未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年07月23日)

かたる:アベノミクスの停滞感が市場では感じられるようになってきました。円安による国内回帰というシナリオが効かず、信用創造と言う希望の星が霞んでいる中で、相場のシナリオを立てるのは、至難の業です。ねじれが解消され、通常はフリーハンドを得たので政策進展への期待感が生まれても良いのですが…。スターが生まれませんね。昨日はフルキャストが人気になり、労働環境の問題がクローズアップされていました。基本的にこれは搾取する仕組みですね。マイナス面である負の政策で、空洞化への対処なのです。企業がリスクを冒さずに、安い労働力で対応すると言う銘柄が買われるという事は、日本の失われた時代が続くことを証明しているのかもしれません。そうなると、長期金利は再び下がることになります。昨日は0.7%台だとか…。この現象は、金融界のシステム移転が順調に消化されていると言う側面と、失われた時代が、さらに続くと言う後ろ向きの見方の二つがあるようです。もし信用創造が進むなら、金利は高止まりし右肩上がりの展開を演じる筈です。ケネディクスが注目される所以です。

これから3年は政策のチャックを受けずに済むので、政策の緊張感が失われ、また「失われた時代」に逆戻りするとの見方も、当然、あります。もともとユビキタス時代に入り、生産効率は上がるので、新しい分野の進展がないと、人間が労働する場がなくなります。ものを作る従来型の生産は、新興国に取って代わられたのです。スマート・コミュニティーの確立と言う新しい技術を取り入れたシステム移管が、問われる訳です。何故、グーグルが車の自動運転に拘り、地理ソフトの会社買収に拘るか? 答えは明確です。ITSなどで日本は先行する技術があるのに、なかなか世界をリードできず、デファクト・スタンダードが獲得できません。電気自動車の充電器もそうです。パナソニックやソニー、そうしてシャープは、なかなか時代転換の罠から脱出できていませんね。

強気のカタル君のシナリオが、生きないという事は、全体が沈む可能性があるのでしょう。これまで証券マンとして、カタル君はこのような環境下でも、買いの銘柄に賭けてきました。それでも今回は、スバルに清水建設など…4月の高値を超えた銘柄群が生まれました。しかし既に8月の決算を控え、期待感を満足させるような数字が生まれる訳もなく、暗黙の了解で、調整パターンは決まったようにも感じますね。信用取引で余分に買ったものはポジションをいったん閉じ、様子見が最適なのでしょう。残念ながら、サマラリーの期待は、可能性が薄いようです。やはり二番天井なのでしょう。ただ5月23日からのような下げではなく、ジリジリ抵抗をした形ではないのかな? まだ異次元緩和は実行されている訳で、基本路線はデフレ脱却なのでしょう。もう一度、列車は駅にやって来ますね。山手線論理は生きているのでしょう。ただ時代のスピードと相場の展開がマッチしないだけの話です。ケネディクスの分岐点は552円、532円、そうして500円割れ辺りまでなのでしょう。

この局面で、一番心配されているのは、中国のシャドー・バンキングではなく、ブラジルの動向ですね。インドネシア、インドなどもその範疇なのでしょうが…。ロシアもそうですね。ここに来て物価高への不満が生まれているようです。結局、金融危機の余波が、全世界に広がっている訳ですね。今日は難しい問題を考えており、じっくり考慮する必要があるのですが、何しろ久しぶりにダルビッシュの投球を見たいのです。そこで少し休憩です。ここまで好投しているようですね。大谷君や楽天の田中君など楽しみな選手も生まれています。野球も駆け引きがあるようで…見ていると面白いものですね。すもうの仕切りのような心理的なやり取りが楽しいようです。

相場も微妙な駆け引きがありますね。多くの皆さんはテクニカル指標を鵜呑みにするようですが、株価のポイントにはそれぞれ意味があります。先ほどカタルはケネディクスのポイントと思われる株価を掲げましたが、何故、カタルがその株価を掲げたか…その意味を考えてみるのも面白いですよ。007がここに来て比較的に強くなっている背景も意味があるのでしょう。つまり買い方の心理や売り方の心理を読むわけですね。グリーのことを書かなくなっていますが、僕はかなり興味を持って、依然、眺めています。一度、4ケタの時かな? 考え方の相違に気付き離れましたね。しかしスマート・コミュニティーの一翼を担い、若者に雇用の場を与えたことは事実ですね。つまり時代の流れに乗っています。

社会資本整備が済んだのに、鉄鋼などは未だに過去の蓄積で生きていますね。現在は薄板鋼板の車に依存していますが、炭素繊維の導入が進み、過去の遺物です。鉄は国家なり…などと古い時代錯誤の言葉を掲げ、ものづくり大国など…と、時代遅れの先入観を日本人に植え付けているから、日本はグローバル競争に負けるのですね。半導体の衰退の歴史を見れば分かりますね。モリス・チャンがやり遂げたTSMCの歴史やサムソンの進化を見れば、日本企業の欠点が見えてきます。現在はパナソニックにソニー、そうしてシャープです。あらら…話を進めている内にケネディクスは552円の関門の株価に突入しましたね。ここで踏みとどまれるか…それともまだまだ早いのか?

カタルのイメージを話しておけば、今年の2月中旬の形をイメージしています。現在の25日線は503円に位置していますね。まぁ、その程度しか見てないのです。400円を割れるような下げはないと、考えていますね。ソフトバンクが高いようですね。公募増資をすればいいのですね。ただ株価が大幅に崩れるかな…。さてテレビの続きを見ないとなりません。今日はこの辺で…。

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投稿者 kataru : 2013年07月23日 10:02