未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

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2008年10月31日

10月31日

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米国のGDPが発表されました。株を上げるのも下げるのも、この数字は重要な役割を担っています。企業業績のようなものですね。日本はこのGDPが実質的に横這いですが、米国は確実に増えています。株が上がるか下がるかは企業業績が左右します。上場企業は日本企業の代表ですから経済の運営が悪いとGDPが伸びませんし業績もよくなりません。米国は上手く運営しています。ここの金融デリバティブ・ショックで躓いていますが日本よりずっとマシです。FRBが流動性の罠に嵌まっており、金融政策の効果が薄いことを知っていますが、果敢に利下げを実行しました。実際効果より決意を示したのです。

ところが日銀は0.25%の市場予測を裏切り、僅か0.05%をケチったのです。この0.05%嫌ったのが株式市場の今日の動きなのでしょう。利下げをしなくても同じようなものだったですね。…と私は考えますが、金利正常化路線を断念した意義は大きいと評価する人もいます。もう一つの下げの主因は三菱商事です。減益は仕方ないのですが減配は頂けません。この動きと日銀の金利引き下げをケチった現実が株価の下げにつながったのでしょう。折角、公的と思われる実弾の買いの効果を薄れさせたのでしょう。
まぁ私は両国とも意味のない利下げはしなくても良いと思っていましたが、市場経済は感情で動きますからね。今の株価は特に理論ではなく、人間の感情で株価が動いています。理性が働かないのでしょう。今日はこんな感じで、スタートします。

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2008年10月30日

10月30日

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商品価格を上げると多くの人が困りますが、株を上げて困る人はいるのでしょうか?
下げると金融システム不安や実際の企業年金が悪化し損失を被る人は大勢います。麻生総理は株高論者だという話しを聞きました。本当でしょうか? 
珍しく公的資金の買いと思われる動きが続いており、株が連日買われています。基本的に年金基金は債券と株式の比率が決まっており、株価が下落するとその配分を維持する為に、買わねばなりません。仮に当初、債券が7:株式が3の比率で100兆円の資産だとすると、70兆円対30兆円ですが、株価が大きく下落し半分になると配分が変わります。比率を維持する為に85兆円の元本を59.5兆円対25.5兆円にするのです。新たに10.5兆円の株を買わなくてはなりませんね。しかし世界的にみて日本は株式の保有割合は少ないのです。アメリカやイギリスは年金資金に半分程度の株式を組み入れています。日本は20%程度なのでしょう。この比率を変えると、またイメージが大きく変わります。

今日も先物からの動きでした。
このところ先物の枚数は多くなっており、連日20万枚を越えています。おそらく機関投資家のヘッジ売りを公的資金が買っているかな? 今日は9000円と言う数字を意識したのか、引けに掛け再び買いを入れてきており、ザラ場引け(大引けの株数が合わない為、途中で商いが終ること)の銘柄も多くありました。下の表に示したように、基本的にBRICs銘柄と国際優良株が戻りの中心になっていましたね。この表の登場は3度目です。

コマツの純資産割れが一つの指標と考えておりましたが、決算発表時に自社株買いを発表しストップ高の買い気配でしたね。これを受け商船三井も、先駆して下げていた住友鉱山もストップ高でした。このシナリオは3番目のものですね。ただ日経平均株価9000円は日本経済の生命線。多くの金融機関がこの水準を割ると自己資本不足に陥る可能性が出てきます。逆に株価が上がると…大手銀行は、なにも増資をしなくても良いのですね。
「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」か…何故、新日鐵の持合い要請に銀行は応じたのでしょうか? バブル崩壊で懲りた筈なのに…今日はこんな感じでスタートです。

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2008年10月29日

10月29日

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米国市場は大幅高しました。金融の混乱が静まるとの観測なのでしょう。ケース・シラー住宅価格指数の日経新聞のグラフは前年度を基準にしており、おかしいと思うので私がS&Pの資料から作成しました。前年度比の比較と前月比の比較です。グラフから分かるように下落率の大きな山は越えましたね。まだ上昇はしていませんが、明らかに下落率は落ちています。変化が生まれているのでしょう。サブプライム問題の根元なので重要な話しです。しかし私は下げの原因を見間違っていましたね。多くの新聞や雑誌も同様です。

今回の下げの原因をサブプライムとしていますが違います。名付けるとすればデリバティブショックなのでしょう。投資銀行の在り方を問うているのですね。だから相場観を間違ったのでしょう。サブプライムなどは峠を越え、終焉しています。どうして米国の金融株がなかなか上がらないのか? 不思議だったのですが原因が分かりました。CDSなどの金融デリバティブ不安が背景にあるのです。1-3月はサブプライムなのでしょうが7月からの動きは、投資銀行の姿勢に対し市場経済は警告していたのでしょう。

それにしても…野村證券は格が落ちましたね。
リーマン絡みの業績悪化の話しではありません。僕がサラリーマン時代、資料がなくて野村證券のお客様から資料を手に入れ勉強したものでした。野村證券の支店長会議が相場の話題になったのです。それぐらいに絶大な力を野村證券は持っていたのです。双日のMSCBの発行のとき、私は野村證券がフローして株価が上がる見通しを、発行当初、考えていました。しかし3ヵ月後ぐらいに、完全にその考えは否定されます。野村は幹事証券の使命を投げたのです。そうして今回のエルピーダの増資問題。明らかに人が居なくなりましたね。残念ですが、野村だけの問題ではないでしょうが…日本と言う国は、やはり社会保険庁のような国に成り下がっているのかもしれません。今日はこんな話からスタートします。

