未来かたるが語る

今日の市況

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2014年01月31日

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かたる:この所、外人投資家の売りを個人が肩代わりしています。いつもそうですね。1月に入りNISAの影響か…新たに株式投資を再開しようとしていた個人は多いようです。カタル自身も相談を受けました。でも今年は難しいですね。アベノミクスに対する評価が割れます。金融緩和第一弾からの動きは公共事業投資などと共にカンフル剤に過ぎません。期待されていた円安からの国内生産回帰の動きはアークに示されるように限定的です。その意味でキャノンが国内生産比率を10%引き上げる動きは注目されますね。今日はクラウドで注目していた富士通が高いようです。国内で総合的に力を入れている会社は「富士通」なので、ここから2003年のコマツのような存在になって行く可能性は高いですね。保守的な運用をする人は、注目して置いて下さいね。経団連の会長が製造業の東レから選ばれましたが…サービス分野に力を入れるスマート・コミュニティーへの動きが正しい筈です。遅れているJカーブ効果を説明する必要に、政策は迫られていますが…一般の人には分かり辛いのでしょう。

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日経新聞を読むとフラジャイル(fragile=脆弱)5とか、6とか言われる話が載っています。昨日の夕刊と本日の朝刊では扱いが違っており、記者の恣意的な利用の仕方が垣間見えます。新聞の行間を読むと言う作業は非常に重要ですが、ともすると読み過ぎる帰来がカタルにはあります。例えば、1月25日に日経が一面に書いた、総務省が打ち出した「スマフォ利用の促進」の記事です。一見すると正しい行動のように見えますが…ソフトバンクはスプリントの買収に、現在はITモバイルの買収も視野に入れ交渉を進めています。ひょっとすると、米国からの要請で動いた小沢さんの事件や2006年1月のライブドア事件を連想したのですが…この発想は、私だけの連想なのでしょうか? ソニーがムーディーズから投機的な格付けに下げられましたが、日本ではあまり大きく扱われていません。金融マジックを使っているソフトバンクの借金漬けは、危険とも思われますからね。しかしこの発想も、仕掛かも知れないし…。読み過ぎも、どうかな…と考えますが、市場には様々な選択肢があり、どれが実現するか分かりませんからね。常にアンテナは高く掲げておかねばなりません。

1月の新車の販売台数は、まだ発表されていませんが…ベンツの日本法人は昨年同月比で7割増の販売になっていると発表しました。耐久消費財では10-12月期から、このような動きがあるのでしょう。花王などの業績推移は、消費の一つの基準になるでしょうね。残念ながら把握するまで、まだ時間はかかりますね。昨日のケネディクスの引け間際の買い上がりは、明らかに空売り筋の買い戻しで、再び売るための買戻しですね。きっと…。故に、今日の高寄りは売り場面なのでしょう。その事が日証金残高の推移でも分かります。此処では止まらない様子に見えますが、しぶとく、ここで値固めを出来るかどうか…。その場合は時間推移が必要になります。カタルは5000万株以上の信用買い残から見て、値幅による強制的な整理が行われる可能性と…5分5分かな?と考えています。27日の下げは、明らかに仕掛け筋の空売りでしょう。もう一度、大規模に仕掛けても不思議ではありません。むしろカタルが仕掛け人なら場味を見て売り仕掛けます。

基本的に買うために、先ずは打診売りをするのが、これはヘッジファンドの常套手段ですね。こんな事は小学生レベルの常識です。仕掛け売りがあるという事は、彼らが関心を示しているという事なのですね。しかし政策の選択が違うなら、当然、アベノミクスはアベマゲドンに変化しますから、そのまま沈没です。故にカタルは、なんども619円を抜いてからの参戦で充分と説いています。既に打診で、ある程度は買っているので、様子を見ているわけです。しかしお金があるなら話しは別ですね。既に論理的な価格より割安水準に入り、現状は最低限株価の2割安です。昔から3割乱高下に向かえと言う言葉がありますが…もう直ぐですね。

007も新たな参加者待ちですが…、こちらはケネディクスより幾分強いですね。村田効果が発揮される可能性が高いと思っています。一見すると、関係ないグーグルのモトローラのレノボへの売却は、面白いですね。あの会社をグーグルは2011年だったか、2012年に125億ドルで買収したのです。それを29億ドルで売却するという事は、1兆円の損失ですね。現在のスマフォの世界シェアはサムソンが1位を占めていますが、日本でトップのアップルは2位なのですが、中国メーカーのファーウェイが、すごい伸び率で現在は3位に位置しており、欧米に進出していないモトローラ買収を決めたレノボは5位なのですね。

今回の買収で世界のシェア争いに躍り出るのは、明らかでしょう。問題は村田と007のWiFiモジュールは、このような激しい競争下にさらされていると言う事実です。村田は価格競争力でも、世界トップ水準なのですね。カタルが、ある日突然、007の暴騰が始まる可能性を示唆しているのは…様々な可能性があるためです。シャープは背水の陣で技術供与を餌に、3位のファーメイと言う中国企業に食らいつき、IGZOの供給を拡大させています。その為に、亀山第2工場の稼働率が上がり4割の増産だそうですね。だから最近、シャープの株価が動意づいている訳です。一見すると、関係ないグーグルのモトローラの売却ですが…親会社が変化すると、仕入れ先も大きく変化します。これは常識です。

まぁ、いろんな可能性が存在するわけですから、相場は面白いのでしょう。でも何度も言うように追証になったら、先ずは投げる事です。多少のユトリはあっても、あっという間に2割程度は下がりますからね。通常は急落による追証は、2週間程度の時間が整理の為に掛かります。現状はベンツの駆け込み需要などのデータを集めている所で、ヘッジファンドはキャッシュを積み上げています。米国は大丈夫ですが…未成約中古住宅販売指数の低下などもあり、FRBの金融政策の影響度を見ている最中です。…とは言えカタルは、今日は少し007を買い増ししてみました。理由は2010年のカタルが007に惚れた切っ掛けの相場が、2月に始まったから…。ただそれだけのアノマリーの為です。深い意味はありません。誰かが玉を拾っているかどうかは…もう少し様子を見なくてはなりません。誰かが拾っているなら、大きく下がらない筈ですね。たとえ全体が大きく下がっても…三菱UFJクラスで、直近の高値から既に1割は下がっています。しかし007は相場がなかったとはいえ、まだ大きく下げていませんね。ケネディクスは年末から2割程度の下げなのでしょう。此処からの急落と出来高の急増があるなら、買い場になります。急落すれば面白いが…演出はあるのかどうか。

通常、お金があると、下げ過程を買いたいものです。そのような動きが昨日の動きですね。間違いではありませんが、自分の資金量の問題になります。だから他人には分かりません。株は倒産しない限り、素質のある株を買い下がれば、みんな儲かります。カタルが失敗とした最近ではグリーも、少し長い目ではマツダもそうだし…企業の持っている素質は、消えるものではありません。だからカタルは何度も、その企業の魅力を、株価が上がる原理を説いていますね。あとは我慢が出来るかどうか…バフェットや大金持ちになった投資家は、みんな尋常ではない心の持ち主なのですね。カタルが何度も言っているのは「投資は自分自身との戦いだ」と述べています。これが出来ない人が多いから、負け組が多いのです。

それにしても、何故、今日の富士通は高いのでしょう。何か理由があるのでしょう。日立に続き、最近カタルは富士通にも、ご執心なのです。それでは、また明日。まだ無理をする段階ではありませんよ。のんびり構えましょうね。

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2014年01月30日

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かたる:過去、カタルの予測が大幅に外れる時は、必ず全体市況が大きく下がる時でした。どんなに努力しても株屋としての生計を立てることが困難になり、幼い子供を育てる為に転職を決意し、ネットの世界へと向かうしかないと決めたのが1997年の暮れだったと思います。山一證券が破たんする時ですね。その年のコジマ電気に行き富士通のパソコンを買ったのが、1代目のパソコンです。それから現在は4台目になりますね。5年程度で替え変えている計算になります。昔のホームページを覚えている人は、今では少なくなったのでしょうが、ワードを使った手作りのホームページだったのです。プログラム知識もなく、試行錯誤の毎日でした。あの時のホームページのタイトルは「株式市場 日本を考える」です。どんなに努力しても、証券マンが食えないのは、どこかが間違っていると…日本の問題点を指摘したカタルの相場日誌でした。あれから16年以上が経過します。

先日の日銀総裁会見や昨日の全国財務局長会議などの報道を見ると、なんとノー天気な…と危機感を覚えるのは私だけの錯覚なのでしょうか? 昨日のWSJには「政府は、円安が日本製品を価格面で競争力あるものにし、最終的には輸出量を増やす方に依然として賭けている。また輸入は、円安で割高になるため、自然に減少し、貿易収支は均衡に戻ると踏んでいる。…円安の期待された恩恵がまだ表れていないのは事実で、一部の民間エコノミストは、日本は工業製品の輸出国であろうと四苦八苦するのをやめるべきだと主張するようになっている。工業製品は賃金の低い国、例えば中国に任せて、サービス部門の発展に集中すべきだというのだ。しかし、そうした主張は政府内では広まっていない。そこでは「物づくり」が称賛すべき日本の伝統だとみなされているからだ」前半の部分と後半の部分の間には、文が省かれています。興味のある人は『アベノミクスは誤算だった?』と言う昨日のWSJのレポートからの引用です。

昨年後半からの相場でカタルが読みを間違った失敗は、方向性の問題なのでしょう。故に先日、「失敗の反省」を述べたのですが、日本を危機から救うのは、公共事業投資でもなければ、円安による輸出企業の回帰という昔の成長モデルではない筈ですね。その事をWSJは指摘しているのです。昔は加工貿易による「ものづくり」で、成長を果たしてきました。しかしカタルは信用創造機能を盤石にして、スマート・コミュニティーの促進を訴えています。その為に「ケネディクス」(4321)と「007」(3858)を選択していますが、どうも政策の選択の筋が違う可能性がるのです。だからアベノミクスではなくアベマゲドンのリスクを、最近は述べています。わざわざVIX指数などを引き合いに出したのも…市場と言うのは、必ず現実社会に反応するのですね。冒頭の株式市場を通じて、日本のあり方を考えて欲しいと願いホームページを綴ってきたのです。だから一時は官僚批判ばかりでした。

三菱UFJ株が、1株あたりの純資産価格をクリアできない現実は、デフレの脱却が困難であると市場は、見ているのでしょう。円安誘導による物価高なんか…異次元緩和の副作用でしかない。本来の正しい姿は、円が買われ力強く経済成長をする事ですね。それを日経新聞は、トヨタ6年ぶりの最高益と飾っていますね。でもトヨタの世界販売台数は伸びたのに、国内生産は減ったそうですね。Jカーブ効果の時間切れですね。007の株価が1万円に2万円になる社会構造が正しいのでしょう。スマート家電を申請したら、経産省は一時却下する社会構造だったのです。ようやく認められつつありますが、制約があるようです。自然エネルギー法案で、エネルギー政策が変わるのかと思えば…妥協の産物で、電力会社が買い取りを拒否し、更に買い取り価格は引き下げられる。なんと中途半端な政策なのでしょう。呆れる構図です。何れ、ルビコン川の意味を理解するガラガラポン・リスクを、市場は一気に織り込むかもしれません。

だってダボス会議でドリル発言をした安倍首相の評価かも、一般教書演説をした行動の年にしようと発言したオバマも…市場から否定されています。市場に渦巻くのは、利上げしても通貨安が止まらない「フラジャル6」(インド、インドネシア、ブラジル、トルコ、南アフリカにアルゼンチン)への怯えです。FRBが、こうした懸念を無視した怯えが、市場で消化されています。でも米国株の割高感が修正され、バブル懸念が生まれていたので、丁度いい、スピード調整なのかもしれません。ただやはり来たか…と言う印象ですね。この調整波動は、最も長いケースで4月上旬まで、基本的には消費税の引き上げによる過剰な懸念は、打ち消されると考えています。問題はダボスで発言したドリル発言で、スマート・コミュニティーへの推進です。やはりカタルの相場観は、調整を経ても変わりませんね。信用創造のケネディクスとスマート・コミュニティーの007です。007は売り物がないのです。皆さんが投げれば、多少の売り物は出てきますが、基本的に今年は利益の現実化が期待されますね。昨年の展示会で9つのブースを設けた成果が生まれてきます。

ケネディクスは演出でしょうね。彼らは474円だったか…、その辺りで第一弾の買いを入れて様子見をしていたのですね。理由はおそらく信用買い残の問題でしょう。買い切る自信がなかったのでしょう。たかが300億円程度をぶち込むファンドが存在しなかったわけで、誰かがイニシアティブを取れば、今度は一度、不安感と言う洗礼を受けているので、今度の上昇波動は本物になる筈です。ただ資金力があれば、買い下がればいいのですが…まだ市場は、WSJの指摘を消化していませんね。この辺りが気掛かりなのですね。日経新聞が報道されば、一般化されるのですよ。コロプラのように…。営業利益3.1倍だそうですね。これでお終いの筈です。買っている人の中には、ガンホーのケースを期待する人も居るかもしれませんが、二番煎じは通じないのが市場の鉄則です。さらにガンホーには、世界一になるソフトバンクがバックについていますが…コロプラには、何もありません。それともゲーム以外に、位置情報サービスの画期的なものがあるかどうか…カタルが見逃している可能性もありますが…。この株はどうでも良いのですが、基本的に日経報道が隠れた材料を表面化させ一般化させるわけですね。株式投資はババ抜きで標準化されれば、みんなお終いです。主張が対立し強弱感の対立が、値上がりに繋がるのですね。これは常識です。

気掛かりな政策の選択ですが…安倍首相は、批判を承知で靖国参拝をしています。彼の発言を見ると…かなり勉強されていますね。だからイギリスとドイツの事例などで批判も浴びますが、この行動力は、過去の歴代首相の中にありませんでした。カタルは尖閣など中国にくれてやれと言う主張であり、彼の行動には同時に危うさも感じています。だから全面支持ではないですよ。秘密保護法案など…「贅沢は敵だ」と、戦争に突入した清貧思想が今の日本にも存在します。世情を見れば非常に危ういのです。冷凍食品農薬混入事件は他人事ではないのです。明日はわが身を指摘している事件です。そうなのですが早めの調整など…、ここからが面白い場面なのですね。もっと下がれば良い…と、調子をこいていられるかどうか分かりませんが、チャンスは刻々と近づいているようにも感じています。重要なことは、出来高バランスです。無理してコロプラを上げて続けるのか? 面白い場面ですね。

へぇ、この株価水準でも追証による投げは、まだ出てないようですね。もっと下がるのでしょうかね? 通常は、昨日の上げが400円で、今日の下げが470円ですね。このような乱高下は、強弱感の対立を表しているものです。つまりアベノミクスの成功と、失敗のアベマゲドンの気持ちが交錯しているのです。常に下値や上値での乱高下は、一つのポイントなのでしょうが…、時間がどうかな? 年初から逃げに入っており、早めの仕掛けなので、来週あたりが一つのポイントかもしれませんね。まぁ、当たらない予想をしても仕方ありません。

ケネディクスの400円割れはあるかもしれませんが、通常は出来高が膨らみ急落すれば、そこが買い場になるのでしょう。しかしあくまでも619円を抜いてからで、充分に間に合うのだから、慌てることはありません。資金がある人は別ですが…あっという間に株価は下がりますからね。たった1日程度の差が…、あるいは数時間の差が、命の明暗を分けることがよくある世界なのです。買わなくても良いですが、007にも気を配ってくださいね。次は大株主の売りがないので、ファンドの参加は一気にアドウェイズのような相場展開になる可能性が高いのです。だから現物で下値を持っていれば、3000円になっても買う事が出来ます。あの2600円の壁を抜くなら、今度は買い乗せですね。カタルは昨年の村田提携時の成果発表で、買って失敗したのでした。村田の力を信じすぎたせいかもしれませんが、村田は依然、世界一なのです。楽しみですね。僕のワクワク感が皆さんも共有できているのでしょうか? ようやく両者とも、52週線のジレンマから解放されるのですね。長かった時間調整も終盤になりました。

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2014年01月29日

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かたる:アベノミクスの見通しに意見が二分されています。アベマゲドンの可能性を指摘するレポートも多く、一時的でしょうが…市場は時間をかけて材料を消化するのでしょう。カタルは証券マンを辞めて、空売りが出来るかどうか…確かめてみました。でも結果、性格は変わらず…駄目でした。でも今回も繋ぎですが、空売りを実践し直ぐに買い戻しています。おそらくVIX指数の高まりを見ると、ヘッジファンドはポジション整理を強要されるはずです。その為に年が変わるとすぐに、市場全体が弱くなったのでしょう。当然、信用買い残の大きな株は、空売り筋の絶好の狙い目になり、ファンダメンタルがテクニカルに負けるわけです。これは一時的な現象ですが…市場経済である以上、様々なリスクを消化しなくてはなりません。当面は、買いではなく売りで、場合によれば、本格的な調整を強いられる可能性も否定はできません。此方を参考に…

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カタルは三菱UFJの株価位置などを見て…それほど深い調整になるとは考えていませんが、現状では、まだ先が見えませんからね。消費税の引き上げ後、様々な問題が表面化すると言う弱気発言は、その時が訪れないと…彼らは納得しません。2月の米国財政問題も大丈夫でしょうが…時間が経過しなくては分かりません。株の場合は、常に、「まさか」の対処が必要になります。これをせずに自己弁護をするから、自殺に追い込まれたり、悲惨な結果を招くのです。カタルの友達の友達になりますが…多くの仲間が消えていった悲しい現実が存在します。故に無理をしないことです。まさか追証になる人は居ないと思いますが、通常は、追証が掛かったら、先ずは整理をする事です。元本をなくさなければ、いつでも立て直しが効きます。淡い期待を抱かない事ですね。これはカタルが長い証券マン人生で学んだことです。自分の力量を知り、自分の心を知っているのは、自分だけなのです。だからチャンスが訪れるまで、じっと我慢すればいいのです。バフェットは、ここの精神力の構造が違うのでしょう。

最近、アルプスの事例や52週線の話など…、我慢の話を盛んに登場させていますが、昨年秋から暮れにかけての流れを上手く捉える事が出来なかったから、反省会を実行したのですね。僕の考え方は間違ってないと思いますが、政策がその路線を歩まなければ、所詮は絵に描いた餅に過ぎません。日本が貿易赤字に転落するほど停滞している現実は、政策官僚の責任でもあります。今の連中は安保闘争に明け暮れた年代が、主軸を占めている筈です。米国の庇護のもとで培った蓄えを吐きだし、構造改革を進展させてきたのです。そろそろ日本はスマート・コミュニティーへの本格的な時代革命に取り組む時でしょう。それを4Kやら、ハイテン(自動車用高強度鋼板)やらの僅かな技術革新に溺れ、本質を見誤っています。押井監督のSFアニメの世界に、邁進すべきなのです。スマート・コミュニティーとは、あの世界を実現させることですね。007の価値は、何れ明らかになるでしょう。

同時に現実的な対応で、信用創造のマジックを利用しなければ、国家の財政赤字も正常な方向に向かいません。ここで問題の「レベニュー・ニュートラル」(税制中立)と言う、先ず財源ありきの発想が出てきます。日銀が国債を買い、最後の買い手が買うほどに追い込まれている現実を考えれば、パイの拡大が縮小均衡の清貧思想より、正しい事は明らかですね。三菱商事の金属部門の本社移転は一つの警告ですね。冷凍食品農薬問題も同じ土壌に背景があります。頑張って時代を進めて欲しいものです。さて、ごたくはこの辺りにして…。

