未来かたるが語る

今日の市況

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2013年06月28日

06/28

かたる:米国と日本の違いは、市場に反応して政策対応するかどうかなのです。甘利大臣の「市場の乱高下は一時的な現象で、実態経済は回復しており何れ落ち着く」との発言や岩田副総裁の「逐次投入ではなく適性だ」との発言は、市場を軽視しているように見えます。これまでの「失われた時代」を継続してきた、歴代の政策担当者と同じ間違いを犯しています。NY市場は日本株ほど下がっていませんが、この重要な時期にメディアへのメッセージを見ると、NY地区連銀のダドリー総裁は「金融引き締めが近づいたと金融市場が解釈しているならば、それは誤りだ」と述べ、明確に市場へのメッセージを掲げています。更にアトランタ地区連銀のロックハート総裁は「非常に緩和的な金融政策を今後数年は維持する見通しだ」と述べたそうです。今は転換期であり、折角、動き出したマネーの流れを止める市場軽視の発言を、政策担当者がする事は大きな損失に繋がります。失われた時代を20年以上も続けてきた、同じ間違いを犯しているように見えますね。FRBが出口論を指摘した今だから、日本の市場は異次元緩和の後押しを求めているのですね。これは市場のメッセージなのです。それを自分達の考え方や行動が正しく、市場が間違っていると…間接的に主張している報道を見ると、こいつらは何も市場を分かっていないと思いますね。実はカタルも何度も同じ間違いを犯しています。だから彼らの間違いが良く分かります。

ましてや川崎重工や西武電鉄の既得権勢力の仕組みで生きている人達が日本には居ます。これではGDPの200%にものぼる借金を返す前に、日本丸は沈没しますね。既に異次元緩和の「カード」を切ったのです。これは「切り札」ですからね。この「切り札」を切ったのに…その効果を半減させるような官僚上がりの岩田さんと言う学者先生は、宮澤さんや三重野さんと、同じ間違いを犯しつつありますね。自分達が正しいと、市場を否定しているようにも聞こえるからです。市場原理主義は常に市場が正しいのです。市場は実体経済の鏡であり、市場の動きが実体経済に影響を与えるのですね。市場と実態経済は表裏一体で、引き離すものではありません。みんな株取引をしないから、この仕組みが、なかなか理解できません。信用創造の意味は、株や土地を上げると、その差額が儲かるから、消費にお金が流れるのですね。給料が増えたから消費が上がる訳ではありません。予期せぬ不労所得が社会の仕組みで発生したので、消費がアップしGDPが上がり好循環は生まれます。その信用創造を不労所得で、手に汗握り、額に汗しない金は、努力に値しないから…と蔑む日本人の心が、失われた時代に繋がったのですよ。この不良所得で得たお金を「悪銭身につかず」などと世間では言いますが、この認識が間違っているのです。

宮澤元首相は、ケインズの現在所得だけを重視し失敗しました。フリードマンは所得の固定部分、所得の変動部分の二つの考え方をしたのです。将来の臨時収入が期待されるから現在所得の余分な可処分所得を消費に回すのですね。ところが株も下がり土地も下がれば、その値下がり部分を埋めねばなりません。だから企業の現預金残225兆円が膨大に積み上がっているのです。とても投資や消費どころではありませんね。フリードマンの恒常所得仮説とは、未来の希望があるから、消費が伸びると言っている訳です。だからこそ、この時期は非常に大切で、株や地価を上げねばなりません。米国はケース・シラー住宅価格指数を見れば分かりますが、年率で12%も上がるのですね。だからこそ出口論が言われていますが、日本は違うでしょう。スカイツリーの特殊効果ぐらいのものですよ。

岩田さんの発言が、如何に外人投資家のヘッジファンドなどの人間に、奇異に映るか分かるかと思います。甘利さんの市場軽視の発言もそうですね。景気とは人間の心が決めるのです。非常にフラフラした気持ちなのですね。「女心と秋の空」と言いますが…転換期に位置する日本経済の疑心暗鬼の市場関係者の気持ちを、全然、理解していませんね。新興株とは言え、高値からあっという間に半値に落ちていれば、追加の対策を打つのが、正しい市場原理主義ですね。ましてやFRBの出口論に市場は揺れているのです。日銀は7月にリート増額を明確に打ち出し、短期資金の1年から2年への延長など…市場の期待に配慮しないと、折角の異次元緩和が無駄になります。此方のコーナーで、日銀のオペ状況が分かります。国債の残存期間と入札倍率が問題にされます。

さて今朝の日経新聞の2面には「日銀に意図せぬ副作用」とのレポートを、小栗太さんが書かれています。ヘッジファンドの過度の期待や剥がれ落ちた動きが報道されていますね。実態は分かりませんよ。推測に過ぎませんが、かなり的を得ている良いレポートだと思います。ヘッジファンドの彼らを日本の味方に付けないと、現状のデフレ状況からの脱却などできませんね。だから甘利さんや岩田さんの失点を埋めねばなりません。それには日銀が7月の金融政策決定会合で、明確なメッセージを打ち出さないとなりませんね。市場を味方に付け、経済成長を成し遂げるのか? 自己の面子に拘り、市場と敵対するのか? 今の焦点は、此処が問われています。幸い、「シャドー・バンキング」の浮上で中国の動揺は静まりつつあり、米国は問題ないでしょうし、投資信託の新規設定があり、調整が一巡していますから仕掛けのタイミングですね。ユトリのある人は、やはり買いなのでしょう。

ただ企業業績推移からみても分かりますが、本格反騰は、秋以降なのでしょうね。少なくとも今回は、期待感を醸し出す展開を創らないと、日本の失われた時代は、益々長引き、ガラガラポンのリスクはどんどん高まります。日本には時間がないのですよ。既に「切り札」を切ったのです。個人に追証が発生している以上、市場は悲鳴を上げつつありますね。仮に日銀が7月も見送りなら、一般株の更なる下落も予想される事態が生まれるかもしれませんね。野村リート(1343)の動きに注目して下さいね。ハイリスクなら、当然、ケネディクス(4321)です。

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さて久しぶりに、空売りによる注意喚起は珍しい現象です。グリーは昨日反発しましたが、酒田五法によれば「化け線は1本と知れ」と言う諺があります。つまり昨日の反発は、企業業績改善の狼煙なのか? 現時点では判断が付きませんね。カタルは1000円割れでほとんど売りました。最近では唯一の失敗作でしたね。ターニングポイントに山を掛け過ぎました。カタルは常に、山を掛け投資を実行しますが…何も安値を買わなくても確認してからで、充分なケースが多いですね。カタルの失敗を振り返ると、常に買いだけしか実行しないから一方通行です。失われた時代は常に「空売り」派を支持していました。川重も西武も株主軽視の日本の仕組み社会の表れで…なかなか既得権勢力と言うのは、しぶといものです。2006年は、その仕組みにやられましたね。小泉さんの後継だった市場主義の安倍さんが病に倒れ「デフレ・ボトム・ポケット」が生まれました。売り上げ至上主義のルネサスも象徴的なケースですね。パナソニックもソニーも、シャープも何ら変わりません。今日の新聞にはサムソンの有機ELが掲載されており、シャープの賞味期限も限られた時間ですね。

さて日経産業は、ここに来て世界のお金が日本の不動産をターゲットに動いていると伝えています。僕の考え方は間違ってないと思いますが、何故か、ケネディクスの下げは止まりません。野村リートの方が、鏡としては、正しい選択なのでしょうが…何しろハイリスク派ですからね。さらに007の技術を、ルネサスが採用した評価は、非常に大きいですね。この10MBのRAMを内蔵したMPUは、007の技術の一般化を支持するものですからね。皆さんには分かりにくいでしょうが…このMPUに007のSQLが採用されたという事は、期待されるビッグデータ処理に、応用が効くという証明なのでしょう。ルネサスのホームページからの引用ですが、『ICT(情報通信技術)と半導体の進化により、家電・産業機器・ビル管理・電力網・自動車・交通など人々の生活に関わるあらゆるものがネットワークにつながり、クラウドと連携して生活を豊かにする「スマート社会」が実現しつつあります。」となっています。

さらに日経産業によれば、村田製作のSAWフィルタの話しですが、アップルとサムソンに二大メーカーに採用され、増産体制を急いでいると言う記事があります。これは間接的に先ごろ発表された007の技術が、デファクト・スタンダードになる可能性も秘めています。このスマフォによる家電操作は(ダイキンのエアコンなど)、日本独自の技術対応でユビキタス社会の象徴的な技術ですからね。しかも日本の規格が世界基準になる可能性が高いのですね。村田のSAWフィルタの記事掲載は、その事を示唆しています。カタルは007に惚れているから、皆さんはカタルの戯言を割り引いて考えなければなりませんが、007はユビキタス社会の組み込みソフトの第一人者として、続々と大企業が支持を表明していますね。このワクワク感が007の魅力なのですね。だから赤字でも惹かれ、多くの人の心を魅了するのでしょう。

その希望、夢を語れるような基盤を作るのは、日銀であり、政府です。果たして期待に応えてくれるかどうか…カタルはサマーラリーの二番天井を、未だに想定しています。しかしどうせ、本格的な動きに繋がりませんから、思惑を先行させるより、高く買っても良いのですね。資金的にユトリがあるなら、買い下がるドル平均法が一番で、ケネディクスなどは良い銘柄になります。いくら下がっても良いのですね。ドンドン下がれば儲けも膨らみます。問題は自分の資金量と投資方法ですね。この自己セーブが、出来るかどうかなのです。カタルの狙いは正しいはずです。問題は買うタイミングと、その成果が生まれる時期ですね。上がる銘柄は決まっていると、何度も述べていますが…、そんなものは日本が成長を前提に考えれば、既に決まっているのですね。問題は的確に政策対応をしてくれるかどうか…なのです。黒田さん、歴史に残る男になってくださいね。

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2013年06月27日

06/27

かたる:昨日は新興株中心に株価が崩れました。これはカタルの推測ですが…背景にはアルゴリズムを利用した自動売買が相場に影響を与えている可能性がありますね。昨日は一部の銘柄で売買単位の変更による「くくり直し」が行われており、株価が1/100になっているものがあります。その為に一部のソフト修正が正しく行われておらずに、コンピュタが誤認をして注文が出されたのではないかと言う推測が考えられます。カタルはたまたまケネディクスを保持しており、その洗礼を浴びた次第です。ガンホーもそのようです。此方は株式分割があるのかな? 兎も角、理屈は同じですね。

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例えば、松井証券のプログラム修正を見ると、日足ではプログラムが修正されていましたが、分足などの時間軸は、何れ正しく修正されるから、ここまではプログラムの修正をしていませんね。仮にこのデータ配信を、自分の独自のシステムに利用しているとすると、コンピュタが誤って株価認識をして自働的に注文を出します。市況が強ければ吸収されるでしょうが、あいにく現在は調整局面で、皆が神経質になっている所に、このような成り行きの注文がいくつか重なり、全体の流れが形成されたものと思われますね。日経新聞には報道されておらず、もともと裏を取ることが困難ですし、この自動売買は利益になったので大きな問題にならずに通過するのでしょう。おそらく実態は此処にあるのでしょう。ガンホーは現物株で空売りは出来ませんが、ケネディクスは貸借銘柄で日証金残では空売りが急増していましたね。微妙な要因が重なり、個々では問題にならないものが全体の流れになるケースはよくある事です。カオス論理ですね。様々な条件付けが考えられますが、前日比を基準にプログラムが構成されているケースも多いでしょう。最近、ストップ高、ストップ安が多いのも、このような自働プラグラムの影響が背景にあるのでしょうね。これも世の流れでしょう。まぁ、考えすぎかもしれませんが充分にあり得る推測です。

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カタルが昨日指摘した中国の「シャドー・バンキング・システム」(シャドー・バンク)の仕組みが短期金利高騰の原因か?との記事がWSJにも掲載されており、この推測は間もなく一般化しますね。もともと中央政府が抑えようと思えば、いくらでも抑える事が出来る事象なのです。なにしろ債権大国なのです。ユダヤの戦略に乗っている日本のメディアの体質が問題なのでしょう。正しく報道せねばなりません。常に見方は二面性がありますからね。この情報操作はユダヤの定番です。常に「陶酔とパニック」は、彼らにとって仕掛けに過ぎませんからね。ロス・チャイルドが財を成したワーテルローの戦いにまつわるエピソードを語るまでもありません。イワシ民族の日本人は、情報の価値を知りませんからね。カタルの場合、どうも性格が災いをしているようですね。この性格はなかなか治りません。所詮、反骨など食えない代物です。

この期に至っても、カタルは7月のサマーラリーの幻想を抱いているのですから、おめでたい人間ですね。これまで20年以上も、痛い目にあっているのに…不思議なことですね。理屈では分かっているのですが…なかなか応用が効きませんね。小銭稼ぎが致命傷になる前に、この根性を叩き直さねばなりません。ただカタルが述べている筋論が、市場に反映されないようではアベノミクスも失敗します。甘利さんや岩田さんの考え方は、ある意味で正しいのです。正しいから自説を曲げないのです。カタルが相場でなかなか財を成す事が出来ないのと同じ理屈です。自分の相場観は正しいと思っている。しかし現実の流れは違うので、本来は買いたい銘柄を、空売りすればいいわけですね。事実、市況が急変した23日以降の注目株は、日本写真印刷などを除き全て負け続けています。ケネディクスはハイリスク銘柄なので洗礼を浴びる訳です。しかし必ず、いずれ大幅高しますね。反転したら買いになりますよ。問題は此処なのですね。下げている途中は買っては駄目なのですね。

初登場を飾った日揮のケースを考えると分かります。あのケースは1年も待たされました。ようやく買値を上回り利食いになった時に、ヤレヤレと多くの人が利食いをするのですね。これが間違いの素ですね。逆に買い増しをするのですね。今回のケネディクスは、信用創造がアベノミクスの成功の要だと述べ、不動産ではハイリスクのケネディクスを選択しました。同じ時期に、不動産で野村リートも掲げています。リスクウェートをどう捉えるか?もし野村リートの選択なら、今の所、損失はしていません。株価は上がってはいませんよ。底練を続けていますね。200日線上に位置しているので、おそらくケネディクスも間もなく落ち着くのでしょうが…困った性格ですね。5万円を割れたところから打診を始めたのですが…先週の買いが余分でしたね。株数を増やし始めたところにユダヤの仕掛けが入ったわけですね。

日本写真印刷は明らかに手が入ったようですね。昨日はその筋の買いなのでしょう。裏付けがある株は、やはり強いですね。しかしバイオなどを筆頭とする裏付けのない「夢」の株は目先筋が主力なので、どうしても値崩れします。希望が後退する最近の政策運営を見ていると、市場との対話が出てきているのかどうか…非常に怪しいですね。何しろ「逐次投入ではなく適性だ」と官僚からの学者先生らしい解答ですからね。信用創造機能が正常化しているのなら、彼の発言は正しいのでしょう。しかし現状は銀行融資も企業の現預金残も空前の信用欠如状態なのです。希望がない時に正論を述べても始まりません。正論ですよ。先月、緩和を見送ったことも…「逐次ではなく、適性」は彼の言うように模範的な解答です。しかし現実社会は違うのです。

カタルがなかなか越せない最後の壁は、この心理にありますね。市場を眺めていると、このトリックを理解しながら越せない壁なのです。だから証券マンを辞め、今回は秋まで休みと明言しているのですが…、なかなか実践は難しい。所詮は3流ゆえの器なのでしょう。さて日本国債利回りを見ると、株価が下がっても高止まりしたままですね。昨日は0.875%です。これは正常化の裏返しですが…問題は移行スピードなのですね。本筋の投資を目指している人は、この金利とオペの関係に充分に注意して臨めばいいのです。おそらく移行があらかた終わるまで、本格的に相場の上昇はないとも考えられるからですね。この辺りの感覚は解釈が難しく、結論が得られていませんが…時間軸はそれを支持しています。昨日は日本写真印刷などの株価も強く、一部の動揺が収まれば、自然にサマーラリー相場に向かうと言うシナリオの確率が一番高いと思われますが、カタルの失敗はこのような仮説に基づき行動に先走ることです。調整が現実化し続いている以上、安易に仮説を元にする行動は慎まねばなりません。しかし007はワクワクすることに変わりないですね。見えない利益の水準が激変する可能性が存在しているからですね。あくまでも冒険ですが…。未来、語るか…。トホホ…。

今日は出かけるので早めにアップしました。

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2013年06月26日

06/26

かたる:前から米国の出口戦略や新興国からの資金転換は予期していたのですが…意外に弱い市場展開だと思っています。日本が世界市場の中で一番恵まれているのに…。何故、米国や中国の動向を気にするのか、よく分かりませんね。だんだん以前の相場展開に市場心理が戻りつつありますね。甘利大臣や岩田副総裁の談話は、市場原理主義者とは思えません。幸い安倍さんや黒田さんが発言した内容ではないので、まだ救いはありますが…彼らにしても市場原理の意味を知っているのかどうか、疑わしいのです。もともと金融緩和は誰にでも出来る愚策です。本来は此処まで追い込まれるほど、希望を国民から奪った責任を痛感してなくてはなりません。それを「逐次投入ではなく適性」と表現し、逃げているようにも感じられますね。これでは動揺する市場を押さえる事が出来るのかどうか…。米国の住宅市況は12.05%の上昇だとか…。完全に信用創造の仕組みを回復させています。日本はどうでしょうね。いくら世界で一番恵まれた環境にあっても、不退転の決意が無いようでは不安がよぎります。甘利さんの発言や昨日の岩田さんの発言はショックです。

もともと衆議院の定数削減は困難なのでしょうが、野田さんの指摘にもかかわらず真摯に取り組んでない安倍さんの答弁は、往年の自民党政権そのものです。本来、市場論理からすれば、そろそろ新しい動きが出るべきタイミングです。本格的な回復は秋以降で良いのですが、少なくとも期待感を感じさせる動きが出なくてはなりません。この大事な時に、重要な政策担当者が市場を軽視する発言をするのは、外人投資家にとって不安を感じさせるものです。この辺りが相場の腰を弱くしているのでしょう。如何にも自分が正しく、市場が間違っていると言っているのは、「カタルの失敗」を見ているようです。カタルは自分自身の考えに自信を持っています。市場の先が見えるからですね。概ね予想通りに動いているのですが…自分自身の資金力がない為に、どうしてもリスクヘッジの動きをせざる得ません。昨日は仕方なく、最近買い増しした分を外した次第です。最近は損切りが増えています。なにが「市場は次第に落ち着く」だ…。期待感の無い市場に、明日はないですからね。日銀のリートの購入額に余裕がないから、リート市場は下げているのですね。日経新聞の報道が事実なら、リート市場は下げませんね。だって米国のように、これから年率で10%も上がるのです。今はまだらで確かに、浅草は9%上昇しましたが、特殊要因で他には下げている所が多いのです。

既に調整から1カ月が経過し、通常は動きが出て来なければなりません。ところがどうでしょう。市場の人気は小型株だけの有様ですからね。本来はアベノミクスの成長戦略を感じる銘柄が主力株になる筈です。昨日述べた大林などは注目されますね。カタルは熊谷組を支持していますが、動きが全くありません。PFIやPPPは時代を背景にする民活の象徴なのですね。だから不動産や建設は日本再生の筋銘柄とも言えますが…非常に危うさを感じています。市場解説者は目先の上海市場などを、気にしているのでしょうが…本来は関係ありませんね。中国は債権大国であり短期金利の上昇はいろんな見方が出来ます。ある人の解説によれば、中国では「シャドー・バンキング」のシステムがあり、その仕組みの発展を削ぐ為の、中央の仕掛けだと言う解説がありました。

