未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年08月23日)

かたる:人間の行動はやはり短絡的ですね。どうしても目先の話題に心が左右されます。しかし多くの場合、このような目先の話題に、心が動かされる「切っ掛け」は重要ではなく、多くの場合は流行に踊らされているだけの話です。株価の上下を見ていると…いつも感じますね。材料の重要性が判断できないのです。カタルは東電の相場を批判し、3D関連の群栄化学やMUTOHも相場にならないと判断し相場を批判してきました。最近ではガンホーでしょうか? 何度も前の高値を見ての値惚れ買いに注意を促しています。嘗ての人気株であるガンホーや東電が崩れています。昨年からのバイオ関連ではナノキャリアの高騰に批判的でしたが、カタルはJ・TECを採り上げていました。当初はナノキャリアの方が株価は高かったのですが…今では完全に株価は逆転していますね。今日はこのナノキャリアとJ・TECの違いは、何処で生まれたか?と言う話を少ししましょうか…。夢はナノキャリアの方に「歩」があります。しかし現実性と言う観点ではJ・TECですね。だからフィデリティーがJ・TECをファンドに組み入れたのでしょう。このおかげで市場の浮動株が減りました。だから誰かがフィデリティーと共に参戦すれば…株価は面白いように騰がるでしょう。しかしフィデリティーは売るでしょうが…。

昔、加藤あきらさんが、何処かで述べていました。「ある程度の浮動株を吸い上げると、株価など思うように動くようになります。」…と、下げるのも上げるのも資金さえあれば、簡単に操作できるわけですね。魅力のある会社の株価が、論理価格以上に買われている高株価を維持するケースと、常に割安にしか評価されない株もあります。同じ一株利益や純資産価値なのに…。PERの評価が大きく違うのですね。色んな理由がその背景にはあるのでしょうが、基本的にこの浮動株の状況の問題ですね。

お金は…ドルなどは、所詮、紙くずですが…皆が価値を認めるから、その価格で通用するわけですね。しかし米国のエジプトの対応を見ると…どう考えても資金援助するのは論理的におかしいですね。しかしイラク等を見ると、理想を完成させるのは容易でありません。果たしてアラブの春と言う情報革命による市民の自由化が正しいのかどうか…日本でも民主党政権は幼稚で、政策手腕は今一でした。昨日の日経夕刊で報道された、赤字会社のスピンアウトを促す効率化社会の構築案は見事ですね。なかなか進まない構造改革を促進させるアイディアです。川重の社長解任に繋がった三井造船との合併案もこの法律改正ならスムーズに合理化が促進されるかもしれませんね。最近はアベノミクスの懐疑記事が増えていますが…、僕は逆にアベノミクスの成功を信じ始めていますね。金融庁の検査体制の転換が事実で、実際に運営されるなら日本経済は変わることが出来ますね。しかし目先の現状は、銀行は融資ではなく国債に逆戻りしていますが…。

スマート・コミュニティーは、ジワジワ浸透しています。昨日は下げたようですが、スマート・メーターの大崎電機は、この株安の最中に高値追いをしていました。もともと割安な銘柄です。増収増益なのに…純資産価値の793円を、株価は下回っており論理的に割安株だったのです。このスマート・グリットと呼ばれるエネルギー管理の技術は、世界的な広がりを見せています。イギリスでもスマート・メーターの設置を促進させており、関連部品の受注に大崎電機は成功しているようです。

カタルが何故、何度も007を採り上げるか?
情報を生活に取り入れることにより、先人の知恵が活き、効率的な社会が実現するからですね。NECなど蓄電池技術を革新させ、夜間電力の有効活用なども出来るように成りますし、電力の地産地消は送電ロスを軽減させますね。エネルギーの効率管理が進めば無駄が減り、その失われていた富を、他の分野で活用できますね。だからクラウドの概念は大切です。この会社が黒字化してくると…時代に絡んだ分野に力を入れているだけに、発表されてない未来の夢が次々に生まれてくるかもしれません。経営者だって驚くような案件が出てくる可能性があるのですね。何故、カタルが時代の流れを非常に重要視するのか?それは努力も大切ですが、「運」はそれ以上に大切なのです。