昨日はスクエニHD(9684)が人気でした。ドラゴンクエストのネット版のダウンロード数が100万に乗ったのが切っ掛けと思われます。カタルのゲーム産業への評価は低いのですね。PER10倍が限度と考えています。理由は飽きられるからです。つまり利益の質が違いますね。バフェットが、何故、コカ・コーラを長く持っていたか? 食品の利益は、農薬混入などのリスクはありますが、利益の継続性に優れているからですね。一時的な利益は、質が悪い為です。それなら公共的な利益である電力、ガスは、生活に欠かす事が出来ずに、絶対に必要なもので継続性が高いのですが、公共性を帯びる為に、儲ける事が出来ません。儲ければ批判を受け、値下げを強いられます。今回のソフトバンク株の値下がりは、総務省がインフラ整備は終わっているのに…利益を貪る業界の体質がある為に行った政策でしょう。「つながらない…」とソフトバンクが宣伝を始めたら…KDDIは常識…と、切り返すCM合戦は不愉快ですね。国際標準より、料金設定が、はるかに安いなら分かりますが、国際標準より高い水準で利益を享受する体質は、一時のサラ金業界を連想させます。故に、昨日は日本通信(9424)が人気になっていました。日立国際電気(6756)は、増額修正からの人気です。でもカタルは本質的に子会社が嫌いです。松下通信などの事例を見れば、分かります。住友特殊金属も合併で消えましたが…親会社の意向に左右されますからね。こんなところが昨日の人気株の解説でしょう。

さてケネディクスは、この辺りで切り返せるかどうか…。でも昨日は寄り前の指値とは言え、僅かに引け間際に2回か3回しか付かなかった441円の指値が買えている点に、不快感を覚えます。チャートの形も447円で引けるなら兎も角、実線は前日の458円から447円の11円に対し、昨日は454円から442円で、僅かとは言え12円と拡大しています。もう一度、下値を叩く場面は、容易に想像できます。出来高のバランスも下値を叩いた形に見えません。カタルが仕手筋なら、確実に、もう一度叩きます。買うための演出も工夫が必要ですね。この形は6月のあのパターンを思い出させます。あの時は此処から一旦、株価は上がりそうして急落しましたね。現在はそのパターンも視野に入れ、どちらに転んでも良いように対処しています。

007はケネディクスより強い形です。下値を切り上げるパターンが崩れていません。僅かな売り物しかないのでしょう。信用買い残の投げは、全体の市況が弱くなると出ますから、買うのは昨日のような相場環境の時だけですね。ただこのような時に玉を手当てして置かないと、今度は本格的な上昇に向かう確率は、非常に高いと思われます。何故なら売り物である大株主の売りが、限定されているからです。これほどの逸材は、必ず人気株に育ちアドウェイズの存在を超えると思っています。だから現物で確りと玉を手当てしておくことでしょう。タブレットやスマフォなどの大量の量産品に、村田のWiFiモジュールが採用されれば…、あっという間に収益構造が変化しますね。IVIの夢があり収益が一変するのですね。その夢があるので割高に買われているのですね。割高には割高の理由が存在します。通常は割安株より割高株を買うのですね。怖い程、儲かるのです。これが自然界の理屈です。

かたるは、昨秋から株価上昇は、指数の上げのよる弱いパターンと、今回の株価上昇を表現していました。故に新興御三家と言う眉唾の材料株の物色だったのでしょう。おそらくコロプラなどは好業績なのでしょうが…そこが売り場でしょう。赤字の時が面白いのです。今日のケネディクスは、陰線の方が良いですね。ただし447円以上で引けて欲しいな。此処で揉み合い形成をして、もし、更に急落する場面があるなら…、そこは絶好の買い場になるのでしょう。通常は、買う方も演出するわけです。大きなファンドになれば、なるほど演出は派手になります。果たして…どれほどのファンドの介入なのか…。楽しみですね。もっと下がればいいのに…と、調子こいていると叱られるかな? 参加は619円を抜いてからで充分ですよ。下手なくせに上手に買おうとしないことです。下げてコツンとこなければ…そのまま放置もあり得ます。どっちに転ぶか、今の所は分かりませんからね。それでは、また明日。

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2014年01月28日

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かたる:NY市場は5連続安だといいます。やはり2月7日の財政問題を懸念しているのでしょうか? 一般的には前回の対応で共和党への批判もあり戦術を変化させたと言われています。基本的にFRBの金融緩和縮小による予行練習は昨年5月からの下げで終わっており、大きな混乱はない筈ですね。アルゼンチンにしても調べてみれば分かりますが、叩くのに無理があります。基本的にヘッジファンドなどは、時代性を背景にしての隙を儲けの材料にします。政策当局の間違った選択など…ですね。分かりやすい事例が…そうですね。原発処理問題にしましょうか…。あの時は菅内閣でしたが…既存する原発法の解釈を巡り意見が分かれましたね。間違った選択の結果、電力料金は上がり貿易赤字は増え、産業基盤の流出が続いています。この動きを捉え東電が仕手化しましたね。日本の基礎コストの上昇により産業活動が鈍っているのです。

カタルが気にしているみずほの「やくざ融資問題」は、清貧思想の極みのような出来事です。通常は長い時代の転換点に於いて、このような事象が続き、時代が変化します。冷凍食品の農薬事件もブラック企業問題に絡む事件ですね。先ほど、関連するニュースでクレイマーが、問題企業のアクリフーズに居座り続けた為に、逮捕された男がいたそうです。そう言えば…山一證券が東京駅前に居た時ですから、90年代の半ばかと思いますが、年老いた老婆が山一證券の玄関前に「老後資金をだまされて取られたので返せ…」と居座り続けていた光景を、思わず連想しました。でも山一は警察に排除を求めなかったのでしょう。故に何日も…玄関前で抗議していたのでしょうね。説明責任も難しい部分がありますね。過剰な対応を日本は求めている様で、消費者庁の偽装表示問題で「鮭弁当」の呼び名が問題になっているとか…こんなところまで、官による裁量で判断される時代なのでしょうか? あの問題でも、社長が引責辞任した事例がありましたね。

NHKの会長が籾井勝人(もみい)会長の就任会見で、従軍慰安婦問題について「戦争地域ではどこでもあった」と発言をして問題化されているようですが…こんな事がニュースになる現実の日本の社会は、どこか狂っていますね。メディアの良識は何処に存在するのでしょう。僕には、サッパリ、常識の基準が分かりません。まぁ、育ちが下品のせいか、原稿の言葉使いも悪いですからね。時々、御叱りを受けます。差別用語だとか…最近は読者も呆れたようで指摘も減りましたが…。カタルはカタル批判の意見も大歓迎ですよ。文句があったら、どしどしメールくださいね。自分は正しいと思っていますが、結果、間違う事もよくあります。カタルの意見を参考にすれば良いと思っているだけです。まぁ、読者は限定的で、10万とか100万とかの数字ではないので…好きなように述べています。でも多少はカタルファンも居るようで、ケネディクスが下がると007も下がるし…連動性も若干あるようです。

そのケネディクスは480円を割り、右肩上がりのトレンドが崩れ、昨日は下げていましたね。でも5400万株も信用買い残がある割合に、それほど投げは出てないようです。一部に留まるようです。もう一段の下げを期待しますが…どうかな? 6月の時はもう一度、下げていますね。ただカタル君は、繋いでいた空売りを買戻し、新規に買い増しをしましたが…僅かな株数です。ここからが勝負ですね。問題は株価より時間です。今日も窓を開ければ良いと思いましたが…残念ながら、高寄りしましたね。今の所、マイナスになってないようです。神様ではないから分かりませんが、後場に再び売られることもありますね。どんな形になるか? 基本的に資金力の問題です。追証の人は無理をせずに投げなさい。一発目の追証は、投げる方が正解でしょう。安値を叩いても良いのです。元金を失わないことが大切です。撤退して一度、頭を冷やせばいいのです。昨日は神主さんの他に、友達の証券マンからも電話がありました。でもこのタイミングは良く間違うタイミングですね。資金力があれば、ここから買い下がれば大儲けですが…買い下がる途中で資金切れする時もありますからね。

ほら先日、アルプスの週足を掲げましたね。通常はあのように下げ過程を買うのですが…上手に買おうとするから間違うのですね。自分は下手なので、上手に買えないと思った方が良いですね。株価が上がってから買えばいいのですね。ただ資金力があるなら別ですよ。どんどんかい下げれば良いのです。所詮、100円を下回らないでしょう。アベマゲドン価格ですね。かたるは昨年6月の311円までしか、視野に入っていませんが…400円台前半で止まる確率は、非常に高いと思っています。このまま昨日の447円が安値の可能性だってありますね。でも当たらない予想をしても仕方がありません。時間概念の方が大切ですね。カタルは現在、5月に照準を合わせています。その頃は新高値(849円)を更新しており、一度、軽い揉み合いに入ると思っています。もともとケネディクスの500円割れ、007の2000円割れは、買い場であると思っていますからね。一度、カタルの予測通りに、下に振ったので…今度は619円を抜ける確率は高まりますね。資金の無いひとは、それを確認してからの方が良いですよ。株なんか誰でも簡単に儲かるのです。問題は資金力と精神力ですね。こればかりは教えて分かるものではなく…個別対応の話です。特に精神力ですね。

そう言えば、先日、滝沢さんの話をしました。大東京火災で大儲けした人の話ですね。あの話を引き合いに出したのは…彼が愚直だったからです。おそらく反町家の親戚筋に当たるのでしょう。だから増資があるたびに申込み、当時は株主割当額面増資が主流です。長い時間、株価がどんなに上がっても売らなかったのですね。この我慢が、通常の人は出来ません。米国のマイクロソフトや日本のヤフーを買った人は、大勢いるでしょうが…上がる株を持ち続けることは、出来ないものですよ。だから理論武装や時代背景を充分に理解して置き歴史観が要求されますね。理論武装が出来てないから、株価が下がると不安になるのです。通常は株価が下がると買いたくなる筈です。ところが…多くの人は違いますね。だから損をするのです。昨日は日証金買い残高で95万ほど減っています。でもまだ足りない印象をかたるは抱いています。僕がファンドの仕掛け人なら、もう一度売りますね。でも同時に…ブルームバーグの報道にもあるように、日本の不動産投資は活発化しています。

現状の時価総額は、昨日現在で1187億円です。IRの発表では、受託資産残高は1兆2000億円ですから、毎年稼ぐ最低限の利益1%を下回りましたね。現状はPER10倍を切ったのでしょう。この考え方には値上がり分は含まれていませんよ。しかし現状は減損会計時点より、2割は地価が上昇している筈です。のり代が増えてきましたね。カタルの狙いはデフレ脱却で、流動性の罠からの脱出です。その時にマネタリーベースの残高が効いて来るのです。この表現はもっと解説が必要ですが…分かる人には、分かる筈ですね。狙い通りの展開になれば、4090円を抜き、上場来高値を更新する筈ですね。場合によれば…あまりに長いデフレ環境で清貧思想が行き過ぎている為に、過剰な政策発動が連発され、1万円台の大相場に発展する可能性もあります。ガラガラポンを採用するくらいなら…、資産価格の暴騰を選択しても、なんら不思議ではありません。個人金融資産は1600兆円ですよ。資本逃避を回避させるために、どんな演出があるのか…。この辺は現状では見えません。まぁ今は、アベノミクスか、アベマゲドンか? を問われている訳で、中国の表現を借りれば、日本と言う「老人」に、興奮剤を投与しているのだそうです。

相場の全体論は、三菱UFJ株の水準が目安になるでしょう。現状は200日移動平均線ラインで、52週線は621円ですね。だから下に叩くのも苦労しますね。おそらく短期の調整ではないかな?「節分天井、彼岸底」とは言いますが、12月の上昇は先物絡みであり、1月に入った途端に、逃げを打っていますからね。何度も言いますが、上手に買おうとせずに下手ぐらいが、丁度いいのでしょう。資金の乏しい人は待てばいいのです。619円を抜くまでね。007も買い場には違いないでしょう。既に昨年で売り筋玉は切れていますから、今度のファンドの介入があれば、ストレートに決まる筈ですね。この株はある日、突然、始まりますからね。無理がないように…今は、まだ霧の中です。

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2014年01月27日

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かたる:案の定、相場は大幅安に見える展開が進んでいます。しかし…実際はそんなに市場は動揺していませんね。確かに指数だけ見ると下げているように感じるのですが…この感じ方は何故でしょう。もともと僕らは10月からの株価上昇の恩恵を受けてないから、そう感じるのでしょうか? 不思議なものですね。今だから話す事にしますが…、実はカタル君、何度も同じ失敗を繰り返しています。今回もケネディクスを年末にかけ541円まで買ったのです。そうして半分は500円割れで投げています。これで何度目でしょう。3回目か、4回目か…まったく学習効果と言うものがありませんね。しかし呆れますね。何度もなんども買っては投げての繰り返し…。証券マン時代は逆でした。下げては買って上がると売るくり返し…だからボックス相場でも利益を上げる事が出来ました。今は投資家の立場になり、逆をしているのだから…まさにトホホの世界ですね。この違いは資金力の問題なのですね。

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実は相場を見るには、旬の銘柄の動きを見ると分かりやすいかもしれませんね。オークマは日本を代表する設備投資、工作機械のメーカーで11月1日から明らかにファンドが介入していた動きですね。それが1月に入ると16日に大陰線を付けていましたね。工作機械の受注動向は悪くなかったはずなのに…、背景を探る必要がありますが今日はチャートだけにしておきます。ホラ、おかしな形ですね。まぁ、上がったから下がるのは当然ですが、通常の景気循環では金融緩和を受け、金融相場は始まり銀行・証券・不動産の3セットの株が上がり、建設などが追随して資材高から素材と繋がりますが、やがて設備投資から加工産業へ向かいますね。これが一連の流れです。株なんか…ある意味で景気循環通りに投資して置けば、誰にでもバフェットクラスの運用成績は確保できるのでしょう。しかし問題は心にあるのですね。理屈は誰にでも分かりますが、自分自身との戦いに勝てないのですね。だから投資方法を理解しても駄目なのです。最後は精神力の問題です。

読者の中には、カタルは馬鹿の一つ覚えで…「ケネディクス」(4321)と「ユビキタス」=007(3858)を、毎度、薦めていると…呆れる人は居るでしょうが、実際の業績変化はそんなものですね。通常は3年ですが…5年程度は一つの流れが継続するものです。本格的に株式が上がると考えていたのはマネタリベースの増大で、アベノミクスが始まる前の2012年の8月から9月頃でしたね。いくらなんでも、おかしな状態が続く訳がないと考えていました。日産マーチの生産移転は非常に大きな転換点なのです。この事が理解できないと日本経済の現状分析が理解できませんよ。あれは2009年の出来事でしたね。日本の構造改革が行きつくところまできた出来事でした。そうして昨年は三菱商事の金属部門の本社移転です。この二つの現実を考えれば…今度の株価上昇は、明らかに本物でしょう。2006年は日本村論理の逆襲に遭いました。今度は既得権力者である政策官僚も理解している事だろうと考えています。カタルが、みずほのやくざ融資問題に、何度も拘っているのは、根底に流れている政策方針を考えているからですね。株価は時代背景が決めるのです。

だから新聞や雑誌を読み、自分なりに時代背景を考えるわけです。IRNETは、そのプロセスを解説しているつもりです。だから1月4日の株式教室の「企業理念」のようなレポートが生まれますね。実効為替レートの話しから内外格差の存在を推測している訳ですね。景気循環の流れは、こんなスパンなのでしょう。変化から3年ですよ。日本経済が大きく舵を切った瞬間でしょう。でも実際に我々が肌で感じるのは、アベノミクスと言うドラスティックな演出からですね。でもきっと、みんな決まっている流れなのでしょうね。

今しがた…神主さんから電話を貰いました。株を買うらしいですね。何気なく自動車のセンサーの話をしていたら、日本セラミックの鳥取工場を見たと言うのです。えっ?不思議ですね。カタルは007の話しからIVIの話しの関連で、自動車のセンサーは良いよ。と話したのですが…、見ている人は居るものですね。それにしても現役を離れても株屋らしく、工場見学までしているらしいのですから…驚きますね。彼は「今日は買い場かな?」と思い電話をくれたようですが…そんな事が、僕に分かるような技量なら、こんな生活はしていなく、今頃、世界の美女を相手に南の島ですね。2LDKの北向きの部屋で寒さに震えながら原稿を書いていませんね。早く南の居間に行きテレビでも見てのんびりしないと…。折角、1000万の年収の心を売る商売を辞めて生きているのです。しかし、あの冷凍農薬事件の200万の年収には驚きましたね。今の日本の実態なのでしょう。僕はかみさんに食わせてもらい、幸せ者ですね。早く借金を返して…正常な晴耕雨読の生活に戻りたいものです。でも、いつになる事やら…。まぁ、買っては投げを繰り返している内は駄目ですね。下げてもよし、上げてもよし…。どちらでも対応できるように、いつでも心に太陽を…と投資に臨みたいものです。

アルゼンチン?そんな事で動揺しているのは…おかしいね。昨日、実態を調べてみれば分かります。貿易収支は僅かですが黒字ですね。それに債務を3年近く支える外貨準備もあります。問題は物価高からの資本逃避ですね。これは他山の石ですね。日本も時間がありませんね。いつまで従順な国民で居られるかどうか…。何もアラブの春は3等国で起こる現象だけではなく、僕のように実態を探るレポートはインターネット上で探せば、いくらでも溢れていますね。三菱商事の金属部門本社をシンガポールに移転させた事実は、その対策の一環ですね。アラブの春は日本でも容易に想定されます。だからケネディクスが4ケタを超えて4000円を目指すのでしょう。この過程を上手く利用して借金を返せれば良いですね。果たして、どうかな? 007も買い増ししたいものですね。問題は資金力です。まぁ、上手く買おうとせずに…上げ出してからで充分ですよ。先行き不安があるので3月まで、基本的に慎重に構えないとなりません。

今度は相場が52週線を挟み、休んでいる銘柄が対象になる筈ですね。楽しみだね。もっと下がればいいのに…と余裕発言をしたいものです。

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2014年01月24日

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かたる:昨日のNY市場の下落は、中国のPMI(HSBC中国製造業購買担当者景気指数)が原因だとする解説が多いようです。50ポイントを下回り0.9ポイント悪化の49.6だったそうです。それならGMの下落は0.98%に留まらず、もっと下がる筈ですが…現状の中国の自動車販売は好調な推移を続けていますね。しかしPMIは、たしか現状のアンケート調査だろうと思います。企業の購買意欲を直接、アンケートを通じて聞くのでしょう。日銀の短観のようにタイムリーな指標なのでしょう。中国は現在、粛清と言うか…汚職の追放活動を熱心に取り組んでおり、共産主義独特の「チクリ」の精神が蔓延っており嫌な空気ですね。最近では習近平氏の親戚筋が、海外での資産作りに励んでいるとの報道も見かけました。

ただもっとも気になっている影の銀行のデフォルトリスクは、地方政府の債券発行と言うオープンな形へ移行しており、政府筋も対策に乗り出していると言いますから、あまり気にする必要もないでしょう。昨日、触れた米国財政問題の2月7日懸念によるデフォルトリスクも、下旬まで資金手当てが用意できているようです。仮に遅れると税金還付による消費に影響を及ぼすとの懸念があるようですが…共和党も中間選挙を抱え、強硬姿勢を貫けないとの読みも、同時に多くあるようです。問題は外部環境より内部要因ですね。消費税の引上げリスクを消化できるかどうか…。この辺りにアベノミクスの成果が問われていますが、「アベゲドン」が正しいのか…「アベマゲドン」が正しいのか分かりませんが、日本に対する失望懸念が、依然、存在しますね。黒田さんのノー天気な態度、金融庁の強権姿勢など…「流動性の罠」が長期化している失望感を、充分に理解しているとは思えないのです。とうとう金融庁の脅しの前に、佐藤さんは退任されるとか…。やはり清貧思想の蔓延は、なかなか解消されません。

もともと、どんな行動にもリスクはある訳です。先日、冒険家の荻田泰永さんが、「北極での生活でも、渋谷での生活でもリスクは常にある。」と、述べていました。確率は当然、北極の方が高いのですが…確率などあてにならない。まさかの出来事は、よくある事です。3.11の大震災に於いて、かたるは地震発生当初は、人口密集地域ではなく、大きな損害にはならないと考えていましたが、しかし実際はその後、株価は大きく下がりました。この背景は欧州にもあったのでしょう。株式投資は常に、まさかの予防を考えておかないとなりません。11月の白井さゆりさんの講演から、市場関係者は日銀の追加緩和は当然と…認識していましたが、黒田さんの発言は、もし行われるとしても、消費税の導入による落ち込みの後で、予防的な発動はないように感じました。此処に、最も恐い円安と金利高懸念が消えないのですね。財務省も懸念をしているから、必要もない国債を増発するのでしょう。金利上昇に備え前倒しで…との発想は、アベノミクスの失敗に備えるわけですね。「アベマゲドン」の方が、語呂は良いように感じます。映画のハルマゲドンの影響かな?