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2008年10月28日

10月28日

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必要ないことを…政府はするな?と感じます。
人材が上に居ないのですね。残念ですね。日本株のカラ売り規制をするとは…。この水準で売りたい奴には、どんどん売らせれば良いのです。カラ売りが梃子になるのに…。今の株安は2003年の時のように、株価対策が必要などと私は一度も言っていません。中小企業への特別融資などは必要です。不動産への融資も収益還元法価格が、ちゃんと説明できれば実行すべきでしょう。しかし基本的にあまり多くのことを政府に期待していません。しくしく…と自己努力で、解決せねばならないでしょう。

株を上げることは簡単ですね。所得税と一緒に株の損益を合算課税すれば良いのです。そうすれば所得の多い時に損をしている株を売り所得税を免除できるし、所得が少ない時に株を売り利益を出して税金調整ができますね。この制度なら働く国民、皆が株を持ちますし、株は上がるから、なかなか売りませんね。本当にお金が必要の時に売るようになりますね。ただし儲けに対し50%の税金を払う事になりますが…。市場原理は働くようになります。

今回は株が下がっても恐くありません。2003年の下げとは、全然、意味が違います。日本の構造転換は必要でしょうから、統廃合が盛んになって良いのですね。市場主義と言うのは効率の悪い企業を淘汰するものです。このような経済変動が効率化社会を生むのでしょう。東洋電機は日本電産の傘下に入れば良いのです。今回は自助努力で充分に危機対応できますね。銀行株が下がっても怖くありません。

だって双日と違い三菱UFJの増資は希薄化しない優先株と6000億円の普通株です。時価総額が6兆3千億円だから、普通株の希薄化と言っても僅かに10%程度の話ですね。しかし双日は実に6倍でしたよね。だから本来は2000円台で活躍する筈だったのに…300円台になったのですね。(今は147円ですが…)同じ増資でも意味が天と地の違いです。それに三菱はアコムやユニオンバンカル・コーポレーションを傘下におさめ、モルガン・スタンレーにも出資しているのです。将来、10%以上の業績向上効果は充分望めます。4.6%の優先株で10%の優先株を買うのだから、円・ドルの違いはありますが、優先株も充分に鞘が抜けます。それなのに…。増資の観測記事発表から、なんと3割も下げています。今日はこんな感じからスタートです。

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2008年10月27日

10月27日

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いやはや…大手銀行が増資を実行すると言います。まさか…と思いましたが、この株安を見るとあながち観測記事とは言いがたいイメージです。相場が大きく崩れているのは、先物からヘッジ売りが主だったものでしょうが…銀行の増資観測辺りにも原因の一端があるようです。市場経済は基本的に時価会計システムです。故に株価が下がれば売らなくても、売ったと仮定して時価評価を決算に反映させます。多くの投資家は意外感と共に、2003年という記憶に新しい金融危機を連想したようです。馬鹿な話しですが現実だから仕方ありません。2003年は不良債権処理の最終局面でした。その為に処理しなくてもよい貸し出しを、金融庁の勝手な査定で不良債権と認定され、時価評価を強いられ貸し倒れ引当金を積んだのです。あの時と違い、今回の不良債権は景気の悪化で増加傾向にあるでしょうが、基本的に取引先一般企業の多くはお金持ちです。天と地の違いがあります。今回の共通点は株安による有価証券の評価損ぐらいのものでしょう。

少し分かりませんね。1兆円近い買い物をした三菱銀行が増資を強いられるとは…。
でも日本株の急落はたしかに異常で、念頭になかったのでしょう。新日鐵などの株式持合い要請の為に評価損の計上を強いられているわけで、日本的な仕組みが、再び、問い質されています。私は前から「株式持合い行動」を批判していましたが、フジテレビ、TBS、ブルドック…まだ新しい時代を理解してない経営者が多いのですね。しかし2003年と大きく違うのは、一般企業はリッチだと言う事です。ゆとりが、かなりあります。一例を挙げると上場企業の1396社は、その企業の持っている現金で発行済み株式の過半数を買えるのです。時価総額300億円以上で負債も少なく、営業CFも黒字で、配当をしている企業など、まともな企業でも79社も過半数の株式を買えるのですよ。

例えば富士通の3月期末の現金残は5494億円、今日の株価は363円で10円配当です。この会社の時価総額は7514億円です。実に時価総額の73%もキャッシュ比率があります。こんな感じですね。だからノーリツがスティールにTOBを掛けられるのです。当たり前なのですね。ブルドックのような企業はくれてやればよかったのです。もともと余資を投資などの運用に回すのですから、狙われるのが当たり前です。必要以上の現金を多く抱え利用しないから狙われたわけですね。ソニーだって金融危機でなければ、キャッシュ比率は高いのですね。期末の数字ですが59%も現金を保有していました。お馴染みのアルプスは時価総額が902億円で、現金は期末段階で788億円です。まぁ、株価は理屈ではなく需給で動きますから…、論理が通用しない今の時勢で何を言ってもだめですが…、明らかにパニックが終れば株価は何れ戻るでしょう。

