未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年08月27日)

かたる:今日も日経新聞に「ROE」の文字が多く躍っていましたね。良い事ですね。まだ国の予算は、総資産経営の売り上げ拡大を目指している様な馬鹿さ加減ですが…。このような記事が浸透し、経営者や指導者を洗脳すれば、やがて日本は大きく変化します。

基本的に資金を効率的に使い、利益を上げる競争が、国全体を豊かにします。ただ価値観は様々で、お金が全てではなく、文化と言う豊かさもありますね。いくら豊かでも、安心して夜道を歩けないようでは楽しくありません。はやくキャッシュレス社会を構築して、不正をなくし、公平な社会を築くことですね。振り込め詐欺など…いくらやっても、イタチごっこです。既に技術的にも、キャッシュレス社会の構築は可能で、この仕組みを築けばデータを追えますから、犯罪は一気に減りますね。必ず元締めが捕まりますから…犯罪は割に合いません。

今日の日経一面は、手術を「神の業」などと崇めていますが、医者など既に斜陽産業です。診断はコンピュ-タがやり、手術はロボットが代行しますね。心臓や脳などの手術が難しいのは、僅かな線をメスで切れないからですが、ダヴィンチだったかな? 手術ロボットを使えば、細胞レベルで拡大でき、素人でも難しい手術が、軽々できるようになります。この開発は、米国が大きく先行していますね。内視鏡トップのオリンパスは、この開発をやっているのかどうか…。何れ、遠隔地手術も可能になりますね。東京に居ながら、離島の診断から手術まで可能になるのです。技術的には既に確立されています。このようなスマートコミュニティーの構築が進めば、人間はもっと創造性が豊かな仕事に、労働資源を向かわせることが出来ます。宇宙開発は、夢のある課題です。遺伝子解析も、もう少し経てば完全解明できるのでしょう。

同じ一株利益でも、過去の遺物の一株利益と…未来に貢献する一株利益に、大きな違いがあります。お金の価値は一緒ですが、人間は未来を、より良くしようと夢を抱きますからね。同じ利益なら、どちらを取るか?…と問われたら、やはり人類の未来に貢献できる利益を取りたいのです。これが人間です。だからサイバーダインなどが、割に合わないのに…人気になるのでしょう。昨日は、「小野薬品」の話をしました。カタルにとって…007もJ・TECも、小野薬品と同じ時間感覚です。どちらも…これから始まるお芝居ですね。ただ小野薬は、黒字で利益も計上しており、配当もしているスタートラインに過ぎません。でも007とJ・TECと環境は違っても、同じスタートラインに立っているのですね。皆さんに、この感覚が伝わりますかね?この表現で…。

カタルは常に、その会社の利益のピークを想像しています。その利益が、これからドンドン伸びるのか?…と言う「変化率」を、観ているのです。何故、ケネディクスが一番か? 株価が動かないのに…。毎度、同じことを、くり返し述べているかと言えば…日本にとって信用創造が必要なのですね。必要条件なのです。人間が前向きに、生きていくための基礎的な課題なのですね。昨日はPCPの話をして、金融庁の検査姿勢が「流動性の罠」を増長していると述べました。今日のWSJには、「賃金を引き上げるには見える手が必要」と黒田総裁が述べたとか…報道されています。アダム・スミスの「見えざる手」が、需給の適正水準を創るという市場原理を、否定した内容です。

このレポートは、先週末の講演を話題にしているようですが…。黒田さんは、意外に核心を知っている可能性が高いですね。悲観論と経費削減と言うデフレマインドが、定着しているので、改善が必要だと述べているようです。今日の日経新聞には、不動産と証券が日経平均株価に遅れていると…市場解説してありました。カタルが、何度も信用創造機能の復活が必要だと述べているのにも…拘らず、実際は、信用創造が大きく進んでないのですね。

