今日の市況(2009年05月27日)
統計値と言うのは意外に信頼感がないものだなぁ~と感じます。いつも数字がずれています。どうしてかな? ごく僅かなズレなのですが…。通常は速報値が発表され確定値で修正されるのは分かるのですが…。まぁ、僕なんかいい加減な性格だから、あまり大きな疑問を抱かずにそのまま信じて手許にあるデータを修正しています。きっと中国なんかもいい加減なのでしょうね。そんな話しは兎も角、S&Pが調査しているケース・シラー住宅価格指数が発表になりました。その結果は下のグラフです。前年度比と前月比の比較をしています。自分なりに発表されている数字でなく、基準値などを変えてみると面白ですね。

どうでしょう?
確かに下落していますが、下落率が明らかに鈍っていますね。つまり角度が緩やかになっているのです。昨日「今日の市況」で解説しましたね。黒字でも増益率が鈍れば、株価は下がると…。その逆の様子が覗えますね。下落率の悪化速度が遅くなると言うことは、底入れが近いと言うことで、株式市場では好材料になりますね。しかし朝方のNY市場の株価は安く始まりました。ところが10時に発表された消費者信頼感指数と言う数字が、市場予測値43から結果は54.9と大幅な改善を示して、これを好感して景気敏感株から株が上がったと解説されています。そのグラフが下のものです。確かに株価の反応は、グラフを見るとある程度、理解できますね。しかしNY市場の出来高は少なく、株価は上がりましたが、信頼感があるかどうか…。

日本の株価は、NY市場の動きを見て上げていましたね。先物からの上げですから、迫力は乏しいのです。しかし…お客様の反応はかなり期待感を抱いている様子です。ところが株価は期待以上に上がらず、イライラしている様子です。当たり前なのに…。
人間の感情と株価のズレが生まれ始めました。先日の三菱UFJ銀行の動きを見て、かたる君は相場観を若干修正しています。通常、699円(5月11日)まで上がった株が、再び600円(5月14日)を割れる姿を見て、相場観を少し弱く修正しました。頭の中ではもっと強いと思っていたのです。630円ぐらいで止まるかな? …なんて考え、売ったあとの第一弾の押し目買いの水準を630円(5月10日)で入れました。ところが意に反し582円まで下がりましたね。当然、この水準でも買うのですが…トホホ。読みを間違っていました。この水準で買った玉を、その後の買い気配で飛んだ19日に売ろうとしたら寄り後、大きく上がらずに直ぐに下がり、売りそびれました。そのような背景があったために、市場にはまだ多くの参加者は参入していないと判断し相場観を修正したのですね。

市場は私の読みよりはやく、三菱UFJが利食い売りに押されるなか、明電舎が14日に人気化しましたね。はるかにクラスの小さな会社です。しかも仕手色の強い銘柄で、今、はやりの電池関連(電力)の材料を秘めている会社ですね。株屋は常に、このように飛び跳ねる銘柄を探しています。ボックスを抜けですタイミングの株を、ボックス圏にいる内に買えば、お金はいくらでも儲かりますからね。他人よりはやく…。しかし三菱UFJは買えるけれど、明電舎はどうも…と言うお客様はたくさん居ます。結果論は、誰でも言えますが、上がるかどうか分からない株に、大量の資金は入れられませんからね。しかも小さな会社に…。2倍、3倍になる銘柄はたくさんあります。そんな事はどうでも良いのです。大量に実際に買える銘柄が必要なのです。かたる君はある意味で失敗に懲りて、銘柄選別を、多少、変えています。でも本来は三菱UFJより明電舎のほうを好む性格です。

株には夢が必要ですね。
ロボットスーツは日本が最先端を行っている分野です。あるいはこんな現実もあります。聞いたことがありますか? 「空気電池」って…。この開発はお金になりますね。株屋は株屋らしく、夢を開発する会社にお金を投じたいものです。しかし現実は…、儲けなくては話しになりませんからね。世間の競争の渦に沈みます。もっと腕を磨かないと…。
でも現実は非常に厳しいのです。このような結果論でものを言える人が羨ましい。今日は書く予定を変えました。本当は…、隣の外務員さんから教えてもらった話しを書くつもりだったのに…明日にします。

投稿者 kataru : 2009年05月27日 19:24