後で動いているのでしょう。所詮、株は仕掛け人の存在が大きく影響します。でもカタル君、あの時期にミクシィと日本通信を選択している訳で、日本通信は1月の段階からの注目企業ですからね。選択眼は鈍ってないようです。ただカタルにはピカ一には見えず、仕掛け人の力量でしょうが、せいぜいアドウェイズ止まりの相場でしょう。買われ過ぎれば、いずれ調整に入り、せいぜい500円止まりの印象は拭えません。理由は、作られた政策利益だからですね。もともと携帯会社は許認可産業ですから、せいぜいPER10倍の公共株に過ぎません。過度の期待を抱かない方が無難でしょう。

それでは成長株とは何か?
一つの時代を作る力がある会社ですね。過去にはセブンイレブンなど…様々な成長株が生まれていますが、コンビニは文化を作りましたね。外国人が日本に来て驚くのは、いつでもどこでも…のユビキタス社会です。コンビニはビッグデータを利用し始め、進化を続けています。一つの時代を創れるかどうか…なのです。グーグルの株高の背景は斬新性でしょう。グーグルアースを見れば分かります。アップルと同じように、グーグルはアンドロイド端末からデータを集めています。これをどう利用するのでしょう。何かワクワクしますね。目に見えないワクワク感が、背景に存在するかどうか…。見える利益、予想される利益は面白くありません。ケネディクスが、単に地価の値上がりだけなら…こんなに熱くはならなかったでしょう。金融の仕組みを考えていくと…金融庁の政策変更はなく、おそらく銀行は「死に体」のままでしょう。TBSドラマの「リーダーズ」の時代のように、銀行が産業を創設するワクワク感は消えました。興銀の中山素平さんがアスキーを助ける為に…銀行屋の意地をみせましたが、アスキーは、はかなく消えました。あの時、カタルはマイクロソフトを買うべきだったのですね。上京した当初の1990年頃の話です。

銀行に出来ないなら…リートがその役割を分担する可能性が出てきましたね。不動産リートから様々な産業の資本調達機能を担う成長分野に変貌する可能性があります。日本は税金に頼り過ぎます。補助金行政の為に、様々な楔が撃ち込まれ自由度が欠けていますね。それを補うのがリートの存在、星野リゾートのリートは、観光業のスピードアップを助けています。やがて介護リートが登場するでしょう。地方政府は戦後、施設された水道管などの膨大な更新需要を迎えますが、地方政府は財政難です。必ず、リートの仕組みが利用されますね。全ての産業から、ケネディクスはピンハネが出来ますね。カタルがグリーを諦めたのは…アップルの仕組みを知り、二重取りは不可能になるからです。故に1万円の夢は消えました。しかしDENAは、今、期待される教育事業にも力を入れていますね。間もなく、この分野は開花するでしょう。塾も学校もIT教育ですね。タブレット端末が一般化します。ノートや教科書は必要ありませんね。通信を使いクラウドで繋がります。WiFiモジュールは、必ず必要になります。007の飛躍期も考えられますね。何しろ時代は、ユビキタス社会なのです。

足元の業績はソコソコ…含み損失の処理が今年終わり、今度はストレートに業務利益が計上され、素人目にも利益の向上が分かるようになります。その時に…「リートはPFIだ」と言う夢が加わると、ケネディクスのPER100倍が実現します。一株利益100円でPER100倍の評価が生まれますね。日本通信の現状の一株利益は…500円ですから株は100分割しており、今は5円ですね。PER100倍の評価では500円ですよ。カタルの経験では、どんなに見えない利益を評価しても…PER100倍は限界です。過小資本故、株価は飛びますが…派手に動けば、直ぐに終わるのが市場の原理ですね。市場の人気と仕掛け人の力など…いろんな要素があるので、何とも言えませんが…。

ただ残念ながら、今の所、ケネディクスは340円までで、先日の戻り343円も抜けていませんね。すんなり抜ければいいのに…と思いますが、今日の展開はどうでしょう。毎日データは変化していますから、まだ確認はとれていません。やはり現状は405円なのでしょう。夢がないと…人間の活動は鈍ります。希望がないと駄目なのですね。世の中を変えるためには、非常に強い意志がないと…駄目なのです。残念ながら、カタルにはこの非常に強い願望がありません。直ぐに心が揺れますからね。人間の質が劣っているのでしょう。おそらく育ってきた家庭環境です。あとは両親、又は祖父母の教育が重要なのでしょう。

やはり優秀な人が育つ家庭は、ある程度の財力がないと、確率が大きく落ちます。どんな人間も優秀な環境があれば、頭は良くなり東大に入れるのでしょう。貧乏人のひねくれた根性の奴より、エリート環境のすくすく育った人間の方が、資質はずっと上ですね。ある程度、生活するためのお金にユトリがないと、心はやはり貧しくなります。カタルのレポートを読んでいれば、分かります。社会批判をするようじゃ…所詮は負け組だね。もし野村などの研究所に若い時に入り、イロハを教えて貰っていれば…10年程度で、今のカタルの知識まで到達できるのでしょう。僕は実践を通し、3倍以上の時間を費やしている訳です。試行錯誤をしながら…今もデータを集めている段階なのです。証券マン時代とまた違いますね。自分で株の売買をやると言う事は…異次元の感覚です。でも基礎は出来ているからね。景気循環から、株価の評価まで…何しろ、現役を含めれば、どれほどのお金を飛ばし、実戦を繰り返してきたか…。一人一人のお客様の顔が浮かびます。

どうしても…達成しないと、なりません。はやり究極は社会貢献でしょう。僕は飾らずに相場論理を語っているつもりです。だからカタルの考えたプロセスが分かる筈です。毎日読んでいれば…、分からない言葉が出てきても、やがて理解できるようになります。時々、メザニンローンなども解説もしています。金融デリバティブは人類の進化に役立つのですよ。今はIT革命の真っ只中にいます。だからどうしても、プログラミング能力が、これからの人間には必要になりますね。エクセルなどのマクロ程度を使いこなせないようでは…落第ですね。残念ながら…カタル君は駄目ですね。トホホです。2時間の原稿を書けば嫌になります。何しろ堕落者ですからね。だからカタルのレポートを踏み台にして、皆さんは成長して下さい。カタル批判をいつでもどうぞ…。今は難しいですね。通常は、この4月は一つのポイントですが…日本通信でお茶を濁すとなれば…やはり駄目ですね。その意味でケネディクスに注目していますが…果たしてどうなるか。

既に外人は2兆円近い株式の売り越しだそうですね。つまりアベマゲドンの相場が定着してきたのでしょう。黒田さんがご満悦に自信会見を開いていましたが…彼の評価はこれからですよ。何しろ金融庁と喧嘩をしている訳です。金融庁も反省があり、変化の兆しはありますが…なかなか変わりませんね。色んな意味でケネディクスの相場は試金石なのです。アベノミクスの特区構想が成功するかどうかは…やる気が、どの程度あるかなのです。ナノキャリアの株価は安いですね。国際都市の申請を受け容積率がプラスされると…この動きが喩え一部でも…蝶の羽ばたきは、やがて世界に広がります。

先日、宇宙の起源の中で地球のアミノ酸の話になり、アミノ酸にはL型とD型が本来は同じ数だけ生まれる筈だと言うのです。ところが…何故か、地球の生命体はL型ばかりで、その説明に不斉増殖の話が用いられていました。最初の地球が50対50の割合の所に、宇宙から隕石などでL型を持つアミノ酸が地球に来て、その50対50のバランスが崩れ、51対49になって、やがて100対0のL型のアミノ酸の世界になったと言うのです。この動きを不斉増殖と言うらしいのですが…カタルは相場の反転は、似たようなものだと考えました。

ケネディクスの話をしているのですが…株価が安くなり需給バランスが崩れる転換点が、何処かで来るのですね。そのバランス変化が、最初は51対49なのです。だんだんこのバランスが変化し60対40になり、やがて日本通信のように90対10になると株価が飛び始めますね。面白い考え方でしょう。宇宙の論理も自然界の論理も、みんな同じような考え方のルーツが存在するのでしょう。この話を聞いていて、カタルは分岐点さえ分かればいいんだと考えたのですね。株価波動の分岐点を、どうやって捉えるかが現在のカタルの課題ですね。まだハッキリしませんが、おそらく、その分岐点をケネディクスは迎えたんじゃ…ないかと、考えている訳です。日本経済は、おそらく2010年が分岐点だったのでしょう。

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2014年03月28日

03/28

かたる:昨日は久しぶりに、カタルと同じように…豪州のEPAから米国のTPPと6月の成長戦略に繋がるシナリオを感じ、光明がさした投資家は多かったようです。この希望が、株価価値を如何に変えるか? ケネディクスのPER評価で説明しています。基本的に現状の一株利益を10円とすれば…現状の株価評価は300円であり、PERは30倍の評価です。だから潜在成長率を、多少は加味した評価で…妥当な株価だと言えます。しかし決算内容を読めば分かりますが…この10円は過去の含み損失を計上し利益を相殺した利益ですね。ソニーのように、昔、安値で買った簿価の低いビルや土地の含み利益を計上している「見せかけの利益」と質が違います。ソニーは無理をして利益を作っていますが、ケネディクスは含み損失を消して、利益を計上しています。大きな違いですね。故に潜在成長率が加味され、この時期でもPERが30倍に評価されるのです。ところが…経済が低迷し不動産価値が下がると…、PER10倍でも怪しいのですね。含み損を元に査定され、減損会計を強要されたダヴィンチのように消えてなくなることもありえます。

武富士が良い事例でしたね。あの最高裁の今井判事の判決の為に、あの法令解釈は、時効を迎えた罪を、改めて有罪と問われたような内容でした。その為にサラ金業界は消え、みんな大手銀行の傘下に入ったのです。法令が変わってから、それ以後の適用なら分かります。ところが今井判事の判決は、合法だった過去の行動の罪を、問われたのです。昔は許されていたのに…過去に遡って適用されました。その為に武富士は消えました。業界ではトップクラスの引当金を積んでいたのですが…誰も助けなかったのです。村論理が働く訳です。もともと武富士は大蔵から睨まれていました。あの小説は…なんだったかな? おそらく実話でしょう。大蔵官僚が天下りに行くと便所掃除をさせられたのです。これがわが社の方針だと…社長に言われ、いい年をした50代~60代のキャリア官僚が新入社員と同じに、便所掃除ですからね。「江戸の仇は長崎で…」が合言葉ですね。だから不理屈でも従わざる得ません。日本村論理は良い面もたくさんあります。しかし悪い面もありますね。その為に長い間、業界との癒着改善に時間がかかった建設業界は、ようやく今、浮上し始めています。カタルは、横河ブリッジ(5911)などは好きな会社ですね。1100円前後のこの会社は、保守的な運用を好む人なら、今は買い場ですよ。前回のツクイと同じ感覚ですね。カタル銘柄ではありませんが、まともな会社です。故に定期預金を上回る程度ですが…。それでも2倍程度は充分に狙えるでしょう。

話しが逸れましたね。通常はこの横河ブリッジのようにPERの評価が12倍程度かな? こんなものなのです。でも、この評価は少し過小評価ですね。潜在的な橋の更新需要は膨大な量で、当面は好業績が約束されています。豊富な在庫は選別受注ができますね。食品も同じ評価ですね。爆発的に利益は伸びない、でも景気の変動で利益は大きく減ったりせずに安定していますね。ゲーム業界の利益と、食品の利益は安定性が違います。だからバフェットが、長くコカコーラを保有している訳です。実は先日、農薬混入で叩かれたマルハ・ニチロなどは、買い場だと考えています。日本の冷凍技術は世界一で、農業の輸出に役立ちますね。アジアへの進出が食品業界全般で進み始めています。日本食ブームで成長産業に変化する素地があるからですね。味の素やニチレイなども当然、注目されます。

今日は株式教室のようですね。ケネディクスが、何故、100円から4ケタの評価なのか?その解説をしています。実は昨日は変化日だった可能性が非常に高いのです。でもこれまでも、何度かカタルは騙されており、あまり余裕がない為に、買いをためらっています。昨日も買おうかと考えたのですが…やはり資金力の問題ですね。相場観では昨日はポイントの一つなのですね。でもこの後のデータがどうなるか…。昨日の状況は満点に近い形です。本当はもう少し長い大幅陽線なら、もっと良かったのです。最高点は343円を取り338円以上で引ける形でしたね。でも昨日もある程度大きく、25日の寄り付き318円を取っての321円の引けは、抜群のチャートの形です。チャートは目先の需給バランスの変化を表しています。先日、カタルは2か月以内に、変化が訪れると述べましたが…転換点は近かったのです。だから今回が、本物の株価上昇波動に入った可能性があります。でも雪山をラッセルするのは、金持ちだけです。貧乏人はコバンザメで、405円を抜いてからで充分でしょう。どうせ最後は4000円で間違いありません。

本日の日経新聞にカタルが書いている「リートはPFIだ」と述べている記事が掲載されています。お気づきになった人が居ましたか?そうです。「病院再編へ持ち株型」のトップ記事です。カタルは述べています。不動産リートから、星野リゾートのような旅館リート、更にイオンのようなションピングリートなど…様々なバージョンが生まれます。間もなく介護リートも上場されるでしょう。地方自治体が発行する水道リートも上場され、個人マネーの1600兆円が効率的に動き出します。1%以下に眠る国債にお金が回る仕組みが失われた時代を作っているのですね。官の運用能力は0.6~0.7%の世界でしか運用できないのです。通常、売上高利益率の粗利は10%を超えます。つまり効率的な設備投資を行い、利益率を上げる為に投資をしなくてはなりませんが、銀行は金融庁の検査が怖くて、野心的な貸し付けが出来ないのですね。カタルが金融庁批判をするのは…先日のTBSドラマ「リーダーズ」のような貸し付けが、現状は出来ない仕組みなのです。しかし今は時代が激しく変化しており、クラウド投資をすれば営業効率が格段に引き上がります。カタルは何度も、信用創造とスマートコミュニティーが、日本を救うと述べていますね。少子高齢化社会で世界競争するために、情報の概念を取り入れた効率的な社会の構築が不可欠なのです。

この潜在的な成長力を見るのが、株式市場の先見性です。「見えない利益」を評価するのですね。カタルが先日、二度目の推奨としてJ・TECを掲げました。160か所の整形外科医に、80か所は研修済みだそうです。数字が記憶違いならごめんね。今年は黒字から急速に利益が伸びる可能性があります。あの日経産業新聞の記者は、何も嘘を書きませんね。おそらく何かの資料が基になり、数百億円の売り上げ予測を掲げてあるのでしょう。医薬品業界は、もともと粗利は滅茶苦茶に高いのですね。早い話、売上全てが利益のようなものです。だから株価が10倍程度になる可能性は高いですね。もしあの記事に信憑性があるならね。再推奨する理由が分かると思います。しかしケネディクスの再推奨も、007の再推奨も現状は失敗しています。

この理由は、黒田さんや安倍さんが、市場の期待に応えた政策を実行してない為に、みずほのやくざ融資などのマイナス面に、負けている訳です。ピンクのトヨタも空振りでした。日経新聞はトヨタのスポンサーに配慮して、好意的な記事を掲げていますが、リーディングカンパニーが、無理をして挑戦するから新しい世界が拓けるのです。ソフトバンクが米国でロビー活動を展開している姿とトヨタを比べてみれば分かりますね。ハッキリ言ってトヨタを売ってソフトバンクを買いですね。株式市場では、そのような評価になっています。トヨタの利益は一株当たり600円で、株価は5736円ですからPER10倍割れです。ところがソフトバンクは一株利益が462円で、株価は7600円ですね。PERは20倍程度ですね。つまり潜在成長率はソフトバンクの方が高い、見えない利益が評価されている訳です。

市場全体に希望が生まれると…赤字の企業も見えない利益を評価し、株価が上昇します。この段階の仕手戦が、一番面白いのですね。この段階で一株利益が急速に膨らむと…株価が跳ね上がります。一株利益10円のケネディクスが、今の段階では、誰も一株利益が100円~200円になるとは考えていませんね。しかし長い時間をかけて、1300兆円も失ってきた日本の地価は、その間、世界の地価は、何倍にも暴騰しています。中国を見て御覧なさい、ベトナムでも何処でも…地価は暴騰しています。お金は世界との比較で動くのですね。Bグレードのオフィスビルを日本で一番保有している企業は、ケネディクスですね。なんと1兆2000億円から今度は1兆4000億円ですね。どんどん膨らみますよ。この時に政策支援があり、カタルが考える「リートはPFI」の概念が一般化するとPERが100倍になるのですね。100円の一株利益でPER100倍の評価すると…ほら、株価は1万円ですね。

こんな仕手戦が見られるのが、希望が溢れる昭和30年代だったのです。金融の力が社会を支える構図が、何となく理解されたでしょうか? この概念に金融デリバティブが加わると、もっと加速しますね。メザニンローンは、魔法のトリックです。国債に眠る個人資金をリートに流し、スマートコミュニティーを構築するのが、日本の正しい成長路線なのでしょう。決して補助金という税金を投入して、投資を促進させる旧来型の選択は間違っていますね。安倍政権の評価は掠れているのは、この辺りのアドバイザーが居ないのでしょう。一昨日、上場したサイバーダインも運営の仕方次第で、宝物に変化するかもしれません。この辺りの感覚は、政策の選択でどうにでも変化するのです。話しは少しそれますが…NECや富士通は歴史的な変化点を迎えていますね。クラウドに経営の舵を大きく切れば、成長株になりえます。あとは経営者次第なのです。パナソニックはおそらくスマート家電を、間もなく売り出すのでしょう。スマートグリッドに欠かせない未来型の家庭の構築です。そうです。ダイキンの「うるさら7」のような遠隔地コントロールの新しい生活感です。007の夢は、非常に大きいですね。1000円を割れているのだから、余裕のある人は拾っておくといいでしょう。必ず、時代が株価を押し上げるのです。

やはりね。日本通信は選択されていますね。今日の日経を見れば分かります。それでは、また明日。

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2014年03月27日

03/27

かたる:空売り相場が続き、完全にアベマゲドン相場が定着したイメージですね。いくら強気の見方を述べても「焼け石に水」のイメージです。市場原理で経済が動く米国と違い、日本は共産国家的な村論理で物事が決まります。市場競争にはフェアな精神が欠かせませんが、失われた時代の判断を見ると、この基準が崩れています。代表事例は粉飾決算で上場廃止になったライブドアと、石川島やオリンパスの事例を比較すれば、分かります。安倍政権下で本当の意味で、長いトンネルを抜ける…と期待していますが、なにやら現状は怪しい段階です。消費税の引き上げが延命に繋がり、真の改革が出来ない有様ですね。個人が支持した銘柄は、軒並み半値以下に叩かれ…なす術もありません。

当面の指標は、三菱UFJの519円とソフトバンクの7333円ですね。アドウェイズの株価も昨年末に人気でしたから、指標とも考えられます。セオリーでは昨年7月に1310円まで買われ、一度調整を入れてからの上昇ですから、この1310円が当面の砦になるのですが…どうかな? 先日、カタルは高値から「半値8掛け2割下げ」の基準値が一つの目安と述べました。昨年末の12月10日に3345円を付けていますから、その数字を元に計算すると…1070円になります。ただ今日のラインで止まっても、良さそうに思いますが…果たして、どうでしょう。

