未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年07月25日)

かたる:昨日はソフトバンクのプレゼンから、色んな事を学びました。時代が大きく変化し、情報の価値が非常に高いことを学んでいますが、一見すると、情報力の意味を日本人は良く知っていません。日本の公安などが、米国のCIAなどに相当するのでしょうが…情報戦はかなり不得意な分野ですね。過去の歴史を見れば分かりますが、日本はこの分野の軽視により、大変な損失を被ってきました。太平洋戦を見れば分かります。しかし何故か、この分野に力を入れようとしませんね。しかし公共事業投資でも同じですが、効率的なお金の使い方をする為にも、周りの状況把握は必要な分野です。データをどう扱うか…この分析能力は、これから益々重要になるでしょう。株屋に長い間、身を置くと…厭と言うほど「情報の価値」を解らされます。

僕の手痛い失敗は「サブプライムローン」の意味でしたね。まさか、CDSと言う商品に組み込まれ、天文学的な金額まで登っているなんて…。日経新聞だけでは…日本のメディアだけの報道では、あの時は分かりませんでした。分かっていれば、あの時に撤退していたかも知れません。みんな後の祭りです。法律も現状変化の後追いで、改正されていきます。おそらくこれから10年は、劇的な時代変化を遂げるのでしょう。ユビキタス時代の情報と分析、お金の流れに至る様々な動きは、余程の想像力を働かせ、時代の変化を読み取らないとならないのでしょう。多くの日本の投資家は、イワシ民族のディーリングと言う後追いの作業に明け暮れます。しかし大切なことは、時代の方向性をどう捉えるか?ここに尽きます。

昨日は昔のお客様から、ケネディクスの質問を頂きました。カタルの変化に戸惑っている様な感じでした。方向性は決まっているのですが、目先の動きはカタルでさえ分かるものではありません。あとは政策にも依ります。ただ経済が回復するなら確実にお金は動き、不動産融資は伸びますね。ベースマネーを、あれだけ増やすのですから、乗数効果が生まれますからね。2004年時の受託資産残高は2500億円とか…。2006年5月の段階では4635億円と言う記載がありました。そうして直近の受託資産合計は1兆1609億円です。2002年9月から2005年12月にかけ株価は今の株価に直すと…、200円から4000円まで20倍に伸びています。この背景は金融緩和により地価上昇が鮮明に起ったからですね。そうして不動産向け融資が伸びていました。今は同じような経済環境にあります。むしろ全体のパイ(ケネディクスの受託資産)が大きくなっているので、総量効果が生まれ、もっと利益が膨らむと考えるのが普通ですね。あの時は20倍で4000円ですが、もっと高値になる可能性が、受託資産規模からみて想像されます。

確かにグローバル化の流れを見て、ソフトバンクの選択もある意味で魅力があります。東電や群栄などの偽物より、ずっと良いですね。東電なんかより、まだフルキャストの搾取する銘柄の方がマシでしょう。しかし、どれもカタルは魅力を感じません。ソフトバンクがスプリントの立て直しを軌道の乗せ、収益化できて次のステップが見えるまで、どう考えても3年から5年はかかります。いくら理想買いとは言え、仕手戦に無理がありますね。2000年のITバブル時より株式分割を実施しており浮動株も多いですね。仮に上がっても2倍程度のものかな?…なんて、考えると途端に気力が失せます。しかし株価が10倍になる可能性があるとすれば…007と共にロングランで取り組む、意欲が湧いてきますね。良い銘柄がこの環境下でそう出てくるものではありません。日本写真印刷もお約束の2000円台に復帰したようですが…。所詮、この程度の株なのでしょう。

故に、カタルは600円手前の揉み合いで、一気に抜けると考え買い増ししていました。しかしあの時は、市場から支持は得られませんでしたね。株価が一旦下がるのは、セオリーです。新規参入者を求めねばなりません。何処か外人ファンドが組み入れるのを待つしかないですね。見渡せば分かるのです。業績の変化率が、期待できる有望な株を探して行けば政策にマッチして、時代背景に合っている銘柄など、そう転がっている訳がありません。J・TECを、何故、フィデリティーが組み入れたか? それは既に薬の認可が下りており、収益化が目先に見えるからですね。彼らの事ですから、市場規模など詳しくリサーチしたのでしょう。膝関節の痛みの苦しむ高齢者は多く居ますからね。だからファンドは組み入れ株価が急騰しました。

