未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年10月02日)

かたる:今日のニュースの一番は、消費税の引上げですが…。案の定、3%の引上げで決着しました。財務省と政府の駆け引きが背景にあったのでしょう。政府側は経済対策の法人減税等の条件を、財務省から引き出したのでしょう。昨日の首相の会見で、共産党などが主張する大企業やお金持ちに課税して、弱者に資金を回すと言う一般認識を覆した、法人も個人も、違いはないと言う首相の記者からの質問への回答は的を得ており、二代目首相と、あまり評価してなかったカタルの見方を変えました。彼は意外に経済を知っている可能性があります。カタルは大きな政府には反対です。故に公共事業投資などが中心の経済対策は反対ですが、会見の内容はデフレからの脱却を盛り込んでおり、それなりに配慮されています。3%の引上げに耐えられるかどうか…微妙な感覚ではありますが、信用創造が、機能すれば問題はありません。

問題はオリコの反社会的勢力への、見せしめ的な金融庁の従来通りの対応姿勢が気にかかります。未だにデフレ意識を連想させる、金融庁の制裁が気になるのですね。カタルは反社会的勢力、所謂、ヤクザ屋さんですが、この人達への融資に前向きに対処しろと述べている訳ではありません。しかし、なかなか実態を見抜けぬ場合もありますからね。更に一度、関係を持つとなかなか抜けられません。故に僕らは、極力、彼らの匂いがする所には近づきませんでした。何故、この報道が気にかかるかと言えば、不動産と言えば…どうしても大きなお金が絡むので、やくざ屋さん絡みの接点が多いのです。カタルが懸念するのは、このような反社会的勢力への対応ばかり気にすると、全体の融資が鈍るのですね。多少、社会のダニが太るのは仕方ないと…諦めるしかないのです。実態がベールに包まれている以上、見えない敵に精力を注ぐより、どちらがより効率的か…。その為には、厳格なルールも多少、緩める必要があります。本日の日経新聞の「大機小機」に和悦さんが書かれている様に、中小企業への融資は、現状のルールでは、なかなか伸びませんからね。社会が「ゆとり」ある対応を示さないとならないのです。

米国株は財政問題で揺れていますが…あまり長引くと懸念されます。しかしナスダックは新高値なのですね。どうもITバブルの高値を目指している様な気がしますね。この意味は非常に大きいのです。どう大きいかと言えば、あのITバブルは未来社会への理想買いだと判断されます。日本でもソフトバンクを始め、あの時は光通信がターゲットとなっていましたが、ヤフーなどを含めITのユビキタス社会の理想買いをしたのですね。インターネットと言う新しい仮想社会が、実態社会の他にもう一つ生まれ、市場が急拡大すると思ったものです。その理想買いだったのです。技術革新などが進み、あの夢がだんだん実現化しています。今度はあの時の理想が現実的に利益を生むので、理想買いから現実買いに移行する場面とも考えられます。故に日本でも最近はソフトバンクやヤフーが新高値に躍り出ています。この発想は非常に大切ですよ。

例えば007を参考に考えて貰えばわかりますね。カタルはQBのデモ・ビデオに魅せられ2010年2月から思いを抱き続けています。あの当時は、まさか任天堂から外されるとも考えていませんでしたし…QBの開発にこれほど時間が掛かるとも思っていませんでした。今では業態が大きく変わり始めています。村田との資本提携効果は大きく、磨きにピカリと光る大きな要素が加わりました。あの発表の時の株価は6万円~7万円台だったのですね。カタルが参戦したのは、みずほを年初に利食いした後で、7万円台からの再スタートでしたが…時代はクラウド家電や車の通信化でドンドン、社名のユビキタス社会が浸透し始めています。大企業と組んだ製品が、来年は続々と…社会に送り出され現実利益を生むのでしょう。ナスダックの上昇は、そのような現象を示唆しているようにも感じますね。

