今日の市況(2013年)(2013年09月27日)
かたる:選択の判断は難しいものですね。新潟県の泉田知事が東電に噛みつき、どこまでが政治家としてのパフォーマンスか?…と考えていました。結局のところ、県知事のレベルで自分の意見を通すことなど出来ませんから、何処かで折り合わざる得ない訳です。まぁ、妥当な所なのでしょうね。東電は日本村組織の頂点に位置する会社、長い間、55年体制のなかで、のうのうとして生きてきたわけです。仕組みで成り立つ組織なのに、何故か、偉そうにふんぞり返る有様は、江戸時代の落ちぶれた武士を連想させます。落ちぶれても武士は武士なのでしょう。汚染水問題の勃発により共産党が主張した東電の国有化問題はどうなったのでしょう。理屈上は既に「死に体」の東電ですが、現実は奇々怪々です。
全ての選択は経営者に委ねられており、株価はこの経営者の手腕に左右されます。建設業界と同様に、我が国の住宅産業も斜陽の時代が長く続いていました。復興予算や消費税の駆け込み需要などを交え、今回は久しぶりに好景気に沸いている建設、住宅産業です。最近はLIXILが元気になってきましたね。この会社はある意味で、我が国のデフレ経済下を象徴している会社ですね。一般的に住宅と言えば、窓口の大和ハウスや積水ハウスを真っ先に連想しますが、関連機器メーカーの方が利益率は高いのかもしれません。LIXILの前身は、トステムがINAXや新日軽、サンウェーブなどを買収して合理化を図ってきました。潮田さんの後任に抜擢された藤森さんは、日商岩井時代を経て、GEに入り数々の実績を積み上げて上席副社長になったそうですが、2011年8月よりLIXILの社長として活躍しています。もともと潮田さんも買収により拡大経営を実施してきたので、きっと馬が合うのでしょう。この度の独グローエの買収は注目されますね。何故か?
欧州の景気循環が上昇気配なのですね。板硝子は長い間、苦しみました。英ピルキントンを買収したのは良かったのですが…金融危機が起る直近でしたね。日本、米国、欧州と、最近ようやく、この欧州が元気を取り戻しつつあります。赤字の源泉だった住宅環境が最悪期を脱出した可能性がありますね。カタルはLIXILのグローエの買収をみて、直ぐに「板ガラス」を連想しましたね。おそらく株価は時間の問題で、いずれ200円台を回復するのではないかと考えています。ただガラスは難しいですね。あまり将来性を感じる事が出来ません。覚えている人は居ますかね? 昨年、8月頃だと思いますが、何度か、IRNETでも自社株買いに絡み、カタルは「旭硝子」を推奨していました。その当時の株価は510円前後だったようです。その後800円台まで復帰し、現在は600円台のようですね。この会社の一株の純資産価格が896円ですから未だに株価は安いですね。何れ4ケタを目指すのでしょう。
話しはそれましたが、経営者の力量は大切です。このLIXILは、シャープにも出資するのですね。シャープは奉加帳を回しましたが…律儀に最初の話を貫徹し100億出資するのはマキタだけ、金持ちデンソーは僅かに30億円で、LIXILは50億ですね。他の多くは奉加帳への参加を見送ったのです。このシャープは隙だらけですが、肝心の経営陣は内部対立があるのか…砂上の楼閣的なイメージです。本来、亀山の償却が済まない内に、堺工場を建設する辺りが、甘いのでしょう。いくら堺市からの要請が強くても…浮かれましたね。その堺市は、「維新の会」の劣勢が聴こえてきます。安倍さんが上手く立ち回っているためなのでしょうが…、連想の輪とは面白いものです。工場がなくなると、途端に周辺の地価は大きく下がります。だから日立でさえ、純資産価値などは、あやふやなのでしょうが…都市銀行の純資産価格は、紛れもなく、簿価以上で売れる物件ですからね。旭硝子はある意味で、純資産価格を割れても仕方がないかもしれませんが、都市銀行の株価が純資産価格を割れているのが、デフレ構造の象徴的な現象です。しかし消費者物価は3か月連続でプラスになったとか…。
この辺りの不自然さが解消されない限り、アベノミクスは成功したとは言えない訳です。本来、確りした経済は、基本的な原則が確立されて、初めて成り立つのでしょう。奉加帳を回すとか…東電の責任に委ね、税金が投入される不自然さを解消しなくてはなりません。そうしないと、なかなか新しい時代が加速しませんね。ロボット大国だと思っていたが、未だに原発の燃料棒を処理するロボットも生まれないのです。米国は無人機を飛ばし実用化をしているのに…。国家予算の使われ方が問われていますね。有効に活用が出来ないなら、権力は与えず、小さな政府で中央集権から地方分散させればいいのです。そうすれば泉田さんの独自判断も可能になります。堺市の市長選挙は、何故か、あまり話題になりませんが、メディアと言うのは、何処に筋があるのでしょう。不可解な現象は、何も株式市場だけではありませんね。
昨日の相場は見事でした。市場の一般的な環境イメージは「市場では不透明感が強くリスクオンの動きは乏しい。米国では債務上限問題、国内では消費増税など見極めが必要な材料が多く、金融緩和効果を削いでいる」との解説だったのです。法人減税云々と言われていますが、配当を埋めての178円高は、米国の環境を払拭しての展開です。まだ7月の高値を抜いていませんが、本来はこのような好環境を維持しながら、11月の増額修正で一気に新高値更新し、大きく株価が伸びるのが本筋ですね。果たしてどうなるのでしょう。
ケネディクスは何時でも、一気にボックスを抜けられるようにも見えますが…公募の打ち返し玉もあるのでしょうか。ここでジックリと玉集めの動きのようにも見えます。どちらか分かりませんが、天井は高く、何れにしても時間だけの問題ですね。時価購入にリスク負担は、大きくないですね。ユビキタスこと007の今日は、実線部分が着実に伸びており、下値を切り上げています。休みを入れるのか、それとも一気に新高値を目指すのか?この辺りは仕掛け人の意向次第ですね。今日は陽線でも、陰線でも構いません。ただ昨日の安値2080円を割れるようじゃ、目先の期待は萎みます。僕らは…もし下げたら2100円~2200円辺りなら、現物で下値を拾えばいいのです。2200円の株価で、仮に失敗しても下値は僅かですね。しかし3000円を超えてから参戦するのは、未だに収益化が立証されていませんから、無謀にも感じられます。どちらに転んでも対処できるようにしておかねばなりません。でも仮に休んでも…せいぜい1か月程度で、下値も乏しいのでしょう。既にWiFiモジュールは売れており、着実に売り上げは回復しているのでしょう。加えてこれから、今までの仕掛けがドンドン収益化します。IVIのネットワークへの対応は未来の利益を確実にしており、相場のスケールがさらに拡大しています。わかるかな? 新しい産業が生まれるのですね。カタルがユビキタスと書かずに、007としている意味は様々な理由があります。そのユビキタス社会の実現が迫っていますね。だから感じて欲しいのです。未来の利益の意味を…。
アップする直前に、ケネディクスが545円と伸びてきましたね。予想通りの展開かな? それでは、また明日。

投稿者 kataru : 2013年09月27日 11:05