未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2008年01月21日)

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かたる:いやはや…また下げましたね。なんと535円安だそうです。でも実質は40円程度の値下がりのようなものですが…、だって金曜日の安値が13365円でしたからね。下値の堅さを確かめに行っているような感覚でしょうか? 日本にはまともな投資家が存在しなくなったので、何を言っても無駄でしょう。所詮、目先の値動きに一喜一憂する投資家が多いのでしょうね。一流とよばれる価格の高いワインを飲んでも、1000円前後の安いワインを飲んでも価値観の分かる人は限られるでしょう。それと同じようなものなのでしょうね。きっと…。時間が経過し結果論で批評するのは楽ですが、現在進行形の形を言い当てるのは不可能ですからね。株の場合はどんどん外部要因が変化しますからね。しかし私は底値だと思っています。今日は株を買いました。買った銘柄は2銘柄です。

時代や:よく買える余力があるね。

かたる:余力なんかないよ。しかしたとえ僅かな量でも常に市場に参加すべきだと思うよ。よく人間は大きくやられると保守的になり、株を買うことをしなくなるね。でも僕は今まで1万株買っていたなら、たとえ1000株に減らしても、転機だと思われるタイミングで買い参戦すべきだね。これは非常に重要な事です。どうせ市況が良くなると、必ず後で売り買いをしたくなるものです。様子見だよ。とか、「休むのも相場」なんていう格言があるけれど、僕は市場に、僅かでも参加すべきだと思うよ。この行為自体は大きな利益にも結びつかないが、後で本格的な回復相場になった時に、たとえ1000株でも参加している意義は果てしなく大きなものだとおもうよ。

時代や:それで、買っていたのか…

神主さん:石井久が「株価の底入れ宣言」をして、カラ売りを買い戻せと言ったそうだよ。

かたる:そう、わざわざ教えてくれてありがとう。僕のお客様がテレビを見ていて榊原英資氏が、株価はまだまだ下がると弱気だったと言っていたね。そういえば武者さんも弱気に転向したとか聞いたね。僕は一応、この世界でお金を残した石井氏を支持するね。まぁ、常識的に考えれば、この益利回りだから、株を買うのが普通の運用者だね。どっち道、ファンドマネージャーなどは決断できないのだから、日本生命や第一生命の社長が運用担当役員を呼んで1000億円単位で買い指示すべき株価位置だろうね。

株なんてタイミングと時節が正しければ、僅かな買いで株価が上がるものだからね。既に売り物が切れているんだから…。その動きが木曜日、金曜日の動きなのだろう。今日の日刊工業新聞に業況観測と言う特集が載っており、それをみると…僕の嫌いな新日鐵の三村さんが株が大幅に下がり「大変だ、大変だ」と煽り立てるのは新聞論調による不況に思えると述べているね。彼は実際に年初の挨拶を交わし異口同音に「堅調」と言う返事をもらっていると言う。まぁ、株価の動向が正しいのか、それとも株価の行き過ぎが訂正されるのか?

神主さん:かたるは今の株価が行きすぎだと考えているから、買い方針なんだよね。

かたる:そうだね。僕は昨年と言うより一昨年になるかな? 新日鐵が上がるのを見てやり過ぎだと感じていたんだよね。だからビスタニュースの原稿で、中国のGDPの構成を説明して注意を促し、実際にカラ売りもしていたが…今は下げ過ぎだな。と感じているね。サブプライムから景気後退、中国への波及を懸念しているが、サブプライムの本質を考えると、春か、夏に、水準訂正が起こる材料が確認されると思っているよ。この時期はマスコミも揃って行き過ぎを認め、論調を変える時期だと思うよ。今が一番見えなくて、暗いのだろうね。しかしお金は流れているよ。これは重要な事だね。楽観的とは言わないが、そんなに深刻に、景気後退が広がる構図を考えなくても良いと思っているよ。

あまり個別株に言及したくないが、僕の構想が正しいことを示す株価の動きが随所で見られているよ。今日の一番人気は、モバイル・コンテンツだったね。新興株が相場をリードする様子がみえると思うよ。実は2003年に日経平均株価は底入れをしたが、その前からヤフーなどの株価は上がっていたんだね。例えば今日、僕が買った株は、この下げ相場でもボックス圏を下回っていないね。このような株は環境が良くなると、新高値に真っ先に躍り出る可能性があるんだね。

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時代や:チャートの形だけでは分からないよ。

かたる:僕はビスタニュースで、昨年新興株のシリーズを組んだ時の一銘柄だね。実はタイミングが早すぎて、買った後に半値になり戻ってきた銘柄だね。

トロ:お前の選ぶ銘柄は、みんなそんな株ばかりだね。買ったときから下がり続け、半値は当たり前、1/3や1/4だよ。

かたる:言い訳はしないよ。事実だからね。僕の投資は赤字から黒字転換する瞬間を狙うから、業績の回復がずれた場合、株価が下がるのは仕方ないね。更にどうしても好業績の銘柄ではないから、全体相場のセンチメントに影響されるよ。今の相場環境のように、システマティック・リスクへの懸念が高まると売り対象になる。これも仕方ない。

トロ:ふん、立派に言い訳をしているよ。お前は買いばかり薦めるが、どっち道、ダメなんだから売りを薦めれば良いよ。やはり日経平均株価は12000円に向かっているよ。

かたる:細かい目先に拘って、どうするの? 大勢観で動かないと…。終戦後、日本は再生を果たし世界から大きく評価されたね。しかしGDPが世界トップ水準になると、方向性を失った政策不況が続いて迷走しているよ。1989年から、この動きは続いているんだね。実際は1985年か1983年だろうが…。失われた時代と言われているが、僕には新しい飛躍への準備の期間だと思うね。日本株は既に立ち上がっているが、その方向性に勢いが生まれない。理由は金融の力が弱いからだね。不良債権処理がようやく終りつつある所だから…リートにお金が流れ、地価が上がると直ぐに金融庁は銀行へ警告を発したね。そうして日銀は直ぐにゼロ金利を解除した。しかし「りそな」を観てごらんよ。まだ公的資金の返済の目処も立ってない。この段階で景気が良いからって正常への過程を急ぎすぎたんじゃないのかな?

でも次のステップである今度は金融が強くなりつつあるからね。本格的な成長が期待できるのだろうね。今年後半には明らかになるね。そうしてソフトバンクに体力が戻ってくるよ。新興勢力が活気付く環境が見え始める段階になると思っているよ。だからここは新興株で乗り切るのが正解だと思うよ。さぁ、お金のある人は勇気を持って、先ず、1000株を…お金のない人は、下がっている株をじっと見守れば良いね。業績動向が改善されていれば、必ず株は上がるからね。最後は業績が株価を決めるんだから…

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投稿者 kataru : 2008年01月21日 18:02