未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年12月16日)

かたる:今日の日経新聞に、カタルの疑問に関する掲載がありましたね。みんな、同じことを考えていたようです。円安になり、そろそろ輸出が伸びるはずなのに、なかなか輸出が伸びずに貿易収支の赤字は膨らんでいます。円安効果で輸出の数量が増え輸入の数量が減るタイムラグが、当初の予測は10か月程度で改善をみせるはずと言うのが一般的な認識でした。「Jカーブ効果」と呼ばれる仕組みの移行期に掛かる時間猶予ですね。デジテル時代なので、もっと早く改善しても良いと思いますが、アベノミクスから1年も経っているのになかなか改善しないから、他に何か原因があるんじゃないか?と言うものです。

カタルは円安による輸出改善で当初は車を考えたのです。そうして金型の生産が回復するとして、ホンダ系の「アーク」を選びました。嘗てのホンダは米国に強かったのです。しかし今回のホンダは米国でも苦戦し、狙い通りの環境になりませんでしたね。仕掛ける前から3Dの存在は知っていましたが、車は耐久性と精密性を要求され、やはり信頼感のある昔の手法と考えアークを選んだのですね。まだこの構想の結果は出ていませんが…カタルは円安効果が波及するには時間が掛かると踏んで、早めにアークから手を引きました。まぁ、ソコソコ儲かりました。180円前後で買ったものが、このサイトで紹介した途端に暴騰し、確か400円前後まで伸びたと思います。大半は300円で処分したのですが…、残した玉もあり、最後は007だったか、ケネディクスだったか…を買うために売ってしまいしました。

カタルは、こう考えています。政策転換が遅すぎたのです。本来、儲けの少ない大衆車の日産マーチの生産をタイに移行する前に、政策を転換すべきだったのです。その為に関連する自動車部品工場の多くがタイに移転し、日本の生産力が落ちましたね。火種を落としてしまったのです。高炉のイメージですね。一度、落とした火種を復活させるのは大変です。現在の信用創造と同じですね。ケネディクスは、本来は人気株の大相場に育つはずなのに…なかなか参加者が増えません。むしろこれまで買っていた外資系ファンドの利食いに押されていますね。利食いは当然です。安い時期に抱える玉を売り、成果を上げなければなりません。しかし新規の参入が、それ以上に見込めるタイミングなのですね。本当はサマーラリーかと考え500円割れから、再度、取り組んで一気に600円を抜けると思ったら…この始末です。400円割れには慌てましたね。しかし現在は500円台の揉み合いです。このラインで強弱感が対立しています。

残念ながら四季報数字も改善され、若干、仕手妙味が薄れています。悪い時に仕掛けるから相場の対立が強くなり相場が育つのです。今の市場に、本当にプロの投資家が存在するのでしょうか? 外資系のファンドマネージャーは、本当に相場を知っているのかどうか…今回の四季報を見ると参加者は手替わりをしていますが、大規模な新手の参加はないようです。アベノミクスへの信頼感がない為でしょうか? 黒田さんへの不信があるのでしょうか? ただ経済再生には設備投資は欠かせず、その設備投資の前提になる土地などの資産価値が落ちては、投資は出来ませんからね。こんな事は小学生でもわかる経済のイロハでしょう。

先日、日銀の白井さゆりさんの講演が注目され、一気に円安が加速しました。その為に為替を組み合わせ、株式先物を買う仕組み取引が活発になり、株が上昇しましたね。市場は追加の金融政策を望んでいるのです。一定の効果は上げていますよ。1400億円が上限と思われていたリートの継続買いをしており利回りは低下、その為に裁定勘定が働きリートの開発は活発化して、東京の地価も上がっています。しかしもっとアクセルを…と言うのが市場の認識なのでしょう。本来、12月は外資系の決算対策が完了しますから、ケネディクスの既存ファンドの売り物は切れますね。カタルがそろそろ時間切れの見切り発車と述べているのは、売っている筋の売り物が切れるからですね。もう残ってない筈です。8か月に及ぶ時間調整は強く、52週線が近づいています。200日線もそうですね。通常、この200日線や、52週線の時間調整が済むと、玉調整の改善が終っているサインとされます。だから株価は安定し下値と変わります。

