未来かたるが語る

今日の市況

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2013年01月31日

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かたる:昨日、思いがけない人から電話を頂きました。昔の僕のお客様だった人ですね。そう言えば、彼からメールで年賀の挨拶があったので返信したのです。

その内容は…
「お久しぶりです。元気ですか? 僕は全然元気がなかったのですが…10月頃から株価の上昇が窺え、元気が戻りつつあります。良い相場になって、良い銘柄に出会えると良いのですが…今はみずほ、三井住友、グリーも持っていますが、三井住友は何れ、飛べば売ります。既に半分売りましたが…。みずほは159円にも指値を入れていますが買えるかどうか…。他に狙っているのはユビキタスにJTEC(7774)などにも興味を抱いていますが…買うかどうかわかりません。安全ならみずほでしょう。200円台は堅いと思っています。後は政策次第ですからね。頑張ってくださいね。いつでも電話を掛けてくださいね。」

更に…他にも読者の方から「マツダ株凄いですね。僕は89円で購入していて、130円で手放しました。」…と、500万円ほど儲けたとか…。最近はメールの数も増えてきたようです。出来るだけ返信を心掛けていますが、全てのご期待に応えられるかどうか分かりません。悪しからずご了承ください。でも昔のお客様はいつでもどうぞ…。一度、なにかの縁でお付き合いが出来た訳で、既にお友達です。会社を辞めたからと言って、縁が切れた訳ではありません。お気軽にどうぞ…。

多くの人は、間違っていますね。昨日も昔のお客様に電話で話したのですが、彼は年初のメールを見てJ・TECを買って少し儲けたと話しています。読者の方も、折角、良い銘柄を選別されたのに…その後の上昇の方が大きいですね。別に皆さんに限ったことではありません。僕自信も、野村証券をたしか340円台で買ったのに、最初の飛び出しの420円で売っています。それでは何故、バフェットは兆円単位のお金を残せ、僕らは家を買う程度のお金も手にできないのでしょう。バフェットの投資は、何年も株を持ち続けますね。彼は2007年だったかな? 米国金融危機時に、ウェル・ファーゴに投資して、まだ持ち続け、更に買い増しを続けています。しかし多くの投資家は株価が上がると、僕のように途中で株を売るのですね。決定的な違いは、ここにあります。

今日は金融株が再び人気になって来ており、三菱UFJも500円台の乗り、みずほも180円台の動きで、野村はまだ新高値を更新していませんが「指呼の間」ですね。ようやく、アベノミクスの成果が試される感覚の相場になって来ています。カタルは10月末よりマネタリーベースの話を何度も掲載し、株が上がる理由を説明してきました。そうして11月14日の衆議院の解散を切っ掛けに、アベノミクスが評価されて、円安と株高が始まっています。例の如く、テレビの評論家は、場当たり的なコメントに終始しており、株価は13000円とか、12000円とか述べていますが、基本の概念を大切にして置いて下さいね。まだ三菱UFJは500円台前半の株価でしかありません。三菱UFJの一株純資産は690円もあり、毎年、内部留保が進んでおり、今年は730円程度に、来年は770円、800円と増え続けますね。何故、私が今年に入って、何度も総資産相場の背景を説明しているか?よく考えてくださいね。政府は名目成長率が実質成長率を上回る予測を打ち出し、日銀がインフレ・ターゲット論を採用して2%を掲げている意味を…。この政策が実行されるなら、確実に三菱UFJは700円台の株価になります。…と述べているのですね。だから年初からカタルは、総資産の大きな企業リストを公開し、総資産の値上がり利益が、リスクオンに繋がる経営になるのだと述べています。

今の一般的な評価は「業務利益」ですが、「包括利益」と言う言葉があります。利益には2種類の価値があるのです。丁度、本日の日経新聞には、レアアースの価格下落により日立金属が評価損を150億円も計上している話が掲載されています。資産価格が下がったので利益が減る訳ですね。包括利益とは…規模の大きな会社が保有している資産が値上がりすると、その値上がり分も会計に盛り込む考え方ですね。一般的には株式資産の評価替えは買値の半分にならないと減損会計しなくても済みます。しかし株価が2割でも下がれば、実際はその分の損失が既に発生している訳です。この考え方が包括利益です。全ての含み利益も損失も、会計に盛り込もうとしている訳です。さて実質成長率を名目成長率が上回り続けると…この含み利益が大きく膨らんできます。そうすると金貸しの金融機関は、多少の損失をしても利益率の高い冒険が出来るようになり、貸し出しが増え、社会が元気になります。目に見えない行動を促すのですね。長いデフレ環境は、表面化しない内部損失が負担になっており、表面的な業務利益を削っていました。だから冒険が出来ずに委縮していたのです。今度は逆なのです。だから年初から総資産規模の話を何度もしています。株式相場は基本的に正直なのです。

理論的な裏付け武装が出来ないと…株価上がると直ぐに売りたくなり、または株価が下がると直ぐに売りたくなります。昨日のJ・TECなどの動きなどもその事例でしょう。カタルが買ったユビキタスの値動きも、その範疇ですね。それは値動きだけに魅せられた目先筋が動いているだけだからですね。しかし現実はどうでしょう。赤字企業の株価が上がってきたときは、基本的に利益成長が止まるまで、改善を続けるうちは買い続けるのが筋ですね。冒頭のメールからの話の焦点は、ここにあります。カタルはその株が、何故、買われるか? 解説しています。アイフル、シャープ、マツダ、ソニーなど…ソニーなどは水準訂正の動きに過ぎないでしょう。数日前に三菱UFJの方が、筋は通っているとソニーの株価との比較を述べています。

先程のマネタリーベースと日経平均株価の話ですが、政策が正しく運営されるなら、間違いなく2007年の高値を日経平均株価は抜きます。それはマネタリーベースからも説明が付きます。2007年の高値は18000円台ですね。つまり正しい政策が実行され続けるなら、株価は2万円を目指したスタート地点に居ることになりますね。分かりますかね? この背景の意味が…基本的に一度上がった株は大きく下がりませんね。どんな株も…。しかし必ず行き過ぎるのが株価で、株価の上昇は上げ続けるわけでもありません。途中で何度も休みますね。故に途中で利益を出しながら、手持ち株数を、どの程度まで増やせるか? 本格的な金融相場が始まっているのです。

何度もカタルは述べています。株価が上がり続けるうちは、利食いなど考えずに買い増しする手段を考えなさいと…。如何に、持ち株数を増やすかが、その行動が未来の利益に繋がるのですね。首つり足を連発していた株価が、上に抜け始めています。基本は最も駄目な形なのですよ。強弱感が大きく対立しているから、高値圏で強弱感が対立する首つり足が連続で現れるわけです。極めて稀な現象です。昨日のJ・TECはストップ高の後の大陰線で通常は駄目な形です。ユビキタスもそうですね。大きな陰線が描かれました。たぶん両者とも現物株だと思いますが…故に信用の売りは入らない為に、当然、値動きは荒くなります。しかし今の相場は、株価が下がった時がチャンスなのですね。野村証券はつい先日まで460円台だったのです。カタルの今日の市況に書いた時が、反騰の出発点だったですね。結果論は誰にでも言えますが、今、株価が下がっているカタル銘柄も心配はありません。赤字のうちは怖くはないのです。一番怖いのは利益が大きく伸びているのに株価が下がるパターンです。アップルのような現象ですね。

これだけ株価が上がってくると、だんだん銘柄選別は難しくなってきますが、筋を外さなければ、どんなに高値と思われる水準を買っても基本的に心配はありません。しかし株価が下がった時の為に、株を買う理論武装は、非常に必要なことなのです。果たして、僕らはバフェットにもっと近づけるのだろうか?

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2013年01月30日

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かたる:最近、興味があることは、人間社会には何故、好みの流れが生まれるのでしょう。ここ数年、日本では懐かしの昭和30年代が舞台のドラマや映画がヒットしました。「3丁目の夕日」は続編が作られ、下町風景の蒲田を舞台にしたNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」も人気だったそうです。何れも復興からの立ち上がる日本が舞台でした。最初は興味がなく見なかったのですが、3年連続でエミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞した米国の人気テレビドラマ「MADMEN」も大人気になっていました。このドラマの時代設定も昭和30年代です。実は先日、AXNで連続放送されており、それを見て、わざわざ「ツタヤ」の会員になり、最初から見直している始末です。広告マンの主人公ドン・ドレイパー(ジョン・ハム)の成功物語の人生ものです。

この現象は、何でしょうか?
日本はデフレ社会の継続で疲弊し、米国も金融危機により華やかな栄光の影が廃れ行く環境ですね。その時に、過去の成功物語に人々は「郷愁」を抱くのでしょうか? ノスタルジア…か。きっと、心が疲れると人間は安らぎを思い出すのでしょうね。きっと…。

相場にも、そのようなリバイバル相場が良く表れます。「昔の名前で出ています」と言うパターンの相場ですね。僕の経験では科研製薬など代表的な事例かな?とも考えます。最近では…何かな? 景気循環と物色銘柄の方向性は理屈上、決まっており、株式相場は比較的に簡単です。問題は自分の欲求を抑える事が出来るかどうか?…ですね。しかし僕には、なかなか、その事が出来ません。僕は良く幻想に溺れる事があります。自分の頭の中で描く相場パターンに固執するのですね。まぁ、グリーなどはその口ですね。海外利益が必ず表面化するので、この株価水準ならどこを買って居ても、必ず儲かると考えています。

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皆さんは良く忘れますが、昨年の秋に、僕はJ・TEC(7774)にえらく惹かれました。ぐるぐるグルコサミンの膝関節の新薬が生まれます。高齢化が進み膝関節の障害を抱えるお年寄りが多く存在するからですね。だから厚生省の認可を受けた以上、今年は何処かで爆発すると考えていました。現状は大赤字ですよ。しかし大幅改善は確実なのですね。最近、人気になり7万円台の株価が19万円台まで噴き上げましたね。僕は金融株にも固執しています。それは金融が儲からない世界は、絶対に景気回復などはないという信念からです。リスクを取る人間が、損をする社会は間違っていますね。そりゃ、成功や失敗は誰にでもありますが、基本はチャレンジする人間が評価されるべきです。この度合いをどの水準に置くかは非常に難しいさじ加減です。余り、タガを外すとモラルが歪みます。風紀が乱れますね。自由の難しさは節度を失うからですね。

でもある程度の世界は容認されるんじゃないでしょうか?
ドン・ドレイパーが魅力的に見えるのは、聖人君子ではないからでしょう。酒におぼれ、かみさんがいるのに恋に落ちる主人公は、仕事もできるし魅力的です。何故か…欠陥があるから、心が強く惹かれるわけですね。通常は下がる「首つり足」を連発する日経平均株価は、この水準を維持さえすれば、応援部隊は続々と集まってくるのです。マネタリーベースの話は、そういう事ですね。米国株が何故か、強かったのはFRBのヘリコプター作戦の成果? マジックのせいですね。おそらく、今の金融株の上値は重く、株価位置はジリジリの場所なのですが…、いずれ皆の心を魅了する様な値動きに発展するのでしょう。そんな事はもう決まっていることですが…僕はどうしても魅了されるユビキタスを買い増ししたかったのです。

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しかし…昨日の大陰線は通常は駄目な形です。市場参加者の支持が得られずに引けにかけ大きく売られました。通常はこのような大陰線は売り場で、流れが変わる節目とされています。しかし僕はやはり馬鹿なのでしょう。恋する乙女の心境ですね。利益が見えないから大きく惹かれるのですね。まったく、利益水準は見えてこないのです。しかし…どうして僕はこの株に惹かれるのでしょう。不思議ですね。通常は12万円前後まで、しかし今回は赤字でも20万円前後は行けるのでは…と勝手に推測しています。しかし本当に惹かれるのは、その後ですね。みずほやソニーなどの株価は先が見えますが、全く読めない未知の世界を有している株と言うのは…そう多くは存在しませんね。今日は通常は駄目な筈の007を、また買い増しした次第です。

そう大冒険をしているわけではありません。少し買い増した程度なのです。そうしないと予想通りの展開に発展した時に、高値を買うことになるから、少しでも株価が下値の段階で株数を増やしておきたかったのですね。もっと手持ち資金があれば、たくさんの実験が出来ますが、残念ながら限られる資金ですからね。上がる株を売り、自分の心の動くままに行動した次第です。果たして結果は…神のみぞ知る。さて原稿も書いたし、これからまた続きを見て…今日はツタヤに行き2シリーズを借りて来るかな?

欲望のおもねくままに…

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2013年01月29日

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かたる:そろそろ早ければ二段上げのタイミングが近づいているかもしれません。どちらかと言えば、野村証券のチャートが市場全般の動きを物語っているかもしれません。昨日はソニーが大人気になる辺り、市場の出遅れ物色も一巡する象徴かもしれません。ソニーの純資産価格は1869円です。まだリストラから成長戦略が見えない企業の株価を現状で純資産価格以上に買うのでしょうか? 逆に株式の評価損の減額により大手銀行の最終損益は過去最高に迫ると報道されており、こちらは純資産価格より大きく見劣りする株価の状態です。理屈に合いませんね。このような違和感は何処かで修正されます。

先日、カタルは何度かDENAは上がり、グリーが上がらないのは不思議な現象だと考え、LINE、カカクトークの会員数を報じて、DENAのコムを材料に株価が大きく見直されるのは、理屈に合わないような記事を掲載しました。何故か、グリーは上がらずにDENAの株価が下げ、この違和感は消えてきました。しかし僕はおかしいと考えています。DENAも上がるべきで、グリーも上がるのだろうと考えています。そうして四季報の予想数字にも違和感を抱いていますね。300億円ラインから1500億と5倍に売り上げを引き上げたのはゲームの力です。しかしこの5倍の原動力は国内ゲーム部門の筈ですね。何故、海外売り上げが寄与しないのか?これは大きな謎です。故に時間が解決する問題だと推測し今年は何処かで大きな転換点を迎えると考えている訳です。その転換点で業績の伸びが加速されると、PERの評価が15倍程度まで伸びると思っているのですね。だから両者とも新高値は確定的だと考えており、何処でスタートを切るかの時間の問題だと考えている訳です。

ソニーが大きく買われる現象を見て、相場の資金流入は続いているのでしょう。問題はどの程度の資金量かと言う話です。野村証券を見れば分かるように、先日指摘した460円台が下値で揉みあいに入っています。最も早いケースは間もなく抜けるパターンです。しかし米国の12月の中古住宅販売は、あまりいい数字ではありませんでした。野村が買われる根拠として、投資キャッシュフローに賭けた資産効果を狙っている訳です。先日、ソニーが米国不動産を売却し利益計上して、資産価値が見直され株価の訂正波動入りの切っ掛けになりました。つまりソニーの本社ビルが簡単に売却できる環境が出来ているのでしょう。だから野村の投資キャッシュフローは生きてくると言う読みですね。先日、イタリア国債への投資の進言を、野村の経営陣は蹴ったとの話をしました。この事実は野村には余裕がないことを示していますね。そうして社長は一株利益が50円程度は必要だと、利益水準の話をしていた時から、株価は動意づいてきました。まだ株価は200円台の時の話です。