つまりこういう事ですね。中国では銀行以外にやみ金融が発達しており、銀行からの正規の融資が融資目的の設備投資などに使われず、又貸しされている部分が多いと言うのです。また民間人が個人で融資をする場合もあり、その闇金融が発達していると言うのです。それを間接的に取り締まる為に、短期金利が上昇していると言うのですね。実態は分かりませんよ。本当に銀行が目先の資金繰りに困り、不良債権が積み上がっているから短期の資金で自転車操業に陥っているのかもしれません。こんな事は推測に過ぎませんからね。流石、ユダヤですね。彼らはどちらに転んでも儲かる取引をします。要するに人間心理に陶酔やパニックを与えれば儲かる訳です。そのような百戦錬磨の連中を相手に仕掛けられたのが1985年のプラザ合意からの金融緩和によるバブルで、そうして崩壊です。宮澤さんや三重野さんは、非常に優秀な方ですよ。その方々がミスを連発するのですね。それが失われた時代です。ユダヤの百戦錬磨のメディア操作など優れたものですね。メディアの報道を信じては駄目なのですね。裏を読まねばなりません。

さて連日、動揺する市場ですが、これは戦略でしょう。何故ならば既に調整が完了する間際に悪材料が出て叩かれているからですね。カタルは依然、二番天井説を支持しています。だからこの安い場面は、やはり買いなのでしょう。7月の日銀金融政策決定会合で黒田さんが反応してくれると考えています。株価が安いので無理して、憶測で行動する必要はありません。実際の行動を確かめてからでも充分ですね。カタルの失敗の多くは、正しい政策状況を前提で、行動することです。しかし現実は間違った選択を連発してきました。故に「失われた時代」になったのですね。柳井さんのメールを紹介したのは、無策を続けた政治の決断力の無さを嘆いたのです。さて今日は暗い予測になりましたが、メディアの宣伝に踊らされてはなりませんね。

さて今日の市場は…あらら…僕の感じている通りの展開のようですね。何と底の浅い市場でしょう。目先筋ばかりが、新興株に動いているからこのような展開になるのでしょう。既に26日で、まもなく2カ月になります。不動産株に至っては3か月が経過するのに…目先筋の投げが止まりませんね。野村リートは比較的に株価を保っていますが、個人が信用で値惚れ買いしているケネディクスは、株価が崩れています。

最近のカタル銘柄は、個人の信用買いが多いようで…。よくカタルの真意を理解しているのかどうか…基本は秋まで休みなのですよ。のんびりして下さいね。小遣い稼ぎのつもりが大ヤラレでは、本番の上昇が始まった時に、種銭もなくなりますよ。さてカタルの一貫推奨の007も、やれやれ、折角、ポイントをクリア途端に、大幅安ですか…。やはり裏付けが見えない株は、腰が弱いですね。夢が幻想に見えるのでしょうね。故に株価が下がると途端に投げが入ります。まぁこの値動きが魅力だと言う人も居るでしょうが…安定して欲しいものですね。上海の昨日は、たくり足ですか…。今日は止まるかどうか…もともと習近平主席の手腕を試さないと、市場は納得しませんからね。アメリカン・ドリームならぬチャイナ・ドリームの提言は、どういう意味を成すのでしょう。ただ外部要因に揺れること自体が、既に敗北の空売り市場を示していますね。カタルは昨日、米国の出口戦略と中国の短期金利の動向を載せていること自体が、敗北なのでしょう。本来はスマート・コミュニティーの話しやPFIなどの新展開の話しすべきなのです。

007はここに来て、ルネサスのMPUにSQLが採用されましたね。この意味をカタルなりに推測しますか…。このSQLはビッグデータの処理に利用できると考えています。もともと大規模なデータ処理をスマフォなどの端末でする事ではなく、簡単な検索などが出来ればいいわけです。ダウンロードしたデータを何処にしまったか?とか…、それを効率よく探せればいいだけの話し、007のSQLは、既に多くのデジタルカメラに採用されていますね。パナソニックやオリンパスなどに…。WiFiの技術も、もともとは任天堂向けのDS向けのものです。しかしユビキタス時代が、家電の操作などにスマフォが使われ、間もなくテレビのリモコンなどは、一つにまとめられるでしょう。全てスマフォが代用するようになります。その主要技術となるから村田のモジュールに採用されたのでしょう。現在はこの部品供給は月産で2800万個だと言われています。しかしスマフォだけではありませんね。双方向に必要な筈ですね。QBの未来は家電がソフトで動いているから…、全ての家電はリナックスなどのソフトを応用して稼働しています。それに適用しているから、007に夢が生まれるのですね。確かに現時点では夢に過ぎません。まだ開発され利用されているのは、カーナビなどの機種だけですからね。技術的にも他の方が優れているかもしれません。しかし大企業が続々と採用するという事は、やはり使いやすいのでしょう。

ここで僕らは、良く間違いを犯します。技術が優れているのが良いと勘違いするのですね。だからテレビやスマフォでも、何でもそうですが必要でない機能が沢山あります。使わない機能などが沢山ありますね。007の組み込みソフトは、何れも軽いと評価されているようです。容量が少なくてすみ、機能がそれで十分だからですね。適材適所と言う言葉がありますが、何も優れている技術が、一番だと言う訳ではありません。特に汎用品に至っては、目的が達成されればそれで充分なのですね。おそらく最新のMPUなどにも採用されるという事は、既にデファクト・スタンダードを手に入れているのでしょう。全ての家電に007の組立ソフトが採用される日が、来るかも知れませんね。夢は広がるのです。背景を理解してなくては、みんなが崩れている中で切り返しはしないでしょう。事実、沈んだままの銘柄は、たくさんあります。別に買い煽っている訳ではありませんが、カタルが継続的に1株でも良いから現物で…と言う意味を、理解して欲しいのですね。安い時に株は買うものです。さて宣伝の効果はあるのかな? 現在は222000円ですね。高くなったら熱くならず、安くなったら熱くなってください。常に未来と見つめ…夢を抱きたい。

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2013年06月25日

06/25

かたる:一般株の大幅な調整から1カ月が経過し、ほぼ下値に届いたと思われます。日経平均株価で言えば、13000円割れのところは、かなり値固めをしてきていますね。多くの株は6月7日に底を入れ、日経平均株価が安値を付けたのは13日の12400円台ですね。その後の17日、21日の陽線は大きく強いもので、MACDなどのテクニカル指標も調整が一巡していることを示唆しています。現在は下値固めから、どの銘柄が抜け出せるか?…と言うところなのでしょう。

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新興株は一般株に2週間ほど先行し、整理が早めに開始されました。007は昨日、関門の265000円を抜けたことにより、完全復活の様相を示してきました。通常は目先筋の動きだけではこの壁は抜けません。おそらく誰かが玉を仕入れているのでしょう。ただこのような銘柄では、市場は引っ張ることは出来ません。カタルが注目している信用創造の不動産株ですが、先行して下げており間もなく3カ月になりますね。ケネディクスなどを見ると、未だに個人の値惚れ買い程度の動きです。この動きは危険ですね。動きを見ると値崩し的な仕掛けが感じられます。買いたいための売り仕掛けか? それとも空売りをターゲットか? まぁ、どちらに転んでも…大きく儲かると踏んでいるのでしょう。3月からの高騰は、明らかにファンドの買いが予想されましたがパンクしたのでしょうかね? 余裕があるなら、通常、第二段の買いを入れるタイミングでしょうが…。アベノミクスの信頼感が足りないのかもしれませんね。日本中に柔道連盟のような体質が至る所に存在し、なかなか改革が進まないと見るのかもしれません。

日本写真印刷などの高変化率を示す銘柄も下値固めを余儀なくされています。…と言っても、現状の変化率は、既に十分に株価に反映されていますから、この銘柄も秋にならないと二段上げをスタートできないのでしょう。北國新聞では7月から段階的に稼働率を高めると報道されていましたから、この様子が確認されるのは8月頃からですからね。9月頃になれば判明するのでしょう。通常、株が大きく上がるときはファンドの買いがあり、発行済み株式総数の2%~5%程度の保有率を確保するときに、株価は大きく飛びます。昔はあるアイディアが浮かぶと…その背景を説明する資料を作り、セールスに行ったものです。興銀などの大きなところが、2000万株とか注文をくれると、それが核になり他に波及させますね。構造は似ています。

シャープに対しクアルコムは、残り半分を502円で払い込んだそうですね。しかし米国のものの考え方は、市場原理に沿って動いているものですね。前回は164円だから大儲けですが…。日本人の感覚もずいぶん変わりました。昨日、野田前首相が定数削減について、「約束を反故にしている」と国会で噛みつきましたが安倍首相は素通りでしたね。いかにも自民党らしい…のど元過ぎれば何とやら…さびしい限りですね。橋下さんの維新の会を見ても分かるように大きな所帯になると、意見の統一は難しくなります。大丈夫かな? 日本には残された時間はなく、時限爆弾を抱えている様な状況ですからね。昨日、柳井さんのメールを紹介しましたが、この失われた時代を創った張本人は、自民党なのです。非常に危ういですね。

くしくも米国株の動向、中国の動きと、二つの懸念が生まれています。前者は実体景気が好転すると思われ、4―6月期の数字が明らかになる7月下旬には概ね調整は完了でしょう。直ぐに上がることは難しくとも横ばい波動は確実でしょう。少し懸念が残るのが中国の動向です。実態は何処にあるのか?情報の信頼性が欠ける国ですから…。ここで明らかにユダヤらしい情報の仕掛けが始まっています。FTによれば…7日物レポ金利が20日に11%に迫り、先月の3%から急騰したと伝え、その原因が信用残高で既にGDPの200%に達していると言います。5年前の120%から急上昇していると言いますね。簿外の資産運用商品と述べているので、信用残高の中身がどんなものか…定かではありませんし、簿外の数字を、どう把握したのか? FTの記事の信憑性も定かではありません。しかしこの融資は、地方政府の不動産絡みの開発投資に振り向けられていることは事実でしょう。そうしてそのプロジェクトが焦げ付くことは、概ね一般化されている懸念です。もともと無理な話なのです。この経済規模で、7%もの成長を続けることが…。

ただ現時点では中国は、日本と共にトップを争う債権大国であり、資金は豊富にあります。日本より時間はあるでしょう。まだやりようは、いくらでもありますからね。ただ鉄鋼業界に見られたように、中央が地方をコントロールできているかどうか…無駄な過剰投資は、日本の失われた時代を連想させます。此処で米国の金利状態を確認しておきましょう。TPPが採用されるとシェールガス効果などにより米国の生産活動はより活発化するでしょう。日本のエネルギー状況を見れば競争に勝てるかどうか…疑わしく感じます。近年、勤勉な日本人もずいぶん変化しています。昔の人間は約束を反故にするような事はしませんでしたね。自民党らしい体質ですよ。ただ三菱UFJのように…ようやくグローバル化を推進する体質が育ってきました。

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米国の金利は4~5%に何れ向かうのでしょう。3%程度は、日本の1%のイメージですね。過度のデフレ・ボトム・ポケットを抜け出すイメージです。順調に経済が回復している動きなのでしょう。一番の懸念はまだ先ですが…1930年の動きですね。日本の2006年のように急いで資金の供給を止める事です。ただ前例が二つもあり学習効果もありますから心配はないでしょう。

中国は時間が掛かる話です。今の経済規模で7%の成長を成し遂げるのは不可能ですからね。所詮はコピーが中心です。中国初の革新的な技術と言うのは聞いたことがありませんからね。どうやって地価などを軟着陸させるか…利用されない投資が多くあるようです。需要と供給の市場バランスを欠いた無駄な投資は80年代から90年代の失われた日本を見ているようですね。さて自民党政権の安定を見込む大林の動きなど…建設株の動きは注目されますね。明らかに異質です。カタルはPFIやPPPに的を絞り熊谷組を掲げています。此方はまだ全く動いていません。

アベノミクスの路線を考えると信用創造の不動産や株は欠かせません。更に未来都市建設と言う予防保全を絡めた投資も想像されます。この辺りの動きには注意が必要でしょう。秋からの本格相場は確実に政策絡みの銘柄から始まる筈です。007は一気に抜けるのが最も強いパターンなのですが…5連騰に留まるのかな? 既に関門を抜け押し目買いのパターンに入りました。大きく落ちませんよ。20万円割れはもうないでしょう。通常はこのような動きになると意外高もあるものです。やはり内部事情を知る新たな手替わりでしょうかね。方向性が正しければ、続々と参加者は増えてきますからね。みんなが、何故、上がるの?と注目し、調べ始めるわけですね。株高の背景を…。そうすると僕のような人間が次々に誕生するわけですね。だから時代の流れは非常に大切なのですね。

日銀の政策決定会合は7月10日、11日です。日経新聞を読むとカタルの思惑は空振りのような…内容です。岩田さんは「逐次ではなく適性」だと述べていますね。大切な時期なので手遅れにならないと良いのですが…株価は政策を催促する可能性もありますね。その路線を考えると、下値固めのダメ押しが予想されます。僕は市場原理主義者なので甘利さんや岩田さんの発言は市場原理を無視している三重野さん的なイメージを抱きます。クアルコムは急騰したシャープの株価を基にして払い込みをしたのです。市場原理は常に市場と対話をしながら政策を決定するのです。225兆円に上るキャッシュは政策が市場原理化してないから積み上がったのです。この数字をどう説明するのでしょう。日経の記者さんは、その事を突けばいいのですよ。何故、大規模投資が起こらずに事故が多発しているの?必要な投資を出来ない環境が日本に定着しているのですね。メディアが世論を誘導するのですよ。あなた方が作った失われた時代なのです。

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2013年06月24日

06/24

かたる:今日は、あるリーダーの「年頭の挨拶文」の紹介から始めましょう。

『全社員の皆様、あけましておめでとうございます。旧年中は本当にありがとうございました。特に店頭で販売されている社員の方々、連日のお勤め本当にご苦労様です。新年の年頭にあたり今年の抱負を申し上げます。今年の年度方針を「志を持って生きる」にしました。

2011年は日本にとってひどい年でした。1990年日本のバブル崩壊以降無策のツケが一気にきたようです。国民の預金と財産を担保に借金をしまくり、食いつぶしてしまった政府。この20年間の借金生活でもらう事ばかりで稼ぐことを忘れた日本人。一所懸命仕事をするよりも小市民的なほどほどの生活を良しとする国民。年金政策の崩壊と原発事故は犯罪であり人災です。

私が15年前に予想したよりも、もっと早いスピードで日本は崩壊に向かっています。今こそこの経済敗戦を心に強く認識して立ち向かっていかなければなりません。またこの未曾有の困難に際して個人も会社も何としても生き残らないといけません。何故こんな事を強く思うのか。それは私の原体験の中にあります。私は山口県の宇部市に生まれました。宇部は炭鉱の町でした。エネルギー革命、石炭から石油への転換で炭鉱は廃山になり5万人の人口が減りました。それで炭鉱労働者が住んでいた町はなくなり小学校が廃校になりました。町と学校が突然消えたのです。

同業を例にとってみても栄枯盛衰、時代の流れの非情さは目を覆うばかりです。百貨店のS社、量販店のD社、専門店のT社。本当にさびしい限りです。…』と続く訳ですが、この文を読んで誰のメッセージか分かりますか?

日本を飛び出しグローバル展開をしている会社のリーダーですね。彼は一度、引退を決めて第一線から退いたのです。しかし後任に社を託しましたが上手く行かず、再び陣頭指揮を執り、世界NO1をめざし頑張っていますね。残念ながらまだトップには立っていませんが…時間の問題でしょう。そうです。ソフトバンクの孫さんと共に日本を代表する経営者の一人でユニクロの柳井さんの社員あての2012年の年頭のメールです。

株価がアベノミクスで上がったので、選挙で勝ったからといって、政策の手を緩めないで欲しいのです。まだまだ、このメールの時代状況と、そう大きな違いがある訳じゃありません。ここで折角、始まったアベノミクスの改革を、止めてはなりませんね。日本は一度、小泉・竹中改革で、市場原理のグローバル時代に乗り出したのです。しかし、ぬるま湯生活を懐かしむ既得権勢力により巻き返され2006年に後退しました。その後、米国金融危機が起こり、ダブルショックに叩きつけられたのが「デフレ・ボトム・ポケット」です。長期金利が1%以下の水準が、そもそも危険領域なのです。正常な経済活動が働かない金利水準が誕生するのですからね。金利が安いのが良いと思うのは間違いですよ。活動が鈍っている事ですからね。現状の日本経済は冬山での凍死状態ですよ。正常な活動に戻すには、やはり金利5%程度が妥当な位置でしょう。PER20倍の水準です。つまり経済成長率が7%程度まで成長しなければなりません。まだまだ長い道のりですね。

柳井さんの叫び声が、社員の方々に届いたのでしょう。FR(ファーストリテイリング)は邁進していますからね。何れトップに立ちます。ココ・シャネルとは方策が違いますが、原点は同じでしょう。日本は頑張る経営者を応援せねばなりません。年金ファンドのような眉唾企業に投資を続ける場合ではありませんね。今、日本に必要なのは、組立ソフトであり、信用創造のために不動産の価値を高める事ですね。リートの物件の取得状況を見れば分かりますね。アベノミクスの成果は2013年1Qに始まったばかりですね。20年以上も下落を続け、1998年に実質的に底を付けている不動産は、その後も15年も底練状態です。信用創造と言う市場経済の仕組みを利用しなくては、日本は絶対に浮上しない状態なのです。GDPの200%もの借金を返せませんからね。

おそらくPFIやPPPと言われる手法が、主役に躍り出ますね。財政政策も大きく変わるのです。金融工学の発展を利用すべきです。メザニン・ローンなどの仕組みは、良く出来ていますね。折角、ラストリゾートの日銀が資金を供給しているのです。この資金を利用しなくてはなりません。未来都市建設は、世界をリードする試みになります。人口問題でGDPの成長を諦めていませんか? 労働力など過去の話ですよ。ファナックは無人工場でロボットが、ロボットを作っている時代ですよ。更に効率を高める為に、ビッグデータを利用し農業の生産効率を高め、開発力を上げて宇宙を目指すのです。北極海開発など子供の領域ですね。目指せ!宇宙開発です。

何故、政策主導者は、先が見えないのでしょう。既に道は出来上がっているのです。あとはプロジュースするだけの話ですね。MITメディアラボの所長に伊藤さんが採用されたのは、彼が人同志を結びつける才能があるからだと言われています。世界中の人を結びつける能力ですね。クラウド・サービスの世界とも言われていますが…、世界の人はネットで結ばれています。この情報網を利用するのです。何故、007が素晴らしいか? 東大と共同で気象データの応用を始めています。今は見えませんよ。僕らは果敢に未来の夢に投資を続け、明日のビートルズを発掘するのですね。時代の流れを見極め、その可能性に賭けるわけですよ。株価的に連騰しているので、目先筋は需給バランスを考えるでしょうが、何故か、この形は玉が沈んでいるチャートの形です。このあと、一気に新高値を目指すか、どうか分かりませんが、売りはないですね。何処かで再び買うことになるのでしょう。

一流と呼ばれ、成功している経営者は、時代を見る目が優れているのですね。常に時代を先回りして投資を続けています。三菱UFJは、ようやくタイのアユタヤ銀行の買収に乗り出したとか…。タイは親日的でアジア戦略の拠点になりつつありますね。この投資は素晴らしい決断でしょう。モルガンスタンレーに投資し、もっと早くに…と考えていましたが、ようやくステップ・アップしたようです。邦銀はアジアに盤石な基盤を設けなくてはなりません。既に国境の壁は崩れているのです。1%の金利で資金調達して、7%、10%と高成長を続ける国に投資すれば、充分な差益を確保できますね。