この度の上昇では、カタルは、まったく圏外でしたね。たしか光通信を紹介したタイミングで、高収益の出遅れ株を取り上げる路線を採用しておれば…、その方針が正解だったようです。アルプス電気などは…その口ですね。昨年10月31日にカタルのデータにリストアップされていました。調べてなかったのですね。白井さん発言の以前に、相場は変化していたわけです。結果論は、誰にでも指摘できるから評論家は楽ですが…株式投資は事前に行動に移らねばなりません。ただカタルの性格から言って、5割程度しか見込めない株価上昇の株に傾斜することは出来なかったのでしょう。…かと言って、アドウェイズのような株は、どうしても買うことは出来ません。実は10月だったかな? ネクシィーズの上昇も予期出来ていたのです。しかし利益の質が劣るので、一時的な利益に思えるから買う事が出来ずに居ました。しかしあの当時から見ると、前に棒が付いたわけです。昔、手掛けた事のある会社だから買ってもよかったわけです。最近は復活組が多いですね。GMOインターネット9449もそうです。子会社が人気になっていますが、やはり親会社でしょう。

この会社はサラ金でやられ、一時、倒産が噂されていました。しかしマジックを使い、どうにか、こうにか凌ぎましたね。熊谷さんの個人資産のおかげでしょう。みんな紙一重なのですね。残れば…残存者利益を享受できます。理屈にあう利益が、不当な評価を受けることが世の中にはよくあります。今年は難しい。おそらく一度は、消費税の引上げからのアベマゲドン・リスクに脅えるわけです。しかしこの怯えは、たぶん偽物で、アベノミクスは成功するのでしょう。しかしどうしても、この関門を避けることは出来ず、正面突破せねばなりません。外人投資家は、企業の賃金引き上げが理解できないと述べています。政府が音頭を取って、企業の権利である選択のイニシアチブが日本政府に存在することを…ですね。日本は難しい国です。村論理が働き、特に大企業は保守的な人間がサラリーマン経営者に多く、経団連を始め、何らかの賃上げを迫られるでしょう。この感覚が外人投資家には理解できないのでしょう。昨日だったか…、一昨日だったか…、日経夕刊に載っていましたね。

やはり一度、洗礼を受ける確率は、高そうに感じています。でも心配はないのでしょう。これは一時的な時間であり、このチャンスを生かしましょうね。ようやく順番がやって来ますからね。昨年の夏から待ちに待った時間が、もう直ぐ訪れるのでしょう。問題は買い増しするタイミングです。通常は出来高が基準になります。値動きが加速し大きく出来高が膨らむ筈なのですが…、ただグリーのような事例もありますからね。あのケースは赤字発表で、一度、買い上げた後に、再び株価は下がり駄目押しを入れましたね。資金さえあれば、絶対に勝てます。でも問題は資金量が続くかどうか…。だから上がってからの参戦がベターかもしれません。でも…心が疼きますね。通常は売りから入って、市場の動揺を誘うのですね。リアルタイムでは、なかなか判断が難しいのです。昨日の後場からの493円前後の攻防は、大口の参入を感じさせるものでしたが…あれは空売り筋が一旦買戻し、再び売る行動なのでしょう。空売り筋も資金がなく、恐くてグリーのように本格的に売れませんよ。今の空売りファンドは、みんなやられ状態です。

当たり前ですね。中央銀行に勝てるファンドなど…存在するわけがありません。でも一時的な演出は可能なのです。やはり魅力ですね。5300万株の買い残は、空売り筋にとっても魅力の筈です。株が上がることは分かっていますが、その前の仕掛けづくりは欠かせません。いつもそうでした。必ず、投げさせられるのです。ほぉ~再びコロプラか…、ITバブルの再現を狙う訳ですね。偽物でも構わない訳です。短期筋にとっては…。何しろ日計りを前提に動いている訳で、上手く仕掛が決まればよし、失敗しても大きな損失に繋がらないとの読みが働いているようです。しかし光通信の下落は売れなかったのです。何日も値段が入りませんでした。やり過ぎは大きな損失に繋がりますからね。こう批判する僕もコロプラの内容を見ている訳ではありません。グリーはデファクト・スタンダードを納める可能性がありましたが、アップルにその権利が奪われるとは、思ってもいませんでした。アップルは携帯会社を切り離したIDやパスワードを要求し、課金の権利を手中にしましたからね。コロプラは単なるゲーム会社ですよ。非常に危険ですね。ガンホーと同じです。でもガンホーはソフトバンクがバックにいて支援がありました。でもコロプラは何もないですね。

しかし買い勢力は、位置情報を活用するサービスが、単なるゲーム会社と違うと言う発想があるのでしょう。カタルが考え程だから、既に実用化されているのかも知れません。調べるには…株価が高くなりすぎました。既に位置情報サービスの成功を半分以上は織り込んだ価格ですからね。カタルも知らないことが、沢山あります。例えば、昨日の人気株にテクマトリクス3762と言う会社が登場していました。楽天が親会社なので嫌いですが、医療のクラウドを手掛けていました。007と同じですね。一見するだけでは、株価の未来は見えません。背景を調べなくてはなりませんからね。しかしこの作業は非常に時間が掛かるのです。皆さんから情報料を貰っている訳じゃないし、無料の奉仕も限度があります。前から述べています。銘柄など一つで充分と…。問題はチャンスを生かす事が出来るかどうか…なのですね。みんな平等にチャンスは訪れます。それをものにできるかどうか…株で儲けた人は、我慢をして、常人にない精神力があるから儲けられるのでしょう。銘柄などは何でも良い訳です。たくさんの投資方法がありますが、しかし、みんな、それを実践できない精神力の弱さが存在するのです。カタルも例外ではありません。

昨日はソフトバンクが下がり、今日はファーストリテイリングが下げています。何れも日経レバレッジの上位組み込み銘柄です。10%もユニクロが占め、5%もソフトバンクが占めているファンドです。しかしトヨタは1%なのですね。歪でしょう。先日、懸念を指摘しておきました。目先筋は、所詮、全体論に敵いません。自分の力量をよく考えて、行動して下さいね。まさかの用心は常に必要なのでしょう。あまり警戒する必要もないですが、いつも余裕を胸に、行動する時期なのでしょう。

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2014年01月23日

01/23

かたる:今日は朝から感動的なドラマからスタートしました。朝ドラの「ごちそうさん」で悠太郎の妹である西門希子が、姉である山下和枝を説得する場面は、日本的な「気配り」を表した文化を表現していましたね。この心が「おもてなし」に繋がる訳で、日々の活動に連動させた人は、どれほど居るのでしょう。単なるドラマですが…目に見えない文化を感じる場面でもあります。この辺のニュアンスが、外人投資家に分かるかどうか…。ダボスでは安倍首相の基調演説が行われ、世界の人の眼が「アベノミクス」の成否に注がれています。安倍首相は自らが「ドリルの刃」となって既得権益の岩盤を打破すると述べましたが、既存計画の詳細や新たな数値目標などは言及せず、お題目に過ぎないと判断するのかどうか…難しい場面です。しかしパナソニックのチャート、本日の三菱UFJは690円を付けていますね。ただカタルが自信を持っているケネディクスは、水面下のままですが…。

同時に昨日の黒田総裁の発言には緊張感がなく、北海道で灯油が8000リットルも盗まれた背景にあるガソリンを含めた価格上昇への危機感は感じられませんね。インフレ率の上昇が目的なんて…と本来の目的を勘違いしているんじゃないか…と、思わせるような態度でした。スタグフレーションの懸念は残っているから、割安株が多く存在し、伊藤忠の株価に見られるように、裁定現象が生まれない訳です。イールドスプレッドの改善が生まれない流動性の罠の状態を、危惧するなら分かりますが…ノー天気な印象を抱いたのは、私だけでしょうか? 既にルビコン川を渡ったと言う緊張感が見られません。孤軍奮闘の安倍首相と言う印象です。財務省は金利上昇を見込み、財源確保に動く様は…失敗を前提に行動しているようにも、感じますね。解説しなくてもガラガラポンのリスクは分かりますね。急激な円安と金利高で、ジンバブエのような入り口に日本は来ているのです。だからケネディクスは、いろんな面で大相場を予感させる内容なのですね。でもこの「見えない利益」を理解するような高度な知識を持つ人は、市場に少ないようで目先利益の質の悪いコロプラを市場は選択しています。

最近、カタルが目先株を検討している様子を、書こうかと思う事もあるのです。3Dマトリックスとか、BBタワーのような…とも考えたのです。でもそうなると…以前、少し触れた「ジャムコ」のような過小資本銘柄を採り上げることになり、好ましくないのではないか…と影響を考えるのですね。カタルが銘柄に採り上げると、ストップ高するような事態が過去にいくつかありましたからね。例えばジャムコは、絶対に上がる株だったのですね。覚えている人が居ますかね? カタルが以前、大阪チタンや東邦チタンを採り上げたことがあります。あの当時のジャムコは、円高の為に利益が出ずに本業は忙しいのに…ドイツとの価格競争に負けていましたね。でもアベノミクスの影響で利益が生まれるようになりました。航空機市場は、空前の活況を呈しているのです。車なんてもんじゃないですね。ジャムコは値嵩株の素質を秘めています。ピジョンも大きく上がったでしょう。何もカタル君はケネディクスや007ばかり取り上げている訳ではありません。

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ただケネディクスと007はカタルのお気に入りなのです。見えない利益が爆発する夢が大きいのです。分からないのはタイミングなのですね。誰が考えても分かります。市場を通じて、これから投資する人の心は読めませんからね。でもあの時のジャムコと同じで…見えない株価上昇のエネルギーは、時間が経過するほど貯まります。そうしてある時、爆発するのです。だから619円を抜いてからで充分間に合い、それからの方が投資効果は大きいと、昨日はアルプスの事例などを引き合いに出し解説している訳です。しかし最近は短絡的な人間が増えて、文間の余韻を楽しむと言うか…言葉に隠れたカタルの心情をどれだけの人が理解して頂いているか…。それを懸念するような相場が良く観られます。ITバブル時の光通信の暴騰のようなマネーゲームが、新興御三家で生まれていますね。それとも僕に見えないだけなのかな? 未来の利益が…。3Dはある程度は理解できます。だから最初に発表から注目していました。他にもたくさんありますよ。検討している銘柄は…。読み物としては、その過程を書いた方が、面白いのかも知れません。

でもケネディクスの見所を書いた方が、相場を知るうえで、良いのではないかとも考えています。今度、もう一度、背景を振り返ってみますね。僕の発想は間違ってないですよね。たぶん、春に大きく上がったために、調整期間が長引いているだけの話しでしょう。007も同様なのでしょうね。最近上がっている株は、春に相場がない銘柄ばかりですね。でも見えない利益の期待は、膨らむばかりで…実現の時期が近付いているのですね。その為に52週線の攻防になっているのです。ケネディクスのオーバーの売り板は一度減っていたのですが、最近は逆に増えています。原稿を書いている今、10時の板はオーバー分が582万株あります。少し前は300万を切っていたのに…。明らかに投資家心理が変化していますね。売りたくなっています。だから2月7日に期限切れを迎える米国の財政問題、実施は下旬のようですが、これが再浮上して全体が下がると…信用買い残が重くなります。全体は強い時は下がりませんが、全体が弱気に傾くと、空売りの候補になる訳ですね。

だから下振れ懸念が消えないから、その次に予想する上昇場面の619円を抜いてから…と何度も書いている訳ですね。でも、その下振れはないかもしれません。最近は同時にオーバーの買い板も厚くなっています。今は株価が下げているので130万に減っていますが、200万前後に増えていますね。出来高が減り、徐々に玉が沈むかもしれないのですね。どんな形の推移になるかカタルも分かりません。ジョージ・ソロスのような大口のファンドが、ダボスの影響を受け、株を買えば一気に4桁の人気株です。5000万株の信用買い残はそれほどに美味しいのです。この投資家たちが売った後に急騰する株価を見ると、今度はそんなバカな…と心理が変化し空売りを仕掛けるのですね。人間心理とはそんなものです。それが餌になり、更に株価が上昇するのです。もし東京都の容積率の緩和など政策支援が続けば…1万円もあるのです。レバレッジの意味は、そういう事なのですね。日本の金融機関は非常にガードが甘く、自らがリスク判断できませんね。僕ならサントリーのM&A資金などは融資しませんね。ただ三菱は米国に傘下の地方銀行があり、総合的にみると良い投資になる可能性が高いのです。他行はそのメリットがないから、融資に二の足を踏みます。

星野リゾートのリートは分かりますが…イオンモールのリートはリスク度が高く違いますね。利回りに見えない様々な背景をよく考えて欲しいものです。昨日は、日本が貧乏したと言う印象度を語りました。ドバイやアブダビの遊園地のチケット代などを引き合いに出しました。皆さんは、楽天のマー君の契約金を聞いて、どんな印象を抱いたでしょう。7年ではありますが、1億5500万ドルと言いますから161億円の契約料です。日本とグローバル価格の差は、どんどん開くばかりで…実感は360円台に戻った印象ですね。

デフレ環境の清貧思想と言うのは、そんなに素晴しいものなのでしょうか? 僕にはさっぱりわかりませんね。こんな政策はありませんね。だからケネディクスの新高値4090円が見えるのです。本筋だと考える狙いなのですね。でも今は難しい場面です。お金があるなら買い下がれば…絶対でしょう。喩えアベノミクスが失敗しても大丈夫ですね。ガラガラポンには最適です。ただ金融庁の強権発動が、途中でなされると第二のダビンチ・リスクは、多少の懸念は残っています。消費税の引き上げで清貧思想を貫く時間猶予が与えられますからね。絶対ではないのですが…そのリスクは常識的な歴史観からみて、ほぼゼロに近いのでしょう。

問題は最後の下振れがあるのか…ないのか…。その点だけです。3月にリートが組まれるとすると、当然、配当に備えた利益の積み上げがあるのでしょう。だからその数字が出るのが5月で、その前に3月に地価動向がハッキリしますね。ダボスを聞いた投資家が、日本の不動産を買うのは道理ですね。昨年は物流の倉庫で世界のファンドが大きな投資をしています。その為に物流システムのダイフクが好業績を維持できているのです。大概、株式投資は、その背景に流れる構図を理解すれば、分かりやすくなります。007なんかも…とっても見えない利益の規模が大きくて…。ただなかなかカタルが語る見えない利益は真実性が何処まであるのか? 疑問に感じる人も多いでしょう。だから株は面白いのですね。ケネディクスの利益が生まれてから仕掛けるのではなく、今、仕掛けると強弱感が対立し、仕手化が進みます。単に買い残が多いだけで、注意喚起の状態を続けると言う東証はやはり本物ではないですね。裁定買い残の発表にしてもリアルタイムではないし…。何故、先週末の統計が今頃、新聞に登場するのか…サッパリ理解できませんね。世の中、分からない事ばかりです。

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2014年01月22日

01/22

かたる:昨日は「我慢」の話を書きましたが、この時間的な空間と言うのは、なかなか克服を出来ないものです。昨日、「村田にしてもヒロセにしても1万円を付ける銘柄が増えたわね。」と、先輩との会話の中で、最近感じているのは、ずいぶんと日本は貧乏な国家に成り下がったものだな。と言う印象ですね。先日、テレビでドバイやアブダビの事が報じられていて、遊園地のチケット代などの遊ぶお金が邦貨に換算するとえらく高いのです。1万円などの使い心地はなく3万円、5万円と家族で行動すると掛かるのですね。娘がロンドンから1週間ほど帰郷しており話を聞くと、物価はロンドンの方が高いようですし、家賃が何しろ高いですね。つまり相対的に日本と言う国は、長いデフレと清貧思想の為に、劣等国に成り下がったイメージです。つまり外人投資家にとって、株価1万円と言うのは、それほど高いものではないと言う感覚なのかもしれません。

先ほどネットを見ていたら、日韓の実質実効レートが逆転したと言うレポートから、日本が技術で勝るかも知れないと言うレポートを読んでいました。本当かいな? ルネサスは何度目か分かりませんが、再び人員削減に踏み切ると言います。先日、テレビを見ていたら、シャープの矢野さんが「フォックスコン日本技研」の社長として日本の技術者をスカウトしていました。あの有機ELの完全な開発が未だに出来ないのですね。そうです、カタルが一時、好きだった有機ELの製造装置の「トッキ」と言うキャノンに買収された会社の時代からの技術開発なので…、もう10年以上の歳月が費やされています。ソニーの出井さんが、失敗した夢ですね。カタルの投資の壁と同じように、あと一歩の壁が越えられないのです。夢の壁掛けテレビのフィルム型のディスプレーですね。今はサムソンが先頭を走り、LG、フックスコンと続いています。

今では、先端技術の投資額は、総額で1兆円を超えるので、とても日本は太刀打ちできません。みんな短期の日雇いと言うか…、2年程の短期契約で結果が出なければ首になるのでしょう。日本の雇用は、建前ばかりに拘り、改善が出来ないままです。自動車の期間工を見れば分かりますね。実態は既に欧米化しており、小手先の拘りは捨てて、契約社員でも良いのに…と考えます。証券の歩合セールスは、基本的に1年の短期契約でした。成績が不振で、一度、カタルも証券会社を変わっています。でも20年以上、1年の短期契約を継続したので、実質的には正社員扱いと同じ待遇でしたね。保険から年金まで…。

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時間を超えるって…言葉にすれば一言ですが、超人的ですね。アルプス電気が1000円を割れた時に、元東洋経済から株式新聞に移った知り合いが、「アルプスは1000円を割れたら、必ず買い場なんだ」と述べており、買っていたのを思い出しました。しかしあれは2008年の頃の話です。あれから5年ですからね。彼は辛抱が出来ていたのでしょうか? その後、アルプスは249円まで下がるのです。1000円を超えたのは、昨年後半の話です。この時間の空間を超え、尚且つ、買い続ける事が出来たなら…、それこそ大金持ちでしょう。長い証券マン人生を経験して言えることは、お金を残した人は、皆、しぶとく自己主張に拘っているようです。カタルも考えてみると、お題目のように同じことを、毎日、毎日、繰り返し言っていますね。成れるかな…。