しかし昨日の米国の10年物の国債金利は2%を超えてきましたね。耐久財受注が好調との事で、米国景気の回復が確認され金利が上昇しました。この事例もFRBによるヘリコプター作戦(お金をばら撒く金融緩和)の効果によるものだと考えられます。財政の崖の懸念が薄れています。この場合は財政政策の引き締めによる需要減の懸念ですね。つまり本家の金融相場の回復に繋がるいくつかの現象が表面化されており、日本経済も年初から述べている総資産効果を実感する相場が確認されていることに繋がります。この辺りが理論武装の根拠になりますね。あとはチャート面のタイミングの問題です。もしこの辺りに予想通り物色意欲が戻るなら、相場はかなり強い形になりますね。

ほら、思い出してください。かたるはこの時期の週足罫線を見て「首つり足」の連発で、強弱感が対立していると述べていたことを…。このラインを突き抜けるなら、もう一段高、ボリュームがアップすることになります。シャープのチャーとの形が一番きれいです。野村証券もなかなかですが…昨日、反発したアイフルは少し劣りますね。三菱UFJの500円台乗せは時間の問題、みずほも銀行は新値追いを再び始めますね、この1か月の年初からの調整は、良い時間感覚です。人間心理は連騰に弱いのですね。休んでは上がり、休んでは上がり、この作業を繰り返すと…やがて人間心理は大きく変わります。先日のソニー米国本社の売却記事が切っ掛けになり、ソニーが人気化したように、本日の最高益に向かう観測記事が切っ掛けになり大手金融の人気になれば、年初から話している資産効果相場の指摘は、正しさが証明されることになります。

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あらら…原稿を書いている途中で、みずほの175円は戻り高値更新かな? 他はどうでしょう。三菱UFJも戻り高値ですね。しかしまだ500円を付けていませんね。安いなぁ~。良いですか…総資産効果の意味を、皆さんはよく理解していませんね。先日、政府は名目成長率と実質成長率の予測を発表し、名目が実質を上回っていましたね。つまり資産効果が生まれるという事なのですね。あれは予想ですが…。昨日の新聞は、輸入物価に言及していましたね。インフレは簡単なんです。問題はタイムラグが生まれる事なのです。だから僕はアベノミクスの副作用が話題になると述べているのです。まだ遠い先でしょうが…。参議院選挙時に問題化されるかもしれませんが…。今日はその話は止めましょう。

僕の今の迷いは、007への惹かれる思いですね。ユビキタスの株価は予想通り人気化になっていますが、まだ参加層は目先筋が多く、一般人の関心は薄いようです。しかし有力筋が参戦しているのは事実のようですね。値動きから推察されます。この銘柄は野村銘柄です。上場公開時の株価は2007年11月14日ですが40万円でした。幹事証券と言うものは公開株価に責任を持っているものです。かなり詳細に企業分析をして株価を設定します。それからまだ5年ですからね。今年は6年目ですね。途中、任天堂との契約が切られていますが、そのようなリスクを含め企業価値を分析し上場に繋げるのですね。

このような背景があり、村田との資本提携ですからね。QBの実用化など…。夢だけで買った株価を、通常は実現段階では上回るものなのです。だから自社株買いした10万円以下の水準は安いと考えています。僕の迷いは、上がるみずほを売ってまで、株価が上がった007を、更に買い増しするかどうか?と言う選択です。流石のカタル君も30万円の007は買いにくいのです。だから10万円以下の時にもっと株数を揃えるのが筋ではないかとも考えている訳ですね。所詮、みずほは300円から500円の器でしかありません。それに引き換え…アララ…株価が安かったので007の話題を採り上げたら…再び高くなってきた。この話はここまでにしましょう。

現状のソニーは大きな銘柄に見えません。単なる水準訂正の域を出てないと思います。まぁ、僕の予測もいい加減なものですが…、今日はシャープ、野村、アイフルの人気株のチャートを見て、僕が抱いている調整波動の休み方を実感して下さい。

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2013年01月28日

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かたる:温室育ちの日本人は、従順に与えられた物を受け入れる民族で、一つの方向性に流されやすい民族です。昔は疑問を抱きませんでしたが、テレビを見ていると、その動向は良く分かります。大震災の方向性は同情を誘うものが多く、あの震災を機に、何故か募金の広告が目立っていました。最近のニュースは日揮のテロ事件一色です。同じニュースでも話題性があるのは橋下市長のコメントです。一時の田中真紀子のように…。この人気と言うのは、どうやって作られるものなのでしょう。

株式市場の人気銘柄の拠りどころは値上がり率ですね。ナノキャリア、ガンホーは10月末より4倍以上の値上がりを示しています。アイフルをはじめとしてアプラス、オリコはサラ金株で最高裁判決の怨念相場のようなイメージです。為替ではカタル銘柄のマツダが筆頭です。サラ金も長らくカタル君が指摘していた銘柄です。しかし同じ発想でも武富士を選択したばかりに失敗しましたが…。このように着眼点が同じでも銘柄の選択により成果は大きく違いますね。Jトラストなら、このデフレ下でも大金持ちになりました。人気上位を見ると、USENなどの銘柄も顔を出し、懐かしい顔ぶれが並んでいます。証券株も金融相場のイメージが良く出ています。SUMCOは前回の四季報から選択した4銘柄のうちの一銘柄ですね。この時は他にNTNなども候補だったのですね。概ね、上がると考えていた株は上がっています。今日も人気のJ・TECなどは既に2倍の領域を超えてきています。相場環境がよくなれば、マズマズの成果なのでしょう。

でもカタルが考えているような結果が未だに出てない株もあります。代表事例はグリーでしょう。既に売り切りましたが三井住友建設なども、何故、最後の噴き上げがなかったのでしょう。野村やシャープなどの動きは、ほぼ想定通りの形を見せています。アイフルはもう少し手前で休むかと考えていましたが、こちらも自然な動きですね。マツダは為替水準次第ですから、なかなか先は見えません。通常、このような資金流入期の株価は、大きく伸びるのが通例です。ところが人間心理は不思議なもので、過去の映像が頭の中に残り、潜在意識として焼き付いているので、上がり始めた時に利食い売りを急ぎます。誰でもそうなのです。それが自然なのです。しかし相場巧者の人の中で、稀に買い増しをする人がいます。おそらく、かなり確率は低いのでしょう。

僕らは現実に惑わされていますね。テレビのニュースでも緻密な考え方がなかなか出来ず、コメンテーターの意見に同調しがちです。しかしこの人種は、みんな、いい加減な人間たちですね。稀に武者さんの様な変わり者はいますが…。一般人から見ると狂人に見える人達は貴重な存在です。彼等の考え方の源泉を良く知る必要がありますね。一般論は真実を語ってないことが多いのです。特に人気と言うのは必ず冷めます。アップルが時価総額一位に輝き、現在は下落が話題になっています。当たり前の動きですね。目先の動きに騙されない為に、時間軸を変化させることは非常に重要なヒントでもあります。

昨日はギリシャ国債を事例に市場の怖さを考えてみましたが、こんなサイトを見つけました。この円建てギリシャ国債の利回りと価格推移、そうして現在の動きを考えると極めて重要な事実が見えてきます。ただこの話はある意味で机上論なのかもしれません。多くの投資家はギリシャ国債を買うこともできず、流動性があるのかも難しい問題ですから…。僕の計算では5%クーポンの一番下がった価格は44%の利回りですから、瞬間でしょうが、僅か13円だったのでしょう。その価格が現在は10%だとすれば70円前後なのですね。つまり120円だったものが13円に下落して70円に回復しているのですね。

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同じことがシャープにも言えるかもしれません。1000円を超えていた株価が100円台まで下がり現在は300円台です。このような株が急騰してきたときに、運よく安値で株を買ったとして、何処で利食いをしたら良いのでしょう。こんな時の目安は時間軸を変える事なのでしょう。私はよく日足だけではなく、週間足、月足、年足と時間軸を変えて株価を考える事がよくあります。むかし何故、その株価が実現したのか? その株価が成り立った背景を考える事です。途中で大量の公募により増資しているケースもありますから希薄化概念も必要になります。しかしこの時代を超えた株価の考察の仕方は非常に大切です。時間軸を考えれば、僅かな期間に2倍になった株も、3年、5年、10年の期間で考えると、まだまだ下値圏に位置していることが良くあります。その時は、今、株価が急騰している背景を考える事ですね。そうすれば、現在の高値は、未来の安値になるかも知れないのです。

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2013年01月25日

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かたる:最近、見逃していた銘柄群の中で、バイオ関連があります。タカラバイオや株価が急騰しているナノキャリアなど…。昨日はNHKのニュースで大日本住友製薬が報道される人気ぶりでした。時代的な背景を考えると創薬ビジネスは、スーパーコンピュータの発達やIPS細胞の活用など…時代が大きく進む分野でもあります。しかし多少、気にかかるのが景気循環における選択が正しいのかどうか…。薬品が活躍する景気循環はたいがい不況期です。つまり景気の四季では、秋から冬の時代にかけて物色される訳です。何故なら、景気循環に関係なく病人は存在し、景気循環に業績が影響を受けないからですね。だから昔から薬品株が活躍するのは、必ず、景気後退期でした。

今の景気循環の季節感は日銀の金融緩和を見れば分かるように、冬から春に向かう時期ですね。故に、赤字企業のシャープなどが人気になるのです。米国は歴史的な金融危機を乗り越える段階です。日本も歴史的なデフレ環境を乗り越える段階です。この歴史観は通常の景気循環を大きく超えるビック・ウェーブですね。ソニーの業績への変化は感じられませんが、市場の一番人気を支配しているのは大幅に劣化した株価価値の水準訂正と景気動向への期待です。つまりバイオ関連が人気化しやすい環境ではありますが、季節感から見ると適正ではありません。

それに大日本住友製薬にしても業績に寄与するのは、はるかに先の話し、通常、新しい有望な物質が見つかっても、薬になるためには様々な試練があり、臨床試験に入るまで大変なハードルがあります。更にその狭き門を通り抜け、臨床入りしても最終治験の段階まで行く薬も多くはありません。カタル銘柄に掲げたJ・TECは既に厚生労働省から認可を受けたのですね。だから2年以内に業績が変貌する可能性を秘めています。グルグルのグルコサミンで知られている世田谷自然食品などの宣伝を見れば、容易に膝関節の患者数は相当な数ではないかと推測している訳です。加えて親会社が富士フイルムですから、怪しい会社ではないでしょう。様々な角度から計算され、昨年から注目銘柄の一つにカタルは選んでいたわけです。今日、初めて人気になったYこと007も様々な角度から成り立っている相場観により選定されています。

ナノキャリアは調べてないのでは分かりませんが、単に話題性で買われているだけでは早晩人気は冷めるものです。株価が買われる背景をしっかり理解しておれば、株価が下がった時に対処できますね。三菱UFJの480円なんか、どう考えても説明が付かない安さです。正常な社会環境なら700円から1000円程度が妥当株価なのでしょう。つまりこのデフレ環境が克服されるまで、本当の意味で日本の復活はあり得ません。まだアベノミクスは初期の「はしり」程度の評価ですね。正常な株価評価に戻れば、お金は自然に動くようになります。つまり信用乗数、貨幣乗数が10倍程度まで引き上がる筈ですね。その様な状態になって初めて、日本は世界競争に向かうための準備ができるのでしょう。教育改革が疎かになっている現実は哀しい現実です。詰め込み式の記憶力を養う教育から独創的なアイディアが評価される社会環境を作る必要があります。

株価が急騰すると、どうしても利食いを考えがちです。しかし背景をよく理解しておれば、買い増しが正しいのですね。野村証券は確かに一服しました。しかし時代的な考察をすれば、野村証券が倒産の危機まで株価が下がるという事は、日本の資本主義観の大きな欠落を意味しており、グローバル化に敗退している現実を物語っているとも言えます。何故、私が何年も、何年も、金融株に拘っているかと言えば…信用創造なくして成長がないからですね。日本は数々の失政により金融機関を痛めつけてきました。それではリスクが取れませんから、成長力が落ちるのが当たり前ですね。どんなに高い技術力も、お金がなければ、資金を提供する人がいないと現実化しない訳です。政治家も政策官僚も、良くこの事を意識しなくてはなりません。だから貨幣乗数効果は非常に大切なのです。キャッシュレス社会だから、M2が減って当然だとかいうテクニカル面の話しではないのです。

さてこれから新聞を読んで、のんびり朝飯でも食べるか…。今日の日経新聞は良いニュースを報じています。日立と三井物産か…日本は少子高齢化ですが、世界人口は爆発的な伸びに入っていますね。農業は成長分野でしょう。地球規模で大胆に行動できるのは儲かっている商社ぐらいのもの、昔、三菱商事は社運を賭けて…は大げさかな?でも資源に大規模投資した冒険が、ここ数年の利益に繋がりましたね。何故、商社がこんなに安い株価位置なのかよく分かりませんが、グローバル化を手助けする総合的なマネージャーですね。世界にも類を見ない業態で、僕はもっと高く評価されても良いと思うが、万年割安なのですね。おそらく冒険による利益だと思われているのでしょう。丸紅などのカラーは、嫌いではありません。勿論、大型では東レも好みの銘柄です。年金担当者の方も、そろそろ目覚めて欲しいものです。株価が上がれば売るという、資金配分比率投資は競争に負けることも意味しています。歴史的な考察が必要な時もあるのです。

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2013年01月24日

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かたる:16日に270円近く日経平均株価は下がり嫌な感触を持ったものです。そうして2日後の18日、今度は300円近い上げを演じ、ホッとしたのですね。しかし通常はこのような高値圏での大きな上下は、強弱感を表すサインです。かたるは売りのサインを出来高面から解説しています。つまり下がると考えていました。しかし大きく下がるとも考えても居ませんが…、次の目安は先駆した銘柄の動向でしょう。先駆した銘柄? 

