今日の市況(2013年)(2013年08月28日)
かたる:今日は出かけますので…この原稿は、昨晩、書かれています。
最近の問題点は米国の財政赤字問題で…、もう直ぐ暫定処理の予算残高がなくなり、デフォルト・リスクが再浮上します。米国では共和党と民主党の対立は続いており、今の所、両者の歩み寄りはありません。更に化学兵器の使用からシリアへの武力行使が懸念されていますが、基本的にイラクのように大規模介入は避け、仮に武力行使があっても、今の所はシリアの軍事基地へのミサイル攻撃や空爆程度に留まり、短期間の軍事行動と言う見方が一般化しているようです。日本のイベントは消費税の引き上げですね。現在、消費税を上がることは間違いないようですが、引き上げ幅を既定路線通り3%にするか…、カタルが主張する1%ずつと言う主張も、僕だけでなく有力のようです。ただ今は、僕の主張のようにプライマリーバランスが実現されるまで…10%を超えても、ドンドン引き上げろと言う意見ではないのですが…。
僕にとっては、今日の相場なのですが…皆さんにとっては、昨日の相場は出来高も減っています。昨日は今年3番目の低水準だと解説されています。昨日の一番人気はガンホーでした。ここで述べる一番人気とはTICK回数を示します。この所、東電と争っていますね。注目していたように…、昨日はガンホーが反発していましたね。どっち道、下がるのでしょうが…いきなり下がる訳ではなくリバウンドはあるのでしょう。ただ東電やガンホーが市場をリードすることはなく、あくまでも幕間つなぎのリバウンドに過ぎないのでしょう。昨日、3D関連が強含んだのは、朝日新聞に経産省の予算請求の話が掲載されていたからでしょう。どちらかと言えば、このような相場にならない株が、市場で賑わう内は新しい相場はスタートしませんね。

この所、ガンホーの解説で「利益の質」を採り上げていますが、新しい相場の核となる可能性がある銘柄は、いくつか存在します。その一つの候補であるソニーは、昨日で3連騰の株価上昇で2000円台に戻ってきました。この背景は17日の日経新聞報道を見て、カタルは初めてソニーに興味を覚えた…と既に解説しています。その報道を受けた19日の寄り付きは1955円ですが22日にソニーは1889円の安値を付けています。そこから昨日は2037円ですね。一回転できていますが、ソニーは更に株価を押し上げる事が出来る株ですね。ソフトの活用を軌道に乗せる事が出来るのかどうかは…非常に重要です。17日の新事実は高く評価できる材料ですから、これからのソニーは、折に触れ話題になるのでしょう。
ソフトバンクのこの株価の保合いも、なかなか綺麗なチャートの形です。米国ヤフーはアリババを売却するのでしょうが…ソフトバンクはどうするのでしょう。2兆円ものスプリント買収資金や、これからの設備投資資金は相当かかります。スプリントの行方が判明するためには、最低2年以上かかるのでしょう。しかし孫氏はクラウドのビジネスの広がりをよく知っている筈です。大きなところでは…ソニーやソフトバンクは新高値を追う候補銘柄なのでしょう。
PFI関連としてカタルは清水建設なども、紹介しています。予防保全が絡み予算が増えるので株価は強いですね。しかし同じPFIでも…個人好みの熊谷組などの株価は、確りしていますが…株価を上げる状態にはなっていないようです。しかしPFI関連は必ず相場になります。新時代のビジネスで可能性がある株は限られます。先日、年金ファンド向きと…カタルが推奨した介護のツクイ2398は、その後、この環境下でも株価の下値を切り上げていますね。いずれ高値の1600円台を超えるのですね。だから先日、カタルは8月14日の「今日の市況」で株価が966円の時に取り上げていたのです。昨日は1139円でしたね。時々、カタルは、まともな(一般的な)株も紹介しています。皆がみんな…ハイリスク好みではないでしょうから…。カタルが紹介する銘柄の中で、投資家がそれぞれお気に入りを選べばいいのでしょう。
昨日は「利益の質」の話をしました。ツクイの利益の質は悪くないですね。店舗の拡大により利益の蓄積型になります。しかし介護は厚生労働省のさじ加減であり…大きな利益は期待できません。その点は公共性のある電力株のようなものでしょう。しかし我が国の介護サービスは、先端技術の部類なのでしょう。故に海外展開では、競争力があるのでしょう。海外で高級老人ホームサービスを展開すれば、良いのですね。青梅慶友病院の大塚先生のような…理想とする介護病院などの技術蓄積は、市場でも高く評価されるのでしょう。だいぶ以前に、年金ファンド銘柄として紹介した沢井製薬は、確かに時間が掛かりました。カタルが注目してから、既にだいぶ時間が経過しています。ピジョンもそうですね。ツクイは同じ範疇に位置する会社でしょう。
007の夢とは、相対する選択肢です。堅実の積み重ねが、最後は勝つのかもしれません。それなら三菱UFJでも良いのですね。このような純資産を割れた増益基調の銘柄は、かなり市場に存在します。だからそのような堅実な銘柄だけを、底値で買い、市場で人気になったら…売却することを繰り返す…投資方法もあるのでしょう。投資方法は人それぞれなのです。
東京は、一昨日から過ごしやすくなってきました。秋風を感じる季節になり、もう直ぐ山は紅葉が始まるのでしょう。今年は涸沢に行ってみたいなぁ~。この季節は、そろそろ新しい相場に向けた準備が始まりますね。まだ市場は調整期間が続くようですが…、ガンホーなどがある程度、戻れるとすれば、保ち合いの株価位置のステージが少し上がるかもしれません。この辺りはシリア情勢もあるので…一概に言えませんが、冒頭説明して様に…ミサイルや空軍による限定的な攻撃だけなら…経済に与える影響は少ないでしょう。昔から「遠くの戦争は買い」だと言います。破壊は需要を生みますからね。ドイツなどの経済は好調のようですがユーロ圏の経済回復は、市場で話題にもなってないですね。欧州の景気改善は想定外の出来事で、秋からの年末、来春にかけての相場の上昇度を上げるものでしょう。
さてここまでが…昨晩の原稿で、今朝、新聞を見たら一面トップはソニーでしたね。ソニーはネットテレビ市場のソフト資産作りに成功すれば…世界で一番、成長する企業の一つになりますね。何れテレビがテレビ電話となり、家で受診できるようになります。病院など必要ないのですね。様々なサービスがテレビを通じて行われますから、物凄い成長の種になります。ソニーの孫会社には3Mなどもあり…オリンパスと関係も深く…経営者に心があれば…躍進できる社会環境下にあるのです。この経営者の考え方は非常に大切ですね。本日の新聞には他に信用創造の話が掲載されており、ケネディクスの方向性も確認されています。更に村田社長の「車と医療」向けの話は…007と関連性がありそうです。何しろ既にカーナビにQBが採用されています。車はドンドンコンピュタ化され、間もなく自動走行の時代になりますから、センサーなどの需要もドンドン増えますね。
新聞を読んで時代の流れを感じてくださいね。それでは今日はこの辺で…。

投稿者 kataru : 2013年08月28日 08:22