未来かたるが語る

今日の市況

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2013年08月30日

08/30

かたる:プロ野球の連勝記録に挑み続ける田中君は、今日、登板するそうですね。ボールが新基準に変更になって、投手に不利と言われる環境下で素晴らしい内容を続けています。ダルビッシュに続き、本物のプロを味わえる米国での活躍をみたいものです。最近、黒田投手に関心があり、僅かな失投を見逃さない世界は、厳しいものだな…と感心します。やはり球界をリードする人が出てくるのは…人々の心を惹きつけますね。

いつも思うのですが…調整期間は仕方ないにしても、全体が休んでもキラリと光る銘柄が一本釣りされても良いと思うのです。カタルが証券界に入った頃は…大手証券が相場を主導していた時代です。野村などがテーマを決めて相場をリードするわけです。所詮、時代背景に合わせて、人々の心は動く訳で…その時代にあった好業績株に理由を付けて買う訳ですね。だから当時の野村証券の戦略は、ある意味で重要でした。この株価操作の動きに反発して、力技で独自に株価を操作したのが「誠備」と言う加藤あきらが主宰する投資グループの存在でした。同じことを真似た訳ですが…、加藤さんの選ぶ銘柄は、時代性はなく含み利益もなく…何ら魅力のない銘柄が多かったようです。つまり会社に投資価値がなかったわけです。結局、この強引なやり方は証券界から合理性の観点から潰されました。

日本の方向性を感じられる銘柄が、生まれるかどうか?…は、非常に重要です。昨日の人気株を見ても…カタルの触手は湧きませんでした。相場が終っている東電やガンホーでは市場を引っ張ることは出来ません。高速売買で僅かな値動きを追う浮き草相場では仕方ありませんね。カタルは今現在、007とケネディクスの2銘柄にしか…魅力を感じていない訳です。ただ漠然と…アベノミクスは成功するのだろうと考えています。それは方向性が正しい選択をしているように今の所は見えますね。関門は消費税なのでしょうが…3%の引上げを実施出来ればいいのですが…今の経済状況がその負担に耐えられるかどうか…。この失われた時代の中で一番、引き上げに適した環境なのでしょうが…折角、浮上した灯は非常に弱いですね。市場の動向を見ると分かります。

アベノミクスが成功するカギは信用創造だと…カタルは解説していますが、論理価格以下の株価や土地の動きは鈍いですね。三菱UFJの株価を見れば分かります。正常な状態なら4ケタの実力を持っている筈ですが…600円を割れているのが現実です。故に信用創造で一番恩恵を受けるケネディクスを掲げている訳ですね。そうしてスマートコミュニティーの加速は日本に付加価値をもたらす欠かせないツールなので、007を参考銘柄に掲げています。ホンライなら両銘柄とも市場人気を独占しても良いと考えていますが…なかなか仕掛け人が不在なのか…その動きが生まれません。自分達で背景を調べれば分かると思います。

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さて漠然としてなのですが…カタルはアベノミクスが成功すると考えているのは、政策の方向性にありますね。ただ何分、前人未到の領域なので手探り状態なのでしょう。カタルは市場原理主義者ですから…市場動向をよく考えます。カタルが歩合セールスをめざし上京した1989年からずっと市場は基本的に調整波動を続けているのですね。それも三菱UFJを見ても分かるように…理論価格以下に低迷を続けているのです。この調整期間は非常に魅力的なのです。一口に24年と言いますが…人生が終わっていますよ。カタルは10年の社員生活を終えて歩合に入り、22年努力を続けましたが時代の壁を破ることは出来ませんでした。この悔しい思いの時間が、活きない筈がありません。世界の市場の中で構造改革を終えて、市場経済デビューする日本経済が評価されない筈はないと思います。つもりに積もったマグマが爆発する時期が近付いていると考えているのですね。

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漠然とした話ですが…調整期間が長い程、市場のエネルギーは貯まっているものです。地震の考え方に似ていますね。まもなく消費税の結論が出て…相場は新しいスタートを切るのでしょう。その時は昨年11月より参加者が増えますね。確認されるからです。カタルは金融庁の検査体制の転換、今日は公共料金の話が載っていました。良い方向性の報道が続いています。報道が続くという事は確実とは言えないが…その方向性の動きがあるという事でしょう。ソニーは…だから注目されます。クラウドのメイン銘柄に押し上がる可能性があるのですね。3Dや4Kなどの小手先の動きと違います。生活スタイルをネットテレビの発展は変えるのです。家で専門医の診察を受け処方箋は薬局に電送され、後は薬を取りに行くだけ…の世界の話ですよ。日産自動車の自動走行は運転手の職業を奪いますが、余った人材を別な活用に使えるのですね。単純労働は既に新興国の産業で日本は付加価値ン高い知恵を提供できるのです。クックパットはある意味で付加価値の集合体なのですね。

スマートコミュニティーの広がりを、是非、感じてほしいのです。東芝が冷蔵庫の中身をスマフォでチェックする新商品を開発したそうですが…家電は生活感を、もっと豊かにしてくれるでしょう。WiFiのグローバル化は高く評価されて良いと考えます。様々な発展を支えるユビキタス時代なのですから…。調整期にこそ光るものが見つかるはずなのです。

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2013年08月29日

08/29

かたる:米国株の長期波動は基本的に上昇局面でしょうが…、乖離が多少あり調整波動を確認する必要があるようです。その為に財政問題やシリアなどの問題を、ことさら大きく採り上げて実体景気の状況などを確かめているのでしょう。そもそも市場と実態景気は、鶏と卵の関係にあります。相互に影響し合う関係なのですね。実体経済が市場に影響を与えますが、市場が実体経済を作っているとも言えるのです。企業業績が株価に影響を与える事は、比較的、理解しやすいのですが…市場が実体景気に影響を及ぼすと言う考え方は、非常に理解し辛いのでしょう。だから昔、三重野日銀総裁が、株などが下がっても実体経済に影響はないと…市場軽視の暴言を吐いたのです。更に宮澤喜一のように所得の5倍で家が買えるように…と、地価を下げるように税制などを引き締めたのですね。所得をあげるのが筋なのに、地価を下げようとしました。「資産効果」の意味を、全く理解してない政策担当者が、如何に多いことか…。現在でも、そうです。「ものづくり」などを必要以上に崇める人々はたくさん存在します。メディアも同じ傾向です。

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FRBが量的緩和策を用いた行為に対し、批判が多いのも、その傾向の一つでしょう。この量的緩和により資産価格に、バブルが生じていれば問題ですが…。論理的な株価や地価が維持されているなら…、いくら量的緩和を実行しても構わないのでしょう。この量的緩和策により、物価が上がるなどのマイナス面が大きくなれば、当然、問題になります。しかし物価も上がらないのに…、今春より量的緩和解除を材料に市場は揺れ、今度はシリア情勢ですか…。根底にあるのは市場価格の調整で、おそらく材料は、何でも構わないのでしょうね。行き過ぎれば…市場は勝手に調整するのでしょうね。材料があるから調整するのではなく、市場が需給バランスの調整と言う機会を欲しているのでしょう。ユーロ圏のGDPのプラス転換は、どう考えてもシリア問題より比重が高いはずですもの…不思議ですね。米国株の月足を見ると…乖離はやや高くなっています。しかしカタルは次のステップに向けた、高値圏でのボックス調整だろう…と現在は理解しています。

今の人類の時代的な立ち位置は、産業革命に匹敵する、いやそれ以上のスマート・コミュニティーへの移行期ですね。コンピュータの発達で、あらゆる産業が効率化する過渡期にあるのでしょう。医療から情報サービスまで…。情報の共有化が進み、時代の進化が早まります。遺伝子解析が進み、医療に革命的な進化が生まれているようですね。市場はこの動きを先取ります。今日はクラウド関連のファンドが出来るとか…。日経新聞に報じられていました。このような時に生まれるビジネスは、ひょっとすれば詐欺かも知れません。所詮、未来は誰にでも分かりませんからね。しかし魅力的だから生み出されるのでしょう。可能性がありますが、ハイリスクなのでしょう。未来を夢見る産業は魅力に溢れます。

カタルは二つのシナリオを持っています。日経平均で説明した方が良いのでしょうか…。一つは6月の安値に更に近づく、ダラダラ調整が続くパターン。もう一つがガンホーの反発が続くと仮定すると…間もなく日経平均株価ももう少し上がり、ボックスのステージを高めに上げるパターンですね。実際の本格的な上昇波動は先送りされますが…調整と言ってもいくつかのパターンがあります。毎日の新聞を読むと、政策支援は、なかなかよくやっているようにも感じます。今日も古いマンションの建て替えを促進させる話題でしたね。じゃ、どうして株価は弱含みの動きが続くの?…と問われるでしょう。一つは市場のリード役が不在の為に、エネルギーの使い方が下手なのでしょう。相場にならない3Dなどに相場のエネルギーを向けても…仕方ありません。

ソフト構築に動くのは、何もソニーだけではありません。アップルはアイフォンの次を狙い、アップルテレビの開発に力を入れているとも言われています。ただソニー程、武器は豊富ではありませんね。ソニーは既に、映画にも、ゲームにも、医療にも足がかりがあります。問題はそれらの道具を、効率よく使えるかどうか…で、司令塔が存在するか?方向性は、ようやく新聞報道で確認されましたが、政治の駆け引きと同じで、メディアを使った派閥争いかもしれませんね。ハッキリとした動きが確認されるまで、夢を追い投資するのは危険ですからね。仮に経営者が本当に、やる気になって事業に取り組んでも、資本が続くかどうか…の財政面の問題もあります。LINEだって、最近でこそ、ようやく利益の入り口が見えてきましたが、当初は先行投資負担が重く…なかなか黒字化の壁は高いのですね。壁は厚いわけですよ。リストラ企業に新規事業開発は過大な負担になります。

007の株価が軟調ですが…これは仕方がないのです。赤字企業だし…弱小の新興株ですからね。人気が冷めると押し目を買う人は、当然、減ります。僕のような阿呆しか…夢を信じないからですね。しかし昨日の村田社長の談話で方向性は確認され、007の株価価値は上がるのでしょう。もともと大企業の製品開発スピードは6か月と言われています。ソフト開発は、ある意味で人海戦術の力技なのですね。製品にするまでに、様々な嗜好性のテストがあります。ソフトの相性などを調べるわけですね。2000項目も調べるとなると1日10個の実験をして、200日も掛かります。WiFiの発表から11月で6か月が経過するので…、おそらく次はSQLかな…と考えています。スマフォに取り込んだ画像を、整理する機能がSQLですが…最近はクラウドが発達しているので、需要があるかどうか…。でも楽しみです。しかし昨日は158200円の壁を破ったので、まだ下値は確認されていません。板状況を見る限り…個別の整理は終わりつつあるように感じますが、全体が下がると、どうしても連れ安をしますからね。でも下値は乏しいのでしょう。

ケネディクスは増資問題がどうか…ここが焦点になります。来年、復配してから増資をするのかどうか…ハッキリしませんね。しかし下値は固まって来ているようです。全体が浮上しない限り…、どんな株も大きく育ちません。特定筋に力があれば別ですが、今はまだ調整局面なのですね。その様子を比較に長いチャートを見れば…、この意味が理解されるでしょう。昨年の11月からの上昇度はかなり高く、やはり調整はまだ必要なのでしょう。今は26週移動平均線上に株価は維持されていますが…、場合によれば52週ラインまで調整が長引くこともあります。ただ6月の場合は、なし崩し的に短期間に値幅調整を強いられた印象ですが、今回は反発もあり抵抗していますね。おそらく政策はマズマズとの評価なのでしょう。カタルは6月の12415円の上で、今回の調整の押しは終ると思っています。場合によれば、一度反発し、再び押す形のボックス圏を形成するとも考えているのです。まだ本格的な上昇期まではおそらく時間が掛かるのでしょう。

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メールの質問で、個別株の問い合わせがありますが…どの株も仕方ないのです。ある程度、株価が下がることは、調整期なので仕方ありませんね。その調整過程が問題なのです。例えば007の昨日の日証金残は、信用の新規買いが、信用取引の返済より多かったですね。ところがJ・TECは、逆に大きく減っています。信用取引で買った人の投げは仕方ありませんが…、その投げを現物で買っているのは、おそらくファンド筋でしょう。何故、カタルが現物で1株でも…と口を酸っぱくするほど述べていたか? 007と言う株の素質は一流でも、本格的な株価上昇には、条件が整わねばならないのです。来年になれば、007の条件は整うと考えています。早ければ、このタイミングでも…とも考えましたが、会社の内容を知っている実弾買いと思われる玉は、まだ見られません。昨日は相場を見てなかったので分かりませんが…。値動きを見ていれば、何れ分かりますね。でもカタル銘柄のアークは、最近、誰かが拾っている様な気もしますね。

僕の見方が正しい訳じゃありませんが…相場を丹念に眺めていれば、背景に隠された見えない糸が、見え始める事もあります。株価が安くなったら…喜ぶような投資家に早くなりたいものです。

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2013年08月28日

08/28

かたる:今日は出かけますので…この原稿は、昨晩、書かれています。
最近の問題点は米国の財政赤字問題で…、もう直ぐ暫定処理の予算残高がなくなり、デフォルト・リスクが再浮上します。米国では共和党と民主党の対立は続いており、今の所、両者の歩み寄りはありません。更に化学兵器の使用からシリアへの武力行使が懸念されていますが、基本的にイラクのように大規模介入は避け、仮に武力行使があっても、今の所はシリアの軍事基地へのミサイル攻撃や空爆程度に留まり、短期間の軍事行動と言う見方が一般化しているようです。日本のイベントは消費税の引き上げですね。現在、消費税を上がることは間違いないようですが、引き上げ幅を既定路線通り3%にするか…、カタルが主張する1%ずつと言う主張も、僕だけでなく有力のようです。ただ今は、僕の主張のようにプライマリーバランスが実現されるまで…10%を超えても、ドンドン引き上げろと言う意見ではないのですが…。

僕にとっては、今日の相場なのですが…皆さんにとっては、昨日の相場は出来高も減っています。昨日は今年3番目の低水準だと解説されています。昨日の一番人気はガンホーでした。ここで述べる一番人気とはTICK回数を示します。この所、東電と争っていますね。注目していたように…、昨日はガンホーが反発していましたね。どっち道、下がるのでしょうが…いきなり下がる訳ではなくリバウンドはあるのでしょう。ただ東電やガンホーが市場をリードすることはなく、あくまでも幕間つなぎのリバウンドに過ぎないのでしょう。昨日、3D関連が強含んだのは、朝日新聞に経産省の予算請求の話が掲載されていたからでしょう。どちらかと言えば、このような相場にならない株が、市場で賑わう内は新しい相場はスタートしませんね。

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この所、ガンホーの解説で「利益の質」を採り上げていますが、新しい相場の核となる可能性がある銘柄は、いくつか存在します。その一つの候補であるソニーは、昨日で3連騰の株価上昇で2000円台に戻ってきました。この背景は17日の日経新聞報道を見て、カタルは初めてソニーに興味を覚えた…と既に解説しています。その報道を受けた19日の寄り付きは1955円ですが22日にソニーは1889円の安値を付けています。そこから昨日は2037円ですね。一回転できていますが、ソニーは更に株価を押し上げる事が出来る株ですね。ソフトの活用を軌道に乗せる事が出来るのかどうかは…非常に重要です。17日の新事実は高く評価できる材料ですから、これからのソニーは、折に触れ話題になるのでしょう。

ソフトバンクのこの株価の保合いも、なかなか綺麗なチャートの形です。米国ヤフーはアリババを売却するのでしょうが…ソフトバンクはどうするのでしょう。2兆円ものスプリント買収資金や、これからの設備投資資金は相当かかります。スプリントの行方が判明するためには、最低2年以上かかるのでしょう。しかし孫氏はクラウドのビジネスの広がりをよく知っている筈です。大きなところでは…ソニーやソフトバンクは新高値を追う候補銘柄なのでしょう。

PFI関連としてカタルは清水建設なども、紹介しています。予防保全が絡み予算が増えるので株価は強いですね。しかし同じPFIでも…個人好みの熊谷組などの株価は、確りしていますが…株価を上げる状態にはなっていないようです。しかしPFI関連は必ず相場になります。新時代のビジネスで可能性がある株は限られます。先日、年金ファンド向きと…カタルが推奨した介護のツクイ2398は、その後、この環境下でも株価の下値を切り上げていますね。いずれ高値の1600円台を超えるのですね。だから先日、カタルは8月14日の「今日の市況」で株価が966円の時に取り上げていたのです。昨日は1139円でしたね。時々、カタルは、まともな(一般的な)株も紹介しています。皆がみんな…ハイリスク好みではないでしょうから…。カタルが紹介する銘柄の中で、投資家がそれぞれお気に入りを選べばいいのでしょう。

昨日は「利益の質」の話をしました。ツクイの利益の質は悪くないですね。店舗の拡大により利益の蓄積型になります。しかし介護は厚生労働省のさじ加減であり…大きな利益は期待できません。その点は公共性のある電力株のようなものでしょう。しかし我が国の介護サービスは、先端技術の部類なのでしょう。故に海外展開では、競争力があるのでしょう。海外で高級老人ホームサービスを展開すれば、良いのですね。青梅慶友病院の大塚先生のような…理想とする介護病院などの技術蓄積は、市場でも高く評価されるのでしょう。だいぶ以前に、年金ファンド銘柄として紹介した沢井製薬は、確かに時間が掛かりました。カタルが注目してから、既にだいぶ時間が経過しています。ピジョンもそうですね。ツクイは同じ範疇に位置する会社でしょう。

007の夢とは、相対する選択肢です。堅実の積み重ねが、最後は勝つのかもしれません。それなら三菱UFJでも良いのですね。このような純資産を割れた増益基調の銘柄は、かなり市場に存在します。だからそのような堅実な銘柄だけを、底値で買い、市場で人気になったら…売却することを繰り返す…投資方法もあるのでしょう。投資方法は人それぞれなのです。

東京は、一昨日から過ごしやすくなってきました。秋風を感じる季節になり、もう直ぐ山は紅葉が始まるのでしょう。今年は涸沢に行ってみたいなぁ~。この季節は、そろそろ新しい相場に向けた準備が始まりますね。まだ市場は調整期間が続くようですが…、ガンホーなどがある程度、戻れるとすれば、保ち合いの株価位置のステージが少し上がるかもしれません。この辺りはシリア情勢もあるので…一概に言えませんが、冒頭説明して様に…ミサイルや空軍による限定的な攻撃だけなら…経済に与える影響は少ないでしょう。昔から「遠くの戦争は買い」だと言います。破壊は需要を生みますからね。ドイツなどの経済は好調のようですがユーロ圏の経済回復は、市場で話題にもなってないですね。欧州の景気改善は想定外の出来事で、秋からの年末、来春にかけての相場の上昇度を上げるものでしょう。

さてここまでが…昨晩の原稿で、今朝、新聞を見たら一面トップはソニーでしたね。ソニーはネットテレビ市場のソフト資産作りに成功すれば…世界で一番、成長する企業の一つになりますね。何れテレビがテレビ電話となり、家で受診できるようになります。病院など必要ないのですね。様々なサービスがテレビを通じて行われますから、物凄い成長の種になります。ソニーの孫会社には3Mなどもあり…オリンパスと関係も深く…経営者に心があれば…躍進できる社会環境下にあるのです。この経営者の考え方は非常に大切ですね。本日の新聞には他に信用創造の話が掲載されており、ケネディクスの方向性も確認されています。更に村田社長の「車と医療」向けの話は…007と関連性がありそうです。何しろ既にカーナビにQBが採用されています。車はドンドンコンピュタ化され、間もなく自動走行の時代になりますから、センサーなどの需要もドンドン増えますね。

新聞を読んで時代の流れを感じてくださいね。それでは今日はこの辺で…。

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2013年08月27日

08/27

かたる:昨日は減損会計の仕組みを始め、金融庁検査が日本のデフレを長引かせたと…これまでの政策対応を批判しました。日本は敗戦から、長い間、所得水準が低く、欧米に「追い付け、追い越せ」と頑張ってきました。この動きが途切れたのが1985年のプラザ合意です。基本的に東西冷戦下において、米国の庇護のもとで日本は成長を遂げてきました。しかし1985年のプラザ合意は、急激な円高を生み、その円高を抑える為に澄田元日銀総裁は、バブルの芽を見逃し超低金利政策を実施してきました。さらに内外価格差の是正と言う構造改革にも失敗したわけですね。鎖国制度の日本村価格が、国際標準価格に下がる事、土地や株のバブルの清算など…様々な要因が働き、失われた時代を永遠と続けています。日本全体を一つの株式会社とすると…、その株価は1985年までは堅実な成長を遂げたのですが、そこから4年間は人気が加速し、バブル相場の仕手化と言う印象でしょう。しかし…1989年からの24年にも及ぶ、長い調整期間は全ての構造改革を成し遂げ、今は底練の相場状況だと言えるのでしょう。アベノミクスで11月より株価は上がりましたが、三菱UFJの株価水準などを見れば分かるように、まだ論理的に正常なバランスまで戻っていませんね。もしフェアにM&Aを認めるなら、三菱UFJは割安なのでTOBがかかる筈です。此処に日本の資本主義と、米国の市場主義の違いがあります。ただ最近は米国共和党も力を失いつつあり、強い理想の競争社会から、少し変化しているようにも感じています。まぁ、その話は、別にして…。

