未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年01月15日)

かたる:しかし機関投資家が如何に不在か…という事が、昨日の相場を見ていると分かります。通常の相場なら昨日のような動きはしないものです。良識ある機関投資家はプロの筈ですから、大きく振れたところには買い物が入る筈です。ところが最近は指数に連動して振れることが多くムードで株価が簡単に上下します。確りと買い続けるのは日銀ぐらいのものでしょうが…、その日銀も2014年からの買い入れ規模を見ると、1日あたり128億円の規模ですね。昨日もそうでした。相場環境により買う量を調整しているのでしょうが…そもそもの異次元緩和の意味を、彼ら自身が理解しているのかどうか…。三菱UFJの株価をどう考えているのか、聞いてみたいのです。純資産以下という事は、解散価値以下で放置され続けている訳ですね。日立やトヨタなどの田舎に持っている資産と違い、都心の一等地の保有が多いから、先ずは都銀の純資産回復が「流動性の罠」からの脱出の第一歩の筈です。

もともとダヴィンチを上場廃止に追いやる金融庁の査定そのものが怪しいのです。相場を反映させ減損会計を強いるにも限度がある筈ですからね。だからこそ、残ったケネディクスなのですね。最高裁の今井判事の判決を批判し、サラ金株を薦めていたのと同じ理屈です。武富士は消えましたが、Jトラストは論理の矛盾を突き株価は100倍になりました。投下不動産の利回り採算が、国債利回り以下なら分かりますが、それ以上に回るなら、基本的に地価の評価は正しいのでしょう。信用創造は市場原理の基礎を築く大切なツールですね。株も土地も毎年上がり続けるのが前提で、市場経済の仕組みが構築されているのです。故に長い歴史の中でデフレ環境と言うのは、そうありません。大概がインフレですよ。清貧思想も此処まで行きすぎると…不合理さが目立ちますね。「殿ご乱心」と揶揄される細川氏の行動など…みると、呆れる体質が日本には残っているのでしょう。それほど、日本には人材がいないのでしょうか…。

そもそも、民間金融機関の良識が働かないようにしたのは、金融庁の責任ですが…だれもその責任を取っていません。「流動性の罠」と言う裁定原理が働ない仕組みは、何処かが間違っているのでしょう。国債依存を深めるGPIFの責任でもあるでしょう。昨日のジョージ・ソロスのレポートにもあるように、国債利回りの上昇は命取りなのですが、消費税の引き上げで延命装置が働き…危機感が薄れている識者はどうかしていますね。つかの間の時間なのです。早くお金を回さないと…時間切れになってしまいます。

インフラ整備も統一基準を作れば、いいだけの話です。例えば電子カルテの統一化ですね。クラウド環境を整えれば良いのです。そうして遺伝子データを組み込んでいけば、ビックデータが活用でき医療費を大幅に削減できます。何もお金は必要ないのです。GPSの精度を高める為に、準天頂衛星の4機体制の確立を急げば、車の自動運転から様々な活用が広がり一気に利用が促進され、経済の乗数効果は非常に高いですね。自然災害の前で役に立つかどうかわからない防潮堤などの無駄な投資より、ずっと効果的に乗数効果が高まります。PFIはどうなったのでしょう。雇用が約束されている公務員の採用を増やすより、民間サービスを促進させる方が、より効率的です。

スマート・コミュニティーを大きく進める為に、地方に自由度のある予算を渡せばいいのです。村単位なら様々なサービスが進みますね。国全体でやろうとすると、利害関係が対立してなかなか話が進みませんが、地方なら利害関係の対立は乗り越えられそうです。維新の会の橋下さんは、どうしたのでしょう。地方分権しか方法がないような…気もしています。