最近の話題は、「消費増税の反動減」が長引いていると言うアベマゲドン・リスクです。名目成長が、実質を上回る伸びが欠かせませんが、現実は円安、消費税の物価高を、賃金が克服しているとは言えませんね。かなり苦しい展開です。これは長く続いた「失われた時代」の後遺症の影響ですね。黒田さんは、意外にも核心を知っているかもしれません。日銀だけでは駄目なのですね。金融庁など…の援軍が必要なのです。しかし本当は、日銀にも窓口指導と言う、昔、使った手法もありますね。日銀は、何でも出来ます。ETFの買い入れ枠を増やしても…既に4年近く包括的金融政策が経過しており、かなり信用創造に効く筈ですね。

今日は、珍しい板状況の気配が、寄り前に見られました。ケネディクスのオーバーの売り物が259万に対し、買いも207万となっていました。珍しいな…。でも場が始まると、この買い物は、50万分が何処かに消えましたね。何故でしょう。何かの合図? そろそろ…この水準の売り玉は、枯れ始めている可能性がありますね。果たして玉が吸い上がっているかどうか…。ここ1週間の売買のなかで短期筋でない、玉を欲しがっているファンドが参加しているかどうか…なのですが、値動きを丹念に見ていれば、分かる筈です。故に、ケネディクスの後場続伸の上げを期待しています。ただ最も強い棒上げの展開では…なさそうです。

ここ4日間は、どちらかと言えば、右肩下がり展開ですね。上げた後、この揉み合いは右肩上がりが理想なのです。現状は、買いの勢力より信用買い残による売り圧力の方が、強く見えますね。信用買い残を減らすために、時間を掛けるやり方もあります。どちらの選択か…。昨日も少し話しましたが、基本的に仕掛けている本人たちも分からないのです。関心を持ってみているファンドのマネージャーは、非常に多い筈です。何か、切っ掛けがあると、怒涛のように…複数のファンドが参加し、一気に相場が形成されることもあります。要するに、ケース・バイ・ケースで誰も先は分からないのです。ただ言えるのは、時代背景は、だんだん加速度的にマッチしてくると言う事実だけです。

007も、今日は大幅陽線で高値を取れるようなら面白い展開ですね。昨日の陰線は少し長いですが…そんなに、悪くはありませんね。J・TECは、やはり誰かが関与し始めているようにも感じています。昨日の下値の買いが玉拾いなら面白いのです。最近の値動きは、誰かが拾っているようにも見えます。

最後にSP500の2000の大台乗せですが…、カタルは基本的に米国経済を疑っています。金融界への課徴金の動きなどを懸念しています。確かに恵まれているのですよ。シェールガスの実用化などがあり、米国経済は活発化しています。明らかにアメリカン・ドリームが働いていますね。グーグル、アマゾンなど、スマートコミュニティーに対応した企業が頑張っています。日本の場合は、村論理を重視し…ライブドアをやっつけましたね。秩序と成長のどちらを取るか、難しい選択ですが…、日本空港ビルディングやブルドックソースなど…の時代錯誤の村論理は、黒田さんが指摘するデフレマインドを増長させますね。中国の粛清もそうです。この辺りの線引きは、難しいのでしょう。人により判断は変わりますからね。

そうだ、鉄建と熊谷組ですが…昨日は建設が、オンパレードでした。でも「見えない利益」の伸び方が、期待できないのですね。だから大相場になりえないのです。もともと労働集約型産業は、利益の伸びが期待できません。ハッキリ言って、建設など、誰にでも出来る産業です。独創性とか…時代革新性とかが、期待できないのです。カタルは述べています。信用創造機能が復活すると、企業に積み上がっているキャッシュが一気に動き始めます。しかしROE経営が浸透し、今日、報道されているように、日立がアマゾンのクラウド環境利用の事例ですね。日立は、余った資金余力を、何処に向けるか?の「選択の余裕」が生まれるのですね。冒険が出来ますね。そうすると先駆する技術力に注目が集まります。時代を先駆している007は、一気に、華が開く、開花時期を迎える可能性があるのですね。何故、カタルが、信用創造の復活からスマートコミュニティーに的を絞っているか? だんだん皆さんも、理解される日が近くなっているのでしょう。やはりピカ一評価は揺るぎませんね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年08月27日 11:03