如何に、政策の決定が重要か分かるかと思います。自民党政権下の嘗ての首相は、判断を誤り続けてきました。宮澤喜一に、竹下登など…日本を間違った方向性に導いたのです。まぁ、結果論は、誰にでも批判できますが、現在進行形の判断は難しいものがあります。大震災の時にカタルは、東電は1兆円か2兆円程度の有限責任で、後は国の責任として処理を考えており、原発被災者地域の土地を、一括買い上げ処理し、将来、除染が済んで住めるようになるなら、優先的に住めるように配慮すれば良いと述べました。そうしてフクシマを未来都市のモデルプランとして、世界のセレブが住みたくなるような未来都市を建設しようと提案しましたが…、現実はなし崩し的な問題の先送りです。もしあの時、直ぐ、今でも、遅くはないでしょう。一括、買い上げ処理をすれば良いのですね。戻れるか戻れないか分からない、宙ぶらりんの状態のまま処理をするから、人間感情はこじれ、問題が長引くのです。漁業権も同じですね。まず一度、諦めて貰うのです。そうして新たな生活を始めて貰うべき…問題です。そうすれば電気料金も上がらずに、産業の競争力は失われずに済んだかもしれません。数々の間違った政策を積み重ねるから、失われた時代が長引くのです。

しかし、この日本株の調整期間は。相場としては非常に魅力的ですね。カタルは消費税を1%ずつを毎年、プライマリー・バランスが成立するまで、10%と言わずに引き上げ続けろと述べています。現状のGDP成長率では、3%の負担に耐えられないでしょう。何故なら、信用創造が機能していませんね。金融株は上がらないし不動産株も上がりません。信用創造機能を復活させれば「希望」が生まれます。人間だれしも将来、株が上がるとか、土地が上がるとかの神話が生まれると、希望を持って頑張ろうと積極的になるものですね。現状は輸入物価の上昇と言う、歪な消費者物価の上昇です。人々が希望を持って積極的に動いた結果の物価上昇とは違います。企業業績も為替効果分しか市場に波及してないようです。相場の中身を見れば、一過性の利益のガンホーが市場をリードし、苦しくなって東電を仕手化させている、見せかけの相場が続きます。何度も言いますが、3Dなど相場になりません。現状は米国が圧倒的にリードしており、中国が2番手に位置しています。日本などは3Dにおいては後進国です。メディアが煽るから、仕方なしに経済産業省は開発費として45億円の予算を組みました。しかしこれから補助金を使い開発しても、既に商業化している米国製品との時間的な開発期間は、2年以上の開きがあるでしょう。2年も利益の出ない、さらには競争に勝てる見込みの薄い事業が、相場になる訳がありませんね。007の収益化は来年、訪れますが、株価は下がり続けています。来年でも株価を維持できない相場環境なのに…。

しかし相場は、分かりませんね。むかし、加藤あきらが率いる誠備と言う投資グループが宮地鉄工を力で強引に買い上げ、経営権を手に入れました。しかし最後は、失敗しました。でも一時的ですが、株価は上がりました。しかし…理論外の会社の支配権を手に入れても、誰も最後は認めませんから、自作自演の株価は、やがて崩れます。しかし市場の中には、ファンドが売れずに持っており、周りの水準からみて割高の銘柄もいくつかはあります。それは需給バランスが取れているのですね。基本的に最後は会社を解体して資産を売ると、なんぼ、回収できるかどうか…の裁定感覚です。三菱UFJは事業会社と違い、資産価値の質は高いですね。日立の持っている茨城の工場などは、日立がなくなれば二束三文ですが、三菱UFJが所有する銀行店舗の土地は、都心の一等地に位置しており、どれも直ぐに買い手が付きます。つまり日立の純資産価格と三菱UFJの純資産価格は雲泥の差があるのです。同じバランスシートの資産価値も質が違いますね。

しかし日立には長年培った技術集団の人的価値はあります。優秀な人材を活用する魅力がありますね。しかし三菱UFJの人材はマニュアル化付けになっており、日立の技術者より劣るかもしれません。きっと日立には埋もれている技術は山のようにあるはずです。活用されていないだけの話しでしょう。まぁ、人的な評価や埋もれた技術評価は目に見えず金にもなりませんが、使い方次第でお金に変わることもあります。さらに日立は自由に、海外に出て事業を拡張させることが出来ますが、三菱UFJは政策に縛られます。金利水準も自分勝手に決められません。ある程度の許容度はありますが、自由度はありません。行動も制約されます。ここ数日、ガンホーについて述べています。利益の質がどうか…と言う話です。

しかし時代の変化の激しい新時代の成長会社も凋落が激しいですね。マイクロソフトのバルマー氏は退任されるとか…。例えばSNSのミクシーからツイッターになり、今ではLINEですからね。ネット産業の利益の質は、概ね、安定度は低いようです。時代の変遷が激しいので、経営者がその変化の感覚について行けないのでしょう。賞味期間の短い利益は価値が低いのですね。ゲーム等の厭きる商品の利益は一過性なのです。カタルがグリーを当初、選び、買ったのは、グリーはゲーム業界の雄だったからですね。小さなゲームの会社が、サーバーの準備や宣伝まで手掛けるのは大変です。小さなゲーム会社からの上がりを、ピンハネできる仕組みを評価しました。日本の成功が、海外でも簡単に通用すると考えていました。ところが…この業界の参入障壁の壁が低いのですね。特にスマフォの時代になり、アプリをダウンロードする方式に変わると、アップルが、グリーやDENAに代わりピンハネする構図になりました。この事に気付いたのが遅かったですね。グリーもDENAも、一塊のゲーム会社に成り落ちました。だからグリーに興味を失ったのです。

利益の質で高いのは公共的な事業で、絶対に生活に必要な電力産業などですね。一度利用すれば継続的にお金を払い続けねばなりません。しかも生活には必ず必要です。しかし、これらの産業は公共性が高い為に、料金を自由に設定できず、適正利潤しか認めない許認可事業なのです。利益の質は高くても…自由に利益を増やせません。足かせをされ、牢獄に閉じ込められているようなものです。それでは…最も利益の質が高く、魅力的な利益は何か? それは未来の利益ですね。時代をリードする利益です。携帯電話が誕生した当初のドコモの株価は、良く上がりました。しかし料金産業だったために、直ぐに沈没です。時代を構築する会社。スマート・コミュニティーに必要な産業の利益は、非常に質が高いのでしょう。故にカタルは007を、何度も取り上げています。未来技術は変遷が激しく何が誕生するか分かりません。LINEの誕生やLTE技術の進化により、テレビ電話が一般的になってきました。電波を利用分散させるために、WiFi技術の応用は、今では一般化していますね。

ほぉほぉ…、今日は批判対象の東電が、昨日のポイントから反発してきていますね。でも僕は相場にならないと思いますが…。所詮、売り残高を頼りにする相場は大きくなりません。市場は未来の利益を探る場所なのです。資金配分を決め、淘汰する場と考えても良いでしょう。人類の成長に必要不可欠な技術開発の順番を決める場所なのですね。必要度が高くなれば資金が必要になり、その技術開発の為に、市場が資金配分を決めます。経済産業省が3D開発の為に、45億円もの無駄な資金をつぎ込むことを決めるやり方と、市場原理は一線を隔します。もし3D関連が僕の見方と違い、相場になり株価を維持できる業績が上げられるなら、経済産業省の行為は正しいのでしょう。しかしこれまで、産業のコメと言われた半導体産業に、どれだけ援助をしてきましたか? 最後は結局、エルピーダも市場原理に沈みました。溝に捨てた資金でした。無駄な組織は必要ないですね。だから小さな政府を目指す、市場原理主義が正しいとも感じるのです。主役は役人の組織ではなく、役人は市場取引をフェアにする作業をする小さな組織に留めるべきでしょう。

新時代のスター株の誕生が臨まれます。

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2013年08月26日

08/26

かたる:最近は本を読むペースが落ち、読書ノートを付けなくなったのですが、嘗ては簡単な感想と、自己評価を5段階にして、読んだ日付と共にエクセルに書いていました。そうしないと、2度も同じ作品を読むことが、よくあるのです。勿論、途中で気付くのですが…。丁度、会社を辞め、暇になったので、読書に明け暮れていた事があります。…と言っても1年で100冊程度しか読まなかったのですが…。池井戸潤もお気に入りになったようで、彼の作品を10冊程度は読んだようです。この読書ノートによれば、直木賞受賞作の「下町ロケット」の評価は高くなったのですが、「果つる底なき」は、なかなか良かったようです。昨日、放映されたTBSの人気ドラマ「半沢直樹」は、来週から金融庁検査が舞台になるようですが…、カタルが日本の「失われた時代」を引き延ばしている要因の一つとして、この金融庁の検査体制があります。この検査姿勢が、先日、変化すると日経新聞に報道されていたので、もし、これが本当に変わるなら、日本は再び成長過程に入ると考えているのですね。その根拠になっている考え方の一つが、検査体制の転換です。

丁度、1998年から2003年頃に掛け、記憶は定かではないのですが…不良債権の処理を加速させるために、竹中平蔵が指揮した政策ですね。この不良債権認定を巡り、検査忌避と言うことでUFJ銀行は消えました。この竹中平蔵の政策を、当時、かたるは批判しました。しかし必要不可欠な政策だったかもしれないのです。この辺りの判断は、後世の人に評価を委ねねばなりません。あの過剰とも思える手口が、その後の金融政策を方向付け、実際の融資がなかなか伸びない現実が現在、起こっています。いくら日銀がジャブジャブにしても厳格な融資体制下の融資先など…ある訳がありません。だって資金の要らないところしか融資基準に合わないのです。資金が必要な所には、融資しない訳ですからね。このさじ加減は、経済の体温計として働きます。

今年、3月に亀井静香がリードした中小企業資金円滑法の時限法案の期限が切れました。日経新聞はまだ報道していませんが、今年3月に延命処置が切れて、既に7月末時点で、昨年の倒産規模を超えたそうです。これら多くの中小企業は、借金の元本を返すことは出来ませんが、利払いは確実に出来るのですね。多くの借金の原因などはデフレによる影響が大きいのです。シャープの最新工場の減損処理…、消えたダヴィンチの減損会計…。カタルが失われた時代の根源として、声を大にして批判する資産デフレですね。単純に考えてもらえれば分かります。皆さんは株式投資をしますから、一株利益が30円、毎年利益を上げられる企業があるとします。ところがこの失われた時代、毎年、工場や本社の土地が30円以上も値下がりし、その減損会計を強いられてきたのです。だから本業でいくら稼いでも、資産価格の値下がりで、日々の稼ぎが消えて行ったのですね。銀行の株式評価損もその一環です。

ここで不良債権の認定を巡り、金融庁と銀行の考え方が対立するわけですね。元本を返せない企業は不良債権に認定するのです。デフレ政策を採用し、資産価格が下落しているのに…本業以外の理由で、倒産や上場廃止に追い込んだのです。ダヴィンチの上場廃止はそういう事です。今回のシャープのケースも極めて際どい話です。これからスマフォやタブレットの需要は、間もなく一巡するでしょう。中国がLTE投資を加速しますから、スマフォなどの需要は延命されるかもしれませんが…米国や日本では既に巡航速度に低下するでしょう。液晶テレビも売れない、携帯端末も売れないとなると…当然、工場の稼働率は落ちますから、まだ償却してない工場の建設費などの評価は、難しい問題になりますね。亀山工場はまだしも…堺工場は余分だったのでしょう。2000億円と言えば、10年で毎年200億円ですからね。おそらく6年程度の償却期間が妥当なのでしょう。今、シャープは一所懸命に奉加帳を取引先に回しています。しかし…昔と違うし、どうかな? このような後処理の資金を公募増資しようとする証券界は、方向性が間違っていますね。経営権を含めた第三者割当増資が相応しいのでしょう。

同じ増資でも…資産デフレが20年も続き、ようやく浮上しそうな位置にある土地を買うために増資を計画するケネディクスは、業務拡大の為の増資です。増資の意味が全く違いますね。シャープは過去の失敗投資のツケを払う増資、ケネディクスは未来の利益を得るための増資、増資の意味が全然、違います。ケネディクスクラスにしては、受託資産残高の増え方は比較的大きい方でしょう。カタルは分かりやすく受託資産の値上がり率を、全てケネディクスの利益として見ていますが…実際は違います。しかし資産の配分をする権利が大きいのですね。儲かる物件を自社利益に付け替えることは容易でしょう。不動産の世界を知る人は、相対売買のいい加減さを理解している筈です。一応、相場はあるのですが…買い手と売り手の密室の出来事ですからね。カタルがダヴィンチに、ご執心だった理由が分かるかと思います。

さてドラマに話を戻しましょう。昨日のドラマは支店長宅に、金融庁検査前に資料を疎開させる話をやっていました。この行為が犯罪です。検査忌避と言うものですね。これでUFJは消えたのです。後に残った…UFJ職員は三菱派閥にやられ左遷されている筈です。三菱は自己派閥が強い組織です。みずほも同じ派閥闘争下があります。何処でもあるのです。実際にカタルは、内部事情をある程度、知り合いから聴いていますから、あのドラマはある意味で実話に近いのです。来週は金融庁との緊迫したやり取りが舞台になるのでしょうが…このような締め付けが長く続き、現在の銀行は、全てマニュアル営業で人間の裁量権がありません。だから融資が伸びないのですね。今度は融資残高を検査目標にして…不良融資ではなく、融資残高が鈍っているのだから、この数字推移を検査すればいいのですね。そうすれば経済は動き始めますね。ノルマを掛けるのです。何しろ、失われた時代が20年以上も続き、地価は下がりっぱなしなのです。

つまりカタルがケネディクスにご執心なのは、この実体経済の背景を考えた相場観なのですね。間違いなく来年、再来年と…株価は上がる筈です。そうして1000円は当たり前、場合によれば、新高値の4000円台に向け、株価が騰がると考えている根拠の一つが、この半沢直樹のドラマに、ヒントが隠されています。現在、銀行は最後の不良債権処理をしています。中小企業資金円滑法の後処理ですね。膨大な債券の含み利益が、この不良債権処理と相殺されています。

6月6日に付けた451円まで、あと10円ですね。東電は…。その前は4月30日の398円ですね。おそらく自民党政権下では巻き返し勢力が、別会計処理されている原発処理の為の会社は、政府の管理下に置かれるのでしょう。そうして新生東電として債務が分離され上場が維持されるのでしょうが…。問題は既存株主が株主責任を取らされるかどうか…、またその際に銀行の貸し手責任も問題になるでしょう。この行方を決めるのは、その時の国民感情ですね。メディアの論調によるのでしょう。景気が浮上すれば甘く処理されるかもしれませんし、アベノミクスが失敗するようだと厳しく、貸し手責任も株主責任も問われるのでしょう。非常に危うい会社なので、本来は、東証は東電を整理ポストに入れ、信用取引を停止させるのが正しい処理の仕方でしょう。東証は大証との合併過程に於いて、自ら禁を犯しています。これが現実なので…文句を述べても仕方ありませんが、このような間違った政策を、積み重ねるから、失われた時代が長引いたのですね。

ただ現在は、その間違った方向性が、徐々に、正常化されている様です。先日は債権放棄の再生の仕組みを変える方向性にあると報道されていましたね。現行法では返してもらえない借金を放棄すると利益として認定されますが、この法律の解釈が変わるようです。これは大きいですね。もともと法律など時限にすればいいのですね。時代対応により見直せばいいのでしょう。

さて今日はヒントだけ、カタルは現在、悩んでいますね。相場の周期の話です。もし50日周期が活きているなら、今週は、やはり少し強い相場が展開されて、ボックス水準が引き上がるのではないかとも…思っている訳です。実際の本格的な上昇相場は、10月と予定しているのです。買うつもりはありませんが、その意味で、ガンホーの5万円割れからの株価動向も、興味を見て眺めているのですね。何しろ今までの上昇相場の牽引役だった人気株です。やはりこの株が下落を続けるうちは、全体の上昇も難しいのでしょう。しかし、昨日も書いたようにガンホーの利益の質は、グリーやDENA以上に悪いものです。だからPER評価などは、当然、更に下の筈ですね。しかし相場は下がるにしても上がるにしても、一方通行の展開はありません。必ず、リバウンドをするのですね。その意味で注目する段階に差し掛かったと述べているだけの話です。

相場の底入れを見るには、下値の切り上げや出来高推移などは非常に重要です。皆がその動向を見ている訳です。ドル平均法は株価により買いタイミングを計りますが…、これは資金のある人の話し、ない人は時間でドル平均法を実施するのです。例えば007なら、カタルは来年の2月が注目されると考えています。そこから上昇期間3か月として買うタイミングを逆算して、今月は1株、来月は2株、再来月は4株、そうして11月は8株、12月は16株、1月は32株、2月は64株と…ドル平均法の時間概念を働かせる手もありますね。通常は株価が下がったら実施するのですが、時間の概念は非常に重要ですね。僅かな見せ玉を消化できないうちは、のんびりやればいいのでしょう。

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2013年08月23日

08/23

かたる:人間の行動はやはり短絡的ですね。どうしても目先の話題に心が左右されます。しかし多くの場合、このような目先の話題に、心が動かされる「切っ掛け」は重要ではなく、多くの場合は流行に踊らされているだけの話です。株価の上下を見ていると…いつも感じますね。材料の重要性が判断できないのです。カタルは東電の相場を批判し、3D関連の群栄化学やMUTOHも相場にならないと判断し相場を批判してきました。最近ではガンホーでしょうか? 何度も前の高値を見ての値惚れ買いに注意を促しています。嘗ての人気株であるガンホーや東電が崩れています。昨年からのバイオ関連ではナノキャリアの高騰に批判的でしたが、カタルはJ・TECを採り上げていました。当初はナノキャリアの方が株価は高かったのですが…今では完全に株価は逆転していますね。今日はこのナノキャリアとJ・TECの違いは、何処で生まれたか?と言う話を少ししましょうか…。夢はナノキャリアの方に「歩」があります。しかし現実性と言う観点ではJ・TECですね。だからフィデリティーがJ・TECをファンドに組み入れたのでしょう。このおかげで市場の浮動株が減りました。だから誰かがフィデリティーと共に参戦すれば…株価は面白いように騰がるでしょう。しかしフィデリティーは売るでしょうが…。

昔、加藤あきらさんが、何処かで述べていました。「ある程度の浮動株を吸い上げると、株価など思うように動くようになります。」…と、下げるのも上げるのも資金さえあれば、簡単に操作できるわけですね。魅力のある会社の株価が、論理価格以上に買われている高株価を維持するケースと、常に割安にしか評価されない株もあります。同じ一株利益や純資産価値なのに…。PERの評価が大きく違うのですね。色んな理由がその背景にはあるのでしょうが、基本的にこの浮動株の状況の問題ですね。

お金は…ドルなどは、所詮、紙くずですが…皆が価値を認めるから、その価格で通用するわけですね。しかし米国のエジプトの対応を見ると…どう考えても資金援助するのは論理的におかしいですね。しかしイラク等を見ると、理想を完成させるのは容易でありません。果たしてアラブの春と言う情報革命による市民の自由化が正しいのかどうか…日本でも民主党政権は幼稚で、政策手腕は今一でした。昨日の日経夕刊で報道された、赤字会社のスピンアウトを促す効率化社会の構築案は見事ですね。なかなか進まない構造改革を促進させるアイディアです。川重の社長解任に繋がった三井造船との合併案もこの法律改正ならスムーズに合理化が促進されるかもしれませんね。最近はアベノミクスの懐疑記事が増えていますが…、僕は逆にアベノミクスの成功を信じ始めていますね。金融庁の検査体制の転換が事実で、実際に運営されるなら日本経済は変わることが出来ますね。しかし目先の現状は、銀行は融資ではなく国債に逆戻りしていますが…。