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そんなわけで…2003年当時とは、全然、意味が違いますね。加えて三菱UFJ銀行はユニオンバンカル・コーポレーションへの出資、アコムへの出資、Aberdeenへの出資、モルガンスタンレーへの出資と金融業務拡大の為に布石を打っていますね。つまり製造業なら工場を建設したようなものです。将来の利益に対する投資ですね。しかし2003年は不良債権などの償却の為に、債権放棄などで失われた資本ですね。後ろ向きの増資と前向きな増資とでは全然意味が違いますね。唯一、希薄化懸念は残ります。仮に増資が実行されても優先株方式にして5年後に普通株に転換するとか…方法論は色々あります。資金調達が難しくて、MSCBを利用した双日やエルピーダと同じ次元で、ものを考えるべきではありません。良く考えれば分かることです。

まぁ、それにしても…強気のかたる君も、流石に唖然としています。単純平均株価が308円で止まった1月と、割れた3月の意味は大きな違いがあったのですね。あの戻り、つまり今年の春が勝敗の分かれ目だったのでしょう。結果論は簡単だけれど…現実の対応は。幾つかのシナリオのうち、新興株のヤフーがこの相場の中で高かったですね。もともと外需が悪化するのは分かっていたのです。だから比較的、影響が少ない内需の好業績である新興株を狙っていたのですが…心配していたオリックスが崩れ始めました。当たり前ですね。銀行がこれだけ売られるのだから…。郵船と商船三井の株価がまもなく逆転します。当然ですね。本当に景気が悪化するなら不定期船の商船三井より定期船の郵船が有利になります。

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さて、いよいよスタートします。そうです。米国での様々な政策が実行に移されます。
CPの買い入れや不良資産の買い入れなど…。金融機関に余力が生まれるかどうか…
買い取り価格が大きな問題になります。そうです。金融株が急騰する可能性が残されているのですね。果たしてこのシナリオが実現するかどうか…。LIBORは落ち着いています。今日も多くのお客様から現物で株を買っていただいております。日本人は懐が広いですね。お客様の話ではNHKで報道しているそうなのです。市場原理を否定する政策を実行する日本の株価は何処まで下がるのか? あてにならない予想など無意味ですが、黄金分割やフィボナッチ係数では7千円を割れた所にポイントがあるとか…。私は上手に買おうとは思わずに、相場の景色図を見ながら、ただ黙々と株を買うだけ。
いつまで悲観は続くのかな?

ビスタニュースは繋がりにくいとの…メールを頂いております。かなり改善されていると思うのですが…土曜、日曜日などの昼なら、大概、空いていますね。慌てる必要もないと思いますが…。どっち道、かたる君のレポートは中長期の視点が書かれています。

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2008年10月24日

10月24日

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昨日はCDSの事に触れました。
今日の日経新聞によればCDS市場に規制が入るそうです。やはり…。正式な取引規制や組織化された取引所もないままに膨張してきたCDS市場はリーマンの破綻で、その規模がおおよそ把握できたのでしょう。この規制は正常化への道を歩み始めているのでしょう。サブプライム問題は片付き、CDS市場が管理下に置かれる。投資銀行業務が見直されている動きですね。円・ドル・キャリーの解消が始まっており為替が円高に振れています。ドルは買われています。金融デリバティブの縮小が、至る所で一斉に始まっているのですね。人口30万のアイスランドだけでなく、ハンガリー、パキスタン…と、リーマンと言うパンドラの箱を開けたから、行き着く所まで行かないと…と言う説があります。

でも考えようによっては、一つずつ片付いています。投資銀行業務が本当に駄目なのでしょうか? 金融デリバティブは世界経済にプラスにならないのでしょうか? 世界中で起こっている金融危機は、その意味を問われているのでしょう。既に3ヶ月ものドルLIBORは3.535%まで下がってきます。つまり大手銀行は公的資金投入で救われ、弱小のヘッジファンドなどが淘汰されている動きが続いているのでしょう。CDSの規制は問題解決の表れなのでしょう。国内では緊急保証制度が31日からスタートします。8000万円まで無担保保証、10年間の使途目的を問わない融資だといわれ中小企業にお金が回り始めます。この効果は大きいですね。今日はこんな話からスタートします。

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2008年10月23日

10月23日

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今日は予定通りの行動をとりました。
NY市場は予想外に大きく下がり日本市場も動揺し年初来の安値を下回りました。まだ売りが続いています。しかしLIBORは落ち着きはじめており、昨日は3ヶ月ものドルLIBORは3.54125%でした。毎日、金利が下がっており、ようやく金融機関同士の決済が落ち着き始めたようです。しかしハンガリーなど弱小国のデフォルトリスクが増しているようで、パキスタンなど核保有国なので恐い存在です。金利は落ち着き始めたのに株価は下がっています。昨日のVIX指数は81.45まであるのです。(69.65の終わり)しかし下のチャートを見ると高値で乱高下しており、一日の幅も大きくなっているので強弱観が明らかに対立しているのでしょう。

今日の日経新聞に大きな材料が載っていました。リーマンのCDSの清算が順調に終ったという記事です。実はこの記事を今日、見て驚いたのです。リーマンのCDSは4000億ドルの想定元本の発行だったそうで清算価格の元本が8.6%なのだそうです。単純に計算すれば3656億ドルの損失を被る筈なのです。ところが…ロイターの報道によれば実損はたったの52億ドルだというのですね。大手決済機関のデポジトリー・トラスト・クリアリング・コープ(DTCC)は55兆ドル規模といわれていました。つまり5500兆円と言うとてつもない化け物を抱えており、金融システムの破綻か?と一部で危惧されていたのです。

