今日の市況(2014年01月08日)
かたる:先ずは日経新聞の話題からかな? キャノンの御手洗さんは、優秀な経営者の一人ですね。テレビ進出を企むなどの失敗もありますが、難しい場面で再当番されています。ファーストリテイリングの柳内さんも、再当番組ですね。そのキャノンは、今年のカタルの仮説である欧州関連の注目株としてウォッチを続けていますが、日本での生産比率を上げると言うのです。中国の人件費が上がり、最近では、あのサムソンがベトナムにスタンスを移し始めています。ジョージ・ソロスの指摘する懸念は、中国の特殊構造への懸念を指摘しているのでしょうが…経営者と言うのは、色んなことを考えますからね。彼は経団連の会長を務めたことがあり、日本の産業界への影響力も大きいですから、注目される話題です。
もう一つが日経新聞に含み利益の話が載っていました。バブル期だったと思いますが、三菱地所が高騰したことがあります。その理由を作ったのが日経新聞で、売ることもできない丸の内の土地の含み利益を書きたてて、1兆円の含み資産と書いたのかな?それも一面での扱いだったように記憶しています。今日は銀座の松屋の事が書かれていました。外人投資家が好きな会社でカタルも好みです。このような記事が登場しているのに…不動産株は何故か安いですね。マネタリーベースを空前の水準に、かち上げてもマネーサプライの増大から資産価格の高騰にならない事例は、過去にありません。お金とモノの価格の需給バランスは論理的に決まっている筈です。このような背景があるにもかかわらず、最も恩恵があると思われるケネディクスに、仕掛け的な売り物が年初から続いています。明らかに売り仕掛けですね。カタルの疑問ですね。グリーの空売り残もそうなのですが…相場を見ていて、様々な疑問が浮かぶのですね。その解消が、いつ、どんな形で起こるのか? 相場の妙味は、此処にあるのですね。
先ずカタルは、様々な仮説を立てています。しかしその仮説が実証されなければ意味がありません。物理学の世界で、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の建設が行われたのも仮説を確認するためです。カタルの仮説には、様々なものが存在します。その上でカタルの相場観が成り立っていますが、大胆に予測している訳です。007などは、最たるものでしょう。例えば、ユビキタス社会において、007のWiFi技術は簡単な構造だからソフトに悪影響を与えない、誰でも同じようなものは作れるのでしょうが、如何に小さく機能を纏めるかは、ソフト開発者にとって、バグが生じない為の必要条件ですね。だから村田が最初に共同開発したのでしょう。ユビキタス社会を迎え、IVIの未来の見えない利益は、実現すると考えているのですね。ケネディクスも同じですね。信用創造機能が復活すると思っている訳です。人間は希望に向かって生きる動物だからです。その背景を何度も書いています。
その様な仮説が、どのように実現するか? 何故、カタルの考えるように、実際は動かないのか? …とか、様々な現象をウォッチしており、何とか、ベストタイミングを模索するやり方にもチャレンジしている訳です。資金力さえあれば、株なんか絶対に儲かるのですね。例えば上場廃止になったベンチャリだって、僅かな資金援助で救えたのです。方向性は良かったことが証明されています。銀のサラも上場しましたし、保険屋さんも最近は軌道に乗ってきましたね。問題は金融力だったわけです。カタルが金融庁を、度々、批判するのは、本来は銀行がリスクを取り、融資するモノなのですね。それを金融庁の独自判断が優先し、不良債権と認定して銀行の裁量権を奪っているのですね。最初は赤字でも、景気循環により黒字になる企業はたくさんあります。銀行独自の裁量権を奪うから、貸し出しが伸びないのです。健全な会社は資金など必要ありませんね。
時代に合わせた政策が、ある筈です。日銀が必死になって貸し出しを伸ばそうとしているのに…金融庁はそれを拒んでいます。みずほのやくざ融資問題は、その事例の一つです。昔は大らかだったですね。興銀の担当者は昼から酒を飲み、大きな行動をする人が沢山いました。亡くなった杉下さんは、辞表を胸に2000億円の博打を張っていましたね。だからバブルが起り、JPモルガンのようにマドフ事件などが起こるのですが…あまり反省も過ぎると、流動性の罠が長く続き、みんなが逆に不幸になりますね。だから自殺者が多くなり、ブラック企業が生まれるのです。この辺りの裁量は官僚には無理でしょう。だから政治家の麻生さんを批判したわけです。政治家は度量のある対応を官僚に指示しなくてはなりません。
話しが逸れましたが、自分なりの仮説は大切です。その仮説を信じて実際に行動することです。そうして失敗を繰り返せば、やがて相場が上手くなりますね。ナスダックの仮説もあり、その関連銘柄で光通信を掲げました。このアイディアは9月に生まれましたが、現在は6000円から8000円です。カタルは1万円を超えると述べています。最近ようやくステージアップする時間が近づいてきたようです。実はケネディクスもそうなのですね。だから興味深いのです。珍しいんじゃないかな?この下げ方は…。何度もボックスの往来を繰り返すのは訳があるのでしょう。でも下手糞だね。僕に資金力があれば、いろんな相場を非常に面白く作れると思うが…。もしそのような行動をしたら、金融庁は株価操作と認定するかもしれませんね。でも相場を作れると思っているのは傲慢ですよ。時代が相場を作るのですね。
銘柄などは一つで充分ですね。どうやって株価の動きを読むかです。良い相場環境だから素質のある株を買っておけば、どの株も上がってきます。三菱UFJだって4ケタになりますね。野村だってそうでしょう。だって株と土地が上がれば、誰が考えても全体が上がりますね。本日の日経新聞の含み利益の記事は、如何に日本株が割安か…書かれているのです。だから外人投資家は継続して買いを続けているのです。保守的な投資家には配当利回りで勝負すれば良いし、様々なアプローチの仕方があります。金融マンは国債を借り受け、それを売り、株を買う裁定もありますね。決算期になれば買い戻せば良いのです。色んなアプローチが考えられますね。お金が無くても信用力があれば、いくらでも裁定取引が可能です。
今度のケネディクスは、480円の壁を叩けるのかな? だんだん時代がカタル支持に傾くから、日経新聞の含み利益の記事が生まれるのですね。この記事がまた信者を増やしていきます。大衆が味方する、時代が味方する相場に逆らえる人は居ませんね。ラストリゾートの日銀も、逆らえないのでしょう。だから包括的金融政策に追い込まれ、今では異次元緩和です。本来、彼らの主張が正しければ、公定歩合操作だけで経済は動いているのです。別に日銀だけの責任ではありませんが…。昨日は消費税の読みを少し述べましたが、基本的に消費税などの増税で、GDPが縮小することはないのでしょう。あまり気にするのは、どうかな?
今日は皆さんも相場の仮説を立てて、実際に行動することをお奨めします。相場に魅せられて行動するのではなく、自分なりの論理に従って株を売り買いするのですね。それではまた明日。

投稿者 kataru : 2014年01月08日 11:19