未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年12月16日)

かたる:ハローウィン緩和での喜びも、ぬか喜びに終わり…ケネディクスだけでなく、野村証券なども31日の窓埋めを完了しました。日経平均株価は、値嵩株の輸出企業の影響を受けることもあり、未だに16533円の窓を埋めていません。今日の安値は、今の所、16770円ですね。自社株買いを発表した三菱UFJは、もともと31日の窓を、その後の展開で埋めています。一応、目安として掲示すると31日の高値は636円で、現在は665円ですね。野村の680円に比較すると…自社株買い効果か、若干、上に株価は位置しています。一方、輸出企業の代表格のトヨタの31日の高値は6525円で、此方は窓を埋めておらず、現在は7200円絡みの展開です。

ハローウィン緩和の評価は、今の所、市場では円安から輸出企業のプラスに働き、内需のデフレ脱却のスローガンは、意気消沈と言う有様です。アベノミクスの主眼は、基本的にデフレ脱却なのですが…、株式市場の評価は及第点に値するかどうか…の厳しいものです。昨日かな? 菅野内閣官房長官の談話で、株高は一般庶民にとって関係ないという事はないと…年金基金効果を指摘しており、安倍政権は、流石に良く知っていると思っています。デフレによる株安は、年金の積み立て不足を生み、その評価損を埋める為に、企業は疲弊してきた歴史がありますからね。

でも…不思議ですね。カタルは、選挙後は高いと踏んでいました。しかし世界景気の状態を受け株安になっています。それも輸出企業が売られるなら、分かるのです。しかし円安効果でグローバル企業は、ハローウィン緩和より上に位置していますが…、肝心のデフレ脱却のスローガンの内需株の株価は冴えません。まぁ、日本人はイワシ民族なので、奇妙な現象が続くとも考えられます。例えば…昨日、株価が3日ぶりに入った不動産産業のビーロット(3452)は公開価格2100円に対し、なんと10500円の初値なのです。現在は14280円となっています。おかしいですね。目一杯に利益を計上し、上場を果たしたビーロットが人気になり、利益を隠しているケネディクスは、目先の高値から23%も安いのです。本来、カタルは短期の乖離調整と思っていましたが、昨日は、折角買ったのに、意に反し再びロスカットを強いられました。カタルの見込み違いですね。

ただ昨日辺りから、再び強弱感が対立し始めている動きを感じています。本日も安いですが、同様の動きが見られるようです。最初は仕掛け売りかと思いましたが…。どうも決算期末を控えたファンドの利食い売りの様に、見えてきましたね。おそらく、この売り物は12月9日で切れたと思うのですが…。今年は、世界のヘッジファンドの成績は、芳しくなく苦労しているようですね。アップルを組み入れなかったファンドは、散々の結果で、不人気の半導体などを持っていたファンドが好調だとか…。

理屈上の原油安は、日本にとっては有利なのですが…、現在の動きはおかしな展開です。カタルはハローウィン緩和を観て、原油安と円安が相殺され、内需企業にとって好環境と考えてきましたが…実態は、散々の結果です。まぁ、まだ新しい動きが始まったばかりで…ロシアルーブルの動向が気になるし、ロシア危機で、本来は完璧な仕組み債が、理論通りに行かず、ロング・ターム・キャピタルの破たんは、記憶に新しいですから…ね。魔坂の天才学者ファンドの破たんです。その連想があるのかもしれません。このロシアルーブルは通貨防衛の為、6.5%の利上げとか…。10.5%から、いきなり17%ですからね。このようなジャンク債は、投資家にとって…魅力的な条件です。レイムダック化しているオバマは決められないので、問題が長引く可能性は否定できませんね。しかし共和党政権下になれば、もっと難航するかもしれず、妥協点を模索すると思うのですが…。プーチンは、どんな選択をするのでしょう。安倍さんの出番なのですが…どうかな?

ただ同時に、NATOとの緊張も生まれているようですね。ロシア国民は物価高に揺れている訳です。問題はこの辺りの緊張状態は、未だに市場で消化されていないところにあります。G20の金融規制強化も背景にあり、金融市場の流動性は、かなり脆弱化している様子です。FRBの発表文に「かなりの期間」の文言が外れるかどうかで…、市場の注目を集めているようですが…ノーベル賞学者のクルーグマン氏は、2015年に米国の利上げはないと報じられていましたね。カタルもインフレ率が上昇しない限り、利上げは必要ないと思っています。むしろ急ぐべきではないでしょう。1937年の宿題ですね。

今日は12月16日であり、今週が最後の山場…。(先週もそう言っていたかな?)しかし通常は、大半のヘッジファンドは、既に決算対策は終わっており、来年に向け、新しいポジション作成に入る筈ですね。どっちにしても、来週は急展開を迎える可能性が高いと思っています。相変わらず…ですね。ロスカットを強いられても、カタルはノー天気ですね。だって…論理的に、おかしな動きですものね。作戦としか…考えられません。読者からの相談メールらしきものが届き、投資家の不安定な心理状態が分かります。何度も言っていますが、株なんて、簡単なのですね。要するに自分の力量問題なのです。常に自分との戦いですね。どんなスポーツもそうです。横綱に成れない稀勢の里も、心理面が弱いのですね。その点、スケートの羽生君は、たいしたものです。あのスポーツもメンタル面が重要なのでしょうね。テニスもそうだし…みんなそうですよ。基本は自分との戦いなのですね。