でも読み物としては…これじゃ、つまらないね。変化がないとなりません。いつも馬鹿の一つ覚えみたいに「ケネディクス」と「007」じゃ…、読者の人も面白くないでしょう。でも信念は変わるものではありません。理屈を考えて行くと、こういう結論になり、今の新興御三家に頼る方法論は間違っています。ところが、まともな株は国債の利回りのようで…イライラ感が募りますね。伊藤忠にしても三菱UFJにしても上がるのですが、にぶくて鈍くて…昨年、お年玉銘柄として板ガラスや古河電工を掲げました。一般株はこんなスピード感なのですね。でも横ばいを続けるケネディクスや007より良かったですね。僕の評価は高くなかったけれど、サイバーエージェントも良く上がってきました。信用買い残の重い株は、どうしても「下ブレ懸念」が消えません。全体相場が休む可能性もあり、その時に売られる訳です。

最近は全体市況が正念場にあるようです。昔から「節分天井、彼岸底」と言う諺もあり。今年は消費税の引き上げがありますからね。しかし安倍さんは積極的ですね。ダボス会議の出席からジョージ・ソロスなどの投資家との対談も予定されているようです。日本がスマート・コミュニティーを確実に目指すなら、世界から投資資金は集まりますね。法人税の引き下げは、一つの目安なのでしょう。「レベニューニュートラル」(税収中立)と言う聞きなれない単語が登場しています。法人税の減額財源を確保せずに、法人減税の政策検討を指示したとか…。まさに日本経済の現状は胸突き八丁なのでしょう。

強気を堅持するか…、警戒するか…。再び意見が分かれる場面になってきました。富士通などのチャートを見ると、確実に下値が切り上がり、クラウドの本命銘柄としての地位を築くようにも見えますが、ケネディクスの…たかが5300万株ほどの信用買い残を買い切るファンドが登場しない現実を考えると…日本の復活などあるのかな?との疑念も生まれます。ケネディクスは、この辺りのカギを握った銘柄なのでしょう。年末・年始の余韻は、まもなく冷め、消費税の引き上げ後の経済状況を確かめたいと思うのが…一般評価の筈です。裁定買い残は3兆7000億円ほどで、高水準なので全体の出来高が減ると、重荷になりますね。三菱UFJの700円乗せや商社株の配当取りなどの動きが生まれるかどうか…。現状の新興御三家などの物色だけでは、たぶん消費税の懸念を打ち消す事は出来ずに、様子見に軍配が上がるのでしょう。

その意味で、現状は非常に重要な局面です。安倍首相がダボスに出向いた行動は、大きく評価できます。日銀の異次元緩和は続き、日本企業の現預金残などを含め、全てのデータは確実に株価が上昇することを支持しているのですが…、僅かな時間の読みは、やはり分かりませんね。故に無理をせずに、軽いジャブ程度の打診買いに留めておくのが良いのでしょう。どっちに転んでも大丈夫なように…。まさかの坂に、動揺しないポジションを構築しておく必要があるのでしょう。結果は分かっているのですが、途中経過は見えませんからね。カタルの疑問は、いつ解消され、スッキリするのでしょう。しかもどんな形で実現するのか…非常に興味が募りますね。通常、堰が切られるときは、水がドッと流れ出すものですね。だから…何度も言いますが、619円をクリアしてからで良いのでしょう。ただ買い続ける事が出来るなら、その範疇ではありませんよ。今は明治維新のようなパラダイムショックの最中です。昔の価値観が一新される時代革命でもあるのです。この辺りの認識が必要になります。

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2014年01月21日

01/21

かたる:株で大儲けしている人を見ていると、どこか変わっている人が多いですね。昔、滝沢さんと言う僕の勤めていた証券会社に顧問のような役割を演じていたおじいちゃんが僕が入社した頃に居ました。社員セールスがお客様に株を買わせようとすると、「おめさん、そんな株を買っちゃ、ダメらがね」と社員セールスの邪魔をしていました。その為に僕ら営業マンからヒンシュクをかっていましたが、彼の気持ちが、今になると分かりますね。僕の勤めていた証券会社は小さく、200名を超えていた水準でした。地方の証券会社ですからね。でも財務内容は抜群で証券不況時も、どうにか黒字を維持していたのです。その証券会社のなかで、株で大儲けしたのは二人だけです。一人がその滝沢さんと言うおじいちゃんで、彼は保険株で財を成しました。もともとその証券会社の創設者の親戚筋が、大東京火災を設立した親戚筋で、反町と言う人だったのですね。その縁だろうと思いますが大量の大東京の株を売らずに保持していたために、株成金になりました。しかし途中で縁も薄れ、持ち株を売っても良かった筈ですが彼は売らなかったのですね。長い時間をかけ我慢したのです。もう一人が僕の株の先生の株式部長だった佐山さんと言う人ですが…この人の話は置いておいて…この我慢と言うのが、多くの人で出来ないのですね。

株で大儲けした人の話しや行動を見ていると…一般の人はこの我慢が出来ないのですね。時間の経過を超える心を維持できる人はすごいですね。先日亡くなったネルソン・マンデラさんは投獄生活が27年と言うから不屈の精神の持ち主です。よく相撲の世界で大関や横綱に襲名されるときに、「不撓不屈」の精神で精進します。…と言上を述べますが、この精神力はなかなか養えるものではありません。結局、株で儲けられないのですよ。一般人を超越した精神がないと、株は儲からないもののようです。

昨日、メッセージの株価チャートを掲げました。あの会社は今でこそ株価が上がっていますが、2年と3か月かな? かなり長い揉み合いを演じています。介護は日本を代表する有望な成長産業ですが、介護と言う分野だけに利益を上げると政府の補助金が削減され利用料金を下げねばなりません。同じ成長でもゲームの成長と形態が違いますね。ゲームは熱しやすく冷めやすい利益です。安定性に乏しく収益維持するのが難しいのです。だからPERの評価は低い筈なのです。だからカタルは、当初からガンホーの株価に興味はありませんでした。今、上がっているコロプラも同じです。

しかし介護の利益は、一度、仕組みを構築すると、その上に利益を積み上げる事が出来る利益ですね。ただ介護だけに公共事業のような性格を秘めていますから、電力株や電鉄株に似ています。しかし日本の介護の仕組みを中国や海外に応用は出来ますね。別にメッセージの宣伝をしている訳でなく、話が逸れましたがこの2年と3か月の僅かな調整期間でさえ、我慢できない訳ですね。ケネディクスの最初の取り組みは、昨年の3月初旬でしたね。25310円でした。3月2日の株式教室で掲げています。そうして下げてきたので再び500円割れから取り組んだのです。ところが…途中で公募増資があったりして、どんどん信用買い残が膨らみ、外人ファンドの持ち株を肩代わりした形で調整に入りました。カタルの「信用創造機能復活」の見方は正しいと思っています。倫理的な背景や株価を維持する収益の素の考え方は何度も説明しています。要するに…新規ファンドの参入待ちですね。メッセージの株のように2年掛かるか、それとも飛び出すタイミングかどうか…。

カタルは何度か下振りの懸念も述べています。本当は下に叩いた方が信用買い残が重いだけにスッキリします。しかし既に8か月の時間が経過し、52週線ラインで上下を繰り返しており、下に叩かなくても、充分な調整効果があるんじゃないかとも…考えていますね。日揮のケースを思い出すのですね。あの時は1年待ちました。しかしあれだけ熱心に、当時、カタルは薦めていましたが、順番が来た時に、充分な効果を上げる事が出来ませんでした。あの時の発想も原油価格の高騰が理由で、背景の条件が整っていました。今はそれ以上ですよね。どう考えても1000円の株ではありません。カタルは4000円の新高値更新を目標としているのです。場合によれば…1万円ですね。だから難しいところは買わずに、分かりやすく619円を抜いてから、参戦しなさいとも述べても居ます。しかしお金持ちは別です。こんなチャンスはあまりないですね。現状は幕末から明治にかけた時代変化と同じように激変するパラダイムショックの中に、我々は居るのです。スマート・コミュニティーの意味をよく考えて欲しいのですね。スマフォが誕生し僅かな時間で、あれは2007年6月ですから、7年にも満たないのです。色んなサービスが登場していますね。もっと進化しますよ。

ケネディクスに限らず、ユビキタス時代を迎え007の魅力も繰り返し述べています。その007は出来高が大きく減り安定し始めています。値固めが済めば、切っ掛け待ちですね。相場環境が悪い時は、この時間調整で全体が沈みます。しかし今は異次元緩和により外人買いが継続されています。デフレの反省が相場の核ですね。東京都の地価動向を2012年までですが、そのグラフを、もう一度、掲げておきます。何故、ソフトバンクの創設者である孫さんが、銀座中央通りのティファニービルを高値で買ったのでしょう。よく考えてくださいね。ケネディクスは、孫さんが買ったティファニービルより、遙かに効率的な効果を生む筈ですね。何しろ経営形態の原理がそうなのです。背景をよく自分で勉強して調べて納得していれば、どんなに安くなっても、心が折れることはありません。僕らだってマンデラさんにはなれないが…彼の爪の垢ぐらいは煎じて飲むことが出来るかもしれませんね。知識とはそういうものでしょう。

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冒頭の滝沢さんの実例を紹介しましたが…時間と言う空間の我慢が出来るかどうか…。残念ながら、カタル君はお金が無くて、そう多くは買うことは出来ません。だからタイミングを計って619円を抜いたら、買い乗せをスタートしようと考えています。キラキラ輝くスター株は…輝いたら大概はお終いなのでしょう。基本的に株価が上昇し出したら、多くの株は売り場なのですね。だから過小資本の株はどんなに魅力的に見えても大勝負してはいけません。なかなか人気にならないのです。そうして一度、休むと、半年や1年は当たり前なのですね。007もある意味では、人気場面は昨年の5月ですからね。既にかなりの休養期間を経ています。心配いらないよ。必ず、企業業績に反映されます。急激に利益が膨らみだした瞬間は再び買い場ですが、今のアドウェイズやコロプラ、エナリスのように新興御三家などと言われるようになり、株価の動きが激しくなったら、売り始めれば良いのですね。基本的に2000円以下は、現物で確りと買っておけばいいのです。

さて昨日のケネディクスの504円の引け間際の昨日の動きは、結構良かったですね。きっと何処かのファンドの参入があるのでしょう。仕掛け人も健在なのでしょうね。問題はタイミングなのでしょうね。大きな力あるファンドの参入が期待されます。たしか…3月には1月の地価発表がありますね。この辺りに照準を合わせて仕掛けるのかな?そうして5月の1Qの発表と…支援材料は続きますね。

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2014年01月20日

01/20

かたる:どんな株も調整期間が終れば、必ず上がるのでしょう。通常、デフレ環境でないなら時間効果が改善を促し立ち直ります。米国発の金融危機は大きな打撃を与え、ファニーメイやフレディマック(GSE)は、未だに政府の管理下にあります。しかし米国金融の2013年の収益は、2006年にあと僅かな所まで回復し、今年は抜くと予想されているようです。米国は立ち直っているのに、欧州はドイツ銀行のように訴訟費用と言う一時的な出費が原因のようですが、それでも赤字を計上しましたね。欧州は総じて回復が鈍いようです。FRBは果敢に金融緩和に挑みQE3まで踏み込みました。しかしECBは金利の引き下げと言うオーソドックスの対応が主でしたね。資産効果があるのと、ない差は大きな違いになります。ケネディクスが予想通りの展開になるかどうかは…政府の政策次第なのです。

基本的に車の販売台数や車種を見ていれば、景気の実態はある程度は掴めます。日本では軽自動車が主体ですからね。中東ドバイの物価やイギリスの物価など…と国際比較すると、ずいぶん日本は、貧乏になったものです。清貧思想はそんなに正しいのでしょうか? 僕には理解できないことが沢山あります。今日の日経新聞に実効為替レートの事が触れられており、日本の構造改革が指摘されていました。同じく新興国の生産効率の問題もロイターの配信で「新興国市場に悲観的なもう一つの理由」と言うレポートがありました。

日本型の加工貿易システムの限界を、指摘しているように感じます。カタルはスマート・シティーの推進を述べており、スマート・コミュニティーの確立が、日本の未来を切り拓くと信じています。だから準天頂衛星システムの前倒しの整備など…、時代を早めろと述べています。電子カルテの構築など直ぐに出来ますね。つまり先進国回帰の流れの中で、最も重要なことは、情報を取り入れた新しい社会資本整備です。道路や鉄道など…補修の費用と合わせて、情報を活用する仕組みの構築を急げば、時間が効率化され労働生産性が上がるのです。渋滞がなくなれば効率的になりますね。病気になって医者に受診するのに、何分も待たされ、薬を貰うのに何分も待つなんて…おかしな仕組みですよ。問診と検査だけで、おおよその病名と治療方針が分かる筈で、医者など、本来は必要ないのです。子供を医者にしては駄目ですね。将来は縮小均衡の世界でしょう。

日本での成長業種と言えば、やはり介護でしょう。更に日本文化の信頼性は高く、食の安全意識は日本が優れています。ニチロのような事件は早く解明されると良いですね。最近は振り込み詐欺などが依然多発しており、ブラック企業問題の弊害も多く見られます。簡単なことなのに…。何故、ゆとりある社会を構築しようとしないで、少ない取り分を奪い合う政策を実行するのか、カタルにはサッパリ理解できませんね。小さな事をやっつける清貧思想は、一見すると正しい政策に見えます。しかし物事には全体論がありますね。小さな事例に、全体が引きずられる誤った選択をしてはいけません。多少、馬鹿をやっても許される、大らかな社会環境は必要です。キャッシュレス社会を構築すれば、振り込み詐欺などなくなります。何故、実行しないのでしょう。サッパリ分かりません。無駄な行動ばかりしていますね。

カタルが主張するスマート・コミュニティーの構築こそ、先進国の回帰現象の中で追い風を生む筈です。予算など僅かです。門戸を開放しPFIなど利用すれば、お金など必要ないでしょう。今日、初めて日経新聞のネット版かな? 銀行株の割安を指摘するレポートを見ました。カタルが予てから述べている主張です。誰が考えてもおかしいのです。ケネディクスの株価だって、どう考えても、今の価格は異常ですね。政策に信頼性がないから生まれているのでしょう。後戻りの可能性は否定できませんからね。でも此処で失敗すると、最後は強制的なガラガラポンが待っているのですね。その時の混乱を考えると、アベノミクスは、是が非でも成功させねばなりません。その根幹を成すのが「ケネディクス」の株価ですね。

冒頭に掲げた米国と欧州の違いは、信用創造なのですね。GDPの改善が国の借金を減らすのです。清貧思想の縮小均衡などで新しい世界は絶対に築けませんね。振り込み詐欺などがなくなりブラック企業と言う言葉が消え、高級車がバカ売れして高級時計が売れる時代にして、初めて冒険する人間が多く出てきて、時代が大きく進化するのです。その環境づくりをしなくてはなりません。カタルは確かに商社株など、配当利回り株の保守運用も掲げています。そのような底辺を支える投資でも、全体の底上げに繋がります。最近の相場を見ていると…明らかに割安な株価が修正されています。一例を掲げると、金曜日にリストアップされた「やまびこ」6250と言う聞きなれない会社が挙がっていましたが、この株が上がった背景はよく分かりますね。通常、このような銘柄の株価修正は持続性に乏しい為に、証券マンは薦めるべきではないのですが…おそらく一部のファンドか、個人の買いでしょう。

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通常、証券マンなら「メッセージ」2400のような銘柄の方が、証券マンとして薦めるのは相応しいでしょう。およそ2年の保ち合いを放れてきました。本当は昨秋にIRNETでも登場させるべきでした。実はここで敢えて登場させた狙いがあるのです。以前、カタルが取り上げた介護の銘柄も同じことなのです。メッセージと同じ形を辿りますね。ここで敢えてメッセージを採り上げたのは、時間の経過が、株価を押し上げると言う信用創造の話をしたかったのです。好業績が続く背景にある株は、たとえ市場の評価は低く、現状の株は安くても、買い続ければいいのです。ケネディクスもそうなのですね。政策に一抹の不安は残りますが…90%程度の確率で日銀の異次元緩和は資産効果を生む筈です。問題は金融庁なのですね。しかし三菱UFJのサントリー融資などを容認する姿勢のようで…意外にカタルが考える「やくざ融資」懸念より、実態はポジティブかもしれませんね。こればかりは、いくつかの事例を見て現状を把握しなくてはなりませんが…金融庁内部にもやり過ぎの反省はあるでしょう。

簡単なのです。昔の日銀窓口指導のように…、金融庁が貸し出し指導をすればいいのですね。貸し出しが伸びているなら良し、貸し出しの伸びが足らなければ業務改善命令を出せば、一気に時代は変化します。検査方針を変更すれば、いいだけの話です。異次元緩和の弊害も公共事業投資の財政懸念もないですね。一番効果的な経済対策です。そろそろ時代を大きく進めたいものです。スマート・アグリの確立は、現状の栽培では食糧難が予想される時代において、欠く事のできない政策課題でもあります。先ずは信用創造から、第一歩が始まります。

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2014年01月17日

01/17

かたる:今日はざっと見ただけで、大きなニュースと思われる記事がいくつかありました。最大は大阪瓦斯のシェールガスでの290億円の失敗でしょう。このレポートの関連記事の中で、大阪瓦斯だけでなく他の掘削会社も損失を受けており、ガスが出ても意外にガス田の採掘寿命が短いと言う指摘です。ひょっとすると…、米国の優位性は崩れるかもしれませんね。つまり商社株の価値が上がる訳ですね。いくつかの切り口が、商社株の上昇を示唆しています。予てから述べている配当の高さですね。GPIFの運用問題から高配当株の需給バランスが変わります。年金基金は効率化を求められており、今年は国債依存一辺倒から運用を変化させるかもしれません。裁定概念が働けば、当たり前の運用をする筈ですね。そうすれば資金が循環します。国債と言う非効率な資金から、商社と言う高効率への資金移動です。まともな裁定観念が働けば、三菱UFJを始め、多くの不合理な株価は水準訂正が起ります。故に伊藤忠、三菱商事、物産などを挙げている訳です。

円安は海外からの配当収入が多い商社にとってもプラスです。所得収支と言うのかな?今では国内利益の2倍近い金額が、海外子会社からの配当の筈ですね。10%の円安なら5%の利益が増えますね。このシェールガスの新しいニュースは非常に注目され、資源価格全般に影響を与える問題かもしれません。この新しい懸念は商社にとってプラスです。他にもありますが…別にカタルの銘柄ではありませんからね。保守的すぎて…カタルは年金基金のファンドマネジャーではないのです。

もう一つがIMF専務理事のラガルドさんが述べたデフレ克服主張です。この背景は日本だけでなく先進国全般に言えることなのです。日本の場合、経済封鎖と言うか日米同盟のもので生まれた二重価格制度と言う内外価格差が、高度成長に寄与しました。「失われた時代」と言うのは、この改善に時間が掛かったのです。あとはTPPの本丸である「コメの自由化」ですね。未だに7倍かな?10倍か…良く分かりませんが、内外価格差が存在するわけです。実は失われた時代は、このような障壁をなくす戦いだったのですね。…この間隙を縫って、ニトリやユニクロが生まれたのです。

