今日の市況(2013年)(2013年09月19日)
かたる:昨晩、FRBは市場の予想を裏切り、国債などの買い入れ額の減額を実施しなかったのですね。前評判では850億ドルの買い入れ額の内、当初は150億ドルの削減だったものが、一連の経済指標が弱い為に、直近では100億ドルぐらいに縮小され、減額は実施されると言う読みが、事前では一般的だったようです。以前、カタルは12月が望ましいと書いたことがあります。その当時も9月からの削減論が一般的だったのですが…。理由は日本の失敗ですね。日本も一度、2006年に立ち直りかけましたが、日銀が資金供給を早めに減らしたために、金融危機と相まって再び経済が失速しました。役人様は自分達の給料はデフレ下で増え、使っている予算も増えているので勘違いをしています。
何故、世の中にブラック企業が増えるのか?
今では上場企業でもサービス残業は、当たり前の世の中になっています。カタルの息子は先日、課長になったと喜んでいましたが、世の中を知りませんね。彼はまだ28歳です。カタルが課長になったのは10年だったか、9年だったか…入社しての話です。まぁ、金融界と一般企業は違うのでしょうか…。数年前、マクドナルドでは、店長は管理職ではないと…問題になったことがありました。どの企業も50歩、100歩でしょう。ましてや、一次下請け的な上場企業の子会社のレベルでも、過労死の問題も出ているようです。カタルは昨年、新聞屋に6か月、勤めていました。末端の現場は過酷なのですね。コロコロと…約束を平気で破る経営人の実態を知っています。今の若者の労働環境は悲惨ですね。なにしろ20年以上も失われた時代が続くと、社会にユトリがなくなっているのですね。構造改革はギリギリの場面まで、日本社会を追い込んでいるのでしょう。若者は20万円の給料から5万円を減らされるのに…、働いてない年金受給者は20万円ももらえる仕組みがおかしいですね。いくら企業年金とは言え…、なかには50万円も貰っている会社もあります。こんな人に公的支援が必要なのかどうか…不思議な構造です。
バーナンキ議長は、金融界の実体を知っているのでしょう。日本はバブル処理の為に、明治以降、培ってきた含み資産を一掃したのです。今では三菱もみずほも、皆、追い込まれた落ちこぼれですからね。株価を見れば分かります。論理的な株価以下に放置されている現実を、どうやって説明するのでしょう。それなのにキャピタルゲイン税の10%の処置は廃止され、今度はNISAですか…。米国と日本の違いを認識させられる今回のバーナンキの決断でした。何故、バーナンキは見送ったのでしょう。きっと、アドバルーンを上げた「方針転換発言」で、市場に動揺が走りましたね。あの光景が決定打だったのでしょう。政策と市場が対話をしている訳ですね。日本の政策担当者と、えらい違いを感じます。日本の銀行株の水準を見れば、現状は明らかですね。
しかし融資残高は、ようやく伸びているようです。カタルは何度も不動産業界向けの融資残高のグラフを提示しています。読者の中で日銀の検索サイトに行き、自分でカタルの主張を、確かめた人は何人いるでしょう。おそらく1人か、2人程度でしょう。およそ6500人が毎日見ているようですが…1%にも満たない数字でしょう。このIRNETの有料版をビスタニュースで実施しようとしましたが、有料になると、およそ1%なのですね。正直、ビックリしました。前からカタルだけの主張では、見方が曲がるので、読者が情報提供者を選ぶサイトを作ろうとしましたが、日本では情報の価値が認識されませんでした。全ては文部省の教育システムのおかげで、人間ロボットを作る日本政府の方針のせいでしょう。ネットの発展がアラブの春を生んだように、日本でもだんだん個性的な人が増えてきました。仕組みによる格差が是正されています。教育も今ではネットで米国の授業が受けられます。
実はカタルの娘は、一般的な日本人に比べると記憶力が親のように悪いのか…、日本の大学に行くことが出来ませんでした。その為に米国の日本校を選んだのですね。流石、米国は違います。最初の2年間は授業が受けられず英語の勉強をさせられました。ようやく2年後に大学の授業を理解するレベルに達したようで、それから2年遅れの入学ですね。この辺りは日本と違います。日本にも進級制度はありますが、いい加減ですからね。最近はどうか分かりませんが…。この為に娘は、英語がある程度喋れるようになり、今ではイギリスに住み、イタリア人と結婚しました。息子の方は無難に日本の大学を卒業し、一応、上場企業に就職しましたが、どちらが良かったのかどうか…。