何か政策的な支援がないと、なし崩し的な全面安の展開は、避けられないでしょう。「日本通信」のような新高値の銘柄は注目されるのですが…カタルには普通の株に見えて食欲が湧きません。この株は意外高する株ではないと思います。だって夢がありませんからね。昔、割安銘柄を手掛けたことがあります。「鬼ゴム」ですね。狙い通り好業績に転換しましたが、ソコソコの値上がりで…場合によれば「日本精蝋」のように、儲けもなく沈むことがあります。まぁ、この両者よりは時代性があるからマシですが…市場参加者の心を掴むことは出来ないでしょう。でも上がりましたね。あの記事が日経に掲載されたのが…1月27日でしたね。確か、記憶によれば…。2倍ですから、ソコソコ値上がりです。しかしカタルが今日の市況で紹介したのは、1月29日からのようです。3月1日には株式教室の『分岐点で人気株は生まれる』とのレポートで、ミクシィと共に掲載しましたね。でも駄目だね。この手の株には、あまり魅力を感じないのです。通常は此処から活況場面ですが…。

やはり僕には株価が下がっても、ケネディクスや007なのですね。依然、調整局面からの転換点を迎えていませんが…下がり続けるのに、何故、転換点が見えないのでしょう。基本的に株価が下がり続ける間は、ヘッジファンドは売りますね。下がらなくなる地点を何処かで感じると、一度は転換します。これまでも何度か仕掛けはありました。でも駄目でしたね。ステートストリートが、昨年末の500円台で買ったと言う事は…彼らは買う前に、かなり入念に調べますから、基本的には会社には問題はないのでしょう。隠れた穴がある場合が、時々あるのです。カタルの「リートはPFI」との夢の部分は全く評価されていません。株と言うのは面白いものですね。通常の銘柄になるとPER10倍程度の評価になり、潜在成長力と言う成長が感じられると…PERの評価が30倍に跳ね上がります。人気が過熱し未来の夢を買い始めると、PER100倍になるのです。つまりケネディクスの株価は、現状の業績から判断すると100円から1000円という大雑把な評価です。

現状の日本経済は、金融庁の政策変更は感じられませんが、日銀が異次元緩和に踏み切っており、資産価格の上昇は確定しています。異次元緩和は基本的にインフレになりますから、物の価格が上昇しますね。仮に株価が下がるスタグフレーション、物価だけが上がり景気が悪くなる最悪のパターンですが…そのケースになっても、円の劣化は進みますが、日本人の1億2千700万人は日本で生活するわけです。中国に抜かれたと言っても、経済規模は世界第三位ですからね。地価は劣化しませんね。しかし日銀券は劣化しますよ。何しろ日銀はジャンジャン紙屑を刷っているのです。それで紙屑の国債を買っているから、建設の人件費は、跳ね上がっていますね。だから大林は7500円なのですね。トヨタが2700円なのに…。影に隠れた好調さを市場は評価しています。

大成建設の株価は、オリンピックが決まった寄り付きが478円から463円で、あの日の株価が付きました。今の株価はあの時より下げていますが、447円ですからね。ケネディクスのあの日の寄り付きが、545円で引けは553円でした。ところが今は300円です。何が違うのか? 僕には、この違いは分かりません。強いて言えるなら、市場の希望が消えた市場全体の期待感の後退でしょう。みんな同じです。ガンホーは兎も角、あの時の人気株のナノキャリアは、むしろ企業実態は時間経過で臨床などの実験が進み内容が良くなっていますが、株価が5月の5630円から下げ続け、現在は1220円ですね。先ほどの「半値八掛け二割引き」の水準が1800円なのに…それ以下です。まぁ、やり過ぎと言えば、やり過ぎでしょうが…ナノキャリアは良い会社だと思っています。実は株価が上がる前から、好きでした。夢を感じられる会社の一つです。

その夢と言えば…昨日、「サイバーダイン」(7779)と言う注目企業が上場しました。日興からの上場ですね。介護スーツのロボット産業の誕生です。応援したいので否定的なコメントは避けたいのですが、基本的に上場すると言う事は駄目だと言う一つの証です。赤字の段階で、通常は上場しませんね。たぶん、背景には「上場ゴロ」って、表現が良いのか分かりませんが、未上場企業を上場させ、儲けを狙う輩が関与しているのでしょう。考えてみれば分かりますね。補助金などの政策支援がなければ…現時点で介護スーツは売れませんね。介護の現場は、かなり厳しく経費が管理されています。補助金で成り立っている業界ですから、このような先進的な経費を、厚労省が認めるとは思えません。可能性があるのは建設現場ですが…金融の仕組みを付けないと普及しませんね。リートの考え方です。経営者がそこまで踏み込んで考えているかどうか…カタルには分かりません。もし良い参謀が居て、応援すれば可能性があります。現時点で僕には判断が出来ません。もし良い参謀が居るなら、この時点での上場の選択肢はないからです。アリババを見てごらん…。通常は上場しませんよ。もし買いたいなら…2年後に買えば良いでしょう。大概は今の株価より大幅安している筈です。

007の方が余程、筋が通っていますが…。アララ…今日も安いですね。僕は昨年儲けを減らすために損切りのクロスとしているので買値が下がっていますが、それでも半値以下ですからね。買値は1800円台だと思います。でも夢が現実になる可能性に賭け、持ち続けるつもり…です。チャンスがあれば買い増しもします。ケネディクスと同様ですね。ケネディクスも何度か買ったけれど、その度に投げさせられ…、投げられない玉が貯まる一方で…、トホホ…の世界です。評価損は膨らむばかりなのです。早く買い増しが出来るようになりたいね。追証を入れているから、かなり現金が積み上がっています。もしこの辺りで反転し評価損が一掃されると…また大幅に買う事が出来ますね。007と共に耐える決意ですが…果たして耐えられるかどうか。株なんか…基本的に資金力の勝負です。お金が続く限り、倒産するまで買い続ければ良いのです。実はこの方針で、いつくか飛んでいます。武富士にダヴィンチなど…。本当にトホホですよ。

株式投資は惚れたら…トコトン付き合います。これがカタル流ですね。だからもっと下げればいいのです。最後は現引きして、また買えばいいのです。でも今の僕は無職で、お金がないからね。困ったものですよ。さてごたくは、兎も角、1990年の相場でも4月5日に反転します。今日の日経にオーストラリアとのEPAの話が、報じられていますね。これですね。この後、オバマの訪日も予想され、米国の選挙絡みの都合でTPPの締結はあり得ないと思われていますが、日豪間のEPAが成立すれば…米国の力関係は変わるかもしれません。ウクライナ情勢も日本に味方に変化しています。米国は孤立していると言う読みも背景にあります。僕は今の韓国の立場が、日本の理想形かな?とも一時考えていました。米国と中国を両天秤にかけ、外交を進展させるやり方です。だから小沢さんに期待もしていました。彼の中国パイプは健全ですね。政治を齧ったことがある人には、カタルの裏付けが分かると思います。ここでそれを述べると長くなりますからね。

絶望感から光明がさしているイメージなのです。EPAからTPP、そうして法人税引き下げの成長戦略と…連打が見えてきましたね。だから月末、来週の月曜日辺りが…変化日になるんじゃ…ないかと、漠然と考え始めています。しかし最後の買いを入れるかどうか…悩みますね。何しろ弱小の零細投資家なのです。今はビクビクと…見えない暴落に怯え、かと言って、買ってみたいような…微妙な心理状態ですね。でも貧乏人だから雪山のラッセルは控え、やはり405円を抜いてからスタートしようかとも考えています。今度は目先筋の飛びつきは、消えると思っていますが…どうでしょうね。だいたい、ここまで追い込まれ事がおかしいのです。だから何か見逃している可能性も否定できず、何かが起こるかもしれません。何しろ、最悪は100円ですからね。気持ちは揺れ動くばかりです。お金があるなら…ここからが、本番だよね。もっと下げろ!と…、心の中で叫びながら、泣く始末です。

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2014年03月26日

03/26

かたる:先ず、お詫びです。今日が配当付きの最終日のようですね。間違っていました。ごめんなさい。最近は、株屋になったイメージで…、「鬱の絶頂期」のようなイメージです。この感覚が嫌で逃げ出したようなものなのに…。市場展開が思うようにならず政策批判を続けた日々を思い出します。既に市場経済の安倍さんの評価は「アベマゲドン」市場に…希望はまったく感じられません。故に、目先銘柄で「お茶を濁す」展開が続いています。

先日、紹介した「日本通信」(9424)が、昨日はストップ高したのですね。ミクシィと共に紹介したあの記事ですが…。これに続くのがIIJ(3774)ですが…。確かに政策支援を受け業績の好調は続くのでしょう。政策による利益配分のさじ加減は難しい。そう言えば、昔、ベンチャリの松本さんと面会した時に、彼が「国策の変更はチャンスで商機あり」と述べていましたね。それで保険屋さんを始めたのです。たぶん小林さんの受け売りでしょうが…その通りでしょう。だから保守的な人は、このような政策支援の銘柄はマズマズだったのでしょう。でも残念ながら…先日の富士通よりマシかもしれませんが、一時的な人気で劇的な上昇株にはならないでしょう。個人好みの人気株には育つかもしれませんが…。この程度なら、いくらでも見つかるのですが…やはりカタルは駄目ですね。この程度の変化だと、気持ちが動きません。

この程度の銘柄では、証券マンが営業をかけても個人は儲かりませんからね。最低2倍から3倍にならないと、営業にならないのです。だってお客様は薦めてから、直ぐに心は動きませんからね。株価が3割高して、初めて心が動き始めます。それも短期での上昇です。つまり、どうしても高値を買いやすい構造なのです。カタルの読者もそうでしょう。カタルは良いと感じた時に、同時に動く人は皆無でしょう。株価が5割程度上がって、初めて参加するのでしょう。007が良い事例でしょう。あの最初の推奨は7万円台だったですね。確か…。又、元の木阿弥ですね。トホホ…。今年はチャンスですね。時間概念が進んでいますから…。何処かで。また仕掛けましょう。

昨日、WBSで、旅館の耐震基準の変更の話題が出ていました。政府などの公的負担が70%ぐらいなのでしょうか? 既に申請期間は終わったようですが…、このような政策を実行するから、借金がいつまでも減らずに「失われた時代」が長引くのですね。あの報道で興味深いのは、今の銀行の融資態度が、分かることです。カタルが金融庁批判している所以です。このムードを劇的に変えないと駄目なのですね。信用創造とは、そういう事です。更に星野リゾートは、リートを発行し、運営は別形態ですね。カタルは補助金方式より、星野リゾートのリートのような発行を支援すれば…お金は回りますね。税金を使わずにリートを活用します。カタルがケネディクスに、夢を抱いている部分がリートの活用です。「リートがPFIに変貌する」と述べています。しかし現状は、その芽はあるものの…大きく動き出していません。ここに政策支援が必要なのですね。税金を投じるべきではありませんね。

アベノミクスではなく、アバマゲドン評価に市場が変化しているのは…この旅館の耐震工事にも表れています。今日は配当付きなので、株価は何とか持つかもしれませんが…。明日以降は再び分かりません。ここから1割程度の下げを演じたのが1990年の相場です。そうして4月5日を底に一旦反発しました。4月は下値固めで5月に上昇と言うイメージです。今の所、カタルはこのイメージを抱いています。何も出そうにないですからね。しかしカタルは、今回こそ、歴史的に見てチャンスだと思っているのですよ。しかし目先の現状は、なかなか変化が感じられません。

先ほど、今年の損益をみたら損をしていると思っていたら…現実利益は若干のプラスでした。驚いたなぁ~。コンピュタだから…間違ってないよね。僕は大雑把ですからね。たいたい含み損失は膨大で…期待を持って買っては投げる展開で、今日も少し投げたのです。先日、買った玉で僅かな損ですが…。本当は下げたら買おうと、お金を入金し待っていましたが…。時間がずれているイメージです。ここから2割、3割下げた時に耐えられるか…見えないリスクに不安だったからです。全ての玉を現引きするためには、お金が足りません。だからリスクを減らしました。相場観ではありませんから…。なんだか、昨年の夏から買って投げの繰り返し…。まるで駄目ですね。

例えば、今はケネディクスの話を事例にしていますからね。このケースで話せば…何故か、信用買い残は増え続けているのです。これじゃ、何かのショックがあると…一時的にせよ、一旦大きく下げる展開も想像され、この懸念が否定できません。勿論、このまま上がるケースもあるのでしょうが…。カタルが「リートはPFI」だと述べていますが、現実の認識は違います。もし、この認識の「見えない利益」を評価すると…、現状の利益で最大評価はPER100倍で、株価は4桁です。しかしアベマゲドンの評価になるとPER10倍に変化します。三菱UFJは、現状の株価評価は800円が妥当でしょう。しかし現実は、それより3割減です。つまりPER30倍のケネディクスの認識が正しいとすれば、ここを基準に3割減が、三菱UFJの株価感覚です。つまり株価は210円も…あるかもしれませんからね。4桁から210円だから、ずいぶん幅がありますね。これがハイリスクの感覚ですね。おそらく出来高でしょう。どっちに転ぶか分かりませんが、出来高が膨らまないと駄目だと思っています。ストップ高でも良いのですよ。兎に角、現状は中途半端です。だから何度も405円を掲げている訳です。現状の相場はアベマゲドン認識ですからね。

今日も、日経新聞にトヨタ春闘の記事が載っていました。2700円の裏舞台ですね。トヨタは有力なスポンサーなので、メディアは決して悪く書きません。途端に広報から文句が来ます。でもピンクのクラウンじゃ、なかったですからね。やはり日本村論理の経営者ですよ。楽天の三木谷さんとは違いますね。政界に無理を言うなら、自分達も努力しなくてはなりません。どの株も個人好みの銘柄は、半値以下になりましたね。アドウェイズも昨日は1300円台でした。通常は「半値、8掛け、2割引き」と言います。つまり1/3になったら、買い向かえとの諺があります。あと200円ですね。でも、この株価位置は200日線上で…、一旦は反発かな? 昨年末に新興御三家批判をした相場の末路です。まぁ、カタル銘柄も似たようなものですが…時代背景がある限り、必ず、株価は再びチャンスが来ます。信用創造とスマートコミュニティーは、何しろ日本再生に欠かせません。

あと1発、大きな下押しがあるかどうか…。この動きはないかも知れません。この辺りが分かれば…なんら苦労はありません。だから「相場は相場に聞け」と言うのでしょう。データは、一日一日と変化しています。お金があれば…買い続ければ、必ず儲かります。カタルが銘柄をひつように追っていると言う事は、かなりの素質があると言う事です。ピカ一評価と言うのは、ケネディクスと007だけですね。全体市況に希望が生まれると、この素質は評価され、途端に株価は反発しますからね。もともと素質が高い株は限られます。三菱UFJには、現時点で1万円の評価は絶対に生まれません。せいぜい2000円があるかどうか…。しかし株価がそれより安いケネディクスには、現時点で、あり得ますね。おそらく一株利益が100円台から200円台に跳ね上がる時に、夢の「リートはPFI」と言うニーズが市場で認識されると…、外資系ファンドは空売りを交え仕手戦を演じます。嘗てのソフトバンクや光通信のように…見えない夢を、現実に買うのが相場であり、その希望が市場に充満すれば、新しい時代は加速し始めます。お金は夢に、希望に賭けて、時代を進めるのです。スタートレックの時代は、何時になったら訪れるのでしょう。抽象的な表現で歯痒いですが…僕にも未来は分かりませんからね。昔から「天井三日に、底百日」と言います。じっと耐えることも…相場の内かも知れません。

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2014年03月25日

03/25

かたる:配当取りの動きは出ずに、金融株中心に持ち合い株の解消作業が、この時期まで継続しているのでしょうか? 通常は終っている筈なのですが…。それともボルガールールに絡む、増資観測が浮上しているのかどうか…。基本認識では、既に、日本はかなり自己資本が充実している筈です。みずほが先日、劣後債を発行していましたが…増資はしないと思っています。しかし何故か、売りが継続しています。昨日の三菱UFJは弱く、今日も続落していますね。明らかにアベマゲドン評価に市場は変わっており、いつになったら新しい動きが感じられるのでしょう。仮に消費税の引き上げのよる「腰折れリスク」が現実になるとしても、現状の認識では9月には回復すると言うものです。故にまだ、かなり間があります。この予測は難しく、仮に腰折れがあっても、株価は一度、戻る筈…。と考えています。投げる人は、その時にポジション整理をするべきかと考えています。

しかし既に異次元緩和まで踏み込み…、ここで方向性が転換するとは、カタルは考えていません。消費税の腰折れも、既にギリギリの生活状態の筈で、比較的豊かなのは、今、年金生活を謳歌している70歳以上の高齢層だろうと考えています。故に消費が大きく落ち込むリスクは少ないですよね。生活するために、既にかなりの無駄は省いている訳です。長い失われた時代のなかで、日本人の生活状態にユトリなど、ない筈です。何しろブラック企業の話題が出ていたのです。ようやく正社員化の流れになったところなのです。ただ株価を見ると、非常に不安ですね。僅かな売り物を吸収できず、株価は下に押している訳です。上げ相場は1日で、大きな外部要因による悪化もないと思いますが…日本株の影響度は、大きいからです。カタルが、みずほのやくざ融資問題を、何度も取り上げ、批判した理由が、今になると分かるかと思います。

あの事例は、日銀と金融庁の喧嘩ですからね。各省庁の縦割り行政の弊害が指摘されていますが、政策は一体化し望まねばなりません。日銀総裁に黒田さんを据えて異次元緩和をしても、金融庁の麻生さんがやくざ融資を過大に叩く構図は、政策の一体性が感じられませんね。だから外人は売り転換に変化し、先物から誘導し、年末高を演出した後に叩きを入れたのでしょう。通常は「節分天井、彼岸底」と言われており、今年は、明らかに異質な展開です。故にカタルは1989年から1990年の相場を連想したのですね。その弱気相場の強烈な第一撃の後でも、一旦は、戻るのが相場です。4月、5月は戻り相場になるのです。通常、夏は弱く、相場があるとすれば消費税引き上げの後で、影響が確定する年末相場なのでしょう。今の状態では二段上げの来年の消費税引き上げは出来ませんからね。演出は、必ずある訳です。だからここからは、そんなに悲観的にならなくても良いと思っています。

どうもカタルには、やはり執着しているのか…どうか分かりませんが、ケネディクスの興味が尽きない訳です。今日も売り仕掛けがありましたが…今の所、下値は先日の安値305円までです。正直に言えば、先週末の動きから300円割れは、覚悟していました。純資産が268円なので…その辺りかな?…とも考えていました。今週、叩けなければ…株価は反転すると考えているのが、第一シナリオですね。一日、一日とデータは変化しており、もっとも関心を持ってデータを追っている次第です。

消費税の引き上げによる腰折れリスクは、「見えない脅え」の恐怖だと思いますね。カタルは消費税の引き上げは、1%ずつの5年の段階的な引き上げを主張していました。故に一度は腰折れリスクを考えたのです。しかし20年以上に及ぶデフレ環境で疲弊している家計に、更に消費を減らすユトリがあるのかどうか…。それより団塊の世代が現役を離れる消費増ですね。さらに企業は賃金の高い団塊の世代の退職で、実質的なリストラ効果を得ることが出来ます。この方が綱引きとしては大きいと判断したのですね。確かにトヨタは2700円でした。しかし大林などを、はじめとする建設業界は、明らかに自律成長パターンに突入しましたね。長かったデフレの失われた時代のトンネルを抜けたのでしょう。株価動向をみると…いろんな面で、その意味が分かるのです。

例えば…メラミン化粧板で国内首位のアイカ工業です。ここにきて復興需要などが寄与しているのでしょうが…明らかに成長期に入っておりアジアへの展開を加速させています。この事例などは代表事例ですが…他にもたくさん建設資材メーカーは、好業績の成長期に移行しています。建設は長いデフレのトンネルを抜けていますね。これに続くのが介護です。カタルは「ツクイ」を参考銘柄に掲げていますが…メッセージでも、何でも構いません。つまり建設、介護に続き、おそらくサービス分野もそうでしょう。ロシアのクリミア侵攻に見られるように…BRICsの景気状態は、かなり悪いのでしょう。ロシアは資源国ですからね。中国の爆食が消え、国民の不満の目を、他所に向ける必要があります。韓国や中国もそうなのでしょう。安倍政権は、この挑発に乗ってはなりませんね。中国はようやく壁に差し掛かりました。