シャープやアイフルなどの仕手系の銘柄ではなく、本筋のラインですね。野村証券がその指標銘柄になるのでしょう。一見すると野村証券は下げ波動が続いているように見えます。9日には466円、17日は463円、そうして今日の安値は、今の所、寄り付きの465円のようです。今までのデータでは460円のラインが下値のラインのようです。その前のチャートで株価が飛んでいるのは25日―26日の459円から466円ですね。まさか、その下の18日―19日の404円から415円の窓を埋めるようでは…相場は壊れてしまいますね。だいたい25日から26日の辺りが下値の目途なのでしょう。

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短期調整から一段高へのシナリオもあり得ます。まだ金融政策の効果は出ておらず今年半ばから年末にかけ実体経済に影響を及ぼす筈です。ガソリンなどの輸入品の価格は連動する仕組みになっていますが、小麦や加工品のパンまで波及するまで相当の時間が掛かります。ましてや最終価格の消費品の価格上昇は企業の努力で原価が吸収されますからね。でも昨日だったか…何処かで読みましたがオーストラリアの農家がうどんの原料の小麦の作付けを減らしていると言いますね。日本のうどんは中国の豚の餌より価格が安いようです。このような末端の現象は日本のデフレ状態を物語る一つの現象で修正は当然なのでしょう。

かたるはアベノミクスの副作用が問題になるまで株価は上げ続けると考えています。株価の下げに対し過敏になる必要はないでしょう。むしろ買うチャンスですね。問題は買うタイミングですから、かたるは野村証券を掲げ解説したわけですね。今年に入ってからは、どちらかと言えば、どの株も上がらないと思っていました。故に仕手系の材料株と考えていましたが…カタルの候補外から選択されています。先日、候補を掲げた三つの選択の中から、かたるはYこと007を選びましたが、実際はあの候補の中からサニックスが人気化し、二つのJの掛け言葉のJ・TEC7774は人気になっています。エレクトロニクス面のJは、まだ人気化していませんが…。僕はグリーも前から選択していましたが、まったく圏外で今日も下げています。アララ…買値を割ったようです。まだ背景の舞台が整わないのでしょう。奇妙な話ですが…上がる前には良く下げますから…ね。そう考え良い方に解釈しましょう。株の最大の買い材料は株価が下がることですから、大きく下がるなら、また買えば良いでしょう。

僕は株が上がる背景を頭に描いており、背景が崩れない限り強気を維持します。たまに見込み違いがあり失敗もしますが…そう多くないと思っています。だって僕の時間軸は非常に長いですね。007にしても3年目のトライです。通常、まともな会社なら3年も経過すれば努力して変わるものですからね。業績面では買えないはずのソニーまでも水準訂正したという事は、やはり三菱UFJは有望だと考えますが…外人投資家は何をしているのか…。この2月、3月は赤字から黒字転換する銘柄が選択される時期だと考えてもいますが、業績面で見えるのは米国の自動車など、米国絡みの関連企業でしょう。チャート面からみるとシャープも形がきれいになってきましたね。最も早いケースが1か月程度の休憩ですが…もう直ぐですね。しかしアイフォン5Sの発売は秋以降ですから、春ごろIGZO採用の発表があるのでしょうか? この時間有意差は1年程度で早晩サムソンは追いつくのでしょう。300円台のシャープの上値は最大800円程度と思われ、カタルがこの水準から手掛けるべきかどうか…。100円台のシャープは非常に魅力的だったのですが…。

一方、同時期に人気だったアイフルは、少し調整が遅れているように見えますね。何と言ってもマツダですね。このまま下げらしい下げを演じないで超人気株の可能性も秘めているようです。この株は500円台から800円程度まで狙える器ですからね。あの時に僕は今の環境が訪れると考えていたのですが…。この銘柄も3年程度のタイムラグがありましたね。007が育ってほしいものですが…背景が整わなければ相場になりません。今日株価が下げているグリーもそうですね。海外展開の進展は一般の人には見えない訳です。しかもこの会社はポカも多いですからね。マネジメント能力が備わっているのかどうか…DENAの存在は確認済みですが…グリーは定かではないのです。欠陥品ほど惹かれるのは株価水準が安いからでしょう。

原稿を書いている途中で、全体は戻し気味のようです。あらら原稿をアップする前に野村証券も株価を回復してきていますね。何度も書きますが、アベノミクスの副作用論が巷にあふれかえるまで株価は心配ないと思っています。そうしておそらくその副作用の心配も杞憂に終わると考えています。今は円安を梃に相場は戻っていますが、僕は違うイメージを描いていますね。なかなか出来なかった内需の復活が起こるのだと期待しています。キーワードは定年退職者のパワーですね。この世代に焦点を充てたビジネスが育つのでしょう。沢井などは何度かIRNETでは取り上げています。しかし地味な為にカタルの好みに合わないし…しかしこのデフレ下で確実に成長しています。年金運用には格好の対象ですね。この澤井が世界に旅立つのは何時なのでしょう。日本の高齢化ビジネスは世界に向け大飛躍を演じるでしょう。

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グリーはその一里塚と言うか…一つの実験でもあるのですね。だから自分で参加し確かめるのです。このスピード感を養うのですね。沢井とグリーは一見すると関係ありません。ファーストリテイリングとニトリも関係ありません。しかし国内から海外と言う点では共通点がありますね。沢井が海外展開を考えているか分かりませんしニトリに計画があるかどうかも分かりませんが、時代は既にグローバルで世界に視点を移す企業に的は絞られます。僕は楽天の三木谷さんは嫌いですが、彼の経営手腕は素晴らしいですよ。既にグローバル展開の布石をいくつも打っています。沢井は1000円台だったのですね。しかし10年ですよ。今は8000円台です。何れ1万円を超えるでしょう。でも僕は買わないのでしょう。でもお金の筋が違えば、絶対に欠かせない銘柄の一つです。年金資金はこのような銘柄の浮動株を集めるべきなのですね。三菱UFJもその候補です。

僕らは貧乏人の個人投資家だから、やはり値動きに魅せられます。グリーや007の華やかな値動きの出発は、いつの日なのでしょうか?

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2013年01月23日

01/23

かたる:行政も行政、教員も教員、この国の様相が映し出されている様で、何故か悲しい思いがします。埼玉県の教員退職金が任期まで務めるのと、3月に退職するのでは150万円程度違うから、業務を放棄して途中で教員が退職すると言います。おそらく授業には支障が出ないように辞めると思うのですが、何故か、このような報道は哀しいものを感じます。教職者はモラルが問われる職業の筈で、その全退職者の10%程度がお金の為に早期退職を選ぶと言います。県もこの程度の特例は認めれば良いものを…行政の硬直さも同時に感じるわけですね。どっちもどっち…と言うイメージですね。

確かに、かなり11月14日から株価は戻ったのですが…この過程での物色の流れを見ると市場はかなり傷んでいると思いますね。アベノミクスのロケットスタートなどと評価する声もあるようですが、要するに下げ過ぎの修正が起きている様なイメージで、決して政策を評価して流れが生まれているという感触ではありません。昨日の引け値で10月末と比較すると、時価総額の300億未満で150%以上の株価上昇をした銘柄は176銘柄で200%以上では39銘柄、一方、一般的な300億円以上の銘柄を見ると、66銘柄で2倍以上になったのが僅かに13銘柄です。先駆した野村証券は大発会の日が高値で525円を付けて休みに入りました。通常のペースでは3か月程度の休みを入れるのが普通でしょう。ただ株価は下がりませんから下値を何回かに分けて狙うのが良いのでしょう。

このような相場になると、何度も話していますが、仕手系の強弱感が対立する材料株が物色の対象になります。故に僕はグリーを選択し、本日も買い乗せしました。この銘柄だけが最初に選択した中で株価が上がってないのですね。11月に買ったのは確か1390円前後だったと思います。追加の悪材料と言うか…コンプガチャの話で昨日は下げたようですが…まだ仕掛け筋は参入してないのでしょうかね? 海外売り上げの動向は見えるようにならないのでしょうか? このネットの世界は驚きで、LINEの会員数は昨年末の9000万人から1か月未満で1億人を突破したと言いますね。自分がブログを書き閲覧者数を見れば分かりますが、なかなか増えないものです。

僕がこの銘柄に拘る訳で理由は二つです。一つは任天堂を手掛けた時に株価が急伸した時は海外展開だったのですね。まだドンキーコングの時代からスパーマリオが生まれる時ですね。もう一つがDENAの復活の時でした。SNSの関連でDENAの掲示板が未成年者を危険に晒していると言う世間の批判で株価が大きく下げ、その後の復活の時に、数字の出方が毎四半期、急伸して行ったのですね。その背景がゲームからの利益でした。あの伸びが忘れられません。日本で成功したパターンが海外で通用しない筈はないとの思いは強くあります。故に今年のスター株との認識が消えませんね。DENAはPER10倍の評価です。理由はコムなどが高評価されており、ヘッジファンドが介入した成果でしょう。しかし考えれば分かりますが、現時点ではLINEの3番手で1年以上の水を開けられ収益化は困難を極めるとも考えています。それならグリーが現時点でPER10倍は最低水準の筈だという思いが強くあります。この時間的なギャップは開くばかりで何処かで急伸するのでしょう。

同じように三菱UFJの純資産倍率1倍以下の水準は容認できるものではありません。この話は株価がスタートする時期ではないので後にしますが…。やはり今はネット関連の仕手系材料株を狙うのが正しい選択だと考えている訳です。グリーは株価が上昇しておらず相応しい銘柄の一つですね。仮に市場全体のボリュームが少ないとすれば、もっと小さな銘柄が物色されます。007を最近候補銘柄に選び買ったのも、、その可能性が否定できないからです。通常、この時期は、今期は赤字で来期が黒字の企業が物色されます。シャープやマツダの選択は、少しタイミングが早いとも考えられましたが、通常は2月に物色されます。

007は200日移動平均線の上に位置しており、調整は充分でしょう。僕の記憶によれば自社株買いを実施したのは2011年11月で、株価は10万円程度だったと思います。会社側が自社株買いをするという事は、自社株が安いと考えている訳ですね。その株を、損してまでも村田に何故、売却したのでしょう。通常、このような弱小企業は大企業に相手にしてもらえませんね。この資本提携の意味は、何れ明らかになるのでしょう。村田は電子部品において世界トップ企業です。6000億円の売り上げを誇る企業が、売り上げ10億円未満の会社へ資本参加する意味を考えるだけで、ワクワクします。僅か1%の売り上げを割くだけで007にとって売り上げが6倍に増えますね。ソフト技術ですから原材料費は人件費だけ、売り上げの大半は利益です。更に眉唾かもしれないと考えられていたQBの復活は大きいですね。村田の販売網があれば、あらゆる製品への応用も考えられます。夢は10倍、100倍と膨らみます。

人間と言うのは見えない余韻が良いのです。既に利益計上しているアイフルやサニックスにはない魅力です。夢が大きいか、小さいかの判断が誰にでもつかないから、相場は大きく発展する余地があるのです。あらら…掛け言葉の二つのJのバイオ株は、今日も大幅高していますね。見えない利益の007とグリーを推奨している以上、自分も買わねばなりませんから、何れも…僕も僅かですが、買い乗せしました。両者とも下値圏ですから、このまま相場になるかどうか分かりません。ただ僕のスピード感覚からすれば、何れも、そろそろのタイミングなのですね。安全で確実に儲かる投資などないのです。リスクを取るから儲けが膨らむのですね。今の株価水準なら何れもタイミング間違っていても損は少なく、恐くはありません。故にグリーと007を薦めるわけです。勿論、野村の押し目でも、三菱UFJやみずほの選択でも構いません。人それぞれの選択でいいのでしょう。果たして2月は笑えるかどうか…。

昨日、日銀は2%のインフレ・ターゲット論を採用しましたが、コントロールなど出来るものではないでしょう。必ず、僕は行き過ぎて批判を受けると考えています。つまり逆を言えば、その時までガンガン強気で、相場に臨むのが筋だと考えています。だから空売りなど考えないことです。仮に今日のように弱含み、株価は多少下げても、大きく株価が崩れる要因はありません。何故なら、これからマネタリーベースはどんどん増えるのですね。空売り派にとって、買い勢力の敵は、いくらでも兵力を増員できるのです。日銀に勝てる人はいませんからね。弱く見えても株は下がりませんから、心配ないのです。

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2013年01月22日

01/22

かたる:日銀の金融政策決定会合を迎え、関連の発言が増えています。武藤さんは日銀総裁への色気が窺える発言でしたね。彼が相応しいのかどうかわかりませんが、あの時は民主党が反対し総裁の椅子を逃したわけです。今日の新聞で気になったのは再生エネルギー電力の買い取り価格が下がるという報道でした。42円は儲け過ぎなので、30円台後半にすると言います。採算ラインは40円の攻防と言われていましたから、30円台後半なら急速に太陽光などへの投資が減るとの読みから、サニックスは下げている訳ですね。

しかし本当に日本のエネルギー構成を変えるつもりで技術革新を望むなら、儲かる価格を維持させるべきでしょう。今の時点で見直しをするなら、やめた方が良いですね。意味がありません。このような姑息な条件闘争をするようでは、政策とは言えず自民党の先が見えます。現状はマズマズの政策なのですから、勢いを落とすような考え方はやめるべきでしょう。産業構造を変える為に実施する政策じゃないのでしょうか? それとも原発への配慮でしょうかね? もともと電力業界は権力の癒着構造の筆頭に位置していましたからね。呆れる従来型の自民党の復活なのでしょうか? 勿論、電力料金の上昇は経済力の減退に繋がり難しい選択なのですが…、何処に政策の本意があるか見えない調整型の政策を長く実施してきたから、日本は長い停滞を演じていたわけです。政権が変わると、コロコロと継続性がない政策は、日本にとってマイナスでしょう。もし減額されるとすれば、やはり次期参院選では投票できないことになります。

日経新聞にソニーの関連記事が載るという事は、もう逃げたいのでしょうかね? 先日、三井住友建設を手掛けているとき、なかなか噴き上げないので、売りをためらいました。シャープやアイフルのように出来高を伴って大きく上がれば売り易かったのですが…信用売り残も膨らまず見えにくかったですね。通常、仕掛け人は売りながら買いますね。そうしないと資金が続きません。だから現物を買いながら信用で売り繋ぎ、逃げるのが普通です。ところが三井住友建設は、なかなか売り残が増えませんでした。シャープは逆日歩が入ったのでしょうかね? 通常はシャープのようなケースが一般的です。高速回転で利益を積み上げるには、相場の速度計算が重要になります。いくら素質があると言っても、どんな株でも休みは必要です。今の相場は下げませんが、通常は休みに入ると株価は下がるものです。

さて今日は、お約束のY、007の話ですね。
ただ今日は株価が高く、あまり多くを語るのに相応しい環境ではありませんから、サラッと流すだけにして、安い時に、この株の魅力を語ろうかとも考えています。一つは実験なのです。昨年来、研究してきたσを用いたタイミングを計る指標で、明らかにエネルギーが貯まっている様子がうかがえます。つまり株価は上昇過程にあると推測されます。そんな時に、世界の村田と資本提携をすると発表されました。もう一つがQBの実用化ですね。

