未来かたるが語る

今日の市況

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2013年07月31日

07/31

かたる:今日は変わった発想を提供しようと考えています。あるサイトで、こんなイメージ図を発見しました。独立系の投資顧問のようで…毎年出してないようですから、データは最新のものではありません。しかしかたるの考える方向性が似ているので紹介したいと思います。要するに、このデータは成長と停滞を繰り返し、人類は成長していると言うのを証明しているのでしょう。それを長期のNYダウを基にした解説ですね。カタルは基本的に世界の中央銀行の流動性供給と技術革新の波が合致して、新しいステージに飛躍できる前兆だと考えています。もともと金融危機を誘発したCDSなどの金融デリバティブ商品は、資金供給が足りなかったから、必要に迫られ発展したのでしょう。お金と言うのは次のステップに進むための道具に過ぎません。人類が確立したルールの中で、どうやって進歩をしていくか? 如何に、効率よく成長を続けられるかという考え方です。

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その中で主張が対立してきました。共産主義は理想を追い求めた理屈です。しかし人間はエゴの塊で、賄賂や労働意欲を低下させました。今では市場原理が、もっともその進化のスピードを速める考え方として定着しています。お金の配分も株式市場と言う場を通じて決められていきます。これが市場原理主義ですね。だから本来は共和党のティーパーティーが主張する小さな政府と自由な国を求めるのが、市場原理です。ところが市場原理を突き詰めていくと、僕のような負け組が増えてきます。市場原理の究極は、一人の勝者とその他の敗者です。これでは社会に不満が生まれルール作りが進行し、規制や税金などの考え方が投入されてきたのでしょう。米国も実はSP500やNYダウは高値を更新していますが、ナスダック市場は高値を更新していません。更に上のグラフのように、基本的にはこの13年間は停滞期でした。

しかし、そろそろ次のステップの入り口に、入り始めたのでしょう。どうもグーグルなどの進化を見ていると、クラウドの一般化が始まるようにも感じています。カタルは何度もアンティキテラ船で発見された、この機械は天体運行を計算するために作られた古代ギリシャの歯車式の機械なのですが、かたるはこの解明の過程をBBCの番組で知り、興味を覚えたのです。今までなら、発見者などが単独で研究を進めていましたが、この機械の解明には、様々な科学者などがネットなどを利用して共同で知恵を出し合って解明した番組をみて、クラウドの概念の目覚めになりました。つまり一人だけの発想では、なかなか新しいアイディアは生まれませんが、「3人寄れば文殊の知恵」と言うように、多数の人間が集まれば飛躍的に研究のスピードが上がります。学会の世界では、ある人が新しい事象を発見すると…今では世界中の科学者がその現象に関連するレポートをネット上で発表しています。つまりネット言う媒体を通じ、クラウド、世界中の人々が、その事に意見を言えるようになっていますね。

世界の株価はネットを通じて、リアルタイムで分かるようになっています。情報の共有化が始まり、誰でも基礎学習が容易になりました。例えばこのIRNETも同じですね。今までなら証券マンと付き合いがなければ、証券マンの考え方など分かりませんね。ぼやきを含め、証券マンの考え方がIRNETを読めば分かります。内部情報の垣根などなくなり、フェアな競争が生まれるようになっています。例えばブラジル債の手数料が、いくらもらえるかとか…募集手数料の高額性が問題になったりすれば、商品の危うさが分かります。今までは格付け会社が信用度をチェックしていましたが…如何に、彼らの基準も作られたものであり、いい加減か分かりますね。一般的にほぼ理屈上は合っているのですが…不慮の事態には対処できない訳です。金融危機はそういう証明ですね。トリプルAの基準など意味がありません。

更にもう直ぐCPUが人間を超えます。押井守監督の電脳の世界ですね。SFの世界がやって来ます。今日はパナソニックの子会社が発売するパワースーツの話が日経新聞にも掲載されていました。ほら日本が新しいステップの入り口をいる事を、実感できる記事ですね。おそらくアベノミクスは大きな失敗をしなければ…時代的な背景などが、全て熟しているタイミングに思えます。冒頭の米国株の歴史的な検証の続きですが、おそらくアメリカ株は、ダウ3万円とか5万円とかと言う新しいステージに移行するタイミングだと考えています。日本も同じようにイメージしていますね。

現実に昨日、報道された三井住友銀行の対応は重要です。10兆円もの資金を何処に振り向けるのでしょう。何も三井住友だけではありません。関連する記事が今日のソフトバンクの孫さんの話しにも載っていましたね。レーティングが引き下げられ資金調達金利が高くなるんじゃないか?との質問に対し、国内行からは融資申し込みが殺到していると述べています。これらの材料などが全て新しい時代への入り口を示しています。冒頭のグラフは、そういう意味なのですね。この時期はどうしても投資家心理は、弱気に傾きがちです。5月からの下げの印象が強烈に身についているためです。だから成長と停滞は、交互に訪れるのです。株価波動の波も強い上昇波動、弱い上昇波動と二つのパターンがあります。二番天井を付けた次の上昇波動は強い波動になります。おそらく…年末は、また笑える相場展開になっていることでしょう。

さて具体論ですね。007は現物株の為に空売りが入りません。更に長い揉み合いで売り物は限られるでしょう。企業業績の推移が確かめられれば、新しいステージへ出発なのですが…こちらは定かではありません。しかしカタルが昨日示したσチャートを見ると、新しいステージが近いようにも見えます。果たしてどんな動きになるでしょう。今度、離れてきたら、売りではなく買い場になる可能性が高いですね。今までは売りで買い戻せたのでしょうが、今度の上昇波は大きくなる可能性があります。

さて昨日は少し戻ったケネディクスですが、僕は昨日は売りに押されると踏んでいましたが、その動きが今日にずれているようです。しかし今の所の安値は460円ですが、今日の動きは注目されます。この460円台の攻防は、なかなか見所があります。今日は小さなコマになるようなら、おそらくこの辺が、下値になる可能性が出てきましたね。510円の攻防では援軍が少なかったのですが、昨日の午前中は打診が見られたように感じます。今日もし、すんなり下値を割るようでは…下値を固められませんね。需給バランスは、相場を見て判断するしかありませんね。何れは上がるのですよ。

だって2003年の相場のスタート時点より、今の方が受託資産規模は大きいために、業績変化率の糊代は非常に大きいですね。三井住友銀行は10兆円も国債を売ったのです。不動産向け融資は確実に伸びるでしょう。変化率は非常に高く、来年になると、目に見えるように企業業績が伸びてきます。だから4ケタは既に確定的なのです。ただし円安による物価高、例えば東電の電気料の値上げなどで、政府批判が強まると分かりませんね。カタルが何故、ルビコン川の話をしているか…。黒田さんは戻れない川を、既に渡ったのですね。国債金利の上昇を補う経済成長が必要になるのです。だから信用創造の目玉になるケネディクスは、仕手のスタート株の素質を秘めているのですが…、残念ながら、今の所は市場から認知を受けていませんね。東電などは上場廃止になる可能性があります。日本航空と五十歩百歩です。やはり、ちゃんと時代の背景を捉えた筋の銘柄を手掛けないとなりません。後は強力な仕掛け人が参入するかどうかなのです。

さて今日はこの辺で…。予想通りの動きになるかどうか。神のみぞ知る。

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2013年07月30日

07/30

かたる:今日はカタルの二番天井のイメージを話す事にします。基本的に一般認識の5月23日の下げからの調整波動は完了してないのでしょう。過度のアベノミクスの期待感が徐々に、現実と綱引きしている様子です。6月13日に、一旦は下げの反動から反転し7月19日まで株価は戻りました。この波動の最中に押しが浅い銘柄(企業業績の好調な株)は戻り相場で新高値を付けましたが、期待感だけで買われた007やケネディクスなどは押しがきつくなり、大きく下がったために直近調整の安値から見れば、2倍程度まで反発しましたが、反発に限りがあり再び調整局面に巻き込まれています。一般的なイメージを株価でみるとブリヂストンなどがカタルのイメージ通りの展開のようです。

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さてカタルは本格的なアベノミクスの上昇相場が始まるのは、秋と前から述べていました。今回の株価の戻りは、銘柄にバラツキがありました。横河ブリッジや富士重工のように新高値を更新するものもありますが、それら銘柄を含め、綺麗に高値を抜けずに二番天井を付け、再び調整波動に入ると前から述べています。本格的な反発は秋以降になるだろうと考えています。この時期が8月なのか、9月なのか分岐点は今の所は定かではありません。しかし個別株の一本釣りはあると思うのです。故に007やケネディクスを候補に考えていました。グリーなども選択肢の範疇だろうとも考えますが、問題は企業業績ですからね。どれほど贅肉が削られているか…数字を見ないと判断が付きませんが、僕にはそんなに駄目株には見えません。スタートトゥディと言う株が、昨年末に急落していますが、似たようなイメージを抱いています。前沢さんも一時期、色々叩かれました。田中君が根性を見せてくれれば、来年は期待できると今でも考えています。カタルの失敗は海外売り上げの伸びを期待したものでしたが、予測とは大きく外れましたね。しかし株価が800円を割り、市場は完全に負け組のレッテルを張っているのを見て、やはり違和感を覚えます。別にグリーを買えと言っている訳ではありませんが、どんな株も、人間は与えられた条件を改善しようと努力をするものですからね。その原動力になるのは、不屈の精神でモチベーションです。DENAを敵視するあの根性は、捨てた物ではないでしょう。この会社は6月が決算期ですから、悪い予想を出し復帰の芽があるなら買い場になるとも考えています。

さて昨日も急落しているケネディクスは、僕の目から見ると、もっとも今の市場に相応しい銘柄と考えているのですが…なかなか市場からの支持が得られません。何故なら、今のこの時期にまともな株を手掛けることは難しいのです。やるとすれば仕手系の銘柄で、将来の改善が見込まれる銘柄を、先取りする必要があります。しかしソフトバンクでは3年以上は回復が期待できないでしょう。ケネディクスの業績の変化率は、2003年からの事例を見ればかなり高いですね。いきなり4年で10倍以上です。その仕組みも納得できます。今回は、前回より母体の受託資産規模が大きいので、その分、前回より利益が膨らむ筈ですね。此処に論争が生まれます。だから全体が休む時に、逆行高して仕手化するイメージを抱いているのですが…残念ながら、今の所は新たなファンドの動きは見られません。

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昨日などの動きは抵抗感なく下げに身を任せる動きでしたね。今日は今の所は高いですが、引けには売りに押されるのでしょう。しかし前日の安値を下回らずに終わり、明日は大きな陽線を引き、500円台に復帰するようなら人気株の素地が出てきますね。かたるは今日のケネディクスは、2月15日のイメージを抱いています。もともと600円台を綺麗に抜けなかったので、援軍を募る必要がありました。まぁ、慌てることはありませんよ。どっち道、天井は高いはずです。相場が落ち着いてから参戦しても良いのです。

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実は007にも可能性があるとも考えています。今朝がたは20万円を割れて始まったようですが…。この20万円割れは、買い場じゃないかな?とも考えています。理由は日柄調整がかなり進んでいます。前回も無理せず中途半端な上昇で…カタルが独自に採用しているσ理論のチャーでは、比較的に綺麗な上昇パターンを維持しているようにも感じます。今日は昨日の下げの反省をしているようですね。しかし目先のアヤ戻りに過ぎないでしょう。やはり来週にならないと、何らかの動きらしい動きにならないと思います。追証が心配な人は、高い時に軽くした方が良いでしょう。ただもうそんなに下値はないと考えてもいますが…。

何故なら、一度、5月から調整波動を経験し、腰が強くなっているからですね。基本的に5月からの下げの反発地点を、下回ることはないのでしょう。それにしても三井住友は、ずいぶん国債を処分したのですね。通常はデュレーションの変更程度に留めると思うのですが、そんなに資金需要があるのでしょうか? 不動産向け融資の推移が分かる日銀の資料の発表は四半期ペースですからね。昨日も述べましたが、この下げは買い場なのですね。

次の株価上昇は本格的な経済回復を買う相場に移行して行きます。更に7-9月期の数字が明らかになる11月は、おそらく4―6月期より数字がかなり改善されるはずです。そうすると、今四半期は通期を据え置く企業は多いのでしょうが、11月は通期の数字を増額してきますね。この辺りの援軍も期待できます。更に三井住友銀行のようにデフレモードから、通常モードに切り替える企業が増えますから、投資が盛んになる筈です。この確認作業が見られるはずですね。今から、あまり先の予想を打ち出すのは早いですが、どっちにしても次の上昇は、5月の高値を抜ける相場になると考えています。

さてどんな形になるか…カタルのイメージは当たるかどうか。いつも早めで、しかも買いしかしないカタル君だから、これまでの失われた時代では、失敗続きでした。しかし三井住友銀行のような企業が増えると、だんだん日本も新しい成長過程に向かうのでしょう。1989年、実質的に1985年から日本の凋落は始まりました。江戸時代の体制転換も時間が掛かりました。1853年がペリーの来航で、西南の役が1877年です。この時期は24年間掛かっています。更に大日本帝国憲法の制定は1889年ですからね。実に36年の歳月が掛かったのです。今回の日本の起点は、プラザ合意と考えており、この年が1985年ですから、現在は28年が経過していますね。あと10年程度、新しい流れが定着するまで時間を要するのでしょ。西南の役は、現在の小泉政権から安倍、福田、麻生から民主の鳩山、菅、野田などの激動期に見えますね。内部紛争はあるものです。

プライマリー・バランスが成し遂げられるのは、まだまだ先でしょう。ここ5年程度の混乱期はチャンスなのでしょうね。何故なら、新しい価値観は形成される過程だからです。カタルはスマート・コミュニティーの進展から、クラウドへの「情報の価値」に焦点が当たると考えています。グーグルやアップルなどが、その覇権争いをしている訳ですが、ソフトバンクが、この先頭集団に追いついて欲しいものですね。ソニーに期待したけれど、なかなかその潮流が生まれませんね。ただM3は、なかなかですね。あとは意外にも、センサーの会社にも注目したいものですね。ロボットが何れ一般化します。この時に大きく華が開くのはセンサー技術を有する企業でしょう。人間の健康管理も自動で監視する時代になるでしょう。クラウドの世界は新しい成長分野なのですね。この流れを外さないことです。

成長株は必ず、新しい産業から生まれてきます。蒸気機関から鉄道が躍進したように…、産業革命は100年単位の時間をかけ、体制転換してきましたね。今はクラウドと言う「情報の価値」の具現化に、的を合わせている企業群なのでしょうね。だから007は一つの候補であり続けるわけです。どれでも良いのですが…その範疇にある企業の株主として、5年や10年の保有を心掛ければ…あなたの老後や子供たちの未来は、少なくとも財政面で足かせを縛られる心配はなくなるのでしょう。夢は大きく、相場が駄目な時は、ある意味でチャンス到来なのですね。互いに頑張りましょうね。

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2013年07月29日

07/29

かたる:やはりと言うか…。ある程度の確認作業は予想されていましたが、不透明要因が再びクローズアップされ、全体の株価波動は調整色を強めつつあります。奇妙なことに決算ピークを迎えてからではなく…発表事前に売られているようですね。まぁ、スバルにしてもマツダにしても同じですが…、この時期の数字が市場予想に比べ格段に改善されるはずはなく、株価に織り込み済みという反応は仕方ないのでしょうが…。果たして全体の株価位置が、先の安値を下回る様な下げに繋がるとは考え辛いのです。どう考えても、この下げはチャンスの筈です。

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今回、始まった調整波動は、前回の調整波動にも影響しますので、ここで考え方のお浚いをしておきましょう。実質的に前回の調整波動は、5月半ばに株価は天井を打ち、市場がその流れを認識したのは23日の大幅安でした。何しろアベノミクスで「失われた時代」の怨念が解き放たれるとのイメージがありましたから、強く期間の長い上昇でした。しかしその上昇幅に比べ、意外にも調整波動は短いものだったようにも感じます。(不動産株を除き…)理由は値幅を中心とする調整の為でしょう。更に上げ過程でかなり玉を消化していましたからね。

今回の戻り相場で新高値を更新した横河ブリッジや富士重工を見れば分かりますが、6月7日に底入れをして反発しました。市場の23日から数えると実質12日営業日なので僅か2週間の短期調整で利食い売りをこなし反発したのです。この考え方は重要ですね。早めに相場になるものは、全体調整に先駆して調整を完了するものなのです。(カタルはここでも相変わらず、007やケネディクスの事を念頭に考えています。)

この調整波動は5月23日から始まり全体相場は6月13日に底入れをし、この過程で一度、玉の需給関係は、今回の調整は前回の調整過程より改善しています。だから早いものは2週間程度のものなのでしょう。今回の調整への起点は、チャート上は参議院選前の19日だと考えられます。参議院選挙の結果は分かり切っており、事前にイベント終了で動いていたように感じます。つまり先週は調整第一週で、今週は2週目にあたります。早い銘柄は週後半から来週初めには底をつけ、反発体制に移行すると考えるのが普通でしょう。しかしエリオットの株価波動論では、調整波動の下げは2波で終了します。通常は先の安値を下回る下げを、テクニカルアナリストは掲げるのでしょうね。このパターンがあるとすれば外部要因なのでしょう。ただブラジルはかなり改善していますね。だから中国かな?

最近はこの手の報道が目立ちますね。ただ中国は日本と同様に世界1位、2位を争う債権大国ですからね。中国の米国の国債保有額は多く、簡単に仕掛けられませんね。最近はMMFの資金流出などを話題にしているようですが…。外部資金に頼っているギリシャなどの欧州各国とは違いますからね。まぁ、どっちにしても今週の調整波動は致し方ありません。どの程度の抵抗をするか? 何処で買戻しなどの動きがみられるかのポイントは非常に重要です。カタルはケネディクスの株価を事例に、先週は510円の攻防を掲げましたが、あまり抵抗らしい動きではなかったですね。先週末も、実は可能性はあったのです。もし金曜日に高くなるようなら…新規ファンドの参入だったのかもしれませんね。しかしどうも打診か、買戻しの程度だったようですね。もともと素質のある株は限られています。

ソフトバンクは崩れているように見えますが、こちらも可能性がありますね。クラウドの推進をよく理解している会社に思えます。情報の価値を孫さんは理解していますね。ただ株価的な魅力は、中長期になるのでしょう。仮に此処で仕手化しても…援軍は来ませんね。2010年のユビキタスのようなものです。時代のピークと業績の変化率が株価上昇のタイミングで一致するようには感じられません。だからカタルは、今回はあまり関心を抱いていません。ファナックは好きな会社ですね。投資減税の目玉になっても不思議ではありません。でもやはり僕には、長期金利の動向や不動産融資の進展がテーマになるように感じています。今朝のケネディクスも売られていますが…、素質はピカ一でしょう。2003年からの8億~146億円の業績変化率を上回る環境なのかもしれないからですね。だから、ある意味でかなり期待しています。

今日の株価は495円から始まり、現在は480円ですね。470円前後の株価は想定済みなのです。このラインでは止まると思うけれど…どうかな? 新規のファンドが登場してくれると良いのですが…。何を見ているのでしょうね。日本株を買うなら、間違いなくこのラインは欠かせないはずです。三菱地所などを買うより、ここだと思いますが…。この銘柄は値動きが結構荒く、個人投資家にも人気がありますね。常にTICK回数の上位にあがっています。もう一つの可能性がある株は、意外にもグリーも候補に挙がっています。一度、カタルは、自分の認識の間違いからすべて撤退しましたが、やはり信用の取り組みなどが魅力的に見えるのです。下げの形を見る事で…次の人気株の候補が見えてきますから、良く相場を観察することが重要ですね。

例えば007を持っている人は、当然、前回のイメージがありますから、このような環境になると持っている人は動揺します。しかしこの下げを待っている投資家も存在する筈です。何故なら、今年から来年にかけ、もっとも期待感が溢れ、裏付けの形が見えているからです。村田との協業成果などがあるからです。目先筋が動揺し、投げる所が拾い場になります。最近はアルゴリズムも働き、どちらかと言えば一方的な展開になりがちですが…自分の価値観を、よく認識しておれば、様々な対処が出来ると思っています。下げるにしても上げるにしても、相場は常に適正な感覚が働き、あまり一方通行の展開は続かないものです。

僕の欠点は、何時もそうですが、下がると思っても空売りをしないし、投げることもあまりしませんね。どうも大金持ちになったような錯覚を、きっと感じているのでしょう。そうして危なくなると投げるのですね。いつも…この繰り返しです。ケネディクスのケースで話すなら7月19日の段階で今回の下げは、ある意味で確定していました。しかしいつも可能性に賭ける姿勢が災いしましたね。実際にカタルは22日には玉を、一部、外していましたが…。その後も、何度かチャレンジしています。今日もチャレンジしていますが、やはり早いのかな? でもカタルの相場の見方は変わりませんね。この一時的な株価のブレまで綺麗に見えるなら、大金持ちになっているのでしょうが…。アララ、とうとう、想定ラインに株価は到達しました。此処を抜けると、更に二番底の形成があるのでしょうかね?トホホ…。

