未来かたるが語る

今日の市況

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2013年04月30日

04/30

かたる:既に市場の時間軸は来年の3月に向け、変わっていることをご理解頂けるでしょうか? カタルが「3Qの謎」を提示した理由をご理解いただければ幸いです。多くの人は為替が円安に向かうと思っており、間もなく100円を突破し110円、120円程度は行くかな?…と考えているかもしれませんが、先日、野村のアナリストだったかな? 彼は今年、為替は大きく動かないと言う説を唱え年末の見通しが102円とか…の数字を掲げていました。このレポートを見られ多くの人が「えっ!」…と違和感を持たれる方が居らっしゃるかもしれませんね。機関投資家の動向を見ると、日本国債の資金が外債に向かうようで…この流れが定着するように感じています。

とうとう、あのイタリア国債は4%を割れたとか…覚えていますか? カタルが野村批判をした事を…。リーマンの残党だと思われますが、野村の社員がイタリア国債を買おうと金融危機時に首脳部に提言しましたが、当時の野村は財務内容が厳しく余裕もなかったために、この提言を却下しました。この提言した社員は、その後、野村を辞めましたね。折角、金の卵だったのに…先が見えるか、見えないかの違いは、非常に大きいですね。今では7%の利回りは宝物ですからね。まぁ、あの当時の野村は、倒産の二文字がチラチラしていたので…仕方がない選択だったかもしれません。

為替の取引量と言うのは、どの程度か分かりませんが…小さな国ではなくGDPが世界第3位の国で20%も円が売られたので…常識的には、僕はこの野村のアナリストが支持する102円程度と言う感覚は、充分に理解できますね。国内の機関投資家が円を売り外債を買うので、その円を買いヘッジファンドは利食いをするのでしょう。故に案外、為替は大きく動かないかもしれません。それに国内勢の動きは鈍いですね。トヨタは高級車も米国で生産を始めます。通常は利幅が大きいので国内の生産を増やしても利潤は得られるだろうに…。三菱自動車は生産ラインを縮小させると言います。どの自動車企業もグローバル化の戦略を大きく変えていませんね。逆に既に部品などを大きく輸入しているので、円安はコスト増の要因になるかもしれません。この辺りの動きを少し考えないと…これからの投資戦略には、欠くことができないパーツですね。

今の市場参加者はキャリアがなく考え方が短絡的です。例えばカタルがグリーに惹かれている一番大きな理由は、田中さんの心情なのですね。考えてみてください。努力してきた若者がブームに乗り大きく躍進して来たら、折角のアイディアを盗まれ、DENAと言う競業が現れるのです。しかも両者はサードパーティーの獲得に際し、激しい、つばぜり合いを演じました。ようやく収益の二段ロケットのコンプガチャをやり出したら、これもあっという間にマネをされ、今度は、役人様から法律違反だとメインのグリーが叩かれます。愕然としていた時に伸びると思った力を入れた海外部門がもたつき、裁判にも負けるのですね。きっと田中さんの心中は、煮えくり返るような想いでしょう。この怒りが逆境のバネとなり、更なる飛躍に繋がるとカタルは考えています。一番大切なのはモチベーションですね。経営者のモチベーションです。株主構成を見てDENAと比較すれば分かります。ソフトバンクや楽天と同じように…ユニクロでも良いです。オーナー経営者の場合は、経営者のモチベーションが問題なのですね。だから応援したいのですね。僕は田中さんが、どんな人が知らないが…きっと日々、成長している筈です。優秀な人は失敗があっても失敗から学び、更に大きくなっていくものですね。株にとって一番大切なことは企業のやる気です。

カタルが選ぶ銘柄は、企業が瀕死の際から甦るパターンを好んでいるのが分かるでしょうか? 社員がリストラの極みから復活する時には、通常は会社全体のモチベーションは大きく上がり、企業業績に弾みがつくものです。アークもそうですね。華やかな躍進からの転落を味わい、ボーナスはなくなり給料は減らされ、周りの人間は首を切られていきます。そんな中でようやく巡ってきたチャンスですね。市場は必ず実態価値を、株価と言う形で反映させます。その原点は業績ではなく、業績を生む、そこで働く人のモチベーションが問題なのですね。あまり表面的な面ばかり見ずに、その会社が置かれた環境を考え、社員の気持ちに、経営者の気持ちになって、株価を見る観点が必要だとカタルは考えています。

「3Qの謎」は何れもアベノミクス以前の環境下で実施された一時的な減額修正でしたね。その後、環境は大きく変わります。どう考えても…この現実を株価が評価しない筈はありません。材料が表面化したJ・TECはカタル銘柄から外すことにしましたが、通常は利益数字が出るまで持続でも構わないのですね。実際に数字が出てきますからね。007もそうなのです。今は数字と株価の乖離が大きく見えますが、市場と言うのは正直なものです。未来の利益を織り込み始めているのですね。カタルはケネデックス・クラスの株なら、いくらでもご用意できると豪語しました。これは少し奢っている発言です。でも今の環境下では、買いたいと言う衝動が働く銘柄が、いくつか見つかるのですね。JVCケンウッドだって発想は面白いですね。昔のケンウッドを知っている人なら、良くカタルの発言が理解されるでしょう。この株の味噌は併合ですね。株価が1/10にされているのです。つまり今の株価は、たった25円という事ですね。配当している企業で50円以下の株がありますか?

アークの狙いとJVCケンウッドの狙いとグリーの狙いは、何れも必ず市場が評価すると信じています。007は、何れカタルがピカ一だと連呼した理由を、皆さんが悟ることになるでしょう。今はこの3銘柄プラス1銘柄しか打ち出していませんが…実は最近、またあるアイディアが閃きましたね。丁度、イタリア国債の買い入れを主張したが受け入れられずに、辞めた野村の社員のような感覚ですね。また儲かる道具を見つけたのです。でもあまりお金が無いからね。何故か、JVCケンウッドは僕が取引している証券会社では売買規制が掛かり買えないのですね。不思議です。買いたいのですが現物では…あまり株数が買えないし…。どうしようかな?…と思案中ですね。カタル銘柄のJVCケンウッドは数字を発表しましたが、他の銘柄は5月14日、15日のようです。

数字に騙されないでくださいね。今、発表されている数字は前期のもので、既にこの6か月間、この見えない数字を評価して株価は上がってきたのです。そうして見えない利益が現実の数字に変わったのですね。マツダを事例に解説してきましたが、今度、マツダが再評価されるときは、秋以降でしょう。だから為替の考え方を冒頭の話題に持ってきました。さて初押しを入れたアークは…ある意味で、空洞化を耐えた日本経済の象徴的な事例なので、株価がこの程度の評価で終わることはないでしょう。長いデフレ環境下で空洞化の洗礼を耐え忍んできた会社なのです。その会社が、ようやく春を迎えるのですね。東京では桜はとっくに散りましたが、青森ではこれからが本番を迎えます。深い雪の重みに耐え忍んだ桜の開花は、また一際大きな感激を、我々に与えてくれると信じています。アークの初押しは買いなのでしょう。

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2013年04月26日

04/26

かたる:今日は早めにアップしないとなりません。何しろ、いぶし銀の黒田が先発の予定です。昨日のダルビッシュも好投し、日本人の活躍は力道山時代のプロレスを見ているようなイメージです。サッカーはなかなかメインに選手が居らずマンチェスターUの香川君が話題になっていますが…野球の存在価値に比べると、今、ひとつですね。イチロウは珍しく、先日はニュースになりましたが…流石に力は落ち、スタメンから外される日が多いですからね。米国は松井の時もそう感じましたが…やはり日本と違い起用に際しフェアな印象を抱きます。日本で人気になり世界に広がるパターンを増やさないとなりませんが、大概は逆のパターンです。逆輸入が多いですね。海外で評価され日本で再評価されると言うパターンの方が多く、日本ではやはり参入障壁があるのでしょう。何もスポーツや芸術だけではなく、ビジネスにもその傾向がありますから、ソフトバンクの買収に期待をかけています。どうなるのかな? ユニクロにも頑張って欲しいですね。

さて市場は夢のような展開が続き、少し素質のある株は、どれも直ぐに株価が二倍や三倍になります。最近は大型から小型株への広がりが多いようで、値上がり率のリストを見ると知らない企業が顔を多く出していますね。勉強不足が否めません。先日、知り合いが、「ようやく役員になりました。」…とメールを送ってきました。そう言えば、彼の会社の株価の市場評価が低く、何時だったか…何故、わが社の株が評価されないのか? 相談されたことがありましたね。きっと社長から質問をされ、彼が聞いてきたのでしょうが…。その会社の株価を久しぶりに見たら…なんと5倍ほどになっていました。ビックリしましたね。こんな事例は至る所にあります。そりゃ、そうですね。長い氷河時代が終わるのですから…。

今の金融政策は、バブル期を上回る規模です。良いですか…最後は機関投資家のワンロットが1000万株単位になるのです。三菱UFJの板はせいぜい多くても100万単位ですよね。お金など腐るほどあるのです。ただ回転しないだけの話ですね。その理由の根底は、先日説明した金融庁のリスク認識や自己資本比率規制が背景にあります。しかしBISなどの規制は、わが国ではとっくにクリアです。最大の関門だった中小企業資金円滑法の壁を、難なく乗り切りましたね。何しろ、ソフトバンクに兆円単位の博打資金を融資できるほど金融界の力が回復したのですね。ところが…三菱UFJの株価は、未だに純資産水準も回復していない不思議さです。こんな鉄板は、そうあるものではありませんね。それも100億規模ではなく、1000億単位での運用が可能なのです。5億や10億の話ではないのですからね。時代を読むという事が非常に大切だという事が分かります。

カタルは、この長い「失われた時代」でも、空売りは数回しかやったことがありませんでした。しかも全勝です。証券マンを辞めれば、空売りも出来るかな?と思いましたが、駄目でしたね。人間の思考パターンは、なかなか変わりません。推奨する株が、全て値下がりする悪夢を見た時期もあり…これは祟りと考えお伊勢参りもしましたが…効果がなく、証券マンを辞めたのです。今はバラ色ですよ。何を買っても儲かる時代ですからね。

僕の読者はプロの証券マンなどが多く読んでいる様で…、いつだったか香港UBSの人が会いに来ましたね。読んでいるかな? 今こそ、ベンチャリの損失を取り戻しましょうね。あの時は、共に大きくやられましたから…。あの時、僕に商社人脈が在れば…何とかなったのでしょうが…金融界は、みんな人が居ませんでしたから…。残念至極。あのダヴィンチが救われない環境だったから、仕方ないと言えば仕方ありませんが…。さて与太が長くなり…今日は「3Qの謎」の続きでしたね。しかしその前に読者の中には、素人も多く、難しいと言う声も聴きますので…、難しくても3年も読み続ければ…その辺の証券マンより金融知識がつくと自負しています。

現役の金融マンも、周りに実践派の金融マンが存在しない筈です。昔は興銀に遊びに行って…1000万株や2000万株の注文を簡単に貰えたのですね。ある日、丸紅に行き大量の注文を貰ったのですが、中小の証券マンでは、市場に注文を出すしかなく仕切れないのです。2週間も期間があったのですが…注文を消化できずに、その注文を野村に変えたら僅か1時間で消化です。この現実は本当の話ですよ。野村は注文の2割程度を市場で消化すれば、後は自己売買部門で仕切ってくれるのですね。そうして手持ちにして機関投資家に嵌めますが、できなければ投信などが受け皿になり、残りの注文を成立させます。だから野村などの証券マンが、仕事ができるように見えるのが、当たり前なのですね。中小の証券マンが、いくら頑張っても越えられない壁があります。投信でも中小の証券マンの1000万円と、野村の1億は同じようなものですよ。色んなマジックがあるのです。

アークのような経済の背景を説明すれば、外人投資家は簡単に食いつきます。あの銘柄を1000万株も買う訳に行きませんが、300や500万程度なら、何処かのファンドに沈めればいいだけの話ですからね。玉を沈める意味を理解できれば一人前の域でしょう。007を現物で買っておけと言う意味を、皆さんが理解できるようになるのは、まだ先の話しでしょう。例えば、最近発表されたアットマークテクノ社への採用などは面白いですね。まだ村田との協業は発表されていませんが…是非、Armadillo-440等への採用の意味を考えてくださいね。何れ、ベールを脱ぎますよ。徐々に…この時間が堪らない。

そうだった。3Qの前の予備知識ですね。株価を形成するのは、「個別株要因」と「市場要因」があるのです。先ほど…カタルは祟りと考え、お伊勢参りをしたと述べました。つまり市場要因に、個別株要因が負けるのですね。どんなに業績がよくなっても、株価が上がったところが売り場となりました。そうですね。鬼怒川ゴムなどを手掛けた時期ですね。長い間、その駄目な時代の繰り返しでした。しかし今は大きく違います。個別株要因が駄目でも市場要因により株価が上がる時代です。この環境変化をよく認識して置いて下さい。

さて「3Qの謎」ですが、アークを事例に180円の株が減額修正で150円に落ちましたが、劇的な環境変化により減額修正した経済環境より、大幅に現状は改善しています。故に前回の四季報が予想した数字の方が正しいと言う仮説が、成り立ちますね。一株利益が50円から60円ほどの水準になるとすれば、今の300円前後の株は、かなり安い印象になります。故に決算発表時に、そこを起点に株価のオーロラ爆発が見られるかもしれませんね。この仮説は、かなり根拠があります。「3Qの謎」とは、何も減額修正をしなくても良かったと言う認識と、もう一つ、大切なことは、その減額修正で株価が下げたという事ですね。一時的な減額要因により株価が下げたのですから、こんなチャンスはありません。

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そこでオリックスを事例に掲げましょう。上のチャートを見て下さいね。僕は金融危機の影響を受け、一番の狙いは「オリックス」だと考えて、当時株価が1万円(現在は株式分割で1/10になっています。)を割れたところから買い始めました。この会社の実力は1万円以下ではないと、力説をして取り組みました。昔の読者の人は覚えているでしょう。しかし…株価が下がる、下がる。何しろ倒産が噂されるようになるのですから…ビックリしましたね。1万円でも安いと思ったのに…なんと2000円を割れるのですよ。この下げを見て小手川君も、個人としては、異例の大きなポジションを取り、彼は大儲けをしました。今でも持っているかどうか分かりませんが…。良いですか。人間は面白いものですね。

まだオリックスは、これからも上がりますよ。株価を見れば分かりますが、需給バランスが改善されるまで、かなり時間が掛かります。要するに安値を買う必要はないのです。僕は、今、グリーの話を展開しようとしているのですが…。「3Qの謎」はアークだけでなく、グリーにも言えるし、もう一つのJVCケンウッドにも言えます。JVCケンウッドの…この下げは買い場でしょう。あっちこっちを解説すると…混乱してきますね。なにしろ007にも大量の買い注文が入っていますね。誰かが仕掛けるのかな? まぁ兎も角、ピカ一ですからね。僕がピカ一と感じるのですから…誰かが仕掛けます。

兎も角、ブツブツがよく言っていました。株価が下げる事が最大の好材料だと…今の相場は日銀が株を買うのですからね。周りの株がドンドン上がれば、上がってない株にエネルギーが蓄積されるのが当たり前ですね。この蓄積されたエネルギーが解放されるときに株価は爆発高します。グリーの値動きを見て下さい。下値を切り上げていますね。毎日、毎日、そうして4月22日の寄り値1250円を、昨日は初めて抜いてスタートしました。需給バランスが改善されている様子が窺えます。短期投資の人は4月19日の1300円を抜いてから、参入しても良いですね。動きが変わった4月18日から2日間連続の陰線でしたが、ここ3日間は陽線に変化しています。僅かな値幅ですが…微妙な需給バランスの変化を感じるはずです。この間にグリーにとっては悪材料とも言えるサードパーティーの条件変更の話が伝わる中での動きなのですね。パズドラのガンホーが上がっても興味が湧かないのは…既に米国や中国などで社会基盤とも言えるゲームのサーバーなどの基礎基盤整備が整っているグリーやDENAの利益と、ガンホーでは利益の質が違うと考えています。この意味が皆さんに理解されるようになるのは…おそらく、もう少し先なのでしょう。カタルは常に利益の質を考慮しています。ソニーの増額が大々的に報じられていますが…あんな利益は意味がないのです。予防保全の三井住友建設か…山手線論理も生きていますね。アークは決算前に値固めをするのも頷けますね。兎に角、いくらでも良い銘柄を提供できる環境ですよ。OもJも、まだまだ予備軍は腐るほどありますが…ただ資金には限りがあり…それに何処に集中させるかの話ですね。

今日は、どうも気持ちが、いぶし銀へ流れ、文章が纏まっていませんね。ごめんね。

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2013年04月25日

04/25

かたる:それにしても…総花的に株が買われ、ユーフォリアの陶酔状態になってきたような…危険なイメージを抱くのは私だけでしょうか? ただクロトン効果は大きく、これからが本番ですからね。仮に株価が下げても一時的なのでしょうが…。どの程度、調整するかどうか…。このクロトン効果が金融株の第二段上げを押し上げましたが、需給バランスが改善されていない「みずほ」などの邦銀は、今ひとつ株価の動きが鈍いですね。通常は綺麗に野村証券とか…の株価イメージにある筈ですが…。この辺りを見ると、まだまだ休まずに、先はあるようにも感じます。しかし既に決算発表が行われ、前期の数字が明らかにされ証券株は楽観ムードに溢れています。当然の業績数字ですが…ここからの変化率が鈍くなりますから、株価の上昇は続くでしょうが…興味は半減です。

カタルが007に強い関心を寄せているのは、この変化率の話しなのですね。現状は明らかに割高でも、時間が経過し業績数字が明らかになるに従い、先に伸びる「見えない利益」の変化率が豊かかどうか…。多くの株は過去最高利益が一つの基準になります。しかし。その過去最高利益が2倍、5倍、10倍と…膨らむ可能性があるかどうか? 三菱自動車は為替利益などで、過去最高とか…、しかし所詮は、為替の利益で実力とは言えません。利益の質が強いか、弱いか…。利益の質が今度は、問題になりますね。同じ一株利益が6円ですが…新分野を開発した利益と、外部環境による、フォローの風による、付録の利益と利益の質は明らかに違いますね。人気株のマツダも好業績が予想されますが、付録の利益と言う点では同類です。

ここにきてカタルはDENAよりグリーに傾斜しています。どちらかと言えばDENAの方がカタル好みで…昔からカタルはDENAを推奨していました。しかし携帯ゲームを調べていくと、そもそも携帯ゲームの草分けはグリーなのですね。先行者利益を享受していましたが、コンプガチャで叩かれ、ここに来てパズドラに敗れ、後追いされたDENAの後塵に甘んじているグリーの田中さんの心情は…複雑でしょう。裁判に敗れ、勝てると思っていたはずです。この悔しさを想像すると…カタルは益々、グリーに惹かれていきます。経営者のモチベーションの問題は、株価の根源です。釣りゲーム等は、些細なドンキーコングというゲームを連想させ、任天堂と比較する自分が存在しますね。市場の命題である「効率的市場仮説」は、株価が全てを知っているという、市場原理主義の根底を支える考え方も、何故か、気にかかる次第です。

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チャートを見ると…何故か、既に下値ボックスを離脱しているようにも感じるのです。偶然にも重なる質問メールは、時機到来と告げているようですし、昨日は友達の証券マンからも助言を求められました。きっと彼も買ったのでしょう。このチャートは意味深ですよ。動きを解説すると…、4月18日の大商いは裁判の敗北が切っ掛けだったようです。何故か、株価は市場人気を集め、これまでの関門である1250円を一気に破りました。これまでは1170円ラインが、壁だったのですね。読者からのメールでの回答で…カタルは「基本的に株価位置の安い株はリスクは少ないですが…いつ人気が来るか分かりません。このタンミングは難しいですね。株価に予兆はあるのですが…カタルはグリーにこれまで2回も騙されています。その度に、買い増ししては投げの繰り返し。だからこの次は完全に抜けたから買い増しをするつもりです。具体的にはおそらく全体の相場が低迷するときがチャンスかもしれませんね。」…と読者からの質問に対し回答をしました。

カタルは常に有言実行型です。この読者へ回答メールを出した後に、直ぐに1250円の壁を抜けましたから、その翌日、高いな…と感じつつ、寄り付きの1300円で打診を入れ、その後も毎日継続的に買っています。今日も買いましたね。そろそろカタルの許容限度を超えてきたので、今日あたりで打診買いは、お終いにしますが…。リズムからこれまで動かなかった株は、全体が休めば物色されていい環境なのでしょう。ただ業績数字はあまり良くないのでしょうね。偶然にも先日、スクエアHD9684が買われていました。理由は外資系ファンドの買いが、切っ掛けらしいのですが…。確かスクエアは、グリーのサードパティーの一員でしたね。このような何気ない偶然の重なりが、イメージとなって想像が膨らんでいくのです。考え方のイメージを提示した次第です。

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さて昨日の「3Qの謎」の話です。
昨日はアークを事例に見ましたね。この四季報数字の掲載は3回目の登場ですね。前期の四季報数字が3Qにおいて減額修正されたのです。この発表を受け株価は180円から150円台に下げました。しかし特別損失だったために、株価は大きな調整にはならず、下値の揉み合いを抜けてきましたね。つまり3Qの損失は「未来の利益」に貢献する好材料なのですね。カタルは中小企業円滑法の影響か?と推察しましたが、中国の子会社の売却損でしたかね…。すみません、あまり良く調べてなくて…。まぁ、どっちにしても、足を引っ張る部門の整理だったのでしょう。それならば円安による事業環境の好転で、空洞化の揺り戻しが始まり、国内に生き残っている中小企業は少ないはずで、国内生産が復活すれば、注文は残った企業に集中するので、残存者利益を享受できるはず…との読みが、アークの株高の背景にあります。

そうすると…今期の四季報の予測数字は違和感がありますね。3Qの減額修正をする前の一株利益60円台の方が正しいのではないかと言う推測も働く訳です。故にカタルはクロトン効果を見て…円安が加速されマツダは既に評価済だけれど…まったく圏外にある第二次産業に、焦点が当たる筈と言う読みでアークを推奨したわけですね。つまりこの予測が正しいなら、今期の予想数字は、時間と共に改善され、やがて株価も正当な評価になると言う読みがあります。つまり「3Qの謎」とは…3Qの発表時点で通期予測を減額した企業は、その予測環境が大きく改善されているから、前の四季報の業績予想の方が正しい可能性があると言う仮説が成り立つわけです。幸い、全体の株価は大きく上がりましたが…グリーのように、減額修正したために、この株高局面でも、逆に株価が売られためにアベノミクス効果の恩恵を受けない株価群が、今後は注目される可能性があるのでは…と言う仮説が成り立ちます。グリーにも関連する話ですね。実は「3Qの謎」は他の銘柄にもあります。その話は、また明日にしましょう。