ユニデンなどの動向を見れば分かります。アークも…そうでしたね。中国から撤退し始めてベトナムなどに工場を移転しています。PM2.5問題で、環境投資を余儀なくされ、シャドーバンキング問題から、市場金利の導入に移行せざる得ません。市場原理のバランス感覚が働き始め、中国発の自主ブランドメーカーの奇瑞汽車などの国内自動車会社は、外国資本メーカーとの競争に負け始めています。おそらく今の過度の景気腰折れ懸念は、杞憂に終わると考えています。このケースの場合は、今が安値になり、夏に予想される押しもそれほど深くなく、年末・年始の株高に向かう筈ですね。これが異次元緩和効果のジワジワと冷酒のような…影響でしょう。

その中心銘柄は、利益を減らす含み損が消え、今度はストレートに、利益が計上されるケネディクスのBグレードのオフィスビル値上がり利益の驚くキャピタルゲインが表面化されるはずです。だってダヴィンチを市場から消し去る金融庁の査定行為は、明らかに歴史的に見て、行き過ぎの行為です。だからカタルは、バブル崩壊からの1300兆円の下落を指摘しているのです。必ず、この行き過ぎた反動がある筈ですね。Jトラストは武富士を倒産に追い込んだ、行き過ぎた政策の反動が市場経済に現れたので株価が100倍になったのです。ダヴィンチの金子さんの無念を感じてください。彼の論理は間違ってないですよね。利回りは確保できており、目に見えない架空の値下がりリスクを、現実利益で評価させられ、上場廃止に追い込まれたのです。それも行き過ぎた小泉・竹中政策の弊害で…実施されたのです。このギャップが解消されない筈がない。故にカタルは1300兆円の数字を持ち出しているのです。必ず、市場はギャップを修正する筈です。

残念ながら、カタルの心が動く銘柄は多くはありません。2倍や3倍で多くの人は我慢するのでしょうが…リスクが高くても10倍、20倍を狙うのがカタルの投資方法です。見えない利益を見る為に…どうしても、市場動向に大きく影響を受けます。これは仕方がない現象です。過去のカタルのレポートを読み返せば分かります。失敗するときは、必ず政策ミスです。カタルは証券マンだったので、正しい政策を前提としてシナリオを描き行動していますからね。

東電の原発事故後処理の為に、菅直人の判断ミスが、貿易赤字になり、失われた時代を延長させています。電力は産業の重要な材料費ですからね。0.1%のコスト削減を争っているのに…だからトヨタがオーストラリアの工場閉鎖を事例に掲げ、4000円でも良かったのですが2700円に下げたのですね。スマートコミュニティーを推進させれば、新設する火力発電など必要ありません。要らぬ設備投資は、別の投資が出来ますね。スマートグリッドを導入すれば、捨てている電力を効率的に使える筈です。2割以上の無駄が省ける筈ですよ。だから市場原理を入れるPFIの推進が必要であり、リートなのですね。金利動向をみれば、経済が活性化しているかどうか…判断できます。今日は各国の金利推移をみて考えてください。日銀の月報から資料を持ってきました。メザニンローンを活用する金融デリバティブを利用し、信用創造すれば…金利が上がり正常化に進む筈です。そうすれば、三菱UFJは2000円です。

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2014年03月24日

03/24

かたる:TBSのドラマ「LEADERS」を観ました。トヨタ自動車の創設者、豊田喜一郎を描いた実話をもとにしたドラマでしょう。カタルは信用創造が日本の立て直しに必要だと述べている背景が…あのドラマを見れば、お分かり頂けると思います。しかし残念ながら、現実社会は金融庁のみずほ・やくざ融資問題のように、依然としてバブル期の反省を延長している訳です。今年は難しいと述べる理由は、FRBの軟着陸のかじ取りが非常に難しいのです。この理由はボルガールールの強化で、信用創造機能が失われているからです。日本の歴史を見ると金融問題は根が深く、一度、バブルを発生すると、その後処理の仕方が非常に難しいことが分かります。鐘紡や双日などの経過を見ても分かります。ようやく長谷工も優先株の処理に動くようですが…歪が至る所にあり、その修復にはかなりの時間がかかります。

日本のように信用創造を否定した清貧思想は、どうかと思います。カタルが取り組んで失敗したベンチャリは、借金がなかったのです。その中で新規事業の創設に向かいましたが…資金が切れて上場廃止になりました。有望な事業でも融資が受けられなかったのです。どんな事業も最初は赤字、こんな事は当たり前ですね。007は今、任天堂に見捨てられスマート・コミュニティーの「ユビキタス」と言う分野に経営資源を投じて再建途上です。世界の村田が認めたので、眉唾のソフト技術評価ではないのでしょう。しかし小さいが為に夢は大きいのですが、リスクは高いですね。トヨタの創設期と同じです。トヨタは佐吉さんが作った土台がありました。豊田自動織機ですね。ある意味で社会にユトリがないとお金が動きません。

今の時代、金融庁は希望を与える方針に、政策転換せねばならないのです。融資を実行しない銀行にノルマを与え、融資を増やす信用創造をしないと、日本の社会は円滑に動きませんね。この金融力にIT技術の進化である情報を加味したクラウドの産業が育つと、少子高齢化を打ち破る効率社会が形成されます。好調な米国市場でも、ナスダック市場が新高値を更新してないことを捉え、カタルは必ず、あのITバブル期の高値を更新すると考えています。軍事技術の応用から始まったインターネットの利用から、スマート・コミュニティーの創設は、人類を宇宙に…SFのスタートレックの世界に引き上げるのですね。日本は幸いイワシ民族で、方向性さえ間違わなければ、一気に加速する力があります。長いデフレの失われた時代から、一気に飛躍する入り口に位置しています。スマート・コミュニティー産業の株価を上げて、夢を抱かせなくては…、第二、第三のトヨタは生まれませんね。

赤字でも夢があるなら…割高でも将来性があるなら…それを評価するのが株式市場の筈です。故にカタルはいつも夢を抱き、見えない利益を追い、その実現まで付き合いたいと願っています。市場から正常な評価が得られれば、当然、推奨は止めます。三菱UFJなどは、一体、いつになったら、まともな評価になるのでしょう。金融力を失ったままで産業の成長などあり得ないですね。日本には豊田喜一郎のように、日本の将来を見据えて頑張ってきた人が沢山います。その喜一郎の孫の章男さんが、現在のトヨタの社長ですが…2700円の器でした。これじゃ、消費増税分をトヨタの社員も補えません。可処分所得が減りますね。しかしファーストリテイリングは…足場を固める為に16000人の正社員化をすると言いますが…正式発表をしたのでしょうか? 

株って難しいですね。今のように安くなったら買えばいいのですが…自分の力量をどう判断するかが問題なのですね。この判断が一番難しいのです。銘柄を当てるとか…そんな次元の話ではないのです。銘柄など早い話、一銘柄の動きが完璧に分かれば…それだけで充分なのです。カタルが「見えない利益」を念頭に、時代性から銘柄選別をするのは…時代が会社を作るからですね。今も車なのかどうか…。早く自動車産業はロボットに舵を切って欲しいものです。自走式の車の開発は、ある意味でロボット開発です。日本は何故、原発事故の後処理に、これほどの時間がかかるのでしょう。核の燃料棒を新しく作るプールに移し替えれば済む筈です。コマツなどの建設機械メーカーを始め、ホンダのアシモなどもある筈なのに…何故、リモコンで動く核燃料を処理するロボットが作れないのでしょう。呆れる構図ですね。

時代を大きく進める為には、株式市場の夢が必要であり、その見えない利益を評価する市場があって、初めて金融力が発揮されます。どんなにあつい情熱があっても…それを動かすお金が動かなくては何もなりません。故に信用創造は大切で、その中核銘柄として土地資産価値を上げ、リートをPFIに変貌させ、新しい産業の礎を創らねばならないのです。この夢のような発想が現実化すれば…日本は嘗て世界から称賛された時代を再現できるのです。現状のケネディクスは、正常なまともな評価ですね。PER30倍ラインですからね。でも見えない利益では、既にPER10倍台に落ちています。リートのPFI化はカタルの夢で、未だに現実化されていませんが、既に介護のリート化は動き出しています。

銀行がバーゼルやボルガールールなどで機能低下しても…様々な方法がありますね。それが金融デリバティブです。メザニンローンはリスク負担を変え、本来なら5%しか得られない物件でも、10%、15%と変えることが出来るのです。果たして新しい時代を創設する事が出来るかどうか…正念場が続いています。何度も述べますが、未だに市場は調整過程が続き、ドンドン資産劣化が進んでいます。株価は政策次第です。しかし1990年の本格的な調整局面入りでも、4月、5月は1―3月の下落を受け反発しました。だから、間もなく一度は反発を迎えるのでしょう。

本格的な上昇は、年後半にずれ込むかもしれません。こればかりは政策次第でどう動くか分かりませんが、場合によれば今を起点に、本格的な2段上げに向かう可能性もあるのです。しかし現状はトヨタの2700円が、ファーストリテイリングや大林組より、勝っているように感じます。外人が日本はやはり復活すると思わせる政策支援は、やはり欠かせないのでしょう。なんとか頑張って欲しいものです。今日の相場は3連休前の過度の警戒感から解放され戻っていますが、新しい動きに変化するかどうか。未だにカタルには分かりません。一日、一日と変化する市場は、ある日突然、何かが動き出すのでしょう。既に充分な調整期間が経過しています。余裕があるならドル平均法で買い下がれば良いし、少ない資金なら雪山をラッセルする必要はなく、405円を抜いてから参戦すればいいのでしょう。果たして…そのポイントを抜くような相場が始まるかどうか…。この4月は一つのポイントなのでしょう。

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2014年03月20日

03/20

かたる:今日のトップニュースは、やはりユニクロでしょう。まだ正式発表ではなく広報担当者が電話取材に応じた形らしいのですが…。報道によれば16000人のパートなどの契約社員を、正社員にすると言うものです。パートを含む契約社員は3万人ほど居り、半数以上を正社員化すると言うのですね。前回のスタバの800人に加え、世界トップを目指すユニクロは、この時期に王道の勝負を挑むわけです。流石、柳井さんです。彼は時代感覚が優れているのでしょう。2010年にカタルは、日本の内外価格差が解消された転換点だと述べています。理由は日産マーチの生産移転から2010年10月の包括的な金融政策の採用ですね。この意味は非常に重要です。1985年の時、カタルはペイペイの証券マンで、金利変動が株価に与える影響なども、よく知りませんでした。故にプラザ合意の意味を理解できませんでした。ましてベルリンの壁崩壊と言う市場原理のスタートが、どういう意味を持つのか…。まったく理解も出来ませんでしたね。もし…今の知識があったなら、違う人生を歩んでいた事でしょう。

非常に上昇確度が鈍く、明確な転換との認識が、なかなか皆さんに理解されないでしょが…、やはりカタルには、時代の潮流が明らかに転換点を迎えていると感じています。あの時はもっとドラスティックに変化したように感じています。1985年から1989年の4年ですね。今回の2010年10月からの4年は…今年になりますが、分岐点から流れが実際に変わる時間推移は、この感覚なのかもしれません。年初から下がり続ける株価を見て、カタルは1990年を連想していました。あの時も1―3月は、ひどかったのです。そうして4月になると株価は底を打ち上げ始めます。しかしよく調べてみると、あの時とは今回は、形が違いますね。確かに2月も弱く3月も強いとは言えませんが、底値固めをしているように日経平均は見えますね。一昨日かな? カタルはソフトバンクが指標株だと述べ、株価の回復の形を提示しました。おそらく日経平均株価も連動して行くのでしょう。

ITモバイル買収の意味を米国民にプレゼンし、果たして米国民の理解が得られるかどうか…孫さんは、チャレンジしています。一流の恣意的な解釈を展開し、世論を動かせるかどうかの賭けに出ています。真っ向からの王道勝負ですね。ユニクロの柳内さんも、まやかしではなく…真の実力勝負に出る準備をしている訳ですね。正社員化はそういう意味です。困難に立ち向かう為に、邪道の選択はありません。真っ向から正々堂々と勝負を挑むやり方が正しいのでしょう。カタルは、今、ケネディクスに魅了されています。日本の「失われた時代」の原因の一つ、土地資産が1300兆円も下落した為に、日本は未曽有のデフレ環境で構造改革を強いられました。そうして、とうとう歴史的にも稀な「流動性の罠」に陥り、その底なし沼から、なかなか抜け出せません。一度、2003年に立ち上がっているので、地価は少なくとも、早晩、2006年のミニ土地バブルと言われる水準を回復すると考えています。場合によれば日本は真の信用創造に目覚め、日本の文化を融合する形で、世界からの憧れを抱かれる国に、変貌するかもしれません。少子高齢化はスマート・コミニティーで飛躍するのですね。人口がGDPを押し上げ、強い国を創ると言う発想は古く感じます。本当の豊かさとは何か? 物質的なものではなく、文化の地域コミュニティーと呼ばれる村論理の価値観を、共有できる概念でしょう。最近はそう感じるようになっています。

最近のデータからの推測では、およそ2か月程度のタイムラグがあり…、明確な転換点は分かりませんが、間もなく、ケネディクスは転換点を迎える筈ですね。僕が「リートはPFIに変貌する」と言っても、説得力がありません。不動産リートから物流、介護と…。やがて水道リートや電力リートなどでも応用できるでしょう。日経新聞が今日のように介護リートの事を書けば、多くの皆さんはカタルが言うより信じ始めるでしょう。金融デリバティブの力を使い、更に政策支援があれば…ケネディクスは成長株に変貌できますね。ただし経営者に、その意思がなくては駄目ですが…物流リートの私募債を見ると、あのファンドは、確か北欧系の年金基金がお金を投じたのですね。その実例を見習って三井なども参入し、ダイフクの株価が上がってきたのでしょう。背後にあるのはインターネット・ショッピングの成長ですね。スマート・コミュニティーの進展が、新しい時代を作り需要を生んでいます。

予想通り…と言うか、明確には、社長レポートに書いてなかったけれど…、たぶん、007の電力の見える化(ダルキュミア)が、新築マンションに採用され始めている筈です。スマート・グリッドの走りなので…、まだ、どこが主導権を握り成長できるか分かりませんが、何しろ経産省から補助金を獲得したことがあるくらいなので…日本で先端を行っているのでしょう。ユニクロの正社員化の動きは、やがてサービス業全体に広がります。これで建設、介護、サービスの右肩上がりの産業が、横に広がってきましたね。ソフトバンクが指標株だと述べましたが、真の意味では、ケネディクスが日本復活の指標株に見えているのです。カタルには…。

一つは地価動向なのですが…、今期で2006年から2007年にかけ取得した不動産の含み損失が消える筈です。だから今度は、ストレートに利益に響きますね。何しろ利益を減らす材料が消えます。来期の数字の3倍増は確定でしょう。しかしこのスピードは政策次第で加速もするし、減速もします。この辺りの読みが甘かったために、500円の推奨が飛んでしまいました。まだ分かりませんよ。300円を割れるかもしれませんが、もしそのようなチャンスがあれば…思い切って買ってみたいですね。あるいはそのような場面は、ないかもしれません。此処が分岐点になり405円の壁を突破するかもしれません。この辺りは分かりません。でも公示価格が発表され、確実に地価は上昇し始めており、点から面へ向かうのです。20年と言えば、現役世代が交代する充分な時間ですね。下のグラフは東京の商業地の地価推移です。前年比動向にした方が、分かりやすい為に、そう作成しました。

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株価は、必ず世相を反映します。時代性の核を捉えることが、株式投資の王道でしょう。だんだん確信に思えるようなデータが上がって来るかどうか…微妙なのですが、一日、一日とデータの質は大きく変化していますからね。相場は相場に聞けと言われる所以なのでしょうが…難しい場面は避け、大勢が決してからの参加で、充分なのでしょう。何しろ僕らは、既に打診買いは済んでいます。ケネディクスの500円台の玉が、宝物になるかどうかは…政策次第とも言えますからね。外部環境の影響もありますが…、そんな事より、日本の経営者が、柳井さんや孫さんのように目覚めることが大切なのでしょうね。トヨタの2700円は、妥協の産物で旧来型の経営です。最後まで残っていたJVCケンウッドもどうにか…形になってきましたね。この環境下ですから…立派なものでしょう。でもカタル君には、ピカ一ラインに見えないのですね。今、見えるのは二つだけで…何れも調整過程から抜け出せていません。J・TECもマズマズなのですが…ピカ一には、やはり程遠いのです。でも下げていますね。この株も10倍程度の変貌は、あるかも知れないのです。おそらく権利落ちの関係で売られているのでしょう。名義を出したくない人は、結構いますからね。3月はやはり特殊なのです。

1月から3月の下落局面も最終コーナーになってきました。もう恐れる時間は過ぎましたね。此処からはチャンスを生かす場面だと認識しています。そのイメージを1990年の相場から感じてください。下のグラフは1989年10月から1990年の日経平均株価の推移を示しています。このような本格的な下落相場でも一旦は反転するのです。今回も間もなく反転を迎えるでしょう。果たして最後は泣くか笑うか…今の選択が肝要なのでしょう。

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2014年03月19日

03/19

かたる:なんと…夢を感じられない市場になったことでしょう。通常は夢の大きな会社が赤字でも評価され、市場が株価を支えることで資金が回り、理想が現実化するのです。お金は使われて、初めて効果を発揮するものですが…日本では長い間、デフレ環境でお金を使えば損をする構造になって居た為に「凍て付く日本」と、氷河期に入ってしまったのですね。カタルのお客様で画商の人が、上京した当時、「凍てつく…」との経済雑誌の表題を見て「株は駄目だね。」…と言われたことを想い出しました。あれは1992年頃の話しじゃ…なかったかな? 同じ時期に、和光証券副社長の小川さんから「カタル君、田舎に帰りなさい」と上京したばかりのカタル君を、諭してくれました。あの時は若く、心の中で「この糞親父、俺が食えないなら、証券会社がつぶれるわ」と叫んだものです。実際、その後、三洋、山一など…多くの証券会社が倒産し統合になりました。恐竜が絶滅する氷河期が、長く続いたものです。

驚くことに…、少し不動産が上がると「バブル」の文字が踊ります。中国の不動産もバブルとよく言われます。一体、何年、バブル状態が維持されているのでしょう。その間、中国の経済は成長を続けており、ギャプは解消されて行きます。買えば下がるくり返し、明日に希望が生まれない日本は、ようやく本格的な転換期の入り口に居るように感じますが…なかなか思うような合格点の政策が見えず、市場は52週線の攻防に追い込まれています。しかし江戸時代から明治の体制転換でも、この時間感覚は、移行できた時間価値なのですね。少し土地が上がると、バブルと言う文字が踊るメディアは、言葉を知っているのでしょうか? この地価上昇は、呼び水に過ぎませんね。まだ上昇とは言えませんよ。全国平均では地価の下落がまだ続き、国民が財産価値を失っているアベノミクスは、まだ成果を出していません。正常な成長循環に入ろうとしているのは、7500円を引き上げた大林組のような建設業が、ようやく入り口に来たのでしょう。わが国の成長業界は、建設と介護ですね。ようやく首都圏のサービス業が、その次に続いているイメージです。

ミサイル療法を確立するADCMの特許が米国で成立し、後は臨床成果を待つばかりですが…赤字故に、資金を確保するのは大変でしょう。ナノキャリアの話ですが、アイディアを実現化させるには、時間とお金がかかりますからね。シャオミのような企業が中国で誕生する背景には…悪名高き理財商品のような、博打をする資金の流れがあるから、誕生するわけですよ。日本のような環境下では、失敗も少ないでしょうが…成功はもっと少ないですね。危うく感じても、夢に資金を向ける構造を創らないと…なかなかお金は動きませんね。厭がる馬に水を飲ませようとしても無駄なことです。現預金比率が高い企業の内部留保が動くかどうか…。今は、その分岐点に位置しています。騙されても、騙されてもチャレンジを続ける強い心が、今は必要なのでしょう。

007は、社長のコメントが発表されていましたね。彼の言葉が実際に確認されるかどうか…。残念ながら5月の数字では分からず8月になる筈です。でも会社側が正式に最悪のシナリオを否定したことは、大きな意味がありますね。現状の株価は、夢の部分がはげ落ち、実態評価になったのでしょう。この株価位置は、前回、会社側が自社株買いを実施した株価位置ですね。あの社長コメントは、希望が感じられて良かったですね。個別株要因と全体市況の影響を受け、株価は大きく下落しましたが…カタルはあまり心配しておらず、資金的なユトリが生まれれば、また買い増しするでしょう。

そう言えば、今日は神主さんから、買い増しの問い合わせを受けました。朝早くから、彼は元気だな…。彼は、5月高をイメージしていたようですね。この路線の可能性が確かにあります。でも政策支援は合格点と言うより、及第点のイメージで、今一歩です。おそらく上昇確度が鈍るのでしょう。鋭角的な上昇をイメージせず、緩やかな上昇と言うイメージに変化したように感じています。指標株となっているケネディクスの株価を見て置けば、充分ですね。昨日も大口の買いは続いているようです。ただまだ仮需に押されていることは事実で、株価は下値を切り下げています。348円、318円、329円に、今回は313円ですからね。一方、上値は418円、405円、390円と…綺麗に右肩下がりです。

株価の読みは、目先は需給バランスです。いくら素質がピカ一評価でも、株価は需給バランスで動き、目先はその動向に左右されます。でも多くの投資家は不動産株としてしか見ていませんね。PFIの観点で株価を評価していません。…ですが、カタルにはリート言う評価が、PFIに思えるのです。ケネディクスは外資系ファンドからの投資、所謂、私募債を得意にしていますから、何れカタルの着想が再評価される場面が生まれると…PER100倍の認識に変わるかもしれません。単に不動産の評価ではPER10倍が、日本一の不動産所有と言う認識から、しかもその不動産が変化率の高いSからBグレードになるとPER30倍に…、とPERの評価が更に変化しますね。介護リートに水道リート、社会基盤づくりのPFIは、クラウド環境を活用し効率的な資源配分が実現し、スマートグリッドへ…。しかし、その基盤づくりには、初期投資が欠かせませんが、税金は掛けられず…故に、民間資金からの募集になります。こういう評価が加わると…。PER100倍の評価を納得するようになりますね。成長株としての認識のレッテルが、果たして皆さんに見えるでしょうか?

