未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年08月05日)

かたる:それにしても目先の投資は難しいな…と思いますね。31日の株価下落は、月末要因もあった為に当然考えられ、容易に8月1日の反発は月末の反動から、ある程度、予想されていました。それにしても8月2日の大幅な上げは不可解です。如何に、今の市場はその日限りのムードに支配されているか…思い知らされた思いがします。どうもカタルの思考パターンは、中長期のトレンドを意識しています。そもそも銘柄の選択がそうですね。第一に考えるのが「時代の流れ」です。現在は産業革命に匹敵する変革期なのでしょう。あの当時は、1733年に飛び杼(ひ)と呼ばれる横糸を通す技術が開発され、織物が自動化されます。トヨタ自動車も創業者は、この織機の開発でしたね。早くに蒸気機関の活用はありましたが、ワットが1785年にピストン運動から円運動へ転換させることに成功し、鉄道の時代になりました。この鉄道網の発展が人類の行動範囲を格段に広げました。現在の携帯電話からスマフォの時代進展は、似たような環境なのでしょう。「アラブの春」は、まさにグローバルに情報化が確立した象徴でもあります。

カタルの物事の発想は、常に時代背景にあります。日本は失われた時代を経験し、これほど長い調整期の後の相場は、当然、非常に大きな相場になるものです。熟練した証券マンが相場を仕掛ける時に、まず考えるのは前に相場があったかどうかです。長い間、相場がない銘柄は魅力的ですね。しかも三菱UFJに代表されるように、どれも理論的な標準価格以下に放置されています。国債利回りより配当利回りが高く、尚且つ純資産価格以下、その純資産を構築する株や土地の価格は、歴史的な安値なのですね。不動産の収益還元法価格という事は、どういう事か? お金を借りて投資すれば、確実に儲かる価格水準だという事なのです。世の中に、こんな確実で儲かる投資などあまり存在しません。大概の投資はリスクがあるものです。ところが日本の不動産は5%に回るのに…。何故か、投資ブームが起らないのです。この背景は失われた時代による影響ですね。金融庁の検査姿勢も大きく影響している為に、銀行が必要以上に委縮し、御咎めを受けない国債投資に傾斜しました。

長いこの呪縛から解き放たれるのが、アベノミクスの原動力になる筈ですね。カタルは年初から信用創造の話を展開しています。日本人の多くが、何故、引きこもりに陥ったのか?動けば大きくやられる歴史があったからですね。ダヴィンチの金子さん、ライブドアの堀江さん、何れも既得権力の壁に弾き飛ばされました。残ったのは余程運が良い、ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんなど…。でもこの失われた時代にも、果敢にチャレンジを続けたユニクロの柳井さんなどの成功者も居られます。だから一概に失われた時代が逆風だったと言えるかどうか…。そう捉えるのは甘えなのかもしれません。しかし直木賞作家の池井戸潤が描く、不良債権処理も世の中を暗くしました。中国の文化大革命はもっと悲惨な出来事かもしれませんが、似たようなものですね。約束通りに元本と利息を払っているのに…突然、全額返せと銀行の都合で、資金を引き上げる不条理さはどう考えても異常ですね。期日が来たらジャンプできると思っている資金の引上げ等…過酷な経営環境が続きました。

ダヴィンチなどは会計法の解釈の違いで、上場廃止です。もし地価が下がらなければ…基準価格が維持されていたなら、お金は回っていたのです。不可解な話ですね。世の中の不条理な現象はたくさんあります。オリンパスが上場廃止にならずに、何故、ライブドアだけが上場廃止されるのでしょう。客観的な公平性は全くありませんね。不条理な話ですが、これが現実です。このような怨念を全て飲み込んだ相場が、アベノミクスの華として咲くかどうか…。ある意味で「ケネディクス」は、そんな象徴的な銘柄のようにも感じます。レバッジをかけ続け、時代に乗れば、どれだけの成長を示す事が出来るのか?楽しみな銘柄の一つだと考えています。だから連騰して、すんなり4ケタに伸び、スター株に育って欲しいのですが…どうでしょう。市場から支持が得られるかどうか…。