現状の欧州では、意見が分かれています。日本のみならず、先進国は概ね、新興国の生産拡大で賃金差から生まれる商品価値の標準化の洗礼を受けています。基本的にマックの価格は、先進国のイギリスや米国と中国やインドでも同じ筈ですね。この壁を破るのが情報と流通ですね。「ヤマト運輸」などは、意外に有望な産業なのでしょう。ECBのバイトマン理事は、デフレリスクは限定的と述べていますが、金融危機後の経済は、お金が回らずにデフレ圧力がかかりやすい構図になっています。だから日本だけでなく、米国でも企業の現預金残は高水準なのですね。理由は高利回りを期待できる投資が見つかりにくいからです。従来通りの発想ではなく、世界成長は時代のギャップに位置しています。新日鉄の三村さんが「鉄は国家」だと言う時代遅れの言葉を発したように…。新時代であるスマートコミュニティーへの展開は壁があるのでしょう。今でも「ものづくり」を崇めたてる風潮は存在します。経団連の会長は、製造業から選ばれ続けています。しかしGDPの構成要素を見れば、一目瞭然で、今の経済はサービス業が主軸ですね。ローソンなどのコンビニは進化を続けています。

少し難しいかな? 他にも述べたいことがあり途中ですが、この話しはこの辺にして…GSが大きく売られました。ディーリング利益が思うように伸びなかったと言います。それでも157億ドルですからね。全体に占める割合は46%だと言います。素人がプロに敵う筈がありません。カタルはいろんな指標から見て、日経平均株価の脆弱性を指摘していますが、この理由がロイターに記事として配信されています。ヘッジファンドのロングポジションは、まだ大きいと言う話ですね。カタルは新興御三家の相場を批判し、三菱UFJや商社株の割安感を述べています。本当はケネディクスのような株が、人気になる筈なのです。誰が考えてもマネタリーベースから生まれる見通しは筋が通っており、三菱地所や三井不動より、5倍も10倍も業績への寄与率が高い筈です。この手の株を買い占めるファンドが生まれるはずなのですが…。目先の為替を組んだ裁定と言うか…仕組債に相場が揺れていますね。なかなか本筋の銘柄まで波及しないのは、相場に参加する機関投資家が不在だからです。だから新興御三家などの先がない銘柄が乱舞するのですね。本来は三菱UFJのような銘柄が上がるのが筋です。

丁度、円安が進んでもなかなか国内回帰できないように…。既に日本に愛想をつかし日産自動車がマーチの生産をタイで始めたような時間イメージですね。投資の世界も…です。日本の機関投資家も呆れているのでしょう。日本政府に…です。経済産業省はオリコの処分を発表しましたが、200件の内1件だけが、やくざと確認されたと言う情報がありましたね。何故、親会社の「みずほ」が処分されるのか…さっぱり分かりません。今の日本が置かれた清貧思想の蔓延を知る現象です。東京都知事の猪瀬さんの問題も、厳密に言えば法令違反なので、彼は辞任したのでしょう。しかしあの程度の事が許されない社会構成に違和感を抱くのは、私だけなのでしょうか? このような社会の風潮が、様々な閉塞感を生んでいるのでしょう。虚偽表示問題も同じです。通常は注意喚起程度の処分でしょう。社長が辞めるほどの問題ではありません。社会全体にユトリがないのですね。だから妬みの「黒子のバスケ」のような事件が生まれるのでしょう。

話しがドンドン飛びますが…、GSの1兆円を超える利益は減ったとは言えすごいです。おこぼれにあずかりたいものです。小さな話題ではパナソニックの「ナノイー」と言う微粒子イオン発生装置は面白いですね。パナソニックだけでなくシャープなどもやっているのでしょうが…興味があります。ただ一時的に人気になっても直ぐに終わりでしょうが…。日経新聞のリートの記事が追い風になっているのかどうか…分かりませんが、ケネディクスは高いですね。一気に持ち上げねばなりません。619円を超えてから参戦した方が良いですよ。上手く買う必要はありません。お金があるなら買い下がれば大儲けできます。倒産まで買う覚悟を持っていれば大丈夫ですね。

ただアベノミクスが失敗すれば、全体が大きく沈みます。その後に不動産の価値は生きてきますが、途中で金融庁の査定により上場廃止に追い込まれたダヴィンチのケースもあるのです。けれど間違った方向性が生む利益は、行き過ぎがあった分、大きいのです。最高裁の今井判事の判例の為に、武富士は消えましたが…、Jトラストは粉飾絡みの抜け穴を駆使して生き残り、株価が100倍になりました。アイフルやオリコも人気になりましたね。同じことですよ。過剰な金融庁の減損会計が、膨大な利益を生んでいるのですね。マネタリーベースの増大は、日銀が途中で挫折しなければ、絶対に日銀が勝つのです。負けることはありません。目先の僅か5000万ほどの玉は、美味しい買い物に見えますが…わざわざ下値を叩かなくても、調整時間の流れが同じ効果を既に生んでいますね。僕なら、一気にやるが…仕掛け人は僕じゃないし…どんな形になるやら~。

さて相場には、たくさんの切り口があり、どれを選択するかは、人それぞれなのです。カタルはたくさんの銘柄を提供しています。既に大きく株価は上がっている銘柄が多いですが、みんな順番ですよ。日本経済の巡航速度は、三菱UFJの株価に決定権があるのでしょう。やはり900円から4桁が妥当株価でしょうね。だって純資産が、今年は900円でしょう。さてどうなりますか…。ケネディクスが一気にスター株に祭り上げられるのは、いつの日なのでしょう。

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2014年01月16日

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かたる:市場を眺めていると様々な疑問が浮かびます。例えばグリーの空売り残の謎ですね。昨日は150万株が日証金残で減っており、買い戻しか渡し株が行われたようです。このような背景が影響したのでしょうが、ずいぶん株価は戻りました。ケネディクスではなく、昨夏にグリーを買っておれば良かったですね。結果論は、誰にでも言えますが…面白いものです。機械受注が伸びているようですが、設備投資関連としてユニオンツールを昨年10月にIRNETで取り上げました。その株が昨日は大幅高していました。10月7日に予兆があり、その後も右肩上がりの玉の吸い上げ型のチャートを形成していましたが、昨日は、何処かのファンドが買い入れたのか…大幅高していました。

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株の基本は安くなったら買って、高くなるのを待って売ることなのでしょう。多くの人がこの「待つ」と言う作業が出来ませんね。バフェットのコカ・コーラは、どのくらいの時間を費やしているのでしょう。基本的に上がる銘柄は決まっており、後はタイミングだけの話ですね。村田製作の株が、昨日は1万円に乗ったと言います。電子部品で世界トップの村田、しかし少し前は製品メーカーの方が、力は強かったのですね。今でも自動車部品は完成メーカーの親会社の方が価格決定権を持っています。家電メーカーは販売ルートの問題からか、価格破壊が進み、量販店の力が強く、利益を得られないうちに値下げを強要されシャープやソニー、パナソニックのような事例が生まれました。松下時代の町のでんき屋さんは何処に消えたのでしょう。自動車はそのスタイルを維持していますね。販売店は自前の系列です。

製品価格が家電は安く、参入障壁が低いからなのでしょうか? 部品を組み立てて合わせるだけで、多くの知識がなくてもテレビやパソコンは自前で作れますからね。しかし自動車となると…でもテラモターズのような事例も出てきましたからね。どうなるのか…トヨタも安心はできません。村田が中国のスマフォ市場開拓をしていると言います。村田の収益の原動力は「SAWフィルター」で、その搭載数がスマフォになり増えたのですね。雑音を消して人の声を拾うために、たくさんの電波から必要な音だけを選択する装置です。既に先進国タイプの携帯電話は、数量の伸びが限られ中国に力を入れています。しかしスマフォは、既に峠を越えており車への進出をめざし、今年初めて、村田はカーエレクトロニクス技術展に「ミラキャスト」などを出品します。IVIに絡む技術ですね。ルネサスと007が共同開発している関連商品なのでしょう。カタルは村田が中国のスマフォやタブレットに於いて、WiFiモジュールの採用が決まる可能性も高いと考えています。村田の量産効果は、必ず007に反映されると思っています。

サントリーのメインは三菱UFJなのですね。それにしても博打的な融資を出来るまで、銀行の体力は回復したのでしょう。三菱は米国に自前の支店網を持っており、総合的な利益を享受する採算概念が働いたのでしょう。近年、ウイスキーがブームになっており、「山崎」ブランドなどは、海外からも高い評価を得ています。日本のウイスキー技術が見直されているようです。「イチローズモルト」など、なかなか手に入らないブランドも誕生し追い風ですからね。でもカタルは買収金額は高過ぎると考えています。サントリーは回収まで大変な時間を要します。42年だから…ね。相乗効果が、どの程度見込めるのか?しばらく株は触れません。ただこのニュースで三菱UFJの改善度合いが分かると言うものです。

昨日、今日と…また「エナリス」ですか。大崎電気なども動いていましたね。スマートグリッドでHEMSへと連想は広がります。スマート・コミュニティー関連の一環ですね。007は出来高も減り始め次のステップへの準備なのでしょう。問題はケネディクスですね。売り仕掛けが効くかどうか…。信用買い残は順調に増えており、通常は、一時的に買い方は負けるはずです。それとも徐々に吸い上げパターンになるかどうか…。この辺りは判断が分かれますね。全体の相場が弱いなら、確実に一旦は下へ向かうのでしょう。そこがチャンスになります。しかし全体相場が強いままなら、玉の吸い上げが信用買い残の投げを吸収するパターンもあり得ますね。どちらに転ぶか…判断は難しいのです。既にある程度、買ってありますから、様子を見て買い増しを考えている所です。本当は一旦、下げて欲しいね。崩して上がり始めた時に、買った方が効率的だと考えています。でもこれほどの逸材は、なかなかありませんからね。意外に、長い時間効果があり、何かの切っ掛けで、一気にスタートかも知れません。どっちなのでしょう。だから619円を切ってから買っていいのです。上手に買おうとせずに、大勢が決まってから、動いても良いのでしょう。何処かのファンドが100億円単位で、資金運用するに決まっているのです。世界中にはお金が溢れているからですね。サントリーの博打に1兆円以上も出すのですから…。

IMFの専務理事、ラガルドさんは、デフレリスクと闘えと述べています。日銀は負けている訳です。世界経済は新興国の市場経済化により空洞化現象が進み、その穴を埋める産業転換が出来ていません。スマート・コミュニティーへの対応が進んでいませんね。規制などがあるので、なかなか転換が進みません。国債金利は、再び0.668%です。おそらく日銀は当座預金の付利を廃止するのでしょう。そうなると100兆円規模の資金が動き出しますね。伊藤忠などの商社株が上がるのは、道理でしょう。ケネディクスも何処かで爆発しますね。でも読みが早すぎても失敗しますし…タイミングを計るのはやはり難しいのです。他の株が上がっている様で…自分だけが負けているような錯覚を覚えますが、自分でデータを取っていると分かります。日経平均株価の一昨日は、25日線を下回ったのです。非常に脆いのですね。でもIRNETで掲げている銘柄はなかなかだよね。光通信は5割高になるね。今日は9000円を付けたね。あの時は6000円でした。カタルはナスダックが新高値を付けるまで…伸び続けるとも考えています。でも上がった銘柄はどうでも良いのです。いずれケネディクスも007も必ず上がると思うよ。昨年前半に伸びすぎたから休むのは当然なのですね。いずれ又スター株なのです。

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2014年01月15日

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かたる:しかし機関投資家が如何に不在か…という事が、昨日の相場を見ていると分かります。通常の相場なら昨日のような動きはしないものです。良識ある機関投資家はプロの筈ですから、大きく振れたところには買い物が入る筈です。ところが最近は指数に連動して振れることが多くムードで株価が簡単に上下します。確りと買い続けるのは日銀ぐらいのものでしょうが…、その日銀も2014年からの買い入れ規模を見ると、1日あたり128億円の規模ですね。昨日もそうでした。相場環境により買う量を調整しているのでしょうが…そもそもの異次元緩和の意味を、彼ら自身が理解しているのかどうか…。三菱UFJの株価をどう考えているのか、聞いてみたいのです。純資産以下という事は、解散価値以下で放置され続けている訳ですね。日立やトヨタなどの田舎に持っている資産と違い、都心の一等地の保有が多いから、先ずは都銀の純資産回復が「流動性の罠」からの脱出の第一歩の筈です。

もともとダヴィンチを上場廃止に追いやる金融庁の査定そのものが怪しいのです。相場を反映させ減損会計を強いるにも限度がある筈ですからね。だからこそ、残ったケネディクスなのですね。最高裁の今井判事の判決を批判し、サラ金株を薦めていたのと同じ理屈です。武富士は消えましたが、Jトラストは論理の矛盾を突き株価は100倍になりました。投下不動産の利回り採算が、国債利回り以下なら分かりますが、それ以上に回るなら、基本的に地価の評価は正しいのでしょう。信用創造は市場原理の基礎を築く大切なツールですね。株も土地も毎年上がり続けるのが前提で、市場経済の仕組みが構築されているのです。故に長い歴史の中でデフレ環境と言うのは、そうありません。大概がインフレですよ。清貧思想も此処まで行きすぎると…不合理さが目立ちますね。「殿ご乱心」と揶揄される細川氏の行動など…みると、呆れる体質が日本には残っているのでしょう。それほど、日本には人材がいないのでしょうか…。

そもそも、民間金融機関の良識が働かないようにしたのは、金融庁の責任ですが…だれもその責任を取っていません。「流動性の罠」と言う裁定原理が働ない仕組みは、何処かが間違っているのでしょう。国債依存を深めるGPIFの責任でもあるでしょう。昨日のジョージ・ソロスのレポートにもあるように、国債利回りの上昇は命取りなのですが、消費税の引き上げで延命装置が働き…危機感が薄れている識者はどうかしていますね。つかの間の時間なのです。早くお金を回さないと…時間切れになってしまいます。

インフラ整備も統一基準を作れば、いいだけの話です。例えば電子カルテの統一化ですね。クラウド環境を整えれば良いのです。そうして遺伝子データを組み込んでいけば、ビックデータが活用でき医療費を大幅に削減できます。何もお金は必要ないのです。GPSの精度を高める為に、準天頂衛星の4機体制の確立を急げば、車の自動運転から様々な活用が広がり一気に利用が促進され、経済の乗数効果は非常に高いですね。自然災害の前で役に立つかどうかわからない防潮堤などの無駄な投資より、ずっと効果的に乗数効果が高まります。PFIはどうなったのでしょう。雇用が約束されている公務員の採用を増やすより、民間サービスを促進させる方が、より効率的です。

スマート・コミュニティーを大きく進める為に、地方に自由度のある予算を渡せばいいのです。村単位なら様々なサービスが進みますね。国全体でやろうとすると、利害関係が対立してなかなか話が進みませんが、地方なら利害関係の対立は乗り越えられそうです。維新の会の橋下さんは、どうしたのでしょう。地方分権しか方法がないような…気もしています。

NISAの個人資金は、どの程度なのでしょう。ケネディクスと007は欠かせません。他にもたくさんありますよ。リスク軽減を考えるなら「富士通」なども必須銘柄でしょう。クラウドに対し総合的に取り組んでいますね。ソニーもソフト分野を開発している様なのですが…中途半端な印象ですね。NHKでは「ハイブリッドキャスト」と言うものをやり始めています。なかなか事業者同士を繋ぐことは、大変な作業でしょうが…ここを突破しない限りソニーのネットテレビは動きませんね。みんなグーグルなどにやられますね。目先の利益より未来の利益を…そうしてソフト配信の覇権を握ることです。ハードの勝負では、所詮、技術差はなく勝てないでしょう。「おもてなし」の心でサービス勝負です。LINEも最初は赤字なのです。数億人の利用が生まれて…採算に乗ればいいのでしょう。国は環境を創ればいいのですね。あとは民間の経営者がやる仕事です。

ウエハースって言うのかな? 竹田製菓が売っている「麦ふぁ~バニラ」を昨日は買ってきました。「タマゴボーロ」って言うんですね。カタルは卵ボールだと勘違いしていました。「ありがとう」で有名ですが、彼は株式投資が大好きで、割安株を買い続けて大きな資産を残しています。竹田さんが、最近、商社株を買い始めたと言う記事を何処かで見ました。何故、彼が今頃、商社株を買ったのか? 背景を考えてみると面白いですね。きっと、そろそろ年なので…亡くなった後に処分しやすい流動性のある株を選択したのでしょう。もう一つは円安でしょうね。海外資産を多く持つ商社は、今では利益の半分以上は、海外からの配当収入じゃないかな?きっと、株価は2倍か3倍に水準訂正が起こるのでしょう。だって配当利回りや純資産評価から見ても、非常に割安に放置されていますからね。いくら資源価格と言う市況商品でも評価が割り安過ぎます。

竹田さんは時間のかかる投資をしています。誰もが評価しない見捨てられた株を静かに買い集め分散していますね。バフェットのように集中しないけれど、似た投資方法論です。サントリーの行動は、カタルには分かりませんね。売り上げ規模が25億ドルの会社を、160億ドルで買収すると言います。利益は4億ドル弱なのです。PER10倍が食品株の基準であり、いくら頑張っても20倍が限度でしょう。この買収買収金額は利益の42倍だそうです。きっと日本板ガラスと同じ運命でしょう。板硝子の上値は高くありませんね。改善は見られますが、まだまだ負の遺産があるのです。年末から狙い通りに上がりましたが深追いは避けてくださいね。日本人は馬鹿だね。キリンと合併していたほうが良かったけれど…経営者の性は、変えられません。株価を見る気もしません。この買収資金を融資する銀行担当者はどうかしているね。

さて今日は、こんな程度でお終いです。ケネディクスは信用買い残が重く、どうしても全体市況の影響を強く受けます。現状は新規ファンドの参加待ちでしょう。1000万株は最低買わないと駄目ですね。本当は叩けばいいのです。400円割れを演出できるかどうか…。一旦フルイを入れれば、持っている人は利食いになった時に僅かな儲けで売りますからね。でも時間が既に8か月以上経過し、この時間経過は魅力でもありますね。同じ効果が得られますね。だから買う前に売らなくても良いようにも感じます。カタルが豊富な資金を持っているなら、やはり一度、全体の場味が悪い時に、売ってみたいですね。駄目だと思った瞬間から暴騰させます。条件は整っていますよね。

東京の容積率拡大は、既に決定事項なのかどうか…。オリンピックを控え、介護リートなども時代背景から見て必要であります。どう考えても…長年低迷している地価といい、これは宝物ですね。先ほど、武富士とJトラストの話をしました。武富士はダヴィンチですね。市場から消えました。残ったケネディクスはJトラストやアイフルのようなものです。カタルは最高裁の今井さんが下した判決をあの当時、批判しました。金融庁はあの判決を下した金子さんと同じ役割を演じましたね。1兆2000億円の不動産は、厳格に減損処理をされているのでしょう。この意味は2400億円の含み利益を意味していますね。マジックに隠された利益が再評価される日も近いのでしょう。時価総額は株価が500円で1328億円なのです。やはり現状はどう考えても最低4桁が妥当なのでしょう。

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2014年01月14日

01/14

かたる:11月27日の講演会で、日銀政策委員の白井さゆりさんが追加緩和発言に踏み切ったことを切っ掛けにして、為替が再び100円台に入り日経平均株価は仕組債の影響を強く受け、上昇を開始しました。先週末、米国ではFRBが金融緩和縮小に踏み切ったにもかかわらず、雇用統計が74000人増と言う低い水準にとどまり、失望を市場に与えたので、米国はそのポジション調整の為に売られ、本日の日経平均株価も下げています。基本は為替との組み合わせで動いている仕組み債の影響を受けているのでしょう。レバレッジの掛け方や期限などにより、様々な組み合わせがありますからね。