アイディアとは…このようにして誕生します。そうして眠っていた1600兆円の資金が動き出すのですね。国債に眠っているから、日本の成長率が落ちているのですね。それがリートに向かい、少し稼働率が上がります。更にメザニンのようなリスク商品にお金が流れると、経済が活性化して行きます。金融デリバティブを否定しては駄目ですね。歯車が動くまで、過剰なほど…金融を刺激して、初めて三菱UFJが4ケタを奪回できるのです。三菱UFJが4ケタ評価になれば、今度は正常ラインに政策を転換しなくてはなりません。徐々に引き締め政策に向かわせるのです。過剰な引き締めをすると、2006年のような形になりますね。故にFRBは今年、難しい手綱さばきが要求されている訳です。

昨日も話しましたが…相場には、いくつかのポイントが存在します。ソフトバンクも指標株としても評価を得ていますね。ケネディクスも一般的に認識はされていませんが、デフレ脱却の象徴的な銘柄なのです。資金が円滑に動くかどうか…アベノミクスの評価は、市場で採点される訳です。52週線の攻防と言うのは、カンフル剤が切れているのですね。だから、残念ながらトヨタは2700円だったわけです。大林が7500円、日産が3500円なのに…。一般的な経営者はアベマゲドン評価の政策に過ぎないから…株価は横這いになっており、再び凍てつく世界に逆戻り…。最後は再びガラガラポンの世界に向かう分岐点に位置していますね。

むずかしい場面は避け、大勢が決してから、参加すれば良いのでしょう。弱小投資家は先駆者として雪山をラッセルなどせずに、人の後を歩まねばなりません。ただし金持ちは別ですよ。ドル平均法で買い続ければ良いのです。今は3月19日で決算対策も終え、通常は、新しい流れが始まります。だから神主さんが、朝から電話をくれて買い増しを打診してきたのです。金持ちはいつでもチャンスですよ。貧乏人は…仕方ありませんね。あの1990年の相場でも、3月には底を打ち、4月から5月と一旦は切り返したのです。今年も1月の年初から下げてきましたが…、下げる方だって売り場がなくては、儲かりませんね。いつまでも買い場ばかりでは…買い戻し玉も尽きますからね。上下させることが儲けになるのです。

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2014年03月18日

03/18

かたる:今日のテーマは、やはり人件費の問題でしょうね。本日の日経新聞には気にしていたトヨタの賃上げの攻防が、2面で掲載されています。経済界も人がいないと思うのですね。政治家ばかりを批判できません。だから中国のシャオミ(小米=Xiaomi)のような製造業が日本で誕生しないのでしょう。

厚生労働省の資料によれば、我が国の平均賃金は295.7千円です。30万円を少し欠ける水準が、勤続年数11.9年で平均年齢42歳の平均的な賃金だそうです。男性の平均は326千円、女性は232.6千円だそうですね。エンゲル係数でみると日本は23.5%だそうです。ただ米国は2010年で8.6%、イギリスは2011年13%で、フランスは2011年16.7%なので、日本の水準は格段に高いですね。昨日、日経夕刊に大林組のベースアップが、子会社も含め7500円と報じられていました。この認識が現状の正しい水準評価だろうと思います。30万円の23.5%は70500円で消費税の引き上げは3%なので、2115円の引上げになります。食費だけで…こうですからね。トヨタの賃上げ水準2700円は、世間の要求に応えていない訳ですね。下請け叩きを実行するトヨタに、明日があるのかどうか…。

むかし、トヨタを受けた優秀な学生がトヨタの内定を蹴って、浜松ホトニクスに入社したと言う話を聞いて、トヨタがホトニクスに出資した話をしたことがあります。「トヨタには夢がないが、ホトニクスには夢がある」…と学生が述べたと言います。知る人ぞ知るシャオミは、顧客が直接、改善希望をメーカーに届ける仕組みが存在するとか…。明らかに日本はいろんな面から、負け組に成り下がったイメージです。それにも拘らず、日経新聞は中国叩きを実行していますが、カタルはメディアのこのような不安を煽る報道姿勢が、「失われた時代」の大きな要因の一つだとも考えています。良い面の報道を増やし、みんなで切磋琢磨すべきでしょう。いつも後ろ向きな報道ばかりで、お金を動かなくしているから、三菱UFJのような割安株の水準が誕生するのですね。誰が考えても4桁が正常な評価ですね。しかし現実は571円ですからね。日本の国が正常化するためには、一つ一つ、改善して行かねばなりません。夢を実現させるような市場にしなくては、日本の明日はないように感じます。

昨日、関門と思われていた318円を簡単に割り、313円を付けたケネディクス、外部環境の好転を受け、今日は、一つのポイントですが…。果たして、市場からの支持を受けることが出来るかどうか…。ケネディクスは不思議な銘柄ですね。26週線乖離が31.6%も下落しているのに…売買高が落ちません。昨日、一昨日と信用買い残は増えるばかりです。現在、人気株リストには19銘柄がリストアップされています。クルーズに日本マイクロなど…ですね。通常は仮需で相場が反転する事例は、乏しいのですね。しかし過去に事例があったようにも記憶していますが…記憶力の乏しいカタル君は、銘柄が何だったか…思い出せません。昨日に続き、今日も330円から329円と…寄り付き直後に攻防がありましたね。通常、1割高程度までは、目先筋の売り物が重なります。そこを一気に買えば、心理変化が起き始めるのですが…果たして、どうでしょう。

昨年のサマーラリーからの注目銘柄なので、カタルにとって明らかに失敗でした。最初は619円を抜いてからと…言っておきながら、自分では500円台後半に何度もチャレンジし失敗し、最近は418円と述べています。しかし405円の線も浮上していますね。まぁ、難しいラインであり、この攻防に参加するより様子見が賢明でしょう。今年前半は兎も角、難しいのです。カタルの損失のほとんどを占めるケネディクスは、思い出深い銘柄になりそうですね。でも本当はダヴィンチだったのですね。金子さんを応援していたのです。しかし金融庁論理にしてやられました。

カタルが金融庁批判をするのは、日本の停滞を増長している主犯格だからです。株を薦めるセールスマンが証券会社から居なくなったのも…。融資を査定する銀行マンが銀行から消えたのも、彼らの間違った政策行動に、起因する部分が大きいのです。バブル期にすべき行動を、デフレの不況期にやっているから、失われた時代が長引くのです。ダヴィンチの金子さんなどは、本来は表彰ものですね。本当は…。だって国民の財産価値を高めた人間ですからね。それを権力で葬り去り…だから「流動性の罠」に陥り、貨幣乗数効果が下がり続けるのです。日銀と喧嘩する行動が政策と言えるかどうか…。大岡裁きの日本村の良さが消えた、裁量権が働かない世界です。彼らの言い分もありますね。彼らは忠実に行動しているだけだと…。だから、やはり政治家の責任なのでしょう。官に決定権はないですからね。大臣が責任を取るから、目をつぶれと言わねばならぬ、世界なのでしょうが…。

日銀、トヨタ、金融庁など本気度が足りませんね。だから大切なこの時期に、日本株は低迷するわけです。しかし技術革新は続き、スマートコミュニティーはドンドン現実化しています。今の勢いではアップルを凌駕する可能性が出てきたシャオミには、たしかシャープがIGZOを提供しているのですね。村田のWiFiモジュールは採用されたのかどうか…。007にも復活の狼煙が、そろそろ欲しいですね。市場に夢がなくては面白味がありません。相撲には遠藤が誕生し、昨日の豪栄道戦では、格の違いを感じさせられましたが…希望が見えるのは、ワクワクして面白さが増えますからね。ソフトバンクは一つの指標株なのです。アリババ報道もあり、確実に切り返しの動きになってきましたね。つまり日経平均株価も52週線を維持し、反転する可能性が高いのでしょう。もう一つの人気株の駄目株のケネディクスは、どんな展開になるやら…。基本的に相撲と同じで、株の相場でも見所が存在します。相場のキーを握る銘柄の動向が、全体市況にも影響を与えるものなのです。

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2014年03月17日

03/17

かたる:自由で民主的な主張が正しいと…、長い間、米国は理想を掲げ世界の秩序を構築して来たように思います。一般的な認識として…そう考えてきました。しかし現実社会はベトナム戦争を始め、アフガニスタン、極めつけはイラクへの侵攻は、フセインと言う独裁者の打倒と言う大義を掲げましたが、その後の経過を見れば…この理想主義が、正しいのかどうか…甚だ疑問を覚えます。理想が現実社会を変え、桃源郷に近づくとすれば…民意の主張は正しいことになりますが、その過程は様々です。シリアの情勢などを見ても、現実社会で、どれが正しい道なのか…サッパリ分かりませんね。クルミアでロシア編入を問う選挙があり、編入を希望する人が多いと言いますが…どう解釈すべきなのでしょう。イラクの民主化後の混乱を思うと、独裁政権でも治安が維持され、僅かな成長で自由が限られていても、その形もありかな…とも考えます。中国の共産党独裁政権の形も、ある意味で立派な成長過程です。日本の場合は、東西冷戦崩壊によるパワーバランスの変化から、この時期に長い間、低迷を続けている訳です。完全な市場原理が世界の目指す方向ですが…規制により、人間の心は歪むわけです。株価を見ていると、様々な現象を考えさせられますね。

PERでの評価が、一般的で理屈に合うようにも感じますが、株主還元の姿勢も経営者により違いますし、含み資産価値などもあります。目に見えない潜在的なパワーを、経営者がどう引き出すかどうか…。様々なファクターが株価に影響を与えています。ただ言えることは、成長するためには行動が必要で、その行動を活発化させるには、お金がなくては駄目だと言う事ですね。何か事を興すには、交通費も掛かるし、打ち合わせをする為の食事などの経費も掛かります。つまりお金を動かさなくてはなりません。日銀がいくらベースマネー(マネタリーベース)を増やし、マネーストックを増やそうとしても…過去の失敗の潜在的なイメージから、なかなか抜け出せませんね。でも日本の成長を加速させるためには、「官の主導」では駄目なのですね。民意をどうやって動かすか? 眠る資金を生かさなくては、宝の持ち腐れです。貨幣乗数を高めて、はじめて正常な市場経済への道が拓けます。溢れるお金が、躍進する為のエネルギーを、チャレンジを支えるのです。

ナノキャリアのような赤字会社が、正当な評価を受ける市場が理想です。現状はJ・TECさえ、過小評価されています。PER100倍の評価を得る企業が増える市場環境が望ましいのでしょう。人々に希望を与える社会構成です。夢が現実になる社会ですね。ようやくNY市場に、アリババの上場が決まると言います。孫さんの20億が3~4兆円に膨らむわけですね。1000倍以上ですね。投資の世界の種銭は、非常に貴重だと言う事が分かりますね。100万円は誰にでも用意できます。しかし序盤の増やす過程が難しいのですね。1億程度までの過程が…難しいのです。孫さんが出資したアリババの出資段階は赤字も赤字で…どうなるかサッパリ見えなかったはずです。ただ時代背景の流れにどうやって乗せるか…その事だけ、考えていたはずですね。時代の方向性が問題なのですね。小さな会社の時は…007の話をしているのですよ。ナノキャリアでも良いのです。この時期は、利益より会社経営の方向性が問われます。よくある事ですね。躓きは…。まぁ、アリババのように成功するとは限りませんが、大赤字の段階でこの評価は、ある意味で時代性を反映している価格なのでしょう。

右肩下がりが優勢なケネディクス、418円、405円、そうして390円と高値を切り下げています。今日は323円とジリジリと…下値を切り下げられています。前回の318円を維持できるかどうか…。再び関門のラインに来ましたね。朝方の330円前後の攻防は面白かったですね。政策支援と外部環境が影響し綱引きが演じられています。論理的にPER30倍の評価は、かなりの成長を見込んでおり妥当な評価でしょう。通常は10倍前後の世界ですからね。ただ不動産はマジックが沢山あります。前回の不動産ミニバブル時は、不動産の売却利益があり、急速に利益が膨らんでいます。3億、6億、8億、16億、47億、90億、146億…と、利益がうなぎ登りに増えたのです。

今回の売り上げのボトムが194億ラインの言う事は…前回の2005年から2006年の「はざ間」に、現在は位置しているのでしょう。2005年の売り上げは139億で、2006年は270億円です。この辺りが通常の基礎的な収益で、売り上げが構成されているのでしょう。つまり最低ラインが現状の数字なのでしょうね。200億に対し今回は30億円の利益ラインです。時間軸を見ると、どう見ても利益が隠せなくなる段階が近づいています。ただこの利益は、政策により大きくぶれます。あと半年かな? 株価と業績の時間軸の評価スピードは、全体市況に影響を受けますからね。現状は明らかに仮需に押されており、整理が進んでない為に、どうしても、一時的にしろ、外部環境による最後の叩きが否定できませんね。金曜日は信用買い残が増えています。だから、なくなっていた見せ玉の叩きが、今日のように演出されるのでしょう。実弾でなく一時的な玉のやり取りです。ただこのような仕掛け筋の介入により、相場が演出されていきます。要するに、よく考えれば、潜在的な人気株の素地を秘めているのですが、逆に人気が重荷にもなっているのです。外部環境により株価が大きく動く象徴的な銘柄だと言えます。あくまでもチャート上は、418円を抜くまで我慢ですね。ただ今回は390円で再び下押しているので、405円が基準との見方が出来るかもしれません。

既に収益が約束されているJ・TECも、株価の底入れが確認できません。ジャックの薬価収載は終わっており、現在は普及するために、整形外科医の研修活動の最中です。報道によれば、およそ半数程度が研修を終えたとか…。全国に160の拠点があるようですが、現状は80とか報道されていましたね。もしあの新聞報道が正しいなら、急激な売り上げ増加が、今年、見込まれます。おそらく富士フィルムがワラントを設定したのは、その可能性が高いと判断したのでしょう。だからカタルは二度目の推奨に踏み切ったのです。人工皮膚のジェイスと違い、膝関節のジャックの潜在需要は、かなり大きい筈です。ただあの報道はやはり眉唾でしょうね。もし数百億規模の報道が真実なら、株価が100万円じゃ、効きませんね。現実の株価は下げており、実際の需要を見ての判断になるのでしょう。武田とは違い、プロパーも桁違いに少ないのです。だから、どんなに良い成果があったとしても、時間軸が伸びますね。その代りジワジワと業績に、寄与するのでしょう。この銘柄も株価動向と業績の推移からの判断になります。

消費税の引き上げ後の落ち込みを、既に株価は外部環境の悪化から織り込んでおり、そろそろ反発場面を迎えると考えています。何しろ、あの1990年のケースでも、3月下旬には反転相場に移行しているのです。怖いのは、むしろ5月以降からでしょう。今はあまり怖くありませんね。なにしろ2月4日から1か月以上も下値の整理が続いていますからね。業績悪化が報じられた「3Dマトリッス」にも興味がありますね。このように認可があった後に、多くの銘柄は人気が一旦、はがれます。そこが狙い目になりますね。J・TECの7万円台の印象ですね。ただ止血剤は手術の需要だけで、どの程度の市場規模になるのかどうか…。僕はむしろ黒字化が全く期待できないナノキャリアの方に、惹かれるのですね。カタルはこのような会社の株価を高く放り上げ、時代の進化を高めるべきだと考えています。お金はそうやって回るのです。

この「見えない利益」の評価は、市場全体のマインドに大きく影響を受けます。利益がでている株は安心できますからね。リスク許容度が下がると「見えない利益」を材料に買ったカタル銘柄は、どうしても投資家は、リスクに過敏に反応します。これは仕方がない現象です。儲けがなくなると、リスクを取る人が減りますからね。現状は、内に消費税引き上げ、外に中国とウクライナを抱え、おまけにFRBの出口戦略も加わっています。日銀の孤軍奮闘ぶりが期待されるのですが…現状の国債買い入れは、そろそろ行き詰まりが見えてきましたね。金融庁の政策転換が期待されますが、どうでしょうね。あと一押しで、正常化の歯車が回り始めるのですが…なかなか信用創造の拡大に向かわないのです。トヨタのベースアップを見れば、分かりますね。日産は満額の3500円なのに、トヨタは2700円ですからね。

ただスピードは…上昇確度は鈍いのですが、確実に異次元緩和は効いています。建設、介護、サービスと来ており、好調な自動車まで広がっていますからね。オリンピックを控え、成長著しいアジアを抱えている日本は、やはり世界でも恵まれている環境下にあるのでしょう。文化を売りに、考え方の変化も生まれていますね。地域コミュニティーの存在が、地価も押し上げるのですね。ユビキタス時代は、様々な交流が生まれ始めています。このよう潜在的なバックボーンが一番、強いのですね。株価もそうですね。演出の10万株より、実需の1000株、5000株の方が、本当は一番強いのでしょう。

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2014年03月14日

03/14

かたる:あらら…米国株は何故、今頃、大幅安するのでしょう。きっとロシア経済は苦しいのかも知れません。調べてみないので分かりませんが…。もし景気が良かったら、軍事行動まで発展するのかどうか…。何れ、中国も尖閣問題などを材料に使う可能性もありますね。韓国の竹島から従軍慰安婦問題も、ある意味で上手く経済が回ってないから国民の眼を外にそらす必要があるのでしょう。ダミーは政治家の常套手段ですからね。

それに住民投票を行えば、米国が主張する民意を問う形になりますからね。ただカタルにはクリミアの歴史的な知識がなく、安易な主張は出来ないので、この問題は課題という事にして別の機会に調べてみましょう。カタルは米国経済に若干の懸念を抱いています。理由は2006年に犯した日銀の失敗と、同じ轍を踏む可能性が存在するからですね。ただ米国人は日本人と違い、イワシ民族ではなく、ティーパーティーのような存在がある国で、アメリカンドリームと言う希望が存在します。日本も戦後の復興から立ち上がったはずですが…角福戦争の辺りから55年体制の歪みが生まれたのでしょうか?

