今日の市況(2009年06月18日)
S&Pがウェルズ・ファーゴなどの大手銀行株の格付けを引き下げたと言います。まぁ、格付け会社の評価は気休め程度のもので、実際の企業評価とは違うのでしょうが、一般の人はレーティングなどと同じように信じますね。過去の実績を見れば、馬鹿馬鹿しい限りですが…。気になるのはCPIの推移です。前年度比でマイナス1.3%ですが前月比では0.1%のプラスです。市場予測の前月比0.3%を下回ったとか…。米国がデフレ状態になるかどうか瀬戸際ですからね。

日経新聞などの報道も詳しくなかったのですが、金融規制の行方はやはり気になります。どうも新規のデリバティブ商品に対するものなのか? 仕組み債に対する範囲が分からないのですが5%規制はやはり気になります。大丈夫なのでしょうか? 昨日の米国金融株の動きは小幅安で、大きな影響はないような反応なのですが…。私は気になって仕方がありません。日本でもサラ金規制が強化されますが、基本的に金融規制は、人々の行動を狭めるものです。ただでさえ反省している所に、過剰な規制をかければデフレ環境が加速しますからね。
先頃の米国金利上昇は、どうも上海協力機構とBRICsの動きに対する動きだったようですね。ロシアのクドリン・ロシア財務大臣は「米ドルの立場は今後数年で大きく変わることはない」と発言したことで米国金利は下げたのでしょうが…、その為に円高になり日経平均株価は下げを増幅しているのかも知れませんね。この理由なら株安は恐くありません。しかし金融規制の影響だとすれば、大変な事態も考えねばなりません。限られた情報の中では、米国の株価がやはりバロメーターでしょう。少し皆さんには、この話は難しいでしょうかね? 一番の懸念はデフレ状態が生まれることで、インフレは大賛成なのです。今の所は過剰な反応は禁物で、予定通りの調整だと理解しており、今日も安い所を買っているわけです。まぁ、安いかどうかは、結果を見ないと分かりませんが…。
私の行動を見れば分かりますね。私のようなバブル人間がこれだけ慎重な行動をとるわけですから、世の中は萎縮した状態なのですね。政府は選挙が近いためか分かりませんが、「景気底打ち宣言」だそうで…本当かな?と思いますね。どう考えても、まだ株は安いですよ。実は株主総会の案内が来ていたのですが、封も切らずに見なかったのですが、日経新聞を読んで驚きました。ライブドアが特別配当を実施するとか…。あの時は100円前後から買い始め、途中でも買えなくなっちゃったのです。たしか1万株買うつもりだったのですが3000株を買って買い注文がストップされたのです。だから予定数量が買えなかったのですが、なんと1株6500円も配当を実施するとか…。株主総会の決議を受けねばなりませんが、うれしい限りですね。株価に直すと65円の配当ですね。だから投資金額の半分以上が戻ります。早速、インターネットを開き賛成票を投じないと…。
株価はやはり解散価値は有効ですね。上場廃止になってもこのように配当をするのです。うれしい限りです。米国の対応は早く、公的資金返済が進んでいます。ところが日本の中央三井は公的資金の返済を延期するとか…。りそなも返していないし、新生もあおぞらも返していません。米国と明らかに違いますね。
そういえば「日本は仕方がないのよ。」と、今日、隣の外務員さんに言われました。「日本は士農工商の制度から、社会が構成されており、金融は商人の分野でお金の話は下賤との認識があり、役人は武士の世界だからね。」考えてみれば、その通りですね。いくら若い人が頑張っても、日本には、なかなか市場原理が根付かないのは、仕方がないのかもしれません。しかし市場原理を大切にしないと、お金が育ちません。お金がなくては、どんな理想論も実現できませんね。サラ金規制のような、行き過ぎた規制制度をみると、この国はやはり駄目なのかな?と不安を感じますね。
何とか、頑張れニッポン! 明日も限られた薔薇色相場を念頭に買い向かおうと考えています。
そうそう、基本的に博打相場でもOKなのですが、今は、やり過ぎラインですからね。考えてみれば分かりますよ。時価総額が4000億円の会社の売買代金が、連日1000億円以上と言うことは、この水準で株価を支えると言うのが無理と言う現象でしょう。私はそう思っていますが、やはりハズレ屋の独り言かな?

投稿者 kataru : 2009年06月18日 17:22