ところが日経新聞の解説によると売り買いが交錯しており、正味元本は1/70だということです。この推計で計算すればDTCCは78兆円でしかありませんね。つまりリーマンなどCDS販売側が市場を勝手に創っていた事になります。金融デリバティブの一面が暴露された思いがします。この意味は非常に大きいのです。さて今日はこの辺の話しを中心に続けたいと思います。

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2008年10月22日

10月22日

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あらら…折角、強気にテンションを上げようか?と考えていたら、この有様で…本当に困った相場です。しかし注目しているドルの3ヶ月ものLIBORは3.833%と10日の4.818%に比べ日々低下しています。つまり金融危機状態ですが、少しずつ改善されているということでしょう。心配されていたリーマンのCDSも順調に処理が進んでいる様子です。米国では財政出動も検討されており、次々と矢継早の政策実行と言う印象を受けています。それでは何故このように株価が弱いのでしょうか? こんな事を中心に今日は書いて見たいと思っています。

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2008年10月21日

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今日の株価は続伸しましたね。昨日オランダの金融保険大手のINGに対し公的資金投入がなされたとの事です。実は少しビックリしました。この関連記事を読んでいて自己資本比率が6.5%だったのを8%に引き上げたというのです。意外に低いのですね。公的資金が投入されるのは当たり前ですね。邦銀の自己資本比率は11%前後でしょう。BIS規制は国際業務に関し8%自己資本を求められています。(国内は4%基準)さて金融危機の嵐は収まりつつあるようです。9月15日のリーマン破綻以来、急上昇していたドルLIBORが落ち着き始めました。私が使用しているのはBBA(英国銀行協会)のものです。どうもこれが世界基準のようなのですね。今日の日経新聞の比較はおそらく日本のものでしょう。あまり意味のない指標を用いるとは…。しかし今日、日銀は1ヶ月ものですが2.110%でドルを供給すると発表しましたね。昨日のBBAの1ヶ月ものは、3.75%でした。きっと今晩のBBALIBORは更に下がるのでしょう。今日はこんな話からスタートします。他には…武田の話とエルピーダの話しを…

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2008年10月20日

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日本の株式市場は落ち着いた動きでした。パナソニックやブリヂストンが確りし、ほぼ全面高です。今日は日経新聞にLIBORの話しが載っていましたね。結局、銀行間の資金調達がスムーズにならなければ景気動向をとやかく言っても仕方ありません。住宅を買うにも車を買うにもローンがなければ需要が盛り上がらないのは当たり前の話ですからね。早急に金融システムの正常化を図らなくてはなりませんが、当事国が大統領選挙の為に大きく動けずにいます。最大の焦点は既に銀行の存続ではなく改善策に移っています。未だに株安を主張するのはどうかと思いますが…この処理具合が、今後の株価を決めます。もう一つは予想以下でしたが、中国の成長率が鈍っている為に経済対策を期待する動きがあるようです。このような話しを交え今日は話しを進めます。

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2008年10月17日

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NYは上がったのに…日本は弱いね。というのが投資家の共通した認識でしょうか?
全ての原因の一つとして考えられるのが、先日来、述べております。自己資本の毀損から総資産を圧縮する動きですね。お金を専門家に預けておけば儲かると思って、有名なファンドにお金を投じたのに、金融システムの崩壊で整理をさせられているのが現状でしょう。その動きが分かるのが此方のグラフです。HFRXの解説が必要でしょうか? 要するにヘッジファンドの日経平均株価のようなものです。此方がそのホームページです。

近年、運用を真似する所が大きくなり儲けが少なくなっていると言われていました。その為にファンドにより過剰なレバレッジをかけたのが原因で破綻しているところもあるようです。人間は愚かなもので、こうなると新規にファンドにお金を預けるより解約するのでしょう。この整理に時間が掛かること。米国では住宅債権等の買い取りが始まるのが今月下旬だといわれています。その為にタイムラグがありますね。ただ心配はないでしょう。既にシステムを維持する仕組みは守られていますから時間が解決するわけです。その状況は前から申し上げているドルの3ヶ月ものLIBOR金利の動向が一つの指標になるかな?と考えているわけです。今日はこんな話からスタートします。

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2008年10月16日

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株価が上がってホッとしたのも束の間…再び市場は疑心暗鬼に包まれ不安感が高まっているようです。しかし冷静に見れば高い水準だけれど、確実に3ヶ月ものドルLIBOR金利は低下しています。そうしてGSなどの金融セクターの株価は安い水準ですが、下値を保っていますね。JPモルガンのジェームズ・ダイモンCEOは決算発表の席でGSEの住宅ローン担保証券(MBS)は買い場だと述べているようです。VIX指数は御覧のように高い水準ですが、徐々に金融危機は収拾するのでしょう。このように相場が乱高下しボラティリティーが高いのは強弱観が対立している証拠でしょう。今日は下のグラフを中心に相場を考えて見ます。