昨日はIPS細胞の利用から難病治療の筋ジスへの実用化へ、ステップが進みバイオ関連が一斉に人気付きました。でもカタル君の推奨株J・TECも人気化が進んでいますが、確認が取れませんので50万円を超えた段階で、カタル銘柄から外します。同じくJトラストも既に株価は4000円台に入り完全に訂正されましたから…これも除外ですね。ケネデックスは調整が済めば、また買われると考えています。必ず株価は天井圏になると人気になり出来高が増え、株価の動きが加速されます。007のように不満を感じる程度が丁度いいのでしょう。今、打診の域から本格化の域に入るグリーで利益を得たら、また007を買い増ししてみたいとも考えています。ただ明日に予定する「3Qの謎」の実験が何故か、売買規制が掛かっている様で買う事が出来ませんでしたね。そんなに内容が悪いように見えないのに…投資家保護の観点から証券会社が独自規制をしているのでしょうが…必要のないお世話です。

日本の仕組みは…どこか狂っていますね。規制の注意喚起銘柄を見れば、その狂い方が分かります。あれは大証なのでしょうが…何年も株価が低迷しているのに注意喚起を外さない馬鹿な規制があるのは許せませんね。まだまだ日本の市場は改善点が多いですね。金融庁の呆れるリスク認識など…アベノミクスもやる事が山積みで大変です。失われた時代の転換が上手く行くかどうか…アベノミクスの副作用も忘れてはなりませんね。好調が続くときほど…万全の注意を払わないと足元をすくわれます。故にカタルは、何度も最近は元本を引き上げろと述べています。昔から腹は八分目と言う言葉が存在しますからね。そろそろ全力疾走を見直す時期が近付いていると思っても良いのでしょう。グリーはそんな指標とも言えるかもしれませんからね。

忘れていました。アークですが…。もし仮説が正しいなら…決算数字の発表から、一気に株価が爆発時点を迎える可能性もありますね。安全を見積り半分程度は利食いするのも一考ですが…、J・TECの事例もあり、アークも3Dプリンターとの競合などが避けられ、製造業の国内回帰が進むと、将来はJトラストのようなケースもあり得るのです。故にどんなに上がっても一部は無料にした株を保持しておくのが、良いかもしれませんね。株価が2倍になれば、半分売れば、あとはタダの株ですから…。ノンビリ行く末に付き合えます。果たして、どんな予想決算数字を打ち出すのでしょう。ただ4Qの段階より、先の1Qの段階の方が、より正確に数字が出て来るのでしょうね。故に、仮に株価が押すようなら買い場なのでしょう。あらら…またグリーは買値を下回っているね。トホホ…。相性が悪いな。

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2013年04月24日

04/24

かたる:NY市場も決算数字に揺れているように、日本も、間もなく2012年度の総括が始まります。この時期の注目は1―3月期の劇的な変化は円安であり、この影響がどの程度、企業に浸透したか? つまり1-3Qまでの売り上げや利益の割合が、4Qではどのような変化をしたか?と言う点ですね。為替メリットの一番人気はマツダでしたから、その数字をお浚いして、事前に調べておかねばなりませんね。ただ為替予約を入れている筈で…まだ企業業績の糊代はかなり大きいという事の事前認識は必要です。カタルが調べた数字は、此方ですが…。マツダの4Qは季節性があり、通常2割程度、売り上げが伸びるようです。毎年4Qは6000億円台の売り上げをあげています。2009年は6160億円、2010年は6077億円でした。

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つまり予想としては…為替効果を2割だとし、国内販売は4割程度で6割が海外売り上げですが現地生産もありますからね。あまり詳しく調べている時間がなくて…やはり分析は時間が掛かりますね。内部売り上げを引くと…北米の売り上げは28%ですね。欧州は17%で、中国など…他が15%程度なのでしょう。現地生産化が遅れている会社ですから、ざっと輸出による恩恵を売り上げの5割と考えましょうか…。そうすると為替効果で4Qの全体の売り上げが6000億円だとして、5割などで3000億円の2割が為替効果で600億円なので…だいたい6600億円になります。前期の4Qの売り上げは6147億円ですから600億を単純にプラスして6747億円前後なのでしょう。環境は2011年より良いはずですから、売り上げはもう少しプラスされるはずです。故に7000億円まで…つまり前期の売り上げは2兆2099億から2兆2352億円の間で、おそらく上限に近い数字でしょう。この売り上げの読みが一番大切で、為替効果は600億程度もあり、この半分程度が利益の積み上げになるのかな…これは過大評価かな? 今の時期の利益数字を…圧縮する理由はありませんから、おそらく正確な実態評価の数字を打ち出すのでしょうね。最終利益はおそらく500億円規模でしょう。この売り上げの読みに…新車の販売効果を入れてなかったな…。たしか…この間に新車の販売があったかどうか…。意外に分析も難しいですね。

まぁ、考え方の過程を述べている訳で…、決算から各四半期別の数字を抜きだしセグメントから地域別の売り上げを追って行き、為替を調べアナリストは予測数字を弾きだしていきます。僕はアナリスト資格を持っていますが、実務はやったことがありませんからね。大体のニュアンスを掴めばいいのです。ざっと見ただけで既に時間が30分以上も取られていますね。このような分析を積み重ね、株価と業績のバランスを考えていきます。問題はサプライズが生まれるかどうかです。この事を言いたいが為に…随分と時間を使ったものです。ここにきて株価が上がって来ています。そこで為替水準が問題になりますから…。オプションなどの仕組み債の関係上、26日の午前中まで100円絡みの売り注文が多いとか…。1銭刻みに5億ドル相当の壁があると言います。でもこんな板状況は、あまりアテになりませんが…。この報道が事実なら、もしその期限前にこの壁を破ると、一気に円安に振れる可能性もありますね。短期のポジションを組むなら、この辺りの情報も考慮に入れねばなりません。

マツダは過去最高利益水準規模まで株価を既に買っていると、カタルは述べています。過去最高利益は918億35百万円で、一株利益は約30.6円です。仮にビックサプライズが生まれるとすれば、今期予想を、一気に、この利益水準まで打ち出したときでしょう。四季報予想は700億の一株利益23円の予想です。現状はPERで15倍ラインです。もし30円なら、450円を超えると…市場は読むかもしれませんね。此処で取り組みが影響しますね。マツダの空売りは買い残の1億1139万株に対し、1895万株の売り残でしかありません。僕は仮にサプライズが生まれる決算数字が出たところで…株の人気は予想されますが、やはり100円程度の上昇期待では…あまり興味が湧きません。メキシコの新工場の順調な立ち上がりは予想されておりPER15倍は、今の時期では妥当な評価なのでしょう。何しろ米国の自動車産業はこれからです。更に苦戦が続く世界一の市場の中国は、世界の自動車業界の草刈り場で、成長途上にありますからね、自動車産業の外部環境は、依然、好調です。僕の好きなブリヂストンは、年金ファンド向けですね。

こんな前置きを書いたのは…実は、僕の狙いが別のところにあるからです。確かに、今はクロトン効果が発揮され総花的なので、どの株を買ってもある程度は儲かります。しかし…カタル君は常にスター好みなのですね。ハイリスク・ハイリターンが狙いなのです。カタルはもう一度ここで指摘しておきます。この時期は通常、危ういのですね。故に昨日は日経平均の実質9か月間の上昇を述べたのですね。女は度胸で…男は小心者です。カタルも一応、男で、数十年一度のチャンスと考えても…やはりリスクは軽減したいと考えており、元本は回収しなさいと忠告しておきます。

株の世界、何が起きるか分かりません。かたる投資を実践しておれば、上手く行っている人の資産は10倍化が実現されたはずです。カタルの場合、残念ながらグリーで読み違いをしており、途中で失敗をしているので、5倍程度と不本意な成績です。これだけ銘柄を的確に当てておきながら…資金がない為に本領を発揮することが出来ませんでした。ひとえに「ユトリ」がない為です。故に相場観とは、別の次元の理由が発生し、投資効率が落ちています。残念ですね。でもあまり悲観はしていません。だって相場が考えているように動いていますね。山手線論理は働き、かなり相場は強いのですね。

ところが…最終ランナーは、株を売っているのですね。馬鹿な連中ですよ。まぁ、他人の事は兎も角、僕らはこのチャンスをものにしましょうね。故に最大限のリスク投資をする為に、元本の回収を述べています。残念ながら5倍以上になっていない人は、もう少し自分のやり方を考えた方が良いでしょう。例えばケネデックスは2万円台から駆け上がり今は7万円ですが、レバレッジを掛ければ、5倍から10倍程度の効果を上げている筈です。アークだって短期に2倍になっていますから、5倍以上になっている筈ですね。007は6万円の推奨です。今は20万円前後なので3倍ですね。野村証券も2倍以上を確保しています。みずほは、まだ2倍になってないかな? 邦銀は少し遅れていますね。

機関投資家様が利食いから入るからでしょう。しかしマネタリーベースの変化率のピークは来年の春です。株価のピークはまだまだ先の話ですよ。通常マネタリーベースの変化率の拡大から更に2年から3年は遅れるでしょう。つまり…かなり長い期間、買いだけで株は儲かりますね。さて業績の発表シーズンが近づき、わざわざマツダなどの三文役者を登場させたのには理由があります。マツダもマズマズなのですよ。だから人気株に育ちました。しかし真価は此処からなのですね。マツダは所詮、マツダなのです。カタルが散々「見えない利益」の話をしているのは、伸び率の問題なのです。過去最高利益水準まで買えば…多くの企業は株価が止まります。でも007の魅力は大きく違うのですね。株価の動きが鈍いと…読者から御叱りを受けますが、見えない利益を理解してないからです。想像力と言うアイディアが利益を生むと、理解してないからですね。故に短期投資の値動きを求めるのですね。Jトラストは株価が20倍以上になりました。しかし3年以上掛かっています。カタルは007を現物で買って忘れてほしいと述べています。一度も売れとは言っていません。売る時期が、いずれ来るかもしれません。でも当面は買い場面ばかりですね。

ケネデックスで利益を生んだら、アークで利益を生んだから、J・TECで利益を生んだから…その利益を用いて現物で買うのです。信用取引で買う時期はまだまだ先でしょう。それは利益が伸び出してからで充分です。必ず、業績に見合うように利益が生まれると考えています。株式投資の基本は、割高に感じられるなら買い続けるのがセオリ―です。今は鈍くて結構。20万円割れを丹念に拾って置いて下さい。そうして100万円になったら、今10株買った人は、その時に2株だけ売りなさい。そうして残った8株を無料にしましょう。既に6万円台で買った人は、50万円を超えたら1株だけ売って、残りを無料にしましょうね。こんな感覚です。カタルは、以前、20万円台に買った昔のお客様、読者に方に、今年だったかね?6万円台の時に同じ金額で買いましょうと述べました。20万円で10株なら200万円、それで6万円台で200万円分買うと、30株増えて合計で40株になりますね。そうしたら、今は10株を売り追加の資金を回収しましょう。…と述べました。資金繰りが苦しい人は20株売り、残りの20株をタダにしても構いません。でも絶対に離れないでくださいね。ピカ一は、なかなか生まれません。滅多にないのです。

さてアークの評価は難しいのです。ひょっとすれば…3年後辺りに高収益を復活させ、株価は3000円台から5000円台の人気株になっているかもしれません。しかし3Dプリンターの進歩もあり、更にあのトヨタが高級車まで米国生産をしますね。三菱自動車も国内の生産ラインを減らし海外生産だそうです。狙う通りの展開が見込まれるかどうか…最近の技術進歩は速く、3Dプリンターの性能は戦闘機さえ作るのですね。この現実をどう考えるか? 当初、予想した750円水準は、充分に可能性はあります。しかしその上の見えない利益が霞んできました。理由は日経産業新聞の記事でした。最近の金型は精密で半導体工場まで行きませんが、温度と湿度の管理が確りしないと製造過程で歪むようです。ただこの水準まで拘る必要があるかどうか…。僕には技術評価が分かりません。3Dプリンターの進化度合いも…。

ここでアークが、間もなく大きく飛ぶシナリオも同時に存在します。これから「3Qの謎」の一端を語りますが…、その理由は前期の四季報数字の予想にあります。長くなったのでその数字を掲げ、今日は此処でお終いです。自分で、カタルがこの数字の変化を見て何を考えているか? 皆さんがそれぞれ考えてください。この数字は4月10日に掲載したものです。この話はグリーも関連する話です。連日、僕はグリーを、今、買っています。これも実験の一環ですが…その理由も何れ述べます。今は1246円ですね。僕の今日の買値は寄り付きの1241円でしたね。それにしても…安値で株を投げ、また高い水準で買い出したものですね。呆れる自分が同時に存在しますね。トホホ…。「金なしのカタル君、安値で投げ、高値で買う株式投資は、馬鹿投資」

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2013年04月23日

04/23

かたる:金融取引は「想像」から利益が生まれます。この感覚は普通の人には、なかなか理解されないのでしょう。一般的に株価は業績に連動して動きます。しかしその業績はどうして動くのか? ここに焦点を充てるわけですね。その企業で働いている人が活動して「付加価値」(利益)を生むわけですね。人の動きが付加価値を生むのですね。その付加価値を追求するのは人間の熱意です。人を動かす力は「モチベーション」です。ではモチベーションは、何故、生まれるか? 希望であり、夢ですね。非現実的な空想が、人を動かし行動を促すのです。常に頭の中の夢と、現実が交錯し時代が進んでいきます。

昔は携帯電話など…夢の産物で想像もできませんでした。
僕が生まれた昭和30年代は電話を引くのに…何か月も待たされた時代です。そうしてテレビ放送が飲食店の看板商品になり、近所の人がテレビを見る為に、集まっていた時代ですね。みんな…最初の切っ掛けは、頭の中の妄想であり、空想の産物でした。株価も似たようなものです。近年は、なかなか想像を絶する大相場と言うのが生まれませんね。みんな小者の相場ばかりです。失われた時代が長く、多くの人が夢を忘れてしまいました。希望と言う言葉が日本から消えてしまいました。でも人間を動かす原点は変わりませんね。みんな夢を抱き、目標を決めて、それに向かって邁進するのです。良い響きですね。
「夢」…「ゆめ」の未来を語る。

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想像を超える展開が続き株式の上昇相場は9カ月連続の陽線になります。8月、9月、10月は陽線でしたが…小さな値固めに見えます。そうして11月のアベノミクスの想像が、今月の初めに「異次元緩和」により現実化されました。夢だったデフレからの脱却が実現するのは、まだ先の話です。異次元緩和は国債の供給を奪い、行き場を失ったお金がこれから動き出します。今日の報道もその一例でしょう。外債投資は、何故かリスク認知度が低いのですね。国内株式は外国株式に比べ危険度が高いのだそうです。金融庁様の絶対的な権限は、いくら声高におかしいと言っても…組織自体に自浄作用が働かないシステムで、誰かが指摘し政治家などが動かないと、なかなかシステムが転換しません。いい事例が、農地法などと言う時代遅れの法律です。動かなかったシステムが安倍政権下で動き始めるかどうか…選挙活動のネット利用は、様々な矛盾を大きく改善するツールになるのでしょう。政治家と一般庶民が結び付き、矛盾の指摘が政治家に届き、政治家がやがて矛盾を感じ行動する。昔は一部の人間が後援会を通じて要望を実現させており、医師会などの外部組織の存在感がありましたが…ようやくネットが、システム転換を生むようになるでしょうね。政治家も馬鹿ではありませんからね。誠実な人も一杯います。

カタルの友達のブツブツは、農地を買うために耕うん機を買い、実際に農地を耕し作物を作って農協を通じて売っていました。僅かな量ですが…。しかし実際は、線引きを読み、農地を宅地に転換しお金を10倍に増やすマジックで、副収入を得ていました。でも農家の認定が難しく…時間と苦労が必要でした。面白い話ですね。仕組みの抜け穴を突いて金儲けをするのです。市場経済とは、ある意味で頭のいい人が儲かるようになっています。馬鹿は人に使われ酷使される訳です。無能な上司の部下になるほど…みじめなサラリーマン生活はありません。矛盾している行動を強いられるわけで…いやなら、サラリーマンを辞めるしかありませんね。女房、子供を抱え生活手段を得ねばなりません。僕は40年近く…株の売買を毎日くり返し、実験をしてきました。今でも実験の繰り返しです。まだ確立はされていませんが、かなり精度は高まっているのでしょう。しかし、これほど総花的な相場展開になると…僕の発言など、あまり意味を成しません。あちらこちらで…花が咲き乱れる展開です。買いたい銘柄はたくさんありますが資金が続きませんね。どれに集中させるか?

投資家それぞれのリスク選択により、運用成績は変わるのでしょう。大きなお金がある人は無理をせずに金融銘柄を買っておけば、3年程度保持すればいいわけですね。邦銀株は間もなく第一ステージが終了するでしょうが…これは一幕の話で、中座して食事をして戻れば、また二幕がスタートします。舞台はだんだん見せ場に近づくのです。通常、クライマックスは非常に賑わうものです。カタルは三菱UFJの一幕は700円台と述べていました。純資産価格の回復が、第一ステージだと前から考えていました。邦銀のアジア進出の成長力を市場が評価するのは、まだまだ先なのでしょう。昔は「八紘一宇」と言う思想がありましたね。「大東亜共栄圏」などの妄想が、第二次世界大戦に利用されましたが…時代は繰り返すと言います。金融力はある意味で軍事力と同じで武器なのですね。中国が高圧的な態度を繰り返すのも、日本経済の落ちぶれた姿が影響しているのでしょう。ようやく資産デフレが止まり、金融力が生きる時代になってきました。まだ一幕だから動きが鈍く感じるのです。「八紘一宇」などの造語を持ち出してきたカタルの真意を理解される人は読者の中に何人いるでしょうか?

さてピカ一銘柄としてお薦めしている007は、魅力がなかなか伝わってないようですね。今日は富士通コンピュータテクノロジーズとの協業が発表されているようです。QBはあらゆる分野に応用できる起動ソフトなのでしょう。次第にベールを脱ぐのでしょう。今日は発表を受け高く始まったようですが…現物で買って、忘れておいてほしい株ですね。通常、ケネデックスもアークも、目標株価はたいてい想定できます。しかし007は見えないのですね。スケールが大きすぎて…故に100万円は通過点と昔から述べています。こんな銘柄は、なかなか生まれませんが、同時に時間も掛かるのでしょう。Jトラストが4000円台に乗ったようですが、分割前に300円台で推奨したのは…いつだったか? 3年程度、経過しましたかね。しかしJトラストなど、007に比較したら…はるかに小者です。僕はソニーやトヨタに匹敵するような組立ソフトと言う業界をリードする会社に育ってほしいと願っています。冒頭に掲げた想像の話ですね。

実は「3Qの謎」の話しを展開すべきか…。それとも9カ月に及ぶ強気相場に休みを感じるべきか迷っています。新しい銘柄を打ち出せば…1か月程度は掛かるでしょう。ケネデックスは3月の初めに紹介しました。株価は既に3倍以上になりましたね。アークは4月でしたね。既に株価は2倍の水準です。気持ちの中では焦らなくても…とも思いますが、決算が発表されると、スタートする銘柄と、そこが売り場になり休憩に入る銘柄と選別されます。その話をソロソロせねばなりません。アークの位置取りも、難しいは判断です。頭の中では3000円から5000円の可能性も否定はしていませんが、僕には、どうも調べる手段がないのですね。時間と手間がかかります。詳しく調べるために取材をせねばなりませんからね。難しいのです。新聞や雑誌からの想像は、やはり限度があります。記者が、自分の視点に立ち、疑問を明らかにしてくれないからです。シャープの話しと似ていますね。僕は有機ELの量産化のスピードと、IGZOの技術評価が焦点だと考えているのですね。資本問題など追随の付録に過ぎません。故に、ただしい判断などできないのですね。だから、色んな売買手段を用いることになるのです。さて今日は、この辺で…終わりにしましょう。

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2013年04月22日

04/22

かたる:金価格が大きく下落した影響もあるのでしょが、商品価格をまとめたCRB指数も下落しています。ただ、この傾向は2008年7月に高値473.97を付け金融危機の影響を受けて大きく下落した2009年2月の200.16より回復した動きが、昨年の2012年5月まで回復した後の下落状況を示しています。爆食した中国経済が金融危機の資本規制により、資金源を断たれ「固定資本形成のマジック成長」が使えなくなった影響とみるのが一般的な解釈でしょう。このポイントをしっかりと押さえて置いて下さい。この下落現象は、カタルの「先進国への回帰理論」の考え方に整合性を与える一つの現象でもあります。(固定資本形成のマジックとは…昭和30年から40年代の日本同様に、社会インフラ整備による資産価格の上昇からの金融爆発の恩恵を示します。)

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今は先進国の金融秩序の回復過程で、その恩恵を構造改革の洗礼を受けた日本が一番受け、次に米国、そうして時間を置き欧州も回復するのでしょうが…その後の展開ですね。かたるは、そこから再び新興国の成長も確認され、特にインドの経済成長が、再び下落した商品の見直しへと…続くと考えています。つまり今の商品価格の下落は、一時的な現象で金融秩序が完全に回復すれば…再び見直されると考えています。時間軸は長いですが…大切な考え方の基礎なので、覚えて置かねばなりません。一見すると、皆さんには難しいかもしれませんね。このような想像力、所謂、未来の利益に関する環境を想像する仮説の一つなのですね。株価を予測するためには、未来の社会環境の姿が大切です。日本は原発の影響があり原油価格と連動する高い契約の下で、中東から液化天然ガスを大量に高値で買い付け、その影響もあり大幅な貿易赤字に陥っています。ひょっとすれば、米国の戦略に押されシェールガスを高い位置で買っているのかもしれませんね。技術力の進化はシェールガスの存在を支えていますが、日本近海にあるメタンハイドレードの回収技術が進化すれば…シェールガスが本当に必要なのかどうか…。株の選択と同じでスピード計算は大変ですね。

株価の動きは鈍いようですが…僕は、やはり木曜日の株価の動きは、ある啓示を与えているように感じます。25百万株の出来高を伴ったグリーの動きを解説している訳ですが、何人かの読者からのメールは「時間が熟成」していることを示しているのかもしれません。奇妙な表現ですが…相場と言うのは無理に作ろうと思っても、資金があってもの話ですが上手く行きません。要するに「時間の概念」は非常に大切なのですね。人々が感じる時間の概念が熟成すると、相場が生まれるのです。この感覚は上手く説明できませんが、自然の摂理と言うか…何となく世の中が求めるのです。流行とか…ブームと言うのは…確かに仕掛け人の存在も重要なのでしょうが、強引に腕力で相場を作ろうとしても駄目なのですね。ブームとか…の形成は、自然発生する土壌が存在するのです。何故か、重なったメールは、神の啓示のようにも感じられ、カタルの心を揺さぶっていることは事実です。「3Qの謎」と言うテーマのレポートを書く日が、来るかどうか分かりませんが、カタルの頭には、あるアイディアがチラチラしています。また儲かるのですね。このアイディアは…。まぁ、のんびり相場と対話しながら、果たして、その時が訪れるのか…注意深く静観すれば良いでしょう。

多くの人は短絡的な感覚に汚染されています。ネット証券は手数料が安いとか…、手数料など僅かですよ。もしベテランの証券マンに出会えるなら、その助言は手数料の比ではありません。キャリアの違いは歴然としているのです。ただ現在の証券界には、なかなか人が居ませんからね。今、長谷工を手掛けている証券マンも、なかなかの部類ですよ。Sさんと言う人ですが…この時間的な感覚を会得するのは大変ですね。一夜にしてディーリングなどで、お金を儲けられる人は限られます。自分の心をセーブし機械的に売り買いをせねばなりません。それも時間との勝負で、果たしてプロに勝てるかどうか…。日中に限ればミスは減りますが、それでも数年のキャリアは必要でしょう。僕も何れ挑戦してみたいが、今は僕の感覚だけで充分ですね。何も毎日、売り買いをする必要もありませんね。上がる株は上がるのです。素質のある株は、必ず物色されます。順番を待てば、いいだけの話ですね。

なかなか条件の兼ね備えている銘柄と言うのは見つかるものではありませんね。だいたいが空振りです。調べていくと欠陥を持っていたり…、本物なら、必ず市場からの認知を受けます。逆に偽物は、どんなに宣伝しても駄目なのですね。市場は良く観ていますよ。だから市場経済は常に正しいのです。故に市場に資金配分を委ねようとする市場原理主義が生まれますね。日本は意図的に資金配分を実施しています。計画経済ですね。権力者が、既得権力者が優位を維持しようと、背後で色んな動きがあります。しかし市場に資金配分を委ねれば…小さな政府で効率的な社会が実現されます。その代り公明正大でフェアな環境を創り、市場原理を育てねばなりませんね。だからカタルはオリンパスを批判し、東証の大証との合併も批判しました。ルールは厳格に…誰もが認める基準を設けねばなりません。基礎を作り、資本効率のROEの考え方を社会に確立させることが出来れば…自然に資金は効率的に必要な所へ配分されます。これが市場原理主義ですね。

ただ市場原理主義は、時々、暴走もします。人の手をかけて、動きをセーブする必要もあります。しかし概ね、市場が配分する資金の流れは正しいのですね。必要な産業に資金が動くように、市場を見ながら政策を変化させるわけです。これが市場原理主義ですね。今のバイオ関連株は、明らかに高いのです。しかし政策支援することにより、社会環境が良くなり産業が育ちますね。新薬の許認可をスピードアップさせるとか…。だから割高に見えるナノキャリア、J・TECなどの株価が支えられています。政策と呼応して株価が動くのですね。流入する資金が株価を支え、国内勢は新営業年度入りし、先ずは利食いから入ります。しかし…クロトン効果の意味を理解しているのでしょうか?

