未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年01月16日)

かたる:市場を眺めていると様々な疑問が浮かびます。例えばグリーの空売り残の謎ですね。昨日は150万株が日証金残で減っており、買い戻しか渡し株が行われたようです。このような背景が影響したのでしょうが、ずいぶん株価は戻りました。ケネディクスではなく、昨夏にグリーを買っておれば良かったですね。結果論は、誰にでも言えますが…面白いものです。機械受注が伸びているようですが、設備投資関連としてユニオンツールを昨年10月にIRNETで取り上げました。その株が昨日は大幅高していました。10月7日に予兆があり、その後も右肩上がりの玉の吸い上げ型のチャートを形成していましたが、昨日は、何処かのファンドが買い入れたのか…大幅高していました。

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株の基本は安くなったら買って、高くなるのを待って売ることなのでしょう。多くの人がこの「待つ」と言う作業が出来ませんね。バフェットのコカ・コーラは、どのくらいの時間を費やしているのでしょう。基本的に上がる銘柄は決まっており、後はタイミングだけの話ですね。村田製作の株が、昨日は1万円に乗ったと言います。電子部品で世界トップの村田、しかし少し前は製品メーカーの方が、力は強かったのですね。今でも自動車部品は完成メーカーの親会社の方が価格決定権を持っています。家電メーカーは販売ルートの問題からか、価格破壊が進み、量販店の力が強く、利益を得られないうちに値下げを強要されシャープやソニー、パナソニックのような事例が生まれました。松下時代の町のでんき屋さんは何処に消えたのでしょう。自動車はそのスタイルを維持していますね。販売店は自前の系列です。

製品価格が家電は安く、参入障壁が低いからなのでしょうか? 部品を組み立てて合わせるだけで、多くの知識がなくてもテレビやパソコンは自前で作れますからね。しかし自動車となると…でもテラモターズのような事例も出てきましたからね。どうなるのか…トヨタも安心はできません。村田が中国のスマフォ市場開拓をしていると言います。村田の収益の原動力は「SAWフィルター」で、その搭載数がスマフォになり増えたのですね。雑音を消して人の声を拾うために、たくさんの電波から必要な音だけを選択する装置です。既に先進国タイプの携帯電話は、数量の伸びが限られ中国に力を入れています。しかしスマフォは、既に峠を越えており車への進出をめざし、今年初めて、村田はカーエレクトロニクス技術展に「ミラキャスト」などを出品します。IVIに絡む技術ですね。ルネサスと007が共同開発している関連商品なのでしょう。カタルは村田が中国のスマフォやタブレットに於いて、WiFiモジュールの採用が決まる可能性も高いと考えています。村田の量産効果は、必ず007に反映されると思っています。

サントリーのメインは三菱UFJなのですね。それにしても博打的な融資を出来るまで、銀行の体力は回復したのでしょう。三菱は米国に自前の支店網を持っており、総合的な利益を享受する採算概念が働いたのでしょう。近年、ウイスキーがブームになっており、「山崎」ブランドなどは、海外からも高い評価を得ています。日本のウイスキー技術が見直されているようです。「イチローズモルト」など、なかなか手に入らないブランドも誕生し追い風ですからね。でもカタルは買収金額は高過ぎると考えています。サントリーは回収まで大変な時間を要します。42年だから…ね。相乗効果が、どの程度見込めるのか?しばらく株は触れません。ただこのニュースで三菱UFJの改善度合いが分かると言うものです。

昨日、今日と…また「エナリス」ですか。大崎電気なども動いていましたね。スマートグリッドでHEMSへと連想は広がります。スマート・コミュニティー関連の一環ですね。007は出来高も減り始め次のステップへの準備なのでしょう。問題はケネディクスですね。売り仕掛けが効くかどうか…。信用買い残は順調に増えており、通常は、一時的に買い方は負けるはずです。それとも徐々に吸い上げパターンになるかどうか…。この辺りは判断が分かれますね。全体の相場が弱いなら、確実に一旦は下へ向かうのでしょう。そこがチャンスになります。しかし全体相場が強いままなら、玉の吸い上げが信用買い残の投げを吸収するパターンもあり得ますね。どちらに転ぶか…判断は難しいのです。既にある程度、買ってありますから、様子を見て買い増しを考えている所です。本当は一旦、下げて欲しいね。崩して上がり始めた時に、買った方が効率的だと考えています。でもこれほどの逸材は、なかなかありませんからね。意外に、長い時間効果があり、何かの切っ掛けで、一気にスタートかも知れません。どっちなのでしょう。だから619円を切ってから買っていいのです。上手に買おうとせずに、大勢が決まってから、動いても良いのでしょう。何処かのファンドが100億円単位で、資金運用するに決まっているのです。世界中にはお金が溢れているからですね。サントリーの博打に1兆円以上も出すのですから…。

IMFの専務理事、ラガルドさんは、デフレリスクと闘えと述べています。日銀は負けている訳です。世界経済は新興国の市場経済化により空洞化現象が進み、その穴を埋める産業転換が出来ていません。スマート・コミュニティーへの対応が進んでいませんね。規制などがあるので、なかなか転換が進みません。国債金利は、再び0.668%です。おそらく日銀は当座預金の付利を廃止するのでしょう。そうなると100兆円規模の資金が動き出しますね。伊藤忠などの商社株が上がるのは、道理でしょう。ケネディクスも何処かで爆発しますね。でも読みが早すぎても失敗しますし…タイミングを計るのはやはり難しいのです。他の株が上がっている様で…自分だけが負けているような錯覚を覚えますが、自分でデータを取っていると分かります。日経平均株価の一昨日は、25日線を下回ったのです。非常に脆いのですね。でもIRNETで掲げている銘柄はなかなかだよね。光通信は5割高になるね。今日は9000円を付けたね。あの時は6000円でした。カタルはナスダックが新高値を付けるまで…伸び続けるとも考えています。でも上がった銘柄はどうでも良いのです。いずれケネディクスも007も必ず上がると思うよ。昨年前半に伸びすぎたから休むのは当然なのですね。いずれ又スター株なのです。

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投稿者 kataru : 2014年01月16日 11:04