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2008年10月15日

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今日も昨日に続き、先物が主導権を握っているようです。
引け間際に仕掛けの買いが見られました。今日は1990年10月1日の乖離が大きく開き36%台になったのですが、その翌日2676円、比率では13.2%の上昇なのですが、その後の日経平均株価の動き…と、ヘッジファンドの動向、そうして半導体の話しをしたいと思っています。相変わらずLIBORの動きは注目です。米国の公的資金は5%の金利だそうです。三菱やバフェットは10%ですからね。下記の資料などを使い解説します。そうしてビスタニュースで解説した「308」(何の数字かな?)に付いても…踏み込みましょう。

昨日はサーバーの具合が悪く繋がりにくかった様でごめんなさい。やはり混むと繋がりにくいようです。まぁ、慌てて読む話しでもないし暇な時に覗いてください。

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2008年10月14日

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今日は久々に上がってよかったですね。今日の上げは過去最大の上昇率だそうです。これまでの記録は1990年10月2日の13.24%だそうで…それを上回る1171円高の9447円は14.15%だそうです。正直、ホッとしています。予想通りの金融相場銘柄が、何れもストップ高です。銀行・証券・不動産の金融御三家業種ですね。今日は下記のグラフを用いて話しを進めます。IRNETの読者の人はここまでです。

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2008年10月10日

10月10日

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今日も予想外に大きく下がりました。
大和生命が株式の値下がりで破綻したそうです。このところ、連日、企業倒産の話です。一昨日は新井組、昨日はREITのニューシティ・レジデンス投資法人、そうして今日は大和生命ですか…考えてみるとリーマンを救うべきだったのですね。その影響で日本でも連鎖破綻が間接的に出ています。一頃、話題になった株式の含み損が出るかどうかのボーダーラインの話しが出てきました。このような暴力的な下げは止めねばなりませんね。結局、米国がどう動くか?…なのでしょう。市場経済と言うのは市場の動向を見て政策を決めるのですね。株価の下げが止まらずに、歯止めが掛からず自己崩壊しているわけです。既に論理的な株価を大きく割った水準です。注目しているLIBORは高止まりと言うより金利が上昇しています。モルガン・スタンレーのCDSは武富士並みですね。

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そういえば今日は、普段あまり話したことがないお客様から、朝方、買い注文を頂きました。この方は、昔、大学の先生で今は退職生活です。基本的に利回り採算株を買っているのでしょう。先週は株式の総投げをして損金を計上したお客様は、まだ株を買っていませんが、今週は何件か多くのお客様から現物の買い注文を頂いています。明日の株式教室には配当利回り株をスクリーニングして掲げたいと思います。どんな形で下落が止まるのでしょう? サッパリ分かりませんが、いつかは正常な株価に落ち着くでしょう。急激な下げに見舞われており、広範囲に追証が入っているようです。更に投資信託の解約が後を絶ちません。加えて金融機関などの機関投資家さんの売りです。本来、株を買うべき人たちがリスクヘッジの為に、先物などを利用して繋ぎ売りをしているそうですね。ヘッジファンドの解約売りと…売り方の顔ぶれは想像がつくのですが、いったい誰が買っているのかな? …不思議です。私はワーテルローの「ネイサンの逆売り」を思い出すのですね。やはり楽観的なのでしょう。

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三菱商事がこの下げ相場の中で反発していました。相場をみていると9月5日、18日がポイントの日で、それから反発して9月22日の高値が2880円です。そこから一本道で今日の安値が1487円です。いやはや…すごい下げです。とうとう日経平均株価の12ヶ月移動平均線との乖離率が37.29%となりました。90年の記録34.7%を塗り替えました。先ほどのお客様を動向を紹介しましたが、日本人は奥が深いですね。全国的には、かなりの個人投資家の現物での注文が入っているのでしょう。こんな時に定期預金を崩し、株を買う人は老後生活で年金を充てにしない人でしょう。今月は新規資金のキャンペーン月になりそうですね。日中は追証の整理に終われ…、引け後は現物の株式買いをセールスすれば、いずれ株価が戻った時に利食い資金を投資信託に振り向けることが出来ますね。全国の証券マンはチャンスです。明日の株式教室では配当利回り株などのリストを載せますので、参考に取り組むと良いでしょう。

下値を予測しても無駄です。黙々と株式を買っていくだけですね。今日も銀行株を買いました。今日は他にも多くのお客様から買い注文を頂きました。上手に買おうなどと思わずに少しずつ下がったら買えばいいのでしょう。1万株を買うつもりなら先ず1千株です。今日はこの辺で終わりにします。また明日。こんな時はいろいろ考えても無駄です。のんびり自然に触れると良いですね。紅葉が始まっていますから…

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2008年10月09日

10月09日

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協調利下げは予想されていましたが、株価に効果はなかったようですね。
理由は市場金利が下がらない為でしょう。市場経済ではFFレートなどの基準金利を下げても、ケース・バイ・ケースで個別対応になります。日本のように企業の格を無視した金利を設定しないのですね。日本も企業により多少の金利差はありますが、市場経済のアメリカでは経済環境により、日々、大きく変わるのですね。その金利動向を現す目安がCDSなのでしょう。デリバティブを積極活用し、儲けに拘ったのはリーマンだと言われています。ダブル・スタンダードと批判を浴びて、今回の株安の一因にもなったリーマンとAIGの格差。この背景にはリーマンの強欲な態度が嫌われたという見方があります。

