今日の市況(2014年01月20日)
かたる:どんな株も調整期間が終れば、必ず上がるのでしょう。通常、デフレ環境でないなら時間効果が改善を促し立ち直ります。米国発の金融危機は大きな打撃を与え、ファニーメイやフレディマック(GSE)は、未だに政府の管理下にあります。しかし米国金融の2013年の収益は、2006年にあと僅かな所まで回復し、今年は抜くと予想されているようです。米国は立ち直っているのに、欧州はドイツ銀行のように訴訟費用と言う一時的な出費が原因のようですが、それでも赤字を計上しましたね。欧州は総じて回復が鈍いようです。FRBは果敢に金融緩和に挑みQE3まで踏み込みました。しかしECBは金利の引き下げと言うオーソドックスの対応が主でしたね。資産効果があるのと、ない差は大きな違いになります。ケネディクスが予想通りの展開になるかどうかは…政府の政策次第なのです。
基本的に車の販売台数や車種を見ていれば、景気の実態はある程度は掴めます。日本では軽自動車が主体ですからね。中東ドバイの物価やイギリスの物価など…と国際比較すると、ずいぶん日本は、貧乏になったものです。清貧思想はそんなに正しいのでしょうか? 僕には理解できないことが沢山あります。今日の日経新聞に実効為替レートの事が触れられており、日本の構造改革が指摘されていました。同じく新興国の生産効率の問題もロイターの配信で「新興国市場に悲観的なもう一つの理由」と言うレポートがありました。
日本型の加工貿易システムの限界を、指摘しているように感じます。カタルはスマート・シティーの推進を述べており、スマート・コミュニティーの確立が、日本の未来を切り拓くと信じています。だから準天頂衛星システムの前倒しの整備など…、時代を早めろと述べています。電子カルテの構築など直ぐに出来ますね。つまり先進国回帰の流れの中で、最も重要なことは、情報を取り入れた新しい社会資本整備です。道路や鉄道など…補修の費用と合わせて、情報を活用する仕組みの構築を急げば、時間が効率化され労働生産性が上がるのです。渋滞がなくなれば効率的になりますね。病気になって医者に受診するのに、何分も待たされ、薬を貰うのに何分も待つなんて…おかしな仕組みですよ。問診と検査だけで、おおよその病名と治療方針が分かる筈で、医者など、本来は必要ないのです。子供を医者にしては駄目ですね。将来は縮小均衡の世界でしょう。
日本での成長業種と言えば、やはり介護でしょう。更に日本文化の信頼性は高く、食の安全意識は日本が優れています。ニチロのような事件は早く解明されると良いですね。最近は振り込み詐欺などが依然多発しており、ブラック企業問題の弊害も多く見られます。簡単なことなのに…。何故、ゆとりある社会を構築しようとしないで、少ない取り分を奪い合う政策を実行するのか、カタルにはサッパリ理解できませんね。小さな事をやっつける清貧思想は、一見すると正しい政策に見えます。しかし物事には全体論がありますね。小さな事例に、全体が引きずられる誤った選択をしてはいけません。多少、馬鹿をやっても許される、大らかな社会環境は必要です。キャッシュレス社会を構築すれば、振り込み詐欺などなくなります。何故、実行しないのでしょう。サッパリ分かりません。無駄な行動ばかりしていますね。
カタルが主張するスマート・コミュニティーの構築こそ、先進国の回帰現象の中で追い風を生む筈です。予算など僅かです。門戸を開放しPFIなど利用すれば、お金など必要ないでしょう。今日、初めて日経新聞のネット版かな? 銀行株の割安を指摘するレポートを見ました。カタルが予てから述べている主張です。誰が考えてもおかしいのです。ケネディクスの株価だって、どう考えても、今の価格は異常ですね。政策に信頼性がないから生まれているのでしょう。後戻りの可能性は否定できませんからね。でも此処で失敗すると、最後は強制的なガラガラポンが待っているのですね。その時の混乱を考えると、アベノミクスは、是が非でも成功させねばなりません。その根幹を成すのが「ケネディクス」の株価ですね。
冒頭に掲げた米国と欧州の違いは、信用創造なのですね。GDPの改善が国の借金を減らすのです。清貧思想の縮小均衡などで新しい世界は絶対に築けませんね。振り込み詐欺などがなくなりブラック企業と言う言葉が消え、高級車がバカ売れして高級時計が売れる時代にして、初めて冒険する人間が多く出てきて、時代が大きく進化するのです。その環境づくりをしなくてはなりません。カタルは確かに商社株など、配当利回り株の保守運用も掲げています。そのような底辺を支える投資でも、全体の底上げに繋がります。最近の相場を見ていると…明らかに割安な株価が修正されています。一例を掲げると、金曜日にリストアップされた「やまびこ」6250と言う聞きなれない会社が挙がっていましたが、この株が上がった背景はよく分かりますね。通常、このような銘柄の株価修正は持続性に乏しい為に、証券マンは薦めるべきではないのですが…おそらく一部のファンドか、個人の買いでしょう。

通常、証券マンなら「メッセージ」2400のような銘柄の方が、証券マンとして薦めるのは相応しいでしょう。およそ2年の保ち合いを放れてきました。本当は昨秋にIRNETでも登場させるべきでした。実はここで敢えて登場させた狙いがあるのです。以前、カタルが取り上げた介護の銘柄も同じことなのです。メッセージと同じ形を辿りますね。ここで敢えてメッセージを採り上げたのは、時間の経過が、株価を押し上げると言う信用創造の話をしたかったのです。好業績が続く背景にある株は、たとえ市場の評価は低く、現状の株は安くても、買い続ければいいのです。ケネディクスもそうなのですね。政策に一抹の不安は残りますが…90%程度の確率で日銀の異次元緩和は資産効果を生む筈です。問題は金融庁なのですね。しかし三菱UFJのサントリー融資などを容認する姿勢のようで…意外にカタルが考える「やくざ融資」懸念より、実態はポジティブかもしれませんね。こればかりは、いくつかの事例を見て現状を把握しなくてはなりませんが…金融庁内部にもやり過ぎの反省はあるでしょう。
簡単なのです。昔の日銀窓口指導のように…、金融庁が貸し出し指導をすればいいのですね。貸し出しが伸びているなら良し、貸し出しの伸びが足らなければ業務改善命令を出せば、一気に時代は変化します。検査方針を変更すれば、いいだけの話です。異次元緩和の弊害も公共事業投資の財政懸念もないですね。一番効果的な経済対策です。そろそろ時代を大きく進めたいものです。スマート・アグリの確立は、現状の栽培では食糧難が予想される時代において、欠く事のできない政策課題でもあります。先ずは信用創造から、第一歩が始まります。

投稿者 kataru : 2014年01月20日 11:29