さて昨日、報道されていた銀座ティファニービル、カタルは場所を間違って認識していました。旧東芝のビルかな…と誤解をしていました。銀座1丁目から2丁目のブランドが立ち並ぶ、銀座中央通りのビルでしたね。シャネルやヴィトンが並ぶ、アップルが店を出す近くでした。その買収額が320億円との報道がありました。つまり2007年のミニバブルの時に380億だったビルの価格が、今は320億円なのです。最近のピーク時より15.7%ダウンの価格です。ケネディクスの株価は2005年末に4090円を付けています。つまり単純計算で3450円程度の計算になりますね。もしケネディクスの持っている不動産が銀座のティファニーなら…。カタルの発想は非常に単純です。金融庁の検査方針が変更されており、必ず信用創造の機能は復活します。そうすれば不動産向け融資は伸びますから、ケネディクスの活躍機会は増え、2003年から2007年にかけて利益が17倍に増えたように、今回も大きく増えるでしょう。故にこの年末年始のスター株に選択される可能性が高いと踏んでいます。ナスダックのユビキタス時代が象徴的な007と、信用創造のケネディクスはスター株の素質を充分に秘めている銘柄ですね。

糞株の3Dやオリンピックの熊谷組、倒産企業の東電などを餌に売買を続けるより、時代性を感じ、未来に賭ける方がどれほど有益か…加藤あきらは銘柄を持ち上げる力がありましたが、誰も彼の見方を認めませんでした。だから高値になった株を買う人が出てこなかったから失敗したわけです。多くの銘柄は景気循環の中で揺れ動く糞株です。確かにその方が安全性はあります。安全を求めるなら銀行の定期預金をすればいいのです。日本国債を買い0.7%割れの金利で我慢すればいいのです。しかし僕らはどうせ、貧乏人、だから夢に賭け、利益を享受したいと考えています。時代の先読みは難しいし、必ず選択されるとは限りません。しかし時代性を背景にしておれば、何れ順番は回ってくるでしょう。2Qは赤字が継続確定の007は、意外にも2450円の壁をすんなり消化しましたね。どういう意味があるのでしょう。何か…ワクワク感は拡大するばかりで…。どうしても、高値でもまた買いたくなるなんて…不思議な株ですね。

ケネディクスも今日は高くなっていますね。出来高を見ると、ここ2日間は1000万株を割れて人気の圏外でしたが、今日は既に700万ですから復帰するようです。まだ確実と言う訳ではありませんが、天井が高いだけに619円の高値を抜いてから、参戦しても良いですね。でもティファニーのようなケースは、これからも続々と生まれます。何しろあの軍艦ビルの買収は、メザニンローンなどの金融マジックを使ったという事は、金融環境が整備され、投機筋も参入し始めたという事ですよ。株が上がるためには、仕掛け人の存在が必要と述べましたが、仕掛けが大掛かりになるほど、時間と資金が掛かります。突然、短期急騰するようなケースは、長続きはしないものですね。必ず種玉は必要になります。ケネディクスの公募は、おそらく、この種玉になったのでしょう。何れ読者の皆さんにも分かるようになります。11月になれば、確実にベールは外されるのでしょう。

さてお約束の小野薬品ですが…、スペースがなくなったので、後日という事にさせてください。実話ですから、なかなか過去の話しでも面白いですよ。カタルの失敗談ですが…失敗談には、事欠かないカタルのエピソードの一つです。カタルはあの首相談話を聞いて、銀行株も確実にデフレ価格を脱出するだろうと感じたのです。足踏みが長いと…人間と言うのは我儘な動物で、自己中心的なので、何故、自分の持ち株だけが…と思うものですが、カタルからすれば、リスクのない投資なのに、かなりの利回りだと思っています。だって昨年の11月からまだ1年も経過してないのに、株価は2倍になりましたね。なかなかの成績だとカタルは思っています。次のステップ・アップは、やはり年末年始なのでしょう。今日は重要なヒントを含んだ原稿でしたが…隠された謎を、読者の中で、気付いた人は居たでしょうか…? 何れ、この解答を掲げます。

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投稿者 kataru : 2013年10月02日 10:41