しかし私は別の見方をしています。ポールソン財務長官はリーマンを倒産させても、市場は大丈夫だと踏んだのでしょうね。結果論から言えば失政だったのですが…。私は物差しとして、あの時期の水準が正しいのだろうと思っています。政策当局は色んな情報を握っており大丈夫だと判断したから倒産させたわけですね。そう考えるとバフェットのゴールドマン・サックスへの投資なども納得できる話しです。流石、アメリカだと思います。市場の動きに敏感に反応していますね。一般企業のCPの買い入れから、協調利下げなど…これで噂されている公的資金の直接注入を発表するようならすごい事ですね。市場経済と言うのは、このように対応しないと駄目なのですね。日本の「じっと見守る」とは、えらい違いです。スピードが違います。

下値を予想する話しが爛漫ですが、誰にも分かりません。テクニカルの指標を頼りにするしかないのでしょう。今日は月足の12ヶ月移動平均線との乖離のグラフを載せます。1990年、このような異常乖離の時に、わが国の日銀総裁の三重野さんは株や土地が下がっても、実態経済に影響はないと述べたのです。総理の宮沢さんは年収の5倍を目処に、家が持てるように地価を下げる政策を採るのですね。日本と米国は天と地の違いです。このような失政を続けたので、日本は1985年から始まった過剰流動性相場のツケを、1989年から未だに払い続けているのです。「りそな」も公的資金を返済していませんね。株も同じです。日経平均株価はまだ高い水準ですが、東証一部単純平均株価は新安値を更新しているのです。

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さて今、私が注目しているのはドルの3ヶ月ものLIBORですね。昨日は4.523%でした。この金利が落ち着けば市場の混乱は収まると思っています。だから一番、関心を持っている指標なのです。今日は遅いので、この辺にします。今日の日経平均株価は下がりましたが、TOPIXは高いですね。ここから2週間、再び株価が下落するようなら駄目ですが、株価が下げない状態を、2週間維持できれば、追証などの整理も完了し恐慌を思わせるパニック売りは終了します。私は連日買い続けているのですが、私は商売だから買いますね。お客様により対応が異なるわけです。ビスタニュースでは売買方法について何度か解説しています。こんな時は相場観を語っても無駄です。タイミングを狙うなら、LIBORを目安にして買いを入れますね。一度に買わずに何度かに分けるべきでしょう。

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株価が下がり選択肢が増えています。私は銀行が中心ですが、BRICsのリバウンド、外需は業績が読めないので、新興株の選択もあります。保守的な人は無借金の優良企業を買う手もあるでしょう。選択はそれぞれ自由なのですね。さぁ、連休を挟んで買いにくいけれど、私は買ってみたい気がしますね。ただ全力投球はしないでしょう。意外とかたる君は慎重なのです。大きくやられたので、ここまでくれば、もっと下がったほうがリバウンドは大きいなどと勝手に思っています。でもいい加減に、追証の請求はウンザリしています。このままじゃ、建て玉がなくなりますね。しかし現引きが良かったのかどうか…これまでは逆になっていますからね。

さぁ、明日も頑張るぞ! 折角のチャンスを生かさないと…

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2008年10月08日

10月08日

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日経平均株価は大幅安になっています。ビックリしましたね。
とうとう日経平均株価の12ヶ月移動平均の乖離幅が30%を越えました。この水準は1990年9月に34.79%と言う記録があります。騰落レシオは54.96となり2006年6月13日の54.31に並びました。あの時は6月8日も54.39…だったね。この下げは福井さんが村上ファンドに投資していた事実が判明し、批判を浴びた頃だったようですね。あの頃から今の悪夢がスタートしました。

あの日から売り転換していれば…と、今になると思うのですね。
何故、日本は金儲けをすることを批判するのでしょう。私はあの時、福井氏擁護派だったのですが…解約をするなら日銀総裁になる前ですね。あるいは解約をすべきでなかった…と思いますが、人間ですからね。気持ちは分かります。やはり転換点では象徴的な現象が起こるのでしょう。今日の下げは先物からの仕掛け売りです。昨日が25万9千枚、今日は24万7千枚です。しかも今日は勝ち組のゴールドマン・サックスからの仕掛けだそうです。二日続けての20万枚越えは、昨年の8月16日17日以来です。因みに昨年の株価はそれから目先的に上がっています。

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ここで思い出すのが…「ネイサンの逆売り」の話しです。
ワーテルローの戦いでナポレオンの敗北をいち早く知っていたのに、ネイサンさんは先ずは売りから入り、ナポレオンが勝ったと嘘の情報を流し、市場がパニック売りになった時に今度は買い向かい、巨万の富を築いた話しです。実に資産を2500倍にしたと言いますから…。あれからユダヤ系のロスチャイルド家の躍進が始まり世界の金融は…と言う説がありますね。

ノーベル賞を受賞した益川さんは歩きながら問題を考えるそうですが…
私が現在考えている問題は「加工貿易国家の衰退」と「投資銀行のあり方」がテーマです。それにしても明るい話題は久しぶりです。今朝のNHKのインタビューで南部さんの理論を読んで勉強した話しの時に、彼が涙を浮かべていましたね。一緒の受賞でうれしかったのでしょうね。僕もあんな涙を流してみたいです。今日は「かたる君、信用を全部、現引きするのに、いくら必要なの?」とお客様に言われ…、これまでのお客様との苦労を考えると、思わず電話口で涙が浮かびました。同じ涙でも種類がえらい違いです。天と地の違いですね。

