今日の市況(2009年07月16日)
あまり話題になっていませんが、米国のナスダック市場は6日間連騰をしているんですね。ここに来てNYダウも185ドル、27ドル、256ドルと、この3日間連騰で470ドルの上昇と追随を始めました。どうでしょう? 新高値を抜けそうに見えませんか? 遅れていた米国の株価もようやく二段上げに向いそうですね。昨晩のGSはリーマンショック前の9月12日の終値154ドルをクリアして155ドルで引けています。

米国だけではありません。
中国ではGDPの発表が行われ第一四半期の6.1%から1.8%上昇し7.9%に上昇を拡大したそうです。消費者物価はマイナスの1.7%です。僕には何故、日本が景気を重視して成長率を高める政策を採用しないのか分かりません。景気の回復など簡単なことです。80年代後半の貸し出し競争をすれば良いのです。馬鹿みたいな清貧論者が一杯いることが驚きです。


簡単なことなのです。サラ金規制なども止めてジャンジャンと担保さえあれば融資すれば良いのですね。早い話、土地神話を復活させれば良いのです。消費者物価が上がるようなら問題ですが、20年も清貧思想を振り撒いている政策担当者の気持ちが分かりません。世界の文化遺産は、全て華やかな文化の時に残されたものです。
ゴタクは兎も角…、今日はみずほを除きファイナンス銘柄は全てマイナスでした。ただ公募価格を割れているのは大和証券ぐらいでしょうか? 他は安定操作の期間なのでしょう。三菱UFJは優先出資証券を3700億円発行しました。条件は20年1月まで4.52%の配当率を1300億円と20年1月まで4.02%の配当率を1100億円、そうして15年1月も同じ4.02%で1300億円の普通株への交換権をつけないで発行しました。ただ最近の動きでは、優先出資証券を含まないコア Tier 1(中核的自己資本比率)を4%以上が採用されるかどうか…。くしくも「みずほ」の普通株と同じような利回りですね。

日本ではあまり活発でないですが、米国の住宅売買は実は中古住宅が主流で全体の80%ぐらいを占めています。日本は16%ぐらいの比率だそうです。欧州は42%~43%程度なのだそうです。そこで米国の最近の中古住宅売買を調べてみました。販売数は期間を長く採っています。価格が上昇するのかもしれませんね。つまりサブプライムローンから始まった不良債権が減る可能性があります。なんだか米国金融株の動向と似ていませんか?


強気に考えるなら中国の成長率は戻り、米国も上向き始めた。日本は米国の依存度が高いですからね。今日の日経新聞だと思いましたが、石炭の話が載っていましたね。鉄を作るには鉄鉱石と石炭が必要です。少し前の中国は鉄鉱石の輸出国だったのに、今は輸入国に転落しています。インドも鉄鉱石の輸出国ですが…。成長率が上がり自国の消費が活発になってきましたね。ここで何を言いたいか分かりますね。ビスタニュースには銘柄解説を含め書いていますが…。かたるの狙いは分かると思います。
誰にも先のことは分かりませんが、株価は目先の需給だけで決まるものではありません。お金は世界中に無限にあります。だから将来、どんな社会になるか? どんな時代になるかの読みが、株価を決めるわけです。時代背景を読めば、新日鐵は大分で高炉を再開する話しを理解できると思います。欧州だけではありません。ウォンが売られていましたが、韓国では既に鉄の操業率は90%だと言います。台湾のメーカーはガラスが手配出来ないから液晶の注文があっても生産が出来ません。
更に今日の日刊工業新聞には、フジクラの上海の生産拠点の人員を100人から、なんと7倍の700人に増やすそうです。アルプス電気では計画比で30%増産を…。国内ではTDKがHV車向けにコンバーターを3割増強します。なんでW底を懸念するのでしょうか? 新聞を読んでいけば、薔薇色の年末ですね。久しぶりに明るいクリスマス商戦になるのではないでしょうか? マイクロソフトはウィンドウズ セブンを発売しますね。こんなに分かりやすいのに…。果たして政策不信だけで、株が下がるのでしょうか? でも本格的な上昇波動に入るかどうか…。上がって欲しいね。

投稿者 kataru : 2009年07月16日 18:27