クロトン政策下で売った国内勢の資金は、再び市場に舞い戻るでしょう。もともと先進国の優良企業には豊富な現金が唸っています。この資金は…どうなるのでしょう。考えるのはこの流れですね。カタルはマネタリーべースの拡大から信用創造をみて、新成長戦略や先進国への回帰、「デフレ・ボトム・ポケット」と銘柄選別のヒントを挙げています。今の所は、正しい政策が実行されていますから、カタルの想像通りの相場展開が実現されていますね。あとは皆さんの選択の自由です。自分で決めねばなりません。ただ、もっとも儲かる戦略を…と言われても困る訳です。それぞれに違った生活があり、資金が生活資金であったり、場合によれば、借金である場合もあるでしょう。借り入れの資金で、信用取引をしていれば、借金に借金を重ねている訳で、完全な博打の世界ですね。株価は常に揺れ動くのです。30%も下がると右往左往する人は大勢いるでしょう。故にカタルは、ピカ一銘柄は、なかなか生まれないので、1株でも良いから現物で買って、その存在を忘れていて欲しいと言っているのです。007は出来高面から見て、程、この水準は地相場に変化しつつあります。地相場の意味が理解できますか?

グリーもそうですね。既に地相場を確立しましたね。時間の概念は、実態と株価との確認作業でもあるのです。その確認作業の時間が、調整と言う作業なのですね。どんなに素質があっても変化率が高ければ、高い程、市場の動きが正しいか…確認します。だから山手線論理が生まれ、順番が来るまで列車を待てばいいと言っているのです。その山手線、自分が待っているホームに列車が来たのですね。007も、グリーも…。おそらく地相場なのでしょう。地相場とは、乗客が乗り降りする停車時間なのでしょう。そんな感覚ですね。アークの解説も必要かな? まぁ、心配はいりません。良い値動きを示しています。下値を切り上げるパターンは、何処かで、オーロラ爆発が見られるかもしれません。まぁ、状況によるのでしょうが…相場を楽しめばいいですね。ただ、いつも過信は禁物です。腹八分目と言う言葉もあります。いつでも心にユトリを持てるように、ポジション調整は自分で考え、自分との戦いに勝たねばなりません。互いに頑張りましょうね。

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2013年04月19日

04/19

かたる:昨日の動きは不思議な展開ですね。市場の動きにどのような意味があるのか? 常に市場を観察し、その値動きの意味を探ります。昨日のテレビでは金価格の動向を巡り、様々な意見が出ていましたが…カタルの仮説を採用しているメディアはなかったように思います。カタルは米国金融界の回復から、世界の金融機能の秩序が戻る過程にあると考えている訳です。つまり金融不安による資金逃避がなくなると考えているのですね。一般的にはインフレになれば、モノの価格は上がりデフレになると下がりますが、この部分にスポットを充て、先進国のデフレ兆候と捉える向きがありましたが…僕は違うと思いますね。あくまでも金融秩序の回復なのです。この考え方は非常に大切で、次に物色する銘柄の選別にも影響を与えますから、よく自分なりに考えを纏めておくと良いでしょう。

実はカタル君は様々な現象に対し、それぞれ自分で考え自説を持っています。そうして、その自分の仮説に従い行動するわけです。メディアが誰かの説を用いたとか…そんな事はいっさい気にしません。気にするのは市場の動きだけですね。自分の仮説通りに市場が反応しているかどうか? それだけが気掛かりで、自分の考え通り株価が動かないと、何故か?と自問し、その理由を探りますね。そうして自分の考えを修正することもあれば、株価が下がったからと言って、自分の考えを曲げない場合もあります。つまりケース・バイ・ケースですね。ただ売買は違います。「リスクの許容度」と言うものがあります。もしある日突然、何か予期せぬ出来事が起こり、株価が暴落したら…自分はそのリスクに耐えられるか? 常に検証している訳ですね。だから株価が自分の予想通り動かずに下がったりした場合、自分の考えとは違うのですが、持ち株を減らす事があります。それは自分にリスクを負う力がないからです。本来、追証になったら追加の担保を入れるのではなく、先ずはリスクを軽減させ、自分のポジションを減らすか、全てのポジションを閉じるべきですね。そうして時間を置いて考える姿勢が大切なのでしょう。この事は基本概念なのでよく覚えて置いて下さい。

僕はこれまでに二度、グリーにチャレンジして目一杯のポジションで挑戦したことがあります。しかし自分の予想通りに株価は動かずに、株は何れも下がりました。故に仕方なく短期ポジションは閉じたのですね。それが下値のボックスの二度の失敗です。もう一つは、たしか年初だったと思いますが…3Qにおいてグリーは通期の減額修正をしました。この下げに対応するために、007の利食い売り…と言うか、心情的には投げですね。…を実施しました。馬鹿らしい限りです。そのおかげで騰がると分かっている株を売る破目に陥り投資効率を大きく下げたのです。これだけ当たっている訳で、既に10倍程度まで資金は膨らんでも良いはずなのに…スタート時点の躓きは、非常に大きいのです。それもこれも時間の壁が越えられない最後の難関の壁、「タイミング」への挑戦を繰り返している訳です。

しかし時々、そのスタート時点が当たるから困ったものです。ケネデックスやアークをIRNETで取り上げたタイミングは絶妙でしたね。どちらもその後、株価は急騰している訳で…、もしこの技術が完成するなら、僕は間違いなくバフェットやソロスの領域の仲間入りになるのですが…ところが現実は厳しいからね。まぁ名前が「未来かたる」で、夢を見る男だから…ね。戯言もお許しを…。

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その失敗作のグリーを今日は失敗に懲りずにまた買ってみました。3度目の挑戦ですトホホ…。今度こそ…頼みますよ。実は昨日予告した「3Qの謎」と言う奇妙な現象を、何れ述べることになるかも知れないのです。その一つがアークで、この始まりが4月9日でしたね。そうして昨日のグリーが、その一銘柄で、もう一銘柄あるのですが…。こちらは、この仮説にまだ反応していません。この仮説は間もなく行われる決算数字に反応するパターンもあります。もしこの仮説に従いグリーが順調に、アークと共に育つようなら…、また一つ、カタルは「成功法の武器」を手に入れた事になります。何しろ、これまで数えきれないほどの失敗を繰り返し、ようやく実践の段階と踏み切った途端に、大震災や欧州金融危機で、なけなしのお金を磨ってしまい途方に暮れていたのですから…人生は面白いものですね。まるでドラマですよ。事実は小説より奇なりと言いますが…本当ですね。

さて戯言は兎も角、昨日の市況は、実に面白い現象でした。「みずほ」が、なんと売買代金で1位でしたね。日経新聞の報道は事実なのでしょう。最近の出来高のバランス感覚、そうして物色動向の動きを見ると、外人投資家は確実に玉を拾っているようです。もともと無尽蔵にある資金なのです。その大量の資金を受ける事が出来る銘柄は限られます。しかも論理的な価格の裏付けがないとなりません。邦銀株は格好の外人投資家の的になっているようです。今の動きは鈍く個人の賛同は得られませんが、いずれ皆が熱狂するときが来ますね。邦銀ファンの人は売りではないですよ。安全で儲かる銘柄と言うのは、そんなに存在するものではありません。たかだか2倍や3倍程度の儲けで、株の値上がりが終わったと思ったら大間違いです。何しろ、明治以来培った財産を失った怨念相場は、どう考えても、こんなスケールではないでしょう。カタルはバブル期を経験していますからね。1000万株単位で玉が動くのです。僕だって当時、NTTを200万円~300万円ぐらいだったかな? 1000株買いに行ったのです。地方の証券マンの…ワンロットの注文ですからね。

日本の機関投資家と言うのは、基本的に馬鹿なのです。こんなことを書くと叱られますかね?でも僕は長い間、法人担当をしていましたからね。ただし地方なので…東京とはレベルが違うでしょうが…似たようなものでしょう。共済連や連合会などの上部団体の役員は地方の実力者が、成っていますからね。よく接待をしたものです。株の話しなんか…みんな知りませんね。債券だって素人ですよ。景気循環と金利の仕組みを知っている人間が何人いるのかどうか…先日、年金基金にプロを招き入れろと言う通達がありましたね。そのプロも証券会社に居ないのですから…、日本に居る訳がありませんね。それは金融庁の力が強すぎて、バランスが取れてないのでしょう。失敗を恐れるあまり、規制ばかりの保身機能が発展したから、市場経済の考え方の基礎が出来ていませんね。困ったものです。

日本の失われた時代の本質は、此処にあるのかもしれませんね。折角、世界一の債権大国になったのに…お金の使いかたを知っている人間が居ないのです。馬鹿は先ず、お金を使います。高級車を買ったり高級時計を買ったり、お金の使いようがないのです。銀座の女に騙されるやつも、たくさんいますね。女性も千差万別です。なかなかヒットは居るものではないです。演出に惑わされ、溺れて時間を過ごすのです。株と同じで本質が見えないのですね。なかなか株価の実態価値を理解している人は居ません。経営者さえ株価を軽視するから、ABCマートの三木さんにUアローズは痛い目に遭わされましたね。経営者は株価の動きに注意を払い、常に株主の気持ちで行動しないとなりません。その点、ソフトバンクの孫さんは、なかなかフェアですよ。先日の合併に対し、自社株が下がったので、相手株主に対し配慮しましたね。このような積み重ねが、株価の信頼感につながっていきます。つまりブランドとは、時間をかけながら獲得する信用なのでしょう。

与太ばかり…になり、本質の話しをしないとなりませんが、実際の経済は動いており、そんな早くカタルの考える想像の世界が実現される訳でもないのです。でも後場からはどちらでも良いですね。グリーも、アークも…このまま陰線でも良いし、逆に切り替えし陽線で終わっても良いし…どちらでも…いつだったか、述べましたね。髭の部分より実線の部分が大切だと…。大幅な陰線にならない限り問題ありません。いつも値動きと相場観を微調整しながら市況を眺めている訳ですね。「デフレ・ボトム・ポケット」の修正は起こるのですね。この中でカタルはアークを選択しましたが、シャープはなかなかの逸材だと考えています。いつだったか…カタルがホンハイへの割当価格の800円は高過ぎないと述べた意味を皆さんは知ることができるのでしょう。それにしても分かっていたのに…何故、日経新聞は作為的な報道をしたのでしょうね。考えられるのは誰かが買うためですね。背景には情報操作を利用して儲けた組織が居るのかもしれませんね。僕はあの時、日経の報道は片手落ちだと…WSJの記事と比較して述べました。実はソフトバンクの報道にも同じような裏があるのを皆さんは感じたでしょうか?この推測もなかなか面白いのですが…まぁ、長くなりますからね。今日は止めましょう。

後場から、3Qの謎とデフレ・ボトム・ポケットの魅力を併せ持ったアークの値動きはどうなるのでしょう。皆さん、気づいていましたか?この値動きが非常に作られた動きに見える事を…自分で値動きを見て考えてみてください。謎解きは何れします。それではまた明日。あらら…グリーはまた下がっているね。トホホのカタル君。

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2013年04月18日

04/18

かたる:今日は「市場経済と政策」と言うか…「市場と実態」の方が相応しいかな?を、レポートの題材にと考えていますが…。このテーマは奥が深く、実に面白いのですね。故に少し自分自身の考えを掘り下げるつもりで、暫く考えてみたいと思っているのですが…どうしてか? 理由は分かりませんが…、何人かの方からグリーに対するお問い合わせが多くあり、何故か質問が重なっているのですね。不思議ですね。確かに、僕は昨年11月、株式投資をする際に、3つの銘柄を選別し投資しました。金融株から野村証券を選択、自民党が勝つと予防保全の考え方から、財政投融資の活発化を見込み三井住友建設を、そうして最後にグローバル化に対応した携帯ゲームのグリーを選択して投資しました。最初に上がったのが三井住友建設で僅かな期間に2倍になりましたね。その後、どうも自民党は財政投融資の増額テーマの200兆円構想への具体的なイメージが見えず、三井住友建設を利食いして、「みずほ」などにシフトしました。野村証券は上がることは分かっていましたが、たしか、007ことユビキタス(3858)を買うために、僅かな値上がりで売ったのでした。まぁ、結果的に007は6万円台での購入だったので、切り替えは成功なのですが…。この3つの選択の中で、今も、まだ上がってないのがグリーなのですね。逆に買値より200円ほど下げているのですから、呆れる選択眼です。いつも当たっている訳ではないのですよ。外れることも良くあります。これだけ株が上がっている中で、外す方が難しいのです。その点は自慢が出来ますね。ハハハ…。

何故、失敗したのか?
国内の携帯ゲームは、ガンホーの独占状態ですね。しかしカタルはガンホーを大きく評価していません。理由はサード・パーティーの存在です。やはり本家のグリーとDENAなのでしょう。加えて批判はありますが、ゲームは文化と考えているカタル君は、この業界に夢を感じています。行く末、ゲームは仮想現実空間の創造に繋がります。よくSF番組でヘルメットのようなものを被り、脳を直接刺激して非現実的なユートピアの体験をして余暇を楽しむシーンがありますが…。今のゲームは、その過程にあると考えています。究極の娯楽は、脳を直接刺激するまで進むのでしょうね。まぁ空想は兎も角、先進国の付加価値の高い産業は、やはり文化だと思っています。ゲームにアニメなどの分野を大きく伸ばすべきでしょう。最近は芸能人のプロモーション活動もグローバル化し、アジア圏一体の消費を見込んで行われています。既に、ものを作りから付加価値を多く得るのは難しい時代です。可処分所得が上がると、必ず余暇を有効に利用しようとします。日本の産業の構造転換にも、役立つ産業だとゲーム市場を見ている訳です。

さてグリーですが…、11月の僕が買った段階より、3Qに於いて通期の減額修正を発表し株価が下落したわけです。この見込み違いが、利食いしたくもない007を売る破目になりカタルの運用成績の足を引っ張ったわけですが…その後も2回ほど、カタルはグリーにチャレンジしています。しかしいつも失敗に終わっており、唯一の損失銘柄として、失敗を繰り返すわけで…現在に至っています。DENAの方が期待する海外展開のプロモーションは上手いようですが、此方もカタルの期待通りの展開にはなっていないようです。グリーは未だに売り上げの10%程度なのでしょうね。何故、株価が上がらないの?と良く質問を受けますが、色んなことを言う人が居るようです。多くは需給面の問い合わせのようですが…。皆さんは短絡的すぎますね。需給動向などは二次的な要素に過ぎません。何故、誠備の加藤さんが失敗したか? よく考えてください。宮地鉄工のように経営権を獲得しても無駄なのですよ。一番大切なのは、株価の需給バランスではないのです。時代の流れであり、その会社が置かれた環境が大切で、あとはその流れに乗り切れるかどうか?の経営手腕ですね。

ガンホーのようなパズドラなどは、一発屋が当てたに過ぎない段階だと思っています。確かにゲームの出来、不出来が業績動向に、大きな影響を与えるのでしょうが、デファクトスタンダードとは…違いますね。携帯ゲームの覇権を握る戦いは、囲い込みによるサード・パーティーの存在なのでしょう。つまりグリーの一株利益と、ガンホーの一株利益は質が違います。分かるかな?この感覚が…やはり先行者利益は大きいのです。雪山をラッセルする光景を考えると、分かるかな? 体力がある経験豊富な実力者が選ばれますね。国内市場は既に飽和状態なのでしょう。利益成長は海外にあります。カタルを惹きつけているのは、グリーが発表した会員分布にあります。15%の国内会員で売り上げの90%をあげ、残りの85%海外会員で10%の売り上げしかあげていない現実は、奇異に映りますね。必ず、何処かで修正されるはずです。この考え方が、カタルがグリーを選択している理由なのですね。確かに裁判で負けたように…、やんちゃな田中君は欠けている部分が多く荒削りです。IR情報一つとっても、内部に人が居ませんね。MBAを揃えるDENAに大きく遅れているようにも見えます。しかし粗削りだから、成長の可能性もあるようにも感じます。あの剥き出しの田中君の闘争心が、カタルは惹きつけるのですね。人間を動かすのは、モチベーションであり理念です。

僕なんか…グリーの株が直ぐに上がらなくても…、へっちゃらです。何年でも待ちますよ。その間、潜在的な実態価値と株価のギャップは開くばかりです。一見するとカタル君の人生も、失敗の連続のように見えるかもしれません。そりゃ、そうですね。1億円の年収からの転落です。でもたった1億でしかない。ステップ・アップするために、選んだ人生ですね。その時間が将来の糧になることもあるのですね。最近は考える時間があり、結構、楽しい時間を送っていますね。昨日のNHKのプレミアムシネマの「マーニー」などは面白かったですね。1964年と古い製作ですが…。金融の世界はアイディアが利益を生み、想像力が大切なのですね。皆さんに分かるかな? たしかジム・ロジャーズは、世界をバイクで回ったりして見聞を広め、資源の高騰を早くから予測していましたね。わかりますか?金融はアイディアが勝負の世界なのですね。

市場経済は、常に現実(実態)と株価の間を行ったり来たりして、修正を繰り返しています。グリースパンが良く「市場との対話」を重視して、政策の変更をしていましたが、市場は時々暴走をしますが、概ね、実態経済を映す正しい鏡なのですね。だから政治家や政策担当者は、いつも市場に注意を払い、重視しなくてはなりません。だって世界中のお金が熟慮の上、選択を繰り返した結果、生まれた数字なのですね。1990年代初めに、元日銀総裁の三重野さんは「株価や地価が下がっても実体経済に影響を与えない」と豪語して金利を引き上げました。そうして2010年10月に前日銀総裁の白川さんは、この考えの敗北を認め、包括的な金融政策を採用し、ETFやリートの危険資産の買い入れを始めました。分かりますかね? 確かにクロトン効果は絶大なのですが…、既に昨年の10月には…アベノミクス前に、株高は決定されていたのですよ。故にカタルは、このタイムラグを「デフレ・ボトム・ポケット」と命名し、株式教室で解説したのですね。分かりますか?