カタルは個人情報保護法の設立辺りから、歪んできた日本村社会を感じています。あの法案の成立は2003年なので小泉・竹中改革の弊害ですかね。あの時にレポートでカタルはUFJに対し、好意的な意見を述べていました。しかし現実の選択は違いましたね。強引な竹中氏の指導下で、金融庁の強権政策が実行されました。日本村の良さが完全に消えた時代です。「阿吽の呼吸」で成り立っていた、目に見えない日本村社会の良さが消えたのですね。「大岡裁き」は…義理・人情と言う日本村のひとつの現象です。貸し手責任を問うなら、貸し手の選択肢を捻じ曲げる方策は、ある意味、奇異に感じられます。鐘紡は消えてなくなり分離され、やはり最初から手を挙げていた花王に買収されました。一体、あの強権発動は、なにか意味があったのでしょうか? それとも利権争いなのでしょうか?

最近では菅直人の原発処理の仕方も、大きな間違いだったと思っています。政治家に明確な国家理念があるのかどうか…。政治の責任は、国民の財産と命を守ることが大命題なのに…。国民財産である土地資産を1300兆円、株式も200兆円も失っていますね。自殺者は増えていますし…ここで転換しないと、あとはガラガラポンがあるばかりです。政策担当者は、証券マンのような危機感を共有して欲しいものです。でも今の証券マンは、株の事を考える人は少ないですからね。日経平均株価は、明らかに政策支援を求めていますね。52週線を維持できるかどうかの瀬戸際で、今週の大陰線は嫌な形です。昨年、6月の形より、歪んで見えます。理由は儲かってない為に投資家離れが起きていますね。再び三菱UFJは関門の株価位置に来ています。

ケネディクスの前回は329円で、その前は318円かな? 今日は332円ですね。この株価水準は、前回、彼らが最初の買いを入れた株価位置ですね。ここ数日、株価は下げていますが、良い形で推移しているように感じているのは、カタルだけの感覚でしょうか? 最近は売りの見せ玉が消えています。昨日は高値の354円指値が売れたのです。朝からの指値でしたが…。記憶によれば一瞬しかなかった株価の筈なのに…。カタルもそれなりにリスクヘッジをしなくてはなりません。この行為は相場観とは違いますからね。カタル自身の余力の問題です。まさかの用心もしなくては、なりませんからね。若干の儲けの玉を外しただけです。本当は買いなのでしょうが…、余力が乏しければ仕方がありません。

今日は、SQなのですね。先物の仕切り直しが行われたのですが、裁定買い残の残高も2兆8886億円で多くなく、問題はない水準ですね。そろそろ始まっても良いように感じますが…仕掛け筋は、どうするのでしょう。外部環境の好転を待つのでしょうか?…ミクシィの話をしています。カタルは先々週でしたかね。3月1日に、ミクシィと日本通信を選び、人気株の素地があるとしました。ミクシィは公募があり動けませんでしたが、払い込みは終わったはずですね。日本通信は強含みの横這いでしょうか…。多くの銘柄が下落を続ける中で、マズマズの選択なのでしょう。こういう場面からの人気株は、大きくなる可能性を秘めています。ケネディクスも出来高面から、下値の株価位置では候補株になっていますが…やはり秋以降にならないと、駄目なのでしょうかね? しかしカタルは、依然、5月高も期待していますが…。

先日、キリンだったかな? 自社株買いのTOBを実施していましたね。時価より安い株価位置で発表しており、大株主の買い取り要請に動いたようです。このように、この時期は決算対策のピークを迎えます。その決算対策の売りも、今日まででしょう。最終は月内最終日まである訳ですが、現実の対応は既に終了します。NTTも政府の持ち株の買い取りに動いていましたね。特殊要因は別にして、物産と味の素…など食品株が多かったように感じています。そう言えば、日本ハムのケースは面白かったですね。普通は社債にする筈ですが…時価を35%上回るCBの選択でした。この行為でROEを高めると言います。なにやらテクニカル・ファールのようなイメージですね。確かに35%の鞘はあるけれど…経営理念は全く感じられません。

ほぉ~。今日は年初に欧州関連で注目した「スミダ」(6817)が高いですね。ミクシィは10円高か…。急落していた3Dマトリックスが高いですね。材料発表の後は、待てばいいのですね。この株も素質があると思っていますが…人気株リストの中に、日本電産やNECが登場しています。トップは先日人気化した星光PMCなのですが…。僕の好きな酉島製作所も、リストに顔を出していますね。地元企業の北越工業も出ています。GMOペイメントも顔を出しています。先日、日経新聞が書いたウェルネットは、通常は株価が下がる筈ですね。3Dマトリックのように…。買うのは株価が落ち着いてからです。先日再推奨したJ・TECのように、ケネディクスもそうですが…期待感が消えた時から新しい相場がスタートするのでしょう。問題は見極めた銘柄が、本物かどうか…の選択眼ですね。狙いを付けたら、後は値動きを追うだけの話です。

カタルは便宜上、ケネディクスを題材に語っていますが…銘柄などは何でも良いのです。どの株も同じような共通点があり、株価波動がどこかで反転します。JVCケンウッドのように…。本当は52週線の攻防を続けていた昨年秋に、日銀は追加緩和を実施し、安倍政権も成長戦略を加速し、発表させねばなりません。しかし…支援が得られないからワンランク株価が落ちた訳ですね。合格点を連発しないと、なかなかデフレ脱却は難しい筈ですね。ギリギリの及第点などでは…慣性の法則に押される可能性は否定できません。待てば待つほど、傷は広がります。アベマゲドンと言う比喩の言葉を誕生させては、本当は駄目なのですね。やはり、みずほのやくざ問題は大きいですね。通常の人間は、この間違いに気付きませんよ。日銀が緩和政策を実施し、貸し出しを伸ばそうとしているのに…まったく正反対の貸し出しを制限する方向性ですからね。麻生さんも、どうかしています。まったく経済を知りませんね。あのような現象を見て…外人投資家は離れるわけですね。

まぁ、終わった事はしょうがないが…呆れる展開で、消費税引き上げは、単なる延命効果と厳しく見る外人もいるでしょう。でも僕はやはり時間効果を信じたいですね。何しろ江戸時代から明治の近代国家への体制転換の時間を、超えはじめています。小手先ではなく、土地資産価格の重要性に気付き、政策転換は既に始まっているのでしょう。問題はスピードなのですね。中華なべ底のようなイメージです。呆れる時間経過のスピードですね。

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今日の大成建設の株価は、453円ですね。覚えていますか?オリンピックが決まった時の株価を…あの日は478円で寄り付き、引けは463円でした。ケネディクスは545円で始まり、553円の終わりでしたね。カタルは建設株の狙いは正しいと思っています。ただ、あの時は、人件費や建材費の上昇で利益が生まれないとしましたが、時間経過で改善されている筈です。次の相場は、本格的な上昇に繋がるのでしょう。ただまだ建設は数が多すぎますが…。新興御三家のような相場は、間違っていますね。年末は指数と絡め仕掛けましたが…。

カタルの今の希望は、5月相場への出発です。ケネディクスは株価も下げ、仕掛け筋から一般筋の参加が得やすい筈です。建設もスマートコミュニティー関連の重要な柱でしょう。ライフラインは寿命を迎え、更新需要期にあります。此処に情報を取り入れる効率化投資を加速させるのですね。電線の地中化で水道管もガス管も、全て横軸を形成し一括管理して、効率化投資が生産性をさらに加速させますね。少子高齢化だから…効率化が求められます。やはり重要なテーマは、信用創造とスマートコミュニティーなのですね。本筋の王道相場を期待する次第です。

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2014年03月13日

03/13

かたる:イワシ民族の日本国民はなかなか自立が出来ませんね。憲法論議を見ても押し付けの法案で独自色が乏しく、画一化教育の弊害が、失われた時代での対応で目立ち始めています。現政策主導世代は日米安保で揺れた学生運動の世代の筈なので、カタルは今回こそ、転換が可能だと思っているのです。悪循環を断ち切れると思っているのですが…ピンクのクラウンは、常識的な妥協点に押されましたね。トヨタが三井銀行からの融資要請を断った経過があり、トヨタは恩義の感覚が乏しい社風なのでしょう。でも故に世界一に輝いたとも言えますが…。下請け叩きを得意にするトヨタだから、系列部品メーカーも日産のような形ではないのでしょう。どちらの形が良いのかどうか。やはりトヨタは好きになれないかな?

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昨日の大幅下落の意味は良く分からなかったのですが…。つまり中国の固定資本投資の割合が減ると鉄鉱石を始め、銅などの主要素材価格が下落するという事で、何も銅だけに限らずおそらくバルティック海運指数なども同じことでしょう。BRICsと持て囃された新興国の台頭は、基本的にFRBの量的緩和縮小の動き、つまり米国金融の金融デリバティブの咎めから端を発している現象ですね。日経新聞は盛んに煽りますね。NHKを始め主要メディア改革が出来ておらず、困った体質です。僕は基本的に日経新聞の体質が嫌いですね。既得権力を行使する代表的な企業で、メディアの本質を忘れていると思っています。傲慢ですね。料金体系を見れば、ある意味でよく分かります。ネットの時代になり、何れメディアも国際競争にさらされるのでしょうが…何しろ文化の問題ですからね。時間が掛かります。

何故、日本人のイワシ民族意識を、度々、話題に出すかと言えば、自分で調べないからですね。別に銅の価格が急落している訳で日経平均が大幅安したわけではなく、基本的に下値の堅さを試しているだけの話ですね。アベノミクスか、アベマゲドンか、市場は問うている訳です。カタルは駄目でもハッキリ売りだと言わずに、金融庁のみずほのやくざ融資問題などから、新興御三家の批判と相場の質を問題にしますね。だから分かり辛いかもしれません。でも三菱UFJもケネディクスもおそらく大丈夫でしょう。だから日銀の政策、春闘がメインテーマで、TPPも関連すると早くから論点を指摘してきました。その評価を安全圏の合格とは言えないが、ギリギリ及第点と現在は評価しています。つまり日経平均株価、ケネディクスでも良いのですよ。既に相場の方向性の転機を迎えているのでしょう。出来高をTICK回数で割った数字は、大口買いの参入を示しており、すでに分岐点を迎えていますが…しかし、どの程度の参加は分かりません。グリーやJCVケンウッドのケースに当て嵌めると、2か月程度で、明確な方向転換が確認できています。

日経新聞などの大手メディアを利用して下値の打診に動き、ヘッジファンドは、現実と市場価格のギャップの修正に動く訳ですね。昨日は結構、広範囲に叩かれていましたね。だいたいカタルが古河電工や富士通などを参考銘柄に掲げるという事は、かなり相場の質が悪いのでしょう。理由は金融庁と日銀の喧嘩ですね。いくらマネタリベースを増やしてもなかなかマネーストックまで増えず、貨幣乗数効果は低下しています。この原因の根底にあるのが、信用基盤を支える地価動向なのです。だから相場の突破口は「ケネディクス」の相場の出来に掛かっているとカタルは考えていますね。あとは政策支援を実行するかどうかの問題です。いくらカンフル剤を投入しても、素地の条件が整わなければ、設備投資などは起りませんね。間もなく原発も再稼働するでしょう。電力料金も重要なカギを占めます。スマートグリッドの活用で、このような重要な社会基盤コストが下がりますね。

007はメインとは言いませんが、周辺環境を変える重要な役割を担うのです。電力見える化のHEMSの意味は、バックボーンがかなり大きいのですね。だから魔性の女に魅せられるのでしょう。この技術の応用範囲は広く、スマートアグリにも大きな影響を及ぼします。オランダ型のハイテク農業が主軸になるには…企業の農業化が避けられませんが、なかなか規制改革が進まない。JAの萬歳さんを批判するのは、彼のような人が、日本の構造改革を妨げているのです。もし、彼がしっかり仕事をしているなら、就業年齢が高齢化しませんね。どうかしています。日本医師会もそうですね。クスリの世界も大変な壁があります。教授の力は絶対ですからね。「白い巨塔」から何年が経過するのか…。むかし、僕のお客様で優秀な心臓外科医が日本では手術の経験が積めず、オーストラリアに、何年か現場経験を積むために行きましたね。彼は話していました。教授の絶対的な権力の弊害を…薬の現場も同じでしょう。

昔は日経新聞だけが、情報力を握っていましたが、今は「アラブの春」の時代です。米国の動向も分かるし、国際比較が誰にでも出来るようになっています。ソフトバンクの孫さんは、米国の通信改革を訴えロビー活移動をしていますが…僕のようにソフトバンクから他社に移らない固定ユーザーの不満も解消して欲しいものです。日本の携帯料金は高過ぎますよ。カタルの変わらず解説を読むのも大変なのでしょう。読者の数が減ってきました。相場が悪くなると…みんな関心がなくなります。本当はここからが面白いのですね。カタルはワクワク感を持って、相場を眺めています。

どのような形で転換点を迎えるのか?
多くは期待感があるから、V字型の上昇戻り相場を期待するのですが…本当の底入れは期待感が失われ、付和雷同組が投げることから、新たな出発の起点が生まれます。グリーのような形が底入れの形なのでしょうね。明確な転換点が見えないのですね。JVCケンウッドも昨年11月11日の159円が底でしたが…ハッキリと転換したイメージが生まれませんでした。何となく、信用の整理が促進され、株価が上昇波動に転換しましたね。2月4日の177円を起点に考えるべきか、その前の兆候である1月17日の1500万を超える出来高を兆候として捉えるべきか…難しいのですが…。この会社をカタル銘柄に選定したのは…割安感からでしたね。ビクターなどの優良資産を人員と共に引き継ぎ、その人員をリストラし海外生産を加速させました。

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ようやく構造改革を終えて黒字化が見えたのに…アベノミクスの異次元緩和で諸条件が変化し、もう一度、駄目押しを入れた訳です。このような見込み違いは、良くありますね。基本的な構造は、既に黒字体質になっていましたが…条件の変化で駄目押しを強要され、株価の上昇波動のズレが生じることは、カタル銘柄に、よくある現象です。理由は赤字の最中に仕掛けるので…時間的なズレが生まれるのです。007も似たようなイメージを抱いています。

まぁ、この環境下だから、個別株要因が万全でも全体市況の低迷でケネディクスのように仮需の影響を受け、株価が下押しを強要されることは良くあります。今は下値固めをしている段階で、既に分岐点を超えていると思っていますが…果たしてどうでしょう。まぁ、2か月後には、どちらか判明しているでしょう。条件が変わらないのだから、株価が下がった時は、買い場になりますね。カタルが政策評価を及第点とした意味は、何れ分かります。しかしピンクのクラウンには…呆れましたね。豊田さんも番頭たちの意見に従うしかなかったのでしょう。ファーストリテイリングやニトリが海外展開を加速させることは…どういう意味を持っているか? 日本と国際価格の内外価格差が是正されたことを意味していますね。カタルは昔からコメの価格が、最後の関門と述べていました。完全に関税をゼロにすればいいのです。どっちにしても時間の問題なので、早く構造改革を促進させないとなりません。何故、段階的に関税ゼロを受け入れないのでしょう。5年から10年で撤廃を受け入れればいいのです。農業支援は色んな形がありますよ。商社の活躍場面ですが…最近は鉱物資源関連部門の力が強いですからね。三菱商事などより丸紅などの食品部門が強い会社の方が株価的には面白いと思います。

歪んだ認識の下で作られた未来予測に基づいて、多くの投資家は行動しています。その前提条件はコロコロと変化していますが…大切なことは分岐点を的確に捉えることですね。全体は2月4日に底入れし反転していますが、ケネディクスのように仮需の重い株は2月17日だったようです。そうして3月3日に329円、今日の13日が346円ですね。今回は此処が底かどうか…確認されていませんが、大差はないでしょう。やがて下がらないとなると…上がるしかなくなります。問題は600円の壁を超えられなかったような、あの状態が生まれるかどうか。企業業績は右肩上がりで支援材料は増えます。やがて利益調整をする材料の含み損失も消えます。そうすると直接的に利益が大きく増えますね。その時に買っちゃ駄目ですよ。今度は業績相場になるので投資妙味は薄れますね。所詮、相場の見所は赤字の最中なのですね。007は魔性の女なのです。

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2014年03月12日

03/12

かたる:相場は1月から下落を続け、消費増税リスクに脅えて来たけれど…その最終コーナーに来た感じがします。最も遅いシナリオは4―6月期の数字を見て、落ち込みから回復が確認される7-9月期の決算数字なので、数字面では11月に結果が分かります。もっとも遅いゴールは此処ですね。一方、最も早いスタートは3月の中旬から下旬の予測心理の後退による下落場面でしょう。つまり今が、最も早い転換点になります。年初から織り込み始めているアベマゲドンの評価は、この3月から11月の何処かで評価されますね。

本日は内閣府から、大企業はどう考えているかと言う企業景気予測調査と言う資料が発表されています。それによると…4―6月期はマイナス9.8で、7-9月期は8.3のプラスになると大企業は、考えている訳です。中小企業は遅れ4―6月期はマイナス17.9で、7-9月期もマイナス3.6と影響が続くと見ている様子がこの資料から窺えます。株価は昨年後半からアベマゲドンとの造語が誕生するように、アベノミクスの失敗に怯えていましたが、指数から昨年後半はムードを作り、その反動もあり、52週線が維持できるかどうか…の瀬戸際まで追い込まれていますが、日銀の黒田さんはなかなか動きませんね。その結果もあり、本日は安くなっています。でも明確にETFやリートの買い入れ額も示し、緩和姿勢の維持を強調しています。

世界でもっとも元気なのはアジア圏です。日本がその恩恵を受ける立場にあります。故に日立などが、その恩恵を受けている訳です。重工もそうですね。この所、日本企業はようやく海外に視点を向け生産投資拡大させています。インドネシアは人口も多く期待され、トヨタ系はその恩恵を受けました。一方、世界最大の消費国の米国は金融危機から立ち上がり、流動性の罠から抜け出そうとしています。しかし一度、壊れたシステムの再構築なので、金融危機の影響はダメージが大きいのですね。日銀が2006年に失敗した同じ過ちをFRBが犯さねばいいのですが…。今年、その技量が試されています。

カタルの基本構想は時代観です。
この時代観は非常に大きなサイクルのもので…目先の景気循環の話をしている訳ではありません。おそらく5年から10年程度の流れで動き始めているのでしょう。かたる目指す未来社会は、SFマンガの世界です。スタートレックの宇宙時代の創世期と時代観を捉えています。例えば臨床試験を、今は人体を通じて薬剤の検証をしています。しかしこのような実験はスーパーコンピュータを使えば、簡単にできると考えています。病気を引き起こすメカニズムの検証も同じですね。2000年に世界で起こったITバブルはその先触れです。2014年になり、ようやく、あの夢の世界が現実社会に舞い戻りつつあります。スマフォの誕生は、ユビキタス社会の実現を可能にし、人間生活を豊かにし始めました。お金をどう使うか…これから問われる時代が来ますね。

日本の消費税引き上げは、過去の清算の為に使われ、前向きな投資とは違いますね。それにも拘らず、3年も経過するのに、震災の復興を第一に掲げる違和感をカタルは覚えます。NHKを中心とするメディアの姿勢が問われると思っています。人間は後ろを向いて生きるのではなく、前を向いて希望に燃え生きるのです。メディアが後ろ向きを宣伝しているようじゃ…いつまで経っても希望溢れる時代は、遠ざかるばかりのように感じます。復興が進まないのは財産権の問題だとか…。こんな事は超法規的な処理で一時的に加速させ、問題が生じたら事後処理方式にすれば良いと思うのに…。役人には無理ですから政治家の範疇ですね。日本は責任を被るポストに人が居らず、困ったことですね。地方政治が暴走しても良いと思うのです。その意味で橋下市長には、期待していますが…どうかな? 