カタルは何も新興株やハイリスクの銘柄ばかり薦めている訳ではありません。三菱UFJ、野村証券、やがて東レや日立にファナックなどまで…行けますよ。東レはまもなく炭素繊維の黄金期に入ります。素材は空前の利益に繋がります。おそらくコマツのように育つのでしょうね。企業に積み上がるキャッシュは、一斉に設備投資を開始します。ファナックでなくても化学装置のメーカーでも構いません。日立などは社会インフレ企業の要ですね。ただカタルはいつもハイリスク狙いなのです。本当は三菱UFJやファナックなどの一流ブランドを活用するのが、保守的ですが正しいのでしょう。特に年金資金などの性格を有する資金は保守的な銘柄にすべきですね。カタルはプロだからリスク管理がある程度は出来ます。でも皆さんは素人ですからね。手数料なども関係ありません。

証券マンは、常にお客様を儲けさせ、手数料を上げねばなりません。カタルの学んだ手法はその際立ったものです。今のような相場なら、顧客資金はあっという間に10倍、20倍になるでしょう。良い相場ですね。今週は緩んだから、買って大丈夫でしょう。既にサマーラリーは確定しているようです。ただ残念ながら大きな調整波動の中の戻り相場なので、二番天井に過ぎないのでしょう。新高値をグイグイと更新するような相場ではありませんね。それは仕組み上、仕方がありません。長期金利の水準をここで留めねばなりません。あと半年程度はシステム転換の時間が必要でしょう。何しろ国債市場は非常に大きな市場なのです。簡単に新しいシステムに適用できないのですね。間もなく三井住友が終了のタイミングでしょう。日本は僕らが思っている以上に、大きな国なのですね。

人間と言うのは、直ぐに結果を求めますが、現実は違いますね。時間を掛けながら変化をするものです。一つ、一つの積み重ねが、大きな変化となっているものです。歴史的な視点で相場を眺める必要があるのです。だからカタルは時間軸に拘り、その話をよくしています。所詮、上がる銘柄は決まっているのです。あとは自分との戦いですよ。この精神コントロールが、非常に難しいのです。自分自身の心に勝つために、やはり精神力を養う鍛錬は常に必要なのでしょう。

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2013年06月21日

06/21

かたる:今日は果たして本当に6月7日で底値を入れているか…試されますね。カタルは今日の寄りが買い場だと考えており、今日は寄り付きで買いを入れました。銘柄はケネディクスなのですが…打診を続けていましたが、これから、いよいよ本番ですね。この発想は参議院選挙に時間軸が存在し、7月の日銀金融政策決定会合に向けた思惑に賭けた売買ですね。果たして成功するか…失敗するか? 現時点では当然、分かりませんが、基本は買いだろうと考えており、7月はサマーラリーが展開されると考えています。この発想は前からの構想で、2番天井を想定しています。この株価波動が本格的な上昇に繋がる可能性も若干はありますが、基本は秋までお休みだろうとも考えています。しかし前から述べている小遣いを稼ぎに向かう局面だろうと考えている訳です。

FRBの出口論は、基本的に市場に認識されれば終わりの単発材料です。単発材料とは、他に発展しない一時的な変化なのですね。米国は景気回復が確認されるから、事前に出口論を示している訳ですね。景気を冷やす金融引き締めではありませんよ。経済が弱く政府に頼る構造から、自立する過程を示すもので好材料とも認識できます。勿論、物色される相場の中身は変わりますよ。しかし米国は他国に先駆け、ヘリコプター作戦でお金をばら撒いたから早めに自立するのですね。最近はブラジル、インドネシアなどの新興国の通貨が売られ、物価高に苦しみだしました。デッカプリングの後退ですね。新興国から先進国へ、世界の主役軸が動くのですね。中国も内部改革を迫られるのでしょう。これまでは共産党との一体化で、経済をコントロールしてきましたが、地方政府の粉飾など…ギャップを吸収する「ゆとり」がなくなっているようです。此処から難しい局面を迎えますね。日本も苦しみました。オイルショックの克服は大変でしたね。

何故、今日が買い場になるのか?
木曜日の日経新聞に「20年債」の応札倍率が載っていました。前回は2.54倍だったのが、今回は4.23倍だったと言う記事の掲載ですね。一番、心配されたガラガラポンのリスクは大きく軽減されているようです。確かに昨日の発表されたオペの入札倍率などを見ると、短期物に対する需要はまだ多く7月の日銀の政策が注目されますが…基本的に金融機関の資金需要はまだ多くなく、異次元緩和に驚いたポジション調整に過ぎませんからね。1%程度の状況は正常化の範囲なのですね。いくつかの懸念材料の発展があるとすればインドネシアやブラジルなどの動向だけでしょう。インドネシアは石油の補助金の廃止でガソリン価格が上がる事への不満、ブラジルは地下鉄などの運賃の値上げが原因と言われています。まぁ通貨安と言っても、この程度は許容範囲でしょう。

今日の注目点は三菱UFJの下値ですね。7日は552円で止まっています。今日の安値は今の所は565円ですね。果たして目先筋のヘッジファンドなどの玉の調整は終わったかどうかは…市場の動向を見て判断するしかありません。目先筋の過大化されたポジション調整が済めば、調整局面は今日で終わりです。さぁ、いよいよ新しい展開が始まります。新興株の反転は5月14日でした。そうして6月7日に底打ちをして、今日の21日で下値を確認するのでしょう。もともと新興株は参加者が少なく目先筋が多いですから、調整は早めに終了しますね。一般株に先駆け先導する株が出てくるのでしょう。

007はこの不安局面でなんと…朝安の後に反転してきましたね。今日も上がるとすると4連騰ですね。昨日の今日の市況で語った想定外の状況が、ひょっとすれば、内部で生まれている可能性がありますね。昨日はルネサスから発表されている新型RAMはユビキタスの様々な組み込みソフトが搭載されているのでしょう。最近、007から多くの情報発信がなされていますが…これはようやくスマート・コミュニティー化が実現され始めているからですね。カタルが現物で1株を買って宝物に…と述べているのは、この会社が時代の入り口に位置しているからです。そのメイン銘柄として日本を代表する企業へ発展する夢が存在するからですね。今でこそ、大企業に育ったソニーも、嘗ては町工場に過ぎなかったのです。株式投資の王道は、やはり成長株に夢を託すことから始まります。

さて、多くの皆さんは株価が高くなるとカタルの戯言を信じて株を買い始めます。しかしカタルは、事前にカタルの考えを述べ伝えています。007も、確かにカタルは340500円で買った玉も持っていますが…、多くは6万円台の買いです。株価が上がってから述べているものは、あまりないと思いますよ。そりゃ予測を前提に動きますから、失敗もありますよ。グリーなどは最近の代表例ですね。しかしこれは理屈を述べていますね。業績のターニングポイントの読みを、間違えていました。理由はガラケーとスマフォのアプリの考え方に、根本的なミスがありましたね。アップルはガンホーの利益を3割も搾取をしています。中央競馬会の25%を大幅に上回るものですね。ハッキリ言って、コンチクショウですよ。デファクト・スタンダードの仕組みづくりが、如何に暴利を貪れるのか?

さてカタルは、今日も日経平均株価は287円も安く、現在は12727円ですが、カタルは今日が買い場じゃないかと考えているのです。銘柄も信用創造の不動産に絞り、「ケネディクス」を掲げています。今日は3800円安の43000円です。よく覚えておいてくださいね。J・TECに最初に注目したのは、膝関節の認可を受けた2012年10月の話で、カタルはその後7万円台でJ・TECを推奨していました。後講釈は、誰でも出来ます。カタルは常に自分の選択眼を磨き、果敢にチャレンジします。勿論、多々の失敗を繰り返しています。それは事実です。昨日、シャネルの「ココ・シャネル」と言う番組を見ていました。彼女は述べていました。「迷ったら…チャレンジして失敗する方を選ぶ」と述べていましたね。人生は冒険ですよ。所詮、誰も先の事は分かりません。果敢にチャレンジを続け生きるのが正しい道だと信じています。

皆さんは確認が取れてから参加すればいいのですよ。無理をする必要はサラサラありません。確認とは…今日の安値か来週の安値が6月7日の安値を下回らずに直近に付けた二つの山、高値を抜いてから参加すればいいのですね。正直に言えばまだ確認はとれていないのです。カタルは先走り6月7日が安値であって欲しいとの願望も含めての話をしているのですね。しかし今日は6月21日です。あの一般株の暴落は5月の23日ですからね。そろそろ新しいスターが生まれないと参議院選挙に間に合いませんね。新成長戦略の3本の矢は不発だと思われているかもしれませんが…僕は的を得ていると考えています。

昨日のフリードマンの恒常所得仮説は非常に大切で、信用創造が希望を生むのですね。だから失われた時代は終焉を迎えたと思っているのです。007に様にスマート・コミュニティーに絡む新しい銘柄が誕生するのですから…充分に失われた時代の淘汰は済んでいるのでしょう。映画の中でココが述べた「チャレンジして失敗する人生を選択する」と言い、成功したシャネルのように…なりたいな。

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2013年06月20日

06/20

かたる:いや…面白かったですね。前半の香川の2点目の反転シュートはお見事でした。まさかのイタリア相手の2-0は驚きでしたね。会場が騒然となり湧いていました。久しぶりの感動です。思わず…テレビに抱きつきたくなるほどの感情が生まれるのですから…この興奮は久しぶりです。最近の株式市場は調整局面が続いていますからね。まぁ、結果は3-4で勝ち点も取れませんでしたが…事前予想を覆される興奮は素晴らしいのですね。

事前予想と言えば、007の動きですが、この程度の反転は予想の範囲で問題は此処からの壁を打ち破るかどうか…。昨日、チラッと触れたカタルの想像を絶する展開になるのでしょうか。早ければ今日にも判明します。まぁ、想像を絶するほどの状態が生まれているのかどうかは、ここ2週間程度の株価の動きを見れば、何れ分かるのでしょう。それにしてもV字型の回復を示す007は、ひょっとすれば…思いがけない値動きに発展するかもしれません。何故、カタルが村田の増産記事を紹介したか? この辺りにカタルの想像は膨らんでいますね。とてつもない展開が始まるなら、一気に新高値を目指す展開もあり得るのです。

カタルは007の株価が、50万、100万と伸びるためには裏付けが必要だと述べており、来年の2月には実績値が表面化すると述べていますが、仮に単価が高ければ…一気に黒転が見込まれるかもしれませんからね。株価を見るとそのようにも感じるのです。7日からの出来高の動きや値動きを見ていると、玉を欲している様な背景も見えるからですね。通常は、どう考えても早いのです。しかしこの下げは、絶好のふるい落としにも繋がっています。投資家の心理状態からすれば、戻れば売りたいのです。誰しも30万円に向かう過程で売りますからね。それくらいに強烈な133200円だったのです。一気に1/3ですからね。果たして現実はどんな展開を見せるのか…。既に内部事情通なら、単価や出荷などの数字を読める時期になっていますからね。

今日の相場は非常に注目点が、多彩なのです。FRBの出口策などが論点ではないのですね。考えてみれば分かります。景気回復が順調だから出口論が浮上するのですね。新しい展開を迎えるに段階に入っているという事ですよ。今日の日経新聞には企業の現預金残高が載っています。このグラフを見るとよく分かるかと思います。市場は正直ですね。世界経済の秩序が失われ企業は保身に走っています。しかしFRBが出口論に向かうという事は正常化の証明で積み上がった資金が一気に動き出すのですね。空前の投資ブームが起きて一気に陶酔が生まれるのです。これが自然の原理です。だからカタルは現時点では非常に早いのですが今から述べておきますが、ファナックは大きく居所を株価の居所を変えることになりますよ。年金ファンドの人は玉を上を買う必要はまだありませんが…下値は沈めておけば、あなたの将来やファンドの未来は約束されています。こんな事は時代の推移を読めば明らかですね。

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今日はフリードマンの「恒常所得仮説」の話です。この常識的な現象を理解されていない人間が如何に多いのか…と言う話をしたいと思います。昨日の日経新聞の夕刊の5面の「十字路」にも載っていましたね。「異次元緩和の賞味期限」と言うコラムです。カタルは前から述べています。マツダは既に過去最高利益水準まで株価を買い、秋にならないと次の展開も見えてこないと述べています。五十嵐さんが述べるストーリーとは期待感の演出の事を述べているのでしょう。フリードマンの恒常所得仮説は将来の所得が増えると言う期待感が消費者に生まれていれば、消費は伸びるというのですね。米国人は日本人に比べ楽観的ですからGDPに占める消費支出が高いとも言えます。日米の仕組みの違いだけでないかもしれません。しかし現在は米国も日本も企業が豊富なキャッシュを抱え将来の不慮の事態に対し準備をしていますね。その動きが224兆6525億円の企業の現預金残です。

安倍政権は秋にも投資減税を主体に政策を展開すると述べています。非常に的を得た経済政策ですね。消費税は引き上がるし…円安が進み資産デフレから信用創造が進めば一気に正常な景気循環に…それも長年削ってきた国内投資ですから空前のブームが生まれますね。日本だけでなく米国も既に始まっていますね。何故、ソビエトが崩壊しベルリンの壁が崩れたのですか? 日本共産党が政党資金援助を受けないほどお金持ちなのは…優秀な人達が赤旗の購読を続け、党を支えているのです。この人達は高学歴の人が多く、知識人で高収入な人が多いですね。平等の理想主義に憧れたのですね。しかし人間と言うのは下賤な動物ですよ。目先に欲に溺れ、日ばかりを狙い、僅かな株価の値動きに一喜一憂します。人間とは感情で動くのですね。

コルホーズの考え方はある意味で理想郷です。しかし結果は非効率な生産体制に陥り市場原理派を貫く米国に敗れました。中国の鄧小平は「富める者から豊かに成れ」と市場経済の原理を導入したから世界第2位のGDP大国に成長したのですね。ほらフリードマンの恒常所得仮説が如何に大切か歴史が証明していますね。元首相の宮澤喜一は年収の5倍以内で家が買えるように…と地価を下げようとして取引税などを上げて増税しました。資産価値を劣化させる政策を実行してきたのですね。故に明治政府以来、溜めこんできた含み利益を一気に吐き出したのですね。三菱UFJ銀行は青色吐息に陥りましたね。銀行に余裕がなくなりリスクが取れなくなれば、融資などが伸びる訳がありません。成長は止まり社会にユトリがなくなり、パワーハラスメントが起こる「いじめ」の世界になりました。大人の社会がそうなのですから、当然、子供にも影響を与えます。社会に対する不満があるから幼児への虐待などの事件が後を絶ちません。

突き詰めると日本経済に、今、一番必要なものは…「信用創造」なのですね。土地や株が上がると社会にユトリが生まれ投資活動が活発になります。つまり信用創造は「希望」なのですよ。人間の心の中で将来、毎年、年収が5%増えるなら、安心して生活が出来るようになりやる気が生まれます。モチベーションが上がるようになりますよ。チャレンジする人が減れば、ギスギスした他人を貶める行動に繋がります。切磋琢磨して互いに頑張ろうとする希望は信用創造で生まれるのです。だから黒田さんが本物の政策指導者なら、7月の参議院選挙を控え、間違いなく追加の対策を採用しますね。15日土曜日の日経新聞の一面の「REIT購入拡大」が観測に過ぎません。何故なら市場が反応してないです。だから異次元緩和にもかかわらず4月初めに一般株に先駆けて不動産株は下落を始めたのですね。野村証券が提供するETF(1343)が、一番、流動性がありますから値動きを見て下さい。

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何故、カタルが不動産の中でもハイリスクの値動きを選択してケネディクスの第二回目の推奨に踏み切ったかと言えば…理由はここにあります。この時期に一番大切なことは人々に希望を与える事なのですね。信用創造は政策支援によって生まれます。折しもリートの調整は充分です。カタルは述べています。5%の利回りを3%、1%と下げれば、論理的に不動産価値が上昇しないと理屈に合いませんから、そのような状態を作れば信用創造への安心感が発生し、恒常所得仮説への必要条件を満たすことになります。そうなると一気に投資活動が生まれます。255兆円にも膨れ上がった資金は投資に向かい、生産が追い付かずに更なる増産投資から雇用が促進され人件費が上がり、可処分所得が増えるから消費がさらに増える好循環が復活しますね。7月の日銀金融政策に向かい、調整が一巡している不動産株が本命になり、二番天井に向かうと考えているのですね。

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2013年06月19日

06/19

かたる:新興株の調整波動から1か月以上が経過し、早いものは反騰の狼煙を上げ始めたようです。カタルは日本経済の回復に欠くことが出来ない「信用創造」と言う仕組みに的を絞った「ケネディクス」4321と言う不動産の銘柄に期待しています。日本経済は長い間、生活に潤いを欠いていました。売りたくても売れない土地などは、最たる代名詞でしょう。不動産が収益還元法価格になり5%もの収益が期待できるのに、依然として下がり続ける不動産価格は、現状の金利環境を考えれば、やはり異常です。すっかりデフレ概念が人々に浸透したのでしょう。田舎の土地などは全く売れず、価格などないのと等しいのです。固定資本形成に依存を続け、成長を続けた咎めが、まだ続くのでしょうか? 日本は長らく公共事業投資と言う固定資本形成に依存し続けてきました。1985年のプラザ合意が分岐点だったのでしょう。その後も必要のない投資に依存してきました。ジャパンアズNO1と言われる時代以降も、多額の公共投資を続けてきた結果、諫早やヤンバダムの議論に発展しました。三ちゃん農業の生活を確保するために、建設業の育成を続け、農業の基盤を失ったのです。農閑期に生活を支える為に、親父は出稼ぎに行くのですね。

この仕組みは、ある意味で有効に機能しましたが…。しかし途中で政策転換を図ることが出来なかったのです。結局、本当の意味での構造改革は先延ばしされ、時間を掛け人々の心に諦めを生んだのでしょう。いったい農家の平均年齢は、いくつなのでしょう。所詮、お金など紙くずです。戦後の混乱などを考えるとわかります。人間の生きる根源は、お金でなく食べものですからね。現金などは田舎で生活すれば、あまり必要ないのです。今でも日本のGDPに占める消費比率は、米国に比べ少ないですね。米国が70.1%なら日本は61.2%となっています。この水準は先進国で一番少ないのだとか…。WSJの記事の中で書かれていました。日本と米国の消費支出の比率は60と、70と言うのは前から知っていましたが、先進国で一番、低いとは知りませんでしたね。この原因の根源にあるのは肥大化する官僚機構の存在なのでしょう。国民も自立していませんね。何かあると直ぐに政府頼みで陳情を繰り返します。それを餌にする政治の実体は、ある意味で中国共産党と同じ構造です。だから川重のような事例も生まれるのでしょう。軍隊なら軍法会議ものです。上官に逆らうなんて…滅多にない事です。

グローバル化は「公平・公正」が基準になっています。日経新聞を読むと、一面にはTPPやFTAの文字が踊りますが、一方では金融庁の独自基準だそうです。なにが、独自なのでしょう。それならば国際舞台の場で、独自基準を正々堂々と主張すれば良いのです。グローバル時代になっても官僚の特権を主張する構造が、村論理の際たるものでしょう。クラウドソーシングのグローバル時代を迎え、早く政策当局も自己改革をしないと、折角の復活の機会を2006年のように再び失うことになります。ダヴィンチの創業は1998年8月なのですね。既にバブル崩壊の処理は、あの時に付いていたはずです。市場原理からすれば、その後も続いているギャップの拡大は、急速に修正されるはずです。だから「ケネディクス」の株価が注目されるのです。市場原理の出発点から遅れる事、実に15年の歳月はアベノミクスと言う正常化により、一気に修正されると考えています。信用創造は非常に大切なキーワードですね。

