今日の市況(2014年01月23日)
かたる:今日は朝から感動的なドラマからスタートしました。朝ドラの「ごちそうさん」で悠太郎の妹である西門希子が、姉である山下和枝を説得する場面は、日本的な「気配り」を表した文化を表現していましたね。この心が「おもてなし」に繋がる訳で、日々の活動に連動させた人は、どれほど居るのでしょう。単なるドラマですが…目に見えない文化を感じる場面でもあります。この辺のニュアンスが、外人投資家に分かるかどうか…。ダボスでは安倍首相の基調演説が行われ、世界の人の眼が「アベノミクス」の成否に注がれています。安倍首相は自らが「ドリルの刃」となって既得権益の岩盤を打破すると述べましたが、既存計画の詳細や新たな数値目標などは言及せず、お題目に過ぎないと判断するのかどうか…難しい場面です。しかしパナソニックのチャート、本日の三菱UFJは690円を付けていますね。ただカタルが自信を持っているケネディクスは、水面下のままですが…。
同時に昨日の黒田総裁の発言には緊張感がなく、北海道で灯油が8000リットルも盗まれた背景にあるガソリンを含めた価格上昇への危機感は感じられませんね。インフレ率の上昇が目的なんて…と本来の目的を勘違いしているんじゃないか…と、思わせるような態度でした。スタグフレーションの懸念は残っているから、割安株が多く存在し、伊藤忠の株価に見られるように、裁定現象が生まれない訳です。イールドスプレッドの改善が生まれない流動性の罠の状態を、危惧するなら分かりますが…ノー天気な印象を抱いたのは、私だけでしょうか? 既にルビコン川を渡ったと言う緊張感が見られません。孤軍奮闘の安倍首相と言う印象です。財務省は金利上昇を見込み、財源確保に動く様は…失敗を前提に行動しているようにも、感じますね。解説しなくてもガラガラポンのリスクは分かりますね。急激な円安と金利高で、ジンバブエのような入り口に日本は来ているのです。だからケネディクスは、いろんな面で大相場を予感させる内容なのですね。でもこの「見えない利益」を理解するような高度な知識を持つ人は、市場に少ないようで目先利益の質の悪いコロプラを市場は選択しています。
最近、カタルが目先株を検討している様子を、書こうかと思う事もあるのです。3Dマトリックスとか、BBタワーのような…とも考えたのです。でもそうなると…以前、少し触れた「ジャムコ」のような過小資本銘柄を採り上げることになり、好ましくないのではないか…と影響を考えるのですね。カタルが銘柄に採り上げると、ストップ高するような事態が過去にいくつかありましたからね。例えばジャムコは、絶対に上がる株だったのですね。覚えている人が居ますかね? カタルが以前、大阪チタンや東邦チタンを採り上げたことがあります。あの当時のジャムコは、円高の為に利益が出ずに本業は忙しいのに…ドイツとの価格競争に負けていましたね。でもアベノミクスの影響で利益が生まれるようになりました。航空機市場は、空前の活況を呈しているのです。車なんてもんじゃないですね。ジャムコは値嵩株の素質を秘めています。ピジョンも大きく上がったでしょう。何もカタル君はケネディクスや007ばかり取り上げている訳ではありません。

ただケネディクスと007はカタルのお気に入りなのです。見えない利益が爆発する夢が大きいのです。分からないのはタイミングなのですね。誰が考えても分かります。市場を通じて、これから投資する人の心は読めませんからね。でもあの時のジャムコと同じで…見えない株価上昇のエネルギーは、時間が経過するほど貯まります。そうしてある時、爆発するのです。だから619円を抜いてからで充分間に合い、それからの方が投資効果は大きいと、昨日はアルプスの事例などを引き合いに出し解説している訳です。しかし最近は短絡的な人間が増えて、文間の余韻を楽しむと言うか…言葉に隠れたカタルの心情をどれだけの人が理解して頂いているか…。それを懸念するような相場が良く観られます。ITバブル時の光通信の暴騰のようなマネーゲームが、新興御三家で生まれていますね。それとも僕に見えないだけなのかな? 未来の利益が…。3Dはある程度は理解できます。だから最初に発表から注目していました。他にもたくさんありますよ。検討している銘柄は…。読み物としては、その過程を書いた方が、面白いのかも知れません。