この二番天井を付けに行く過程で東電や群栄などが人気になり筋が悪いとカタルは相場を批判していました。素質のある銘柄を採り上げないと相場は短命に終わりますし、全体相場への影響も限られます。現在のカタル銘柄の007やケネディクスは僕の目から見ると、かなりの素質を秘めています。本当はこのような素質の高い銘柄を一本釣りする相場が、今の環境には良いと思っています。投資減税などの企業行動は今の状況ではなかなか起りませんね。信用創造から新しい時代の幕開けをイメージさせるスマート・コミュニティー時代を演出する行動も必要なのです。ドラマも演出家や脚本家の素質が人気を左右しますね。相場も同じことでしょう。

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2013年07月26日

07/26

かたる:困ったことに当初予定していたシナリオが実現しそうですね。当初は5月の下げからサマーラリーの二番天井を、参議院選に焦点を充てていました。どうせ1Qの業績数字は期待できません。…と言うより株価に織り込まれている為に、戻っても二番天井になるだろうと考えていました。代表事例は自動車のスバルやマツダでしょう。おそらく、このラインをすんなり抜けずに下がりますね。もう一度、下値を確認するのでしょう。

昨日の日経に報じられていた富士通ゼネラルのケースは、容易に想定されていました。日中間の貿易赤字の多くは、日本企業の生産移転による影響でしょう。政策の無策が長く続いた為に空洞化が過剰に進展したわけですね。やはり分岐点は1998年なのでしょうね。それを…と、今頃、嘆いても仕方ありません。本来は国内需要なので、日本に生産基地を残すべきなのですね。日産自動車のマーチのタイへの生産移転は代表的な事例です。日産はここに来て高級車の生産を回復させています。TPP交渉次第ですが…上手く妥結できるなら国内の生産回帰は一つの流れなのでしょう。この狙いで、カタルはホンダの関与率が高い「アーク」に狙いを定めましたが、折角の寄居新工場も生産の配置移転ですからね。今日、報じられている雇用の話は、「フルキャスト」に繋がるのでしょうが…所詮は搾取と言う後ろ向きの政策です。空洞化への対処と言うものですから、大きく株価が動く訳はないでしょう。

個別株としては、不動産の中でも仕手化しやすい「ケネディクス」が狙い目だと考えていますが、なかなか市場から支持が得られません。結局、昨日は下値で買った分を投げさせられました。あまり下がると相場の出直りが遅れます。カタルは楽天家なのでアベノミクスの失敗は考えていません。どう考えても、この銘柄が一番ふさわしいと思っていますが動きませんね。昨日の場を観察すると、510円の売り物35万をすんなり消化し、更に押されても、何度かこの510円の売り物を10万株単位で買っていたんじゃないかな? おそらく空売りの買戻しでしょうが…。この510円から519円のラインは、一つの節目ですからね。このラインは破られると、あっさり470円前後まで押される可能性もありますね。目先の動きを考えるのも、なかなか難しいですね。寄り前の気配値は500円の攻防のようです。心情的には、また買ってみたいのですが…。あまり損切りを繰り返すのも資金が乏しいカタル君にとってどうかな…。ケネディクスは問題ないと考えていますが、日経平均株価全体が下げそうにも見えるのですね。いくら個別株が良くても全体が下がると、どうしても人気株は押されます。

折角の自社株買いの発表のソフトバンクも、寄り前の気配は安いようで…人気株はそれぞれ崩れています。日経新聞には都市銀行の長期債(国債)対応の話が載っていましたね。最近の利回り低下により、今日の記事は想定できていましたが、この掲載で裏付けが取れましたね。つまりアベノミクスの新しい相場が、始まる準備が整ったわけですよ。1Qの失望が弾みになって、新しい相場に入るのでしょうが、まだ8月ですからね。ここから1か月程度の下値固めがあっても、良いようにも感じますね。どうすべきか…迷いますね。

余程、資金に余裕があるなら、買い下がればいいのですが…。カタルは今回の二番天井を想定しており、小遣い稼ぎで500円割れのケネディクスを買い始めたのに…。その途端に、急落の洗礼を受け、あの時は一度、投げています。ほぼベストタイミングだった6月の中旬の参加だったのに…僅か3日程度の時間のズレが損失に繋がり、充分な成果を得ることが出来ませんでした。1か月前の話です。他人より、あまり早く読むのもどうかと考えます。資金が乏しい人間は、他人より遅くて丁度いいのかもしれません。

注目しているケネディクスは、496円で始まり502円の30万の売り物をまたクリアしたようですね。この筋は、昨日、仕掛けた510円の筋でしょうか? 何処かのファンドの新規参入なら面白いのですが…。どうかな? 自分がやっている訳ではなく、所詮、力のない人間は、コバンザメなのです。場の動きを見て行動するしかありません。ソフトバンクの選択もあり得ますが…僕には上値が乏しいように見えますね。2倍程度の可能性ならありですが…。ここに来て007にも触手は動くのですが…。何しろ、あまり手持ちの玉を偏らせるわけに行かず、本来はケネディクスの儲けをぶち込むつもりだったのです。その儲けの種が、こんな有様で…。トホホの世界から、なかなか卒業できませんね。先ほど502円を買った連中は、目先筋かも知れず…。後場からの様子を見ないと判断は尽きませんね。

ケネディクスは、あの時(6月下旬)の007と同じで、一度、売りの関門を払っています。619円は綺麗に抜けていますからね。だから前回の安値を下回ることはなく、この下げの場面が、買い場なのは明らかです。この位置が500円割れなのか470円ラインまで押されるかは…判断が付くものではありませんね。要するに分からないのです。僅かな株価の動きに心が左右されるようじゃ…いくら資金量が乏しいと言っても小者ですね。後場から大幅高するなら、ファンドの新規参入なのでしょう。そうなれば、また買い増ししてみたくなります。少し買ってみるか…また騙されたつもりで。トホホ…投げたり買ったりの小者かな…。まぁ、相場全体は、懸念材料もあります。一番は中国の地方政府の動きですね。今日のニュースでは、ロイターが掲示していた江蘇省の話ですね。地方政府は暴走していますから、この投資が過剰投資でここが問題とされています。成長率が高いままなら、過剰投資は一時的な調整で復活します。嘗てのダイエーがそうでしたね。

中内さんは、激戦の戦地から帰還され、価格破壊と言う小説のモデルになりました。城山三郎の原作だったと思いますが…薬局とメーカーの戦いを舞台に小説が書かれていますが、あれは実話をもとにしています。日本の既得権力勢力の実体が書かれていますね。その巨大な壁に挑み、不屈の精神で価格破壊に挑んだのです。しかし彼もベルリン壁崩壊の意味を理解してなかったのですね。その為に沈みました。情報の価値が如何に大切か、理解されます。相場で儲かるのが難しいのは、パラダイム・ショックと言う経験したことがない異次元の環境が、時々訪れ、対処に迷うからですね。朝ドラの「あまちゃん」で、太巻きさんが「全ては運なんだよ。」というセリフがありましたが…カタルもそう感じます。

どうせ619円の壁は抜けるのです。新高値を付けるケネディクスは決まっているのですが、狙いが正しくとも、途中経過が問題なのですね。007もそうですね。100万円を超えるのは決まっているのですが…何時、どんな形で超えるのか? 全く分かりません。それは人間の心が見えないからです。資金を保有している連中が、実弾で株を買っているのか? その連中の資金量は、どの程度か? こんな事は全く分かりません。だから「相場は相場に聞け」と言う禅問答のような諺があるのです。後場からも、更に買い増しすることになるかどうか…。僕はこの程度の規模の銘柄が、今の環境に相応しいと考えますが…市場からの支持は得られるのかどうか…。やはり、神のみぞ知る領域なのです。

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2013年07月25日

07/25

かたる:昨日はソフトバンクのプレゼンから、色んな事を学びました。時代が大きく変化し、情報の価値が非常に高いことを学んでいますが、一見すると、情報力の意味を日本人は良く知っていません。日本の公安などが、米国のCIAなどに相当するのでしょうが…情報戦はかなり不得意な分野ですね。過去の歴史を見れば分かりますが、日本はこの分野の軽視により、大変な損失を被ってきました。太平洋戦を見れば分かります。しかし何故か、この分野に力を入れようとしませんね。しかし公共事業投資でも同じですが、効率的なお金の使い方をする為にも、周りの状況把握は必要な分野です。データをどう扱うか…この分析能力は、これから益々重要になるでしょう。株屋に長い間、身を置くと…厭と言うほど「情報の価値」を解らされます。

僕の手痛い失敗は「サブプライムローン」の意味でしたね。まさか、CDSと言う商品に組み込まれ、天文学的な金額まで登っているなんて…。日経新聞だけでは…日本のメディアだけの報道では、あの時は分かりませんでした。分かっていれば、あの時に撤退していたかも知れません。みんな後の祭りです。法律も現状変化の後追いで、改正されていきます。おそらくこれから10年は、劇的な時代変化を遂げるのでしょう。ユビキタス時代の情報と分析、お金の流れに至る様々な動きは、余程の想像力を働かせ、時代の変化を読み取らないとならないのでしょう。多くの日本の投資家は、イワシ民族のディーリングと言う後追いの作業に明け暮れます。しかし大切なことは、時代の方向性をどう捉えるか?ここに尽きます。

昨日は昔のお客様から、ケネディクスの質問を頂きました。カタルの変化に戸惑っている様な感じでした。方向性は決まっているのですが、目先の動きはカタルでさえ分かるものではありません。あとは政策にも依ります。ただ経済が回復するなら確実にお金は動き、不動産融資は伸びますね。ベースマネーを、あれだけ増やすのですから、乗数効果が生まれますからね。2004年時の受託資産残高は2500億円とか…。2006年5月の段階では4635億円と言う記載がありました。そうして直近の受託資産合計は1兆1609億円です。2002年9月から2005年12月にかけ株価は今の株価に直すと…、200円から4000円まで20倍に伸びています。この背景は金融緩和により地価上昇が鮮明に起ったからですね。そうして不動産向け融資が伸びていました。今は同じような経済環境にあります。むしろ全体のパイ(ケネディクスの受託資産)が大きくなっているので、総量効果が生まれ、もっと利益が膨らむと考えるのが普通ですね。あの時は20倍で4000円ですが、もっと高値になる可能性が、受託資産規模からみて想像されます。

確かにグローバル化の流れを見て、ソフトバンクの選択もある意味で魅力があります。東電や群栄などの偽物より、ずっと良いですね。東電なんかより、まだフルキャストの搾取する銘柄の方がマシでしょう。しかし、どれもカタルは魅力を感じません。ソフトバンクがスプリントの立て直しを軌道の乗せ、収益化できて次のステップが見えるまで、どう考えても3年から5年はかかります。いくら理想買いとは言え、仕手戦に無理がありますね。2000年のITバブル時より株式分割を実施しており浮動株も多いですね。仮に上がっても2倍程度のものかな?…なんて、考えると途端に気力が失せます。しかし株価が10倍になる可能性があるとすれば…007と共にロングランで取り組む、意欲が湧いてきますね。良い銘柄がこの環境下でそう出てくるものではありません。日本写真印刷もお約束の2000円台に復帰したようですが…。所詮、この程度の株なのでしょう。

故に、カタルは600円手前の揉み合いで、一気に抜けると考え買い増ししていました。しかしあの時は、市場から支持は得られませんでしたね。株価が一旦下がるのは、セオリーです。新規参入者を求めねばなりません。何処か外人ファンドが組み入れるのを待つしかないですね。見渡せば分かるのです。業績の変化率が、期待できる有望な株を探して行けば政策にマッチして、時代背景に合っている銘柄など、そう転がっている訳がありません。J・TECを、何故、フィデリティーが組み入れたか? それは既に薬の認可が下りており、収益化が目先に見えるからですね。彼らの事ですから、市場規模など詳しくリサーチしたのでしょう。膝関節の痛みの苦しむ高齢者は多く居ますからね。だからファンドは組み入れ株価が急騰しました。

007の株価が5月の場面から急落し、早急に戻ってきたのは、あの10万円台を筋のファンドが組み入れた可能性もあります。今回の1Qの数字発表で、村田への数字が見えるかどうか…まだ分かりません。しかし最近は期待感もあるのでしょうが、株価は戻っています。本当に数字が見えているなら30万円台に入っても不思議ではないですね。ところが今の所、たいした売り物も出ない25万円以下で推移している所を見ると…確信が持てないのかもしれません。この辺りは買っている人に、直接、話を聞かないと分かりません。まだ数字の発表まで2週間以上ありますから、これからどう展開するか分かりませんが…。これほどの逸材ですから、何処かでファンドが必ず組み入れて来るでしょう。

ケネディクスの株価が軟調ですが、今、昨日の下値516円を割れたようです。しかし既に増額修正をして受託資産残高も増えています。確実に不動産向け融資はこれからも伸びますから…どう考えても、大きくは押しませんね。500円を割れるかどうかも難しい賭けの筈です。カタルは今、また打診を入れました。確かにチャートは、依然、下向きです。でも実際の数字の改善を、多くの人が見ており、材料出尽くしで下がる銘柄ではありませんね。大きく伸びきったグリーのようなタイミングとは違います。業績が回復途上の株価と、大きく収益が伸びて好業績が発表されているタイミングと違いますね。丁度、現在は戻り高値619円から約100円押しの515円の株価位置です。この辺の需給バランスは見えませんね。信用で過剰に持っている人も居るでしょうし…僕のようなシナリオを持って買い場を探している人も居るでしょう。目先の株価の動きなど分かりませんからね。

ただ一つだけ言えますが、昨日は本当に久しぶりにVWAPの株価が、引け値を下回りました。つまり昨日、ケネディクスを買った人は、その日限りですが、引け値の段階では、儲かった状態で一日が終わったのですね。つまり心理的な分岐点に株価位置が来ていることも示しているようです。今日も値動きを見ていると、明らかに空売りですね。上値にみせ玉を見せ、叩いています。昨日も前半、その展開のようでしたが、後場には30万株程度の買戻しが入っていました。昨日は目先の売り方は、やられたのでしょう。今日はどうでしょうかね? まぁ、あまり目先の解説をしても仕方がありませんが…。昨日、僕が打診を入れ、今日も買っている理由は、あの時に抜けないと思っていた519円をあっさり抜いた関門だからです。あの日は驚きました。7月4日の話ですね。あの日の引け値は550円まであって530円でしたね。

僕は株価が騰がる時期が来ていると思っているんですが…市場からは支持されませんね。これも仕方がない事です。株価が騰がる理由と根拠を述べても、市場から支持を受けないこともあります。日本写真印刷は、既存のファンドが多く関与しており逃げたいのでしょう。確かにある程度は業績の変化があり先の改善が見えるのでしょう。おそらく増産ラインが動いているから、何処かの証券会社がレーティングを引き上げたのでしょう。でもこんな銘柄の上昇率は、カタル銘柄とは違います。味の素、花王など…年金ファンアドなら組み込みたいものはたくさんあります。冷凍食品などは保存も効き、冷凍技術も発達し、日本ブランドの信頼性もあり、アジア向けに大きく伸びる素地がありますからね。ソフトバンクは財務内容の足かせがありますが、ようやくピジョンに遅れる事、10年以上でしょうかね? グローバル化の道を歩みました。本当はドコモがやるべきだったのです。銘柄の流れと、時代の流れを感じてくださいね。8月に入るので、どうしても大型株はやり辛いでしょう。やはりどちらかと言えば、小型の強弱感が対立する仕手株が物色の対象なのでしょうね。先頃、ケネディクスは増額と受託資産の増加を発表していますから、大きく落ち込まない筈です。ただ資金がない人は安全を見て、619円を抜けてから買っても良いのですね。どうせ、何れは4ケタの実力のある株ですから…。

大切なことは無理をしないことです。自分の資金量に見合う、良い波が来るまで待つことも大切なことですね。時代の流れに銘柄が乗っているなら、確実に何度も、何度も波はやって来て、株価を上に運びますよ。時代の流れを良く観て、観察することが一番大切なのでしょう。

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2013年07月24日

07/24

かたる:いろんな点で相場は難しくなってきましたね。先ほど、昨日行われたソフトバンクのプレゼンを見ました。流石ですね。彼の説明は理屈に合っています。「迷った時ほど遠くを見よ」と述べ、カタルと同じように時間軸を変化させる説明がなされていました。カタルは株屋ですから、株価の時間軸を変えることで将来を予測しますが、彼は300年後の未来予測から30年後をイメージして事業展開を図っていると述べていました。2018年にはCPUが人間の脳を超える話など…。幾つはヒントになるキーワードが散りばめられており、彼の話はやはり価値がありますね。そのソフトバンクはITバブルを彷彿させる展開を見せています。ITバブルの再現があるのかどうか…チャートは買い場を示しているように見えます。丁度、1999年の年末に向かう展開を連想した次第です。あの時は1万円まで強気を堅持していましたが…。ついに途中から割高を意識し、売った瞬間から株価が大きく飛んだのですね。驚くことに…異次元の空間に大きく伸びて行きました。何しろ198000円ですからね。売ってから20倍ですよ。あまりに異常ですね。

それにしても彼のプレゼンは面白いですね。カタルと同じ発想ですね。カタルはこれまでに何度か、「アンティキテラ島の機械」の解明の話をしています。あの解明は複数の科学者が知恵を出し合って解明しました。クラウド・サービスは、まさにその事を示しています。教師も必要なくなりますね。「今でしょう」の林先生のような優秀な講師がビデオに出てノウハウを伝授すれば、後はタブレットなどを利用して授業が進められます。ファナックのゲンコツロボットのような仕組みが人間を排除し、人間はもっと次元の高い付加価値を生み出す仕事をします。芸術性ですね。世の中で最も付加価値の高いのは創造力であり、芸術性なのでしょう。人々を惹きつけ、魅了する力です。感動を与える事が出来る人は素晴らしいのでしょう。

さて昨日、一昨日とカタル君は、ケネディクスを寄り値で売っています。一昨日は利食いですが、昨日の寄り付きは若干の損ですが、590円台で買い増しした分は残しました。そうして今日の寄り付きは、逆に買ってみましたね。本当は519円の指値を考えましたが…僅かな違いで買えないのも小癪なので、寄り付きで買った次第です。そうして移動平均線の504円にも指値を入れましたが、今の所は買えていませんね。ケネディクスの判断は難しいですね。時間軸だけの話しなのでしょう。異次元緩和は実施されており、不動産融資は伸びますし不動産価格も上がります。米国ではフリッパーが復活していると言います。フリッパーとは、家をリフォームして高く売る商売の事ですね。つまり住宅に付加価値を加え、高く売るのです。日本でも新築住宅に手が届かない人は、中古物件を買って自らがリフォームすればいいのですね。これからはその様な時代なのでしょう。カタルの株式教室かな?そのケネディクスの資料を、読めば分かりますが、確実にケネディクスの株価は上がるでしょう。最も期待している銘柄の一つです。ただ流石のカタル君も時間軸は見えません。今日の安値を転換点に上昇する可能性もあるから打診買いをしたのです。孫さんの述べた「迷った時ほど遠くを見よ。」と言う言葉に刺激を受けたのですね。来年にはどうせ上がる株です。


この「クラウド」は、これからのキーワードになりますね。情報化社会になって情報を活用すれば当然、クラウドを利用します。どうも横文字は苦手なカタル君、最近は英語を話し人が多く、みんな横文字が氾濫して困ったものだな。トホホ…。先ほど四季報で、この「クラウド」を検索してみたところ…72件がリストアップされ、流石、007もその候補銘柄に掲げられていましたね。情報を利用し駆使するサービスはこれから大きく伸びるでしょうね。自分なりに選択してみてください。やはり新興企業に多いですね。一例を掲げます。カタルが探す条件に合っている会社は、例えばソフトマックス3671などですが…。株価はまだ落ち着いてないようにも思います。この銘柄が良いと言う訳ではありません。ただイメージとして参考に掲げたまでの話です。

かたるは孫氏のプレゼンを見て「情報革命」と最後に指摘してありました。ビッグデータの活用をはじめ、これからの時代はこの情報の活用ですね。だからネット上(クラウド)に眠っている情報を、どうやって生活に活用するか? カタルには様々なアイディアはありますが、自分が技術者じゃないから、データを活用する仕方のノウハウがありません。エクセルのマクロも使えないレベルですからね。だから小学生の内からプログラムの基礎を学ばせる教育の必要性を感じる次第です。CPUがいくら発展しても、創造性の機能を盛り込むまで、まだかなりの時間があります。まぁ、いずれ孫氏が言うように、人間を凌駕するロボットが生まれるのでしょうが…電脳をテーマにした押井守監督の世界の話です。

