未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年12月13日)

かたる:米国の財政合意がFRBの金融緩和縮小との綱引きに負けていると言いますが、バルチック指数は順調に上昇しており、中国の上海総合指数もマズマズの動きです。ブラジルが少し低迷していますが、欧州も改善していますね。ただ一部の経済評論家と呼ばれる人が、米国は完全復活と述べていますが…カタルは疑問を感じています。GMの損をAIGで埋めた訳ですが、肝心のGSEは未だに政府の管理下にあります。ヘッジファンドなどいくつかのグループが手を挙げているようですが…まだ水面下のまま、それに金融危機の訴訟問題はすべて片付いたのかどうか…昨日のJPモルガンの20億ドル発言はこれからも続きます。金融マンに対する高額報酬の批判は依然根強く存在します。カタルは株屋なのでインフレになっても良いから、正常化作業を急ぐべきではないと言う意見です。2006年の日銀は、明らかに間違っていました。その為にダヴィンチも海の藻屑に消え、カタルのベンチャリは無借金にも拘わらず、金融機関の支援が得られなかったのです。しかしその後、銀のサラや保険販売の成功を見れば、一時的な支援が必要だっただけの話しなのでしょう。ベースマネーの回収を急いだあの失政の為に、もう一度日本は底を叩き、最後に日銀は包括的金融政策から、異次元緩和に追い込まれたのです。同じことが米国にも言えると考えています。縮小は、急がない方が良いですね。GSEが復活しないという事は資産価格の上昇マジックが復活してないのです。

今日の日経新聞を見て…あの三菱商事が、ばら積み船投資をすると言うのです。この記事は新興国経済の順調な回復を予測しており、FRBがこれから緩和縮小するのに本当かいな…と違和感を抱きました。しかしこの観測が正しければ、商船三井の株価は上がるでしょうね。僕は商船三井(9104)が好きです。バルチック海運指数の上昇と来たら、商船三井と覚えておいてください。何故、三菱商事の予測を重視するかと言えば、彼らの予測の過去は正しいのですね。鉄鉱石鉱山に多額投資したおかげで、商社の現在の基盤があります。世界のメジャーから比べると比較になりませんが、高収益体質なのに何故か、いつも株価は安く自社株買いをすべきだと、ずっと考えていますね。丸紅などは、いくらなんでも評価が低すぎますね。年金ファンドが育ってないから、このような不可解な現象が起るのですね。そのGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)は物価連動債を4000億円買うと言います。最近は社会基盤事業に進出と言われており、新関西国際空港の運営権を1兆2000億円で買うとか…買わないとか話題になっています。

この概念がPFIの考え方ですね。12月7日の日経新聞一面に「インフラ整備に個人資金」を…と報道されています。つまりリートを利用して社会基盤を整備する話ですね。昨日、カタルはケネディクスの成長の源泉である「見えない利益」の話の中で「介護リート」の話をしています。本来、社会基盤も採算性がある必要なものは、国が基盤を作るのではなく、利用者負担を前提として、民間で仕組みを作るのが正しい方向性でしょう。カタルは財政難から固定資本投資を増やせないから、規制を緩和し1500兆円の民間資金を活用すべきと言う論者です。既に政府筋もこの活用に力を入れつつありますが、広がる爆発ポイントまで到達していません。その理由が官僚の利権である既得権に触れる為に、規制の撤廃が出来ないからです。楽天の三木谷氏が辞意を漏らしましたが、安倍さんに慰留され留まったのは、確実にその勢力が増えています。団塊の世代の大量退職は、この既得権の壁を壊す物理的な時間経過ですね。20年以上も失われた時代を続けた条件闘争は彼らの作戦でしょう。