ここで指標として注目しているのは、やはり3ヶ月ものLIBOR金利でしょう。
そのグラフが下のものです。イギリスでは銀行への公的資金注入の話しが話題になっているようです。シティーとワコビアの話も纏まらず…G7の開催は先ですし…今晩のNY市場が注目されますが、今日は行き過ぎだと思いますね。思うけれど、誰にも下値は分からない。仕方ないから、過去のテクニカル指数に頼るわけですが…。こうなれば腹をくくるしかないと考えています。相場観を語る段階ではありません。お金と度胸があるかどうかの問題でしょう。先の見えない展開は続くのでしょう。買い続ければいつかは上がるけれど…新安値を更新する銘柄が多いですね。

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私は銀行株を中心に買っていますが、流石に、嫌いなBRICs銘柄も関心を持っています。一つは中国の成長率は落ちると言っても高い伸び率ですし、総額のパイが大きくなり日本に与える影響が大きいのに悲観論ばかりだということです。黒字で、低PERでPBR1倍割れ、しかも高利回りです。シナリオ以外に、リバンド狙いの買いも入れている次第です。果たして何処まで買い続けることが出来るか?

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2008年10月07日

10月07日

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米国株はついに1万ドルを割り世界市場に影響が波及しています。本日の東京市場も昨日のTOPIX1000ポイント割れに続き、日経平均株価でも大台の1万円を一時割り、9916円まで下げました。引けは10155円で安値より254円ほど戻り終わっていますね。なんだかNY市場の写真相場の様相ですね。新聞やテレビで騒いでいるように乖離率はかなり広がっています。

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調べて見たら、これほど乖離が広がるのは1987年ブラック・マンディーの時と、2001年のエンロンから2002年のワールドコムの会計不信からの株価暴落と…そうして今回ですね。1987年の月足の12ヶ月平均乖離が-19.22%でした。そうして2002年が-19.72%の乖離、そうして今回が-17.24%となっています。ただ不思議な事に金融株は、昨日の最安値でも新安値を更新しておらず比較的に強い株価の位置なのですね。例えばシティーバンクの株価は下のような展開です。新安値は12.85ドルですが17.41ドルですね。昨日の最安値でも16ドル台なのです。

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2008年10月06日

10月06日

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相場は何が起こるかわかりませんね。今日の下げにはビックリしています。米国の金融法案が通過し株が下げるパターンは予想の範囲だろうと思いますが、それにしても下げ方がきついですね。BRICs銘柄を持ってないかたる君も少し驚いています。9月22日の反転は僅かに一日だけで、新日鐵の場合、この日の高値を基準にして今日の安値で(マスコミの報道にように大げさに表現すれば…)下落率は34.7%になります。これでは信用取引は全て追証になるでしょう。セーリング・クライマックス到来ですね。たしか記憶によればブラックマンディーの下げは、上場銘柄、全てストップ安のような動きだったと思います。ショック安の下げ幅はきつくなります。TOPIXの月足乖離(6ヶ月)が18.7%と大きく開いたのは…調べて見たら1990年9月にありました。あの時は26.2%の下落でした。しかし翌月には乖離が10.4%になります。この10月が安値で翌年の3月まで戻りましたね。その後は再び下げますが…。

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問題の…諸悪の根元であるサブプライムローンは既に峠を越えているという「かたるの仮説」を信じない人も大勢いるでしょう。その証拠と言うか根拠を示すとすれば、下のグラフもその一つでしょう。ABX指数は一時、有名になりましたが最近は話題にものぼりません。私が強気と言うか…相場が上がる可能性を他に指摘するとすれば、シティーバンクとウェルズ・ファーゴによるワコビアの買収の話しですね。思い出してください。三井住友銀行がUFJ銀行へ買収の申し入れをしたのは2004年8月です。三菱銀行よりいい条件を出そうとしたのですね。なにやら、あの話しを思い出したのは私だけでしょうか? つまり米国の金融危機は峠を越えているという仮説の裏付けの一例になりませんかね? 日本の処理は非常に時間がかかりましたが、米国は走馬灯のように駆け巡っているイメージです。

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2008年10月03日

10月03日

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金融危機と言うけれど…
米国のシティーバンクの株価は確りしています。シティーはワコビアを買収しましたが、米連邦預金保険公社(FDIC)から出資を受けており、実質的にはシティーへの増資なのでしょう。メリルとシティーは前から問題を抱えており10月に決算動向が注目されていましたが、メリルはバンカメに吸収されシティーもこれで一段落なのでしょう。LIBORが跳ね上がる中、シティーの株価は意外に確りしているのです。

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米国では既に金融危機懸念相場から景気悪化の実体経済の動向に視点が移っているのでしょう。9月のISM指数が大幅に悪化し株安を招いていますし、今晩の雇用統計なども気にされています。多くの人は金融法案が米国で通過しても実体経済悪から株価は下がると考えているのでしょう。日本でも連日マスコミが悲観論を述べており急速に市場心理がネガティブ化しているようです。今日の売買代金トップはトヨタです。

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珍しいですね。三菱商事、コマツなどが銀行を除き続きます。ソニーも3000円の大台を割れ、パナソニック(松下)はとうとう一株辺りの純資産価値1781円を割りましたね。トヨタもすごい事になっています。何故、このような代表的な銘柄が、ここに来て急落しているかといえば、おそらく投資信託などの換金売りに押されているのでしょう。弱気の流れはマスコミで得意げに喋っているアナリストや評論家の意見を参考にすれば良いでしょう。その為に換金売りを誘っているのでしょう。

