未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年08月06日)

かたる:先日のパナソニックの子会社である「アクティブリンク」のパワーアシストスーツに続き、昨日は筑波大のサイバーダインの装着型ロボットのHALが報道されていました。このHALはレンタルの初期費用が55万円で、1年のレンタル料が1カ月あたり178000円だそうです。レンタルで初期費用が掛かるのは、少し料金設定に疑問は残りますが、実用化まであと一歩の価格帯になってきましたね。日本が次世代の産業を育てるなら、やはりロボットでしょう。もう車や家電の時代ではないのでしょう。家事型ロボットが一家に一台の時代は、もう直ぐやって来ます。故に付加価値の意味が問われます。今日はこの話からスタートさせましょう。

この付加価値ですが…基本的に作りものです。日本は長い間、東西冷戦構造下で保護されてきました。日米同盟の影には、日本の規制を擁護し、為替の水準を安く設定してきたのですね。その為に内外価格差が拡大してきました。一番いい実例が、コメの価格です。失われた時代下に置いて、このような内外価格差は是正されました。例えば洋服ですね。ユニクロのTシャツやフリースの低価格商品は、ある意味で衝撃的な価格破壊でした。ニトリもそうですね。この内外価格差の是正と言う構造調整は、失われた時代の象徴的な現象の一つです。つまり価格をコントロールできれば、適度な成長が可能なのですね。此処が味噌なのでしょう。市場経済化に於いてのルールでは、価格の決定権を誰が持つか?この考え方は非常に重要です。

米国は常にこの市場価格を操作しています。ある意味でコントロールされているのかもしれません。最近はシェールガス革命です。米国はこの技術開発により、エネルギーコスト面で優位に立ちましたね。おそらくこの事はNYダウの新しい時代を支える原動力の一つになるのでしょう。日本の失われた時代の時間の長さは、自らの規制により、株や土地の価格を必要以上に下げたことにあります。周りの仕組みが追随するなら、物価は高い方が良いのです。モノの価格は高い方が付加価値の糊代が増えますね。この市場原理の考え方が政策担当者にないのですね。だからいつまでもクダクダと無駄な時間を費やしているのです。世界の価格決定力を持てる分野を磨けばいいのです。1円や2円の単価の部品の技を磨く努力をするなら、100万円、200万円の製品の分野に資源を投入して開発すればいいのです。

付加価値とは何か? 何故、ブランド品が高いのでしょう。
例えば本日の日経新聞の記事です。雇用問題の改善は、経済界からの要望が大きく秋の改正に向け予想されていました。この為にフルキャストに仕掛け筋が参入し、相場を作ってきましたね。そこで日経新聞のトップ報道です。今までの仕掛け筋は玉を外すタイミングに来ましたね。予想される事態を想定して、相場を作っていきます。そうして新聞は必ず時代の流れを追いますから、このような報道が生まれますから、そのタイミングを合わせ相場を作り、仕掛け人は玉を外し逃げますね。そうして次の時代を追う訳です。

日経新聞が書くと効果は絶大でしょう。ましてや一面ですからね。時代の流れを追う事は非常に大切なのですね。でも僕は基本的に日本が豊かにならない関連銘柄はやりません。…と言うより、あまり好きではありません。フルキャストの事業形態は、労働者からの搾取ですね。事業経営が安定していれば、あるいは様々な雇用体系の工夫がされれば、このような産業は、なくても良いのです。製造業のメーカーと顧客である消費者の間に、問屋を挟むような産業の相場が、大きく育つわけがありません。だから早くからある程度の相場になるのは分かっていましたが参加はしませんでした。こんなのは新成長戦略ではありませんね。間違った方向性です。

此処はやはり信用創造の源である地価の価格を上げる事でしょう。外人ファンドが資金投入しやすい形を整えて、株以上に、大きな土地と言う資産価格を右肩上がりの上昇に持って行くことが出来るなら経済活動全体のパイは、もっと膨らむ筈です。付加価値の糊代が拡大して、税収が増えるので借金も減りますし、社会保証費の増大にも対応できますね。相場も正しい方向性の流れに、何れ収斂されます。問題はこのスピードですね。やはりカタル君もテクニカルをもっと勉強しないとならないかな? あの金曜日の上げの意味は何だったのでしょう。どうも迷っていますね。相場観を修正し始めたのですが、正しい理解をしているのかどうか…。カタルは現在、米国は新しい相場波動に突入したと考えています。

2000年、2007年に続き今回は3度目の挑戦ですね。おそらく新しいステージに突入するのでしょう。この発想が7月31日の今日の市況で紹介したあのグラフですね。日本株も同じようにデフレを脱却して付加価値の創造が生まれると考えています。つまり非常に稀な現象の過程に、今は位置しているので、通常は甲子園が始まる夏は、相場は弱いのですが…。ひょっとすれば…、先端を走る銘柄は相場があるかも知れないと考えているのです。だから「ケネディクス」に拘っています。今日は連騰できるのかどうか…。最近の傾向として目先筋の動きは、その日限り、あまり「しこり感」が残りませんね。本来ならこれから売り物が厚いゾーンに突入するから…と警戒しますが、最近は昔と違い、日計り商いが多く玉が残ってないようです。だから7月4日のような相場が生まれるわけです。カタルの予測では、同じような事態である619円を一気に抜き去る相場展開があるかもしれないとも…最近は相場観を修正しました。その修正が先週の金曜日だったのです。

アルティメット・オシレーターの日々線が、50を突破した後の相場は比較的みんな強いようです。果たしてラリー・ウィリアムズが開発した究極の指数の価値はどうなのでしょう。まぁ、こんなものが当たるようじゃ…誰でもお金持ちだから、当たる筈はないとは思いつつ、人間はやはり何かに頼る訳ですね。今日はあまり大きく下がらずにいるようなら、今日も50を超えるはずですね。先の619円を抜ければ、色んな意味でテクニカルの指標はどれも形は良くなりますね。

007もこの指数は上昇し始めています。まだ50以下の水準ですが、この事例を調べてみると…何らかの力が働き大幅高するタイミングに来ているようにも感じます。果たして当たるのでしょうか?

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2013年08月06日 10:28