今日は信用創造の話をしているのです。気付きましたか? 三菱UFJが644円の現実は明らかに異常ですね。純資産以下に放置されているのは、需給バランスが歪なのでしょう。昨日、JR東海がリニアの計画を発表しましたが、自前の予算なのですね。新幹線は国家予算、本来は社会インフラなので民間が費用を負担するのかどうかと思われます。本当に実現できるのでしょうか…。何か特別な処置が必要でしょう。国が信用力を補完し金利負担を軽減するとか…の仕組みですね。民間の金融界に債券の組成能力があるかどうか…。話は少しそれますが、東電に国有化の話が出ていますね。きっと将来、問題になりますね。共産党が東電を国有化しろと述べているようですが…東電を持っている人は気を付けないとなりませんね。カタルの主張が現実化する可能性がありますよ。
基本的に筋を曲げると、本質が歪むのでしょう。日本は55年体制を維持させるために妥協の産物で行き詰っていますからね。考え方の基本をスッキリさせないとなりませんね。妥協ではなく、しっかり議論をして最善を探る事を模索し、議論で一度決まったら、従うのです。菅直人は東電に責任を押し付けたからおかしくなったのです。もともと自民党下の原子力の仕組みなのだから、国家責任を認めるべきだったのですね。今でも現状はおかしいと思っています。このような曖昧な形を作り、自分達が追い込まれると主義主張がいつしか消えるのです。証券界を見ていると、この事がよく分かりますね。みんな自分が追い込まれると逃げるのですね。カタルも似たようなものかもしれません。でもカタルは何度もベンチャリの失敗を悔いています。折角、良いビジネスモデルだったのです。僕に力があれば、商社とパイプを繋ぐことが出来たかもしれませんが、僅かなお金を繋ぐことが出来ませんでしたね。僕が東大卒なら、人脈があったかもしれないのに…やはり人脈は大切ですね。
まぁ、昔の話は兎も角、今日は信用創造の話です。昨日のナノキャリアを見て…ほら、最近はバイオ株が強いですね。利益の出ていない夢であるナノキャリアの株価が切り返すという事は…どういう事か、皆さんは考えたことがありますか? 現状は赤字なのですよ。そうです「信用創造」と言う、デフレからの脱却が進行しているのですね。ケネディクスは、故に間違いなく上がりますね。007は間違いなく上がってくるでしょう。夢が相場になるのです。この馬鹿をやるから人間は進化をするのです。信用創造は希望を生むのですね。007はもう直ぐ20万円台に入りますね。割れている内に現物で買っておいてくださいね。まだ現物なのでしょうね。2Qはおそらく赤字の継続でしょう。もし村田に採用された技術の単価が高ければ、既に30万円台に入っている筈です。まだ動きませんからね。ナノキャリアの方が先に来ましたからね。この辺の順番は難しいですね。仕掛け人が必要ですが、どうもまだ手がかりが見つからないのでしょう。昨日の動きや出来高推移から見ると、まもなく一度20万円台に入るように見えるのですが…まだここまで信用創造の輪が広がってないようです。
昨日のTICK回数の一位は、東急建設でしたね。しかも上昇でなく下落の一位でした。この意味はオリンピック相場の一段落なのではないか?と推測しています。今日の鉄建は高いけれど…これだけの急伸ですから…ね。実は9月3日には既に始まっていたのですね。カタル本人は資金量がなく、あれこれと見る努力を怠っていたのでしょう。所詮、一時的な銘柄なので関心がないせいもありますが…。カタルの本当の狙いは、今はクラウドなのですが…関連株の良いものがなかなか見つかりません。もう直ぐ、増額相場が来ると、昨日述べました。カタルはもう直ぐ、全体は休むとも考えています。軽い調整です。値幅調整も僅かでしょう。停滞との表現が正しいかもしれません。消費税の3%の引き上げ決定が引き金かも知れませんね。耐えられるのか…カタルには分かりません。前から述べているように1%なら大丈夫なのでしょうが、安倍さんはどうも3%を選択しているようですね。
まだ9月なので…やはり本格反騰は11月からじゃ、ないかな?…と考えています。へぇ、今日は熊谷組が人気になっていますね。覚えていますか? カタルがPFIで清水建設と共に、仕手系として熊谷組を選択していたことを…サマーラリー予測の時分でしたね。なかなかカタル君は良い選択眼をしていますね。もう直ぐ2倍になりますから…。でも本命としている株は、まだ上がっていませんが…トホホ…。まぁ、だから3流なのでしょうね。カスってばかりいるのですから…カタルのジレンマが分かる人も、多いでしょう。皆さん以上に、本人は呆れていますよ。またね。

投稿者 kataru : 2013年09月19日 10:43