スマート・コミュニティーは、ジワジワ浸透しています。昨日は下げたようですが、スマート・メーターの大崎電機は、この株安の最中に高値追いをしていました。もともと割安な銘柄です。増収増益なのに…純資産価値の793円を、株価は下回っており論理的に割安株だったのです。このスマート・グリットと呼ばれるエネルギー管理の技術は、世界的な広がりを見せています。イギリスでもスマート・メーターの設置を促進させており、関連部品の受注に大崎電機は成功しているようです。

カタルが何故、何度も007を採り上げるか?
情報を生活に取り入れることにより、先人の知恵が活き、効率的な社会が実現するからですね。NECなど蓄電池技術を革新させ、夜間電力の有効活用なども出来るように成りますし、電力の地産地消は送電ロスを軽減させますね。エネルギーの効率管理が進めば無駄が減り、その失われていた富を、他の分野で活用できますね。だからクラウドの概念は大切です。この会社が黒字化してくると…時代に絡んだ分野に力を入れているだけに、発表されてない未来の夢が次々に生まれてくるかもしれません。経営者だって驚くような案件が出てくる可能性があるのですね。何故、カタルが時代の流れを非常に重要視するのか?それは努力も大切ですが、「運」はそれ以上に大切なのです。

カタルが失われた時代に、空売りをせず、買いだけに拘って苦労してきました。時代が日本の構造改革と言う時期にあたり逆風でした。もし3丁目の夕日のような、借金がプラスになる時代なら…成功していたかもしれません。もともとカタルは楽観的ですからね。8月2日の、あの上昇は…何だったのでしょう。カタルの相場観を変えた上昇だったのですね。でも結局、当初、想定していた展開になっていますが…。何故、7四半期ぶりの欧州のGDPのプラス転換を、市場は話題にしないのでしょう。僕が日経新聞に懐疑的な理由がわかるかと思います。ブラジルやインドネシアなどの後ろ向きの二番煎じの話題で、市場が動くのはどう考えても不自然です。最近は新興国の減速観測記事を良く見かけます。そのレポートを書くアナリストは、自らダイハツを空売りすればいいのです。もし自分達の意見が正しいなら、ダイハツは下がりますね。でも実際のダイハツは6月の安値を割らずに、今の所、ボトム形成に動いているように見えます。

さて冒頭話した…ナノキャリアとJ・TECの話しですが、カタルは仮需の整理の違いのよる影響もあるのだろうと思います。どうしても個人の買いは、付和雷同組が多く人気で心が左右されます。会社の実態より株価の値動きに心が左右されているのですね。8月に入りナノキャリアなどの信用買い残高が、急減し始めてきました。ようやく諦めてきたのですね。しかし実際は開発が進み製薬化の時期は近づいているのですが…。僕はナノキャリアを調べてないのでコメントは差し控えますが…、J・TECより夢のある会社でしょう。実は007も収益化の時期は来年ですから、何処かでファンドが介入するのだろうと考えています。何処で彼らが組み入れるのか分かりませんが、その素質は秘めている銘柄ですね。もし浮動株が吸い上げられたら時に、黒字転換し大きな材料が出現すると…目先は株の売り場になります。

ケネディクスは今の所、東電やガンホーのように、全体市況は弱くても下値を切り下げずに頑張っていますね。まぁ、増資観測があるのだから、ドンドン上に、上がる要素が欠けますが…。007も今の所、158200円の上に位置しています。ケネディクスの405円ですね。しかしガンホーは、既に6月の安値を割っていますし、おそらく東電も割るのでしょう。まだ、だいぶその時まで値幅がありますが…。時代性と収益の関係をよく頭に叩き込んでくださいね。

最近、赤字決算なのに…株価が上がったグリー、日経で減産記事などを採り上げられたのに…レーティングの引上げで、株価が上がった大阪チタンなどの事例が増えてきましたね。ナノキャリの信用買い残の減り方なども、その流れの一環ですね。カタルが何を言いたいか分かりますかね? 日経には騰落レシオの話が報道されていました。要するに徐々に空気が変化しているのでしょう。シャープの増資の進展は、上手く運んでいるのでしょうか?本来は公募ではなく第三者割当増資が正しいのでしょう。この調整下で頑張って、株価の下値を維持できていれば、秋の相場はかなり期待できます。なるべく維持するステージが、上の方が強いのです。

さて8月24日、つまり明日、青山でIRのフェアがあるとの事です。希望者は無料のようですが、会場の都合で事前申し込みをするのかな? 僕は参加企業の中では、アンジェスMGやエイアンドティーなどのIRに、興味がありますね。このような機会に得られる情報は、新聞や雑誌の情報より早いのですね。だからざっと見学するだけでも、何か得るものがあるかもしれません。お暇であれば、参加しても面白いかもしれません。案内は此方です…。

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2013年08月22日

08/22

かたる:相場の概念は難しいですね。一つの事象に対しどう判断するか…テクニカル分析もそうでしょうが、世の中に起きる様々な出来事をどう解釈するか…。この解釈が自分の基準ではなく、皆がどう判断するか?…と言うのが重要で、その予測が重要になります。これまでカタルは失われた時代の最中、常に強気を貫いて来ました。おそらく空売りを試したのは10回未満でしょう。しかもその空売り全てが成功しています。儲けは僅かですが、失敗したことがありません。しかしやはり性格なのでしょうかね。本質的に嫌いなのですね。僕は証券マンとして入社した時から、明日の日本を信じ未来の会社の夢を買いお客様にお奨めしてきました。そうして企業の成長と共に儲かると言う体験をしてきて、歩合セールスとして東京に上京しセールスを始めたのです。1989年の話です。

それからどんな株を買ってもどんな理屈を並べても株価は下がり続けてきました。何故、株価は下がるの?その理由を一所懸命に考えてきました。全ては大切な決断を勇気がない為に実行できずに、曖昧なまま先送りしたり、意見対立のある両者の折衷案による妥協の産物で自民党政治の55年体制が演じられてきました。しかし途中で2度、自民党政権は崩れています。村山内閣や鳩山内閣ですね。いい加減に…先送りなどせずに、決めなくてはなりません。その言葉を述べたのは前野田首相です。彼はまじめなのでしょうね。決断が出来る政治をめざし党を解党に寸前のボロボロな状態に追い込みました。自民党のように妥協したら日本はおかしくなると言う歴史をよく知っているのでしょう。

皆がハッピーな政策運営はありません。特に税金を取りその税金の恩恵を受ける人にとってタダほど良いわけです。生活保護の基準、社会保障の基準を何処におくか…お金持ちは一所懸命に努力してお金を得ています。その努力した人が努力をしない人にお金をあげる仕組みが社会保障ですね。それは誰もが頑張る時間のチャンスを与えねばなりません。大震災の被害にあった人は可哀そうですね。しかし来年は3年になりますね。そろそろ補償などの言葉は相応しくありません。その時間です。米国の共和党のティーパーティーと言う存在は小さな政府で自立する国民を目指します。残念ながら米国もフードスタンプなどが通例化し自立社会と言えるのかどうか…。この配分の采配は難しいですね。

市場経済は正直です。米国のFRBの議事録で揺れるような市場はアベノミクスの失敗を認めているのですね。残念ながら、今の調整はその方向化に進んでいますね。しかしソニーの経営方針の転換を見て、(本当に変わったか分かりませんが日経報道ではその方向性)あるいは、金融庁の検査体制の見直し報道、(これも観測記事がどうか判断は尽きませんが)などカタルが前から述べている未来の姿が現実化しているのを見れば、かなりアベノミクスは成功の確立が高いのだろうと考えます。もし消費税の引き上げ見送りを決めたら…株価は下がるでしょう。しかし3%の引上げに経済が耐えられるかどうか、もっと規制改革など強烈な成長政策を打てるかどうか?私には分かりません。先日発表されたGDPは2.6%の成長に過ぎないのに…3%の消費税引き上げでは負担が大きいと考えます。5%程度の成長があり糊代があれば、3%の引上げも了承です。しかし現状の弱い回復では1%ずつ段階的に引き上げた方が…と言うのが正直な気持ちですね。プライマリー・バランスと言う歳出と歳入のバランスが取れるまで、毎年、引き上げす。10%ではないのですね。20%を超えるかもしれません。しかし消費税の批判に繋がれば、歳出カットを求めるように世論は変わるでしょう。さらに利用者負担を社会保障でも求めるようになるでしょう。その仕組みの中で、社会的弱者が発生するのは他の仕組みで補えばいいのでしょう。ハードルをクリアできるなら、出来る人にはハードルを上げるべきでしょう。その方が公平ですね。

決断できる政治、衆議院の定数削減を約束し野田首相に退任を迫ったのですから、その約束はどうなったでしょう。メディアは何故、この事を叩かないのでしょう。此処にメディアと政治の癒着構造があります。カタルが政策以上にメディアの主張を問題視しているのはこの辺りにありますね。先日パナソニックのネットテレビのCM拒否はメディアの存在を脅かす製品だからですね。日本医師会などの存在と同じメディアの体質がありますね。本当に呆れる構図です。先日、日経新聞で大阪チタンのシリコン減産や電気料金の引上げ等の影響の記事が掲載されていました。こんな事は前から分かっていたことを、何故、大きく活字にしたのでしょう。その後、昨日はレーティングの引上げで大幅高ですね。この裏は何かあるのでしょうか?

この大阪チタンとグリーも同じ関係にあります。昨日はカタルが前に述べたガラケーとスマフォの関係の利益の話が載っていましたね。カタルさ昨年、グリーを買い、失敗した原因はこの仕組みを見逃していたのです。だから1000円台で諦めて1400円で買ったグリーを投げました。魅力が大きく半減以上になったからです。しかし…市場経済の仕組みの中で、一度、消化され二度目に叩いても安値を割ることが出来なければ、株価は上がるのですね。大阪チタンが良い事例ですね。他にもこんな事例はたくさんあります。おそらくグリーは下がらずに、早晩もう一度、上がり始めるでしょう。今度は先日の赤字決算の後の急騰する動きではなく、徐々に下値を切り上げるパターンだろうと思いますね。空売り屋は負けですよ。だって赤字の最大のピークの可能性がある場面で崩せないのですからね。これだけ環境は悪いのに…。株価は下がりませんからね。今日も安いようですが、もう直ぐ何処かで反転するのでしょうね。空売り筋は全く降りてないようです。ただしこの空売りが現物のつなぎだとすると…この判断は違うかもしれませんが…現状は間もなく底打ち反発すると考えています。

今日の相場も弱いですね。13274円で150円安です。本当に…付和雷同の日本人らしい。骨のある人も20年以上に及ぶ逆風では勝てませんね。ユダヤの世代を超える感覚でないとこのような体制転換期はなかなか乗り切れません。黒船来航から西南の役まで24年間でした。2度の政権返上を経て自民党は組織改革が出来たのでしょうか?ただ金融庁の検査体制の転換をするなら変われるかもしれませんね。折角、体制転換するのですが…10年、遅すぎましたね。金融界にそのような人間はおそらく居ないから…時間が掛かる成長戦略になるでしょう。もっとドラスティックに窓口指導の形で融資目標を銀行に与え競争させなくては動かないかもしれません。金融庁を180度、方向転換させればいいのですが…指導と言う形で…何故、融資残高が伸びてないか?厳しくチェックするべきですね。日本人はロボット教育されているから、御上からの通達に弱いのです。

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さて御託が長くなりました。
昨日のダイハツは止まっていましたね。今日はどうでしょう。強弱感が対立し始めていますが、やはり安いですね。インドのスズキはどうでしょう。此方もダイハツとほぼ同じ動きです。当たり前の理屈ですが…カタル銘柄はどうかな?ケネディクスの安値は昨日と同じ446円から反発し現在は470円ですね。カタルの441円の目途は破られず、全体市況が悪化しているのに高いですね。カタルがおかしな玉の出し方とした株価が465円だったのですね。概ね、この価格帯で株価が維持されています。一方、期待の007は…あらら…今日も安いですね。しかも昨日の安値を割れています。しかし今日は4日連続陰線ではなく、陽線になれるかどうか…。本当は高い方が望ましいですね。昨日の出来高が1003株でした。1000株はおおよそボトム水準の出来高です。ただ個別の相場参加者の力量により100株とか200株前後の投げが出るかもしれませんからね。全体が下がるとどうしても…いくら信用残が減って、誰かが投げれば、当然目先、株価は崩れますね。だからアベノミクスの成否は大きいのですね。全体が上がれば、多少難があってもどんな株でも上がってきます。このような弱い相場の中でここ1か月内に付けた安値を下回ることがなければ、早晩、全体市況が改善されると真っ先に株価は上がってきます。例えばデジタルガレージのような仲間で支えている株ですね。この価格帯を維持できるなら全体の市況が良くなると…真っ先に買われるはずですね。ケネディクスも007も頑張れるかどうか…なのですね。

もう直ぐ9月です。カタルは消費税の決定を持って、相場の方向性が整理から新しい波動に突入すると考えています。相変わらず、カタル銘柄を安い内に現物で買っておいて頂きたいと思っています。今日はダイハツの株価を見て…インドネシアの経済状況を推察しました。このような相場を考えるキーワードがいくつか眠っていますね。そのキーワードを積み上げて未来の動きを推察している訳です。日経トップのLTEからアンリツの株価の動きとか…常に材料と株価を結び付けて市況の需給バランスを予測するわけですね。それではまた明日、イチロウは4000本安打を達成し、今日の甲子園の高橋君はどんなピッチングをするのでしょう。やはり、若いって良いですね。

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2013年08月21日

08/21

かたる:不思議なものですね。カタルは基本的に5月23日の相場を見て調整入りだとしました。まぁ、実際はその前の5月13日辺りで新興株が崩れていますから、その時点が起点だったのですが…。既に3か月余りの調整期間を経ています。11月に相場は上昇を開始し…、まぁ、これも実際は8月辺りで、既にアベノミクス以前からお膳立てが整っていたのですが…。基本的に11月として5月の7か月の上昇に対し、調整が現在は3か月です。この間に一番大きな問題は、FRBの政策転換の示唆でしょう。もともと市場は来年と考えていたのでしょうが…現在では9月説が濃厚のようです。カタルはもっと遅れ、12月頃だと考えていますが…この点は意見が分かれます。ここに来ての株価の動揺は米国の長期金利の上昇による下げとか…、昨日はインドネシアやタイの株式が下がったという事で日本株も影響を受けたと…解説されています。この新興国の軟調な構図は、ドル資金の引上げからくるマイナス面を危惧しています。財務基盤に弱いインドやブラジルなどの通貨が売られているのも同様の理由からです。しかし同じ新興国でも、米国の生産基地が存在するメキシコ経済の堅調さは評価されていますね。この動きは米国の実体景気の好転が支えているのでしょう。だから米国の金利上昇は良い上昇なのですね。悪い金利上昇などと述べている人は経済統計を見ていない人です。失業率などは経済指標のなかでも遅行性のある景気指標です。先行指標は人間の感覚が結果を左右するアンケートなどですよ。

日本にとって一番関係が深いのは米国ですが、貿易統計上では既に中国との経済関係が米国を上回っています。その次がユーロ圏なのですが、最近はアセアンの成長が日本経済に恩恵をもたらしています。日立が堅調なのも、これらの国々が社会インフラ整備の最中にあるという事です。丁度、日本の昭和30年代の「3丁目の夕陽」の時代です。ダイハツなどを見れば分かるように人口の多いインドネシアなどが、アセアンの景気を引っ張ってきましたが、このインドネシアは燃料費の補助の打ち切りなどで物価高になり、経済環境が急速に悪化しています。しかしそれほど悪いならダイハツは、日経平均株価に先行して6月21日の1747円の安値を割れるはずですね。昨日は大幅安になっていますが1873円に留まっています。このダイハツの株価もバロメーターの一つになりますね。動きを良く観ておく必要があります。

しかし昨日の日経平均株価は、いくら先物先行のムードによる下げと言っても、あっさりと12日の13430円を割れてしまいました。7月19日の二番天井により、建設など一部を除く多くの銘柄は戻らずに沈みました。カタルはこの二番天井の戻りは、信用創造が欠くことが出来ない環境整備なので、株や土地が上がると言う前提で、2003年からの回復過程をイメージして、「ケネディクス」を第二弾として送り出しましたが…カタルの買い参入のタイミングから1週間遅れて実際の底値を付けスタートした為に振られましたね。貧乏人は常にヘッジを主眼に動かざるえず、相場観とは違う概念が働く訳ですね。しかし抜けると考えたポイントの619円ラインを、何度かチャレンジしましたが、この壁を抜けませんでした。理由の一つが「増資観測」だったことが…、後で判明します。

新興国の減退の原因の一つは、ファンドのポジション調整です。ただこの時期に金利上昇などを懸念材料として、市況が弱含むのは解せませんね。既に一度、6月の下げでFRBの金融緩和縮小の動きは株価に織り込まれていますからね。だから目先的なポジション調整の動きは、一巡している筈です。何しろ9月のFRBの緩和縮小が、既に一般化しているのです。さらに…更に、ここに来て新事実が生まれました。先週、ユーロ圏のGDPは7期ぶりにプラス転換したと言う新事実です。発表が調整期という事もあり、メディアの利用が限られていますが、ヘッジファンドなどは、この事実を知っている訳ですね。つまり弱い新興国を餌にして、先物の下げを演出して、買い場を探しているとしか…考えられないのです。この欧州景気の改善は、非常に大きな意味を持ちます。何故なら、世界的な規模の景気動向に影響を与えないギリシャの小さな問題で、世界の株価をあれほど叩いたからですね。この落ち込みを振り返ってください。

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本来2010年10月に実施された画期的なデフレ対策だった包括的金融政策の実施は、危険資産の購入を含めたマネタリーベースの拡大に、日銀は既に踏み切ったのです。しかし不幸にも翌年3月の大震災で叩き、その後、この欧州問題で再び株価を叩きに叩き、下値を確認したのですね。この材料が好転しているのです。これは非常に大きな事ですね。新興国の悪材料以上に、世界景気へ影響を与えるでしょう。それにも拘らず、僅かな先物からの演出で「投げ」を誘うヘッジファンドは、メディアを使い欲、深い連中です。既に米国も、欧州の一部であるイギリスも地価は上昇しています。

米国の自動車販売は金融危機で落ち込んだ分が、特需的な要素で需要が生まれています。これから住宅もそうなるでしょう。何しろオバマ大統領は不法滞在者の合法化を目論む方針です。米国の人口は伸び続けます。更にここに来て、GSE(ファニーメイなど)の黒字化定着から、不良債権の最後の膿を出すように促されています。これまで隠していた最後の膿が表面化し、2007年の金融危機がようやくスッキリするのですね。遅れていた金融機能の回復が実現しますね。先日、オバマが住宅ローンの民間移転を述べたのも…その動きの一環です。つまりアベノミクスの足を引っ張る材料は限られたものです。インドはルピーの動きなどを見ると確かに悪いですよ。しかしタイは心配なのですね。問題は円安との関係ですが、タイは東アジアの拠点になっています。インドは人口が多いですが、経済規模や日本への影響度は大きくありません。スズキなどは多少の影響を受けるでしょうが…。それ以上に米国や欧州などの回復が、新興国からのポジション調整の動きより、世界全体の実態経済のプラス効果の方が大きいでしょう。

僕は日経平均株価が、昨日は6月12日の13430円のポイントをあっさり破り、二番天井の調整下にありますが、6月13日の12415円は割らず(多少割っても大きく崩れない)に、ボックス圏の動きとの相場観に修正したのでは、今でも正しいと思っています。どんな株でも最大の悪材料は、赤字決算です。その赤字決算は発表されても下がらずに買い気配スタートになったグリーのように…。あるいはアベノミクスの前の大震災や欧州危機で散々株価を下値に叩き、それでも売り物が出ずに上がり始めた株価が、アベノミクスと言う追い風で急騰したのですね。いよいよ第二段のスタートが近いのでしょう。消費税がどんな形で決着するにせよ。この奥歯にはさまったものが解消されれば、あく抜けになり、新しい相場がスタートすると考えています。理由は金融庁の査察改革などの重要なキーワードをこなしているからですね。この一見すると株価に関係ないように思えるような環境整備は、冷酒のようにジワジワと実体景気に影響を与えて来るのです。カタルの方針は変わりません。スマートコミニュティーの007や信用創造のケネディクスの年末の株価位置を楽しみにしてくださいね。まだ調整期からの脱却の確認はとれていません。

確認作業のポイントは7月19日の14953円を抜く事が必要条件の一つになります。故にまだ調整期なので、投資は現物投資に留め、いくら余裕があっても信用取引は慎むべきでしょう。お金を出して現物投資に変える事が出来るなら信用取引を利用されても問題はありませんが…お金持ち以外は、ドル平均法などの確実に儲かる投資方法は利用できませんね。あくまで自分自身の力量が、問われる相場環境なのです。007のここ2日間の動きを見ると…この意味を理解してないようです。007の確認はまだ取れていませんよ。下値のポイントは162000円、158200円で、上値は先の193400円や254000円など…でしょう。チャートは需給バランスを見る道具の一つで特に出来高推移が重要でしょう。今日は弱含みなのに昨日より高く始まりました。しかし残念ながら昨日の下値を切りましたね。