NISAの個人資金は、どの程度なのでしょう。ケネディクスと007は欠かせません。他にもたくさんありますよ。リスク軽減を考えるなら「富士通」なども必須銘柄でしょう。クラウドに対し総合的に取り組んでいますね。ソニーもソフト分野を開発している様なのですが…中途半端な印象ですね。NHKでは「ハイブリッドキャスト」と言うものをやり始めています。なかなか事業者同士を繋ぐことは、大変な作業でしょうが…ここを突破しない限りソニーのネットテレビは動きませんね。みんなグーグルなどにやられますね。目先の利益より未来の利益を…そうしてソフト配信の覇権を握ることです。ハードの勝負では、所詮、技術差はなく勝てないでしょう。「おもてなし」の心でサービス勝負です。LINEも最初は赤字なのです。数億人の利用が生まれて…採算に乗ればいいのでしょう。国は環境を創ればいいのですね。あとは民間の経営者がやる仕事です。

ウエハースって言うのかな? 竹田製菓が売っている「麦ふぁ~バニラ」を昨日は買ってきました。「タマゴボーロ」って言うんですね。カタルは卵ボールだと勘違いしていました。「ありがとう」で有名ですが、彼は株式投資が大好きで、割安株を買い続けて大きな資産を残しています。竹田さんが、最近、商社株を買い始めたと言う記事を何処かで見ました。何故、彼が今頃、商社株を買ったのか? 背景を考えてみると面白いですね。きっと、そろそろ年なので…亡くなった後に処分しやすい流動性のある株を選択したのでしょう。もう一つは円安でしょうね。海外資産を多く持つ商社は、今では利益の半分以上は、海外からの配当収入じゃないかな?きっと、株価は2倍か3倍に水準訂正が起こるのでしょう。だって配当利回りや純資産評価から見ても、非常に割安に放置されていますからね。いくら資源価格と言う市況商品でも評価が割り安過ぎます。

竹田さんは時間のかかる投資をしています。誰もが評価しない見捨てられた株を静かに買い集め分散していますね。バフェットのように集中しないけれど、似た投資方法論です。サントリーの行動は、カタルには分かりませんね。売り上げ規模が25億ドルの会社を、160億ドルで買収すると言います。利益は4億ドル弱なのです。PER10倍が食品株の基準であり、いくら頑張っても20倍が限度でしょう。この買収買収金額は利益の42倍だそうです。きっと日本板ガラスと同じ運命でしょう。板硝子の上値は高くありませんね。改善は見られますが、まだまだ負の遺産があるのです。年末から狙い通りに上がりましたが深追いは避けてくださいね。日本人は馬鹿だね。キリンと合併していたほうが良かったけれど…経営者の性は、変えられません。株価を見る気もしません。この買収資金を融資する銀行担当者はどうかしているね。

さて今日は、こんな程度でお終いです。ケネディクスは信用買い残が重く、どうしても全体市況の影響を強く受けます。現状は新規ファンドの参加待ちでしょう。1000万株は最低買わないと駄目ですね。本当は叩けばいいのです。400円割れを演出できるかどうか…。一旦フルイを入れれば、持っている人は利食いになった時に僅かな儲けで売りますからね。でも時間が既に8か月以上経過し、この時間経過は魅力でもありますね。同じ効果が得られますね。だから買う前に売らなくても良いようにも感じます。カタルが豊富な資金を持っているなら、やはり一度、全体の場味が悪い時に、売ってみたいですね。駄目だと思った瞬間から暴騰させます。条件は整っていますよね。

東京の容積率拡大は、既に決定事項なのかどうか…。オリンピックを控え、介護リートなども時代背景から見て必要であります。どう考えても…長年低迷している地価といい、これは宝物ですね。先ほど、武富士とJトラストの話をしました。武富士はダヴィンチですね。市場から消えました。残ったケネディクスはJトラストやアイフルのようなものです。カタルは最高裁の今井さんが下した判決をあの当時、批判しました。金融庁はあの判決を下した金子さんと同じ役割を演じましたね。1兆2000億円の不動産は、厳格に減損処理をされているのでしょう。この意味は2400億円の含み利益を意味していますね。マジックに隠された利益が再評価される日も近いのでしょう。時価総額は株価が500円で1328億円なのです。やはり現状はどう考えても最低4桁が妥当なのでしょう。

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投稿者 kataru : 2014年01月15日 10:53