この発想が正しいから、アークは人気株への道を、歩んでいますね。何故、カタルが回りくどく、比較優位から空洞化を復習し、内外価格差からの洗礼を受けたアークを市場に送り出したか? この「デフレ・ボトム・ポケット」と言う考え方が正しいから、市場はそれを認めたのでしょう。グリーに対する文化の価値を市場が認めるかどうか、僕には分かりません。しかし僕の目には、グリーと言う会社が日本には必要で、伸ばすべき産業に見えます。アークの株価の水準訂正は、クロトン効果の影響で、既に既定路線なのですね。ただ僕に見えないのは、3000円から5000円の嘗ての栄光を手にできるかどうか…と言う点だと述べています。現時点では、そこまでは絶対に株価は評価しませんね。現時点では…、しかし3年後は分かりませんが…。だから、昨日はまた買いたくなってきたと正直な感想を述べたのです。

しかし007は、僕にとって宝物に見えるのですよ。アークなどは前頭クラスですね。やはり横綱は007なのでしょう。僕の横綱観はなかなか生まれません。10年か20年に一度、現れるかどうか…の格違いクラスの逸材に見えるのですね。現時点では、多くの人は、その希望の欠片も感じられないかもしれませんが…日本の置かれた立場を考えると、やはり新成長戦力が必要で…ナノキャリアに拘った考え方の背景の時代が…見えるようになってきたのですね。ナノキャリア、そうして僕が送り出したJ・TEC、更には最近アンジェスMGが、人気化しています。何故? この回答が新産業戦略であり、付加価値の話しなのでしょう。

いつも講釈を垂れてばかりで…、僕は本来、もっと軽い人間なのですが…。良い女がいれば直ぐに口説きたくなる、ただの男に過ぎません。皆はあまり勝手に、僕をイメージしないでくださいね。今のホームページは、過去の失敗の歴史も辿れますよ。ずっと以前のものは公開していませんが…。最近、新しい読者も増えたようで…、毎日6000人台の人が閲覧しているようです。あくまでも、カタルの意見など…参考程度にして下さいね。僕は実践派ですし、嘘は書いていません。結果的に嘘になったケースはありますよ。沢山ね。それは選択の結果ですからね。選択は強要されるものではなく、自分で選択する権利は、有している訳です。3000銘柄もあるのですから…何でも良いのですよ。野村証券1本でも、三菱UFJだけでも…。仮に休みを入れても僅かな期間ですよ。1年も休まないでしょう。せいぜい6か月程度の休みでしょうからね。休んで株価が下げたら、また買い場になりますからね。007なんか…何度もチャンスがあります。何度か訪れるチャンスをものにできるかどうか…、それはあなたの選択次第なのですね。おぉ、偶然の一致かな?けなしたグリーが怒っていますね。1200円台の株価になってきました。先延ばしになっている「3Qの謎」と言うテーマの原稿を、そろそろ用意しなくてはならないかな?また明日。

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2013年04月17日

04/17

かたる:米国でテロとは驚きましたね。…しかし卑劣な行為ですね。イラクを米国は誤情報を元に叩きましたが…、この難民や武装民が周辺各国に散らばり、様々な弊害を生んでいます。今では米国の汚点史として覇権主義の批判の的になっています。本来なら、詳細な原因調査をして裏を探るべきで、誤りがあれば関係者は処罰されるべきでしょう。様々なメディアが事件を追っており、時々、背景を知る番組が提供されていますが、やはり真相は、もう少し後にならないと分からないのでしょうか? 石油の利権が背景にあるのか? イスラエルの存在なのか…。仮に北朝鮮を、今、叩いたらどうなるのでしょう。敗戦処理を考えると、踏み切れないのでしょうか? アラブの春からシリア情勢やイラン情勢などを見ると、巨額の戦費を使って破壊行為をする必要があったのかどうか…。軍事産業は必要なのかどうか…。あまり知識のないカタル君には、難しい問題ですね。しかし「情報力」の大切さは、様々な検証番組で繰り返し報道されています。第二次世界大戦も同じですね。日本人はどうして「情報の大切さ」を理解しようとしないのでしょう? カタルは長年、株式市場に身を置いているせいか、いやと言うほど、人間の心の難しさを感じます。

多くの皆さんは上がる株を知りたがりますが…本当は違いますね。そんな事は簡単に分かります。途中の景色動向が問題なのですね。車窓から移り変わる景色が問題で…、その対応が問題なのです。演出効果も人間の心を刺激します。資金力さえあれば、いろんな演出が出来ますが、様々な手段を用いなくてはなりません。それに会社側の経営スピードの進展具合も重要な要素になります。株価がもたつく背景には、その進行度合いが問題にもなりますね。007をカタルは2010年春に取り上げ、これは逸材だと考えてきました。しかし007は、なにぶん小さな弱小企業で開発部隊の人数も大きく足りません。IPS細胞の山中教授の研究室は今では200人以上の規模なのでしょうね。比較すれば分かりますね。組立ソフトはバイオと同じく素晴らしい成長産業なのです。最近になってサイバー対策室が強化される治安レベルの日本ですから…価値観の意味を理解できないのでしょう。しかし埋もれる官僚情報を産業界が利用できるようになれば、様々な効率的なサービスが生まれます。ピカ一銘柄の007は先行きが楽しみです。ワクワク感は増すばかりでなかなか萎みません。

現在はアークと言う株も取り上げておりますが、多くの人は資本問題を重視します。まぁ、双日のような悪い事例が過去にあったので、個人投資家は発行株式総数に過敏になります。シャープの増資報道で株価が下げましたが…しかし基本的な本質は違います。もしROEと言う概念が、もっと世間に浸透していれば…、投資の見方も変わるのでしょう。経営者もソフトバンクのように増資に敏感になりますね。勿論、自社株の価値にも敏感になるのです。未だに邦銀株の評価が低く、新体制へ移行できない現実を抱える日本市場ですが…機関投資家も、もっと洗練されないとなりません。金融庁も然りです。時代遅れの通達が、日本の成長の妨げになっている実態を変えねばなりませんね。債権免除益や資産売却をしなくては評価損を計上できないのは無駄を生むばかりですね。時価主義の考え方など、少し考え直す必要があるでしょう。

アークに対する発行株式総数の増加に対するカタルの考えは問題ないと金曜日に述べました。だって平成28年3月に企業再生支援法のスキームが終了するのです。A種の転換期限が2022年になっていましたからね。平成28年と言えば2016年ですからね。マジックであることを公言しているようなものです。BやC種も同様に2016年8月になっていました。まぁ、此方は企業再生支援機構とは関係ありませんが…。唯一の弱点が、強弱感の対立を増長するのは面白いですね。素質は充分にあります。今の問題は果たして以前の輝きを取り戻せるかどうか…。野村が増資を実行した3000円とか…の株価ですね。これは流石に現時点では見えませんね。今は800円ラインが限度かな?と言う感覚だけです。再建やのエキスパートの実力は、如何なく発揮されるでしょう。故に、もう決定されています。彼らは事前に精査してから、取り組んでいるのですから…。後出しジャンケンですよ。それに出動を決定した最悪の環境下より、ずっと周りの景色は良くなっています。

おそらく再建されたら、高値時点で野村は再び公募を実現させ、借金を返済させるのでしょう。お金と言うのは、あとで付いてくるものなのですね。必要なときには、なかなか手に入れる事は難しいですが…。歯車が一度回れば、要らないと言っても周りで湧き上がるものです。先の想像は兎も角、現状の最大値は、やはり営業キャッシュの10倍なのでしょう。故に今回の目標値は750円程度か…と推測しています。まぁ、今の300円以下の時価は、まだまだ買い場でしょうね。今の相場は、一度、市場から注目されると伸びる環境になっています。仕掛人やエキスパートが存在すればシナリオは既に決定されています。

市場人気はケネデックスから東電に移りましたが…、筋はやはり「先進国への回帰」でしょう。新成長戦略が話題になっており、東京都は24時間のバス運営を実施するようです。地下鉄の24時間運営の話しもあるようですね。社会インフラの選択肢が広がり良いアイディアなのでしょう。教育問題の改革も進みそうですが…道州制の方はどうなっているのでしょうね。社会の新体制への準備が済むと…先進国への回帰が更に加速されるのでしょう。日本のインフラ整備は、戦後直ぐに実行され、既に多くが更新需要を迎えています。今度は情報力を加味したインフラ整備ですね。総背番号制からカルテなども含めた情報管理が発達すると、いよいよSFの世界に突入です。その関連企業は高成長が約束されていますね。

ただ最近は気になっている現象もあるのです。どうなのでしょう。記憶を遡っているのですが…どうも…何しろ記憶力は3流ですからね。そうだ…読者からグリーに対するコメントを求められました。本当に…なかなか動きませんね。先ほど…景色図の話をしましたね。素質はあるが、実態が見えないのでしょう。良いですか…、今は取り上げる銘柄はたくさんあります。この循環物色が続いているのでしょう。ただ明らかに先駆した株の二段上げはなく手詰まり感も強くなっています。先駆した銘柄とは、マツダやシャープ、アイフルなどですね。高値を維持していますが…ステージを変える所に行っていませんね。それは当然でしょう。既に過去最高利益水準まで買い、秋までの数字を買っています。だから実態が株価に追い付くまで、基本的にはお休みでしょう。007は村田との提携効果がそろそろ期待できる筈。目先も変化のチャンスは秘めています。ただ実態からは難しいのでしょう。4Qの数字は全く期待できません。このバランスが面白いですね。ここで大物感が出せるかどうか…真価が問われるかもしれませんね。ただ日経新聞の電子版かな?「割高感が存在するうちは、いつも市場が正しい」のです。

基本的に不安感があるうちは、買い場なのです。株で一番怖いのは、安心感が生まれる時ですよ。だからアークや007は評価が二分され、更に相場が期待されます。アークなどは先週、始まったばかりなのです。4月9日に相場の芽が出たのですからね。霜でも降りない限り順調に成長するでしょう。今日の260円台は買い場ですよ。また買いたくなってきましたね。困ったものです。まぁ、20万円以下の007は現物で、丹念に拾って置いて下さい。300円以下のアークも…此方は現物でも信用でもどちらでも構いませんが、買いだと考えています。まぁ、いつも当たる訳ではありませんが…、どちらか言えば、今は誰でも、だいたい儲かる相場なのですね。要するに資金効率の問題なのでしょう。

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2013年04月16日

04/16

かたる:最近は金融商品が複雑な関係に置かれ、仕組み債が多くある為に、どうして、このような動きになるのかな…と、思う事が時々あります。昨日は金価格が前からの予想のように下げ、更にボストンでの爆発テロ疑惑が持ち上がり、この所、強かったNY市場も利食いの動きが集中したようですね。加えて、ドル・円の為替もヘッジファンドと思われる利食いが入り、円高になっているようですね。でも皆、僕の目から見れば自然な流れで、株高のシナリオが消えるわけではありませんね。単なる利食いなのでしょう。量的緩和効果は、これからですからね。スケールの大きな話ですから…米国も日本も…。株高などは、まだ氷山の一角なのです。

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確かに「比較優位から空洞化」、所謂、新興国への魅力が薄れ、資金の流れが米国や日本などの先進国へ回帰しています。だから市場に変化はある程度、生まれますね。先日から、カタルは米国金融の回復を伝えています。ディッシュがスプリントの買収に名乗りを上げたと言います。バークレイズの戦略に踊らされたとか…。正式な発表でないのに、NHKは、さも事実のような報道ぶりでした。株主にとっては優秀な経営者に経営を任せた方が良いのに…大丈夫かな?とも思いますが、この動きなどもバークレイズ(英)は違いますが、米国金融の回復動向を示す流れの一環でしょう。ハッタリじゃないのかな? イギリスは、まだ資本増強の最中ですね。まぁその話は兎も角、カタルは以前から、GSEの回復やJPモルガンなどの事例を引き合いに、ようやく米国金融にも復権の動きが出てきたと述べました。この意味は大きいのですよ。今日の日経新聞には、米国企業の手元資金の話が景気指標欄に載っています。2006年8200億ドル~2008年8550億ドル~2009年1兆530億ドルと書いてありますね。最新の数字はないようですが、企業キャッシュの行方が、注目される時期になってきました。この話は重要ですから記憶しておいてください。銘柄選別に大きな影響を与えます。まぁ兎も角、米国金融界の信認は、日に日に高まります。

つまり本格的にドルの信認が高まれば、金などの逃避資金を収集する商品への魅力は当然薄れます。当たり前の動きですね。金は利息を生みません。それに長く上昇過程にあり、いい加減に…相場は終わりでしょう。たしか記憶によれば、住友鉱山は産出量の半分を800ドル近辺で売りヘッジを掛けたのですね。期間(量)を、どれほどに設定したか分かりませんが…。ずいぶん昔の話です。おそらく、その水準が良識的な水準の下値なのでしょう。現在は1351ドル近辺ですから、まだまだかなり下値があることになります。この1000ドルの壁は、金融危機勃発後の高値ですから、当然、意味のある相場位置なのでしょう。

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予てから、カタルは比較優位から空洞化の流れが終了して、先進国への回帰が始まる新しい流れを見ています。その一環の動きが、これから徐々に皆に分かるようになるのでしょう。ただ急激な変化は、一時的なポジションの縮小に繋がり、どうしても目先は下げますが、慌てる事はありませんね。おそらく日本も6か月も続く上昇相場ですから、多少の利食いは入るでしょうが、大きな流れが変わるものではありません。故に、押せば買い場になりますね。ただ上昇相場が既に長くなっており、相場が疲れていることも事実です。この辺りの評価をどう考えるか?…の問題だけです。

「デフレ・ボトム・ポケット」の考え方は、市場に信認されつつあるようですね。昨日はアークと共にシャープも買われ、ソニー、パナソニックもマズマズの動きでしたね。株式投資は、ある意味で「現実と市場」とのギャップを埋める作業とも言えます。分かりますかね。株価の移動平均線から大きく株価が乖離すると、必ず調整場面を迎えます。株価が下がるケースと時間が経過するケースです。両方が同時進行するケースもありますね。アイフルもそうだし…シャープも、マツダも、人気株は全て同じです。仮に論理価格が更に上にあるにしても…、株価が一時的に上昇すると必ず利食いが入り、株は休みます。これは仕方がありません。その時間を利用して、株価は市場経済(実体経済)と対話をして、再び現実の株価推移を確かめるのですね。そうして現実が株価に追認していれば、再び株価は理想の論理価格に向け、動き出します。この目標値は、様々な条件により常に流動的で変わっています。

株式投資で儲けるという事は、どういう事かと言えば、市場の中で論理価格と実際の株価が大きく乖離している現象を探し、その乖離を埋める作業ですね。この場合は論理価格が株価の移動平均線にあたります。実際の株価は、論理価格とのギャップが大きければ大きい程、値上がりが大きくなりますね。何れ時間をかければ、必ずどの株も修正されますが、順番があり、修正のスピードはそれぞれ違います。割安株で業績の見通しも良いし、将来性もある株は必ず上がりますが、得てして、そのような株は割安に放置されます。出来過ぎのお坊ちゃんは、人間から見ると魅力的に見えないのです。ところが、傷があるやんちゃな坊やは、危なっかしいが、何故か応援したくなります。これがカタルの言うスター性ですね。007はピカ一なのです。「ピカ」が付くのですね。このピカはなかなか付きませんよ。僕の過去の経験では、任天堂にヤフー程度のものでしょう。任天堂などはカルタを製造していた京都の町工場でした。ヤフーは少し意味合いが違いますが…。007は久しぶりに「ピカ」を感じる銘柄なのです。

さて、この論理価格と現実の株価の差の大きな銘柄の中から、時代性を考え銘柄を選別するわけですが…、この作業には長いキャリアが必要になります。何故ながら、それぞれの株価には値動きの特性があります。株主構成からくる場合が多いのでしょう。あるいは時代的な歴史観ですね。アークはスター性があるのですね。そのアークが人気株の仲間入りを果たすかどうかは…これからの値動き次第ですね。今日のような安い不安感が充満するステージは、ある意味でデビューする絶好の舞台環境です。「僕は存在しているよ。」…と自己主張をする絶好の機会なのです。世間は、この程度の株価上昇では存在を認めませんね。しかし比較優位から空洞化の過程に流れた、過酷な環境を生き残ってきたアークと言う会社は立派なものですね。それも日本の技術力の結晶とも言われる金型の会社で、しかも中小企業の親分です。企業再生支援機構は官僚組織のシンボル的な存在ですね。日本航空を立て直しましたが、その時は金融機関に大幅な債務免除を認めさせ、批判も浴びていました。更に株主責任も迫ったからですね。しかしアークを見事に復活させれば、中小企業は庶民の感覚で、しかも株主に迷惑もかけておらず、金融機関にも株券を渡していますから不満もありません。真の成功事例になりますね。分かりますかね?

カタルが調べれば、調べるほど…だんだん惹かれていった過程が…。最初は僕も発行株数のマジックで心配になったので、滅多にない事なのですがIRに問い合わせたのです。だって詳細事項を探すのが面倒だったのですね。分かり辛いのです。IRのサイトをもっと分かりやすくすればいいのに…みんな素人が作っているからこうなるのですね。成長期のアークのM&Aのやり方を見て下さい。素人集団ですね。ハッキリ言って…。途中、何度か自力で立て直そうとしますが…専門家も今までは不在だったようです。僕の知り合いに債務整理の専門家がいます。銀行が投げた物件を再生させるのですが…。演出効果など…全て素晴らしいですよ。それこそ舞台を観ているような役者効果を演出するのです。プロのレベルは従業員の心をどう惹きつけるか?そうして財務面では…無駄を見つけ削っていきます。もう、この差は歴然としています。銀行が投げた不良債権が、優良な投資物件に変わり、再生して会社を高値で売却し利益を上げていますね。

さて先ほどの企業再生支援機構は、日本航空を短期間で再上場させたエキスパートの集まりですね。侮ってはいけません。日本航空は金融機関の債務放棄を迫りました。それだけボロだったのですが…アークは債務を株式化していますね。ただあまりユトリがあるとは言いませんが…そんな所に、クロトンと言う追い風が発生ですね。このクロトンの追い風は「元寇の神風」です。だって単純に考えてください。日本の売り上げは、ピーク時には1547億円あったのですよ。セグメントを見れば明らかですね。空洞化で縮小し今度は拡大するのです。現状の四季報の今期の数字は、全ての売り上げで…全世界の売上合計で560億円と四季報は予測しています。おかしいですね。この数字予測は明らかに、「先進国への回帰」を全く織り込んでいませんね。だから株価と実体には、大きなギャップがあるのです。このギャップを株価は確実に埋めに行きますね。後は仕掛人が存在するかどうか?

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野村は2005年3月に3724円で300万株、同じく2005年10月に5422円に300万株の公募増資を実施しています。見て下さい。この会社の急成長を支えたのは野村の部隊ですね。野村証券が庶民を騙してボロ株を押し付けたなどと言う汚名を、挽回せねばなりません。この公募増資の嵐を見れば…、当然、株価面のフォローは予測されます。更に官僚組織の企業再生支援機構の「面子」が掛かっていますね。資金力はいくらでも無尽蔵にバックアップできるのです。法律が応援しているからです。金融庁も文句を付けられません。一般銀行がやれば、犯罪者になるような融資も平気で実行できるのですよ。どう考えても上がると考えるのが自然ですね。クロトンが演出し、官僚の面子(メンツ)が掛かり、野村のブランドが掛かる銘柄は、そんなに存在はしませんね。スター性の発揮ですね。故に、カタルはマツダ並み、過去最高利益水準の妥当価格まで、相場は上がり続けるのではないかとも考えています。

さらに気になる企業再生支援機構は、昨日紹介したホームページを読めば分かるように時限立法のようです。平成28年とありましたね。つまり与えられた期間は3年間で、早期に再生するのでしょう。しかし日本航空は、あっという間に再デビューしています。条件は揃っていますね。果たして後場から…人気株の仲間入りを果たせるかどうか…。ここ数日の値動きは、当然、注目されます。官僚組織の面子を見てみようじゃありませんか?でも007に軍配は上がるのですが…。後は皆さんが考える事です。

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2013年04月15日

04/15

かたる:異次元緩和が実行され、債券市場は混乱を深めているようです。初めての経験は誰でも困惑するものです。こんなことは慣れるに従い、次第にスムーズに日銀の意図の通りになるでしょう。今でも「日銀の損失」と言うバカな主張を時々目にします。このような前代未聞の金融政策は、一つの実験ですね。武器はどのように使っても良いのです。問題はその武器を、どのようにコントロールするか? 政府はプライマリバランスを目指せるかどうか? 不安を考えれば限りなく存在し、誰が考えても、いよいよ大一番です。ここで失敗すれば、前に述べたようなガラガラポンの時代が来ますが…。そんな確率の低いことを、今から心配しても仕方がありません。視聴率を稼ぐ目先メディアの輩に、任せれば良いでしょう。僕らは実践派ですから、現実的な対応を考えて対処すればいいのでしょう。

人間と言うのは、目先の誘惑に弱い動物で…どうしても強い信念がないと、なかなか大きな成果は得られません。ソフトバンクの孫さんが「理念」の大切さを述べていたビデオ映像を見たことがあります。理想を描きその夢に邁進する。あらゆるパターンを想定し、目的に向かって努力するのですね。彼は、あの地位になってもスプリングの買収を決意するのですから…たいしたものですね。流石、僕らの希望の星、時代の激動は様々なチャンスがあります。今はパラダイムショックと呼ばれる世界体制の枠組みが変化する時代です。日本では明治維新の時に、同様の現象が起こりましたね。NHKの「八重の桜」を背景とする時代です。西郷が勝海舟だったかな? 長州征伐の意見を求めに行った時に、ドラマでは勝海舟が熟れた柿を握り潰し、内部分裂をしている場合ではないと言う助言が、薩長連合の成立に向かう脚本になっていました。あの光景を見て、フジテレビとライブドアの戦いを見ているような気がしたのは、私だけでしょうか?

日本は「デフレ・ボトム・ポケット」が敗れる寸前で、ようやくポケットから抜け出すように私には見えます。何れ訪れるツケは払わされるでしょうが…このチャンスを無駄にするわけにいきません。もう後がありませんからね。他人の批判など…関係ありません。自分が信じる道を、理念に沿った自分の信じる道を邁進すればいいのです。実は消費税値上げのマジックなども控えており、豊富な企業キャッシュもあり、耐久年数を超えた更新需要が背景にあり、社会基盤も予防保全などの需要も…数え上げればキリがありません。兎に角、日本はロケットダッシュする環境に恵まれていますね。円安は一つの切っ掛けに過ぎないのでしょう。中小企業円滑法終了の弊害も、あまり聞かれません。この時期に大きな混乱がないという事は、山を完全に超えたようですね。一方、世界経済は、米国の「財政の崖」の懸念は残っていますが、米国金融の好調な業績推移をみれば、問題はなさそうですね。欧州もアイルランドの正常化には、時間が掛かりそうですが、ポルトガルも金利が落ち着いています。やはりドラギ・マジックが大きかったのでしょう。無制限の購入は効果絶大です。

今の相場は、やはりクロトン効果の検証でしょうね。ここに相場の焦点は、当たるのでしょう。故にカタルは「アーク」と言う国内の製造業が復権する、「先進国の回帰」と言う現象にスポットを充て、銘柄を市場に送り出しました。市場から容認されるかどうか分かりませんが、出だしは上々のスタートです。何しろストップ高ですから…。007も何度かチャンスはありましたが、ストップ高はしませんでした。それだけアークには、期待感が市場から滲んでいるのかもしれません。実は僕も驚き、調べ直したほどですからね。だいたい証券マンは、買ってから調べると言う作業を平気でしますからね。先ずは勘なのですね。他人の金だと思っているから、先ずは、勘で第一弾の買いを入れます。その後で様子を観ながら、お客様の輪を広げて行きますね。

カタルはシャープにも、強い関心を抱いています。理由は会計法が厳格すぎるし…シャープは日本らしい、素晴らしい企業の一つだからですね。それを僅かな資金の為に、たった2000億円ですよ。この程度の資金を有望な企業に投資できないなら、日本の復活などありませんね。出来る事なら、双日のような馬鹿な延命だけのやり方は止めて、アップルに高値で第三者割当増資を実施するのが、相応しいとカタルは考えています。だから米国の野村の意地を見せろと述べている訳ですね。米国は「先進国回帰」の恩恵を受ける国です。日本に次いで、もっとも有利な国でもあります。シャープの技術などは、米国内でも応用できると考えています。僕の携帯電話は、シャープ製、今度は有機ELが世の中の主流になる前に、IGZOに変えようと思っていますが…日本にはお財布携帯があります。この技術を、早く標準化することですね。世界中に広める事です。何故なら、GPSを組み合わせると、様々なビッグデーターが使え便利になります。犯罪もなくなりますね。はやく日本で標準化して世界に売り込むべきでしょう。

実はシャープとアークは同じグループなのです。シャープよりアクティブな銘柄がアークです。シャープは、今、資本の調達に困っていますが、アークは2年前に、この時期を通過しています。それだけ中小企業の為に、懐が浅かったのですが…逆を言えば、早くに「デフレ・ボトム・ポケット」の洗礼を受けた訳です。逆にシャープを始め、パナソニック、ソニーはエコポイントと言うカンフル剤効果で、この影響を先延ばししたと言うか…延命されたわけですね。同じ銘柄が市場から選別される構図なのですね。良いですか? ハイリスクを好む人はアークを選択し、怖い人はシャープを、更にリスクを取れない人はソニーを、安全を求めるならパナソニックの選択が出来ますね。何れも同じことです。先進国への回帰現象の中の銘柄選抜の一環にあります。