市場は現実社会の予測に基づき動いています。だから、その予測の方向性は非常に重要です。どの地点を基準に捉えるか? 歴史観が要求される問題ですね。信長が天下布武を唱え、全国統一を目指した感覚に似ているのでしょう。カタルは常に前向きに相場を捉えてきましたが、その度に政策に裏切られ続けてきました。今回は安全圏の合格点とは言えないけれど…及第点かな?と評価しています。市場は政策支援を求めていますから…何らかの対策が必要ですね。昨年からそうなのです。およそ1割前後の株が高値圏にありますが…多くは沈んだままですね。三菱UFJの株価を見ると、よく分かります。2月4日、2月17日、3月3日と…ケネディクス同様に下値模索をしています。アベノミクスが問われている訳です。なかなか目に見える政策支援がない為に、下値のボックスを離れることが出来ませんね。通常は慣性の法則からして…下に未だに向かっていると思われます。つまり1月からの疑念を払拭できていない訳です。まぁ、大きな時代の流れは既に転換しており、僅かなブレと思われますが…。やはりユトリがないと、このような下げは動揺しますからね。カタルはやはりケネディクスが日本復活の「指標銘柄」と考えていますね。信用創造なくして日本経済の立ち上がりは、あり得ないと思っています。

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マネーストックが伸びないのも、投資活動に火が付かないのも…、皆、この信用基盤の問題ですね。しかし現実の調整期間は20年以上に及び、江戸時代から明治の変革期を間もなく超えますね。いくらなんでも…新しい胎動が起こる時間概念でしょう。証券マンなのに株を薦められない、銀行マンなのに融資が実行できないと…現場に人が居ないという事は、新しい時代が始まっているという事なのでしょう。1985年のプラザ合意からパラダイムショックが起こり、新しい扉の時代であるスマート・コミュニティーは確実に進展しています。時代を感じて欲しいものです。終戦直後の焼け野原から復興できるのです。人間と言うのは強い動物なのでしょう。ケネディクスはそんな時代の象徴銘柄として相応しい器であり、時代の流れに位置している会社だと考えています。

今日は350円台の株価ですね。基本的に、この辺りが下値になるんじゃないか…と考えていますが…何しろ仮需は、依然、多いですからね。昨日の後場(14時過ぎ)からの10万単位の買いが、今日は見られるのでしょうか? 基本的に「相場は相場に聞け」と言われますからね。それともまた310円台を確かめる相場なのか…。果たしてどんな動きをするのでしょう。難しい場面は避け、418円を抜いてからの参戦で良いのでしょう。リスクを冒すより、多少高くても、安全を取った方が良い環境なのでしょうね。どうせ、どの株を仕掛けても、五十歩百歩の筈です。さて、その候補のひとつ「ミクシィ」は、昨日、公募価格が決まりましたね。6110円と言います。今日は打ち返しがあるので安い筈ですが…早くも狼煙を上げ始めています。博打承知で証券マンは、日銭を稼ぎに動くのかどうか…。このような環境下で強引に、力で買い上がると相場になるのですね。ケネディクスもそうなんだけれど…市場からの支持はなさそうですね。でもカタルは依然007と共に期待をしています。

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2014年03月11日

03/11

かたる:長いデフレ環境に、相場関係者も慣れ親しんで、相場に対するコメントも悲観的な人だけが生き残ったようで…僕のように、買いしかしない人は市場から完全に消えたのが、20年以上に及ぶデフレの「失われた時代」なのでしょう。流石に20年も超えると現場に人が居なくなりますね。昨日は経常収支の赤字幅が膨らみ、赤字が定着する低迷から、どうやったら抜け出せるか? …話題になっていました。カタルが指摘するガラガラポンの時間切れは、近づいている訳です。最後は終戦直後の混乱まで想定しておいた方が無難で、百姓の友達を大切にしておかねばなりません。でも人間は変わりますからね。最後は自分だけが頼りなのです。

中国問題も一部分だけにスポットを当て、シャドーバンキングの恐れを煽っています。確かに上海総合株価指数は低迷し、下降波動です。日本の成長の限界を、中国も直面し始めているのでしょう。日本も掘っては埋める、無駄な公共事業投資が矢面に立ち、ヤンバダムや諫早湾などは象徴的な現象で問題化しています。三ちゃん農業もその現象の表れです。「ものづくり大国」と悪戯にメディアが持ち上げるので、ソフト資産への認識が日本人は疎いですね。だから太平洋戦争で大敗を喫し、無条件降伏に追い込まれたのでしょう。暗号解読の意味も充分に理解してなかったようです。長く覇権大国に君臨する米国はメルケル首相の携帯まで盗聴する徹底ぶりです。米国TVドラマの「NCIS」などを見ると…情報の価値が、よく分かります。ソニーの経営者にこの観点があれば…有機ELなどに、無駄な投資をしたかどうか…。考えてみると、この技術は実験段階では早くに完成していましたが、なかなか量産技術が確立されませんね。かれこれ15年程度は、経過するように感じています。カタルが「トッキ」などに注目していた時ですからね。この会社はキャノンに買収され消えましたが…。ソニーの出井さんも、悔やんでいるでしょう。

さて、その中国ですが、カタルは日経新聞の批評のあり方を、時々、おかしいと書くのは…、実体景気は堅調の様子だからですね。中国自動車工業会の発表で2月の新車販売は、17.8%増です。しかも価格の高いSUV(多目的車)が主流だと言います。軽自動車が主流の日本と大きな違いがあります。でも市場主義のカタル君は、株価が一番の指標です。だからそんなに強く感じている訳じゃないけれど…悪戯に悲観的にもなっていません。わが国も輸入が多いのは、自動車などの部品をタイなどから逆輸入しているからでしょう。スマフォは完全に中国からですね。この違いは何処にあるのか? 土地が下がり続ける国で投資して失敗したら、その工場を誰が買うのでしょう。シャープが良い事例です。電力料金が世界一かな? 非常に高い国で、生産活動が出来ますか? 税金はどうでしょう。このように景気が回復し、消費活動が活発になってくると、貿易赤字が膨らむのはある意味で、内外価格差が完全に消えているからでしょう。長く続いた鎖国制度の二重価格制度は、崩壊したわけです。だからファースト・リテイリングは、海外展開を加速させているのでしょう。ニトリも遅ればせながら…米国に拠点を設けたところですね。

自動車業界が、政府に強く円安修正を迫った2009年頃が、やはり分岐点だったわけです。日銀が…、政府が…間違った政策を繰り返すから、低迷が長く続く訳ですね。原発処理の時に、あれほどカタルは東電を救わねばならないと…1兆から2兆円程度の有限責任を唱えていた理由を、今になれば多くの人が実感するでしょう。本来なら合同製鉄などは人気株になった筈ですね。H製鋼の東京製鉄などの電炉メーカーも、一息つけるはずの環境なのに…。昨日は建設株が賑わっていましたね。この方向性は賛成です。昨日人気のアルチザネットワークスは、何故、上がったのでしょう。基本的にソフトバンクが繋がらない携帯の逆CMを流すという事は、設備投資はピークを過ぎている筈ですね。僕には理解できません。クルーズはゲームです。それならば…本日、値決めかな?ミクシィの方が冒険としては、面白いかもね。ただ利益が上がる前から、公募で得た資金をCMに投じるとは…。どうもカタルの感覚にはないイメージですね。非常に危うく感じます。ガンホーやコロプラに続く3番手だし…カタルには、やはり理解できません。

まぁ、世の中に色んな人間がいて、株価が形成されている訳で、それぞれの思惑、所謂、仮説にうえで成り立っている未来の予想の株価を、どう見るか?…が問題なのですね。なかなかカタルのイメージ通りに、市場は動きません。ケネディクスも昨日は、369円前後は筋の買い値であり、大きく割らないと思っていますが、彼らは333円前後からの参入で、それも打診なのでしょうね。あっさり…と昨日は363円まで入っていますからね。こんな時代のスピード感覚なのでしょう。多くの投資家が、後ずれしていると感じているのでしょう。つまり政策支援が足りないと感じているのでしょう。何しろトヨタの2700円回答だとか、日産は3000円なのに…。下請け叩きをしている手前、名古屋精神が生きているのでしょう。この認識のズレが、やはりカタルの甘さなのでしょう。石橋を叩いても渡らない慎重さが、カタルにはありませんからね。いつも直感で行動するタイプです。今日はJ・TECが高いですね。ジャックの市場規模が問題になります。先日カタルはケネディクス、007に続き、再推奨しています。考えてみると、株価が上がって再推奨しているのは、この3銘柄だけかな? ユニデンなんかも先日人気化した時に、売りとしましたし…。

グリーに続き、失敗したJVCケンウッドは強いですね。そろそろ買値水準ですから、推奨責任は、この辺りで…お役御免かな? 所詮、普通の銘柄ですからね。それにしても誰が買っているのでしょう。通常は、このように信用の整理が進み、改善していくのです。ケネディクスのケースは、稀ですね。どうなるのでしょう。昨日の人気リスト銘柄は、23銘柄です。当然、昨程、解説したアルチザネットも、クルーズも入っています。建設では大豊建設に、熊谷組などがリストアップされています。ケネディクスも18番目に登場していますね。日本マイクロに、星光PMCなどもリストアップされています。カタルはいつも時代背景から銘柄を選別しているつもりです。日本に何が必要か?この観点から銘柄を選別するわけですね。

あとはテクニカルの問題だけですね。人気が過熱し仮需が多くなれば…、当然、調整局面を迎えます。この調整局面が、どのような形で進行し改善されていくか…。グリーやJVCケンウッドを通じて、これまでに解説してきました。およそ8割から9割程度が人気化した場面が「売り場」になります。しかし中には、カタルが意外に感じたアドウェイズのようなケースも生まれますね。お見事でした。仕掛け人の力量が、問題視されますね。所詮、業績が良いから株価が上がり、人気株になる訳じゃないのですね。業績が株価に見合わなくても…騰がる株は、たくさんあります。仕掛け人の力量が問われますね。

007のような株は「魔性の女」と言うイメージですね。株価が上がると買いたくなるのです。不思議な魅力を秘めていますね。この手の資質に魅せられるから…失敗をするのでしょうが…、こればかりは、性格の問題です。1月から下げ続けていた調整局面は、2月4日に終わっていますね。ソフトバンクを見れば、そう感じます。秋まで相場らしい相場がなく、ダラダラ相場が推移するのか? それとも成長戦略が評価され、アベノミクスの再評価となるのか? 現状はアベマゲドンの評価が増している様な印象を抱きますね。外人から評価され、投資が加速されなければ…日本の希望溢れる時代は来ません。でも既に時間経過は充分で、必要条件は揃っているのです。あとは、切っ掛けだけの筈です。赤字の007やJ・TEC、更にナノキャリアなど…が、市場から評価され続ける市場が、希望溢れる日本の形なのでしょう。GDPは下方修正されましたが、名目が実質を上回り続けるなら、希望の灯はあるのですね。不満ですが、トヨタもベースアップを実施し、本来はベースアップできない内容のNECが、2000円も上げるのです。時代変化を感じてくださいね。ケネディクスは2連続安で迎える今日は、反発できるかな? 果たして、どうでしょう。

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2014年03月10日

03/10

かたる:ローソンが12年ぶりにベースアップをすると言います。サービス業で、しかも先進的な考え方をする新浪さんの事だから、世の中を見る目は確かなのでしょう。彼は三菱商事のエリートですね。一般的にはこのパターンが日本の人材育成の形です。大手商社など、銀行でもそうですが…入社後、暫くすると見込みのある人間は、海外で勉強をさせてもらえます。楽天の三木谷さんもそうでした。彼は慶応からなので、余程見込まれたのかどうか…ハーバードに行き、会社の金で勉強をしてのエリートコースですね。でも少し異質なのは、直ぐにローソンに派遣され、そのまま社長を続けている所です。ローソンは早くから中国進出にも積極的でした。日本でも時代を感じる一流分野のトップ経営者は責任感も強いのでしょう。3000円のベースアップは、満額回答だそうです。デファクトスタンダードと言う世界の標準基準を創る経営者は、時代感覚が優れ、他人の批判を恐れずに、自分の勘で物事を決断します。

カタルの評価も二分されているようです。カタルは自己主張をなかなか曲げませんね。自分の仮説を信じて実践投資し検証しているのです。所詮、007が良いとか…ケネディクスが良いとは…と言う銘柄選別は、一つの仮説の下で成り立った発想です。株式投資はイメージなのですね。発想力が非常に大切です。未来の事は現在の選択により変化して行きます。だから、こうして原稿を書いている瞬間から、ズレが生じていますね。カタルが考える相場の仮説が正しいかどうか…。常に相場動向をみながら、自分の考えを修正しなくてはなりません。

例えば…本当は、今日のケネディクスは高寄りしないかな?…と強い展開を、希望的に、今朝の段階では考えていました。しかし現実は、寄り段階で50万株程度の成り行き売りがありましたね。つまり信用期日など、様々な要因があるのでしょう。この段階で、既に本日の爆発的な人気株としての動きの可能性は少なく、6日には369円にかなり強烈な買いが見られていたので、横ばいだろうと…相場の一日を判断するわけですね。本当は金曜日の390円を、後場から抜けば人気株としてスターの条件を満たすことになりますが、流石に418円の関門は重く、直ぐに抜くような動きは難しそうで、しばらくは玉拾いかもしれない…と、相場のイメージを変化させますが、株価により、どんどん短期の株価見通しも変化して行きますね。

板状況も人間心理に微妙な影響を与えます。何故、369円と言うかと言えば、3月6日の日に「付けろ買い」と思われる注文があったからです。値動きからみて、売り物が出ると買いが入る筋の買いの存在を感じていたからです。「付けろ買い」とは、売り物を全部買うと言う玉が欲しい注文の仕方。通常、証券マンは委託者に電話注文を取ります。あるいは注文が電話では間に合わないので、取りあえず株式部に370円以下の玉なら1000万株欲しいと伝え、株式部に買って貰ったりします。そうして玉が揃った段階でクロスを入れます。大口注文の場合は、VWAP(加重平均株価)で1000万株…と言う注文もありますね。一日を通じた平均株価で玉を揃えろと言う機関投資家からの要望です。

まぁ、色んな形がありますが…当面は370円を挟む展開になる可能性は強く、この価格帯での売り買いの綱引きになります。この水準で新規の参加者が増えるかどうか…。これは様々な条件が揃わないとなりません。日銀の追加緩和なども、その有力な支援材料になります。今の所、安倍政権の成長戦略にも、東京の容積率の緩和などが盛り込まれる予定であり、政策支援も期待できます。更にリートの拡大解釈が実行されます。介護施設の増設には莫大な資金が必要ですが、その為にリートを使って資金を集めようとしています。安定利回りが期待される介護の世界なので、リートは有効な活用方法で、ケネディクスはこの分野でもリートの発行を計画していますね。なにも政府の金で、世の中が全て動いている訳でなく、PFIにより民間資本が有効に活用される仕組みを作ることが、知恵で出来ますね。東京駅の空中権と同じ発想です。

その様な時代的な要請が背景にあるから、ケネディクスは4000円の器だと述べているのです。多くの人は三菱地所や三井不動などの方が。ケネディクスより格は上で、一流と思っているでしょうが、経済的環境の変化で、その評価は変わります。確かに米国債は世界からの信望は厚くAAA格です。しかし儲けと言う変化率と言う観点で、尺度をはかると条件が整うなら、イタリア国債が米国債を遙かに上回る、期間保有利回りをあげる事が出来ます。それが一昨年、起ったわけです。ギリシャ発の欧州危機に揺れたイタリアやスペインの国債は、ジャンク債だったわけですね。カタルは今の日本の不動産が、その時期に相当しているとの仮説を立てて、相場に臨んでいる訳です。

なにより全体の経済活動が、地に足を付け動く為には、固定資本の劣化は防がねばなりません。そうしないと企業が保有している現金資産は、投資になかなか向きませんね。今は「流動性の罠」から抜け出し、新しい投資、スマートコミュニティーの創設に、邁進しなくてはならない時期なのですね。その為に地価が右肩上がりで、上がることは必要条件なのです。失敗しても投資した土地が直ぐに売却できなくては意味がありません。地価を上げ続けるのが、市場経済の基本です。賃金もそうですね。

宮澤元首相が年収の5倍で家が買えるように…と、土地税制を雁字搦めに課税強化し、銀行融資を引き締めたから、地価が下がりバブルが崩壊したのです。ソフトランディングさせることが必要だったのです。今の中国は、確かに固定資本投資の水準が高く異常ですが…地価を下げようとする発想はなく、賃金を上げようとしています。あとは時間が解決します。シャドーバンキング問題から、市場金利の導入と…市場経済化が透明化している最中の話ですね。日経新聞は、あまり中国のバブルを煽らない方が良いのです。メディアは極端な事例ばかり報道します。中国人の多くは、家を買う場合、頭金を多く積み融資を受けますが、多くは融資ではなく現金取引の比重が、日本よりずっと高いですね。日本のように頭金がゼロなどと言う事例は、ない筈です。地方政府の焦げ付きは多いと思われますが、今、中央政府は必死になって改善している最中です。バブル当時、バブルを煽る報道を繰り返した日経新聞に、どれだけの正義の自覚があるのでしょう。日本より、ずっと優秀な政治家が多い中国です。大丈夫でしょう。

あらら…のんきに解説していたら、ケネディクスは368円が入りましたね。果たして下に行くかどうか…。カタルは下がないとイメージしていますが…実際はどうでしょう。ジョージ・ソロスも述べていますが、所詮、市場は仮説を検証する場なのです。歪んだ未来予測と現実との間の相互関係を「再帰性」と、彼は表現していましたね。昔、彼の著書を読んだ時は、チンプンカンプンで何を言いたいのか、サッパリ分かりませんでしたが、今なら、ある程度は理解できるかもしれないから、久しぶりに勉強をしてみようかな?

まぁ、馬鹿は、馬鹿なりに…どうやったら、一流の世界に近づけるか…努力を続けるわけです。所詮、誰も未来図は見えないのです。あるのは、現実の手がかりだけで、それをどう解釈するかの問題です。ローソンのような賃上げの現実が、横に広がれば、日本株への外人評価も戻り、アベマゲドンからアベノミクスに、また変化するのでしょう。要するに政策の選択次第で、株価予想もコロコロと変化するわけです。頑張れよ!

