未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年09月18日)

かたる:今日は質問メールから答えます。先日「銀行株は何故、上がらないの?」とのメールを頂きました。そうかなぁ~。と思ってチャートを見たら、それほど下がっていませんね。三菱UFJの高値は750円で、現在は632円です。みずほは233円で216円ですね。基本的に高値揉み合いを堅持している様子です。今は下値から2倍になった水準で利食いをこなし、玉の調整をしていますね。下げている訳じゃないし…堅調な部類なのでしょう。このような大型株の玉の調整は、通常、最低半年程度はかかります。大型株はリスクが少ないのですね。新興株を始めとする小型株はリスク度合いが高く、値動きが激しいのですね。だから平気で、半分以下になるケースは当たり前ですね。

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今日は買い気配スタートのナノキャリアを、見れば分かります。昨年は5万円前後だった評価の株が、高値は563千円ですからね。実に10倍です。そこから全体の調整に合わせ138100円までの下落です。カタルが興味を覚え、株式教室で取り上げたのは8月31日ですが、15万円ラインですね。今日は…28万円台の買い気配です。カタルのレポートを見て買った人が居れば、実に8割も値上がりしています。しかし5月の高値で買った人は、まだ半値ですね。実に値動きが、荒っぽい株ですね。理由は赤字だからですね。薬はモノになるかどうかは…認可が下りるまで分かりません。株価が下がってくると、人間は誰しも不安になります。特に赤字企業の場合は、この度合いが更にきつくなります。人間の感情は実に面白いものです。自分が常に主役だと思いますからね。自分中心に地球が回っていると考えています。

世の中、良くしたものですね。神様のさじ加減は、世の中が上手く回る為に常に「最善の選択をしている」と考えた方が良いと言う、考え方があるそうです。残念ですが、大震災の犠牲者も、9.11テロの犠牲者も含め、その選択が正しかったから神様が決めたのだと言う考え方だそうです。これまで人間は全ての事象をコントロールできると…最近では気象までコントロールしようとしています。しかし所詮、人間の力は自然界の摂理には敵わないと言う哲学的な考え方があるそうです。常に自分が優位に立とうと…さらに豊かになろうと努力することを否定するような考え方ですが…自然界の摂理なのだから、仕方がないと…諦めるのですね。そうすると気持ちが楽になります。自殺者が多いのは、目の前の問題に対し不満を持っており、この圧迫概念が自分の存在感を希薄化させるからでしょう。そもそも、その不満の原因を取り除けば、気持ちは楽になりますね。株式投資もある意味で似ています。

自分の持っている株が、何故、市場から選択されないの? カタルは「ケネディクス」や「007」の選択が、最も正しいと思っていますが、市場は鉄建建設を選択し、群栄やMUTOH、東電などを選択するわけですね。あれ? 相場にならない筈の銘柄に、どうして人気が傾くのでしょう。不思議ですね。Dガレージもたいして魅力があるように見えませんが、株価は上がってきました。まぁカタルは、Dガレージはそれほど嫌いではないですね。むしろ好きな部類でしょう。何故か、サイバーエージェントとダブるのですが…。両社とも好きな方ですね。でもあれもこれも…みんな神様の選択。その内、順番が来るさ…と気楽に構えた方が良いですね。ほら…三井住友建設だって…今年初めに付けた高値117円を、今回は抜きましたよ。

残念ながら、カタルに多くの銘柄に投資する、そんなに余裕がないから、あれこれ…と証券マン時代の時のように、仕掛けて種を蒔く訳に行きませんが…結構、カタルが本命と思っている銘柄以外に紹介している株は、良く上がっていますよ。今は高値の横河ブリッジなど…も、下がったらまた買えばいいのです。今ではないのですよ。8月14日に介護のツクイを966円でカタルは「今日の市況」で取り上げています。年金ファンド向けの銘柄として紹介していますね。横河だって…昔に、何度か取り上げています。2012年1月時の株価は500円台でした。実は2009年頃にはファンドが介入していました。理由は社会資本設備の更新需要を迎えるから、年金ファンドなどが浮動株を吸い上げているからです。このような銘柄が下がって人気がなくなったら、買っておけばいいのですね。後は待つだけの話です。基本的に銀行株も同じですね。三菱UFJは、必ず4ケタ以上になります。でも今じゃないのでしょうが…。みんな神様の裁量です。