アベノミクスの後に内需ではなく、グローバルや米国に焦点が絞られると言う話があります。確かに昨日のソフトバンクの株価上昇は、その流れにあります。東電や群栄、MUTOHではないのでしょう。あるとすればグロ―バルのソフトバンクは、仕手化して時代を創る銘柄に育つかもしれません。1999年から2000年のITバブルから13年の時間ですから、あのバカ株価を抜けなくても、ある程度の相場が再現されても不思議ではありません。ただ財務リスクは高く、成功する可能性も低いのが現実です。でもボダーフォンの買収時より、ハードルは楽なはずですが…。今度は文化の壁が最も大きな壁でしょう。でも可能性はあります。もともと僕はアップルやサムソンの高収益に疑問を感じていました。アップルが得る、あの集金システムは、本来、通信会社が得るべき範疇の利益ですね。ドコモを見れば分かります。ギャラクシーよりエクスペリアですね。通信会社が端末企業を買収しても良いのですね。システムを構築したものが、本来は利益を享受できるはずです。

今日は考え方の銘柄選別の考え方の発想に焦点を充て、レポートを書いていますが、分かりますかね? 自分で見なくては分かりませんよ。孫氏の昨日のプレゼンは50分程の映像ですが…各企業にアイパットの導入を訴えているのでしょう。ユビキタス時代のはなしです。何故、カタルが007に拘り、ずっと言い続けているか? 時代が求めているからですね。ケネディクスもそうなのです。皆さんには見えないのでしょうかね…。確かにこれからの政策に影響を受けますが、あのロンドンさえ、不動産価格が上昇しています。米国だけではなく、銀行の資本不足が心配されているロンドンでも住宅価格は上昇しているのです。あまり大きな押しは、相場が死んでしまいますね。人間は日々影響を受けて感情が変化するからです。ムードを持続させないとならないのです。信用創造は資本主義の仕組みを維持させる、必要不可欠なパーツなのです。こんな事は常識ですね。

今日の相場は、前回、一番変化率が高いとして取り上げたタッチパネルの日本写真印刷も大幅高しています。しかしカタルはあまり強く採り上げてはいません。横河も清水もみんな高値を更新しましたが…触手が働きませんね。天井が見えるからですね。007は無限の広がりが感じられますが、今回の発表で数字が出てくるのかどうか…定かではありません。でもあの13万台に落ちた時からどこよりも早く復帰し27万円台を付け、完全に一旦抜けたのに…そのまま上昇せずに、またお休みモードに入り。先ごろは再び20万割れですからね。しかし今日は19日、22日に抜けなかった壁を抜けていますね。次は26万の壁ですね。おそらくケネディクスも同じ形なのでしょう。僕はあの時に、すんなり抜けると考えていました。だから590円台まで買い乗せしたのですが…市場から支持が得られませんでした。かたるは論理的な裏付けを株式教室で掲げ、2003年から2006年にかけて不動産融資が伸びた時に、ケネディクスの2003年の利益8億71百万円が、16億、47億、90億、146億と膨らむマジックを解説したのに…も拘わらず、市場からの支持は得られませんでした。

仕方なく、調整が入りました。でも時代性の流れを捉えて置けば、何度も復活するのです。必ず、自分に合った良い波が訪れるものですよ。内需の復活なくして、アベノミクスは成功しません。だから狙いは外れてない筈ですね。もしカタル銘柄が外れるとすれば、全体相場が大きく沈む時の筈です。頑張れ!007にケネディクス。果たして、市場の賛同は得られるのでしょうか?

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2013年07月23日

07/23

かたる:アベノミクスの停滞感が市場では感じられるようになってきました。円安による国内回帰というシナリオが効かず、信用創造と言う希望の星が霞んでいる中で、相場のシナリオを立てるのは、至難の業です。ねじれが解消され、通常はフリーハンドを得たので政策進展への期待感が生まれても良いのですが…。スターが生まれませんね。昨日はフルキャストが人気になり、労働環境の問題がクローズアップされていました。基本的にこれは搾取する仕組みですね。マイナス面である負の政策で、空洞化への対処なのです。企業がリスクを冒さずに、安い労働力で対応すると言う銘柄が買われるという事は、日本の失われた時代が続くことを証明しているのかもしれません。そうなると、長期金利は再び下がることになります。昨日は0.7%台だとか…。この現象は、金融界のシステム移転が順調に消化されていると言う側面と、失われた時代が、さらに続くと言う後ろ向きの見方の二つがあるようです。もし信用創造が進むなら、金利は高止まりし右肩上がりの展開を演じる筈です。ケネディクスが注目される所以です。

これから3年は政策のチャックを受けずに済むので、政策の緊張感が失われ、また「失われた時代」に逆戻りするとの見方も、当然、あります。もともとユビキタス時代に入り、生産効率は上がるので、新しい分野の進展がないと、人間が労働する場がなくなります。ものを作る従来型の生産は、新興国に取って代わられたのです。スマート・コミュニティーの確立と言う新しい技術を取り入れたシステム移管が、問われる訳です。何故、グーグルが車の自動運転に拘り、地理ソフトの会社買収に拘るか? 答えは明確です。ITSなどで日本は先行する技術があるのに、なかなか世界をリードできず、デファクト・スタンダードが獲得できません。電気自動車の充電器もそうです。パナソニックやソニー、そうしてシャープは、なかなか時代転換の罠から脱出できていませんね。

強気のカタル君のシナリオが、生きないという事は、全体が沈む可能性があるのでしょう。これまで証券マンとして、カタル君はこのような環境下でも、買いの銘柄に賭けてきました。それでも今回は、スバルに清水建設など…4月の高値を超えた銘柄群が生まれました。しかし既に8月の決算を控え、期待感を満足させるような数字が生まれる訳もなく、暗黙の了解で、調整パターンは決まったようにも感じますね。信用取引で余分に買ったものはポジションをいったん閉じ、様子見が最適なのでしょう。残念ながら、サマラリーの期待は、可能性が薄いようです。やはり二番天井なのでしょう。ただ5月23日からのような下げではなく、ジリジリ抵抗をした形ではないのかな? まだ異次元緩和は実行されている訳で、基本路線はデフレ脱却なのでしょう。もう一度、列車は駅にやって来ますね。山手線論理は生きているのでしょう。ただ時代のスピードと相場の展開がマッチしないだけの話です。ケネディクスの分岐点は552円、532円、そうして500円割れ辺りまでなのでしょう。

この局面で、一番心配されているのは、中国のシャドー・バンキングではなく、ブラジルの動向ですね。インドネシア、インドなどもその範疇なのでしょうが…。ロシアもそうですね。ここに来て物価高への不満が生まれているようです。結局、金融危機の余波が、全世界に広がっている訳ですね。今日は難しい問題を考えており、じっくり考慮する必要があるのですが、何しろ久しぶりにダルビッシュの投球を見たいのです。そこで少し休憩です。ここまで好投しているようですね。大谷君や楽天の田中君など楽しみな選手も生まれています。野球も駆け引きがあるようで…見ていると面白いものですね。すもうの仕切りのような心理的なやり取りが楽しいようです。

相場も微妙な駆け引きがありますね。多くの皆さんはテクニカル指標を鵜呑みにするようですが、株価のポイントにはそれぞれ意味があります。先ほどカタルはケネディクスのポイントと思われる株価を掲げましたが、何故、カタルがその株価を掲げたか…その意味を考えてみるのも面白いですよ。007がここに来て比較的に強くなっている背景も意味があるのでしょう。つまり買い方の心理や売り方の心理を読むわけですね。グリーのことを書かなくなっていますが、僕はかなり興味を持って、依然、眺めています。一度、4ケタの時かな? 考え方の相違に気付き離れましたね。しかしスマート・コミュニティーの一翼を担い、若者に雇用の場を与えたことは事実ですね。つまり時代の流れに乗っています。

社会資本整備が済んだのに、鉄鋼などは未だに過去の蓄積で生きていますね。現在は薄板鋼板の車に依存していますが、炭素繊維の導入が進み、過去の遺物です。鉄は国家なり…などと古い時代錯誤の言葉を掲げ、ものづくり大国など…と、時代遅れの先入観を日本人に植え付けているから、日本はグローバル競争に負けるのですね。半導体の衰退の歴史を見れば分かりますね。モリス・チャンがやり遂げたTSMCの歴史やサムソンの進化を見れば、日本企業の欠点が見えてきます。現在はパナソニックにソニー、そうしてシャープです。あらら…話を進めている内にケネディクスは552円の関門の株価に突入しましたね。ここで踏みとどまれるか…それともまだまだ早いのか?

カタルのイメージを話しておけば、今年の2月中旬の形をイメージしています。現在の25日線は503円に位置していますね。まぁ、その程度しか見てないのです。400円を割れるような下げはないと、考えていますね。ソフトバンクが高いようですね。公募増資をすればいいのですね。ただ株価が大幅に崩れるかな…。さてテレビの続きを見ないとなりません。今日はこの辺で…。

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2013年07月22日

07/22

かたる:選挙と言う政策を左右するイベントが終わり、日本株の山は一つ越えたことになります。事前予想結果は既に株価に織り込まれており、どうやって今後の流れを決めるのでしょう。アベノミクスの成功を信じるなら「信用創造」と言う資産増加効果は、絶対的な狙い目になります。あらゆる材料が、その事を支持していますが…。その割に、市場のこれまでの選択は、場当たり的な、その場しのぎの対応である材料株です。東電に、群栄からMUTOHが選ばれる辺り、筋が全く通っていません。当初は自民党の集金システムに絡む予防保全からのスマート・シティー構想も選択のなかに入っていました。しかし財政状況からみれば、余りに日本は脆弱で…。現実面も震災予算が消化できずにいましたから、既に日本の仕組みは大きく変わっているのでしょう。この構造は円安にとっても同じです。本来は生産が日本回帰すると考えていましたが、既に日本には技術を支える下請けの器が存在して居ないのでしょう。更に政策への信頼性がなく、この程度の円安の動きで日本への本格的な回帰の冒険をする方がおかしいのでしょう。生産性を国が競うのは、時代遅れなのかもしれません。

大きく伸びている分野は、スマフォに絡むソフト産業ですね。ユビキタス時代に対応する未来技術の分野です。設立が僅か3年足らずのイスラエルのWazeと言う地理ソフトの会社を、米国の新興大手企業が競って手を上げる現実は、この産業が時代の的になっているからでしょう。アップルが、フェイスブックが挙って競い、最後にグーグルが破格の金額を払う現実を考えると、本筋はやはり此処なのでしょう。しかし…アベノミクスの時間効果は、どの程度あるのでしょう。信用創造も生めないとすれば、投資への期待感は大きく後退します。自動車の投資にしても米国が主体ですからね。その米国もデトロイトの財政破たんを見れば分かりますが、GMなども既に海外依存度が強くなっているのが現実です。間もなく1Q、つまり4―6月の数字が明らかになります。最も恩恵を受けているスバルの株価動向を見れば、現在の株価位置が何処に位置しているか…明らかですね。

カタルがマツダを事例に、既に中間期の数字まで株価は買われていると…早くから述べている理由が、良く分かると思います。ここに来て米国金融の業績変化率は高く、ようやくヘリコプター作戦の恩恵を受け始めているようですが…米国はバーゼル3より厳しい独自基準を求める傾向にあります。オバマ政権は金融に厳しい立場ですからね。バーナンキFRB議長の任期も間もなく終わり、この後の期待感を、どう維持させるのでしょう。それまでに、もっとユビキタス時代の技術変化が進展するのでしょうか?

選挙前にイベント終了を見越し、急落した日本市場を見れば分かるように、現在位置は砂上の楼閣ですね。カタルは信用創造が必要だと何度も述べていますが、岩田さんは「逐次より適正だ」と述べ異次元緩和の意味を軽くさせました。これでこれから狙う投資への移行が、すんなり進むのかどうか…迷いますね。その動きがケネディクスの相場のもたつきに繋がっています。本来は不動産や株があがる資産効果を演出しないと、大手企業はこれまでに何度も騙され、その度に手痛い失敗を味わい、リストラに追い込まれていたのです。まさかの松下銀行が、ただの電器屋さんですからね。ハイアールにも劣る有様です。あのソニーまでもが…とても政策を信じるユトリなど既にないのでしょう。過半数を獲得し、政策を自由に出来る自民党の手腕はどうなのでしょう。最近の相場の内容を見ると…市場はこの成果を信じてないようにも見えますね。その迷いがケネディクスの動きになっているのでしょう。

当初からカタルは夏の二番天井説を唱え、本格的な株価上昇は秋だと述べていました。あまり自民党を信じてないからですね。もし本当にアベノミクスを成功させるなら、日銀は既に動いていますからね。どう考えても、やはり相場の焦点は、ケネディクスの相場に掛かっているようにみえます。4ケタ相場に突入できるならアベノミクスは成功し、日本もある程度の成長力を維持できて、復権できるのでしょう。しかしこの象徴的な信用創造の銘柄が、この段階で、これほど「くどい」位に揉み合うのは…あまり頂けませんね。相場論の筋論からすれば、一旦は下げて出直しです。新規参加者を求める為に500円割れ程度の下げを演出させてからの出直りも考えられます。今日はその正念場なのでしょう。一気に旅立つ事が出来るのか? 二番天井ではなく本格反騰に常がることが出来るのか? それとも一旦は二番天井になり、もう少し乗客を集める為に一旦下げるのか…分岐点の株価位置のように感じます。

指数だけを上下させる中身のない偽装演出は、明らかに筋が違うように感じますね。筋が通ったスター株の誕生が待ち望まれます。頑張れよ、ケネディクス。

銘柄を当てたからと言って、必ず儲かるとは限りません。売買するタイミングや株価位置により投資家の心理は微妙に変化し、実際の行動に影響を及ぼすからです。他人の意見を自分なりに正しく咀嚼していないと、僅かに株価の揺れに心が動揺し振り回されます。自分の資金量によっても、心は揺れます。何故、カタルが何度も、007を現物で1株か2株と買って欲しいと述べているか?信用取引を利用して、力量以上の勝負をしろとは述べていませんね。それは気持ちが揺れるからです。どんなに時代の流れを理解していても、自分が確りと把握していると言っても、やはり株価が揺れると人間の心は動揺するものです。これが人間なのですね。だから自分の力量の範囲で、のんびり投資しなさい。と述べているのですね。

目先の微妙な株の揺れは、誰にも分かりませんね。しかし流れの方向性は理解できるはずです。日銀が異次元緩和に既に踏み切っており、不動産融資は現実に伸びているから、ケネディクスの受託資産残高は増えているのです。007が任天堂や村田などの大企業と提携できるのは…時代の流れが背景にあり、必要とされているからですね。残念ながら今は、イスラエルのWazeのような評価は受けていませんが、似た環境に位置しています。13億ドルですからね。世間から認知される過程には、様々なドラマがあります。一番大切なことは、時代的な背景があるなら、これからも何度も、ウェーブはやって来ますね。もっとも良い波がやってきたら、その時に全力投球すればいいのですね。その波は今日にも訪れるかもしれませんし、1か月後かも知れません。そんな微妙な変化が分かれば、今頃、カタルは南の島国で美女に囲まれ楽しい時間を過ごしていることでしょう。

世の中、分からないから面白いこともあります。

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2013年07月19日

07/19

かたる:正直に言って、いくつか見えない部分もあります。僕の内部に抱えている疑問を公にすべきかどうか…いつも悩みますね。例えば、いい銘柄を発見した時に…かなりの過小銘柄の場合は、本文で書かないこともあります。全体のシナリオもそうですね。敢えて弱気の見方を否定することもあります。カタルのホームページは、かなり長く、色んなことを試みました。多くの読者はカタルの真意を理解してくれますが、しかし一部の人は、かなり曲がった見方をする人も居ますからね。インターネットと言うツールを使い、公にする難しさも感じる次第です。日本と言う国は難しいですからね。いろんな考え方がある訳で、その中で株価が形成されますから、どれが正しいと言う訳ではないのです。カタルの場合は、常にベスト・シナリオを前提に物事を考えますが…、実際の選択はかなり違う事が良くありますね。東電の責任論も、僕は解釈に苦しみました。自然災害なので東電にはある程度の過失や責任があるのでしょうが…、全面的に悪者にするのは、如何なものかと考えます。しかし現実の選択は違う訳ですね。結果、電力料金は上がり、基礎的なコストの上昇を招き、産業の国際競争力が失われ、雇用の回復は鈍りますね。こんな事は識者なら選択する前に分かっていたはずなのに…。折角、円安になっても、なかなか設備投資のウェーブが興りません。

つまりカタルは原発法の存在を知り、あの時に東電株を買いましたが、政府の選択は違いました。カタルは後処理にあたり、原発周辺の土地を、一旦、全て政府が買い上げ補償し、住民に諦めを求め、新しい生活をさせるべきだと考えていました。しかし現実は、なし崩し的な先送りの選択ですね。これじゃ、人間の気持ちは、ふっきれずに新しい選択に向かえませんね。いくつか選択肢が、ある中で…何を選択するのが最善なのかどうか…。運も左右し、選択はいつも難しいものです。日本は数々の間違った選択をしてきて、「失われた時代」に甘んじています。市場経済の意味を理解していないようです。バーナンキ議長は金融危機の後処理と言う、難しい大役を見事にこなしてきましたね。現在までは最善の選択だと思われます。ここで米国のM2と、日本のM2の前年比の推移を見て頂きましょう。如何に、日本のやり方が間違っているか…良く分かりますね。カタルは何度も清貧思想を嫌い、政策対応を批判してきました。この中に不動産向け融資の前年比のグラフも、ついでに付け加えておきます。如何にプラザ合意以降の過剰流動性が異常か分かりますし、そうして90年代からの日本の清貧思想の動きも分かります。

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カタルは現在、信用創造の確立の為に、株や不動産の値上がりが必要だと述べています。資産インフレの力をかりて、正常な経済活動に結びつけるべきだと考えており、フリードマンの恒常所得仮説も解説しています。そうしてエクイティー、メザニン、シニアと言う不動産に絡むローンの形態を解説し、昨日は「アセットマネージメントフィー(AMF)」と「アクイジションフィー」についても解説しました。何故、ケネディクスが高収益を上げ続ける事が出来るか?と言う解説をしている訳です。ケネディクスの受託資産が昨日、増額発表されており1Q(1―3月)は92億増で、2Q(4―6月)は338億円増えて1兆1609億円になったと発表しています。異次元緩和により金融環境が良くなってきて資金繰りが楽になっているのでしょう。

昨日は地上げの話にも少し触れました。本来、収益の上がる投資物件を作るのは大変なのですね。複雑な地主や借家人などの了解を取り、まとめあげる作業は時間もお金もかかります。金利がいくら低くても、5年、7年も掛かると金利負担も大変な金額に膨らみます。そうした苦労の末に、利益の上がる物件を集めた金額が、1兆円を超えるのは実にすごい事なのです。アセットマネージメントフィーは、常に流動的です。地価が10%、20%と上がれば糊代が増えますから、取り分が膨らみますね。加えて、今度は「不動産特定共同事業法」の改正により、ケネディクスの抱える収益性の低い物件は建て替えられ、容積率に見合った最新ビルに生まれ変わります。そうすると、これまで利回り採算が3%程度だった物件が、6%、8%となる可能性が出てきますね。更に値上がりによる転売も、将来はあり得ます。この法律改正の意義は、非常に大きいですね。融資をする方もしやすくなります。つまりシニアローンの幅が広がり、リスクが軽減され、貸出金利も低くなります。少ないエクイティーで、大きな比率のシニアローンが利用できますから、レバレッジ効果が拡大します。だから地価上昇と相まって、弱小不動産の代表格で受託資産残高の大きなケネディクスの価値が光るのです。

100%自己資金で100億円のビルを買収して、5%の収益、つまり5億円のリターンがあったとします。この場合の資金効率は5%ですね。今度は20%のエクイティーで80%を借り入れに頼り、仮に3%金利負担とし、2%の鞘が稼げると…、借り入れは80億円ですから2億4千万円が経費で、残りの2億6千万円がリターンになります。20億に対し2億6千万ですから投資効率は13%になりますね。今度、このビルの価値が120億円になったとすると…今度は含み利益も利用できます。このように雪だるま式に資産拡大を繰り返していくと…、簡単にお金が2倍、3倍に増えますね。森ビルの森泰吉郎さんは、そうやって時代に乗り資産を増やしてきました。僅か7500万円の資本に対し、58億円もの借金をして財を成したとか…。ダヴィンチも似たようなものだったのですが、時代の読みを間違い失敗しました。カタルが何度も不動産融資残の推移を掲げている狙いが、分かると思います。最近は証券化により、メザニンローンも存在しますから、様々な形態が考えられレバレッジが、より掛けやすくなっています。要するに社会環境の読みが一番大切なのですね。