しかし経済の要の金融株は、落ち着きを取り戻しました。カラ売り規制や様々な問題は、一時的な現象との声はあるでしょうが、政策当局があらゆる手段を駆使して対策を練っているのですから、心配ないと思っています。事実、日本の銀行株も強いですね。お客様の中には、信用たて玉を整理する動きが広がっています。追証懸念もあったために弱気に傾いたのでしょう。1-3月と同じと判断しておりました7-9月の安値は、10月に押していますね。

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今日はヤクルトが新高値で、ABCマートなども高値を更新していました。ファーストリテイリングばかり注目されますがポイントなども確りしていますね。仮に評論家が主張する恐慌なら、新高値を付ける銘柄があるわけありませんね。楽観しているわけじゃないですが、悪戯に総悲観することもないでしょう。今日は再び銀行株を買っています。流石に全力投球しているわけではありませんが、そこそこ強気で対処している次第です。

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自分の持ち株が安いと、悲観的になりやすいものです。しかし市場を見れば、高い株はかなりあります。総悲観相場のように見えますが、懸念するほど悪くはならないし、楽観するほど良くもならないのが人生かな? いろいろ考えるよりのんびり自然に親しむと良いでしょう。散歩やハイキングなど秋の散策へ出かけましょうね。そんなわけで明日の株式教室は時間があったら書きますが、一応、出かけるつもりなのでお休みの予定です。

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2008年10月02日

10月02日

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いやはや…何を脅えているのでしょう?
予想外に下げるBRICs関連株に投資している投資家の気持ちは分かりますね。前から私は「アメリカは大丈夫だけれど中国は見えない」と述べていました。しかし最近、中国はどうやら大丈夫そうだな…と感じていると話しています。もっとも危ないのは米国や中国ではなく日本ですね。ゆで蛙と話と同じです。
私は実験した事はありませんが、よく蛙を水に入れその水を温めると蛙は飛び出さずに熱湯になるまでその水の中にいるとか…と言う話しを聞きます。少しずつ起こる変化には鈍感になり致命傷になるまで気付かない喩え話に使われます。

日本の株が下がっている原因を、他国の影響にするのですね。本質的に私は日本独自の問題だと思っていますが…確かにここに来てマスコミが報道しているような要因があることは事実ですが、もっとも恐いのは日本の問題を、声を高く指摘する人がいないことですね。今日は、あるお客様の所に行って来ました。まぁ、世間から見れば上の家庭なのでしょう。夫婦揃って医者です。奥様は開業医でご主人は勤務医。私どもでお預かりしている株券は1億円ぐらいかな? この資産はしばらく売り買いがされていません。世間一般に言う優良株ですよ。ソニーやエレクトロンなど…。私は今日「日本は既に右肩上がりのGDPが伸びる国ではないので株を買ったら持っているだけでは…」と言う話しをして、他のタンス株を預かってきました。

今の株価は理論どおりの株価より大幅に安くなっているのですね。僕は下がる新日鐵の株価を見て、今こそ三村さんにお聞きしたいですね。持合いなどせずに自社株買いをすれば良いのではないか…と。彼は今、どう応えるのでしょう? 新日鐵なら銀行は1000億円程度いつでも貸してくれるでしょう。手元資金にゆとりが無ければ借金をしてでも自社株買いをすべきでしょう。それにしても…BRICs関連銘柄は良く下がりますね。昨年から私はこれら市況関連株に批判的でしたが…まぁ、新興株よりずっと結果は良かったから、偉そうに言えませんが…

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コマツがよく下がっていますね。下値は誰にも分かりません。しかしPER10倍以下は当たり前で尚且つ純資産倍率1倍以下がゴロゴロしていますね。コマツのBPSは低く891円です。しかし収益力は高く減益になるでしょうが、EPSは四季報予想で220円ですね。配当は44円か…日足で分からなければ時間軸を変えて週足に…週足にも基準が見えないなら月足で…あらあら、節目らしい節目がありませんね。そんな時は時間軸でテクニカル指標で判断するのですが…

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今日の話題は、金融混乱の中でシティーバンクの株価は高く、GEの公募にバフェットが応じたということでしょうか? バフェットはここに来て怪しい企業ではなく一流の会社に投資していますね。GEはAAAの格付けでしたよね。この会社も金融収益で収益をあげていた会社です。勝ち組のゴールドマンに投資し金融部門を持つGEに投資する。僕らも真似をしてみよう。
そうして僕は今日も銀行を買っています。勿論、売りもあるけれど…

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2008年10月01日

10月01日

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今日の話題は盛りだくさんですが、キーポイントは「危機は去っている?」
その様子を下のグラフから垣間見られます。昨日も取り上げたLIBORのオーバーナイトと3ヶ月もの金利推移、そうしてシティーバンクの株価の動きです。次に日銀短観が発表され、ケース・シラー住宅価格指数も発表されていました。

下の三つのグラフを使い、相場概況を述べたいと思っています。

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(IRNETではここまでです。続きはビスタニュースのサイトで無料にて読めますが、自己責任原則を確認する為に登録が必要になります。注意書きをよくお読みになり、下の所をクリックして登録して下さい。)


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