今日の市況(2009年07月30日)
先ずはNY市場からですね。耐久財受注は前月比2.5%減となり、原油在庫増を受け原油先物がマイナス、中国株の下落などが原因でNYダウは安くなりしたが、引けにかけ持ち直しました。ベージュブックが発表されており、消費が低迷し商業用不動産は不振だが、製造業は改善の兆しがあると報道されています。NY市場の影響を与えた中国株は、基本的に大きく上がった調整で、株式の税金や固定資産投資への規制問題が浮上しています。まぁ、あんまり心配はしなくて良いですね。
一方、日本は6月の鉱工業生産指数が発表されていました。グラフの通りです。先ずは人間心理が景況感に影響を与えますね。株式が高くなれば財布のひもは緩み買い物をします。今日の東京は暑かったですね。青空が広がりました。このような時は気分がよくなり、買い物をしますね。そのような人間の感情が表れているのが街角景気などの指標です。だから、かたるは鉱工業生産指数と組み合わせて、いつもグラフを紹介しています。良く観察すると分かりますが、街角景気が上昇し生産活動が後追いしますね。

更に鉱工業生産指数の中身をみれば、生産は増えて在庫が減っていますね。つまり、まだ増産するということですね。過去の例を見れば増産は在庫が増え続けるまで続きます。


三井住友はマズマズでしたね。ビッグサプライズではありませんが、警戒感を払拭する業績だと思います。まぁ週末に、ビスタの原稿で注目している幾つかの企業の決算解説をする予定です。今日は不思議な動きだったね。やはり中国株を気にしていたのでしょうか? ザラ場中に弱く、引けにかけて強くなる動きでした。中国株の動向が世界に影響を与えているのかもしれませんね。今日は資料を用意したので時間が足りずに、この辺で…。

投稿者 kataru : 2009年07月30日 19:22