未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年09月26日)

かたる:先ずは、一昨日の不動産価格の宿題の解答というか、カタルの考え方を皆さんに示すのを昨日は忘れていました。サラ金規制の時は、過剰に引当金を積んで対処していると述べ、この怨念相場がJトラストの株価を368倍に引き上げたのです。途中で株式分割をしているので修正チャートを用い倍率を計算しました。アイフルも40倍ですね。オリコでも9倍です。まぁ、Jトラストは特殊なケースですが…、だいたい狙いは正しかったわけです。しかしカタルは武富士を選択して失敗しました。残れば…大化け銘柄へ。失敗すれば倒産か、ダヴィンチのように上場廃止です。非常にハイリスクです。

同じことが新興不動産にも、言えるのですね。三菱地所や三井不動などの大手は無理をしてファイナンスを使いません。使ってもほんの実験程度の話です。しかし新興不動産は米国金融を使い、レバレッジを最大限に利用するのでしょう。やり過ぎがダヴィンチのケースです。それでも現状の不動産価格は、軍艦ビルが標準的なケースと考えられます。これまでは不動産ミニバブルの2005年~2006年に組み入れた不動産の減損会計を過剰に強いられてきたのです。その時価が簿価水準を上回ってきたのですね。ケネディクスの受託資産は1兆1609億円の地価が10%値上がりすると1160億円です。この成功報酬を10%取ると116億円の利益が生まれます。値上がり分、全てが自分のものになる訳じゃありませんが、2003年から2006年にかけてケネディクスの最終利益が16.8倍に膨らんだ理由を解説しているのです。

新生銀行の本社と、軍艦ビルの比較が正しい訳じゃありませんが、昨年末から今年8月にかけ急速に日本の不動産情勢が変化していますね。その第一弾の株価上昇により73円だったケネディクスが849円に急伸したのです。黒字化しましたが…未だに業績と株価は見合ってなく割高のままです。通常、相場が終る時は割安になるのです。グリーのようなケースですね。PER10倍を割れているから安い…となる訳です。株の世界は未来の利益の読みで株価が動くのです。この変化率を競うのですよ。半沢直樹のドラマを見た人は分かると思いますが、あれは実話が元になっています。三和銀行(UFJ)が検査忌避でなくなったのです。強引に潰されたのですね。もともと不良債権の認定は主観が入り難しいのですね。未来の経済情勢は分からないからです。

此処が重要ですよ。リート市場の利回りが5%、まぁ現状は4%程度でしょうが…ドンドン利回りが上がると、世界中から資金が入りはじめるわけですね。ましてや安倍政権の主眼はデフレ脱却です。これまで狼少年のように、何度も僕らと同じように外人投資家も騙されてきました。日銀は詭弁を用い、お金を大切に扱ってきましたね。しかし黒田さんの異次元緩和は、当分続きますね。お金はジャブジャブです。お金の価値が薄れれば物の価値が上がるのが道理ですよ。不動産は移せませんし、限られた数しかありません。誰が考えても不動産は当面上がりますね。だからエクイティーが10%で、ファイナンスが付くのです。

さて大切なことは此処からですよ。既に時価が簿価を上回っているという事は、いくらでも儲けを作ろうと思えば作れるわけですね。ケネディクスの公募株が、何故、発表時点より高くなったか? 誰もが背景を知っている訳です。特にヘッジファンドは、このチャンスを見逃しませんね。だからカタルは現状のケネディクスの価値は、最高値4000円の軍艦ビルの価値である20%減で、3200円くらいだろうと推察している訳ですね。反論があったらメールでどうぞ。ただし公開するかもしれませんが…。カタルの考え方は一つの見方です。正しい訳じゃありませんよ。ドイツ証券のように「さようなら、安倍首相」との見方もある訳ですね。市場には様々な見方があるから、株価が成り立っているのです。しかし収益還元法になった地価を、間違った時価を元にして厳格に減損会計を実施する金融庁の姿勢はどうかと思いますね。もともと地価は一部の取引の時価によって決まっており、時価は正しいとは言えませんね。だって減損会計がなければ、毎年黒字が拡大するのですね。おかしいもの…。サラ金と同じ理屈ですね。世の中が間違っており、現在は修正されているから、関連銘柄は上がるのですね。これがカタルの解答です。

