未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年07月13日)

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日本株は民主党が都議選で勝利し、力なく9日間連続安になりました。銀行株などのファイナンス実施銘柄が安く地合いを悪化させています。インドやインドネシアは与党が圧勝しましたが日本は惨敗です。アメリカも共和党政権が破れ民主党へ、政治と株価は関連性があります。今日、お客様に民主党政権になれば、株式投資は金持ちがやるものだから税金を上げるだろうと言われました。今は臨時処置で10%課税になっていますが、20%になると言うのです。有り得る話しですね。

金融規制が強いと経済が萎縮します。
銀行貸し出しも、サラ金規制も、その一環ですし、証券界のコンプライアンス規制も過度になっています。いちいち、馬鹿らしい規制内容を掲げたらキリがありません。日本では国民をロボットだと考えているのでしょう。自由を奪い、なんでもマニュアル化です。これでは経済が萎縮するのが当たり前です。少し羽を伸ばせば強権が発動されるので萎縮するのは仕方ありません。

しかし中国は行け行けドンドンですね。成長の中で政策を修正しているのでしょう。新疆ウイグル地区の暴動などはその弊害でしょうが、上手く処理しているように見えます。この暴動は成長の糧と私は考えています。豊かになるためには成長率を上げなくてはなりません。極端な話しインフレにならなければ、どんなに拡大策をとってもいいのです。一番恐いのは国民が萎縮することですね。精神が萎縮する為に消費に影響を及ぼし、デフレ状態が長く続くことです。

簡単ですね。貸し倒れを見込んでも、貸し出しを増やしインフレ政策をとれば良いのです。これを続ければ成長率は上がりますね。皆が豊かになり前向きな行動をとるようになりますね。20年もバブルの反省をしているのですから呆れる限りです。しかし2005年を境に銀行貸し出しがようやく増え始め、日本はようやくバブルの処理を、一応、終えたのです。ただし、りそな、あおぞらに新生そうして中央三井と、未だに20年も経っても清算が済んでない銀行があります。20年ですからね。逆風のデフレ経済なのです。

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ただ株価を見てもらっても分かりますが、日本はアメリカ株より強いですね。この6月の高値は昨年の10月頃の高値をクリアしました。上海総合株価は世界で一番強い動きをしていますね。アメリカは10月頃の高値をクリアできずに揉み合っています。日本はこの9日間の下げで追証が発生しているようです。30%程度個別株で下落しており仕方ありません。13週線が目処と考えていましたが26週線(8745円)を目指しているような動きですね。既に過熱感は完全に消えています。11月25日を起点に見るか3月12日を起点と見るか? 考え方に相違はありますが13週間線(9450円)は、およそ3ヶ月ですからね。通常の調整ラインはここですね。昨年の強烈な下げが印象にあり、心理的な面と市場参加者が少ないので下振れが大きいようです。

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ここでの強弱観を表しているのが、景気敏感株の海運の収益に影響を及ぼすバルチック海運指数の動きは今の経済の状態を表しているような形を形成しています。W底ならば再び2000ポイント割れを目指す事になりますが、V字型ならばこのまま上昇を続ける事になります。7月から米国では車の補助金政策が実施され注目されます。今日はホンダの株価はこの相場の中で高かったですね。インサイト効果により来店客が増え、他の車が売れていると言う話しです。米国の消費者信頼感指数も予想以下だったとか…。ここに来てどちらの見方が正しいのか? 強弱観が対立していましたが、ここに来て弱気派有利に傾いています。

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新聞報道などによれば8月30日が総選挙との事ですが…まだ2ヶ月近くありますね。まもなく4-6月期の第一四半期決算が発表されます。当初のかたるのシナリオは、この決算を受けて赤字継続だけれど、株価は上がると見込んでいました。そのシナリオが正しいなら、この下げが買い場になりますね。これはファイナンスによる需給悪化説とも相容れるシナリオの一つです。それとも、第二派の上げ相場は、まだまだ先なのかな? 常に楽観的なかたる君は今日も買っています。これだけの下げで追証が入らずに買えるとは…。

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投稿者 kataru : 2009年07月13日 18:22