それにしても…こんなに分かりやすい理屈なのに…。何故、ケネディクスの株価は、こんなにもたつくのでしょう。どうも実弾の投入率が低いようですね。しかしこのモタツキで厭になり、日証金の融資残は確実に減っていますね。180万だったものが、昨日は110万台です。これほど、くどく抜けないと…流石の僕も嫌になりますね。相場論としては、一旦下げもやむなし…とも考えますが、もし下げが在れば、絶好の拾い場に見えます。ボックスを離れる前に一旦、演出があるのでしょうか? それとも一気に、そろそろ抜けるのでしょうか? この所、毎日後場から引けにかけ、売られています。つまり日計り組の目先筋ばかりの参戦なのでしょうが…。それでは日証金残の減り方はどういう意味があるのでしょう。やはり一番、興味がありますね。人気もあり時流に乗っていますし…。ただ一つだけ、全体が見送りになると、この間の揉み合いがさらに続くこともあります。僕は自分のシナリオに絶対の自信を持っているのですが…、目先の株価の読みは、なかなか難しいですからね。あらら…また下げていますね。今のところ今日の安値の572円ですね。トホホ…。さっき、また買ったばかりなのに…。

さて昨日、存在感を示した007、昨日のテレビでは、スマートアグリの話をやっていました。007が狙っているユビキタス時代の到来は、こういう事なのですね。農業もデータ化時代です。やはり評価はピカ一です。村田との協業第二弾も、何れ発表されるでしょう。さて昨日はソフトバンクが一番人気でした。財務指標の悪化でレーティングが引き下げられています。面白いものですね。誰が考えても、しばらくは先行投資負担が膨らみ収益など期待できないのに…。グーグルを見ているようでもあります。そのグーグルは、設立が僅かのイスラエルの新興企業、Wazeを13億ドルも出して買収しました。カーナビなどの地理情報のソフト会社です。日本も初等教育からソフト開発に馴染ませないと国際競争に更に遅れますね。一体、政治家は何を考えているのでしょう。先ずは信用創造を確立させ、早く次のステップに移りたいものです。

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2013年07月18日

07/18

かたる:それにしても市場には、旗振り役が不在ですね。目先筋と指数絡みの動きに終始しているように見えます。やはり日銀なのでしょうね。昨日は6月の議事録が公開されましが…、一度は固定オペの期間延長が検討されたようです。しかし結局、良識が働き「逐次ではなく適切」が採用されたのですね。包括的金融政策と言う禁じ手とも言える、危険資産の購入にまで日銀は動いたのに…。まだ適正に拘る識者の考え方は、僕には理解できません。バブルが起こる前からバブル懸念を指摘し、金融引き締めに動いた2006年の福井総裁と同じ過ちに映ります。確かに…アベノミクスの効果が絶大でしたが、市場論理からすれば4月の異次元緩和の発動時点より株価が下がるという事は…黒田さんの手腕に疑問を抱いている市場の姿も見えますね。メディアは自公民の過半数獲得を伝えていますが、僕は本来、自民党に近い考え方なのに…、未だに自民党に対し不信感を抱いています。「失われた時代」は、非常に強烈なのですね。誰も真剣に日本の行く末を心配してないのでしょう。

僕は歩合セールスだったので、株が上がらないと死活問題でした。どんなに、いい銘柄を打ち出しても…政策が駄目では全体の株が下がります。結局、最後は政策になります。だから日本のおかれた問題点が、嫌と言うほどに、目に付くのですね。世界一の富豪のメキシコの通信王のカルロス・スリム氏は、1日12時間働いたとして、時給で2424万円とか…。一日あたり2億9083万円を稼ぐのだとか…。これが世界トップの付加価値を生み出す人間の「効率水準」です。昔、ソフトバンクの孫さんに面会を求め、一緒に事業展開を考えたことがありました。そうして面談を求めたら、三木さんと言う秘書が、孫さんが10分で、いくら稼ぐか知っていますか?と聞かれたことを、思い出しました。まだ彼は、ほんのペイペイの時代で、売り出したばかりの時期だったのですが…。効率と言う概念の基準が、ここにあります。同じ当時、ヤフーにも面談を求め、金融部門の担当だった宮坂さんが、今では社長ですからね。彼は自分達より、下の人間とは付き合わないと言う考え方だったように思います。いずれも20年近くなるのかなぁ~。IRNETを始めた当初の話です。

ようやくバブルの後処理が終わり、グローバル化に踏み出した日本、明治安田生命はタイに進出するとかで…出資を検討していると言います。もともと保険の仕組みはインフレで儲かる概念の設計になっています。デフレ環境では逆風ですからね。何故、もっと早く、ピジョンのように自分達の立場を考えて、行動しなかったのでしょう。不思議な国民性ですね。まるでグローバル化の鎖国ですからね。内外価格差の是正と言うギャップを、梃にした企業がデフレ産業の活躍企業でユニクロは当初、「安かろう、悪かろう、ユニクロ」と悪口を叩かれましたが、いつしか品質は、ハイクオリティー商品に変わりました。そうして世界トップに、もう少しですね。「繋がらない」と揶揄されたソフトバンクは、今では、その過去を逆手に取ったCMを流し、世界トップを目指します。

一番大切なことは、時代の流れを捉え、その流れの銘柄を物色する事でしょう。東電などは、確かに市場の一番人気ですが…、上場維持が問われる銘柄を、市場が選ぶ発想の貧困さを嘆かねばなりません。それもこれも、日銀や政策担当者の偽善ですね。自己本位な自民党の体質は変わらないでしょう。さて昨日、注目しているケネディクスの業績の増額修正が発表されました。営業収益168億が182億円に、営業利益45.5億が58億円に、経常利益29億円が37億円に、更に最終利益1億が1.5億円に変わりましたね。最終の一株利益は6円55銭です。最終利益の増額率は50%になります。この増額修正の理由が「アクイジションフィー」6億円の発生だそうです。カタルも馴染みがなく…インターネットで調べてみました。なるほど…カタルが見たサイトは此方…。やはり…、このような不動産物件に絡む手数料は1%~5%なのですね。取得時に発生する「アクイジションフィー」と運用資産の運営にあたり、毎年発生する「アセットマネジメントフィー」などの構造になっています。

カタルが上京した1989年はバブルのピークなのですが、その後も不動産絡みの融資残は伸びています。その当時、カタルは新規開拓の為に、東京駅周辺や新川、銀座、八丁堀周辺をよく新規開拓していました。その時に、地方から上京したある青年に出会います。彼は地上げ作業の手伝いをしていました。東京駅周辺の話ですが、その場所に住み、周辺を朝早くから掃除をしたり、おじいちゃん、おばあちゃんの買い物の手伝いなど、地域のなんでも屋さんをやっていましたね。そうして1年、2年と時間をかけ、地上げを纏め、その仲介料を生業にしていました。収益の上がるビルを作る為に、小さな猫の額のような土地の地主や、借家人を説得しなくてはなりません。大変な労力がいるのです。東京駅の前だから、時間をかけても成り立つのでしょうが…。大手不動産は、その様な連中を利用して土地をつくってきましたね。今ではそのフィーが1%~5%か…ずいぶん安くなったものですね。

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もう一度、実は3度目の登場だと思いますが…。不動産向け融資の残高の推移を見て下さい。このグラフを見れば分かりますが、経済発展に際し、信用創造の必要性が嫌と言うほど分かります。今日のWSJにも、関連の記事が掲載されています。資産価格の上昇がカギ」と言うコラムですね。何度も登場させている「不動産特定共同事業法」の改正により、ケネディクスの収益が増す事が、容易に分かりますね。カタルは年率20%増収と言うマジックも解説しています。要するにレバレッジを掛ける社会環境が整うかどうか…。シニアローンを提供する銀行の余裕度が問題になりますね。欧州では駄目ですね。米国も最近、ようやく金融は利益を計上しています。今四半期で一番収益が上がっているのは、金融セクターですね。日本は既に貸し出し体制の条件が揃っています。バーゼル3への対応が終ったのですね。だからソフトバンクの買収も現実化したのです。

情報と言うのは、色んな方面から検討しなくてはなりません。その条件が整わないと…シナリオが完成しませんからね。ケネディクスがここに来て増額修正をして、更に事業組織の組み換えを始めているのは、お金が動いてきたからですね。日本では今年に入ってから、ようやく始動し始めています。4―6月期に加速し始めているのです。不動産向け融資残の推移を見れば、これから高成長が始まるのですね。年率20%の高成長ですよ。確かにスバルはすごいのです。米国の自動車販売の環境も良いのでしょう。…しかし既に株価に、その見込みが組み込まれたスバルが、今後数年、高成長を続けることが出来るのでしょうか? それより…日銀の異次元緩和の効果が期待できるケネディクスの方が、今後、数年間の高成長が約束されていると思いませんか?

確かに日銀次第ですが…。ケネディクスが新高値を付けて、4ケタになる夢を市場のテーマとした方が、相場として楽しいですね。東電なんかより、ずっと未来が見えますよ。さて何故、ケネディクスが高収益を上げる事が出来るのか?その仕組みをカタルなりに、簡単に説明して行きます。僕は専門家ではないから詳しいことは分かりませんが、中学を卒業していれば、誰にでもわかるように解説します。要するにレバレッジの話しなのです。…が、書くスペースがないので、明日、続編を書く予定です。

さて007は今日も安いですが…本物は此方ですからね。真打は後から登場です。現物で1株、2株と…人気がない時に拾っておきましょう。スマートシティーは必ず通る時代なのですね。今日のケネディクスは、一気に壁を抜け、ようやく走り出すかもしれません。そうしたら、カタルは、また買い増しをしなくてはなりませんね。さて日銀さん、今日のWSJの景気回復は「資産効果がカギ」と言う学者先生の論文を、よく噛みしめてくださいね。自分達が正しいのではなく、市場があくまで正しいのです。故に市場の方向性が、確実でなければ、もう自分達は充分だと考えても…、もっと手段を講じなければなりません。簡単に言えば、ケネディクスが4ケタを抜けるまで、応援の政策を実施しなくてはならないのです。

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2013年07月17日

07/17

かたる:日銀が四半期別に実施している7月5日付の生活意識に関するアンケート調査資料から地価動向の予測をみると、今年1月から、4月、7月にかけ急速に日本人に意識変化が生まれているようです。様々な指標が、各団体から発表されています。これらの指標の中で、人々の「心の動き」の変化が、最も早い先行指標です。投資や雇用はどちらかと言えば、景気の遅行指数ですね。企業業績を皆さんは気にしますが…企業業績もどちらかと言えば、遅行指数にあたります。先ずは人間の心が動き、そして行動に移ります。その結果が、数字となって現れますね。経済指標には様々なものがありますが…使い方は充分に注意して下さいね。

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今のような日本の状況下で、企業業績を重視するのは、間違っていますね。景気の立ち上がり期は、いつも先ずは金融なのですね。カタルが何時も相場の始まりで述べているように銀行、証券、不動産は景気のスタート時点で、最も感度が高い銘柄群なのですね。

現在は、なが~い、なが~い「デフレ・トンネル」から抜け出せるかどうか…の瀬戸際です。どっちにしても、現状の先送り状態には限界があります。一気にガラガラポンか、コントロールしながら、デフレから脱却できるのかの瀬戸際なのです。ルビコン川を渡る際に、カエサルは「サイは投げられた」と言ったとか…。カエサルは古代ローマの体制転換に向かい、禁を犯し、川を渡ったと言いますが、日本の黒田さんがとった異次元緩和も「諸刃の剣」なのです。中途半端な意識では通用しませんね。ただこのアンケート調査を見れば、第一弾の意識改革は、成功しています。問題はこのスタート・ダッシュを持続的な成長に繋げる事が出来るかどうか。

カタルの推奨株の成績を見てみれば、よく分かります。全体の株が上がるなら、必ず、かなりのパフォーマンスを上げていますが、全体が駄目だと、かなり凹みます。ハイリスク故の結果ですが…この偽装された株価上昇の中身は、あまり質が良くありません。東電が人気株ですからね。東電の上場維持は、どうなるのでしょう。原発の責任が東電にあると菅政権は処理しましたが…。それならば、補償費は東電の責任で債務超過ですね。当然、数年は解消できませんから、上場基準に反します。通常は、東電株は上場廃止になる筈です。この補償費は税金なので、銀行の貸し手責任だけでなく、株主責任も問われますね。日本航空のケースは、そうでした。りそなは別次元の考え方で、現在も苦しんでいます。それをおもちゃにする辺りが、日本株の貧困ですね。あの時に、折角、原発法があったのだから…法解釈の本題をすり替えるから…、電気料金は上がり、競争力が失われ、このような事態に追い込まれました。様々な選択肢がある中で、どうやって選択するのかは、非常に悩みます。その時は、やはり時代の流れを考えるのが、一番なのでしょう。

先の国会で成立した「不動産特定共同事業法」の改正をよく考えれば分かりますね。この法律の改正点をネットで調べていると、このような解説文を発見しました。「日本には耐震性の劣る建物が多数存在しています。そのような建物の耐震改修、耐震建替、さらには介護施設の整備、老朽施設の再生には、証券化による民間資金の活用が必要であると言われていますが、既存の証券化スキームでは対応が困難な場合が存在していました。そこで、このような不動産の再生に適した証券化スキームを新設するために、倒産隔離型の不動産特定共同事業を可能とすべく不特法の改正が予定されています。」との解説を見つけました。

つまりケネディクス等の弱小業者にとって、この法案の改正は朗報なのですね。何故なら、古いビルを高効率な最新式のビルに改築するには、これまではケネディクスの財務内容が影響し、改築が出来なかったのです。ところがこの法律改正により、親会社の財務内容から分離して個別対応が出来るようになったために、資金を集めやすくなりました。東京都は震災に備え、古いビルの改築を迫ります。銀行は融資を増やす環境にあります。これほど弱小不動産業者にとって、恵まれた社会環境はないでしょう。昨日、指摘したように、2003年からの状況に似てきましたね。不動産向け融資はどんどん増え、これまでは利用してなかった容積率を最大限に活用できる環境になっており、今までは3%、5%の投資利回りだった物件が7%、8%に変化するのです。1兆円以上も投資しているのですから、その利回り上昇は、劇的変化に繋がりますね。何故、株価4000円も視野に入ると述べているか?その背景が理解されると思います。

野村の国際部、ロンドンの金融マンはいったい何をしているのでしょう。日本が置かれたこのような環境を説明すれば、いくらでも資金は集まりますね。外人投資家が1000億円単位で、市場に参入してきますよ。証券マンの資質も、悪くなりましたね。自分で考える事をしなくなりました。黒田さんは融資を増やすために異次元緩和を実施し、政府は不動産の効率化に向け、法律改正をしているのです。ケネディクスという最も恩恵を受ける会社の株が、これで上がらない筈がありませんね。さぁ、僕の資料を使って、外人投資家に電話をしなさい。全ての資料は公開されています。僕のページをコピーして、僕が述べているセールストークを使って、お客様に利益を提供する時ですよ。しかし野村の役員も腐っていますね。みんなサラリーマン化して…本当に仕事が出来る人間が残っているのかどうか…。海外からお金を引っ張ってくればいいのです。どうせ国内法人は動きませんからね。

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さて…目先の需給解説ですね。昨日は関門の壁だった608円を破りましたが、引け際に株価は緩み、今日もその流れを引き継いでいます。昨日は折角、ボックスを抜けたのに、何故、手を抜いたのでしょう? 通常、ジャンプする前に一旦沈む現象は、よくある事です。たぶん、4月初めの動きに似ている様な気もします。どうなのでしょう。僕はてっきりそのまま新高値か…と考えていましたが、なかなか目先の需給の読みも難しいものですね。あるいは不動産の首都圏のマンション販売を材料出尽くしと捉えているのかな? しかし、これはあまりに短絡的な見方です。法律の改正などの背景をしっかり理解しないとなりませんね。不動産向け融資の残高推移を、何故、何度もカタルが登場させているのでしょう。融資が増えれば地価は上がるのです。地価が上がると希望が生まれ消費が刺激されますね。この考え方は手筋ですね。どう考えても外れている狙いではない筈です。

もし外れるとすれば、全体相場が下がる時ですね。果たしてスター株誕生となるかどうか…。もう少しで結論が生まれると思うのですが…。さて007も出来高が減ってきましたね。良い傾向です。相場が軟着陸して次のステップに向けて準備が整っているのでしょう。1000株を割れる出来高水準は、この株価水準が容認された現象の一つですね。その内に、定期的にエンジンを空ぶかし、それから本運転ですね。山手線論理は生きているのです。間に合うかな?…早くケネディクスの4桁が見てみたいのですが…外人さん、あなたの出番です。

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2013年07月16日

07/16

かたる:ここしばらく相場の二番天井を予測しており、主役は信用創造機能の復活をテーマにカタルは銘柄を選択しました。この構想は5月23日以来の短期調整からの揺り戻しを考えています。アベノミクスの成否はデフレから脱却であり、この流れを考えていけば、当然、信用創造機能の復活がなくして、政策の成功はありません。

当初は、カタルは建設も、自民党の200兆円構想から、銘柄選別を考えてもいました。中央高速の笹子トンネル崩壊は、我が国の社会資本設備の劣化を示す象徴的な事件ですからね。故に横河ブリッジも新高値なのです。最近、建設大手の株価も、高値圏で推移しています。しかし基本的に我が国は、長年の公共事業費批判によりスムーズな成長への転換は、財政問題も含め、受け皿の建設業界も、既に構造調整を終えており難しいのですね。大震災からの復興に対応できない現実を考えれば、この意味が分かます。労務費の上昇を吸収できませんからね。カタルが期待する株価上昇を見込むのは難しいのでしょう。年金ファンドなら十分でしょうが…。

そこで、カタルは外人ファンドが狙う、同じような環境下にある不動産業をターゲットに選びました。理由は冒頭に掲げたように信用創造からの資産価格の上昇が、日本人の希望に繋がり、消費が刺激されるからですね。加えて震災がありスマート・グリッドへの対応も進み、一気にスマート・コミュニティーへのステップが見えるからです。東電はスマートメーターの設置を間もなく終えます。効率的なエネルギー管理が進み、蓄電機能も技術革新が進んでいます。超電導線の実用化はまだですが…実験から実用化の壁はやはり厚いですね。日銀はマネーサプライの増加に、躍起になっていますね。地価は20年以上も低迷したままで、採算が充分に見合う水準なのですね。世界のファンドが…この果実を狙わない筈がありません。

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このグラフは1972年からの不動産業界向けの国内行の融資残高の推移です。1989年に株価は天井を打ちましたが、その後も追い貸しが進み、1995年前後に不動産向け融資はピークを付けています。2003年からの小泉・竹中改革で、一旦は海外マネーを中心に資金流入が起こり、国内の不動産ブームがありました。しかしダヴィンチに見られるように減損会計は厳密化で、資本の厚みのない弱小不動産業者は沈みます。ようやく今年に入り、融資基準も緩み始めてきました。一番大きいのは都市銀行のバーゼル3への対応が終ったことでしょう。

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カタルは2003年から起ったような不動産業界への融資残の増加が、今度は1972年からの右肩上がりの経済状況と同じように、これからしばらく続くと判断しています。その中で一番恩恵を受ける銘柄を探すと…やはりケネディクスが浮かび上がります。2003年からケネディクスの株価は、不動産融資残に呼応するように騰がりはじめ、200円台だった株価は、3年で4000円台に突き抜けます。正確には2002年12月末の239円だった株価が、2005年12月には4090円を付けます。同じことが再現される確率は非常に高いのでしょう。このような予測の元に、カタルは不動産融資の仕組みである、エクイティーやメザニン、シニアと言う形態の解説もしました。不動産業界の背景を知って欲しかったからですね。

多くの人は、年率20%もの投資があるなんて信じられないでしょうが…、理論上は可能性が、かなり高いのですね。問題はレバレッジをかける勇気と、それを認める社会環境なのです。ダヴィンチはその時代の読みに失敗して、福井さんの引き締めと米国金融の実体を見逃したのでしょう。故に、市場から消えた訳です。レバレッジを強くかければ、僅かな価格変動が、命取りになりますね。信用取引をしていれば、この現実は、嫌と言うほど…味わう実感です。最近では、カタルの時間の読みを間違ったケネディクスの311円へのスパイラル現象です。想定外の動きは良くあるものですから…。ロング・チャートからも、今後の動きが見えるようです。市場はこのような逸材を見逃さないでしょう。必ず、仕掛けが入ると思っています。さて、話を別に観点に戻しましょう。

残念ながら、1Qの数字は、既に株価に織り込まれており、企業業績への期待は無駄に終わります。カタルが二番天井と述べている理由を、間もなく知ることになります。マツダを見れば分かりますね。ホンダの寄居工場は、国内工場の再編なのですね。売上も利益も伸びる段階ではなく、利益率を上げるための新工場稼働なのですね。この意味を噛みしめねばなりません。これほど日中間がギクシャクしているのに…安川電機は中国に新工場を合弁で作り、シャープも同様ですね。アベノミクスの成功は、かなり努力しないと難しいですね。消費税の引き上げや、真空地帯の揺り戻しはあり、スタートこそ好調ですが、基本的に原発問題など…日本は難しいですからね。本当の試練は、もう少し後に訪れますね。