でもケネディクスの見所を書いた方が、相場を知るうえで、良いのではないかとも考えています。今度、もう一度、背景を振り返ってみますね。僕の発想は間違ってないですよね。たぶん、春に大きく上がったために、調整期間が長引いているだけの話しでしょう。007も同様なのでしょうね。最近上がっている株は、春に相場がない銘柄ばかりですね。でも見えない利益の期待は、膨らむばかりで…実現の時期が近付いているのですね。その為に52週線の攻防になっているのです。ケネディクスのオーバーの売り板は一度減っていたのですが、最近は逆に増えています。原稿を書いている今、10時の板はオーバー分が582万株あります。少し前は300万を切っていたのに…。明らかに投資家心理が変化していますね。売りたくなっています。だから2月7日に期限切れを迎える米国の財政問題、実施は下旬のようですが、これが再浮上して全体が下がると…信用買い残が重くなります。全体は強い時は下がりませんが、全体が弱気に傾くと、空売りの候補になる訳ですね。
だから下振れ懸念が消えないから、その次に予想する上昇場面の619円を抜いてから…と何度も書いている訳ですね。でも、その下振れはないかもしれません。最近は同時にオーバーの買い板も厚くなっています。今は株価が下げているので130万に減っていますが、200万前後に増えていますね。出来高が減り、徐々に玉が沈むかもしれないのですね。どんな形の推移になるかカタルも分かりません。ジョージ・ソロスのような大口のファンドが、ダボスの影響を受け、株を買えば一気に4桁の人気株です。5000万株の信用買い残はそれほどに美味しいのです。この投資家たちが売った後に急騰する株価を見ると、今度はそんなバカな…と心理が変化し空売りを仕掛けるのですね。人間心理とはそんなものです。それが餌になり、更に株価が上昇するのです。もし東京都の容積率の緩和など政策支援が続けば…1万円もあるのです。レバレッジの意味は、そういう事なのですね。日本の金融機関は非常にガードが甘く、自らがリスク判断できませんね。僕ならサントリーのM&A資金などは融資しませんね。ただ三菱は米国に傘下の地方銀行があり、総合的にみると良い投資になる可能性が高いのです。他行はそのメリットがないから、融資に二の足を踏みます。
星野リゾートのリートは分かりますが…イオンモールのリートはリスク度が高く違いますね。利回りに見えない様々な背景をよく考えて欲しいものです。昨日は、日本が貧乏したと言う印象度を語りました。ドバイやアブダビの遊園地のチケット代などを引き合いに出しました。皆さんは、楽天のマー君の契約金を聞いて、どんな印象を抱いたでしょう。7年ではありますが、1億5500万ドルと言いますから161億円の契約料です。日本とグローバル価格の差は、どんどん開くばかりで…実感は360円台に戻った印象ですね。
デフレ環境の清貧思想と言うのは、そんなに素晴しいものなのでしょうか? 僕にはさっぱりわかりませんね。こんな政策はありませんね。だからケネディクスの新高値4090円が見えるのです。本筋だと考える狙いなのですね。でも今は難しい場面です。お金があるなら買い下がれば…絶対でしょう。喩えアベノミクスが失敗しても大丈夫ですね。ガラガラポンには最適です。ただ金融庁の強権発動が、途中でなされると第二のダビンチ・リスクは、多少の懸念は残っています。消費税の引き上げで清貧思想を貫く時間猶予が与えられますからね。絶対ではないのですが…そのリスクは常識的な歴史観からみて、ほぼゼロに近いのでしょう。
問題は最後の下振れがあるのか…ないのか…。その点だけです。3月にリートが組まれるとすると、当然、配当に備えた利益の積み上げがあるのでしょう。だからその数字が出るのが5月で、その前に3月に地価動向がハッキリしますね。ダボスを聞いた投資家が、日本の不動産を買うのは道理ですね。昨年は物流の倉庫で世界のファンドが大きな投資をしています。その為に物流システムのダイフクが好業績を維持できているのです。大概、株式投資は、その背景に流れる構図を理解すれば、分かりやすくなります。007なんかも…とっても見えない利益の規模が大きくて…。ただなかなかカタルが語る見えない利益は真実性が何処まであるのか? 疑問に感じる人も多いでしょう。だから株は面白いのですね。ケネディクスの利益が生まれてから仕掛けるのではなく、今、仕掛けると強弱感が対立し、仕手化が進みます。単に買い残が多いだけで、注意喚起の状態を続けると言う東証はやはり本物ではないですね。裁定買い残の発表にしてもリアルタイムではないし…。何故、先週末の統計が今頃、新聞に登場するのか…サッパリ理解できませんね。世の中、分からない事ばかりです。

投稿者 kataru : 2014年01月23日 10:47