今日のケネディクスの株価は高寄りにより、初めて第一関門を突破しました。ケネディクスの次の関門は57000円、その次の60800円です。ここをクリアすれば本格的に買い始めても良いのでしょう。動きに注目していてください。しかし…目先は、まだ早いですね。基本的に目先筋は、相場の天井で活躍するのですね。ディーリングは常に人気株に群がります。まだ調整波動からの脱出は確認されていません。昨日は三菱UFJのデッドクロスを予想しましたが、大型株ほど調整には時間が掛かります。基本的に時間の概念は非常に大切です。何故、カタルが新興株の整理に先行するケネディクスを選択したのか? それは4月の初めに既に不動産株の多くは、調整入りを他の株に先駆け行っているからです。1か月、早いからですね。順番からすれば、先ずは不動産、次に新興株、そうして一般株となる筈です。大型株は調整に時間が掛かることを考慮すれば、やはり本格的な上昇は秋以降なのでしょうね。

日経産業だったかな…村田の好調ぶりが書かれていましたね。スマフォへの需要に増産投資をしても追い付かないと…なっていました。連続の増産投資を余儀なくされているようです。今日の日経新聞にはシャープのセンサーの話が登場していました。この時期に、何故、007は急騰を始めたのでしょう。村田との提携発表で、買いだとカタルは前から述べており340500円で買ったのですね。未だに評価損率が持ち銘柄の中で一番です。「先ずは1株を買って、2倍になったらまた一株を買って、村田との提携が発表されたら1株買い、そうして黒字化したら、また一株を買え」と述べ、何れも現物での投資を薦めていました。394000円と2010年に付けた高値と並んだ途端に、半値以下に急落し急騰するパターンの解は…。思いつくのは一つの可能性だけです。振り落されないでくださいね。現時点で、あまり株価を煽る書き方はしたくないのですが…ある可能性が存在しますね。WiFiモジュールの月産は2800万個だと言いますが…この発表と株価の整合性のある解とは…。しかし…いくら強気のカタルでも、この発想は、今は信じられません。しかしビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインが見事な演出を施したから…、ビートルズは世界に羽ばたくことが出来たのでしょう。チャート上は、未だに反騰は確認されていません。今日、仮にストップ高しても残念ながら届きませんね。25万をクリアし285千円をクリアできるなら、より可能性は鮮明になりますが…。

さて四季報の数字が浸透し始めてきました。どうでしょう。業績の変化率が高い企業は、なかなか見当たりませんね。カタルは前から述べています。株価が一番大きく動くのは…赤字から黒字への転換期だと述べています。次に復配の時期なのですが…。損益分岐点の考え方を思い浮かべると、この理屈は分かりやすいですね。それぞれの会社には固定費が掛かります。設備などの償却費や人件費など…要するに赤字から黒字に転換する際が損益分岐点で…一番、ワクワクする瞬間です。現在投資しているカタル銘柄の多くはこの範疇にあります。007もそうですね。黒字になるかどうか…。

しかし効率投資を狙うカタル君は、常にハイリスクを選択します。何故なら、貧乏人は限りない変化率を追求します。僕の人生はいつもその選択でしたね。歩合セールスなど所詮は浮き草です。年収が100万円から1億円の世界ですからね。カタルは何れも経験しました。月給の最高水準は2700万だったかな?あの時は月間手数料1億を目指していたのですが…達成できませんでしたね。実はカタル君、ある先輩を憧れて上京したのです。彼は亡くなられたマックの藤田商店が、一番のお客様でした。その先輩の水準が、月間1億円の手数料だったのです。しかし手数料の値下がりも影響していたのでしょう。上限がカットされましたからね。その仕組みの中で1億円を達成することは出来ませんでした。最高は7000~8000万ラインだったと思います。

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まぁ、そんなハイリスクを求めるカタル君は、業績でも常に変化率を重視します。そのなかで先週から掲げているNこと、日本写真印刷7915は、赤字から見事な黒字への変身を遂げるはずです。フォトリソグラフィ工法を用いた新型のタッチパネルの需要は多く、売り上げ規模が前期の431億円から825億円へ、今期中に倍増すると言う5月27日付の記事に惹かれたのですね。日経産業新聞の記者が、どの程度、裏を取っているか知りません。おそらく北國新聞が25日に掲載した記事のパクリでしょう。四季報では6月となっており、僕はその文を引用しましたが、北國新聞によれば7月から段階的に稼働させるとなっており、任天堂の絡みもあり10月にフル生産に移行されるようです。更に注目は韓国との関係にも進展が期待できるかどうか…。しかしこの変化率は見事ですから…株価は今後、折に触れ注目されるでしょう。現在は14円高の1726円ですね。

さて、どうなりますね。調整波動から間もなく1カ月が経過し、そろそろいろんな銘柄が動き出す時期ですね。下値はまだ完全に確認されていませんが、カタルは既に買う量を増やし始めています。はたして夏に向け、サマーラリーが期待され、衆議院選挙に絡み2番天井から横ばい波動に移り、秋には新高値更新となる理想的な展開を迎える事が出来るかどうか…間もなく、開始される2番天井への模索は、今後への展開に影響を与えますから、意外に重要なのでしょう。

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2013年06月18日

06/18

かたる:一所懸命に底入れ感を演出し始めたようで、日経新聞はテクニカルデータを掲げ始めています。ただ米国は完全に勢いを失い始めている様で、やがて予想される更なる下落など…外部要因はマイナスなのでしょう。(昨日は上がっていますが…)日経新聞は川重の事を連載で取り上げていますね。当然ですが、何故、西武電鉄も同時に取り上げないのでしょう。問題の根底にあるのは、同じコーポレート・ガバナンス(企業統治)の問題ですね。会社は誰のものか?と言う命題は、日本で長く討論されていますが、なかなか市場原理が浸透しません。昨日、触れたお金の意味を誤解している人も多いのでしょう。

土地は誰のものか? 
個人に所有権があるのでしょうか? 外国人が日本の土地を買ったとしたら…所有権は外国人にありますが、日本に存在する土地を持って行くことが出来ませんね。海外から資本を入れた会社も、そこで働く日本人にとっては国旗のカラーはありません。日本IBMの社員もマイクロソフトもグーグルも…日立やソニーに働く人と同じ日本人であり日本で生活しています。何故、一時的な所有権と言うか、支配権に拘るのでしょう。ものの考え方と言うのは、視点を変えると変化が見えますね。カタルは方向性が見えなくなったら、時間軸を延ばせと述べています。これはある意味で人間心理を捉えています。一時的な感情の高ぶりを覚えたら、一度、時間をおいて考え直してみるべきです。

友達のセールスのお客様で、成功された弁護士の言葉が、強くカタルの心を捉えています。「こじれた感情を改善させるためには、時間を置けば良い」と言う考え方です。皆さん、どうでしょう。株式相場で一時的に熱狂した株価を見れば分かりますね。後で振り返ると…何故、あんな高値で、自分は株を買ったのだろうか…と、反省をしませんか? 007のように買いたい気持ちが長続きするのは、非常に珍しい現象なのです。ほとんどの株は景気循環の中で動いています。しかし時代の変遷と言う大きな流れで、物色されている株はとてつもない高値を形成することがあります。ソフトバンクの孫さんは米国のヤフー株でした。時間と言うのは、とても大切な概念です。

川重の取締役は、何を基準に行動したのでしょう。サーベラスが西武電鉄の業績見通しの変化に、質問状を送っていると言います。3月の時点で減額修正をしたのに5月になったら、いきなり最高利益だとか…。これは問題にされますね。日本企業の経営陣は良く考えた方が良いですね。責任逃れの為に、控えめな企業収益予想を打ち出す会社はたくさんあります。例えば輸出企業の場合、為替が1ドル=100円の時に、95円なら理解できますが、多くの輸出企業は為替の前提条件を90円に設定しました。この現象は自分の地位を守るための布石に思えます。企業業績が悪化した時の為に、予め、のりしろを設けたのです。やはり果敢にチャレンジすべきでしょう。お飾りの経営陣など必要ないですね。

ソフトバンクの孫さんは、スプリントの買収に挑んでいます。ドコモは既得権に胡坐をかき企業価値のチャレンジを止めたので、競争に負けているのでしょう。最近は少し変化がみられるようですが以前はそうでした。ソニーもそうですね。大企業病と言うかチャレンジ精神が大きく失われています。日本全体がそうなのですね。冒頭の川重の企業統治の話しから…支配権の話しではなく、与えられた経営資源を、如何に有効に活用して利益率を上げられるかどうか…。つまりROEが重要なのです。財務レバレッジ(潜在成長率の有効活用)を利用するソフトバンクの孫さんは、素晴らしい経営者です。なかなか、折角、「安定」を手に入れたのに、再びチャレンジするのですから…ファーストリテイリングも素敵な経営者です。柳井さんのチャレンジも面白いですね。何れも応援したい企業です。

DJポリスの「12人目の選手」と言う表現は良い響きです。昨日、NHKのアーカイブで2004年に放映された番組を見ていました。「もう一人のビートルズ」と呼ばれた人をネットで調べると、たくさん存在するようですが…。32歳で亡くなったマネージャーのブライアン・エプスタインと言うポーランド系のユダヤ人が中心の話しでした。レコード店主だったブライアンは、トニー・シェルダンがロックアレンジで録音した「マイ・ボニー」のバックバンドをしていた、当時ビート・ブラザーズと名乗る無名のビートルズがバックで演奏していたレコードが、あまりに売れるために、その演奏を聴きにキャバーン・クラブを訪れ、彼はビートルズのマネージャーになるのですね。不思議な縁です。

もしブライアンが居なかったら、ビートルズは誕生していたかどうか…彼は髪型を変えさせ、背広を着せて歌わせるわけです。この演出効果なども人気に火を付けた要因の一つでしょう。いくら良い歌でも世の中に売り出さないと、なかなか人気になりません。様々な仕掛けが必要な訳です。才能と努力と演出、そうして時代の変化と言う運を味方に付けないと、なかなか成功と言う二文字は手に入りませんね。やはり時代の変遷の「運」と言うのが必要なのでしょう。007にカタルが拘るのは時間の流れなのでしょうね。相場の演出が必要です。しかしいくら演出を施しても…全体の流れが味方しないと駄目なのです。個別株要因だけで株が動くものではありません。市場全体の空気が非常に大切なのですね。

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日経新聞ではテクニカル指標を掲げ底入れ感を演出しようとしていますが…三菱UFJを見る限り、まだ調整は未了ですね。少なくとも25日線と75日線のデットクロスは、必要最低限の条件でしょう。それでも足りないかもしれません。シャープは増資問題が勃発したこともありカタルが予想した変化日に大きく遅れ、第二波動が開始されました。山手線論理ですね。どんな株も調整波動は必要なのですよ。何度か登場させているマイクロソフトで大儲けしたSさんの話ですが…彼女は、たまたまマンションを買うために用意した頭金500万円が手元にあり、残念ながら、当時の価格ではマンションを買う事が出来ずに断念し、その時に、たまたまビル・ゲイツが、おばさんの家に遊びに来ていて、その話をしたら…当時は、まだ無名だったビル・ゲイツの助言に従いマイクロソフト株を買い、何年も株価を知らなかったから…大儲けしたのですね。たくさんの偶然が重なり、ビギナーズ・ラックが生まれたのです。人生は何が起こるか分からないものです。

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2013年06月17日

06/17

かたる:先頃の日銀の金融政策決定会合の評価は、市場での意見は割れています。カタルは早くから、長期金利の推移を掲げ、ここを焦点としていましたが、市場と言うかメディアの評価は、むしろ為替などに行っており、当初はどちらかと言えば、長期金利の上昇スピードを問題にしていませんでした。今回、日銀は追加政策を見送ったのですが…この行為に失望を表明する人達と、日銀の見送りを評価と言うか容認する人達と、二つのグループがあります。本来は市場が動揺していたのですから、メッセージを送る必要があったのでしょう。故にカタルは黒田さんの真価が試されるとレポートを書きました。しかし正解はどちらか難しいですね。どちらかと言えば、引き分けのような印象を抱いています。早くから申し上げているように、金利水準の1%程度は容認される当たり前の水準で、正常な状態に移行したに過ぎないからです。むしろ問題はこれからなのですね。アベノミクス第一弾で一定の効果があったので、金利が上昇しようやく機能しはじめた訳です。ここからが問題なのです。

土曜日の日経新聞では、一面にリートの購入拡大が、さも決まっているかのような観測記事を掲載されていました。しかしその割に本日の市場の反応は鈍いですね。この可能性は限りなく高いのですが…リート全体の動きを見れば分かるように、この観測記事は、市場では容認されていません。あくまでも日経新聞独自の見解なのでしょう。昨日のコラム「早まる進化のスピード」で触れたように、新聞は真実を報道することもあれば、独自の視点で記事を掲載することもあり、読者は戸惑います。カタルは長く、この見極めが出来ませんでした。おそらく記事の違いにも気付いていない人が多いのでしょう。カタルがケネディクスを、このタイミングで再び推奨し始めた理由は、信用創造機能が復活しないと基本的にアベノミクスは失敗に終わります。実質GDPと名目GDPの違いは未来への希望なのですね。この意味は非常に大切なのです。よく考えてくださいね。

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しかしある読者から「ケネディクスの保有資産をみると自己勘定による投資案件は900億ほどでIRRは15%-20%程度、営業利益ベースだと100億程度かと。EPSで、1000-2000。PER10-20として、20000。極めて大雑把ですがこのように計算しました。自己勘定投資以外の事業、保有不動産の価格上昇などを勘案すると現状の株価水準もありかなと思っておりますが、さらに10万やそれ以上というのが考えられません。一時的なオーバーシュートとしてあっても企業価値としてそこまであるのか? かたるさんは、1兆の不動産とおっしゃっておられます。たしかに、私募ファンド5475億とREIT4882億の受託資産を含めれば1兆以上となりますが、REITであればそこから発生する所得は構成員のものだし、私募ファンドも同様で、ケネディクスにはマネジメントのフィーしか入ってこないと認識しています。」とのメールを頂きました。

この疑問は至極当然で、ある程度の知識水準になると気付く問題です。かたるは支配権の話し中心に疑問に応えたつもりです。所詮、お金は紙くずで皆が価値を信じるから金銭的な価値が生まれています。株価もそうですね。カタルのように007を高く評価する人間もいれば、まだ赤字なのでこんなボロ株と評価する人もいます。評価が別れ市場で吟味され価格が決定されています。銀行の自己資本比率は僅かで10%にも届きませんが…多くの人は安心してお金を預けています。三菱地所は会社規模も大きく、自己資本比率も高いですが、それでも多くの資金を外部資金に頼っています。私募ファンドであろうがリートであろうが支配権が問題になるのでしょう。…と解答しました。つまりレバレッジを何処に据えるかの問題ですね。かたるは前から述べています。カタルの思考パターンは常に高効率を求め、果敢にリスクを選択しハイリターンを求めると…。だから不動産業界の中でも他人資本のウェートが高いので、株価変化率が高い企業を選択しているのですね。

潜在的なサスティナブル成長率が高ければ、財務レバレッジを上げた方が企業の成長率は高くなります。ドコモとソフトバンクの違いですね。普通の企業はあのような博打をしません。ボードフォンを買収するために、すべてを借金で賄うようなレベレッジはかけませんね。しかし孫さんは見事に、このハードルをクリアしました。最近では「つながらない携帯電話」と揶揄された状態を改善させ、この浸透度を逆手に取ったCMを行っています。借金返済が進んだために設備投資へのゆとりが生まれたからですね。しかしこれは時代の変化のスピードを読む、微妙な勝負だったのです。つい最近の話です。ソフトバンクの社債の利回りは10%近かったのですね。

少し難しいでしょうかね。つまり営業利益率が、金利水準より高いなら、外部の資金を活用して投資した方が、多くの利益を得られるという事です。本来、名目成長率が実質を上回るなら、借金をする企業は増えて行きます。時代の流れが非常に大切だという事です。時代が追い風になるなら、ハイリスクの銘柄が、最も値上がり率を示すようになります。アベノミクスが成功するなら、ケネディクスが大きく上がるのですね。如何に潜在的な成長率が大切か、分かるかと思います。何度も上場廃止になったダヴィンチの話をしていますが…非常に際どかったのですね。ソフトバンクの孫さんは勝負に勝ったけれど、ダビィンチの金子さんは、時代の流れを見極める勝負に負けたのです。

007の真価は、時代の流れの潮流に乗っていますね。だから次々にスマート・コミュニティー絡みの材料が生まれてきます。気象観測情報「ソラテナ」は非常に幅広い分野で活躍する仕組みです。しかも「IEEE1888」に関する研究は、ビッグデータの処理に関する分野ですね。技術の広がりが実感できると思います。要するに銘柄を選別するうえで企業業績も大切ですが、それ以上に企業業績の「のびしろ」を決める時代の変化の見極めが非常に大切だという事です。だから村田製作のような世界トップの大企業が、町工場に出資したのでしょう。通常、業務提携はあっても資本提携はしません。今はなかなか実感できない宝物ですが…何れ皆さんは馬鹿になって買うようになるでしょう。

さて四季報が発売され、皆さんは「N」と言うカタル銘柄が分かりましたか? 残念ながら四季報の評価は、会社側の予測に届かないものでした。会社側は一株利益がマイナスの126円から69円へと非常に高い変化率を予測していますが、四季報予想は35円と言う常識的な数字を、予想に掲げていましたね。現時点では9か月以上先の数字を予測するのは難しいものがあります。為替水準も変わりますからね。しかし加賀新工場が6月に稼働しはじめ、主力のタッチパネルの出荷が倍増します。4―6月期の変化は乏しいのですが7-9月期の変化は目を見張るものがあるのでしょう。楽しみな会社ですね。今日は四季報予想が悪いのに67円高の1720円と高く推移していますね。

今日は時代変化の話を中心に展開してきました。最近、よく思うのです。時代の変遷が非常に早くなっているように感じます。スマフォなどの機能が、だんだん生活に取り入れられ情報の活用が始まってきましたね。今日のような空模様だと…雨が降るのかどうか、アメダスを見たり、雨雲ズームレーダーを活用したりします。僅かな重さの傘も、行動の阻害要因になりますからね。ユビキタス社会の到来は、進化のスピードをどんどん早めるのでしょう。007は、まさに愛おしい宝物なのです。

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2013年06月14日

06/14

かたる:昨日の下げを見て、一斉にメディアは混乱を伝えていましたね。見事な演出です。僕はいつも思います。誰か仕掛け人が居て、世の中の情報をコントロールしているんじゃないかと…。テレビ東京の「ワールド・ビジネス・サテライト(WBS)」を見るのですが…日経新聞と組んで情報の発信をしています。…が、CMが多く閉口しています。仕方がないからNHKも同じ時間にチャンネルを「ガチャガチャ」させて、今はボタンを押すだけなので「ガチャガチャ」は現代人の感覚ではイメージが沸きませんね。このような表現を「オノマトピア」と言うそうです。語源はフランス語なのですが、擬声語や擬音語と言う、響きは一発で以心伝心するそうですから、カタルもこれから多様化しないとなりませんね。先日の007を買った「ヒェ~」は上手い表現でしたね。とてもあの時の感情が上手く出ています。やはり…と、自分の馬鹿さ加減に呆れています。