グーグルは自動運転で先行しており、車とネットの融合が進んでいます。パナソニックがスマート・テレビの宣伝をしようとしたら、国内のテレビ各社は、徒党を組んでこの製品のCM拒否に動いているとか…。メディアの横暴ぶりが、分かりますね。時代変化に対し自己利益を優先させ、阻止する構造が見えますね。川重と同じような構造ですね。情けない連中です。しかし同時に角川のような挑戦も見られます。時代は大きく変遷し、様々なビジネスが生まれています。スマート・トリガーと言うのかな? スマートフォンの加速度センサーを利用し、カメラを動かしたり、ブルートゥースの利用が進んでいるようですね。

学校ではマイクロソフトのウインドウ8と、アップルの激突が見られ、タブレット端末の普及が進み、様々な応用が進んでいます。ビッグ・データーの解析が進み、落ちこぼれの原因が直ぐに分かるようになり、教育のスピードが、効率化が進んでいきますね。007はそんな業界の一つに、大きく育つのでしょう。楽しみな時代でもあります。ソフト開発技術者の価値が、ドンドン上がり、日本の教育システムは追いつくのかな? 未だに英語教育などと言って…騒いでいますが、小学生からソフト・プログラムに親しむ環境を創って欲しいものです。さて今週はスターが誕生するかどうか…。スター株の誕生が待ち望まれます。ケネディクス。

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2013年07月12日

07/12

かたる:あまり知らないことを書くのは気が引けますが…。日本の報道と言うのは、一方的な方向に流れやすく、注意が必要なのでカタルの観測を述べておこうと思っています。中国のシャドー・バンキング問題は、一見すると深刻に映るのですが…。もともと中国の固定資本形成の水準が高いのは、共産党政権だからなのでしょう。どうも米国や日本と同じ土壌で比較しようと言う発想が間違っているのでしょう。

報道によれば、地方政府は債券を発行できないようですね。日本では地方自治体が独自に債券を発行して資金を調達しています。この影響がシャドー・バンキング発展の温床になっているのでしょう。まぁ、本質的に過剰投資の咎めを受けるという考えが、正しい理解なのでしょうが、共産圏故に、ギリシャのようなケースと同じ土壌で問題を捉えていいものかどうか…。ギリシャはもともと犯罪ですからね。数字をごまかし隠していたのですね。貿易額で見れば分かるように日本は米国より中国との関係は深いのです。だからこの問題からは目をそらすわけには行きません。経済成長率が仮に落ちると、どうなるか? 安心感が広がった今だから、もう一度、考えておく必要を感じますね。カタルが、一番ホッとしたのは、地方政府が独自に債券を発行できない点ですね。シャドー・バンキングへの返済を、地方債に置き換えれば問題は解消されるのでしょう。情報が正しいかどうかカタルも現時点では確認していません。ただ、このような考え方もあると言う点を、心に留めておくと良いでしょう。昨日の上海総合は、今年一番の上昇率だったとか…。

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さて外人投資家の5週連続の買い越しで株価は持ち直してきました。昨日は、日銀の会見で設備投資への言及がありましたが…、市場は、まだこの考えを容認していませんね。安川は中国で新工場を建設し、この立ち上がりに注目が集まります。市場動向を見れば、群栄化学からMUTOHと流れる3Dプリンター市場ですが、日本は世界競争から大きく遅れており、米国が先行し中国が追随しているように思います。それにこの市場が、キャノンやリコーのような大規模な市場にはなりませんね。一部のマニア向けなのでしょう。金型などの高級品への対応機は、ある程度、需要が見込まれるでしょうが…。現時点で、どの程度広がるのか? 定かではありません。まぁ、カタルのような批判論者が居るので、相場は強弱感が対立し、目先は相場になっていますが、おそらくお祭りでしょうね。カタルの30年以上の経験から言って、この手の感覚は話題性だけで必ずやられます。過去のケースでは材料株で儲かることはありませんから、深い入りは避けるべきでしょう。

カタル一押しは007なのですが、最近は不動産のケネディクスに力を入れており、ここは買い場だろうと考えています。本日も寄り付きで、また買い増ししています。大幅続伸が一番理想的な形ですが、常識的には、この株価位置でも、コマ(実線が短く、強弱感が対立の様子)を2日から3日程度、形成する可能性もあります。今度のコマは7月5日からの強弱感の対立と違い、この過程で増えた目先筋の消化ですからね。少し株価の意味合いは違うのでしょう。若干の右肩上がりで600円台前半の揉み合いを予想しており、来週には、一気に新高値を目指す動きに変わると考えています。その様子は価格帯出来高チャートからも感じられると思います。

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逆に500円台前半に押し戻される可能性は非常に薄いのでしょうが、あるとすれば、全体相場が駄目な時に、あり得ますね。ただ昨日検証したように、日本の成長期を見れば分かるように、本来は信用創造の機能を復活させることが、非常に重要なのですね。故に日銀は反省して2010年10月から包括的金融政策を採用したわけです。この意味はETFやリートの買いを通じて、株や土地が安いと日銀が自ら宣言したのと等しいのです。つまり日銀が信用創造に踏み切ったことを示しています。だから不動産融資は伸びるのでしょう。不動産への融資が伸びれば、不動産価格は押し上げられ、信用創造機能が生まれてきます。含み利益が生まれると、人間は冒険をするようになり、社会にユトリが生じ、リストラが減ってきますね。働かない不要な人間を養うユトリも生まれてきます。

あくまでも今回の株価波動は、やはり二番天井なのでしょうね。人気銘柄の質を見ると、どうも首を傾げたくなるのですね。先物からの偽装上昇は内容がありませんからね。指数だけを見ると、かなり株価は上昇していますから、儲かっている筈ですが…、皆さんはあまり利益を上げられてないでしょう。大きく育つ人気銘柄がないですからね。群栄やMUTOHでは筋が悪いですね。せめて横河ブリッジから熊谷組などの方が、余程、筋が綺麗ですね。手筋が違うと相場は失敗します。やはり時代に対応した筋を責めないとなりません。007もケネディクスも法案変更まで踏み切るように、時代が応援していますね。

さて007の朝は強かったので…今は下げていますね。基本的には横ばい波動が続くのでしょうが…心配はいりません。株の世界では期待感で株が上がるうちは、基本的には買いなのですね。そうして実際に利益が生まれて、みんなが強気に転じた時は、売り場だと考えて置けば良いのです。これは基本です。だから利益が生まれない時が、金融相場と同じ感覚で、相場は強く若いのですね。「それじゃ、3Dも同じじゃん…」との批判を受けますが…、確かに3Dも感覚は同じです。だから強弱感が対立して、相場になりやすいのですが…最終的な利益見通しが立つのかどうか? 実際の未来の利益が、ものを言います。この「未来の利益」がハッキリしているものは、相場のスケールも大きくなりますね。

組み込みソフトの007は、日本の成長はスマート・コミュニティーへの転換が、主動力になるのですね。防犯カメラの映像から、「みちびき」などの衛星の活用、ビックデータの管理などの活用が、未来社会の形成の主軸になります。その時代の流れにあるから、カタルが惚れています。ケネディクスは日銀が信用創造をしているからですね。これから不動産への融資が、続々と始まりますね。昨日、指摘した「不動産特定共同事業法」の改正は大きいですよ。何故なら利用可能な土地は限られた希少商品なのですね。耐震基準の見直しなどを含め、流れはケネディクスに追い風ですね。このような環境を外人投資家が見逃すわけがありませんね。過去、シャープ、アイフル、サニックス…何でもいいですが、山手線の論理が成功したように、同じ構図にあります。来週は新高値を目指し、一気に人気株の地位を確立できるのでしょう。さぁ、アララ…折角、寄り付きの高値で買い増ししたのに、株価は落ち込んでいますね。これも演出でしょう。このぶんでは、後場からの爆発が期待できるかな?もう少し買い増すかどうか…悩みますね。何しろ貧乏人ですからね。

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2013年07月11日

07/11

かたる:ニュースと言うのは読み手に様々な知識がないと、報道されたニュースの価値を見出せないのですね。カタルは新人当時、最初に入社した証券会社の株式部長から、色んな話を毎日のように聴いていました。…と言うのもフロアが同じで、株式部が第一営業課の隣だったのです。さらにラッキーだったのは、入社したのが地方の小さな証券会社だったために、直接、株式部長から指導を受けられたことですね。大きな会社では絶対にあり得ません。その為に入社して転勤するまでの3年位かな…、ミッチリと新聞の読み方などの指導を受けました。彼は何誌も、毎日、新聞に目を通します。その時にいつも話してくれました。例えば日刊工業新聞に、増産の記事が載ると…この影響が、どのように企業業績に変化を与え、その結果、株価がどのように動くかなど…。彼の貴重な人生経験を教えてくれたわけです。今でも感謝しています。

その後、彼の影響もあり、カタル自身も新聞を何誌も読むようになります。日経新聞より日経産業の方が、特集なども詳しく報じてあり、世情を知るには有意義でしょう。更に日刊工業などは経営が苦しいのか、最近ではあまりヒントを感じられなくなっています。むしろ「Sankei Biz」の方が、読み応えはあるでしょう。日経ヴェリタス(日経金融)などは、あまり必要ありませんね。費用対効果から見て高い新聞でしょう。それよりネットのWSJの購読料は安くヒントがたくさんあります。日経新聞より充実しているように感じますね。グローバル化の影響でしょうか? 残念ながらFTは英語版のみで、カタルには不向きですね。英語が苦労なく読めるなら別かもしれませんが…トホホ。

最近、ビッグ・データーの話しから、データの活用が話題になっています。様々なデータは公開されています。半導体の市況などを過去にさかのぼるとかの細かい特殊なデータはやはり有料のケースが多いですね。ケース・シラーなんかも、最近は有料になりましたね。昔は無料だったのですが…。各団体の業界データの扱いは、マチマチですね。このデータ集めは経験がものを言う世界です。日銀の検索データなども、使い慣れないと戸惑う事が良くありますから…。各省庁の白書などは、良く纏められておりヒントも多いですね。最近はネット時代なので、自分で独自にデータを収集し、自分なりにグラフを作った方が良いでしょう。

カタルはネット上で、既に10年以上も毎日、記事を書いており、書き手の意図が掴めるようになっています。日経新聞の記者が、何故、この期間のグラフを採用するか? 昨日の日経新聞の「銀行貸し出し」の推移と、カタルのグラフを比べてみれば分かりますね。同じデータを用いていますが、採用する期間の長さにより、読者の受ける印象は大きく変わります。株価チャートでも同じですよ。横軸と縦軸の比率を変化させるだけで、同じグラフを用いていても、受ける印象がガラッと変わります。このようなことは自分自身が記事を書いたり、データを作ったりしないと、決して分からない事です。新聞は作為的な表現が、かなりあります。つまり人々の心理の方向付けを、文章で誘導するわけですね。かたるも、その傾向があります。007などの推奨記事を見ていれば、自然に買いたくなるのでしょう。その辺りも理解され、読者自身が割り引いて考えなくてはなりませんよ。日経新聞でも、朝日新聞でも、読売でもみんな一緒ですね。インターネットのブログなどいい加減だと、疑ってみて考えた方が良いでしょう。基本的に情報を自分なりに、検証しなくてはならないのです。

こんな事は、書く事ではありませんが、あまりに幼稚な日本人の意識レベルですからね。昨日は群栄化学などがストップ高だとか…。まぁ、市場が決める価格ですから、文句は言いませんが…単なるババ抜きは、あまり意味がないと思います。加藤あきらが失敗した同じ過ちを、繰り返すべきではないでしょう。丸栄にしても同様ですね。東電は分からなくもないのですが、あくまでも博打ですね。政治の決断で、銀行団も株主も責任が生じますからね。もともと曖昧な形ですからね。

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さて余談が長くなりました。カタルは日銀の異次元緩和の最も恩恵を受ける業種は、不動産だろうと考えています。2010年10月に日銀は資産デフレから、基本的に方向転換しました。銀行貸し出しのデータを調べていると、奇妙なことに気付きましたね。国内行全体では昨日、検証したように貸し出しは増えているのですが、都市銀行は最近まで資金回収が主眼だったように感じます。おそらくバーゼル3の影響だと思われます。米国は既に立ち上がり、より厳しい米国基準に合わせているようですが…、欧州はとてもとても、あと3年位は必要なのでしょう。

さてカタルが感じる狙いを理解して頂けるかどうか…。三菱UFJのアユタヤ銀行へのTOBは二つの意味で注目されます。邦銀が本格的に海外展開(アジア)を図ると言う点と、バーゼル3への対応が完了したのでしょう。ソフトバンクの買収資金の提供も、その兆候の一つですね。本格的なデフレ脱却は、様々な条件が整わねば達成できません。しかし今は歴史的なチャンスなのですね。先ずはケネディクスのデータから下の不動産業への銀行貸し出しと地価動向の実態を感じてください。

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ここで少し時間軸を大きく変えて、歴史の検証をしましょう。同じ不動産業への銀行貸し出しの推移を見たグラフが此方です。どうでしょう。「失われた時代」の実態がご理解いただけると思います。全く融資残は止まっています。何故、カタルは信用創造が大切だと述べ、何度もフリードマンの恒常所得仮説を引き合いに出しているか…分かるでしょう? 資産デフレが、希望の喪失に繋がり、経済の停滞を招いているのですね。最初の10年程度は、異常に上がった地価の修正で不良債権処理など必要だったのですが…。その時代の転換点はダヴィンチが創業した1998年ですね。長銀や日債銀で政策転換すべきだったのですね。2003年のみずほは、やり過ぎでしょう。だからあの時に、あの大型株が10倍以上に跳ね上がったのです。

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何故、グラフの採用期間を1970年からにしたのか? 経済成長は信用創造の上に成り立っているのです。その事を理解して欲しかったのです。異次元緩和を切っ掛けに、不動産融資は嘗てのような伸びに変化するのでしょう。残念ながら、最近までケネディクスなどは不良銘柄でした。実質的に倒産企業だったのですね。利払いがやっとで…公認会計士から更なる減損会計を求められたら、完全にアウトだったのでしょう。だから株価が50円になったのですね。ところが今度は逆転しますね。事実、最近のケネディクスの組織改革などを見れば、その様子が窺えます。明らかにお金が回り始めているようです。

ここで昨日の「不動産特定共同事業法」の改正の話です。ヒントは7月9日の日経新聞の夕刊の十字路です。この報道によれば、これまで古いビルの建て替えは、ケネディクスのような倒産懸念のある企業では進まなかったのですね。今度は物件ごとに権利関係がスッキリして、親会社の経営は無関係になり、お金が集めやすくなります。つまり古いビルが最新のビルに変わり、賃貸料が上がり収益が増えるのですね。これは大きな法律改正ですね。これまでは融資できなかった物件にも融資できるようになり、証券が発行できて資金繰りが、断然に違いますね。このような時代の追い風が、株価を押し上げるのです。カタルが550円として200円アップの700円から800円が第一目標で、人気が過熱すれば今回でも4ケタもあり得るとし、最終目標は、ひょっとすれば4000円の過去最高値を更新するかもしれないと述べているのは、1970年からの不動産融資の変化のグラフを見れば、読者の皆さんにも容易に想像が付くと思います。

自分自身で考えなくてはなりません。カタルが日銀のホームページに飛び、データを集めましたが、自分でやってみれば良いのですね。さて昨日、目先筋が降りたのか…007の今日は反発しています。基本的に時間の概念は大切です。目先筋は株価の上下に必要ですが…昨日の下げで感じたことは…かなり玉がこなれているようですね。昨日のような一部の売りが続くと不安になり、この不安が増幅し追随の投げが重なるものですが、限定的だったようです。だから直ぐに上がると予想するのは、早計でしょうが…基本的にこのようにして、株価は次のステップに進んで行くものなのです。ケネディクスは昨日、流石に一服、入りましたが、時代背景を見れば分かるように…やはり楽しみですね。一番大切なことは、時代の流れを見極める事なのですね。法律の改正など007は「電気用品安全法」、ケネディクスは「不動産特定共同事業法」と追い風が吹いています。今日のIPS医療の開発期間の話しも同じです。この時代対応の変化が、やがて株価に影響を与えるのでしょう。後場からも楽しみですね。間もなく発車するのでしょう。

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2013年07月10日

07/10

かたる:根が株屋なので、どうしても過剰に政策支援を求めたくなるのですが…。先日の全国支店長会議の動向を見れば、日銀の追加緩和策は必要ないと一般的には判断されるのでしょうね。更にこの所、指数からの上げと言っても…株価は一応、上がっていますから。このような偽装上昇は、1989年の相場に似ています。あの時は1988年には実質的にバブル相場は終わっていたのです。1989年は日経平均株価の指数採用銘柄の乱舞がありました。中身のない株が、大きく上がる指数相場でした。最近は日経レバレッジなどのETFが多く開発され、そのウェートが高くなっている為に、株価が乱高下する要因の一つになっているようにも感じます。まさに昨日の株価上昇は、その影響が大きいのでしょう。この辺りの動きを念頭に入れておかないと…相場観も狂いますね。

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それでは実態はどうなのでしょう。上のグラフはカタルが独自にデータを集めている実態の相場です。過去2か月の高値を抜いている銘柄数などが条件になっており、その数字の変化のグラフです。ハッキリ言ってリストアップされている銘柄は、皆、市場をリードできるような銘柄ではありませんね。ピジョンなどはカタルのお気に入り銘柄で、数年前にフィンランドだったかな? そこのファンドが大量に購入したあと、中国の在庫整理の為に、減益に遭い数年待たされましたね。でも考えてみると、あの時の株価は2000円台でしたね。カタルがお気に入りに採用したのは、その前の株価が1000円台の時で…、何故、少子化の日本で、赤ちゃん用品のメーカーの株価が高いのか? 疑問を覚えた時に、銘柄を調べた時から、この銘柄をお気に入りに加えていましたね。今から思えば、良く上がったものですね。米国のみならず、中国が主体で、最近はインドなどへも進出しているのですね。少子化の危機感がグローバル化を加速させ、他社に先駆け海外戦略を推し進めたのです。余談は兎も角、こんな弱小企業が、多くリストアップされています。ただ、清水建設や太平洋セメントなどは明らかに異色です。この所、前田道路なども顔を出しています。

もともと自民党の集金システムの存在が、200兆円構想に繋がっており、自民党の利権体制は変わりません。ほら震災復興予算を使って、関係ない事業にお金を使ったケースの関連付けを見れば、彼らの能力は長けています。問題は国に余力がなく、予防保全や耐久年数を超えた社会資本整備の改修、時代性からのスマートコミュニティー需要の増大などの背景は充分に備わっておりますが…、爆発力を感じないのですね。カタルは日本のとるべき道はPFIやPPPだと考えています。だからスター株候補として熊谷組などを掲げてきました。でも、どこもPFIを同じように手掛け…売り上げの割合は、未だに少なく…あまり業績に寄与しませんからね。話題性だけの背景だけだと…どうしても株価にインパクトがありません。

カタルの基準は、非常にハードルが高いのです。ピジョンなどは結果論なのですね。この程度の上昇は、年金ファンドには十分過ぎるほどですが…カタル銘柄には保守的な運用に映りますね。皆さんは5年も10年も株を保有することを前提に、銘柄選別をしませんからね。せいぜい2年から3年でしょう。沢井製薬もカタルは早くから注目していましたが…年金ファンドではないからね。他にもたくさんありますよ。介護のツクイも、かなり株価が上がってきましたね。これなども沢井やピジョンに続く年金株の候補銘柄ですよ。保守的な方はぜひ検討して下さい。カタルはどちらかと言えば、スター好みです。派手好きなのですね。常にハイリスクを追い求め、銘柄選別をしています。短期間に株価が2倍は当たり前で、5倍、10倍となるような銘柄を狙っています。先ほどの建設と共に環境が整っているのは、不動産なのですね。何故、ケネディクスに注目しているかと言えば、世界のファンドには、中央銀行の緩和政策により潤沢なマネーが存在します。そうして米国の不動産は既に上昇過程に突入しており、不動産ファンド関係者は「ユーフォリア」な状態なのです。