でも面白いですね。円安が日本株にとってプラスかどうか…。構造改革が終った後の影響は確かめられていません。大企業ではキャノンが国内生産比率を引き上げると表明しました。最近は自動車も期間工の確保が難しくなっており、正社員化に踏み切る所が増えているようですが、国内生産を増やすとの話はあまり聞きませんね。現状は海外への移管投資分を見合わせる程度なのでしょう。そんな中でVWは北米に5年間での総額ですが、70億ドルをかけて工場を新設すると言います。ロールスロイスの販売額は、米国を中国が抜いたわけで、中国の経済は、依然、伸びていますね。ただ上海総合株価は低迷状態のままです。背景には習近平氏が行っている粛清…?と言うか汚職追放運動の高まりがあり、文化大革命色を強くしていますね。

この動きは市場経済下でも、バブルの後は必ず見直しが行われます。日本の場合は強烈で1985年から発生したバブル退治の後遺症に今でも苦しんでいます。米国ではボルガー規制、世界的にはBIS規制やバーゼル3などが進行しています。基本的に金融デリバティブの発展により、見えないリスクが増大しCDSの拡大から縮小と言う、軟着陸を目指しているのでしょう。AIGはCDSの保証をしていた為に、一時的な資金ショートをきたし、政府の保護で再建されました。実体経済のGMは、投下資本を回収できませんでしたが、AIGは大きな利益を生みました。つまりCDSの存在は正しいのでしょう。この一連の信用不安で失った信用をFRBが補完し景気が回復しています。民間金融機関の信用が再び構築されているので、FRBの役目が薄れ、金融緩和縮小に向かっている途上なのですね。しかし米国企業の現金保有率も日本同様に高いのです。

この事は何を物語っているのでしょう。おそらくITバブルの2000年前後に生まれたグローバル体制への移管に対応しきれていないのでしょう。ネットの存在が一般化し、アラブの春のような現象が生まれ、一気に世界は進化しました。カタルは、よく「アンティキティラ島の機械」の話をします。あの解明は世界の科学者が共同で謎を解明しました。同じことが、東西冷戦の崩壊にも繫がったと言われています。ハレーすい星の観測の為に、冷戦下にも拘らず、世界の科学者が協力し合い観測したのですね。「クラウド」の存在が今では非常に大切だという事が分かりはじめています。「ビッグデータ」もその一つのキーワードでしょう。

例えば、先日カタルは、ジョージ・ソロスが寄稿したレポートを紹介しました。あの時はWSJの要約でしたが、原文は此方に存在します。日本経済を、彼は「After 25 years of stagnation, Japan is attempting to reinvigorate its economy by engaging in quantitative easing on an unprecedented scale. It is a risky experiment: faster growth could drive up interest rates, making debt-servicing costs unsustainable. But Prime Minister Shinzo Abe would rather take that risk than condemn Japan to a slow death. And, judging from the public’s enthusiastic support, so would ordinary Japanese.」と表現しており、彼はカタルのガラガラポンのリスクを視野に入れていますね。異次元緩和はルビコン川なのです。現在は円安=株高となっていますが、円安=金利高でもあるのですね。消費税の引き上げが、改革の妨げになってはいけません。最近の自民党政治を見ていると…少し心配ですね。

このレポートの中で中国の事に触れていますが、シャドーバンキング問題で話題になる地方債務は、地方債の発行で置き換えられるはずで、中国は確実に市場経済化しているわけですね。やがて戸籍の問題も緩和されるのでしょう。

今日のレポートは株式教室のようですね。少し分かり辛いかもしれません。カタル自身が理解しているかどうかも怪しいのです。すべては未来予測で推測ですからね。本当はカタル銘柄の信用創造のケネディクスやユビキタス時代に向けたスマート・コミュニティー造りの007の選択が、カタルは正しいと思っているのですね。理屈を考えて時代を考察すると、そこに行きつくのです。だから昨日も解説しましたが、ケネディクスの場合は外資系ファンドの利食いを、市場が受け止めているわけですね。一時的に個人の信用買いなどが浮動株をプールしている訳です。仕手グループや大きなファンドを仕掛けている人は分かると思いますが、基本は此処にあります。プロは時間の制約を受けますが、素人は時間の制約がありません。だからプールできる銘柄を選別することが、非常に大切なのですね。プールできる銘柄とは、何か? やはり時代性に尽きますよ。

カタルは日銀がマネタリベースを増やし続けている現状は、やがて貸し出し増に繋がり、不動産融資が増えることを予見しています。事実、2013年はその動きになっていますね。私募債の形や新設のリートは続々と誕生し、東京地区の地価が中心ですが、優良物件は2割ほど上がっています。「軍艦ビル」が象徴的な物件の取引ですね。しかもメザニン・ローンが付いていると言います。通常、資金力のある買い手なら、メザニン・ローンなど利用しません。わざわざ利益を取られる訳ですからね。つまり時間を限られている連中が東京の土地を買い始めているのです。投機筋と言われるグループですね。このような連中が新しい市場を開拓するのです。ケネディクスもそうですよ。公募をしたお金を元にファンドを作り、長銀本社のファンドにお金を入れましたね。あの新しいビルが2年か3年か分かりませんが、完成し稼働し始めると、自前のリートへ高値で買い取らせて利益を上げます。

こんな事は常識ですね。カタルは現役当時に、ジャパンリアルエステイト投資法人が資金に売り出され内容を調べたことがあります。ハッキリ言って地所の不良債権物件の寄せ集めのような古いビルばかりでしたね。でも三菱地所と言うブランド力はすごいものです。現在の投資利回り予想は3%を切って2.76%とか…。銀座のティファニービルは新しいですよ。しかも銀座中央通りですね。2.6%でも充分におつりが来ますね。おそらく今の環境下では、既に1割程度は…儲かるかもね。あれは10月の初めですから8月頃には話が進んでいたのでしょう。流石、孫さんです。スプリントの買収は、実質円安が進み2割程度安く買ったことになります。サントリーと、えらい違いですね。売上高の2倍かな? 本当に採算に合うのでしょうか? ケネディクスは、孫さんより以前に多く、不動産に投下している資金があり、値上がり利益を享受しています。ただ2007年~2008年頃の高値のものも多く買ってあり、おそらく18%程度はひかされていました。でもこの損失は金融庁様の厳しい監査により、減損会計を強いられており、大部分は低い単価になっています。ダヴィンチと違い伊藤忠ブランドが効いたのか残ったので、疎開させている不良物件が残っていたので、年末にかけても減損処理をしていましたね。ダヴィンチとの違いは、この点でしょう。

ブランド力は信用力として存続に、大きな力を発揮します。そうして、おそらくこの3月の私募債かどうかわかりませんが、日経新聞によれば300億円規模のリートを販売するそうですから、残存物件が残っているなら利益と相殺するでしょうが…昨年かなり処理してあり、金融庁も馬鹿ではありませんから、減損会計は厳格に処理されているでしょう。だから一気に利益が溢れるかもしれませんね。この辺りを確かめるのは、5月の数字になります。1―3月期の決算ですね。消費税の変更があり水面下の処理が明らかになります。だから5月を最終期限に、その前に動き始めるはずですね。4月は日本の新営業年度、1月は海外の新営業年度のはじまりです。こんな事は常識ですね。

ただね…全体が弱くなると、どうしても信用買い残が多いから、株価は沈みます。資金力の勝負なのですね。異次元緩和の怖さをジョージ・ソロスのレポートから分かるように、世界の投資家は理解しているのです。だから借金を減らすには、インフレであり物価を上げるしかないのですね。資産価格が暴騰するのですよ。誰が考えても当然の結果です。こんなチャンスは滅多にありませんよ。チャンスは、みんなに平等に訪れますが、物に出来るかどうか…問題は此処にあります。まぁ、カタル自信も失敗が多く、絶対とは…言い切れませんが…白井さゆりさんの講演で、あれだけの動きは発生するのですね。消費税の影響をどうのこうのと…言う人は居るでしょうが、カタルは超強気のままなのです。

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2014年01月10日

1/10

かたる:流石、ジョージ・ソロスかな? 年齢的には衰えたとはいえ、知識は健在のようです。彼の今年の懸念は中国問題です。成長率が落ちると基本的にパイが限られますから失敗が増え二極化が生まれます。ここに来て中国も汚職の追放活動を強化している様で…あまり、この動きが過ぎると…経済は活性力を失います。難しいさじ加減です。日本の場合は過剰ともいえる水準まで権力が行使され、活力が全く失われました。故に「流動性の罠」と呼ばれる理論以下になっても投資活動がなかなか起らない状態に陥っています。日本の生産設備は古く、老朽化から事故も多発しているようです。何も古いのは原発だけでなく産業設備の主なものは、高度成長時代に作られたものが多く、その後、部分的な改修を繰りかえす保全だけですからね。使用に限度があるのでしょう。化学プラントでの事故は、その様な結果、生まれていると思われます。日本モデルを参考に、中国を始め多くの国が、固定資本投資と輸出を梃子に社会基盤整備をしています。故に、重電の日立や重工の活躍場面が増えていますね。

既に日本は内外価格差が是正され、完全にグローバル化へ舵を切る為の準備は整いました。問題は方向性ですね。カタルはスマート・コミュニティーの推進と考えていますが、各省庁の権力争いの為か…全国的な統一規格を作成するのも大変なようで、なかなか進みません。電子カルテの整備など…医療費の抑制に繋がり効果的な仕組みですが…役人の意識レベルが低くなったのでしょうか? カタルは前からキャッシュレス化を述べています。犯罪もなくなり、税務署も必要がなくなり、フェアな競争社会が築けます。ITSの活用から既に技術的に確立されている高速道路の無人化運転を実用化すれば…産業の物流コストも大幅に改善されることでしょう。スマフォが一般化し、様々な効率的な新しいビジネスは生まれますね。カタルが主張している準天頂衛星の4機体制も、未だに計画が前倒しになりません。新時代のインフラ整備は政府の責任ですね。スマート・コミュニティーの促進は、切っ掛けでしょう。

例えば007の話ですが、スマートメーターはかなり普及し始めており、HEMSなどを利用した電力の「見える化」を推進すれば、どれだけ日本の総エネルギーの節電になるか…。僅かな補助金が、震災とは関係ないとして切られましたが、効率化を促進させる投資補助は、日本が新時代で勝ち抜く知恵ですね。エコカー減税はある意味で、起爆剤でした。中国などの新興国の輸出型産業は、人件費だけが命です。情報の社会基盤づくりは早く確立させたものが、世界基準を手に出来るのです。だからグーグルなどが先行する前に、日本は自分達の出来るものを早めに普及させればいいのです。お金など必要ないですね。1600兆円は、やがてなくなりますよ。時間切れが迫っているのですね。ホンダは独自に交通渋滞情報を集め利用していますが、経産省が音頭を取り、日本で発売する車の統一基準を作れば、渋滞情報の完璧な利用が出来ますから、効率的な物流システムの効率化に繋がり、他国より生産効率が上がるでしょう。ヤマト運輸の小倉さん時代に、全国統一が出来たから、現在の宅配システムが確立されました。それを運輸省は、利権の為に邪魔をして…免許の交付を渋りましたね。

分からないけれど…きっと現場は、理想通りに進まない障壁が多く存在するのでしょう。民間と役所を繋ぐパイプが政治家だったはず。高い観点からの未来投資を進めて欲しいものです。オランダでも農業の未来化は出来るのですね。センサー技術を持つ日本が出来ない筈がない。

さて、ごたくは兎も角、光通信の株価は紹介してから順調に伸びています。この発想の源は、ITバブルの復活でしたね。米国のナスダック市場が新高値を更新すると言うものです。5048ドルの更新ですね。カタルは大雑把にデッサンしており、日本が先行して落ち込んだ1985年を境に、世界経済は新しい時代に入ったのでしょう。そうして1989年のベルリンの壁崩壊です。更に金融技術が発展した2000年代の初頭にITバブルが起ったのは偶然ではありませんね。その後、急速にBIRICsが発展しました。だから今度は先進国の先端技術を駆使した未来社会が生まれると考えているのです。ナスダックの新高値はその時代の始まりを告げると考えています。ソニーを度々批判していますが…昨日はスマフォの販売台数の計画で盛り上がったようですが、台湾や韓国などのメーカーに勝てるかどうか…。情報化の統一にスタンスを切るべきなのですね。アップルは既に1兆円を超えたのですね。それを4Kなどと…無駄な投資を先行せさています。もともと4Kにするか8Kにするかは意見が分かれました。それに放送する側のテレビ局もまだ対応していません。折角のソフト資産の宝が埋もれたままですね。

車がどうなるのか? 分かりませんが渋滞情報の活用は日本が先行しています。交通信号の調整技術は、世界一でしょう。過密する電車ダイヤの組み合わせなど…このようなソフト資産は数多くあります。このような部分的に発達している技術を総合的にプロジュースする事で、新時代が築けると確信しています。あとは政策官僚の発想の転換だけですね。あまり縛らない方が良いのです。秘密保護法案も含め、閉塞感を演出するものは後回しにして、先ずは信用創造でしょう。ジャブジャブのマネタリーベースを活用して、新時代への投資に繋げることは、日本が最先端に位置している筈ですね。米国はシェールガスがありますが、日本には画一化された国民感情がありますからね。方向性を決めて邁進できる強みがあります。

さて今日は時間がないのに…ごたくを優先させてしまいました。今の注目点はケネディクスでしょう。初めてですね。下落スピードが速くなっています。480円を切る演出があるのかどうか…どの程度まで売り込むことが出来るのかどうか…。昨日は朝から出していた同値の496円が買えませんでした。今日は買えましたが…。下値の板が厚くなってきましたね。でもこの厚くなった板を破ることが出来れば、あっという間に、5000万株の信用買い残の投げも加速され、400円割れもあるかもしれません。その演出が見られるかどうか…楽しみです。理論に反する動きは無理がありますからね。

最近の相場を見ていると、広範囲に水準訂正が進んでいるようです。割安だった株がほんの僅かな材料を梃子に、思い切った水準訂正をしています。例えば…そうですね。ジオマティックとか…はその口ですね。電池関連はなかなか利益に結びつきませんよ。FDKのような偽物は、手掛けても無駄でしょう。でも古河電池は中国次第で、大きく変化する可能性はありますが、既に大きく買われていますからね。ソコソコの銘柄は見つかりますが…なかなかヒット銘柄が生まれるものではありませんね。ケネディクスは消費税の値上げ前に、利益を確定させるはずですね。だから5月に発表される1―3月期の数字は、かなり良い筈だと予測しています。相場はそこに照準を合わせている可能性がありますね。今日の493円が、今までの安値ですが…このラインは下値抵抗線に位置しています。株価チャートを作っている時間が、今日はないのですが…三角保ち合いを継続しています。

ただ多くの場合、下にしゃがんでジャンプするのですね。だから下への突込みが、大きくなる可能性もあるのです。何しろ5000万株もの信用買い残があるのです。投げが生まれれば…大きく沈みます。これは全体相場の環境にもよります。最後は資金力の問題ですから、多くの人は何度も言うように、619円を抜いてから参戦すれば良いのでしょう。今一番、関心がある板状況なのです。楽しみですね。今日も板硝子は高いですね。あらら、時間切れです。それでは、また明日。

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2014年01月09日

01/09

かたる:しかし…株って面白いね。仕組みを知り出すと、どんどん奥が深くなり、馬鹿なカタル君も、一般的に一流と言える評論家を批判できるようになるのです。頭のいい人は、公務員試験を受け官僚に…大企業にも就職しますが、今では昔のように企業にユトリがなくなり、海外研修も積めなくなりました。わが国の制度は官僚の1番は米国に、2番が欧州ですね。そうして若者の時に海外での人脈形成をして、経験を積んで日本に戻ってくるのが一般的なエリートでした。民間の制度も同じですね。しかし最近は民間に遊ばして置く、お金も時間もなくなり人材を育てることをしなくなりましたね。三木谷さんなどは恵まれている口でしょう。折角、企業が金をかけて教育しても優秀な人は脱サラしますからね。

今、子供に教育するとすれば、英語とプログラミングを小学生から中学まで勉強させ、高校時代に海外に放り出すか…、あるいは徹底して日本の文化の修業をさせるかでしょう。特に地方に夢が眠っているように感じています。代表事例が島根県隠岐郡「海士町」と呼ばれる離島の成功事例でしょう。あと一歩で「財政再建団体」への転落から免れた成功事例です。一般職員の給料カットが平均で22%と言うから驚きです。議員報酬は40%カットですよ。まぁ、支出の削減は誰でも思いつきますが、「さざえカレー」や「いわがき」に「活イカ」の海の幸から「壱岐牛」などの島ブランドの食品を市場化して雇用の場を確保して、少子化対策が一人目は10万円、二人目は20万円、三人目は50万で4人目以上は100万円と言う他に、様々な若者を呼び込むアイディア支援があります。

なにかアメリカン・ドリームに憧れるお金の価値観と相対する位置にいる生活のようですね。年初に書いた幸福度の話ですが…人生はどちらが素晴らしいのか分かりませんね。経済的には島での暮らしは、きっと生活に必要なお金しか手にできないのでしょうが…。豊かな生活を連想させるような、和気あいあいとしたムードがあるようです。一方で東大の社会科学研究所には「希望学」と言う新しい分野を模索する学問が生まれたと言うのが…今の日本が位置している時代背景を、物語っているようにも感じます。地方の活性化には様々なアイディアが生まれており、人と人を結びつける輪の繋がりを大切にする取り組みがありますね。「維新の会」が目指す地方自治の動きはどうなったのでしょう。

冒頭の株って面白いね…と書いたのは失敗したグリーの動きですね。今日は1120円までありました。カタルは昨年1400円前後で参加して1000円で投げたのですね。その後676円まで株価は下がり、ここから反転です。カタルが銘柄などは、何でも良いと述べている代表的な事例です。カタルがよく引き合いに出す成功事例の沢井製薬ですが、時間が掛かり過ぎていますね。このIRNETを始めた少し前の1995年に上場した会社です。今では「ジェネリック」と言う言葉は一般化されましたが、当時、カタルは「ゾロ」薬と紹介していたように記憶しています。思い出深いのが、お医者さんからのメールでした。日本ではジェネリックなどは普及しないと指摘されたことです。でも今では売り上げ規模も多くなり1000億円台に、もう直ぐ突入します。でも武田の1兆7千億円近い規模からすれば、まだまだですが…団塊の世代の高齢化を考えると、成長力は落ちることはないでしょう。しかし株価が上がるまで、すごい時間が掛かり、とてもカタル向きでない為に、時々触れるだけなのです。

このような銘柄はたくさんあります。カタルは冷凍食品に成長の芽を感じていますね。ニチロは農薬事件に揺れていますが、近年の冷凍技術の進歩は素晴らしく…正月のおせち料理などは、この冷凍技術が使われていると言います。マズマズですね。でも素人が暇とお金をかける料理には、本当は負けるのでしょう。でもあの品揃えはなかなか…家庭では難しいですね。「味の素」などもカタルのお気に入りです。最近リストを見ていたら「花王」も良く登場します。きっとアジア戦略が軌道に乗り始めているのでしょう。何も沢井だけではないでしょうが…時間が掛かり過ぎますね。人々を魅了する値動きはなかなか生まれません。カタル君が三菱UFJを一貫して進めているのは、糊代もあるからですね。規制が緩和されれば、宝物でしょう。理由は都心の不動産です。

昨日、日経新聞の記事批判と言うか…三菱地所の含み利益から株価が高騰した話をしましたが…地所は持っている土地を売りはしませんね。JR東日本のケースが新聞に書いてありましたが、商売の道具ですからね。松屋も同じことです。でも乗っ取りが出来て売ることが出来るなら、都心なら含み利益の話は、理屈付けが出来ますが…地方などは売れませんね。だいたい資産価値がない。でもケネディクスの持っていると言うか…受託資産は儲けがあれば、勝手に売ることが出来ますね。昨年はおよそ2割、地価が上昇しています。だから軍艦ビルの実例などを示したのです。東京都の地価はこれまで下げ続けており、今年はこの信用創造の分岐点だと考えていますね。信用創造の中には、裁定取引の概念があります。だから商社も割安感も是正されると考えています。行き場を失った日銀当座預金はGDPの20%ですからね。個人の金融資産は1600兆円です。10%がアクティブな選択をするとしたら…どう考えても、限界点は近いですね。

古河電工も上がってきました。今日は板ガラスも高いですね。日経では旭硝子の欧州部門の建設用ガラスの不振が伝えられているのに…不思議ですが、みんな、どの株もある程度は上がるのですが…異次元に上昇できる株と言うのは、なかなか存在しないのです。株価が10倍になったアドウェイズに、もっと上がれと言っても無理な話ですね。しかしケネディクスなら可能性があります。此処から10倍ですね。でも初動波動に力が必要なのですね。5000万株を買えばいいのですが…250億円の資金を投入するファンドが出てこないのですね。必ず登場する筈ですね。本格的に参入するときは、一旦、売り崩すのが筋なのですが、既に地価が下がる環境ではなく、見切り発車のイメージも強いのですが…どんな形になるか?