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明日にしようかとも考えましたが…あまりに動揺が見られるようなので…。今日は明日の「さわり」を掲載しますが、基本的にアベノミクスの価値は崩れていませんよ。「デフレ・ボトム・ポケット」が存在していた為に、人間の感覚が一気に覚醒したに過ぎず、今はその反動なのです。迷った時などは、基本的に、時間軸を変化させると方向性が見えてみます。もっと長い時間軸を用いて観察すれば、自ずと大勢観が見えてきます。すこし小さな縮小チャートですが…、イメージを抱ければ、それで良いのでカタルが感じているイメージをガッチリと心に刻み込んでくださいね。しかしあまり楽観もしていられませんが…その理由は昨日のWBSに甘利大臣が登場してされており、会話を聞くと…株価の急落を、市場の警告なのだと、真摯に受け止めていないような印象を抱きました。昔の三重野さんを連想させましたからね。しかし実際は、この混乱の最中に、黒田さんと、安倍さんは対談した様子で、僕は大丈夫だろうと考えています。

僕は参議院選挙の日程を勘違いしていました。7月4日公示で21日が投票なのですね。今日は14日ですから、まだ十分に演出が出来ます。所詮、キツネと狸の化かし合いに過ぎません。ここに来て株価の振幅が大きいので、意外に早く調整は完了する可能性もあります。僕は新興株の2段下げから、一般株の2段下げも予測していましたが23日より3週間が経過します。既に異次元緩和効果のラインを割り込み演出は成功したのでしょう。それに一般株の時価総額などを考えれば、これ以上を望んでも…なかなか難しいと思っています。いくら本物の投資層が薄い日本でも、丁度、いい買い場なのかもしれません。ただ、まだ時間の概念が不足しているので…いくら値幅調整を経ても、一気に力強い上昇は無理でしょうね。やはり上昇しても二番天井でしょう。新興株の安値はやはり6月7日だったように感じています。しかし、まだ一般株が割り込んでも不思議はないのですが…この辺りの感覚は微妙です。三菱UFJが552円を割ることが出来るかどうか…4月2日の515円で、あの時は、一旦は売り物を消化していますからね。

日経新聞は珍しく公開オペの入札倍率を報じています。一方、川重の社長が襲撃に合い、交代したようですね。この二つの現象は、一見すると結びつきませんが…僕の頭の中では同じ構造なのですね。わかりますかね、この感覚が…。国債の入札と川重の反撃、2006年に小泉さんが辞めた理由も、おそらく同じ背景があるのでしょう。地検によるライブドア事件の動きですね。既得権勢力の力は、依然、強いですね。日本村か…。

カタルはスマート・コミュニティーの推進をメインエンジンに据え、情報の活用を訴えています。限りなくSFの世界に入ります。だから007の評価が高いのです。ユビキタス社会を支えるのは、組み込みソフトの分野なのですね。アップルが大きく上がったのは、ソフトのデファクト・スタンダードを構築したからですね。パズドラの利益の3割がアップルに入るそうですね。実に他人の褌で、3割ものカスリを取るのです。中央競馬会でも25%ですよ。暴利に見えますね。だからカタルは前からインターネットテレビを普及させ、ソフトに力を入れろと述べ、それが実現できる企業として、ソニーに注目していますが、いっこうに始まりませんね。挙句の果てが、ヘッジファンドから解体論を持ち出されています。なんと想像力が足りない経営者なのでしょうね。いや日本国がソフト資産の構築を進め、世界に発信すべきなのでしょう。先ずはアジアで橋頭堡を築かねばなりません。「おしん」などの人情ものドラマの資産価値は、どのくらいあるのでしょう。「東京ラブストーリー」でも良いですね。折角のソフト資産が眠っています。著作権とは、個別の僅かな利益を守っても活用できる幅が広がらなくては、意味がないですね。NHKのスペシャル番組の価値は高いのです。昨日はBSのドキュメンタリー番組で「ストーンのアメリカ史」を放映していました。なかなか面白かったですね。僕なんか記憶能力が大きく欠けている人間だから、みんな忘れています。

アベノミクスもキャッシュレスの未来社会の構築を主眼にすれば、もっと別に評価が生まれたのでしょうが…。キャッシュレス社会にすると困る人が権力者に大勢いますからね。仕方ないのでしょう。さて与太が多くなりました。どれどれ…今日の相場は米国を見て高いようですね。それにしても制空権を握られた、哀れなイワシ民族ですね。早く自前の考え方が出来るようになって欲しいものです。僕なんか自慢ではありませんが、倒産してもへっちゃらの口ですからね。これまでに数々の失敗を経験し、しかも自分自身で取り組んでいる訳です。まぁ、それほど自分の考えに自信が生まれているので、辞める時は1000万でしたが、あっさり歩合セールスを辞め、女房のひも生活か…トホホの世界ですね。今の相場なら1億は無理でしょうが、まぁ3000万~5000万近い収入を確保できる動きでしょうね。それほど動いていますね。良い相場です。

今日は与太話が、多いですね。昨日は買い方の解説を、少ししました。基本はまだ早いのでしょう。故に与太でお茶を濁していますが…それなりにヒントがあると思います。NHKやメディアが騒ぎ、日経新聞が専門的なオペの話まで載せるわけで、ソロソロですね。そうだ…Nは確実ですよ。来週、銘柄公開をしますが、皆さんも今日発売される四季報を眺め、今、持っている四季報と業績と比べてくださいね。激変でしょう。この時期に、このような変化を示す企業は、数が少ないのです。マツダなんて、もんじゃないですね。外人ファンドが好む銘柄です。しかし既に手あかが付き、そんなに惚れ込んでいる訳ではありませんがマズマズですね。もう少し分かりやすいヒントを掲げておきましょう。株式コードは後半の株で、今の株価は1645円です。さらにチャートも掲載しておきますね。

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カタルはケネディクスを反騰の狼煙として掲げていますが、このNも好きですね。勿論、007も…です。しかし、まだ分かりませんからね。カタルは先週が買い場だと述べていましたね。たしか…。新興株は今日で調整1カ月ですね。一般株は3週間になるようです。やはり2か月が経過するケネディクスは、先駆する筈だと考えていますが…どうかな?でも目先筋が、最近増えている様子で少し心配です。この連中が食いつくとタイミングが合えばいいのですが…、調整が長引くと逆効果になることがあるのですね。だから上手に買わなくても良いのです。こんな時は鈍いと言われるほど…慎重な行動が求められるのです。どうせ本流は、秋なのですから…。小遣い稼ぎのつもりが…火傷を負っては、意味がないですからね。程々に…。株式投資は基本的に金持ちのゲームです。調整は時間で考え、期間が経過したら、ドル平均法での買い方が一番いいのでしょう。ただし業績の動向が確実に上向いていないと、グリーのように失敗しますから気を付けねばなりません。それではまた明日。

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2013年06月13日

06/13

かたる:物事を判断し選択するときに、僕らは限られた情報の中で決断を迫られます。しかし奇妙な現象はいくつかあります。例えば米国株は今年初めて3日間連続安したそうですが…最近の下げは主にFRBによる量的緩和が縮小されることに対し懸念していると言われています。しかし景気が改善方向になってくれば、当然、金融緩和状態を縮小させ、やがて市場にばら撒かれた資金も回収されるようになります。金利は当然ですが、上昇傾向になりますね。極めて当たり前の事で、良好な経済は雇用を支え、多くの人に生活の基盤を与えます。多くの人が食えるようになれば、やがて余暇を求めるほど生活にユトリが生じるようになります。本来は歓迎すべき経済指標の改善が、量的緩和縮小と言う懸念に重点が置かれるという事は、実に面白い現象ですね。景気が良くなるのに…株が売られる。つまり一時的な調整と言う現象なのでしょう。

通常、この時期は金融相場の銘柄から、やがて業績相場の銘柄に物色の方向性が変わります。金融の恩恵より消費の恩恵を受ける方向に、銘柄選別の内容が変わるのです。同時に設備投資がらみの銘柄が、物色されるようになりますね。ただ折角の量的緩和と言う絶好の機会なのに…、金融相場の誕生の舞台は整っていましたが、米国の金融株はそれほど人気になっていません。不思議なことです。まだ金融機関の痛手が癒えていないのでしょう。だから非常に市場が不安定なのでしょう。本来の信用創造は、中央銀行、自らが演出するものではなく、民間の金融機関が演出するものなのです。しかしあまりの衝撃で、民間の金融機関に金融機能を支える体力が残ってなく、正常なパターンの景気循環ではないのでしょう。故にFRBの動向に、市場が一喜一憂しているのでしょう。しかし企業の内部留保は歴史的な高水準まで積み増されています。未来への信頼感が回復すれば…一気に設備投資の潮流が起こりますね。

今は米国の話しをしていますが、実は日本は長い期間、なし崩し的に空洞化が進展し、国内投資は、ほとんど行われてきませんでした。だから最近は良く、大規模な石油精製設備などのコンビナートなどで、爆発事故が起こるほど日本の設備は劣化しています。何も道路や水道管などの社会基盤だけではありません。耐久年数を大きく超えた設備が使われたままなのですね。問題は此処なのです。日本は歴史的な高度成長を続ける事が出来る素地は充分に存在するのですね。ここで情報の価値を、日本人がどの程度、理解しているか?…が問題になります。カタルが、何度もスマート・コミュニティーの話を登場させている理由を感じて欲しいものです。

日経新聞を始め、多くのメディアは良く筋を外した誘導を、国民にしてきました。だから世論が間違った方向に誘導され、大衆化された政治が右往左往し機能してないのです。ようやくアベノミクスの採用で、方向性が生まれたばかりなのです。日本株が大きく上がったように見えるのは「デフレ・ボトム・ポケット」の為なのです。要するに、実態以上に行き過ぎたデフレ環境が生まれた結果、異次元緩和などのインパクトにより、市場が遅れていた分を一気に修正したに過ぎないのですね。大きく上がった銘柄の中身を見れば、指数対応の銘柄が多く、まるで1988年から1989年の日経平均株価の動きに似た構造です。あの時は金融バブルのよる演出でしたが、今回は「デフレ・ボトム・ポケット」が生んだ演出ですね。正しい政策が続くなら、息の長い上昇相場が約束されているのでしょう。丁度、1989年の末から1990年代に入り急落した株式相場の正反対のイメージを抱けばいいのでしょう。

基本的なこのようなデッサンが、皆さんの頭の中で描けてないから、戸惑い、浮足立ったりして、過剰な反応をするのですね。今日も既に700円近い下げを演じています。戸惑いが生んだ市場の乱高下に過ぎません。イワシ民族のロボット教育をしてきた弊害です。色んな選択肢があるのですが…、画一化教育を受けてきた人間にとって、情報がオープンにされた時代になり、戸惑っている訳です。アラブの春は、何もイスラム圏で起きた現象ではなく、日本でも同時進行しています。メディアはプロ野球のボール問題で騒いでいますが…。この話や、米国の個人情報の収集を暴露したエドワード・スノーデンさんの問題提起は奥が深く、一度、採り上げたいのですが…時間がありませんね。今日は株の買い方の話しでしたね。

基本はお休みなのですよ。だって10月より騰がりっ放しの株式が、ようやく調整を入れて1か月の経過になるかどうかですからね。昨日はNHKのクローズアップ現代などで、大きく株価の乱高下が取り上げてきたので、そろそろ皆が知る頃ですから、株式市場は次のステップに移行する段階でしょう。だからカタルは前から述べている二番天井の話しを展開せねばなりません。ただしこれから訪れる今回の上昇は、最近、乱高下する市場の混乱を冷ます目的なのですね。11月から起きた上昇のような株価波動には繋がりません。だからカタルは基本的に、秋まで休みなさいと述べています。しかし…証券マンには自分の給料ぐらい稼ぎださねばならないノルマがありますからね。休めと言っても無理ですね。皆さんも相場の原理を知るうえで、相場を見ながらカタルの解説を聞いていれば、いずれグローバル対応できるようになるでしょう。そうしてチャンスはあるでしょうね。ピカ一銘柄と007を一貫してカタルは推奨をしている根拠は、ユビキタス時代が始まっているからですね。スマート・コミニュティーに対応する業種だからですよ。これが金融や製造業なら、そんなに熱は入りませんよ。新しい時代の入り口だから熱を入れて、ひょっとすれば、本物の成長株に育つかもしれないと考えているのです。だから株価が安い時に1株だけでも、現物で買っておいて欲しいと思っています。

ですが…人間ですから、当然、最安値を買いたいのですね。しかも買った途端に株価が連続ストップ高になり、あっという間に2倍、3倍となるのが理想です。あの時のアークのように…。しかし既に全体の株価は調整波動の中にあり、そんな事を望む方が無理な注文を言っている事を、再認識しなければなりません。カタルは何度も述べていますね。株価が大きく下がる前から、アノマリーの話を展開し、元本の引上げを提唱していました。上がれば下がるのは当たり前だからです。常識ですね。これまでに何度か、IRNETの解説でも、ヒントは掲げてありました。しかしカタル君も、所詮は3流の領域ですからね。感じていても空売りはしないし利食いもしなかったのです。幾分、持ち高を減らしたに過ぎません。

確かに当初、投資額の2.5倍程度、お金が必要なこともあり引き上げました。今、残っているお金は、儲けの残骸ですが…それでも半分以上、いや2/3程かな…大きくお金が減りましたね。トホホ…ですよ。何しろ007を、いくら実験でも、今から思えば340500円と言う高値で買ったのですからね。私の話はどうでも良いのですが…、あの時にカタルは「ヒェ~」と言う表現を用いて、自分の馬鹿さ加減を表現しています。まさに「ヒェ~」でしたね。更に一般株の暴落が始まる20日の相場を見て、21日の今日の市況の冒頭には「いやはや…昨日の相場はITバブル時代を彷彿させる動きでしたね。嫌な連想です。」…と、本文が始まっています。微妙なニュアンスの変化を感じろとは言いませんが…、それなりにカタルは見事に表現しています。

そうして、今、カタルはNHKの「クローズアップ現代」で取り上げた「株価の乱高下」の解説の話をしています。この意味はおそらく調整波動が、目先は一巡するのでしょう。確かに新興株が二段下げを演じたので、一般株の二段下げの想像はあり得ますが…どうでしょう。一般株は大型資本の銘柄が多く、新興株のように、一時の人気で乱高下を許さない仕組みになっていますからね。株価が下がれば、日銀はETFの買い入れを進めます。さて株の買い方の話ですね。明日かな? 今期予想を盛り込んだ四季報が発売され、実態評価の現状認識が一般化します。つまりこの間に株が上がったように業績が激変している株はあまりありません。カタルが最近採り上げているNぐらいのものです。探してみればいいのです。株価が上昇したほど、企業の実体は変化していませんね。だから調整波動は、起こるべくして起こったのです。007を見れば分かります。あっという間に半値以下ですからね。でも此処からが面白いのですが…。それに明日はSQですね。

さて二番天井を取りに行く反騰銘柄として、カタルは再び「ケネディクス」を採り上げています。3月に次いで2回目ですが…前回はおよそ4倍近く上昇しましたね。今回は2倍以上になると思っています。理由は、日本が復活するためには「信用創造が不可欠」だからです。株や土地が上がる経済状態を維持させないと経済成長など、とてもとても…不可能ですね。絶対に欠くことが出来ない信用創造機能だからですね。カタルは土地価格の上昇を採り上げていますが、野村証券でも良いのですよ。同じことです。カタルはハイリスク・ハイリターン派だから、「ケネディクス」を選択しているだけの話です。

さて買い方ですが…多くの人は、株価の急落に魅せられ、残像に憧れます。007なら394000円を基準にしますね。これが間違いなのです。株を買うときは、本当は株価ではなく時間で判断すべきですね。でも自分の投資額が多ければ…ドル平均法で買い下がれば、これに勝る買い方はありません。下がる間は、買い続ければいいのです。倒産や上場廃止をしなければ、何れ株価は反転し上がりますからね。だから自分の力量を知ることが、一番大切なのです。個人投資家の強みは、時間があることですよ。早い話、死ぬまでに買値を上回れば良いのです。しかしプロは時間が限れます。個人投資家の強みは、時間の概念がない事ですね。僕らは商売ではないから、本当は秋まで休めばいいのです。だってマツダもトヨタも、みんな過去最高利益以上の株価まで、一度、評価したのだから…、実際にそうなるのを待ってから、次を考えれば良い訳ですね。ならないかもしれないのに…冒険を敢えてする必要はありません。

しかし…。人間の欲は、限りがありません。そこでカタルは反騰の狼煙として早めに調整波動に入っている「ケネディクス」を反騰の狼煙として選択しました。ドル平均法が一番ですが…お金のある人は限られます。故に「時間を利用しなさい」と述べています。安値を狙わずに完全に下落が止まり、横ばいから反騰に移るタイミングで、株を買えばいいのです。通常は上昇に転換するまでに下値固めをするものです。時間の経過がないと下値を固めたかどうか…は、分かりませんね。それでは、どのタイミングで買うのか? 基本は下値固めをしてから、前の二つの山を抜いたら、買い始めてみても良いでしょう。しかし失敗することがあります。グリーのように業績の転換点が見えない場合ですね。企業業績が、確実に右肩上がりなら、前の二つの山を株価が抜いたら、買い始めて良いのでしょう。

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カタルはケネディクスの安値は6月7日に付けた39650円だと考えていますが、未だに予断を許しませんね。それは、まだ一度も、前の高値を抜いていないからです。少なくても二つの山を抜く必要があります。例えば山手線論理が大成功したアイフルを事例に解説しましょうか…。上の株価グラフのように理想的な売買は、1月9日に利食いをして空売り、そうして3月19日に買戻し、ドテン買いが理想ですが…そんな事は神様の領域です。だから高値から2か月程度経過し、それから買い始めれば良いのでしょう。ただし小型株の調整は大型株より早まります。参加者が少ないからです。更に値動きが激しいので追証が入り、整理が促進されます。故にアイフルが新興株の参考になるかどうか分かりませんが、基本的な概念は、大型株でも小型株でも変わりませんね。人間心理が変化するには、値幅以上に時間の概念が必要なのです。カタルがケネディクスを選択したのは、「信用の創造機能」が非常に大切だからですが、新興株や一般株に先立ち、早めの4月9日に調整入りしているからですね。45日間が既に経過しています。実質的に2か月以上も経過しているのが、取り上げる理由の一つでもあります。

あらら…既に800円も下げていますね。明日は四季報の発売であり、SQの清算があり、目先筋が一掃されますね。ただ一般株の時間概念はまだ足りませんね。一般的に5月23日ですからね。新興株は5月13日かな?此方は1カ月が経過しますね。やはりケネディクスは選択に相応しいように感じますね。果たして市場の選択はどうでしょうね。昨日、株価が上げてないようだと駄目なのですね。そうして全体が安い時に上がってくるから、反騰の狼煙なのですが…、果たしてどうでしょうね。

日銀の黒田さんは市場との対話に苦労しているようですね。日経新聞が早めに長期金利に的を絞っておれば…こんな形にならなかったかもしれません。微妙な「さじ加減」の移り変わりを、楽しんでくださいね。