何故、カタルが比較優位から空洞化を解説したか?この主眼は量的緩和が「先進国の回帰」に繋がるからですね。4月8日の日経新聞一面で「投資マネー先進国回帰」と述べていますが、お金が動けば経済は動くのですよ。当たり前の理屈ですね。やがて先進国で最新鋭の設備投資も始まります。安川やファナックの株価は、当然、注目されますが、まだ順番ではありません。今はまだ金融相場の段階で、金融相場の第一ステージが、もう直ぐ一服する場面なのでしょう。だからカタルは少し早いかもしれないが…、製造業から円安効果メリットを受ける、しかも「デフレ・ボトム・ポケット」に沈み、這いあがる銘柄の候補として「アーク」(7873)を、市場に提唱しました。幸先よく、ロケットスタートを切りましたが、こんなものではありませんね。現状はいくら再建途上の企業とは言え、毎年営業利益段階で黒字、しかも営業キャッシュフローは、一株あたり75円もあります。

何故、失敗できない官僚組織の企業再生支援機構が、支援をしたのか? よく背景を考えましょう。日本航空を再建し、世に送り出した機構組織です。カタルが、調べれば調べるほど…この銘柄は確実に上がると…自信を深めて行った背景は此方にあります。明日は、この背景をカタルなりに解説しますが、先ずは、皆さんが、自分で企業再生支援機構のホームページを見て考えて下さい。よく読めば、何故カタルが自信を深めた理由が分かる筈です。

でもピカ一は、やはり007なのですよ。株価の動きが鈍いなんて思わないでくださいね。いつもで上げられるのでしょうが…慌てる乞食は、なんとやら…。大物は大物らしく…どっしり構えて良いのです。僕もまた買い増しをしたいし…。少しのんびりやりましょう。グリーもソロソロかな? まぁ、これだけ良い相場環境だから、上がる銘柄ばかりなのが、当たり前ですが…。景気循環から銘柄選別を考えれば、株価はいつも理に適った動きをするものですね。果たして…アークは、人気株の仲間入りを出来るのかどうか…やがて市場が判断するのでしょう。

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2013年04月12日

04/12

かたる:今日は長くなるかもしれませんから早めに始めますね。昨日のアークの優先株から続きからです。問題の優先株のくだりですが、その内容はアークのIRから読んでください。此方です。カタルも株式を買うにあたり気になり調べてみました。その質問内容とアークのIR担当者からの回答が此方です。

「カタルの質問…
IR担当者殿
御社の2011年企業再生支援機構への優先株の割り当ては買戻しなどの付帯条件は付いているのでしょうか?それとも普通株への転換も可能なのでしょうか?また配当などはどうなっているのでしょう。同時期に発行されているB種、C種の条件もあわせて回答くださるとありがたいと思います。宜しくお願いします。」

「IR担当者からの回答…
お世話になります。
お問い合わせ頂きました優先株式の件につき、回答いたします。
当社は、A種は、現金を対価とする取得(買い戻す)権利はありません。2022年8月
26日になれば、普通株式へ一斉転換されます。B種、C種は、現金を対価とする取得
、普通株式を対価とする取得(普通株式への転換)のいずれも権利があります。一方、株主側の権利としては、A種は現金を対価とする取得請求が可能です。B種、C種にはその権利がありません。また、普通株式を対価とする取得請求は、3種とも可能です。但し、B種、C種は2016年8月25日以降にその権利が発生します。A種は既に権利が発生しておりますが、普通株式に一斉転換される前の2022年8月25日までの権利となります。また、配当の実施予定については現時点では未定ですが、仮に配当を行う場合には、A種の配当率は日本円TIBOR(12カ月物)に0.5%を加えた率となり、B種、C種の配当は普通株式と同額となります。以上、よろしくお願い申し上げます。」

つまり実質的な借金の棚上げで、返済猶予を受けた救済スキームであるとかたるは判断しました。おそらくA種についても国が相手なので、企業再生支援機構がアークの経営状況が良くなったら、現金で買い戻すように言ってくるのでしょう。その際は、きっとBやCと同じ条件だと考えています。それが国と言うものでしょう。アイフルも実は私的整理の事業再生ADRを実施し、借金の返済を繰り延べて貰っています。スキームは優先株方式と違いますが、何故、そのような手段を取ったかと言えば、今は借金の返済は出来ないが、現状の状態が続くなら返済は可能で再建はできる言う認識があるからですね。この基準は営業キャッシュフローで、判断されることが多いようです。つまり実際の営業活動を通じて、「現金」の出と入りを、差っ引いてプラスになるか、マイナスになるか?と言う実際に、お金が手元にいくら残るかと言う視点で、会社を見る方法です。上場企業は基本的に持っている資産が下がると、その減損処理を実施しなくてはなりません。その為にアークは多額の特別損失を毎年計上してきました。

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2007年は事業環境悪化によるのれん、事業資産および遊休資産の減損損失を126億9百万円計上。2008年は事業の再構築費用13億28百万円に加え、事業環境悪化によるのれん並びに固定資産減損損失253億38百万円を中心に、271億51百万円の特別損失を計上、2009年は関連事業や固定資産を売却し利益を上げる一方、事業構造改善費用95億72百万円や減損損失を70億51百万円等の188億24百万円の特別損失を計上、2010年は、2009年同様に関連企業の売却と固定資産の売却により利益を上げる一方で事業構造改善費用や減損損失等を合わせ153億68百万円の特別損失をそれぞれ計上し…なんとか一連のリストラ作業が終わったかと思ったら、タイの洪水発生と…踏んだり蹴ったりの扱いですね。まるでカタル君の人生のようです。

本業の仕事では利益を計上しているものの、過去の実施したM&Aの甘い査定が原因で、のれん代の一括計上を迫られたり、資産デフレによる減損会計を求められたり、為替の損失を受けたりしています。兎に角、2007年以降はメタメタの状態が続きました。売上数字を見れば分かりますが、相当、事業規模を縮小し、なんとか生き残れる体質は出来たのでしょう。毎年、100億円から200億円規模の特別損失を計上できるとは…。まぁ、2009年頃から手持ちの資産も売却しやりくりをしていますから、今のソニーやパナソニックのような状態に、2009年には既になったのでしょう。懐が大企業ほど深くないからね。裏返すと、もう少しデフレ環境が続くとソニーもパナソニックもアウトなのです。

さてここからが問題です。カタル注目したのは営業キャッシュフローの存在です。ピーク時の営業キャッシュフローは、なんと2006年に195億56百万円もありました。だから毎年200億円規模の特損が計上できたのでしょう。逆を言えば、経済状態がフォローなら特別損失は計上せずに、逆に投資は含み利益になった可能性もあります。ところが、日銀の失政や世界的な金融バブル崩壊のよる影響により、資産デフレと為替の円高が加速され、国内の空洞化から特別損失の計上を余儀なくされました。ピーク時の一株あたりの営業キャッシュフローは、なんと303円もあります。一株当たりの計算ですよ。凄い集金能力です。ここにアークの存在価値があり光っています。現在でも一株あたりの営業キャッシュフローは75円もあるのですね。つまりPER10倍とすれば、750円程度の価値は充分に見出せますね。

マツダもトヨタも野村も、同じような過去最高利益水準まで株価が上がる市場環境なのです。しかも間もなく市場には、目に付く逸材が消えます。つまり高値に株価を放り上げても…理論的な裏付けがある株は、少なくなっている環境なのですね。5月になれば、また視点が、多少は変わりますが、今はまだ4月、あと1か月ほど決算数字を見る相場まで時間があります。加えて空前の円安環境が続き、市場は円安の影響を受けるスター株を探しています。信用創造によるケネデックスは、株価水準の訂正波動が既に1カ月以上も続き、相場も疲れています。しかし、いくら円安でもマツダを業績面から採り上げるわけにもいきません。今日の日経新聞にはアークには都合よく、国内生産回帰の応援記事が一面に掲載されていますね。今までのデフレと空洞化の環境が、逆転するのですね。そうすれば、今まで苦しんでいた会社に恩恵があるのは、当たり前の発想です。既に長い空洞化で国内の中小企業は残っておらず、そこに円安による生産回帰で、生き残った企業に、注文が殺到する残存者利益は確実に享受できるはずですね。

何故か、調べている最中に、かたるはアークに共感を覚えました。一所懸命に努力してもなかなか環境が追い風にならない現実を、決算数字が物語っていますね。泣けてきますね。実際に自分で数字を追っていくと…、この会社の役員や従業員の苦労が忍ばれます。「デフレ・ボトム・ポケット」(明日、解説の予定です。)の脱出企業として、スター株の素質を秘めているように感じます。調べて行くうちに、益々気に入ってきました。よって本日も少し買い増ししました。

ダヴィンチは非常に優れた会社でしたが、資金手当てが出来ずに市場から消えました。辛うじて残ったケネデックスは大人気になりました。ケネデックスだって倒産寸前だったのですよ。厳密に評価を査定すれば、間違いなくアウトだったのでしょう。会計士の主観ですね。際どい、死の淵からの生還です。生還できたからケネデックスの株価が、甦ったのですね。最初は金融相場なので…ケネデックスなどが選ばれますが…。だんだん、景気循環から見て、製造業の方へ銘柄選別は移って行きます。正直に言えば、アークの選択は若干、時間的に早いかもしれません。3か月か、半年程度…、早く選択しているかもしれませんが…、スター株らしい素質を秘めた会社ですね。何しろピーク時の営業キャッシュが一株当たり303円もあるのです。株価が3000円を目指しても、なんら不思議ではありません。300円前後で薦めたJトラストを連想した次第です。

カタルの注目は、比較優位から空想化に流れた時代の潮流が、「先進国への回帰」に流れが逆転しているのではないか?と言う仮説が、銘柄選別の背景に存在します。日経新聞は金融面のみを捉えていましたが、金融が動けば産業も動くのです。つまり3年程度、あとになれば、アークは数千円の企業に育っている可能性があるのです。一度、死の淵から生還した企業は、非常に強くなります。カタルがインターネット上で、最初に取り上げた会社は既に10年以上前ですが経営危機の日揮でしたね。あの時の株価も、アークと同じようなものですね。300円前後だったと思います。アークは日本を代表する金型の中小企業を集めた技術力の会社ですよ。だから国の資金、財政投融資が資金元になっている企業再生支援機構が出資したのでしょう。銀行より強いバックがありますね。国がバックになって支援をする会社はそうないですよ。外国人の持ち株は少なく、これをウリに、外資に売り込めば…彼らは間違いなく買ってきます。僕が野村のセールスなら外資系投資会社に…アークを1000万株は玉が無理かな? 300万や500万株なら、背景を説明すれば、間違いなく買い注文は取れる銘柄でしょう。故に、野村はおそらく仕掛けると踏んでいます。

さて明日は「デフレ・ボトム・ポケット」の考え方は非常に需要な要素なので、株式教室で解説する予定です。今日はアーク一色になっちゃったね。あぁ、そうです。昨日のチャートは高寄りした陰線で、理想的な形です。この形は、間もなく短期に急騰するケースが多いのですね。これはカタルの経験則からの勘です。それに一旦ボックスを離れると、多くの銘柄は棒立ちになるものですね。一気に4ケタの人気株に育つ可能性がないとも言えませんから、もし買うなら早めの方が良いと思います。かなりハイリスクですから、そのつもりで…自己責任で判断して下さいね。まぁ、今の相場は、高値を買っても恐くはないですが…。株は変化率を買うものなのです。カタル銘柄、頑張れよ。

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2013年04月11日

04/11

かたる:いやはや…米国株も強いですね。WSJからの記事ですが…「1年前、米アリゾナ州の土地仲介業者のネイト・ネーサンさんは、フェニックス中心街から約15マイル(約24キロ)離れた新興住宅街、ビスタンシアの数百区画の販売に苦労していた。1区画当たり5万4000ドル(約530万円)で売りに出していたが、4万5000ドル以上出したがる買い手はいなかった。 それが過去1年間で様変わりした。フェニックスの住宅価格は回復し、建設業者が突然ネーサンさんに連絡し、これまでにないほどの高値を付けてきた。今年に入り、ネーサンさんは既に850区画を販売しており、なかにはここ45日間に区画当たり9万6000ドルで販売した250区画も含まれる。」となっています。

まぁ、メディアの体質は米国も日本も同じでしょうから,飛び抜けた事例を引っ張り出して煽るのでしょう。その方が読者の関心を惹きますからね。だいたいスクープなどを追う姿勢が問題だと思いますが仕方がありません。故に読者の方が、それを考慮し情報の利用の仕方を考えねばなりません。カタルの書いているレポートも同じです。カタルの認識が間違っているかもしれませんね。常に自分で考え、自分で判断し行動するのです。自己責任原則とは、そういう事ですね。選択は自由なのです。同時に年内にもFRBは資産の買い入れを止めるとも報道されています。大丈夫かな? ここで通常なら米国金融株の動向などを調べるのですが…。今日はアークの続きを書かねばならないし…まぁ、あまり力が入っている訳じゃありませんが、ひょっとすればJトラスト並みになるかもしれないし…、目先はアイフルや、シャープのような人気株になるかもしれません。あるいはマツダかもね。

先ずはテクニカル面から…2012年5月に急騰し、その後、約1年近くも高値を維持したままでした。本来なら11月からのアベノミクスの恩恵を受け、全体との比較から上がっても不思議ではないのに…株価は上がらず横這いのままです。どうも事前に3Qでの大幅な特損計上を知っていた節が感じられます。今期中に損失を付けるとは…、内容を読めば分かるように関連会社の損失を2月に付け加えているのです。おそらく中小企業円滑法の終了と関連があるのかもしれません。でもこの発表の後も、株価は下がらずにいる所を見れば…後の「ゴミ」(損失)が出て来る可能性は薄いと判断しています。何故なら企業再生支援機構も出資前に、かなり詳しく調べている筈です。出資後、間もなく2年になるのです。役員が送り込まれ充分に財務内容は調べられているでしょう。つまり現状のスキームは市場から容認されたと、考えるのが自然です。

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チャートを見ると、関門である253円を、昨日突破しました。これは既にアークが下値ボックスからの「離脱」する事を、意味しますね。次の壁は2008年の400円台です。ここを突破すれば、マドをあけた613円がターゲットとなり、最終的には800円台の揉み合いに、挑戦できるかもしれません。だいたい2000年代初めの株価の動きを見れば分かるように1000円前後が、地相場の株なのでしょう。何故、2006年に1万円台(5000円)に噴き上がったのでしょう? この時期に盛んにM&Aを実施しています。何処から資金を持ってきたのか分かりませんが、あの当時は外資には豊富な資金がありましたからね。

テクニカル面は、こんなイメージですね。さてカタルが注目したのは空洞化した国内の実態です。その為に「比較優位から空洞化」の話を先に展開したのです。中国の生産人口はピークアウトし、人口ボーナスは終了します。クロトン効果は、ある意味で仕組まれているのかもしれませんね。奇妙に中国の成長マジック終了の時と重なります。円安効果は冷酒のような効果がありますよ。昨年のマツダは見事な演出です。幹事証券は野村、アークも奇妙なことに野村が幹事で、おそらく今回の救済スキームに関与したのでしょう。昔から野村には、何故か、実行部隊が存在していました。でもいくら力で需給バランスを変えられても、実態が伴わないと「モノ」になりません。そこでカタルは、ピーク時からの落ちぶれるアークの姿を追ってみました。下のセグメントを見れば分かりますが、一番気になったのは、国内の潜在的な生産能力です。折角の円安も海外売り上げの割合が多いようじゃ…アウトですね。円安効果が生かされません。

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見れば分かりますが、日本、北米、欧州、アジアは4:1:1:4の関係のようですね。円安効果は、国内の空洞化した生産装置が稼働するのですね。調べてみると予想通り、事業環境悪化の「のれん償却」、「固定資本の減損」、「事業再構築費用」など、ほとんどがデフレ効果による特別損失でした。中には「為替差損」の32億59百万円と言う項目もありましたね。つまり比較優位から起きた空洞化の影響を受けた外部環境による損失が多く、その為に倒産企業扱いされたのです。それなら外部環境が変わると、前のような成長企業に戻れるのかもしれませんね。この作業も大変ですよ。IRから決算短信を見て、一つ一つ取り上げてみるのです。毎年のように事業再構築費用が掲げられ、デフレと空洞化に苦しめられています。まるでオオカミ少年ですね。頑張って営業利益を計上しても、この利益はみんな空洞化とデフレ効果に消えて行きます。クロトンの政策実行を見て、真っ先に考えたのは、アークと言う銘柄でした。

株価がストップ高したので再度、調べてみて…、やはり日本の失政の打撃を受けた中小企業の実態を見るようで、調べるにつれ、だんだん泣けてくるような内容です。銀行は容赦なく借金を取り立てるし、会計士は毎年、稼働率が落ちた生産設備の減損会計を迫ります。上場企業であるが為に、減損を厳格に迫られたのでしょう。ライブドア事件の弊害が、ここにも垣間見られますね。厳格な会計を求める金融庁の姿は果たして正しいのでしょうか? 興銀の中山素平さんは、昔、「ここで成長企業を助けなければ、日本は滅びるよ。」このような趣旨の発言をし、アスキーの融資に応じました。日本の多くの企業は、銀行の資本力により博打をしながら、大きくなったのです。しかしアスキーは「モノ」にならずに消えました。過去、日本ではトヨタ自動車も助けてもらったのです。たしか三井銀行だったと記憶しています。あの融資があったから、現在のトヨタが残っているのですね。

何故、企業再生支援機構が、アークに融資(出資)を実行したのでしょう。この背景はモノ作りの灯を…中小企業の灯を消したくなったのでしょうね。それにアークは泡沫企業と明らかに違いますね。毎年、営業段階では黒字なのです。シャープを強く支持するカタル君、シャープは泡沫企業ではありません。マツダに変わる人気株が、それも円安のメリットを生かす中小企業の集まりは…、明らかにスター性を秘めています。このような存在を、市場は見逃すでしょうか?

内容を見れば、色んな批判を受ける内容です。カタル君は一応、証券アナリストなので、優先株のマジックも知っています。幾つかのメールを頂き、その疑問にも応えねばなりません。どうも読者は他人のページを見て、その他人も僕のレポートを読んでいる様で、名指しで疑問をぶつけられているようです。その内容が此方のようです。読者からのメールなので引用しました。悪しからず…。

『何の根拠があって、アークを未来君が推奨するのだろうか。なんと再生支援機構のもと再建中である。期首の計画を思い切りよく出して、リストラによる特損で、大赤字になるのは昔とまったく変わって無いのである。2回も下方修正、再生計画はでたらめなのでしょうか。あまりにも子会社等が多くて、リストラ計画が立たないと思われる。因みに、前期の決算報告で一株純資産をマイナス206円なのにプラス261円で報告してるというお粗末なのである。純資産206億円もあるのに、一株純資産マイナスとはこれいかに。未来君、また三井住友と同じ間違いをしているのである。発行株数68百万株の10倍以上の優先株が潜んでいるのである。
A種優先株、90億円、15千万株普通転換4倍、6億株
B種優先株 103億債務の株式化
C種優先株 102億同上     計4、730万株普通株転換3倍の14、190万株 総計74、190万株が眠ってるのである。再生機構一株14円、ワンみずほ、三菱UFJは145円くらいが原価である。本日の株価243円不思議ですね。こんな怖い企業とても手が出ません。』

書いた人に了解も取らず…ごめんなさい。読者からのメールで、あったので紹介しました。この方のご指摘の通りです。他にも優先株の話で、問い合わせがありました。この回答は明日にします。もう長くなってきましたからね。 読む方も大変です。ただ基本的に、株はいつも強弱感が対立するから良いのですね。みんなが良いと思ったら、それこそ株は既に終わりです。僕の考えがおかしいと思えば、空売りをすれば、良いのです。僕が間違っているかもしれませんからね。いつも選択は自由なのです。

もう一人の人は前もって買っていたようですが…、アークの利益の見通しが見えないと述べています。この回答も明日にしましょう。僕だって先の事は分かりませんよ。今日はシャープの話をしたかったのですが…、約束だからアークの続編を書きました。明日もアークの事を書かねばなりませんね。今では僕は、マツダ、シャープ、アイフル、Jトラスト…ここにアークも並ぶかもしれないと考えています。いくつかの共通点が、これらの銘柄に見られます。昨日のアークのチャートの形は、十字に近く強弱感が対立している様子を市場は示しています。当然ですね。ケネデックスクラスに見えるアークより、僕は、やはりピカ一企業に魅力を感じています。此処で20万円前後を固める事が出来れば、更に信頼感は増しますね。だんだん不動の本物企業に見えてきます。しかし当然、クロトンの行動を見てから、カタルはアークを買ったわけです。ほほ~野村が730円台になってきましたね。あの投資キャッシュの行方は、やはり注目ですよね。何しろリーマンなのですから…。冒頭に、米国不動産の話を持ってきましたが…やはり何かあるのかな? まだ大和の後塵ですね。

市場には様々な考えがあり、ぶつかり合って株価が成り立っています。僕なんか失敗ばかりで…これは祟りと考えて、お伊勢参りをしたのです。しかし…正しい政策が実行されれば、儲かるのが当たり前です。問題は自分自信との戦いなのですね。株価が休むと売りたくなりますね。その休んだ時に、買える人は居るのでしょうか? 人気化すれば買い易いのは当たり前ですが…。結果論は、誰にでも言えます。問題は事前に自分の考えを述べ、当たっているかどうか? 市場は冷淡ですからね。

頑張れよ。カタル銘柄。

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2013年04月10日

04/10

かたる:いやはや…失敗しました。東京では桜も散り、例年より気温が高い為に、花粉症は早めに終了かな?…と考えており、実験の為に、昨日はマスクもせずに外出したら…トホホ。やはりティッシュ箱と友達になりました。まぁ、一晩で一箱と言うひどい事例は、最近はなくなりましたが…それでも症状は酷く、ステロイド系のセレスタミンを連発で与える始末です。もう少しですね。花粉症の人はお互いに頑張りましょうね。ハ、ハ、ハックション~。

クロトン効果はこんなものではありませんよ。
そりゃ、乖離が開き多少の利食いで押される場面はあるでしょう。しかし量的緩和の意味をよく考えれば良いのです。GDPが500兆円の国で100兆以上もお金を増やすのですからね。貨幣乗数効果を考えれば株式相場が連日ストップ高しない方が、おかしいですね。その原因は頭のいい高学歴の機関投資家様のファンドマネージャーが株を売るからです。利食いはしやすいのですが、高値に躍り出た金融株を買いにくいですからね。例えば野村証券の四季報予想をみると…下のような数字です。

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しかし野村証券の過去最高利益は2006年に付けた3043億28百万円ですね。つまり発行済み株式総数が増資で増えておりますが、一株利益は79.6円になり今の株価は未だに600円台ですから、まだPER10倍にもなっていません。つまり株価はさらに騰がるでしょう。三菱UFJは未だに純資産価格にもなっていないのです。馬鹿な機関投資家様ですね。宝物の株を売るなんて…日本国債をバンバン日銀相手に売るのが筋でしょう。この売った資金は、一体、何処に向かうのでしょう。当然、遅れている外債に向かうと考えるのが自然ですね。つまり一般的には100円と考えられている為替の目処は間違っているのでしょうね。それに目先的にJカーブ効果と言う現象が起こるとされています。イワシ民族の日本人は協調行動が大好きですからね。我も、我も…。パニックにならなければ良いのですが…。