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2014年03月07日

03/07

かたる:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF )への期待感が市場に高まっているようですが…国債依存のスタンスが大きく変わる筈はありませんね。物価連動債やリートへの投資は若干増えるかも知れませんが、株式投資はどの程度増えるかどうか…。当然、彼らが運用するとすれば、配当利回りの概念が優先され、商社株などが対象になるでしょう。物産は自社株買いを実施し、この時間間隔は重要で、他社が追随するかどうか…。基本的に商社は、非常に豊かな財務状況です。保守的な運用を強いられる年金生活者の人は、当然、利回りが低下したリートより、商社株の方が、妙味はあると考えていますが、詳しく調べたこともありませんね。何しろ、ハイリスク派のカタル君ですからね。時代の流れを分析する事に主眼を置き、銘柄選別や研究は、あまりしたことがありませんね。でも時々、興味をそそられると…四季報を開きます。

例えば、昨日は日経新聞の記事から「ウェルネット」(2428)の内容を観ました。この手の会社は、好きですね。カタル銘柄の候補になります。このような記事は、一時的に株価を押し上げますが…多くは、長く動きが続きません。何故なら、仕掛け人が存在してないケースが多いからです。新薬の認可などもそうですね。カタル銘柄に採用した「J・TEC」の切っ掛けは、膝関節治療軟骨(ジャック)の認可です。2012年7月27日に取得しました。これを受け株価は、一時、急騰して10万円台になりましたが、その後、相場が軟調なこともあり、上がった株価を維持できませんでした。カタルはこれを待ち、秋に7万円台で推奨を開始しましたね。その後、相場が良くなり期待感もあり、株価が10倍以上になりました。887千円ですから…推奨したカタル自信も驚きます。しかし、やはり現在、株価は下がってきましたね。しかし先月、富士フィルムへのワラント発行決議もあり、更に決め手は、日経産業新聞のものづくり大賞を紹介した新聞記事の中で、本当かどうか…非常に怪しいのですが、市場規模が数百億円と…なっていましたね。どうも信じられない数字ですが…。現在、カタルは調べている最中ですが、非常に興味がある為に、先月、この記事を根拠に再推奨を開始しました。でもこの記事は怪しく…カタルが新聞記事に騙された過去の逸話を交え、レポートに書きました。でも、もしこの予測が正しいなら…間違いなく値嵩株です。まぁ、007の村田の量産効果期待と、同じ意味を持ちますね。両社とも赤字の会社ですよ。

日本通信もかなり上がってきましたが、回線使用料を半額にすると報道した日経新聞を見てカタルは興味を持ちました。そうして推奨と言う訳ではありませんが、時々、レポートで紹介しています。たくさんありますよ。過小資本故、安い時にあまり書かずにいたジャコムなど…も、だからカタルのレポートで、新しい銘柄を紹介した時は…何故、カタルがその銘柄をレポートに取り上げたか? その背景を考えてみると良いと思います。興味を持ったからと言って、証券マン時代のように、すべて買っている訳ではありません。何しろ弱小資本の投資家ですからね。カタルの信念は、基本的に銘柄など1つで良いと思っています。確実に株価の動きが分かるなら…そういう事ですね。

ケネディクスの動きを実況解説をしたのは、3月3日のひな祭りの時でした。予想としては3点底の分岐点になるかもしれないと思ったからです。しかしまだ確認が取れていませんね。チャート上は418円を抜けないと駄目なのです。でもあの日の333円だったと思いますが…その攻防の様子、更には3月5日の369円の動きなども、追加でレポートしました。所詮、推測に過ぎません。昨日は、なんと「7308」と言う数字でしたね。この数字は初めての現象です。昨日のレポートにヒントがあります。まぁケネディクスは、毎度、登場させているから、詳しい背景や推測は、またの機会にしましょう。

実は、昨日の007は奇妙でしたね。それでIRを覗いたら…QBの追加のアナウンスが提示されていました。この材料は非常に重要ですね。既に会社側は1―3月期には計上できずに「期ズレ」すると発表していますから…、4―6月期、つまり1Qに数字が計上されるのでしょう。そんな事は当たり前だ、今更なんだ…と言われるでしょうが、カタルは最近の007の発表の信憑性に、疑問も感じていたので…改めての新製品への発表は、業績の更なる悪化を防ぐ、重要な要素ですね。これでV字回復の可能性が高まってきました。もともと、あの日(2月13日)の出来高は、異常な水準で…ストップ安は当然と思われていましたが…誰かが玉を拾っていたようにも感じていたわけです。しかし…その後、継続的な買いは感じられず、違っていたかな?…とも思いましたが、今期は表面化してない村田の…あの量産効果、あるいは、昨秋の9つもの共同ブース展示の思惑は、依然、残っている訳です。

時代性から見て、市場でスター株の評価を得るのは間違いないと思っていますが…肝心な裏付けが取れなくては…なかなか冒険をして上値を買い進むわけに行きません。でも3月5日の発表は、最悪も念頭に入れていただけに…ホッとしており、本日は再び少しですが買ってみました。果たして、今度こそ、このボックスが本当の下値形成となるかどうか…。5日の発表は、カタルの背中を押すのに…十分な発表だったわけです。IVIへの期待は、基本的に進行形ですね。自走式などの技術開発には時間が掛かりますが…、カーナビとの一体化は進みますからね。株価が半値になったことにより、かなりリスクは軽減されました。この銘柄もケネディクス同様に、チャートは下降波動を形成しており、未だに下値の確認は、できていません。でも僕のような信者と言うか、馬鹿が、相場の切っ掛けを作り、新しい時代を形成していくわけです。全体のリスク許容度が増す事も、この株にとっては重要です。全体の株価が上がると、冒険をする人は増えますからね。完全に付和雷同組は消え去り…骨っぽい人が連中だけが残る訳です。条件としては最低1290円をクリアし、1619円を抜くと…裏付けの条件が整ったとみるべきでしょう。期待感だけの相場が本当は一番、面白いのですが…所詮、参加者は限られます。

昨日の全体相場は、やはり強かったですね。日銀は及第点と言うか…赤点の再試験のような評価でしょう。TPPは落第です。しかし春闘のトヨタはハズレとは言え…日産は合格しており、インパクトは弱いですが、外人の目が変わりますね。彼らにしてみれば…日本人の横並び意識は、きっと信じられない光景なのでしょう。株が上がるためには、個別株要因と市場全体の外部要因の二つの条件をクリアしなくてはなりません。どんなボロ株も外部要因の改善だけで、株価はどんどん上がるものなのです。この事は1985年からのバブルで経験済みです。個別株要因も非常に大切ですが…やはり日本株は、数々の政治の選択の失敗を繰り返しており、いい加減に呆れていますからね。

千葉の事件のように「社会に復讐」などと…いう輩も出ている訳です。世相は政治の選択により決まり、株価水準も同じなのです。希望溢れる社会を、どうやったら形成できるか…実は簡単なんです。その一歩は信用創造の復活であり、スマートコミュニティーの進展が、新しい時代を築いていくのです。東京駅の空中権の売却など…沢山のアイディアは眠っています。お昼からのケネディクスの動きに期待します。まぁ、今日は陰線でも良いですが…ここ数日は、非常に重要な場面です。今日はヒントを一つ掲げておきましょう。場の板状況で、オーバーの株数変化を見ておくのも、一つのヒントになりますね。ずっとケネディクスは、このような場面になると…多い時は600万株程度、少ない時でも450万株程度の売り板がありました。現在は売り板が345万で、買い板は207万です。需給関係を見る一つのバロメーターでもあります。まぁ、こんなテクニカルは、ディーラーでもないし関係ないけれど…。基本は難しい場面を避け、確実に、流れが決定してからの参戦でも良いのでしょう。

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2014年03月06日

03/06

かたる:日産自動車のゴーンは満額回答を打ち出し、流石、一流領域の経営者なのでしょう。もともとゴーンは早くからグローバル展開をしています。日産自働車は1998年の10月に290円を付けており、内外価格差の是正と構造改革に苦しんでしました。とうとう日本では買い手は見当たらず…格下のルノーに買収されます。その時に送り込まれてきたのがゴーンですね。ゴーンは構造改革に手を付けリストラを強要し、海外移転を進め、グローバル化では、日本で一番の自動車会社でしょう。昨日だったか…日経新聞にロシア関連企業の株価が下げていると…日産自動車も入っていましたが、むしろカタルの印象では三菱自動車が、一番打撃を受けるとの印象を抱いています。如何にも恣意的なリストだな…と思い読んでいました。日産は先進的にグローバル展開を図っている会社です。

しかしこの所、ホンダは影を薄めていますね。昔は米国市場と言えばホンダが一番でしたが…今回はスバルでしたね。さらに中国進出は日本で一番だったのに…今では日産の後塵に拝しています。マツダに伸びる素地が中国展開で出てきましたが…ホンダの経営者は、最近、影が薄いですね。今日は自動車株の解説ではなく、日産の満額回答の話です。流石、ゴーンと述べたのは…彼はいち早くタイに生産基地を移転し逆輸入を開始しています。このような積み重ねがあり、貿易赤字になっているのです。何も原発停止だけではありませんね。その為に大切な部品工場が海外展開し、自動車の主要部品の輸入が増える有様です。2009年から2010年の動きですね。この時期にカタルは、日本と海外の内外価格差が解消されたと考えています。プラザ合意の1985年と同じように、2010年は10月に日銀の包括的金融政策の開始もあり、日本にとって注目すべき分岐点なのでしょう。

話しが逸れそうだね。此処を少し解説したかったのですが…又にしましょう。本当はトヨタが満額回答をする…と考えていました。何しろピンクのクラウンだから…、でも名古屋人気質の方が勝ったのかな? 基本的に日本は既に労働力不足でブラック企業問題など…まだ存在しますが、変化を開始したとみています。カタルがよく引き合いに出す介護に、建設は既に人材不足、さらにスタバを見ても分かるように、サービスも人手不足の状況ですね。まだ非常に弱いので…多くの人は変化を実感できないのでしょう。1985年と同じように、2010年は歴史的な分岐点だと考えています。つまり目先判断が優れている経営者は、今回は満額回答するのですね。トヨタの従業員は、日産の後塵に拝する今日の日経新聞を見て、どう思うでしょう。日産は長年、労働者に負担を強いていたので…当然と言えば、当然なのですが…この時期に満額回答は、外人の評価を変えますね。トヨタではなく日産か…。おそらくアベマゲドンリスクに脅えた外人も、投資姿勢が変化します。

カタルは今回の見所を、早くから日銀の追加緩和と春闘にあると述べています。加えてTPPにも期待しましたが、此方は駄目でしたね。この事は分かり辛いけれど、非常に重要なのですね。よく勉強されている方は、カタルが何を述べているか…ご理解いただけると思います。名目と実質GDPは弱いですが正常化され、希望が生まれる現象なのですね。本来は名目が、実質を上回るのですね。この現象が続くと信用創造が加速され、不動産価格は上昇を続けます。52週線を維持できなかったケネディクスは、日本の分岐点を示す象徴的な会社です。多くの読者は非常に短絡的ですね。株価の値動きだけで判断し、自分の考えが振り回されます。カタルは背景に流れている時代を解説しています。全てのデータが裏付けられて動いている訳ですね。この所、3日間連続陽線のケネディクスですが、今日はどうでしょう。

昨日の369円の攻防は、非常に面白かったですね。おそらく新規の参加者だと思いますが、どの程度の技量か…。昨日は1回あたりの注文数が多かったですね。6578株でした。昨年3月13日よりデータを付けているのですが、これまでの平均は3797株なのです。この意味は明らかに、新規筋の参加を指摘しています。でもカタル君はサマーラリーを期待し、500円割れから二度目の参加をしている訳ですが…、結果は散々です。昨年5月の調整から金融相場の銘柄より、業績相場の銘柄が優先されましたからね。

1300兆円の逆襲で、金子さんの無念を晴らす怨念相場です。数々の間違った政策選択を繰り返してきたから、現在の日本の「ていたらく」はあります。カタルはザインエレクに燃えた時期がありました。でも結果は、NECの条件闘争でしたね。そうです。エルピーダの条件闘争を、成田のように永遠と繰り返したのです。台湾の半導体ファンドリーのTSMCの設立の時に、世界は変化していたのです。JAの萬歳さんを引き合いに出しますが…多くの日本人は、官僚の折衷案政策に慣れ親しみ、未だに自立できないのですね。ゴーンと豊田さんの違いを見るようです。

カタルのレポートに流れている文中の意図を、みなさんは汲んでくださいね。光通信などの成功事例…、最近では富士通に、日本通信は今日も高いですね。間もなく注目されるミクシィも17日以降…いや値決めは11日ですね。それからスタートするかもしれません。僕には3匹目のドジョウは…考え辛いのですが、何しろ辣腕の新興勢力が参加しているようですからね。兎に角、ソコソコの銘柄は、あまり興味がないのです。やはり10倍以上に育つ可能性がないとハイリスクを犯す気持ちにもなりません。だから株価が下がってもピカ一評価のケネディクスと007に魅了され続けるわけです。株価が下げても企業の方向性が正しければ…、時代にその方向性があっていれば…いつまでもカタル銘柄で、最近、二度目の推奨を開始したJ・TECのように…カタルは株価の上下に関係なく追い求めるでしょう。

でもね。今は非常に難しいのです。日銀の追加緩和は明らかに力不足だし…春闘もトヨタなど一流は、日本的な妥協点を探っている印象です。本当はトヨタの満額回答声明を期待していました。日産では力不足ですからね。そうして日立と続けば…外人は日本を再評価し、ファンドは再び、続々と参加した筈です。どれも及第点止まりの印象だから…ね。決まっている消費税引き上げの影響を、未だに心配するのでしょう。難しいから、今年は相場が、後半であり8月以降だろうと述べています。場合によれば、さらに遅れ11月もあり得ますね。でも此処が一つのチャンスかもしれません。この後の進展で、一度、高値近くまで戻す事が出来るかも…とも考えているから、また懲りずに、買っている訳です。

星光PMCにクルーズ、マイクロニクスなどでは、前回のエナリス、アドウェイズ、コロプラの新興御三家の二の舞です。日本通信は政策支援がありますが…所詮はソコソコ銘柄なのですね。天井が高いピカ一銘柄を主軸に据えて取り組めば良いと思うのですが…、なかなか市場のコンセンサスが得られませんね。決まっているのです。基本は…ね。007は個別株要因で少し待たされていますが…ケネディクスは何ら問題ありませんね。でも、もしカタルの考えが正しいなら…52週線を大きく割れない筈ですね。それにも拘らず、現実は割れて下げたのです。此処にもカタルの判断ミスがあった可能性があります。それは、まだ含み損失が若干ありましたからね。時間軸が右に少しずれたのは、その影響なのでしょう。しかし今期は一掃され、もう利益が隠せなくなりますね。今までは利益をマイナスに調整していました。今日も後場から人気を独占し…はやく市場から、一番人気のスター株の勲章を受け取って欲しいと願っています。目先筋のコバンザメも、相場のドレシングには必要条件の一つなのですね。さて目先を見る機敏な小手川君たちには、時代観の相場観を会得して欲しいものです。日本からもバフェット級の投資家が誕生して、初めて、日本の市場経済化が進むのでしょう。このレポートが、その礎になれば嬉しい限りです。

皆さんは418円の壁を抜けてからの参戦で…充分に間に合います。何も難しい場面に参加しなくても良いのでしょう。この忠告は前回の619円の時にも述べていました。結局、あの壁を破る勢力は現れず、新規の参加者を募る為に200円もボックスが変化しましたね。天下分け目の関ヶ原の戦いですが…勝ち組に乗るのが鉄則ですからね。でも資金力がある人は、株価が下がればチャンスです。ドル平均法で買い続ければいいのです。ただし大切なことは株価より時間推移ですよ。ドル平均法の応用は何も株価だけではないのですね。大切なのは時間なのですね。何れ解説しましょう。それではまた明日。頑張れ!カタル銘柄。

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2014年03月05日

03/05

かたる:プーチン大統領の侵略拡大否定発言で米国株は大幅高し、いきなり新高値に躍り出ています。ただ昨日の夕刊のようにJPモルガンの住宅金融部門縮小は、相場には織り込んでいませんね。現状の景気動向は寒波による影響と言う解釈です。しかし昨日の日経夕刊のラウンドアップ「試される米国市場の実力」と言うコラムのように、確認作業は絶対に必要なのです。既に車の販売台数も正常化に戻り、金融危機の特需効果は消えていくでしょう。この夕刊のコラムは必要な知識でしょう。JPモルガンが、何しろリストラをしている訳です。

しかし同時に、カタルは米国のナスダック市場は新高値を更新しておらず…この高値更新に関心を示しているのです。ユビキタス社会の到来である革新的な時代変化を見ているためですね。産業革命を大きく超える時代変化ですね。押井監督のSFの世界の到来です。娯楽も脳神経を刺激する時代になるでしょうし、サイボーグが当たり前の時代になると考えています。今は黎明期です。スーパーコンピュータの活用がようやく始まり、試行錯誤の実験から解放され、様々なシミュレーションをコンピュータ上で行う時代到来が、時間の流れを飛躍的に高めます。臨床試験も何れコンピュータ上で行うようになるでしょう。故にナスダック市場の新高値更新が、その扉に当たると考えています。2000年のITバブルは正しい選択だったのでしょう。通常、株の世界では、理想買いを演じ、その後、時代の変化で調整過程を経ますが、その理想買いは人間の夢であり、必ずや実現されるものです。だから株の世界では、常に理想と現実の二つの相場があります。そうです、金融相場と業績相場ですね。

カタルが007のような会社を好む理由は、この辺りに発想の源があります。政策に信頼感があれば、日本株も米国株のように直ぐに新高値を更新します。それは政策が市場の要求の沿って行われるからですね。ところが日本は村論理がこの行動を邪魔しています。JAの萬歳さんのような既得権益を食い物にしている人が大勢いるからです。通常、日本の農業がここまで衰退するなら、経営トップは交代になりますね。政策官僚は理想を持っていますが、法案を通すために妥協点の折衝を重ねます。対立がなかなか表面化せずに、水面下で駆け引きが行われていたわけです。インターネットの発展で、アラブの春のような状況は、日本でも起りはじめています。「日本維新の会」の誕生は、ある意味で必然的に生まれたのでしょう。

でも日本の過去にも意見対立はあったのです。原子力関連施設の受け入れ是非を巡り、青森県の六ヶ所村では、村を二分する深刻な選挙対立が起っていました。僅か1万人余りの村では、村民同志がスパイ活動を強いられる意見対立です。現在でもこの対立は続いていますが、僅か1万人の村に、関連施設の税収は60億円と言われますから…一人あたり60万円が毎年入る訳ですね。豊かな村なのです。昨日、NHKのクローズアップ現代で自然エネルギーが普及しない理由の特集をしていました。送電網の問題も大きく、超電導線と言う実験段階から実用化に移行できない技術はありますが…現実的ではありませんね。カタルは、東京にの地下に小型原発を沢山、作れば良いと思っています。そうすれば送電ロスなどの問題もなくなり、仮に事故になっても地下で小型なら、影響は少ないと思われますからね。何故、柏崎刈羽に原発を造り、わざわざ東京まで運ぶのか…。あまりお利口さんのシステムとは言えないと思います。核のゴミ問題も時代変化で、どうなるか分からないとカタルは思っています。

株式投資をしていると…色んなことを考えますね。先日の東京駅の空中権である容積率を売買すると、無から皆がハッピーになる方策が生まれるわけです。信用創造は、皆がハッピーになる考え方ですね。土地がお金に変わるのです。わが国の低迷は金融機能を蔑んだ事が、原因の主な部分だと考えています。「悪銭身に付かず」とか「手に汗する金」とか…如何にものづくりで得たお金が正当で…株の売買で儲けたお金が悪銭か…問うているようですが、実際はどうでしょう。地価の値下がりや株の値下がり損失を埋める為に、大量の人材は首を切られています。シャープの減損問題を考えると、よく仕組みが分かりますね。金融庁はシャープの稼働率が落ちたから、工場の建設費は不良債権だと認定し、銀行に減損処理を迫ります。これは政策とは違いますね。(実際は予想されただけで減損処理は強いられていません。)東京駅の空中権の売却で、皆がハッピーな現象を実行することが政策なのです。三菱UFJ銀行は、どう考えても論理株価は4ケタを超える筈です。それにも拘らず、何故、何年も低迷しているのでしょう。おかしいですね。他国は、みんな金融機能を駆使し経済成長しているのです。

