未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年01月10日)

かたる:流石、ジョージ・ソロスかな? 年齢的には衰えたとはいえ、知識は健在のようです。彼の今年の懸念は中国問題です。成長率が落ちると基本的にパイが限られますから失敗が増え二極化が生まれます。ここに来て中国も汚職の追放活動を強化している様で…あまり、この動きが過ぎると…経済は活性力を失います。難しいさじ加減です。日本の場合は過剰ともいえる水準まで権力が行使され、活力が全く失われました。故に「流動性の罠」と呼ばれる理論以下になっても投資活動がなかなか起らない状態に陥っています。日本の生産設備は古く、老朽化から事故も多発しているようです。何も古いのは原発だけでなく産業設備の主なものは、高度成長時代に作られたものが多く、その後、部分的な改修を繰りかえす保全だけですからね。使用に限度があるのでしょう。化学プラントでの事故は、その様な結果、生まれていると思われます。日本モデルを参考に、中国を始め多くの国が、固定資本投資と輸出を梃子に社会基盤整備をしています。故に、重電の日立や重工の活躍場面が増えていますね。

既に日本は内外価格差が是正され、完全にグローバル化へ舵を切る為の準備は整いました。問題は方向性ですね。カタルはスマート・コミュニティーの推進と考えていますが、各省庁の権力争いの為か…全国的な統一規格を作成するのも大変なようで、なかなか進みません。電子カルテの整備など…医療費の抑制に繋がり効果的な仕組みですが…役人の意識レベルが低くなったのでしょうか? カタルは前からキャッシュレス化を述べています。犯罪もなくなり、税務署も必要がなくなり、フェアな競争社会が築けます。ITSの活用から既に技術的に確立されている高速道路の無人化運転を実用化すれば…産業の物流コストも大幅に改善されることでしょう。スマフォが一般化し、様々な効率的な新しいビジネスは生まれますね。カタルが主張している準天頂衛星の4機体制も、未だに計画が前倒しになりません。新時代のインフラ整備は政府の責任ですね。スマート・コミュニティーの促進は、切っ掛けでしょう。

例えば007の話ですが、スマートメーターはかなり普及し始めており、HEMSなどを利用した電力の「見える化」を推進すれば、どれだけ日本の総エネルギーの節電になるか…。僅かな補助金が、震災とは関係ないとして切られましたが、効率化を促進させる投資補助は、日本が新時代で勝ち抜く知恵ですね。エコカー減税はある意味で、起爆剤でした。中国などの新興国の輸出型産業は、人件費だけが命です。情報の社会基盤づくりは早く確立させたものが、世界基準を手に出来るのです。だからグーグルなどが先行する前に、日本は自分達の出来るものを早めに普及させればいいのです。お金など必要ないですね。1600兆円は、やがてなくなりますよ。時間切れが迫っているのですね。ホンダは独自に交通渋滞情報を集め利用していますが、経産省が音頭を取り、日本で発売する車の統一基準を作れば、渋滞情報の完璧な利用が出来ますから、効率的な物流システムの効率化に繋がり、他国より生産効率が上がるでしょう。ヤマト運輸の小倉さん時代に、全国統一が出来たから、現在の宅配システムが確立されました。それを運輸省は、利権の為に邪魔をして…免許の交付を渋りましたね。

分からないけれど…きっと現場は、理想通りに進まない障壁が多く存在するのでしょう。民間と役所を繋ぐパイプが政治家だったはず。高い観点からの未来投資を進めて欲しいものです。オランダでも農業の未来化は出来るのですね。センサー技術を持つ日本が出来ない筈がない。

さて、ごたくは兎も角、光通信の株価は紹介してから順調に伸びています。この発想の源は、ITバブルの復活でしたね。米国のナスダック市場が新高値を更新すると言うものです。5048ドルの更新ですね。カタルは大雑把にデッサンしており、日本が先行して落ち込んだ1985年を境に、世界経済は新しい時代に入ったのでしょう。そうして1989年のベルリンの壁崩壊です。更に金融技術が発展した2000年代の初頭にITバブルが起ったのは偶然ではありませんね。その後、急速にBIRICsが発展しました。だから今度は先進国の先端技術を駆使した未来社会が生まれると考えているのです。ナスダックの新高値はその時代の始まりを告げると考えています。ソニーを度々批判していますが…昨日はスマフォの販売台数の計画で盛り上がったようですが、台湾や韓国などのメーカーに勝てるかどうか…。情報化の統一にスタンスを切るべきなのですね。アップルは既に1兆円を超えたのですね。それを4Kなどと…無駄な投資を先行せさています。もともと4Kにするか8Kにするかは意見が分かれました。それに放送する側のテレビ局もまだ対応していません。折角のソフト資産の宝が埋もれたままですね。

車がどうなるのか? 分かりませんが渋滞情報の活用は日本が先行しています。交通信号の調整技術は、世界一でしょう。過密する電車ダイヤの組み合わせなど…このようなソフト資産は数多くあります。このような部分的に発達している技術を総合的にプロジュースする事で、新時代が築けると確信しています。あとは政策官僚の発想の転換だけですね。あまり縛らない方が良いのです。秘密保護法案も含め、閉塞感を演出するものは後回しにして、先ずは信用創造でしょう。ジャブジャブのマネタリーベースを活用して、新時代への投資に繋げることは、日本が最先端に位置している筈ですね。米国はシェールガスがありますが、日本には画一化された国民感情がありますからね。方向性を決めて邁進できる強みがあります。

さて今日は時間がないのに…ごたくを優先させてしまいました。今の注目点はケネディクスでしょう。初めてですね。下落スピードが速くなっています。480円を切る演出があるのかどうか…どの程度まで売り込むことが出来るのかどうか…。昨日は朝から出していた同値の496円が買えませんでした。今日は買えましたが…。下値の板が厚くなってきましたね。でもこの厚くなった板を破ることが出来れば、あっという間に、5000万株の信用買い残の投げも加速され、400円割れもあるかもしれません。その演出が見られるかどうか…楽しみです。理論に反する動きは無理がありますからね。

最近の相場を見ていると、広範囲に水準訂正が進んでいるようです。割安だった株がほんの僅かな材料を梃子に、思い切った水準訂正をしています。例えば…そうですね。ジオマティックとか…はその口ですね。電池関連はなかなか利益に結びつきませんよ。FDKのような偽物は、手掛けても無駄でしょう。でも古河電池は中国次第で、大きく変化する可能性はありますが、既に大きく買われていますからね。ソコソコの銘柄は見つかりますが…なかなかヒット銘柄が生まれるものではありませんね。ケネディクスは消費税の値上げ前に、利益を確定させるはずですね。だから5月に発表される1―3月期の数字は、かなり良い筈だと予測しています。相場はそこに照準を合わせている可能性がありますね。今日の493円が、今までの安値ですが…このラインは下値抵抗線に位置しています。株価チャートを作っている時間が、今日はないのですが…三角保ち合いを継続しています。

ただ多くの場合、下にしゃがんでジャンプするのですね。だから下への突込みが、大きくなる可能性もあるのです。何しろ5000万株もの信用買い残があるのです。投げが生まれれば…大きく沈みます。これは全体相場の環境にもよります。最後は資金力の問題ですから、多くの人は何度も言うように、619円を抜いてから参戦すれば良いのでしょう。今一番、関心がある板状況なのです。楽しみですね。今日も板硝子は高いですね。あらら、時間切れです。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年01月10日 10:32