皆さんには少し難しいかな?
最近は皆さんも株で儲かってきたためか…これから○○を買っても良いでしょうか?などと幼稚な質問を受けます。基本的に自分で判断ができない人は、株の取引を止めて投資信託でも買えばいいのでしょう。残念ながら、今の証券界には、僕のような株好きはそうお目に掛かれません。長い不況でみんな現場を去りました。呆れる政策指導の連発で、みんな疲弊したのですね。石の上には3年ぐらいなら、我慢も出来ますが…10年、20年となると人生が終わりますよ。アホらしい馬鹿な指導者が上に行く仕組みを変えないとなりませんね。学歴社会の弊害は、ある意味でメディアの責任であり、国民の責任です。今でも国に頼る主張を、正論に論じるメディアは多く…それは震災の被害者の方は可哀そうですよ。しかしナチの仕打ちに比べれば、ずっと恵まれています。ジョージ・ソロスはユダヤの迫害から逃れ、自ら道を切り拓いたのです。何でもかんでも、国の責任では役人が増えるばかりですね。早く自立して下さいね。

その為にカタルは、株の考え方の基本を、分かりやすく書いているつもりです。多少、難しい言葉もありますが、インターネットは便利で、コピー&ペーストすれば、たちどころに解説文が出てきます。毎日、僕の書いているレポートを、3年程度読み続ければ、きっとその辺の証券マンより、経済通になるでしょう。僕は様々な実験を、今でも繰り返しています。要するに最後の壁は、非常に厚いのです。だいたい上がる銘柄は決まっており、景気循環と上がる銘柄は、一致しています。それは当たり前ですね。企業業績に連動して株価が動く訳ですからね。だから企業業績が大きく膨らむ銘柄を探せばいいのです。簡単な理屈ですね。時代の流れを考え、その流れに乗れば良いのですね。007のようなピカ一銘柄は、そんなに生まれるものではありませんが…ケネデックスクラスの銘柄なら、今のような劇的な政策変更過程では、いくらでもありますよ。その一つが、昨日ベールを脱いだアーク(7873)と言う会社です。

こんなボロ株を…良く選ぶな?…と、言われるでしょう。そう批判する人は空売りをすればいいのです。確かに現状は倒産するような会社ですから…一見すれば、空売りは理に適っているかもしれません。しかしカタルは、買い続けます。実は今日も昨日と同じ終値で指値買い注文を入れました。買えたようですね。ラッキー、実はカタル君は、昨年のシャープやソニー、パナソニックが大きく下落する過程を見て…日本もとうとう、ここまで追い込まれたなぁ~と感じていました。そう考えていたところに、白川総裁の金融緩和が登場しましたね。故に10月にアベノミクスが登場する前に「マネタリーベースと株価」、いや原稿は「ベースマネーと株価」だったかな? どちらも同じですが…を書いたのですね。その後、衆議院の解散が決まり、アベノミクスが始まりました。

しかし…当初の原稿を読めば分かりますが、金融相場の3点セットは薦めていますが、製造業の円安効果を見逃していましたね。残念至極です。マツダを早くから支持していましたが…シャープは圏外でした。しかしシャープの人気は、当たり前ですね。本来なら800円程度の企業価値があるのでしょう。だから鴻海精密工業(ホンハイ)への550円の割当価格は妥当です。しかし市場は残酷ですね。減損会計や事業再構築のためのリストラの赤字を受けて、株価を100円台まで叩くのです。余裕があるなら、MBOにより全ての発行済み株式を買い取った後に、リストラを実施して再上場すべきなのですね。今の米国パソコンメーカーの「デル」のように…すべきなのです。「すかいらーく」もこの手法を用いました。馬鹿な経営者です。分かっていた筈なのです。金融機能が正常に機能していれば…ダヴィンチは救われ、ベンチャーリンクもおそらく救われていた事例でしょう。しかし現実の日本は金融庁様の指導により、日債銀のように背任容易で犯罪者扱いにされますからね。日債銀は判決で無罪でした。難しい基準ですよ。何処で線引きを実施すかは…少し難しい話ですか? 皆さんには、カタルの真意は伝わるでしょうか?

実は何故、アークが上がるかと言う株価解説に既に入っているのですが…、皆さんは理解できるでしょうかね? カタルは、昨日アークと言う銘柄を紹介したら…市場の支持を受け株価はストップ高しました。何故でしょう? (僕の影響ではないですが…)読者の中で独自にアークのサイトに飛んで、決算書を見ましたか? 四季報を見ましたか? 企業の沿革を調べてみた人が、何人いるでしょうか? 金儲けは楽ではありません。自分で調べないで、他人の言いなりのロボット生活をして楽しいでしょうか? 日本人は自分でものを考えなくなりましたね。だからイワシのように…みんなと同じ方向に走るのですね。機関投資家様、分かりますか? いくら製造業が汗を流して働いても、金融取引で何千億円も持って行かれている現実を考えると…少しは本物の人間が育っても良いでしょう。カタルは年収100万円の生活を味わっています。年収ですよ。一月10万円以下で、家賃を払い、女房と子供を食わせることなどできませんよ。政策が正しければ、年収は1億円に膨らみます。当たりまですね。考えているように株価が動くのです。

カタルは日本の基礎を築く為、皆さんに賢い投資家になって欲しいと願っています。カタルの考えは間違っているかもしれません。しかしカタルには、そう考えるプロセスがあります。それをアークと言う事例を使い、説明している訳です。アークは中小企業の寄せ集めの会社です。昨日、「ガイヤの夜明け」と言う日経が関与している番組をやっていましたね。「チーム入間」と言う話ですが…。あれより、ずっと大きな会社ですが…原点は似たようなものです。企業規模のピーク時は3833億円の売り上げですから…、一次下請けと言うか二次下請けレベルの集まりでしょう。しかし何故、2006年に株価が1万円台の評価を受けたのでしょう? その会社が僅か5年で青色吐息、一昨年はとうとう倒産扱いで債務整理を余儀なくされました。何故? 優良企業が、あっという間に倒産会社?

おかしいな。この仕組みは…、そう考えるのが当たり前ですね。この裏を考えて行くとアークは宝物に見えてきますね。一時は1万円の評価を受けた会社が、株価51円まで売られ、今日、カタルが買った株価は234円です。カタルは前にも買っていますからね。事実、数人の人には、事前に何故、株価が上がるか説明をし銘柄を薦めてもいます。でも上がると分かっていても、カタルは買いませんでした。最近買ったのですね。クロトンの行動を見て、数ある候補銘柄の中からアークを選択したのです。

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ほら…もうレポートの枚数が増えましたね。読む方も大変ですから、ヒントだけ掲げ、また明日以降にしましょう。ヒントは前回の四季報数字にあります。その業績数字と今期の減額修正をした業績数字を上に掲げましたから、自分で考えてください。実は昨日掲げた業績推移でアークは1年だけ営業赤字に陥りましたが…あとはみんな黒字ですね。しかし最終損失は、何時も赤字になっています。シャープの問題と同じなのですね。シャープは資本が不足していますがアークは既に資本提供を受けています。その違いだけの話です。

あらら…アークも利食いに押され、この株の良さが理解されていないようです。007も安くなってきました。まぁ、上がれば当然利食いは入りますが、ピカ一銘柄なのに…、その良さを市場はまだまだ理解していませんね。まぁ、何時もカタルが正しい訳じゃないから仕方ありませんが…。カタルは自分の仮説は、いつも正しいと考え行動しています。チャート面で、アークは朝方に最近の高値253円を抜いたようですね。チャートもカタルの考えを支持していますね。それでは、また明日、アークが上がる理由を説明しますね。実はカタルも昨日の動きに驚いてアークを調べ直したのですね。その結果、きっと市場はカタルの考えを支持すると、今では考えています。ケネデックスのように…。安い時にピカ一企業007を拾ってくださいね。それでは、また明日。

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2013年04月09日

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かたる:最近、機関投資家の読者からメールを頂きました。僕が第一生命の株価が金曜日に下げた原因が「EV」の評価だと知り、この評価の認識は間違っていると書いた記事について、色々とその背景を彼は教えてくれました。その中でカタルが「普段から述べている日銀だけに頼るデフレ脱却スキームは間違っていると書き、金融庁の姿勢が変われば日本は、よりスムーズに成長路線に入れると…窓口指導を一例として掲げました。」この根拠の分かり易い事例がありましたから、これから説明します。

貸し出しを伸ばすのは、実に簡単なのです。行政指導で耐久年数を大きく超えた古い生産設備を更新させることもできるのですね。わが国の石油化学などの生産設備では、最近は事故が増えています。この原因は耐久年数を大きく超えた生産設備を使っている為に…目に見えない金属疲労などが広がっていることも要因の一つになっています。この一例を見ても、我が国の潜在的な設備投資への更新需要は非常に大きなものがあるのでしょう。

日銀だけが異次元緩和などをすると…円安がコントロールできないくらいに進む可能性があります。故に物価高に繋がります。だから金融庁の存在が大きいのですが…。この組織は馬鹿な連中ばかりで、(言葉が過ぎたらごめんなさい。)証券界では証拠をねつ造してまで罪を作り、実績を上げていると言う話をよく耳にしました。私の知っているケースは、実際に処罰を受けた本人から聴きました。金融庁の下部組織の関東財務局の検査で罰せられたのです。この間違った方針を変えるのが政治の力ですが…どうなるでしょう。読者からのメールで、金融庁の指導力の強さが分かりますから、よく見て下さいね。この通達(ソルベンシーマージン比率の改定)は、識者と呼ばれる官僚お抱えの学者先生が議論をして、その答申に沿って発令されたのでしょうが…呆れる現実です。日付が2010年4月になっていますから、チグハグな縦割りの官僚社会の様子が分かります。この年、2010年10月には、通達発令後の僅か6か月後に、日銀は、「包括的な金融政策」を実施して、危険資産である株式の集まりであるETFの資産組み入れに動いているのです。

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上の表は「ソルベンシーマージン比率」の改定で、日本の生損保をはじめとする機関投資家の多くは、この指導の下で日本株を売る訳ですね。その僅か半年後には日銀が買っているのに、金融庁は売りの指示をしているのです。チグハグなこのような方針が、失われた時代を長引かせた一因でもあります。何故、外国株式が、改定後も価格変動リスクが10%のままなのに…、日本株の価格変動だけが20%と、2倍も危険と見なされるのでしょう。確かに失政の為に、日本株は毎年下げ続けていたのは事実ですが…。日本の根幹を支える経営資源を棄損させる方針を出す政府が、何処の国に居るのでしょう? この通達の影響もあるのでしょう。ダヴィンチは出資者を募ることが出来ませんでした。外資もメタメタでしたからね。行き過ぎた安全神話は、今日の乱高下する日本国債に繋がり、日本国債の過度の購入へと仕向けた裏があるのでしょう。これが計画経済の怖さですね。市場原理を無視した咎めは、必ず報われます。

戦後の枠組みの構築で、マッカーサーは日本人に考える事を止めさせました。中央集権政策にとっても、画一化教育は、文句を言わないロボット人間を作る為に、効果的だったのでしょう。安倍政権は憲法改正を唱え、なかなか踏み込んでいます。自民党の集金能力は相変わらずですが…。この程度は許容範囲です。流石に最近は、政策に文句の付けようが、余りありませんね。竹中平蔵が提案している政府や地方のインフラ設備の売却から民営化の流れは、どうなるのでしょう。これは実にすばらしいアイディアですね。公的な債務が資産売却により減らされ、効率的な運営が進みます。つまりROEを全体で上げるのです。

今日の主眼である円安効果銘柄の背景を語るスペースが、どんどん減ってきますね。さてオマチドウサマ。昨日、話した「比較優位から空洞化」の流れの逆転現象である「先進国への回帰論」の主軸は、為替推移により加速されます。中国の生産人口のピークアウトは、日本の空洞化が行き過ぎた現象なのかもしれません。米国のオバマは製造業の復権を掲げ、FRBの量的緩和が米国製造業の国際競争力を高めています。背景にはシェールガス効果などのエネルギー価格の下落などの条件も揃っています。BIRCsの賃金の引き上げは1万ドル水準に達し、先進国と遜色がない水準まで来ました。先進国の量的緩和は国民の可処分所得を伸ばし消費が膨らみます。新興国の消費拡大が、これまでのパターンでした。だから日本製品は売れず、ガラパゴス現象が生まれました。時代にマッチしない製品開発をしたからです。しかし我々はお財布携帯を持っています。GPS付きの携帯電話で、自分の位置情報が利用できます。「みちびき」などの衛星が4機体制になり、様々なサービスがまた生まれますよ。

あまり要点だけ書くと…多くの人はバックボーンがない為に、私の主張が理解できないかもしれません。11月からの株高はマネタリーベースの拡大効果から生まれましたが…、カタルは何度も、金融相場の3点セットを押さえろと述べてきました。銀行・証券・不動産は、マネタリーベースの拡大から信用創造に繋がり、その恩恵を最も受ける産業セクターです。その為に三菱UFj、みずほ、野村証券を掲げ、ケネデックスの株価は早くから10万円と述べてきました。ケネデックスは赤字続きで買いづらく、きっと、その株の良さが分からない人の為に、カタルは友達の実話を話しましたね。リーマンから800億円を預かり、日本の不動産を買い漁った話です。2003年の邦銀が、二束三文で不良債権処理を進めている最中でも、僅か800億円の物件が集まらないのです。お金はあっても、買う不動産がありません。利回りに合う優良物件の話ですよ。だから既に1兆円を超える水準を持っているケネデックスは、価値があると…述べましたね。理由は信用創造により、1兆円の保有不動産が10%でも値上がりすれば…1000億円で、当時の時価総額が500億円程度の会社なら、簡単に3倍程度になると考えたからですね。包括利益の話ですね。3月2日株式教室の「金融相場のスタート地点は?」と言うレポートで、当時の株価は2万円台ですが、株が上がる背景を述べていますね。続く月曜日の3月4日「今日の市況」でも、再び取り上げています。

そうして、いよいよベールを脱ぐ、今回の円安効果を発揮する銘柄として、新しく掲げる銘柄は「アーク」(7873)と言う、日本の中小企業を寄せ集めて作られた会社です。実にハイリスク・ハイリターン好みのカタル銘柄らしい選択です。四季報を見れば…債務超過で、倒産している様な会社です。非常に危ういですね。銀行が見放せば、終わりです。しかし我が国らしく、企業再生支援機構が出資をしています。その為に様々なマジックが隠されアイフルと同様の資質を秘めています。大手銀行の借金は株式に変わり、この会社が正常な状態になる最低限の条件は、利益を押し上げ株価を435円以上に、上げる事が必須のハードルになります。背景を説明するにはスペースが足りませんから、要点だけを述べ、明日、続きを書きます。

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よく業績推移を見てもらうと分かりますが、営業段階では2010年を除き、全て営業黒字を達成しています。そうして金利の利払い負担や、様々な特別損失により、最終損失が継続し実質的な倒産状態ですが…、何故か、政府は助けました。政治力が背景にあるのでしょうが…日本の製造業神話を維持させる魅力も、同時にあるのでしょう。

この会社は製造業の試作品を作る会社で…物を作る型、金型を製造する会社です。何回も繰り返し使うために、精密な形を維持し、尚且つ、高い強度が要求され、日本のお家芸の基本とされてきました。しかもこの会社は、全国に広がる有名な中小企業の親父が空洞化に戦うために、組織を統一させた中小企業の親分です。味噌は此処にあります。この会社は長い間、失われた時代の弊害を受け続けてきたのです。比較優位から空洞化の洗礼を、いやと言うほど浴び…、どうにかダウンせずに残ったのですね。ようやく、日本は正しい政策を実行しはじめ、異次元緩和に踏み切りました。マツダは既に過去最高利益からみて、株価をこれ以上押し上げる事が出来ません。しかしアークの過去最高利益は2006年の53億95百万円で、一株利益を75円まで引き上げる事が出来ます。PER10倍なら株価は750円になりますね。つまり最低限のハードルである借金を株式化した435円の転換価格を上回ることが出来ます。

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更に長い失われた時代の空洞化による残存者利益は、間違いなく享受され、成長神話が復活しますから、過去最高値株価の1万円台の天井の高さは…仕手株ファンにとって、大きな魅力です。ケネデックスが大きく駆け上がったのも、実は、この天井の高さが人気の背景になっています。人間は過去の姿に弱いのですね。落ちぶれても公爵は、貴族様なのですね。東証の理事長になったことがある名門、藍澤証券の創設者の藍澤弥八は、新潟の田舎から出てきた無名の人間でしたが、相場を当て渋沢栄一に可愛がってもらいました。そうして渋沢からの勧めで、落ちぶれたお姫様を嫁に娶って貴族院議員になるのです。落ちぶれたと言っても、大名家の娘ですから…格式はずっと上なのですね。株の世界では、過去最高値は「成功の証」でもあるのです。故に当然、意識されます。スター性とは…何か? 読者からの銘柄分析を、頼まれることも多いのですが…多くは内容が良くても、このスター性がないのですね。007は抜群にはスター性があります。だからTICK回数が大きく膨らむのですね。スター性とは未完成なのですね。夢なのです。夢を感じる事が出来るかどうかで、スター性の尺度が決まります。当然、現状は欠けている部分もありますから、銘柄に対する強弱感は対立します。株価には二面性があり、どちらの主張も的を得ており、議論が盛り上がります。007を見れば分かるでしょう。この強弱感が、株価を高く押し上げるのです。最初から、比の打ち所のない銘柄などは…美人は、直ぐに飽きるのですね。人間は変化に魅せられるのです。

さて…明日はこの株の魅力の解説を…していくことにしましょう。さて3Qで減額修正したように、アークは再び減損リスクを抱えているかもしれません。ただカタルは3Qで減損を実施したので、今期で膿は出し切ったと判断しています。しかし、残念ながらアークは素晴らしい銘柄に育つ可能性を秘めいていますが、せいぜいマツダやアイフル、ケネデックス程度の銘柄で、007には遠く及びません。007は50万でも買える魅力があるのですが…、アークの750円を買えと言われると…、実際に利益が見えないと、なかなか踏み切れませんね。でも184円は安いね。今、相場を見ると…あららアップする前に200円台に上がっているようですが…。誰かが…一緒の発想を持って、仕掛けているのでしょうか? 株式投資は想像力が命ですからね。また明日、アークの魅力を説明します。

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2013年04月08日

04/08

かたる:つい最近まで、かたるはアベノミクスの副作用の弊害を考えていました。この形は食料品などの値上がりが、日銀の緩和策への批判に繋がり、折角のリフレ政策が腰砕けすると言うシナリオですね。つまりクロトン(黒田日銀総裁)の力量が試されるシナリオです。FRBのバーナンキは今でもそうですが…量的緩和に対して批判を受けていましたが持論の信念を貫き通しました。人間と言うのは弱い動物で、なかなか信念を貫くことができないものです。折角、買った株を僅かな値上がりで売ることは良くあります。途中で何度かフルイを入れるからですね。どの株もそうですが、一直線に駆け上がるケースは稀なケースです。その点、ケネデックスは最近ではヒットでしたね。もっともJ・TECも、まぁ、まぁ~と自負しています。今人気が戻っている邦銀株もそうです。しかしグリーは、何故か時間軸が噛み合っていません。カタル銘柄も全てが市場から受け入られる訳じゃないのですね。クロトンの異次元緩和政策により、次期カタル銘柄を決めました。

最新のデータ観測によれば…007は、間もなくステージを変えるはずです。ユビキタス社会を迎え、この分野に経営資源を集中させた組立ソフトを開発している企業は「宝の山」4月に解禁されたスマフォの家電操作は、007の「Navi-Ene Tap」などの評価を高めるかもしれませんね。当初のカタルの認識は…こんなものは役に立たないと考えていたのですが…スマフォの解禁は家電コントロールのイメージを変えるかもしれません。やがて電流の流れをコントロールする省エネ技術の革新が起こるかもしれません。WiFi、SQLを始め、多くのユビキタス社会に特化したソフト技術は、無限の利益を約束しているようにも感じるのです。村田が絡む販売効果は大きく、これまでは夢だった構想が現実に大きく一歩、踏み出したイメージです。この感覚を市場が評価しない筈がない。かたるが間もなくステージが大きく変わると述べた意味を、今月中には実感出来るかもしれません。だんだん株価上昇スピードは、加速され早くなります。これは株のセオリーで、云わば、常識です。

さて、そろそろ担保も増え次期銘柄も必要になる頃です。信用創造の意味は、儲けが儲けを生み、雪だるま式に資産が増えて行くのですね。ただし、再投資をするという事は、当然リスクが増えるという事です。だから生活に必要な資金で勝負した人は、せめて元本は引き上げておくべきタイミングですよ。おそらく5月上旬には、今のペースで行くと揉み合い場面が訪れるかも知れませんね。以前、かたるは三菱UFJの純資産価格の奪回が、金融相場の第一ステージと述べた事があります。三菱UFJは現在600円台に入りました。あと100円で、そのステージが達成されます。グリーは時間軸がずれているイメージだけの話ですが…次期カタル銘柄は、クロトン効果を受ける銘柄は円安の時流に乗る銘柄です。そこで以前から注目していたのですが…3Qで特別損失を計上し減額修正をした銘柄なのですね。

その背景を理解するために「比較優位と空洞化」の話を展開したのです。実はカタルは何度も大きな間違いを犯しています。まだ若かったために、1989年のベルリンの壁崩壊では、当時は「平和の恩恵」を述べていました。市場経済のパイが先進国中心から共産圏が市場経済化され、市場が広がり販売が飛躍的に増えるから、日本はこの恩恵をもっとも受けるので、日経平均株価は10万円だと言う考えだったのです。今から振り返れば、お笑いを誘うシナリオです。「比較優位から空洞化」が訪れるとは…考えもしなかったし、資産価格の下落の意味も理解してなかったのですね。まぁ、無理もありません。秀才の宮澤喜一も住宅価格を下げようと必死になっていた頃の話です。

「プラザ合意」「ベルリンの壁崩壊」「南巡講話」「比較優位から空洞化」「金融デリバティブの発展と金融バブル破たん」など…キーワードは、時代により移り変わります。「異次元緩和」は金曜日の相場に、劇的な動きを与えています。出来高が64億4900万株、債券先物市場の2度のサーキットブレーカーの発動、なんと0.315%への急低下から、今度は一転して0.62%と急上昇するのです。踊るイワシ民族の動揺ぶりが良く分かります。1989年、株式先物を利用しヘッジファンドは日本株の売り崩しに加担しました。その前年、1988年には実際の相場は、既に「死に体」だったのです。しかしあとの1年で、指数売買で吸い上げられた現物は、先物のコントロールにより、面白いように日経平均株価を押し上げました。金曜日の債券先物相場を見て…1989年の株式相場を連想しましたね。全く同じ手口です。かたるは何度も、1%を割れた国債金利は異常現象だと述べています。しかし頭のいい機関投資家様は、難しい微積分を応用した金融工学を使って理路整然と、今の相場は妥当だと述べるばかりです。第一生命の株価は、今日はどうなったのでしょう。今日は流石に高いようですね。EVか…バブル時代もQレシオなどと言う尺度が登場しましたね。