売り方が存在するとすれば、一気に162000円を割らせ、この弱含みの好環境を利用して158200円を割らせることが出来るなら参加者の動揺を誘えますが、6月の安値の133200円は切れないのでしょう。何故なら、既に信用買い残がそれほど多くないからです。要するに、僅かな値動きの範疇の動きなのでしょう。今日の後場から高くなれれば良いのですが…どうでしょうか? 193400円までの僅かな売り物を現物で買う筋が居るのかどうか…。ケネディクスは増資含みなので、やりにくいのでしょうが、此方も下値は限られたものでしょう。この株は405円がポイントになりますが、16日陽線は強かったですね。この日の安値が441円です。今日も今の所、この水準を割れていませんね。今日は今までのところ446円までです。個別株、全体の動きやニュースの市場の反応を見て、相場観は組み立てられます。欧州のGDP数字が、7四半期ぶりにプラス転換したのに…。これほど大きな材料が、市場では話題になりませんでした。逆に小さな材料の二番煎じである、新興国からの資金引上げリスクが問われ、先物からの値崩しに使われている事を、どう解釈するかという判断は、非常に重要なのでしょう。明日は高いのでしょう。きっと…。

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2013年08月20日

08/20

かたる:お盆が終わり夏の高校野球も、もう直ぐ終わります。日本には例年、5月に株が休みに入り、秋になると底打ちして、冬に上昇するアノマリーが存在します。基本的に5月が高値になるのは4月に新営業年度がスタートして機関投資家の資金配分が決まるからなど…の様々な要因があるからなのでしょう。通常、この時期になると、下期の戦略を考えるようになります。故に新しい動きが市場にも生まれるのでしょう。ここに来てアベノミクスに対する様々な評価が生まれてきました。政策のイベントとしては消費税の引上げでしょう。1997年に消費税が引き上げられましたが、あの時も村山内閣で決定されていたのを受け、橋本内閣が実行に移しました。今回も民主党の野田さんが決めて安倍さんが実行するのでしょう。必要と分かっておきながら実行してこなかった自民党を、何時だったか…食事の時に僕の知り合いの政策官僚は、痛烈な批判をしていました。ただ1997年は色んな要因が重なり、消費税を引き上げた後に株価が下げたことも事実ですね。先日のGDP統計を見ると現状の景気回復は弱いものです。3%の引上げが良いのか…カタルが考えるプライマリバランスが達成されるまで、1%ずつの引上げが良いのか? 難しい判断です。ただ引き上げは絶対に必要ですね。

政策手段には、様々な過程がありますが…そもそも景気と言うものは、人々の心理の問題です。この心理を前向きに向かわせれば良いわけですね。空売りと言う行動は、デフレ下の戦略です。そもそも株はインフレ下の仕組みです。人間だれしも、未来が絶望だと考える人は居ない訳です。「失われた時代」の本質は、日本村論理を崩壊させ、市場原理に合わせたことです。構造改革を促進させるために、小泉・竹中内閣はやり過ぎとも思える大胆な行動に踏み切ります。UFJの査定を巡り、強引に不良債権認定をしたのですね。そもそも不良債権と言うものの解釈は、人により様々です。立ち直るなら不良債権じゃない訳ですね。

シャープの最新設備の工場の稼働率を問題にして、一括して工場の設備投資資金を償却させると言うが正しいのかどうか…難しい問題ですね。減損会計が厳格すぎると、様々な弊害を生みます。採算ペースに合う地価が、僅かな一部の売買事例により、全体を下げるのは合理的な判断かどうか…。それを強要させたのが金融庁の存在です。ようやく金融庁の監査方法が変わるようですが…どう運営されるか、これから判断されます。昔、興銀の中山素平さんは「僕らが産業を育てないで、誰が育てるのか?」と不良債権を承知で融資を実行していました。これを背任容疑として、特別背任として立件し裁判になったのが、日債銀などの事件でしたね。所詮、見極めは紙一重なのです。

今日のケネディクスは、注目されますね。朝方は売り物で安かったようです。しかし昨日も感じたのですが…増資の準備の動きがあるようにも感じています。昨日の465円前後の玉の出方は、少し異常でしたね。下がることはないでしょうが…大きく上がるのはやはり増資問題が片付かないと仕掛けづらいのでしょう。基本的にディーラーは参加できません。ただ最近はこのディーラーの勢力図も変わり、目先筋が多く存在するので…。このような過渡期は見極めが難しいですね。今の目先筋は、かなり力があり馬鹿に出来ません。

さて冒頭にお盆の話しから入りましたが、カタルは8月2日の動きを見て、相場観を強めに修正しました。しかし…その後すぐに株価は下がったのですが、未だにボックス圏の動きだと思っています。7月の電力使用量が7カ月ぶりに前年を上回ったとか…。まぁ、猛暑なので当然なのですが、大口電力量も14カ月ぶりに前年実績を上回ったそうです。僅かな数字なので産業活動が影響しているのか…猛暑の影響か分かりませんが、一応、ポジティブな動きです。12日の日経平均株価の安値が13430円ですね。この水準が注目される株価位置の一つです。このようなポイントは需給バランスを見極める材料になります。基本的に目先筋のふるい落としが完了すれば、株価は下がりにくくなります。

007を最近、少しずつ買い増ししていますが、その理由は赤字決算を見ても、下がらなかったからです。今日も買ってみました。まだ村田効果などが確認されていませんが、基本概念は、全体が安くとも連動しなくなったのですね。つまり目先筋の投げのリスクが軽減されています。何故、カタルが現物投資に拘ったかと言えば、夢は大きいのですが…実際の利益が計上されるのは、先だと考えていたからです。基本的にゲームが崩れ、柱を失ったのですね。任天堂への依存度が高かった時期から、構造改革を実施している最中です。007の技術はそれほど優れたものでないかもしれませんが、多くの大手企業が採用しています。もともとソフト開発は、カスタム開発なのでしょう。ソフトにはそれぞれ相性があり、組み合わせにより、上手く機能しないことがあります。その確認作業は多く、例えばWiFIなどの部品でも、2000項目にのぼる検証が必要だとされています。

更に007の売り上げの立ち上がりを予測するのを難しくさせているのは、ケース・バイ・ケースの取引契約だからですね。例えば注目されている村田とのWiFiモジュールですが…一括契約のケースもあるかも知れませんし、発売数量に上下する従量価格契約かも知れません。更に売り上げの計上を、どの時点にするか…の判断は、経営者の恣意的な判断で難しいですね。だから2Qになるのか?3Qになるのか? カタルには分かりません。しかし確実に言えるのは…、昨年より今年の方が、新たな売り上げが計上される時期が早まっているという事です。ワラントを考えると、この相場が理解されやすいかと思います。ワラントは権利を行使する期間が決められており、この時間が短くなると価値が失われていきます。しかし007の場合は時間の経過により、成果が生まれる時に近づきますから価値が上がっていきますね。何れ、赤字から黒字に転換するのです。だから論理的には下値の水準が切り上がる筈です。

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事実、前回の赤字計上の時は133200円でしたが今回は158200円です。それも今回は実際の赤字決算数字が発表される前に付けた安値でしたね。前回は赤字発表の後に付けた安値です。つまり付和雷同組の目先筋の玉は、ほぼ一掃されて居ると考えています。だから、この下値のモタツキ場面は、買い増しする貴重な場面だと判断している訳です。人間はなかなか動かないものです。何かの動機がないと…行動することはありません。昨年、いや今年の初めですね。村田との提携を評価し、カタルは6万円台で007を買い始め、その後も逐次、買い増しをしていましたが、その時は誰も買っていませんでした。カタルの多くの読者の相談を見ると…株価が高くなってから買いに参加するようですね。何処で買い増しをすればいいか? 僅かな値動きの数字は分かりませんが…この夏から秋は007にとって最も素晴らしい買い物となる時期だという事は、断言できます。僅か半年~1年程度の話です。定期預金だと思い現物で買い増す好機でしょう。おそらく全体の株価が下がっても、007の株価は大きく崩れずに上がることはあっても、下がる確率は相当に低いのでしょう。信用買い残や赤字の決算発表から推測して、現在の株価は買い場だと判断しています。

さて今日の相場は…あらら…力説しているのに007は寄り付きより安いようですね。まぁ、この程度許容範囲でしょう。逆にケネディクスの朝方は弱かったのに…やはり今日は切り返してきましたね。ソニーは日経報道がありましたが株価は安いようです。今日の報道はあまり意味がありません。ビッグデーターの活用などは話題が先行しているだけの話しでしょう。ソフトバンクのアリババ上場は、NY市場か、香港かで選択が別れているようです。ヤフーなどはNY市場で…と考えているのかな? バイオは朝高の後に萎んでいますね。所詮、大きく育つ株は限られています。人間ですから、どうしても持ち株が高くなると、まだ騰がると思いますし…安くなればまだ下がると思いがちですが…株価の値動きを(板状況)毎日、眺めていれば、自ずと何か掴めるようになってきます。

頑張れ!カタル銘柄君。

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2013年08月19日

08/17

かたる:この週末に…様々なカタルの以前からの空想が、現実化するのを感じ少しホッとしています。WSJが指摘するように、日本の復活はかなり怪しいとも考えていました。円安の進行を見て、カタルは市場にアークを投入しました。当初、株価は急伸し市場の支持を得られたように感じていましたが、円安の進行にも拘わらず、自動車メーカーを始め多くの輸出企業は海外への生産移転の計画こそやめましたが、当初、考えていた回帰の動きに繋がりませんでした。理由はタイなどに中小企業を含め、既に輸出の仕組みを、そっくり移転してしまった後だったからです。この程度の為替では…直ぐに回帰が始まらないのですね。日本に火種があるうちなら、アークなどを始め…業績に繋がる動きもあったのでしょうが…。やはり完全に火種が消えた今となってから、必要な政策転換を図ってもやはり遅過ぎたのでしょう。ただマツダのケースのように、何らかの理由で海外移転を出来ずに、歯を食いしばってきた企業は数は少ないですが残っているので、多少はプラスに働いているのでしょう。カタルが望むドラスティックな激変転換とは違うのでしょうが、何れアークも今年の高値を抜く日も来るのでしょう。この辺りの時間変化や時期を決定するのは、土曜日の株式教室で触れた業績の上昇「確度」の問題なのです。

果たして、金融庁の検査体制の転換が、スムーズに移行できるのか?この判断はこれからの日本経済にとって、キーポイントの一つになります。カタルは非常に大きく評価していますが、先ほど触れた円安の影響度と同じで、10年前ならいざ知らず…今の段階で政策転換を実施しても、肝心の銀行に火種が残っていない可能性が高いですね。つまり融資がスムーズに膨らまないかもしれません。ただソフトバンクのように…本来ならM&Aの資金などは博打と同じ評価なのでしょうが、それを保守的な融資と言う形で調達できる日本の村論理は実に面白いですね。奇妙な協調心(横並び意識)が存在します。シャープの新工場建設と減損会計の関係や、グリーなどのM&Aの減損評価などは、現状の会計法下では恣意的に利用されている分野でグレーゾーンです。だから業績予想など難しいのです。

例えばカタルが批判する楽天ですが、上場廃止を強いられた西武電鉄と同じ経営構造下にあります。本業は物凄く利益を上げていますが、他社が償却に困っている不採算部門の事業を買収し、本業の利益を低くしています。そうやってドンドン新規の事業分野を拡大させていますね。カタルが三木谷さんを批判するのは自分勝手だからですね。小さなうちなら仕方ありませんが、そろそろちゃんと利益を計上して税金を払う段階でしょう。この点、ソフトバンクを評価するのは、利益を計上し税金を払っているからです。今回のスプリントの買収で楽天と同様の作業をしますが…世界進出だし、毎年、継続的に会計操作をしている訳じゃないから許せます。この辺りの見えない利益の温存の仕方や、膿の出し方を最後は経営者が判断します。だから外部からは分からないのです。公認会計士が認めれば一応は適正な監査なのです。売上計上のタイミングもそうですよ。利益を先送りし損金だけを計上したり、いろんな操作が、ある程度は可能です。所詮、人間が数字を作る訳ですね。

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さて面倒な話はこの辺にして…、ソニーの株価を久しぶりに見てみました。もともとソニーが単なる電機メーカーだけの会社なら、倒産の道を歩むと考えていました。しかし…土曜日の日経報道は、経営の本格的な転換を示すものです。本当はNHKなどのソフト資産を持つメディアと提携して、米国ではなくアジア進出を考えていたのがカタルの発想でした。間もなくネットテレビは進化し、簡単な診察などを含め、テレビは病院の役目も担うようになるでしょう。コンピュータに自分の症状を入力するだけで、いくつかの病気の可能性が浮かび上がります。症状が軽いならネットテレビで受診し、電子処方箋を薬局に送り、後で薬だけ取りに行くとか…。場合によれば、薬も宅配してくれるでしょう。今はソフト資産の提供だけですが、スマートコミュニティーが進化すると、様々なサービスが実現しますね。だからソニーのハードではなく、ソフトに経営資源を投じ、その方向性に走り出すなら、ソニーは成長株に変化するかもしれませんね。それで株価を見てみたのですが…現状は高値からの調整段階のようです。慌てることはありませんね。もともとソニーの3000円以下は安いのですから…。このシステムが構築され、サービスが提供されるとすれば株価が1万円でも安いでしょう。前から述べているような展開になり、新しい可能性が感じられるようになってきました。

多くの人は非常に短絡的すぎますね。20年以上に及ぶ「失われた時代」からの脱却です。スムーズに移行は出来ないのでしょう。しかしその意思が政策当局にあるなら、亀のような歩みかもしれませんが、確実にスマートコミュニティー時代に移行するのでしょう。この失われた時間は非常に評価が高いのですね。人々が新しい変化を望んでいるから、途中で腰折れすることはありません。目先の株価に一喜一憂せず、時代的な視点を持ち、株式投資をすれば、目先、多少、投資のタイミングで誤って高値で株を買っても、その時代評価が正しく政策が正しく運営されるなら、確実に前の高値を株は抜きます。株とはそういうものなのでしょう。だから安くなれば買えば良いし、高くなれば売ればいいのです。問題は自分の力量を知り、不慮の事態に備えた対策が必要なのでしょう。小型株の場合は、大きな株価変動をしますから…信用取引は慎重に利用しなくてはなりません。

さて今日の相場は…グリーは若干高いようですね。業績の上昇確度がアップルに搾取される以上、急角度ではありませんが…会計士により大規模な減損リスクが本決算を通過し消えました。2000万株以上の売り残は効いて来ますから、押し目買いでしょうね。もう大きく下がる理由がないですね。安いなら買いで参加すべきでしょう。既に大幅高したことで…勝負は決着したのですね。業績が赤字でも株価は下がらない現象は株価が底入れしたことを示しています。同じことが007にも言えます。だから金曜日に比較的に長い陽線を付けたのでしょう。今日は朝高の後緩んでいますが、下げれば買っておけばいいのでしょう。ケネディクスは下げていますね。当面は増資観測があり、奥歯に物が挟まった状態です。こんな事は早く済ませた方が良いのでしょう。依然、一番人気のスター株としての素質を秘めています。土曜日の金融庁の検査方針の転換もプラスですね。

全体は小安く、NY市場もGDPの下方修正観測など…あり調整場面下にあります。今日はバイオが強いですね。夢を買う相場が堅調だという事は…相場は死んでいませんね。個人は常に夢を求めます。007はその可能性があるのですが…この銘柄もケネディクス同様に新規のファンドの買いがないと…高値を抜けないでしょう。目先筋だけの参加では所詮、上値は限られます。ましてや全体は調整局面ですからね。当面はボックス相場が続くと考えるのが普通の発想ですね。それとも何か…アイディアがあるのでしょうか?最近の傾向ですが…目先筋は後場から必ず整理に動きます。だから買うのは午前中ではなく、後場から参加した方が良いのでしょう。でもお盆を過ぎたばかりです。9月にならないと、なかなか新しい動きは出てこないかもしれませんね。のんびり…のんびり。でもカタル君、今日も少しだけ007を買い増ししてみました。いずれ来る黒字の時間が消化されているから、5月の高値を買うより20万円以下で玉が買えるからですね。ただそれだけの理由です。目先は全く見えないカタル君ですからね。

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2013年08月16日

08/16

かたる:米国の株安を心配している人が居るかもしれませんが…心配はないでしょう。解説によれば、市場予測に反し鉱工業生産指数の7月は横ばいにとどまったとか…。さらに連銀の景気指数が低下したと解説されていますが、債券利回りは上昇しており、雇用情勢の改善が金融の早期縮小懸念を生んだと言う材料に、市場は反応したのでしょう。ただ世界景気は欧州に改善の動きが見られ始め…予期せぬ好材料が生まれています。これは注目されます。ドイツやフランスが牽引するもので、スペインやイタリアなどは相変わらずの「ていたらく」ですが、全体では金融緩和効果が生まれているようです。イギリスなども住宅価格は堅調のようですね。欧州の立ち上がりは、これまで市場に加味されていませんから大きいですよ。米国の国債金利の上昇は、実態経済が稼働している証拠です。正常な過程を米国は示していますね。

一方、日本の長期金利は若干、下げ始めています。銀行が売った30兆円の国債の行方は、再び国債などに戻り始めているのでしょう。ただしデュレーションを考えた組み換えは行うのでしょう。この辺りの期間を何処に設定するか? 景気判断も絡み難しいものがあります。まぁ、低下と言っても僅かで、現在は0.75%ですからね。基本的に、この国債金利が0.5%台に戻るとアベノミクス効果が疑われると考えていいのでしょう。その程度の数字感覚の筈です。三井住友銀行の態度の急変は、急ぎ過ぎたと言う訳ですね。まだ分かりませんが…。

基本的に日経平均株価は6月13日の安値12415円を下回らねば良いわけです。ただエリオットの波動論者などでは、この水準を下回る下げを予想している訳です。しかしカタルは、当初はその様な下げも予想していましたが、8月2日の上げ波動を見て相場観をボックス相場に修正しています。今週で第一四半期の決算は、ほぼ終了します。昨日のグリー等の反応は面白いですね。予想通り株価は反転してきました。驚いたことに、昨日の取り組み妙味は、更に大幅に改善されており人間心理の面白さを感じる次第です。何度かこれまでも解説していますが、ガンホーとの違いを実感して下さい。株価は企業業績に左右されますが、株価は過去の数字ではなく、未来の見えない利益に影響を受けるわけです。しばらく市場人気を独占しそうな展開ですね。2000万株を超える買い需要が、どの程度のインパクトがあるのか?

短期筋だけのディーリングだけでは、なかなか株価は居所を変えませんが、一時的な需要である空売りの買戻しでも、短期筋の動きを助けますね。ケネディクスは増資で動きづらくなり、グリーにその座を明け渡すのでしょう。しかし業績面では、ケネディクスに軍配が上がります。グリーの業績の上昇角度は見えませんからね。ただ海外部門が黒字化し…この角度の予想に焦点が集まります。それならDENAも一緒に上昇する筈です。なにしろDENAの方が確り経営されていますからね。しかし田中さんの評価が定まらず不安だから、仕手化に拍車がかかる可能性もあります。問題は規制でしょう。株価動向によれば今日にも注意喚起に指定され、規制は、早晩、実施されるのでしょう。だからカタルは目先銘柄と述べています。株価が4月高値の1329円を抜けるかどうかは、取り組みと信用規制に影響を受けるのでしょう。その取り組み推移を日証金から…そうして昨日のものを掲載しておきます。ほら大幅に買っている人が降りて、貸し株が増えていますね。この空売り筋は、いずれ株を買い戻さねばなりません。それとも実弾のつなぎ売り?