カタルは論理的に日本の矛盾を語っています。故にケネディクスが、007が上がると思っている訳です。何故なら、必ず、必要な政策は実行されると信じているからですね。株式市場は未来の姿です。誰にでもその未来が見えるわけではありません。みんな分からないのですね。それは現在の選択により、未来が変わるからでしょう。安倍政権は久しぶりのまともな政治家のようにも感じています。本当はお坊ちゃんだし…前回もストレスからか…失敗しているので、悲観的な目で就任当時は見ていました。でも僕なら、靖国参拝はしなかっただろうと考えますが、敢えて批判を恐れず実行した行動力は…ひょっとしたら…と、期待感を抱かせる行動なのですね。事の善し悪しではなく、彼の行動力はなかなかだと思っているのです。

今日はトヨタの春闘の話が載っていますね。常識的な線のようです。あの坊ちゃんは…冒険はしないんだね。ピンクのクラウンだから、もっと野心的かとも考えていましたが…。これで外人投資家の信頼が戻るかどうか…難しい判断ですね。でもチャートは悪くもないのです。僕には、やはりケネディクスの株価が「キー」を握っているように感じます。皆さんはどうでしょう。昨日も信用買いが増えましたね。トホホ…。人気の高さゆえですが…。参戦する新たな勢力が増えるかどうか…。株価は4割程度下げましたからね。ステート・ストリートに続く、海外年金ファンドが、どの程度参加するかが焦点でしょう。野村のキャラバン隊も力がないですね。きっと優秀なセールスが居ないのでしょう。所詮、多くのお客様は素人ですね。機関投資家と言っても素人です。カタルが野村の部長なら1000億円程度、引っ張れますけれど…。昔は一筆書くような野武士が、証券界には大勢いました。首を覚悟でセールスをするわけですね。流石に、やくざ相手は駄目ですが…。何しろ命のやり取りになるからね。彼らはなかなか強者です。信長のようなものなのでしょう。昔の野村には、東急電鉄を仕掛ける強者が居たのですね。それもやくざ相手に…役員と言うのは、それくらいの器だったのです。今は小粒になりました。

昨日の相場は東急不動産が人気でしたね。三菱倉庫に住友不動と…人気は含み資産銘柄でした。おそらく日経ヴェリタス(日経金融)の影響でしょう。「地価の夜明け」脱デフレへ 6年ぶりの反転の足音…と特集を組んでいました。最近の話題は目黒の雅叙園とか…もともと1000億規模の物件など、都内には多くないのです。カタルは様々な不動産金融の仕組みを解説しています。メザニンローンと言うのは、その一つですね。金融レバレッジの開発です。最初に20%程度、主体ファンドが現金のエクイティーを用意します。1000億円の物件なら200億円です。でも地価の値下がりがあると、簡単に2割程度は飛ぶので…銀行は融資に、二の足を踏みますね。

だからもう一つの保険を付けます。更にメザニンローンで2割付けると、4割の値下がりでも元本割れはないので、銀行は通常の融資(シニアローン)に応じるようになります。メザニンは、不動産の値下がりに対し、最初に2割が飛んだら…後の値下がりの損失を被る仕組みなので、リスクがある為に金利が高いのですね。通常の不動産融資が2%とすれば、8%程度を求めるかもしれません。(金利水準は専門家ではない為に分かりません。)つまり最初の200億円他に、追加の金利負担は加わりますが大きな投資が出来ますね。それでも物件から上がる収益が、確実に6%に回るなら…採算は合うでしょう。残り600億円は2%の金利ですから、合計で…と計算するわけですね。色んなファンドが組成されます。地方は10%程度に回るのでしょう。その代り流動性リスクが存在します。売りたくても売れない…、都会より現金化するときに難しいからですね。これらを交ぜて私募債を作り、ケネディクスは私募ファンドとして売ります。その他にビルの管理料などが入るのですよ。これは安定収益です。今度、この私募ファンドを買った投資家が、何らかの都合で現金が必要な時に、ケネディクスはまた仲介します。またフィーが転がり込みます。

カタルが注目するのは、実は、こんな事ではないのです。歴史的に見て30年近くも下落を続けた日本の土地価格は、異常な安値にあると考えているのです。行き過ぎたデフレ状態はいずれ修正されると…。1300兆円も下落したので…戻っても良いですね。時間の経過があります。7%なら10年に2倍ですよ。既に1989年から25年ですね。日本人はイワシ民族です。一斉に動きますよ。だから4000円目標を唱え、場合によれば1万円と述べています。地価グラフやマネタリベースのグラフと数字を持って、アラブの王様にセールスすれば、1000億や2000億は、必ず引っ張れます。野村の役員も小粒になったものです。本来は安倍さんと同じで、社長がトップセールスすべきですね。社員に模範を示さねばなりません。率先垂範です。自分が10億、100億と売れないのに…部下に強要は出来ませんよ。

東京駅の空中権売却の話を…もっと世界に発信しても良いですね。この発想こそPFIの先端事例でしょう。第二、第三の成功事例を示せば、世界のお金は日本に集まります。300円台のケネディクスが、おいしそうに見えてきませんか? 何しろ日本で一番、Bグレードのジャンク不動産を抱えている会社なのです。政策次第で大化け銘柄に変身しますね。ただし、条件が整わなければ…カタルの予想も眉唾に終わります。こんな事は常識ですよ。投資は自分で…自分の考えで判断するものなのですね。日本人のレベルは本当に付和雷同のイワシ民族だから…困ったものです。こんな注釈など必要ないと思いますが…早く自立して下さいね。日本通信も強いですね。でも所詮は仕掛け人の力量だからね。安全を求める人は三菱UFJで良いのです。配当利回りでも充分でしょう。それではまた明日。

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2014年03月04日

03/04

かたる:昨日は相場の実況中継を交えレポートを書きました。毎日、相場の動きを観ながらレポートを書いている訳ですが…昨日は「ポイント」だったのですね。俗にいう変化日と言う分岐点なのかもしれません。今の市場はFRBの金融緩和縮小により、新興国からの資金の引上げにより経済成長率が鈍ると言うものです。この考え方はある意味で正しいけれど…同時に間違っています。FRBの信用補完は民間企業が傷ついたので、その民間金融の不足分を補ったのですね。代表事例はGSの株価を見れば分かります。金融危機前の株価を回復しJPモルガンもそうですね。しかしシティーをはじめとする2流は株価が戻っていません。その様子をこの休みに調べたのでグラフとして提示して置きます。

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何故、カタルがGSE(フレディーマックやファニーメイ)の動向を採り上げて時々伝えているかと言えば…このGSEの動向が日本の「りそな」の存在なのです。日本の大和銀行は不幸にも不良債権の処理の最中拾い手のない銀行の受け皿にもなっていましたが、何故、1989年に発生したバブルの後処理をまだ完了できないのでしょう。おかしいですね。理由は明らかです。資産価格の劣化ですね。カタルが問題にしている不動産価格や株価の著しい棄損が原因の一つでしょう。本日の日経新聞の5面に生保6社の団体年金利回りの改善の話が載っています。デフレ環境とインフレ環境の違いですね。今まではこの逆でその損失を埋める為に大手企業はリストラを強要された一面もあります。ビクターとシャープは株式の持ち合いをしていました。両者とも多額の株式評価損を計上しましたね。

土地資産も同じですね。株式の時価総額は土地に比べれば僅かです。昨日の東証一部時価総額は428兆円ですね。しかし土地はこの失われた時代で1300兆円も飛ばしたのです。毎年、52兆円ものお金を失い続けたのですね。GDPの10%以上ですよ。如何に馬鹿な政策を実行して来たか分かりますね。不良債権があるとか…採算利回りに合わないとか…世界から見て日本の地価は高いとか…いずれも失われた時代において解消したのに…金融庁はダヴィンチを上場廃止に追い込んだのです。一時的な地価の下落のために…もともと地価など一部の取引が公示価格などになっているのです。価格は在ってないようなものです。論理的に借金が返せる利回りで投資された地価なのに減損会計を強要したのです。これが失われた時代が長引いている実態の一つです。その為にお金が動かない流動性の罠に陥ったのですね。不理屈な規制を強要するから、恐くて投資も出来なかったのです。企業の内部留保、現預金残は異常に膨らみました。

あれれ…冒頭の話しからそれましたね。FRBの話しでした。つまりGSEの政府の投資が回収されたという事はGSEを民営化すべきですね。民主党がどういう判断をするか分かりませんが、共和党なら間違いなく小さな政府を求め民営化します。市場に委ねるわけですね。政府の役割は終えたのです。日本は一時的に生まれた組織が未来永劫続きます。肥大化するので効率が落ちるのですね。その為に既得権益が発生し農協組織のような役割を終えて機能しない団体がいつまでも居るわけです。おかしいね。栄えない農業を支持する団体など…邪魔ものです。政策の選択でいくらでも日本は正しい成長が出来るでしょうが…間もなく時間切れになります。

月曜日の16面の日経新聞に初の家計貯蓄率マイナスに…の記事が載っています。わが国の政府部門の借金は家計の1600兆円に支えられています。その家計の預金は団塊の世代の退職を迎え減り続けますから…早急に正常化へ舵を切らねばなりませんね。流石の官僚も馬鹿ではないでしょうから…政策転換は仕方なしに起ります。先日、知り合いのキャリア官僚が本省を離れる時に都内の高級マンションを…と言っても1億前後ですが…を買いました。都内では既に優良物件で5%を超えるものはないと思いますが、地方ならゴロゴロしているでしょう。ようやく先行組が地方にも投資を始めたところでしょう。おそらく10%程度をみているのでしょう。ケネディクスは私募ファンドを得意にしています。都内の物件と地方の物件を合わせて抱き合わせ販売し、フィーを稼ぐのでしょう。来年、国際不動産見本市が開かれる意義は非常に大きいですね。ドイツ銀行のレポートなど読んでいる人は少ないのです。カナダが世界で割高なのですが…規制がないのですね。参入しやすいからです。世界にはたくさんのお金が眠っています。だからその投資資金を日本で受け入れスマートコミュニティーを世界に先駆けて完成させればいいのです。少子高齢化はロボットやITSを使った効率化社会などの促進で競争に勝てるでしょう。日本物流網はもっと進化する筈です。アマゾンを利用されている方はお分かり頂けるでしょう。即日配達の時代なのです。

先ほどのFRBの話ですね。要するに民間金融が育ってきたので、政府の保護は必要なくなるのですね。確かにFRBは金融緩和の縮小をしますが…民間企業がリスクを取れるようになっているのです。米国債の金利は上がる筈ですね。日本は未だに日銀頼み…。この原因は金融庁と日銀が喧嘩をしているからですね。正当な…論理的な貸付なら許されるはずですね。目先、赤字が続いても…です。赤字だから引き当てをしろと言う論理は何処かおかしいのです。投資の世界でもそうですよ。例えば007の赤字やJ・TECの赤字など…。どうして素人は脅えるのか分かりませんね。ベンチャー企業にはよくある現象ですね。だからハイリスクなのです。でもその代り予想通りに行けばハイリターンです。まぁ、予想通りに行かないことは良くあります。カタルなど何度も騙されていますからね。

でも論理的な裏付けがあれば…株価が下がっても怖くはありません。むしろチャンスに見えてくるのです。だからカタル君は現役時代、買い続けました。今でもそうですが…今日も買いを入れたが指値が厳しかったね。333円じゃ…買えなかった様です。今の所は…。まぁ、所詮ムードで売り買いする付和雷同組は多く株価などあってないようなものですが…。昨日は一つのポイントだから板状況などを含め解説したわけです。みんな政策次第なのですよ。日本通信は総務省が応援する企業ですね。ピカ一銘柄には程遠いのですが…ソコソコ人気になるでしょう。政策絡みの応援は効くはずですね。

最後にJVCケンウッドのチャートと信用買い残の推移を見てもらいましょうか…。逆相関になっていますね。こうなると「しめたもの」なのですが…現状は未だに期待感が強く買い残はなかなか減りませんね。トホホ…どんな形になるやら。

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2014年03月03日

03/03

かたる:ウクライナ情勢から全般安が続いているようですが…今日はポイントの日かも知れませんね。何故、そのように考えるかと言えば、消費税の引き上げに揺れアベノミクスの真価が判断されるからです。そうして、決算上は8月にならないと、この業績数字の裏付けは取れませんが、現実の心理上の壁はこの3月です。もっとも日本株を買いにくい場面が今日だからです。故の本日の株価動向は非常に重要で、個別株も相場を良く観ておかないとなりません。

2月4日に難のない銘柄は底値を付け反発したものと判断しています。何らかの欠陥を抱えた銘柄は、その後の2月17日に、再び4日の安値を割っています。そうしておそらく今日が、3点底の見極め場面のようなイメージをカタルは抱いています。先ほどケネディクスは333円で50万株のやり取りがありました。見せ玉と言うか…短期筋の応酬場面ですね。カタルは日本株浮上の決定要因の一つとして、重要なポイントが土地資産価格の動向だと述べています。大企業を中心にリストラの嵐が吹き荒れましたが…基本は土地金融資本経済の崩壊からの弊害ですね。昔は土地が担保になり有効な資金調達手段でした。何処の銀行に行っても、担保の土地があれば融資が実行されました。今は違いますね。担保の土地など何の役にも立ちません。特に地方経済においてはそうです。世界競争に於いて日本は片肺飛行しているようなものです。

土曜日に米国株の動向からみて過度の悲観論が訂正されるのではないかと推測しています。まだトヨタの賃上げ表面はありませんが18日に日銀のスタンスは確認されました。実に1年以上でしょうか…木内さん発言から揺れた市場が18日の態度表明で修正されましたね。未だに市場は疑心暗鬼だから…相場は揺れていますが、やはりあの表明は不足とは言え、一定の効果があったものと思われます。あとはトヨタですが…あまり期待していませんが、日本の横並び意識はそれなりに外国人投資家の評価を得ることでしょう。ただサプライズではないので緩やかな上昇と思われます。今しがたケネディクスに90万株の見せ玉が340円で出ましたね。ハハハ…ここが相場の面白いところです。案の定、原稿を書いている最中に333円から切り上がり先ほど342円まであり、落ちたのでこの関門に見せ玉を入れました。このような玉を買う勢力がいれば自然に場の空気は変化して行きます。

さて調整過程の代表事例としてカタル銘柄のJVCケンウッドが一般的な形だと先日述べました。通常は仮需が重い銘柄は必ず整理を強要されます。ケネディクスや007は代表事例ですね。007は順調に仮需の整理に向かっているようですが…何故か、ケネディクスは株価が下げても、なかなか仮需が減りません。どうしてなのでしょうね。不思議です。今再び板には340円に100万、341円にも100万の売り物が並び現在値は336円です。時間は9時35分ですね。やはり僕だけでなく、今日がポイントと多くのディーラマンが判断しているのでしょう。これは注意喚起だからディーラーは参戦できないのかな?…という事はセミプロの個人ですね。

場の実況中継を交えて解説していますが…相場にはいくつかのポイントがあります。皆さんの多くは業績が良ければ株価上がると単純に思っているかも知れませんが、演出がなければ相場になりません。ケネディクスはいろんな点でピカ一の素質を秘めています。007もそうですね。このピカ一の素質と言うのはなかなか備わってないのです。しかも条件が色々あり、必ずピカ一の素質があるからと言って相場になる訳じゃありません。様々な条件が整わないと駄目なのですね。しかもこの条件は時代の変化でコロコロと変化しますね。日銀の木内発言やウクライナへの軍事侵攻など…世の中の変数はどんどん変わっています。その度に相場観を修正しなくてはなりません。単純に業績が良いから株が上がるか?と言えばそうではないのです。だから株は難しく奥が深いのですね。

カタルが東京に出てきておそらく初めて…今回は様々な条件が整っています。大震災は自然の原理ですが、このおかげで僕らは様々な事を学んでいます。菅直人は原発の後処理で間違いだらけの選択をしました。でもあの選択があったために困難が増えたから、逆に国民の感情が引き締まったのでしょう。異次元緩和はそんな結果生まれた政策なのでしょう。JVCケンウッドのように通常は整理をしていると株価が下がり、今度は株価は上がっているのに仮需の信用買い残は減っていますね。通常はこのような現象で一つの変化ポイントを迎えます。相場になるとは言っていませんよ。一つの条件が整ったと述べているのです。この辺りの感覚はプロでなくては分からないでしょう。調整は仕方ないのです。

市場が現実と相場の歪みを正している現象ですからね。時間軸が変化しているのですね。ケネディクスのケースでは2012年11月かな? アベノミクスにより資産価格の劣化が止まると…期待感が膨らみ倒産の危機が去り、逆に期待感が膨らみ1万円から8万円に変化しましたね。今の株価では100円から800円にそうして500円で時間を待ちましたが…時間軸がずれてしまったので…仮需が重い為に株価が下げました。今はこの時間軸を見極めている段階で、何処がその妥当株価になるのか揺れ動いている訳です。おそらく300円台は鉄壁でしょう。カタルの経験則では300円、500円、800円、12000円など…株価は、何故かその水準で多くの株価が留まります。俗にいう壁と言うやつですね。

ただ現実のチャートを見ると…まだ3点底は確認できておらず、逆に下降波動は続いているように見えます。それは4日の安値を17日破って、下値を下げているからですね。もし今日の 329円が当面の安値になり、先日の2回付けた405円を上に抜くなら…このラインが下値と今度は判断されますね。このように人間の気持ちはコロコロと変わっていきます。だからカタルは先日の405円とここが下値のラインになると仮定すると下値ボックスの高値である418円を抜けてから相場に参加すれば良いと述べています。昨日の日経新聞の国際不動産見本市を官民共同で東京開催を働きかけた…と報道されていますね。これは力強い記事ですね。強烈な援軍です。いいですか…不動産価格などどうでも作れるのですよ。仮に土地資産の価格が上がれば…それだけ冒険を出来る人が増え、経済が活性化されます。兆円単位の財政出動のようなものですね。乗数効果は大きいのです。再び332円で65万株ほどの見せ玉が出ていますね。時間は9時58分です。出来高は膨らみ2397万株ですね。どうなるのでしょう。今までの安値329円を下回るかどうか…相場の質を試しているとも言えます。プロはこのような売りを用いて相場の堅さを確認します。おそらく株価位置を見極める作業と考えています。

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さて実況中継を交えたレポートはそろそろ終わりにします。007もそうですが基本的に仮需の動向は重要です。ここ数日の値動きは非常に重要なポイントです。どんな形になるかカタルも分かりません。週末に書いたレポートのようにこの時期に目先の新しいスター株が選出されます。日本通信は問題ないと思われます。ミクシィは増資の払い込みが済んでからでしょうが…、コロプラの説明会資料に、如何にTVCMが重要な役割を果たすか述べられていましたね。通常、設備投資は工場などの固定資産として残ります。しかしゲーム業界は投資と言ってもテレビCMなのですね。面白いですね。多くは儲かっているからCMを流しますがミクシィは逆に儲かってないのに…CMを流すわけです。この行動をどう判断するか? もう一つのポイントはグリーやDENA、そうしてミクシィは既得会員が居り、ある程度は伸びるのですね。「モンスターストライク」の伸び率を本物と判断するかどうか…と言う問題もあります。この辺りは意見が割れますね。

皆さんは日本株の配当利回りの事を忘れていませんか? GPIFの動向は非常に注目されています。今日の日経トップはノルウェーの話しでした。新営業年度を控え…今の時期に来期の資金配分が決定されます。つまりわが国の年金資産動向も非常に重要なカギを握っている訳です。今日の日経新聞はその事を伝えているのですね。新聞の裏を感じて欲しいのです。物産などの商社株は高値圏なのですね。伊藤忠もそうですね。そのような事実を勘案するとおそらく相場は既に前を向いているようにも感じています。果たしてどうでしょう。

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