おそらく始まりは、一気に619円抜けから新高値の棒立ちの形だろうと想像しています。何しろ5000万もの信用買い残があるのです。よくありますね。僅かな儲けで売った後に、株価が棒上げに上がる形です。日揮のケースがそうでしたね。あの時は1年間、待ちに待って…売った瞬間が、実は買い場でした。あの失敗体験があるから、昨年は何度も目先の高値を買わされ、下値になると投げる繰り返しでした。今年は何処かで爆発だ…と考えています。資金力が乏しい人は、619円を抜いてから参戦しろと述べ、資金力のある人は安値を買い下がればいいのです。まぁ、昨年初の211円に戻ることはないでしょう。480円を切ることが出来て300円台に入るのか…、それとも今回も480円を下回れずに下値を切り上げるのか…。神様じゃないから分かりませんが、マネタリベースの増大から東京の容積率緩和の話に、オリンピックなど控えており、どう考えても人気株は確定ですからね。

しかし長いね。カタルが500円割れから、再度、参入したのが昨年の夏ですからね。600円台の壁を切れずに、何度か挑戦し、その度に騙されたのが…昨年後半の成績を押し下げた敗因でした。今年は何とか、ものに出来ると良いのですが…。素質が開花するかどうかは自分が仕掛け人じゃないし分かりませんね。昔、よっちゃんが、提灯を付けるつもりで、2000万か3000万ほど市場から玉を買ったら、何時の間には本尊にされ、挙句に会社からストップが掛かったケースがありましたね。日本の社会はいろいろ面倒だからね。

何の話だっけ…そうか、グリーだったね。要するに売り買いの方法論の問題なのですね。株価が下がっても動揺せずに、しっかりした概念を持っていればいいのです。007だってそうですよ。日本の成長を考えればスマート・コミュニティーに行きつくので、ユビキタス社会の進展は確実なのですね。だから時間が応援してくれるのです。今は割高かも知れないが…売り上げ規模が10億ですからね。村田がその気になれば…あっという間に株価は1万円を大きく超えますね。IVIの進展は確実でしょう。一番、最短距離に位置しているのです。ルネサスは43%だったかな…世界シェア二位のフリースケールは22%と断トツのトップと組んで、更に村田は超音波やセンサーなどの分野で、既に地位を確立しており、スマフォの電子部品では世界一です。スマフォとIVIの融合は時代の流れで007の優位性は、既にQBで実用化されているのです。この開発にアイディアの誕生から2年もかけているのです。技術的な蓄積もあり、おそらくディファクト・スタンダードを手にする確率は高いでしょう。トヨタとルネサスの関係を見れば分かりますね。ルネサスの工場が被災した時に、トヨタから応援要員が派遣されています。人為的な繋がりは、なかなか切れないものです。早めに仕掛ける人が登場するかどうかの話ですね。

みんな、決まっているのです。途中経過が見えないだけですね。だから銘柄などは自分の気に入ったもので良いのです。最近は「ハイリスク・ハイリターン」の反省もあり、公開する銘柄は、日経225の銘柄も数多く登場させています。結局、売り買いの方法論だと述べています。あらら…調子をこいていたらケネディクスの指値が買えましたね。…という事は、まだ下げるのでしょう。一気に400円割れがあるかな?この仕掛け売りがあり、そこを買う力があれば…今年は勝利ですね。でもアベノミクスがこけたら駄目ですよ。最悪は武富士のように消えてなくなります。…と言っても、だいぶ時間的なユトリはありますが…。あの最高裁の今井判事の不理屈な判決があり、Jトラストと言う銘柄が生まれたのですね。もしあの時に武富士でなく、主力がJトラストだったら…理屈は同じなのですね。

あくまでも自分の力量に合わせ勝負して下さいね。自分の力量は、自分しか分からないのです。

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01/09

かたる:しかし…株って面白いね。仕組みを知り出すと、どんどん奥が深くなり、馬鹿なカタル君も、一般的に一流と言える評論家を批判できるようになるのです。頭のいい人は、公務員試験を受け官僚に…大企業にも就職しますが、今では昔のように企業にユトリがなくなり、海外研修も積めなくなりました。わが国の制度は官僚の1番は米国に、2番が欧州ですね。そうして若者の時に海外での人脈形成をして、経験を積んで日本に戻ってくるのが一般的なエリートでした。民間の制度も同じですね。しかし最近は民間に遊ばして置く、お金も時間もなくなり人材を育てることをしなくなりましたね。三木谷さんなどは恵まれている口でしょう。折角、企業が金をかけて教育しても優秀な人は脱サラしますからね。

今、子供に教育するとすれば、英語とプログラミングを小学生から中学まで勉強させ、高校時代に海外に放り出すか…、あるいは徹底して日本の文化の修業をさせるかでしょう。特に地方に夢が眠っているように感じています。代表事例が島根県隠岐郡「海士町」と呼ばれる離島の成功事例でしょう。あと一歩で「財政再建団体」への転落から免れた成功事例です。一般職員の給料カットが平均で22%と言うから驚きです。議員報酬は40%カットですよ。まぁ、支出の削減は誰でも思いつきますが、「さざえカレー」や「いわがき」に「活イカ」の海の幸から「壱岐牛」などの島ブランドの食品を市場化して雇用の場を確保して、少子化対策が一人目は10万円、二人目は20万円、三人目は50万で4人目以上は100万円と言う他に、様々な若者を呼び込むアイディア支援があります。

なにかアメリカン・ドリームに憧れるお金の価値観と相対する位置にいる生活のようですね。年初に書いた幸福度の話ですが…人生はどちらが素晴らしいのか分かりませんね。経済的には島での暮らしは、きっと生活に必要なお金しか手にできないのでしょうが…。豊かな生活を連想させるような、和気あいあいとしたムードがあるようです。一方で東大の社会科学研究所には「希望学」と言う新しい分野を模索する学問が生まれたと言うのが…今の日本が位置している時代背景を、物語っているようにも感じます。地方の活性化には様々なアイディアが生まれており、人と人を結びつける輪の繋がりを大切にする取り組みがありますね。「維新の会」が目指す地方自治の動きはどうなったのでしょう。

冒頭の株って面白いね…と書いたのは失敗したグリーの動きですね。今日は1120円までありました。カタルは昨年1400円前後で参加して1000円で投げたのですね。その後676円まで株価は下がり、ここから反転です。カタルが銘柄などは、何でも良いと述べている代表的な事例です。カタルがよく引き合いに出す成功事例の沢井製薬ですが、時間が掛かり過ぎていますね。このIRNETを始めた少し前の1995年に上場した会社です。今では「ジェネリック」と言う言葉は一般化されましたが、当時、カタルは「ゾロ」薬と紹介していたように記憶しています。思い出深いのが、お医者さんからのメールでした。日本ではジェネリックなどは普及しないと指摘されたことです。でも今では売り上げ規模も多くなり1000億円台に、もう直ぐ突入します。でも武田の1兆7千億円近い規模からすれば、まだまだですが…団塊の世代の高齢化を考えると、成長力は落ちることはないでしょう。しかし株価が上がるまで、すごい時間が掛かり、とてもカタル向きでない為に、時々触れるだけなのです。

このような銘柄はたくさんあります。カタルは冷凍食品に成長の芽を感じていますね。ニチロは農薬事件に揺れていますが、近年の冷凍技術の進歩は素晴らしく…正月のおせち料理などは、この冷凍技術が使われていると言います。マズマズですね。でも素人が暇とお金をかける料理には、本当は負けるのでしょう。でもあの品揃えはなかなか…家庭では難しいですね。「味の素」などもカタルのお気に入りです。最近リストを見ていたら「花王」も良く登場します。きっとアジア戦略が軌道に乗り始めているのでしょう。何も沢井だけではないでしょうが…時間が掛かり過ぎますね。人々を魅了する値動きはなかなか生まれません。カタル君が三菱UFJを一貫して進めているのは、糊代もあるからですね。規制が緩和されれば、宝物でしょう。理由は都心の不動産です。

昨日、日経新聞の記事批判と言うか…三菱地所の含み利益から株価が高騰した話をしましたが…地所は持っている土地を売りはしませんね。JR東日本のケースが新聞に書いてありましたが、商売の道具ですからね。松屋も同じことです。でも乗っ取りが出来て売ることが出来るなら、都心なら含み利益の話は、理屈付けが出来ますが…地方などは売れませんね。だいたい資産価値がない。でもケネディクスの持っていると言うか…受託資産は儲けがあれば、勝手に売ることが出来ますね。昨年はおよそ2割、地価が上昇しています。だから軍艦ビルの実例などを示したのです。東京都の地価はこれまで下げ続けており、今年はこの信用創造の分岐点だと考えていますね。信用創造の中には、裁定取引の概念があります。だから商社も割安感も是正されると考えています。行き場を失った日銀当座預金はGDPの20%ですからね。個人の金融資産は1600兆円です。10%がアクティブな選択をするとしたら…どう考えても、限界点は近いですね。

古河電工も上がってきました。今日は板ガラスも高いですね。日経では旭硝子の欧州部門の建設用ガラスの不振が伝えられているのに…不思議ですが、みんな、どの株もある程度は上がるのですが…異次元に上昇できる株と言うのは、なかなか存在しないのです。株価が10倍になったアドウェイズに、もっと上がれと言っても無理な話ですね。しかしケネディクスなら可能性があります。此処から10倍ですね。でも初動波動に力が必要なのですね。5000万株を買えばいいのですが…250億円の資金を投入するファンドが出てこないのですね。必ず登場する筈ですね。本格的に参入するときは、一旦、売り崩すのが筋なのですが、既に地価が下がる環境ではなく、見切り発車のイメージも強いのですが…どんな形になるか?

おそらく始まりは、一気に619円抜けから新高値の棒立ちの形だろうと想像しています。何しろ5000万もの信用買い残があるのです。よくありますね。僅かな儲けで売った後に、株価が棒上げに上がる形です。日揮のケースがそうでしたね。あの時は1年間、待ちに待って…売った瞬間が、実は買い場でした。あの失敗体験があるから、昨年は何度も目先の高値を買わされ、下値になると投げる繰り返しでした。今年は何処かで爆発だ…と考えています。資金力が乏しい人は、619円を抜いてから参戦しろと述べ、資金力のある人は安値を買い下がればいいのです。まぁ、昨年初の211円に戻ることはないでしょう。480円を切ることが出来て300円台に入るのか…、それとも今回も480円を下回れずに下値を切り上げるのか…。神様じゃないから分かりませんが、マネタリベースの増大から東京の容積率緩和の話に、オリンピックなど控えており、どう考えても人気株は確定ですからね。

しかし長いね。カタルが500円割れから、再度、参入したのが昨年の夏ですからね。600円台の壁を切れずに、何度か挑戦し、その度に騙されたのが…昨年後半の成績を押し下げた敗因でした。今年は何とか、ものに出来ると良いのですが…。素質が開花するかどうかは自分が仕掛け人じゃないし分かりませんね。昔、よっちゃんが、提灯を付けるつもりで、2000万か3000万ほど市場から玉を買ったら、何時の間には本尊にされ、挙句に会社からストップが掛かったケースがありましたね。日本の社会はいろいろ面倒だからね。

何の話だっけ…そうか、グリーだったね。要するに売り買いの方法論の問題なのですね。株価が下がっても動揺せずに、しっかりした概念を持っていればいいのです。007だってそうですよ。日本の成長を考えればスマート・コミュニティーに行きつくので、ユビキタス社会の進展は確実なのですね。だから時間が応援してくれるのです。今は割高かも知れないが…売り上げ規模が10億ですからね。村田がその気になれば…あっという間に株価は1万円を大きく超えますね。IVIの進展は確実でしょう。一番、最短距離に位置しているのです。ルネサスは43%だったかな…世界シェア二位のフリースケールは22%と断トツのトップと組んで、更に村田は超音波やセンサーなどの分野で、既に地位を確立しており、スマフォの電子部品では世界一です。スマフォとIVIの融合は時代の流れで007の優位性は、既にQBで実用化されているのです。この開発にアイディアの誕生から2年もかけているのです。技術的な蓄積もあり、おそらくディファクト・スタンダードを手にする確率は高いでしょう。トヨタとルネサスの関係を見れば分かりますね。ルネサスの工場が被災した時に、トヨタから応援要員が派遣されています。人為的な繋がりは、なかなか切れないものです。早めに仕掛ける人が登場するかどうかの話ですね。

みんな、決まっているのです。途中経過が見えないだけですね。だから銘柄などは自分の気に入ったもので良いのです。最近は「ハイリスク・ハイリターン」の反省もあり、公開する銘柄は、日経225の銘柄も数多く登場させています。結局、売り買いの方法論だと述べています。あらら…調子をこいていたらケネディクスの指値が買えましたね。…という事は、まだ下げるのでしょう。一気に400円割れがあるかな?この仕掛け売りがあり、そこを買う力があれば…今年は勝利ですね。でもアベノミクスがこけたら駄目ですよ。最悪は武富士のように消えてなくなります。…と言っても、だいぶ時間的なユトリはありますが…。あの最高裁の今井判事の不理屈な判決があり、Jトラストと言う銘柄が生まれたのですね。もしあの時に武富士でなく、主力がJトラストだったら…理屈は同じなのですね。

あくまでも自分の力量に合わせ勝負して下さいね。自分の力量は、自分しか分からないのです。

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2014年01月08日

01/08

かたる:先ずは日経新聞の話題からかな? キャノンの御手洗さんは、優秀な経営者の一人ですね。テレビ進出を企むなどの失敗もありますが、難しい場面で再当番されています。ファーストリテイリングの柳内さんも、再当番組ですね。そのキャノンは、今年のカタルの仮説である欧州関連の注目株としてウォッチを続けていますが、日本での生産比率を上げると言うのです。中国の人件費が上がり、最近では、あのサムソンがベトナムにスタンスを移し始めています。ジョージ・ソロスの指摘する懸念は、中国の特殊構造への懸念を指摘しているのでしょうが…経営者と言うのは、色んなことを考えますからね。彼は経団連の会長を務めたことがあり、日本の産業界への影響力も大きいですから、注目される話題です。

もう一つが日経新聞に含み利益の話が載っていました。バブル期だったと思いますが、三菱地所が高騰したことがあります。その理由を作ったのが日経新聞で、売ることもできない丸の内の土地の含み利益を書きたてて、1兆円の含み資産と書いたのかな?それも一面での扱いだったように記憶しています。今日は銀座の松屋の事が書かれていました。外人投資家が好きな会社でカタルも好みです。このような記事が登場しているのに…不動産株は何故か安いですね。マネタリーベースを空前の水準に、かち上げてもマネーサプライの増大から資産価格の高騰にならない事例は、過去にありません。お金とモノの価格の需給バランスは論理的に決まっている筈です。このような背景があるにもかかわらず、最も恩恵があると思われるケネディクスに、仕掛け的な売り物が年初から続いています。明らかに売り仕掛けですね。カタルの疑問ですね。グリーの空売り残もそうなのですが…相場を見ていて、様々な疑問が浮かぶのですね。その解消が、いつ、どんな形で起こるのか? 相場の妙味は、此処にあるのですね。

先ずカタルは、様々な仮説を立てています。しかしその仮説が実証されなければ意味がありません。物理学の世界で、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の建設が行われたのも仮説を確認するためです。カタルの仮説には、様々なものが存在します。その上でカタルの相場観が成り立っていますが、大胆に予測している訳です。007などは、最たるものでしょう。例えば、ユビキタス社会において、007のWiFi技術は簡単な構造だからソフトに悪影響を与えない、誰でも同じようなものは作れるのでしょうが、如何に小さく機能を纏めるかは、ソフト開発者にとって、バグが生じない為の必要条件ですね。だから村田が最初に共同開発したのでしょう。ユビキタス社会を迎え、IVIの未来の見えない利益は、実現すると考えているのですね。ケネディクスも同じですね。信用創造機能が復活すると思っている訳です。人間は希望に向かって生きる動物だからです。その背景を何度も書いています。

その様な仮説が、どのように実現するか? 何故、カタルの考えるように、実際は動かないのか? …とか、様々な現象をウォッチしており、何とか、ベストタイミングを模索するやり方にもチャレンジしている訳です。資金力さえあれば、株なんか絶対に儲かるのですね。例えば上場廃止になったベンチャリだって、僅かな資金援助で救えたのです。方向性は良かったことが証明されています。銀のサラも上場しましたし、保険屋さんも最近は軌道に乗ってきましたね。問題は金融力だったわけです。カタルが金融庁を、度々、批判するのは、本来は銀行がリスクを取り、融資するモノなのですね。それを金融庁の独自判断が優先し、不良債権と認定して銀行の裁量権を奪っているのですね。最初は赤字でも、景気循環により黒字になる企業はたくさんあります。銀行独自の裁量権を奪うから、貸し出しが伸びないのです。健全な会社は資金など必要ありませんね。

時代に合わせた政策が、ある筈です。日銀が必死になって貸し出しを伸ばそうとしているのに…金融庁はそれを拒んでいます。みずほのやくざ融資問題は、その事例の一つです。昔は大らかだったですね。興銀の担当者は昼から酒を飲み、大きな行動をする人が沢山いました。亡くなった杉下さんは、辞表を胸に2000億円の博打を張っていましたね。だからバブルが起り、JPモルガンのようにマドフ事件などが起こるのですが…あまり反省も過ぎると、流動性の罠が長く続き、みんなが逆に不幸になりますね。だから自殺者が多くなり、ブラック企業が生まれるのです。この辺りの裁量は官僚には無理でしょう。だから政治家の麻生さんを批判したわけです。政治家は度量のある対応を官僚に指示しなくてはなりません。

話しが逸れましたが、自分なりの仮説は大切です。その仮説を信じて実際に行動することです。そうして失敗を繰り返せば、やがて相場が上手くなりますね。ナスダックの仮説もあり、その関連銘柄で光通信を掲げました。このアイディアは9月に生まれましたが、現在は6000円から8000円です。カタルは1万円を超えると述べています。最近ようやくステージアップする時間が近づいてきたようです。実はケネディクスもそうなのですね。だから興味深いのです。珍しいんじゃないかな?この下げ方は…。何度もボックスの往来を繰り返すのは訳があるのでしょう。でも下手糞だね。僕に資金力があれば、いろんな相場を非常に面白く作れると思うが…。もしそのような行動をしたら、金融庁は株価操作と認定するかもしれませんね。でも相場を作れると思っているのは傲慢ですよ。時代が相場を作るのですね。

銘柄などは一つで充分ですね。どうやって株価の動きを読むかです。良い相場環境だから素質のある株を買っておけば、どの株も上がってきます。三菱UFJだって4ケタになりますね。野村だってそうでしょう。だって株と土地が上がれば、誰が考えても全体が上がりますね。本日の日経新聞の含み利益の記事は、如何に日本株が割安か…書かれているのです。だから外人投資家は継続して買いを続けているのです。保守的な投資家には配当利回りで勝負すれば良いし、様々なアプローチの仕方があります。金融マンは国債を借り受け、それを売り、株を買う裁定もありますね。決算期になれば買い戻せば良いのです。色んなアプローチが考えられますね。お金が無くても信用力があれば、いくらでも裁定取引が可能です。

今度のケネディクスは、480円の壁を叩けるのかな? だんだん時代がカタル支持に傾くから、日経新聞の含み利益の記事が生まれるのですね。この記事がまた信者を増やしていきます。大衆が味方する、時代が味方する相場に逆らえる人は居ませんね。ラストリゾートの日銀も、逆らえないのでしょう。だから包括的金融政策に追い込まれ、今では異次元緩和です。本来、彼らの主張が正しければ、公定歩合操作だけで経済は動いているのです。別に日銀だけの責任ではありませんが…。昨日は消費税の読みを少し述べましたが、基本的に消費税などの増税で、GDPが縮小することはないのでしょう。あまり気にするのは、どうかな?