何故、カタルが政策次第で、ケネディクスの株価が1万円にもなる…と述べている理由はここにあります。「介護リート」は膨らむ市場です。兆円単位のファンドの登場になるでしょう。同じことが介護だけでなく、新交通システムにも利用できます。エネルギーや上下水道の更新需要にも利用できますね。何故、ケネディクスが優れているか? 理由は米国資本の会社で金融技術導入に積極的だという事です。メザニンローンの仕組みを、よく理解して下さいね。CDSの仕組みをよく理解して下さいね。金融技術の発展は日本を新しい世界、スマートコミュニティーに導くのですね。だから株価を高く放り上げ、増資を助けねばなりません。エクイティーを補えば10倍に20倍の乗数効果が生まれます。今の日銀は、あきらかに、その役割を失っていますね。辛うじて1億ですよ。たった1億しかリートを買わないのです。利回り採算の基準を守り、イールドスプレッドの基準を守りETFを買えば確実に信用創造が膨らみますね。明確な行動を示せばいいのですね。折角、異次元緩和をしているのにアナウンスメント効果は限りなくゼロですね。その理由はこれまでの裏切りです。

ケネディクスには5000万株の信用買い残があります。ヘッジファンドには好都合の売り物ですね。現在は利益が見えませんから、仕手性が発揮されます。相場の醍醐味を味わう事が出来ますね。だから12月決算が表面化し、焦点が来期に移る来年の2月の決算発表までが仕掛場面です。既に200日線乖離もなく、増え続ける利益の為に、下値は限られますね。だからあれほど、売り叩いても、信用期日を迎えても、なかなか下がらないのです。本当は一度、大きく下げて反動を付けから、一気に売り物を買うのが理想的ですが、その代わり8か月の時間ボックス形成をしました。このボックスを一気に破る事で、この時間調整の効果が活きますね。問題は追加の政策なのです。規制緩和が読み通り進むかどうか…こればかりは分かりません。しかし団塊の世代が大量退職を迎え、明らかにパワーバランスが変化していますからね。ここが焦点です。相場にとって、反対論が渦巻き、強弱感が対立することが必要なのです。来年、不動産の内部利益が増えてきて、一株利益が30円、50円となった時に仕掛けては、相場の妙味は半減されます。利益が見えない今、仕掛けるのがヘッジファンドの狙いでしょう。そろそろ新手の参加が見込める時間経過の筈です。

さて007は2000円台の値固めに入っています。まだ次のステップアップまで少し早いけれど押し幅もない筈です。理由は10月の2600円台回復です。あの時、買った人は追加で買いますね。狙い通り、村田の量産効果が生まれるかどうか…まだ材料は表面化していません。QBはこれから世の中に広がるのでしょう。人気とかの爆発ポイントはある時に突然に始まりますね。確かに現状は割高ですが、これほどの素質のある株は他にないですね。全体が弱い時に取り上げられる格好の材料株です。スマートコミュニティーに、ピッタリの軽量株で、カタル好みのハイリスク・ハイリターン銘柄です。

買い勢力は下値になったら、時々、成り行きで1000株、3000株と買えば株価は維持されます。そうして後場の2時半過ぎに仕掛け、引けに3000株程度買えば、株価の上昇演出は少ない資金で出来ます。しかし株価を作る後場から買う演出は避けた方が良いですね。継続的な取り組みは株価操作と認定される可能性があります。新規の参加者を待った方が無難です。問題は新規の有力筋が参加するかどうか…。50万~100万程度、現物で買えば、既にかなりの玉は吸い上がっていると思うから相場になると思いますが…まだ量産の裏付けが取れないのでしょうか? 問題は業績面の裏付けです。どっち道、何れ予想通りになるのだから、下値をじっくり買って待てばいいのでしょう。

どの株も全体相場が弱い時にやれば、一時的な売り物は重なりますが、タイミングが合えば、一気に人気株の座を奪う事が出来ます。アドウェイなど新興御三家は時間切れなので新しい銘柄誕生のチャンスなのです。果たして、仕掛け人は存在するかどうか。裏付けの調査に需給バランスを考え、仕掛けるタイミングを狙う訳です。あまり小さければ駄目ですから、今は、ケネディクスクラスが相応しいと考えていますが、市場の信任は得られるかどうか…良識のあるファンド・マネージャーの手腕を望む次第です。

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投稿者 kataru : 2013年12月13日 10:55