山手線理論でアイフルは調整を終え、再度、人気になっています。これはセオリー通りですが…11月からの相場では、円安効果でマツダが強く上がっていましたね。むしろアベノミクス効果は、輸出産業の第一便にスポットを充てていました。マツダは3年程前のカタル銘柄でした。当時は為替に加え、中国の自動車販売に焦点を充てていました。為替一本でよく300円台まで復帰したものです。この水準は過去最高利益の業績数字で、新しいスター株が必要でしょう。そこで比較優位から空洞化の予習が必要なために、カタルは株式教室などで解説してきました。全ては「A」と言う銘柄の為に…。果たしてこの銘柄を発表し、背景を語り市場から支持を受けるかどうかわかりませんが、円安効果が得られると考えていましたが…、日産のゴーンは円安になっても生産体制を日本国内に戻さないと述べていました。しかし報道によればトヨタは国内増産に走ると言います。

ここでFTAの話を、少ししなくてはなりません。米韓はFTAを締結しており、これを利用してトヨタは日本ではなく、米国生産のカムリを韓国に投入しました。韓国ではまだ輸入車の割合は10%程度ですが、このカムリのセダンが2012年に「韓国カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得しましたね。円安とTPPを考えると、日本の製造業も揺り戻しが始まるかもしれません。先進国への回帰論が、日経新聞に金融面に焦点を充てて載っていましたが…空洞化は既にピークアウトを迎えている可能性は高いですね。中国の生産人口がピークを迎え、ようやく構造調整が終わったのかもしれません。カタルが選択した次期カタル銘柄は「A」という株だと、以前から述べていた銘柄です。最近、僕と同じ考えなのか…多少、動意がみられるような気もします。この株はアイフルと同じ要素を秘めています。昨日の株価は180円でしたね。しかし最近は160円台で推移していました。

長くなったので、明日にしましょう。別に隠すわけでもありません。どっち道、カタルが銘柄を掲げても、株価が上がる訳でもないのです。そう良い銘柄が見つかる筈もなく、ピカ一の007に比べれば、どの銘柄も大きく劣ります。ケネデックスも大きく上がっていますが、ここまで上がると、流石に魅力はかなり薄れてきますね。既に3倍になりました。株価が上がっても買いたくなる007と、大きく違いますね。無限の利益は見えない利益ですが…夢の評価は過去の株式市場では、壮大な仕手戦に発達していました。僕は過去最高価格近辺で利益が出て来るまで、揉み合いを続けるのではないかと考えています。だからステージが変わる前に、1株程度は持って置いて欲しいと…いつも言っていたわけです。さて異次元緩和の効果はこんなものではないですよ。

あくまでも三菱UFjが主軸です。日本国債発行の10兆円の内、7兆も日銀が買うと、溢れたお金は何処に流れますか? 問題の焦点は此処ですね。今はみんなが100円などと言っていますが、円安の流れをコントロ―ル出来るのでしょうか? いくら債権大国とは言え、機関投資家は、所詮はイワシ民族ですよ。一斉に国債を売り、外債を買うかもしれませんね。故に円安効果から、新しいカタル銘柄を選んだのですね。長引く空洞化により国内に拠点を持っている会社が、脚光を浴びる相場は、当然考えられます。だからAと言う株が、マツダの代わりに人気になると踏んだのですが…果たして、どうでしょう? 残念ながら、ピカ一水準ではありません。

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2013年04月05日

04/04

かたる:市場は「クロトン」に驚かされたようです。新総裁のあの顔からすると…官僚的な慎重な態度かな?…と勝手に想像していましたが…。しかし何故、彼は「クロトン」と呼ばれるのでしょう。黒田東彦(はるひこ)さんは、福岡生まれの九州男児で、東大法科から財務省へ。在学中に司法試験に受かっているそうですから、抜群の記憶力を保持しているのでしょう。榊原さんと同じ財務官から退任され、一ツ橋大の大学院教授です。アジア開発銀行総裁となっていますね。エリートらしく国のお金で、イギリスのオックスフォードへ教育を受けに向かっていますね。その後もトントン…でも大阪国税局長止まりのようですね。なかなか優秀な人でも、事務次官のコースから外れるのが大蔵組織ですね。僕の友達が、今は課長補佐かな?何しろノンキャリア組ですから…。しかしその彼もヒューストンに3年程度、留学じゃないか…企業の出向と言う立場だったかな?…で、若い頃に米国で勉強させられていました。その時に海外勤務時に人脈などを築く訳ですね。省庁の席次が決まっており、米国、英国、フランス、ドイツなど…が一つの出世コースなのでしょう。大新聞社の知り合いは、地方に一年いて兜町から日銀クラブや色々…と1年程度でぐるぐる回り、米国だったか、イギリスだったか? 忘れましたが海外を回り、本社に帰ってくるのでしょう。そうして論説委員などになるのですね。上手く行けば、役員まで登れる出世コースに乗っています。勿論、東大法科の出身ですね。この組織が機能しなくなり…失われた時代が生まれました。

さてサプライズなんか、生まれない…と考えていたところに、市場の反応は…「長期国債の償還を考慮しないグロスの買い入れ額についての市場中心予想は月5兆円、上限でも6兆円だったが、今回の緩和では7兆円強になる見込みだ。長期国債購入の上限を定めていた銀行券ルールは一時、停止されることになった。上場投資信託(ETF)は市場規模が4.4兆円程度と小さいため、増額されても少額との予想が多かったが、これも市場予想を大きく上回り、ETF及びJ─REITの保有残高は、それぞれ年間約1兆円、年間約300億円に相当するペースで増加するよう買い入れることになった。」との解説です。

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その結果、為替相場は上のようになりました。どういう事かと言えば…、カタルが昨年の10月末から解説しているマネタリーベースの変化率が、今まで以上に、急激に跳ね上がります。今までの変化は、下のグラフのようになっています。

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その結果、どんな事が市場で起こるか?
昨年11月から起こった「相場の再来」が、まず考えられますね。金融相場の3点セットは何度も述べていますが、銀行、証券、不動産がセットで、過剰流動性相場が想定されますから、大型株が主軸の相場になります。カタルは何度も、三菱UFJは論理的にかなり安く、何れ必ず純資産価格を上回り700円以上になり、正しい政策が実行されれば、4ケタの水準が妥当株価だと、述べていることが実現されるようになります。さて邦銀ファンの人は、お待ちどう様でした。いよいよ、紙芝居の始まりです。

カタルは基本的に、ハイリターン・ハイリスク投資を好み、007の可能性を語っていますが、同時に邦銀株を大推奨しています。既に上がる株は、決まっているのですね。正しい政策が実行されれば、自ずと株の原理は決まっており、みんなが大金持ちになれます。ところが…数々の落とし穴があるから、世の中は不思議ですね。大御所さんのお母さんが福島の田舎から上京する時に、息子に向かって「まさかの坂を転がるのが人生だべぇ、まさかに騙されねぇように…」と上京の際に、息子の餞に言葉を贈ったそうです。

僕も1億円の年収の時は、まさか…こんな人生が待ち受けているとは考えてもいなかったのです。しかし人生は面白いものですね。魅力的な女性に翻弄され全てを失う人も居ますし…人生は不思議な展開です。だんだん相場の時間軸が、かたるの頭の中とマッチし始めてきましたね。この時間軸、新営業年度の始まった4月1日、馬鹿なファンドマネージャー達が、通常は買いから入るべきなのに…。これまでの日銀総裁の白川さんのイメージが定着していたために…、誘惑に負けて利食いをしたのです。利食いの誘惑には、なかなか勝てませんね。三菱UFJの4月1日の株価は、532円でした。4ケタの時間軸にある株を…、最低でも700円は既に示現されているのです。白川さんの緩和策でも…充分、可能だったのです。しかし能力のないファンドマネージャーは、売った資金を何処に振り向けるのでしょう。

金融機能さえ、正常に働いていれば…。ダヴィンチは上場廃止にならず、今頃は一番人気でケネデックスの比ではないですね。僕も金子さんの会社なら、もっと熱が入っていたでしょう。貴重な人材を市場から葬り去り…、(亡くなったわけではなく敗者復活は可能ですが…)本物の素質があるのに何故、日本は本物を育てないのでしょう。リクルートの江副さんだって、素晴らしい人だったのでしょう。可哀そうに…。既得権力争いに利用され、人生を棒に振りましたね。米国はアメリカン・ドリームと…競争心を刺激しながら切磋琢磨で、磨き上げていますが…日本は、偽物社会に加担するメディアの存在が…呆れる展開ですね。今相場を見ると、どの株も一気に新高値に踊っていますね。

さて目先の解説ですが…忘れないでくださいね。金融機能が正しく機能すれば、超人的な努力と奇跡的な環境に恵まれた人だけが豊かになる訳ではなくパイが広がります。多少の凡人でも株さえやっていれば生活費は稼げますし、老後資金も出来るでしょう。ただし、筋を通さねばなりませんし、自分自身の欲に勝たなければなりません。僕が007を現物で持て…と言っている意味は、理解されてないようですね。ヤフーを引き合いに出していることも、読者には理解されてないようです。僕の頭の構造と皆さんのイメージは、ずれているようですね。

今日の市況解説は、10月に僕が書いた「マネタリーベースと株価」のレポートを、よく読んでくださいね。何度も、何度も…、考えながら読めば、やがて僕の頭の中が理解されると思います。1930年生まれだそうです。ジョージ・ソロスは…良き時代に恵まれた人生ですね。晩年は…。幼少の頃はナチスから逃げる為に苦労してイギリス、米国と渡り歩きましたが…人生は長いですからね。かれは今回の為替相場に、円安に賭け大儲けしたとか…。この金額はフェイスブックのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が払う所得税額が10億ドルだそうで、何故かジョージ・ソロスの儲けと同じくらいですね。へぇ、僅かな期間に1000億円か…。しかし、どうやって使うのでしょうね。金持ちはお金の使い道も見つかりませんね。

大きく飛んだ株は、必ず一時的に利食いに押されます。しかし通常、利食い期間は3日間程度でしょう。つまり押した所が、また買い場になりますね。金融相場とは利益が出てないところから始まり、やがて利益が出て来ると、みんなが割安に感じ、買うようになるのですね。ある意味で仕手相場に似ています。野村証券の利益水準を見れば、分かりますね。通常は赤字のスタートです。007のように…。やがて、その赤字が黒字転換され、急激に利益が伸びると、相場はそろそろ成熟期に入りますね。金融相場は、スタート地点なのですね。その相場のスケールを決めるのが、日銀の姿勢ですね。今回の緩和策では、「当座預金の付利撤廃」や「外債の購入」は見送られました。その代わりに10兆円のところ、7兆円も買うのですね。

カタルは1%割れの国債水準を見て、債券バブルだなぁ~と…以前から述べています。驚きますね。日銀ばかりに負担させるのは危険ですね。金融庁の指導と言う窓口指導も手段にはある筈です。昔は日銀が窓口指導を実施し、金融界は意図を汲んで動いていましたが、今では強引に馬に水を飲ませようとしています。

さて日刊工業の記事ですが経産省の規制が撤廃されるそうです。スマートフォンで家電を操作することが、4月から解禁になりました。パナソニックは規制を受けて、この機能を削って昨年エアコンを販売しましたね。規制撤廃で何が起こるか?解説しなくてはならないでしょうか? ユビキタス社会の意味は奥が深いのですね。

今述べた二つのヒントは、それぞれ、やがて相場に反映されます。更にWSJには「アプリはアップルの木からほど遠く」と言うレポートがありました。これを読んで…カタルの考えている相場は、やがて実現すると…気持ちをあらたにしました。せめてカタルの書いたレポートを毎日読んで、馬鹿な元証券マンの戯言を聴いていれば、その内、チャンスをものに出来るかもしれません。しかしカタルのレポートは諸刃の剣ですね。ハイリスク・ハイリターンが主眼なのです。気分のいい週末ですね。株式教室では「比較優位」と「先進国への揺り戻し」の続編を、明日は扱いたいと考えています。

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2013年04月04日

04/04

かたる:昨日は惜しかったですね。神様の采配はなかなか微妙な判定でした。しかしダルビッシュのコメントは「あそこまで行ったら(もう1つ)アウト取りたいでしょ。完全試合を達成できなかったのは、僕がまだ一歩足りないということでしょう。でも、いい思い出になりました」との談話だったとか…。大相撲の白鵬の記録も凄いけれど…人間と言う動物は面白いものです。社会が形成され競争が生まれ、互いに競い合うのです。ソビエトの社会主義は、ある意味で理想社会ですが、人間の欲への願望が無視されました。これを利用したのが資本主義でしょうか? 競争原理が存在するから…他人と比較するから優越感を得たいが為に、さらに努力する。アメリカン・ドリームは象徴的な言葉ですね。目標を掲げ挑戦するのは何故か好感が持てます。しかし、この嫉妬心は厄介な存在ですね。醜い争いに繋がります。人間心理は面白いものです。

実は昨日、読者から「いつも興味深く お話 読ましてもらっています。今日の文章の中で、ガブの 現物 とは、どうゆう意味でしょうか? お教え願えないでしょうか?」とのメールがあり、僕がいつも「007を現物で買いましょう」と言う意味が、分からないらしいのです。確かに考えてみると、一貫して、かたるは007を推奨しており、何故か、この銘柄だけに、用いている表現ですね。この言葉の意味には、様々な意味合いが込められていますが…一般の人には理解できないかもしれません。

昔は信用取引に一定の制約がありました。特に大手証券では信用供与に対しハードルを高く掲げていました。記憶によれば…野村証券では預かり資産が2000万円か3000万円が信用取引を始められる最低条件だったように記憶しております。信用取引とは何か?信用取引とは、お金を借りて株を買う事を示します。現在、東証では30%の担保があれば、借り入れにより株を買う事が出来ます。つまり100万円の株を買うために30万円があれば、借金をして100万円の投資が出来るわけです。レバレッジは約3倍ですね。30万円の株では3株買う事が出来ます。一般的には1000株単位の売買が多いですから3000株ですね。つまり300円の株を3000株買うと約定代金は90万円です。それに諸経費が掛かりますね。信用取引を利用すると投資効果を3倍に高める事が出来ます。ただし買った株が値下がりすると追証が発生し、反対売買により決済するか、追加のお金を差し入れるかして、担保率を維持しなくてはなりません。信用取引の仕組みは、ネット上に、いくらでも解説があるでしょう。自分で検索し詳しくは調べてください。

何故、昔はハードルの高い規制を設けていたか? 
預かり資産残高だけでなく、株の売り買いの経験値も求められました。その証券会社との取引期間が1年以上ないと信用許与は行われませんでした。しかしネット時代になり、競争が激化し手数料も安くなったために、この既成の概念がだんだん薄れて行き、当局も投資家保護の規制を緩和し、自己責任原則が今日では、一般化されています。自分の身は自分で守れと言うルールが一般化しました。しかし多くの人間は、陶酔から自分の身を守れないのです。だから麻薬への法律が存在したりします。パチンコなど…ギャンブル依存症の人も居ますね。株も同じで、奥が深く知れば知るほど…面白いのです。相場を当てる醍醐味は、なかなか実体験しないと分からないでしょう。

かたるは現役時代、預かり資産3億円を40億円まで増やしたことがあります。2003年からの株価上昇局面に置いての話ですが…。最後に引っかかったのはベンチャーリンクと言う株でした。当初の推奨時は100円前後のボロ株で、お客様からの注文を一旦は断ったほど…中身がひどい物でした。ところが…その株に動意が見られ、お客様の注文を受けたのが始まりでした。最初は、たった5万株程度の遊びだったのですね。投資金額は約500万円です。一般的に証券マンはお客様の財産を守り、増やすのが使命です。特に歩合セールスは転勤もありませんし、お客様と一生の繋がりになりますから、互いの信頼感は、かなり強いものです。かたるなどは自尊心が高く、気に入らない銘柄の注文は拒否し、よその証券会社で注文してくれと断る方でした。お客様の依頼も…何人か断ったことがあります。そうしないと引っかかり、自分で損害を弁償しなくてはなりません。お客様の勝負を自分で被る必要があります。まぁ、詳しい話は兎も角、ベンチャーリンクを調べて行くと面白いことが分かり、そのお客様に提灯を付けます。つまり追随買いをするわけです。どの程度買ったかな?

ベンチャーリンクは、その後も上がり500円台で天井を打ち、結果は市場から消えました。もし僕に力があれば、商社からお金を引っ張って、助けてあげる事も出来たでしょう。しかし僕には力はなく、人脈もなかったのです。良いビジネスモデルだと…今でも思っています。最後は保険屋に、松本さんは手を出していましたが…しかし金融は時間が掛かります。狙いは良いのですが…資金繰りが問題でしたね。具合の悪いことに、創業者の小林さんは病気をされ…日本社会の仕組みが有望な会社を潰した事例のようなものですね。カタルが投資した当初の内容は悪かったのですが、無借金だったのです。もし金融機能が完備されていれば…当然生き残り、今では優良企業に育っていたかもしれませんね。ダヴィンチと同じ運命ですね。まぁベンチャリの解説は兎も角…、今の証券市場は、ある意味で歪んでいます。リスクの概念を教えている人も居なければ…それを指導する立場の証券会社にも人材が居ません。

通常、現金を100%出して株を買う事を現物で買うと言います。100万円の株を買うのに100万円出して買えば、仮に投資した会社が倒産しても、出したお金が無くなるだけですね。ところが信用取引を利用すると、会社が倒産すれば100万円から30万円を引くと70万円の借金が残る計算になります。諸経費は考慮に入れませんが…。これがバブルですね。1989年に起きた現象です。2007年から米国が発端になった金融バブルも同じことです。金融機関が予期せぬ事態に陥り約束が果たせなかったのです。レバレッジを掛け過ぎていたために…リーマンの破たんなどは、その事例です。つまり信用取引はレバレッジを掛けますから、成功すれば当然、果実は大きいのですが、失敗した時には損失も大きく膨らみます。当たり前の事ですが、多くの人は…その心理状態に勝てないのです。僕はこれまでの経験で、失敗した時に、まともに対処ができる人間を見たことがありません。どんな人間でも追い込まれると…人間が変わるものです。最悪は自殺に追い込まれます。株価は揺れ、その揺れ具合に心理が揺れ誘惑に負けるのが人間です。その負ける隙を作らない為に、現物で買う事を薦めています。

カタルはハイリスク・ハイリターンを好みます。基本的にIRNETでは、失敗しても、やり直しがきく若者相手に書いているつもりです。だから成功が重なると、誰でもそうですが…惑わされる訳です。しかしよく考えてください。世の中の金利が1%の時代に…お金があっという間に、2倍、3倍になるのです。そんなうまい話が、世の中にたくさんありますか? リスクを取っているから…危険を冒しているから…果実を手にできるのですね。ハッキリ言って、読者の多くも、僕のレポートを読んでいる証券マンも、負け組ですよ。僕自身がそうですね。世間から見れば負け組なのですね。株なんか…本当のお金持ちはしませんよ。お金など増え続けるのが、当たり前なのです。使えないくらいに…。

さて、長くなりましたが…。カタルが「007を現物で、先ずは1株買って、2倍になったらもう一株買って、更に黒字になったらもう一株買いなさい。」と述べています。その理由は、今は業績の実態と、株価が遊離しているからです。今は…ですからね。株は、常に6か月程度、時代の先を読んで動いています。先の事は分かりません。しかしプロの目から見て007は、ピカ一なのです。この意味は素人には、理解できません。ケネデックスが現在一番人気で、株は大きく上がっています。確かにカタルは3月2日の株式教室でケネデックスを推奨しています。10万円以下の株でないからです。アベノミクスが成功すれば…の話ですよ。その理由も述べてあります。しかし所詮、ケネデックスは、多くの銘柄のなかで、大物ではありません。確かに既にカタルが推奨した時から、上げっぱなしで…2倍以上に跳ね上がっていますが…。100万円になるとは、一度も述べていません。せいぜい今の段階では、10万円台に乗るのが限度でしょう。そんなものはリスクを取るに値しませんね。しかし007は先が分からないのです。見えない利益が無限に膨らんで見えるのですね。先の長い話ですよ。今すぐに起こる現象ではありません。だから金利のかからない、期日も訪れない、現物で買って忘れなさいと…と述べています。3月20日のコラム「人生は冒険」で、ヤフーのようになる可能性を指摘しています。つまり先が長いから、現物で買って忘れないさいと述べています。

何故、2倍になったら買い増し、黒字になったら買い増すのか?
最初のリスクが軽減されるからです。一つより二つ、二つより三つあれば、選択肢が増えますね。仮に3株買って…株価が100万円になったら1株売り、出資金の元を取れば、あとは無料の株ですね。永遠に企業成長に付き合えますね。本文で良くマイクロソフトの事例を示しているのも、その為です。手元に残した株が、日本を代表するトヨタのように成長すれば、間違いなく、当初の株主はみんな億万長者になれますね。そういう意味なのですね。だから現金を出して、先ずは1株買いなさい。決して信用取引ではなく…現物で買えと言っているのです。しかし小型株なので値動きも激しく、リスクが高いので信用取引は、プロの指導がなければ利用すべきではありません。証券マンなどみんな素人ですよ。プロならみんな、とっくに株の世界を脱出しています。チャンスはそうあるものでは、ありませんね。2003年にあり今回そのチャンスが訪れています。しかし未だに薄氷の存在ですね。シャープの株価を見れば、分かります。市場は実体経済を映す鏡なのです。

007クラスは、なかなか生まれませんが、ケネデックスクラスの銘柄なら、いくらでもご用意できます。末永くIRNETを毎日読み続ければ…何れ理解できるようになりますよ。株価など…所詮は人気で、上下するのです。馬鹿な投資家に、自分達が安値で買った株を高値で買わせるゲームのようなものです。しかし投資とは、本来は人を信じて、その人と一緒にリスクを共有する事なのです。007は夢なのですよ。村田が関与し2010年の段階より、より夢は現実的になっています。このクラスの銘柄は、なかなか遭遇できるものではありません。さて、やんちゃな田中君は、成長できるかな? フジテレビの日枝さんは、大人げなくライブドアの堀江さんをライバルと思ったようですが…。あの程度の人物が日本のメディアを仕切っている訳で呆れますね。日本の政治家も、経営者も、みんな3流ですね。投資とは、スティーブ・ジョブズのような人間を探し、その人間と苦楽を共にする事ですね。だから現物で007を買ってくれと、最初から述べています。現状の株価は明らかに割高なのです。だから信用規制がかかるのですよ。ところが…棒上げに上げたトヨタには、信用規制などには掛かりませんね。信頼度が違うのですね。

さて今日は早く起きて…原稿を書いちゃったし…。ケネデックスは、相変わらず安寄りしていますね。利食いが先行しています。ひょっとすれば、投資心理から考えると…一気に抜ける可能性もあるかもしれませんね。博打ではないが…、選択肢は色々ですね。

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2013年04月03日

04/03

かたる:朝方のニュースを集めると、色んなものが見えてきますね。でも多くの人は経済の基礎的な背景がない為に、ニュースの意味を理解することができないのでしょう。しかし証券マンはニュースの影響より株価が動き、顧客の損得に関わりますから、熱心に新聞を読むようになります。でも一般的な証券マンは、日経新聞程度の知識しかありません。一体、どれくらい株屋が、日刊工業、フジサンケイ、日経産業などの専門分野まで手を伸ばしているのでしょう。雑誌も同じです。ある意味で日経は、多くの販売チャンネルを持っており、テレビなどを通じて情報操作をして、上手く世論を誘導します。朝日新聞などは官僚組織との密着が強く、リクルート事件などは僕にはフライングに見えますが、一般認識ではスクープなのでしょうね。