カタルが失われた時代に、空売りをせず、買いだけに拘って苦労してきました。時代が日本の構造改革と言う時期にあたり逆風でした。もし3丁目の夕日のような、借金がプラスになる時代なら…成功していたかもしれません。もともとカタルは楽観的ですからね。8月2日の、あの上昇は…何だったのでしょう。カタルの相場観を変えた上昇だったのですね。でも結局、当初、想定していた展開になっていますが…。何故、7四半期ぶりの欧州のGDPのプラス転換を、市場は話題にしないのでしょう。僕が日経新聞に懐疑的な理由がわかるかと思います。ブラジルやインドネシアなどの後ろ向きの二番煎じの話題で、市場が動くのはどう考えても不自然です。最近は新興国の減速観測記事を良く見かけます。そのレポートを書くアナリストは、自らダイハツを空売りすればいいのです。もし自分達の意見が正しいなら、ダイハツは下がりますね。でも実際のダイハツは6月の安値を割らずに、今の所、ボトム形成に動いているように見えます。

さて冒頭話した…ナノキャリアとJ・TECの話しですが、カタルは仮需の整理の違いのよる影響もあるのだろうと思います。どうしても個人の買いは、付和雷同組が多く人気で心が左右されます。会社の実態より株価の値動きに心が左右されているのですね。8月に入りナノキャリアなどの信用買い残高が、急減し始めてきました。ようやく諦めてきたのですね。しかし実際は開発が進み製薬化の時期は近づいているのですが…。僕はナノキャリアを調べてないのでコメントは差し控えますが…、J・TECより夢のある会社でしょう。実は007も収益化の時期は来年ですから、何処かでファンドが介入するのだろうと考えています。何処で彼らが組み入れるのか分かりませんが、その素質は秘めている銘柄ですね。もし浮動株が吸い上げられたら時に、黒字転換し大きな材料が出現すると…目先は株の売り場になります。

ケネディクスは今の所、東電やガンホーのように、全体市況は弱くても下値を切り下げずに頑張っていますね。まぁ、増資観測があるのだから、ドンドン上に、上がる要素が欠けますが…。007も今の所、158200円の上に位置しています。ケネディクスの405円ですね。しかしガンホーは、既に6月の安値を割っていますし、おそらく東電も割るのでしょう。まだ、だいぶその時まで値幅がありますが…。時代性と収益の関係をよく頭に叩き込んでくださいね。

最近、赤字決算なのに…株価が上がったグリー、日経で減産記事などを採り上げられたのに…レーティングの引上げで、株価が上がった大阪チタンなどの事例が増えてきましたね。ナノキャリの信用買い残の減り方なども、その流れの一環ですね。カタルが何を言いたいか分かりますかね? 日経には騰落レシオの話が報道されていました。要するに徐々に空気が変化しているのでしょう。シャープの増資の進展は、上手く運んでいるのでしょうか?本来は公募ではなく第三者割当増資が正しいのでしょう。この調整下で頑張って、株価の下値を維持できていれば、秋の相場はかなり期待できます。なるべく維持するステージが、上の方が強いのです。

さて8月24日、つまり明日、青山でIRのフェアがあるとの事です。希望者は無料のようですが、会場の都合で事前申し込みをするのかな? 僕は参加企業の中では、アンジェスMGやエイアンドティーなどのIRに、興味がありますね。このような機会に得られる情報は、新聞や雑誌の情報より早いのですね。だからざっと見学するだけでも、何か得るものがあるかもしれません。お暇であれば、参加しても面白いかもしれません。案内は此方です…。

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投稿者 kataru : 2013年08月23日 10:37