今日の市況(2014年01月21日)
かたる:株で大儲けしている人を見ていると、どこか変わっている人が多いですね。昔、滝沢さんと言う僕の勤めていた証券会社に顧問のような役割を演じていたおじいちゃんが僕が入社した頃に居ました。社員セールスがお客様に株を買わせようとすると、「おめさん、そんな株を買っちゃ、ダメらがね」と社員セールスの邪魔をしていました。その為に僕ら営業マンからヒンシュクをかっていましたが、彼の気持ちが、今になると分かりますね。僕の勤めていた証券会社は小さく、200名を超えていた水準でした。地方の証券会社ですからね。でも財務内容は抜群で証券不況時も、どうにか黒字を維持していたのです。その証券会社のなかで、株で大儲けしたのは二人だけです。一人がその滝沢さんと言うおじいちゃんで、彼は保険株で財を成しました。もともとその証券会社の創設者の親戚筋が、大東京火災を設立した親戚筋で、反町と言う人だったのですね。その縁だろうと思いますが大量の大東京の株を売らずに保持していたために、株成金になりました。しかし途中で縁も薄れ、持ち株を売っても良かった筈ですが彼は売らなかったのですね。長い時間をかけ我慢したのです。もう一人が僕の株の先生の株式部長だった佐山さんと言う人ですが…この人の話は置いておいて…この我慢と言うのが、多くの人で出来ないのですね。
株で大儲けした人の話しや行動を見ていると…一般の人はこの我慢が出来ないのですね。時間の経過を超える心を維持できる人はすごいですね。先日亡くなったネルソン・マンデラさんは投獄生活が27年と言うから不屈の精神の持ち主です。よく相撲の世界で大関や横綱に襲名されるときに、「不撓不屈」の精神で精進します。…と言上を述べますが、この精神力はなかなか養えるものではありません。結局、株で儲けられないのですよ。一般人を超越した精神がないと、株は儲からないもののようです。
昨日、メッセージの株価チャートを掲げました。あの会社は今でこそ株価が上がっていますが、2年と3か月かな? かなり長い揉み合いを演じています。介護は日本を代表する有望な成長産業ですが、介護と言う分野だけに利益を上げると政府の補助金が削減され利用料金を下げねばなりません。同じ成長でもゲームの成長と形態が違いますね。ゲームは熱しやすく冷めやすい利益です。安定性に乏しく収益維持するのが難しいのです。だからPERの評価は低い筈なのです。だからカタルは、当初からガンホーの株価に興味はありませんでした。今、上がっているコロプラも同じです。
しかし介護の利益は、一度、仕組みを構築すると、その上に利益を積み上げる事が出来る利益ですね。ただ介護だけに公共事業のような性格を秘めていますから、電力株や電鉄株に似ています。しかし日本の介護の仕組みを中国や海外に応用は出来ますね。別にメッセージの宣伝をしている訳でなく、話が逸れましたがこの2年と3か月の僅かな調整期間でさえ、我慢できない訳ですね。ケネディクスの最初の取り組みは、昨年の3月初旬でしたね。25310円でした。3月2日の株式教室で掲げています。そうして下げてきたので再び500円割れから取り組んだのです。ところが…途中で公募増資があったりして、どんどん信用買い残が膨らみ、外人ファンドの持ち株を肩代わりした形で調整に入りました。カタルの「信用創造機能復活」の見方は正しいと思っています。倫理的な背景や株価を維持する収益の素の考え方は何度も説明しています。要するに…新規ファンドの参入待ちですね。メッセージの株のように2年掛かるか、それとも飛び出すタイミングかどうか…。
カタルは何度か下振りの懸念も述べています。本当は下に叩いた方が信用買い残が重いだけにスッキリします。しかし既に8か月の時間が経過し、52週線ラインで上下を繰り返しており、下に叩かなくても、充分な調整効果があるんじゃないかとも…考えていますね。日揮のケースを思い出すのですね。あの時は1年待ちました。しかしあれだけ熱心に、当時、カタルは薦めていましたが、順番が来た時に、充分な効果を上げる事が出来ませんでした。あの時の発想も原油価格の高騰が理由で、背景の条件が整っていました。今はそれ以上ですよね。どう考えても1000円の株ではありません。カタルは4000円の新高値更新を目標としているのです。場合によれば…1万円ですね。だから難しいところは買わずに、分かりやすく619円を抜いてから、参戦しなさいとも述べても居ます。しかしお金持ちは別です。こんなチャンスはあまりないですね。現状は幕末から明治にかけた時代変化と同じように激変するパラダイムショックの中に、我々は居るのです。スマート・コミュニティーの意味をよく考えて欲しいのですね。スマフォが誕生し僅かな時間で、あれは2007年6月ですから、7年にも満たないのです。色んなサービスが登場していますね。もっと進化しますよ。
ケネディクスに限らず、ユビキタス時代を迎え007の魅力も繰り返し述べています。その007は出来高が大きく減り安定し始めています。値固めが済めば、切っ掛け待ちですね。相場環境が悪い時は、この時間調整で全体が沈みます。しかし今は異次元緩和により外人買いが継続されています。デフレの反省が相場の核ですね。東京都の地価動向を2012年までですが、そのグラフを、もう一度、掲げておきます。何故、ソフトバンクの創設者である孫さんが、銀座中央通りのティファニービルを高値で買ったのでしょう。よく考えてくださいね。ケネディクスは、孫さんが買ったティファニービルより、遙かに効率的な効果を生む筈ですね。何しろ経営形態の原理がそうなのです。背景をよく自分で勉強して調べて納得していれば、どんなに安くなっても、心が折れることはありません。僕らだってマンデラさんにはなれないが…彼の爪の垢ぐらいは煎じて飲むことが出来るかもしれませんね。知識とはそういうものでしょう。

冒頭の滝沢さんの実例を紹介しましたが…時間と言う空間の我慢が出来るかどうか…。残念ながら、カタル君はお金が無くて、そう多くは買うことは出来ません。だからタイミングを計って619円を抜いたら、買い乗せをスタートしようと考えています。キラキラ輝くスター株は…輝いたら大概はお終いなのでしょう。基本的に株価が上昇し出したら、多くの株は売り場なのですね。だから過小資本の株はどんなに魅力的に見えても大勝負してはいけません。なかなか人気にならないのです。そうして一度、休むと、半年や1年は当たり前なのですね。007もある意味では、人気場面は昨年の5月ですからね。既にかなりの休養期間を経ています。心配いらないよ。必ず、企業業績に反映されます。急激に利益が膨らみだした瞬間は再び買い場ですが、今のアドウェイズやコロプラ、エナリスのように新興御三家などと言われるようになり、株価の動きが激しくなったら、売り始めれば良いのですね。基本的に2000円以下は、現物で確りと買っておけばいいのです。
さて昨日のケネディクスの504円の引け間際の昨日の動きは、結構良かったですね。きっと何処かのファンドの参入があるのでしょう。仕掛け人も健在なのでしょうね。問題はタイミングなのでしょうね。大きな力あるファンドの参入が期待されます。たしか…3月には1月の地価発表がありますね。この辺りに照準を合わせて仕掛けるのかな?そうして5月の1Qの発表と…支援材料は続きますね。

投稿者 kataru : 2014年01月21日 10:24