同じことが007にも言えます。大株主の税制変更に絡む売り物が切れ、そろそろ新規のファンドも参加し始めました。スマートコミュニティーの新しい展開に、新規のファンドが続々と参加してくるでしょう。カタルをこれほど引き付ける魅力があるのですから、きっと多くの人も共感されるでしょう。しかし、なかなか村田効果が発揮されてないようです。WiFiモジュールのアイフォーン採用は、兎も角、タブレットも多く売り出されており、村田効果がいつ出て来るのか…。IVI登場まで待つ必要があるのかどうか…。カーナビに続くQBの誕生は、何処か? 魅力は尽きませんが、利益が生まれないから株価は揺れますね。通常、このような時期にファンドが仕掛けるから、相場になるのです。結果が見えてから仕掛けても、面白味は半減されるのです。市場で強弱感の意見対立が存在するから、相場になるのですね。みんなが分からないから相場は面白いのですね。その007も再び2000円割れですね。四季報数字を見た動揺があるのでしょう。ただこれは二番煎じで11月11日の1660円で消化された話です。株は常に未来を見て動いているのです。過去を見て動く訳じゃありません。

カタルはハイリスク。ハイリターン狙いなので、常に株価は3倍、5倍、10倍を追い求めます。その為に見えない利益が、確定しない前に、未来を想像し可能性に賭け動きますね。だから時間軸のずれは良く起きます。JVCKWは、最後に残った低迷株ですが、必ず復活する筈です。007と村田、ルネサスと繋がっても良いようにも感じますが…実はJVCKWは電子黒板なども作っており、この分野は成長分野、教育のデジテル化は進みますね。教師は何れバーチャルになるでしょう。教え方の違いは劇的な変化を生みます。

年金ファンドマネージャーにとって、富士通なども良いですね。あのフィンランドで導入されている電子カルテのCMは大きく評価できます。何故、日本で一般化しないのですか? 政策官僚のエゴですね。医療費を大幅に減らせるはずです。そのCMは此方です

僕らが投入したお金は、未来の社会を作る筈ですね。鞘取りゲームを否定するつもりはありませんが、せめて可能性が見える強弱感が対立する銘柄を採り上げて欲しいものですね。再び007は1958円の窓を埋めたようです。こんな小さな窓を埋めるとは…。黒田さん、そろそろ出番じゃないでしょうか? アベノミクスに失望説が、市場で定着してからでは遅いのですね。火種が残っている内に、対策を講じるから、前に打った布石が活きるのです。2010年10月の包括金融政策から異次元緩和まで追い込まれたのは、完全に日銀が市場を理解していない証ですね。三菱UFJは未だに純資産価格を回復しません。市場はガラガラポンのリスクも考えているのですね。1600兆円の個人金融資産を生かす政策を早めに打ってくださいね。介護リートなどは良いアイディアです。

興味深いレポートを発見しました。『カナダからアブダビまで、さまざまな年金や政府系投資ファンド(SWF)がここ数カ月活発に動いており、合弁事業やプライベートファンドを通じて不動産に投資している。だが、SWFは、日本経済や不動産市場に対して明るい見方をしているわけではなく、全般的な経済動向がどうであれ高収益が見込まれる物件に投資しているという。例えば3370億ユーロ(約47兆5900億円)を運用するオランダ最大の年金基金運用会社APG。同社は7月、少数の投資家グループを率い、408億円規模の倉庫・配送センターの案件をまとめた。同社でアジアの非上場不動産部門の責任者を務めるダーン・ファンアールト氏は、日本の不動産市場に対する見通しは依然として不透明と述べた。政府は長期成長に向けた構造改革を提唱しているが、その一部がまだはっきりしないためだ。』と言う記事です。
この記事で面白いのは政策に期待しなくても、そろばんに合うと言うものです。軍艦ビルの話しもこのレポートに登場していました。不良債権化した物件を買ったと言うものですね。このような背景を考えれば、来期のケネディクスの売り上げ規模が、売却利益を加味し、売り上げが倍増し株価が伸びることは、既に確定事項ですね。007も初めて外資系ファンドが登場し、カタルの見方が、眉唾でないことを証明しています。年末年始の株は下がりません。現在はFRBの出方を見て、市場は様子見をしていますが、ここが仕掛けのチャンスでもあります。一気に上値を買い、市場に流れを作る絶好のタイミングでしょう。007も出来高が膨らんでいますね。きっと下値を誰かが拾っているのかな?まぁ、2000円割れは現物で確り拾っておいてくださいね。もう直ぐ、開花。

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投稿者 kataru : 2013年12月16日 11:06