未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年08月13日)

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米国ではFOMCのコメントが発表され一般的な見方は…「米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で「景気はレベリング・アウト(leveling out)した」と表明した。この表現を私は底入れ(bottoming out)と同義と解釈した。」との意見が多くありました。しかしlevelling outは横這いという表現ですが、前後の文脈から景気は底入れしたとの認識が強く、NYダウ平均株価は上昇したのでしょう。しかし一部で7-9月期に回復するが在庫投資が主体で、10-12月期はプラス成長だが上昇率が鈍るだろうとの指摘もあります。理由は補助金政策の期間が終わるからです。

一方、高級住宅販売会社のトール・ブラザーズ(TOL)は5-7月期の売上は前年同期比42%減の4億6130万ドルでしたが、2-4月期に比べ16%の増収で契約数は前年同期比で3%増になり、4年ぶりにキャンセル率が8.5%と低水準になったそうです。前年同期はこのキャンセル率は19.4%だったとか…回復を示す数字を受けてTOLの株価は12%上昇し23.42ドルだったとか…。

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今日の東京市場は日経新聞の新幹線の話題ぐらいでしょうね。
しかし収益化するのは2年以上先の話で、環境問題がバックにある話題なのでしょう。車両は川重が中心、日本車両や近畿車輛は恩恵が大きいのでしょうか? 本来なら、日立や重工などが活躍する時代背景ですね。しかし両社とも海外進出は消極的です。国内の新幹線は更新需要を迎え、車両メーカーはかなり忙しい筈ですから…。今日の動きは、いかにも株式市場らしい反応です。私は現実的に、むしろ実際に北京から受注し、生産が間近な地下鉄車両の東洋電機の方が現実性は高いと思います。実は近畿車輛は、昔、ビスタニュースで採り上げた銘柄です。NYの地下鉄車両の大量受注を受けた時に…。あれから、ずいぶん時間が掛かりました。

今日の市場で隠れていたのは、完成車メーカーの株価は上がりましたが、部品などの関連メーカーの株価が上がっていましたね。代表例はブリヂストンやデンソー、さらに日本精工など…裾野が広がっています。しかし売買高の集中度が低く、儲かりにくい相場が続いています。指数売買による総体的な上げだからでしょう。「フラッシュオーダー」と呼ばれる超高速取引が規制の対象と考えられているそうですが、金融工学を利用したコンピュータによる自動売買が相場に影響を与えているのでしょうか? 

今日は最近人気になったある会社のチャートを見てみましょう。このような形は非常に強いのです。これだけ乖離が広がると通常は横這いになるか…株価が下がるのが普通です。既に、大きく上がっており、株価は買いにくいですが、ひょっとすればと…期待をしています。今日は小さな値幅で利食いをして切り替えるべきか? 悩みましたが、見送りましたね。今もっている株もボックスを離れそうに思うからですね。果たして、どっちの選択が正しいかな?

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投稿者 kataru : 2009年08月13日 17:28