幸福感に包まれた状態の時に、日本の不動産市場が立ち上がるから…世界の投機資金が参入しやすいのですね。無名のダヴィンチが1兆円ものお金を調達できた、2006年の金融環境に似ています。故に続々と海外勢が日本の不動産市場に参入しますね。だから2006年の再来を期待しているのです。上場してないダヴィンチの話をしても仕方ありません。同じような銘柄の中から、カタルはケネディクスを選別しました。あの時にケネディクスの株価は、今の株価で直すと4000円を付けたのです。福井さんやその後の失政、更に金融危機の影響により、ケネディクスの株価は50円まで叩き売られました。当然ですね。先日、解説したように不動産の減損会計で自己資本が飛んだからですね。しかし異次元緩和により、不動産への資金が戻っています。だからケネディクスは最近、エクイティー部分を買い戻していますね。年率20%以上の投資が再開されています。今からこんな話をすると…馬鹿だと言われますが、カタルは2006年の高値を抜く可能性も指摘しておきます。つまり4000円を超える可能性があるのです。その背景は…「不動産特定共同事業法」の改正が、先の国会で通過しています。長くなるのでこの解説は明日にしましょう。

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その様子もグラフだけ、提示して置きます。今日の日経新聞の作為的なグラフ引用とは違い、銀行の融資状況のグラフですが…。グラフデータと言うのは、採用期間が変わると受ける印象が変わるのです。加えて、カタルはマネリタベースの前年比も同時に掲載しておきます。ヒントを掲げましたから、1日、自分なりにカタルが、何故、ケネディクスの4000円説を述べているか?考えてみてください。

さてそのケネディクスですが…昨日は初めて前日の安値を割りましたね。別に割っても構いませんが、僕はてっきり、大陽線を描いた後に、休みに入るのかと思っていました。これで休んだ後、(最大1週間程度までで、通常は2日から3日程度)上がるケースも出てきましたね。どちらか定かではありません。しかし重要なのは、上伸した後のコマの形で、上下の髭より実線が重視されます。この3日間は切り上がりですから…、やはり311円から552円の上昇波の値幅が、この後訪れると…考えるのが自然だと思いますね。つまり200円程度、株価が上乗せされ、株価は700円から800円台に入る等倍波動か、人気が強ければ、この波動の2倍論である株価900円から1000円が、次の上げで示現する可能性もありそうです。僅かな下値を取る為に、空売りをするのは、かなり冒険ですよ。むしろ買いに「歩」があると考えています。休んでも2日から3日が限度だと思います。

カタルは今回の全体波動を、二番天井だと述べています。全体相場が力強く上昇することはあり得ません。故に市場をリードする銘柄は、仕手性の強い強弱感が対立する銘柄だと考えてきました。しかし日銀の異次元緩和により一番恩恵を受けるのは、やはり不動産なのでしょう。だから今回の主役は「ケネディクス」だと考えている訳ですね。

ケネディクスの解説はこの程度にして、グリーに対し日経新聞が追加報道していますね。内容は悪いものですが…株価はどうでしょうね。非常に注目される時期になってきました。あと1か月で本決算が発表されます。今回はひょっとすれば、DENAからの連れ高になるかもしれませんね。ただやはり基本的な見方に欠陥があったので、回復したとしても、昔のカタルがイメージした株価の意外高は期待できず、せいぜい条件が整っても新高値に届くかどうか…。そんなイメージです。カタルはまだ諦めてはいないのですね。そりゃ、失敗は失敗ですが…リベンジはあると考えています。

昨日、007の引け間際の売りもの80株程度を買いましたね。今日も朝方に222000円に150株程度の売り物が出ていました。地合いを見たみせ玉か?とも考えられますが、しびれを切らした目先筋の売りでしょう。おそらく20万円割れから買った人達も、現時点では業績推移が見えてないのでしょう。通常は美味しい買い物に見えますが…。企業業績の数字と言うのは暗黙の数字ですが、市場は敏感に感じ取るものです。目先筋が相場から降り、新規の買い参入が起こるかどうか…が、焦点なのでしょうが、この潮目を決めるのは時代変化なのです。カタルが一番、重要視するのは時代の移り変わりです。時代背景が確りしておれば、株価は必ず反応してきますからね。問題はスピードだけの話です。このような試練を乗り越えた人が、手にする果実。なかなか、日々、株価推移を見ていると自分の気持ちが動揺して…、何故、マイクロソフトで数億円ものお金を手にしたSさんのケースが、レアなのか、分かりますね。一度、決めたら自分のシナリオに従い、身を委ねることも大切なのでしょう。

さて期待されるケネディクスは、一気に事前予想通り、雲を抜け駆け上がるのかどうか? この動きを知るのは、神様の領域です。僅かな運命の違いが人間の人生をも左右します。故に人生は楽しいのでしょう。

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2013年07月09日

07/09

かたる:証券セールスマンなら、誰しも、お客様が、どうやってお金をつくったか興味がある所です。カタルはセールスマン時代、高額納税者名簿を頼りに、よく新規開拓のセールスをしました。1日200件程度の飛び込み訪問をして、見込み客を1件から2件程度を獲得できればマズマズの成果でしょう。100人程度の見込み客を常に保持し、その見込み客に継続的なアプローチを実施して、その見込み客を淘汰しつつ顧客化させていきます。日々の営業活動と共にそのようなセールス活動をしてきました。その中で、お客様になった人が、何故、現在の地位を築いたかという人生ドラマは、なかなか面白いものです。カタルの憎むべき金持ちは、努力をしないで親の遺産や時代の流れで、自然とお金持ちになったケースです。憎むと言うのは、語弊がありますが…一所懸命に努力をしなくても、お金持ちになった人は、たくさん居ますからね。親の七光りは絶大なのです。

カタルは長く西葛西に住んでいました。茅場町から15分程度の、地下鉄東西線の駅ですが、この地区は日本でも有数の土地ブームに沸いた地区です。その為に大手都市銀行が競って出店しました。葛西は漁業と農業の村でしたが、浦安と同じで地下鉄が開業すると…地価がうなぎ上りに上がり、土地成金が列を成しました。多くは戦後の農地解放により、庄屋から土地を払い下げられた水飲み百姓だったのでしょう。たまたま自分の持っている土地周辺に、地下鉄が開業され、銀座や日本橋に近いので地価は異常な値上がりをしました。その中でカタルのお客様だったお医者さんは、本来は医者なのですが…お金があったから地下鉄開業に目を付けて、普通の土地は高くて買えませんから、葦が生えている沼地の原野を買ったのですね。そうして10年、15年と辛抱強く開発を待ったのです。そうしてバブル景気の時に、周辺は埋め立てられ立派な宅地に変身したので、その土地を売り出したら、なんと数十億円のお金持ちです。馬鹿らしくて医者など…やっていられませんね。もともと葦が生える広大な荒れ地だったので、誰も買い手が無かったのですね。こうして彼はお金持ちになりました。

田中角栄が天才と言われる所以を、一つご紹介しましょう。地元、長岡の話です。すべて実話ですからね。田中角栄の息のかかったバス会社、越後交通の系列か…よく覚えていませんが、信濃川の中州と言うか、増水するとその土地は水に浸かります。だから農家が畑を作っていた土地で、値段などつかない場所です。その増水すると水に浸かる場所を、田中角栄は広大な範囲を手に入れ、自分は建設大臣ですから、堤防を創り川の流れを少し変えて、今では立派なニュータウンになり、一つの街になりましたね。広大なタダで手に入れた土地が、坪単価30万円以上で売れるのでしょう。場合によれば50万以上の価格が付くかも知れませんね。開発前は二束三文の値段だったのですよ。更に、まだ開発されていないと思いますが、新潟市の駅から20分程度のところに鳥屋野潟という沼地がありますが、そこも確か、田中角栄の息が掛かった会社の保有だと思いますね。

カタルのお客さんだったH先生や田中角栄が、如何にして世の中から集金して行ったか?株式取引も似ている面がありますね。先日、日経新聞を見ていたら、あのファンドは確かフイデリティーのファンドでしたね。JTECの株価が騰がる訳ですね。株価が大きく上がるときは、あのようにファンドが玉を組み入れる時ですね。カタルは昨年、厚生労働省からの認可を聞いて…その後の株価が落ち着いた7万円台で、JTECに注目して推奨していました。ただその頃は株を買っておらず、見ているだけでしたが…。膝関節の治療薬の規模を調べてみようとも思わなかったのですが…。おそらくファンドが関与したという事は背景を調べたのでしょうね。そうして株価がかなり高くなってから、ファンドに組み入れたので80万円台もの株価になったのでしょうね。実に10倍以上ですからね。

同じ構造ですね。葦野原の原野を買うのと…。株価が10万円に満たない原石を見つけると…似ていますね。良い物なら、必ず大手のファンドが買って来ます。007はそんな可能性のある銘柄の一つでしょう。おそらく今年後半から、来年にかけて大規模なファンドが007の玉を組み入れる日が、きっと来るのでしょう。

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さて力を入れているケネディクスのチャートは、ここ2日間コマが並んでいます。しかしここで重要なことは、この2日間は下値が切り上がっていることですね。更に高値も毎日更新しています。上の値動きを見て下さい。これは松井証券の画面ですが…。通常、このように株価が、かなり上伸してのコマの出現は、株価が行き詰っている表れで、売り場とされるケースが多いのです。しかしこのコマの形を見ると、下値が切り上がっています。事実、カタルが驚いた7月4日のストップ高の552円まで、場にさらされていた売り物は合計で400万株足らずでした。しかしその後、1000万株、1000万株と商いをしましたが、終わり値段では、なかなか伸びずに552円のままですね。つまり株価は7月4日から何も株価は変わっていませんね。おそらく近日中に大幅な陽線が出現し、株価は一段高してから休むのでしょう。今は画面を保存した時より株価は安く、542円、543円に繰り返しており、安値に位置していますが…カタルの予想は当たるかな? それとも、このまま一旦は休みに入るのか? カタルは今日の大幅な陽線を頭に描いています。

さてカタルの注目株ばかりの話しではつまらないでしょうから話題を少し変えましょう。昨日はPFIの本命株かな? 清水建設が高値を更新しましたね。残念ながら上海市場に引きずられ大幅な陰線と、チャートの形はあまり良くありませんが、少し揉み合いって再び高値を更新するなら、この形は問題ないですね。今日の日経新聞にも建設株の話が登場しており、建設株は事実、高値圏に株価が位置しています。横河橋梁なども高値水準ですね。本来なら、狙いはこの分野にも及ぶのは承知しています。しかしカタル向きじゃ…なかったのです。もともとカタルは、分割を発表したピジョンや沢井などの会社も好きですよ。僕が年金のファンドマネージャーなら当然、選ぶ銘柄です。しかしカタル君はいつもスター株を探しているのですね。

昨日、質問された「いちごちゃん」も悪くはありませんが、スターの素質があるかどうか…。その点、ケネディクスは欠点も抱えており、強弱感が対立するのですね。だから値動きが非常に荒いのです。これが魅力になり人気を集めているのでしょう。加えて日本の土地は20年以上も調整を続けています。20年と一口で言いますが、大変な時間ですね。失われた時代の象徴ですからね。だからここから反騰の狼煙が上がると思うのですね。建設も相場がなく、時間調整は充分で、素質はあるのですが…、なかなか仕掛け人の動きが感じられません。それに政策の支持が得られるかどうか…。もし500円を割れるような大きな押しを入れるようなら、ケネディックスは絶好の買い場になるでしょう。あらら、昨日の下値を割れそうですね。ここで調整が入るのかな? 僕は一旦、跳ねる方に賭けますが…。

野村証券なども順調に戻り相場に入っているように見えますが…どうでしょうね。おそらく日銀は動かないのでしょう。昨日、発表された街角景気は3か月連続で悪化しており、私は日銀がここでもう一度、異次元緩和を後押しする政策が必要だと思いますが、何しろ「逐次投入ではなく適性」ですからね。あららケネディクスも8連騰で終わりかな…。カタルの読みも外れますね。後場からどうなるのでしょう。

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2013年07月08日

07/08

かたる:かなり詳しく株価の動きの背景を説明しているように思っていましたが、やはり専門的すぎるのかな…とも感じることが良くあります。読者の知識レベルが、どの水準なのかにもよりますね。市場経済の意味も学校では学びませんし、乗数効果を理解するのは難しいのでしょう。人間の行動と言うのは、大衆化すると…ある転換点を突破すると、爆発的に普及するのです。人気と言うのは、ソモソモ、そういうものなのですね。村上春樹さんの本が売れるのは、どうしてなのでしょう? 僕にはやはりよく理解できません。あの程度の作家は、いくらでも居ますね。でも何故、あれほど売れるのでしょう。不思議ですね。僕の子供の頃は、「フラフープ」と言う輪を腰で回す遊び道具や「だっこちゃん人形」に、「ヨーヨー」なども流行りましたね。きっと人間は集団行動を好むのでしょう。

さて読者から、このようなメールを頂きました。「かたるさんはケネディクスをハイリスクといつも言ってますが、いちごグループHDとかとチャート見比べても同じような感じです。今後上昇するとしてもこの手の不動産銘柄は大体似た様なチャートを描くと思うんですが?ケネディクスって何でハイリスクなんです?いちごグループHDはどう思いますか?」

レバレッジの違いなのですね。カタルはこれまで不動産融資のエクイティーやメザニン、シニアと言う話を通じて、レバレッジの違いとリターンの違いを解説してきたつもりです。皆さんが、普段から利用している信用取引は、レバレッジを掛けて投資していますね。現物では100万円分しか買えない株を、信用取引を利用すると、およそ3倍の300万円分の株が買えるわけですね。そうすると仮に見込み通りに投資した株が上がりして10%儲かったら…、現物なら10万円ですが信用取引では30万円の儲けになります。これはリスクを冒し、レバレッジを掛けているからですね。経営も同じなのです。

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上のグラフは貸借対照表を簡素化したものです。通常、企業は自己資本と借金などの他人資本でつくった資産を利用して、利益を生んでいます。今日はケネディクスのケースなので簡素化して、左の資産は不動産と仮定しましょう。右の資本はケネディクスの場合は20%と仮に設定し、質問のいちごグループHDを70%としましょう。資産価値がデフレから脱却が成功して、20%増えたら…どうでしょう。いちごの場合は70に対し20の儲け、ケネディクスの場合は20に対し20の儲けで、資本効率は28:100なので、明らかにケネディクスが有利ですね。ところが政策に失敗してデフレが続き資産が劣化したら…この立場が逆転しますね。

それどころか…自己資本が棄損するので、ケネディクスは債務超過に陥る寸前で、資本の増強が求められます。この動きが2006年以降の動きで、昨年まで行われていました。故にカタルの好きだったダヴィンチは、この過程で市場から消えました。ケネディクスは伊藤忠と言うバック・ブランドが、ある程度はものを言ったのでしょう。本当は伊藤忠など関係ないのですが…、銀行マンにとって、何も、後ろ盾のない会社のダヴィンチとケネディクスの二者択一を迫られたら…やはり少しでも可能性のあるケネディクスを残しますね。減損処理は過酷ですね。金融庁のUFJへの脅しが効いており、今では銀行マンは、金融庁のロボットなのです。理屈なんて関係ありません。利回り採算に合う不動産まで、減損会計に追い込む必要があるのでしょうか?

デフレ下に置いて、このような生産性のない「負の整理」を、永遠と行ってきました。過剰とも思える転換期は、1998年の筈です。その時に政策を転換すべきだったのです。2003年には、更に過剰な整理が行われ、みずほは10万円を割れる倒産価格まで追い込まれました。金融庁の明らかな政策ミスでしょう。今の中国の短期金利と同じ事ですよ。日銀が資産価格の劣化を反省し、政策を明確に転換したのは、2010年10月の「包括的金融政策」の採用からです。遅れる実に12年ですからね。失われた時代が続いた訳です。…呆れるでしょう。今度はこの動きが、逆回転するわけですね。当然、安全より冒険しているケネディクスの株価が、意外高する可能性は非常に高いのでしょう。事実、一回り目の山場は、今年の4月でした。カタルは3月2日の株式教室において、25310円で推奨しています。あれよ、アレヨ。僅か1か月足らずで…株価は84900円まで上昇しました。3倍以上になりました。

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今回カタルは、再びケネディクスに山手線理論を採用し、6月22日に50000円割れから推奨しています。山手線論理を覚えていますか? シャープでも、アイフルでも、サニックスでも…、みんな初期波動の強い銘柄は、休みを終えると…第一の山を、大幅に更新していますね。おそらくケネディクスも株価は、売買単位が変更になり849円の4月の高値を超え、1000円にも2000円にも届くような人気株に、再びなるかもしれませんね。

故に6月22日に「不動産はスター株へ」と、掲げた訳ですね。山手線論理は、これからが本番です。さて今日のケネディクスの株価は、アララ…原稿を書いていたら、現在は590円ですね。一目均衡表の雲を抜けるためには、まだ上げ方が足りませんね。しかし既に8連騰です。金曜日にお中元のお礼の話で、友達の証券マンと電話をしていたら、「何か、いい銘柄はないですか?」と聞かれたので、「やはりケネディクスでしょう。」と応えたら…、彼は「とても根性がなくて、買えません。」と言っていました。

確かに8連騰は、勇気が必要な買い場です。実に買いにくいですね。しかし押し目を待っても、なかなか訪れるかどうか…分かりません。先ずは買ってみる事なのです。こういう時は、下がることを前提にして、打診買いをします。下がればラッキー。下がらなくても上に行けば、下値で買った株があるから、更に上の株価で買い増しに動けますね。参加しないことが一番、駄目なのです。だって…、日銀も総理もデフレ脱却をスローガンに選挙戦を戦っており、それを支持するのが市場でしょう。他に良い銘柄などある訳がないのです。確りした会計論理や仕組みなどを理解して置けば、そんなに怖い買い物でもないでしょう。値動きに一喜一憂するのではなく、世情の動きを背景に、銘柄を選択するのです。

不動産株は、読者の方が、言うように同じように動きます。その動くスピードが問題にされ、ケネディクスは財務内容が悪く見えますから、強弱感が対立し、おそらく空売りが入るでしょう。売りは一時的な需給要因ですが、人気株にとって、意見の対立は非常に大切な株価の要素なのです。良い内容の株が、上がる訳じゃないのです。人気があるから、人々が魅了され、馬鹿になるのですね。恋愛を考えれば、分かりますね。他人から見れば、あなたが選んだ彼女はブスかもしれません。しかしあなたには、客観的な判断が出来ませんね。人気とは強弱感が対立するから、面白いのですね。AKB48などは国民投票と言って、参加できるから、人気が盛り上がるのです。乱高下する値動きも魅力ですね。一日の内で、かなりの値幅がブレますから…当面は人気株に育つのでしょう。

ただ覚えておいてほしいのです。おそらく新高値を更新して、更に上に突き抜けられる銘柄は限られるはずです。ほとんどは二番天井の形成でしょう。007は時代性が背景にありますから、別格なのですね。この時代性の魅力は、今は分からないでしょう。僕だって分かりませんよ。だって日々、会社も変化し、時代も変化していますからね。この段階ではただの勘に過ぎないのですね。明らかになった時に株価は、100万にも200万にもなっていますよ。分からないから、面白い事が世の中にはたくさんあるのです。

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2013年07月05日

07/05

かたる:カタルは株式教室に「不動産はスター株へ」と6月22日に掲載しました。この週の木曜、金曜日と…カタルは信用創造機能の復活が、アベノミクスの生命線なので、最もハイリスクな「ケネディクス」を狙っていました。そうして、それまで打診買い程度の域だった「ケネディクス」の持ち株数を増やしました。今から思えば…タイミングはピッタリでしたね。もともと参議院選に焦点を合わせたサマーラリーを念頭に、二番天井に向かう戻りの相場展開を考えていたのです。多くの銘柄は7日に底値を付け、その後、13日は日経平均の安値を付けての上昇相場に移行しはじめています。

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ただハイリスク故、ケネディクスは、イレギュラーの「最後の叩き」が入ったのでしょうね。ケネディクスは26日に、7日の安値396円を割れましたが、例えば野村リート1343などは底値を割れていませんからね。カタルの実際の売買は21日、22日、24日と買ったのですが…26日の下げは予期しておらずに、7日の396円は割らないと考えていました。当時は「チャイナ・シャドー・バンキング問題」で市場は揺れ、カタルはほぼ目一杯に買っていたために、リスク許容度なく26日にロスカットに追い込まれ損失を計上しました。今から思えば…コンチクショウ!と叫びたい気持ちです。翌日の27日が311円の安値で…昨日まで6連騰の530円ですね。昨日は一気に出来高が膨らみ1億2970万株ですね。異常な出来高水準ですが…最近はディトレの存在がこのような異常値を作っています。

昨日は正直な話、6連連騰でもあり519円の壁は抜けないと考えていました。故に500円510円と売り上がったのですが…。いやはや驚きました。ストップ高寸前まで買われ一気に壁を抜きましたね。「相場は相場に聞け」と言います。もともと手口情報などが使えなくなり誰が買っているか分かりませんが、株価は正直なのでしょう。仕方なくカタルは売った株価より高く、再びケネディクスを買い直し、更に持ち株を増やした次第ですね。とてもじゃないが…安値から見れば、連騰しているのこの恐怖の株価水準を買うなんて…常識ではありえません。あの時にもう少しカタル自身にリスク許容度が在れば、買い増しなのです。300円台などの株価は200日線にタッチする水準で美味しい買い物ですからね。