さて驚きましたね。ユビキタスこと007の話です。村田の第二弾が発表されており、カタルは村田との単独じゃ、車は難しいかな?…とも考えていたのです。流石、世界の村田ですね。日経新聞に村田恒夫社長の談話が載っていましたが、スマフォは先細りなので、車に進出したいと述べていました。故に007はJVCKWのカーナビにQBを提供しているし、スマフォはカーナビに置き換わっているから、何か出るとは思っていました。大切なことは、ルネサスが共同で参入すると言う事実ですね。ルネサスは日本家電の半導体の寄せ集めの会社ですが、車のマイコンでは世界トップシェアなのです。カタルは前から外人の評価が高かったので、ルネサスが好きで車ではトップという事は知っていましたが、大震災があり車の生産がストップして、初めて世間では、ルネサスが世界トップだという事を知ったのです。そのルネサスが村田と組んでIVI(In-Vehicle Infotainment:車載インフォテインメント - 車載情報機器)分野に進出するのです。

この解説が必要だろうと思いますが、実はカタルも良く知りません。しかし既にインテルは日産と共同で実用化しているようです。問題はQBの特許を持つ007が参入しますね。WiFiの技術も使われるのでしょうが…車の位置情報をクラウドに送り、交通渋滞の情報から周辺の店情報などを取り入れ活用する車のスマフォ化が始まっています。おそらくJVCKWなども、将来は参入するかもしれませんね。カーステレオの技術とか、いろんな総合的なものを取り入れねばなりません。動く情報と言うか…通信機能が要求され、安全性が求められるので、ルネサスのマイコン市場が活きますね。カーナビは変化するのですね。バックする時に後ろの様子を映したり、エンジンの様子を伝えたり、音楽を聞いたり、ユビキタス社会の車化です。ルネサスと組んだことが非常に大きいのですね。資金力のある村田と、ルネサスはお金がありませんが車市場が既にあります。最高の組み合わせですね。その最強コンビに007が絡むのですね。

007の魅力は、まだまだありますよ。切り口は豊富です。必ずフィデリティーなどの大手ファンドは参入すると確信しています。株価が大きく上がる時は、個人では駄目です。発行株式総数の10%、20%を買う力があるファンドの参入は不可欠です。カタルはJ・TECに早くから注目していましたが、フィデリティーは007も加えるべきですね。カタルの時間観測は、J・TECより収益化が早いかも知れないと考えています。だからここ1年以内に、必ず何処かのファンドが参入してくるでしょう。その時に株価は上場来高値を更新するわけです。100万円、じゃなかった1万円は単なる通過点になるのでしょう。

今日は安いようですね、寄り付きに買ってみました。実は昨日の午後も動きが違ったのでIRを見て、2380円でも買い増ししたのですね。この材料の評価を出来ない人が多いようですね。やはり007は大物路線を歩んでいるようです。目先の需給より時代性が大切なのですよ。時代性の流れに乗っているから、次々に幸運が生まれるのです。まだ潜在的な幸運は沢山秘めていますね。その話をすると長くなりますからやめて…20万円、いや2000円以下の株じゃないですね。だから今の2160円は、安値に近いのですね。ほぼ底値ですよ。正しい材料の認識をして下さいね。いよいよ村田とルネサスが組み、日本の車がこの情報化で世界一になるのです。ITS(Intelligent Transport Systems)の活用が始まりますね。ITSは日本が誇る世界トップ水準の情報システムです。ワクワクする007です。何か株主になっていると、時代に貢献している様な気がしてきますね。

今日は弱いようですが、カタルと同じような見方は次第に増え、株価は短期的にも上昇し高値の3940円を目指すのでしょう。楽しみですね。もっと買いたいなぁ~。お金があれば…、銀座で遊んだ頃が懐かしい。

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投稿者 kataru : 2013年09月26日 10:29