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今日の市況

今日の市況(2008年04月04日)

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かたる:今日は遅くなったので、簡単に…
NY市場では金融株が確りしていますね。シティーバンクは24.36ドルです。やはり20ドル割れた所が、今のところ底値のようです。むかしサウジの王様がシティーで大儲けをしました。今回も中東の資金がかなり入っていますね。今回、様々な金融機関が資金調達をしていますが、金利もかなり高いですね。10%なんて、もんじゃないのですね。18%ぐらい払うところもあるようです。さすが、市場経済の国ですね。面白いですね。今回の騒動でNY市場の株をかなり勉強しました。中国の情報も手軽に手に入り、相場の動向が見えるようになって来ましたね。しかし日本株は主体性がなく、NY市場の写真相場のような展開が続いています。この所、個人投資家は元気を取り戻しつつあるようです。今日の市況では、出来高急増銘柄のリストを冒頭に掲げていますが、ようやく出来高の増える傾向が見られるようです。

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昨年、辞めたブツブツはディトレイダーになり、相場を張っているそうです。現役の時代と同じような収入があると言っていました。彼は軽井沢に別荘を持ち、かなりの資産家ですが、歩合セールスで成功した部類に入るのでしょう。その内、遊びに行って、詳しいやり方を聞いてこようと思っています。彼が会社を辞めたのは、あまりにも規制が厳しいからです。我々の電話は録音されており、お客様がいい所を売ってほしいとか…安い所を買って欲しいという裁量が我々になくなりました。電話をかけても繋がらない場合がありますし、一瞬の高値を売りそびれることもありますからね。昔はある程度の裁量が認められていましたが、だんだん規制が厳しくなっています。

この傾向は証券界に限ったことではありません。今日はDENAの株価が上がっていましたが、フィルタリング規制のさじ加減で株価は大きく左右されます。今度、総務省は音楽や映像まで法律で縛ろうとしています。ルールは必要だという認識でしょう。誰かが悪いことをすると、後を追うように大きな網を被せるのですね。法律と言うのは、一律に縛るから大変ですね。悪名高き「建築基準改正法」は、姉歯建築士が不正に構造計算をやったからですね。偽造されたマンションを買った人は、大変な苦労をしているわけで許せない行為ですが、一方で、法律の施行により善良な建築家をはじめ、建設業者の方は大変な苦労をされているわけです。一部の不正をする輩が居るから大変です。

しかし私は赤福のような例は、もう少し穏便な方法がなかったかと考えています。日付の改ざんは悪いことですし、原材料の品物を不正に表示していることもおかしいと思いますが、あまりに役人が表に出すぎの対応に感じます。何故、役所になんでも要求するのでしょうか? 報道さえあれば、社会が改善するのが市場経済だと思うのです。私は赤福の餅が一日ぐらい日付を改ざんしてあっても気にしませんね。信号機がいい例ですね。必要のない場所まで信号機が出来ている。あまりに過剰なのですね。日本の場合…。ダイエーの産業再生機構入りのプロセスを見ているとそう思います。民間が処理できると言っているのに、役人がしゃしゃり出る。この背景には国民が役所に依存している現状があるのでしょう。もう少し、一人ひとりが独立心を育てないと…何でも国の責任じゃないですね。

株が元気ないのは、過剰な金融行政が背景にあるからです。例えば、USENの信用規制は信用買い残が30万株あるからだそうです。不思議ですね。この会社の発行済み株式総数は1億2713万株ですよ。僅か30万株で規制? 馬鹿らしい限りです。このような規制が市場にはびこっています。これで市場が活況なら文句は言いませんが…GDPの成長率は負けているし、国民の可処分所得も伸びてない。かわいそうですね。さらに例を挙げれば、東京スター銀行の脱税です。ローンスターが東京スター銀行を買い、不良債権処理をして儲けたわけですが、本来、国に入るべき税金を、ローンスターは納税してないと言います。金融庁がそのような連中に東京スター銀行を譲渡したわけで情けない限りですね。おそらく金融庁の担当官は責任を取らないでしょうね。まぁ、金融庁の責任とは一概に言えませんけれど…

さて、相場に物色環境が戻りつつあるようで、少しずつですが儲かるようになって来ました。大きく損をしていた株も値戻しをして余裕が少し出てきました。果たしてこの傾向が続くのか? 狙うラインは何処か? 週末に考えて見たいと思っています。相場は銀行株の行方など、非常に重要なポイントに来ていますね。やはり相場には潮が流れており、その潮目を見極める力が必要なのでしょうね。

大きく損をしましたが…先日、次のような記事を目にしました。
経済の低迷期こそ、好機と捉えた産業が誕生することが多い。米国ではセブンイレブンが世界恐慌直前に現在の原型になるコンビに事業に着手。大恐慌の消費不振の時期にも拘らず業容を拡大させたそうで、ほぼ同時期にミッキーマウスが生まれ後のキャラクタービジネス、エンターテーメントの礎となったそうです。逆境の時期に消費者から支持を勝ち取った産業がその後大きく伸びるそうです。面白いですね。この人が言うとおりでしょう。私がビスタニュースに時代の背景を探るレポートを書きましたが同じことですね。僕らは大きくやられましたが、その分、貴重な経験を積んだわけです。(こんな経験は要らないけれど…)相場は新興株の活躍場面なのでしょう。今日はこの辺で…おやすみなさい。

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投稿者 kataru : 2008年04月04日 23:10