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2013年06月12日

06/12

かたる:ようやく日経新聞は一面トップで、長期金利の話を掲載しましたね。もっと早く掲載しておれば、日銀の対応も変わったかもしれません。本来なら株安、円高なので債券が買われても良いのに、昨日は債券が売られ、黒田さんの「市場は次第に落ち着きを取り戻す」と言うのは、確認が取れません。異次元緩和の実施で最も恐いのが、この金利上昇ですね。基本的に金利は、景気がよく成れば上がります。米国のように…。米国の動きは容認されます。既に米国ではシェールガス効果があり、早くからファブレス(生産設備を持たない)に対応し、アップルのように、生産を世界で最も優れたところに、現在は台湾の鴻海精密工業股份有限公司に生産委託しています。前回、紹介した台湾のTSMCもそうですね。最近、G7などの会合で多国籍企業の税金問題が浮上しています。背景は米国でアップルが話題になり揉めています。アイルランドでも、米国でも税金を払わないケースがあるとも言われています。

話しがそれましたが、「先進国への回帰」が始まっているのは、米国での動きです。日本の自動車メーカーも、国内より米国内での投資額の方が多いのでしょう。スバルを始め軒並み増産投資をしています。トヨタなどは、米国と韓国とのFTAを利用し、米国から韓国に自動車輸出しているほどです。おそらく輸送費、電力料金、人件費、設備費などを考えても有利なのでしょう。税金面の関税のあり方は、TPP交渉など含めグローバル化になると何れ撤廃されますね。そうして仕組みも、統一されます。法人税も含め世界統一の方向にあるのでしょう。多国籍企業の税金のあり方などは、今後の世界経済のバランスに大きな影響を与えます。日本の消費税が上がるのも世界基準の一環なのでしょう。

話しが随分と飛びました。実は日本も、この程度の金利上昇は容認されますが、上がるスピードが問題視されるのですね。仮に全国の銀行マンが、カタルが想像する「ガラガラポン」のリスクを考え、怯えたら…イワシ民族なので収拾が付かない動揺が走り、一気に円安、物価高が加速し、日本経済を支える根底が大きく崩れます。日本人以外、誰も日本国債を容認しないからですね。資源もない、技術もない、一体、日本に何があるのでしょう。日本が技術立国だと言うのは、既に過去の話で現在は幻想です。TSMCのモリス・チャンの発言は衝撃的で、彼の解説は日本の現状をよく把握していました。日本は雇用問題があり水平分業化に移行できなかったのです。日立がようやく体制転換したのは、世界から遅れること、およそ10年ぐらいでしょう。今でもトヨタは国内300万台体制に拘っています。微妙なのですね。金融機能を徐々にグローバル化させねばなりませんが、小泉・竹中時代に植え付けた恐怖政治(UFJ事件)が、金融界には根強く残っており、金融庁を絶対視していますから、体制がグローバル化になかなか移行できていません。日本の問題は、市場原理を理解している金融マンが育ってないのです。

話しが難しいかな…。背景を説明しながら解説しようとすると、話があっちこっちにピョンピョン飛びますからね。要するに冒頭に話に戻すと、米国の金利上昇は景気動向の裏付けが取れた金利上昇なので問題はありませんが、日本の場合は、作られた景気回復で演出なのです。この偽物の演出が、本物に変わる時間が必要なのです。ところが23日に1148円下がったという事は、化けの皮がはがれた事を、市場は警告している訳ですね。しかし演出と本物の境は、紙一重なのです。既に日本は限りなく本物の景気上昇パターンに入り始めているのです。だから黒田さんが「市場はやがて落ち着く」…と、静観にも似た行動をとったのは、理解できます。あとは市場との対話ですね。今回は、確かに日銀は、長期金利の上昇に対する行動を市場が求めているように取りませんでしたが…、実は買いオペの回数を増やすなどの対策は、既に採用し対策は取り始めてもいますから、もう少しこの効果の浸透度の時間を与えても良いのでしょう。おそらく長期金利は高止まりでしょう。日銀が懸念を理解している訳で…既に市場の動きは反映されていますからね。

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単なる、上昇に対する調整波動と言う解釈の方が、下落度のウェートは高いと思われます。何故なら、20年以上に及ぶデフレ環境にならされた人間が、簡単に、ガラガラポンのリスクなど信じませんね。大手行が現況に対応する時間は、半年程度でしょう。ここで長期金利の10年程の動きを見て下さい。上のグラフです。基本的に2%程度の上昇まで容認されますね。問題はスピードだけの話です。更に下のグラフを見れば分かりますが、「デフレ・ボトム・ポケット」の抜け出した動きだけの話で、正常化の過程の一環だという事が分かるかと思います。さて市場の混乱が日銀の理解度を試し、結果が出た訳で、市場は次のステージに向かう可能性が高いですね。次のステージは既に決まっています。もう一度、株価が上がってきて、円安になった時の長期金利の水準が、どんな反応を示すか?その過程は、どんなスピードか…? 人間心理とは面白いものですね。

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三菱UFJの株価は、最近の安値は6月7日の552円です。異次元緩和を発表する前の三菱UFJの4日の引け値は578円です。その前の市場が、日銀への落胆を先取りした安値が4月2日の515円ですね。この事は非常に、チャート上も重要ですね。異次元緩和を開始しましたが、市場はこの期待感を好感しただけで、効果は信じてはいないのですね。つまり金融緩和だけで、日本が成長路線に移行できるとは思っていないと…市場が主張している訳です。果たして、成長路線に変化できるかどうか…これからですね。さてここで注目しているケネディクスですが、カタルはこう述べています。日本を成長路線に回帰させるには、「信用創造の恩恵」が必要だと述べています。

おかしな話ですが…、今では誰も株高の消費効果を否定しませんね。しかし僅か20年ほど前の日銀総裁の三重野さんは、資産効果など経済に関係ないと述べていたのです。日本が再び、力強い経済を取り戻すために必要なのは、株や土地が上がる資産効果ですね。異次元緩和の狙いも、実は此処にあります。どう考えても、やはり1兆1270億円も良質な資産を抱えるケネディクスが、市場から容認されない道理はありませんね。今こそ、中東の王様に…、外国の大手ファンドに売り込む絶好の機会ですよ。野村証券の海外部門は本当に働いているの? 1000億円程度、引っ張って来て、買い占めなさいよ。場合によれば、8万円でTOBを実施しても良いですね。何しろ1兆1270億円の裏付けがあるのですよ。アラブの王様なら、サウジなら1兆円程度の不動産を欲しがりますね。永遠と500億円ずつ毎年入るのですから…こたえられない投資です。

間違いなく3月のケネディクスの株価上昇は、外人ファンドが主導した買いですね。彼らには無限の資金があります。世界の中央銀行は、何しろ大量の資金を供給し、世界は優良な投資物件を探しているのですね。安倍政権は市場原理主義ですから、株や土地は上がります。故に1兆1270億円の優良な物件を抱えるケネディクスは、宝物に見えますね。カタルのページを見ている外資系担当の証券マンは、このような時に、現実の収益を叩きだし、外人ファンドの大手投資家に、玉をはめ込むのです。場合によれば、ケネディクスに行き、保有資産を全て列挙し、地価や簿価などを調べて買収に挑むぐらいの覚悟で、サウジに飛べばいいのです。系列の証券マンはメインバンクに行けば、詳細が一発で分かります。担当役員を通し調査をして、その資料を持ってサウジに役員と共に飛べば、いい仕事が出来ますね。1兆円からのビジネスですから手数料は10億円単位ですからね。役員が動くビジネスですよ。やはり反騰の狼煙は、日本の地価でありケネディクスなのでしょう。

さて、明日は皆さんが、不得意な買い方の解説をしますね。なかなか会得できない投資術の数々を公開する予定です。何故、カタルが、この時期に買い方の解説をするのか…裏に隠された意図を、よく考えてください。007は全面安の中で高いようです。このような時期に、逆行高する銘柄は非常に注目されますから、リストアップしておくと良いでしょう。それでは、また明日。

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2013年06月11日

06/11

かたる:本日、日銀の政策決定会合の結論が出ますが、予断を許しません。市場は回復ムードを模索する動きですが、長期金利の動向はマグマが溜まっている様で、なかなかガラガラポンのリスクは消えません。為替、株式は調整波動の動きを反映しましたが、何故か、長期金利の金利だけは、高止まりを続け未だに下げませんね。これをどう解釈すればいいのか…。仮に日銀が何もせずに動かなかったら…。株価は下値固めの模索を続けられるのか? それとも新興株のように、一般株の二段下げがあるのか、どうか…。

ただ昨日の大幅上げは、ある意味で底入れのタイミングをはかっているようにも感じます。これで日銀がリートやETFの増額などを含めた、短期貸し出しの期間延長などの対策を打ち出せば大丈夫なのでしょうが…。もし何もしなかったら、不穏な動きを続ける海外ヘッジファンドの動向も、やはり気になりますね。勿論、中国も…。難しい時期だから、休めばいいのでしょうが、現役証券マンは休むことを許されません。常に買う事を求められますからね。空売りは一部の人だけの話です。

三菱UFJなどは、チャートを見ると良い調整です。今回の下げにより過熱感が綺麗に消えています。形も素晴らしいのですね。しかし23日に生まれた大幅下げの動きは、あまり好ましくありません。このような急落後のパターンで最初に考えるのは、更なる下げです。これまでの失われた時代背景では、必ず、相場が更に崩れていました。だからカタルは市場原理主義を理解しているかどうか? 黒田さんの対応が注目されると述べています。通常は必要ないと考えるのですが、市場の反乱が始まった以上、何らかの対策をやはり取るべきなのでしょう。

次回は7月の10日、11日ですね。株が更に下がったら後の祭りですね。折角の異次元緩和の効果が、既に市場から消えているのですから…。長期金利の動向が落ち着くかどうかが、焦点だとカタルは前から述べています。1%程度の金利水準は容認されるのですが…。ただ半年から1年程度の移行期間が必要だと述べているだけの話しです。金利水準ではないのです。スピードが問題なのです。仮に体制転換を行う時間がなく、再び金利が上昇したら…、一気に動揺が走りますね。1.2%、1.5%となってみなさい。大変なことになります。異次元緩和は、危うさも秘めている劇薬ですからね。一度、踏み出した以上、不退転の決意が、市場から試されるのは当然です。

まぁ、予想していたことでもありますが…、決算を機に下げたのは、株価が上昇したように、業績内容が追い付いていないと言う表れでしょう。自動車は好調なのですね。しかし他の産業は…「デフレ・ボトム・ポケット」組のシャープは、ようやく新体制へチャレンジする段階ですからね。いくらなんでも株価が早すぎますね。裏付けが取れません。007のようなものです。007は小型だから許されるでしょうが…、シャープやソニー、パナソニックなどのクラスの先取りは…市場から支持が得られませんね。

007も株価が下げたという事は、やはり裏付けが欲しいのですね。期待感ではなく…。僕は村田の提携で3年の開発期間が半年になり、一部の企業の採用から世界トップグループの販路を獲得した007の未来の業容は直ぐに連想できますが、多くの人は出来ないのですね。つまり先が見えない人が、見えるようになるのを、待つしかないのでしょう。昨年、J・TECが膝関節の治療薬の認可を受けた時に、カタルはJ・TECの未来が見えましたが、その時は多くの人はまだ先が見えず、日経新聞が工場新設を伝えようやく株価は認知されたのと似ています。あまり先取りをするのは…待たされますからね。

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Nは既に業績が激変しています。これは認知されますね。業容の拡大が増産により更に見えますから、確実に次の大幅高候補の銘柄になります。ジョージ・ソロスは、大型株から小型株に手を広げる段階だと…日本株について述べているようです。外人好みのこのような小型優良株は、相場が落ち着けば必ず人気になります。今日はヒントを、更に掲げておきます。上のように、業績は既に大きく変化を始めています。このNはご覧のように、四季報予想では今期赤字だったものが、劇的な変化を会社側は今回の決算に発表しました。残念ながら、既に海外ファンドは買い始めており、株価は高くなっていますが、こんなものじゃありませんね。過去の相場では600円前後の株価から、6410円まで3年程度かけ株価は10倍に上昇しました。企業業績が赤字から黒字に変化するときに、株価は居所を大きく変えるものです。5月の相場では2000円台を付けていましたが、現状は1600円台です。まもなく新しい四季報が発売されますから、多くの人がこの変化に気付きます。既に株価の動きを見れば分かるように、ファンドは相場に参加しており、確実に株価は上がるでしょう。でも僕のピカ一銘柄は、あくまで007であり、今は反騰の狼煙の銘柄として「ケネディクス」4321を大きく支持しています。

やはりカタルは山手線論理を信じているのです。11月に先駆したアイフルやシャープ、サニックスでも良いのですが…通常は、一度、大きく人気化した銘柄は、背景が崩れてなければ、また高値を取るものなのですね。だって不動産業界は、日銀が応援しています。リートを買ったりして、信用創造を定着させようとし、金融機能を回復させ始めています。24年もデフレ環境を続け、ようやく体制転換を始めたのですね。今回、黒田さんが行動を起こすかどうかわかりませんが、間違いなく黒田さんも、安倍さんも市場原理主義に近い考え方をする人ですね。だから日経平均株価が大幅高したのです。確かに目先は調整波動に入っていますが、基本の背景は、何ら変わりませんよ。背景が変わらなければ調整が終れば、再び電車は、駅を離れ出発しますね。ケネディクスの前回の高値は4月9日の84900円です。

アイフルは1月9日に769円を付けた後に休みに入り、3月19日に458円を付けた後、反騰を開始し5月13日に1658円を付けました。約4倍になりました。シャープは少し増資問題で遅れましたが、12月18日に372円付け、4月3日に234円から5月21日は633円を付けました。約3倍になりました。サニックスは特定筋が介入しており少し分かり辛いですが、3月6日の591円と見るべきなのでしょう。3月18日の608円は二番天井でしょうね。そうして4月4日に株価の下げだけでみると、この時の471円が起点となっていますが、実際は5月に入ってから始まったのでしょうね。そうして5月21日に1548円を付けています。約3倍になりました。

今回、お薦めしているケネディクスの山手線論理はどうでしょう。カタルが注目する前にも動いていますが、実際に市場から認知されたのは、カタルが注目する少し前の2月14日が起点になり、相場になっていますね。値上がり率が大きかったために、他の新興株より約1か月間、早めに調整波動に入っています。5万円割れの株価は、時価総額が1000億ラインであり、1兆円を超える受託資産を保有する銘柄としては、かなり安い水準ですね。先に示したように大概3倍程度にはなっていますから、一昨日の40000円が基準だとすれば3倍で12万円で、4倍なら16万ですね。

確かに政策が問題なのですが…、資産効果なくして日本の成長路線は見えてきません。資産効果の主だったものは、株式であり土地ですね。昔、僕が4年生ほどの証券マンの時に、東京の家を売って、田舎に家を建てて老後生活を始めたお客様が居られました。故郷に戻ってきたのですね。東京で家を売れば1億円、田舎で家を買えば2000万円の時代でした。8000万円は老後の生活資金になりました。現在の社会には…会社を見れば分かるようにサービス残業が当たり前で、労働環境は良くなく、ギリギリの生活を強いられています。だから些細な事を許せない構造になりましたね。みんなユトリがないのです。リストラの為に、見せしめの部屋を設け、何もさせずに動物のように飼育する企業の体制は異常ですね。

資産デフレが空洞化に加担したのですね。日本の土地が上がり続けるなら、日本で工場を新設し生産を開始するでしょう。失敗したら資産を売却し穴を埋めればいいのです。日産自動車は日本で販売する分まで、タイで生産を始めたのです。やはり行き過ぎでしょう。昨日の日経夕刊1面には、日産の志賀さんが製造業の回帰を書いていました。米国ではシェールガス効果があり、生産を戻すことが当然でしょうね。日本も法人税を含め労働環境を改善し、正しい政策を実行すれば、資産効果が生まれ、実質を名目が上回る真の成長が訪れるのでしょう。黒田さんの対応は注目されますね。山手線論理の本命のケネディクスは生きているのでしょう。株価が安い時に1株でも現物で007を買っておいてくださいね。天井はどの株より高いのです。

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2013年06月10日

06/10

かたる:海外発の反発か…情けないイワシ民族の価値観は、長年のロボット教育の弊害であり、失われた時代の転換は容易ではありませんね。仮に教育に問題があるとすれば、世代転換まで根本的な治療に時間が掛かります。昭和一桁は既に現役を離れ、戦争時代を知っている人は少なくなってきました。劇的に価値観が変化することを僕も知りません。最近の若い人は、日本の高度成長期の時代も知らない訳です。新興株が2段下げを演じ、個人はまた追証の整理に追われている段階です。今日は相場が高いので余裕のない人は、このような時に、自分のポジションを整理しなくてはなりませんが、多くの人は動きませんからね。おそらくカタルが想像するに、二番天井を取りに行くとしても、多くの銘柄は下値に残されるのでしょう。限られた銘柄が二番天井を取れるかどうか…。仮に日銀が追加の緩和政策を用いても、再び先頃の上昇エネルギーを直ぐに取り戻すのは、今回は無理でしょう。体制転換には時間も掛かるからです。市場が変化しても、現実社会がその方向に追いつくのが、調整と言う時間だからですね。

この上げで一つ分かったことは、円安による製造業の回帰は難しいという事ですね。仮に製造業の回帰を狙うとすれば、120円程度の状態を創らねばならず、弊害が大きいのです。更に諸外国の反対がありますね。回帰は無理です。新しい付加価値を生みだし、日本が少子高齢化でも、効率社会を演出するために安倍政権は女性の活用を掲げています。大企業での女性管理職の増加を始め、子育て支援などは、劇的に日本の成長率を上げるものではありません。大量の年金世代を養い、豊かになる為に、スマート・コミュニティーの確立は必要です。やはりキャシュレスをはじめとする情報社会の構築ですね。渋滞情報を一つとっても日本の効率を高めます。電力の見える化などのスマート・グリッドも同じですね。情報立国の構築を世界に先駆けで行えば、新しい時代の創設になります。日本政府にはお金はありませんが、PFIやPPPの概念を発展させ民間力が増せば、世界をリードできますね。この発想が安倍政権にあるかどうか…現存の計画は、かすっていますが実行力が見えません。007のような立ち位置です。株価が本格的に上がり続けるには、確かな証拠が欲しいのですね。クスリのネット販売などは茶番ですね。

国内のリート市場と言う不動産投資の総額は、僅かに6兆円ほどです。だから日銀がリートの買い入れ額を増やす事は、意味がないと言う批判があり、運用が難しいと言われるでしょう。しかしこのような考え方をする人は、市場経済を全く知りませんね。仮にリートの利回りが日銀の買い入れで、現状が5%だとすると3%、1%と下がるとリート市場に新たなファンドが、どんどん設立され、不動産投資が進行します。マイナス金利になると地価の上昇なくして説明が付きませんから、確実に資産効果が、世の中に浸透し始めますね。日本全体の地価が上がると、株の含み利益と同じように…日本全体にユトリが生じるのです。多少、事業で失敗しても持っている土地を売り、損失を埋める事が出来るようになります。今までは逆のケースですね。だから金融庁が日本株のリスク度を高く設定し、金融機関の持ち株規制をしてきたので、日本株は下げに拍車がかかっていました。

アベノミクスにより、ようやく逆回転が始まったのが、昨今の動きです。しかしこの下げを見れば分かるように…多くの人は、未だにデフレ状態に浸かっています。象徴的な家電三兄弟のシャープ、ソニー、パナソニックの株価修正が進行しても、まだ「デフレ・ボトム・ポケット」を抜け出したに過ぎません。逆に現状は、再びボトムに落ち込むかどうか…後戻りしている状況ですね。新政権への期待が裏切られたイメージを抱いているのかもしれません。もともと価値観の転換は、難しいものです。江戸から明治への転換にどれだけ時間が掛かり、最初は尊王攘夷が起こり、やがて攘夷派も開国派に衣替えします。明治政府はお雇い外国人の制度などを採用し、西洋文化にふれ伏して進化を望みました。