まぁ物理的に売らされるのは、仕方ないとしても…。本当に楽観論を続けて、良いものかどうか…カタルには嫌な経験がありますからね。こんな展開の時に、表面化していないCDSの混乱を見逃し、40億を飛ばしたわけです。サブプライムローンだけならまだしも…と読んでいたら、だから、原油安は景気にプラスだが…、シェールガス関連投資のジャンク債の混乱が、広がる可能性もあるのかも…。でも常識的に考え、その程度では大きな金額ではないでしょう。しかし流石に、ロシアルーブルは、過去の事例があるだけに気になります。所詮は、市場を無視した政策の選択は、成り立たないのです。世界中、どこでもそうですね。

だから中国はシャドウバンキング問題から、市場原理化を進めている訳です。失われた時代のデフレ環境で、日本はドンドン置かれていきます。中国が日本のGDPを抜いたのは、つい最近の事です。2010年かな…。それが70%になり、今では50%程度だと言いますからね。まさにトホホですよ。単一民族が、内部分裂している場合ではありませんね。時間がない訳です。ケネディクスが下がるシナリオは考えられないのですね。仮に黒田さんが失敗しても、円はどんどん売られますが…不動産の価値は、世界標準なのです。どの国も、土地と株は重要な資産運用先です。今では東京の物件は、外資の餌食になっていますね。あなたが入っているビルのオーナーは、中国人かも知れませんね。先ずは、デフレ脱却が「一丁目一番地の政策」なのです。

こんな理屈は小学生でもわかりますね。チャンスですね。やはり500円割れ程度なのでしょうかね…。今年3月は300円割れ、前回は400円割れ、100円ずつ切り上がっていますね。つまりこの辺りは、下値圏と言う訳なのでしょう。カタルは、いつものように1年半早かったけれど…。この辺りは難しいですね。株の場合は、未来を先取りしますからね。金融相場と同じで、その先取りに割高感を感じ空売りが入り、株価が仕手化します。今から、気が早いですが…強弱感が対立し、株価がドンドン飛ぶようになり、取り組みが拮抗したら…それで妙味は、半減ですからね。最後は利益が表面化したら、もう株を買ってはなりません。やはりカタルは、今のスバルやマツダの様になると…思っています。

じゃ、いつなの?…と問われそうですが、そんな事は分かれば、苦労はしませんね。まだカタルは年末年始の急騰の希望を捨てている訳じゃないのです。他の株に先駆して下げていましたからね。19日ですから、間もなく1カ月ですね。まさにトホホです。一体、何をやっているのか、もっと上手い立ち回り方があったはずなのに…。まぁ、良いか…。あの時、619円を抜けた時は、本当に、一気に行くと思ったのです。今から考えると、645円の買いは、まさにアホの極みでしたね。2月は企業業績発表の絶対期日です。この意味は、今期の数字は隠せないからです。通常は、そろそろ数字が出るのでしょう。いつ増額修正の発表があっても、不思議ではありませんね。この辺りはヘッジファンドとの繋がりが問題になり…発表時期を決めるのでしょうが…。

ほら、カタルはノー天気でしょう。追証に追い込まれ、ロスカットを強いられているのに…この楽観ぶりは、やはり天性のものですね。それでなければ、未曽有のデフレ環境で歩合セールスなどやっていられません。あの時、和光の常務から、正社員の打診があったのに…。それを断り歩合セールスを希望したのです。やはり天性の楽天家ですね。でも本当にそう考えています。アベノミクスは成功し、デフレ脱却は、もう直ぐ表面化すると思っています。だって全ての政策が、その路線を歩んでいるのです。これが見えないようじゃ…証券マンは失格です。

さて少し、この話題から離れて…、世界経済の問題は、オランダの税制問題等…グローバル企業の租税問題ですね。此処が焦点になると思っています。原油問題などは、間もなく収束でしょう。基本的に市場経済において、僕ら末端の人間が、得られる情報はカスです。そのカスの情報に、踊らされるのは馬鹿ばかりなり…。株の世界は基本的に、知ったらお終いなのですね。だから、そろそろ新しい動きが見られるはずです。このような環境で強い株の動きを示すのが、次のリーダーなのですね。カタルは、赤字のクラウドワークスなどに触手が動きますが…今は、流石にユトリがないですからね。この手の株は、まさに博打です。今は赤字企業のカタル銘柄、007とJTECだけで充分ですね。

さてそろそろアップの時間ですが…全体は、やや沈んでいますね。現在は313円安の16785円ですね。ケネディクスは510円を割れ508円まで入っていますね。出来高が膨らみ始め1406万株ですね。昨日は1900万です。そろそろ反転して欲しいのですが、まだなのかな…トホホ。今日でロスカットは、お終いですね。明日からの下げは…再び、買い増しだ。そんな風に資金を、再び用意できるかどうか…。今回の下げは、予期してないのです。所詮は、貧乏人だから…ね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年12月16日 11:57