未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年12月18日)

かたる:やはり不思議ですね。カタルは1937年問題を宿題として、ドバイの不思議を以前、書いたことがあります。産油国が労せず暮らせる時代が長く続くのは不思議であると…述べました。結局、カタルが感じた不思議は、現実になっているのですね。この発想は本日、読んだレポートにも関連していますね。その原稿は此方です。(現代ビジネスへ「原油価格急落は米国経済にどのような影響を与えるのか?」)

加えて昨日の日経夕刊の十字路「世界のデフレ化」を読まれておくと良いでしょう。ただこのレベルの知識は、少しカタルの読者層には、レベルが高いかもしれません。難しければ…飛べせば、良いのですね。カタルもそうしています。「習うより、慣れろ」です。接すことが肝要だと思っています。

世界のヘッジファンドのマネージャーは、常に新聞や雑誌などを爆食して考えるわけです。時代の流れを追う事に、神経を使っていますね。企業業績を追うことなどしません。株価は確かに企業業績により動くのですが、その元は時代の流れが決めるわけです。考えても分かりませんからね。例えばカタルはケネディクスの今期の一株利益を30円に弾き、来期の予測を60円としてきました。しかしこんな数字は経営者の好みで決まります。

昨日、発表されていましたね。今期に損失を計上し、来期に利益を先送りしていますね。しかし多くの投資家は、目先の数字しか見ていませんから、この辺りのマジックを利用するのはヘッジファンドなどのプロですね。彼らがどう考え動くか? こんな事は、他人の心を読むので分かりませんね。分からないことをアレコレと想像しても仕方がない事です。この発表で、たぶん年内は数字を固めるのでしょう。AUMの増額により大幅な利益計上が見られると考えていますが、その増加分を減らしているのでしょう。でも予想より大幅に上にぶれると思いますが…。実態は来年の2月に分かります。しかし通常は数字の事前発表が、何処かで行われるはずですね。

昨日の日経を読むと…ロシアルーブルが、何故、これほど売られるのか? 理解に苦しみますね。外貨準備は充分にあり、返済に窮する事はないのです。問題はロシア国民の動向ですね。明日は「我が身」ですからね。良く日本人は、考えておいた方が良いのです。カタルはアベノミクスが失敗すると、最後はガラガラポンの時代が来ると宣言しています。円の150円などは、チャンチャンらおかしい…とも述べています。300円時代になるかもしれませんね。それは日銀の財政ファイナンスの問題です。ハッキリ言って手遅れに近いのですね。もともとマーチの生産移管の前に、手を加えるべきだったのです。東大法学部は馬鹿ぞろいですね。

さて今は、必死になって、この水準訂正を計っている訳です。基本は金融株の水準ですね。世界で一番クリアな銀行などの株価が、正常な水準に戻ることが出来るかどうかで…デフレ脱却の成否が、決まるのですね。この背景は信用創造の復権が、市場経済に必要不可欠だからですね。あまりに官僚の官僚統制が行き過ぎたツケを払っている訳です。清貧思想など糞食らえ!です。バブルが、何故、悪いのか? 教えて欲しいですね。文化も科学も人類の成長は、全てバブルにより支えられているのです。中国の文化革命のような清貧思想で、人類の成長は生まれませんね。あの反動があるから…現在の中国の高度成長があるのですね。分かりますか? 全ての事象は、関連性があるのです。まさにカオスの世界です。少し難しいかな? かたるは1300兆円の逆襲は、必ず起こると述べているのです。だから、その際に位置しているケネディクスは、歴史的な大相場に発展する可能性を秘めていますね。ITバブルの光通信並みかな…と漠然と考えています。だから645円でも平気で買えるのですね。カタルは4ケタまで買い増しを続けると述べています。

この辺りの背景を、しっかり掴まないと…カタルの考えが理解できませんね。一度、読んでない方は、是非、ユン・チアンの「ワイルドスワン」を読むことをお奨めします。中国の文化大革命時代が描かれています。平和ボケしている日本人にとって、必須の課題図書でしょう。国家は、平気で国民を騙すのですね。この辺りは…移民政策の小説が良いですね。稲垣涼介の「ワイルド・ソウル」ですね。ワイルドが…重なりましたね。

昨日、NHKの深夜にSONGSで「テスラ―・スウィフト」の特集を放送していました。どうして観たい人は1月9日金曜日(午前1:30~)再放送があるそうです。代表曲は此方だそうです。「We Are Never Ever Getting Back Together」をユーチューブでどうぞ…。

何故、ここで取り上げたかと言うと、彼女が誕生した1989年は、カタルが希望に燃えて上京した年なのです。歩合セールスを目指し、デフレと闘ってきたからですね。日本経済の曲がり角でした。でもよく考えれば…買いで入らずに、空売りで対処しておれば、大儲けできたのです。しかし株屋の宿命ですね。彼女の活躍を観て、無駄な25年間だったのか…と感傷に耽りながら、彼女の歌を聴いていたのです。若いって素晴らしいですね。大きな失敗も、社会は温かく見守ってくれます。

さてそんな事より、昨日に続き本日も、日経新聞では、ロシアルーブルに紙面を割いていました。きっと、峠を越えたのでしょうね。一般化すれば…もう恐いものはありません。FRBは「相当な期間」の文言を削りながら、市場に配慮を示し利上げを急がないと述べていたようです。絶妙ですね。文言を削除したのです。削除しなければ、再び憶測が生じる隙を与えますからね。この辺りの配慮は、たいしたものです。イエレン女史はなかなかの人物ですかね。ロシアのエリヴィラ・ナビウリナさんとは、経験の違いでしょうかね。日本の事例を見れば分かりますが、金融政策で為替をコントロールできると、考えるのは浅はかです。知らなかったのでしょうか? プラザ合意からの円高を懸念し、日銀は低金利金融政策を実行し、不動産バブルを生んだのですね。その点、中国は賢いね。世界から批判されている問題を、上手くコントロールしています。

さて今日は、いくつかの客観論を述べ、少し分かり辛い解説だったかもしれません。しかしカタルにとって、今日のレポートは、なかなか色んな視点を含んで解説していると思っています。誰も褒めないから自画自賛です。でも選挙結果と言うのは、投票率が低いとメディアは言いますが、意外に良く、世情を反映している様に思いますね。株価と似ていますね。やはり市場だから…同じ原理なのでしょうか? 発想がポンポン飛ぶから、読者には分かり辛いでしょうが…カタルの見方は、一貫しています。やはり1300兆円の逆襲は、1600兆円の個人金融資産の力で、大きな修正過程に突入したのでしょうね。あれは1987年かな…野村証券は、値嵩株だったのですね。今は、氏家体制の弊害で、体たらくしている実態ですが、ソロソロ優秀な経営者が出現しても良い時期ですね。

同じブランドでも、世界競争に負けている花王ですが…どうにか成長し、順調に株価は上昇していますが、一方、同じ環境下でも、条件を活かせない資生堂、経営者が変わり、復権できるかどうか見ものです。カタルが年金ファンドの運用者なら、間違いなく…資生堂を買って見たいと考えますね。野村も条件は整っていますね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年12月18日 11:05