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私でさえ、日本の家電はまだまだやれると…考えていますからね。しかし現実は、テレビではサムソンやLGに大きく水を開けられています。半導体の幻想はようやく消えましたね。TSMCの投資額は1兆円ですからね。サムソンはそれ以上です。勝てる訳がありませんね。この失われた時代のミスリードは、まるで熊の冬眠ですよ。資産効果の力を無視しては駄目ですね。だからこそ、減価償却費の話を、国際会計を引き合いに出し、最近はしていますね。地価が下がると本業の利益を食べるのですね。日本は幸い、実に24年間も整理を続けています。米国は僅かな期間です。カタルがダヴィンチの金子さんの話しを最近よく登場させるのは、キーワードなのですね。資産効果は日本経済の補助エンジンになるのです。本丸のスマート・コミュニティーの確立には遠く及びませんが、この補助エンジンが無ければ、日本は浮上しません。だから環境づくりに必要なのですね。つまり株が上がる、日本が成長し復活することを前提に株を考えると、ケネディクスは新高値を目指し上がることになります。今は株価が5万円ですから時価総額は1145億円に過ぎません。しかし毎年10%地価が上昇したら、時価総額分を軽く上回るのですね。既に受託資産を1兆1270億円も保持しています。浅草はスカイツリーの特殊事情がありましたが9%も現実に上昇したのです。

採算利回りに合う不動産を、これから集めるのは大変ですよ。1000億円規模の物件などある訳がないのです。採算を度外視すれば別ですが…やがて日銀がリートを買い続け、利回りが下がり続けると不動産神話が復活しますね。土地は下がらない。だって24年間もかけて調整を続けた相場です。一度浮上した相場は、簡単に崩れません。カタルの結論は今回の下げは仕手株で言うなら、初押しにあたります。むかしから初押しは、何時も買いなのです。新興株はリズム通り(エリオットの波動論では、下げは2波まで)です。ただ、自分の力量を考えて行動して下さいさいね。無理をするから損をするのですよ。そう考えても、今、最もふさわしい銘柄は「ケネディクス」4321でしょう。アベノミクスの真価が問われています。

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2013年06月07日

06/07

かたる:いやはや新興株の宿命だけれど…まさか2段下げを演じるとは思いませんでしたね。この分じゃ、一般株も怪しくなってきました。ただ未だに僕は、今週が買い場だろうと考えています。しかしカタル君も仕方なく整理売りを強要されました。間違いなく今日の弱いところは買い場でしょうが…物理的に維持できなければ仕方がない話です。余裕を持って昨日は買っていた筈だったのに、まさかの展開です。まぁ、元本は引き上げていたので、どうせ儲けの余りだけの話ですが…。ここで大きくやられたのは売りをしたくない為ですね。買い続け、持ち続けるバフェット流を目指しているためでもありますが…、なかなか彼の領域には届きませんね。

よくヘッジファンドの負け組が、あと1日あれば…と、僅かな時間概念を述べる事がありますが似たような心境ですね。それにしても、まさか、このような事態に遭遇するとは想定外の話です。問題は、ここで銘柄を入れ替える事です。再構築するのです。現役時代によく用いた手法です。007には空売り筋が参入している様で、売り玉のみせ玉が存在するようです。現物株なので、どうしても値動きが荒くなり、このような値動きになるのですが…ハイリスクを承知で取り組んでいるから仕方ありません。でも泡沫会社ではないし、業績動向も右肩上がりだから心配はありません。ここから下は、心配する株価位置ではありませんから1株でも現物で買っておくと良いでしょう。出来高も増えてきましたね。おそらく信用で買っていた人が大勢いるのでしょう。信用取引の場合、追証は待ったなしですからね。

さて予想されていたアノマリーは、やはり存在し、今回はアベノミクスの副作用が表面化し始め、「ガラガラポン」のリスクを懸念している可能性もあります。通常はPFIの熊谷などが相場になっても良いはずですが…、まったく反応しませんでした。この事業は成長業種ですよ。熊谷は「白糸の滝」以外にも色々やっているようですからね。他の建設会社は知りませんが、おそらくメイン銘柄として、いずれ何処かで選ばれるでしょう。本来の相場ならアベノミクスの成長戦略銘柄として人気が出るはずなのに…。

あの時に、シャープ、サニックスに東電を、やり過ぎたが為に、咎めが生まれているようです。007も村田の発表はやはり余計だったですね。あのストップ高の動きが無ければ横ばいを維持できていたのに…。相場と言うのは実に面白いものです。好材料が需給バランスの変化を生み、相場にアヤを付けるのですから…。

どうせムードだけで売り買いする目先筋、こんな連中の動きに惑わされずに、自分の感覚を磨かねばなりません。カタルは、今週は買い場だと述べて、昨日はかなり広範囲に買いを入れました。しかし1日ズレていたようです。残念です。既にこの水準に来ると出遅れ銘柄を探すよりリバウンド銘柄に照準を当てた方が良いのでしょう。貸借取引銘柄で、空売りが入る株で、新興株の範疇で、大きく下がった銘柄で、しかも金融緩和などの日銀の政策絡みの銘柄ですね。条件はこの辺りが挙がります。高値から大きく下がった株で、売りを誘う株ですね。そうです。今は、ケネディクスが、その条件にぴったり合いそうですね。つまり銘柄の入れ替え作業は「ケネディクス」4321に、集中させれば良いのでしょう。この株の整理は4月9日からで他の株より1か月ほど早いですね。しかも信用買い残はそれほど膨らんでいるとは思えずに空売りも少しあります。アークは円安でも生産移転が感じられずに除外、007は相応しいのですが…現物銘柄ですからね。人気株で金融相場の範疇で不動産株ですから…やはりケネディクスでしょう。

実は、昨日までは四季報関連を考えていたのですが…。さて全国の証券マンに問います。アベノミクスは成長するのかどうか…、東京スカイツリーの影響もあり、浅草地区の地価は9%も上昇しました。大手銀行が期間3年の住宅ローン金利を優遇するのは、明らかに金融庁の指導が転換した効果ではないかと推測しています。

折しも、日銀はリートの買い入れ増額を市場から求められており、11日の金融政策決定会合で変化が問われます。株が大幅安していますから、現状維持では通りませんからね。長期金利は上がっているし…、黒田さんの政策手腕が問われますね。短期融資の期間延長やリートやETFの買い入れ増額などの政策を、発表せねばならないでしょう。今は非常に大切な時期です。どうでしょう。全ての条件にマッチして、ピッタリくる銘柄は、他の株より先に調整入りしているケネディクスですね。この会社は受託資産を1兆1270億円も持っています。好環境なら一株利益が2万円台を打ち出せ続ける体質でしょう。つまりPER評価では20万円が可能なのですね。問題は置かれた社会環境がそうなるかどうかです。アベノミクスの真価は、まだ始まったばかりです。大手行の3年未満の低金利ローンの創設は、明らかに金融庁の方針転換の意図が裏で働いているのでしょう。

この意味は絶大なのです。1兆円を大きく超える資産を維持していますが、先日、ヒューリックが都内のオフィスビルを買収しましたが、利回りは5%絡みだと言われています。つまり1兆円だと500億円の利益を生み続ける会社ですね。高株価になり公募増資が実現し借金の返済を進めれば、好循環の成長が更に期待できますね。過去最高利益は146億円で一株利益は24833円です。残念ながら、ガンホーでは無理ですね。しかしケネディクスは株価位置も、あらゆる面で条件にピッタリ合うようです。反騰の狼煙を上げないとなりません。全国の証券マンの皆さんは、お客様の為にも、銘柄の入れ替えを敢行すべきでしょう。仮に日銀が動かないようであれば、アベノミクスの成功など遠く、おぼつきません。

キャッシュレス社会の構築など…未来社会の取り組みが成長戦略には欠けていますね。電子カルテの情報網の構築は、無駄な検査を省き、同時に遺伝子情報を集め、投薬の効果を高めるビッグデータの収集などは、医療費を削減できます。方策は国がリードし、民間に委託しなくてはなりません。厚生労働省が自ら音頭を取るのではなく、PFIやPPPの考え方を用い、民間の活力を利用すべきなのです。その前に折角、浮上しかけた資産効果の灯を消すことは、許されませんね。既にガラガラポンの領域に、政策のスタンスを変え、一度、足を踏み入れたのです。前に進むだけの話です。

さて目先の投資家の皆さんにも、カタルの真価を問う意味でも、ケネディクスと言う銘柄を再び推奨します。カタルは3月2日ですから、1日の株価25310円で、一度ケネディクスを推奨していますが、今、再び昨日の株価は42650円ですね。今日の安値は39650円ですが、今の株価は43500円前後のようです。さて再び反騰の狼煙を掲げましょう。アベノミクスの真価は如何に…。

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2013年06月06日

06/06

かたる:センター試験の方法が変化するらしいですね。在学時代から何度か学力を確かめるやり方は、公平さを増すわけで株式投資のドル平均法投資に、やり方は似ていますね。多くの皆さんが、間違うのが投資方法です。僕は歩合セールスになり、それまでいつも一発でタイミングを計っていました。お客様の買い余力が1000万円あれば、1回のタイミングでその枠をすべて使い切ります。しかし株価ですから、当然、安値は誰にでもわかりません。誰しもが安値を狙いますが…失敗するわけですね。ブツブツは毎日、買い注文を100件ほど出していました。買い伝票を書くだけで大変な量ですね。しかし彼は僕に言っていました。先の事は誰にでも分からないから分散するのだと…。10万株買う人なら、毎日1000株ずつ買えば良い。そうすれば自然に底値水準を買えるようになると…僕はそれほど細かく注文を分けませんでしたが、10万株買うなら2万程度に分散することで安定的に手数料が上がるようになりました。勿論、お客様も儲かったのですよ。

僕の読者に中には、証券マンも大勢いるでしょう。ブツブツは毎月、手数料が500万から1000万程度あり、高額納税者だったのです。分かりますね。この意味が…。昨日は友達の証券マンから電話をもらい、僕は「株は駄目だよ。しばらくは…」と述べたら、彼は「商売だから、毎日やらなくちゃ…」と述べていましたね。話しを聞いていたら、結構、うまくやっているようです。僕は、間もなく四季報が発売されるから、関連銘柄でNを、彼に紹介しました。今日は買っているかな?

かたるは、目先は今週が買い場だと述べています。一般株は23日の1143円安から値幅整理の調整に突入し、相場は動揺し始めました。日銀の異次元緩和効果は、最低半年、通常は1年程タイムラグが存在します。目先はアベノミクスへの新成長戦略への失望感とも言われ、株価が昨日は下げたと言っていましたが、昨日は長期金利が0.89%と上昇しましたね。6月の日銀の金融政策決定会合は、10日、11日に開催されます。今日の日経新聞には小さな記事でしたが、買いオペの話が載っていました。今の相場の焦点は此処にあると考えています。日経新聞には成長戦略はお題目だ…となっていますが、確かに薬のネット販売程度の話を、規制改革の実績だと言われても市場は評価しませんね。

数年前、日本空港ビルがオーストラリアの投資銀行の株集めに遭遇した時に、国交省が危機感から買収防衛策を講じ、政治家は外国人の資本は要らないと公言しました。今、ネットで調べたら2008年2月の話しだったようですね。

アベノミクスの新成長戦略には、PPPやPFIの話が盛り込まれていると報道されています。用語解説は此方へ。日本は財政問題を抱え借金が多くありますが、同時に、国は多くの資産を抱えています。バランスシートを作成して、効率的な国家運営を推進しようとしていますが、国の財産の存在は見えにくいのです。空港管理で生み出せる利益は、どの程度なのか?これまでの安倍政権の流れを見ていると、彼は市場原理主義に近い考え方をするようです。予防保全から老朽化する社会資本整備問題を考えれば、PPPやPFIの導入は必要で、この考え方を軌道に乗せるだけで日本の成長率はかなりアップされます。震災の特別予算などと言うレベルではなく、スマート・コミュニティーが、一気に民間の力で推進されますね。日本株は、やはり魅力的な投資対象ですよ。昨日はテレビで「白糸の滝」の有料道路の話が紹介されていました。熊谷組の子会社だとか…。買ってみたくなりましたね。しかし時間が掛かるでしょうね。まぁ昨日は100円を割れているから、1000株程度、動きを見る為に買ってみるか…。いや2000株ですね。ひょっとすれば…行けるかもしれません。既に2週間が経過し、どの株も下値は限定的です。昨日はNY市況が下げているから…今日は、良い買い場になるかもしれませんね。

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昨日は東電がストップ安したり、群栄も下げましたね。ユニデンも伸びずに全体に引きずられて下げたようですが、カタル銘柄は基本的に調べられているから、心配はないはずです。まぁ、グリーのような時間概念の読み違いもありますが…。因みに、今日買ったのは3銘柄かな? 熊谷組は少し思いつきのような…第一インスピレーションなのですが良い狙いだと自負しています。なにしろPFIは、日本の成長戦略に乗る銘柄ですから、一本釣りの人気株になるかもしれませんね。それなのに…たった2000株じゃ、話になりませんが、それぞれの人間には器がありますからね。

007への夢は捨てられませんからね。何しろ34万500円で買った玉が、僕は間違いなく利食いできると思っているのですね。100万円でも買うだろうと、昨日は述べている訳ですから…。更にケネデックスも寄り付きと下値で指値を入れましたが、今の所は寄り安のようですね。今日は、更に、初めてNも僅かですが打診を入れました。通常、この時期は、このような業績の激変銘柄が買われても不思議ではありませんからね。こんな時に株を買わないと、買う時期がないですよ。でも小遣い稼ぎなんだけれど…ね。

今日の記事の中では、澤上さんの妄想が…載っていました。紹介しましょう。「日本銀行の資金循環統計によると、昨年12月末時点の個人金融資産1547兆円のうち、現預金は854兆円と過去最高を記録し、比率は55%に及ぶ。これに対し、株式・出資金は6.8%の106兆円。欧米家計の資産構成は、米国が現預金15%、株式33%、欧州が現預金36%、株式14%となっており、日本の株式比率の低さは顕著だ。」と株式投資が盛んになると述べていますが、安倍政権なら、少しぐらい伸びるかもしれませんね。日本が計画経済の共産国家だと言うのは、個人が資金を動かせないからですね。だいたい市場原理の教育をしてきませんでした。メディアの偏った報道や新聞の論調など…過去にさかのぼって調べていれば、どれだけ間違いを犯しているか分かります。太平洋戦争に突入するときに朝日新聞は戦争を煽っていたのです。

だんだん、今日、書こうと思っていた趣旨から離れてきたので…戻しますが、書くスペースがありませんね。読む方も、カタルの与太話に付き合うのは疲れますからね。今日はユニデンやNの話を、主体に考えていたのです。株式投資の基本と言うか…ターニング・ポイントの話しなのですが…。基本は赤字から黒字に転換する場面が、一番、株式投資で儲かり、妙味がある局面なのです。実は007もそうなのですよ。会社側の発表は、今期、つまり来年の3月が赤字の発表でしたが…。カタルは中期計画の前倒しを読んでいますね。だから3Qが発表される来年の2月には、かなりの高値水準の株価が期待できると考えているのですね。勿論、株価は常に先行して動きます。だからこの手の小型株が、ある日突然、人気になることもあるのですね。だから1株でも現物で買っておけと述べているのです。

今日はブツブツの話しを紹介しました。皆さんも応用されると良いでしょう。株式は何が起こるか分かりません。しかし何度も分けて下値を買って行けばいいのでしょう。昨日はちょっぴり変化を感じましたね。下値は限定的なのです。何故なら、日銀はマネタリーベースを拡大し続けているからですね。どの株も上がりますよ。目先的にも、今日は丁度、大幅安から2週間が経過し下げは終了し、下値固めに移行するのでしょう。おそらく10日、11日の日銀の政策決定会合で、昨日紹介した短期資金提供の延長が実現され、長期金利が安定し出すんじゃないかな? そうして6月末は、2番天井に向かい7月の参議院選挙を迎えるのでしょう。その為の布石の動きですね。今の相場は…。だから今日のような下げが買い場になりますね。心配ないと思いますよ。選択肢は様々ですね。ユニデンでもNでも、ケネデックスでも…さて、インスピレーションを信じて買った熊谷組は相場になるかな? みんな、それぞれが自由に選択すればいいのです。あまり無理はされないように…。

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2013年06月05日

06/05

かたる:本日の日経新聞にはマネタリーベースの事が書かれています。相場の基本は此処に焦点がありますが、何故か、ドル・円の為替や米国の金融緩和論などにメディアが焦点を充てる為に、多くの投資家が今回の相場のスケールを感じていません。本日の報道によれば日銀は資金供給オペレーションの拡充を検討していると言います。具体的にどういう事を実施するかと言えば、現在、行っている低利資金供給期間を1年から2年に延長すると言うものです。この資金提供の金利水準は0.1%なので、日銀は明らかに最近の長期金利の上昇を意識し、金利を抑え込もうとしています。

日経新聞では、初めてじゃないかな?
カタルが前から述べている長期金利動向のグラフを掲げ、17面の市況欄に「債券市場 安定化を試す」と言う記事を、掲げましたね。このような記事を、もっと早くに書くべきなのですね。どうしてフジサンケイでは、報じられている日銀が公開市場操作を検討している記事が、日経にはないのか? 不思議ですね。意図的なのかどうか…。リートの購入額を増やす観測記事は、掲載されていましたが…。観測記事が定番の日経が、大切な記事を書かないのは…どんな背景があるのでしょう。カタルは「ガラガラポン」のリスクをレポートで掲載し、長期金利の急激な上げスピードに焦点を充てていたから、この記事の重要性に気付くのですが、多くの人はこの動向に気付かないでしょう。それは為替や米国経済を相場の主眼に置いているからですね。しかし本質は違います。日銀のベースマネーの増加度が大きな問題なのですね。

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さて、このベースマネーの注入は総量が問題ではなく、継続的に増える変化率が問題なのですね。福井さんが急いだ出口論に、米国の金融危機が重なり、株価は「デフレ・ボトム・ポケット」を形成することになりました。しかし、ある意味では運が付いています。この「デフレ・ボトム・ポケット」は欠くことが出来ない現象ですね。相場論的には、このような現象があることでドラスティックな転換が生まれます。人間の感情は変化率に動かされるのですね。絶対値ではないのです。この意味は、非常に大切です。結婚生活を続け熟年離婚などがありますが、もし互いに刺激し合い変化を続けていたなら、成長を続けていたなら、おそらく円満な夫婦生活が生涯送れるのでしょうね。人間の感情は、変化によってもたらされるのですね。さて話を戻しましょう。日銀は前年度比で2012年の春はマイナスだったのですが、カタルが相場に対し強気転換した10月には10.8%増、11月5%増なのですが12月は11.8%増、1月は10.9%増、2月は15%増、3月は19.8%増、4月は23.1%増、5月は31.6%増…と、ベースマネーの供給を増やし続けています。これで相場が下がる訳がありません。カタルが昨日、打診を入れたケネデックスの株価は、間違いなくまた新高値を抜くでしょうね。ただ直ぐではありませんよ。まだ下値模索を続ける可能性は高いのです。だって赤字だし調整の波動は始まったばかりで、時間の経過が大きく足りませんからね。カタルは何度も述べています。株価の値下がりで株を買うのではなく、時間の経過で株を買うのです。