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さて少し007の決算数字を見てみました。四半期推移で過去最低にも拘わらず…、更に周りの市況も悪いのに…昨日は株価も崩れていません。今朝方もNY安の割に、直ぐに寄りましたね。この理由はどうも昨日指摘した2Qにおける改善の可能性があるのかもしれません。その四半期別の売り上げ推移のグラフと、カタルの推測の根拠のグラフを掲げます。形態別の過去1Qの受託開発売上高推移ですね。実際の売り上げは大きく上がっていませんが、受託開発は伸びています。おそらくライセンス料の売り上げ増加に繋がる受託開発の案件が増えているのでしょう。つまり「未来の利益」が増えるのですね。株価は大きく下がらず、まもなく20万円台に復帰する可能性が出てきましたね。場合によれば26万の関門を一気に抜けるかもしれません。少し買い増しするべきかもしれませんね。

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この会社がどの辺りで売り上げ計上するのか分かりませんが、新型スマフォの生産はこの夏にはピークを迎えている筈です。今度、発表される2Qは、丁度、この時期の売り上げに影響を受ける筈です。1Qの数字が過去最低だったにもかかわらず、中間期の見通しを慎重な筈の007の経営陣が減額修正しなかったこと、更には1Qの受託開発が活発だった現実を考えると、カタルの予測の3Qの発表が、2Qにずれて早まるかもしれません。今は8月半ばです。村田との協業成果の受注が好調に推移している可能性は非常に高いのでしょう。全体相場は弱いので、安全を見積もり、もう少し様子を見る手もありますが、余裕があるなら、少し買い増ししても面白いかもしれません。ただし現物での参加に留め、信用取引は慎重にしてくださいね。黒字が確定してからで充分なのです。

さて今日の相場は…。あらら、グリーは大量の買い物を集めているようです。ただ信用取り組みの仕手化が…業績の改善に結びつくかどうかは、今は確認されていませんからね。しかし株価は先見性がありますからね。何とも言えません。カタルがグリーの評価を下げたのは、スマフォ時代はアップルなどがソフトの売り上げの搾取をするからですね。ガラケーの時代と違い、この利益の分配がスマフォになり大きく減るからです。当初は大きな相場も予想していたのですが…。その意味で少し興味を失ったのです。ケネディクスや007の方が値上がり率と言う点では、格段に器が違います。目先の妙味は信用取り組みのグリーにありますが…既に200円も上がっています。ただこれからの取り組みや規制などの時期により、相場の天井も変わります。今日はむしろ下げて…売りを誘った方が面白いと僕は思いますが、どうなるのか?

ケネディクスは朝安の後にプラ転ですね。007は小幅安のままです。全体は昨日も下げているし…今は163円安の13589円ですね。12日に付けた13430円で止まるかどうか…。人気株のグリーが活気づき、個人のマインドも少しは好転するのでしょう。この動きに追随できるかどうか…007に期待をかけようかな。今日か、来週にも明確に上昇波動入りすると…面白い動きになるかもしれません。さて今日はグラフを多用しましたから疲れたので…この辺で終わりにします。何度も言いますが、欧州の改善を市場は全く見ていませんからね。そう調整を懸念する必要もないのでしょう。グリーをお持ちの方は必ず規制が入ると思います。目先筋はこの取り組みを見逃さない筈です。最大の減損会計懸念は、本決算を通過し薄れている筈です。それに海外部門の黒字化も見えてきましたから多額の減損リスクは更に低下しています。やはり007は楽しみな銘柄ですね。いよいよ本格上昇の時間が迫ってきたようです。

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2013年08月15日

08/15

かたる:今年は68回目の終戦記念日です。この時期になると毎年NHKでは太平洋戦争関連の報道を増やし、意味のない命を捧げた多くの戦没者の事を思わずにはいられません。靖国神社の隣の遊就館には、特攻隊の手記などが展示してありました。多くの若者が無駄に死に甘んじた訳です。食えなくなり苦しくなると、人間はどんなことでもするわけですね。モラルなんか…どこかに消えてしまいます。エジプトではデモ隊を排除し、死者が多数出ていると言います。どうせ食えないのだから…やけになりますね。やはり政策は重要なのです。だから選挙には、必ず自らの意思表示するために出向かわねばなりません。株式市場を見ていると…如何に自分の見方が、あやふやか分かりますね。目先の値動きに心が動かされ、付和雷同の行動をする事はしばしばあります。追証と言う信用取引上の仕組みなら、いざ知らず…。現物投資でも心が揺れ動くさまは哀しい現実です。メディアの報道と言うものが、如何にいい加減なものか…株式投資をしていると良く分かります。

例えば日経新聞には、本日のグリーの決算数字を営業利益で比較してありました。しかし現実の世界では最終利益がものを言う訳ですね。営業利益は最終利益の源なので報道は間違いではありません。しかし金利負担や特別損失などを加味した最終利益で、倒産や上場廃止に追い込まれることが良くあります。ダヴィンチなど…どう考えても論理的には正常だったのです。それを…減損会計で上場廃止に追い込みました。不動産の時価評価など…そもそもいい加減な数字なのです。UFJも不良債権処理の判断を巡り、金融庁と査定で揉めて消えてしまいました。バブルのピーク時には、経済が浮かれているときは、厳しく接し、不況期には多少の「あそび」を認めるべきなのでしょう。TBSが放映している半沢直樹のドラマは、直木賞作家の池井戸潤さんを原作にして脚本が書かれていると言います。彼の小説はそのようなバブルの清算期を舞台にして多くの作品が描かれています。「果つる底なき」などがお奨めです。

グリーの4Qの最終赤字は、もっと膿を出しても良かったように感じますが…あの程度で最終処理が済んで、新しいステップを歩めるのかどうか…判断に迷いますね。ただDENAはやはり株価が証明しているように、明らかに改善が見込めるようです。海外売り上げも、国内も…おそらく減収減益の停滞期をまもなく抜け出るのでしょう。そう考えると多少の時間差はあるでしょうが、グリーだってもともと黒字だし…。100円も利益が出ている訳ですからね。来期予想の68円の数字が正しいかどうか…は眉唾ものです。空売り残が相場の原動力で、その連中を上手く熱くさせる事が出来るなら、相場になるかもしれませんが…やはり僕が当初考えていた、海外売り上げの急増による業績の大幅な改善は、今回の数字からは感じられませんでした。ただ損益分岐点バーはグリーも越えるようです。これで一応のボトムは打つのでしょうが…上昇カーブがどの程度なのか…カタルには見えません。

さて007も決算数字が発表されました。この会社の四半期数字を追うと…今回の1Qの103百万円と言う売り上げは、過去最低です。この推移なら年間売り上げは4億になり最終赤字も大幅に膨らむことになりますが…、会社側は中間予想も期末予想も減額修正をしませんでした。決算短信を読むと、「これまで専門的な知識が求められ、ハードルが高かった機器への無線LAN機能搭載で初期開発のスピードアップはもちろん、開発工程全般での開発負担、期間、コストを大幅に削減することを可能にします。さらに両社の協業体制により、お客様の実装環境へのポーティング、アプリケーション開発、技術サポート、さらに認証サポートも含めたワンストップソリューションを提供して今後も当該分野での市場開拓を共同で行ってまいります。」と村田製作の関係を表現しています。5月9日に協業成果を発表し、カタルは事前の約束通り高値でも買い増ししました。

基本的に後で悔いるわけですが…。理想買いによる相場が、あの時に終わったわけですね。次のスタートは、やはりその理想買いが、収益化するときでしょう。ナノキャリアの夢は大きいのですが…J・TECに現状では株価が敗れています。しかし当初はナノキャリアが先行し、株価人気は旺盛でした。J・TECはその後を追って上がったのですね。カタルが何故、ナノキャリアではなくJ・TECを推奨したのか? 理由は明確です。既に膝関節の新薬が認可になっていたからですね。認可になっても実際に売り出すのは時間が掛かります。しかし2年もあれば収益は期待できるでしょう。残念ながら富士フイルムのグル-プ会社の富山化学のプロパーは人数も少なく、販売能力では大手に遠く及びませんから…新薬の売れ行きは徐々にしか立ち上がりません。武田等とは雲泥の差があります。ナノキャリアの利益はまだまだ生まれません。J・TECもまだ時間が掛かります。

しかし007に関し、カタルは3Qが発表される来年の2月には、数字が見え始めるだろうと述べています。決算短信の文をもう一度読んでください。QBの開発にユビキタスは実に2年の歳月を割いています。その理由は開発要員が少ないからです。しかし大手との協業では雑用をこなす人が居ますから、大幅に開発スピードは上がり、通常、スマフォなどでは半年体制と言われています。決算短信には「初期開発スピードのスピードアップはもちろん…コストを大幅に削減する事を可能にします。」となっていますね。1Qは全く期待していませんでしたが、2Qはともすれば…ある程度の形が見えるかもしれません。理由は新型のスマフォが量産化されますからね。ただこのスマフォはあまり売れないでしょう。過度に数量を期待するのは間違っていますね。アップルやサムソンのピークは、目先は終わっています。

おそらく11月頃には村田との提携の第二弾が発表され、ひょっとすれば…2Qの段階で黒字の可能性がないとも言えません。ただやはり3Qの発表の時でしょうね。小さな会社はいくら優れた製品でも、何か大きな切っ掛けがないと爆発的に採用はされません。例えばカーナビはトヨタだけで1000万台近く売れるわけです。この仮定は全車にカーナビが付くとしても(新興国向け車種は、カーナビはないのでしょうが…)なのですが、カーナビはバッテリーで動きますから節電が命です。故にQBの全面的な採用は時間の問題でしょう。

家電のスマフォ操作は、正直、これからです。「うるさら7」は最先端のエアコンなのです。しかし北京の環境汚染度をみると…PM2.5対応のエアコンは爆発的に普及が進むでしょうし…スマフォ操作は日本の独壇場でしょう。この見えない利益のあそびは大きく…株価の未来価格を大きく押し上げますね。その証明でこれだけ悪い数字なのに…株価は165000円で値段が入りましたね。カタルは何度も述べています。まだ1株でも良いから現物で買う時期なのでしょう。やがて黒字化が見えてきたら、信用で買っても良いのでしょう。しかしまだ現物投資に留めてください。下値は限られていますが、上値も今の段階では、せいぜい先の高値まで…カタルが述べている100万円の実現は収益が見えてこないとあり得ません。一度、ゆっくりと決算短信の中身を読んでください。

やはりカタルにはケネディクスが相応しいと考えていますが、増資を控えており手掛けにくいですね。早く発表して欲しいものです。グリーの株価は…やはり上がっていますね。ただ4ケタ以上に更に買う勢力が出て来るかどうか…。当然、これだけの売り残を抱えているので当面は買いなのでしょう。チャート上も全ての壁を突破してきましたね。安全なら、未来が確実なDENAを…目先の相場妙味はグリーと言う感覚でしょう。8月7日も感じたのですが…最近は目先筋ばかりの参加なのです。あの日の前日にケネディクスは540円で引けました。しかし翌日は売り気配スタートだったのです。今日も同じでしたね。まだ相場が確立されてなく、相場が若いと言えばその通りなのでしょうが…。目先筋だけの相場では上値は知れています。果たして新規ファンドの参加があるのかどうか…。何れ必ず、大手ファンドは参入してきますから…株価を見ていれば分かります。ケネディクスの天井は高く、高値を取ってから参加しても充分なのですね。007も同様です。20万円割れはやはり安いのでしょう。

高校野球が面白くなってきました。昨日の日川と大阪桐蔭はなかなか面白かったですね。

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2013年08月14日

08/14

かたる:折角、アベノミクスに期待しヘッジしたのに…。その資金が逆戻りしているようです。長期金利は低下し始め、昨日は0.747%ですね。本日の日経新聞には、5年物の国債入札が好調だったと報じられ、30兆円の資金が活用されていない時代に、逆戻りしたような動きになっていますね。岩田さんの発言した「逐次ではなく適切だと言う」発言は正しいのですが…長年、騙され続けている日本人は、簡単には心を開きませんね。なにしろ20年以上もデフレに慣らされ続けてきたのです。白川さんが、日本は充分に金融緩和を実施していると答弁したのも事実です。米国に比べ日本の緩和度は危機ラインを感じさせる程ですから…それでも動きませんね。4月の異次元緩和の時より、日経平均株価は、まだ上に位置しており、市場はそれほど悲観をしていません。しかし、非常に微妙なのですね。WSJが社説で「アベノミクス、限界に近づく」と意見表明をしたのも、GDP統計を見れば頷けます。

人気の朝ドラ「あまちゃん」を見ていると、テンポよく次々に意外性等を盛り込み、常に興味をそそる内容になっています。かたるは、少しやり過ぎだな。…と感じますが、最近の人間性は、この辺りの人間が多いのでしょう。5回目の候補で直木賞を受賞した葉室麟さんが書かれた「蜩の記」(ひぐらしのき)のような渋い演出では、今の時代は、なかなか受けないのでしょう。「恋しぐれ」に出てくる俳句の良さは、言葉の裏を想像しないと味が出て来ません。余談ですが…彼の作品で「銀漢の賦」や「秋月記」はマズマズですが…他の作品は今ひとつでした。

最近の相場の中身も同じで、目先筋は話題性を追うようです。3Dなどの利益に結びつかない材料が人気になり、アベノミクスに必要不可欠な信用創造と言うマジックを理解する市場関係者はなかなか生まれないようですね。市場経済を心得ている識者が、政策官僚の存在するのかどうか…。確かに包括的にヒットを連発している様な政策の中身なのですが…日経新聞だけでは記事がアドバルーンの可能性もあり、何処に主眼があるのか…見えづらいのです。

信用創造は論理的にも正しい政策です。そもそもGDPを引き上がるという事の原点を考えてみればいいのです。日本の過去の成長は内外価格差の容認ですよ。このような事例で国民をだまして日本価格を実現させ、眉唾の付加価値を高めてきました。その政策の擁護により、研究開発にも予算を振り向ける事が出来たのです。今の日本はもっと物価を上げても許容できますね。カタルは消費税の段階的な1%ずつ毎年引上げを実施して、プライマリーバランスが実現されるまで、引き上げると言う構想を述べています。この比率は2%ずつでも良いのですが…。2%程度が限度でしょうね。この引上げの発想は、未来の価格は高いと言う、本来あるべき正しい経済の姿を印象付ける狙いがあります。今年より来年は給料が上がるのが…活力のある社会を取り戻す原点です。希望を生むことですね。日本には間違った概念がありました。そもそも5年の年収で家が持てるように…と地価を下げる為に税制を強め、金融に厳格な融資基準を設けたのが、デフレ経済の出発点です。年収を上げるのではなく、ものの価格を強引に下げる政策を実行したためにバブルが破裂し、その後処理の為に、時間を費やし責任逃れしたことにあります。発想が逆ですね。

家を買うために頑張るように、心を動かせばよかったのです。今の日本を立て直すのは簡単です。路線価を政府が保証すればいいのです。銀行が路線価の80%で無制限に資金を貸し出せばいいのです。資金の使用目的などを問わずに、この融資を容認すればいいのです。簡単に土地担保金融が復活し、信用創造の一翼が誕生し、経済が元気になりますね。このぐらいの事を実施して、政府保有の資産を民間に売却すれば、日本の1000兆円を超える国債などなくなりますね。あっという間に、超健全財政国家になります。国が持っている空港や港湾や島でも良いですね。なにも国が保有する必要はありません。民間の力を利用すればいいのです。何故、カタルが信用創造の大切さを一貫して述べているか?ここに日本が置かれた突破口があるからです。クラウドを利用し情報国家、スマートコミニュティーを実現すれば、社会保障費も削減できます。信用創造のケネディクスとスマートコミュニティーの007を掲げている意味は此処にあります。

このままでは五分五分です。カタルもどちらに転ぶか…見えづらいですね。消費税の引き上げは仕方ありませんが、ヒットだけでなくホームランがあるから、野球は面白いのでしょう。まぁ、ナノキャリアなどの夢のある株価は、期待感だけでは、なかなか価格は維持できませんね。しかし未来に希望を感じる事が出来るなら、時間を超えて夢を持ち続ける事が出来るようになります。株式市場は夢を買うような希望溢れる市場なのですね。時代の流れに乗る銘柄を選別せねばなりません。原発の後処理日が膨らみ続ける東電を上場させておく取引所の姿勢は公正ではありませんね。その銘柄をおもちゃにする体制が、日本にあるのが哀しいのです。上場を維持させるならせめて信用取引を禁止させるべきでしょう。

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さて今日は年金ファンドの皆さんへ介護の「ツクイ」(2398)を組み入れましょう。この会社は現在の収益は足踏みを続けています。理由は新規出店費用が吸収できない為ですね。しかし間もなくその費用負担をこなせ、再び成長路線が見えるでしょう。株価は高値から600円ほど下がり1000円を割れています。しばらく株価は横ばい波動が続くでしょうが…1000円を挟む展開に推移するでしょう。リスクは国の介護基準の見直しなど…です。しばらくは国内の規模拡大を目指すのでしょうが…日本の介護の仕組みを海外に展開できますから、未来も展望できます。ユニクロは10年以上の歳月が掛かりましたが、国際展開していますね。同じことです。

カタルはこれまで沢井製薬を始めピジョンなど…時々、年金ファンド向けに銘柄をご用意しています。他にもカタルが好きな東レなどは、日経平均株価に合わせ…何度でも売り買いが出来ます。年金ファンドは東レなどを、安くなったら買って、高くなったら売ればいいのですね。たくさん年金ファンド向け候補はありますよ。あなた方は国債金利が基準の筈です。コア銘柄として銀行株なども加えて割安株はかなり存在しますね。イールドスプレッドの概念をしっかり持って、行動してほしいものです。

カタル自身がツクイなどの銘柄を買う事はありません。カタルの好みは、あくまでハイリスク・ハイリターンだからです。失敗をする事もありますが…フォローは心掛けているつもりです。グリーのように…。今回の決算が発表されたら買っても良いかもしれませんね。目先、人気になる可能性があります。何しろ…あの取り組みは魅力的ですね。800円を挟む展開ですが、安全を見積もるなら決算が発表されてから取り組むべきですね。007と同じく14日の予定です。全体相場は当面は低迷するでしょう。その中で可能性のある一番手はケネディクスや007ですが、ここにグリーも、久しぶりにレースに参加できるかもしれませんね。素質は依然、高いのです。ただ残念ながらワンタッチでしょうね。田中さんの周辺に劇的な変化が生じていれば話しは別ですが…株価面の魅力だけでは人気は長続きしませんからね。素質のある株は限られています。

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2013年08月13日

08/13

かたる:あらら…充分に信用枠に余裕を持っていたつもりだったのですが、余裕がなくなってきましたね。サマーラリーへの期待は空しく消え、甲子園やお盆と言う夏枯れ相場のアノマリーは、今年も生きていたわけです。アベノミクスはなかなか軌道に乗らないようです。メディアは盛んに財務省論理に乗り、消費税引き上げ賛成論を展開していますが…発表されたGDP速報は、市場の期待値を下回りました。5月23日からの株価の調整波動の正しさが、確認されたに過ぎません。ただ今回は実質GDPを名目GDPが上回ったことが救いでしょう。この現象が正しい成長ですね。実質と言う物価を加味したGDP統計は眉唾ものです。ある意味でこの現象は、日本の構造改革が終了したサインなのでしょう。(消費税の引き上げは必要なので、見送りはあり得ませんが、景気動向を踏まえ、1%ずつ数年間に渡り、徐々に引き上げればいいのでしょう。)

カタルが送り出したアークの相場は、一時、期待を集めましたが失速しましたね。この理由は、この程度の円安では、日本への回帰という生産移転がスムーズに進まない為でしょう。アークの金型はホンダ系自動車の比率が高いとされています。ホンダは一時で遅れましたが米国で巻き返しが進んでいます。もともとホンダは米国が草刈り場だったのです。狙いが、ずれることはよくある事です。ただ輸出企業の生産数量は回復し、大規模な生産移転は進みませんが、国内生産基地の稼働率が上がっていることも事実です。だからアークの業績も風に乗っていますが、微風なのでしょうね。

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この表は、ただの数字の表ですが…色んなことが分かります。住宅投資の数字が意外に伸びていません。マンション販売は好調との数字が出ていますが、消費税引き上げの駆け込み需要の効果は、そう大きくはないのでしょう。ただ実質に比べ名目数字が高いところを見ると、建材などの原材料費が高騰しているようです。この事から分かるのは、住宅メーカーなどより、住宅関連企業の方が利幅は膨らんでいるのでしょう。トステムいや社名が変わったのですね。LIXILグループ(5938)の企業業績は好調なのでしょうね。今、チャートを見たら、この会社はアベノミクスに先行して株価が上昇していますね。2012年6月が下値のようです。1400円から現在は2200円前後ですか…。株価の先行性が証明されていますね。

相変わらず、設備投資は低調です。海外部門の生産基地の増強は続いていますが、国内の生産設備は既に老朽化しており投資が必要にもかかわらず、実際は投資が行われていませんね。長い失われた時代の失政から、経営者は疑心暗鬼なのでしょう。きっと農家のような心境でしょうね。農家の実体は、秋田の八郎潟の農業政策を見れば…如何にお役人様の計画が、ずさんか分かりますね。苦労して作った田畑を休耕にするアホな無駄な投資を続けてきました。この政策で農林水産省の幹部は責任を取ったのでしょうか?現場の百姓は悲惨です。