しかし、これが貧乏人の「哀しい性(さが)」ですね。信用取引をしている以上、予想と違う株価の動きになった時に現引きの対応が出来ないなら、持ち株を減らすのが「絶対の鉄則」です。自分の相場観とは、違う次元のリスク管理意識が働く訳ですね。相場観としてはアベノミクスの成功には、信用創造は絶対に必要なのです。既に異次元緩和に踏み切り、金利が上昇し始めています。禁断の世界に足を踏み入れた以上、途中でたじろぐことは許されません。何故なら、異次元緩和は禁断の果実で失敗は許されないのですね。中途半端になると、一気にガラガラポンの世界がやって来ます。この意味をどれだけの人が理解しているか定かではありませんが…禁断の領域に足を踏み入れたのです。

さて今日は不動産の話を展開しましょう。不動産ビジネスは取引が巨額なので僅かな価格変動が大きな損失にも利益にもなります。FRBのバーナンキ発言に市場は揺れましたが、ロイター通信の記事によれば、あの発言で世界の株式市場では2兆7500億ドルを失ったと言います。カタルがフリードマンの恒常所得仮説を解説している理由が分かると思います。人間の消費は未来の所得に左右されるのですね。だから信用創造機能を復活させることが非常に大切なのです。米国ではGDPの70%が消費で、日本ではGDP60%が消費に左右されるのです。わが国の借り入れ状況を考えれば、市場経済の仕組み、価格の乗数効果を利用しない政策が失敗に追い込まれます。だからカタルはメディアに向かい清貧思想の展開は止めようと述べています。日経さん、NHKさん、あなた方が世論を誘導しているのです。維新の会の橋下さんが自分の主張と違う解釈を報道して、世論を誘導していると怒っていましたが…こんな事は日常茶飯事です。

さて話を戻さないと…長くなります。不動産の世界にもブランドがあります。日本では銀座中央通りですね。銀座1丁目から8丁目までのブランド通りです。ブルガリにシャネル、アップルが松屋の前の通りを挟んで並んでいます。あそこの賃貸料は異常な水準です。その理由は宣伝費が含まれています。アップルさえも店の収支はマイナスでしょう。しかし大きな宣伝効果があります。原宿の表参道も同じブランド通りですね。不動産の価格と言うのは相対なので…あってないようなものです。一部の取引が全体の市況を引っ張って行きます。皆さんの住宅ローンを考えれば良いですね。大概、頭金は10%~20%程度で3000万円の都心では5000万ほどですが…の住宅の購入をするとします。この頭金の部分がエクイティーにあたりますね。そうして近年、メザニン・ローンと言う融資の形態が金融工学の発展で浸透してきています。この割合が20~30%だとすると合計で30%~50%が不動産の価値下落の保険料になります。そうしてリスクがほとんどなくなった残りの70%~50%をシニア・ローンととして銀行などが融資します。つまり3階建の融資形態ですね。リスク・ウェートは、エクイティーが100%ですね。不動産を買った人、つまり利用者の利払いが出来なくなると最初の頭金部分がなくなり飛んでしまいます。次にさらに競売などで他の人に転売し損失が出ると、今度はメザニン・ローンの資金を提供した人が損失分を補います。シニア・ローンの人は限りなくノンリコース・ローン(返済できなくなれば、担保物件を渡すだけで他の弁済を免れる)の形態でもリスクは減りますね。

もともと住んでいる自分の住宅も自分のものではなく、ローンが残っていううちは他人のものなのですね。賃貸と同じなのですよ。ただ違うのは売却する権利があり、そこで発生した損得が自分の損得になるだけの話です。エクイティーの意味はそういう事です。長々と不動産融資の説明と銀座中央通りの話を展開したのはケネディクスの応援記事を書く為ですね。ニュースリリースによれば、最近ケネディクスは資金が回り始めた為に、このエクイティー部分を買い戻しているようです。つい最近まで減損会計が働き、不動産の値下がりの償却を余儀なくされていましたから、銀行から借金を返せと矢のような催促を受け仕方なしに伊藤忠などを頼り不動産のエクイティー部分を疎開させていたようです。その支配権を買い戻していますね。ダヴィンチが消えたのはこの減損会計を償却できなかったからです。1兆円の10%の値下がりは1000億円ですからね。規模が大きいとあっという間にエクイティー部分は飛びますね。しかししぶとく生き残ったケネディクスは異次元緩和のアベノミクスで復活しますね。だから株価が4000円から50円になったのですね。

今度は、ダヴィンチが消えた「逆の現象」が始まりますね。故に1000円も2000円も相場になるのです。ハイリスク投資の所以です。先頃の国税庁の路線価の発表は全国では未だに値下がりですが、大都市圏では上昇しています。採算利回りが合う物件を1兆円以上持っている企業はなかなかありませんね。銀座中央通りの物件はその象徴的な話です。残念ながらケネディクスは裏通りの薄汚れたビルばかりでハイテク設備を備えた最新式のビルはほとんど持ってないでしょうが…。1兆円規模は弱小企業の魅力は良く分かると思います。外人投資家はその裏事情を良く知っているのですね。要するに政策次第で株価が上下するのです。関門を突破した事により、押し目買いの銘柄になり新規参入のチャンスですね。詳しくは6月22日に書いた株式教室を見て下さい。

さて紙面がなくなったので、多くを書けませんが、007の説明会の映像が公開されています。新しい期待の芽が生まれ始めているように感じました。カタルが注目しているクラウド・サービスの一環にも、007は関与し始めている様な解説でしたね。実はカタルも実態は良く知りません。大きく時代背景で伸びる分野だと言う認識はありますが…なにしろ今までにないもので確定しているものではないからです。これから創られるものですから…ハッキリはしないのですね。夢は、ドンドン膨らみますね。時間調整でイライラしている人も居るでしょうが…こんなものは僅かな時間なのです。ステップアップに向け力を蓄え、やがて大噴火をする前兆だと思っていれば良いのでしょう。楽しみですね。後場から7連騰に向かうのか?それとも6連騰で休みを入れるのか? 現在のケネディクスは520円台です。此方も楽しみですね。

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2013年07月04日

07/04

かたる:今日はROEの話が日経新聞に掲載されており、この指標の高い株の戻りが強いと述べられていました。基本的に外人投資家の尺度は自己資本利益率ですね。投下したお金に対しリターンがいくらかと言う話です。日本の経営者はこの概念が希薄です。どちらかと言えば「売り上げ」を重視しますね。基本的な発想は1000億円の売り上げで10億円の利益しか上げらない部門と、100億の売り上げで10億円の利益の部門なら、どちらを選ぶかと言う話です。1000億円規模の売り上げになれば、設備投資や人件費などの経費は膨大に掛かります。その部門にどんなに、更に力を入れても、競争が激しく僅かな利益しか生みません。売り上げ規模が大きいから、当然、景気変動の影響も大きく受けるはずです。

もし1000億円の部門に投下する資金があるなら、利益率の高い部門の100億円の部門に、資金を投入した方が効率的ですね。日本は、この戦いに敗れたのですね。半導体は象徴的な分野でしょう。経営学を学んでいれば多額の投資をして僅かな利益を稼ぐより、その分野は台湾のTSMCに外部委託し、経営資源を他に向けた方が良いですね。米国の会社は、早くにファンドリーに生産委託しています。それに引き換えNECの凋落などは、自前に拘り、最後はルネサスエレの顛末ですね。現在のパナソニックもソニー、シャープも似た道を歩んでいます。テレビに拘っていますね。テレビなど…既に汎用品ですね。4Kだ8Kだと騒いでも、たかが画素数を争ったカメラの話しと一緒です。この経営は従業員の雇用問題も絡み難しい選択です。技術開発競争に負けたので、明日から辞めてくれと簡単に言えませんからね。日本は終身雇用の心理的な負担が重く、日本の失われた時代が続きました。90年代初めのパイオニアの指名解雇問題は、象徴的な現象でした。

話しがあっちこっちに飛んで、蚊のような存在では仕方ありませんが、今日はROEの概念を補足しますね。アメリカの化学メーカー、デュポンが開発したデュポン式を少し解説します。ROE=当期利益÷株主資本ですが、この式を分解すると…当期利益÷売上高(売上利益率)×売上高÷総資産(総資産回転率)×総資産÷株主資本(財務レバレッジ)の三つに分解すると言うものです。それぞれ売上利益率を上げるか、それとも在庫の回転日数を短くするか、借り入れを増やし規模を拡大させるか?…などの対策を取れば、ROEは高まる訳です。ソフトバンクは借り入れによりスプリントを買収するのですね。理屈上は利払い費を上回る利益を、スプリントで得られれば成功ですね。企業の成長力が5%以上ある会社はたくさんあります。毎年、毎年、規模を拡大させている代表的な企業は…沢井製薬などは、そのいい事例でしょう。このような企業は景気変動にも関係なく、日本はジェネリック使用率が先進他国に比べ低いので、今後も高い伸びが期待できます。だから借り入れを増やし生産効率を上げ物量網を整備し、MR(医薬情報担当者=セールスマン)を増やせば言い訳ですね。沢井はカタルの好きな企業で、カタルが年金担当者ならコア銘柄の一つに選ぶのでしょう。他にもたくさんありますよ。ピジョンなどもカタルがお気に入りの会社です。

このような会社は、いくらでも挙げられます。保守的な運用、年金生活者とか…が対象なら、証券マンの人はその様な企業をお客様に薦めるべきでしょうね。介護のツクイなども範疇に選ばれるのでしょう。だからそのような銘柄は、必ずステート・ストリート・バンクが株主に登場している筈です。今、調べたら沢井には載っていませんね。カタルはハイリスク派なので、一見すると博打株に注目しているように見えるのでしょう。007などは代表事例ですね。ケネディクスもそうです。

ここで潜在成長率と言う概念があります。企業は儲かると配当金などを支払いますが、今の基準では、配当性向は20%程度でしょうかね。残りを内部に保有し成長を加速させるために設備投資や研究開発費に使いますね。このROEが高ければ、ドンドン投資を増やした方が利益率は高まります。嘗てのマイクロソフトは無配企業でしたね。配当するより投資を選び株価を上げました。やがてアップルのように利益成長が期待通りに進まなくなると…株主は配当や自社株買いを求めます。株の値上がり利益が期待できないからです。昨年はアップルの現・預金残が問題になりました。

内部資金を自分のお金だと勘違いしている経営者が、日本には大勢います。株式公開した以上、公開したら自分はその会社を預かっているだけの話ですね。自分より優れた経営者が出てきたら、潔く城を明け渡さねばなりません。佐治さんはどうするのでしょう。サントリーは銀行団から借り入れの返済を求められていました。ここ最近、ノンアルコール・ビールのオールフリーやハイボール人気に助けられて、利益を上げたので株式上場がスムーズに進みましたね。おそらく金融機関が売りたい為に、上場を促進させたのでしょう。まだオーナー系なら許せますが…二代目経営者やサラリーマン社長の人間が、会社を私物化するのが横行しています。大王製紙などの事件は、その象徴的な出来事ですね。

このような一連の話を出したのは…日本は真剣に経営してないように見えるのですね。売上利益率が高い企業はたくさんあります。20%を超えるなら、借金をして事業規模を拡大させ、果敢に世界に向けて挑戦をすべきです。ニトリはどうなのでしょう。良い素地を持っているように見えますが…。ソフトバンクの孫さんは、その点は立派ですね。だから尊敬されるのです。ところがチャレンジを止めて、現状に胡坐をかく経営者が如何に多い事か…情けない限りです。川重のような事例を見ると、反吐が出ますね。まぁこれはカタルの性格からくる考え方なのでしょうね。いつも最大限のリターンを狙い、高いリスクに果敢にチャレンジするのはカタルのポリシーかもしれません。でも皆さんは、自分の立場をわきまえて行動して下さいね。普通は野村リートなのですね。しかしカタルは、ケネディクスを選択するわけです。どれどれ今日の相場は…

いよいよ6連騰で、関門に519円が近づいてきました。この辺りから株価は重くなりますね。難しい選択の株価位置になりますね。新規の参加者が、力のある参加者が、新たに参入したのでしょうか? 山手線論理です。株価が下げることにより、今までの参加者が降りて新たな参加者が参加します。それが山手線論理の裏舞台で起こっている現象ですね。日本がデフレ克服できるなら…と言うより、政策当局者の行動を信じるかどうか?…なのですね。カタルがフリードマンの恒常所得仮説を焦点としているのは、今の日本には希望が必要だからです。昔の日本には、土地は下がらないと言う「土地神話」がありました。終身雇用や年功序列が約束されていたから、未来に向かい頑張る原動力があったのです。今の時代は何もないですからね。この希望を作ることは非常に大切なのです。信用創造企業が復活しなくては、日本の再生など不可能ですよ。日経新聞は清貧思想の論調を、改めねばなりません。あなた方が世論を作っているのです。

今日は参議院選挙の告示で当初のカタルの予想より相場は弱く見えます。ポルトガルなど欧州危機の増幅されたメディアの宣伝が、どの程度、行われるのでしょう。中国の固定資本形成の話は難しいですね。グライダーのように軟着陸できればいいのですが…。500兆円規模、いや現在の為替では800兆円規模に膨らんでいますね。そのような規模の大国の成長率を7%なんて…とても維持できないでしょう。せいぜい5%維持できるかどうか…。昔からこの程度の成長だと、庶民の不満が噴き出てくると言われていました。…という事は、年末か来年は暴動も警戒せねばなりませんね。非常に難しい舵取りが要求されているのです。カタルは楽観論者ですから、あまり気にしていませんが、今回のシャドー・バンキング問題は兆候に過ぎないという事ですね。

スター株を、創らねばなりません。ケネディクスは一つの候補ですが、他にはPFI関連でしょうね。清水建設は比較的に力を入れているように見えますが…戸田建設に熊谷組などハコモノ企業が並びますが…本当の狙いは利便性ですね。図書館の民間運営など…。橋の新設は高度成長時代は年間1000個と言ったかな? 今の建設スピードは、年間100程度だと…誰かが述べていましたね。この1/10の数字が正しいとすると、劣化した橋の建て替え需要は、相当な規模になり横河橋梁などが注目されますが…。PFIの概念からは外れますね。それでは下水道の月島や三菱化工機などは…どうか?…などと、色んな発想が頭をよぎりますが…。今の所、明確なイメージは、なかなか湧きません。まぁ、取りあえず信用創造が、要でしょう。ケネディクスへの参加は519円の壁を抜けてからの方がベターでしょう。

関門を抜いたはずの007は、その後、人気が離散し株価は小康状態に入っています。理想論から言えば、26万台の株価推移が望ましいのですね。しかし今の水準は、カタルが飛び出す前に買った19万から21万前後だったかな?その水準をクリアしての展開で、少し不満ですがマズマズのラインでしょう。75日線や200日線とのかい離が解消される過程なのでしょう。このような時間調整は、より株価の信頼感を高めるものですね。良い調子です。もともと秋にならないと全体相場の力強い展開を望むのは無理と言うものなのでしょう。ただ8月には、4―6月期の数字が明らかにされます。セグメントで部門別の売り上げ状況を007が、仮に明らかにするなら、村田との提携の数字が早ければ見えるかもしれませんね。もしその段階で見え始めるなら、これは凄い事ですね。僕は来年の2月を予定しているのですが…果たして現実は如何に?

株価が上がっている内は、カタルのゴタクを読むのも楽しいのでしょうが、今のように人気が離散すると面白くなくなるかもしれませんね。しかし末永く読むことが大切なのでしょう。継続は力なり。自分の感覚とカタルの感覚を比較し、常にこれは少し違うんじゃないかな?とか…疑問を抱きながら見ると良いのでしょう。果たして相場はどんな反応をするのでしょう。

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2013年07月03日

07/03

かたる:この時期の相場の流れを予測する為に、何処に焦点を据えるか?
一般的な選択は、国内の景気循環の流れの中から銘柄を物色するわけですね。通常は金融政策にウェートが高ければ金融銘柄(銀行、証券、不動産)が中心になり、財政出動のウェートが多ければ、建設やセメントなどの公共事業関連が賑わいます。しかし現代はグローバル時代です。自動車は世界中で販売されており、米国は回復歩調ですが、欧州はまだ低迷を続けています。ようやくスペインでは失業率の申請件数が減ってきました。しかし同時に英RBS傘下のアルスター銀行では60支店を閉鎖し1300人を削減するリストラを実行しています。欧州は未だに低迷を続けています。

先進国経済が低迷しても、新興国の高成長が続くと言うデカプリング現象が期待されていましたが、BRICSはだんだん巡航速度を低下させており、期待されていたような高成長の持続が難しいことが判明しています。しかしアセアンなどの成長率は、依然、高いですね。アジアの人口は多く、欧州と比較すると、日本は恵まれた環境下にあります。中国のシャドー・バンキングの混乱は、固定資本形成による経済成長を続けてきた歪みが、露呈し始めました。基本は此処なのですね。中国銀行のデフォルト疑惑など…、様々なうわさがあるようですが、実態は新体制に変わり、温家宝時代の膿を出す作業をするのでしょう。習近平氏は全国組織交錯会議に出席し「もはや簡単にGDP成長率で勝負しない」と強調したと言います。非効率な規模拡大と言う従来の悪習から脱却すべきと述べているようですね。

国内、グローバル、そうして、時代の流れであるスマート・コミュニティーの展開が始まっています。ビッグ・データーの活用、まさに情報化時代の最先端の時代変化を、日本は導入せねばなりません。臨床試験でも遺伝子データが活用され、様々なタイプのデータが蓄積されれば、同じ癌の治療薬でも、効き目の差が分かりますね。つまり遺伝子によるオーダーメイド治療が出来るようになります。そうすると、無駄なお金が必要なくなります。交通渋滞などの情報を活用し、最短路線をカーナビが提示すれば、無駄な資源を使わずに済み、時間が短縮され効率化が進みますね。時代は益々人間の専門性を求めます。つまり「おたく」と呼ばれるエキスパートが求められる時代が来るのです。だから広く浅くではなく、あることに馬鹿になることです。かたるなどは「日本株おたく」ですね。

人間の欲求は多様で、ユビキタス時代を迎えていますから、しかし直ぐに知りたい情報が手に入る時代になってきました。だから専門性が、より多く求められるのです。カタルの歩合外務員の選択はそんな職種です。証券マンでありながら、給料は歩合給で投資信託も販売しません。もっぱら株の技術を磨こうとしてきました。失った金額はどの程度でしょうかね?それこそ試行錯誤を繰り返し、実験を重ねてきました。ネズミの迷路実験の世界ですね。貴重な経験を積んできましたが、まだこの「ていたらく」です。なかなか一流の領域は難しいですね。

問題は鏡の反応が…一律でないからです。相場全体の力強さに大きく影響され、時代性に揺れ、参加者の人間心理を読まねばなりません。中国のシャドー・バンキング問題は奥が深く、ニュセンチュリーのような存在かもしれませんし、難なく通過するただのちょっとした凹み程度のものかも知れません。それは現時点では分からないのですね。何処かの誰かが中国要人の発言をネタに拡大解釈させ、石を市場に投げ入れました。その波紋がどのように広がるのか? 予測などできませんね。FTの記事やWSJの記事を見て、日経が書く、その日経を見て市場が動揺するから、再びWSJが追加取材をして市場の動向を見て行き、その連鎖により、やがて材料が消化されていきます。

今日はグリーの企業業績の観測記事が日経に載っていました。この観測記事はおそらく正しいのでしょう。悪材料にも株価が下がらずに、逆に上がるようになれば、どんなに数字が悪くとも心配はいりません。しかし株価がまだ下がるようでは…まだ駄目なのでしょう。転換点はまだ先という事になります。カタルの失敗は、ガラケーとスマフォアプリの違いを理解していませんでしたね。てっきりグリーとDENAが覇権を獲得するものだと考えていました。ところがアップルに権利があるとは…。本来はシステムを展開する携帯電話会社に、力がある筈です。昨日、提示したソニーエリクソンのエクスぺリアの追加の記事が日経に載っていましたが、端末開発企業などが、仕組みを作ることが不自然ですね。ドコモの今回の販売方法を見れば、その事が良く分かります。だからソフトバンクの見えない利益の潜在率は非常に高いのです。しかし今は駄目ですよ。財務的にユトリがありません。やっと、ようやく、日本でまともな設備投資が出来るように、一人前になったと思ったら…日本を飛び出すわけです。まるで孫さんの高校時代を見ているような印象ですね。ソニーに期待していますが、なかなかその成長路線に力を入れませんね。4Kや8Kなどの次元の低い戦いを続けているようじゃ…日本は沈没です。早く仕組みを構築してアジアでの覇権を握らないとなりません。