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正直に言えばQBへの期待が強く、この銘柄へ傾斜したのが3年近く前の話です。当時の株価は10万円前後でしたが、その後、株価は約4倍まで伸びて、かたるは例の如く100万円説を述べていました。しかし現実は、英ARM社との関係から全ての携帯電話にQBが採用される夢を描いていましが採用されず、開発も思うように進まなかったのでしょう。3年の歳月を費やし、ようやくQBがカーナビに採用されるそうですね。つまりQBの技術は嘘ではなく、現実に採用されたという事は、非常に大きな材料ですね。更に世界の村田と業務提携ではなく資本提携まで踏み込んだという事は、村田が007の技術力を認めたという事になります。同社の注目される技術は、WiFi、SQLにQBです。近年のソフトは半導体そのものに組み込んだものが多く用いられています。つまり単なる半導体素子の汎用品が、付加価値を帯びて価格が高くなるのですね。

今日のさわりは、この程度にして…次回に詳しく述べたいと思っています。多くの人は20万円前後の買いだと思いますが、ようやく現実的な相場が始まる可能性が高いのです。だから高値で買った人で余裕のある人は、また下値を買えば良いでしょう。残念ながら、夢は非常に大きいのですが、まだ利益が出る段階ではなく冒険の域を出ませんから、利益が出始めてから買っても良いのですよ。でもおそらく来期の黒字化は間違いないと考えています。今日も買い乗せに行きましたが買えたどうか…。出来高バランスに注目して置いて下さい。連騰記録を作れるほど強いのですが…どうでしょうかね? 最近では4連騰が最高でしたね。

相場のエネルギー次第で、物色動向も変わります。全体の株価はしばらく上がらないと思っていますが、人気株の動向も相場動向を考える際の重要なパーツです。もともと一服するのですが、その一服している最中に、仕手系の強い株で、今まで上がってない株が物色されると考えている訳です。だからグリーの選択にも繋がっていますが、今日も安く2連続安ですね。まだ初期波動の最中ですから、この動きは自然です。しかしだんだん上昇角度が高く上昇率も上がります。しかし安い株価位置で買うためには、流れが確定される前に買うのが筋ですね。どうせ上がる銘柄は決まっています。問題はそのスピードなのですね。小兵の日馬富士が横綱になれたのもスピードですね。体格ではありません。自然界の法則では、運動エネルギーは、質量と速度の二乗の、二分の一なのです。つまりスピードが重要だという事です。果たしてサーフィンのように良い波に恵まれるかどうか…。神のみぞ知る世界の話です。

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2013年01月21日

01/21

かたる:それにしても株屋はあらゆる知識を要求されるものですね。辞任が決まっている米国財務長官のガイトナー氏が米国の景気状況をバスケットボールに喩え、私見の感想を述べました。「米国は第4クオーターの最初の方だと思う」と述べ、では欧州は?との記者の質問に「まだ第2クオーターだ」と述べたそうです。えっ?バスケットと言うのか5クオーターなのかな?とも一瞬、考えましたが調べたら4クオーターとの事。なるほど…これで納得ですね。他人の心の中も、会話から相手の感情を推測し相場観を組み立てて行くわけですね。だって実際に自分が従事しているわけではなく、遠い外部からの観察なので他人が感じたことを役立て世界の状況を推察せねばなりません。なにも統計数字だけの話ではありません。

まぁ、株式市場は奥が深く、なかなか最後の一線を乗り越えられないまま引退を決めたのですが、大震災や欧州危機と翻弄され散々の結果でした。気を取り直し再度参加した昨年11月、資金繰りが思うように運ばずにスタートしましたが、これも運命でしょう。まぁ、スタート時点の資金が多い程、楽だったのですが、まぁ、少なくともこの環境なら何とかなるでしょう。しかし一番心配なのが、何度か述べていますがアベノミクスの副作用ですね。現状は良いのですが…コントロールできるかどうか…途中で必ずチャチャが入ります。この批判勢力の壁を乗り越える事が出来るかどうか…でもガイトナー発言の4クオーターの認識はFRBの量的緩和が正しい事を示していますね。日銀は自ら自分の首を絞めたのです。何しろ20年以上もデフレ環境を続けている訳です。日銀法改正と脅されても仕方ないでしょう。

しかし2%の物価目標は必ず批判を浴びるでしょう。生活保護世帯も減額方向とか…縮小均衡の作業をしていますからね。2期目の就任式が終わり、今晩、セレモニーが行われるようですが…まさか黒人の大統領が2期も続くとは驚きでした。やはり世界はグローバル化の流れなのでしょうか?国の境目がなくなるのでしょうね。国際会計基準やバーゼル3など国際基準が幅を利かせ、各国はいち早くルールに則り競争せねばなりませんからね。今回の痛ましいテロ事件も日本のグローバル化認識に一役買っています。安心や安全はお金がかかるものです。日米同盟のただ乗りなどはあり得ないのですね。日本人は隠された真実を見つめ直さねばならないのでしょう。政策官僚も世論に排除するのではなく、説明責任が問われますね。徴兵制度を復活させるのか? それともお金を払い米軍費を負担し、沖縄に基地提供を続けるのか? どちらの選択も良いものではありませんが仕方ないのでしょう。

下げはしませんが、人気株はいずれも伸びを欠いています。野村証券がいい実例でしょう。ただ悪いわけじゃないのです。おそらく5月頃には再び上昇するのでしょう。先ほどのガイトナー発言が大きな意義を持っているのですね。この発言と野村証券がどう結びつくのか?推測に過ぎないので説明を省きますが、カタルの仮説のシナリオには明確な構図が成り立っています。今日人気になっているアイフルもこのまま上には行けないでしょうが、悪くない選択の一つの筈です。カタル銘柄のサニックスもそうですね。自民党が民主党案を容認するという話は大きいですね。もう一つのJは二つの掛け言葉で、バイオ面とエレクトロニクス面が存在しますが両者とも今日は高いようですね。そうして僕が選択した007のYも高いようです。しかしグリーは少し安いですね。ここが目先の正念場で売り物が被る株価の位置だからでしょう。ソニーも株価を保っているようです。しかし三菱UFJは増資の売り物もあるからでしょうが、安くなっていますね。ソニーのPBR修正が起こるなら、業績のいい三菱UFJが先に超える筈ですね。眉唾の業績の為にソニーは資産売却で決算予想に近づけようと作為的な行動をしている訳です。ここが上場企業の難しいところですね。非上場なら不必要な利益計上はせずに再建計画に邁進できます。

この所、人気株の背景を説明しています。アイフルの利益計上の形やシャープやマツダの赤字からの株価上昇など…そうして先週はソニーが上がってきた背景もですね。業績面では買えないのですね。しかし余りに売られ過ぎた為に大きくPBRを割り込み、その修正波動が日経新聞の米国本社売却で資産価値が見直された動きです。本来は決してPBR1倍を割り込まない筈です。もし割れるなら経営者は儲かっている資産を売却して自社株買いをする筈ですね。ところが日本の経営者は株主の代表者だという意識が希薄なのですね。自分で株を持ってないからです。借金をして自社株を買っていればもっと真剣に株価を考えるでしょう。シャープもそうですね。あんな増資計画を作りませんね。いくら苦しくても…銀行も銀行です。融資の条件をもっとスピーディーに決めねばなりません。情報管理が杜撰ですね。

まもなく、グリーはこのラインを抜け、1700円台後半の下値ボックスの高値を取りに行くはずです。1300円台から1500円までの下値のボックスを抜けますね。チャート上も…おそらく決算数字上も…裏付けが確認されるはずです。ヘッジファンドの格好の物色対象銘柄ですね。空売りだけはすべきではないのです。それにしてもLINEの会員数の伸びは加速していますね。1億は時間の問題でしたが…このスピードはすごいですね。最近はカカクトークのCMを良く見るようになっています。500万のコムを有するDENAは2位に大きく水を開けられており、サイバーエージェントも追随しているとか…本当に下位メーカーで利益が出るのでしょうか?グローバル化に於いて2位メーカーまでと言うのが通説です。経営資源をゲームに賭けているグリーはどう数字が変化していくのか?非常に興味が尽きないのですね。この局面での選択肢は主軸以外の銘柄ですね。

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明日、僕が何故、Yこと007を久しぶりに買ったのか?その背景を少し語ろうかと考えています。前回は10万円の時に買ったのですが…ものになりませんでした。…と言っても株価は4倍弱になったので、納得すべきなのでしょうね。ベンチャリの時もそうでしたね。最初に参加したのは100円台でしたね。その株価が5倍以上にもなれば納得すべきなのに…拘って失敗しました。株の最大の魅力は株価が下がっていることです。そうして安くなった株価位置だというのが何より魅力なのです。しかし株価が安い位置だという事は人気になってないからなのですね。更に人気になる保証もないのです。この時点で買ってから直ぐに株が上がる保証などないのです。だから時間のリスクを取るから安く手に入るのですね。

分かりますかね。人気株は既に人気になり皆が支持しているから人気になるのです。ただ今は難しい株価位置なのです。相場が弱いなら当然株価は下がります。為替にしても利食いが入りやすい局面ですね。おそらく輸出企業は来期の為替予約も入れるかどうか迷っている段階です。既に今期は予約済みでしょうから今期の決算数字は変わりません。しかし来期の第一四半期分の予約は30%程度入れている可能性があり、更に為替予約をするかどうか…需給バランスが、そろそろ対立する場面です。…という事は、マツダは空売りの対象かも知れません。今までの相場なら…。しかしアベノミクスの成果が相場を支えるわけですね。浜田さんは金融危機時に為替は110円で、100円程度が妥当だと述べているし…、何より貿易赤字が継続し背景が整っているから、大きく上がった株も、大きくは下げないのでしょう。やはり物色の流れが変化するのでしょうね。だから僕は材料株の中でもネット関連の株価が下がっている有望株の中からグリーを選択したわけですね。

しかし同時にみずほも買ったのであって…理由は、2003年5月は69円が70円、6月は71円から95円、7月は96円から108円、8月は110円から145円、9月は145円から250円、10月は254円から269円、11月は279円から286円、12月は274円から325円へ、そうして4月の560円まで、ほぼ1年間、棒上げしていますね。あの当時もマネタリベースが大きく伸びたのです。これからなのですね。日銀が昨年末に何度か量的緩和の増額を決めているのは…おそらくアベノミクスを率いる政策官僚も時間的な読みが出来てない筈ですね。この読みは非常に難しい。特に日本人は付和雷同の国民性です。踊りやすいのですね。資金力さえあれば、いくらでも儲かる相場は続く訳ですね。故にどんな株も空売りなど考えず、買いのみで向かうべきなのでしょう。

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2013年01月18日

01/18

かたる:安倍首相の意向か…為替に対する政治家の対応が問題になっているようです。甘利経済再生相の発言で上下している為替水準ですが、今後は為替についてコメントしないと発言したのか…。市場のブレが大きいので驚いているのでしょう。もともと強弱感が対立する為替水準で、動きやすいところにインパクトを与えただけの話です。

先日、崩落事故を起こした中央道のトンネルと同じことですね。最近、国内のプラント設備の事故の多発なども同じ背景です。事件や事故などの急激な動きは、その現象が表面化される以前に、水面下では既に事が起こる前に変化が生じているケースが多いです。ニュースを賑わしている日揮のプラント襲撃も同じことですね。フランスがマリに空爆をしており、その報復の為に動いたわけで、元はアラブの春から始まり、リビアの勝利から始まった事件ですね。詳しくは専門家が解説してくれます。株も同じですね。今の尖閣湾の問題も同じです。

水面下で様々な動きがあります。日本の報道は、まだないようですが、中国がJ-10戦闘機を派遣するのは、解放軍少将の彭光謙氏の「自衛隊はせいぜい一定の戦術能力しかもたず、小規模の戦闘ならば不利になるとは限らないが、中日の全体的な軍事力を比較した場合、日本は中国の敵ではない。」などの発言も背景にあります。最近、米国は日本に対し威嚇射撃をするなと、釘を刺していますね。産経新聞にはこの発言が報道されていたようです。ようやく上海総合株価指数は上がり始めていますが、景気が悪くなると外敵を作り世論を誘導します。広東省地元週刊紙「南方週末」の「新年祝辞社説差し替え事件」なども影響しているでしょう。難しい問題は多方面からの検証が必要な訳です。

株も実は同じなのです。あの程度の為替のブレで、一気に冷え込む市場を見れば、なかなか芯まで温まっている状態でないことは明らかです。かなりの投資家が、まだ疑心暗鬼の世界なのでしょうね。次の焦点のアベノミクスの副作用であるスタグフレーション懸念が話題になり、相場の下値を固める展開まで、まだ時間が、かなりあるようですね。米国は住宅環境も良く、大手金融の状態が改善されている様子です。ただ日本同様に増資の為に株価の動きは鈍かったのですが、ようやく前の高値を抜き正常化を確認しています。下のグラフはその証ですね。米国経済はシェールガス効果が大きく、今後はかなり期待される展開になります。大型のピックアップ・トラックが売れるようになり、景気の状況が見えるようになっています。GMは北米工場に15億ドルを投資するそうです。先日のデンソーの10億ドルに続き、いすゞも共同開発ですね。

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市場では、やはり素人の参入なのでしょう。…と言うか、世代交代と言う指摘が正しいのでしょう。銀行もそうですね。融資担当者が居ないと言います。長いデフレ環境が続き、債権回収の人材は居るのでしょうが、融資に対する査定をするエキスパートが不足していると言います。そりゃ、そうですね。長い間、金融庁に苛められ変化を余儀なくされました。不良債権の査定を巡る意見対立から消えたUFJ、更に融資が背任横領に変わるあおぞらと、金融庁の厳しい態度が、日本を後ろ向きのデフレ環境に陥れた主犯ですが、メディアは官庁が恐く、あまりこの現実を語ろうとしません。多くの皆さんはメディアの報道が正しいと思っているかもしれませんが、実際は作為的な創作なのですね。NHKも含め、大手新聞も国民はそのマジックになかなか気づきません。米国でも同様のようですが…基本的に情報は作為的に操作され伝わっています。この一番いい事例は、山崎豊子の「運命の人」ですね。

統計数字など隠しようはないと思いますが、その数字でさえ時系列の価値より、現実の変化を重視しています。日銀の検索などもその傾向です。僕らはその様な隠された意図を理解し自ら考えねばなりません。NHKの解説者が、正しい解釈をしているとは限らないのです。所詮、未来予測など分かりませんね。どうやって自分の考えを、現実に対応させながら修正し、そうして自分の考えを確立させねばなりませんね。投資で儲けるという事は、時代の先を読み、どの企業がその流れに乗っているかを読むゲームですね。一例を掲げましょう。

