今日の市況(2013年)(2013年08月08日)
かたる:あらら…。昨日はMLBを観戦している場合ではなかったですね。黒田投手は余り調子が良くなったようです。普通なら好投の部類なのでしょうが…。最近のヤンキースは打てませんからね。ダルビッシュは逆に不調を打線に助けられました。それにしても昨日は、なんと500円を超える下げになるとは…。一体、金曜日の400円を超える上げは何だったのでしょう。あのイレギュラーがなければ、相場観を修正せずに済んだのに…。トホホ。何もここで損をする必要はなかったのです。結局、アノマリーである夏枯れは、必然的に定着しており、くつがえる事はないのでしょうか?
最近、気に入った材料は信越化学ですが…信越化学では仕手株としての素養は低く、相場にならずソフトバンクでは大きすぎるし…。てっきり条件の整っているケネディクスだと考えていましたが、どうも新規の参入者は居なかったようですね。力があるなら、昨日はチャンスだった筈です。全体相場が安い時に一本立ちするから仕手株なのです。基本的に目先筋は、外部環境に左右され逆境に弱いので、流れに身を委ねる海の藻のような存在なのでしょう。
この間に現れた材料株は、どれも触手が動きません。フルキャストは搾取だから嫌いだと述べましたし、東電は原発処理に絡み思惑は絡みますが、本来は上場廃止にすべき筋の銘柄ですからね。当面続く実質的な債務超過を、どう判断するのか? 東証は整理ポストに入れ注意を喚起するか、上場廃止にするのが筋でしょう。その銘柄を仕手化させることに無理があります。KYBや新電元は好業績ですが、市場をリードすることは無理ですね。Dガレージなどは、仲間の連中が株価を弄っているだけの事でしょう。
どう考えてもケネディクスには資質があり、歩がある筈です。だって現状の企業業績で見ると株価は高いのです。せいぜい300円と思うのが、一般の人が考える容認限度でしょう。それが600円、700円と…上に行けばいくほど、空売りが入る筈ですね。ましてや夏枯れで全体が弱いのです。カタルの相場観ではピッタリなのですが…市場からの信認が得られないのでは駄目ですね。全体が下がる失われた時代の相場に、逆戻りかな?
昨日の長期金利は0.757%です。日銀のデフレ脱却は不可能だと…市場は判断し始めているようです。手筋が違う所を、いくら攻めても相手の城は落とせません。信用創造が筋なのですね。IMFだったか、何処かがアベノミクスの失敗を懸念していましたが、「逐次ではなく適切だ」と述べた岩田さんの傲慢さが、チャンスを逸しなければ良いのですが…。そんなに余裕があるのでしょうか? 長期金利の動向などを見ると、不安を覚える次第です。ただ今までのところ、失われた時代の夏より、いくらか相場はマシです。何しろ僕が何度か、ケネディクスにチャレンジし、その度に損切りを繰り返し、僅かなチャンスに賭けるのですから…。幾分、アベノミクスの効果は存在するのでしょう。
今日は群栄の売りが解禁され、賑わっているようです。所詮、裏付けが取れない銘柄を持ち上げても「誠備」と一緒ですね。何故、力があるフィデリティーが、J・TECを放り上げないか?と言えば、ひとり舞台になるからですね。株を上げることは、資金さえあれば誰にでも出来ます。しかしその良さを将来、大衆に認めさせなくてはなりません。つまり未来に利益が生まれなければ、仕掛けては駄目なのですね。群栄やMUTOHなどの3D関連が、先行する米国や中国に勝てるのでしょうか? こんな玩具で遊んでも意味がないと思いますが…。
全体相場を見ると…まったくアベノミクスの効果が及んでいない銘柄が沢山ありますね。理論価格以下に放置されている銘柄は、非常に多いのです。カタルは未だに迷っていますね。まぁ、結論が出る時は、かなり損失を被っているのでしょう。当初は5月23日の下げで6月13日の反発のあと、7月19日で二段下げになると考えていました。ところが余りに早い下げピッチの為に、先週末に反発したのでしょうか…。この上げを見てカタル君は横這いの調整だと相場観を修正し始めたのですね。全体は下がらずに横這い波動を、秋まで続くと考え始めたのです。
横這いなら個別株の相場の足を引っ張られることがなく、仕手株が誕生し、全体は大きく動かないが、部分的な賑わいは演じられると考えたのです。しかしどれも筋が違うために相場になりませんね。例えば、フルキャストは日経の一面報道が支援ですが、あの日は383円の寄りに対し384円の引けです。東電は昨日の国費の話が支援なのでしょうが、660円に対し656円ですね。ケネディクスは舞浜の外資ファンドの支援材料でしたが、487円に対し528円でした。つまり筋として市場は支持している筈ですね。確りした筋が参入すれば、相場になる筈なのです。しかし現実は浮き草の状態です。これでは意味がないですね。6日の後場寄りからの切り返しを見て、仕掛け筋が新規参入したかとも考えましたが、違ったようです。
この辺りは自分が仕掛けている訳ではなく、思い通りに事は運びません。市場のなかで上に行ける素質を秘めている銘柄は、そう多くない筈です。せいぜい、KYBや新電元のような次元の低いレベルなのです。カタルが示した日本写真印刷もそうですね。劇的変化が期待できる銘柄と言うか、素養があるのは、カタルには007とケネディクスしか、今の所は見えません。グリーに変化が生まれれば可能性としてはありますが、現状では条件は整っていると言っても、冒険をする気になりませんね。思うようにならないなら、一旦、撤退も考えねばなりませんね。今のままでは「失われた時代」を、積み重ねるだけになるかもしれません。
米国は新しい時代に入ったように感じるのに…。日本はどうしてスマートコミュニティーを中心とする新しい時代を迎えられないのでしょう。みんなの党の渡辺代表のようなお山の大将レベルしか…人が居ないのでしょうか? 安倍さんは難しい時代を、何とかやっていますが…筋が違う政策を続けると失敗しますね。今度は一度、異次元の量的緩和に踏み切っているから失敗が確定すると大変です。今回は米国を始め、かなり条件が整っているから、大丈夫だろうと考えていますが、先の事は誰にも分かりません。
まぁ、甲子園の季節だし、暑いからクラーでも入れて、のんびり野球観戦をするしか、方法がないのかな…。そうそう、何時も僅かな望みに賭けるカタル君、007はそろそろあるアノマリーの時機が到来します。本当にこんなのが当たるのかどうか分かりませんが…。僅かな望みに一喜一憂するより、秋に予定される本格的な上昇に向け準備をして、のんびり構える方が良いのかもしれませんね。なにも難しい相場に挑むこともないでしょう。商売ではないですからね。それにしても数字に追われる証券マンは大変ですね。

投稿者 kataru : 2013年08月08日 10:33