こう考えると…簡単ですね、株式投資は…。嘗て買いたいと心が動いた株を、先ずは最小単位の株を買っておき、後はタイミングを計ればいいのです。ナノキャリアが上がっているという事は…007も、もう直ぐ上がるでしょう。夢は大きいけれど…現状が赤字では心はなかなか動きません。でも株価が上がれば、この手の株にみんなが魅了されます。問題は本物に成長できるかどうか…。株価の値動きを見ていると、2Qでの黒字化は難しいのかもしれません。もしビッグサプライズが将来、用意されているとすれば、そろそろ20万円台に入る筈ですからね。どうなのでしょう。ケネディクスが公募価格を割っていますが、おそらく演出でしょうね。株価の行方は僕がコントロールしている訳じゃないから読みは難しいのですね。こうなれば、一度、500円を割れた方が面白いとも思いますが…どうでしょうかね。増資を発表して株価が騰がる初のケースなので、相変わらず、最右翼に位置しています。

所詮、ナノキャリアも直ぐに新高値を取る訳じゃないし…。今の相場は素質のある株の値戻しの相場なのでしょうね。全体が底上げされるのでしょう。そうそう、米国株は先週の上げは、今年2番目の上昇波動だったそうですね。まだ9月なので、やはり本格的な上昇までの準備期間と言う印象ですね。今回、一気に高値に向かいません。一度、軽く休みますね。ケネディクスは619円でしたが、今度は586円を取れると、一気に抜ける形になってきましたね。500円割れがあるかもしれませんが下値は乏しいはずです。465円のところで、増資の発表前に筋の動きが見えましたから、その辺りが限度の下値じゃないかな?もし下値があったとして…の話ですが。007は板が厚くなってきましたね。今日の寄りからの切り返しは、マズマズの印象を抱きました。このような動きが、ウォッチ組の信頼感を獲得させ、株価がさらに強くなります。だんだん下値が固まってきた印象です。

何も高値を買う必要はなく、全体が安くなった時とか…売り物が出てきたら、丹念に下値を拾っておけば、必ず売り物はかすれます。特にガンホーからナノキャリアに反発の動きが見られましたから、全体は新しい動きを模索している訳ですね。オリンピックは2週間と述べています。せいぜい今週まででしょう。空売り筋が多く繋がっても…そう息は長くないでしょう。所詮、7年後の先の話し、工事はこれから始まりますが、システムが崩れており、人件費や建材費用が先に高騰し、利益は生まれません。しかしやがてシステムが転換しますから、それから利益は生まれるのですよ。でもデフレモードに、全ての産業が構造改革をしているから、いきなり需要が生まれても…駄目なのですね。システム転換の時間が必要になります。だからカタルは、オリンピックは2週間と述べたのですね。おそらく、故にケネディクスは下げたのかもしれません。この方が形は良いですね。かなり余裕のあるやり方に見えます。本当は一度500円割れを演出した方が、もっとスッキリするかもしれません。この辺りは仕掛人の意向次第です。

全体は7月19日の14953円を抜けるまで強気を貫きます。この高値を抜き5月の15942円を直ぐには、おそらく抜けないのでしょう。その間で、一度、軽い調整を入れるのでしょう。そうして本格化はやはり11月なのでしょうね。この時期に早いものは通期の増額をします。輸出関連などは、今期の為替水準にユトリを持って算出していましたから、11月の中間期の発表で増額修正に動きます。その時に一気に5月の高値を抜くのでしょう。再び青天井です。銀行株はその時に少し上がりますね。たぶん…。カタルの当たらない予想ですが…。のんびり待っていれば、いいのですね。配当利回りでも、充分に定期預金より良いのですから…。今日は、何故、銀行株は上がらないの?と言う質問メールを中心に展開しました。

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投稿者 kataru : 2013年09月18日 10:40