昨日、僕はサニックスとグリーの話しをしました。同じ材料株の分類です。何れも主軸から離れた銘柄群ですが…市場ボリュームの読みの変化で、物色が変わりますね。市場参加者が多いなら、当然、グリーが選択されるはずです。何故、サニックスだったのでしょう。だって16日のサニックスは、なんと回転率が176%です。つまり総発行株式総数以上の売買をして、ようやくストップ高したのですね。 如何にディーリングの割合が多いか分かります。一人の投資家が、何回も売ったり買ったりしているのでしょう。昔のように買ったら売らないという人など、居ないような状況ですね。今日買って、今日売ろうとする参加者が、如何に多いか? このようなエネルギーを吸収できるにはある程度の流動性がないと駄目だと、カタルは考えていたわけです。ただ三菱UFJもみずほも純資産倍率が1倍以下です。それにも拘らず、一昨日の相場は脆かったですね。つまりサニックスとグリーの狭間の回復度合いなのかもしれませんね。

市場の動きをみながら選別動向を読むわけですね。例えばIRNETの今日の市況の読者は増えてきており、5500人程度まで回復してきていますが、土日になると4000人に満たないという事は、現役の証券マンなども、かなり読んでいる可能性がありますね。理由は僕の考え方にある程度、同調しているからでしょう。当然、僕が正しいわけではないのですが、理由を説明すれば、僕が何故、007を買い始めたかとか…グリーを選択したか?とか述べているからですね。その意見に納得されるからでしょう。本筋ではまだまだ金融の筈です。野村証券の株価は横這いになったようですが、また新値を取ることもあるでしょう。しかし、しばらくは大きく高値を抜くことはないでしょう。シャープもその筈です。本当はアイフルの選択より、野村やシャープの方が筋は良いのです。何故、そう考えているか? これは何れ詳しく、また解説します。ヒントは「赤字からの動き」だという点ですね。また先が見えない方が人間はワクワクするのです。

今日は為替の感応度が、日経新聞に掲載されマツダも高いようですね。もし100円に乗せるなら、収益構造は一変しますね。まぁ、この程度では、それほどでもないのですが…。僕が2年ほど前に注目していた理由が分かると思います。同じ背景なのです。自分が何故、その会社の株が上がるかと言う理解をしておれば、100円以下の時にマツダを買う事が出来たはずです。しかし僕は日経新聞がトップに書くと言う事は逃げていると読むわけですね。同じことが、今、Y、つまり007にも言えます。僕はグリーに軍配を挙げていますが、みずほでも構わないと思います。自分がどの程度のリスクを許容できるか?リスクの高い株を選択すれば、当然、儲けも大きくなりますが、失敗すれば大きな損失を抱えます。こんなことは当たり前の常識です。要するに、自分がどの程度リスクを許容できるか? そんな問題なのですね。今日の上げは当然とはいえ、先日の揺れで脆さを感じていたために、今日はホッとしていることも事実です。

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2013年01月17日

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かたる:いやはや…びっくりしましたね。僕がイニシャルで書いた銘柄の一つが、いきなり書いた翌日にストップ高とは…。お金があれば買っていましたがディーリングをしているわけではないし…。何度か、この銘柄もIRNETで過去において取り上げています。要するに適度に休んでおり、業績の変化率が見込まれる可能性がある訳で、故に、人気になりやすいのですが…。この数字が曲者で、サニックスは札付きの悪、故に仕手筋に狙われやすいのでしょう。もしこの決算予想が事実なら株価はまだまだ騰がる可能性が高いのです。理由は一昨年かな? 菅直人が退任する折に決めた自然エネルギー発電?(太陽光発電)の買い取りの法案にあります。だから四季報の業績予想数字が正しいのかも知れません。

重要なことは株価が休んでいることですね。だからカタルの候補銘柄に選ばれていました。充分な休養と業績の見通しが立つ事。決して、結果論で文章を作っているわけではなく、前日に友達の証券マンからも電話をもらいイニシャルの銘柄を教えてほしいという事なので、理由などを述べて教えてありますから彼が証人です。Yを買ったのも理由がありますが業績の数字が今一、Jは二つの掛け言葉、一つはバイオ関連のJと、もう一つはYに関係あるJですね。こちらのJはパナソニックも関係しています。でも、こんなことは結果論で、事前に予想しており、株がストップ高したから悔しいのですが、所詮、買ってなければ意味がありません。証券マンとは違いますからね。やはり株価が上がるタイミングはなかなか見えないという事です。

しかし…意外に相場は脆いですね。
円安のペースが速かったために、利食いのタイミングを計っているときに、丁度、甘利発言が伝わり為替相場が動き、株にも影響を与えました。しかし10円に対し1円ですからね。その割に脆い株式市場のイメージでした。追加で幹事長の発言もあったようですが…日本の政治家も市場経済に慣れないとなりません。しかし昨日のように、当たり前の動きで大きく下げる光景を見て、まだサニックスが賑わったので、相場は持っていますが…。少し僕のイメージより、市場は弱いのかも知れません。サニックスが市場資金を吸収できるような器ではない筈ですが、この銘柄が選択されたことが、若干の気掛かりでもあります。

しかし売りではない筈です。もう少し骨のある筋が、打診を入れていると思っています。それならば、物色される銘柄が同じ仕手系の材料株でもサニックスより、もう少し大型企業の筈ですね。この辺の動きがアベノミクスの副作用を連想させるようになりますね。仮に簡単にみずほが150円台に再び戻るようだと、相場観の修正が余儀なくされますね。僕はもう少し強いと思っているので、流動性のあるグリーの選択が正しいと考えています。事実、サイバーエージェント、Dガレージなども株価は戻り歩調ですね。この流れの中から選択されるのが、休養十分で業績のサプライズが予想されるグリーと考えていたわけです。しかし市場はサニックスの選択でした。本当はYが一番なのですね。でも市場参加者は素人集団で、どうしても目先の業績に惑わされるようです。株価が上がるのは、シャープのような大赤字から、劇的に変化する業績の変化率なのです。赤字から黒字化の時に大きな相場になります。その変化が急伸するほどいいのです。何故、シャープは、この時期に工場を売ったのか? 財務マジックの可能性が高いですね。まぁ、この話しは又にしましょう。僕はシャープを高く評価していますが、相場は休みの段階だと考えているからです。むしろグリーに順番が来ていると考えています。

さて昨日の続きですね。カタルの謎は業績推移の違いです。下の四季報の業績予想数字を見て下さい。同じ業務内容で何故、グリーが減益でDENAは増益なのでしょう。コンプガチャの影響度がグリーの方が高かったのでしょうね。加えて資金管理に違いがあるのでしょう。グリーは子供ですね。MBAを有する経営者の考え方より、仕事に没頭し邁進しているイメージです。故にポカが多いですね。訴訟からアナウンスメントまで広報の管理も不十分のようです。決算期がずれている為に単純に比較できませんが、DENAの2011年3月期の売り上げの伸びは6462億円、一方、グリーは9405億円です。その後、DENAは3300億円と伸びで、グリーの四季報予想の伸びは3176億円です。この事から分かることは、グリーが携帯ゲームでは一番だという事です。

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それにも拘らず、DENAの今期最終利益の伸びは751億円ですがグリーは146億円の減額になっています。この予想が株価に現れ、DENAは6月に1392円から反発して3000円台に突入し、一方、グリーは2840円から1400円台と下げたままの評価に繋がっています。背景には「コム」の存在もあるのでしょうし、音楽配信分野への展開もあるのでしょう。ここで疑問が生まれますね。これほど評価が違うのは同じ収益源なのに明らかにおかしいと考えています。更に新規分野は軌道に乗るまでお金がかかり、利益は生まずに経費が先に計上されます。加えていくら成長分野とは言え、LINEやカカクトークに続き、3番手のコムが利益を計上できるのでしょうか? 現状は9000万人、7000万人に対し、コムはまだ500万人と…時間にして1年半程度の遅れを挽回できるのでしょうかね? おそらく利益が出る前に、相当な経費の計上が求められると考えるのが普通ですね。DENAの四季報予想の裏付けは、乏しいのかな?とも考えられます。

しかし、もし正しいとすれば…。この背景が実現されるためには、大きく海外部門が伸びる可能性が考えられますね。グリーの田中さんは、訴訟の経緯からみてDENAへ相当なライバル心を抱いているようです。彼の心情の推察から、絶対に携帯ゲームで首位を守るために、海外展開に相当なエネルギーを費やしている可能性が高いと考えられます。故に今期予想の売り上げの伸びが、DENAと同程度の予想なのに最終利益が減るのは、経費を相当、海外につぎ込んでいるためでしょう。グリーの会員数は日本が15%で、海外が85%だと発表されています。それにも拘らず、実際の売り上げの90%以上は日本で上げられたものなのでしょう。この整備に取り組んでいる成果はニュース・リリースから見て、間もなく出て来るものと予想している訳です。だから市場の評価は間違っていると考えている訳ですね。この修正は決算期が近づくたびに、数字が見えるようになれば、誰かが必ず仕掛けますね。

グリーの市場の人気度は折り紙つきです。だから僕は昨年からグリーも選択肢に加え買っていたわけですね。大切なことは株価が下値圏に位置しているという事です。マツダやシャープ、アイフル、野村証券、三井住友建設などの人気株は高値圏に位置しています。だから全体が休み調整が始まれば、背景のある材料株は、必ず買われるはずです。実はサニックスもその候補銘柄だったのですね。全体が買われているのに、休んでいましたね。株価位置が安いことが最大の買い材料でもあります。その代り、いつ騰がるのか?分からないのですね。シャープのように正しいタイミングで選択される場合もあるし、いくら業績伸びが良くても、なかなか見直されない場合もあります。

むかし、鬼ゴムを薦めたことがありますね。明らかに割安で大きく業績が伸びているのに、なかなか選択されませんでした。市場人気とは不思議なものです。グリーの人気度は大衆から支持されており、一度、人気化すれば必ず市場のスター株的な存在になりますね。問題は業績数字です。しかしこの数か月間、市場は大きく水準訂正したのです。それにも拘らず、相場が閑散な昨年と同程度の評価は何処が歪んでいます。最低でも3割程度は上がっても良い筈ですね。海外展開の読みが見えるようになると一気に新高値を目指す筈です。DENAはその様な背景があるから買われている筈ですね。何故、グリーはDENAに追随しないのでしょう。この点が謎なのですね。だから市場は間違っており、適正株価と現実のギャップは開いていますから、全体が休む時にグリーは大きく株価を水準訂正すると考えている訳ですね。しかし全体も下がらない筈ですね。米国金融も動いており、選択は間違っていません。

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2013年01月16日

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かたる:いくつ出来事が毎日起こり、日々、市場の展開は変わっていきます。昨日は甘利発言で円安にブレーキがかかったと報道されています。日経新聞には富士重工の米国販売の好調ぶりが報道され、この動きは数字上のデータから更に続きます。覚えておられるでしょうか? 昨年、大幅な減額修正をしたホンダの株価が急落した時に、カタルは来春には株価が上がるので、この下げ場面は拾い場だと述べたことがあります。この背景は、考えれば分かります。米国は金融危機により一時的に自動車ローンの査定が厳しくなり、販売台数が大きく落ち込みました。下のグラフを見れば分かります。年間1600万台以上に推移していたのですが、1060万台まで2009年に落ち込み、その後も1177万台程度だったのですが、ようやく通常のペースに戻ってきましたから、今までの買い控えの反動がある訳ですね。この事は過去に、何度かカタルのレポートで取り上げています。故にデンソーが10億ドルもの投資を米国で行うのです。

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日本株が上がる前、世界で一番希望の溢れる市場は米国だったのですね。しかし「アベノミクス」の誕生からの施策を見ると、嘗て、私が述べたようにアジアの成長力を取り入れようとしているように感じますね。安倍さんの最初の外遊はベトナム、タイ、インドネシアでしたかね。アセアンの人口や経済成長は昭和30年から40年代の姿なのです。日本が経験し、それを中国が模倣し、ある程度、固定資本形成を生かす信用創造は、どの国でも通用し、簡単に豊かさを手にできる成功モデルの一つですね。米国の回復とアジアの成長、日本は非常に恵まれています。ミャンマーの最近の動向をみれば明らかです。中国の押し付け外交は、毛嫌いされ始めています。中国語を教える教師を派遣し、明らかに侵略外交ですね。世界から相手にされなかったミャンマーは、仕方なしに中国と手を結びましたが、近年は大きく方向性が変わっています。

昨日、紹介した「アベノミクス」の危険観測は、避けて通れません。ロイターの記事ランキングでは、此方のレポートが一位に選ばれていました。ただこの内容は、読む価値がないのですが…。このようにして市場に考え方が伝わるという事で、考え方の連鎖が市場の価値観の変化に繋がるのですね。リフレ政策の成果は限られます。丁度、エコカー減税やエコポイントにより一時的に伸びた家電販売のような効果しかありません。この起爆剤を正しい成長拡大に結び付けることができるかどうかは、内需拡大に掛かっていますね。僕は、やはり地域分権が必要だと考えています。最近、閑散としたシャッター通りを復活させる様々な取り組みが地方で芽生えています。一例を掲げると、山形の酒田市で閉鎖の危機にあった「清水屋」の再生プロジェクトなど…。もともと人間がやる気になれば出来るのです。

先日、僕は長岡に帰り、閑散とした駅前商店街のさびれ方が気になってしょうがありませんでした。大和デパートにイチムラ、丸大とみんな消えてしまって…。人は郊外のショッピングモールに流れていますが、もう少し工夫の仕方があるように感じますね。人々が集まるのは文化ですね。これからはこのイベントが重要になります。人間同士の交じりあいが賑わいをもたらすのですね。物質的なものではなく、人同士の心を通わせる文化の交流が必要なのでしょう。ネットの世界でも同じです。安いものを買うだけの道具では、やがて廃れます。文化価値を有するかどうかが、購買意欲に繋がったりするのです。スタートトゥデイさん分かりますかね? あなたが甦るキーワードは文化でしょう。僕は楽天の商売のやり方に、いささかウンザリしています。くだらないメールを勝手に送りつけてきたり…気品がありませんね。限度を超えています。物事には適度な節度があります。そりゃ、法律上、自分がよく見て注意すれば拒否が出来ますが…。成功組の三木谷さんですが、何故か、好きに慣れないのは、僕だけの現象でしょうか? その点、ソフトバンクの孫さんは嫌いじゃないですね。好きですよ。スプリントの買収を成功させ、頑張って欲しいものですね。

