今日の市況(2008年02月28日)
かたる:今日は簡単に…
アメリカではFRB議長が追加の利下げ発言をし、住宅金融公社の資産上限規制の撤廃を足がかりに、株価は続伸したといいます。ただ日本と同じように、株価はかなり回復したので上げが鈍っている様子ですね。一方、日本も予想通りの一服気配ですが、大きな下げにつながる動きとは考えていません。単に上がったので、その乖離調整を強いられているだけなのでしょう。基調的には強いと思います。

今日は三洋電機を取り上げました。かなり値戻しが進みましたね。私は、目先、一服すると思っています。一時、調べようとしたのですが、よく知らないからコメントを出せませんが、基本的にどんな好材料も…株価が上がれば悪材料のウェートが高くなります。逆に株価が下がれば、どんな悪材料も好材料に変化する可能性があるのです。付和雷同組みは必ず振り落とされるのです。基本的には、株価位置が大切だと考えて下さい。ただし業績動向に株価は連動します。それにしても三洋電機は参考になるチャートの形です。覚えておくと良いですね。
今週号の日経ビジネスの「規制が緩和されていれば、日経平均株価は35000円になる」と言う話を先日、紹介しました。そうして私が最近よくフィルタリング規制に対する批判記事を目にすると…書いた途端に、日経新聞は総務省がこのフィルタリング規制を見直していると報道しました。実は先例があります。経済産業省はPSEマークがないと古い電化製品を販売することが出来ないと規制した時に、業界団体などは挙って反対をしました。一時、採用された規制が世論の反対にあい、規制を撤回しましたね。あるいは…緩和でしょうか?(僕は良く知りませんが…)同じことですね。フィルタリング規制は、多くのサイトが、ほぼ見られなくなる規制ですから、常識的に僕はおかしいと考えていました。
この日経ビジネスの報道は、非常にいろんな問題を示唆しています。福田総理大臣はダボス会議で「外貨導入」を演説したのです。ところが空港規制やJパワー問題が話題にされています。トップと違うことを、役人が押し通す? まるで国家の形を成していませんね。批判されて当然です。こんな時にフィルタリングの問題がどんな形で決着するのか?この行方は非常に面白いのです。そうして関連銘柄の株価をみて下さい。タイミングもピッタリです。誰でも新聞を読んでいれば、簡単に儲けられる実例になるのでしょう。僕はそう考えています。相場は世論のテーマで物色の流れが決まります。果たして関連銘柄が新高値を更新するかどうか? 非常に興味があります。

投稿者 kataru : 2008年02月28日 22:33