一時の面子で、アベノミクスがもし軌道に乗らなかったら、岩田さんや黒田さんは首を差し出したぐらいではすみませんね。既にルビコン川を渡ったのですから…。国債を売った30兆円の資金を活用せねばなりません。どう考えても信用創造のマジックが必要ですね。論理的にも背景がある政策は、限られている筈です。その政策のひとつバイオですが…今日はJ・TECに支援材料が出ていました。カタルがナノキャリアを避け、J・TECを推奨銘柄に選んだのは、時間の概念ですね。本当は癌治療の方が市場も、夢も大きいのですね。しかし収益化が遅れると…期待感だけでは、どうしても株価を維持することが出来ません。007も期待感が先行した銘柄です。株価が50万、100万と伸びるためには村田との量産効果などを確認する作業が必要なのですね。そう言えば…昨日、気落ちしているカタル君に、長く愛読を頂いている読者からメールを頂きました。

「7月の上旬、ダイキンの「うるさら7」を購入しました。 2台も…(^^;無理しました)007搭載機種ということが 一番の理由です。(主人の押しもありました)感想は面白いです。外出先からの操作、室内外の温度、湿度、チェック、電気料金のグラフ表示など、スマートな気分です(スマホはもちろんソフトバンクですよ)」

彼女は株式投資を、よく御存じのようです。応援する企業の製品を使用する、この心を嬉しく感じます。多くの目先投資家は、企業業績などは、どうでも良いのでしょう。株は儲かるかどうかの道具と考えているのでしょうが、彼女のメールには、投資家の精神が宿っているようです。株式投資は、本来はシンプルなものなのでしょう。たまたま使った製品が自分の使用目的にあい、便利だから他人にも教えてあげよう。その教えた友達も喜んでくれたから、今度はその製品を作っている会社の株を買ってみようか…。子供たちの未来がスマートコミュニティーの便利な世の中になって欲しいと願い、製品を購入する。こんな精神が日本企業を育て、やがて社会を豊かにします。投資の原点を感じさせるメールでした。ありがとう。

満更、ボランティアで綴っているこのブログも、株式市場を通じて日本の政治が動かせる投資家を養う事が目的で、当初は始めたのですね。だから最初のタイトルが「株式市場 日本を考える」だったのですね。何故、株価が理論価格以下に下がり続けるのか? 何処か日本の仕組みがおかしいから…。こんな矛盾した状態が何年も是正されないのですね。カタルが偽物とした相場は決して大きくはなりません。だから空売りでもあります。しかし時代の流れを考え…伸びて欲しいから、日本には組立ソフトなどの会社が必要なのです。だから007を通じて、日本の未来を感じ取ってほしい訳ですね。最近、中学でプログラミングの基礎教育を始めたそうですが…もっと時間を増やして欲しいものです。英語など間もなく必要なくなります。相手の会話が自働変換され、脳に直接的に伝達される時代になるでしょう。電脳の社会はもう直ぐ実用化されますね。

あまり書きたくないですが…まだ調整期間はしばらく続くでしょう。余裕のない人は期待感を抱かずに、身軽にした方が良いですね。逆に余裕のある人は他人が売っているときに、徐々に持ち株を増やせばいいのです。時代にマッチしている企業の株価は、必ず上がってきます。他人が追証などで無理やり売らされている所から、徐々に…ここが非常に大切です。誰も下値が分からないから、時間を大切にして買い始めればいいのですね。

この概念を今日は少し話しましょう。多くの人は株価が下がると安いと思い買い始めます。例えばガンホーですね。しかしガンホーは非常に危険ですよ。既に利益が出ており割安に感じるからですね。買う銘柄は、赤字の銘柄か黒字化して、間もない銘柄ですね。割高な株ほど良く上がるものです。決して割安の株を買ってはなりません。ただし…大手企業は場合によれば別です。例えば三菱UFJですが、歴史的な株価水準を見れば4ケタ以下の現実はやはり安いのでしょう。

さて時間は11月に焦点を合わせると良いでしょう。今の最終調整は11月には既に上昇波動が始まっている筈です。おそらくこの8月から9月辺りがボトムなのでしょう。通常、上昇相場の場合、最初の下げの底値が、下値ボックス相場の最安値になります。基本は株価ではなく、時間をかけながら買う事ですね。個別株のケースで見れば、出来高に注目して下さい。例えば007ですが…最近は一日1000株を割れる日が多くありました。ところが昨日は3倍に出来高は膨らみましたね。つまり買い場のひとつのポイントでもあります。しかし昨日の安値が、本当にボトムかどうかは分かりませんから、昨日や今日1株買ったら、またしばらく様子を見ます。1株が10株の人も居れば100株の人も居るでしょう。8月、9月、10月、場合によれば11月まで4回程度に分けて買うような心づもりなら、大丈夫でしょう。あとは自分の力量で株数を調整すればいいのです。

逆に資金が相当あるなら、ドル平均法で買い下がります。例えば17万で10株買ったら、16万では11株、15万では12株、14万では13株、更に13万では12株と買い続けるのです。株価がゼロになるまで…この比率をもっと増やしても良いですね。17万で10株、16万で20株、15万で30株、14万で40株、13万で50株と買い続ければ、007が黒字化した時に、かなり儲かることになります。

此処までは資金のある人の話しですが、なけなしのお金を投じる人は、しばらく様子を見て株価が横ばいになってから上昇する段階があります。それから参加すればいいのですね。株式投資は、お金持ちが必ず儲かるようになっています。貧乏人は期待感で600円近いケネディクスを買い、上がると思っても追証になり400円で投げるから、損をするわけですね。偽物の相場の銘柄に手を出さなければ、必ず儲かります。カタルはハイリスク・ハイリターン派だから、007やケネディクスを掲げていますが、銘柄など何でもいいのですよ。大切なことは、時間の概念を持ちながら投資する事ですね。先ずは自分自身の力量を確り知ることです。

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2013年08月12日

08/12

かたる:チャンスは何度もやってくる。何も慌てることがないのでしょう。どうせ上がる銘柄は決まっているし…。問題は買うタイミング。買う方法もドル平均法が一番だけれど…自分の資金量がどの程度あるかによるし…。自分の力量を知ると言う難しさを痛感している最中です。基本的に5月23日からの調整波動は決まっているのでしょうが、相場観を若干、強めに修正したカタル君です。ただソフトバンクを見ても分かりますが、今しがたソフトバンクの株価は6070円を付け7月30日の6080円を割ったように、相場全体は、やはりまだ弱いのでしょうね。

カタルはアベノミクスからのサマーラリーと言う相場を想定して、ケネディクスを仕掛けましたが、増額修正より増資報道に株価が崩れることが、今の市場の弱さを物語っているようです。上がる株なのに、たかが僅かな規模の増資で、売り方が勢いづくのが、今の市況なのでしょう。しかしケネディクスや007以上に、夢を買うバイオの株は、もっと崩れても良いようにも思いますが、比較的に頑張っています。そろそろケネディクスは値段が入りそうです。今、寄りましたね。435円の始まりますね。いやはや…増資の予定があったから、あの抜けると考えていた600円台が抜けなかったわけですね。サマーラリーに最も相応しいと考えていた銘柄が、再び窓埋めをするとは…。この窓を埋めることは当初からある程度は予想されていましたが…。ただ増資報道が在ったとは言え、調べてみると、やはり一番人気を獲得する器ですね。何故か?レベレッジをかけて投資をする会社が日本にないからです。

地所や三井不動などが、わが国を代表する会社ですが、今の投資は既存のビルの付加価値の増加に主眼を置いた投資が中心で、どちらかと言えばデフレ体制下の投資です。それに引き換え、ケネディクスは既得権を拡大させる経営方針を継続させています。こんな小さな会社で1兆円を超える受託資産残高の規模は、やはり魅力ですね。確かに保有する物件は自社物件とは違い、法律的な権利もファンドの保有者にありますが、組成されるファンドの中身を一番よく知るのは、ケネディクスですからね。ファンド内の不動産を組み替えることにより、値上がり利益を優位に配分できます。加えて8月10日の夕刊トップの記事は、日本国が信用創造にも力を入れると言う証明ですね。この記事は地方の老朽化したビルの改修工事を、国土交通省の指定を受けた環境不動産普及推進機構などが建て替え投資を促すと言うものです。この意味を理解すれば、カタルが述べている2003年からの環境より、今回の方が格段に優れている可能性が高いと指摘し、利益が20倍近く膨らむとしたアイディアの価値が光ります。3年程度、保有すれば4ケタは確実で条件さえ整えば、上場来高値の4000円台は夢ではありませんね。ケネディクスは良い銘柄です。チャート上は、直近の437円を割れましたから、まだ下値は定かではありませんが、6月27日の311円は下回ることはないでしょう。まぁ、僅か100円程度のブレですから、今日から買い始めても良いわけですが、自分の力量との相談と言う所でしょう。

同じように注力している007も安いようです。やはりカタルのホームページを見て買っている人が居るのでしょう。おそらくカタルの真意を取り違えている人が居るのでしょうが…これも仕方ないのでしょうね。前回の決算は裏切られ…と言うより、皆さんが勝手に期待感を抱いていたのでしょうが…。その期待感に応えられずに、赤字報道で13万円台まで下げたので、その連想もあるのでしょうね。此方も先の安値182000円を割り込みました。しかし此方も6月に付けた13万円台を割れることはないでしょう。むしろ時間の短くなっていますから、本来なら下値が強くなり買い物は増えるはずです。ワラントの時間概念と同じですね。5月の村田との協業発表から3か月が経過し、通常、大手の開発要員は6か月を体制の筈です。だから11月頃には提携第二段が生まれても不思議ではありません。

あまりこれまで話していませんが、ダイキン工業のインバーター付きのエアコンが、大気汚染問題のPM2.5の問題と絡み、中国で大きく伸びています。直接007に業績に左右するものではないでしょうが、M&Aを繰り返し世界のNO1のダイキンが007の「Ubiquitous ECHONET Lite」を採用したという事は、非常に大きな事なのですね。よく考えてくださいね。町工場レベルの技術を、日本を代表とする企業ではなく、今では世界を代表している村田だけでなく、ダイキンも採用している現実を…、世界標準になる可能性を秘めています。デファクト・スタンダードを手にする企業は、非常に価値が高いのです。

何故、カタルがスマートコミュニティーの中で、ユビキタス時代の代表的な象徴的銘柄として007を長く推奨し続けているか? まだ赤字の段階から…継続的に取り上げている意味を、その内に分かる日が来ます。株は二つのポイントがあります。赤字から黒字に転換する時期に、一番、株価の値上がり効率は高いのです。更に次は、ケネディクスが目指す復配ですね。カタルはかなり早い時期から、相場に取り組み特徴があります。

実際に世間の人が銘柄の良さを認知する時は、かなり株価が買われている段階なのです。
007もケネディクスもそうですが…スタート時点がカタルの考えの起点になっています。007は村田との提携発表から…ケネディクスは今年前半に一度取り組み、今回は二度目です。只、今から思えばサマーラリー構想に、期待をかけ過ぎましたね。この辺りはカタルのポジティブな性格によるものです。何しろ、未来の形を想像すれば、簡単に未来の利益が見えるからですね。カタルのホームページで最初に推奨した日揮は、プラント建設で大幅な赤字を計上し母体が傾いているときでした。あの時の推奨理由は、原油価格が上がり始めたからリストラは成功し、高収益体制が復活すると考えていました。しかし実際の株価の本格上昇は1年後でしたね。業績の改善が、どのポイントで進展するか?これは経営内部でなければ分かりませんし、場合によれば経営内部でも分からないかもしれません。やはり景気動向に左右されますからね。しかし時代の流れがその方向性に流れていれば、その企業が努力をして頑張れば、必ず報われるものです。まぁ株屋の僕は、失われた時代の乗り切り方は、難しかったけれど…何故なら、僕には空売りは出来ませんからね。

土曜日の夕刊の記事が、何故、朝刊ではなく夕刊なのか? この辺りの取り扱いで日経新聞の編集委員の力量の器が分かりますね。記事の重大性を理解してないのです。おそらく編集長は役員でしょうから、現場に居ないのでしょうが…。日経新聞の報道が国策を左右すると言う使命を理解してないのですね。馬鹿な記者レベルですよ。メディアの関係者の人も、良く自分が番組を創るにあたり、その辺りの影響度を考える必要がありますね。アベノミクスが推進するためには、信用創造機能の復活が欠かせないのです。そうでないと1000兆円にも及ぶ国債残高は減りませんね。しかしこのような信用機能を促進させる政策を実行して行けば、簡単に税収は増えプライマリバランスは難なく実現できます。

最近考えるのです。昔はガソリン価格が上がると悲鳴を上げていましたが、以前よりその影響度は格段に薄れていますね。その理由は技術革新により燃費の効率が良くなっているからです。価格が2倍、3倍になってもそれ以上に燃費の改善をすればいいのですね。日本の医療費の増大が懸念されていますが、最新の研究では、遺伝子の配列や欠如が癌化の原因になっていることが分かりはじめ、遺伝子構造により、効く薬の選択が見え始めています。これまでは場当たり式に、試行錯誤して、効かない薬を投薬し、試行錯誤でその患者に効く薬を探してきたのです。しかし最新の遺伝子データを分析すれば、その患者にもっと効く薬が分かっている訳ですね。だからカルテの電子化を進め、そのビッグデータを活用し、患者の遺伝子データを集め照合して行く作業をすれば、我が国の医療費は大幅に改善されます。無駄な治療期間がなくなり、生産効率が大幅に上がりますね。これが「クラウド」の活用ですね。

既に様々な未来技術は実用段階にあります。ロボットスーツもそうですね。そろそろ実用化の段階までコストパフォーマンスも成り立ってきています。だからアベノミクスが、一気に華が開く可能性が非常に高いのですよ。予防保全を含め需要は多く、技術の電子化により、誰でもその技術の応用が出来る時代になってきましたね。農業や医療など様々な効率的なスマートコミニュティーの実現です。007は相変わらず、キラキラ輝いています。ケネディクスだって土曜日の記事を読み返しなさい。9月にもスタートさせると…なっています。まぁ、カタルが、いくら力説しても皆さんは株価が高くならないと買いませんがね。安い時に述べていても、多くの人は株価が高くなってくると買うようですから…。これも仕方がないのでしょう。人間である以上、目先の動向に心が動くものです。株で儲かるのは自分の心に勝てるかどうかの精神力だとカタルは述べています。いくら株が上がると言っても…、目先、下がる株を見ると、多くの人が動揺するものです。これは仕方がありません。

想い出してください。マイクロソフトで億万長者になったSさんの話を…株価の推移を見てないから大儲けが出来たのです。現物なら数年、放っておけば良いのでしょう。今日はグリーも高いですね。8月14日に決算数字が発表されるようです。おそらく下がったところは買い場になるのでしょう。ただ果たして下がるかどうかも分かりませんが…。ケネディクスの増資はいつやるのでしょう?早くやって欲しいが来年かも知れませんね。僕らが現役の頃は、配当をしてないとできなかったように感じますが、最近は暗黙の増資ルールが乱れてきていますね。みんな、あの野村が行った双日のMSCBの為ですね。証取法が投資家保護に重点を置いているなら、あんな経営は認められませんね。野村も落ちたものですね。昔は数千億円程度の増資なら、自らが引き受ける度量があったのです。シャープの増資も公募ではなく第三者割当にすべきですね。冒険なんだから、公募は不適正ですよ。ケネディクスはもう利益が見えているから、美味しい買い物ですが…。夏枯れ相場はいつまで続くのでしょう。下値が乏しくなってきた007なんか…買いたいな。でも貧乏人の僕は…トホホ。

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2013年08月09日

08/09

かたる:それにしても…日本株の乱高下はどうしたものでしょう。まともに力がある筈の機関投資家が株式投資をしてないから、僅かな売り買いで価格が動くのでしょう。本来なら裁定概念が働き、株価は保守的な動きに留まる筈です。失われた時代の弊害は大きいですね。それと教育問題が株価にも影響を与えているのでしょう。米国の市場原理主義は株価が資金の流れを決める仕組みになっていますが、日本は国の関与が大きく小さな政府のイメージから程遠くなっています。なんでも「御上頼み」です。震災対応を見れば分かります。メディアの責任も大きいのでしょう。

カタルは無気力相場に呆れて証券マンを辞めましたが、どうも現状は五分五分ですね。もともと金融政策に頼る異次元緩和しか方法はなかったのでしょうが、これで上手く設備投資に火が付くか? 難しいところにも見えます。アベノミクスの支援材料は事を欠きません。一番大きな事は、米国でも問題になっているようですが、社会資本が劣化していることです。日本だけでなく、世界中で戦後に構築された社会資本整備は、水道管を始め、橋やトンネルなどは、耐久年度を超え補修が必要なので、この需要は膨大な金額になります。だから比較的に建設株の株価は強いのでしょう。かたるは日本には資金がないのでPFIやPPPを利用すべきだとの概念です。年金資金の運用担当者なら「清水建設」など比較的に積極的に取り組んでいる企業の株を、ファンドに組み入れると良いでしょう。しかしカタルは保守的な運用を好まないので、あまり話題にしないだけです。

ほぉほぉ…DENAの株価が高いようですね。今、ざっと数字を見たら、四季報数字より下降修正されているようですが、事前の予想より良かったと言う反応なのでしょうね。きっと…。面白いものです。ガンホーの決算は、四季報数字より良かったのに株価は売られ、悪かったDENAは買われると言う一見すると奇妙な現象に見えますが…株価は未来の利益を買うものですからね。ここで株価位置と言うのが問題になりますね。カタルはグリーの話をしているのです。グリーが反転するきっかけは、新しい体制に移行できており、膿を出し切っているかどうか…この見極めに焦点は絞られます。業績数字など…ある意味でどうでも良いのです。既に株価はかなりの悪化を織り込んでいますからね。多少、悪くても粉飾などの決定的な不都合がなければ、株価は一旦、反発すると考えています。ただ相場になるかどうかは…内容によりますね。

ケネディクスが今の環境に一番相応しいと…何度もチャレンジしましたが、その度にやられ、いい加減に呆れています。何故、正しく市場関係者は銘柄を探さないのでしょう。それともこんなに簡単な理屈が見えないのでしょうか? 何故、カタルが長期金利の水準などを話題にするか、良く分からない人が居ると思いますから、少し解説しないとならないでしょう。本来、経済活動が盛んなら資金は逼迫し金利が上がるものなのです。一時、1%まで急騰し、問題になった長期金利は、ここに来て落ち着いています。この急騰はアベノミクスを信じ、大手行中心に国債を日銀に売却したのですね。この額が30兆円とも言われています。大変な金額ですね。

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大蔵省の統計数字などを見ると、ある程度は外債投資、大部分は米国債でしょうが、振り替えたようですが…残りの保有分を売っている様子もないようですね。0.8%台だったボックス相場は、最近は水準を切り下げています。つまり資金需要が大きく生まれていないのでしょう。経済活動が活発化してない現れですね。本来、この長期金利のボックス圏を離れずに、暫く0.8%台のボックスに留まるのが、アベノミクスが確り効果を出している評価になるでしょう。本当は1%を超えるような事態になれば嬉しいのです。おそらくケネディクスに援軍が参加しないのは、この辺りの停滞が懸念となっているのでしょう。外人投資家は、いろんな指標を見て、景気の現状分析をしています。カタルはアベノミクスの成功を前提に相場論を立てて、相場に参加していますが、失敗することもあるのですね。そのバロメーターの一つが長期金利の動向と言う訳です。

最近はあまり007もことに触れませんが…、カタルの推測では村田との協業成果は直ぐには生まれないと考えています。当初から2014年2月に注目していたのは、その時期になれば、かなり007の技術採用が増えると思っています。ようやく家電のスマフォ操作などの製品が開発されている段階ですからね。ただ突然、カタルの予想以上の事態が発生する可能性がないとも言えません。だから株価が20万円を挟んだ展開を続けているのです。期待感が株価を支えていますね。前回の決算のように赤字を発表し、株価が売られることがあるかもしれませんが、一度、その懸念を消化し、最近は地相場で株価は定着しています。だから株価は大きく崩れませんね。さらに時間概念が進み好転時期が近いから、もし売られれば買い場になります。この地相場とは…人気が完全に冷め、どんなに悪い材料が生まれても、相場を維持できる水準と言う意味ですね。信用買い残が、値下がりの原因になりますが…最近は現物保有に変わっているようです。みんな目先に行きますからね。仮にビッグサプライズが生まれればラッキーですね。その時から、また相場に力を注げばいいのでしょう。だから1株でも現物で…と、くどいほど述べています。