007の株価が5月の場面から急落し、早急に戻ってきたのは、あの10万円台を筋のファンドが組み入れた可能性もあります。今回の1Qの数字発表で、村田への数字が見えるかどうか…まだ分かりません。しかし最近は期待感もあるのでしょうが、株価は戻っています。本当に数字が見えているなら30万円台に入っても不思議ではないですね。ところが今の所、たいした売り物も出ない25万円以下で推移している所を見ると…確信が持てないのかもしれません。この辺りは買っている人に、直接、話を聞かないと分かりません。まだ数字の発表まで2週間以上ありますから、これからどう展開するか分かりませんが…。これほどの逸材ですから、何処かでファンドが必ず組み入れて来るでしょう。

ケネディクスの株価が軟調ですが、今、昨日の下値516円を割れたようです。しかし既に増額修正をして受託資産残高も増えています。確実に不動産向け融資はこれからも伸びますから…どう考えても、大きくは押しませんね。500円を割れるかどうかも難しい賭けの筈です。カタルは今、また打診を入れました。確かにチャートは、依然、下向きです。でも実際の数字の改善を、多くの人が見ており、材料出尽くしで下がる銘柄ではありませんね。大きく伸びきったグリーのようなタイミングとは違います。業績が回復途上の株価と、大きく収益が伸びて好業績が発表されているタイミングと違いますね。丁度、現在は戻り高値619円から約100円押しの515円の株価位置です。この辺の需給バランスは見えませんね。信用で過剰に持っている人も居るでしょうし…僕のようなシナリオを持って買い場を探している人も居るでしょう。目先の株価の動きなど分かりませんからね。

ただ一つだけ言えますが、昨日は本当に久しぶりにVWAPの株価が、引け値を下回りました。つまり昨日、ケネディクスを買った人は、その日限りですが、引け値の段階では、儲かった状態で一日が終わったのですね。つまり心理的な分岐点に株価位置が来ていることも示しているようです。今日も値動きを見ていると、明らかに空売りですね。上値にみせ玉を見せ、叩いています。昨日も前半、その展開のようでしたが、後場には30万株程度の買戻しが入っていました。昨日は目先の売り方は、やられたのでしょう。今日はどうでしょうかね? まぁ、あまり目先の解説をしても仕方がありませんが…。昨日、僕が打診を入れ、今日も買っている理由は、あの時に抜けないと思っていた519円をあっさり抜いた関門だからです。あの日は驚きました。7月4日の話ですね。あの日の引け値は550円まであって530円でしたね。

僕は株価が騰がる時期が来ていると思っているんですが…市場からは支持されませんね。これも仕方がない事です。株価が騰がる理由と根拠を述べても、市場から支持を受けないこともあります。日本写真印刷は、既存のファンドが多く関与しており逃げたいのでしょう。確かにある程度は業績の変化があり先の改善が見えるのでしょう。おそらく増産ラインが動いているから、何処かの証券会社がレーティングを引き上げたのでしょう。でもこんな銘柄の上昇率は、カタル銘柄とは違います。味の素、花王など…年金ファンアドなら組み込みたいものはたくさんあります。冷凍食品などは保存も効き、冷凍技術も発達し、日本ブランドの信頼性もあり、アジア向けに大きく伸びる素地がありますからね。ソフトバンクは財務内容の足かせがありますが、ようやくピジョンに遅れる事、10年以上でしょうかね? グローバル化の道を歩みました。本当はドコモがやるべきだったのです。銘柄の流れと、時代の流れを感じてくださいね。8月に入るので、どうしても大型株はやり辛いでしょう。やはりどちらかと言えば、小型の強弱感が対立する仕手株が物色の対象なのでしょうね。先頃、ケネディクスは増額と受託資産の増加を発表していますから、大きく落ち込まない筈です。ただ資金がない人は安全を見て、619円を抜けてから買っても良いのですね。どうせ、何れは4ケタの実力のある株ですから…。

大切なことは無理をしないことです。自分の資金量に見合う、良い波が来るまで待つことも大切なことですね。時代の流れに銘柄が乗っているなら、確実に何度も、何度も波はやって来て、株価を上に運びますよ。時代の流れを良く観て、観察することが一番大切なのでしょう。

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投稿者 kataru : 2013年07月25日 10:39