さて相場の話を、少ししないとなりませんかね。上げ続ける相場はないのです。当然、市場には様々な考え方が存在し、強弱感が対立します。甘利発言は切っ掛けでしかありません。昨日、すこしDENAの連れ高となり上がったグリーですが、今日はさっそく下げています。収益の見通しが見えない為に大衆の支持が得られません。ところが何故、DENAは綺麗に跳ねてきたのでしょう。人々はコムの期待感だと言うでしょう。しかし数字を見て下さい。昨日の何故、私が「謎」としている市場の動きの背景ですね。四季報の予想数字は本当に正しいのでしょうか? 株が一番大きく動くのはビックサプライズです。予期せぬ現象に株価は大きく反応します。安倍さんのインフレ・ターゲットからの市場の動きは、突然の野田さんの解散表明だったからですね。サプライズが切っ掛けを作るのですね。ただ背景に流れている環境が整ってないと、いくら切っ掛けを与えても相場になりません。今回の相場は、僕は株価が上がる背景をマネタリーベースの推移から説明しているように上がる環境があり、切っ掛けがあったので相場になり始めているのです。これからの安倍政権の選択により、相場は更に歴史的な大相場にスタートすることも可能なのですね。

さて話がそれそうなので…話を戻しますね。
グリーとDENA四季報予想の数字は間違っているのではないかと言うカタルの予測があります。もともと携帯ゲームはグリーが先駆して市場を開拓しました。その後、SNSの会員数を生かし、流石、ハーバード大、MBAの南場さんは変化の流れを機敏に取り入り真似をしました。そうして収益を拡大させてきましたね。つまりDENAは二番手だったのです。今回のコムは、まだ始めたばかりです。スカプの携帯版での発想は、二番煎じの域の代物です。先駆したLINEにカカクトークは9000万に7000千万人の会員数だと言われています。会員数5000万人突破にツイッターやフェイスブックは3年、3年8か月掛かったと言いますが、なんとLINEは399日だと言われています。つまりアメーバーのように侵食するスピードが、感染率が飛躍的に高いのですね。この評価がDENAの株価を後押ししています。しかし任天堂のケースが頭から離れませんね。僕が現役時代に海外展開する任天堂に取り組んだ時期がありました。日本で成功したモデルが海外で通用しない筈がないと考えています。どうも僕の考えるスピードより現実は遅かったようですね。その戸惑いが昨年の動きです。グリーのニュース・リリースを見ると分かります。

長くなってきましたね。そろそろ読むのも疲れる時間でしょう。明日にしましょうか…。僕は全体相場がそろそろ休む時間が来ていると考えています。理由は野村証券の動きやシャープ、アイフルの動きからの推測です。本当は三井住友建設も飛びがないので、ここが疑問なのですね。シャープやアイフルの様に飛びがある筈だと考えていたのです。しかし現実はなかなか抜けませんね。このラインを抜けると…一気に節目が突破され、大きく飛びことを考えていたのです。それとも時間的なズレなのでしょうか? じり高を続ける邦銀株も理解できますね。大きく下がらない筈ですね。むしろ横ばいか、右肩上がりの筈です。多くの投資家が今回は出遅れており、押し目を待っています。アベノミクスの副作用観測も出始めており良い流れです。しかし今の所、安倍政権はなかなかですね。悪くありません。故に相場は上がったほど下がりませんね。むしろ押し目らしい押し目もなく強い相場が続くのでしょう。だから全体が休んでいるときに、ネット関連の復権が始まるとも考えており、グリーを選択したのですね。その背景をそろそろ語る時期に来たようです。

明日は「謎」のさわりを、今日は述べたので、段々、かたるが、何故、謎としているかを述べることになります。グリーの更なる買い増しは、何処ですべきなのでしょう。良いですか…貧乏人は株価が上がると直ぐに利食いをして別の銘柄を買います。本当は持ち株数を増やす事を考えねばなりません。利食いを入れながら、どうやったら手持ちの株数を増やす事が出来るかどうか…ここが相場で儲かるか、損をするかに違いですね。利食いは良いのですよ。手段に過ぎません。1000株を2000株に、5000株を1万株に1万を10万株に増やす事が出来れば、狙い通り相場になれば、あっという間にお金持ち。銘柄はどれでも構いません。問題は売買手法にあるのです。

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2013年01月15日

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かたる:みんなが考え絞られた人気株には、株価が上がる何かしらの背景があります。景気の循環サイクルにもそれぞれの理由があります。通常、景気が悪化すると基本的に金融政策(金利の上下などの通貨量のコントロール)や財政政策(公共事業投資や減税など)の処置が実行されます。こうして需要を喚起し正しい景気循環を促すわけです。需要が増えれば設備投資が起り、新しい需要が生まれ人材不足に陥りますから人件費が上がり、人々は可処分所得が増えますから消費も増え、消費が増えると更なる好循環が生まれますね。こうして景気循環の成長シナリオの輪が広がり、次々に拡大投資が続いていきます。人間は基本的に「あすなろ」なのです。明日は檜をめざし頑張る訳ですね。

さて日本の場合はこの循環の輪からはみ出したのですね。過剰投資と言う現象です。1980年代に入ると貨幣乗数効果は10倍を大きく超え12倍台に入ります。どうもこの辺りから過剰投資がスタートしたようですね。そうして、とうとう日米摩擦の段階からプラザ合意に発展します。ここで強くなった円を利用して発想を変えるべきでしたが、輸出による需要増のマジックを捨てきることが出来ずに、円高訂正と言う無駄な抵抗をして日本はバブル経済に発展しました。あの時に貸し出し競争を厳しく取り締まれば良かったものを…馬鹿な指導者が見過ごしたのです。その後、この輸出構造が支える構造改革が迫られ、鎖国制度の内外価格差が崩壊する現象が、ユニクロなどの企業が誕生した背景ですね。ニトリはどうなのでしょうね。まだ国内に拘るのでしょうか?ファーストリテイリングだけが国際展開を実現できる企業基準なのでしょうかね。

さて今日は1月15日です。昔から「節分天井、彼岸底」と言う言葉が用いられています。先駆したシャープやアイフルは一服を入れ、野村証券も目標値の500円台に乗り一旦休憩しています。マツダはまだ上昇を続けている様子ですね。100円割れのスタートですから安値から株価は2倍以上になったわけですね。多くの人気株は大体同じような形ですね。プロは常にスピードを重視します。なるべく、ディーリングが行われる対象の人気株を先回りして選択しようとしますね。2倍、2倍、2倍と繰り返せば、あっという間に大金持ちになりますからね。かたるは銘柄を入れ替え始めています。どうしてかと言えば、先駆した銘柄が明らかに休みの状態に入ったと思っているからです。下がると考えているわけではないですよ。あくまでの時間調整が必要だと考えているだけの話です。人気株の2倍の水準に比較すると、買われているように感じる邦銀の株価はそれほど上がっていませんね。三菱UFJは350円程度だったのですが現在は486円ですね。だから38%の上昇ですか…。みずほは、此方も36%程度の段階ですね。しかし大型株なので良く騰がっている方でしょう。

最近、異色の流れでは、カタル銘柄のDENAが元気になっています。グリーと比較して自社株買いやコムの未来成長期待が、株価を押し上げているのでしょう。コンプガチャの影響も軽微のようで海外などの新展開も望めますからね。コムのライバル、LINEの利用者数は1億人が目前で、昨年末現在で9000万人だそうです。一方、2位のヤフーとカカオジャパンが運営しているカカクトークは7000万人だとか…。残念ながら、新興のコムは500万人の利用者だと報道されています。上位2社はいずれも韓国企業です。「スカイプ」のスマフォ版ですね。グリーもそうですが、パソコンや日常生活で流行ったものを携帯端末版に切り替える事が成功に繋がっています。最近の謎を披露する日も近くなってきました。もう直ぐ、この背景を語る時期が来るのでしょう。明らかにDENAには新規のグループが参戦している動きですね。この株は今回の上昇相場では流れに合ってなく、独自の展開で株価が1392円から回復してきて、本日は3300円台に入って来ました。もともとカタルは1万円目標を掲げていた株です。前回は4330円で失速しました。

実は売ったのですが、三井住友建設も謎を秘めています。僕には、この株が上がる背景が良く分からないのです。おそらく今週は株価が飛ぶ可能性があり悩みましたが…大半を既に売りました。もしこの株がこの水準を抜けると、チャート的な節目がなくなり一気に大きく株価は水準訂正し300円台に向け更なる人気株に育つ可能性もあります。しかし僕はディーラーマンでもないですからね。代わりにある株を選択し打診買いを入れました。2倍、2倍、2倍の高速回転を目指すには、このような株を探し続ける必要性があります。勿論、先日、買い増したグリーも候補銘柄の一つなのですが、他にイニシャルだけ提示すると、今日打診買いしたYや、注目しているSやJなど様々な銘柄があります。いずれ必ず騰がるのですが…常にスピード感が問われる訳ですね。何処で買われるのか?そんな事が分かれば、今頃、ノーベルを超える財団を設立できており、苦労はしませんね。実験の為に僅かな株を残した三井住友建設は、最後の飛びに入るのかな?トホホ…。まぁ、切り替えたみずほも堅調ですし、良しとするかな?

でも僕は、間もなく全体が上がる相場が、一旦休みに入ると考えている訳です。だから銘柄を入れ替えている訳ですね。野村証券を考えれば分かります。この株を更に買い上がる勢力が出て来るのかどうか?ここで一服して背景を探る必要があるかもしれませんね。次に上がる時は、シャープの場合は決算発表時が注目されますね。大幅な赤字を発表しているときに株価が急騰して来ると、素人は空売りをしますからね。野村は収益の回復度合いが決め手になります。10-12月期のサプライズはなく1―3月期の発表が注目されます。やはりこの株も3月決算が発表される5月上旬が、次のスタート時点として注目されますね。だいたい、こんなイメージです。カタルが考えている休みの時間の意味ですね。つまり、およそ4か月弱の休養期間に活躍する株は、今まで上がってない株からの選択になると考えている訳です。

あらら…DENAは株価が飛んでいますね。何か出たのかな? まぁ、良いでしょう。マツダも相変わらず人気が持続していますね。僕には今までの人気株はいずれも休みが必要だと考えていますが…DENAは波動が違いますよ。これは続くのでしょう。おそらく新高値ですね。僕はグリーも順番が来ていると考えていることは、以前も述べていますね。DENAが良いのか、グリーを選択するべきなのか?この謎を、もう披露すべきかな? なんでもタイミングが重要なのですね。結果は同じことでも…、プレゼンをするタイミングは非常に重要です。勿論、プロポーズもそうです。盛り上がったら一気に行くべきでしょう。色んな障害は、後で考えれば、笑い話になることがよくあります。

さて今日の重要なキーワードは、人気と言うのは、飽きるものなのです。皆が気付かない時がワクワクするのですね。そうして密かに秘めた思いが、皆に認められる時が、一番、高揚感の高まる瞬間です。DENAの株価が見直され、嘗て人気の高かったグリーは完全に敗者になっている謎は、解明されるのでしょうか? 株価が上がる理由は皆が納得するものでないとなりません。昨日も触れましたが、見せかけの信用創造は弊害が必ず生まれます。バブル期を見れば分かります。既に香港の新聞ではアベノミックス批判と言うか、懸念が語られ始めています。このような兆候は想像されていたことですが…公のメディアで取り上げられているという所が、重要なのですね。だから必ず相場には、このような懸念を払拭する必要があるのです。幸いなことに米国系ではなく中国の話ですが…、しかしこの作業は欠かせませんね。

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2013年01月11日

01/11

かたる:為替水準が円安に向かっています。
息子が久しぶりのメールで「アメリカに行くのだけれど、まだ円が上がるのか?」と聞いてきました。もっと早く連絡をくれれば、10月末の時点では、既に円安で株高、更に長期金利の上昇など…すべて分かっていたのです。ただスピードは分かりませんが…。更に奇妙なことに、彼は「上がるのか?」と聞いてきています。これが日本人の一般認識なのですね。呆れる売国奴の報道陣が、間違った認識を日本国民に植え付けています。

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日経新聞の記者までも…先日の景気指標の欄だったと思いますが、円安が日本にとって良い現象だと思っている様で、ゴールドマンサックスの計算を引き合いに出していましたね。しかし、どうでしょう。単純に考えると輸入額の方が多く、円安は物価高を招き日本にマイナスです。一度、海外で設備投資をした工場が多少の円安を材料に簡単に戻って来るとは思えませんね。タイの人件費は安く洪水の被害などありましたが、あまる利益を享受していることでしょう。技術を支える下請けも続々進出しています。ここが問題ですね。自動車の関連製品は幅広く、部品工場の下請けの基礎がないと、いくら人件費が安くても成り立ちません。その代り、一度、仕組みが作られれば、長くその構造を利用できます。何度も話題にしている東西回廊などのインフラ設備も強化されつつあります。

HV化が進み20%近くになっているとか…ガソリンスタンドの経営は厳しいでしょうが、輸入量は減り良い経済対策でしたね。現在の太陽光発電もまだ微々たるシェアですが、20%程度まで促進させれば将来の選択肢は増えます。菅直人の評価は低いのですが、この政策はなかなかです。税金を必要としませんし未来の構造変化を促進させるものだからですね。その点、先日、高速道路にEV対応の設備投資をすると報道されていましたが、急速充電設備の投資も未来への投資ですね。必ず車はEV化して行きます。グーグルが自走化できる車を開発しており、世界トップ水準なんて知りませんでしたね。儲けることは投資と言う冒険が出来ることを示し良い事なのです。儲かったお金を投資に回すDENAが人気になり始めていますが、この会社は完全に脱皮していますね。基礎のSNS会員をゲームやコムへ…と有効に利用しています。ただ、ここで疑問があるのです。この疑問は何れ、話す時が来るでしょう。

株高などの資産効果は目に見えない潤いを社会に与えるのでしょう。だから10月末から年末にかけ、何度もマネタリーベースの特集記事を書き、年初から資産効果である「信用創造」の話を何度も出しています。故に「みずほ」の株価は上がると述べている訳です。別にみずほでなくても良いのですが…あのバカ会社程度が日本の標準なのでしょう。実は三菱もそうですね。噂が本当かどうかわかりませんが、UFJの設備の方が優れていたと言われていました。それにも拘らず面子を優先させ三菱の設備を基準にしたとか…。様々な利害関係があるのでしょうが…日本には経営の概念が希薄化されている部分がありますね。

今日の相場は「気迷い」の表れでしょう。昨日大幅安したアイフルは戻っていますが時間が必要なのは明らかです。同じくシャープも日経新聞の記事が影響しているのか、円安が影響しているのか?…分かりませんが、こんなに節操なく仕掛けるやり方が、上手く行くはずがありません。単にボックス圏の揺れの範疇でしょう。まもなく当初予定していた転換点である中旬になりますね。やはり相場の流れに変化が生まれるのでしょう。

そうだ…マツダの話ですが、仮に円が一気に100円突破なら、間違いなく仕手化する可能性が高いですね。いくら中国がダメでも回復途上ですし、国内工場が息を吹き返しますからね。マツダはお金がなくて海外進出が出来なかったのです。故に他社に比べ周回遅れです。これが幸いしましたね。残り物には福がある。丁度、増資をする2年ほど前だったかな…あの時に、この会社に賭けた環境が生まれていますね。この会社は仕手化しやすい銘柄ですからね。でも…僕は間もなく為替も一服すると考えています。それとも一気に100円の水準を目指すのでしょうかね?