これは僕が数十億円の資産を飛ばし、長年の経験から得た貴重な体験です。多くの人は株価を気にし過ぎますね。企業業績の転換は3年や5年程度は続くのです。金融相場の歴史的な意味を噛みしめてください。戦後の高度成長期を除き、このようなペースで中央銀行が資金供給することは、過去の歴史上ありません。まさに初体験の領域ですね。しかも先進国が、一斉に資金を出しているのです。本当に…世の中のアナリストや評論家は、この歴史的な転換の意味を、知っているのでしょうか?それなのに…。未だに三菱UFJは純資産以下の株価に甘んじています。都市銀行は何処の主要駅にも、駅前に店舗を持っています。しかし規制なのでしょうか?…その資産を有効活用していませんね。このような一等地の資産を多く持っている企業はありませんよ。日立などの資産は、茨城の片田舎で売れない資産とも言えます。トヨタの工場などの生産設備は二束三文です。しかし都銀の資産は価値が全然、違いますね。不思議でしょう。同じ純資産価格で、質が違うのですが…株価は、その事を全く考慮していませんね。

昨日、群栄は大きく下げババ抜きが終ったかに見えますが…地震と同じで、余震は続くのでしょう。仕手株の場合、昔から「初押しは買い」だと言われています。僕はこの株を評価するものではありませんよ。最初から3Dプリンターなど話題性だけのババ抜き相場と述べています。しかし今日も連続して大幅安をしており、現在は353円だから…空売り筋が居るかもしれないから忠告している訳ですね。僕がディーラーなら、今の株価は買うかもしれません。要するに空売りは避けろと述べているに過ぎません。しかしユニデンは違います。米国経済動向の影響を一番、受けるはずです。しかもまだ純資産価格にも株価は届いていません。だから300円台の株価は充分にあるのです。失敗しても怖くもありません。いや失敗はないですね。時間だけの問題でしょう。まぁ、みんなワクワク感が生まれない銘柄ですが…。やはりピカ1ですね007は…。株価が上がっても買いたくなる銘柄は、そうザラにあるものではありません。僕は先日の村田の材料が表面化した340500円で義務感から1株買いましたが…。きっと100万円になっても買い続けるのでしょう。まぁ、その頃は黒字になって、皆が007の良さを認め始める時なのでしょうが…。通常は株価が高くなると、この気持ちの高ぶりは消えるものなのです。しかし何故か…増幅され続けています。昨日のグーグルの副社長の談話など…ユビキタスの未来社会は入り口に位置しているからですね。

アベノミクスには、夢がないですね。TICAD(アフリカ開発会議)の閉幕式で安倍さんは、夢と自信を取り戻そうと日本の事を述べていましたが…スマート・コミニュティーの発想が足りません。日本の家電業界が薄っぺらになっているのも同じですね。東芝は4Kなどと言う同じ失敗を繰り返し続けています。4K、8Kなど…どうでも良いのですね。確かに大画面になれば、細部が綺麗に見えた方が良いのですが…こんな事より官民挙げてソフト資産の総合図書館のようなものを構築した方が良いですね。国会図書館では書籍の電子化に取り組んでいますが、著作権などの法的な見直しをして、ソフト資産大国に向けて、価値観を大きく見直した方が良いのでしょう。ソニーは何をしているのでしょうか…。ヘッジファンドに衝かれるわけですね。資産を有効活用していません。

さて今日は、もっとも重要な相場の源泉であるマネタリーベースをテーマに原稿を書きました。おそらく6月は2番天井を模索するのでしょう。しかし残念ながら、大きく儲かりません。ソコソコなのでしょうね。だから、あまり無理をする事はありませんよ。どうせ二番天井なのです。全体相場が動き出したばかりで、下値を気にすることはないのですが…、007以外に銘柄を探すのは、なかなか至難の業ですね。この手の銘柄が、そう出現するわけがないのですが…。やはり今はユニデンクラスぐらいかな。そうそう、Nもマズマズですね。何しろ増産体制を構築している最中で、フル操業を続けていますからね。四季報予想と会社予想は、大きく会社側の予想が今回は上回っていますが、実態はそれ以上に激変する筈ですね。四季報が15日に発売されユニデンも、このNも増額されます。Nは外人好みの銘柄で、外人ファンドが挙って参加するのでしょうが…。僕はお金持ちじゃないし…どちらかと言えば値動きに魅了される性格ですからね。困ったものです。早くお金持ちになり、のんびり三菱UFJでも持っていれば、それだけで充分です。貧乏人は困ったものですよ。

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2013年06月04日

06/04

かたる:ほぼ調整波動の終盤を確認できるいくつかの兆候は現実化しており、今週でやはり目先の調整は終わりでしょう。カタルが気にしていた為替は、昨晩98円台との事です。問題は長期金利の水準なのですが…。相場と言うのは確認作業が必要で一つ一つ試すわけですね。その確認作業時間が調整とも言えます。現実の実態評価を、株価は常に行き過ぎて過大に評価します。この行き過ぎを「予兆」とも捉える事が出来ます。方向性は正しいのですね。しかし株価が時代に先んじて大きく動くことがあるのです。そうして現実の実態が株価に追いついてこないと株は調整に入ります。例えば、今、人気になっている3Dプリンターの群栄化学は貸借銘柄なのですね。どうせババ抜き相場だから気にもしなかったのですが…。相場の間隙を縫って日経新聞の掲載で人気化し、ババ抜き相場がスタートしたわけです。丸栄なども、その口でしょう。

僕はこの時期に比較的、まともなユニデンを選択し、アドバルーンを掲げましたが…。人気とは面白いものですね。もともと目先筋は種族が違うのでしょう。王道投資を心掛ける人と目先の値動きだけを追う人、小型株ファンドは業績の大幅好転銘柄を狙いに定めます。まだカタルは公開していませんが、Nと言う2000円近い株価の会社ですね。この会社も間違いなく1000円幅は充分に値幅効果が期待でき狙える銘柄です。それぞれ切り口は違いますが…市場には、様々な参加者が存在し、狙いは千差万別です。ユニデンはなかなか面白い株ですよ。日中にあれだけ動くのですね。あの動きは魅力的で、プロ好みの値動きの筈です。群栄の素人ババ抜き合戦より筋が通り、今の時期に活躍しないと舞台の出番が終わりますね。もう既に三菱UFJは異次元緩和前の株価水準まで、急激な調整を入れましたからね。そろそろ一気に持ち上げて…人気化させないとなりません。此処で波動を逃すと、次の舞台は企業業績が好転する秋からの台風シーズンにしか活躍できませんね。ここで一気に持ち上げるのが筋ですが…果たしてどうでしょう。

あんまり心配はいりませんよ。昨日の下げは少し行き過ぎています。今週は6月の利食いに向け、仕込み場です。大きく下がった銘柄のリバウンドを狙うやり方も通用します。昨日のバイオ株などの動向を見れば分かるように、一般株が大きく下げても新興株は既に調整を完了している様な値動きでしたね。これだけ上昇をしたので調整波動は当然予想されていましたが…このような形の進展は、あまり予期していませんでした。三菱UFJの579円の窓埋めの株価位置ですね。異次元緩和時の窓を埋めました。打診を入れる水準に来たわけです。乗り遅れた投資家が第一弾の打診買いを入れる位置ですね。もともと売り物は多くなく、この第一弾の打診買いで株価は止まる筈ですね。何故なら、ムードが既に変わっています。年金基金が株式保有を増やす検討を始めるとか…。今度は、金融庁が日本株のリスク認識を変えますよ。基本的に体制転換には時間が掛かります。株価が動くように実体組織の構造は、直ぐに動けるものではありません。だから乖離率と言うチャートの考え方が登場し、実態評価と株価との時間差の調整を図る訳ですね。方向性は何ら変わりません。

今日の相場を見ると…値嵩株は為替の影響があり日経平均株価はまだ下げているようですが、昨日、下げ過ぎた金融株は高いようですね。しかし慌てて買う事はないはずです。今週は買い場ですが…、動揺を増幅させフルイを入れた方が、もっと綺麗になります。この諦めにも、似た境地を感じる事で相場の腰が強くなりますね。抽象的な表現で分かりにくいでしょうが…下値固めを確認してから、多少、株価を少し高く買っても、この確認作業は重要なのですね。自分の資金量の問題で、投資家それぞれで投資方法は変化します。基本はドル平均法で、何度も買えばいいのです。しかしお金が無い人は時間の概念を大切にすべきです。小型株は基本的に調整波動が短く、大型株ほど調整波動は長引きます。仮に三菱UFJを買うとすれば、株価を見る為に少し買い、まだ様子見でも構いませんね。昨日の555円は良い位置でしょう。おそらく4月2日の515円は岩盤の筈ですね。

ただ6月に二番天井を模索するでしょうが…、今回は綺麗に上値を抜ける銘柄は少ないと思いますね。基本の株価波動は調整なのです。商売でなければ、秋まで休むことをお奨めします。無理をする事はありませんよ。参議院選挙の後は再び下げるでしょう。あくまでも、今週は目先の小遣い稼ぎの買い場でしょう。今、ユニデンの株価は271円なのですが…今日の後場は、仕掛けてもおかしくありませんね。一気に350円程度まで噴き上げる時期が来ている様な気がしますが…。本当に狙い通り仕掛け人が参戦しているかどうか…。昨日は安値でまた買ったのですが…。本業の実態は、おそらく続々注文が増えている筈で、工場の稼働率が上がり始めている段階だと思います。何しろ米国の住宅市況が好転し始めていますからね。だから金融緩和の出口論が話題になっている訳です。スバルは売る車がない為に増産意向なのでしょう。本来ならマツダは、円安で買われたので下げて当然ですが、メキシコ工場の行方が焦点になっていますから、あまり下げないでしょうね。

群栄はババ抜きなのですが…馬鹿にしちゃ駄目なのです。本来の空売りは、完全に相場が終了したのを確認してから売るべきなのですね。相場の基本は強気相場です。その調整波動だという事を、肝に命じねばなりません。アベノミクスの評価は定着していませんね。やはり資産価格でしょう。だからリバウンドは、その関連株で大きく下げている株が、二番天井を探りに行くのだろうと推察しています。間もなく僕の指値の水準まで、届きましたね。今、原稿を書いている最中に、買えたようですね。僕はケネディクスに打診を入れました。本当は割れたところをと考えていましたが…。まぁ、許容範囲でしょう。この株の上げ方は、外人だったようなイメージですね。あの買い方は、おそらく外人ファンドでしょう。007と同じく赤字なので買いにくいです。だから株価の振幅が大きくなります。全般も朝高のイメージから再び崩れてきたようです。あらら…三菱UFJも再び変わらずの水準ですよ。困ったイワシ民族ですね。相場が高ければ馬鹿になり、安くても踊らされるわけですね。これだけ振幅するとヘッジファンドは面白いでしょうね。如何に、自分自身の「ものさし」が大切か…分かると思います。

いいですか…僕の考え方が正しいわけではありません。しかし僕は長年の感覚から自分の相場観に対し絶対の自信を持っています。007はピカ一なのですね。米グーグルのサンダー・ピチャイ上級副社長はアンドロイドの開発に対し、思いやりのあるコラボを約束しているとの記事が掲載されています。直接007に関係あるものではありませんが…このような発言が、背景にある時代観が007のピカ一評価を高めているのです。2010年に注目した時に、村田との協業は全く考えられていませんでした。しかしこのような時代的な背景が生んだ村田との資本提携なのですね。皆さんは村田と言う会社の存在感を全く感じていませんね。何故、カタルが現物で1株でも買っておいてほしいと述べているか…。ある日突然、新しい相場はやってくるのですよ。時代が追い風なら…。アンテナの感度を上げてください。

再び強調しておきます。全体の基本概念はお休み相場ですが、今週は目先、小遣い稼ぎの絶好の買い場です。こんな時に喜んで買わないで、いつ買うのでしょう。下値はもう心配ない株価位置でしょう。さぁ、もう少し買うかな…。

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2013年06月03日

06/03

かたる:何と的外れな…と、日経新聞の解説を書く記者の推測に対する見識のなさを、今朝の新聞を読んで再び感じました。3面の「米国経済の動向」や「為替水準」をものさしとして相場の行方を考えていることの記事を読んで感じたのです。一概に的外れとは言えませんが、的を得ている記事とは思えないからです。米国株の下げは許容範囲であり単なる利食いの揺れですが、日本株の下げは如何に市場参加者の層が薄いかの現れですね。さらに日本経済のアキレス腱は、金利水準なのです。1%程度に上昇した長期金利の水準を問題にしているのではありません。上昇のスピードを問題にしているのですね。更に日銀が金利をコントロールできない不安が「ガラガラポン」の懸念を連想させ、その連想が広がる恐怖を、イワシ民族だから懸念しているのです。少し株価が下がると動揺する投資家層は目先のイワシ民族ですね。

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一番怖いのは、一部の間違った方向性の支持者が、日本国全体を間違った方向に誘導する事です。事実は、日本は世界一の債権大国であり違うのですが…。日経新聞が意識的にこの事を書かないのか…どうか分かりませんが、一番怖いリスク懸念を世の中に伝えない限り、相場の調整波動は続くことになります。為替がここまで急騰(円安方向に)したので、当然、100円を再び割り込む円高などの振れは、既に市場は半分以上を消化しているでしょう。更に米国経済は大丈夫ですよ。スバルは売るものが不足しているそうですからね。設備投資は日本ではなく米国中心に起りはじめています。TPPなど先行きも良いですからね。なんと的外れな記事を書くのでしょう。シャープの時もそう感じましたが…メディアの見識が疑われます。カタルが何故、長期金利のグラフを掲げているか? よく、この意味を考えねばなりません。金利が上がることは、既に容認されていますが、上がるスピードが問題なのです。対処する時間があれば、どうにでも消化できる問題ですね。まだ4月に異次元緩和に対し、大手銀行は対応済みではないのです。その状況に対処する時間が必要なのですね。金利の水準ではなく適応するための時間があればいいのです。

カタルは20日の相場を見て、21日の今日の市況にITバブルの陶酔状態を連想したと言う記事を書きましたね。案の定、23日に大幅安しました。シャープに東電、サニックスと軒並みストップ高になった20日の状態を見て21日に懸念した表現でしたが…。皆さんは相場の下げを心配しているのでしょうが、このような調整が入るという事は、相場は大丈夫だという事なのです。今の相場環境は、まだ参加層が薄すぎますね。それは上昇ピッチが速かったために、列車に乗り遅れた人が大勢いるからですね。その人たちにも投資をする機会を与えねばなりません。その為の調整で、馬鹿は多く居た方が儲けは大きくなるのです。ねずみ講のようなものでしょう。年金の資金配分を含め、体制を変換させるには時間が掛かります。個人のレベルでは簡単な話ですが、日本国債の新しい認識を、大手の金融機関が認識し、体制転換するには最低1年程度の時間的なユトリが欲しいものです。何しろ大手銀行の持っている国債の量は、半端じゃありませんからね。一斉に各行が動けば大変なことになります。

だからこそ、今回の異次元緩和は本物の領域に入るのでしょう。薄型テレビから4Kに変化する時代変化ではありませんよ。何と発想力が乏しい日本の家電業界なのでしょう。既に技術的には様々なSFの世界が広がっているのですね。電脳の世界を実現させねばなりません。介護ロボットからアンドロイドへ、夢のある未来社会の実現ですね。組み込みソフトが大きく活躍できる環境社会の誕生ですね。幸い、グリーがDENAに対抗心を燃やし技術者の賃金水準を引き上げました。今度はガンホーが急増するお金をどうやって利用するか…東大法学部に入り官僚になるより、東工大に行きプログラマーになった方が夢は適うと…優秀な若者が方向転換すると、日本の時間軸は大きく世界に先駆けて進むことになります。だからグリーの田中さんの負けず嫌いな性格が、社会構造を変える切っ掛けになったから、カタルは依然、株で損はしても心は惹かれている訳ですね。グリーは両面を持っています。6月は恐いですね。ひょっとすれば、大きく減損会計を採用しても良いからですね。グリーの会計事務所は新日本ですね。厳格な人間なら、のれん代の償却を迫るかもしれませんね。何故なら予定通り進んでないからです。内部情報の重要性が分かるかと思います。

シャープの時も話題にした設備投資の減価償却費の考え方は、一般には分かり辛いのでしょう。極端な事例ですが、昨日1000万円で買った機械が、翌日には全く価値がない鉄の塊になるケースがありますね。中古車業者の人は、この感覚が分かるかな?非常に高価な武器の価格が、その武器に対する防衛システムが開発されたことにより、大きく価値が減損し使われなくなります。大河ドラマの世界です。剣の技術を磨いていたのに…鉄砲には敵いませんね。江戸幕府は技術革新を怠ったから敗れたのですね。グリーの田中さんの存在が光るでしょう。減損会計のリスクが存在し、今の相場環境にはピッタリの銘柄ですが、問題は本当に、今までのように携帯ゲームの世界で覇権を握っていられるのかどうか…。この裏付けがあるなら、傷の無いDENAより、傷があるグリーの方が相場になりやすいですね。株って面白いものですね。完璧さより強弱感の対立が相場を生むのです。

話しは変わりますが、007の20万円割れを、今日は予想していたのですが…今の所は割れていませんね。このような堅さを見ると…調整の進展度合いが分かる訳ですね。本当は相場が弱い時に逆行高すると良いのですが…まだ確認はとれていません。目先の一つ一つの壁をクリアして、横ばいの時間が長くなれば、なるほど相場の信頼性がどんどん高まります。僕は今日、指値を入れたのですが…今の所、買えてないようですが、ユニデンなんかも仕手性があるのですよ。この時期に戻り高値を取るような株は、調整波動の中で、活躍する候補の銘柄の一つですね。今日は下げていますから、買い場なのでしょう。僕も下値などは分かりませんから、何度も買えるようにして相場に臨むわけですね。下げても結構、上がっても結構、どちらでも構いません。ただ20日にストップ高した東電やシャープ、サニックスなどは、また上値があるでしょうが、今は選択から外した方が良いですね。秋までは、基本は休みですが…、仕手材料株が賑わう展開は、当然、考えられます。プロは刹那いですね。商売だから常にノルマに追われます。相場が良い時に手数料が上がるのは当たり前ですが…このような調整期にもある程度の水準を維持せねばなりません。

ここで大切なことは、失敗しても大丈夫な銘柄を選択することです。あるいは相場がよくなった時に、損切りしても新しい相場に参加できる株価位置で銘柄を買う事ですね。カタル銘柄のJVCケンウッドは不発でした。しかし買値から下げてはいませんね。今、アドバルーンを掲げたユニデンは、今は265円ですが…この水準から下なら、全く怖くないですね。300円超えは、どうかと考えますが、この水準から下なら、いくらでも買う事が出来ます。分かるかな?この感覚が…プロはどちらに転んでも良いように、善後策を講じて相場に参加するわけですね。今日の株は下げていますが、おそらく買い場でしょう。場合によれば、全体相場も二番天井に向け6月は高いかもしれませんね。サマー・ラリーと言う言葉を連想させる相場に、発展する可能性さえあります。安倍政権は、なかなかの気配りですよ。参議院選挙を前にアベノミクスの副作用を連想させたまま、選挙に入るとは思えませんね。故に、どの株も買い場なのでしょうね。

この仮説は受け入れられると思っています。異次元緩和は始まったばかりで、多くの人気株は赤字のラインから黒字の入り口ですね。相場は非常に若いままなのです。心配はいりません。追証にならない限り、どの株もまた高値水準で利食いが効きますよ。金融相場の格言を思い出してください。「強気相場(金融相場)は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感と共に消えていく」のです。まだ業績相場にも入っていません。アベノミクスの副作用と言う「懐疑の中」で相場が育っている段階ですね。まだ相場は序盤で、列車に乗り遅れた人は救済されるチャンスなのですね。

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