今日の市況(2007年07月06日)
かたる:イギリスの中央銀行のイングランド銀行(BOE)が政策金利は0.25%引き上げ5.75%にする事に決めた。2003年7月10日に0.25%引き下げ3.5%してから、11月6日に0.25%引き上げ連続で5回0.25%を引き上げ、2005年8月4日に0.25%引き下げ4.5%に、その後2006年8月3日に0.25%引き上げて今回で5回目の引き上げだね。5.75%はかなりコストが掛かる事になるね。
一方、アメリカでは米サプライマネジメント教会(ISM)非製造業景気指数は60.7と市場予測(57.5)を上回ったと言う。金利は5.04から5.1%へ上昇した。ヒルトンも、買収するブラックストーン(BX)の株価も上昇した。WIN・WINの関係になるかな?ブラックストーンは中国政府から30億ドルの出資を受けているから面白いね。世界は動いているのに、日本だけが鎖国政治を続け政策官僚は何を考えているのかな?本当に国家のことを考え行動しているのか疑わしいね。
時代や:今日は先物から売られたようだね。
神主さん:やはりオルタナティブ投資資金は、かなりあるのかね? 再び原油価格が70ドル台に定着してきたね。
トロ:やはりBRICs相場は継続するとの見方から相場展開を考えるべきだね。
かたる:世界の金利が上がると流動性が失われ、ヘッジファンドの解約が出来ない事態が現実に起こっているらしいね。日銀の金利引き上げはBRICsの経済に影響をかなり与えるよ。僕も金融新聞の意見に賛成だね。少ない資金がレバレッジを掛けて膨らんでいる。日本の金融庁はヘッジファンドへの投資規制に動いているよ。この影響はかなりある筈。
地方の金融機関では運用先に困っているから、かなりの資金を回していると聞くし…先日は公共団体への仕組み債投資にもメスが入っていたね。世界の金融当局は…と言うより、ドイツを中心にかなり神経質になっているよ。日本の行動パターンも同じように見えるよ。
時代や:どういう事なの?
トロ:要するに、かたるはBRICs相場の終焉を示唆しているのさ。
かたる:分からないよ。中国本土の人が香港の株を買えるようにしたね。その影響で本土の株は下げているが香港は上がっているという。この現象は中国が準備段階に入ったのだろうね。外貨規制を段階的にやめるのだろう。固定資産投資が減るだろうから中国の過度の成長率は抑制されるよ。このあたりの影響をどう考えるか?
トロ:その話はよく出るが、中国の成長は依然ずっと続いているからね。見えない狼に脅えても仕方がないよ。お前の相場観が曲がっている現実も、その間違った読みが原因だね。
かたる:まぁ、そうかもしれない。コマツ―6301も日立建機―6305も上げ続けているからね。建設機械は伸び続けているし、三流メーカーの車も(三菱やマツダ)ロシアなど中心に売れ続けているらしいからね。見えない影に脅えても仕方ないからね。現実は現実だから…その観点から今日も丸紅―8002が新高値だからね。
3000億円の転換が終った双日―2768も野村證券の動向次第だが良いチャートをしているよ。このチャートは一段高を暗示しているように見えるね。一大仕手株に発展しても不思議ではない。どうせ博打をやるなら木村化工機―6378のような玩具の博打より双日のほうがスケールや論理性から面白いね。
時代や:よく言うよ。天井が低いから面白くないといって、売り支持をしたくせに…
かたる:論理的に15倍の720円程度が最大限の論理株価かな? しかし仕手株として評価をすれば20倍程度まで容認するかも知れないね。まぁ、野村次第だが…
時代や:…と言うことは、48円だから960円になるって?
かたる:可能性はあるかも…新日鉄を16~17倍まで買ったからね。しかし僕は昨日言ったように610円かな?と思っているがね…あれだけ野村が力を入れたから、仕手化しても良いかも程度と考えているの。
神主さん:話しは変るが、ソフトバンクが20万件を越えたとか…すごい数字だね。
時代や:しかし株価は反応しなかったね。
かたる:織り込みだと思っている投資家が多かったのでしょうね。目先の…。しかし僕はそう考えないね。この数字は素晴らしい数だよ。必ず株価に評価されると思うね。また買いたくなってきたよ。だって考えて御覧よ。1644万件に対し20万と言う数字は年率に直すと14.95%だよ。この数字は画期的な数字だよ。
この数字の利益の質は非常に高い利益に質だからね。この意味はもう直ぐ時間が経たないと分からないけれどね。やはり新興株相場はスタートしていると考えて良いと思うね。
エクセルの使い方が難しい。昔、作ったグラフが上手く作れない。トホホ…まぁ、時間もないから勘弁してね。
さて、時間もないから前日の続きです。実はあのチャートは優良株の良く見られる調整のパターンを示しています。故に他の形でも利用できますね。良く覚えておくと良いですね。昨日のファナックの日足チャートは25日線と75日線なのですが、多くの優良株の押し目26週線を割れた辺りで止まるケースが多いのです。下のものが昨日の日足と週足です。
さてそこでこのチャートを見て、今週、僕はある判断をしました。それではどう判断したのでしょう?
投稿者 kataru : 2007年07月06日 18:54