そうなると、小麦などの輸入業者は悲鳴を上げますよ。日清製粉などの食品メーカーはどの企業も苦しみますね。早晩、値上げに踏み切るのでしょう。消費税が引き上がるタイミングで値上げラッシュになり、一気に反省機運が生まれるのは、何時になるのか…。安倍政権の安易な行動は、何れ弊害をもたらす危険を内包しています。ただ現時点はデフレ銘柄のファースト・リテイリングなども上がっている様で…許容範囲なのでしょね。ニトリはどうでしょう。市場経済は市場を見ながら政策に方向性を与えるのです。市場の動向は重要なのですね。市場を無視した政策は成り立ちませんね。この失われた20年以上の停滞は、その事を実証したのです。政策官僚の皆さんは、この事をよく肝に念じておかねばなりません。

今日は週末で…様々なヒントが文章に散らされています。僕自身もどれが選択されるか分かりませんね。故にいくつかのシナリオを用意して買いたい銘柄をリストアップされてあり、値動きに注意を払っています。どんなに自分の意見が正しいと考えていても、市場がその選択をしなければ意味はありません。所詮、僕らは市場の操り人間なのでしょう。出来れば資金量を有し、市場に流れを与えることが出来れば…はやくそんな立場になれれば、あっという間にお金持ちですが…如何でしょう。

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2013年01月10日

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かたる:今日は少しショッキングな話をしましょうか…。いつも株価の解説じゃ…つまらないでしょう。基本概念を確り育てねばなりません。そこでウォールストリートのレポートを読んでいたら、1時間当たりの労働生産性が米国人は60.2ドルなのに日本人は41.6ドルだというのですね。あのフランスでさえ57.7ドルなのですよ。昼寝が定着しているスペインも47.5ドルなのです。OECDの調査対象国35か国中19位だというショッキングな記述があり調べてみました。本当かな?

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このデータは間違っているとの印象なのですが…おそらく付加価値額を従業員数で割っているのだろうと思うのですが…対象期間は2011年ですから、何か特殊要因があるのかどうか…。まぁ、一応、このデータが正しいものだとすると、かなりショックですね。日本人は米国人の7割しか働かないのです。昔は、日本人は働き過ぎだと言って言われていたのに…このデータには、かなりのインパクトを受けました。更に次のようなデータもあります。これらを総合すると基本的にバブル崩壊の影響を受け日本の構造調整の仕方が間違っていたのでしょう。それまでは右肩上がりに伸びていたのに…バブル崩壊の処理を誤り日本人の資質が問われる事態になっています。

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人気ドラマ「家政婦のミタ」を書いた脚本家の遊川和彦さんがNHKの朝ドラに抜擢され「純と愛」が放映されていますが、主人公の純がいくら努力をしても失敗ばかりする展開は現代社会の仕組みを良く表している様な気がしています。余り面白くないのですが…。当初、マッドマンもつまらないなぁ~と思い、見なかったのですが、最近は楽しみの番組になっています。ドラマの話はどうでもいいのですが…、長引くデフレは人間から「希望」を取り上げて閉塞感を生んでいます。一概に言えませんが、最近は日本人の心理状態が大衆化しているというか…。例えば体罰を加えた高校生が自殺をした問題で教師が責められているようですが、この評価は正しいのでしょうか? 痛ましい事件なので犠牲者を悪く言うのは真相も知らずにどうかと思いますが、一般論として先生側の問題と言うより家庭環境とか、社会環境に問題が内包されているように感じます。

最近の日本の風潮は震災の犠牲者の問題もそうですが、同情を誘うような報道内容になっていますね。しかし生きている現実は、様々な試練を乗り越えて自分の力で生きるのが本来の姿でしょう。私も嘗て良く「政策責任」を話題にしていましたが、最近はあまりしなくなったように感じています。今、与えられた環境でどうやって生きるかどうか?の問題なのでしょう。プライドを崩せない人間には、生きづらい時代です。結果として友情を踏みにじったりする行動は予期せぬものとはいえ、何とか打開して正当な道に戻したいと思っているのでしょうが、なかなか現状は難しいですね。でも一線を超えずに、逃げずに戦わねばなりません。世間の環境の不備を嘆いても仕方ありません。まだ恵まれている方なのでしょう。理不尽な仕打ちは世界にはたくさんありますからね。最近の社会現象を見て自分の力で、なんとか立ち上がりたいと願っている訳ですね。政策責任でもないし、社会の責任でもないし、教師の責任でも地震の責任でもない。与えられた運命の中で、如何に自分らしく納得した人生を送れるかどうか…どうせ何時か死ぬわけですから。

労働生産性の話しから株とは離れた話題になってきましたが、本当に日銀は2%ものターゲット目標を据えるのでしょうか? 今は良いのですが、一抹の不安がありますね。これだけ国債の利払い費があると…金利の上昇は致命傷になりますね。まだ間に合うのかどうか…株価を見るとITバブル崩壊後に急落していますね。あれから10年ですからね。おそらく90年代は許容時間だったのでしょうが…。もし採用するとGDPの成長率は3%を超えねばなりません。およそ15兆円の付加価値を生むことが出来ねば負けですね。やはり資産価値を引き上げることになりますね。富の創造ですね。金融経済の力を加えて信用創造しなければ、負けになりますよ。だから「みずほ」は上がりますね。

本当の話をすると…金融株の2006年比較のレポートを書いた時に失望したのですね。3倍弱じゃ…触手が鈍ったのですね。みずほで500円じゃ…僕は内心レポートを書く前は800円近い数字にならないかな?と考えていたのですが…上がるから問題はないのですが…僕の感覚とはズレがあったことも事実です。さて少し株の話に戻しましょうか、そうだな…昨日の続きでもしようかね。出来高バランスは非常に重要なのですね。例えば昨日の三井住友建設は出来高が2億台に膨らみ、高値引けでしたね。通常は一気に走り出してしばらく休みのパターンでも不思議ではないですね。アイフルは金融ですね。政策絡みでないから自民党の本質からすれば、一気に短期頂点に吹き上げてもおかしくないタイミング、僕がディーラーマンならこのモタツキは拾いますね。後場から再び吹き上げるかどうか…どうせ、金融株はこれまでの上げ波動が強かったので、大きく飛びませんね。じり高はあり得ますが、飛ぶことはありません。そう考えると政策絡みで、何かスターが欲しいですからね。チャートを見るとこの壁を抜けると一気に300円近くまで噴き上げても不思議ではありません。このチャートが魅力なのですね。しかし数字が見えないので僕は吹き上げる前に残りを売るでしょうが…なかなか噴きませんね。

シャープもあの出来高(12月18日)で、一山、付けましたね。そうして19日の大陰線です。しかし、しばらく調整すれば次は面白い展開になると考えています。できれば3月決算が発表される時期ですから、5月の上旬が相応しい時間的なタイミングの筈ですね。それまで休んでいれば、僕も参加するかもしれません。僕は財政の崖も延命策に過ぎませんから、もう一波乱あるようにも感じています。TPPも選挙に影響するから積極的に出にくいですね。もし積極的に、批判を恐れずに、政策を実行すれば自民党は立ち直っていますね。焦点はこの辺りにもありますね。今は政策への期待感が残っていますからね。今のところは失敗もないようです。20日前後が山場だとも考えており、そうなると全体が調整で緩むから全く別の流れになる。…との読みも同時にあります。だから株価が上がってなく、調整を長く続けているグリーも捨てがたいのですね。だっておかしいのです。

まぁ、この話は又にしましょう。
出来高バランスは非常に大切で、注意を払う必要があります。信用創造はGDPを引き上げるためには絶対に必要な手段なので、必ず総資産の話は重要なキーワードになります。だから大手金融株の上げは続きます。ただし政策をミスれば、当然、駄目ですよ。これは当たり前の事です。かたるが危惧するのは90年代なら誰でも復権できましたが、現在は2013年です。故に再建は難しさが付きまとっています。以前なら80%程度ありましたが、現在は50%を大きく割れていますね。そんな感覚です。ここ2年から3年は非常に重要な時間なのですね。消費税が完全に引き上がるタイミングで成長力が見えるようになるかどうか…。

故に米国に圧力をかけて、中国を牽制せねばなりません。この交渉は非常に重要なキーワードになりますね。まぁ、「美しい日本」から「危機突破内閣」と心理が転換しているから、現状認識は進んでいるのでしょう。何とか金融庁の政策方針を変えさせることができるかどうか…ここが非常に重要な政策のキーワードになりますね。行政指導で貸し出し増の目標値を作らせればいいのです。しかし自己資本比率も問題になりますからね。中小企業資金円滑法などを含めた処理は、現実的な対応をしなければなりません。一旦、担保資産を評価額で買い上げる信用力の強化を謀る対策が必要ですね。日本政策銀行を利用して財政投融資の資金を活用すれば現実的な対応が出来る筈です。リース方式の採用とか…。そうすれば民間企業は融資に、もう一歩、踏み出せるでしょう。土地担保金融への信用補完を考えねばならないのでしょう。

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2013年01月09日

01/09

かたる:金融相場が面白いのは…収益が出てないところで株価が大きく上がるからですね。通常、野村証券の上がるタイミングはもっと早く上がるべきなのでしょう。…が、作った利益を計上した辺りから動きだしている処に今の市場環境が窺えます。この場合の処は、所を用いるべきなのか? どっちでしょう。日本語は難しいですね。まぁ、いいや。基本的にカタル君はいい加減な人間なのですね。勝手にサラリーマンを辞めて東京に目途もなく上京したり、食う当てもなく歩合セールスを辞めたり…。まぁ、辞めてみて世間の認識がまた変わったのですが…。そんな話より今日の話題は、背景に収益見通しがある場合の株の上げ方と、ない場合の上げ方ですね。事例を挙げると野村より、今日、人気になっている三井住友建設にしましょうか?どう考えても、一株利益が5円程度で、まだ無配の会社ですからね。一株100円はPERで20倍ですから、現状の相場環境では高い方でしょう。

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一方、アイフルの上げの原動力は、一株あたりの利益水準で101円になっていますね。つまりPER10倍なら株価は1000円と言う訳です。しかしアイフルは多額の損失計上を過去に実施しており税金を払わずに済むから100円の利益が出ているのでしょう。通常は税金を払うので半分程度まで減っても不思議ではなく、一株利益水準は50円から60円程度かな?と推測できます。サラ金業界は過払い請求処理も終わり利益が生まれています。しかしアコムもまだ完全に処理が終了したとは言えませんね。そろそろ過払い請求処理の最終版なのでしょう。アイフルは更にADR処理をしており、本来は倒産会社だったのですが…再建の見込みがあるという事で私的整理が認められました。故に、どうしても目一杯利益を計上する必要がありますね。この点が仕手性を呼ぶのかも知れませんが…シャープやマツダなどの環境の銘柄に比べると、魅力が些か乏しいかな? 

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僕が空売りをするならアイフルは狙わずに、つれ高になっているオリコが対象になります。でも今は空売りの相場ではありません。オリコは通常の決算方法のようです。分かりやすいですね。過払い請求の処理が数年続き、収益が落ちていましたが、ようやく終了を迎えるので最終利益が一株あたり30円なのでしょうね。しかしこの会社も税金を払っておらず、更に多額の借金を返済せねばなりませんね。通常なら融資をしてもらえる内容ではありませんが、流石みずほグループなので、倒産させる処理は出来なかったのでしょうね。本来は三井住友銀行のように株価が安い時に、本体に併合するのが通常の処理の仕方だと思いますね。この点がみずほらしいですね。おそらく金融庁から貸し出しに対し何らかの指摘がある内容なのでしょう。また増資を実施するのかどうか…。今日はサラ金の解説じゃないから、この辺にしますが…見かけの利益に騙されちゃ駄目ですね。現時点でサラ金株を買うならアコムが筋でしょう。でもアコムも売り上げの減少が確実に終わってからの方が無難です。

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しかし…株って面白いですね。今の市場は新しい種族が入っており値動きで動く傾向が強いですね。故に上手いディーラーマンや仕手筋なら大儲けできますね。今日動いている三井住友建設はここ数日、100円の値固めを終えるあたりですから仕掛け場面ですね。野村もそろそろですが…やはり反発してきましたね。しかし駄目でしょう。当面は揉みあいですよ。下げないけれど揉みあいを続けるでしょう。もう少し待って次を狙えば良いですね。サラ金の解説をしていたら、今日のレポートの狙いが、ぶれてきましたね。大きくなる株の特徴はシャープの方が可能性は高いかな? シャープの現状は大幅赤字で非常に読みが難しいのです。下値で増資を連発すると駄目になりますが…僕が言いたいのは収益見通しが立たないで相場になるケースが、一番怖いのですね。つまり大きく育つ可能性が高いという事です。アイフルはせいぜい100円なので、1000円が限度でしょう。…が、理由が分からずに上がってくる株が、一番、魅力的なのです。

その点、三井住友建設もその部類ですね。僕は残念ながらみずほを買うために、半分、大発会に売りました。でも相場的にみてまだ綺麗なのですね。出来高バランスと値動きの話です。どう考えても説明が付かない過去の株価経過…。僕には背景がどうも納得できないのですが…チャートの節目などを見ると、まだまだこれからの印象もあります。しかし株価を支える背景が見えないのですね。この会社も曰く付き、アイフルもそうです。要するに何らかの事情が隠されており、株価を上げる種族が参加しているのでしょう。

あらら…期待しているグリーは下げていますね。まぁ、真打は休んでも良いか…。どうせ、まだやる銘柄はたくさんあります。DeNAとグリーとの比較感もいずれ披露します。この話をし出すと長くなりますからね。僕は本来、DeNA派ですね。しかし何故か、今はグリーを買っています。その理由は、僕自身が「この謎」を崩せないからですね。しかしどう考えてもアイフルは休むべきですね。余裕がないのかな? この点で、やはりシャープの方が僕には魅力的に見えます。でも、あの出来高の処は、明らかにやり過ぎで…故に調整が長引くのでしょう。今日、飛び始めている三井住友建設も出来高バランスからすれば、今日は、この株価に留めた方が無難です。一気にボリュームを引き上げるなら、相場は短命になります。28日の96円などは見事な演出ですね。7日の98円もそうです。ディーラーマンなら注意が怠れない場面ですね。今日の野村の468円の突込みもそうですが…。このような動きが素敵な場面ですね。