007もWiFiの技術を有しスマフォに対応し、家電の遠隔地操作と言う幅が広い分野をターゲットにしています。クラウドと言う分野を、支援する環境に身を置いた企業ですね。このクラウドのあり方は、様々な応用が始まっています。伝承の技術を継承するために農業の知恵を生かすために、ネット上のクラウド環境の応用が始まっています。どの時期に種まきをし、温度管理から湿度管理まで、今までは勘に頼っていた明確に見えない技がデータ化され、誰でも管理が出来る農業の効率化が始まっています。更に個別農家を結び付け、共同作業が出来るようになり、ネットの利用が急速に広がっています。此処で年金資金の運用者に提案です。このクラウド環境を助けるインフラは? そうです。物流ですね。この技術を有する企業は、確実に伸びます。例えばヤマト運輸や日通などは、アジア展開を図っており、数年間、株を保持して置けば、かなりの成果があるのではないかとも考えます。ヤマト運輸の小倉さんは亡くなりましたが、彼の精神は生きているように感じますね。ヤマト運輸を組み入れておきたいとも考えますね。最近の技術革新により車の燃費が大幅に改善され、スマフォの活用が広がれば、再配達などの無駄が省けるのでしょう。工夫はいろんな点であります。

最近、大きな動きがない007ですが、先日、アルティメット・オシレーターの話を掲げました。もしあの指数の解釈が正しければ、間もなく新展開も迎える可能性が高いようにも感じます。きっと何か変化が生まれるのでしょう。チャートやテクニカル面の活用は、それなりに意味を持っていると思っています。さてカタルは相場観を修正し始めていますが、このような時はどう行動したらいいか…迷うものです。カタルの場合、迷ったら先ずは新しいアイディアを実践してみます。自分の力量の中でも、僅かな株数でも良いのですですね。参加することに意義があると考えます。ケネディクスや007の株価位置は非常に迷う段階です。将来は確実にもっと上に位置しているが…今、その順番が来ているかどうかの判断は非常に難しいですね。しかも連騰しているとなれば、尚更です。カタルは株数を減らし取りあえず参加します。失敗を前提に参加し、後の事はまた考えれば良いのです。余裕のない人は無理をする事はありませんよ。確実に転換してから参加しても良いのですね。例えばケネディクスなら619円を抜いてから、007なら先の高値254000円や277700円等の壁をクリアしてから参加しても構わないのでしょう。後場から、日計り組に売りに押されるかどうか…。通常、続伸はあり得ませんからね。もし3連騰するなら、新規の参入が考えられますが…どうかな。

今日は三菱UFJが1000億円規模ですが、中小企業向けに新たな融資を展開するとか…それにしても日経報道のように、本当に大手行は30兆円も国債を売ったのでしょうか? 確かに日銀がその程度の金額を買っていても、金利が上昇したという事は、誰かが売ったのですが…30兆円規模の資金をいったい何処に振り向けるのでしょう。非常に大きな水準ですね。外債投資なら円安になるでしょうし…。また国債を買うなんて馬鹿な行動はしないでしょう。…という事はカタルの狙い通り、不動産向け融資が、当然活発化されますね。物件は限られるのに…30兆円も資金が流入すれば…。忽ち、2003年からの再来の条件が整っている筈ですね。あの時にケネディクスの利益は、8億が146億ですからね。カタルが惚れている理由を、皆さんも当然、理解されると思います。それにしても日経新聞の記事があれほど効くとは…。カタルはもっと具体的に資料を揃えて前から解説しているのに…。ブランドと言う価値は、やはりすごいものですね。スター株になるためには、派手に値上がりを連続させることが、条件の一つにもなります。強弱感が生まれる条件を作るための演出も、必要なのですね。果たして市場の支持は、どう動くのでしょう。引けにかけ買い増しをすべきかどうか…600円の壁はかなり厚いはずですからね。外資系ファンドの援軍が欲しいものです。

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投稿者 kataru : 2013年08月05日 10:38