現状のカタルの相場観は、やはりボックス予想に近いですね。長期金利が、日銀が国債を買い増しても下がり続けることはないと思います。この金利が0.5%とかなると考えを修正する必要に迫られますが、この程度は許容範囲でしょう。ただ気になるのは、黒田さんと言う人は、最初はかなり意欲的と思っていましたが、どうも日銀の空気に染まって来ているんじゃないかな? 消費税が上がると…一気に需要が停滞する可能性はやはり否定できませんね。米国の自動車販売は好調を続けるでしょうが…どんどん増えるものではありません。相変わらず、世界一の市場である中国での販売は停滞しています。日中関係の改善はスムーズに進んだとしても、一度、壊れた感情を修復するのは時間が掛かりますね。気になるのはインドネシアなどの新興国の動きです。

つまり外部依存が大きく好転するとも思えません。間もなくスマフォの停滞も明らかになるでしょう。欧州はインフラ整備が遅れており、米国や日本はスマフォの普及は一巡しています。画期的な技術開発が生まれる訳でもなく、スマフォは、今は好調でも、間もなく過剰投資のイメージに変化しますね。だから日本はスマートコミュニティーと言う近未来志向の新しい概念の街づくりをすべきなのですね。PFIでその流れを作れるはずなのです。どうも音頭の取り方が、下手なように感じます。

いくらでもありますね。市町村の遊んでいる人材を登用して農業のネットワーク化に取り組み、季節に合わせた出荷体制を組織化すればいいのですね。いくつかの小さな団体が取り組んでいますが…このままじゃ、全国的な広がりが生まれません。どうも、国として動かないと経済レベルの規模まで発展しませんね。直ぐに補助金と言う考え方が優先されますが、情報を結び付ければいいのです。その為に相手が分からないから進まないのですね。国ではなく市町村レベルで、ネットワークを作る支援をすれば、既にインフラは構築されており、あとは活用するだけの話です。このよう事例は医療にも応用でき、様々な効率的なネットワーク化が活用できます。

今の日本には、新しい社会構造を作るこの動きと、信用創造を生むことが大切だと考えています。早く行動を起こさないと、息切れしますね。所詮、異次元緩和はカンフル剤に過ぎません。一時的な麻薬の効果なのです。黒田さんがその事を認識しているかどうか…。株価を見れば分かるのですが…。ある意味でケネディクスは、その試金石の銘柄の一つなのです。ケネディクスは信用創造で、007はスマートコミュニティーですね。カタルの狙いは、読者には充分に届いていると思いますが、なかなか世の中が動かないのか…。市場が信認しないのか…。株式市場は、未来を先取りする市場です。だからカタルの発想は正しいと信じていますが…今の所、トホホの世界のようです。

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2013年08月08日

08/08

かたる:あらら…。昨日はMLBを観戦している場合ではなかったですね。黒田投手は余り調子が良くなったようです。普通なら好投の部類なのでしょうが…。最近のヤンキースは打てませんからね。ダルビッシュは逆に不調を打線に助けられました。それにしても昨日は、なんと500円を超える下げになるとは…。一体、金曜日の400円を超える上げは何だったのでしょう。あのイレギュラーがなければ、相場観を修正せずに済んだのに…。トホホ。何もここで損をする必要はなかったのです。結局、アノマリーである夏枯れは、必然的に定着しており、くつがえる事はないのでしょうか?

最近、気に入った材料は信越化学ですが…信越化学では仕手株としての素養は低く、相場にならずソフトバンクでは大きすぎるし…。てっきり条件の整っているケネディクスだと考えていましたが、どうも新規の参入者は居なかったようですね。力があるなら、昨日はチャンスだった筈です。全体相場が安い時に一本立ちするから仕手株なのです。基本的に目先筋は、外部環境に左右され逆境に弱いので、流れに身を委ねる海の藻のような存在なのでしょう。

この間に現れた材料株は、どれも触手が動きません。フルキャストは搾取だから嫌いだと述べましたし、東電は原発処理に絡み思惑は絡みますが、本来は上場廃止にすべき筋の銘柄ですからね。当面続く実質的な債務超過を、どう判断するのか? 東証は整理ポストに入れ注意を喚起するか、上場廃止にするのが筋でしょう。その銘柄を仕手化させることに無理があります。KYBや新電元は好業績ですが、市場をリードすることは無理ですね。Dガレージなどは、仲間の連中が株価を弄っているだけの事でしょう。

どう考えてもケネディクスには資質があり、歩がある筈です。だって現状の企業業績で見ると株価は高いのです。せいぜい300円と思うのが、一般の人が考える容認限度でしょう。それが600円、700円と…上に行けばいくほど、空売りが入る筈ですね。ましてや夏枯れで全体が弱いのです。カタルの相場観ではピッタリなのですが…市場からの信認が得られないのでは駄目ですね。全体が下がる失われた時代の相場に、逆戻りかな?

昨日の長期金利は0.757%です。日銀のデフレ脱却は不可能だと…市場は判断し始めているようです。手筋が違う所を、いくら攻めても相手の城は落とせません。信用創造が筋なのですね。IMFだったか、何処かがアベノミクスの失敗を懸念していましたが、「逐次ではなく適切だ」と述べた岩田さんの傲慢さが、チャンスを逸しなければ良いのですが…。そんなに余裕があるのでしょうか? 長期金利の動向などを見ると、不安を覚える次第です。ただ今までのところ、失われた時代の夏より、いくらか相場はマシです。何しろ僕が何度か、ケネディクスにチャレンジし、その度に損切りを繰り返し、僅かなチャンスに賭けるのですから…。幾分、アベノミクスの効果は存在するのでしょう。

今日は群栄の売りが解禁され、賑わっているようです。所詮、裏付けが取れない銘柄を持ち上げても「誠備」と一緒ですね。何故、力があるフィデリティーが、J・TECを放り上げないか?と言えば、ひとり舞台になるからですね。株を上げることは、資金さえあれば誰にでも出来ます。しかしその良さを将来、大衆に認めさせなくてはなりません。つまり未来に利益が生まれなければ、仕掛けては駄目なのですね。群栄やMUTOHなどの3D関連が、先行する米国や中国に勝てるのでしょうか? こんな玩具で遊んでも意味がないと思いますが…。

全体相場を見ると…まったくアベノミクスの効果が及んでいない銘柄が沢山ありますね。理論価格以下に放置されている銘柄は、非常に多いのです。カタルは未だに迷っていますね。まぁ、結論が出る時は、かなり損失を被っているのでしょう。当初は5月23日の下げで6月13日の反発のあと、7月19日で二段下げになると考えていました。ところが余りに早い下げピッチの為に、先週末に反発したのでしょうか…。この上げを見てカタル君は横這いの調整だと相場観を修正し始めたのですね。全体は下がらずに横這い波動を、秋まで続くと考え始めたのです。

横這いなら個別株の相場の足を引っ張られることがなく、仕手株が誕生し、全体は大きく動かないが、部分的な賑わいは演じられると考えたのです。しかしどれも筋が違うために相場になりませんね。例えば、フルキャストは日経の一面報道が支援ですが、あの日は383円の寄りに対し384円の引けです。東電は昨日の国費の話が支援なのでしょうが、660円に対し656円ですね。ケネディクスは舞浜の外資ファンドの支援材料でしたが、487円に対し528円でした。つまり筋として市場は支持している筈ですね。確りした筋が参入すれば、相場になる筈なのです。しかし現実は浮き草の状態です。これでは意味がないですね。6日の後場寄りからの切り返しを見て、仕掛け筋が新規参入したかとも考えましたが、違ったようです。

この辺りは自分が仕掛けている訳ではなく、思い通りに事は運びません。市場のなかで上に行ける素質を秘めている銘柄は、そう多くない筈です。せいぜい、KYBや新電元のような次元の低いレベルなのです。カタルが示した日本写真印刷もそうですね。劇的変化が期待できる銘柄と言うか、素養があるのは、カタルには007とケネディクスしか、今の所は見えません。グリーに変化が生まれれば可能性としてはありますが、現状では条件は整っていると言っても、冒険をする気になりませんね。思うようにならないなら、一旦、撤退も考えねばなりませんね。今のままでは「失われた時代」を、積み重ねるだけになるかもしれません。

米国は新しい時代に入ったように感じるのに…。日本はどうしてスマートコミュニティーを中心とする新しい時代を迎えられないのでしょう。みんなの党の渡辺代表のようなお山の大将レベルしか…人が居ないのでしょうか? 安倍さんは難しい時代を、何とかやっていますが…筋が違う政策を続けると失敗しますね。今度は一度、異次元の量的緩和に踏み切っているから失敗が確定すると大変です。今回は米国を始め、かなり条件が整っているから、大丈夫だろうと考えていますが、先の事は誰にも分かりません。

まぁ、甲子園の季節だし、暑いからクラーでも入れて、のんびり野球観戦をするしか、方法がないのかな…。そうそう、何時も僅かな望みに賭けるカタル君、007はそろそろあるアノマリーの時機が到来します。本当にこんなのが当たるのかどうか分かりませんが…。僅かな望みに一喜一憂するより、秋に予定される本格的な上昇に向け準備をして、のんびり構える方が良いのかもしれませんね。なにも難しい相場に挑むこともないでしょう。商売ではないですからね。それにしても数字に追われる証券マンは大変ですね。

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2013年08月07日

08/07

かたる:東電の原発汚染水対策に、国費を投じると言います。最初から企業責任を有限にして処理をしておけば、電力料金は大きく上がらず、産業の競争力はあっただろうに…。菅内閣の迷走処理が、国の「失われた時代」を継続させています。このような失政が自民党下でも続き、日本の落ちこぼれ時代が続くのですね。空洞化の原因である内外価格差の是正も、いくらでも処理方法はありました。コメが代表される農業政策も迷走を続け、本当に、日本の官僚は優秀なのかどうか…。まぁ、政治家のゴリ押しや村社会の為に、妥協点を見出す、その場凌ぎの継ぎはぎだらけ政策の影響なのでしょう。

三菱UFJの1000億円の貸し出しキャンペーンは、ある意味で見せかけのキャンペーンなのでしょうが、日本国全体に設備の劣化が目立ち、的を得た方針なのでしょう。日本政策投資銀行調べによれば、2013年度の設備投資計画は、前年度比10.3%増と19991年以来、22年ぶりの2ケタの伸びなのだそうです。バブル崩壊以降、初めて設備投資が再開されるのですね。社会資本財などの劣化も目立ち、予防保全の技術蓄積は後世の宝物になるでしょう。日本の建設業はなかなかですね。ホンダの為替予約の意味は大きく、1Qはかなりの増額になりましたが、実際の数字は2Qでしょう。多くの輸出企業は、あの時期にはホンダ同様に為替予約を入れているものです。しかし7-9月期はマインドが変わっていましたから、為替数字の通りの業績変化が生まれるのでしょう。設備投資と相まってアベノミクスの支援になるでしょう。

あと一押しですね。10年物金利を見ると、景気が微妙な状態だと言うのが分かります。30兆円も使い道はないはずで、外債投資を加速するとも思えず、この資金が里帰りしないうちに二段ロケットを打ち上げる必要がありますね。もともと景気は人間心理が決める面が大きいのですね。僅かな差なのです。日本は既に20年を超える停滞期を過ごしているので、どう考えても新しい流れが、湧き起こる時期に来ています。その時間の僅かなズレが相場観に影響を与えています。貧乏人のカタル君は、昨日の午前中の下げを見て、揺り戻しに遭いましたね。しかし後場から再び修正したり…忙しい一日でした。

今朝はNY安や為替の影響からか、寄り付きは安いようです。ここで昨日の再来になれば日本株復活論が、甦ってくるはずです。もともと夏枯れ、日経の市況解説にあるように、カタルが当初予想した調整波動が、本来なら8月一杯から9月頃まで続く筈なのです。これがメイン・シナリオだったのですが…。先週の木曜日は兎も角、金曜日の上げを見て…相場観の修正の必要に迫られたようにも感じた訳ですが…。あの金曜日や昨日の後場からの動きは、単なるイレギュラーなのでしょうか? 確実に手筋を攻めれば、相場が動く筈ですね。それほど様々な条件は揃っている筈です。何も失われた時代の時間経過は、伊達ではないでしょう。

原稿を書いている今は、8時50分です。原稿をアップするのは、たぶん10時頃になるでしょうが、今日は黒田君とダルビッシュが投げるので、テレビ観戦をしなくてはなりません。昨日の岩隈君は、残念でした。さて寄り前から宣言しましょう。今日は再びケネディクスを買ってみようと思っています。何故なら、ここ3日間の出来高をみて、この壁を抜けば、一気に伸びるからですね。おそらく、今・来週には619円を抜け、取りあえず目先の目標の800円に駆け上がるのではないかとも考えています。昔はそうだったのですね。夏枯れでも仕手株の一つや二つあったものです。条件はピッタリで、ここで勝負をしない手はないと考えています。後場から再び切り返し、失われた時間の価値を明確に、参加者は知ることになるのだろうと…期待を込めて考えています。

まぁ、ハズレが続くカタル君ですが、この逆境を覆す事が出来るかどうか…。さてグリーに最近はコメントすることが多いのですが…僕はウォッチしているだけですが、決算は悪かろうが…相場はあるんじゃないかとも、考えていますね。何故なら、信用の取り組みに魅力を感じます。通常、誰かが仕掛けても不思議ではありませんね。持っている人は不安でしょうが…確かに業績面では悪いでしょうが、相場としては興味を感じる次第です。もともと相場と言うのは、なかなか思うように行かないものです。

ほぉ、ほぉ。ダウ平均は335円安ですね。舞台は整っているようですが…。ケネディクスは520円で買ったようです。果たして後場から見込み通りに555円を抜くことが出来るかどうか…。新規参加者が居るなら、こんな条件の整った株を、ここで仕掛けない筈がないと思っています。それでは今日はこれから友達が送ってくれた、黒崎の茶豆を食べながらテレビ観戦です。10年物金利の状態が示すように、今がタイミングかどうか、カタルも分かりません。皆さんは安全を見て555円を抜けてから参戦し、もっと力がない人は619円を抜けてから、参戦すればいいのです。何しろ天井は高いのです。カタルの推測では4ケタは確定的で、場合によれば上場来高値の4040円だったかな…その株価まで想定しています。それではまた明日。

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2013年08月06日

08/06

かたる:先日のパナソニックの子会社である「アクティブリンク」のパワーアシストスーツに続き、昨日は筑波大のサイバーダインの装着型ロボットのHALが報道されていました。このHALはレンタルの初期費用が55万円で、1年のレンタル料が1カ月あたり178000円だそうです。レンタルで初期費用が掛かるのは、少し料金設定に疑問は残りますが、実用化まであと一歩の価格帯になってきましたね。日本が次世代の産業を育てるなら、やはりロボットでしょう。もう車や家電の時代ではないのでしょう。家事型ロボットが一家に一台の時代は、もう直ぐやって来ます。故に付加価値の意味が問われます。今日はこの話からスタートさせましょう。

この付加価値ですが…基本的に作りものです。日本は長い間、東西冷戦構造下で保護されてきました。日米同盟の影には、日本の規制を擁護し、為替の水準を安く設定してきたのですね。その為に内外価格差が拡大してきました。一番いい実例が、コメの価格です。失われた時代下に置いて、このような内外価格差は是正されました。例えば洋服ですね。ユニクロのTシャツやフリースの低価格商品は、ある意味で衝撃的な価格破壊でした。ニトリもそうですね。この内外価格差の是正と言う構造調整は、失われた時代の象徴的な現象の一つです。つまり価格をコントロールできれば、適度な成長が可能なのですね。此処が味噌なのでしょう。市場経済化に於いてのルールでは、価格の決定権を誰が持つか?この考え方は非常に重要です。

米国は常にこの市場価格を操作しています。ある意味でコントロールされているのかもしれません。最近はシェールガス革命です。米国はこの技術開発により、エネルギーコスト面で優位に立ちましたね。おそらくこの事はNYダウの新しい時代を支える原動力の一つになるのでしょう。日本の失われた時代の時間の長さは、自らの規制により、株や土地の価格を必要以上に下げたことにあります。周りの仕組みが追随するなら、物価は高い方が良いのです。モノの価格は高い方が付加価値の糊代が増えますね。この市場原理の考え方が政策担当者にないのですね。だからいつまでもクダクダと無駄な時間を費やしているのです。世界の価格決定力を持てる分野を磨けばいいのです。1円や2円の単価の部品の技を磨く努力をするなら、100万円、200万円の製品の分野に資源を投入して開発すればいいのです。

付加価値とは何か? 何故、ブランド品が高いのでしょう。
例えば本日の日経新聞の記事です。雇用問題の改善は、経済界からの要望が大きく秋の改正に向け予想されていました。この為にフルキャストに仕掛け筋が参入し、相場を作ってきましたね。そこで日経新聞のトップ報道です。今までの仕掛け筋は玉を外すタイミングに来ましたね。予想される事態を想定して、相場を作っていきます。そうして新聞は必ず時代の流れを追いますから、このような報道が生まれますから、そのタイミングを合わせ相場を作り、仕掛け人は玉を外し逃げますね。そうして次の時代を追う訳です。

日経新聞が書くと効果は絶大でしょう。ましてや一面ですからね。時代の流れを追う事は非常に大切なのですね。でも僕は基本的に日本が豊かにならない関連銘柄はやりません。…と言うより、あまり好きではありません。フルキャストの事業形態は、労働者からの搾取ですね。事業経営が安定していれば、あるいは様々な雇用体系の工夫がされれば、このような産業は、なくても良いのです。製造業のメーカーと顧客である消費者の間に、問屋を挟むような産業の相場が、大きく育つわけがありません。だから早くからある程度の相場になるのは分かっていましたが参加はしませんでした。こんなのは新成長戦略ではありませんね。間違った方向性です。

此処はやはり信用創造の源である地価の価格を上げる事でしょう。外人ファンドが資金投入しやすい形を整えて、株以上に、大きな土地と言う資産価格を右肩上がりの上昇に持って行くことが出来るなら経済活動全体のパイは、もっと膨らむ筈です。付加価値の糊代が拡大して、税収が増えるので借金も減りますし、社会保証費の増大にも対応できますね。相場も正しい方向性の流れに、何れ収斂されます。問題はこのスピードですね。やはりカタル君もテクニカルをもっと勉強しないとならないかな? あの金曜日の上げの意味は何だったのでしょう。どうも迷っていますね。相場観を修正し始めたのですが、正しい理解をしているのかどうか…。カタルは現在、米国は新しい相場波動に突入したと考えています。

2000年、2007年に続き今回は3度目の挑戦ですね。おそらく新しいステージに突入するのでしょう。この発想が7月31日の今日の市況で紹介したあのグラフですね。日本株も同じようにデフレを脱却して付加価値の創造が生まれると考えています。つまり非常に稀な現象の過程に、今は位置しているので、通常は甲子園が始まる夏は、相場は弱いのですが…。ひょっとすれば…、先端を走る銘柄は相場があるかも知れないと考えているのです。だから「ケネディクス」に拘っています。今日は連騰できるのかどうか…。最近の傾向として目先筋の動きは、その日限り、あまり「しこり感」が残りませんね。本来ならこれから売り物が厚いゾーンに突入するから…と警戒しますが、最近は昔と違い、日計り商いが多く玉が残ってないようです。だから7月4日のような相場が生まれるわけです。カタルの予測では、同じような事態である619円を一気に抜き去る相場展開があるかもしれないとも…最近は相場観を修正しました。その修正が先週の金曜日だったのです。

アルティメット・オシレーターの日々線が、50を突破した後の相場は比較的みんな強いようです。果たしてラリー・ウィリアムズが開発した究極の指数の価値はどうなのでしょう。まぁ、こんなものが当たるようじゃ…誰でもお金持ちだから、当たる筈はないとは思いつつ、人間はやはり何かに頼る訳ですね。今日はあまり大きく下がらずにいるようなら、今日も50を超えるはずですね。先の619円を抜ければ、色んな意味でテクニカルの指標はどれも形は良くなりますね。

007もこの指数は上昇し始めています。まだ50以下の水準ですが、この事例を調べてみると…何らかの力が働き大幅高するタイミングに来ているようにも感じます。果たして当たるのでしょうか?