むかし、先輩が僕に指導してくれました。「相場が息をしている」という表現を用いていましたね。息、ブレスですが、下げたり上げたりする、小さな波動が適度にあれば面白いのですね。野村証券の高値は528円です。1割の下げで475円ですから今日の470円割れは打診を入れる場面ですね。それに3連続安はあまり頂けませんから…。野村の上げ相場の出来高パターンは悪くないですね。今日は値段を保てれば上等です。みずほも今日は買い場ですね。僕は159円でまた買いましたが、この辺りが限度じゃないかな? 下値はかなり固い筈です。

なかなかなのです。新聞の流れを読んでいるとアイディアが面白いですね。法人減税には人件費の引上げとか…。ただ日経新聞は分かりにくいですね。要するに観測報道が多いのですね。おそらく政策のアドバルーンに使われているのでしょう。反対派の勢力がどんな反応を示すかどうか…駆け引きの材料になっているようですね。しかし今は非常時です。「美しい日本」から「危機突破内閣」と…ようやく株屋心理が政策担当者に伝わったような気もしています。同時に非常に危うくも見えますね。為替水準が一気に飛んだように金利も上昇してきました。果たしてコントロールできるかどうか…。今は…この現状で良いのです。間違いなく正しいのでしょう。相場は野村から順調に上がっており、市場も支持しているようです。しかしこれは序盤ですね。これから本番を迎えます。政策がスピーディーに進むかどうか…この辺りは大手銀行株の株価動向にも影響を与えます。

野村は安値から2倍になりましたが…「みずほ」は、まだあまり上がっていませんね。春辺りまでに2倍の水準になっているかどうか…。昨日の日経夕刊を見ると米国ではファニーメイやFRBと大手銀行は和解していますね。1兆7千億円とか…これが最終処理なのかどうか良く分かりませんが金融機関に利益が戻らない限り、正常な経済活動はあり得ません。車が自動で走るトヨタが話題になっていますが、ドイツやグーグルなどに遅れているとも言われています。「京」の存在が新技術開発に結びつき、この「京」も、もう既に陳腐化し始めています。日本軍やドイツの敗戦の原因の一つに、暗号解読が背景にありました。日本は総合的な国のマネジメントが非常に下手ですね。だから有機ELで負けるのです。今度は4Kか…。石黒教授達のアンドロイド・ロボット開発などが、日本の生き残る主戦場ですね。なんとか政府としてIPS細胞以上に支援してほしいものです。公共事業関連は予防保全に留め、未来が見える希望を与えてほしいものです。

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2013年01月08日

01/08

かたる:今日は調整の話を少ししようかと思います。どんな有望な株式でも調整は必要です。野村証券は年末から13連騰しました。恐れ入り奉ります。いくら単純なネット世代が参入し短期売買が主流とは言え、大型株の部類である野村証券が13連騰もして341円から524円まで一直線ですからね。当然、休みますね。一方、同時期に活躍した人気株アイフルも流石に昨日は波乱でした。今日は高いですが、通常は駄目ですね。どう考えても休みが欲しい筈です。この休み方は二通り、値幅調整と時間調整で、その間の出来高の推移が問題になります。上手い事例を示せればいいのですが、この最初の波動であまりやり過ぎても駄目ですね。仕掛け人が渾身の力を振り向けて挑んでも通常は上手く行きません。プロは売りながら買うのですね。どんなに最終目標を高く思っても、売りながら買っている内は相場が続くものです。

さてアイフルは、昨日は波乱の展開でした。そうして今日は高く切り返していますが…一気に仕上げるようなら次の調整は長くなります。シャープも良い素質を秘めていましたが前回はやり過ぎですね。26日に存在感を示していますが…もう少し観察しないと分かりません。単純に切り返すようなら失敗します。出来高バランスは重要なシグナルですからね。株価が飛ぶことは、ある意味で将来性の高さを示す存在感の証明ですが、やり過ぎは禁物ですね。どうしても安く買った人の玉を整理しないとなりません。年末からこのような花形企業がたくさん生まれています。野村証券からアイフル、オリコ、マツダにシャープなど更に三井住友建設もその部類かな?

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マツダの130円前後の揉みあいは、非常にきれいな形で調整の過程が現れています。80円前後だった株が円安を切っ掛けに、一気に公募価格水準の130円台へ吹き上げ、その後の円安の環境応援もあり190円台に更に伸びましたね。マツダは以前、カタルが熱心に取り組んだ銘柄です。僕はあの時に円安になると思っていましたが、時期が大きくずれて2年ほど違いましたね。ただ現在は中国も赤字でしょう。唯一の成長の目はメキシコの新工場と為替ですね。この会社の株の実力はまだまだです。環境さえ整えば更に株価は高い位置に行けるはずです。問題は経営環境ですね。努力と環境がマッチしないと相場になりません。しかし昨日は綺麗な売り支持線ですね。

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急騰相場でもマツダのように途中で休みは必要なのです。アイフルも実は380円前後である程度休んでいますね。20日間程度は休んでいます。この休み方に注目しましょう。
アイフルの一株利益は税金を払っていませんから、既に妥当株価を超えていますよ。今、三井住友建設は100円台の攻防で休んでいます。通常、早ければそろそろ二段上げのタイミングですが…もう少し休むかもしれません。この休む間は当然、出来高は大きく落ち込みますが、あまり出来高が落ち込まない方が理想です。更に株価水準も下げないことが重要ですね。この調整過程の出来高推移に注目して置いて下さい。

今は短期調整の話をしていますが、グリーの話しを題材に話しをしましょう。昨日はニュースのように「コンプガチャ問題」であのような動きになったのですね。僕は知らなかったのです。ニュースを見て動きに納得しました。頂けませんね。新興企業の多くは経営者が未熟なために、このようなミスを多く犯します。DENAも過去に苦い経験があります。最近ではスタートトゥデイもこの部類でしょう。秋山さんに問題があるのか、田中さんに問題があるのか分かりませんが、兎に角、頂けません。折角の素質を有しておきながら、生かされていない気がします。優秀な経営陣を引っ張って来ないとなりませんね。でも人材の募集など見ていると、なかなかなのでは…とも考えています。あまり詳しく知っている訳じゃないから評価は避けますが、相場的な話に戻しましょう。カタルはある疑問があり、この会社に長く注目しています。何れその成果が生まれると推測している訳で、早ければそろそろのタイミングの筈です。故に11月の初旬に、3銘柄選んだ中の一つの銘柄だったのですね。昨日のコンプガチャ問題ですが、相場的には完全に織り込まれており、問題を表面化させ相場の調整具合を確認する作業だと考えています。

さてここで調整の話に戻しましょう。
調整の形で一番強いのは時間調整ですね。この時間が長ければ、長い程、大きな相場の芽の環境は整っています。日本株は1989年から相場らしい、相場はなく調整を続けています。なんと24年ですよ。2003年から反発も結果的に調整過程の一環でしょう。故に今回はかなり期待しています。通常、個別企業の景気循環平均は4年程度かな? 時間調整に勝るものはありません。勿論、シャープのような値幅調整も魅力的ですね。800円前後だった株が、一気に100円台前半に叩かれる株価は非常に魅力的です。ただし復活すればですが…。

調整の目安をどう感じるか? 一つは過去の株価の調整波動からの推測ですね。このやり方をカタルは時々用います。実はグリーはそろそろ、その時間的なタイミングが訪れます。自分でチャートとにらめっこして、僕の言っていることを考えてください。それ故に(
本当の狙いは別な所にありますが…)今回も大納会から大発会の動きをみて買い増ししたわけですが…おそらく近日中にボックスを放れると考えています。今回の件はグリーの失態ですよ。この会社にはこのような体質が残っているのでしょう。まぁ、許容の範囲ですがライブドアの教訓が生かされていませんね。少なくとも僕は過去の会社説明会資料を見てもその経緯に不可解なものを感じており、訴訟もそうですが、今回の事件も一連の流れにありますから、秋山さんは外すべきじゃないかな?とも考えています。でも同時にある種の期待感を捨てきれない会社でもあるのです。

簡単なレポートで調整の過程を語ることは難しいものですね。色んなパターンを同時に語ろうとするのに無理があったのかな?でも何かしらニュアンスを感じてもらえれば幸いです。果たして後場からグリーは切り返す事が出来るかな? それが理想ですが…既に安く始まっているから…まぁ、この形でも良しかな? 明日に期待が残るからね。

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2013年01月07日

01/07

かたる:新聞を読むと…久しぶりに「キャラバン隊」の文字が浮かんでいました。砂漠の中をラクダに乗って旅をするキャラバンのイメージですが、野村証券が日本株を売り込むために海外投資家に日本株セールスを始めると言います。真っ先に浮かんだ国が、日本が大量に天然ガスを買っているカタールです。カタールはフランスを中心に多額の資産投資を実施しており天然資源が尽きる前に自前の経済圏を確立させようと躍起ですからね。人材投資を含め多額の投資を行っています。僕が野村証券の社員なら、先ずは100億円を使い金融レバレッジを働かせますね。

仕組みは簡単です。カタール政府のファンドの日本法人を設立し、大手銀行から融資を受けさせます。100億円あれば400億円程度は貸してくれますね。その資金でみずほ銀行を500億円分買います。貸出金利はどう考えても2%以下でしょう。みずほから配当が3%以上来ますから1%の鞘が抜けますね。5億円の収入です。ただし値下がりをしなければ…。100億から5億の収入を得られますから5%の運用になります。大手銀行も自社株が担保だから100億も積めば、融資に応じるでしょう。現実的な話ですね。仮に資産効果が生まれ上手く相場が読み通りに動き、株価が2倍の300円になったら、今度はその株を担保に再び融資を受け、配当利回りが2%以上のものを物色します。株式が無理なら不動産でも良いですね。おそらく1000億程度の融資ならOKでしょうね。現在の都心の不動産利回りは5%程度なら堅いでしょう。ここで50億円が得られ、100億円が毎年50億円の利益を生みますね。実際は2%の金利を払うから30億円ですが…100億が1000億の投資を可能にして資産が膨らみます。

資産効果とは、このような実需を生みだし貨幣乗数効果を引き上げますね。だから日銀はある程度の期間、貨幣乗数効果が10倍以上になっても、直ぐに引き締めを行ってはなりません。2006年の時は8倍に回復した途端に引き締めに動きましたね。80年代はながく10倍以上だったのです。いくら電子マネーが普及していると言っても乗数効果の指標は大切でしょう。肝に銘じて日銀マンは行動してほしいものです。今回のあなた方の失政によって日本は明治以来、先人の努力で築いた信用創造の基礎を飛ばしたのですね。三菱などは明治以降、丸の内を中心に着々と基礎を100年以上もかけて築き上げたのに…その含み資産を一掃させたわけですから…よく考えねばなりません。その結果が竹島や尖閣の問題に繋がっているのです。経済力が停滞しているから近隣国から馬鹿にされるのですね。

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さて新春は迷いました。レポートに書いたように資産効果が発揮されるという読みと、そろそろ一服すると言う考えにですね。おそらく両方のシナリオが存在するのでしょう。そこで年初にみずほを高値で買い、この株高の恩恵を受けてない、カタルが選択した銘柄の中で上がってないグリーを買い増ししました。グリーは謎なのです。この謎の意味は、いずれお話しする機会が来るでしょう。大納会の下げは仕掛け的な意味合いがあり、大発会は上がっていました。通常の仕掛けなら相場が開始の合図です。今日の朝は高いかと…思っていましたが、仕掛け的な売りで値崩しされて反発してきましたね。いよいよ永い眠りから覚めて、新高値を目指す可能性があるかもしれません。いつまでもアイフルや野村をやり続けるわけにいきません。一気にボックスを離れるのがセオリーです。

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2013年01月04日

01/04

かたる:大発会も米国株高や円安を受け大幅な株高のスタートです。大型株でさえ窓をあけるスタートは今の人気を物語っており、金融相場の勢いを感じさせます。このような状態がまだ続くかどうかですね。人気が持続的に続くなら、だんだん経済は回転し出します。基本的に市場関係者は、過去に何度も騙されており、どうせ一時的な上昇に過ぎないと普通は思うのですね。故に今日辺りは、絶好の売り場とも考えられます。しかし2003年のみずほの動きを見れば分かります。下の株価チャートは、みずほの2003年4月から2004年9月末までの日足の状況です。

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今の株屋のイメージは、次への展開も同時に読んでいます。故にFRBの議事録が話題になるのでしょう。そうして同時に30年国債の利回り推移に注意を払わねばなりません。その状況は此方です。期間を短くすれば既に金利は上昇していますね。ここが重要ですよ。私は全体のイメージを大切にするから期間5年物を用いました。しかしメディアなどは3か月の推移を話題に捉えますね。グラフは期間のよりイメージがガラリと変わります。自分で作成すれば分かるのですね。しかし読むだけでは、私の述べている意味はなかなか理解できないでしょう。

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何故、みずほの2003年当時の株価と現在の米国長期金利の変動を、新春一発目の話題に据えたのか? 私の意図が分かる人はなかなかですね。人間が行動する心理の裏には様々な思いが隠されているものです。誰かが突然、怒り出したり、犯罪をするような背景は水面下に隠されているために、深層心理はなかなか理解されません。しかしそのような背景を追うテレビ番組があっても良いですね。人間の感情は複雑です。つもり積もった学習効果が行動の結果に繋がるのです。ここが重要ですね。私は野村証券の株価が年末に12連騰していると警戒感を伝え、今日は13連騰ですね。通常はそろそろ連騰記録は途切れるものですね。いくらなんでも確認作業が必要でしょう。しかしこのような状況が長く続くと人間は不安に対する恐怖が薄れ、我慢が出来なくなり買いつきます。上の二つのグラフはその状況を示しています。今はそろそろ…なのか? それとも本格的なスタートなのか?

世界中には6兆ドルもお金を中央銀行がばら撒いていると言います。これはベースマネーの話で、乗数効果が8倍程度あるとすれば、48兆ドルになり、誰が考えても心配になりますね。野村証券の1兆5千億円にのぼる投資キャッシュフローの意味が、一般に理解されるのは、まだまだ先でしょうが、昨日、カタルは総資産のリストを載せた意味も同時に解説しています。流動性の供給は必ず「ある現象」を生む筈ですね。特に日本は世界中で一番長くデフレ状況が続いていた国ですね。しかも経済規模はかなり大きく、多少のお金を吸収できて運用できる環境下にあります。世界第二の中国は怖いですね。この辺りの感覚を理解して頂ければ、今日のレポートは、これで終わりになります。昨年末から一貫して、実際は10月に感じ始めたのですが…マネタリーベースから始まった読みは、的確に読み切っていると思います。何度も言いますが売り物がなくては、お金は運用できません。大量の売り物が必要なのですね。1億、2億株と運用できる器が必要になります。100億円単位で運用する立場に立たないと、この辺の感覚はなかなか理解されないのでしょう。自分が大金持ちになった気持ちで相場を考えると良いのでしょう。今はその走りです。

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