チャンスですね。しばらく中国は日本の失われた時代と同じ構造下にあります。固定資本形成に依存したインフラ整備による成長マジックは、誰にでも利用出来るのです。産業革命を見れば分かります。蒸気機関の発明で鉄道が整備され物流が一気に変わりました。今度は情報の価値を利用する社会基盤の整備です。電子カルテからGPSまで、データの活用をめざし一気にSFの世界の電脳時代に向かうのですね。クラウド・サービスはその時間変化を早めますね。「アンティキティラ島の機械」の解明過程を見ればわかります。世界中の知恵が、一気に利用出来る時代なのですね。だから007の組立ソフトの発展が面白いのですね。

カタルが継続して取り上げているのは、可能性が一番高いからですね。そうしてこの株の成長過程を見ていれば、自ずと、この売買方法が、他の株の売買に応用できるからです。そのモデルケースになるんじゃないかと期待しています。最近ではヤフーがその実例ですね。200万円が5億ですからね。米国のアップルもマイクロソフトもそうですが…、時代性にマッチした企業は、本物の成長株に育つことがあります。まぁ、現時点では、007は夢ですが…実現する可能性が高いので、皆さんにも007を通じて市場経済の仕組みを理解して欲しいのですね。だからリスクはありますが1株を現物で…なのです。

アベノミクスの成否は、信用創造にあります。フリードマンの恒常所得仮説を何度も登場させている意味を、理解して欲しいのです。人間は希望で動くのですね。行動の源である「希望の光」を灯さないから、失われた時代が続いたのです。メディアの責任は重いですね。人間は常に前を向き希望を抱きながら人生を歩むのです。希望が感じられる社会構造を「清貧の思想」で潰してはなりません。若者に毎年給料が上がる喜びを与えないとなりませんね。年金生活者に焦点を充てたデフレ時代を終わらせ、株や地価が上がる信用創造の時代を、再び取り戻さねばなりません。株や土地は下がらないのです。ケネディクスは果たして519円の壁をクリアする事ができるでしょうか? 当面の焦点は、やはり此処にあるのでしょう。

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2013年07月02日

07/02

かたる:今日の日経新聞のトップは、未だに中国金融の話しでしたね。同様の動きは他でも広がっています。ある記事に気になったのはマネーサプライの話で、M2が米国の1.5倍水準だと言うのです。これはやはり気になる数字ですね。ただ米国はカード社会で現金の利用率は少ないですからね。先進国はこの傾向が強まりますから、一概に比較はできない筈です。昨日の相場も中国の動向を見てから日本株が上昇しており、日経新聞の最初の書き方が、やはり問題だったのでしょう。最初から意図的な予防の可能性が大きい…との見解を前面に出す報道内容なら、市場心理は変わっていたのでしょう。カタルはこのようなメディアの報道姿勢が、微妙に市場に影響を与え、「失われた時代」が作られたと考えています。

何しろ、英ザ・バンカー誌なる世界の銀行ランキングでは、中国工商銀行が米国勢を抑え首位に輝いたと言われています。もともと中国の銀行は、既にバーゼルⅢの基準をクリアしていると言われ、自己資本比率は高いのです。遅れているのは欧州ですね。工商銀行の配当利回りは6.2%なのだとか…。更に中国人の多くは現金で不動産を買います。融資を受けて買う場合も、自己資金比率が50%ぐらいなんじゃないかな? 日本の様に「頭金なし」なんて言うのは、ないですよ。カタルが問題だと思うのは、地方政府主導の過剰投資ですね。まぁ、実態は分かりませんが…。でも様々な報道の流れを見れば、現時点では、米国の金融危機を連想するのは…やはり行き過ぎているように感じます。

例えば、久しぶりに…今日は末村さんが17面の一目均衡で「株主主権論からの卒業」とのレポートを掲げています。理解できなくもありませんが…、松下銀行と言われるほど財務内容が良好な企業が凋落した原因は、日本の株式持ち合い制度などに甘えた経営陣の怠慢があると考えます。ドコモを見れば分かります。ソフトバンクは果敢に外部資本を使い、博打とも思える冒険をしてきました。ボーダフォンの買収は、どう考えても、本来ならパンクの口でしょう。ところが米国の金融デリバティブ機能を利用し、おそらく社内にも優れた能力のある人が居るのでしょうね。少しお金が回り始めると、自ら社債を発行し金融市場を上手く利用し、成長を遂げてきました。この借金返済がネックになり、設備投資が出来なかったので、一時は「繋がらない電話」と揶揄される事態も甘んじてきましたね。総務省からも文句が来ていたでしょうが…孫さんの手腕で乗り切ってきました。今でもスプリントの買収に動き、果敢にチャレンジを続けています。今回はボーダフォンの買収時代よりリスクは低いのでしょが、それでも当面は資金繰りなどを含め、競争に勝てるかどうかの綱渡りが続くのでしょう。故に今の株価は高過ぎると思います。

日本の企業で儲かっており、キャッシュを積み上げる無借金企業はたくさんありますが、現在の金利を考え、企業成長率を考えると、もっと果敢に行動した方が良い企業は、たくさんあります。それにも拘らず低成長に甘える企業が、なんと多い事か…。川重などは車両部門を抱え、米国で地下鉄車両などを供給しており、比較的に造船の中でも余裕があります。ところが今回の騒動を見ると…、社長解任までに動く明確な理由が分かりませんね。挑戦を止め、現状維持を選択したようにも感じられます。たぶん騒動の主要因は、取締役の保身でしょう。詳しく調べてないから合併効果があるかどうかは分かりませんが…。企業の潜在成長率が10%を超えるような企業は、付加価値の大きな部分の投資を増大させ、付加価値の低い部門を売却するか、引き離すかして、常に時代に合わせた投資をしなければなりません。ところが仕組みに胡坐をかき、努力を怠っている企業は、たくさんありますね。225兆円に膨れ上がる企業の現・預金残は、どう見ても不自然です。末村さんの主張も分からなくはありませんが、あなたのような論調が、これまでの「失われた時代」を増長したのでしょう。

確かに多くの市場参加者は、目先の利益を求め、株を売り買いし、一時的なホルダーですが、そのような行為が、効率的な企業の株に資金を集め、企業成長を支えるのです。それが市場原理の仕組みですね。そうして成長力の無い企業は淘汰される訳です。パナソニックやソニー、シャープなどが、国際競争に敗れるのは、日本に既得権の仕組みを作ったからですよ。株式の持ち合いなどで…。これは野村が推し進めた、間違った仕組み構造ですね。メディアがROE重視の論調に転換すれば、日本企業は高効率を求め、国外に進出します。最近、ようやく国内企業もアジア進出を始めています。日立が変わったのは、利益率への拘りでしたね。もっと日本の経営者の潜在意識を変えねばなりません。その為には、不採算部門の淘汰ですね。大企業はたくさんの無駄を抱えています。社員一人一人がコスト意識を持って、仕事をしているか疑わしいのです。ROEを高める論調に切り替えるべきです。

株主の目先の利益のエゴが、世界競争に勝つ抜く原動力になっていると信じています。目先の利益より、未来などと言うお題目は、民間企業がやるべきではなく、国が主導すべき課題ですね。上場企業は常に利益の向上を図り、世界競争に勝たねばなりません。日経新聞は多くの経営者が目を通しますから…日本のかじ取りを担っているのですね。だから見識のある多面性の報道が必要です。「失われた時代」を創ったのは、メディアの編集委員の責任でもありますね。全ての株が下がる時代を創ったのは、あなた方の責任ですからね。

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日経平均株価だけを見ると、カタルのサマーラリー予想は、正しいように映ります。カタルは6月7日が底だと思っていました。日経平均では12日ですが、個別株の多くが7日に安値を付けています。参議院選挙まで、これから株は上昇を続け2番天井を模索に行くと言うのが、当初のカタルのシナリオでした。故にカタルは信用創造の大切さを知っているから、不動産と株に拘り、株価が調整を続けているケネディクスを選択したのですね。野村証券でも良かったのですよ。同じ発想です。リスクの選択は、人それぞれです。同じ不動産でも野村リート(1343)でも良かったのです。しかし何故か、不動産の多くの安値は最近ですね。大きく期待感から上がり過ぎたためでしょうか? それとも消費税の関係があるのでしょうか?

アベノミクの成功には、「信用創造機能の復活」は絶対に欠かせません。名目と実質のギャップを解消するには、希望が必要だからです。この希望を支えるのは「明るい未来」なのですね。介護ロボットが実用段階を迎え、遺伝子治療が一般化する情報を取り入れたネットワークを利用する未来社会(スマートコミュニティー)ですね。クラウド・サービスが発展し、間もなくテレビ電話が一般化して、分からなければ、いつでもどこでも質問が出来る便利な世の中が現実化します。日本だけではないのですね。世界に繋がるのです。

アップルがコンテンツの中から仕組みの利益をピンハネするのは…構造が少しおかしいのです。カタルは何れその情報網を提供する電話会社そのものがネットワークを作ると思っていました。ドコモはこの度、サムソンのギャラクシー4Sとソニーエリクソンのエクスぺリアを投入し、なんと、このエクスぺリアは1カ月で64万台を販売したとか…。年間にすると800万台弱なので世界基準からは遠く及びません。何しろアップルは2億6100万台だそうですからね。サムソンはそれ以上でしょう。ソニーはコンテンツを作る能力のある会社です。何しろ映画とゲーム部門を抱えていますからね。何故、経営資源をそこに投入しないのでしょう。テレビとのコラボもそうですね。インターネット・テレビが一般化しますね。ソフトの仕組みづくりが、如何に大切であり、利益を生むか。経営者なら見えている筈ですね。

先日、サムソンの有機EL発売で、シャープのIGZOの賞味期限が短くなると述べましたが、あれは湾曲のタイプだけで平面は販売しないようですね。どの時点で爆発するのか分かりませんが、論理的に壁掛けが容易になり、有機ELの方が優れている筈ですね。ソニーの出井さんが、タイミングを間違うのですから…素人のカタルの予想など当たるはずがありませんね。全ては演出ですからね。一気に補助金政策で薄型テレビが広まりましたが、日本の住まいの事情を考えると、やはり壁掛けでしょうね。話しがピョンピョン飛びますが、当初の発想はケネディクスの2番天井でしたね。少なくとも8万円台を予想していました。場合によれば10万円も可能だと考えていましたね。もともと世界中からヘッジファンドのお金が投入されやすいのです。何しろ歴史的な不動産価格の低迷が続いている現実があり、収益還元法で採算ペースが合い、世界中のお金を吸収できる流動性がある市場はないのです。だからGEが先日も追加投入している訳ですね。1兆円を超える資産の支配権を保有するケネディクスが、もっともメリットの恩恵を受けるはずですね。

ものの所有と言うのは…支配権の問題なのですね。自前のお金で土地を買うのが正しいと言う先入観を持っている人が沢山いますが…違います。エクイティーの部分はリスクが高いので配当も高いのです。20%もありでしょう。メザニンは多少リスクが軽減されますから一般の融資に比べ、多少、上乗せの金利でしょう。7%程度かな? シニアローンは最終的に物件の価値が下回らねば、元本は回収されますから2%程度なのでしょう。つまりケネディクスは、このエクイティーのような存在ですね。自己資金が少なく多くは借り入れによる保有です。不動産の中でも、最もハイリスクなのです。故に的を得れば、最も高いリターンが期待できる効率投資になります。世の中に安全で儲かる上手い話などはないのです。投資した資金が2倍、3倍を狙うなら、ハイリスク投資を心掛けるしかありません。007は無限の利益が生まれる可能性があるから、100万円は通過点だとの可能性を述べている訳です。

しかしケネディクスが、いくらハイリスクでも上限はせいぜい20万程度までで、10万を超えれば、それで「良し」なのですね。そんな程度ですよ。三菱UFJの4ケタ奪回の可能性は充分にあります。しかし今から2000円、3000円は考え辛いですね。多くの銘柄は過去最高利益が基準になりますね。たいがい、銘柄の値動きを見ていれば、理想的な展開かどうかの判断はつきます。ケネディクスは先日付けた19日の519円が壁になっています。それを抜けてから、参戦しても充分でしょう。007は先日の277700円と285000円が、壁になるのでしょうね。最近はようやく落ち着いた動きになってきました。二度の急落が、参加者に恐怖を与え腰が強くなっていますね。目先筋が100株単位で売って、自然に株価が固まっているように見えます。本当は26万円台での安定が望ましい展開でしょう。まぁ、時間調整は済めば、一気に新高値に向かうのでしょうが…。今年はワクワクしますからね。日本写真印刷も2000円奪回に動きそうですね。

問題は日銀の金融政策決定会合の動きです。本当にアベノミクスを成功させる気構えがあるのかどうか…。岩田さんの「逐次」などの表現は、非常時の対応ではないですね。順調に行っている時の、平時の発言です。この辺りの認識のギャップが、やはり気になります。昨日の日経夕刊には、国税庁の地価調査の路線価が載っていました。2012年が▲2.8%、2013年が▲1.8%ですからね。これでは不動産株は下がり、名目が実質を下回るデフレを解消は出来ませんね。しかし浅草のように…△9%ならケネディクスの1兆円は毎年1000億円を生むのですよ。こんな事は小学生でも分かりますね。要するに、そのような希望が溢れる環境を創るかどうかなのです。概ね、大都市の地価は既に上昇し始めています。

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2013年07月01日

07/01

かたる:中国のシャドー・バンキング・システムの様子を、今日も日経新聞は商品指標面で掲載しています。今日の記事は比較的に公平に取り扱っているようです。銀行窓口で販売していると言う理財商品が問題とされていますが、実態はどんなものか分かりませんね。日本の投資信託のような扱いかも知れません。それなら有名な野村が販売した1兆円投信も似たようなものです。大幅に元本を割れましたからね。日経では130兆円と大々的に扱って危機を煽っていましたが…銀行窓口販売の理財商品だけではないでしょう。米国でも問題になったCDSの推定残高は、それこそ天文学的な数字ですからね。商品の中身が分からずに、観測で断定する行為は避けるべきですね。

どうも推察によれば、中国の新執行部は、前政権の数字を重視した方針から、中身を重視する方針に転換し、問題とされる地方政府の不良債権の処理を始めたようなのですね。その一環の動きで、今回のシャトー・バンキング・システムの修正もあるようです。此方の記事は眉唾もあるでしょうが、現在、伝わっている日経新聞と比較すると、具体的な数字を掲げており信頼性を感じられます。『「例年と違うのは、人民銀が季節要因の影響を考慮して資金供給を確保するだろうとの固定的な見方を持っている金融機関は、今回の指導層の金融リスクの防止、金融機関のレバレッジ引き下げへの決意に対する観測が甘かったために、金利が異常に上昇するという状況を招いた」と指摘している。』このように報道しています。

この記事を見れば分かるように、6月にかけ、例年大量の資金供給をする人民銀行が意図的に資金を絞ったために、例年通りと踏んでいた一部の銀行が、慌てて資金手当てした背景が掲載されています。おそらくこの記事のような実態なのでしょう。JPモルガンの資料などを基にFTが口火を切ったと思われますが…。日経はWSJなどの記事を元に原稿を書いたのでしょう。楽観はできませんが、過剰に神経を尖らせるべきかどうか…日本の歴代の政策担当者より、ずっと中国の指導部の方が優秀ですね。

さて、市場経済と実態経済のギャップが、この問題では埋まりました。記事が一般化して市場が動揺すれば、問題のガス抜きが出来ます。よく株式市場では「材料出尽くし」と言う表現を用いますね。これはみんなが知ったら一旦は終わりなのですね。異次元緩和を採用したから、サプライズだったので一旦は上に跳ねました。しかし金融緩和効果は、既に11月から市場に織り込まれ動いていたから、相場は材料出尽くしで問題を消化し、一旦調整に入った動きに似ています。米国の金融危機の時のカタルの失敗は、最初はサブプラムローンの事しか、報道されていなかったのです。だからあの時にカタルは大きな問題だとは考えませんでした。しかし現実は背景にあったCDSの異常な膨張が原因だったのですね。ニューセンチュリーからベアースターンズに続く現象は、問題の綻びが次々に拡大して行きCDSの保険機能が失われたわけです。もっと早くに米国当局は問題に気付き対策取れば良かったのです。日本はもっと大きく遅れましたね。澄田さんは為替ばかりに目を奪われ、銀行の異常に膨らむ融資(不慮債権)の意味を、理解していませんでした。しかし中国はどうでしょう? 問題の芽を確実に摘んでいますね。ここが米国や日本と違うところですね。かなり指導部は優秀ですね。

昨日、NHKの大河ドラマで家老の西郷頼母の妻、千恵子の辞世の句が紹介されていました。「なよ竹の 風にまかする 身ながらも たわまぬ節の ありとこそきけ」この句の意味は「女(め)竹、細竹は、風に任せているように見え、私も今の時代に身を任せているが、竹にも折れないための節があるように、女性にも貞節があることを知っていてほしい」と女も男に負けず、会津魂があると美談のように紹介されていましたが、会津の領民も、日本国民も政策指導部が無能だから…、国民は「ていたらく」の生活を強いられるわけですね。「失われた時代」の元を創ったのは、自民党政権の利権政治ですね。「掘っては埋める」無駄な投資を続け、ばら撒いた経済援助の効果があるのでしょうか? 今の敵対する中国との関係を見ると、過去に行ったODA1兆7083億円と新聞に載っていましたが…ムダ金でしたね。政策指導部の力量が問われています。会津のように領民が、無駄死にしないように…確りとした政策運営をして欲しいのです。

震災に遭遇された避難民の人は、確かに可哀そうです。しかしいつまでも甘える構図はどうかと考えます。知り合いに石巻から東京に来た人が居ますが、家賃の補助は延長され来年まで延びるそうです。3年になりますね。全部、税金で補われています。しかし他の小さな地震では、このような援助を受けられない人は大勢います。同じように家を失っても災害の規模や注目度により、援助の方法も変わります。そろそろ日本人も国に余裕がないのですから、働かねばなりませんね。先日、柳井さんのメールを紹介しましたが、彼も嘆いていました。「みのもんた」のようなメディア人が多いから、大衆に迎合する政治家が増えるのでしょう。

相場の方は当初のカタルの予測のような展開になってきましたね。日本写真印刷は、ほぼピッタリでした。背景は業績の裏付けがあるからでしょう。加えてあのタイミングで買い増ししたケネディクスは、残念ながら一旦、下に放れ一段安しました。しかし野村リート1343は株価が崩れずに、我慢していました。この違いが企業業績の違いと信頼感の違いです。007が予想外に崩れ13万円台まで下げましたが、他の株に先駆け20万円台に戻ったのは、おそらく、そろそろ企業業績の改善のタイミングにあるのでしょう。この辺りの時間軸の読みは、全体相場の流れと参加者の力量により変わりますね。だから「相場は相場に聞け」と言われるのでしょうが、予測は難しいものがあります。まだ早いと思いますよ。サマーラリーに向かうなら、前の二つの山を越えてから参加しても良いのですね。カタルがケネディクスの持ち株を増やしたのは…鍵足の陽転に引っかかりましたね。やはり二つの山を越えないと安心が出来ません。

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自分の投資金額とリスクの許容度がここで問題となります。銘柄を当てることなどは誰にでも出来ますが、問題は投資するタイミングと、その人のリスクの許容度が問題なのですね。追証を請求されるという事は、リスクの管理がなってないからですね。本当は追証が入るタイミングで、買い増しが出来るようにならないと駄目なのですね。この自己管理が難しいのです。今日は少し与太が過ぎましたかね。新規の読者も増えてきたようですが、用語の意味などが正しく理解されていないと、カタルの日記のようなものなので…少し内容が難しいからもしれませんが、インターネットは便利ですからね。コピー&ペーストをすれば、用語解説はいくらでも出てきます。分からなくても…難しいと感じても毎日、読んでいれば、その内、その辺に転がっている証券マンより、ずっと知識が豊富になります。

今の時代は純粋な株屋が、少なくなりました。昔なら政策対応を踏まえ、野村などがPFI関連などと資料を打ち上げ、組織営業で相場を創ったものですね。基本的に政策が重要なのですね。時代の流れが重要なのです。何故、ユビキタス時代を迎え、カタルが007に拘っているか? 時代背景を考えれば分かります。現時点では夢ですよ。しかし現実化が近いから、業績の変化率が予感されるから、他の多くの新興株は沈んだままですが…007はいち早くスタートラインに復帰したのでしょう。常に相場である市場経済は、実体経済を映しながら推移している訳です。昨日のコラムで紹介したマリーザ・モンチを楽しんでもらえましたか? 彼女は素敵ですね。僕は「Danca da Solidao」がお気に入りですね。一流の領域に到達するのは、なかなか難しいですね。あの曲は夜に酒を飲みながら聴くのが良いのですね。最近は昼間のアクセスが増えましたからね。また明日。









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