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2013年08月05日

08/05

かたる:それにしても目先の投資は難しいな…と思いますね。31日の株価下落は、月末要因もあった為に当然考えられ、容易に8月1日の反発は月末の反動から、ある程度、予想されていました。それにしても8月2日の大幅な上げは不可解です。如何に、今の市場はその日限りのムードに支配されているか…思い知らされた思いがします。どうもカタルの思考パターンは、中長期のトレンドを意識しています。そもそも銘柄の選択がそうですね。第一に考えるのが「時代の流れ」です。現在は産業革命に匹敵する変革期なのでしょう。あの当時は、1733年に飛び杼(ひ)と呼ばれる横糸を通す技術が開発され、織物が自動化されます。トヨタ自動車も創業者は、この織機の開発でしたね。早くに蒸気機関の活用はありましたが、ワットが1785年にピストン運動から円運動へ転換させることに成功し、鉄道の時代になりました。この鉄道網の発展が人類の行動範囲を格段に広げました。現在の携帯電話からスマフォの時代進展は、似たような環境なのでしょう。「アラブの春」は、まさにグローバルに情報化が確立した象徴でもあります。

カタルの物事の発想は、常に時代背景にあります。日本は失われた時代を経験し、これほど長い調整期の後の相場は、当然、非常に大きな相場になるものです。熟練した証券マンが相場を仕掛ける時に、まず考えるのは前に相場があったかどうかです。長い間、相場がない銘柄は魅力的ですね。しかも三菱UFJに代表されるように、どれも理論的な標準価格以下に放置されています。国債利回りより配当利回りが高く、尚且つ純資産価格以下、その純資産を構築する株や土地の価格は、歴史的な安値なのですね。不動産の収益還元法価格という事は、どういう事か? お金を借りて投資すれば、確実に儲かる価格水準だという事なのです。世の中に、こんな確実で儲かる投資などあまり存在しません。大概の投資はリスクがあるものです。ところが日本の不動産は5%に回るのに…。何故か、投資ブームが起らないのです。この背景は失われた時代による影響ですね。金融庁の検査姿勢も大きく影響している為に、銀行が必要以上に委縮し、御咎めを受けない国債投資に傾斜しました。

長いこの呪縛から解き放たれるのが、アベノミクスの原動力になる筈ですね。カタルは年初から信用創造の話を展開しています。日本人の多くが、何故、引きこもりに陥ったのか?動けば大きくやられる歴史があったからですね。ダヴィンチの金子さん、ライブドアの堀江さん、何れも既得権力の壁に弾き飛ばされました。残ったのは余程運が良い、ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんなど…。でもこの失われた時代にも、果敢にチャレンジを続けたユニクロの柳井さんなどの成功者も居られます。だから一概に失われた時代が逆風だったと言えるかどうか…。そう捉えるのは甘えなのかもしれません。しかし直木賞作家の池井戸潤が描く、不良債権処理も世の中を暗くしました。中国の文化大革命はもっと悲惨な出来事かもしれませんが、似たようなものですね。約束通りに元本と利息を払っているのに…突然、全額返せと銀行の都合で、資金を引き上げる不条理さはどう考えても異常ですね。期日が来たらジャンプできると思っている資金の引上げ等…過酷な経営環境が続きました。

ダヴィンチなどは会計法の解釈の違いで、上場廃止です。もし地価が下がらなければ…基準価格が維持されていたなら、お金は回っていたのです。不可解な話ですね。世の中の不条理な現象はたくさんあります。オリンパスが上場廃止にならずに、何故、ライブドアだけが上場廃止されるのでしょう。客観的な公平性は全くありませんね。不条理な話ですが、これが現実です。このような怨念を全て飲み込んだ相場が、アベノミクスの華として咲くかどうか…。ある意味で「ケネディクス」は、そんな象徴的な銘柄のようにも感じます。レバッジをかけ続け、時代に乗れば、どれだけの成長を示す事が出来るのか?楽しみな銘柄の一つだと考えています。だから連騰して、すんなり4ケタに伸び、スター株に育って欲しいのですが…どうでしょう。市場から支持が得られるかどうか…。

007もWiFiの技術を有しスマフォに対応し、家電の遠隔地操作と言う幅が広い分野をターゲットにしています。クラウドと言う分野を、支援する環境に身を置いた企業ですね。このクラウドのあり方は、様々な応用が始まっています。伝承の技術を継承するために農業の知恵を生かすために、ネット上のクラウド環境の応用が始まっています。どの時期に種まきをし、温度管理から湿度管理まで、今までは勘に頼っていた明確に見えない技がデータ化され、誰でも管理が出来る農業の効率化が始まっています。更に個別農家を結び付け、共同作業が出来るようになり、ネットの利用が急速に広がっています。此処で年金資金の運用者に提案です。このクラウド環境を助けるインフラは? そうです。物流ですね。この技術を有する企業は、確実に伸びます。例えばヤマト運輸や日通などは、アジア展開を図っており、数年間、株を保持して置けば、かなりの成果があるのではないかとも考えます。ヤマト運輸の小倉さんは亡くなりましたが、彼の精神は生きているように感じますね。ヤマト運輸を組み入れておきたいとも考えますね。最近の技術革新により車の燃費が大幅に改善され、スマフォの活用が広がれば、再配達などの無駄が省けるのでしょう。工夫はいろんな点であります。

最近、大きな動きがない007ですが、先日、アルティメット・オシレーターの話を掲げました。もしあの指数の解釈が正しければ、間もなく新展開も迎える可能性が高いようにも感じます。きっと何か変化が生まれるのでしょう。チャートやテクニカル面の活用は、それなりに意味を持っていると思っています。さてカタルは相場観を修正し始めていますが、このような時はどう行動したらいいか…迷うものです。カタルの場合、迷ったら先ずは新しいアイディアを実践してみます。自分の力量の中でも、僅かな株数でも良いのですですね。参加することに意義があると考えます。ケネディクスや007の株価位置は非常に迷う段階です。将来は確実にもっと上に位置しているが…今、その順番が来ているかどうかの判断は非常に難しいですね。しかも連騰しているとなれば、尚更です。カタルは株数を減らし取りあえず参加します。失敗を前提に参加し、後の事はまた考えれば良いのです。余裕のない人は無理をする事はありませんよ。確実に転換してから参加しても良いのですね。例えばケネディクスなら619円を抜いてから、007なら先の高値254000円や277700円等の壁をクリアしてから参加しても構わないのでしょう。後場から、日計り組に売りに押されるかどうか…。通常、続伸はあり得ませんからね。もし3連騰するなら、新規の参入が考えられますが…どうかな。

今日は三菱UFJが1000億円規模ですが、中小企業向けに新たな融資を展開するとか…それにしても日経報道のように、本当に大手行は30兆円も国債を売ったのでしょうか? 確かに日銀がその程度の金額を買っていても、金利が上昇したという事は、誰かが売ったのですが…30兆円規模の資金をいったい何処に振り向けるのでしょう。非常に大きな水準ですね。外債投資なら円安になるでしょうし…。また国債を買うなんて馬鹿な行動はしないでしょう。…という事はカタルの狙い通り、不動産向け融資が、当然活発化されますね。物件は限られるのに…30兆円も資金が流入すれば…。忽ち、2003年からの再来の条件が整っている筈ですね。あの時にケネディクスの利益は、8億が146億ですからね。カタルが惚れている理由を、皆さんも当然、理解されると思います。それにしても日経新聞の記事があれほど効くとは…。カタルはもっと具体的に資料を揃えて前から解説しているのに…。ブランドと言う価値は、やはりすごいものですね。スター株になるためには、派手に値上がりを連続させることが、条件の一つにもなります。強弱感が生まれる条件を作るための演出も、必要なのですね。果たして市場の支持は、どう動くのでしょう。引けにかけ買い増しをすべきかどうか…600円の壁はかなり厚いはずですからね。外資系ファンドの援軍が欲しいものです。

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2013年08月02日

08/02

かたる:それにしても…何がそんなに投資心理を変えるのでしょう。最近の目先投資のアルゴに対応できないと、なかなか成果はあげられませんね。昨日、何気なく見ていたテレビで野田岩(有名な老舗ウナギや)の親父さん(金本さん)が天然ウナギに拘り、店を休む日々を描写していました。結局、彼は養殖物を扱うことになりますが、時代に対応し変化すると言うことを述べていたのでしょう。カタルは買いに拘り、空売りをしないのは、明治時代の武士のようなダメ人間なのでしょうね。

もう一つ、昨日のテレビから…ハイアールの張瑞敏さんが描かれているドキメンタリーを観ました。万年赤字の三洋のタイ工場(冷蔵庫)が経営者の変更により、劇的に業績変化が生まれる様子が描かれており、あの様子は今の日本の家電業界の現状は良く分かります。その張さんの言葉の中で、常に未来を考える思考パターンが面白かったですね。部下が「順調に業務が進行している」と報告すると、直ぐに帰れと言うそうです。何故、現状に甘んじるのか? 常に改善を求めているのですね。人間は未来に対する希望がないと動かないとの考え方が、基本にあるようです。日本の今の社会には希望がありません。この希望を作る第一歩として信用創造が必要だと、前から述べているカタル君、信用創造=希望なのですね。

今日は昨日とは打って変わって、日経新聞は外資系ファンドが舞浜のシェラトンホテルを500億円で買収した話を掲載しています。昨日はリートの話を掲載して市場を叩き、今度はもち上げる。まるで意図された記事掲載のようです。昨日の記事でも高くなったケネディクスは、今日は朝から買い気配でした。原稿を書いていると、アレヨ、アレヨ…と言う間に株価が上昇し、500円台に入り関門の510円を抜き、先ほど516円まで買われました。驚きますね。通常のイメージなら利食いが重なる筈ですが…やはり最近の投資家は、日ばかり売買が主体のようで、前の流れより当日心理の寄与率が高いのですね。これも昔ながらの投資家が不在になり、新しい動向なのでしょうね。いつまでも天然ウナギに拘っていると時代対応が出来ずに、取り残されるのでしょう。アルゴか…。もう少し数学やプログラミングの知識を仕入れて置かねばなりません。

まぁ、どちらにしても三井住友銀行が10兆円もの国債を外し、大手行中心に30兆円以上のお金がフリーになり動き始めるわけですから…カタルが何度も説明しているように、不動産向け融資は伸びるわけですね。そうなると…2003年からの再来です。あの時と同様に、ケネディクスの利益が8億から146億円に劇的に増えた時代背景になる筈です。何故、カタルが何度も、過去最高株価である4090円を目標にするか? その理屈も事前に話してありますから、読者の方はある程度、カタルの狙いがご理解いただけると思います。ただ日々の需給により株価は上下するので、自分の力量の範囲で相場に向かって欲しいと述べている訳です。007も同じことですね。昨日はテクニカル上の指数を一つ参考に採り上げましたが…オシレーターの価値に絶対性はありません。あくまでも参考にする程度が望ましいのでしょう。

資金量が限られるカタル君、何処で全力投球すべきか迷いますね。何しろ…後がありません。だから安全を求めねばなりませんね。ケネディクスがスター株として、華、ひらくかどうか…。今日は日経新聞とNYダウの援軍を得て、相場の腰は強いようですが…何処まで伸びるのでしょう。出来れば存在感を示し、ストップ高か、出来高が1億株以上と大きく膨らんで欲しいところですね。正直に言えば、8月、9月は調整でケネディクスも2003年時のように、ひょっとすると、あと3か月以上は横這いかな?とも考えていました。この辺りの読みは難しいですね。これからの政策動向にも影響を受けます。まぁ、どちらにしても大きく上がる環境なのですが…、あの時は相場になる前に、7~8か月ほど休みましたからね。そうすると4月が高値ですから、年末まで相場が休みの可能性も考えていたのです。この微妙な時間感覚は、どう変化するのか分かりませんね。

僕に力があれば、あの474円の60万株程度の売り物は、美味しい買い物だったのです。でも小判サメは小者らしく…ウジウジとぼやく訳ですね。さてその援軍のひとつISM指数なるものを…少し解説しましょうか、このデータは先行指数です。何故なら、人間に問い合わせるアンケート形式の景気の実感を問う指標だからですね。人間と言うのは一見すると、些細な条件で心が動く動物ですね。株価や天候などで、気分がクルクル変わります。昨日の東京は暑かったのですが、仙台は8月だと言うのに寒く長袖を着ていましたね。その為にサンダルなんかも売れないのだそうです。僕なんか、井村屋のあずきバーを食べて、おまけに氷枕、アイスノン?をして読書をしていました。葉室麟なる作家は、なかなか良いですね。昨日読んだもので3冊かな?今は4冊目です。

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あらら…話が飛びますね。そのISMですが、このようなイメージになっています。カタルが7月31日に米国の成長過程の話を、NYダウの比較的に長いチャートを用いて語っています。クラウドが人間の進歩を早める話しを同時にしていますね。これからNYダウは、どんどん高値を更新し続ける可能性を示したのですが…日本も同じように過去最高値38915円を目指す可能性があるのです。今からこんな空想を述べると馬鹿だと言われますが…でもそう感じるのですね。たしか7月31日はロボットスーツの話が、初めて新聞に載っていましたね。日本は老人大国になり、介護が大変なのです。まもなく肉体的な労働はロボットが置き換わって、やってくれる時代になるのでしょう。スマフォが開発され、僅かまだ4年です。007などのソフト技術は価値を増す筈ですね。

まぁ、それぞれが自分の信じるシナリオを立てて、自分なりに行動すればいいのでしょう。果たして市場の支持が得られるのかどうか…しばらくケネディクスの株価は注目されます。なぜなら、信用創造こそが、日本に希望を与えるからですね。清貧思想をふりかざしても何も生まれません。バブルはある意味で馬鹿な時代ですが、人々が行動的になりますね。当面の不動産価格は収益還元法価格なのです。2006年の高値を抜くまで、どう考えても割安圏ですね。三菱UFJの株価が純資産価格以下に甘んじる現状は、やはりどこか狂っています。頑張れ日本!頑張れアベノミクス!

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2013年08月01日

08/01

かたる:様々なデータをどう解釈するか…、この判断は難しいですね。日本の市場ではよく米国の雇用統計が話題にされます。何故でしょう。米国株ではなく日本株なのだから、日本の市場が米国の雇用統計を気にして、相場を解説するのは不適切じゃないかとも思いますが、現在の日本市場は外人投資家の売買ウェートが高いので…道理に合っているようにも感じます。最近はこのように目先の材料に需給が左右され、テクニカル面にウェートが置かれているように感じます。何故なら、アルゴと言う売買手法が盛んに市場に導入され、昔ならあまりテクニカル指標で売買をする人は少なかったのですが、複雑な計算式がリアルタイムで出来るようになり、その指標を参考に売り買いをする人が増えてきたようです。その為に一日の相場の流れが、全体相場の流れを決めることが良くあり、前日の相場との整合性が薄れてきました。更に理屈では確認作業を入れるはずのタイミングでも、一方通行の流れが続くようになっていますね。この現象はITバブルの時代に生まれたように感じます。あの時の光通信やソフトバンクなどの値動きは異常な動きでしたね。

今日はこの指標の中でカタルが最近興味を覚えている指標をひとつ紹介します。それは「アルティメット・オシレーター」と言うこの指標です。これは米国のラリー・ウィリアムズと言う人が開発したテクニカル分析の方法です。彼はロビンスカップと言うトレーディングの成果を争う1987年の大会で驚異的な成績を叩きだし、今の所は、その記録が破られていないとの事です。このアルゴと言うトレードは、パソコンが一般化してきた為に生まれた手法とも言えますね。株の原理は企業業績で決まるのですが、その過程を決めるのは需給バランスです。カタルは何時も述べています。時代の変化を見れば、時代の変遷に乗っている企業が一番の狙い目であると…。故に007やケネディクスを参考銘柄として取り上げていますが、ハイリスクを追うために、どうしても需給バランスに株価が大きく左右されます。人気株は往々にして需給バランスに影響を大きく受けます。人気とは一般人の参加を意味しますからね。

今年に入り二度目の調整波動ですが…この見方も難しいですね。今回は何故か、企業業績が発表される前に全体が下げてきました。理由は予想される業績変化より、株価は先行して買われていたために、実際に株価が動いたように本当に企業業績が改善されるか見たいためですね。その確認作業が調整波動です。007のケースで説明するなら、カタルが興味を抱いているQBやWiFi、SQLにHEMSなどの組み込みソフトの成果が、株価に見合うほど、企業業績が改善するのか見たいのですね。当初は10倍近く期待感で株価が上昇しましたが、みんな半信半疑なのです。その為に実際に企業業績が黒字になり、それから利益が上がる過程を確認できないと、次は本当の株価上昇波動に入れませんね。中には期待感だけで、株価が大きく伸びるケースもありますが、その収益化の時間が余りに長いと株価の人気は保てません。人のうわさも75日と言いますからね。

さて調整波動の話をしましたが…それでは株価が反発するタイミングは何時なのでしょう。この変化点が先取りできるなら、たちまち大金持ちですね。その為に人間は、様々な工夫をします。カタルが現在データを集めているσチャートなども独自論理ですが、同じように先人は様々な工夫をしてきました。古くは酒田五法なるものから…エリオットの波動論とか有名なものはいくつかあります。その中で最近は形より、高速計算を利用したプログラムによる売買が盛んになって来て、その為に相場が大きく動くようになりました。これがアルゴ投資と呼ばれる売買手法ですね。この範疇は広く、商品などの動きや為替などと組み合わせたりして、一つの規則性を見つけ、その規則性を利用してそのデータにより売買する手法がアルゴです。

日本では松井証券の登場とインターネットの進展により、目先のトレーディングが他国より市場に大きく影響を与えるようになっています。僕は行き過ぎていると感じていますが、これも「失われた時代」により、証券界に技術の伝承が出来てない為に大きなパラダイムショックを生んだのでしょう。円安による、なかなか生産性の回帰が確認できない空洞化現象と何処か似ているようにも感じます。今日のニュースで、心が動いたのは「信越化学」でしたが…、信越化学は機関投資家の手持ちが多く、仕手化させるのは困難なのでしょう。ただ日経新聞に報じられた材料は、良い記事ですね。今の時代に電池は宝の山なのでしょう。数年前にGSユアサが相場になったことがあります。あの材料より素晴らしいと感じますが…。今の相場の調整過程の流れを、この材料の反応が確認することになりそうです。

さて冒頭にラリー・ウィリアムズが開発したアルティメット・オシレーターですが、名前のように彼が開発した様々な指標の中でも「究極」の指標なのかもしれません。カタル自身も近年、発見しチャートと共に眺めていますが、比較的に株価に先行して指示を出すようにも感じています。この計算式は少々難しいので省きます。要するにカタルの経験則にも合致している様な論理を計算式に組み入れています。カタルは良く高値と安値の話をします。最近のケネディクスは、毎日に安値を更新し、高値を抜けませんね。7月30日に反発した時も、前日に付けた498円を抜いていません。毎日、安値を切り下げています。このような時は、いくら抵抗して無駄なのでしょう。カタルも値下がり当初は、何度かチャレンジしましたが、下値は今の所は分かりませんね。昨日も474円だったかな?あの玉を買うようでないと駄目なのですが、全く反応しませんでした。50万、100万は僅かな売り物なのに…。今日は443円に始まり、先ほど462円までありましたが、再び現在は445円ですね。

でもカタルはケネディクスは、なかなかの逸材だと自負しています。論理的な考え方や背景を考えると不動産融資は伸びますから、この環境を使い収益が大きく伸びると思っていますが…仕掛け人が存在しないでは、相場になりませんね。大きな相場に育つためには、この仕掛け人が必要なのですね。現在では外人ファンドでしょう。J・TECはフィデリティーファンドでしたかね…彼らの登場で株価が大きく伸びました。007にも参入して欲しいものです。素質があり、時代背景があり、企業業績が伸びて尚且つ、仕掛け人が存在する。更に大切なことは、強弱感が対立しやすい銘柄を選ばねばなりません。これらの条件を満たす銘柄は、そう存在しませんね。ただ企業業績が良いだけでは駄目なのです。

ようやく決算発表で、ガンホーは下げてきました。非常に良い決算なので何処かでリバウンドはするのでしょうが、値惚れで買うのは避けた方が良いでしょう。非常に危うい銘柄ですね。一時のグリーのようなものです。さて最後に007のアルティメット・オシレーターを見て頂こうかと思うのですが…、良いチャートが見つかるかどうか…。ご自分のお取引のある証券会社で提供していると良いのですが…少し醜いですが、松井証券のものを参考に掲げておきます。昨日現在、007のアルティメット・オシレーターの数値は28.84となっています。調べてみるとこのような水準まで、過去下げたことはあまりなく、この数値が上昇に転じると、その後、株価は大きく跳ねているようです。

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前回の調整場面では133200円が安値で、その時の数値は31.04でした。今年の高値を付ける直近の下値の数値は33.84でしたね。30を割れたのは昨年の12月に遡り、12月25日に株価は60400円でしたが、その時の数値はそれでも29.75ですね。その前は11月13日に株価45600円で27.28と言う数字がありました。今日は今の所は株価の下値は182000円で数値は27.13ですね。まぁ、急速に大きく反発するときと、その後、横ばい波動のような動きを示す時と二通りあるようですが、かなり調整局面の終盤が近づいていることは事実なのでしょう。

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