今日は皆さんも相場の仮説を立てて、実際に行動することをお奨めします。相場に魅せられて行動するのではなく、自分なりの論理に従って株を売り買いするのですね。それではまた明日。

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2014年01月07日

01/07

かたる:市場には銘柄を物色しようとする動きもあるから…かなり昔より改善しているのですね。そもそも今回のスタートはITバブル前後に生まれた新世代の誕生が背景になっているようです。アラブの春を始め、グーグルアースの誕生は、なんとも新時代を予感させるものです。医療分野では遺伝子解明がなされ、オーダーメイド治療が進展し、制癌剤の効用も明らかになってきました。おそらく近い将来、臨床試験などもスーパーコンピュタのシミュレーションで完了されるのでしょう。スマフォが身近な存在になり、ユビキタス社会は、ますます現実化されます。農業に医療に、物づくりの基礎的な考え方が大きく変化しますね。残念ながら、現在、我が国を支える団塊の世代はこの世代より早く、団塊のジュニア世代が、時代を大きく変えるのでしょう。現在は30代の人達ですね。カタルはネット第一世代でビルゲイツと同じ世代です。

本日の日経新聞には、グーグルの自動走行の話が載っています。未来カーの開発です。007の未来の利益であるIVI開発の話ですね。でも昨年、カタルが007を買った時には、この話は表面化されていませんでした。村田がスマフォだけでは、収益の限界点が見えており、車に力を入れた背景に、この未来カーの開発があります。情報を使いこなす事で様々な応用が可能になります。ソニーなど見ていると、一番近い、立ち位置に居るのに…何故、経営トップがその方向性に舵を切らないのか全く理解できません。多少はやっていますが、世界の覇権を握ると言う意気込みに欠けますね。このような経営者が、如何に日本に多い事か、新日鉄の三村さんの様な人達ですね。孫さんはよくスプリントの買収を決断したものです。昔からそうですね。下剋上なのです。下級藩士の不満が時代を変えるのです。

昨日のNHKの「クローズアップ現代」かな? 義手の話など…異業種の連携がネットを通じて生まれ、面白い世界になってきましたね。時代を創れるのです。何もグーグルに就職しなくても、やる気さえあれば、誰にでも起業が出来るような環境になり、便利になってきました。販路もネット、アイディアだけが、勝負の世界ですね。金融も同じです。今の日本株には、様々な裁定が可能ですが、野村などの大手に人材がいるのかどうか…。居たとしても金融庁が、直ぐに反対します。カタルも現役の頃、社長にある提案をし、社長が調べたらしいのですが、金融庁の規制の壁が、そのアイディアの実現を妨げました。様々なアイディアをどうやって実現するか、本気になると、必ず規制の壁にぶつかりますね。それを打破する人が成功するのでしょう。

相場が良い事もあり、カタルが掲げている銘柄は、それぞれ順調に動いています。当たり前ですが…。でもカタル君は、この程度では不満なのですね。どれも爆発力がなく仕掛人の存在が問題なのですね。条件は整っているのに…なかなか本気で、やる人が出てきませんね。大手ファンドの担当者は楽しい相場を作って欲しいですね。サラリーマン化した運用などせずに、ドラスティックに、社会に影響を与える相場を作って欲しいものです。昔は金融力が会社を育てました。任天堂などは、カルタやトランプを作っていた零細企業だったのです。それを野村の金融力が育てたのですね。勿論、経営者が立派なのですが…。山内さんは、家庭内のゴタゴタもあり変わった人だったと言う話ですね。

さて本日も株価は安いようです。何しろ年末に煽りましたからね。年が明ける途端に消費増税不安かな? 昨年末までは積極的な在庫投資が盛んな筈で、見込み生産をしていますからね。この数字が明らかになるのは、2月です。つまり3Qの数字は良いので、株価は落ちませんね。問題は実際の動きである3月分の消費でしょう。この時期に予想以上の駆け込みがあるかどうか…。在庫投資が順調に捌け4月になると消費は落ち込みますが、この落ち込み度を見ている訳ですね。この予測が難しいのでしょう。7月の日銀短観なのでは企業のイメージが実感できますから、その前ですね。株価は4月の後半か、5月半ばには、消費の落ち込み度を消化します。7月はいろんな指標の発表で実態の裏付けが分かります。故に、この間、確定しない不安をどう処理するか…。みんなが同じことを考えているから、この逆を考えれば良いのですが、あまり先走ると、資本力が乏しいとやられますね。株の難しいのは、予期せぬ動きが存在することです。結果は決まっているのですが、途中経過が読み辛く、その動きに自分の資金力が付いて行かないから、投げさせられるわけです。上がると分かっていても、仕組み上、売らざる得ない。だから自分の力量の見極めが大切なのです。

今日も日立は強いですね。カタルのお気に入り銘柄です。昨日、一気に昨年来高値を抜きました。基本的に、このような銘柄が買われるという事は、FRBの懸念は消化しているのでしょう。つまり新興国のインフラ投資は、落ちないという事を示しており、商社株の資源価格下落の懸念もないのでしょうね。今年は、焦点である年金基金、GPIFの動きも注目されますね。今週は日本的なしきたりで、あいさつ回りの日々でしょうが…来週には本格的に動き出すのでしょう。彼らの動きは注目されますね。バブル当時は、1000万株は、あいさつ程度の玉なのでしたね。日立を1000万株買っておきましょう。…という具合です。如何に時代の変化が面白ものか…感じ取ってください。今の日立は500万株程度しか、板に並んでいませんね。当然、株価を買い上がれば、売り物はジャンジャン出てきますが、板に出ている売り株の10倍ほど買えば、ある程度は消化します。つまり株価ステージを変えるには、実弾で10倍程度を買わなくてはなりません。

ケネディクスの株価上昇は決まっていますが、利益剰余金の赤字分の解消をしなくては、馬鹿に上値を買わせることは出来ません。機関投資家の中には、無配企業には投資が出来ないと言う規制を設けているファンドもたくさんあります。2年から3年先を見ている訳です。短期ファンドは単年度で、結果を要求されますからね。今年は復配でしょうから、どこが爆発地点のタイミングかなのです。この読みなのですね。先にファンドがつるんで買う場合もあり、後ろにはズレませんが前倒しになるケースが、多くあります。カタル銘柄だったJ・TECのようにね。あの相場は、利益は確実に出てきますが、先買いしている訳です。だから自分で買う力があれば、問題なのですが…おそらく300億円程度は買う資金を用意しなくてはなりません。まぁ仕掛ければ、多くの賛同が得られますから、相場になり、そんなに資金を手当てしなくても良いのでしょうが…。最後、最悪の場合も想定し、失敗した時は自分で会社を買収すればいいのです。その力量がないと…話は進みませんね。アラブの王様の話です。

採算に合う会社が、日本にはゴロゴロしています。何しろ、あの三菱UFJが、まだ600円台なのです。カタルが、何度も「マネタリベース」の話を持ち出すのは…そういう環境だと言う話しですよ。少しぐらい株価がぶれても、慌てる環境ではないのです。だから、007にしてもそうですが…時間調整の話を、何度もしているのですね。52週線と言うのは、そういう意味なのです。1年間かけて作り上げた株価は、信頼感が増すのです。例えば、カタルが割高だと主張しているアドウェイだって、898円の52週線まで下がれば、カタルは割高などと言いませんね。あるいは52週線が切り上がるまで、株価を維持し続ければ、そこが地相場なのでしょう。ただエリオットの波動論もそうですが、綺麗な3段上げの途上で…、この場面は、非常に危うい株価位置なのですね。だから障らぬ事です。

相場なんか簡単なのです。問題は自分の資金力であり、自分の力量を精神面も含め、どう把握するかの問題なのです。

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2014年01月06日

01/06

かたる:大発会を迎え、今年はどんな相場になるかな?…と想像が膨らむばかりです。株式市場は奥が深く面白いのですが、基本的には資本力に敵いません。その為に、所詮は小判サメ的な行動は致し方ないのでしょう。市場の流れに付くしかありませんね。自分で正しいと思う姿に、市場はなかなか近づかず、ジレンマを抱える日々が長く続きました。国家理念とは何か? 日本には明確な目標がないように感じます。昔は豊かになる為に、欧米に追い付くために、所得を上がることに必死でした。その為に様々な弊害を乗り越えてきた歴史があります。水俣病などは代表的な弊害ですね。

そうしてようやく追い付いた1985年頃に再び転落するわけです。目に見えないモチベーションの重要性を、失われた時代に嫌と言うほど…思い知らされている訳です。果たしてこの壁を打ち破ることが出来るのかどうか…政策官僚はよく考えて欲しいと願っています。既にガラガラポンのリスクを承知で、異次元緩和に踏み込んだのですね。内外価格差は是正され、あなた方が作ってきたシステムの間違いは訂正されました。TPP交渉で米の存在がクローズアップされ、小手先の誤魔化しは効きませんね。オランダでさえハイテクハウスで世界トップを走っています。一体、理想に燃えるあなた方の理念は、何処に行ったのでしょう。なかには江田さんのように、改革に目覚めた人たちは居ますが、利権官僚の実態は、昔の自民党政権で復活するのでしょうか? 市場はある意味で正直です。東証一部単純平均株価は、日本の実力を表しているのでしょう。

IRNETの本質は「株式市場 日本を考える」なのですね。
単に儲けるための相場を当てる為に、毎日、書いている訳ではありません。無気力感から生まれた証券マンの怒りが原点になっています。下げ続ける株価を見て…何が問題か? さんざん考えてきました。今では主流を握る団塊の世代の人達は、学生時代に燃えたあの行動力を思い出して欲しいのです。残念ながら、僕は当時小学生から中学生で…実態は分かりませんが、理想に燃え行動をしたのに…。今、自分達が社会を動かせる立場なのに…傍観している自分の姿を、もう一度、見直してほしいのです。今年はある意味で非常に重要な年ですね。米国に比べ日本は恵まれています。金融バブルの崩壊から完全に立ち上がり、論理的な理屈で世界と勝負できますね。国の借金は多いですが、個人金融資産はまだ蓄積があります。この力があるうちに、完全に成長軌道に乗せないとなりません。消費税の引き上げで時間が稼げたなど…と思っていたら大間違いです。

GPIFの運用担当者は、正しい裁定観念を貫き、日本に論理的な流れを作ればいいのですね。金融力は実際の行動力と二人三脚の立ち位置にあります。あなた方の間違った行動が実体経済を歪めているのです。誰が考えても0.7%日本国債を買い続ける無気力な行動はあり得ませんね。本来はメザニンローンまで踏み込むべきです。日本にスマートコミュニティーの流れを定着させるかは…あなた方の責任でしょう。日本が生き延びる道を模索すれば、効率的な情報活用を含めた、新しいインフラ整備が不可欠です。農業や医療など…様々な技術革新は大きく進んでいます。是非、先ずは理屈通りに裁定取引をやってくだされば良いのです。あなた方は巨大な資金を抱えていますから、市場の歪んだ金融論理を正しい流れに変えられますからね。誰が考えても0.7%の運用より、3%、4%の方が正しい運用です。ましてやマイナス金利の世界ですからね。

さてゴタクはこの程度にして、発会は年末の「掉尾の一振」からの反省があるのでしょう。どの株も冷静に動いています。ただ幾つかの相場の芽は確認できましたね。カタル銘柄のケネディクスをはじめとする不動産株にも動意がようやくみられています。だってベースマネーから日銀当座残高を考えれば…、誰だってインフレを連想し、資産価格の上昇を疑いません。GPIFが運用する年金資金は、当然、配当利回り株から、不動産などの資産株に資金が流れるのが常識ですね。三菱地所なんかよりレバレッジの高いケネディクスが買われるのが自然の流れです。仮に地所が10%上昇するならケネディクス株は3倍から5倍は上がるのが自然でしょう。

最初は東京にも処理に困っている不良債権物件が存在し、その整理が優先されます。その動きが昨年の動きですね。軍艦ビルに長銀本社などは代表的な事例ですね。その処理が終わり、手の空いたアクティブ・ファンドは次の獲物を狙います。しかし土地は抱えた不動産会社は、金融がジャブジャブで銀行は無限に資金を融資しますからね。優良物件は市場から消え、どんどんとこの動きは加速されます。株価は実体経済に6か月ほど先行して動くと言われており、既に相場は、消費税の引き上げ後を睨んで動いています。だから上がることはあっても、下がることはありませんね。やがて市場から浮動株が消えますね。こんな簡単な理屈は、小学生でもわかります。本当は増額修正をする前に、2月の予測を出す前に買うのが筋でしょう。皆が感じる確実度が増す前に、相場にするから空売りが強弱感から生まれるのです。

同じことが株価の安い007にも言えます。誰かが恐くなり、玉を外しているのかも知れませんが、今年は大口の売り手は居なくなり、期待感だけでも新高値に抜けるような相場環境です。アドウェイズなどの偽物とは違うでしょう。もともとビットコインなど相場を何時までも世界の中央銀行が放置する筈がありません。まるでFRBの創設当時のような出来事ですね。実はFRBは民間会社って…知っていました? まぁ、そんな事はどうでも良いのですが…、確かに足元のネット広告は伸びるでしょうが、それだけで説明できる株価水準とは違うでしょう。でもアドウェイズのような株が生まれる環境だから、007のような夢の大きな会社は、ひょっとすれば…一気に1万円へ駆け抜ける素質を秘めています。時代性は我々を支援してくれるので、心配する必要性は全くありません。安くなれば、2000円以下ならいくらでも買っておけば、既に時間の洗礼を受けていますから、全体が1万円を割れるような相場にならない限りまったく心配はないでしょう。ベースマネーの増大は、そういう事なのですね。

次の日銀の行動は、おそらく当座預金の付利撤廃でしょう。現在は0.1%の金利を付けていますが、この金利を撤廃すれば、嫌でも眠っている100兆の資金は動き始めます。何故、ベースマネーが株や不動産価格を押し上げるか…。こんな理屈は、誰にでも理解できます。現状の乗数効果はベースマネーを増やしても低下しています。乗数効果と言うものも時間の洗礼があるのでしょう。今年は、マネタリーベースが、マネーサプライに点火する年になるんじゃないかな? 昔は貨幣乗数効果は10倍ほどあったのです。日銀の度重なる変更により、歴史的な検証は少し難しいのですが…。何しろどこかに隠れている資料を探さないとなりませんからね。現存するデータで直ぐに比較できるのは1998年代との比較ですね。この当時からITバブル前後までは10倍はあったのです。しかしカタルが指摘する小泉・竹中改革の弊害と言うか、金融機関への締め付けで…、あの半沢直樹を書いた池井戸君が銀行マンの頃は10倍だったのに、2003年には6倍台まで減るのですね。あのテレビドラマはあの実態を描いたのです。

そうして膿を出し切り、僕らが儲けた2006年頃には、貨幣乗数効果は8倍台まで増えますが、再び減り始め2010年の包括的金融政策に、日銀は追い込まれます。そうして現在は昨年11月時点で、4.5倍なのです。カタルが、みずほのやくざ融資問題を批判するのが、ご理解いただけると思います。今日はそのグラフを作って今日は終わりにしましょうか…。

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カタルが金融庁批判をする理由がお分かり頂けると思います。本日の日経新聞には実質金利がマイナスとの記事を合わせて勉強されると考えられると良いでしょう。ベースマネーに対し何倍の資金が市場に出回るかという指標です。公共事業投資が色んな産業に刺激を与えかなりの乗数効果がありましたが、効率が落ちたのが諫早やヤンバダムの話ですね。財政出動の乗数効果が落ちていたのです。日銀のベースマネーの供給も同じですよ。

市場で出回るお金の量を「マネーストック」と言います。昔はマネーサプライと言いM2+CDなどの事を示します。細かいことは良いのですが、要するに日銀が世の中に出回るお金の量をベースマネーでコントロールし、その結果がマネーストック(マネーサプライ)の量になって現れます。ところが「流動性の罠」と呼ばれるお金が動かない状態に、現状は陥っているのですね。何故か? UFJを意図的に潰したり…、強引な権力の行使が金融機関の裁量を狭めました。だからカタルは、みずほのやくざ融資など…確かに悪い事だが、全体論から見れば大きな問題ではなく、みずほ本社の役員が処分される程の問題なのかどうか、疑問を呈したわけです。要するに政治力などですよ。麻生を馬鹿だと言うのは、この実態を知っているのかどうかなのです。政治家を官僚が意図的に誘導しているのですね。資料など…自分の主張通りに意図的にいくらでも作れるのですよ。何故、日銀も含め歴史の検証をし辛くして、改定を繰り返すのでしょう。時代に合わせるため? 日本軍が間違った選択した検証を誤魔化すためではないのでしょうか? 自分でデータを調べれば、昔のデータを探すのに苦労するのが分かりますよ。

今日は理屈を書いた為に長くなりアップが遅れました。でも金融庁の指導など…この目に見えない圧力が如何に大きな事か概略が掴めたことだと思います。日銀がベースマネーを増やすのは市中のお金を活発に動かす事を狙っています。だからマイナス金利なのですね。現状は円安による間違った物価高への懸念があるので、アベノミクスの失望説などが存在します。だから大納会へ参加した安倍さんを評価しているのです。指揮官が自分は現場を気にしていつも見ています。…と宣言したのです。株屋はそれに応え、セールス活動を活発にしなくてはなりません。保守的な投資家には配当利回りで商社株を…本当はカタルの掲げた資料をプリントアウトして、顧客に持ち込んでセールスすればいいのです。データは日銀などからインプットしてありますから正確ですよ。そうして理屈を話して定期預金から株に資金を流せばいいのです。セールスの力が不足しているから、個人の現物株の売り物が止まりませんね。上がったら売りなのですか? 株屋のセールスが自分でよく勉強して利回り裁定を進めるのが正しい行動でしょう。今年も理想に向かって頑張ってください。

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