「一人を殺せば殺人者だが、大量に殺せば英雄になる」とのドラマの捨て台詞は、ある意味で本質を言い当てています。長く株屋に浸かっていると、正義の意味が分からなくなります。今までの価値観が覆ることがよくあるのです。最高裁の今井判事のサラ金判定を批判しましたが、あの批判が武富士の購入に繋がりました。しかし実際はJトラストが正解でした。誤った選択をしたのです。論理は正しかったのでしょう。アコムを始めサラ金株は、みんな復活しましたからね。ただ時間の概念が見えなかったのです。

さて今日のニュースで重要だと思うのは、やはり「GSE」の記事です。これはロイターの提供ですね。ファニーメイの業績報道ですが2012年は6年ぶりで黒字、通期で172億ドルの利益になったそうです。問題は此処からですよ。税効果は最大で590億ドルもあるのです。前年の赤字は169億ドルだそうです。僕は米国の会計システムは知らないので推測ですが、この税効果の590億ドルと172億ドルを合わせると762億ドルになります。一方、ファニーメイは財務省から1160億ドルの公的資金を投じられており、これまでに356億ドルの配当金を払っているとか…。つまりあと804億ドルを返せば、国民の損失はなくなります。引き算をすると42億ドルなので…今年の利益で完済できますね。あの政府系の住宅金融会社が借金の完済の目途がたったのです。

このニュースはバフェットのGS購入やジョージ・ソロスの銀行株の購入に繋がっていますね。分かりますかね?このニュースの意味が…りそなは、未だにバブル期の借金が返せないのです。先日、三井住友トラストは、ようやく返済すると発表していました。金融機能を知る米国は流石ですね。シェールガス効果は大きいですね。この意味を解説するとまた長くなるので止めますが重要なことですよ。一般的には米国の自動車販売が好調などとのニュースにも現れています。このニュース源はブルームバーグですね。野村証券はドイツ銀行と共に損失隠しをしていたと言うニュースも、同時に流れています。イタリアの銀行の株主向け報告書での説明だそうです。僕が野村は「薄氷の存在」と倒産を疑っていた時期の実話のようです。僕の推測はある意味で正しかったわけですね。野村は嘘を言ってCBを発行し、営業キャッシュフローの赤字を埋めていました。現実と夢は紙一重なのですね。

僕がダヴィンチの金子さんを高く評価し、あの時に残すべきだと応援していましたが、現実は市場からは消えました。減損会計を強要されたためです。(ケネデックスではなくダヴィンチなら、もっとカタルは、力を入れ応援していたでしょう。)しかし実際の利回りは7%程度だったのでしょう。2%程度の借り入れで7%の物件を持っている訳で、5%の鞘があり、それを知っているのに、市場から抹殺されたダヴィンチ。野村の詐欺と、どちらが正しいのか? 僕にはサッパリ理解できませんね。知れば知るほど、呆れる既得権力の悪さは至る所にあります。ネット時代は誰かが、その仕組みに気付き、公にされます。だから日本の偽物社会も、チャンスが広がりますね。直木賞などの作り物も…だんだん価値が薄れ、優秀なら自分で小説を書いて、ネットで発表すれば、何れ出版社がやって来てうちで出版させて下さいと頼みに来ます。時代は「アラブの春」なのですね。何もチュニジアの話しではなく、日本で進行している話ですよ。FTでは「日本の再生はまだ早すぎる」と報じているとか…法人税などの話を引用しているようです。

日経新聞はシャープの公募は、困難と報じていますが、サンケイBIZは主力銀行が1000億円増資を容認と…報道しています。本来は減損会計の問題があり、公募は不適切です。故に第三者割当を実施すべきですが…証券界にモラルがあるのかどうか…。シャープは救うべき日本の企業ですね。もしシャープの株価が上がらないと仮定すると、大変な事態になります。ソニーも倒産、パナソニックもいずれ倒産、と言うデフレの悪夢が甦りますよ。何故なら、ソニーは既に資産売却に手を出し、パナソニックも似たようなものです。減損会計は正しいのでしょうかね? 液晶の工場は有機ELと、かなりダブるでしょう。様々なニュースが流れ、その影響が、どう相場に影響するか? 株価の動きと合わせて相場を見なくてはなりません。

さて今日はダルビッシュが投げており、2回は3者連続三振でしたね。これまで5三振かな? 好調の出だしのようです。007と同じで今年は注目されます。まぁ、彼の場合は既に世間から評価を受けていますが、007は担保率を引き上げられるように…強弱感が大きく割れますからね。株は人気投票で高値になった時に、新高値を形成するときに村田との材料などが出てきて、世間からの認知を受ければいいのですね。僕らは目先の玉は100万円で売り、あとの手持ち株を無料にして、残りは塩漬けにして老後の楽しみに取っておけばいいのです。昨日のようなブレが、にわか投資家をフルイにかけるのです。ただ皆さんもカタルが現物で買っておけと言う意味を、よく噛みしめてくださいね。何が起こるか、分からないのが市場と言うものです。北朝鮮が東京に原爆を落としたら…どうなるか?予期せぬ事が起こるのが人生ですからね。

野球を見なくてはなりません。だからケネデックスの解説などもしたかったけれど…省きますね。ただケネデックスに、多く依存するのは危険ですよ。昨日の値動きや出来高を見ると調整を欲しているように感じます。どんなに有望でも、10万円以下の株でないと考えていても、無理は禁物です。乖離調整は絶対に避けられません。中にはガンホーのような事例も確かにあります。しかしあれは特殊の事例ですね。株主構成などが歪んでいます。007は間もなく試練の壁を抜けます。でも今週は慌てなくても良いと思いますね。値動きから、いつでも戻り高値をクリアできそうに見えますね。一気に走るより、一度、20万円前後で、ゆっくり揉み合ってからの発射の方が、相場は落ち着いて見えます。この落ち着きが、やがて新規の安心買いを誘います。慌てると投資家層の広がりが得られないのです。そうすると一人舞台になるのです。今は多くの人が007の良さを理解できないのです。いずれ自然に上がるようになりますから、現物で玉を拾えばいいのですね。仮にステージが変わると、今度は目先の188500円が下値に変化します。今は、まだ先ほどのように利食いをする人も居ますね。やがて僕の考える夢が、徐々に実現化すると株価は面白いように飛びます。だから慌てずに現物で買ってくださいね。あくまでも現状は夢であり自己責任の範囲の話です。

おそらく日銀の決定会議でサプライズは生まれないと思います。生まれればケネデックスは跳ねることになりますが…昨日の値動きには、僕には無理が感じられました。些か強引すぎますね。むしろシャープの動向をみると、ソニーの空売りが頭に浮かびますね。グリーはどうなるのでしょう。ROEの記事を掲げ、日経と野村はDENAの処理に、意図が見えるような…。考え過ぎかな? しかし実態はどうなのでしょう。株価が弱いという事は更に既存の売り上げが落ちるのでしょうかね? そろそろ5月の決算発表が意識され、証券株は確実にかなり業績が好調な筈です。岡三などの数字は良いはずですね。3Qで減額修正を迫られた銘柄は、グリーもそうですが、そろそろ減額が認知され新展開に向かう筈ですが…時間軸が依然、見えませんね。僕は1170円を割れるとは考えてなかったのですね。しかし現実は1100円も割れていますから…。この修正を迫られてもいるようなのです。おぉ~、まもなくケネデックスは下値ボックスの高値を抜けますね。流石、外人だな。さて今日はこの辺で…

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2013年04月02日

04/02

かたる:通常は日銀への期待感から株が高くなる筈なのに…。長いデフレの「失われた時代」に浸った日本の投資家の危機意識を放棄させるには、この程度の株価上昇では不十分なのでしょう。人間の気持ちとは面白いものです。期待感のプレミアが剥げ落ち、現実の世界が見え始めてきた為でしょう。アベノミクスの副作用をIRNETでは度々登場させていますが、金融緩和だけに頼ると弊害も、当然、大きくなります。問題は成長論への期待なのですが…、シャープの株価動向をみると、何度かの変化日に裏切られており、当然、ソニーもパナソニックも円安による効果は限定的で、企業の自助努力しかない訳で、何処に経営資源を投じるか?…の問題なのです。そんな中で、本日の日経新聞の連結納税を拡大させる考え方は、ベンチャービジネスを育てるのに、面白い考え方ですね。追い風の政策です。これは捨てたものじゃないかもしれませんね。今日は目先の買い場になるかもしれません。

先週辺りから、特に月替わりから相場が弱い動向を見れば、(例えばDENAなど…)昨日も少し触れましたが、新営業年度に入り利食いを優先させている現象なのでしょう。ただよく考えれば分かりますが、日銀は継続的にマネタリーベースを増大させるわけで、この売った資金は、また市場に戻ってくる資金なのですね。問題は多少の物価上昇などの弊害を乗り越え批判に甘んじてでも、金融緩和姿勢を続けることが出来るかどうか…の意思の問題です。

株で儲けるのも至難の業でしょう。違いますか?
このような状況になると、人間だれもが不安になり、利食い玉は取りあえず、手仕舞っておこうと考えるものなのです。特に乖離が高い銘柄は、素質のあるなしに拘わらず、どうしても利食い売りに押されますからね。これは仕方がない現象です。特に小型株のケースは値動きに誘われた付和雷同組も多く、問題の本質を見極めた人間ではない為に仕方がありません。007などはその一例ですが、時間が何れ解決します。そう言えば会社の発表ではカーナビへの継続投入が決まったとか…つまり一度、取り入れられれば継続的に採用され、利益の蓄積と言うか…売り上げの積み重ねになるのですね。この意味は解説をしなくても分かりますよね。これは蓄積の利益で開発部隊の主軸を動かせ、更にQBの輪が広がります。

トヨタは流石ですね。上昇に比べ下げ方は鈍いです。大型株は通常はこんなものですよ。マツダと比較されると、よく分かるでしょう。だいたい、株の本質を知らずに値動きだけで動く人たちが多いのが今の市場ですが、本来、正しい政策が実行されるなら、論理価格は絶対に回復します。何度もカタルが、「三菱UFJ」を採り上げている意味は、何れ分かります。通常の株価なら、4ケタの筈ですね。こんなに環境に恵まれているのです。大量に抱える危ない日本国債を、日銀が大量に買ってくれるのですよ。銀行は国債を売り利幅の稼げる貸し出しに振り向ける事が出来ます。黒田さんは、ようやく本格的に資産の買い入れを実施するのでしょう。マネタリーベースは変化率が大切で、この変化はかなりの変化になる筈です。それならば信用創造は更に続きますね。減損会計の心配のない資産は購入の対象になります。故にケネデックスは上昇します。

まぁ、今週の調整はある意味で仕方ないですね。新営業年度に入り、運用担当者は、先ず利益を確定させたくなる連中です。所詮、年金ファンドの運用者などは素人ですからね。相場心など知りません。30年以上も株の売り買いを続けても、カタル程度の実力に過ぎません。なかなか奥が深いのが、株の世界ですね。でも最近、一皮むけたような気もしているのです。シャープやグリーに対する株の考え方は、以前のカタルには、なかった発想なのです。少子高齢化の為に若者が支えなくてはならない年金生活者は多く、これを実現させるには、日本に付加価値の大きな産業を育成させる必要があると…何度か述べています。この失われた時代の中で、年収が上がったのはスマフォを中心とするプログラマーの価値観が上昇しました。これをリードしたのがグリーやDENAですね。激しい競争をむき出しにして両社は競争を演じ、優秀な人材確保に動きました。その為に今まで400万円程度だったこの市場を、今では750万くらいまで引き上げていますね。この水準は一部上場のトップクラスの水準を上回ります。トヨタより高いのでしょう。四季報数字では、グリーが751万円でトヨタは740万円ですね。しかも従業員の年齢はグリーが31.5歳に対してトヨタは38.3歳です。

今まで僕は、証券マンとして日本の置かれた環境が相場に大きく影響するとし、銘柄を選別していましたが、市場経済と金融経済の関係を考えてきて、生み出されたこの銘柄観は、これまではなかなか生まれませんでした。分かりますかね。企業業績の伸びる企業を追っていましたが、良く考えてみると違いますね。グリーやDENAを日本の既得権力者は邪魔をしますが…、日本には必要な産業ですよ。分かりますかね? 成長戦略を考えて行くと、新日鉄やトヨタではないのです。日本に高い付加価値を生む産業の株価評価は、必ず大きく跳ね上がる筈ですね。結論を先に示しましたが、「比較優位と空洞化」を経て、「先進国への回帰論」の主軸は、此処にあるのです。分かりますかね?

日本は世界の先頭を走っています。金融バブルを1989年に経験したのです。更に比較優位から空洞化の洗礼も受けました。欧米は2007年、2008年ですよ。この20年近い時間が、「失われた時間」を生みましたが、僕らは既に脱出の糸口を見つけているのです。トヨタを上回る産業を、既に創り上げているのですね。自動車は夢でした。携帯電話も夢でした。今でも日経新聞は、日銀短観なので製造業の業況指数を用いますが、経済が成長すると、進化すると、付加価値の低い製造業の価値は、だんだん薄れますね。だって付加価値を生まないのです。新興国と競争する鉄鋼など必要ありません。それより加工の難しい炭素繊維ですね。つまり新日鉄を売り東レを買うのです。売上高営業利益率の大切さが何れ理解されるでしょう。少子高齢化を支えねばならない日本に、僅か5%の為の産業を主体に政策を講じれば、どんどん疲弊しますね。売上高営業利益率、粗利の大きな産業を育てねばなりません。だから株式市場は、その比率の高い企業を必ず物色するのです。

結論を先に述べたので、比較優位と空洞化の論理的な裏付けは又にしますが…、カタルが最近考えている「マネタリーベースの増大」から、「信用創造」、更に今は「成長戦略」を述べ始めています。僕はお金が無く、多くリスクを取れずに多少の利食いを余儀なくされましたが、何故、カタルが現物で007を1株でも買ってほしいと述べているか?グリーの株価が下がっても、支持している理由が此処にあるのですね。何故、日経批判をしてもシャープへの思いが強いか? 何れも、要に位置する株なのです。

市場へのアベノミクスの政策反映は、時間が掛かります。一つはリードする外国人投資家の時間軸が自分達と違い、理解し辛いから…。更に日本には優秀な本物のセールスも少なく、考え方の浸透に時間が掛かります。何度も言いますが、三菱UFJは700円の純資産価格以下なのは、大バーゲンセール。先ずは此処に橋頭保を築かねばなりません。全国の証券マンは、先ずは理屈に合う三菱UFJの株価を推奨し、700円まで買い上がります。何れ、間違いなく4ケタ以上になります。金融機能がこれからどんどん復活します。そうすると成長率が上がりますね。マネタリーベースの増大は、信用創造に繋がり、信用創造は、社会に安心感を生み新成長戦略に繋がるのです。こんなことは常識的な発想です。最近、金融株が弱く見えるかもしれません。中小企業円滑法の解消も進み、金融機能はさらに強化されます。今、相場を見たら…朝方は、さっきまで売り一色で弱かったのに…。原稿通りの展開になりそうですね。自分自身に向かい合ってみると、よく投資心理が分かるでしょう。

カタルは、何度も述べています。このような気持ちの変化に通常の人間は勝てないのです。何故、カタルの知り合いの歩合セールスのお客さんSさんが、マイクロソフトで数億もの資産を築けたのか? それは株価を知らなかったからですね。知っていれば1000万円程度、儲かる所で、みんな利食いをしますね。これが通常の人間です。当たり前なのです。今日の自分の気持ちの変化を、よく噛みしめてください。

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2013年04月01日

04/01

かたる:いよいよ黒田さんの初舞台が近づき、市場は固唾を飲んで動向を見守っていますが…通常はケネデックスなどの「信用創造銘柄」は、目先の山を迎えているのでしょう。まもなく下値ボックスの山を越えるのでしょう。まぁ、人気ですから外人投資家の動向により、短期上昇波動も大きく伸びるかもしれません。カタルがケネデックスを登場させたのは、3月2日の株式教室ですから、2月の最終週に不動産株が一段高し始めた訳ですから、およそ1か月間、棒上げに株価は上がり、現在の26週乖離は100%を大きく超えたままです。通常は、今回の日銀政策決定会合を焦点に相場は形成されており、この辺りが目先の天王山になるのでしょう。ただ外人投資家が買いの主体と思われ、彼らはこの感覚が好きですからね。乖離など気にしないで走る傾向が見られますが…どんな展開を示すかどうか。

米国の消費者信頼感指数は、(この指標は景気動向の先行指標です。)かなり好調のようです。株高は一部の金持ちだけの緩和効果で、全体景気への波及効果は少ないとの主張もありますが、これは明らかに間違いですね。いつの世も勝者は限られ、多くの平民である99%は、1%の勝者のおこぼれをもらい、全体の景気動向が決まるのです。勝者は賢いから世論をリードするのです。その形態は渡り鳥のリーダーに似ています。全体の群れの方向性をひっぱるわけです。ただ4月になると新年度で様々な様相が変わります。一番に気になるのは「アベノミクスの副作用」の影響です。おそらく小麦価格の改定などが行われ、輸入商品の値上げラッシュが始まる筈ですね。円安効果より、貿易動向を見れば現状は円安負担の方が影響は大きいはずです。ここをどう判断するかですね。

実は昨日少し触れた「先進国への回帰現象」は世界の潮流なのでしょう。昨日は比較優位から空洞化の話の途中で終わり、重要な点には触れていません。この仕組みが分かれば、カタルの成長戦略への拘りが理解されると思いますし、シャープの動向などが、日本の今後を左右することも、理解されると考えています。まぁ、今週の山は、「日銀の政策決定会合」の4月3日、4日ですね。つまり常識的には、この段階が目先の「信用創造相場」の山場と言う訳です。ただし黒田さんに、サプライズが生まれるなら、話は変わります。しかし現実的な対応は一部で言われている段階に留まり、サプライズはないのでしょう。

具体的には「資産買入基金と輪番オペの統合、オープンエンド方式の資産購入の前倒し実施、購入対象国債の残存年限の3年から5年への延長、銀行券ルールの撤廃検討」といったところまでは相場に織り込まれていると言われています。仮にETFなどへの買い越し額が大きくなるなら…話は変わりますよ。しかし通常は、いくらこれまでは「リフレ政策論」を振り回しても、実際の行動となると…なかなか踏み込めないものです。これが人間ですからね。ただ日経報道にもあるように、確実に邦銀はリスクを取れるような段階になっています。カタルがソフトバンクの米スプリント・ネクステルへのM&A資金提供を見て大きな方向転換だと、昨年の発表後に直ぐに反応しましたが、世間の認知はようやく日経新聞が紙面で、その意味を採り上げる程度の認識なのです。まだ邦銀の賃金の引き上げの意味は理解されていないようです。

分かりますか? 実は外人投資家も、この評価を見逃しているように感じています。何度も話していますが、彼らにとっては仕方がないのです。自分達の金融界の時間軸が日本の金融界の時間軸と大きく違うのが理解できないのです。イギリスでは自己資本の増強に動き、パリバは支店を閉鎖するリストラの最中です。米国もまだまだ…GSEの動向が米国金融の動向を決めます。バフェットがGSの普通株主になる程度じゃ…先進国の金融機能は依然傷ついたままなのですね。バフェットは先ほどの渡り鳥の話で、リーダー的な存在ですね。景気動向を実感できる雁行形態論です。渡り鳥をイメージして下さいね。

しかし邦銀は、既に新規段階に突入しています。ようやくグローバル化に動き出しています。通常、金融業はインフレ型の経済成長率が高いところでないと、利益の蓄積が出来ません。ほら…悪徳の金貸しが、家などを担保にとって太っていきますが、担保に取った土地などの資産価格が下落しちゃ…貸し手責任を取らされるだけで、お金を貸しても損をしますね。日本のデフレ環境下では、利益は生まれませんでしたが、今度は資産価格が上昇する番ですね。更にアジアに向け融資を増やせるようになっています。だから今は株価が一服していても、正しい政策が実行されるなら、確実に金融株は上がります。おそらく、ここでの邦銀株の弱さは国内投資家の利食いですね。新営業年度に入り、先ずは利益を確保しようとするが人情でしょう。馬鹿な連中です。

実はこの傾向は先週から見られます。225のRSIは50を金曜日に割れ、アベノミクスの短期イメージ効果も、息切れする段階になってきました。そこで冒頭の食品価格の値上げの話になったのです。だから付加価値の高い産業である新産業戦略の重要性が光ってきます。相場のテーマは「マネタリベースの増大」から「信用創造」の話へと移りましたが、今度は「新産業戦略」への話に移るのでしょう。そこで売上高営業利益率の高い業種の話に移行するわけです。勘のいい方なら私が何を言いたいか分かるでしょう。今日の007は高いですね。17万円台に入り今はまた16万円台のようです。何度も言いますが現物で買ってくださいね。企業の成長は普通3年程度は続くものなのです。カタルが武富士に傾斜していた2008年2月の段階に、Jトラストという選択なら、僅か株価は14円だったのです。分割を考慮すると、そうなるようです。まぁ、あの時は倒産を心配していましたから完全な博打。しかしカタルが、その後、取り上げるのは300円台だったので、分割前ですから、今の株価なら150円になるのかな? それが3000円ですからね。驚きます。2年や3年はあっという間に過ぎますよ。

実は現在4連続安を演じているグリーの話まで昨日は展開したかったのです。昨日の「比較優位と空洞化」の話しからですが…。あまり長く書くと読む方も大変ですからね。まぁ、またの機会にしましょう。「比較優位と空洞化」の話は、先進国への回帰現象に繋がります。思い出してください。カタルは昨年10月に「マネタリベース」の話を展開し、アベノミクス効果もありますが、金融株中心に上がってきましたね。そうして1月にカタルは信用創造の話を展開しています。だから総資産の大きな金融株の代表としてみずほを取り上げましたが…2月に入るとアベノミクスの副作用の話しもしており、相場の弱さを指摘し、銘柄選択を変えましたが、2月の最終週の不動産株の上昇を見て、直ぐに信用創造の話に戻していますね。そうしてケネデックスを紹介していました。たぶん今週が山場なのでしょう。

最近、かたるは「比較優位と空洞化」より先進国への揺り戻し、回帰現象に焦点を充て始めています。つまり安倍政権の成長戦略の話ですね。ここで重要なのは、売上高営業利益率の話しなのですね。シャープも関連しますが、基本的には新産業戦略の話です。だから株価が弱いグリーにも関与していますし、007もそうですね。株は希望を感じ常に動き続けるのです。さて皆さんの判断はどうでしょう。あくまでもカタルの推論であって、いつも正しい訳でもありません。しかしカタルにはカタルの考え方の根拠が銘柄選別に中に隠されています。後は皆さんの判断なのです。僕らは画一化教育のロボットではありません。自分自身でものを考え、自分で選択して、行動するのです。

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