未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年09月25日)

かたる:半沢直樹のドラマが最終回を終えて、なんと視聴率が42.2%となり平成以降では過去最高を記録したとか…。これまでは2000年の「ビューティフルライフ」が41.3%で最高だったそうで、民放ドラマでは15%を取れれば、合格なのだそうです。家政婦のミタは40.0%でNHKの紅白歌合戦は42.5%なのだそうです。既に続編が計画されているとか…。原作の小説を書いた池井戸潤さんを、過去に何度かカタルは紹介したことがありますが…銀行の不良債権処理に呆れて、作家に転向し報われましたね。この時期の後ろ向きの社会構造に呆れ、希望を求め、日本を離れた若者も多く居ます。丁度、この時期は中国が絶好調だったので、中国に活路を求めた人も居ますね。

実はカタルも、東京での歩合セールスの時間を5年から10年程度と考え上京し、お金をつくって中国に行こうと思った時期がありました。1980年代後半の話ですが、生まれたのが遅かったと言うか…。今日の日経新聞トップはエレクトロンでしたね。米国のアプライドと統合すると言います。市場はこの動きを好感し、朝からストップ高気配です。昨日の夕刊には住宅設備大手のLIXILがドイツの住設機器大手のグローエを買収すると報じられていました。日本企業もようやくグローバル化ですね。このニュースで連想したのは板ガラスでした。あの会社は、欧州企業を買収した後に苦労しています。でも板硝子は買い場かな?と漠然と連想し、これから株価位置などを見てみようかと考えています。今朝の日経を見ると、この買収資金も銀行融資を活用するとか…。M&A資金は、ある意味で博打的な要素がある性質のものです。融資と言う形態は、見方に変えれば異色ですが、ソフトバンクで驚き、今度はLIXILと、一般化しそうですね。わが国の金融機能が戻っている訳ですね。何しろ、バブル当時は120%貸しまで、不動産融資を拡大させたのです。あれはやり過ぎですが…金融機能の回復は、前向きな兆候ですね。

日経の市況面によれば、昨日はドイツ証券が「さようなら安倍首相」とデフレ感覚のレポートを書き、不動産株が軒並み反応したと書かれています。昨日書いた新生銀行本社の売却と軍艦ビルの売却の実態を、どう解釈しているのでしょう。カタルは全く逆の見方ですね。1998年に日本の不動産価格は、収益還元法価格と言う利回り採算が合う水準まで値下がりしました。その為に新しい不動産金融を使い、ダヴィンチの金子さんを始め、ケネディクスなどが誕生するわけです。この手法は不動産金融を通常の貸し出しと違う、異次元の方法を用いるのです。

エクイティーを10%として100%のリスクを負います。組み合わせは色んなケースがありますから、一概に解説は出来ませんが、メザニンローンと言う不動産値下がりのリスクを負う金利の高いファイナンス(金利は7%~15%程度か)を組み合わせ、リスク部分を厚く20%~30%程度に拡大させます。残りの70%~80%をシニアローン(金利は通常金利で現状は2%~3%)と言う安全なファイナンスで構成されています。つまりリスク部分を、当事者の信用力により、他社に分散させるのです。組み合わせや経済状態により、様々なケースが生まれます。最初のエクイティー部分は、最初にリスクを負うので取り分が多く、不動産の投資利回りが5%だとすれば、組成の仕方により20%程度の利回りが狙えます。

ある意味でバブル的な商品ですが、既にこの手法は一般化しています。ただ銀行によりメザニンには加担しないところもありますが、金融界は収益の効率化を求められており、全体のリスクとのバランスにより、メザニンローンは既に一般化しています。何しろ国債利回りが0.7%を割れるのですから、同じ投資額で10倍も20倍の利益が得られますからね。デフレ脱却が可能ならば、リスクは全くありません。要するに安倍政権の政策が成功するかどうかの話ですね。その安倍さんはNY証券取引所かな? 講演を予定しているとか…日本への投資を促すのだそうです。彼は「ツキ」を持っていますからね。

米国では再び財政問題が浮上しているようです。政府の財源の上限に間もなく到達し、議会が紛糾すると、デフォルト・リスクが生まれると言います。証券界と言うところは面白いところですね。次々に好材料を出したり、悪材料を出したりして、市場を上下させています。そうして証券界関係者が、口銭を稼ぐわけです。経済評論家などと言う職業は競馬の予想屋のようなもの…当たりもしないレポートを、ドイツ証券のように、派手な見出しを打ち出して、話題を取れば良いと言う感覚なのでしょうか…。メディアの視聴率競争に似た性格がありますね。

オリンピック・サプライズと言うか…効果はそろそろ終わりでしょうか?
大成建設の9日の寄り値は478円で、本日の株価現在は473円です。通常は本命筋が沈めば脇役の命運も決まっていますね。ガセばかりが賑わうという事は…やはり9月だからでしょうか…。7月19日の高値14953円を、未だに抜けていませんね。この水準はクリアするのが普通は筋ですね。休むにしてもそれからだと考えていますが…現実はどうなのでしょう。11月は4―9月期の発表ですが、10月を見ていますから、余程、慎重な企業以外、通常は、更に通期決算数字を増額に動きますね。もともと現在発表されている通期予想は、かなり固めの予想です。8月の時点ではアベノミクスの継続度が分かりませんでしたが、11月は消費税も引き上がっており、ある程度は読めますね。為替予約も入れやすいでしょう。だから間違いなく11月から年末にかけ、新高値を取るのでしょう。事実、銀行株も、次第に下値を切り上げているように感じます。半年の高値揉み合いは、充分な調整期間でしょう。2段上げの時期は近づいているのです。

昨日は、珍しく007が、ストップ高しましたね。もともと、相場の調整は終わっていたのですね。ナノキャリアが上がったので、007も上がるのは時間の問題だったのです。カタルは今日か明日か…と、連日1株ずつ買い増していましたが、皆さんは乗れましたか? 20万円割れは、兎も角、安過ぎます。今日は陰線でも、陽線でもどちらでも構いませんが、もし陰線なら、明日、また買おうかな…とも考えています。果たして新たな参入組が参戦したのかどうか…。こればかりは仕掛け筋に、聞いてみるしかありませんからね。あなたは、どの程度の資金があり、どこまで株を買うのですか?って、馬鹿な質問をするしかありません。大切なことは、上がるかどうかという目先の需給バランスより、この会社の方針が、時代の流れに合っているか、どうかなのですね。時代に則していれば、必ず企業業績は上向きになり株価も騰がる筈です。何しろ町工場の株式を、世界トップの村田が買いますか? 取引相手は全て一流どころですよ。村田の第二弾は車関連かな? 何故か、ワクワク感は、持続しているのです。既に3年を経過していますね。始まりは2010年の話しでした。

一方、ケネディクスの今日は、安いようですね。どうせ上がるのだから、一気に上がれば良いものを…と考えますが、演出者にはそれぞれ色んな思惑があるのでしょう。保守的なら銀行を…輸出関連企業の増額狙いも可能ですね。色んなやり方があります。ただまだ9月で、通常は年末高の前に一波乱あるものです。故に余裕を持って臨むのが相応しいのでしょう。

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投稿者 kataru : 2013年09月25日 11:07